JP2006133741A - 画像表示装置、映像受信表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの画像を複数回表示する際に生じる動きの不自然さを少なくした画像表示装置及び映像受信表示装置を提供する。
【解決手段】1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する複数の画像の表示の終了と、第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応する画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
TC>(TA−TB)/N
となるように、映像信号の出力を制御する。ここで、TAは、第1の入力映像信号に対応する複数の画像の表示の開始から第2の入力映像信号に対応する画像の表示の開始までの期間、TBは、第1の入力映像信号に対応する複数の画像それぞれの表示期間の合計、Nは、第1の入力映像信号に対応する複数の画像の数。
【選択図】図5

Description

本発明は、1画像分の映像信号をもとに複数の画像を表示する画像表示装置および映像受信表示装置に関する。
フリッカを低減するために、1フレーム分の入力映像信号をもとに2回の垂直走査によって2回画像を表示する技術、いわゆる倍速表示技術が特許文献1に開示されている。
サブフィールド内の発光時間幅がサブフィールドの時間幅の半分(デュ−ティ比50%)になるように、素子を発光させる画像表示技術が特許文献2に開示されている。
少なくとも1つの非表示フィールドを必ずフレームとフレームの間に入れて、フレーム内において比較的長い非表示時間を有するインパルス型の表示方法に近づける画像表示技術が特許文献3に開示されている。
特開2004−219884号公報 特開平09−083911号公報 特開2002−169515号公報
一般的なテレビ放送における映像信号リフレッシュレートは、50Hzあるいは60Hzである。この周期で表示される画面ではフリッカ(ちらつき)妨害が感じられることがある。特に大画面の画像表示装置では妨害感が顕著になる。そこでフリッカを低減するために、1フレーム分の元映像信号をもとに2回画像を表示することにより、表示リフレッシュレートを100Hzあるいは120Hzに変換する倍速表示方法が知られている。しかし、この倍速表示方法においては以下のような現象が生じる。
画像表示装置における動画表示は、網膜の残像現象を利用している。たとえば、画面上を物体が移動すると、その物体に視線が追従し、網膜の定位置に残像が形成される。このときの視線の動き(期待位置)と実際に画面に表示される物体の位置(表示位置)とが一致していると、物体がなめらかに移動しているようにみえる。映像信号を一般的なリフレッシュレート(50〜60Hz)で表示する場合には、図14のように、表示される物体の位置と期待位置とが一致しているため、特に問題は生じない。
これに対して倍速表示方法では、2回続けて同じ画像を表示するため、図15のように2回目の表示画像(挿入画像)中の物体位置が期待位置とずれてしまう。よって、物体が移動と静止を交互に繰り返すような表示となり、物体の動きが不自然に感じられることがある。
また、映像信号リフレッシュレートが24Hzの元映像信号から3−2プルダウン変換された、映像信号リフレッシュレートが60Hzの映像信号が画像表示装置に入力される場合がある。図16に示すように、3−2プルダウン変換において、1フレーム分の元映像信号(F3)は、3−2プルダウン変換後に3つのフレーム分の映像信号(F3−1,F3−2,F3−3)に複製される。また、1フレーム分の元映像信号(F4)は、3−2プルダウン変換後に2つのフレーム分の映像信号(F4−1,F4−2)に複製される。このように、3−2プルダウン変換映像信号では、元映像信号のフレーム各々に対応する変換後の映像信号のフレームの数が異なる。したがって、3−2プルダウン変換映像信
号によって表示される映像においても、上記と同様に、画面上の表示位置と期待位置とが一致せず、映像上の物体の動きが不自然に感じられる問題があった。
本発明の目的は、1つの画像を複数回表示する際に生じる動きの不自然さを少なくした画像表示装置及び映像受信表示装置を提供することにある。
本発明の第1態様に係る画像表示装置は、
互いに異なる色の複数の画素を有し、1垂直走査によりカラーかつ中間調の画像の表示が可能な表示パネルと、
1垂直走査分の入力映像信号に対応する、複数回の垂直走査によって順次表示される複数の画像分の映像信号を出力する映像信号出力回路と、
1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する複数の画像の表示の終了と、前記第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応する画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
TC>(TA−TB)/N
となるように、前記映像信号の出力を制御する制御回路と、を備える。
本発明の第2態様に係る画像表示装置は、
互いに異なる色の複数の画素を有し、1垂直走査により表示される2値の明るさのうちいずれかの明るさの画像を複数回の垂直走査により組み合わせてカラーかつ中間調の画像の表示が可能な表示パネルと、
1垂直走査分の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像分の映像信号を出力する映像信号出力回路と、
1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像の表示の終了と、前記第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応するカラーかつ中間調の画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
TC>(TA−TB)/N
となるように、前記映像信号の出力を制御する制御回路と、を備える。
本発明の第3態様に係る画像表示装置は、
1垂直走査により単色画像を表示し、複数回の垂直走査により前記単色画像を組み合わせてカラーかつ中間調の画像の表示が可能な表示パネルと、
1垂直走査分の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像分の映像信号を出力する映像信号出力回路と、
1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像の表示の終了と、前記第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応するカラーかつ中間調の画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
TC>(TA−TB)/N
となるように、前記映像信号の出力を制御する制御回路と、を備える。
ここで、
TAは、前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の表示の開始から前記第2の入力映像信号に対応する前記画像の表示の開始までの期間であり、
TBは、前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像それぞれの表示期間の合計であり、
Nは、前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の数である。
本発明の第4態様に係る映像受信表示装置は、
上記画像表示装置と、
無線放送、有線放送、またはインターネットから得られる映像信号を受信して前記画像表示装置に出力する信号を生成する映像情報受信装置と、を有する。
本発明によれば、1つの画像を複数回表示する際に生じる動きの不自然さを少なくすることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
(画像表示装置の構成)
図1に、本発明の実施形態に係る画像表示装置の構成を示す。画像表示装置は、画像信号生成回路101と画像表示器102を有する。同期分離部4、ADコンバータ5、は必要に応じて設けられる。
