JP2006135599A - 固定構造、それを有するレンズブロック、それを有する画像読み取りユニット、及びそれを有する画像形成装置、並びに、固定構造の分離方法、及び中間保持部材 - Google Patents

固定構造、それを有するレンズブロック、それを有する画像読み取りユニット、及びそれを有する画像形成装置、並びに、固定構造の分離方法、及び中間保持部材 Download PDF

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茂 藤田
Shisei Kanetani
志生 金谷
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Abstract

【課題】容易に分解できる固定構造を提供する。
【解決手段】ベース部材30の取付部47と中間保持部材33の第1の固定部331とが接着固定されており、取付部47と第1の固定部331とのうち、第1の固定部331に工具挿入用の切り欠き33aが設けられている。この切り欠き33aに先端がマイナスドライバー状の工具を差し込み、切り欠き33aを広げるように力を加えると、ベース部材30の取付部47と中間保持部材33の第1の固定部331とを容易に分離することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、イメージスキャナ、ファクシミリ等の第1の部材と第2の部材とを固定する固定構造、それを有するレンズブロック、それを有する画像読み取りユニット、及びそれを有する画像形成装置、並びに、固定構造の分離方法、及び中間保持部材に関する。
従来から、複写機、ファクシミリ、スキャナ装置等に使用される画像読み取りユニットは、ベース部材と、このベース部材に取り付けられる結像レンズ系と、ライン型光電変換素子及び該ライン型光電変換素子を収容するパッケージを有しかつベース部材に取り付けられるイメージセンサと、を備えている。画像読み取りユニットは、副走査方向に原稿の照明光源を移動させ、原稿からの反射光を二群以上のレンズからなる結像レンズ系に通してライン型光電変換素子に縮小結像させ、このライン型光電変換素子に結像された結像光束を光電変換して画像読み取り信号として出力するようになっている。
このような画像読み取りユニットでは、結像レンズ系より結像された像を光電変換素子上に位置させ、なおかつ光学特性(ピント、倍率)を所定の要求精度で読み取るために、結像レンズや光電変換素子を高精度に位置決め固定する必要がある。
この固定については、従来より、ねじによる固定が多く用いられてきたが、その位置ずれ量が30μm以上と大きすぎることにより、数μmレベルの位置決め精度が要求される光電変換素子の取り付けにおいては、ねじ式固定では不都合があった。
よって、上述した高精度の位置決めが要求される画像読み取りユニットなどの構造体においては、部材間の位置ずれ量を少なくするために、部材同士を接着剤で固定(例えば特許文献1を参照)してきた。
特開2001−313779号公報
しかしながら、部材同士を固定する際に用いられる接着剤は、一般的に、一旦硬化させると、再度液状又はゲル状化することが困難であった。このため、前述したように部材同士を接着剤で固定すると、一旦接着剤が硬化した後に、接着剤で固定した部材同士を取り外したり、再度取り付けたりすることが困難であった。
つまり、上述した画像読み取りユニットの例えば第1の部材としてのベース部材と、第2の部材としてのパッケージとの固定構造において、部材間の位置精度が不良である等の不良品を製造してしまった場合、部材同士がねじで固定されるのであれば、ドライバーを使って容易に取り外すことができる。しかし、部材同士が接着剤で固定されているのであれば、両者を分離させることができないので、ベース部材とパッケージとの双方を廃棄しなければならない。画像読み取りユニットにおいて、最も高価な部品は光電変換素子を有する回路基板であるが、この回路基板が正常な機能を有しているにもかかわらず、部材間の位置精度が不良であるためにこの回路基板をも廃棄しなければならない。これらはコスト高の原因になるだけでなく、省資源化の観点からも好ましくない。しかも部品のリサイクルコストが高騰する原因にもなっていた。
そこで、本発明は、二つの部材を容易に分離することができ、資源の有効利用及びリサイクルコストの低減に寄与することができる固定構造、それを有するレンズブロック、それを有する画像読み取りユニット、及びそれを有する画像形成装置、並びに、固定構造の分離方法、及び中間保持部材を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の固定構造は、第1の部材と第2の部材とを中間保持部材を介して接着固定する固定構造において、前記中間保持部材が、前記第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、前記第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有し、そして、前記第1の部材の前記中間保持部材が取り付けられる取付部と前記中間保持部材の前記第1の固定部とのうちの少なくとも一方に、前記第1の部材と前記中間保持部材とを分離させるための工具挿入用の切り欠きが、設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の固定構造は、第1の部材と第2の部材とを中間保持部材を介して接着固定する固定構造において、前記中間保持部材が、前記第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、前記第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有し、そして、前記第1の部材の前記中間保持部材が取り付けられる取付部と前記中間保持部材の前記第1の固定部とのうちの一方に、前記第1の部材と前記中間保持部材とを分離させるための工具挿入用の穴が、設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の固定構造は、請求項1または請求項2に記載の固定構造において、前記中間保持部材が、紫外線を透過させる材料で構成されているとともに、前記中間保持部材が、紫外線を照射すると硬化する光硬化型の接着剤で前記第1の部材に固定されていることを特徴としている。
