JP2006133081A - ケーブル探査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方の端子群側にて特定したケーブルを他方の端子群側にて探索する場合に、その探索対象ケーブルの探索作業性を向上させ、特に暗い場合や狭い場所にて優れた作業性を発揮し得るケーブル探査装置を提供すること。
【解決手段】ケーブル探査装置本体21と、このケーブル探査装置本体21に着脱自在に保持される検波器22と、を具備し、ケーブル探査装置本体21は、ケーブル探査装置本体21の前方を照明する照明具28および探査対象ケーブル50が探査されたことを知らせる報知器30とを備え、検波器22は、当該検波器22により探査対象ケーブル50が探査された際に、この探査対象ケーブル50側から発する高周波信号bを検出し、発生する高周波電力により報知器30を作動させるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、配線路に配設された複数本のケーブル群の中から、探し出す対象とするケーブルを探査するケーブル探査装置に関する。
従来、この種のケーブル探査装置として、ケーブルラックやケーブルダクト及びケーブルピット等の配線路に配設されたケーブル群の中から、探し出す対象とする1本のケーブルに磁界または電界を発生させ、これを検出することにより、探査対象ケーブルを特定するようにしたものがある。
このようなケーブル探査装置として、特開2002−168833号公報(特許文献1参照)に開示されたものがある。特許文献1には、図5に示すように、ケーブル探査装置1が開示されている。
このケーブル探査装置1は、ケーブル群2の中から探査対象とするケーブル3を検出することができるものである。
このケーブル探査装置1は、ケーブル群2の中から探査対象であるケーブル3側と、探査非対象のケーブル4側から発信される信号の差を検出することにより、1本の探査対象ケーブル3を特定することができるようにしたものである。
このケーブル探査装置1は、ケーブル群2の内、1本の探査対象ケーブル3の一端側に接続される送信器5と、探査非対象ケーブル4側から発信される信号とを受信する受信器6と、から構成されている。
受信器6は、探査対象ケーブル3および探査非対象ケーブル4の途中部分に近接させて、それぞれのケーブル3,4側から発する信号を検知する信号検知器6a,6bと、この信号検知器6a,6bで検知した両ケーブル信号を入力して位相を比較する位相比較器7と、この位相比較器7にて比較の結果、差が検出されたことを表示する発光ダイオード8と、から構成される。
従って、ケーブル探査装置1の取扱者は、発光ダイオード8が点灯したことを確認することにより、探査対象ケーブル3を特定することができるようになっている。
また、従来、この種のケーブル探査装置として、ケーブルラックやケーブルダクト及びケーブルピット等の配線路に配設されたケーブル群の中から、1本の検査対象ケーブルを探査するために、その1本のケーブルに電界を発生させ、この磁電界から得られる磁気電界を検出することにより、探査対象ケーブルを特定するようにしたものがある。
このようなケーブル探査装置として、特開2003−121420号公報(特許文献2参照)に開示されたものがある。
このケーブル探査装置10は、図6に示すように、ケーブル群12の中から探査対象ケーブル13を検出することができるものである。
このケーブル探査装置10は、ケーブル群12の中から探査対象ケーブル13側から電界を検知(検波)することにより、このケーブル13を探査対象とする1本のケーブル13であることを特定できるようにしたものである。
このケーブル探査装置10は、探査対象ケーブル13および他のケーブル14を束ねたケーブル群12の中から1本の探査対象ケーブル13の一端側に接続される送信器15と、この送信器15側から送信された信号に基づき探査対象ケーブル13の表面に励起される電界を検知する検知器16と、から構成される。
検知器16は、探査対象ケーブル13の表面に起生する電界を検知する検知器16aと、このセンサ部16aにより検知した所定レベルの電界があったことを報知する検知部16bとから構成される。
従って、ケーブル探査装置10の取扱者は、検知器16の検知部16b側から取扱者側へ所望の報知手段により報知されることにより、探査対象であるケーブル13を特定することができるようになっている。
特開2003−121420号公報 特開2002−168833号公報
特許文献1および特許文献2によるケーブル探査装置1によれば、検知器16により、探査対象ケーブル13を検知可能なものであるが、探査対象ケーブル13を前以て探り当てるまでの作業に時間がかかり作業性が悪かった。
