JP2006135158A - 回路基板の認識マーク座標特定方法、並びに部品実装装置及び部品実装方法 - Google Patents

回路基板の認識マーク座標特定方法、並びに部品実装装置及び部品実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 実装位置はNCデータから入手し、回路基板の認識マーク位置は実機で教示する部品実装において実装位置と認識マーク位置とのNCデータ上での相対位置関係を簡便に把握する方法を提供する。
【解決手段】 回路基板を傾きゼロの状態で保持し、回路基板上の任意の1つの部品実装位置を認識してその座標を取得する。当該部品実装位置のNCデータ上での座標を読み込み、前記取得された座標との間の位置ずれ量を算出する。次に、回路基板上で少なくとも2つの認識マークを認識して各座標を取得し、当該取得された座標と前記算出された位置ずれ量とに基づいてNCデータ上での前記少なくとも2つの認識マークの位置座標を特定する。前記回路基板の傾きは、回路基板を基板保持装置の一対のガイドレールで隙間なく挟持することによりゼロにすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、部品供給部に供給される部品を取り出して当該部品を回路基板の実装位置に実装する部品実装装置、及び部品実装方法に関する。より具体的に、本発明は、部品実装時の回路基板上での位置決め基準となる認識マークの座標をNCデータ上に特定する方法と、当該特定方法を利用する部品実装装置、及び部品実装方法に関する。
部品実装装置の1例を図10に示している。図において部品実装装置1は、実装すべき部品を供給する部品供給部2と、部品供給部2から吸着ノズル3を利用して部品を取り出し、回路基板14に実装する実装ヘッド4と、実装ヘッド4を所定位置に搬送するロボット5と、吸着ノズル3に保持された部品の保持状態を撮像して認識する部品認識カメラ6と、回路基板14を搬入して保持する基板保持装置7と、全体の動作を制御する制御部9とを備える。部品供給部2には、部品を順次供給可能な部品供給装置8が取り付けられる。実装ヘッド4には、基板保持装置7に保持された回路基板14の状態を撮像して認識する基板認識カメラ15が備えられている。
以上のように構成された部品実装装置1の動作時、実装ヘッド4がロボット5の搬送で部品供給装置8に対向する位置に移動し、吸着ノズル3を利用して部品13を取り出す。この間、回路基板14が部品実装装置1内部に搬入され、基板保持装置7により所定の実装位置に規制保持されている。吸着ノズル3に部品13を保持した実装ヘッド4は、ロボット5の搬送によって回路基板14に対向する位置まで移動する。実装ヘッド4に装着された基板認識カメラ15が回路基板14を撮像して認識し、その認識結果を制御部9に送信する。制御部9には、あらかじめ回路基板14に実装される各部品13の実装位置を記録したNCデータが読み込まれている。制御部9は、部品認識カメラ6から入力される部品13の状態と、基板認識カメラ15から入力される回路基板14の状態とに基づいて吸着ノズル3の位置と角度についての必要な補正を指令する。
各吸着ノズル3は、前記指令に基づいて部品13の位置、傾きに補正を加え、部品13を回路基板14の所定実装位置に実装する。部品実装を終えた実装ヘッド4は、再度ロボット5の搬送によって部品供給装置8に対向する位置に移動し、以下、これまでの動作を反復する。必要となる全ての部品13の実装を終えた回路基板14は基板保持装置7により部品実装装置1外に搬出され、その後、次の回路基板14が搬入されてこれまでの動作が繰り返される。
図11は、基板保持装置7を実装ヘッド4側(上側)から見たときの概要を示している。基板保持装置7は、図の右側から順に、回路基板14を部品実装装置内に搬入する搬入部21と、部品実装の間に回路基板14を規制保持する保持部22と、部品実装が完了した回路基板14を部品実装装置1の外部へ搬出する搬出部23とから構成されている。回路基板14は図のX方向右側から搬入され、部品実装後に図の左側へ搬出される。
図の中央に位置する保持部22は、固定側ガイドレール26と、可動側ガイドレール27と、回路基板14を搬送方向(X方向)に位置決めするストッパ28と、可動側ガイドレール27を矢印29に示す方向(Y方向)に移動させる駆動部30とから構成されている。駆動部30はさらに、サーボモータなどのモータ31と、モータ31により駆動されるボールスクリュ32と、モータ31を制御するサーボドライバ33とから構成されている。サーボドライバ33は、部品実装装置1の制御部9に接続されて制御される。駆動部30は、回路基板14の搬送と保持が可能となるよう、回路基板14の幅寸法に応じて可動側ガイドプレート27を固定側ガイドプレート26に対して矢印29に示すように移動可能である。
両ガイドプレート26、27にはそれぞれコンベア25が設けられ、回路基板14の幅方向両縁部を支えて図のX方向に搬送する。また、可動側ガイドレール27にはボールナット34が設けられ、駆動部30のボールスクリュ32に嵌合している。なお、各ガイドプレート26、27はそれぞれコの字状断面をしており、回路基板14の両縁部はコの字状の溝に嵌まって支持されている。したがって、回路基板14の上面には図示しないコの字状のつば部が被さり、回路基板14の上方への移動を規制している。
搬入部21、搬出部23も保持部22と概略同様に構成されており、図面では省略しているが搬送すべき回路基板14に合わせてY方向の幅寸法が調整可能である。また、回路基板14を搬送する際には、搬入部21、保持部22、搬出部23の各コンベア25が同期して動作し、回路基板14の搬入と搬出とを同時進行させている。