画像信号生成回路101は、制御回路6、画像処理部7、走査線変換部8、及び、フレームメモリ9を有する。制御回路6はマイクロコンピュータあるいは論理回路などから構成される。走査線変換部8は、入力された映像信号の走査線構造を変換する回路であり、フレームメモリ9は映像信号を一時的に蓄える記憶部である。本実施形態では、制御回路として制御回路6を、映像信号出力回路として走査線変換部8を適用することができる。
画像表示器102は、表示パネル1、走査駆動部2、変調駆動部3を有する。表示パネル1の詳しい構成は後述する。走査駆動部2は、スイッチ22、選択電圧発生部23、非選択電圧発生部24から構成される。変調駆動部3はシフトレジスタ31、ラッチ32、パルス幅変調回路33、駆動アンプ34から構成される。
同期分離部4は、画像表示装置に入力されたアナログ映像信号S1から、同期信号S2を分離する。分離された同期信号S2は制御回路6に入力される。制御回路6は、S5〜S10およびS12の制御信号を生成し、これらの制御信号を各部に供給する。ここで、S5はADコンバータ5に供給する変換タイミング信号、S6は画像処理部7の制御を行う画像処理制御信号、S7はシフトレジスタ31の動作を制御する映像クロック信号、S8は変調駆動部3の動作を制御する変調制御信号、S9はパルス幅変調回路33の動作基準となるPWMクロック、S10は走査駆動部2の動作を制御する走査制御信号、S12は走査線変換部8からフレームメモリ9および変調駆動部3への映像信号の出力を制御する出力制御信号である。
ADコンバータ5は、変換タイミング信号S5に従ってアナログ映像信号S1をサンプリングし、デジタル映像信号S3を生成する。画像処理部7は、デジタル映像信号S3に画像調整や解像度変換などの画像処理を施す。画像処理後の映像信号S4は走査線変換部8に入力される。走査線変換部8は、1フレーム分の映像信号S4をフレームメモリ9に一旦蓄え、所定の期間の後、走査配線Dx1〜Dxmに選択電圧V1を印加する順番に従って、フレームメモリ9から各行のデータを読み出す。これにより走査線変換が行われる。走査線変換後の映像信号S11は走査線変換部8から出力され、変調駆動部3に入力される。以下、画像処理後の映像信号S4を「表示信号S4」とよび、走査線変換後の映像信号S11を「走査線変換信号S11」とよぶ。
(表示パネルの構成)
本発明は、互いに異なる色の複数の画素を有し1垂直走査によりカラー画像の中間調表示が可能な画像表示装置に好ましく適用できるものである。カラー画像表示とは、1つの画像を構成する画素がそれぞれ異なる色を表現できる表示のことをいう。また、中間調表
示とは、3値以上の階調を指定する映像信号に対応して、1つの画像を構成する画素それぞれが3階調以上を表現できる表示のことをいう。
また、本発明は、1垂直走査により表示される2値の明るさのうちいずれかの明るさの画像を複数回の垂直走査により組み合わせてカラー画像の中間調表示が可能な画像表示装置において、1垂直走査分の入力映像信号をもとに、該1垂直走査分の入力映像信号に対応する、複数表示されるカラーかつ中間調の画像を表示する場合にも、好ましく適用できるものである。例として、本発明は、PDPの駆動方法である、いわゆるサブフィールド方式にも適用できる。
また、1垂直走査により単色画像を表示し、複数回の垂直走査により前記単色画像を組み合わせてカラー画像の中間調表示が可能な画像表示装置において、1垂直走査分の入力映像信号をもとに、該1垂直走査分の入力映像信号に対応する、複数表示されるカラーかつ中間調の画像を表示する場合にも、好ましく適用できるものである。例として、本発明は、液晶ディスプレイ等の駆動方法である、いわゆるカラーシーケンシャル方式にも適用できる。
本発明に用いることができる画像表示装置としては、電界放出型ディスプレイ(FED)、プラズマ表示装置(PDP)、エレクトロルミネセンス表示装置(EL素子)、インパルス型表示を行う液晶表示装置(LCD)が挙げられる。その中でも本発明の画像表示装置としては、特に電界放出型ディスプレイを好ましく適用することができる。
図2は、本発明に用いることのできる電界放出型ディスプレイの表示パネル1の斜視図である。なお、図2では、内部構造を示すためにパネルの一部を切り欠いて示している。表示パネル1では、リアプレート10、側壁11及びフェースプレート12が、パネル内部を真空に維持するための気密容器を形成している。
リアプレート10上には、炭素繊維を用いた冷陰極電子放出素子や表面伝導型電子放出素子などの電子放出素子14がn×m個形成されている。電子放出素子14は一対の電極を有し、各々の電極に行方向の走査配線と列方向の変調配線とが接続される。走査配線及び変調配線を介して電子放出素子14の電極間に電圧を印加することによって、電子が放出される。電子放出素子14の電流電圧特性は、図3に示すような非線形特性を有する。Vfは電極間に印加する素子電圧、Ifは電極間に流れる素子電流、Ieは、電子放出素子14と後述するメタルバック16との間に流れる放出電流である。この例では、しきい値電圧Vthより大きい素子電圧を印加したときに、放出電流Ieが発生する。
フェースプレート12のリアプレート10側の表面には、蛍光膜15が設けられている。本実施形態に係る画像表示装置はカラー画像表示装置であるため、蛍光膜15として、赤、緑、青の3原色の蛍光体(不図示)が塗り分けられている。蛍光膜15は、基板13上の電子放出素子14から放出される電子が照射される位置に合わせて配列されている。単色の蛍光体の各々を1つの画素という。
蛍光膜15のリアプレート10側の表面には、導電性部材であるメタルバック16が形成されている。メタルバック16に高電圧を印加すると、リアプレート10とフェースプレート12の間に電位差が生じる。この電位差によって、電子放出素子から放出された電子が加速され、蛍光膜15に衝突する。これにより、蛍光体が発光し、カラー画像を形成できる。
(表示パネルの駆動方法)
上記構成の表示パネル1の駆動方法について説明する。
走査駆動部2が、走査制御信号S10に従って、行方向の走査配線を一行ずつあるいは複数行ずつ走査する。一行ずつ走査する場合、走査駆動部2は、i番目の走査配線Dxiに選択電圧V1を印加して選択状態にするとともに、他の走査配線Dxk(k=1,2,・・・,n、ただしk≠i)に非選択電圧V2を印加して非選択状態にする。例えば、選択電圧V1はしきい値電圧Vthより低い電圧である−8Vに設定し、非選択電圧V2はグランド電位とすればよい。
また、変調駆動部3が、1行分の走査線変換信号S11に基づいて電圧振幅Vpwmのパルス幅変調信号(電位Vpwmとグランド電位とのいずれかを出力する信号)を生成する。そして、変調駆動部3が、そのパルス幅変調信号をすべての変調配線Dyj(j=1〜m)の電圧供給端子に供給する。例えば、電位Vpwmは+8Vに設定すればよい。
非選択電圧V2が印加されている走査配線に接続された電子放出素子は、電位Vpwmのパルス幅変調信号が印加されている変調配線に接続されていても電子を放出しない。
選択電圧V1が印加された走査配線に接続された電子放出素子は、パルス幅変調信号が電位Vpwmである期間に応じて電子を放出する。パルス幅変調信号がグランド電位である期間は、選択された走査配線に接続された電子放出素子の両端に印加される電圧はV1であるため、その電子放出素子からは電子が放出されない。放出された電子は前述の蛍光体に衝突し、蛍光体を発光させる。蛍光体の発光輝度は、放出された電子ビームの量にほぼ比例する。よって、パルス幅変調の場合は、変調信号のパルス幅(電子の放出時間)により輝度を調整することができる。
選択電圧V1を印加する走査配線を順次切り替えながら、その選択行に対応する変調信号を変調配線に供給することにより、垂直走査(インタレース走査もしくはプログレッシブ走査)を行い、複数の表示ラインによって一つの画面が構成される。このような駆動方式は、線順次走査・パルス幅変調とよばれる。
なお、ここでは、電子放出素子を単純マトリクス配線した表示パネル1の構造と、その表示パネル1を線順次走査・パルス幅変調方式で駆動する方法について説明した。しかし、本発明は、パルス振幅変調方式や、パルス幅変調方式とパルス振幅変調方式を組み合わせた方式にも、好ましく適用することができる。こうして、各画素が中間調表示を行うことができる。
また、本発明は、画像を表示する領域の画素を一斉に発光させる、面順次方式の画像表示装置にも適用することが可能である。
(表示方法の説明)
