JP2006134464A - 光ディスク装置及びその制御方法 - Google Patents

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Katsushi Nakao
克志 中尾
Koji Yoshida
浩二 吉田
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Abstract

【課題】ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の光ディスク装置の制御方法は、ウォブル信号の振幅制御を行なう制御部を備え、前記制御部は、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し(S11)、得られた前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲイン(S12)と前記ウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し(S14)、前記ウォブル信号の振幅制御は、前記ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ディスクに情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置及びその制御方法に関するものである。
光ディスク装置は、オーディオ用CDをはじめとして、CD−ROM、CD−R/RW、DVDなどがすでに実用化されており、各方面への応用と高性能化への開発が活発に行われている。特に最近では、パーソナルコンピュータの急速な市場拡大に伴い、光ディスク装置のパーソナルコンピュータへの内蔵普及率も高くなっている。
ここで、光ディスク装置の構成について、図4を用いて説明する。
図4は、従来の光ディスク装置における光ピックアップ制御部のブロック図である。図4において、1は光ディスク、2はピックアップモジュール、3はスピンドルモータ、4は光ピックアップ、5はキャリッジ、6はフィード部、7はフィードモータ、8はアナログ信号処理部、9はサーボ処理部、10はモータ駆動部、11はデジタル信号処理部、12はレーザ駆動部、13はコントローラである。
以上のように構成された従来の技術における光ピックアップ制御部の動作について説明する。図4において、ピックアップモジュール2は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ3と、光ディスク1の情報信号を読み取るもしくは書き込むことの少なくとも一方を行なう光ピックアップ4と、光ピックアップ4が搭載されたキャリッジ5を光ディスク1の半径方向に移動させるためのフィード部6とによって構成されたものである。アナログ信号処理部8は、ピックアップモジュール2の内部に設けられたキャリッジ5中の光ピックアップ4内部の光センサ(図示せず)からの信号出力を基に、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、サーボ処理部9に出力する。
フォーカスエラー信号とは、光ピックアップ4に備えられた対物レンズ(図示せず)より出射される光ビームスポットと光ディスク1の記録面との焦点方向のずれをいう。トラッキングエラー信号とは、前記光スポットと光ディスク1の情報トラックとの光ディスク半径方向のずれをいう。また、アナログ信号処理部8は、トラッキングエラー信号の低域成分を取り出し、サーボ処理部9に出力する。サーボ処理部9は、対物レンズとキャリッジ5との相対的な位置関係を示すレンズ位置信号を生成し、モータ駆動部10に出力する。
サーボ処理部9は、ON/OFF回路、演算回路、フィルタ回路、増幅回路等によって構成され、光ビームスポットが光ディスク1の情報トラックに追従するように対物レンズをフォーカス/トラッキング制御し、さらにトラッキングエラー信号の低域成分を用いて対物レンズが概略中立位置を保持するようにフィード制御を行う。フィード部6は、フィードモータ7、ギヤ(図示せず)、スクリューシャフト(図示せず)等から構成され、フィードモータ7を回転させることによってキャリッジ5が移動し、その際フィードモータ7よりフィードモータパルスが周期的に出力されるようになっている。コントローラ13は、このように構成されたサーボ部の全体のコントロールを行うものであり、アナログ信号処理部8、サーボ処理部9、モータ駆動部10、デジタル信号処理部11、レーザ駆動部12の各部から送られる信号が入力され、これらの信号の演算処理等を行い、この演算処理の結果(信号)を各部に送出し、各部にて駆動、処理を実行させ、各部の制御を行うものである。
一方、記録型の光ディスクには、プリグルーブ(案内溝)が製造過程にて形成されている。このプリグルーブは、特定の周波数範囲で蛇行しながらウォブルを形成しており、ディスクのアドレス情報が変調されて記録されている。これらの情報を利用して、スピンドルモータの回転制御や光ディスク盤面上での位置情報を得ることができる。
