JP2006135464A - 無線通信端末およびバス乗車案内システム - Google Patents

無線通信端末およびバス乗車案内システム Download PDF

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Abstract

【課題】バス乗車案内情報の報知量を適切なものとし、容易にバス停へ到着することができる無線通信端末およびバス乗車案内システムを提供する。
【解決手段】情報提供センタとの間でデータの送受信を行う通信制御部を備えた無線通信端末であって、現在地、バス乗車案内及び地図情報の受信手段と、バス降車予定停留所などの目的地情報の設定手段と、受信手段により受信する各情報の記憶手段と、受信手段による現在地情報と最寄りバス停情報による距離の算出手段と、記憶手段情報および算出手段情報の出力手段とを備え、設定された目的地情報を通信制御部から送信し、バス乗車案内情報が送信された目的地情報を基にした情報であり、出力手段では、受信した現在地及び最寄りバス停を含む地図情報と、算出した距離情報と、受信した現在地情報と、目的地情報を基にした最寄りバス停におけるバス時刻情報とを表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話装置やPHS等の無線通信端末において、路線バスへ乗車したい場合に最寄りのバス停までの経路を通知する無線通信端末およびバス乗車案内システムに関する。
従来、この種の無線通信端末およびバス乗車案内システムとして、路線バスの現在位置情報を最寄りの無線基地局を介してセンタ局へ送信し、路線バスの現在位置情報を基にデータベースに登録されているバス時刻情報を更新後、移動通信機端末(即ち、無線通信端末)に対して送信するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この無線通信端末およびバス乗車案内システムによれば、最寄りのバス停へ到着するバスの時刻を報知方法に基づいて無線通信端末所持者へ報知することができ、到着時刻の遅れ等を気にすることなく最寄りのバス停へ向かうことができる。
特開平2001−186564号公報(第1図)
しかしながら、特許文献1に記載されたものでは、無線基地局がカバーする範囲内に存在している最寄りの複数のバス停に対するバス時刻案内を報知してしまう。つまりあるバス停通過までは同じ路線で、その後、路線を変更する路線バスのバス時刻を含む上下路線のバス時刻情報すべてが、言い換えれば過剰に情報が報知されるという問題があった。
また、報知される最寄りバス停情報には、同目的地へ向かう複数のバス停情報が報知され、無線通信端末所持者がバス停を選択する必要があり、バス路線を知らない無線通信端末所持者や土地勘の無い無線通信端末所持者は、上記過剰報知を含めて、路線バスを選択するという行為に時間をとられ、最寄りのバス停へ向かったとしても提示された時刻に到着できずに乗り遅れる、言い換えれば土地勘の無い場合はバス停へ到着することが困難であるという問題があった。
したがって本発明は、このような従来の問題に鑑みて成されたものであり、バス路線の情報を知らない無線通信端末所持者や土地勘の無い無線通信端末所持者でも、容易にバス停へ到着することができる無線通信端末およびバス乗車案内システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の無線通信端末は、情報提供センタとの間でデータの送受信を行う通信制御部を備えた無線通信端末であって、現在地情報、バス乗車案内情報、及び地図情報を受信する受信手段と、バス降車予定停留所などの目的地情報を設定する設定手段と、前記受信手段により受信する各情報を記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信した現在地情報と最寄りバス停情報とから距離を算出する算出手段と、前記記憶手段で記憶する記憶情報および前記算出手段により算出する算出情報を出力する出力手段とを備え、前記設定手段で設定された前記目的地情報を前記通信制御部から送信し、前記出力手段では、前記受信手段で受信した現在地及び最寄りバス停を含む地図情報と、前記算出手段で算出した距離情報と、前記受信手段で受信した現在地情報と、前記目的地情報を基にした前記最寄りバス停におけるバス時刻情報とを表示することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の無線通信端末において、前記設定手段では、前記最寄りバス停からバス降車予定停留所へ向かう上りまたは下りのいずれか一方のバス路線が設定されることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の無線通信端末において、前記バス時刻情報の受信間隔を設定できる受信間隔設定手段を有し、前記受信手段では、設定した前記受信間隔で前記バス時刻情報を受信することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信端末において、前記バス乗車案内情報を制限する表示項目設定手段を有し、前記表示項目設定手段で設定した情報を前記出力手段で表示することを特徴とする。