以上のように構成された基板保持装置7の動作時、加工すべき回路基板14が決まると制御部9の指令に応じて駆動部30のサーボドライバ33がモータ31を回転させ、この駆動力によってボールスクリュ32を回転させる結果、これに嵌合した可動側ガイドレール27がY方向に移動する。この移動によって両ガイドレール26、27の間の幅寸法が回路基板14に応じて予め定められた値に調整される。
次に、回路基板14が搬入部21のコンベア25の動作により図の右側からX方向に搬入され、さらに保持部22のコンベア25の動作で搬送されて回路基板14の先端がストッパ28に突き当たって停止する。この停止位置が部品実装位置となる。回路基板14が停止すると、回路基板14の背後にある図示しない複数の基板保持ピンが上昇して回路基板14を図面に垂直となる上方に押し上げ、回路基板14の幅方向両縁部がコの字状断面の両ガイドレール26、27の前記つば部に押し当てられる結果、回路基板14が規制保持される。
この規制状態で回路基板14に部品実装が行われる。全ての部品の実装が完了すると前記基板保持ピンは下降し、回路基板14は再び両ガイドレール26、27のコンベア25に載置される。その後、部品実装を終えた回路基板14はコンベア25の動作により図の左方向に前進し、さらに搬出部23のコンベア25に搬送されて部品実装装置1外に搬出される。この間、保持部22にあるストッパ28は、回路基板14の移動の障害とならない位置に退避している。
図12は、回路基板14の実装平面を模式的に示している。一般に回路基板14の表面には、配線パターンが印刷され、実装される部品13の端子が電気接続される実装位置にランド17が形成されている。ランド17部分、すなわち各部品13が実装される実装位置は、各回路基板14のNCデータに入力されている。例えば、図示の回路基板14の横方向をX軸、縦方向をY軸として、各ランド17の中心座標と実装すべき部品13の方向が予め設定されている。図12では回路基板14を平面的に表示しているために明らかではないが、実際の回路基板14は複数の層を重ねて形成されており、この各層ごとに異なる配線パターンが印刷されてこれらの間を電気的に接続することにより複雑な配線回路を可能にしている。
回路基板14にはさらに、一般に対角線上のコーナ部に設けられる少なくとも一対の認識マーク18が形成されている。回路基板14に部品13を実装する際には、まず実装ヘッド4に設けられた基板認識カメラ15(図10参照)を用いてこの少なくとも一対の認識マーク18を教示し、回路基板14の位置を正確に把握した後、この登録された認識マーク18の位置を規準にNCデータから各実装位置座標を割り出し、部品実装を行っている(例えば、特許文献1参照。)。認識マーク18は、前述した回路基板14の複数の層の内、最上層のみに設けられるのが普通である。
特開平04−286199号公報
しかしながら、上述した従来の部品実装位置の特定方法には問題があった。認識マーク18の座標を基準にして各部品13の実装を行うためには、認識マーク18の座標と、部品実装位置となる各ランド17の座標との間の相対位置関係が明確となっていなければならない。使用されるNCデータ内に、認識マーク18の座標と各ランド17の座標とが共に入力されていれば問題はない。しかしながら、認識マーク18の座標データが、加工側で受け取るNCデータから抜けることがしばしば起こり得る。例えば、基板設計を行うメーカXが、他のメーカYに部品実装の加工を委託するような場合、基板設計メーカXでは基板設計で使用するCADデータをそのまま部品実装メーカYに示して加工依頼を行うことが多い。この場合、基板設計メーカXのCADデータは各層別に作成されているため、特定の層にかかる部品実装を行うメーカYが受け取るCADデータには認識マーク18が表示されていない可能性がある。
その他の事情を含め、このように加工側が受け取るCADデータに認識マーク18の座標が含まれていない場合、部品実装メーカYでは、各ランド17位置に関してはCADデータが利用できる状態となっているものの、認識マーク18の位置は部品実装装置を用いて実機で特定せざるを得ない。しかし、このように実機で回路基板14から認識マーク18の位置を直接取得しようとすると、回路基板14の位置ずれ、傾き、伸縮などの誤差要因が絡み、認識マーク18の位置とランド17位置との間の相対関係を高い精度で把握することは困難であった。
このため、加工側で認識マーク18の座標位置がCADデータから得られない場合、部品実装位置(ランド17)と認識マーク18との整合性を得る手段がなく、結局、回路基板14上の全てのランド17の座標と、全ての認識マーク18の座標とを基板認識カメラ15を利用して現物の回路基板14から教示し直し、両者の相対位置関係を把握しているのが現状である。これによってNCデータ作成に長時間(基板仕様にもよるが、通常は数時間)を要し、無駄なオペレータの工数と設備稼働率の低下という損失を招いていた。また、CADデータには少なくとも各ランド17位置の正確な座標情報が含まれているにも拘らず、これが有効活用されていなかった。
以上より、本発明では上述した従来技術による問題点を解消し、ランド17位置はCADデータから入手可能であり、認識マーク18位置は部品実装装置の認識カメラ15を用いて実機で教示する部品実装方法において、各ランド17と認識マーク18との相対位置関係を簡便に把握し、CADデータを有効活用して加工用のNCデータを構築する方法を提供することを目的としている。
なお、「CAD(コンピュータ援用設計)データ」は製品設計用に使用されるデータを意味し、「NC(数値制御)データ」は加工する際のマシン工具の機械的位置や速度などを制御するために使用されるデータを意味するが、部品実装の場合には設計用に使用されるCADデータをそのまま読み込んでNCデータとして利用する場合が多い。したがって、実質上両者を同義語と見ることができるが、本発明では主に部品実装加工を対象としているため、以降の説明では「NCデータ」と統一的に呼ぶものとする。