請求項4に記載のレンズブロックは、原稿からの反射像を光電変換素子に結像させて光電変換させるレンズブロックにおいて、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の固定構造が備えられていることを特徴としている。
請求項5に記載のレンズブロックは、請求項4に記載のレンズブロックにおいて、前記第1の部材が、前記光電変換素子に反射像を導くレンズ群を収容するレンズ鏡筒と前記光電変換素子を収容するパッケージとを取り付けるベース部材であり、そして、前記第2の部材が、前記パッケージであることを特徴としている。
請求項6に記載の固定構造は、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の固定構造において、前記第1の部材が、ヘッド保持部材であり、そして、前記第2の部材が、インクジェットヘッドであることを特徴としている。
請求項7に記載の画像読み取りユニットは、原稿からの反射像を光電変換素子によって読み取る画像読み取りユニットにおいて、請求項4または請求項5に記載のレンズブロックが備えられていることを特徴としている。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項7に記載の画像読み取りユニットが備えられていることを特徴としている。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の固定構造が備えられていることを特徴としている。
請求項10に記載の分離方法は、請求項1に記載の固定構造の前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させる固定構造の分離方法において、前記切り欠きに挿入されると前記第1の部材と前記第2の部材とが分離される工具を該切り欠きに挿入して、該切り欠きを広げるように前記第1の部材と前記中間保持部材とを該工具で押圧することにより、前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させることを特徴としている。
請求項11に記載の分離方法は、請求項2に記載の固定構造の前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させる固定構造の分離方法において、前記第1の部材と前記中間保持部材とのうちの前記穴が設けられた一方の部材の移動を規制し、そして、前記穴に挿入されると前記第1の部材と前記第2の部材とが分離される工具を該穴内に挿入して、該工具で他方の部材を押圧することにより、前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させることを特徴としている。
請求項12に記載の中間保持部材は、第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有した中間保持部材において、前記第1の固定部に、前記第1の部材から分離するための工具挿入用の切り欠きが設けられていることを特徴としている。
請求項13に記載の中間保持部材は、第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有した中間保持部材において、前記第1の固定部に、前記第1の部材から分離するための工具挿入用の穴が設けられていることを特徴としている。
請求項14に記載の中間保持部材は、請求項12または請求項13に記載の中間保持部材において、紫外線を透過させる材料で構成されているとともに、紫外線を照射すると硬化する光硬化型の接着剤で前記第1の部材に固定されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、第1の部材の取付部と中間保持部材の第1の固定部とのうち少なくとも一方に切り欠きが設けられているので、前記切り欠きに工具を差し込み、前記切り欠きを広げるように力を加えるだけで、接着固定された部品同士を容易に分離することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の部材の取付部と中間保持部材の第1の固定部とのうち一方に穴が設けられているので、前記穴に前記第1の部材と前記中間保持部材とを分離させるための棒状の工具を差し込み、工具を穴の奥に挿入するだけで、接着固定された部品同士を容易に分離することができる。
請求項3及び請求項14に記載の発明によれば、前記中間保持部材が、紫外線を透過させる材料で構成されているとともに、前記中間保持部材が、紫外線を照射すると硬化する光硬化型の接着剤で前記第1の部材に固定されるので、接着箇所において中間保持部材の上から紫外線を照射することができ、作業性が向上する。