ここで、従来のウォブル信号の生成法について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、従来の光ディスク装置におけるウォブル生成部のブロック図である。図5において、2はピックアップモジュール、8はアナログ信号処理部、11はデジタル信号処理部、13はコントローラ、51はウォブル回路、51aは増幅回路A、51bは増幅回路B、51cは差動回路、51dは増幅回路C、51eはBPF、51fは2値化回路、51gはADCである。ウォブル回路51は、アナログ信号処理部8の中にあり、増幅回路A51a、増幅回路B51b、差動回路51c、増幅回路C51d、BPF51e、2値化回路51f、ADC51gにより構成される。
増幅回路A51aと増幅回路B51bは、ピックアップモジュール2から光ディスク1盤面上に記録されているウォブル信号をそれぞれ分割受信し、規定の振幅まで増幅する。増幅された信号は差動回路51cへ送られ、そこで一つのウォブル信号へ合成される。合成された信号は増幅回路C51dに送られ、そこで、ADC51g、コントローラ13を介して行なわれるフィードバックを利用して、規定の振幅まで増幅される。規定の信号まで増幅された信号は、BPF51eで周波数選択が行なわれ、2値化回路51fで2値化が行なわれた後に、デジタル信号処理部11へ送られる。
図6は、従来の光ディスク装置におけるウォブル生成のフローチャートである。光ディスク装置は、光ディスク1が挿入されると、スピンドルモータ3を回転させ、起動処理(S1)を開始し、フォーカスサーボ、トラッキングサーボをかけ(S2)、ディスク判別(S3)を行なう。この時、ウォブル信号があればCD−R、CD−RWに代表される記録型の光ディスクであり、ウォブル信号が無ければ、CD−ROM、DVD−ROMに代表される非記録型の光ディスクとなり、ROMディスクとして起動する(S9)。記録型の光ディスクは、ウォブル信号からスピンドルモータの回転制御や光ディスク盤面上での位置情報を得る必要があるため、ウォブル信号振幅を測定し(S4)、ウォブル信号振幅のゲイン決定を行なう(S5)。ウォブル信号振幅のゲイン決定(S5)が終了すると、光ディスク1のアドレス情報を読み取り(S6)、ディスク情報を取得し(S7)、使用者からのデータ記録動作待ちであるコマンド待ち(S8)となる。
先行例としては、(特許文献1)等がある。
特開平9−326138号公報
しかしながら、上記従来の構成では、記録型の光ディスク1において、光ディスク1記録面の内周から外周にかけての緩やかなウォブル信号の振幅変動が存在するため、光ディスク1記録面の任意の1箇所のみのウォブル信号を測定して増幅回路C51dのゲイン設定を行なうと、光ディスク1内外周でウォブル信号の読み取り性能が変動し、場合によっては記録中にエラーとなる。また、2層型の光ディスクにおいては、層間でのウォブル振幅が異なるため、層間を跨いで記録する場合、1層目、2層目の切り替え時にウォブルの読み取り劣化で記録中にエラーとなる。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ウォブル信号の振幅変動を低
減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置とその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、ウォブル信号の振幅制御を行なう制御方法であって、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られたウォブル信号振幅を基に決定されるゲインとウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、ウォブル信号の振幅制御は、ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とする光ディスク装置の制御方法である。
また、本発明の光ディスク装置は、ウォブル信号の振幅制御を行なう制御部を備え、制御部は、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られたウォブル信号振幅を基に決定されるゲインとウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、ウォブル信号の振幅制御は、ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とする光ディスク装置である。
本発明は上記構成により、複数箇所のウォブル信号の振幅を測定し、測定したウォブル信号の振幅とそれらの測定場所の情報により、増幅回路のゲイン設定を行なうため、光ディスクの内周側から外周側にかけての緩やかなウォブル信号の振幅変動に対して、最適なゲイン設定を行なうことができる。
このことにより、本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置及びその制御方法を実現することができる。
