JP2006132440A - Egr装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラジエータの負担を軽減しつつ、EGRガスの温度を効率よく低下させることで、NOxの発生を低減させることができるEGR装置を提供すること。
【解決手段】 排気通路(18)のうちタービン(8b)より排気下流側の排ガスとEGR通路(26)を通るEGRガスとの熱交換を可能とする熱交換器(20)を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、EGR装置に係り、EGRガスを冷却する技術に関する。
従来より、内燃機関における排ガス中のNOxを低減させる方法の一つとして、排ガスの一部をEGRガスとして吸気系に再循環させる排ガス循環装置、所謂EGR装置がある。
しかし、EGRガスは高温であるため、そのまま吸気系に導入すると内燃機関の出力低下やノッキングの原因となるおそれがある。
そこで一般には、EGR通路にEGRクーラ等を設けEGRガスを冷却してから吸気系に導入させている。
ここでEGRクーラには、内燃機関の冷却にも使用される冷却水を使用している場合が多く、EGRクーラに十分な性能を持たせるためにはラジエータの冷却性能を向上させなければならず、ラジエータの大型化及びこれに伴う車両搭載性の悪化を招くという問題があった。
そこで、例えば、EGR通路の途中に吸熱部を設けるとともに、前記排気通路におけるEGRガスの抜き出し箇所より下流の排気温度が相対的に低い位置に放熱部を設け、該放熱部と前記吸熱部との間をヒートパイプにより接続することでEGRガスの冷却性能を向上させるという技術が開発されている(特許文献1参照)。
特開2002−195106号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術のようにヒートパイプによるEGR通路と排気通路との熱交換では一旦ヒートパイプの作動流体を介することになるため冷却性能の大幅な向上は期待できない。
また、ヒートパイプを使用した熱交換の場合、放熱部に対し吸熱部を上方側に配置した場合、凝縮された作動流体が吸熱部へ還流できないという所謂ドライアウト現象が生じ、熱交換器としての機能が著しく低下するというおそれがある。このため、ヒートパイプによる熱交換を行う場合にはレイアウト上の制約も生じるという問題もある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ラジエータの負担を軽減しつつ、EGRガスの温度を効率よく低下させNOxの発生を十分に低減させることができるEGR装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1のEGR装置では、内燃機関の排気通路に配設されたタービンを排ガスにより回転させることで吸気通路に配設されたコンプレッサを同期回転させて吸気の過給を行うターボ過給機と、前記排気通路のうち前記タービンよりも排気上流側の部分と前記吸気通路のうち前記コンプレッサよりも吸気下流側の部分とを連通し、排ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR通路と、前記排気通路のうち前記タービンよりも排気下流側の部分に該排気通路と前記EGR通路とが交差するよう設けられ、排ガスとEGRガスとの熱交換を行う熱交換器とを備えたことを特徴としている。
これより、タービンを回転させることでエネルギを損失し低温となったタービン通過後の排ガスと、燃焼後の排ガスの一部であり高温のままであるEGRガスとが熱交換器により直接熱交換される。
また、請求項2のEGR装置では、前記熱交換器は、排ガスの流通する部分とEGRガスが流通する部分とが交互に積層して構成されていることを特徴としている。
これより、熱交換器では排気通路とEGR通路とが交互に層をなし、当該排気通路に排ガスが、当該EGR通路にEGRガスが通ることで互いに熱交換する。
また、請求項3のEGR装置では、前記吸気通路のうち前記コンプレッサよりも吸気直下流側の部分と、前記排気通路のうち前記タービンよりも排気下流側且つ前記熱交換器よりも排気上流側の部分とを連通する吸気導入通路と、該吸気導入通路を流通する吸気導入量を調節する吸気導入量制御手段とを備えたことを特徴としている。
これより、吸気導入量制御手段を制御することにより、EGRガスとの熱交換が行なわれる前の排ガス中に吸気導入通路を通じて比較的低温である吸気が導入される。
また、請求項4のEGR装置では、前記ターボ過給機による過給圧を検出する過給圧検出手段を備え、前記吸気導入量制御手段は該過給圧検出手段により検出された過給圧に応じて吸気導入量を調節することを特徴としている。