請求項4に記載の発明によれば、原稿からの反射像を光電変換素子に結像させて光電変換させるレンズブロックが、請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載した固定構造を備えているので、接着固定された部品同士を容易に分離できる固定構造を備えたレンズブロックを提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記第1の部材が、前記光電変換素子に反射像を導くレンズ群を収容するレンズ鏡筒と前記光電変換素子を収容するパッケージとを取り付けるベース部材であり、そして、前記第2の部材が、前記パッケージであるので、接着固定された部品同士を容易に分離できる固定構造を備えたレンズブロックを提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記第1の部材が、ヘッド保持部材であり、そして、前記第2の部材が、インクジェットヘッドであるので、接着固定された部品同士を容易に分離できる固定構造を備えたインクジェット方式の書込ユニットを提供することができる。
請求項7から請求項9に記載の発明によれば、部品同士を容易に分離できる固定構造を備えているので、部品を容易にリサイクルすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、切り欠き内に工具を挿入するので、接着固定された部品同士を容易に分離できる分離方法を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、穴内に工具を挿入するので、接着固定された部品同士を容易に分離できる分離方法を提供することができる。
請求項12に記載の発明によれば、第1の部材に取り付けられる第1の固定部に、第1の部材から分離するための工具挿入用の切り欠きが設けられているので、前記切り欠きに工具を差し込み、前記切り欠きを広げるように力を加えるだけで、第1の部材から容易に分離することができる中間保持部材を提供することができる。
請求項13に記載の発明によれば、第1の部材に取り付けられる第1の固定部に、前記第1の部材から分離するための工具挿入用の穴が設けられているので、前記穴に、棒状の工具を差し込み、工具を穴の奥に挿入するだけで、第1の部材から容易に分離することができる中間保持部材を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置、画像読み取りユニット及び固定構造を、図1ないし図7に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、装置本体2と、自動原稿送り装置3と、画像読み取りユニット4と、給紙ユニット5と、書込ユニット6とを備えている。
装置本体2は、例えば、箱状に形成され、フロア上などに設置される。装置本体2は、画像読み取りユニット4と、給紙ユニット5と、書込ユニット6と、を収容している。
自動原稿送り装置3は、装置本体2の上部に取り付けられている。自動原稿送り装置3は、原稿載置板7と、ベルト送り装置8とを備えている。原稿載置板7は、平板状に形成され、装置本体2の上部に取り付けられているとともに、表面上に複数枚の原稿9が載置される。ベルト送り装置8は、原稿載置板7上の原稿9を一枚ずつ後述するコンタクトガラス10上に送り出すとともに、後述のレンズブロック16により反射像が読み取られた原稿9をコンタクトガラス10上から装置本体2外に排出する。
画像読み取りユニット4は、装置本体2の上部でかつ前述した自動原稿送り装置3の下方に設けられ、原稿9を載置するコンタクトガラス10と光学走査系11とを備えている。コンタクトガラス10は、両表面が水平方向と平行な状態で、装置本体2の上面に取り付けられている。光学走査系11は、露光ランプ12、第1ミラー13、第2ミラー14、第3ミラー15及びレンズブロック16などを備え、原稿9に光を照射して、該原稿9からの反射像を後述のライン型光電変換素子42で光電変換する。
露光ランプ12は、コンタクトガラス10上の原稿9に光を照射する。第1ミラー13、第2ミラー14及び第3ミラー15は、原稿9からの反射像をレンズブロック16に導く。露光ランプ12および第1ミラー13は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー14および第3ミラー15は、図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿9を読み取る際には、光路長が変化しないように第1キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機械的に移動される。この光学走査系11の前述した第1キャリッジと第2キャリッジとは、図示しないスキャナ駆動モータによって移動される。
レンズブロック16は、結像レンズ系31と、イメージセンサ32などを備えている。なお、このレンズブロック16の詳細な構成は、後ほど説明する。レンズブロック16は、前述した原稿9の反射像をイメージセンサ32によって読み取り(光電変換させ)、光信号から電気信号に変換して処理する。変換された電気信号は、図示しない画像処理部に向かって出力する。結像レンズ系31およびイメージセンサ32を図1において左右方向(水平方向)に移動させると画像倍率を変化させることができる。すなわち、指定された倍率に対応して結像レンズ系31およびイメージセンサ32の図1における左右方向の位置が設定される。
給紙ユニット5は、装置本体2の下部に設けられた複数の転写紙収容部19と、転写紙送り出しユニット20と、を備えている。転写紙収容部19は、複数の転写紙21を収容する。転写紙送り出しユニット20は、転写紙収容部19内の転写紙21を、後述するレジストローラ25間に送り出す。給紙ユニット5は、転写紙収容部19内の転写紙21を一枚ずつレジストローラ25間即ち書込ユニット6に向けて送り出す。