請求項1記載の発明は、ウォブル信号の振幅制御を行なう制御方法であって、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られた前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインと前記ウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、前記ウォブル信号の振幅制御は、前記ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とするものである。複数箇所のウォブル信号の振幅を測定し、測定したウォブル信号の振幅とそれらの測定場所の情報により、増幅回路のゲイン設定を行なうため、光ディスクの内周側から外周側にかけての緩やかなウォブル信号の振幅変動に対して、最適なゲイン設定を行なうことができる。このことにより、ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置の制御方法を実現することができる。
請求項2記載の発明は、前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーンに対して、個別のゲインを設定することを特徴とするウォブル信号の振幅制御である。前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割することによって、ゲイン設定を複数のゾーンにより個別に管理することができ、より緻密なウォブル信号振幅の制御が可能となる。
請求項3記載の発明は、前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割する分割方法
が、前記光ディスクの内周側から外周側にかけての半径方向で分割されていることを特徴とするものである。ウォブル信号の振幅変動は主として、光ディスクの内周側から外周側にかけての緩やかな変動であるため、複数のゾーンに分割する分割方法を前記光ディスクの内周側から外周側にかけての半径方向で分割することによって、本発明の効果を最大限に発揮することができる。
請求項4記載の発明は、前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインが、あらかじめ設定されている固定値の中から設定されることを特徴とするものである。ゲイン設定が前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインを工場出荷時などにあらかじめ設定されている選択可能な固定値の中から設定されることによって、あらたにゲイン値を算出する演算回路を必要とせず、簡略な構成で本発明を実現することができる。
請求項5記載の発明は、前記ゲイン設定用のテーブルは、一度設定された後も一定間隔もしくは随時更新されることを特徴とするものである。一度設定された後も随時更新することによって、光ディスク装置を長時間使用する際の温度変化や光ディスク装置の小型化による急激な温度変化などによるウォブル信号の振幅変動にも対応することが可能となる。
請求項6記載の発明は、前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割する分割方法が、前記光ディスクが2層ディスクの場合、1層目と2層目をそれぞれ別のゾーンとして分割することを特徴とするものである。光ディスクが2層ディスクの場合、1層目と2層目をそれぞれ別のゾーンとして分割することによって、層間で異なるウォブル信号振幅に対応することができる。
請求項7記載の発明は、ウォブル信号の振幅制御を行なう制御部を備え、前記制御部は、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られた前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインと前記ウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、前記ウォブル信号の振幅制御は、前記ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とするものである。複数箇所のウォブル信号の振幅を測定し、測定したウォブル信号の振幅とそれらの測定場所の情報により、増幅回路のゲイン設定を行なうため、光ディスクの内周側から外周側にかけての緩やかなウォブル信号の振幅変動に対して、最適なゲイン設定を行なうことができる。このことにより、ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置を実現することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における光ディスク装置の光ピックアップ制御部のブロック図である。図1において、1は光ディスク、2はピックアップモジュール、3はスピンドルモータ、4は光ピックアップ、5はキャリッジ、6はフィード部、7はフィードモータ、8はアナログ信号処理部、9はサーボ処理部、10はモータ駆動部、11はデジタル信号処理部、12はレーザ駆動部、13はコントローラである。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における光ピックアップ制御部の動作について説明する。図1において、ピックアップモジュール2は、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ3と、光ディスク1の情報信号を読み取るもしくは書き込むことの少なくとも一方を行なう光ピックアップ4と、光ピックアップ4が搭載されたキャリッジ5を光ディスク1の半径方向に移動させるためのフィード部6とによって構成されたもので
