JP2006134242A - 状況判定システム、状況判定方法 - Google Patents

状況判定システム、状況判定方法 Download PDF

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直治 山田
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聡 田中
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Abstract

【課題】無線タグ識別子から物品の状況、物品と物品の関係、物品と人の関係など、サービスを提供するために必要な状況を判定する。
【解決手段】第1の状況判定手段である無線タグ識別子による状況判定部10において、無線タグリーダ201,202によって取得した無線タグ識別情報、それら無線タグリーダの識別情報、それら無線タグリーダによる無線タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて物の存在や移動に関する状況を判定する。次に、第2の状況判定手段である属性情報による状況判定部20において、無線タグ識別子による状況判定部10による判定結果と無線タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する。
【効果】無線タグ識別子から推定できる状況と属性情報から推定できる状況を分け、物品や人の状況を正確に把握できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は状況判定システム、状況判定方法に関し、特に非接触タグが付与された物品から状況を判定する状況判定システム、状況判定方法に関する。
一般に、非接触タグの一種として、無線タグが知られている。従来、この無線タグが付与された物品において無線タグ識別子(無線タグID)に対応付けられた情報を提供したり、無線タグを有する人の位置により着信する端末を変更したりする方法が提案されている。
例えば、店舗内に陳列される商品に無線タグが付与され、リーダにより読取られた無線タグ識別子に対応付けられた商品情報を提供することで、顧客が購入しようとした商品もしくは興味を持った商品に関する商品情報のみを提供するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、人が持っている無線タグをリーダで検出することにより、その人の位置を登録し、その人への発信があった場合、該当する位置にある電話機に着信できる方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−258928号公報 特開2004−32587号公報
しかしながら、上述した従来技術は、無線タグ識別子に対応付けられた情報は、当該情報提供システムや情報提供方法に特化しており、例えば、商品以外の情報を提供したい場合などには、システムを初めから作り直す必要があった。
また、人や物品の位置情報を把握することはできるが、例えば、物品の状況や物品と物品の関係、物品と人の関係などを把握することは困難であった。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は非接触タグ識別子から物品の状況、物品と物品の関係、物品と人の関係など、サービスを提供するために必要な状況を判定する状況判定システム及び状況判定方法を提供することである。
本発明の請求項1による状況判定システムは、物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定システムであって、非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて物の存在や移動に関する状況を判定する第1の状況判定手段(例えば、図1中の無線タグ識別子による状況判定部10に対応)と、前記第1の状況判定手段による判定結果と前記非接触タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する第2の状況判定手段(例えば、図1中の属性情報による状況判定部20に対応)とを含むことを特徴とする。このように、非接触タグ識別子から推定できる状況(第1のレイヤ)と属性情報から推定できる状況(第2のレイヤ)とを、2つに分けて判定することにより、非接触タグの検出結果から物品の状況や物品と物品の関係、物品と人の関係などを判定し、それらの情報を提供できる。このためサービスプロバイダはそれらの情報を取得することで状況に応じたサービスを提供できる。
本発明の請求項2による状況判定装置は、
物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定装置であって、非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて、物の存在や移動に関する状況を判定する状況判定手段を含むことを特徴とする。このように状況判定装置を構成すれば、非接触タグの検出結果から物品の状況や物品と物品の関係を判定することができる。
本発明の請求項3による状況判定装置は、請求項2において、
前記状況判定手段は、
前記非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて、同一地点に同時に存在する非接触タグ、静止している非接触タグ、移動している非接触タグ、を判定することを特徴とする。このように状況判定装置を構成すれば、非接触タグの検出結果から物品の状況や物品と物品の関係を判定することができる。
本発明の請求項4による状況判定装置は、