画像表示装置における表示方法には、大別して、インタレース走査とノンインタレース走査とがある。
インタレース走査方式では、偶数行の走査ライン画像信号に基づいて表示される画像と、奇数行の走査ライン画像信号に基づいて表示される画像とを交互に表示する。この偶数行の走査ライン画像信号から表示される画像を偶数フィールドとよび、奇数行の走査ライン画像信号から表示される画像を奇数フィールドとよぶ。したがって、インタレース走査方式においては、1垂直走査によって、1フィールドの画像が表示される。また、偶数行の走査ライン画像信号に基づいて表示される画像、または奇数行の走査ライン画像信号に基づいて表示される画像を、それぞれサブフィールドと呼ぶ。
ノンインタレース走査方式では、全走査ラインを表示することにより画像が表示される。この画像を1フレームとよぶ。したがって、ノンインタレース走査方式においては、1垂直走査によって、1フレームの画像が表示される。また、1フレーム分のノンインタレース映像信号に基づいて、複数回の垂直走査により複数の画像を表示するとき、それらの画像をサブフレームとよぶ。
表示リフレッシュレートとは、1秒間に実際に表示される画像の数であり、1秒間の垂直走査回数に相当する。また、映像信号リフレッシュレートとは、映像信号が要求するリフレッシュレートであって、映像信号がNTSC信号であれば60Hz、PALであれば50Hz、60p信号であれば60Hz、60i信号であれば60Hzが映像信号リフレッシュレートである。なお、例えばNTSC信号をIP変換して30p信号に変換した映像信号を用いる場合にはその映像信号の映像信号リフレッシュレートは30Hzである。
ここで、1垂直走査とは、1回の表示処理をいう。上述した線順次走査駆動方式の場合、1回の表示処理は、先頭の走査配線から最後の走査配線まで駆動する処理を意味する。また、面発光型駆動方式の場合、1回の表示処理は、画像を構成する画素を実質的に発光させ、画像を構成する画素を実質的に発光終了させるように駆動する処理を意味する。
ノンインタレース走査方式においては、1フレームが1垂直走査によって表示される。また、1フレームが偶数フィールドと奇数フィールドとからなるインタレース走査方式においては、1フィールドが1垂直走査によって表示される。
(表示タイミング制御)
本実施形態の画像表示装置では、1垂直走査分の入力映像信号を変換して、1垂直走査分の入力映像信号に対応する、複数回の垂直走査によって順次表示される複数の画像の映像信号を出力し、出力された映像信号をもとに画像を表示するようにする。その態様には、例えば以下のものがある。
(1)ノンインタレース映像信号が入力されたときに、1フレーム分の入力映像信号を偶数フィールド分と奇数フィールド分の映像信号に変換(分割)し、変換後のフィールドに対応する映像信号をもとに画像を表示する、インタレース走査方式で表示を行う態様。
(2)ノンインタレース映像信号が入力されたときに、1フレーム分の入力映像信号を複数のサブフレーム分の映像信号に変換(複製)し、そのサブフレーム分の映像信号をもとに画像を表示する、ノンインタレース走査方式で表示を行う態様。
(3)インタレース映像信号が入力されたときに、1フィールド分の入力映像信号を複数のサブフィールド分の映像信号に変換(複製)し、そのサブフィールド分の映像信号をもとに画像を表示する、インタレース走査方式で表示を行う態様。
(4)インタレース映像信号が入力されたときに、複数のフィールド分の入力映像信号を1つのフレーム分の映像信号に変換(合成)した後、その1フレーム分の映像信号をもとに複数のサブフレーム分の映像信号に変換(複製)する。そして、その複数のサブフレーム分の映像信号をもとに画像を表示する、ノンインタレース走査方式で表示を行う態様。
(5)インタレース映像信号が入力されたときに、複数のフィールド分の入力映像信号を1つのフレーム分の映像信号に変換(合成)した後、その1フレーム分の映像信号をもとに複数のサブフィールド分の映像信号に変換(分割)する。そして、その複数のサブフィールド分の映像信号をもとに画像を表示する、インタレース走査方式で表示を行う態様
(6)1フレーム分の元映像信号からN個(Nは整数)のフレーム分の映像信号に変換(複製)された映像信号が入力されたときに、入力映像信号のN個のフレーム分の映像信号に対応する、N個よりも少ないM個(Mは整数)のフレーム分の映像信号をもとに画像を表示する態様。例えば、3つのフレーム分の映像信号と、2つのフレーム分の映像信号と、が交互に配置される、3−2プルダウン変換された映像信号では、1フレーム分の元映像信号が、3つ又は2つのフレーム分の映像信号に複製されている。したがって、3−2プルダウン変換された映像信号が入力されたとき、入力映像信号のうち、3つのフレーム分の映像信号から、2つのフレーム分の映像信号を選び、3つのフレーム分の映像信号に対応する、2つの垂直走査によって画像を順次表示する。また、入力映像信号のうち、2つのフレーム分の映像信号に対応する、2回の垂直走査によって画像を順次表示する。
(7)1フレーム分の元映像信号を複数のフレーム分の映像信号に変換(複製)された映像信号が入力されたときに、1フレーム分の元映像信号に対応する、複数のフレームから1つだけを抽出することにより、元映像信号に逆変換し、その逆変換後の映像信号に対して上記(1)〜(5)のいずれかの処理を施す態様。
上記各態様においては、1垂直走査分の映像信号が複数回の垂直走査によって順次表示される複数の画像の映像信号に変換され、その結果複数の画像が繰り返し表示される。それゆえ、複数の画像を単純に時系列表示した場合には、物体の動きに不自然さが生まれる可能性がある。
そこで本実施形態の画像表示装置では、制御回路6が次のように映像信号の出力を制御する。制御回路6は、1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する複数の画像の表示の終了と、第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応する画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
TC>(TA−TB)/N
となるように、映像信号の出力を制御する。ここで、TAは、第1の入力映像信号に対応する複数の画像(のうち最初の画像)の表示の開始から、第2の入力映像信号に対応する画像の表示の開始までの期間である。TBは、第1の入力映像信号に対応する複数の画像それぞれの表示期間の合計である。Nは、第1の入力映像信号に対応する複数の画像の数である。
言い換えると、制御回路6は、非表示期間TCが、
TC>TC12,TC23,・・・,TC(N−1)N
となるように、映像信号の出力を制御するものである。ここで、TCx(x+1)は、第1の入力映像信号に対応する複数の画像のうち、x番目の画像の表示の終了と(x+1)番目の画像の表示の開始との間の時間間隔である。TC12,TC23,・・・,TC(N−1)Nは、同一の間隔でもよいし、異なる間隔でもよい。TCx(x+1)>0の場合、2つの画像の間に非表示期間が存在するということである(以下の説明では、TCx(x+1)を「第一の非表示期間」、TCを「第二の非表示期間」、とよぶ。)。TCx(x+1)=0の場合、2つの画像は連続的に表示されるということである。
これにより、以下で説明する理由から、本発明に係る画像表示方法における画像の動き特性が、従来の倍速表示方法における画像の動き特性に比べ改善される。
従来の倍速表示における表示タイミング制御を示すタイミングチャートを、図19を用いて説明する。図19のタイミングチャートは、図1の本発明の実施形態に係る画像表示装置の構成において、従来の倍速表示となるようにタイミング制御をした場合の映像信号
のタイミングを表す。図19において、S4は走査線変換前の表示信号、S11は走査線変換後の走査線変換信号である。また、Dy(n)は変調信号を示し、Dx1〜Dx(m)はそれぞれの走査配線に印加される走査信号を示している。信号S4,S11,Dy(n)の矩形中に記載された数字は走査配線の番号を表し、この矩形の期間、その番号の走査配線に対応する行の信号が入力されていることを示す。また、走査信号Dx1〜Dx(m)としては、選択電圧V1もしくは非選択電圧V2が供給される。選択電圧V1は非選択電圧V2よりも低い。尚、後述する図7〜図10および図12のタイミングチャートにおける表記も、同様である。