ある。アナログ信号処理部8はピックアップモジュール2の内部に設けられたキャリッジ5中の光ピックアップ4内部の光センサ(図示せず)からの信号出力を基に、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成し、サーボ処理部9に出力する。
フォーカスエラー信号とは、光ピックアップ4に備えられた対物レンズ(図示せず)より出射される光ビームスポットと光ディスク1の記録面との焦点方向のずれをいう。トラッキングエラー信号とは、前記光スポットと光ディスク1の情報トラックとの光ディスク半径方向のずれをいう。また、アナログ信号処理部8はトラッキングエラー信号の低域成分を取り出し、サーボ処理部9に出力する。サーボ処理部9は対物レンズとキャリッジ5との相対的な位置関係を示すレンズ位置信号を生成し、モータ駆動部10に出力する。
サーボ処理部9はON/OFF回路、演算回路、フィルタ回路、増幅回路等によって構成され、光ビームスポットが光ディスク1の情報トラックに追従するように対物レンズをフォーカス/トラッキング制御し、さらにトラッキングエラー信号の低域成分を用いて対物レンズが概略中立位置を保持するようにフィード制御を行う。フィード部6はフィードモータ7、ギヤ(図示せず)、スクリューシャフト(図示せず)等から構成され、フィードモータ7を回転させることによってキャリッジ5が移動し、その際フィードモータ7よりフィードモータパルスが周期的に出力されるようになっている。
ここで、コントローラ13は本発明の制御部を構成し、アナログ信号処理部8、サーボ処理部9、モータ駆動部10、デジタル信号処理部11、レーザ駆動部12の各部から送られる信号が入力され、これらの信号の演算処理等を行い、この演算処理の結果(信号)を各部に送出し、各部にて駆動、処理を実行させ、各部の制御を行うものである。なお、詳細な説明や図示は省略するが、コントローラ13には、少なくとも、演算機能を備えたCPU、MPU等の演算処理装置や、ROM、RAM等の記憶装置を備えることは言うまでもない。
一方、記録型の光ディスクには、プリグルーブ(案内溝)が製造過程にて形成されている。このプリグルーブは、特定の周波数範囲で蛇行しながらウォブルを形成しており、ディスクのアドレス情報が変調されて記録されている。これらの情報を利用して、スピンドルモータの回転制御や光ディスク盤面上での位置情報を得ることができる。
ここで、本発明の特徴部分であるウォブル生成法について、図2、図3を用いて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態におけるウォブル生成部のブロック図である。図2において、2はピックアップモジュール、8はアナログ信号処理部、11はデジタル信号処理部、13はコントローラ、51はウォブル回路、51aは増幅回路A、51bは増幅回路B、51cは差動回路、51dは増幅回路C、51eはBPF、51fは2値化回路、51gはADCである。ウォブル回路51は、アナログ信号処理部8の中にあり、増幅回路A51a、増幅回路B51b、差動回路51c、増幅回路C51d、BPF51e、2値化回路51f、ADC51gにより構成される。
増幅回路A51aと増幅回路B51bは、ピックアップモジュール2から光ディスク1盤面上に記録されているウォブル信号をそれぞれ分割受信し、規定の振幅まで増幅する。増幅された信号は差動回路51cへ送られ、そこで一つのウォブル信号へ合成される。合成された信号は増幅回路C51dに送られ、そこで、ADC51g、コントローラ13を介して行なわれるフィードバックを利用して、規定の振幅まで増幅される。規定の信号まで増幅された信号は、BPF51eで周波数選択が行なわれ、2値化回路51fで2値化が行なわれた後に、デジタル信号処理部11へ送られる。
従来、ADC51g、コントローラ13を介して行なわれるウォブル信号の振幅制御は、光ディスク記録面上の任意の1箇所のみのウォブル信号を測定して、増幅回路C51dのゲイン設定を行なっていた。
ところが、本実施の形態では、ウォブル信号の振幅制御を行なう制御部が、光ディスク1記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られたウォブル信号振幅を基に決定されるゲインと前記ウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、前記ウォブル信号の振幅制御は、前記ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれる。複数箇所のウォブル信号の振幅を測定し、測定したウォブル信号の振幅とそれらの測定場所の情報により、増幅回路のゲイン設定を行なうため、光ディスクの内周側から外周側にかけての緩やかなウォブル信号の振幅変動に対して、最適なゲイン設定を行なうことができる。
図3は、本発明の一実施の形態におけるウォブル生成のフローチャートである。