物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定装置であって、前記非接触タグが付与されている物の存在や移動に関する状況についての判定結果と非接触タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する状況判定手段を含むことを特徴とする。このように状況判定装置を構成すれば、非接触タグ識別子から推定できる状況に、さらに属性情報をも加えて状況を推定でき、物品や人の状況を正確に把握することができる。
本発明の請求項5による状況判定装置は、請求項4において、
前記属性情報は物品の所有者情報であり、
前記状況判定手段は、
複数の物品が一緒に存在している場合にその空間が縄張り(domain)であると判定し、
複数の物品が同時に移動している場合にそれら複数の物品は持ち物(belonging)であると判定し、
複数の物品が一緒に静止している場合にその空間が固定的縄張り(fixed domain)であると判定し、
物品の分離を検出した場合にその物品が人から離れた(leave)と判定し、
物品の合流を検出した場合にその物品と人が近づいた(close in)と判定することを特徴とする。属性情報が物品の所有者情報である場合には、上記のように、物品や人の状況を正確に把握することができる。
本発明の請求項6による状況判定方法は、物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定方法であって、非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて物の存在や移動に関する状況を判定する第1の状況判定ステップ(図13及び図14に対応)と、前記第1の状況判定ステップによる判定結果と前記非接触タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する第2の状況判定ステップ(図15に対応)とを含むことを特徴とする。上記第1の状況判定ステップ、第2の状況判定ステップのように、非接触タグ識別子から推定できる状況(第1のレイヤ)と属性情報から推定できる状況(第2のレイヤ)とを、分けて判定することにより、物品や人の状況を正確に把握することができる。
以上説明したように本発明は、非接触タグ識別子から推定できる状況と属性情報から推定できる状況とを分け、物品や人の状況を正確に把握する状況判定システム及び状況判定方法を実現できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(状況判定システム)
本実施形態に係る状況判定システムは、非接触タグが付与されている物品の検出結果から状況を判定する。非接触タグの一例として無線タグが知られている。以下、この無線タグを用いた場合を例として、本システムについて説明する。なお、無線タグ以外の非接触タグについて本システムを適用することができることは勿論である。
無線タグは、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグなどからなり、無線タグを一意に識別する無線タグ識別子(以下「無線タグID」と記す)を保持している。電源を具備しているアクティブタグの場合、無線タグIDに応じた所定の周波数の送信信号を一定間隔で、送信アンテナを介してブロードキャスト送信する。一方、電源を具備していないパッシブタグの場合、無線タグリーダからスキャン信号に応答して無線タグIDに応じた所定の周波数の送信信号を、送信アンテナを介して送信する。
本実施形態に係る状況判定システム1は、図1に示すように、非接触タグから識別子を検出するための非接触タグ読取装置である無線タグリーダ201、202と、無線タグ識別子による状況判定部10と、属性情報による状況判定部20と、無線タグIDと所有者情報とを対応付けて保持する属性情報保持部30と、状況提供部40と、物品に無線タグが付与されたときに、物品の所有者情報を属性情報保持部30に登録するための登録部50と、無線タグリーダから送信される情報を受信する受信部60と、受信部60によって受信された情報を順次蓄積する蓄積部70と、属性情報保持部30の保持内容を検索する検索部80とを含んで構成されている。
また、無線タグリーダ201、202は、無線タグ101〜103に保持されている無線タグ識別子を読取る機能を有している。無線タグ101〜103が電源を具備していないパッシブ方式である場合、無線タグリーダ201、202からスキャン信号がそれぞれ出力され、これを受信した無線タグ101〜103から無線タグ識別子が送信されるので、それを無線タグリーダ201、202が読取る。この場合、スキャン信号の送信周期は、自由に設定できるが、例えば0.1秒程度である。
一方、無線タグ101〜103が電源を具備しているアクティブ方式である場合、各無線タグが無線タグ識別子をブロードキャスト送信するので、それを無線タグリーダ201、202が読取る。この場合、ブロードキャスト送信の周期は、自由に設定できるが、例えば0.2秒程度である。ブロードキャスト送信周期をこれよりも短くすることは可能であるが、電源である電池を早く消耗してしまうので、得策ではない。
なお、本システムでは移動できない固定式の無線タグリーダを用いてもよいし、移動可能な移動式の無線タグリーダを用いてもよい。前者の場合は無線タグリーダの絶対位置が予め分かっているので、物の移動有無を判定するのに問題は無い。これに対し、後者の場合は無線タグリーダの絶対位置を、GPS(Global Positioning System)等の利用によって取得する必要がある。
(登録部、属性情報保持部)
登録部50は、物品に無線タグが付与されたときに、物品の所有者情報を属性情報保持部30に登録する。「所有者」とは、当該物品を所有する人であり、当該物品に対し、社会的責任を有する人(法人、団体等を含む)である。具体的には、図2に示すように、登録者6がパソコン等の入力機器7を使用して登録することができる。例えば、登録部50はウェブサーバとなり、無線タグリーダ201が無線タグ101を検出すると、入力機器7が登録部50にアクセスし、図3に示すように画面が表示される。図3において、登録者6は、所有者の部分に自分の名前(本例では「佐藤」)を入力し、画面に表示されている「送信」の位置にマウスカーソルを合わせてクリックする。これにより、データが送信され、登録部50を通して属性情報保持部30に送られる。以上の登録処理により、属性情報保持部30には、無線タグIDと所有者情報とが対応付けられて保持される。