従来の倍速表示においては、第一の非表示期間TC12(フィールド(F1−1)の画像とフィールド(F1−2)の画像との間の非表示期間)と第二の非表示期間TC(フィールド(F1−2)の画像とフィールド(F2−1)の画像との間の非表示期間)とが同じ長さBである。したがって、図15に示すように、画像表示間隔が等間隔となる。これにより、表示される画像内の物体の位置が、期待される物体の位置とずれて、物体の動きに不自然さが生まれる場合がある。
これに対し、本発明では、第二の非表示期間TCが第一の非表示期間TCx(x+1)よりも長くなるようにする(TCx(x+1)=0の場合も含む。)。すなわち、第1の入力映像信号に対応する複数の画像の表示間隔が、第1の入力映像信号に対応する最後の画像と第2の入力映像信号に対応する最初の画像との表示間隔よりも小さくなるように、表示タイミングが制御される。これにより、移動物体の期待位置と実際に画像として表示される位置とのずれが小さくなり、動きの不自然さが軽減されるのである。
本発明で、非表示期間とは、画像を構成する全画素を発光させない期間、または黒もしくは黒と同等の色(例えば黒に近いグレー)の画像を表示する期間をいう。
また、本実施形態における画像表示装置では、画像を構成する全画素を発光させないようにすると、画像表示装置の表示面が黒くなる。従って、このような場合、非表示期間とは、画像表示装置の表示面が黒くなる期間ともいうことができる。
尚、線順次走査により画像を表示する方式において、選択された走査ラインを発光させてから次の走査ラインを発光させるまでの間に非発光時間が発生する場合がある。しかし、本発明において、該非発光時間は、非表示期間には含まれない。
本発明において、画像の表示の開始とは、その画像を形成するための画面のうちの最初に発光(画面形成のための実質的な発光)を開始する部分が発光を開始する時のことをいう。なおここでは発光という用語を、液晶表示装置などのそれ自体では発光しない素子に光を照射して光変調する構成の画像表示装置の場合も用いることとし、その場合は、光変調デバイスによって変調された光が外部に取り出されることを発光として扱う。また、画像の表示の終了とは、その画像を形成するための画面の発光(画面形成のための実質的な発光)が終了した時のことをいう。画面形成のための実質的な発光とは、例えばプラズマ表示素子の維持放電による発光や液晶表示素子からの漏れ光などの背景的な発光を含まない。また例えば、画像表示装置の表示可能領域の一部の領域(実質的な表示領域)のみに実質的な画像表示を行う場合には、その実質的な表示領域以外での発光は画面形成のための実質的な発光には含まれない。具体的には、表示可能領域のアスペクト比が4:3の表示装置において、表示可能領域の上部もしくは下部もしくはその両方にグレー表示を行い16:9のアスペクト比で画像表示を行う場合、該グレー表示は実質的な発光には含まれない。
このような表示タイミング制御により、単純に時系列表示する場合に比べて、画面上に
表示される物体と期待位置とのズレが小さくなり、動きの不自然さを少なくすることができる。
しかも、1垂直走査分の元映像信号をN回の垂直走査によって順次表示されるN個の画像の映像信号に変換して、それらの画像を順次表示することにより、表示リフレッシュレートが高くなるので、ちらつきを低減できるという利点もある。ちらつき低減の効果は、映像信号リフレッシュレートが70Hzより低い場合(つまりちらつきが生じやすい場合)に顕著である。ただし、本発明は、映像信号リフレッシュレートが70Hz以上の映像信号の場合でも好ましく適用することができる。
ドライバの構成を簡易にするためおよび動体の動きを改善するためには、1垂直走査分の元映像信号に対応する垂直走査の回数(N)が少ないほうが好ましい。最も好ましくは、1垂直走査分の元映像信号に対応して、2回の垂直走査によって画像を表示する形態である。
また、本発明では、1垂直走査分の映像信号に対応する、N個の画像各々の表示期間は異なってもよいが、ドライバの構成を簡易にするために、各々の表示期間が等しくなるように構成することが好ましい。
次に、上記表示タイミング制御の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。
本実施例では、入力されたノンインタレース映像信号における1フレーム分の映像信号が2つのフィールド分の映像信号に分割され、各フィールド分の映像信号がインタレース走査により表示される。
図4は、本実施例における表示タイミング制御を示すタイミングチャートである。
走査線変換部8は、ノンインタレース構造の表示信号S4をフレームメモリ9に一旦蓄え、1フレーム分遅れで、フレームメモリ9から(1,3,5,7,・・・,2,4,6,8,・・・)の順に各行のデータを読み出し、走査線変換信号S11として出力する。これによりインタレース構造への走査線変換が行われる。
一方、走査駆動部2は、走査配線Dx1〜Dxmをインタレース走査する。詳しくは、走査駆動部2は、まず、(Dx1,Dx2),(Dx3,Dx4),(Dx5,Dx6),・・・の順に2ライン同時に選択状態にして2ラインずつシフトするように走査を行う。次に(Dx2,Dx3),(Dx4,Dx5),(Dx6,Dx7),・・・の順に走査を行う。
このように画面を表示することによって図5に示すように、入力映像信号のフレーム(Fn)は奇数フィールド(Fn−1)と偶数フィールド(Fn−2)の2つのフィールドの映像信号に分割される。これらのフィールドの映像信号をもとに、それぞれ単独でカラーかつ中間調画面を形成する。よって、表示リフレッシュレートは映像信号リフレッシュレートの2倍となる。例えば、映像信号リフレッシュレートが60Hzの場合には、表示リフレッシュレートが120Hzとなり、画面のちらつき(フリッカ)が低減される。
また、本実施例では、図4及び図5に示すように、1垂直走査分の第1の入力映像信号(フレーム(F1)(不図示))に対応する複数の画像(フィールド(F1−1)の画像およびフィールド(F1−2)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号(フレーム(F2))に対応する画像(フィールド(F2−1)の画像)の表示
の開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、フィールド(F1−1)の画像の表示の終了とフィールド(F1−2)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するフィールド(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するフィールド(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のフィールド(フィールド(F1−1)およびフィールド(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、フィールドの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。これにより、移動する物体の期待位置と実際に画像として表示される物体の位置とのずれが小さくなり、画像中の動体の動きの不自然さを軽減することができる。
時間B1、時間B2および画像の表示期間それぞれの時間は適宜設定することができる。例えば、入力映像信号の映像信号リフレッシュレートが60Hzである場合、フレーム周期は約16msである。従って、本実施例においては、例えば、2つのフィールドの表示期間としてそれぞれ約6.0msを割り当て、時間B1に約0.1msを割り当て、時間B2に約3.9msを割り当てればよい。
時間B1が短いほど、また時間B2が長いほど、画像の動き特性は改善される。ただし、時間B1と時間B2のトータルの時間が長くなるほど表示される画像が暗くなる傾向にあるので、時間B1,B2および画像表示期間の時間配分は、画像表示装置の特性や用途に応じて設定されることが好ましい。時間B1の長さはゼロでもよい。
本実施例では、入力されたノンインタレース映像信号における1フレームの映像信号が2つのサブフレーム分の映像信号に複製され、各サブフレーム分の映像信号がノンインタレース走査により表示される。
図7は、本実施例における表示タイミング制御を示すタイミングチャートである。