これより、熱交換器の排気通路とEGR通路とは交互に層をなして構成されていることから、当該排気通路を通る排ガスと当該EGR通路を通る吸気導入量制御手段により必要以上に過給された分の吸気が排ガスに導入される。
また、請求項5のEGR装置では、前記吸気導入量制御手段は、前記ターボ過給機による過給圧に応じて開閉する圧力応動弁により構成されていることを特徴としている。
これより、圧力応動弁を用いた簡単な構成にして、過給圧が適切に制御されつつ、必要以上に過給された分の吸気が排ガスに導入される。
また、請求項6のEGR装置では、前記排気通路のうち前記熱交換器よりも排気下流側の部分に排気浄化手段を備えたことを特徴としている。
これより、熱交換器を流通した排ガスが排気浄化手段に流入する。
また、請求項7のEGR装置では、前記排気浄化手段は、排気浄化触媒であることを特徴としている。
また、請求項8のEGR装置では、前記排気浄化手段は、排気中のパティキュレート・マターを捕集するフィルタであることを特徴としている。
上記手段を用いる本発明の請求項1のEGR装置によれば、タービン通過後の温度の低下した排ガスと、高温のままであるEGRガスとを熱交換器により直接熱交換させることで、排ガス温度は昇温させ、EGRガスの温度は低下させることができる。
この際、当該熱交換器は冷却水等を使用せず、排ガスとの熱交換のみによりEGRガス温度を低下させるのでラジエータに負担をかけない。
したがって、EGRクーラを併用したとしてもEGRクーラの負担を減らせることができ、ラジエータの負担を軽減させつつ、EGRガス温度をより低下させることができ、吸気系に導入するEGRガスの量を増加させてNOxの発生を大幅に低減させることができる。
請求項2のEGR装置によれば、熱交換器の排気通路とEGR通路とは交互に層をなして構成されていることから、当該排気通路と当該EGR通路との熱交換面積を十分に確保することができることから、当該排気通路を通る排ガスと当該EGR通路を通るEGRガスとの熱交換を効率よく行うことができる。
請求項3のEGR装置によれば、EGRガスとの熱交換前の排ガスに比較的低温である吸気を導入することで排ガスの温度をさらに低下させ、熱交換によるEGRガスの温度低下をさらに促進させることができる。
請求項4のEGR装置によれば、必要以上に過給された分の吸気を熱交換前の排ガスに導入することで、適切な過給圧を維持しつつ、排ガスの温度をさらに低下させることができる。
請求項5のEGR装置によれば、吸気導入量制御手段として圧力応動弁を用いることで、容易にして、適切な過給圧を維持しつつ、排ガスの温度をさらに低下させることができる。
請求項6のEGR装置によれば、EGRガスとの熱交換によりタービン通過直後の温度よりも昇温した排ガスが排気浄化手段に流入することで、排気浄化手段をより早期に昇温することができる。
請求項7のEGR装置によれば、熱交換後の排ガスにより排気浄化触媒がより早期に昇温されることで、排気浄化触媒を早期に活性化することができる。
請求項8のEGR装置によれば、熱交換後の排ガスによりフィルタがより早期に昇温されることで、フィルタに溜まったパティキュレート・マターを高温に保持してフィルタに捕集したパティキュレート・マターを容易に燃焼させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1を参照すると、本発明に係るEGR装置の概略構成図が示されている。
図1に示すように、エンジン1の吸気側には吸気マニホールド2が接続されており、当該吸気マニホールド2からは吸気管4が延びている。当該吸気管4には、吸気上流から下流に向けて順に、エアクリーナ6、ターボ過給機8のコンプレッサ8a、リリーフバルブ10(吸気導入量制御手段)、インタークーラ12が設けられている。また、吸気管4の吸気マニホールド2近傍には、吸気管4内において過給された吸気圧、即ち過給圧を検出する過給圧センサ14(過給圧検出手段)が設けられており、当該過給圧センサ14はECU(電子コントロールユニット)40に接続されている。なお、リリーフバルブ10は電磁弁からなりコンプレッサ8aの直下流側に設けられている。
一方、エンジン1の排気側には排気マニホールド16が接続されており、当該排気マニホールド16からは排気管18が延びている。当該排気管18には、排気上流から下流に向けて順に、コンプレッサ8aと同軸上に同期回転可能に連結されているターボ過給機8のタービン8b、熱交換器20、排気浄化触媒22(排気浄化手段)が設けられている。
また、排気管18におけるタービン8bと熱交換器20との間の部分と、吸気管4のリリーフバルブ10とはバイパス通路24(吸気導入通路)により接続されている。リリーフバルブ10は上記ECU40に接続されており、過給圧センサ14により検出される過給圧に応じて開閉制御される。