また、その他、環境や物品に付与されたカメラ等のセンサを用いて、画像解析により物品に無線タグ101を付与した人と、無線タグの表面に刻印されている無線タグ識別子とを認識して、属性情報保持部30に所有者を登録してもよい。
属性情報保持部30は、図4に示すように、無線タグ識別子と所有者情報とを対応付けて保持する。つまり、属性情報保持部30によって実現される属性データベースは、無線タグ識別子が格納される領域30aと、所有者情報が格納される領域30bとを有している。
(無線タグリーダ)
無線タグリーダ201、202は、無線タグ識別子を検出すると、当該無線タグ識別子を検出した時刻及び当該無線タグリーダの識別子とを合わせて、状況判定システム1に送信する。例えば、図5に示すように、検出時刻と、無線タグリーダ識別子と、無線タグ識別子とが対応付けられて送信される。状況判定システム1内の受信部60は、これらの情報を受信し、蓄積部70に順次蓄積する。
無線タグリーダによる検出結果を蓄積記憶する蓄積部70は、リーダそれぞれに対応付けてデータベース(以下「DB」と記す)を設けてもよいが、それではデータの更新処理などが煩雑になる。そこで、物理的には複数でも良く、論理的に1つのDBを設けるのがよい。
(無線タグ識別子による状況判定部)
無線タグ識別子による状況判定部10は、受信部60が無線タグリーダ201、202から受信して蓄積部70に蓄積された無線タグ識別子などの情報に基づき、物品の状況及び物品と物品の関係などの状況を判定する。この無線タグ識別子による状況判定部10は、図6に示すように、同時判定部10aと、静止判定部10bと、移動判定部10cと、状況判定部10dとを含んで構成されている。
同時判定部10aは、同一の地点に同時に存在する無線タグを判定する。具体的には、同一の無線タグリーダで検出された無線タグのうち、検出時刻の近いもの(例えば、2秒以内)を同時と判定する。例えば、図5では、無線タグ101、102、103は2秒以内に無線タグリーダ201により検出されたため、それらは「同時」に検出されたと判定する。
この判定においては、ある無線タグが検出された場合にその検出時刻を基準とし、その時刻から2秒以内に検出された無線タグをまとめて「同時」と判定してもよいし、無線タグの検出時刻ではなく絶対時刻を基準とし2秒間隔で検出された無線タグをまとめて「同時」と判定してもよい。前者は相対的な時間差による判定であり、後者は絶対的な時間間隔毎の判定である。
静止判定部10bは、静止している無線タグを判定する。具体的には、同一の無線タグリーダで、一定時間以上(例えば、2分以上)同一の無線タグを検出した場合、その無線タグは静止していると判定する。例えば、図5では、無線タグ103は11時47分51秒に無線タグリーダ201で検出され、さらに11時50分17秒においても、同一の無線タグリーダにより検出されるため、無線タグ103は静止していると判定する。
さらに、無線タグリーダが当該無線タグを検出し続ける時刻を算出し、静止時間を判定する。例えば、図5では、無線タグ103は11時47分51秒から11時50分17秒の間、無線タグリーダ201に検出され続けているため、2分26秒静止していると判定する。
静止を判定する「一定時間」は、すべての場所で同じ時間でなくてもよい。例えば、屋内では、ピアノや机など長時間静止している物品と、本など、たまに移動される物品を区別するために、判定する時間を長くすることも考えられるし、屋外においては、歩いている人と立ち止まっている人を区別するために、判定する時間を短くすることも考えられる。
移動判定部10cは、移動している無線タグを判定する。具体的には、同一の無線タグを複数の無線タグリーダで検出した場合、その無線タグは移動していると判定する。例えば、図5では、無線タグ101、102は11時47分50秒に、無線タグリーダ201で同時に検出され、さらに、11時50分17秒から18秒にかけて、無線タグリーダ202で同時に検出されることから、無線タグ101、102は移動していると判定する。
さらに、複数の無線タグリーダが当該無線タグを検出する時刻及び無線タグリーダの検出エリアの広さから移動速度を判定する。例えば、図5では、無線タグ101は11時47分50秒で無線タグリーダ201に検出され、11時50分17秒で無線タグリーダ202に検出されている。無線タグリーダの検出エリアの直径を4mとすると、移動速度はおよそ1km/hであると判定する。
状況判定部10dは、同時判定、静止判定、移動判定の結果をもとに物品の状況や物品の関係などの状況を判定する。具体的には、図7及び図8に示すテーブルを保持する。ここで、「Single tag」は同時に検出される無線タグがなく、単独で検出される無線タグを表し、「plural tags」は同時検出される複数の無線タグを表す。図7は、それらの無線タグが1つの無線タグリーダで検出される場合及び複数の無線タグリーダで検出される場合に判定される状況を表しており、図8は時刻t1及び時刻t1+tのときに検出される無線タグリーダから判定される状況を表している。
図7において、単独の無線タグが1つの無線タグリーダで検出される場合、状況判定部10dは、当該無線タグが付された物品が、無線タグリーダ配下に存在(exist)すると判定する。また、単独の無線タグが複数の無線タグリーダで検出される場合、状況判定部10dは、当該無線タグが付された物品が、複数の無線タグリーダの検出エリアのオーバラップした場所に存在(exist)すると判定する。一方、同時判定部10aで同時と判定された複数の無線タグが1つの無線タグリーダにより検出される場合、状況判定部10dは、複数の物品が一緒に存在(exist with)すると判定する。また、それらの無線タグが複数の無線タグリーダで検出する場合、状況判定部10dは、複数の物品が複数の無線タグリーダの検出エリアのオーバラップした場所に一緒に存在(exist with)すると判定する。