本発明は、回路基板を傾きのない状態で保持して回路基板上の任意の1つの部品実装位置を認識してその座標を取得することにより、あるいはより一般的に、回路基板上の任意の少なくとも2つの部品実装位置を認識してその座標を取得することにより、これら取得された座標情報を基にNCデータ上での回路基板の認識マークの座標と部品実装位置の座標との間の相対的位置関係を高い精度で簡便に把握可能とする方法を提供し、上述の問題点を解消するもので、具体的には以下の内容を含んでいる。
すなわち、本発明にかかる1つの態様は、NCデータに含まれる回路基板の部品実装位置座標と、部品実装装置で回路基板を認識して得られる回路基板上の認識マークの位置座標との相対位置関係を特定する認識マーク座標特定方法であって、前記NCデータに含まれる回路基板の部品実装面座標軸に対する回路基板の傾きが略ゼロとなるよう回路基板を部品実装装置の基板保持装置に保持し、任意の1点の部品実装位置に関するNCデータに含まれる座標と、前記回路基板上で認識して取得される前記部品実装位置の座標との間の位置ずれ量を算出し、当該算出された位置ずれ量を基にNCデータ上での前記部品実装位置座標と前記認識マーク位置座標との間の部品実装面上の相対位置関係を特定することを特徴とする認識マーク座標特定方法に関する。
より具体的に、
回路基板を部品実装装置内に搬入して実装位置に位置決めし、
回路基板の対向する一対の縁部を保持する基板保持装置の一対のガイドレールの少なくともいずれか一方を対向する他方の側に移動させて当該一対のガイドレール間に前記回路基板を隙間なく挟持し、
回路基板上の任意の部品実装位置である第1の点(A点)を選択して前記基板認識カメラにより当該第1の点(A点)の座標を取得し、
前記第1の点(A点)のNCデータ上での座標を読み込んで前記取得された座標との間の位置ずれ量を算出し、
回路基板上で少なくとも2つの認識マークを認識して各座標を取得し、
当該認識マークの各取得された座標と、前記算出された位置ずれ量とに基づいてNCデータ上での前記少なくとも2つの認識マークの位置座標を特定し、
NCデータ上での前記特定された認識マークの位置座標と、前記部品実装位置座標との部品実装面上の相対位置関係を登録する各ステップからなることを特徴とする認識マーク座標特定方法に関する。
前記回路基板の傾きを略ゼロにする際、回路基板の対向する両縁部を搬送可能に保持する基板保持装置の一対のガイドレールの少なくともいずれか一方を対向する他方の側に移動させて前記一対のガイドレール間に前記回路基板を隙間なく挟持することにより、前記傾きをゼロにすることが可能である。前記ガイドレールの少なくともいずれか一方の移動がモータによって駆動される場合、当該モータのトルク(又は電流値)が予め定められたしきい値を越えたときに前記回路基板が前記一対のガイドレール間に隙間なく挟持されたと判断することができる。
本発明にかかるさらに他の方法は、少なくとも任意の2点の部品実装位置に関するNCデータに含まれる座標と、回路基板上で認識して取得される前記少なくとも2点の座標との間のそれぞれの位置ずれ量を算出し、当該算出されたそれぞれの位置ずれ量を基にNCデータ上での前記部品実装位置座標と前記認識マーク位置座標との間の部品実装面上の相対位置関係を特定することを特徴とする認識マーク座標特定方法に関する。
より具体的には、
回路基板を部品実装装置内に搬入して実装位置に位置決めし、
回路基板上の少なくとも2点の任意の部品実装位置である第1の点(A点)及び第2の点(B点)を選択して各座標を取得し、
前記第1及び第2の点(A点、B点)のNCデータ上での各座標を読み込み、
前記少なくとも2点の部品実装位置の内、いずれか一方の点である第1の点(A点)に関する前記取得された座標と前記読み込んだ座標との間の位置ずれ量を算出し、
前記NCデータ上の第1の点(A点)と第2の点(B点)を結ぶ線分と、前記回路基板上で認識された第1の点(A点)と第2の点(B点)を結ぶ線分とを比較して回路基板のNCデータ上の座標軸に対する傾きと回路基板の伸縮率とを求め、
回路基板上での少なくとも2つの認識マークを認識して各座標を取得し、
当該認識マークの各取得された座標と、前記算出された位置ずれ量、傾き、伸縮率とに基づいてNCデータ上での前記少なくとも2つの認識マークの位置座標を特定し、
NCデータ上での前記特定された認識マークの位置座標と、前記部品実装位置座標との部品実装面上の相対位置関係を登録する各ステップからなることを特徴とする認識マーク座標特定方法に関する。
本発明にかかるさらに他の態様は、部品供給部に供給された部品を取り出し、前記部品を搬送して規制保持された回路基板の実装位置に実装する部品実装方法であって、前記回路基板に設けられた認識マークと、NCデータに含まれる部品実装位置との間の相対位置関係を部品実装装置に教示するに際し、上述したいずれか一の認識マーク座標特定方法を利用することを特徴とする部品実装方法に関する。
本発明にかかるさらに他の態様は、実装すべき部品を供給する部品供給部と、前記部品供給部から部品を取り出して回路基板に実装する実装ヘッドと、前記実装ヘッドを所定位置に搬送するロボットと、回路基板を搬入して保持する基板保持装置と、回路基板を認識する基板認識カメラと、全体の動作を制御する制御部とから構成され、前記実装ヘッドに装着された吸着ノズルを利用して前記部品供給部から取り出した部品を前記回路基板の実装位置に実装する部品実装装置であって、前記回路基板に設けられた認識マーク位置を前記基板認識カメラで認識して教示するに際し、前記基板保持装置の一対の対向するガイドレールが、前記回路基板の対向する一対の端面を両側から隙間なく挟持することを特徴とする部品実装装置に関する。