走査線変換部8は、表示信号S4をフレームメモリ9に一旦蓄え、1フレーム遅れで、フレームメモリ9から(1,2,3,4,5,・・・,1,2,3,4,5,・・・)の順に各行のデータを読み出し、走査線変換信号S11として出力する。このとき、走査線変換部8は、表示信号S4の2倍の速度で読み出し及び出力を実行する。
一方、走査駆動部2は、走査配線Dx1〜Dxmを1行ずつ走査する。詳しくは、走査駆動部2は、まず、Dx1,Dx2,Dx3,Dx4,・・・の順に走査配線を選択状態にして走査を行い、次にもう一度Dx1,Dx2,Dx3,Dx4,・・・の順に走査を行う。これらの走査は、表示信号S4の走査に対して2倍の速度で行う。
このように画面を表示することによって、表示リフレッシュレートが映像信号リフレッシュレートの2倍となる。例えば、映像信号リフレッシュレートが60Hzの場合には、表示リフレッシュレートが120Hzとなり、画面のちらつき(フリッカ)が低減される。
また、本実施例では、図7に示すように、1垂直走査分の第1の入力映像信号(フレーム(F1)(不図示))に対応する複数の画像(サブフレーム(F1−1)の画像およびサブフレーム(F1−2)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号(フレーム(F2))に対応する画像(サブフレーム(F2−1)の画像)の表示の
開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、サブフレーム(F1−1)の画像の表示の終了とサブフレーム(F1−2)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するサブフレーム(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するサブフレーム(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のサブフレーム(サブフレーム(F1−1)およびサブフレーム(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、サブフレームの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。これにより、移動する物体の期待位置と実際に画像として表示される動体の位置とのずれが小さくなり、画像中の動体の動きの不自然さを軽減することができる。
本実施例の構成は、走査線を緻密に表示できるので、高精細な画像表示装置に好適である。
実施例1では、インタレース走査の際に2ラインずつ走査配線を選択状態にしたのに対し、本実施例では、1つの走査配線ずつ選択状態にする。その他の構成は実施例1と同様である。
図8は、本実施例における表示タイミング制御を示すタイミングチャートである。
走査線変換部8は、ノンインタレース構造の表示信号S4をフレームメモリ9に一旦蓄え、1フレーム遅れで、フレームメモリ9から(1,3,5,7,・・・,2,4,6,8,・・・)の順に各行のデータを読み出し、走査線変換信号S11として出力する。これによりインタレース構造への走査線変換が行われる。
一方、走査駆動部2は、まず、Dx1,Dx3,Dx5,・・・の順に走査配線を選択状態にして2ラインずつシフトするように走査を行い、次にDx2,Dx4,Dx6,Dx8,・・・の順に走査を行う。
また、本実施例でも第一の実施例と同様に、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するフィールド(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するフィールド(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のフィールド(フィールド(F1−1)およびフィールド(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、フィールドの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。
これにより、実施例1と同様、ちらつきの低減と画像の動き特性の改善が図られる。
加えて、本実施例の構成では1フィールド内で走査線の重複が無いので、実施例1と比べて垂直解像度が向上するという利点がある。また、本実施例の構成は、実施例2と比べて回路の動作速度が低速でよいので、ローコストかつ高精細を必要とする場合に好適である。
実施例2では、1つの走査配線だけを選択状態にしたのに対し、本実施例では、ノンイ
ンタレース走査において2ラインずつ走査配線を選択状態にする。その他の構成は実施例2と同様である。
図9は、本実施例における表示タイミング制御を示すタイミングチャートである。
走査駆動部2は、まず、(Dx1,Dx2),(Dx2,Dx3),(Dx3,Dx4),・・・の順に2ライン同時に選択状態にして1ラインずつシフトするように走査を行う。次にもう一度(Dx1,Dx2),(Dx2,Dx3),(Dx3,Dx4),・・・の順に走査を行う。すなわち、走査配線を重複させながら、表示信号S4の走査に対して2倍の速度で走査を行う。
また、本実施例でも、第二の実施例と同様に、映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するサブフレーム(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するサブフレーム(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のサブフレーム(サブフレーム(F1−1)およびサブフレーム(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、サブフレームの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。
これにより、実施例2と同様、ちらつきの低減と画像の動き特性の改善が図られる。
加えて、本実施例の構成では走査配線が重複選択されるので画面の輝度が向上するという利点がある。また、走査線の重なりが密なので、ラインのちらつきも大幅に低減される。高輝度かつ大面積の画像表示装置ではフリッカが目立つ傾向があるので、本実施例はそのような画像表示装置に好適である。
本実施例では、画像表示装置にインタレース映像信号が入力される。そして、インタレース映像信号の1フィールド分の映像信号が2つのサブフィールド分の映像信号に分割され、各サブフィールド分の映像信号がインタレース走査により表示される。また、実施例1と同様、走査配線の重複選択を行う。
図10は、本実施例における表示タイミング制御を示すタイミングチャートである。
走査線変換部8は、インタレース構造の表示信号S4をフレームメモリ9に一旦蓄え、1フィールド分遅れで、フレームメモリ9から(1,3,5,7,・・・,1,3,5,7,・・・)の順に各行のデータを読み出し、走査線変換信号S11として出力する。このとき、走査線変換部8は、表示信号S4の2倍の速度で読み出し及び出力を実行する。
一方、走査駆動部2は、まず、(Dx1,Dx2),(Dx3,Dx4),(Dx5,Dx6),・・・の順に2ライン同時に選択状態にして2ラインずつシフトするように走査を行う。次にもう一度(Dx1,Dx2),(Dx3,Dx4),(Dx5,Dx6),・・・の順に走査を行う。このとき、表示信号S4の走査に対して2倍の速度で走査を行う。
次のフィールド(F1−2)の映像信号に対応するサブフィールド(F1−2−1、F1−2−2)の映像信号については、走査線変換部8が、(2,4,6,…、2,4,6,…)の順に、各行の走査線変換信号S11を表示信号S4の2倍の速度で出力する。また、走査駆動部2は、まず、(Dx2,Dx3),(Dx4,Dx5),(Dx6,Dx
7),・・・の順に2ライン同時に選択状態にして2ラインずつシフトするように走査を行う。次にもう一度(Dx2,Dx3),(Dx4,Dx5),(Dx6,Dx7),・・・の順に走査を行う。このとき、表示信号S4の走査に対して2倍の速度で走査を行う。