図8において、単独の無線タグが同一の無線タグリーダで検出され続けた場合、つまり、静止判定部10bにより、静止していると判定された場合、状況判定部10dは、無線タグが付された物品が静止(stationary)していると判定する。一方、単独の無線タグが異なる無線タグリーダ検出された場合、つまり、移動判定部10cにより、移動していると判定された場合、状況判定部10dは物品が移動(move)していると判定する。
ここで、異なる無線タグリーダとは、無線タグが1つの無線タグリーダから複数の無線タグリーダで検出される場合も含む。例えば、図8で、時刻t1において無線タグがreaderAのみで検出され、時刻t1+tにおいてReaderA及びReaderBの両方で検出される場合も異なる無線タグリーダで検出されるとする。
複数の無線タグが同時に検出され、かつそれらがすべて静止していると判定される場合、状況判定部10dは、複数の物品が一緒に静止(stationary with)している状況であると判定する。また複数の無線タグが同時に検出され、かつそれらがすべて移動していると判定される場合、状況判定部10dは、複数の物品が一緒に移動(move with)していると状況であると判定する。次に、時刻t1において、ReaderAで複数の無線タグが同時に検出され、時刻t1+tにおいては、それらがReaderA及びReaderBでそれぞれ検出される場合、状況判定部10dは物品が分離(separate)していると判定する。逆に、時刻t1において、ReaderA及びReaderBでそれぞれ検出される無線タグが、時刻t1+tにおいて、同時に検出される場合、状況判定部10dは物品が合流(merge)していると判定する。
状況判定部10dは判定された情報及び無線タグ識別子を、属性情報による状況判定部20へ送信する。
(属性情報による状況判定部)
属性情報による状況判定部20は、属性情報として所有者情報から物品の状況や物品と人の関係などの状況を判定する。具体的には、無線タグ識別子による状況判定部10から受信する情報と属性情報保持部30から受信する、無線タグに対応する所有者情報に基づき、図9に示すテーブルを参照して、状況を判定する。
属性情報による状況判定部20は、無線タグ識別子による状況判定部10から受信した無線タグ識別子から当該無線タグに対応する所有者情報を、検索部80によって参照される属性情報保持部30から取得する。取得した所有者情報と無線タグ識別子による状況判定部10により判定された情報から、さらなる状況を判定する。
属性情報による状況判定部20は、具体的には、図10に示すように、無線タグ識別子送信部20aと、属性情報受信部20bと、属性情報判定部20cとを含んで構成されている。なお、同図では、無線タグ識別子送信部20aと属性情報受信部20bとが独立の構成であるが、それらを1つにまとめた構成にしてもよい。
無線タグ識別子送信部20aは、無線タグ識別子による状況判定部10内の状況判定部10dより送信された無線タグ識別子を受信し、当該無線タグ識別子に対応する属性情報を取得するため、受信した無線タグ識別子の情報を検索部80へ送信する。
検索部80は、属性情報保持部30によって実現される属性データベース(図4)を参照し、無線タグ識別子に対応する属性情報である所有者情報を取得する。そして、検索部80は、取得した所有者情報を属性情報受信部20bへ送信する。
属性情報受信部20bは、受信した所有者情報を属性情報判定部20cに送信する。属性情報判定部20cは、受信した所有者情報と状況判定部10dにより判定された情報からさらなる状況を判定する。具体的には、所有者情報を参照し、例えば検出された無線タグ全体の9割以上が同一の所有者である場合、属性情報判定部20cは、図9のテーブルを用いることで、さらなる状況を判定する。
例えば、状況判定部10dから複数の物品が一緒に存在(exist with)という情報を受信し、属性情報受信部20bから受信した属性情報により、存在している無線タグのうち、同一の所有者情報を有する無線タグ数がしきい値以上であることが判明した場合(例えば9割が同一の所有者である場合)、属性情報判定部20cは、その空間が縄張り(domain)であると判定する。
また、状況判定部10dから複数の物品が同時に移動(move with)という情報を受信し、属性情報受信部20bから受信した属性情報により、移動している無線タグのうち、同一の所有者情報を有する無線タグ数がしきい値以上であることが判明した場合(例えば9割が同一の所有者である場合)、属性情報判定部20cは、それら複数の物品は持ち物(belonging)であると判定する。
状況判定部10dから複数の物品が一緒に静止(stationary with)という情報を受信し、属性情報受信部20bから受信した属性情報により、存在している無線タグのうち、同一の所有者情報を有する無線タグ数がしきい値以上であることが判明した場合(例えば9割が同一の所有者である場合)、属性情報判定部20cは、その空間が固定的縄張り(fixed domain)であると判定する。
状況判定部10dから物品の分離(separate)という情報を受信し、属性情報受信部20bから受信した属性情報により、移動している無線タグのうち、同一の所有者情報を有する無線タグ数がしきい値以上であることが判明した場合(例えば9割が同一の所有者である場合)、属性情報判定部20cは、少なくとも1つの物品が人から離れた(leave)と判定する。