書込ユニット6は、レーザ出力ユニット22と、結像レンズ23と、ミラー24と、レジストローラ25と、感光体ドラム26と、現像装置27と、転写部材28と、定着装置29とを備えている。
レーザ出力ユニット22の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転するポリゴンミラーが設けられている。レーザ出力ユニット22から照射されるレーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって偏向され、結像レンズ23を通ってミラー24で折り返され、感光体ドラム26の外周面上に集光されて結像する。偏向されたレーザ光は、感光体ドラム26が回転する方向と直交する所謂主走査方向に露光走査され、図示しない画像処理部から出力された画像信号のライン単位の記録を行う。そして、書込ユニット6は、感光体ドラム26の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって感光体ドラム26の外周面上に画像、すなわち静電潜像を形成する。
このように書込ユニット6から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体ドラム26に照射されるが、感光体ドラム26の一端近傍のレーザ光の照射位置に主走査同期信号を発生する図示しないビームセンサが配されている。このビームセンサから出力される主走査同期信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生成が行われる。
レジストローラ25は、転写紙送り出しユニット20により転写紙収容部19から送り出されてきた転写紙21を転写部材28と感光体ドラム26との間に送り出す。感光体ドラム26は、軸芯を中心として回転自在な円柱状又は円筒状に形成されている。感光体ドラム26は、レーザ出力ユニット22により形成され且つ担持する静電潜像にトナーが付着して現像し、こうして得られたトナー像を転写部材28との間に位置付けられた転写紙21に転写する。
現像装置27は、トナーを感光体ドラム26の外周面に付着させて、該感光体ドラム26の外周面上の静電潜像を現像する。転写部材28は、転写紙21を感光体ドラム26の外周面に押し付けて、感光体ドラム26の外周面上のトナーを転写紙21に転写するとともに、該転写紙21を定着装置29に向けて送り出す。定着装置29は、感光体ドラム26などに形成されたトナー像を転写紙21に定着させ、転写紙21を装置本体2外に排出する。
前述した画像形成装置1は、自動原稿送り装置3が、原稿9を画像読み取りユニット4のコンタクトガラス10上に自動的に給送し、読み取りが終了した原稿9を自動的に排出する。画像形成装置1は、画像読み取りユニット4が、コンタクトガラス10上にセットされた原稿9に光を照射し、この原稿9からの反射像を後述する光電変換素子としてのライン型光電変換素子42によって読み取る。
画像形成装置1は、書込ユニット6が、画像読み取りユニット4が光電変換した原稿9からの搬送層の画像信号に基づいて、感光体ドラム26上に画像を形成し、給紙ユニット5から給紙された転写紙21上に画像を転写して定着する。画像形成装置1は、定着が完了した転写紙21を装置本体2外に排出する。
レンズブロック16は、図2及び図3に示すように、第1の部材としてのベース部材30と、結像レンズ系31と、イメージセンサ32と、複数の中間保持部材33とを備えている。
ベース部材30は、平面形状が矩形状でかつ両表面が水平方向と平行な状態で配される平板部34と、この平板部34から立設した立設部35と、を備えている。平板部34即ちベース部材30は、図1中の左右方向に沿って、移動自在に設けられる。なお、平板部34の長手方向は、前述した図1中の左右方向と平行となる。
立設部35は、平板部34の図1中の左右方向の一方の端即ち長手方向の一方の端から立設している。立設部35は、平板部34の幅方向の両端から立設した一対の立設柱36と、これらの立設柱36の平板部34から離れた側の端部同士を連結した連結柱37と、を備えて、枠状に形成されている。
結像レンズ系31は、二つの光学ユニット38を備えている。光学ユニット38は、レンズ鏡筒39と、このレンズ鏡筒39内に収容されるレンズ群40とを備えている。レンズ鏡筒39は、円筒状に形成されている。レンズ群40は、少なくとも一つが、レンズ鏡筒39内に圧入されている。レンズ鏡筒39即ち光学ユニット38は、ベース部材30の平板部34に中間保持部材33を介して取り付けられている。
また、二つの光学ユニット38は、互いに光軸が同一直線上に位置するように配されている。前述した構成の結像レンズ系31は、原稿9からの反射像をイメージセンサ32のライン型光電変換素子42に結像させる。
イメージセンサ32は、第2の部材としてのパッケージ41と、光電変換素子としてのライン型光電変換素子42とを備えている。パッケージ41は、例えば、セラミックスからなるベース43と、セラミックスからなるウインドフレーム44と、封止ガラス45とを備えている。ベース43は、平板状に形成されており、表面上にライン型光電変換素子42が取り付けられる。ウインドフレーム44は、枠状に形成されており、ベース43の外縁部に重ねられた格好で該ベース43に接着剤で固定される。封止ガラス45は、平板状に形成され、かつ外縁部がウインドフレーム44に重ねられた格好で、該ウインドフレーム44に接着剤で固定される。前述したパッケージ41は、ベース43とウインドフレーム44と封止ガラス45とで、ライン型光電変換素子42を覆う。また、パッケージ41は、印刷配線板46などに取り付けられる。
