JP2006132201A - Pc構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法 - Google Patents

Pc構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧送ポンプの作動・停止を繰り返したり油回転式真空ポンプ等の特殊ポンプを使用することなく通常使用される水封式真空ポンプによって真空引き工程を含むグラウト注入工法を可能にする。
【解決手段】PC構造物のケーブルシースのグラウト排出側に接続した真空ポンプでケーブルシース内を−0.05〜−0.1MPaに減圧しつつ、グラウト注入側に接続した圧送ポンプを連続運転してグラウトを注入・充填する際、グラウトの先流れが起こるケーブルシースの頂上部ないし下降部に、上方に向かって連通分岐するグラウトホースを複数本立設してPC構造物上面に引き出し、かつ前記複数のグラウトホースの先端を1つの容器に挿入してなり、真空ポンプにより減圧された容器内に、ケーブルシース内に閉じ込められた空気を吸引し、さらに同容器内の気圧がグラウト注入圧と均衡するまで容器内にグラウトを吸引し、ケーブルシース内にグラウトを完全に充填させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポストテンション方式PC構造物のケーブルシース内への真空引き工程を含むグラウト注入工法において、グラウト注入時にケーブルシース下降部でのグラウトの先流れによって生じる空気溜まりを確実・容易に除去し得るグラウト注入工法に関する。
橋梁、高架橋、建築物等のPC構造物、特にポストテンション方式PC構造物においては、PC鋼材を緊張・定着した後にケーブルシースの内壁とPC鋼材との間にセメントと水と混和剤との混合物であるグラウトが注入・充填されるが、このグラウトの注入・充填が不十分で、ケーブルシース内にグラウトが充填されていない空隙部が残されると、この空隙部に長年月間に外部水が侵入し、PC鋼材が腐食し、断線するおそれが生じる。
ケーブルシース内に空隙部が発生する要因の一つに、ケーブルシース内へのグラウト注入時にケーブルシースの頂上部ないし下降部で生じるグラウトの先流れによる空気溜まりの発生がある。つまり、図6の空気溜まり生成説明図の(a)に示すように、グラウトGがケーブルシース2内を下から上へ向かって流入する際には、グラウトGはケーブルシース2内に充満して進行するため空気溜まりVの発生はないが、ケーブルシースの頂上部ないし下降部ではグラウトGは図6(b)に示すようにケーブルシース2の内壁下側に沿って流下して行き、図6(c)に示すようにケーブルが下げ止まった所のケーブルシース2の管内全面を満たすことになるので、頂上部ないし下降部のケーブルシース2の内壁上側に空気が閉じ込められ、その後グラウトGは閉じ込められた空気を圧縮しながら図6(d)に示すように上方へ蓄積されていき、ケーブルシース2の頂上部ないし下降部の高所付近に空気溜まりVが生じることになる。
ケーブルシース内へのグラウト注入を効果的に行うには、流動性のよいグラウトが望ましい。しかし、低粘性のグラウトでは高速注入(毎分30リットル以上)を行ってもほとんどの場合頂上部ないし下降部で先流れが起こり、先流れが起こりにくいとされる高粘性のグラウトでもシースが太径になると多くの場合先流れが生じ、空気溜まりVの発生は免れ得ない。
このグラウトGの先流れによって生じる空気溜まりVの防止策としては、通常、図7に示すように、ケーブルシース2の頂上部ないし下降部の高所付近手前に排気用グラウトホース11a、11bを配設し、この排気用グラウトホース11a、11bから、ケーブルシース2内に取り残された空気をグラウトGがケーブルシース2内に蓄積・上昇するに従って順次排出させる方法が採られている。この排気用のグラウトホース11a、11bによる残留空気の排気は、有効な手段ではあるが、グラウトホース11a、11bの取付位置、取付本数、内径、高さ等によって空気溜まりVが消失するか、残留するかが決まる不安定さがある。
また、ケーブルシース2内に大きな空気溜まりVの発生が予測される場合には、空気溜まりVにグラウトGを再注入することも行われている。つまり、図8に示すように、再注入用グラウトホース12を排気用グラウトホース11a、11bと併設し、再注入用グラウトホース12からグラウトGを注入することによって空気溜まりVに残された空気を排気用グラウトホース11a、11bから排出する。