請求項5記載の本発明のバス乗車案内システムは、請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信端末からバス乗車案内情報を提供するバス乗車案内システムであって、バス位置、バス停位置、バス時刻、料金等のバス乗車案内情報を提供するバス情報提供サーバと、前記無線通信端末の現在地情報を提供する位置情報サーバと、前記無線通信端末の現在地及びその現在地に近い最寄りバス停を含む地図情報を提供する地図提供サーバとを有し、前記位置情報サーバでは、前記無線通信端末からの送信情報に基づいて現在地情報を前記無線通信端末、前記地図提供サーバ、及び前記バス情報提供サーバに送信し、前記地図提供サーバでは、前記位置情報サーバからの送信情報に基づいて、前記無線通信端末の現在地及びその現在地に近い最寄りバス停を含む地図情報を前記無線通信端末に送信し、前記バス情報提供サーバでは、前記位置情報サーバからの送信情報と前記無線通信端末からの目的地情報に基づいて、最寄りバス停におけるバス時刻情報を前記無線通信端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、向かうべき目的地や行き先を設定し報知するバス時刻情報等を制限し、且つ最寄りのバス停までの経路案内を示すことにより、バス路線の情報を知らない無線通信端末所持者や土地勘の無い無線通信端末所持者でも容易にバスを選択することができ、バスに乗り遅れる虞もなくなる。
本発明の第1の実施の形態による無線通信端末は、設定手段で設定された目的地情報を通信制御部から送信し、出力手段では、受信手段で受信した現在地及び最寄りバス停を含む地図情報と、算出手段で算出した距離情報と、受信手段で受信した現在地情報と、目的地情報を基にした最寄りバス停におけるバス時刻情報とを表示するものである。本実施の形態によれば、例えば向かうべき目的地や行き先という条件を設定し、最寄りバス停におけるバス乗車案内情報を制限することで、報知される情報が適切な量となり、路線バスを選択するという行為に時間を取られず、容易にバス停へ到着することができる。また、最寄りバス停までの距離を示すことで、土地勘の無い人でも乗り遅れる心配もなく、容易にバス停へ到着することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による無線通信端末において、設定手段では、最寄りバス停からバス降車予定停留所へ向かう上りまたは下りのいずれか一方のバス路線のバス乗車案内情報にしたものである。本実施の形態によれば、情報の過剰報知を回避することができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による無線通信端末において、バス時刻情報の受信間隔を設定できる受信間隔設定手段を有し、受信手段では、設定した受信間隔でバス時刻情報を受信するものである。本実施の形態によれば、目的地が同じ複数の路線バスが存在する場合、交通状況に応じたより新しい情報を得ることができ、効率よくバス停へ到着することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3の実施の形態による無線通信端末において、バス乗車案内情報を制限する表示項目設定手段を有し、表示項目設定手段で設定した情報を出力手段で表示するものである。本実施の形態によれば、無線通信端末所持者の必要としている情報のみを表示することで、無線通信端末所持者によるバス選択の判断を容易にすることができる。
本発明の第5の実施の形態によるバス乗車案内システムは、位置情報サーバでは、無線通信端末からの送信情報に基づいて現在地情報を無線通信端末、地図提供サーバ、及びバス情報提供サーバに送信し、地図提供サーバでは、位置情報サーバからの送信情報に基づいて、無線通信端末の現在地及びその現在地に近い最寄りバス停を含む地図情報を無線通信端末に送信し、バス情報提供サーバでは、位置情報サーバからの送信情報と無線通信端末からの目的地情報に基づいて、最寄りバス停におけるバス時刻情報を無線通信端末に送信するものである。本実施の形態によれば、バス路線の情報を知らない無線通信端末所持者や土地勘の無い無線通信端末所持者でも、容易にバス停へ到着することができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムの概略ブロック構成図である。