特に作業場所が、非常に狭い場所であったり、暗い場所であったりすると、著しく作業性を損なうという欠点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、探索対象ケーブルの探索作業性を向上させ、特に暗い場合や狭い場所等の作業環境が悪い場所でも優れた作業性を発揮し得るケーブル探査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ケーブル探査装置本体と、このケーブル探査装置本体に着脱自在に保持される検波器と、を具備し、上記ケーブル探査装置本体は、当該ケーブル探査装置本体の前方を照明する照明具および探査対象ケーブルが探査されたことを知らせる報知器とを備え、上記検波器は、当該検波器により探査対象ケーブルが探査された際に、この探査対象ケーブル側から発する高周波信号を検出し、発生する高周波電力により上記報知器を作動させるようにしたことを特徴とするケーブル探査装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、対をなして設けられるケーブル探査装置本体と、このケーブル探査装置本体に着脱自在に保持される検波器と、を具備し、上記ケーブル探査装置本体は、通信手段と、探査対象ケーブルが探査されたことを知らせる報知器とを備え、上記通信手段は、対をなす他方のケーブル探査装置本体側の通信手段と通信可能に設けられ、上記検波器は、当該検波器により探査対象ケーブルが探査された際に、この探査対象ケーブル側から発する高周波信号を検出し、発生する高周波電力により上記報知器を作動させるようにしたことを特徴とするケーブル探査装置を提供する。
本発明によれば、一方の端子群側にて特定したケーブルを他方の端子群側にて探索する場合に、その探索対象ケーブルの探索作業性を向上させ、特に暗い場合や狭い場所等の作業環境が悪い場所でも優れた作業性を発揮し得るケーブル探査装置を提供することができる。
本発明に係るケーブル探査装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明のケーブル探査装置の実施形態の概要を示す図である。
ケーブル探査装置20は、ハンディタイプのケーブル探査装置本体21と、このケーブル探査装置本体21に着脱自在に保持される検波器22およびプローブ23とより構成される。
ケーブル探査装置本体21は、このケーブル探査装置本体21を取扱うために操作する操作部25と、検波器22およびプローブ23とが通信可能に接続されるジャック部26と、外部を照明する照明具28と、外部を撮像する撮像カメラ29と、報知器として設けられ、外部に発光するLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)30と、取扱い上の各種データや画像を表示する表示部31と、ヘッドホンジャック32と、内蔵マイク33と、スピーカ34と、必要によりケーブル探査装置本体21側に通信接続されるヘッドホン・マイク40(図3参照)と、から構成される。
このケーブル探査装置20は、2個を1組としてそれぞれ離間した場所から同時に使用するように取り扱われる。
例えば、図2に示すように、1つのケーブル探査装置20(20a,20b)の一方側の検波表示回路27aと、他の1つのケーブル探査装置20b側の検波表示回路27bが用いられ、探査ケーブルである単芯ケーブル50の芯線部50aと、他方側の被覆部50b側にて用いられる。
このケーブル探査装置20の検波器22は、図1に示すように、例えば2個のダイオード22a,22bを相互に逆向きに並列接続し、図2に示すように、保護層22cにより被覆するように一体化して構成したものである。
また、検波器22のダイオード22a,22bには、図2に示すように、ケーブル探査装置本体21のLED30がループに通電接続され、検波表示回路27が構成される。
従って、ケーブル探査装置20a側の検波器22を単芯ケーブル50の芯線部50aに近接させると、検波表示回路27(検波表示回路27aと称する。)のLED30側から高周波電力を供給することにより、単芯ケーブル50の芯線部50aへ、高周波信号(高周波電力)aが励起されるようになっている。
この単芯ケーブル50の芯線部50aに励振作用する高周波信号aは、単芯ケーブル50側の、途中部分において、被覆部50bへケーブル探査装置20b側の検波器22を近接させると、検波表示回路27(検波表示回路27bと称する。)に高周波信号bが励起されて、LED30に電力供給され、このLED30が光を放つようになるものである。