一方、ケーブルシース内へのグラウトの注入を効果的に行う工法として、ケーブルシースのグラウト注入側に圧送ポンプを、グラウト排出側に真空ポンプを接続し、前記真空ポンプでケーブルシース内を減圧した後に圧送ポンプを運転してグラウトを注入する発明が、例えば特許第3584024号公報、特開2004−100274号公報、特開2000−64618号公報で開示されている。
特に特許第3584024号公報では、図9に示すようにダクト(ケーブルシース)2内の空気溜まりの発生しやすい位置に、ダクト(ケーブルシース)2と連通分岐し、透視可能で、先端が閉じ、先端部がPC構造物1の外に突出する長さを有する耐圧、耐負圧構造の真空ホース13を設け、真空ポンプの運転によって減圧された真空ホース13内に、注入グラウトが残留空気を圧縮しながら侵入・上昇するのを利用してケーブルシース2内へのグラウトGの充填状態を確認するようにした工法が示されている。
特許第3584024号公報 特開2004−100274号公報 特開2000−64618号公報
ケーブルシースのグラウト排出側に接続した真空ポンプを運転してケーブルシース内を減圧した後、ケーブルシースのグラウト注入側に接続した圧送ポンプによってグラウトを注入する真空引き工程を含むグラウト注入工法の場合、圧送ポンプのみによるグラウト注入工法に比べてグラウトの先流れはかなり遅れて発生し、また先流れによって閉じ込められる空気も希薄なため、発生する空気溜まりも極めて小さいものとなるが、皆無となる保証はない。
特許第3584024号公報に開示の減圧された真空ホース13内に、注入グラウトGが残留空気を圧縮しながら侵入・上昇するのを利用してその位置にグラウトGが充填されたことを確認する工法においては、ダクト(ケーブルシース)2内の気圧を常に設定負圧以下の状態にしてグラウトGの注入がなされなければならないので、グラウトの注入に伴うケーブルシース内の圧力上昇速度が真空ポンプによる減圧速度を超えると注入ポンプの運転を停止してケーブルシース内を設定負圧まで下げる必要があり、前記圧送ポンプの運転と停止を繰り返さなければならないことになる。
本発明は、ケーブルシース内の気圧を通常の水封式真空ポンプで達成できる−0.05〜−0.1MPaに常に保持できるよう、注入グラウトの進行によって上がる圧力の増加速度を、真空ポンプによる減圧速度と同等以下になるように圧送ポンプの吐出量を定めることによって圧送ポンプの連続運転を可能とし、
また、グラウト注入時にグラウトの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められるおそれのあるケーブルシースの頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通分岐するグラウトホースを複数本立設してその上端をPC構造物上面に引き出し、かつ前記複数本のグラウトホースの上端をPC構造物上に設置した密閉容器に連通・挿着しておくことによって、ケーブルシースと連通した前記密閉容器内が前記真空ポンプの運転によって減圧されて減圧容器になるのを利用して、前記ケーブルシース下降部に閉じ込められた空気を前記密閉容器内に吸引し、さらに、同密閉容器内の気圧が圧送ポンプのグラウト注入圧と均衡するまで前記ホース及び密閉容器内にグラウトを吸引して、ケーブルシース内に空気溜まりのないPC構造物の構築施工を下記手段により可能にしたものである。
(1)ポストテンション方式PC構造物のケーブルシースのグラウト注入側に圧送ポンプを、排出側に真空ポンプを接続し、前記真空ポンプを連続運転してケーブルシース内を常に減圧しつつ前記圧送ポンプを連続運転してケーブルシース内にグラウトを注入・充填する真空引き工程を含むグラウトの注入工法において、