本発明の第1の実施例におけるバス乗車案内システムは、図1に示すように無線通信端末100と、バス情報提供センタ101と、位置情報センタ102と、地図提供センタ103と、無線基地局網104と、交換局105とで構成されている。ここで、バス情報提供センタ101は、バス位置、バス停位置、バス時刻、料金等のバス情報を保存し且つ提供する。位置情報センタ102は、無線通信端末所持者(即ち、無線通信端末)の現在地の位置情報(以下、現在地情報)を通知する。地図提供センタ103は、無線通信端末の現在地及びその現在地に近い最寄りバス停を含む地図を提供する。なお、無線基地局網104は、複数の無線基地局を網状に接続している。また交換局105は、各センタ101,102,103と無線基地局網104との間を接続し、バス情報や地図等を最寄りの無線基地局を介して無線通信端末100に送信する。なお、上記のバス情報、現在地情報、現在地や最寄りバス停の地図、並びに、後述する最寄りバス停までの距離や所要時間、目的地までの乗車時間などの各種情報をバス乗車案内情報と呼称する。
一方、本発明の第1の実施例における無線通信端末100は、入力部111と、通信制御部120と、記憶部134と、出力部141と、制御部156とで構成されている。ここで、入力部111は、目的地の入力などに用いられるキー110を含み構成される。通信制御部120は、音声信号等を変復調し送受信およびバス情報や地図等の受信を可能にする機能を有する。記憶部134は、バス乗車案内情報を記憶する。出力部141は、バス時刻や経路案内等を表示するディスプレイ140を含み構成される。なお、制御部156では、各種の制御や管理等を実行する。
そして、記憶部134は、バス情報記憶部130と、現在地情報記憶部131と、地図情報記憶部132と、最寄りバス停情報記憶部133とを備えている。ここで、バス情報記憶部130は、バス時刻情報130aを記憶する。現在地情報記憶部131は、無線通信端末所持者の現在地情報131aを記憶する。地図情報記憶部132は、地図情報132aを記憶する。最寄りバス停情報記憶部133は、現在地および最寄りのバス停から算出した距離や所要時間等を記憶する。
また、制御部156は、設定手段150と、受信手段151と、記憶手段152と、算出手段153と、管理手段154と、出力手段155とを備えている。ここで、設定手段150は、目的地の入力など入力部111を制御する。受信手段151は、バス時刻情報130aや現在地情報131a等の受信を制御する。記憶手段152は、記憶部134を制御する。算出手段153は、受信手段151により受信したバス時刻情報130a及び現在地情報131a等から、最寄りのバス停までの距離や所要時間を算出する。管理手段154は、記憶部134および算出手段153を管理する。出力手段155は、出力部141を制御する。
図2は、本実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムの動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、無線通信端末100は、無線通信端末所持者により操作され、操作内容が送信されると、始めに無線通信端末所持者の現在地情報131aを位置情報センタ102から取得し、記憶手段152が現在地情報を現在地情報記憶部131に記憶する(ステップ200)。その現在地情報131aを基にバス情報提供センタ101から最寄りのバス停を含むバス停一覧情報133aを取得し、記憶部152が記憶部133に最寄りバス停情報を含むバス停一覧情報133aを記憶する(ステップ201)。その後、無線通信端末100の入力部111により、路線バスの上り下りの行き先および目的地のバス降車予定停留所の条件が、ステップ201で取得したバス停一覧情報133aから無線通信端末所持者によって設定される(ステップ202)。尚、無線通信端末所持者が、バス降車予定の停留所をバス停一覧から選択し設定するのではなく、停留所を文字入力し設定する構成でもよい。
そして、降車予定のバス停がバス停一覧情報133aに存在する場合(ステップ203のYES)は、ステップ204に進む。また、降車予定のバス停が存在しない場合(ステップ203のNO)には、再度ステップ202に戻って文字入力等で設定される。
無線通信端末所持者によりバス時刻を更新もしくは新規に受信する必要があると判断され、入力部111に入力された場合(ステップ204のYES)は、管理手段154は通信制御部120を通じてバス情報提供センタ101から最寄りのバス停に到着するバス時刻140を取得する(ステップ205)。このとき、バス情報提供センタ101から受信するバス時刻情報140は、設定した「行き先」及び「バス降車予定停留所」という条件で制限される。そしてまた、地図提供センタ103から現在地および現在地の最寄りバス停を含む地図情報132aを取得する(ステップ206)。