本発明にかかるさらに他の態様は、NCデータに入力された各部品実装位置の座標と前記基板認識カメラにより認識される回路基板の認識マークの座標とを基準に、前記実装ヘッドに装着された吸着ノズルを利用して前記部品供給部から取り出した部品を前記回路基板の実装位置に実装する部品実装装置であって、前記基板保持装置の一対の対向するガイドレールが前記回路基板の対向する一対の端面を両側から隙間なく挟持する間に、前記基板認識カメラが任意の一点の部品実装位置の座標を取得し、前記制御部が、当該取得された座標と前記NCデータに入力された前記任意の一点の部品実装位置座標との間の位置ずれ量を算出し、前記基板認識カメラにより取得された前記回路基板の認識マークの座標と前記位置ずれ量とに基づいて前記NCデータに前記認識マークの座標を登録することを特徴とする部品実装装置に関する。
本発明にかかるさらに他の態様は、前記基板認識カメラが、任意の少なくとも2点の部品実装位置の座標を取得して前記制御部へ送信し、前記制御部が、前記NCデータに入力された当該少なくとも2点の部品実装位置の座標と前記取得された座標との間の位置ずれ量、傾き、伸縮率を含む補正量を算出し、前記基板認識カメラにより取得された前記回路基板の認識マークの座標と前記補正量とに基づいて前記NCデータに前記認識マークの座標を登録することを特徴とする部品実装装置に関する。前記任意の少なくとも2点の部品実装位置は、3点または4点とすることができる。
本発明の実施により、部品実装位置座標はNCデータから入手可能であるが認識マーク位置座標は部品実装装置の認識カメラを用いて実機で計測することが要求される部品実装の場合、両座標間の相対位置関係を短時間で効率的に把握することができ、これによって作業効率の改善との設備稼働率の向上を果たすことができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる回路基板の認識マーク座標特定方法につき、図面を参照して説明する。本実施の形態では、任意のランド17の位置1点とNCデータを基に、各ランド17と認識マーク18との間の回路基板部品実装面上における相対位置関係を取得する。図11を用いて説明したように、回路基板14は基板保持装置7の搬入部21から部品実装装置1内に搬入され、保持部22にて規制保持される。この時、回路基板14はストッパ28に当接した位置で保持されているが、当該回路基板14には、図11に示す平面図で見た場合に(a)Y方向への平行な位置ずれ、(b)X−Y平面(部品実装面)内での傾き、(c)回路基板の伸縮などの誤差要因が含まれる。この内(c)の回路基板の伸縮は僅かなものであることから本実施の形態ではこれを無視するものとすれば、残りの要因は(a)、(b)の2つとなる。なお、ここでは無視する回路基板14の伸縮に関しては、次の実施の形態の中で言及する。
図11において、保持部22で対向する一対のガイドレール26、27は、回路基板14を保持すると同時に、搬送過程における回路基板14のX方向の円滑な移動を可能にするため、回路基板14の幅寸法に対して例えば0.5mmほどの僅かな隙間を図のY方向に設けている。この隙間が保持部22における回路基板14の傾きを生む原因となっている。したがって前記隙間を無くして(b)の傾きの要因を排除できれば、残りの誤差要因は(a)の平行な位置ずれのみとなり、対応がさらに容易となる。
本実施の形態では、まずこの前記NCデータに含まれる回路基板の部品実装面座標軸に対する回路基板14の傾き要因を取り除くものとしている。図11において、回路基板14がストッパ28に当接して所定位置に停止した後、両ガイドレール26、27の間隔を狭めて回路基板14の傾きを解消する。より具体的に、可動側ガイドレール27をY方向に移動させる駆動部30のモータ31を僅かずつ回転させ、そのときの回転トルク(すなわち、電流量)を逐一検出して予め入力されたしきい値と比較する。可動側ガイドレール27が回路基板14の幅方向縁部にある端面に突き当たると、回路基板14はY方向に押されて反対側の端面が固定側ガイドレール26に向けて移動し、突き当たる。この突き当たりによってモータ31の回転トルク(電流量)が急増することから、これが前記しきい値を越えたときに、可動側ガイドレール27と固定側ガイドレール26との間に回路基板14がしっかり挟持されたものと判断することができる。これで回路基板14と一対のガイドレール26、27との間にある隙間はゼロとなり、回路基板14の傾きが解消される。残る誤差要因は(a)の平行な位置ずれのみとなる。
次に、残った(a)平行な位置ずれ量を算出する。回路基板14が両ガイドレール26、27に挟持されたままの状態で、任意のランド17の1点を選択して実装ヘッド4に装着された基板認識カメラ15で認識し、その座標を取得する。なお、ここで言うランド17の位置は、当該ランド17に実装される部品の実装位置と同義であるとする。図1は、回路基板14上のX−Y座標を示しており、今、基板認識カメラ15により認識された任意のランド17の1点であるA点の座標を白丸で表す。(XPA,YPA)は、基板認識カメラ15で取得されたA点の座標である。一方、NCデータ内に同じランドA点の座標が含まれており、これを黒丸(XDA,YDA)で表す。この両者を比較することによって、A点の実測された座標とNCデータの座標の間には、(XPA,YPA)−(XDA,YDA)=(△X,△Y)の差(位置ずれ量)があることが把握できる。
次に、基板認識カメラ15を移動させ、回路基板14に設けられた白四角で示す認識マーク18の1つであるL点(図12参照)を認識してその座標(XPL,YPL)を取得する。ここで、回路基板14の傾きは先ほどの可動側ガイドレール26、27の制御でゼロとされているため、この基板認識カメラ15で取得された認識マークL点の座標とNCデータ上のL点の座標との位置誤差は、ランドA点で求められた位置ずれ量だけ平行移動させたものと見ることができる。この状況を図中では破線で示している。すなわち、回路基板14上で認識された認識マークL点の座標に対し、A点で求められた位置ずれ量(△X,△Y)と同量の補正を折り込むことにより、黒四角で示す認識マークL点のNCデータ上における座標(XDL,YDL)を特定することができる。