ライン型光電変換素子42は、光電変換素子であるPD(Photo Diode)と電荷搬送素子であるCCD(Charge Coupled Device)が直線上に並べられて構成されている。ライン型光電変換素子42の長手方向は、主走査方向と平行になる。
また、前述したイメージセンサ32は、印刷配線板46の導体パターンと、前述したライン型光電変換素子42の電極などとを互いに電気的に接続するためのパッケージ41に設けられた電極やリード線などを備えている。さらに、前述したイメージセンサ32は、封止ガラス45が立設部35の内側を通して、結像レンズ系31と相対する状態で、中間保持部材33を介して、ベース部材30の立設部35に取り付けられている。
中間保持部材33は、例えば、透明の光を透過する合成樹脂からなり、図6に示すように、第1の固定部331と、第2の固定部332とを一体に備えている。第1の固定部331と第2の固定部332は、それぞれ、平板状に形成されている。第1の固定部331の縁から第2の固定部332が立設している。第1の固定部331と第2の固定部332とのなす角度は、図示例では、90度となっている。
中間保持部材33は、第1の固定部331がベース部材30に重ねられ、第2の固定部332がレンズ鏡筒39及びイメージセンサ32のパッケージ41に重ねられ、固定部331,332とベース部材30、レンズ鏡筒39及びイメージセンサ32のパッケージ41との間に例えば紫外線などの光が照射されると硬化する光硬化型の接着剤が充填されて、ベース部材30にレンズ鏡筒39即ち結像レンズ系31及びパッケージ41即ちイメージセンサ32を取り付ける。ベース部材30に取り付けられると、結像レンズ系31とイメージセンサ32の光軸O(図2中に一点鎖線で示す)は、同一線上に位置する。
前述したベース部材30と、パッケージ41と、中間保持部材33とで本発明の固定構造100をなしている。すなわち、画像形成装置1、画像読み取りユニット4及びレンズブロック16は、固定構造100を備えている。また、以下、ベース部材30の中間保持部材33の第1の固定部331が取付けられる箇所を取付部と呼び、符合47(図5に示す)で示す。パッケージ41の中間保持部材33の第2の固定部332が取付けられる箇所を取付部と呼び、符合48で示す。
次に、本発明の固定構造100についてさらに詳しく説明する。図4は、固定構造100を示す斜視図である。図5は固定構造100のベース部材30の斜視図であり、図6は固定構造100の中間保持部材33の斜視図である。
固定構造100では、図4に示すように、立設部35の取付部47と中間保持部材33の第1の固定部331とが前述した光硬化型の接着剤で固定されている。また、パッケージ41の取付部48と中間保持部材33の第2の固定部332とが前述した光硬化型の接着剤で固定されている。第1の固定部331には、切り欠き33aが設けられている。この切り欠き33aは、図6に示すように、第1の固定部331の取付部47に重なる当接面から凹に形成され、かつ第1の固定部331即ち中間保持部材33の外表面としての上面333に開口している。
また、切り欠き33a内には、前記上面333の開口部分から、後述の工具50が差し込まれる。なお、図示例では、切り欠き33aの平面形状は、矩形状であるが、本発明では切り欠き33aの形状は矩形に限定されず、上面333と取付部47との当接面との双方に開口した凹みであれば良い。
切り欠き33aは、前述した接着剤が充填されてなく、該接着剤でふさがれていない。切り欠き33aにより、中間保持部材33の第1の固定部331とベース部材30の取付部47との間に隙間が生じている。該切り欠き33a内には、中間保持部材33とベース部材30とを分離するための後述する工具50の先端が侵入可能である。即ち、切り欠き33aは、前述した工具50挿入用の切り欠き(隙間)である。
続いて、図7を用いて、上述した第1の部材としてのベース部材30と、第2の部材としてのパッケージ41即ちイメージセンサ32とを分離する方法を説明する。ベース部材30とパッケージ41とを分離するには、以下に示すように、ベース部材30から中間保持部材33を分離する。
まず、ベース部材30とイメージセンサ32とを固定している中間保持部材33に設けられた切り欠き33aの上面333の開口部分から、マイナスドライバー状の工具50の先端を挿入する(差し込む)。そして、工具50の基端がベース部材30又は中間保持部材33に近づくように、図7中の矢印で示す方向に工具50を倒す。つまり、工具50で、切り欠き33aを広げるように、ベース部材30及び中間保持部材33を押圧する。すると、ベース部材30とパッケージ41とを容易に分離できる。前述した工具50は、少なくとも先端などの一部が中間保持部材33とベース部材30のうち少なくとも一方に設けられた切り欠き33a,35a内に挿入可能で、かつ該少なくとも一部が切り欠き33a,35a内に挿入されると前記ベース部材30とパッケージ41とが分離されることが可能である。
このように第1の実施形態では、中間保持部材33の第1の固定部331に、第1の部材としてのベース部材30と第2の部材としてのパッケージ41とを分離させるための切り欠き33aを設けている。このため、工具50を切り欠き33aに差し込んで力を加えるだけで、容易にベース部材30とパッケージ41とを分離できる。切り欠き33aは、ベース部材30の取付部47に設けることも考えられるが、中間保持部材33に設ければ全体として安いコストで、分離が容易な固定構造100を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかる固定構造を、図8ないし図11に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。図8は、第2の実施形態における固定構造100の斜視図である。図9は固定構造100の前記ベース部材30の斜視図であり、図10は固定構造100の前記中間保持部材33の斜視図である。