状況判定部10dから物品の合流(merge)という情報を受信し、属性情報受信部20bから受信した属性情報により、移動している無線タグのうち、同一の所有者情報を有する無線タグ数がしきい値以上であることが判明した場合(例えば9割が同一の所有者である場合)、属性情報判定部20cは、少なくとも1つの物品と人が近づいた(close in)と判定する。
なお、上記のしきい値は状況を判定する指標であり、時刻や場所に応じて柔軟に変更してもよい。
属性情報による状況判定部20は判定した情報を状況提供部40へ送信する。
状況提供部40は、受信した情報を第三者に送信する。具体的には、取得した状況を元にサービスを提供するサービスプロバイダなどが利用することが考えられる。
(サービスの例)
上記状況判定システムによる状況判定結果を利用したサービスの例について説明する。
(A)落とし物通知サービス
例えば、物品を持って歩いている人が、そのなかの1つを落としてしまった場合、当該物品が人から離れた状況を判定できるため、落とし物通知サービスを提供するサービスプロバイダは、人が物品を落としたことを通知できる。
図11に、落とし物通知サービスを実現するためのシステムの構成を示す。同図に示すように、落とし物通知サービスシステム200は、状況判定システム1と、物品管理サービス装置230と、タグリーダ211,212とを含んで構成され、それらがネットワークNを介して接続されている。無線タグ241〜243は、物品に付され、一意に識別される無線タグIDを有しており、当該IDは、タグリーダ211,212により読取られる。タグリーダ211及び212は互いに当該タグリーダの検出エリアが隣接するように設置されており、無線タグ241〜243が当該タグリーダ211,212の検出エリア内にある場合は、当該無線タグ241〜243の無線タグIDを取得する。
これらのタグリーダによる検出結果は、上述したように、状況判定システム1に送られ、状況が判定される。この状況判定結果が、物品が人から離れたことを示す(leave)である場合、その状況判定結果と物品名称及び所有者情報とがネットワークNを介して物品管理サービス装置230に送信される。
物品管理サービス装置230は、機能的には、送受信部231と、制御部232とから構成される。
送受信部231は、(leave)という状況判定結果と物品名称及び所有者とを、状況判定システム1からネットワークN経由で受信し、制御部232に出力する。制御部232は、(leave)という状況判定結果と物品名称及び所有者とを受け取ると、落とし物が発生したと判断し、その旨のメッセージを作成して送受信部231に出力する。このメッセージを受取った送受信部231は、そのメッセージを所有者に通知する。この場合、所有者の携帯電話機に音声メッセージを送ってもよいし、電子メールとして送信してもよい。
このような構成において、物品に付与されている無線タグ241,242,243がタグリーダ211によって検出された後、無線タグ242が付与された物品を落としたと仮定する。ここでは、無線タグ242は“帽子”に付与されているものとする。その後、無線タグ241及び243がタグリーダ212によって検出されると、状況判定システム1は、状況判定結果(leave)と物品名称及び所有者情報(例えば“帽子,佐藤")とを物品管理サービス装置230に送信する。
これを受信した物品管理サービス装置230では、落とし物が発生したと判断する。そして、その旨のメッセージを作成し、そのメッセージを所有者に通知する。
以下、上記の構成からなる落とし物通知サービスシステム200により実行される処理について、図12を用いて説明する。状況判定システム1において、無線タグリーダ211,212それぞれによるタグ検出結果を受信すると(ステップS21)、上述したように状況判定が行われる(ステップS22)。この状況判定の結果がleaveである場合、その状況判定結果leaveと物品名称及び所有者とを、物品管理サービス装置230に送信する(ステップS23)。
物品管理サービス装置230において、状況判定結果leaveと物品名称及び所有者とを受信すると(ステップS24)、その物品の所有者にメッセージを通知する(ステップS25)。本例では、「帽子を落としたようです」といったメッセージが佐藤さんに通知される。これにより、落とし物の所有者は、当該通知内容から、タグリーダ211とタグリーダ212との間を移動中に帽子を落としたことに即時に気付くことができる。
なお、このメッセージ通知は、帽子と同時に検出された所有者の所有する携帯電話機を介して行うことができるが、携帯電話機自体を落とした場合や忘れた場合を鑑みて、タグリーダ212の周辺に設置されているスクリーン等の情報提供手段を利用して通知してもよい。
(B)縄張り(domain)を用いたサービス
無線タグリーダで検出され判定された縄張り(domain)のなかに、縄張りを形成している所有者以外の所有者の物品が長期間存在した場合、他人から借りたものがずっと借りっぱなしになっていることを判定できる。このように判定できた場合、すぐに返すように電子メールなどで通知するサービスを実現できる。
(C)持ち物(belonging)を用いたサービス
あらかじめ、「お出かけ時持っていくものリスト」を作成しておく。持ち物情報のほかに人の位置情報を用い、人が玄関を出たとき、無線タグリーダで検出され判定された(belonging)に該当する物品と「お出かけ時持っていくものリスト」とを比較することによって、持ち忘れた物品を判定できる。このように判定できた場合、持ち忘れた旨を電子メールなどで通知するサービスを実現できる。
(D)固定的縄張り(fixed domain)を用いたサービス
固定的縄張りのほかに人の位置情報を用いる。
無線タグリーダで検出され判定された固定的縄張り(fixed domain)=その人の私的空間、すなわち仕事や趣味などに没頭する空間、であると考え、人が自分の固定的縄張りの中にいると判定できた場合、携帯電話機を自動的にマナーモードやドライブモードに設定する。こうすることで、携帯電話機の着信メロディーなどによって、仕事や趣味の邪魔をしないようにするサービスを実現できる。