同様にして、図2では、白四角で示す回路基板14上の他の認識マーク18であるM点(図12参照)の座標(XPM,YPM)を認識カメラで取得し、上述したランドA点で求められた位置ずれ量(△X,△Y)を見込むことにより、黒四角で示すNCデータ上の認識マークM点の座標(XDM,YDM)を特定することができる。
図3は、計測の基準となったランドA点と、2つの認識マークL点、M点とにつき、回路基板14上での座標(白抜き)と、NCデータ上での座標(黒塗り)の関係を示している。NCデータ上でのこの両者間の相対位置関係が明らかになることにより、例えば図3の右下に示す他の任意のランドB点では、NCデータ上のB点の位置座標(XDB,YDB)を基にして、前記位置ずれ量(△X,△Y)を逆補正することで認識動作を行うことなくその部品実装位置を求めることができる。その他全てのランド17位置に関しても同様にNCデータと前記位置ずれ量とを基に求めることができる。
ランド17位置と認識マーク18位置との相対位置関係を取得することによって教示の手順は完了する。両ガイドレール26、27の間に挟持された回路基板14は、保持部22にあるモータ31を逆回転させることによって開放される。以降、同一機種の回路基板14に対する部品13の実装は、前記取得された両者の相対位置関係を制御部9のNCデータ内に登録しておくことにより、各搬入された回路基板14の認識マーク18のみを認識することでNCデータを利用して正確な位置に部品実装を行うことができる。
以上の位置特定手順を図4に示すフローチャートで再度確認すれば、ステップ#1で回路基板14を基板保持装置7の保持部22まで搬入して実装位置に位置決めする。ステップ#2で保持部22の可動側ガイドレール27を微量移動させ、回路基板14と可動側ガイドレール27との間の隙間を狭める。この際、可動側ガイドレール27を移動させるモータ31のトルク(電流量)を測定して同様の移動を繰り返し、ステップ#3でモータ31のトルクが予め定めたしきい値を越えたときに前記隙間がゼロになったものと判断され、これによって回路基板14の傾きが解消される。
ステップ#4で回路基板14上の任意の1つのランド17であるA点が選択され、基板認識カメラ15を利用してA点の座標を取得する。ステップ#6で同じランドA点のNCデータ上での座標が読み込まれ、ステップ#7で両座標間の位置ずれ量が算出される。
次に、ステップ#8で回路基板14上の認識マーク18の一点(例えば、L点)の座標が基板認識カメラ15を用いて取得される。この結果と、ステップ#7で算出された位置ずれ量とを用いて、ステップ#9で認識マーク18のNCデータ上での位置座標が特定される。同様にして、他の認識マーク18(例えば、M点)のNCデータ上での位置座標が算出され(ステップ#8、#9の繰り返し)、ステップ#11で全ての認識マーク18についての座標が特定されれば、ステップ#12でランド17と認識マーク18とのNCデータ上での相対位置関係が部品実装装置1の制御部9に登録され、教示工程が完了する。
通常、1つの回路基板14には一対の認識マーク18が設けられているが、場合によってはそれ以上の数が設けられることもある。ステップ#11での繰り返し判断により、全ての認識マーク18の座標位置を特定することができる。
一旦、前記相対位置関係が登録されると、あとは各基板搬入時に基板認識カメラ15を用いて各認識マーク18の位置座標を認識することにより、NCデータを利用して所定の実装位置に各部品を実装することが可能となる。
なお、固定側ガイドレール26に対する回路基板14の平行度を得るため、従来ではオペレータが手で回路基板14を固定側ガイドレール26に押し付けるなどの対応を行っていた。部品実装装置1の稼動中に加工領域内に手を入れることは危険であり、通常、その際にセンサが働いて機械を逐一停止していた。このため、回路基板14の位置をセットした後に再度機械を始動させるなどの手間を要し、作業が非能率であった。本実施の形態では、可動側ガイドレール27を移動させる駆動部30を利用することにより、かかる非効率な作業と危険性を回避することが可能となり、さらには当該手順により回路基板14の傾き調整を自動化することも可能となる。ただし、本実施の形態にかかる認識マーク座標特定方法が、回路基板14の傾きを手の操作で解消することを排除するものではない。
また、図11において、これまでの説明では保持部22が固定側ガイドライン26と可動側ガイドライン27から構成されるものとしているが、両ガイドライン26、27の内の少なくともいずれか一方が可動式であればよく、双方が可動式となっていてもよい。
本実施の形態にかかる認識マーク座標特定方法の実施により、これまで回路基板上で部品実装位置の全てを認識して位置座標を把握し直すことにより実装動作を行っていた従来技術に対し、機種変更時の大幅な時間低減が可能となり、設備稼働率の向上に寄与することができる。
次に、本発明にかかる第2の実施の形態の認識マーク座標特定方法について図面を参照して説明する。先の実施の形態では、回路基板14を固定側ガイドレール26に押し付けて前記NCデータに含まれる回路基板の部品実装面座標軸に対する傾きを解消し、かつ回路基板14の伸縮を無視するものとしたため、認識すべきランド17を1点(A点)のみとすることができた。本実施の形態では、回路基板14の少なくとも2つのランド17の座標を認識することにより、NCデータに含まれる実装面座標軸に対する回路基板14の傾き、あるいは回路基板14の伸縮が存在する場合にあっても、当該基板の認識マーク18のNCデータ上における位置座標の特定を可能とする、より一般的な特定方法を提供するものである。