前述した第1の実施形態では、中間保持部材33に該中間保持部材33をベース部材30から分離するための切り欠き33aを設けていたが、第2の実施形態では、図8及び図9に示すように、ベース部材30の取付部47に切り欠き35aを設けている。この場合も、切り欠き35aは、取付部47の中間保持部材33の第1の固定部331が重なる当接面と、ベース部材30の外表面としての連結柱37の上面37aとの双方に開口した凹みであれば良い。
切り欠き35aは、前述した接着剤が充填されてなく、該接着剤でふさがれていない。切り欠き35aにより、中間保持部材33の第1の固定部331とベース部材30の取付部47との間に隙間が生じている。該切り欠き35a内には、中間保持部材33とベース部材30とを分離するための後述する工具50の先端が侵入可能である。即ち、切り欠き35aは、前述した工具50挿入用の切り欠き(隙間)である。
さらに、第2の実施形態においても、中間保持部材33に切り欠き33aを設けた場合と同様に、前述した第1の実施形態でも用いられたマイナスドライバー状の工具50の先端を切り欠き35aに挿入し(差し込み)、工具50の基端がベース部材30又は中間保持部材33に近づくように、図11中の矢印で示す方向に工具50を倒す。つまり、工具50で、切り欠き35aを広げるように、ベース部材30及び中間保持部材33を押圧することにより、ベース部材30とパッケージ41とを容易に分離できる。
このように第2の実施形態では、第1の部材としてのベース部材30に、第1の部材としてのベース部材30と第2の部材としてのパッケージ41とを分離させるための切り欠き35aを設けている。このため、工具50を切り欠き35aに差し込んで力を加えるだけで、容易にベース部材30とパッケージ41とを分離できる。また、中間保持部材33が小さくて切り欠き加工を施せない場合にも、容易にベース部材30に切り欠き35aを設けることができ、分離が容易な固定構造100を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態にかかる固定構造を、図12ないし図15に基づいて説明する。なお、前述した第1及び第2の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。図12は、第3の実施形態における固定構造100の斜視図である。図13は固定構造100の前記ベース部材30の斜視図であり、図14は固定構造100の前記中間保持部材33の斜視図である。
前述した第1及び第2の実施形態では、中間保持部材33又はベース部材30にこれらを分離させるための切り欠き33a,35aを設けていたが、第3の実施形態では、図12及び図14に示すように、中間保持部材33の第1の固定部331に穴33bを設けている。図示例では、穴33bの平面形状は、円形に形成されているが、本発明の穴33bは、中間保持部材33の第1の固定部331を貫通した穴であれば良い。
穴33bは、前述した接着剤が充填されてなく、該接着剤でふさがれていない。穴33b内には、中間保持部材33とベース部材30とを分離するための後述する工具51の棒状部51aの先端が侵入可能である。即ち、穴33bは、前述した工具51挿入用の穴である。
続いて、図15を用いて、本実施形態にかかる固定構造100の上述した第1の部材としてのベース部材30と、第2の部材としてのパッケージ41即ちイメージセンサ32とを分離する方法を説明する。第3の実施形態では、図15に示す工具51を用いてベース部材30とパッケージ41とを分離する。工具51は、互いの間に部材を挟んで固定するための一対の把持部51bを有したコ字状部51cと、コ字状部51cの一対の把持部51b間の中心位置に設けられた棒状部51aとを備えている。棒状部51aは、コ字状部51cに対しその長手方向に沿って移動自在に支持されている。
ベース部材30とパッケージ41とを分離するには、図15に示すように、一対の把持部51bで中間保持部材33の第1の固定部331の両端を固定し、さらに、中間保持部材33に設けられた穴33b内に棒状部51aを挿入し(差し込み)、該棒状部51aをベース部材30の取付部47に押し当てる。そして、棒状部51aを穴33bの奥に挿入して、該棒状部51aでベース部材30を押圧する。すると、ベース部材30とパッケージ41とを容易に分離できる。前述した工具51は、少なくとも棒状部51aの先端などの一部がベース部材30と中間保持部材33のうち一方に設けられた穴33b内に挿入可能で、かつ該少なくとも一部が穴33b内に挿入されると、他方を押圧可能で、該他方を押圧することにより、前記ベース部材30とパッケージ41とを分離させることが可能である。
このように第3の実施形態では、中間保持部材33の第1の固定部331に、第1の部材としてのベース部材30と第2の部材としてのパッケージ41とを分離させるための穴33bを設けている。このため、工具51の一対の把持部51bで中間保持部材33の両脇を例えば掴んで、該中間保持部材33の移動を規制し、棒状部51aを穴33bに差し込んでベース部材30に押圧することにより、容易にベース部材30とパッケージ41とを分離できる。穴33bはベース部材30の取付部47に設けることも考えられるが、中間保持部材33に設ければ全体として安いコストで、分離が容易な固定構造100を提供することができる。