(E)人が近づいた(close in)を用いたサービス
GPSなどを用いて、人や物品の位置情報を正確に(例えば数cm単位で)測定する。そして、落とし物や忘れ物をして、自分の物品を探しているときに、無線タグリーダで検出され判定された人が近づいた(close in)ことを通知することにより、すぐ近くに自分の物品があるということが分かるようにし、物品を探す手がかりとする。
(変形例)
上述した実施形態において、状況判定システムは、無線タグ識別子による状況判定部10と、属性情報による状況判定部20と、属性情報保持部30と、状況提供部40と、登録部50と、受信部60と、蓄積部70と、検索部80とを含んで構成されているが、これらの一部が本システムの外部に設けられネットワークを介して必要な信号を授受する構成を採用してもよい。例えば、無線タグ識別子による状況判定部10を、本システムから独立させて状況判定装置としてもよい。また、属性情報による状況判定部20を、本システムから独立させて状況判定装置としてもよい。
(状況判定方法)
次に、本実施形態に係る状況判定方法について、図13〜図15を用いて説明する。
(イ)まず、図13中のステップS101において、同時判定部10aにより複数の無線タグを同時に検出したか否かを判定する。複数の無線タグを同時に検出した場合は、ステップS102へ進み、複数の無線タグ識別子に対応付けられた複数の物品が一緒に存在することを判定する。そして、ステップS103において、exist withのビットを「1」に設定し、ステップS106へ進む。一方、ステップS101において、複数の無線タグを同時に検出しなかった場合、ステップS104へ進み、無線タグ識別子に対応付けられた物品が存在することを判定する。そして、ステップS105において、existのビットを「1」に設定し、図14中のステップS117へ進む。
(ロ)次に、図13中のステップS106において、静止判定部10bは静止している無線タグがあるか否かを判定する。静止している無線タグがある場合、ステップS107へ進む。一方、ステップS106において、静止している無線タグがない場合、ステップS115へ進み、複数の物品が一緒に移動していることを判定する。そして、S116において、move withのビットを「1」に設定し、図15中のステップS122へ進む。
(ハ)次に、図13中のステップS107において、すべての無線タグが静止しているか否かを判定する。すべての無線タグが静止している場合、ステップS108へ進む。一方、ステップS107において、すべて静止していない場合、つまり、一緒に存在する無線タグのうち一部が移動したことから、ステップS113において、物品が分離したことを判定する。そして、ステップS114において、separateのビットを「1」に設定し、図15中のステップS122へ進む。
(ニ)次に、図13中のステップS108において、静止している無線タグの他に、無線タグリーダの検出エリアに入ってきた無線タグがあるか否かを判定する。無線タグリーダの検出エリアに入ってきた無線タグがある場合、S109へ進み、物品が合流したことを判定する。そして、ステップS110において、mergeのビットを「1」に設定し、ステップS122へ進む。一方、ステップS108において、無線タグリーダの検出エリアに入ってきた無線タグがない場合、ステップS111へ進み、複数の物品が一緒に静止していることを判定する。そして、ステップS112において、stationary withのビットを「1」に設定し、図15中のステップS122へ進む。
(ホ)次に、図14中のステップS117において、無線タグが静止しているか否かを判定する。無線タグが静止している場合、ステップS118へ進み、無線タグに対応付けられた物品が静止していることを判定する。そして、ステップS119において、stationaryのビットを「1」に設定し、ステップS122へ進む。一方、物品が静止していない場合、ステップS120へ進み、物品の移動を判定する。そして、ステップS121において、moveのビットを「1」に設定し、図15中のステップS122へ進む。
(ヘ)次に、所有者情報を用いた状況判定処理を行う。まず、図15中のステップS122において、exist withのビットが1か否かを判定する。「1」の場合、ステップS127へ進み、「1」ではない場合、ステップS123へ進む。ステップS127では、同一の所有者情報を持つ無線タグ数がしきい値より多いか否かを判定する。しきい値より多い場合、ステップS128へ進み、その空間は所有者の縄張りであることを判定する。
(ト)次に、図15中のステップS123において、move withのビットが「1」か否かを判定する。「1」の場合、ステップS129へ進み、「1」ではない場合、ステップS124へ進む。ステップS129では、同一の所有者情報を持つ無線タグ数がしきい値より多いか否かを判定する。しきい値より多い場合、ステップS130へ進み、それらの物品は持ち物であることを判定する。
(チ)図15中のステップS124において、stationary withのビットが「1」か否かを判定する。「1」の場合、ステップS131へ進み、「1」ではない場合、ステップS125へ進む。ステップS131では、同一の所有者情報を持つ無線タグ数がしきい値より多いか否かを判定する。しきい値より多い場合、ステップS132へ進み、その空間は所有者の固定的縄張りであることを判定する。
(リ)図15中のステップS125において、separateのビットが「1」か否かを判定する。「1」の場合、ステップS133へ進み、「1」ではない場合、ステップS126へ進む。ステップS133では、同一の所有者情報を持つ無線タグ数がしきい値より多いか否かを判定する。しきい値より多い場合、ステップS134へ進み、物品の一部が人から離れたことを判定する。