光ディスク装置は、光ディスク1が挿入されると、スピンドルモータ3を回転させ、起動処理(S1)を開始し、フォーカスサーボ、トラッキングサーボをかけ(S2)、ディスク判別(S3)を行なう。この時、ウォブル信号があれば、CD−R、CD−RWに代表される記録型の光ディスクであり、ウォブル信号が無ければ、CD−ROM、DVD−ROMに代表される非記録型の光ディスクとなり、ROMディスクとして起動する(S9)。
記録型の光ディスクは、ウォブル信号からスピンドルモータの回転制御や光ディスク盤面上での位置情報を得る必要があるため、ウォブル信号振幅を測定し(S11)、ウォブル信号振幅のゲイン決定を行なう(S12)。ウォブル信号振幅の測定(S11)とウォブル信号振幅のゲイン決定(S12)は、光ディスク1の記録面上を複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーンに対して、ウォブル信号振幅の測定(S11)と個別のウォブル信号振幅のゲイン決定(S12)を行なう。こうすることにより、ゲイン決定を複数のゾーンにより個別に管理することができ、より緻密なウォブル信号振幅の制御が可能となる。光ディスク1の記録面上を複数のゾーンに分割する分割方法は、前記光ディスクの内周側から外周側にかけての半径方向で分割されており、ウォブル信号の振幅変動は主として、光ディスクの内周側から外周側にかけての緩やかな変動であるため、複数のゾーンに分割する分割方法を前記光ディスクの内周側から外周側にかけての半径方向で分割することによって、本発明の効果を最大限に発揮することができる。また、2層ディスクの場合は、1層目、2層目をそれぞれ別のゾーンとして、分割することにより、層間で異なるウォブル信号振幅に対応することができる。
光ディスク1の記録面上に存在する複数のゾーン全てについて、ウォブル信号振幅の測定とウォブル信号振幅のゲイン決定が終了する(S13)とゲイン設定用テーブルに位置情報とその位置でのゲイン情報を保持し(S14)、以降のウォブル信号の振幅制御は、このゲイン設定用テーブルの情報を基に行なう。ゲイン設定用テーブルへの位置情報とその位置でのゲイン情報の保持(S14)が終了すると、光ディスク1のアドレス情報を読み取り(S6)、ディスク情報を取得し(S7)、使用者からのデータ記録動作待ちであるコマンド待ち(S8)となる。
本実施の形態では、決定されるウォブル信号振幅のゲインは、測定されたウォブル信号振幅から計算で算出されるものでは無く、工場出荷時などにあらかじめ設定されている選択可能な固定値の中から設定することによって、あらたにゲイン値を算出する演算回路を
必要とせず、簡略な構成で本発明を実現することができる。
また、ゲイン設定用のテーブルは、一度設定された後も一定間隔もしくは随時更新されることによって、光ディスク装置を長時間使用する際の温度変化や光ディスク装置の小型化により急激な温度変化などによるウォブル信号の振幅変動にも対応することが可能となる。
このようにして、ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置の制御方法を実現することができる。
また、上述の制御方法を光ディスク装置に用いることによって、ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置を実現することができる。
なお、本実施の形態では、ウォブル信号振幅の測定(S11)とウォブル信号振幅のゲイン決定(S12)は、光ディスク1の記録面上を複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーンに対して、ウォブル信号振幅の測定(S11)と個別のウォブル信号振幅のゲイン決定(S12)を行なうこととしたが、光ディスク1の記録面上を複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーンに対して、ウォブル信号振幅の測定(S11)と個別のウォブル信号振幅のゲイン決定(S12)を行なうことに限定されるものでは無い。より緻密なウォブル信号振幅の制御を行なおうとすれば、光ディスク1の記録面上を複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーンに対して、ウォブル信号振幅の測定(S11)と個別のウォブル信号振幅のゲイン決定(S12)を行なうことが好ましい。
また、本実施の形態では、光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割する分割方法を光ディスクの内周側から外周側にかけての半径方向で分割することとしたが、分割方法はこれに限定されるものではなく、例えば、光ディスク中心部から放射状にするものでもよい。