検波器22は、ケーブル探査装置本体21のジャック部26に着脱自在に通電か接続され、ジャック部26に取付けることにより、検波表示回路27に通電されるようになっている。
プローブ23は、単芯ケーブル50が暗い場所や狭い場所あるいは奥まった場所に配線されている場合に、必要に応じて用いられるものである。このプローブ23は、図1に示すように、延長コード部23aと、この延長コード部23aの一端側に備えられ、ケーブル探査装置本体21側のジャック部26側に保持される端子部23bと、延長コード部23aの他端側に備えられ、先端部を鉤形に形成したケーブル掛具23cと、延長コード部23aの他端側に備えられ、分岐ケーブル23dの先端部に設けたジャック部23eと、から構成される。
ジャック部23eは、プローブ23が必要に応じて使用される場合に、図示しない検波器22が取付けられて使用される。従って、奥まった場所や狭い場所に探査対象ケーブルがある場合に、プローブ23のケーブル掛具23cを利用して探査対象ケーブルを引き出し、それから検波器22を取付けたジャック部23eを単芯ケーブル50側に近接させることができる。
次に、ケーブル探査装置本体21側において、操作部25は、ケーブル探査装置本体21全体の制御・調整を手動で操作する複数の操作ボタン25aを備えたもので、検波器22側の受信感度,照明具28の照度,撮像カメラ29の感度,LED30の照度等の調整を行うものである。
ジャック部26は、検波器22を機械的に着脱自在に保持されるもので、検波器22の保護層22cを挟み込むことにより、導電的に取付けられる。
また、プローブ23についても、必要によりその端子部23bを挟み込むことにより、導電的に接続される。
照明具28は、ケーブル探査装置本体21が取り扱われた際、検波器22側および単芯ケーブル50側の少なくとも一方を照明可能なようにケーブル探査装置本体21の前方部に設けたものである。従って、暗い場所や狭い場所で検波器22を探査対象ケーブルに近づけるに際して、取扱者側にて探し易くなる。
また、ケーブル探査装置本体21には、表示部31、ヘッドホンジャック32、内蔵マイク33およびスピーカ34がそれぞれ備えられ、ケーブル探査装置本体21にトランシーバ機能や携帯電話機能(メール機能)等の通信機能を備えることができる。
表示部31は、一方の端子群側と他方の端子群側との通信の際に、その通信内容を必要に応じて画面表示して利用することができる。
ケーブル探査装置20の通信機能として、電話機能を採用した場合、その電話内容を記号または符号等で画面表示することができる。
ヘッドホンジャック32には、図3に示すヘッドホン・マイク40の接続ピン40bが差し込まれてヘッドホン・マイク40が使用される。
このヘッドホン・マイク40は、作業場の周辺が、雑音が高く通話が困難な際に使用することができる。
また、内蔵マイク33およびスピーカ34は、ヘッドホン・マイク40を使用する必要がなく通話に差し支えない状況の時に使用することができる。
更にまた、ヘッドホン・マイク40は、図3に示すように、接続コード部40aの位置側に接続ピン40bが、他側にヘッドホン部40cがそれぞれ設けられ、ヘッドホン・マイク40の接続ピン40bは,ケーブル探査装置本体21側のヘッドホンジャック32側に通信接続される接続ピン40bと、反対側に接続されるヘッドホン部40cおよびこのヘッドホン部40cに接続されるマイク40dとより構成される。
一方、ケーブル探査装置本体21内には、図4に示すように、表示部31および操作部25側に通信接続される制御回路37と、ヘッドホン・マイク40等の作動機器を作動させる作動回路群38を備えている。
制御回路37は、作動回路群38の各作動回路を個々に制御して、ヘッドホン・マイク40と、内蔵マイク33およびスピーカ34と、検波器22と、プローブ23と、LED30のそれぞれを制御可能に設けている。
この作動回路群38は、具体的には図4に示すように、無線回路38a,ベースバンド回路38b,増幅器38c,検波回路38d,検波表示回路38e,F/F(フリップフロップ)回路38fとから構成される。
ヘッドホン・マイク40は、無線回路38aを介して、ケーブル探査装置20aおよび20b間で通信可能に設けている。
また、内蔵マイク33およびスピーカ34は、ヘッドホン・マイク40と同様に、無線回路38a、ケーブル探査装置20aおよび20b間で通信が可能に調整するものである。
更に、検波器22は、検波回路38dにより探査対象ケーブル側からの高周波電力を検出(受信)する検波回路38dと、この検波回路38dにより受信した高周波電力を増幅する増幅器38cを介して制御回路37側へ出力するものである。