また、本実施例では、1垂直走査分の第1の入力映像信号(フィールド(F1−1)(不図示))に対応する複数の画像(サブフィールド(F1−1−1)の画像およびサブフィールド(F1−1−2)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号(フィールド(F1−2))に対応する画像(サブフィールド(F1−2−1)の画像)の表示の開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、サブフィールド(F1−1−1)の画像の表示の終了とサブフィールド(F1−1−2)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フィールド(F1−1)の入力映像信号に対応するサブフィールド(F1−1−1)の画像の表示の開始からフィールド(F1−2)の入力映像信号に対応するサブフィールド(F1−2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フィールド(F1−1)の入力映像信号に対応する複数のサブフィールド(サブフィールド(F1−1−1)およびサブフィールド(F1−1−2))の画像の表示期間の合計をTB、サブフィールドの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が表示タイミングを制御する。
これにより、インタレース映像信号が入力される場合も、上述した実施例と同様、ちらつきの低減と画像の動き特性の改善が図られる。
次に、3−2プルダウン変換後の映像信号が入力されたときの表示タイミング制御について説明する。
3−2プルダウン変換とは、1垂直走査分の元映像信号から3つの垂直走査分の映像信号に変換し、1垂直走査分の元映像信号から2つの垂直走査分の映像信号に変換し、これら映像信号を交互に配置するように変換することをいう。一般に、映像信号リフレッシュレートが24Hzの映像信号を、映像信号リフレッシュレートが60Hzのノンインタレース映像信号あるいは映像信号リフレッシュレートが30Hzのインタレース映像信号に変換することをいう。2−3プルダウン変換も同義で用いられる。
本実施例では、映像信号リフレッシュレートが24Hzの元映像信号を3−2プルダウン変換することにより生成された、映像信号リフレッシュレートが60Hzのノンインタレース映像信号を画像表示装置に入力するものとする。図11(a)に例示された映像信号では、元映像信号の奇数フレームが2つ(F1−1,F1−2、F3−1,F3−2、・・・)の映像信号に複製される。また、元映像信号の偶数フレームが3つ(F2−1,F2−2,F2−3、F4−1,F4−2,F4−3、・・・)の映像信号に複製される。なお、F1−xは、元映像信号のフレームF1の複製フレームの映像信号を表している。
画像処理部7は、1フレーム分の元映像信号から、N回(Nは整数)の垂直走査によって順次画像が表示されるように変換された入力映像信号のうち、1垂直走査分の映像信号に対応する、N回よりも少ないM回(Mは整数)の垂直走査によって順次表示される画像の映像信号を、走査線変換部8に出力する。具体的には、1フレーム分の元映像信号から変換された3つのフレーム分の映像信号が入力されたときは、そのうち、2つのフレーム分の映像信号を出力する。また、1フレーム分の元映像信号から変換された2つのフレー
ム分の映像信号が入力されたときは、2つのフレーム分の映像信号を出力する。つまり、3つのフレーム分の映像信号のうち1つのフレーム分の映像信号を出力しない。この表示しないフレームの映像信号は、3つのうちいずれでも構わないが、本実施例では表示しないフレームの映像信号を3番目の複製フレーム(F2−3,F4−3,・・・)の映像信号とする。
本実施例では、図11(b)に示すように、1垂直走査分の第1の入力映像信号(入力映像信号のフレーム(F1−1))に対応する複数の画像(フレーム(F1−1)の画像およびフレーム(F1−2)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号(入力映像信号のフレーム(F2−1))に対応する画像(フレーム(F2−1)の画像)の表示の開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、フレーム(F1−1)の画像の表示の終了とフレーム(F1−2)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、入力映像信号のフレーム(F1−1)に対応するフレーム(F1−1)の画像の表示の開始から入力映像信号のフレーム(F2)に対応するフレーム(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1−1)の入力映像信号に対応する複数のフレーム(フレーム(F1−1)およびフレーム(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、フレームの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。
第一の非表示期間B1、第二の非表示期間B2および画像の表示期間それぞれの期間は適宜設定することができる。例えば、第一の非表示期間B1に約0.6ms、第二の非表示期間B2に約9.0ms、1つのフレームの画像の表示期間に16.0msを割り当てればよい。
以上のように画像表示期間および非表示期間を設定することで、3−2プルダウン変換された映像信号をもとに表示される映像で生じていた動体の動きの違和感を解消することができる。
上記実施例1乃至5では、1垂直走査分の入力映像信号に対応する画像を2回の垂直走査によって表示したが、1垂直走査分の入力映像信号に対応する画像を3回以上の垂直走査によって表示する構成も可能である。本実施例では、1フレーム分のノンインタレース映像信号から3つのサブフレーム分の映像信号を生成し、それらをノンインタレース走査により表示する例を示す。
図12は、本実施例における表示タイミング制御を示すタイミングチャートである。
走査線変換部8は、表示信号S4をフレームメモリ9に一旦蓄え、1フレーム分遅れで、フレームメモリ9から(1,2,3,4,5,・・・,1,2,3,4,5,・・・,1,2,3,4,5,・・・)の順に各行のデータを読み出す。そして読み出されたデータは、走査線変換信号S11として出力される。このとき、走査線変換部8は、表示信号S4の3倍の速度で読み出し及び出力を実行する。
一方、走査駆動部2は、まず、Dx1,Dx2,Dx3,Dx4,・・・の順に走査配線を選択状態にして走査を行い、続いてもう2回Dx1,Dx2,Dx3,Dx4,・・・の順に走査を行う。このとき、表示信号S4の走査に対して3倍の速度で走査を行う。
このように画面を表示することによって、表示リフレッシュレートが映像信号リフレッ
シュレートの3倍となる。例えば、映像信号リフレッシュレートが24Hzのような低リフレッシュレートの映像信号であっても、表示リフレッシュレートは72Hzとなり、画面のちらつき(フリッカ)が低減される。
また、本実施例でも、1垂直走査分の第1の入力映像信号(フレーム(F1)(不図示))に対応する複数の画像(サブフレーム(F1−1)の画像,サブフレーム(F1−2)の画像およびサブフレーム(F1−3)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号(フレーム(F2))に対応する画像(サブフレーム(F2−1)の画像)の表示の開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、サブフレーム(F1−1)の画像の表示の終了とサブフレーム(F1−2)の画像の表示の開始との間、およびサブフレーム(F1−2)の画像の表示の終了とサブフレーム(F1−3)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するサブフレーム(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するサブフレーム(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のサブフレーム(サブフレーム(F1−1),サブフレーム(F1−2)およびサブフレーム(F1−3))の表示期間の合計をTB、サブフレームの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。