図11において、基板保持装置7によって部品実装装置1内に搬入された回路基板14が、保持部22にあるストッパ28に当接して所定位置に停止する。この時の回路基板14の部品実装面上のX−Y座標を図5に示している。図5において、実装ヘッド4にある基板認識カメラ15が回路基板14に対向する位置に移動して回路基板14上で任意に選択された白丸で示すランドA点を認識し、その位置座標(XPA,YPA)を取得する。一方、当該ランドA点に関するNCデータ上の黒丸で示す位置座標(XDA,YDA)が読み取られ、前記取得された位置座標とを比較することによって両座標間の位置ずれ量(△X,△Y)が算出される。これは第1の実施の形態と同様の手順である。
同じく図5において、本実施の形態では次に、回路基板14上のもう1つのランド17位置であるB点(白丸)を選択し、基板認識カメラ15を移動させてその位置座標(XPB,YPB)を取得する。この際、A点とB点とはできるだけ離れた位置にあるものを選択することが測定精度を高める上で好ましい。次に、当該ランドB点に関するNCデータ上の位置座標(XDB,YDB)が読み込まれる(黒丸)。
図5に示すように、回路基板14上でのA点とB点間が線分で結ばれ(白丸間)、この間の距離LPが算出される。同様にしてNCデータ上でのA点とB点間が結ばれ(黒丸間)、同じくその間の距離LDが算出される。この両者は本来同一の長さとなるものであることから、この両距離間の比率であるLP/LDを求めることにより、NCデータに対する回路基板14の伸縮率△Eを算出することができる。
次に、回路基板14上のA点とB点を結ぶ線分(白丸間)の傾斜と、同じくNCデータ上でのA点とB点を結ぶ線分(黒丸間)の傾斜との相違から、NCデータ上の座標に対する回路基板14の傾き△θが得られる。この傾き△θは、図5の破線で示のように、NCデータ上でのA点とB点とを結ぶ線(黒丸間)と、A点に関するNCデータ上の座標及び回路基板14上で取得した座標の間を結ぶ線とを基礎に平行四辺形を構築することによって求めることができる。
次に、図6において、基板認識カメラ15を移動させて回路基板14上の認識マーク18の1つであるL点(白四角)を認識し、その座標(XPL,YPL)を取得する(白四角)。この取得されたL点の座標を基に、NCデータ上のL点の座標を以下のようにして求める。まず、ランドA点を基準にして、回路基板14上でのA点からL点までの距離を算出し、この算出結果に前記伸縮率△Eの補正を加える(基板上の距離/△E)。この補正により、NCデータ上でのA点からL点までの距離が求まる。しかる後、上記特定された傾き△θを基に傾き角を補正し、さらにA点で求められた位置ずれ量(△X,△Y)を基に位置補正することで、NCデータ上でのL点(黒四角)の座標(XDL,YDL)を特定することができる。
続いて図7は、同様にして他の認識マークM点(白四角)の位置座標の認識結果(XPM,YPM)に基づいて、NCデータ上でのM点(黒四角)の座標を求める手順を示している。先のL点の場合と全く同様に、まず伸縮率△Eを用いて長さを補正し、傾き△θを用いて傾き角を補正し、さらに位置ずれ量(△X,△Y)を用いて位置補正することにより、M点のNCデータ上での位置座標(XDM,YDM)が求められる。
以上の手順により、2つのランドA点、B点の認識結果に基づいて、2つの認識マークL点、M点のNCデータ上での座標が特定される。この特定により、ランド17と認識マーク18とのNCデータ上での相対位置関係の把握が完了する。図8は、以上の手順で求められた結果を示したもので、白丸、黒丸は、回路基板14上及びNCデータ上でのランド17のそれぞれの座標を示し、白四角、黒四角は、回路基板14上及びNCデータ上での認識マーク18のそれぞれの座標を示す。この相対位置関係を制御部9のNCデータ内に登録しておくことにより、以降の同一機種基板に対しては認識マーク18をのみを認識することにより、NCデータを基にして必要な補正を加えることで連続した部品実装が可能となる。
図9は、本実施の形態にかかる認識マーク座標特定の手順を示すフローチャートである。図を用いて再度手順を確認すれば、まずステップ#21で回路基板14を基板保持装置7の保持部22に搬入して保持する。次にステップ#22で基板認識カメラ15を使用して回路基板14上での1つのランド17(A点)を選択し、そのA点の座標を取得する。ステップ#23で当該ランドA点のNCデータ上での位置座標を読み取り、ステップ#24で両座標を比較することでNCデータに対する回路基板14の位置ずれ量を算出する。
次に、ステップ#26で回路基板14上のもう1つのランド17であるB点を選択し、そのB点の座標を取得、さらにステップ#27でNCデータ上でのB点の座標を読み取る。ステップ#28で、前記取得された回路基板14上でのA点とB点を結ぶ線分と、NCデータから読み取ったA点とB点を結ぶ線分とを比較することにより、回路基板14の傾き△θ、伸縮率△Eを求める。
通常、上述したA点、B点の2点のランド17座標を認識することで十分な精度が得られるが、さらに精度を高めるために必要であれば、ステップ#29で更なるランド17の認識をすると判断し(Yes)、その場合には破線の矢印で示すようにステップ#26に戻ってそれまでの手順を繰り返す。この際、フローチャート内にあるB点は、C点、D点、‥と読み替えるものとする。
例えば、回路基板14の伸縮はX方向とY方向で異なる傾向にある場合も考えられる。その場合には1つのランド17(例えばA点)からX方向に離れた位置にある他のランド(例えばB点)と、Y方向に離れた位置にある他のランド(例えばC点)とを選択してそれぞれの伸縮率を算出し、X方向の伸縮補正にはB点、Y方向の伸縮補正にはC点をそれぞれ基準として算出された伸縮率を使用すること、などが可能である。あるいは複数のランド17を使用して各傾き△θを算定し、その平均値を傾きとすることなどにより補正精度を高めることもできる。認識するランド17数を幾つ選択するかは時間と精度との間のトレードオフとなるが、最大でも3点または4点もあれば精度的に十分である。