プローブ23は、図1に示すジャック部23e側の検波器22にて受信した高周波信号aにインターバル(時間)をかけることにより、ノイズ信号が混入した場合における、正・誤信号の判別を行うことができる信号処理技術を採用している。
すなわち、高周波信号bを、所望のインターバルにて受信可能なようにF/F回路38fを通過させることにより、検波表示回路38eから出力される高周波信号bの正信号を正しく検出することができる。
また、LED30は、検波器22が単芯ケーブル50側から高周波信号bを受信することにより、自動的に光が放つようになっている。
次に、ケーブル探査装置20の使用例について、図2を参照して詳細に説明する。
一方の配線路側の取扱者により、1本のケーブルである特定の単芯ケーブル50が、探査対象ケーブルとして選定されたとする。
この一方の配線路側の取扱者がケーブル探査装置20aを操作して検波器22側を芯線ケーブル50の芯線部50aに近接(または接触)させることにより、検波表示回路27aが作動して、検波器22から高周波信号(高周波電力)aが出力される芯線ケーブル50の芯線部50a側へ励起されるようになっている。
検波表示回路27a側から出力される高周波信号aは、検波器22にループに接続されるLED30側から光電変換により電力を供給するようになっている。なお、供給する電源としては、必要により、他の電源から供給することもできる。
ケーブル探査装置20a側の検波器22は、高周波信号aを出力するにあたって、VHS帯の周波数に共振させるために、ダイオード22a,22bが選定される。
ケーブル探査装置20a側の検波器22は、VHS帯(例えば30〜300Mhz帯)による高周波電力(W)を芯線ケーブル50側へ励起させることにより、ケーブル探査装置20b側の検波器22側へ高周波電力が電送され、高周波信号bとして出力されるようになっている。
なお、ここで、高周波信号aとして出力する高周波電力は、高周波帯域のUHF帯のものを用いることができる。
これらのVHS帯およびUHS帯の波長は、VHS帯が10m〜1m、また、UHS帯が1m〜0.1mである。
これらの波長帯域によれば、比較的波長が短く、また、共振周波数がλ/4の整数倍長の長さでよいため、図示しない受信アンテナ長が比較的短いものでよく、また、UHS帯を用いる場合には、VHS帯と比べて漏洩信号出力は周波数比で小さくなるが、ケーブル探査装置20b側において受信する検出信号である高周波信号bは、比較的高出力で受信することができる。
次に、他方の配線路側の取扱者により、ケーブル探査装置20bの通信機能を用いて、一方側の取扱者により取り扱われるケーブル探査装置20a側と相互に通信を行うことができる。そして、このケーブル探査装置20aおよび20b間の通信により、探査対象ケーブルである単芯ケーブル50を見つけ出すことがでかきる。
通信データには、単芯ケーブル50の色、形、その他の特徴等の情報データが含まれる。従って、ケーブル探査装置20b側における単芯ケーブル50の絞り込みが容易に行なわれるようになっている。
ケーブル探査装置20b側は、単芯ケーブル50側から出力される高周波信号bを、比較的高出力として受信することがでることから、ケーブル探査装置本体21の検波器22を、単芯ケーブル50の、中間部において被覆の上から近接させて行うこともできる。従って、ケーブル探査装置20b側の検波器22においては、芯線部50aを流れる高周波信号bを検波表示回路27側が受信することにより、LED30に高周波電波が流れ、発光するようになっている。
次に、ケーブル探査装置20の作用を、取扱者による作業手順に従って説明する。
一方の端子盤側の取扱者により配線路(図示せず)に配設されたケーブル群の中から探査対象ケーブルである、例えば単芯ケーブル50を特定する。この特定された単芯ケーブル50の線芯部50aにケーブル探査装置20a側の検波表示回路27の検波器22を手操作により近接させる。
すると、単芯ケーブル50の芯線部50a側に高周波電力が励起され、これが高周波信号aとして配線路の他方側へ電送される。
次に、単芯ケーブル50が探査された際には、図2に示すように、検波器22側からこの単芯ケーブル50の芯線部50a側へ高周波発信がなされる。
なお、検波器22により単芯ケーブル50の芯線部50aが見つからなかった際には、次の候補の探査対象ケーブルが見つかるまで順次探査作業を行う。
次に、探査作業により、検波表示回路27bが、図2に示すように、単芯ケーブル50の途中部分に被覆部50bを介して高周波信号bを受信すると、検波表示回路27bのLED30のループ回路を流れ、LED30に通電して光を放つ。