例えば、映像信号フレームレートが24Hzである場合、3つのサブフレームの画像の表示期間にそれぞれ約11msを割り当てる。そして、第一の非表示期間B1に約0.1ms(B11とB12それぞれに約0.05ms)を割り当て、第二の非表示期間B2に約8.5msを割り当てればよい。これにより、上記実施例と同様、動きの違和感を解消することができる。
本実施例では、2値の明るさのうちいずれかの明るさの画像を時系列的に組み合わせることによりカラーかつ中間調の画像を構成する面順次方式の画像表示装置において、画像を表示する例を示す。このような画像表示装置としては、例えば多数の、赤、青、緑の画素をそれぞれ有するプラズマ表示素子を用意し、この素子をサブフィールド方式により駆動する画像表示装置が挙げられる。
1垂直走査により表示される画像が2値の明るさのうちいずれかの明るさとなるようにして、複数回の垂直走査により点灯している総時間を制御することによって、1垂直走査分の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の画像を構成する。
そして、1垂直走査分の入力映像信号に対応する、複数のカラーかつ中間調の画像を表示する。
図17は、本実施例における映像信号の構成を示す図である。
図中の、黒は、画像の非表示(黒表示)期間に相当し、白は、画像の表示期間に相当する。
本実施例では、フレーム(F1(不図示))の入力映像信号に対応する、複数のフィールド(F1−1およびF1−2)の出力映像信号をもとに、複数のカラーかつ中間調の画像が表示される。ここで、出力映像信号の各々のフィールドの映像信号は、さらに複数回の垂直走査分の映像信号で構成される。
本実施例では、1垂直走査分の第1の入力映像信号(フレーム(F1))に対応する複数の画像(フィールド(F1−1)の画像およびフィールド(F1−2)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応する画像(フィールド(F2−1)の画像)の表示の開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、フィールド(F1−1)の画像の表示の終了と(F1−2)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するフィールド(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するフィールド(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のフィールド(フィールド(F1−1)およびフィールド(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、フィールドの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。これにより、上記実施例と同様に、移動する物体の期待位置と、実際に画像として表示される物体の位置とのずれが小さくなり、画像中の物体の動きの不自然さを軽減することができる。
本実施例では、複数の単色画像を時系列的に組み合わせることによりカラーかつ中間調の画像を構成する色順次方式の画像表示装置において、画像を表示する例を示す。このような画像表示装置としては、例えば順次点灯可能な3原色光源を組み合わせたカラー光源方式の液晶表示装置において、インパルス型表示を行う画像表示装置が挙げられる。1垂直走査により表示される画像が単色(1画像を構成する画素が同色)で構成されている。そして、複数回の垂直走査により表示される画像の色(たとえば赤、青、緑の3原色)を組み合わせることによって、1垂直走査分の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の画像を構成する。
図18は、本実施例における映像信号の構成を示す図である。
図中の、黒は、画像の非表示(黒表示)期間に相当し、白は、画像の表示期間に相当する。
本実施例では、1垂直走査分の第1の入力映像信号(フレーム(F1))に対応する複数の画像(フィールド(F1−1)の画像およびフィールド(F1−2)の画像)の表示の終了と、次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応する画像(フィールド(F2−1)の画像)の表示の開始と、の間に設けられる第二の非表示期間B2が、フィールド(F1−1)の画像の表示の終了とフィールド(F1−2)の画像の表示の開始との間に設けられる第一の非表示期間B1よりも長くなるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。すなわち、フレーム(F1)の入力映像信号に対応するフィールド(F1−1)の画像の表示の開始からフレーム(F2)の入力映像信号に対応するフィールド(F2−1)の画像の表示の開始までの期間をTA、フレーム(F1)の入力映像信号に対応する複数のフィールド(フィールド(F1−1)およびフィールド(F1−2))の画像の表示期間の合計をTB、フィールドの画像の数をNとしたとき、第二の非表示期間B2が、
B2>(TA−TB)/N
となるように、制御回路6が映像信号の出力を制御する。これにより、上記実施例と同様に、移動物体の期待位置と実際に画像として表示される位置とのずれが小さくなり、動きの不自然さを軽減することができる。
図13に、上記各実施例で述べた画像表示装置を用いて構成することができる映像受信
表示装置の例を示す。図13において、映像受信表示装置は、映像情報受信装置100、画像信号生成回路101、画像表示器102を備える。また、本実施例では、画像信号生成回路101と画像表示器102とをあわせて画像表示装置103とよぶ。
映像情報受信装置100で受信された映像信号は、画像信号生成回路101に入力される。画像信号生成回路101は、受信された映像信号から画像表示装置102に適した映像信号を生成し、その信号を画像表示装置102に入力する。そして、画像表示装置102は、入力された映像信号に基づいて画像を表示する。
映像情報受信装置100としては、例えば、無線放送、有線放送、インターネットを介した映像放送等を選局し受信できるチューナーのような受信機を挙げることが出来る。また、映像情報受信装置100に音響装置等を接続し、更に画像信号生成回路101、および画像表示器102を含めてテレビセットを構成することが出来る。映像情報受信装置100は、セットトップボックス(STB)として画像表示装置103の筐体とは別の筐体に収められていてもよいし、画像表示装置103の筐体に収められていてもよい。
上述した実施例では、フレームメモリ9に一旦蓄えられた映像信号を、1フレーム遅れで読み出す構成とした。従って、S11はS4に対して1フレーム分遅れる。しかしながら、本発明に係る画像表示装置において、フレームメモリ9から1フレーム分以上遅れて読み出す構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る画像表示装置の構成を示す図。 表示パネルの斜視図。 電子放出素子の電流電圧特性を示す図。 実施例1における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。 実施例1における映像信号の構成を示す図。 実施例1における表示位置と期待位置との関係を示す図。 実施例2における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。 実施例3における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。 実施例4における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。 実施例5における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。 実施例6における映像信号の構成を示す図。 実施例7における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。 実施例10に係る映像受信表示装置の構成を示す図。 通常表示における表示位置と期待位置との関係を示す図。 従来の倍速表示における表示位置と期待位置との関係を示す図。 3−2プルダウン変換を示す図。 実施例8における映像信号の構成を示す図。 実施例9における映像信号の構成を示す図。 従来の倍速表示における表示タイミング制御を示すタイミングチャート。