また、排気マニホールド16と吸気マニホールド2とはEGR通路26により接続されており、EGR通路26に排気マニホールド16側から吸気マニホールド2側に向けて順に、上記熱交換器20、EGRクーラ28、EGRガスの還流量を調節するEGRバルブ30が設けられている。
熱交換器20はEGR通路26と排気管18が交差するようにEGR通路26と排気管18とにそれぞれ接続されており、内部は図2に示すように、複数の隔壁板により所定の間隔で複数の扁平な空間が形成されて構成されている。詳しくは、各空間は、それぞれEGR通路26と排気管18とを一旦分岐させて複数のEGR通路26aと排気通路18aとを形成しており、熱交換器20はこれらEGR通路26aと排気通路18aとが交互に層状をなして構成されている。
また、EGRクーラ28は水冷式であり、当該EGRクーラ28内には冷却水が流通している。EGRクーラ28の冷却にはエンジン1の冷却水が共用され、当該冷却水は所定温度以上昇温すると、ラジエータ32を通り再び冷却されてEGRクーラ28やエンジン1内を循環する。
以下このように構成された本発明に係るEGR装置の作用について説明する。
先ず、エンジン1にかかる負荷が低負荷である場合について説明する。
エンジン1にかかる負荷が低負荷である場合、エアクリーナ6から吸気管4を通りコンプレッサ8aにより圧縮された空気がエンジン1に吸気され燃焼が生起される。燃焼後の排ガスは排気マニホールド16から排気管18内を通り、途中タービン8bを回転させる。この際、排ガスはタービン8bを回転させることでエネルギを損失し、排ガスの温度は低下する。そして、タービン8bを回転させた後の排ガスは、熱交換器20内の複数の排気通路18aを流通する。
また、燃焼後の排ガスの一部がEGRガスとして排気マニホールド16からEGR通路26へ流入する。そして、EGRガスは熱交換器20内の複数のEGR通路26aを流通する。
このように排ガスとEGRガスとが熱交換器20内を流通すると、排気通路18aとEGR通路26aとは交互に層をなして構成されていることから、これら排ガスとEGRガスとは直接に効率よく熱交換される。
詳しくは、タービン8bを回転させて低温となった排ガスと、ほぼ燃焼後の排ガスの温度のままである高温のEGRガスとが熱交換することで、排ガスの温度は上昇する一方、EGRガスの温度が低下する。
熱交換器20を流通後の排ガスは次に排気浄化触媒22に流入する。排気浄化触媒22は、流通する排ガスの温度により昇温され、ある程度の高温となることで活性化し排ガス中の有害物質を浄化するものである。この点、熱交換後の排ガスはタービン8b通過直後の温度よりも昇温されているので、より早期に排気浄化触媒22を活性化させることになる。
一方、熱交換器20を流通後のEGRガスは次にEGRクーラ28に流入する。これより、EGRガスは当該EGRクーラ28内を通る冷却水によりさらに冷却され、吸気マニホールド2へと流入する。
次に、エンジン1にかかる負荷が高負荷である場合について説明する。
エンジン1にかかる負荷が高負荷である場合、過給圧は上昇し、過給圧センサ14により検出される過給圧が所定圧以上となると、ECU40はリリーフバルブ10を開弁するよう制御する。リリーフバルブ10が開弁することにより、必要以上に過給された吸気の一部がバイパス通路24を通り排ガスに流入される。
そして、吸気が流入する前の排ガスは、タービン8bを回転させた後であるために温度が低下しているものの、さらに比較的低温である吸気と混合することでより一層温度が低下する。
このように温度低下した排ガスが熱交換器20に流入すると、EGRガスとの温度差が拡がり、熱交換によるEGRガスの温度低下がさらに促進される。
また、高負荷時は排ガスの温度が比較的高くなっているのであるが、当該排ガスの温度は熱交換前に吸気導入により十分に下げられているため、EGRガスとの熱交換後の排ガスにおいても温度は比較的低く、排気浄化触媒22が過度に高温になることが抑制される。
以上のように、本発明に係るEGR装置では、ターボ過給機8のタービン8bを通過後の低温化した排ガスとEGRガスとの直接の熱交換によりEGRガスの温度を低下させることができるので、EGRクーラの負担を軽減し、ラジエータ32の負担を軽減しつつ、NOxの発生を十分に低減させることができる。
また、EGRクーラを併用することで、EGRガスの温度をより一層低下させることができるので、吸気系に導入するEGRガスの量を増加させ、NOxの発生をさらに低減させることができる。
また、排ガスはEGRガスとの熱交換により温度が上昇することで、排気下流側にある排気浄化触媒22を早期に活性化させることができる。