また、前述した第1及び第2の実施形態では、ベース部材30と中間保持部材33のどちらか一方に切り欠き35a,33aを設けていたが、本発明では、図16に示すように、ベース部材30と中間保持部材33の両方に切り欠き35a,33aを設けても良い。なお、図16では、前述した実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
また、前述した第3の実施形態では、穴33bを中間保持部材33に設けていたが、本発明では、図17に示すように、穴35bをベース部材30に設けても良い。なお、図17では、前述した実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図17に示す場合では、ベース部材30から中間保持部材33を分離する際に、ベース部材30を例えば掴んで該ベース部材30の移動を規制して、穴35b内に棒状の工具52を挿入する。そして、棒状の工具52で中間保持部材33を押圧して、ベース部材30とパッケージ41とを分離する。前述した工具52は、少なくとも先端などの一部がベース部材30と中間保持部材33のうち一方に設けられた穴35b内に挿入可能で、かつ該少なくとも一部が穴35b内に挿入されると、他方を押圧可能で、前記ベース部材30とパッケージ41とを分離させることが可能である。
このように、本発明の要旨は、二つの部材が互いに接着剤で取り付けられている固定構造100,100’において、これらの部材同士の当接面に、工具50,51,52の少なくとも一部が挿入可能な隙間を形成することで、これらの部材を容易に分離可能とすることである。このため、本発明では、切り欠き33a,35aは、必ずしも平面形状が矩形状でなくても良く、前述した当接面から凹でかつ中間保持部材33又はベース部材30の外表面に開口して、前述した工具50の少なくとも一部が侵入可能であれば、いかなる形状であっても良い。また、本発明では、穴33b,35bは、必ずしも平面形状が円形状でなくても良く、前述した当接面に設けられかつ中間保持部材33又はベース部材30を貫通して、前述した工具51,52の少なくとも一部が侵入可能であれば、いかなる形状であっても良い。
さらに、工具50は、第1及び第2の実施形態では先端がマイナスドライバー状になっているが、本発明では工具50は必ずしもマイナスドライバー状でなくとも良い。即ち、本発明では工具50は、切り欠き33a,35aに挿入されて、第1の部材と中間保持部材即ち第2の部材とを分離させる役割をなすものであり、切り欠き33a,35a内に挿入できる形状のものであれば、その先端などが円柱状であっても良く、角柱であっても良く、先端に限らず一部がいかなる形状であっても良い。
同様に、工具51は、第3の実施形態では、互いの間に部材を挟んで固定するための一対の把持部51bを有したコ字状部51cと、コ字状部51cの一対の把持部51b間の中心位置に設けられた棒状部51aとを備えた形状になっているが、本発明の工具51はこれに限らず、穴33bに挿入されて、ベース部材30を押圧して、第1の部材と中間保持部材即ち第1の部材と第2の部材とを分離させる構造を備えた工具であれば、いかなる形状であってもよい。同様に、工具52は、棒状に形成されているが、本発明の工具52はこれに限らず、穴35bに挿入されて、中間保持部材33を押圧して、第1の部材と中間保持部材即ち第1の部材と第2の部材とを分離させる構造を備えた工具であれば、いかなる形状であってもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば図18に示すように、画像形成装置1’としての周知のインクジェットプリンタの書き込みユニット6’に用いられているインクジェットヘッド32’の固定構造100’にも適用することができる。固定構造100’では、第1の部材としての転写紙21に向けてインクを射出するインクジェットヘッド32’と、該インクジェットヘッド32’を保持する第2の部材としてのヘッド保持部材30’とを位置決め固定する中間保持部材33’と、前記インクジェットヘッド32’とのうち少なくとも一方に、図18に示すような切り欠き33a’を設けても、本発明と同じ効果が得られる。なお、図18では、中間保持部材33’のインクジェットヘッド32’に取付けられる第1の固定部331’に切り欠き33a’を設けているが、本発明は、勿論、インクジェットヘッド32’に切り欠き33a’を設けても良い。
本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置を示す説明図である。 図1に示す画像形成装置のレンズブロックを示す斜視図である。 図2に示すレンズブロックの側面図である。 図1に示された画像形成装置の固定構造を示す斜視図である。 図4に示された固定構造のベース部材の斜視図である。 図4に示された固定構造の中間保持部材の斜視図である。 図4に示された固定構造の分離方法を説明する図である。 本発明の第2の実施形態にかかる固定構造を示す斜視図である。 図8に示された固定構造のベース部材の斜視図である。 図8に示された固定構造の中間保持部材の斜視図である。 図8に示された固定構造の分離方法を説明する図である。 本発明の第3の実施形態にかかる固定構造を示す斜視図である。 図12に示された固定構造のベース部材の斜視図である。 図12に示された固定構造の中間保持部材の斜視図である。 図12に示された固定構造の分離方法を説明する図である。 図4に示された固定構造の変形例を示す斜視図である。 図12に示された固定構造の変形例を示す斜視図である。 本発明の固定構造の変形例であるインクジェットヘッドとヘッド保持部材との固定構造を説明する図である。
符号の説明
1,1’ 画像形成装置
4 画像読み取りユニット
6’ 書き込みユニット
16 レンズブロック