符号の説明
1 表示パネル
2 走査駆動部
3 変調駆動部
4 同期分離部
5 ADコンバータ
6 制御回路
7 画像処理部
8 走査線変換部
9 フレームメモリ
10 リアプレート
11 側壁
12 フェースプレート
13 基板
22 スイッチ
23 選択電圧発生部
24 非選択電圧発生部
31 シフトレジスタ
32 ラッチ
33 パルス幅変調回路
34 駆動アンプ
101 画像信号生成回路
102 画像表示器
S1 アナログ映像信号
S2 同期信号
S3 デジタル映像信号
S4 画像処理後の映像信号
S5 変換タイミング信号
S6 画像処理制御信号
S7 映像クロック信号
S8 変調制御信号
S9 PWMクロック
S10 走査制御信号
S11 走査線変換後の映像信号
S12 出力制御信号
Dx1〜Dxm 走査配線
Dy1〜Dyn 変調配線

Claims (11)

  1. 互いに異なる色の複数の画素を有し、1垂直走査によりカラーかつ中間調の画像の表示が可能な表示パネルと、
    1垂直走査分の入力映像信号に対応する、複数回の垂直走査によって順次表示される複数の画像分の映像信号を出力する映像信号出力回路と、
    1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する複数の画像の表示の終了と、前記第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応する画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
    TC>(TA−TB)/N
    TA:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の表示の開始から前記第2の入力映像信号に対応する前記画像の表示の開始までの期間
    TB:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像それぞれの表示期間の合計
    N:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の数
    となるように、前記映像信号の出力を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記Nの数が、2であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記複数の画像のそれぞれの表示期間が、同じ期間であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記1垂直走査分の入力映像信号がノンインタレース映像信号であり、
    前記映像信号出力回路は、前記1垂直走査分の入力映像信号を分割または複製して、前記1垂直走査分の入力映像信号に対応する前記複数の画像分の映像信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記1垂直走査分の入力映像信号がインタレース映像信号であり、
    前記映像信号出力回路は、前記1垂直走査分の入力映像信号を複製して前記1垂直走査分の入力映像信号に対応する前記複数の画像分の映像信号を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記1垂直走査分の入力映像信号は、複数回の垂直走査分の映像信号を合成した1垂直走査分の映像信号であり、
    前記映像信号出力回路は、前記1垂直走査分の入力映像信号を分割または複製して、前記1垂直走査分の入力映像信号に対応する前記複数の画像分の映像信号を出力することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記入力映像信号が、1垂直走査分の元映像信号からn回(nは整数)の垂直走査によって順次画像が表示されるように変換された映像信号であり、
    前記映像信号出力回路は、前記1垂直走査分の入力映像信号に対応する、n回よりも少ないm回(mは整数)の垂直走査によって順次表示される画像分の映像信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記入力映像信号が、1垂直走査分の元映像信号から変換された3つの垂直走査分の映像信号と、1垂直走査分の元映像信号から変換された2つの垂直走査分の映像信号と、を交互に配置された映像信号であり、
    前記映像信号出力回路は、
    1垂直走査分の元映像信号から変換された3つの垂直走査分の映像信号に対応する、2つの垂直走査によって順次表示される画像分の映像信号と、
    1垂直走査分の元映像信号から変換された2つの垂直走査分の映像信号に対応する、2つの垂直走査によって順次表示される画像分の映像信号と、を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 互いに異なる色の複数の画素を有し、1垂直走査により表示される2値の明るさのうちいずれかの明るさの画像を複数回の垂直走査により組み合わせてカラーかつ中間調の画像の表示が可能な表示パネルと、
    1垂直走査分の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像分の映像信号を出力する映像信号出力回路と、
    1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像の表示の終了と、前記第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応するカラーかつ中間調の画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
    TC>(TA−TB)/N
    TA:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の表示の開始から前記第2の入力映像信号に対応する前記画像の表示の開始までの期間
    TB:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像それぞれの表示期間の合計
    N:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の数
    となるように、前記映像信号の出力を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  10. 1垂直走査により単色画像を表示し、複数回の垂直走査により前記単色画像を組み合わせてカラーかつ中間調の画像の表示が可能な表示パネルと、
    1垂直走査分の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像分の映像信号を出力する映像信号出力回路と、
    1垂直走査分の第1の入力映像信号に対応する、カラーかつ中間調の複数の画像の表示の終了と、前記第1の入力映像信号の次の1垂直走査分の第2の入力映像信号に対応するカラーかつ中間調の画像の表示の開始と、の間に設けられる非表示期間TCが、
    TC>(TA−TB)/N
    TA:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の表示の開始から前記第2の入力映像信号に対応する前記画像の表示の開始までの期間
    TB:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像それぞれの表示期間の合計
    N:前記第1の入力映像信号に対応する前記複数の画像の数
    となるように、前記映像信号の出力を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像表示装置と、
    無線放送、有線放送、またはインターネットから得られる映像信号を受信して前記画像表示装置に出力する信号を生成する映像情報受信装置と、
    を有することを特徴とする映像受信表示装置。
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