(ヌ)図15中のステップS126において、mergeのビットが「1」か否かを判定する。「1」の場合、ステップS135へ進む。ステップS135では、同一の所有者情報を持つ無線タグ数がしきい値より多いか否かを判定する。しきい値より多い場合、ステップS136へ進み、物品に人が近づいたことを判定する。
(まとめ)
本実施形態に係る状況判定システム及び状況判定方法は、無線タグの検出結果により、物品の状況、物品と人の関係などの状況を判定することができる。無線タグを利用した従来のシステムはアプリケーションに特化した専用のシステムであるのに対し、本発明のシステムはサービスを提供する際のトリガとなるシステムである。すなわち、本システムを採用すれば、物品に無線タグを付与し、その検出結果及び所有者情報から状況を判定できるため、状況に応じたサービスを提供したいサービスプロバイダに有益な情報を提供できる。
(他の実施態様)
請求項の記載に関し、本発明は更に以下の態様を取りうる。
(1)非接触タグの検出結果から状況を判定するシステムであって、非接触タグ検出結果から状況を判定する、非接触タグ識別子による状況判定手段(第1の状況判定手段)と、当該状況判定結果及び非接触タグに対応付けられて登録されている属性情報から状況を判定する、属性情報による状況判定手段(第2の状況判定手段)と、判定した状況を提供する、状況提供手段とを備えることを特徴とする状況判定システム。
(2)所定の非接触タグリーダが非接触タグを検出した場合、前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、非接触タグリーダが検出した非接触タグ識別子及び当該非接触タグの検出時刻と非接触タグリーダ識別子から状況を判定することを特徴とする(1)に記載の状況判定システム。
(3)前記属性情報による状況判定手段は、前記非接触タグ識別子による状況判定手段により判定された状況及び非接触タグ識別子に対応付けられて登録されている属性情報から状況を判定することを特徴とする(1)又は(2)に記載の状況判定システム。
(4)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の非接触タグリーダが非接触タグを検出した場合に、非接触タグが付された物品が当該非接触タグリーダの検出エリア内に存在することを判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(5)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の非接触タグリーダが複数の非接触タグを同時に検出した場合に、当該非接触タグが付された複数の物品が一緒に存在することを判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(6)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の非接触タグリーダが非接触タグを一定時間以上検出し続けた場合に、当該非接触タグが付された物品が静止していること及びその静止時間を判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(7)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の複数の非接触タグリーダが同一の非接触タグを異なるタイミングで検出する場合に、当該非接触タグが付された物品が移動していること及びその移動速度を判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(8)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の非接触タグリーダが複数の非接触タグを一定時間以上検出し続けた場合に、当該非接触タグが付された物品が一緒に静止していること及びその静止時間を判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(9)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の複数の非接触タグリーダが複数の非接触タグを異なるタイミングで同時に検出する場合に、当該非接触タグが付された複数の物品が一緒に移動していること及びその移動速度を判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(10)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の複数の非接触タグリーダのうち、あるタイミングで1つの非接触タグリーダが複数の非接触タグを検出し、次のタイミングで異なる前記複数の非接触タグのうちの一部が、異なる非接触タグリーダで検出された場合に、当該非接触タグが付された物品のうちのいくつかが分離したことを判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(11)前記非接触タグ識別子による状況判定手段は、所定の複数の非接触タグリーダのうち、あるタイミングで異なる非接触タグリーダが検出した複数の非接触タグが、次のタイミングで同一の非接触タグリーダで検出された場合に、当該非接触タグが付された物品が合流したことを判定することを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の状況判定システム。
(12)非接触タグの検出結果から状況を判定する方法であって、非接触タグ検出結果から状況を判定するステップと、当該状況判定結果及び非接触タグに対応付けられて登録されている属性情報から状況を判定するステップと、判定した状況を提供するステップとを備えることを特徴とする状況判定方法。
本発明は、非接触タグが付与された物品から状況を判定し、この判定結果をサービスプロバイダなどに提供する場合に利用することができる。