次に、算出手段153がステップ200,201で取得した現在地情報131aおよび最寄りバス停一覧情報133aから二点間の距離等を算出する(ステップ207)。出力手段155はステップ205で取得した限定バス時刻情報130aやステップ206で取得した地図情報132aとともに、出力部141を介してディスプレイ140に表示し、無線通信端末所持者へ報知する(ステップ208)。また、無線通信端末所持者によりバス時刻の受信をする必要がないと判断された場合(ステップ204のNO)は、処理を終了する。
一方、バス乗車案内システムでは、まず、無線通信端末100がバス乗車案内情報を取得するための要請信号を発信する。その要請信号を、無線基地局網104中の無線通信端末100に近い最寄りの無線基地局が受信し、交換局105へ転送する。そして、交換局105は、受信した要請信号を基に最寄りの無線基地局を特定し、各センタ101,102,103からその要請に応じたバス乗車案内情報を、最寄りの無線基地局を介して無線通信端末100に返信するという動作が行われる。
図3は、本実施例のバス乗車案内システムで用いられる無線通信端末100の表示の一例、すなわちディスプレイ140の表示例である。
図3に示すように、無線通信端末100では、前述のステップ200及びステップ201で受信しディスプレイ140に表示したバス停一覧情報133aを基に、無線通信端末所持者により行き先(上り)およびバス降車予定停留所(仙台駅)が限定条件として、入力部111で設定されると、出力手段155はそれらの内容をディスプレイ140に表示する(目的地設定画面300)。次に、管理手段154は通信制御部120を通じてバス情報提供センタ101等へ接続しつつ、出力手段155がディスプレイ140に接続中の案内を表示する(接続中情報画面301)。
接続後、ステップ205でバス情報提供センタ101から取得した最寄りバス停のバス時刻情報130a(本実施例の場合は仙台駅への上り路線のバス時刻に限定した情報)と、ステップ206で地図提供センタ103から取得した現在地情報131aおよび現在地の最寄りバス停を含む地図情報132aなどを、ステップ207で算出した現在地と最寄りバス停情報から二点間の距離やその距離を歩くために必要な所要時間と共に、出力手段155は出力部141を介して出力しディスプレイ140に表示する(最寄りバス停情報画面302)。
以上のように、本実施例では、無線通信端末所持者が設定した「行き先」及び「バス降車予定停留所」の条件で報知するバス乗車案内情報を限定し、情報の過剰報知を回避するので、路線バスを選択するという行為に時間を取られることがなくなる。また最寄りバス停までの地図やその距離等を報知するので、土地勘の無い場合であっても希望する路線バスを選択するという行為が円滑に行われる。
なお、ステップ200の現在地情報取得は、位置情報センタ102からではなく、GPSや算出等によるものでもよい。
また、行き先の限定条件で、上りまたは下りのいずれか一方のバス路線を設定することが、バス情報の過剰報知の回避となり望ましい。しかし、場合によっては上り下りの両方の路線を設定することも可能であり、この場合は、例えば上り下りの路線のうち目的地までの乗車時間が短いバス時刻を選んで報知するという条件を付加設定することで、上り下りの路線バスが混じったバス時刻報知であっても、過剰報知を回避することができる。
また、本実施例におけるバス情報の過剰報知の回避は、無線通信端末100が、受信するバス乗車案内情報を最寄りバス停からバス降車予定停留所(仙台駅)に向かう行き先(上り路線)の条件を満たすバス時刻情報に制限することを要請し、交換局105がその要請に応えて全ての情報の中から選別して送信し、その限定バス時刻情報を受信して報知するという構成であり、この無線通信端末100を用いたシステム構成で達成されるが、無線通信端末100が、交換局105から全ての情報を受信し、「行き先」や「バス降車予定停留所」の条件に合うバス時刻情報を選別して、制御部156がその限定バス時刻情報を報知する端末構成であっても目的は達成される。言い換えれば、受信の制限ではなく報知の制限である。
このように、本実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムによれば、目的地や上り下りの行き先の条件で限定することにより、無線通信端末所持者に報知する最寄りバス停のバス乗車案内情報が制限されて、報知される情報が適切な量となるので、路線バスを選択するという行為に時間を取られることがなくなる。また最寄りバス停までの経路案内を示すことで、バス路線の情報を知らない無線通信端末所持者や土地勘の無い無線通信端末所持者でもやはりその選択に時間を取られることがなくなり、したがって容易にバス停へ到着することができる。