次に、ステップ#31で、回路基板14上で認識マーク18の1つであるL点の座標を基板認識カメラ15を利用して取得する。これまでに求められた位置ずれ量、傾き、伸縮率を用い、ステップ#32でL点のNCデータ上での座標を特定する。ステップ#31、ステップ#32の繰り返しにより、他の認識マーク18であるM点や、さらにその他にも認識マークN点、O点、‥などがある場合にはこれらの座標を同様に算出し、ステップ#33で全ての認識マーク18の座標確定が完了していれば、ステップ#34で、算出された結果に基づいてランド17と認識マーク18のNCデータ上における相対位置関係を制御部9に登録し、教示手順が終了する。
以上、本発明にかかる各実施の形態の認識マーク座標特定方法、部品実装方法について述べてきたが、本発明の適用は、これまで述べてきた各実施の形態に限定されるものではない。例えば図10に示す部品実装装置1は、実装ヘッドをXY方向へ移動させるロボット5を備えた形式のものとしているが、多数の吸着ノズル3をインデックスの周囲に円周状に配置してこれを間欠回転させながら順次部品の取り出しから実装までを行うロータリ式の部品実装装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
本発明にかかる認識マーク座標特定方法、及び部品実装装置、部品実装方法は、部品実装の産業分野において広く利用することができる。
本発明の実施の形態にかかる認識マーク座標特定方法の1手順を示す図表である。 図1に示す認識マーク座標特定方法の他の1手順を示す図表である。 図1、2に示される手順によって得られるランド座標と認識マーク座標との相対位置関係を示す図表である。 図1、2に示す認識マーク座標特定方法の全体手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態にかかる認識マーク座標特定方法の1手順を示す図表である。 図5に示す認識マーク座標特定方法の他の1手順を示す図表である。 図5に示す認識マーク座標特定方法のさらに他の1手順を示す図表である。 図5〜7に示される手順によって得られるランド座標と認識マーク座標との相対位置関係を示す図表である。 図5〜7に示す認識マーク座標特定方法の全体手順を示すフローチャートである。 部品実装装置の概要を示す斜視図である。 図10に示す部品実装装置の基板保持装置の概要を示す平面図である。 回路基板の概要を示す平面図である。
符号の説明
1.部品実装装置、 2.部品供給部、 3.吸着ノズル、 4.実装ヘッド、 5.ロボット、 6.部品認識カメラ、 7.基板保持装置、 8.部品供給装置、 9.制御部、 13.部品、 14.回路基板、 15.基板認識カメラ、 17.ランド、 18.認識マーク、 21.搬入部、 22.保持部、 23.搬出部、 25.コンベア、 26.固定側ガイドレール、 27.可動側ガイドレール、 28.ストッパ、 30.駆動部、 31.モータ、 32.ボールスクリュ、 33.サーボドライバ、 34.ボールナット。

Claims (12)

  1. NCデータに含まれる回路基板の部品実装位置座標と、部品実装装置で回路基板を認識して得られる回路基板上の認識マークの位置座標との相対位置関係を特定する認識マーク座標特定方法において、
    前記NCデータに含まれる回路基板の部品実装面座標軸に対する回路基板の傾きが略ゼロとなるよう回路基板を部品実装装置の基板保持装置に保持し、
    任意の1点の部品実装位置に関するNCデータに含まれる座標と、回路基板上で認識して取得される前記部品実装位置の座標との間の位置ずれ量を算出し、当該算出された位置ずれ量を基にNCデータ上での前記部品実装位置座標と前記認識マーク位置座標との間の相対位置関係を特定することを特徴とする認識マーク座標特定方法。
  2. 前記回路基板の傾きを略ゼロにする際、回路基板の対向する両縁部を搬送可能に保持する基板保持装置の一対のガイドレールの少なくともいずれか一方を対向する他方の側に移動させて前記一対のガイドレール間に前記回路基板を隙間なく挟持することを特徴とする、請求項1に記載の認識マーク座標特定方法。
  3. 前記ガイドレールの少なくともいずれか一方の移動がモータによって駆動され、当該モータのトルクが予め定められたしきい値を越えたときに前記回路基板が前記一対のガイドレール間に隙間なく挟持されたと判断することを特徴とする、請求項2に記載の認識マーク座標特定方法。
  4. NCデータに含まれる回路基板の部品実装位置座標と、部品実装装置で回路基板を認識して得られる回路基板上の認識マークの位置座標との相対位置関係を特定する認識マーク座標特定方法において、
    回路基板を部品実装装置内に搬入して実装位置に位置決めし、
    回路基板の対向する一対の縁部を保持する基板保持装置の一対のガイドレールの少なくともいずれか一方を対向する他方の側に移動させて当該一対のガイドレール間に前記回路基板を隙間なく挟持し、
    回路基板上の任意の部品実装位置である第1の点を選択して前記基板認識カメラにより当該第1の点の座標を取得し、
    前記第1の点のNCデータ上での座標を読み込んで前記取得された座標との間の位置ずれ量を算出し、
    回路基板上で少なくとも2つの認識マークを認識して各座標を取得し、
    当該認識マークの各取得された座標と、前記算出された位置ずれ量とに基づいてNCデータ上での前記少なくとも2つの認識マークの位置座標を特定し、
    NCデータ上での前記特定された認識マークの位置座標と、前記部品実装位置座標との部品実装面上の相対位置関係を登録すること、
    の各ステップからなることを特徴とする認識マーク座標特定方法。