従って、この放電による光が放たれたことにより、単芯ケーブル50が探査対象ケーブルであることを取扱者側へ報知される。
ここで、探査対象ケーブルである単芯ケーブル50をケーブル探査装置20b側にて検出するにあたって、前以て、ケーブル探査装置20b側の取扱者側にて、凡その見当をつけるために、ケーブル探査装置20aおよびケーブル探査装置20bの双方の電話機能を含む通信機能を利用して連絡を取り合う。
この連絡は、一方の取扱者側から他方の取扱者側へ、内蔵マイク33およびスピーカ34を利用した音声による連絡、表示部31を利用したメールまたは画像による連絡を適宜に用いる。
また、この内蔵マイク33およびスピーカ34を用いる際、周囲の雑音により聞き取れない場合には、図3に示すヘッドホン・マイク40を用いる。
このヘッドホン・マイク40を用いるに際して、接続ピン40bをケーブル探査装置20b側のヘッドホンジャック32に差し込む。
更に、上記連絡により探査対象ケーブル(図示せず)の情報を得たケーブル探査装置20b側の取扱者は、単芯ケーブル50が、例えば配線路の狭い場所の中にあったり、あるいは暗い場所にあった場合には、プローブ23を用いる。
すなわち、図1に示すように、端子部23bを先ずケーブル探査装置20bのジャック部26に導電的に取付ける。
そして、ケーブル掛具23cを用いて、暗い場所(または狭い場所)から探査対象ケーブルと思われる(対象)ケーブルを引き出す。
続いて、ジャック部23eを用いて、検波器22を取り付け、上記(対象)ケーブルに側に近接(接触)させる。
検波器22による探査ができなかった際には、次の候補の(対象)ケーブルを選定して、単芯ケーブル50が見つかるまで、同様の作業を行う。
ケーブル探査装置20a(20b)によれば、ケーブル探査装置本体21に設けられる照明具28と、この照明具28に照明可能に設けられる検波器22と、この検波器22により探査対象ケーブル側から発する高周波信号bを検出すると同時に、上記ケーブル探査装置本体21が取り扱われた際、上記検波器22および探査対象ケーブルの少なくとも一方を照明可能に設けたから、暗い場所においても、探査対象ケーブルの探査が可能となり、取扱者にとって極めてその取扱いが便利なものとなる。
また、ケーブル探査装置本体21に通信手段を設け、この通信手段を操作可能に操作部25を備える一方、通信内容を表示する表示部31を設けたから、取扱者にとって極めてその取扱いが便利となる。
なお、ケーブル探査装置本体21の通信手段は、無線による通信手段と、有線による通信手段があるが、有線による通信手段を用いる場合には、探索ケーブルを介して通信を行うようにすることも可能である。
更に、ケーブル探査装置本体21には、撮像カメラ29を備えたから、配線路の一方側、例えばケーブル探査装置20aから他方側のケーブル探査装置20b側へ、探査対象ケーブルの画像を送信することにより、よりその探査対象ケーブルの絞り込みに有用な情報提供がなされる。
従って、特にケーブル探査装置20b側における取扱者にとって、探索作業が極めて容易となる。
更にまた、ケーブル探査装置本体21は、無線または有線により通信するにあたり、この通信内容を記号または符号で表示する表示部31を備えたことにより、取扱者にとって、探索作業が極めて容易となる。
更には、ケーブル探査装置本体21は、有線および無線通信するにあたり、この通信内容を音声信号に変換して送受信可能に設けられるヘットボン・マイク40を備えたことにより、取扱者にとって、探索作業が極めて容易となる。
また、検波表示回路27a(27b)側に備えたLED30は、検波器22により信号を検知した際に励起される電流により発光するLED30を採用したので、小型且つ軽量であり、また、低電流により目視可能な光を放つことができ、実用上有用となる。
更に、検波表示回路27a(27b)のジャック部26には、着脱自在に検波器22およびプローブ23を選択的且つ着脱自在に保持できるようにしたから、検波表示回路27b側において、例えば奥まった場所に探査対象ケーブルが位置するような場合には、プローブ23の先端部に備えられるケーブル掛部23cを利用して引き出すことができ、取扱者にとって、探索対象ケーブルの絞り込み時において、実使用上便利なものとなる。
また、ケーブル探査装置本体21には、音声にて表示するスピーカ34を備えたから、この通信内容を音声による探査対象ケーブルの認識がより正確なり、取扱者にとって、その探索作業が極めて容易となる。
本発明に係るケーブル探査装置の実施形態を示す概要図。 本発明に係るケーブル探査装置のケーブル探査機能の原理を示す図。 本発明に係るケーブル探査装置に用いられるヘッドホン組立の斜視図。 本発明に係るケーブル探査装置における各信号回路の系統図と各回路構成部品との関係を示す図。 従来のケーブル探査装置の概要を示す図。 従来の他のケーブル探査装置の概要を示す図。