図4は、本発明の第2の実施例におけるバス乗車案内システムで用いられる無線通信端末の表示例である。本発明の第2の実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムの概略ブロック構成は、図1と同等であるため詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施例の無線通信端末100では、設定手段150がバス情報の内、バス時刻情報の受信間隔を設定することができる機能、受信手段151が設定した間隔でバス時刻情報を受信することができる機能、出力手段155が設定した受信間隔と受信したバス乗車案内情報とを出力することができる機能とを有している。
すなわち、設定手段150によって例えば1分毎が設定された場合、出力手段155により「●1分毎」のような内容が出力され、ディスプレイ140に受信間隔設定画面400のように表示される。
次に、最初の報知として、時刻15:10におけるバス時刻情報を含むバス乗車案内情報が、受信手段151により受信され、出力手段155によって出力されて、変更前最寄りバス停情報画面401のように表示される。
そして、1分後の時刻15:11の報知として、受信手段151が交換局105に再接続しバス時刻情報を受信した後、バス情報提供センタ101の最寄りバス停情報が更新されている場合は、その更新されたバス時刻情報が変更後最寄りバス停情報画面402のように表示される。
このように、本実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムによれば、バス乗車案内情報の内、例えばバス時刻情報の受信間隔を設定し、その受信間隔でバス時刻情報を受信すること、すなわち動作様式の更新設定を予め設定することで、交通状況による遅れなどが生じている場合に路線バスが再選択でき、且つ地図も表示されていることで、より実用性のある無線通信端末およびバス乗車案内システムとなり、容易に且つ効率よくバス停へ到着することができる。
図5は、本発明の第3の実施例におけるバス乗車案内システムで用いられる無線通信端末の表示例である。本発明の第3の実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムの概略ブロック構成は、図1と同等であるため詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施例の無線通信端末100では、設定手段150が無線通信端末所持者の必要とするバス乗車案内情報を予め報知内容として設定することができる機能、出力手段155がその無線通信端末所持者の必要とするバス乗車案内情報を出力し、無線通信端末所持者へ報知することができる機能とを有している。
ディスプレイ140で報知される表示項目設定例画面A500は、設定手段150により表示項目設定前の例であり、この場合は出力手段155によって表示項目例画面A501のように現在地情報や地図などのバス乗車案内情報が何も表示されていない。
また、表示項目設定例画面B502は、設定手段150により、最寄りのバス停までの距離と、最寄りのバス停までの所要時間と、目的地と、バス時刻案内とを設定している場合の例であり、この場合は出力手段155によって表示項目例画面B503にそれらの設定に基づくバス乗車案内情報が表示される。
更に、表示項目設定例画面C504は、目的地と、目的地までの乗車時間(例えば、バス情報提供センタ101から受信する情報)と、バス時刻案内とを設定している場合の報知画面であり、この場合は表示項目例画面C505にそれらの設定に基づくバス乗車案内情報が表示される。
なお、表示項目設定例画面A500、表示項目設定例画面B502、表示項目設定例画面C504の項目は6項目だけであるが、この6項目以外により細かく分割することも考えられる。
このように本実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムによれば、無線通信端末所持者が必要とするバス乗車案内情報を設定し、その設定した必要バス乗車案内情報を出力すること、すなわち予め報知内容を設定することで、例えば土地勘の無い人の場合はバス停までの経路を表示し、バス時刻を気にする場合はバス時刻や付加情報を表示することで、利用者にあわせたバス乗車案内情報を提供することができ、無線通信端末所持者によるバス選択の判断を容易にすることができる。
以上のように、本発明は、バス路線の情報を知らない無線通信端末所持者や土地勘の無い人の無線通信端末およびバス乗車案内システムに適用され、特にお年寄りに用いられる無線通信端末およびバス乗車案内システムに適している。
本発明の第1の実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムの概略ブロック構成図 本実施例における無線通信端末およびバス乗車案内システムの動作を示すフローチャート 本実施例のバス乗車案内システムで用いられる無線通信端末の表示例 本発明の第2の実施例におけるバス乗車案内システムで用いられる無線通信端末の表示例 本発明の第3の実施例におけるバス乗車案内システムで用いられる無線通信端末の表示例