グラウト注入時にグラウトの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められるおそれのあるケーブルシースの頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通分岐するグラウトホースを複数本立設してその上端をPC構造物上面に引き出し、かつ前記複数本のグラウトホースの上端をPC構造物上面に配設された1つの密閉容器に連通・挿着しておくことによって、ケーブルシースと連通した前記密閉容器内が前記真空ポンプの運転によって減圧されて減圧容器になるのを利用して、前記ケーブルシースの頂上部ないし下降部に閉じ込められた空気を前記減圧容器内に吸引し、さらに、同密閉容器内の気圧が圧送ポンプのグラウト注入圧と均衡するまで前記ホース及び密閉容器内にグラウトを吸引することを特徴とするPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(2)ポストテンション方式PC構造物のケーブルシースのグラウト注入側に圧送ポンプを、排出側に真空ポンプを接続し、前記真空ポンプを連続運転してケーブルシース内を常に減圧しつつ前記圧送ポンプを連続運転してケーブルシース内にグラウトを注入・充填する真空引き工程を含むグラウトの注入工法において、
グラウト注入時にグラウトの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められるおそれのあるケーブルシースの頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通分岐するグラウトホースを複数本立設してその上端をPC構造物上面に引き出し、かつ前記立設された複数本のグラウトホースの各々にPC構造物の上面に配設された密閉容器をそれぞれ連通・挿着しておくことによって、ケーブルシースと連通した前記密閉容器内が前記真空ポンプの運転によって減圧されて減圧容器になるのを利用して、前記ケーブルシースの頂上部ないし下降部に閉じ込められた空気を前記減圧容器内に吸引し、さらに、同密閉容器内の気圧が圧送ポンプのグラウト注入圧と均衡するまで前記ホース及び密閉容器内にグラウトを吸引することを特徴とするPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(3)真空ポンプによって密閉容器内が−0.05〜−0.1MPaに減圧されてなることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(4)真空ポンプによって密閉容器内が−0.06〜−0.09MPaに減圧されてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(5)密閉容器が、その内部を減圧したとき大気圧に耐えられる強度・形状・構造を有する透明素材で作られ、かつ内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されてグラウトの洗浄除去を容易にされていることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(6)密閉容器の容積が、グラウトの粘性、吐出量、ケーブルシース及びホースの内径、ホースの長さ、ケーブルシース下降部の傾斜角度、空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース下降部に発生する空気溜まりの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んで設定されたものであることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(7)密閉容器が複数のグラウトホースの挿着部を有し、前記挿着部にグラウトホースを螺着等の気密接続手段により着脱自在に挿着してなり、また挿着部の数が挿着するグラウトホースの数を上回る場合には、グラウトホースが装着されない挿着部に密閉容器の気密を保持するための栓体を挿着してなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(8)密閉容器が開閉弁を備えた排気口を有し、ケーブルシースのグラウト排出側に接続した真空ポンプとは異なる独立の第2の真空ポンプに接続可能にしてなることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
本発明によって下記の効果が発揮できる。