さらに、高負荷時においては必要以上に過給された分の吸気を熱交換前の排ガスに導入することで、適切な過給圧を維持しつつ、熱交換器20に流入する排ガスの温度をさらに低下させることができ、熱交換器20を流通後の排ガスの温度を排気浄化触媒22に適した温度域に保つことができる。
以上で本発明に係るEGR装置の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態ではリリーフバルブ10の開閉をECU40により制御しているが、当該リリーフバルブ10に代え、過給圧に応じて自動的に開閉する圧力応動弁を用いてもよい。圧力応動弁を用いることにより、特別な制御を行うことなく、容易にして、最適な過給圧を保ちつつ、吸気を熱交換前の排ガスに導入可能である。
また、上記実施形態では排気浄化手段としては排気浄化触媒22を用いているが、これに限られるものではなく、エンジン1が例えばディーゼルエンジンである場合には、パティキュレート・マターを捕集するフィルタ、所謂DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)としても構わない。当該フィルタを設けた場合には、フィルタを高温に保持して当該フィルタに捕集したパティキュレート・マターを燃焼させやすいという効果を奏する。
また、上記実施形態では熱交換器20は排気通路18aとEGR通路26aとが交互に層状をなした構造であるが、熱交換可能であればこの構成に限られるものでない。
また、上記実施形態ではEGR通路26に熱交換器20とEGRクーラ28を設けEGRガスの冷却を行っているが、EGRクーラ28を設けずに熱交換器20のみでEGRガスを冷却するようにしてもよい。EGRクーラ28を設けないことでラジエータ32の負担をさらに軽減することができる。
本発明に係るEGR装置の概略構成図である。 本発明に係るEGR装置の熱交換器の内部構成図である。
符号の説明
1 エンジン
2 吸気マニホールド
4 吸気管
8 ターボ過給機
8a コンプレッサ
8b タービン
10 リリーフバルブ(吸気導入量制御装置)
14 過給圧センサ(過給圧検出手段)
16 排気マニホールド
18 排気管
18a 排気通路
20 熱交換器
22 排気浄化触媒(排気浄化手段)
24 バイパス通路(吸気導入通路)
26、26a EGR通路
28 EGRクーラ
40 ECU

Claims (8)

  1. 内燃機関の排気通路に配設されたタービンを排ガスにより回転させることで吸気通路に配設されたコンプレッサを同期回転させて吸気の過給を行うターボ過給機と、
    前記排気通路のうち前記タービンよりも排気上流側の部分と前記吸気通路のうち前記コンプレッサよりも吸気下流側の部分とを連通し、排ガスの一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR通路と、
    前記排気通路のうち前記タービンよりも排気下流側の部分に該排気通路と前記EGR通路とが交差するよう設けられ、排ガスとEGRガスとの熱交換を行う熱交換器と、
    を備えたことを特徴とするEGR装置。
  2. 前記熱交換器は、排ガスの流通する部分とEGRガスが流通する部分とが交互に積層して構成されていることを特徴とする請求項1記載のEGR装置。
  3. 前記吸気通路のうち前記コンプレッサよりも吸気直下流側の部分と、前記排気通路のうち前記タービンよりも排気下流側且つ前記熱交換器よりも排気上流側の部分とを連通する吸気導入通路と、
    該吸気導入通路を流通する吸気導入量を調節する吸気導入量制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のEGR装置。
  4. 前記ターボ過給機による過給圧を検出する過給圧検出手段を備え、
    前記吸気導入量制御手段は該過給圧検出手段により検出された過給圧に応じて吸気導入量を調節することを特徴とする請求項3記載のEGR装置。
  5. 前記吸気導入量制御手段は、前記ターボ過給機による過給圧に応じて開閉する圧力応動弁により構成されていることを特徴とする請求項3記載のEGR装置。
  6. 前記排気通路のうち前記熱交換器よりも排気下流側の部分に排気浄化手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のEGR装置。
  7. 前記排気浄化手段は、排気浄化触媒であることを特徴とする請求項6記載のEGR装置。
  8. 前記排気浄化手段は、排気中のパティキュレート・マターを捕集するフィルタであることを特徴とする請求項6記載のEGR装置。
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