さらに、本実施の形態では、ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインは、工場出荷時などにあらかじめ設定されている選択可能な固定値の中から設定されることとしたが、ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインは、工場出荷時などにあらかじめ設定されている選択可能な固定値の中から設定されることに限定されるものでは無く、例えば、測定されたウォブル信号振幅から計算で算出されるものであっても良い。本発明を、簡略な構成で実現しようと思えば、ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインは、工場出荷時などにあらかじめ設定されている選択可能な固定値の中から設定されることが好ましい。
さらにまた、本実施の形態では、ゲイン設定用のテーブルは、一度設定された後も一定間隔もしくは随時更新されることとしたが、ゲイン設定用のテーブルは、一度設定された後も一定間隔もしくは随時更新されることに限定されるものでは無い。光ディスク装置を長時間使用する際の温度変化や光ディスク装置の小型化により急激な温度変化などによるウォブル信号の振幅変動にも対応させようと思えば、ゲイン設定用のテーブルは、一度設定された後も一定間隔もしくは随時更新されることが好ましい。
本発明は、ウォブル信号の振幅変動を低減することができ、ウォブル信号の振幅変動に起因する読み取り性能の劣化を抑制し、記録エラー防止に対する信頼性を高めた光ディスク装置の制御方法を実現することができ、本発明は、光ディスクに情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置及びその制御方法などに適応可能である。
本発明の一実施の形態における光ディスク装置の光ピックアップ制御部のブロック図 本発明の一実施の形態におけるウォブル生成部のブロック図 本発明の一実施の形態におけるウォブル生成のフローチャート 従来の光ディスク装置における光ピックアップ制御部のブロック図 従来の光ディスク装置におけるウォブル生成部のブロック図 従来の光ディスク装置におけるウォブル生成のフローチャート
符号の説明
1 光ディスク
2 ピックアップモジュール
3 スピンドルモータ
4 光ピックアップ
5 キャリッジ
6 フィード部
7 フィードモータ
8 アナログ信号処理部
9 サーボ処理部
10 モータ駆動部
11 デジタル信号処理部
12 レーザ駆動部
13 コントローラ
51 ウォブル回路
51a 増幅回路A
51b 増幅回路B
51c 差動回路
51d 増幅回路C
51e BPF
51f 2値化回路
51g ADC

Claims (7)

  1. ウォブル信号の振幅制御を行なう制御方法であって、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られた前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインと前記ウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、前記ウォブル信号の振幅制御は、前記ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  2. 前記ウォブル信号の振幅制御は、前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割し、それぞれのゾーンに対して、個別のゲインを設定することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置の制御方法。
  3. 前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割する分割方法は、前記光ディスクの内周側から外周側にかけての半径方向で分割することを特徴とする請求項1、2いずれか1項に記載の光ディスク装置の制御方法。
  4. 前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインは、あらかじめ設定されている選択可能な固定値の中から設定されることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の光ディスク装置の制御方法。
  5. 前記ゲイン設定用のテーブルは、一度設定された後も一定間隔もしくは随時更新されることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の光ディスク装置の制御方法。
  6. 前記光ディスクの記録面上を複数のゾーンに分割する分割方法は、前記光ディスクが2層ディスクの場合、1層目と2層目をそれぞれ別のゾーンとして分割することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の光ディスク装置の制御方法。
  7. ウォブル信号の振幅制御を行なう制御部を備え、前記制御部は、光ディスク記録面上において、複数の位置のウォブル信号振幅を測定し、得られた前記ウォブル信号振幅を基に決定されるゲインと前記ウォブル信号振幅を測定した光ディスク記録面上における位置の位置情報とを、それぞれが対応するようにゲイン設定用のテーブルに保持し、前記ウォブル信号の振幅制御は、前記ゲイン設定用のテーブル情報を基に行なわれることを特徴とする光ディスク装置。
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