30 ベース部材(第1の部材)
30’ ヘッド保持部材(第1の部材)
32’ インクジェットヘッド(第2の部材)
33,33’ 中間保持部材
331,331’ 第1の固定部
332 第2の固定部
33a,35a,33a’ 切り欠き
33b,35b 穴
41 パッケージ(第2の部材)
42 ライン型光電変換素子(光電変換素子)
47,48 取付部
50 工具
51 工具
52 工具
100,100’ 固定構造

Claims (14)

  1. 第1の部材と第2の部材とを中間保持部材を介して接着固定する固定構造において、
    前記中間保持部材が、前記第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、前記第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有し、そして、
    前記第1の部材の前記中間保持部材が取り付けられる取付部と前記中間保持部材の前記第1の固定部とのうちの少なくとも一方に、前記第1の部材と前記中間保持部材とを分離させるための工具挿入用の切り欠きが、設けられていることを特徴とする固定構造。
  2. 第1の部材と第2の部材とを中間保持部材を介して接着固定する固定構造において、
    前記中間保持部材が、前記第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、前記第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有し、そして、
    前記第1の部材の前記中間保持部材が取り付けられる取付部と前記中間保持部材の前記第1の固定部とのうちの一方に、前記第1の部材と前記中間保持部材とを分離させるための工具挿入用の穴が、設けられていることを特徴とする固定構造。
  3. 前記中間保持部材が、紫外線を透過させる材料で構成されているとともに、前記中間保持部材が、紫外線を照射すると硬化する光硬化型の接着剤で前記第1の部材に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固定構造。
  4. 原稿からの反射像を光電変換素子に結像させて光電変換させるレンズブロックにおいて、
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の固定構造が備えられていることを特徴とするレンズブロック。
  5. 前記第1の部材が、前記光電変換素子に反射像を導くレンズ群を収容するレンズ鏡筒と前記光電変換素子を収容するパッケージとを取り付けるベース部材であり、そして、
    前記第2の部材が、前記パッケージであることを特徴とする請求項4に記載のレンズブロック。
  6. 前記第1の部材が、ヘッド保持部材であり、そして、前記第2の部材が、インクジェットヘッドであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の固定構造。
  7. 原稿からの反射像を光電変換素子によって読み取る画像読み取りユニットにおいて、
    請求項4または請求項5に記載のレンズブロックが、備えられていることを特徴とする画像読み取りユニット。
  8. 請求項7に記載の画像読み取りユニットが備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6に記載の固定構造が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1に記載の固定構造の前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させる固定構造の分離方法において、
    前記切り欠きに挿入されると前記第1の部材と前記第2の部材とが分離される工具を該切り欠きに挿入して、該切り欠きを広げるように前記第1の部材と前記中間保持部材とを該工具で押圧することにより、前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させることを特徴とする分離方法。
  11. 請求項2に記載の固定構造の前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させる固定構造の分離方法において、
    前記第1の部材と前記中間保持部材とのうちの前記穴が設けられた一方の部材の移動を規制し、そして、前記穴に挿入されると前記第1の部材と前記第2の部材とが分離される工具を該穴内に挿入して、該工具で他方の部材を押圧することにより、前記第1の部材と前記第2の部材とを分離させることを特徴とする分離方法。
  12. 第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有した中間保持部材において、
    前記第1の固定部に、前記第1の部材から分離するための工具挿入用の切り欠きが設けられていることを特徴とする中間保持部材。
  13. 第1の部材に取り付けられる第1の固定部と、第2の部材に取り付けられる第2の固定部とを有した中間保持部材において、
    前記第1の固定部に、前記第1の部材から分離するための工具挿入用の穴が設けられていることを特徴とする中間保持部材。
  14. 紫外線を透過させる材料で構成されているとともに、紫外線を照射すると硬化する光硬化型の接着剤で前記第1の部材に固定されることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の中間保持部材。
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