(ア)PC構造物上に配設した密閉容器が、グラウト注入時にグラウトの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められるおそれのあるケーブルシースの頂上部ないし下降部に分岐・立設された複数本のグラウトホースを介して前記ケーブルシースと連通しているため、前記真空ポンプの運転によって減圧された密閉容器に、前記ケーブルシース下降部に閉じ込められた空気が吸引され、さらには前記減圧された密閉容器内の圧力が圧送ポンプのグラウト注入圧と均衡するまで前記ホース及び密閉容器内にグラウトが上昇・侵入するので、密閉容器の容積を適切に選択することによって、−0.05〜−0.1MPaで空気溜まりのない、グラウトが完全に充填されたPC構造物が確実・容易に構築できる。
(イ)流動性のよいグラウトの使用により、真空ポンプによってケーブルシース内の圧力を−0.05〜−0.1MPaに設定し、また注入グラウトの進行によるケーブルシース内の圧力増加速度を真空ポンプによる減圧速度と同等以下になるよう圧送ポンプの吐出量を定めて圧送ポンプの連続運転を可能としたので、通常使用する水封式真空ポンプの使用が可能となり、かつまた、ケーブルシース内の真空度の変化に対応させて圧送ポンプの運転・停止を繰り返す従来の工法で必要とした圧送ポンプのON・OFF制御に係わる装置・手段が不要になり、作業手順の簡素化が図れる。
(ウ)密閉容器が透明素材で作られており、密閉容器内に上昇・侵入したグラウトを目視できるので、グラウトホースを連通・分岐した位置のケーブルシース内にグラウトが注入・充填されたことの確認ができる。
(エ)密閉容器の内壁面に剥離剤が塗布され、あるいはテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されているので、使用後には該密閉容器内に流入したグラウトを容易に洗浄除去でき、前記密閉容器を繰り返し再利用できる。
(オ)各グラウトホースの上端が螺着等の密着手段によって密閉容器に着脱自在に挿着できるよう構成されているので、前記密閉容器は、それが必要となるグラウト注入時にのみグラウトホースを挿着して使用すればよく、グラウト注入完了後は速やかにグラウトホースを取り外して密閉容器内の洗浄ができる。
(カ)密閉容器が開閉弁を備えた排気口を有し、ケーブルシース内のグラウト排出側に接続した真空ポンプとは異なる独立の第2の真空ポンプの接続を可能にしているので、密閉容器のみによる残留空気の吸引が不十分な場合も、前記第2の真空ポンプを該排気口に接続して運転するとともに前記密閉容器の排気口の開閉弁を開いて残留空気を完全に排除することができ、空気溜まりのないPC構造物を提供することができる。
本発明の実施の形態を、実施例の図面に基づいて説明する。
図1はケーブルシースに立設した複数のグラウトホースを1つの密閉容器に連通・装着した実施例の構成図、図2は密閉容器にグラウトホースと接続する集合管を設置した実施例の説明図、図3はケーブルシースに立設した複数のグラウトホース各々に密閉容器をそれぞれ連通・挿着した実施例の構成図、図4はコンクリート構造体内にケーブルシースが複数の山部を形成して配設された場合の本発明のグラウト注入工法の説明図、図5は開閉弁を備えた排気管を有する密閉容器を使用した実施例の構成図である。
図において1はPC構造物、2はケーブルシース、3は圧送ポンプ、4は真空ポンプ、5はグラウトホース、6は密閉容器、7は開閉弁、8は集合管、Gはグラウト、Vは空気溜まりを示す。
本願発明の第1の実施例は、図1に示す構成、つまりPC構造物1のケーブルシース2のグラウト注入側に圧送ポンプ3を、排出側に真空ポンプ4を接続し、また、ケーブルシース2内へのグラウトGの注入時に、グラウトGの先流れによってケーブルシース2内に空気が閉じ込められるおそれのあるケーブルシース2の頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通・分岐するグラウトホース5を複数本立設してその上端をPC構造物1の上面に引き出し、かつ前記複数本のグラウトホース5の上端をPC構造物1上に設置した1つの密閉容器6に連通・挿着してなり、前記真空ポンプ4を連続運転してケーブルシース2内を常に−0.05〜−0.1MPaに保持しつつ前記圧送ポンプ3を連続運転してケーブルシース2内にグラウトGを注入・充填するとともに、前記真空ポンプ4の運転によって−0.05〜−0.1MPaに減圧された前記密閉容器6内に、前記グラウトホース5を介してケーブルシース2の頂上部ないし下降部にグラウトGの先流れによって閉じ込められた空気を吸引し、さらに、密閉容器6内の圧力が圧送ポンプ3のグラウト注入圧と均衡するまで前記グラウトホース5及び密閉容器6内にグラウトGを吸引して、ケーブルシース2内に空気溜まりVのないPC構造物1を構築するものである。