符号の説明
20(20a,20b) ケーブル探査装置
21 ケーブル探査装置本体
22 検波器
22a,22b ダイオード
22c 保護層
23 プローブ
23a 延長コード部
23b 端子部
23c ケーブル掛具
23d 分岐ケーブル
23e ジャック部
25 操作部
25a 操作ボタン
26 ジャック部
27a,27b 検波表示回路
28 照明具
29 撮像カメラ
30 LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)(報知器)
31 表示部
32 ヘットホン・ジャック
33 内蔵マイク
34 スピーカ
37 制御回路
38 作動回路群
40 ヘッドホン・マイク
40a 接続コード部
40b 接続ピン
40c ヘッドホン部
40d マイク
50 単芯ケーブル(探査対象ケーブル)
50a 芯線部
50b 被覆部
a,b 高周波信号

Claims (13)

  1. ケーブル探査装置本体と、
    上記ケーブル探査装置本体に着脱自在に保持される検波器と、を具備し、
    上記ケーブル探査装置本体は、当該ケーブル探査装置本体の前方を照明する
    照明具および探査対象ケーブルが探査されたことを知らせる報知器とを備え、
    上記検波器は、当該検波器により探査対象ケーブルが探査された際に、この探査対象ケーブル側から発する高周波信号を検出し、発生する高周波電力により上記報知器を作動させるようにしたことを特徴とするケーブル探査装置。
  2. 対をなして設けられるケーブル探査装置本体と、
    上記ケーブル探査装置本体に着脱自在に保持される検波器と、を具備し、
    上記ケーブル探査装置本体は、通信手段と、探査対象ケーブルが探査されたことを知らせる報知器とを備え、
    上記通信手段は、対をなす他方のケーブル探査装置本体側の通信手段と通信可能に設けられ、
    上記検波器は、当該検波器により探査対象ケーブルが探査された際に、この探査対象ケーブル側から発する高周波信号を検出し、発生する高周波電力により上記報知器を作動させるようにしたことを特徴とするケーブル探査装置。
  3. 上記ケーブル探査装置本体には、検波器に対してループ接続される報知器を設けた検波表示回路を備え、
    上記検波器は、探査対象ケーブル側から発信する高周波信号の電力を上記報知器に通電し得るようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のケーブル探査装置。
  4. 上記ケーブル探査装置本体は、撮像カメラを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のケーブル探査装置。
  5. 上記ケーブル探査装置本体は、無線または有線により通信するにあたり、この通信内容を画面表示し得る表示部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のケーブル探査装置。
  6. 上記ケーブル探査装置本体は、検波器を着脱自在に保持するジャック部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のケーブル探査装置。
  7. 上記ジャック部には、先端部に検波器を有し着脱自在に保持されるプローブを備えたことを特徴とする請求項6記載のケーブル探査装置。
  8. 上記プローブには、先端部にケーブル掛具を備えたことを特徴とする請求項7記載のケーブル探査装置。
  9. 上記報知器は、検波器により高周波信号を検知した際に励起される電流により発光するLEDであることを特徴とする請求項1または2記載のケーブル探査装置。
  10. 上記報知器は、通電することにより光を発するLEDであることを特徴とする請求項1または2記載のケーブル探査装置。
  11. 上記ケーブル探査装置本体は、通信手段を用いるにあたり、この通信内容を音声信号に変換して送受信可能に設けられるヘットボン・マイクを備えたことを特徴とする請求項2記載のケーブル探査装置。
  12. 上記ケーブル探査装置本体の通信手段は、探索対象ケーブルを介して通信可能にしたことを特徴とする請求項2記載のケーブル探査装置。
  13. 上記ケーブル探査装置本体の通信手段は、受信する音声信号を音声にて表示するスピーカを備えたことを特徴とする請求項2記載のケーブル探査装置。
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