  5. NCデータに含まれる回路基板の部品実装位置座標と、部品実装装置で回路基板を認識して得られる回路基板上の認識マークの位置座標との相対位置関係を特定する認識マーク座標特定方法において、
    少なくとも任意の2点の部品実装位置に関するNCデータに含まれる座標と、回路基板上で認識して取得される前記少なくとも2点の部品実装位置の座標との間のそれぞれの位置ずれ量を算出し、当該算出された位置ずれ量を基にNCデータ上での前記部品実装位置座標と前記認識マーク位置座標との間の相対位置関係を特定することを特徴とする認識マーク座標特定方法。
  6. NCデータに含まれる回路基板の部品実装位置座標と、部品実装装置で回路基板を認識して得られる回路基板上の認識マークの位置座標との相対位置関係を特定する認識マーク座標特定方法において、
    回路基板を部品実装装置内に搬入して実装位置に位置決めし、
    回路基板上の少なくとも2つの任意の部品実装位置である第1の点及び第2の点を選択して各座標を取得し、
    前記第1及び第2の点のNCデータ上での各座標を読み込み、
    前記いずれか一方である第1の点に関する前記取得された座標と前記読み込んだ第1の点の座標との間の位置ずれ量を算出し、
    前記NCデータ上の第1の点と第2の点を結ぶ線分と、前記回路基板上で認識された第1の点と第2の点を結ぶ線分とを比較して回路基板の前記NCデータ内の部品実装面座標に対する傾きと回路基板の伸縮率とを求め、
    回路基板上での少なくとも2つの認識マークを認識して各座標を取得し、
    当該認識マークの各取得された座標と、前記算出された位置ずれ量、傾き、伸縮率とに基づいてNCデータ上での前記少なくとも2つの認識マークの位置座標を特定し、
    NCデータ上での前記特定された認識マークの位置座標と、前記部品実装位置座標との部品実装面上の相対位置関係を登録すること、
    の各ステップからなることを特徴とする認識マーク座標特定方法。
  7. 前記少なくとも2点の部品実装位置が、3点または4点の部品実装位置であることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の認識マーク特定方法。
  8. 部品供給部に供給された部品を取り出し、前記部品を搬送して規制保持された回路基板の実装位置に実装する部品実装方法において、
    前記回路基板に設けられた認識マークと、NCデータに含まれる部品実装位置との間の相対位置関係を部品実装装置に教示するに際し、請求項1から請求項7のいずれか一に記載の認識マーク座標特定方法を利用することを特徴とする部品実装方法。
  9. 実装すべき部品を供給する部品供給部と、前記部品供給部から部品を取り出して回路基板に実装する実装ヘッドと、前記実装ヘッドを所定位置に搬送するロボットと、回路基板を搬入して保持する基板保持装置と、回路基板を認識する基板認識カメラと、全体の動作を制御する制御部とから構成され、前記実装ヘッドに装着された吸着ノズルを利用して前記部品供給部から取り出した部品を前記回路基板の実装位置に実装する部品実装装置において、
    前記回路基板に設けられた認識マーク位置を前記基板認識カメラで認識して教示するに際し、前記基板保持装置の一対の対向するガイドレールが前記回路基板の対向する一対の端面を両側から隙間なく挟持することを特徴とする部品実装装置。
  10. 実装すべき部品を供給する部品供給部と、前記部品供給部から部品を取り出して回路基板に実装する実装ヘッドと、前記実装ヘッドを所定位置に搬送するロボットと、回路基板を搬入して保持する基板保持装置と、回路基板を認識する基板認識カメラと、全体の動作を制御する制御部とから構成され、NCデータに入力された各部品実装位置の座標と前記基板認識カメラにより認識される回路基板の認識マークの座標とを基準に、前記実装ヘッドに装着された吸着ノズルを利用して前記部品供給部から取り出した部品を前記回路基板の実装位置に実装する部品実装装置において、
    前記基板保持装置の一対の対向するガイドレールが前記回路基板の対向する一対の端面を両側から隙間なく挟持する間に、前記基板認識カメラが任意の1点の部品実装位置の座標を取得し、前記制御部が、当該取得された座標と前記NCデータに入力された前記任意の1点の部品実装位置座標との間の位置ずれ量を算出し、前記基板認識カメラにより取得された前記回路基板の認識マークの座標と前記位置ずれ量とに基づいて前記NCデータに前記認識マークの座標を登録することを特徴とする部品実装装置。
  11. 実装すべき部品を供給する部品供給部と、前記部品供給部から部品を取り出して回路基板に実装する実装ヘッドと、前記実装ヘッドを所定位置に搬送するロボットと、回路基板を搬入して保持する基板保持装置と、回路基板を認識する基板認識カメラと、全体の動作を制御する制御部とから構成され、NCデータに入力された各部品実装位置の座標と前記基板認識カメラにより認識される回路基板の認識マークの座標とを基準に、前記実装ヘッドに装着された吸着ノズルを利用して前記部品供給部から取り出した部品を前記回路基板の実装位置に実装する部品実装装置において、
    前記基板認識カメラが、任意の少なくとも2点の部品実装位置の座標を取得して前記制御部へ送信し、
    前記制御部が、
    前記NCデータに入力された当該少なくとも2点の部品実装位置の座標と前記取得された座標との間の位置ずれ量、傾き、伸縮率を含む補正量を算出し、
    前記基板認識カメラにより取得された前記回路基板の認識マークの座標と前記補正量とに基づいて前記NCデータに前記認識マークの座標を登録することを特徴とする部品実装装置。
  12. 前記任意の少なくとも2点の部品実装位置が、3点または4点の部品実装位置であることを特徴とする、請求項11に記載の部品実装装置。

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