符号の説明
100 無線通信端末
101 バス情報提供センタ
102 位置情報センタ
103 地図提供センタ
104 無線基地局網
105 交換局
110 キー
111 入力部
120 通信制御部
130 バス情報記憶部
131 現在地情報記憶部
132 地図情報記憶部
133 最寄りバス停情報記憶部
134 記憶部
140 ディスプレイ
141 出力部
150 設定手段
151 受信手段
152 記憶手段
153 算出手段
154 管理手段
155 出力手段
156 制御部
300 目的地設定画面
301 接続中情報画面
302 最寄りバス停情報画面
400 受信間隔設定画面
401 変更前最寄りバス停情報画面
402 変更後最寄りバス停情報画面
500 表示項目設定例画面A
501 表示項目例画面A
502 表示項目設定例画面B
503 表示項目例画面B
504 表示項目設定例画面C
505 表示項目例画面C

Claims (5)

  1. 情報提供センタとの間でデータの送受信を行う通信制御部を備えた無線通信端末であって、
    現在地情報、バス乗車案内情報、及び地図情報を受信する受信手段と、
    バス降車予定停留所などの目的地情報を設定する設定手段と、
    前記受信手段により受信する各情報を記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信した現在地情報と最寄りバス停情報とから距離を算出する算出手段と、
    前記記憶手段で記憶する記憶情報および前記算出手段により算出する算出情報を出力する出力手段とを備え、
    前記設定手段で設定された前記目的地情報を前記通信制御部から送信し、前記出力手段では、前記受信手段で受信した現在地及び最寄りバス停を含む地図情報と、前記算出手段で算出した距離情報と、前記受信手段で受信した現在地情報と、前記目的地情報を基にした前記最寄りバス停におけるバス時刻情報とを表示することを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記設定手段では、前記最寄りバス停からバス降車予定停留所へ向かう上りまたは下りのいずれか一方のバス路線が設定されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記バス時刻情報の受信間隔を設定できる受信間隔設定手段を有し、前記受信手段では、設定した前記受信間隔で前記バス時刻情報を受信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記バス乗車案内情報を制限する表示項目設定手段を有し、前記表示項目設定手段で設定した情報を前記出力手段で表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信端末。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信端末からバス乗車案内情報を提供するバス乗車案内システムであって、バス位置、バス停位置、バス時刻、料金等のバス乗車案内情報を提供するバス情報提供サーバと、前記無線通信端末の現在地情報を提供する位置情報サーバと、前記無線通信端末の現在地及びその現在地に近い最寄りバス停を含む地図情報を提供する地図提供サーバとを有し、
    前記位置情報サーバでは、前記無線通信端末からの送信情報に基づいて現在地情報を前記無線通信端末、前記地図提供サーバ、及び前記バス情報提供サーバに送信し、
    前記地図提供サーバでは、前記位置情報サーバからの送信情報に基づいて、前記無線通信端末の現在地及びその現在地に近い最寄りバス停を含む地図情報を前記無線通信端末に送信し、
    前記バス情報提供サーバでは、前記位置情報サーバからの送信情報と前記無線通信端末からの目的地情報に基づいて、最寄りバス停におけるバス時刻情報を前記無線通信端末に送信することを特徴とするバス乗車案内システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018160109A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 国際興業株式会社 バス検索システム及び入力手段

Cited By (1)

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JP2018160109A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 国際興業株式会社 バス検索システム及び入力手段

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