本実施形態に係る状況判定システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、所有者の登録処理を説明する模式図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、所有者の登録処理を行う際の画面例を示す図である。 本実施形態に係る状況判定システムの属性データベースの一例を示す図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、無線タグリーダの検出結果の一例を示す図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、無線タグ識別子による状況判定部の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、無線タグ識別子による状況判定部による状況判定を表す図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、無線タグ識別子による状況判定部による状況判定を表す図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、属性情報による状況判定部による状況判定テーブルの内容を示す図である。 本実施形態に係る状況判定システムにおいて、属性情報による状況判定部の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る状況判定システムを利用した落とし物通知サービスシステムの構成例を示す図である。 落とし物通知サービスシステムにより実行される処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る状況判定方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る状況判定方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る状況判定方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 状況判定システム
6 登録者
7 入力機器
10 無線タグ識別子による状況判定部
10a 同時判定部
10b 静止判定部
10c 移動判定部
10d 状況判定部
20 属性情報による状況判定部
20a 無線タグ識別子送信部
20b 属性情報受信部
20c 属性情報判定部
30 属性情報保持部
40 状況提供部
50 登録部
60 受信部
70 蓄積部
80 検索部
101〜103,241〜243 無線タグ
200 落とし物通知サービスシステム
201,202,211,212 無線タグリーダ
230 物品管理サービス装置
231 送受信部
232 制御部
N ネットワーク

Claims (6)

  1. 物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定システムであって、非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて物の存在や移動に関する状況を判定する第1の状況判定手段と、前記第1の状況判定手段による判定結果と前記非接触タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する第2の状況判定手段とを含むことを特徴とする状況判定システム。
  2. 物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定装置であって、非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて、物の存在や移動に関する状況を判定する状況判定手段を含むことを特徴とする状況判定装置。
  3. 前記状況判定手段は、
    前記非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて、同一地点に同時に存在する非接触タグ、静止している非接触タグ、移動している非接触タグ、を判定することを特徴とする請求項2記載の状況判定装置。
  4. 物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定装置であって、前記非接触タグが付与されている物の存在や移動に関する状況についての判定結果と非接触タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する状況判定手段を含むことを特徴とする状況判定装置。
  5. 前記属性情報は物品の所有者情報であり、
    前記状況判定手段は、
    複数の物品が一緒に存在している場合にその空間が縄張りであると判定し、
    複数の物品が同時に移動している場合にそれら複数の物品は持ち物であると判定し、
    複数の物品が一緒に静止している場合にその空間が固定的縄張りであると判定し、
    物品の分離を検出した場合にその物品が人から離れたと判定し、
    物品の合流を検出した場合にその物品と人が近づいたと判定することを特徴とする請求項4記載の状況判定装置。
  6. 物や人に付与されている非接触タグから読取った非接触タグ識別情報に基づいて物や人に関する状況を判定する状況判定方法であって、非接触タグ読取装置によって取得した非接触タグ識別情報、前記非接触タグ読取装置の識別情報、前記非接触タグ読取装置による前記非接触タグ識別情報の読取り時刻、に基づいて物の存在や移動に関する状況を判定する第1の状況判定ステップと、前記第1の状況判定ステップによる判定結果と前記非接触タグ識別情報に対応する属性情報とに基づいて該属性情報によって示される内容と物との関係に関する状況を判定する第2の状況判定ステップとを含むことを特徴とする状況判定方法。
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