前記密閉容器6は、その内部が−0.05〜−0.1MPaに減圧されたとき、大気圧によって変形されることのない強度を有するものであればよく、その形状や構造については使用する素材によって例えば球形、円筒形、あるいは鋼材の支持枠を備えたものなどさまざまなものが考えられる。
また、前記密閉容器6が、グラウトホース5が取り付けられた位置のケーブルシース2内にグラウトが充填されたことを前記密閉容器6内に上昇・侵入するグラウトGによって確認できるよう、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルエラストマー樹脂、ウレタンエラストマー樹脂、アイオノマー樹脂等、内部が目視できる透明度を持つ素材で作られることが好ましい。
さらに、密閉容器の容積として、グラウトGの粘性、圧送ポンプ3のグラウト吐出量、ケーブルシース2及びグラウトホース5の内径、グラウトホース5の長さ、ケーブルシース2下降部の傾斜角度、ケーブルシース2の空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース2内の空気溜まりVの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んでおくことが好ましい。
さらにまた、密閉容器6内に流入したグラウトGが固化する前に該グラウトを洗浄・除去し、前記密閉容器6を繰り返し再利用可能にするため、密閉容器6の内壁面に剥離剤が塗布され、あるいはテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されることが望ましい。
密閉容器6が、あらかじめケーブルシースの頂上部ないし下降部に連通・分岐・立設された複数本のグラウトホース5の上端を挿着するための複数の挿着部を備え、ケーブルシース2内へのグラウトGの注入時において前記挿着部に螺着など着脱可能な気密接続手段によって前記グラウトホース5の上端を挿着し、またグラウト注入完了後には速やかにグラウトホース5を挿着部から取り外し前記密閉容器内に上昇・侵入したグラウトGが固化する前に洗い流して前記密閉容器6の再利用を可能としている。
なお、密閉容器6の挿着部の数が挿着するグラウトホース5の数を上回る場合には、グラウトホース5の挿着されない挿着部に密閉容器6の気密を保持するための栓体を螺着など気密接続手段によって挿着する。
また、図2に示すように、密閉容器6に備える複数の挿着部を複数の挿着部を備えた1本の集合管8に移し、密閉容器には前記1本の集合管8を接続する接続部を設けておくことも好ましく、さらに前記密閉容器6と1本の集合管8を一体構造にしておくことも好ましい。
さらにまた、前記集合管8のグラウトホース挿着部に開閉弁7を配設しておき、グラウトホース5を挿着したところの開閉弁のみ開き、非挿着部の開閉弁を閉じて使用できるようにしておくことも好ましい。
本発明の第2の実施例は、図3に示す構成、つまりPC構造物1のケーブルシース2のグラウト注入側に圧送ポンプ3を、排出側に真空ポンプ4を接続し、また、ケーブルシース2内へのグラウトGの注入時に、グラウトGの先流れによってケーブルシース2内に空気が閉じ込められるおそれのあるケーブルシース2の頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通・分岐するグラウトホース5を複数本立設してその上端をPC構造物1の上面に引き出し、かつ前記立設された複数本のグラウトホース5の各々にPC構造物1の上面に配設された密閉容器6をそれぞれ連通・挿着してなり、前記真空ポンプ4を連続運転してケーブルシース2内を常に−0.05〜−0.1MPaに保持しつつ前記圧送ポンプ3を連続運転してケーブルシース2内にグラウトGを注入・充填するとともに、前記真空ポンプ4の運転によって−0.05〜−0.1MPaに減圧された複数の各密閉容器6内に、それぞれ連通・挿着されたグラウトホース5を介してケーブルシース2の対応する位置に閉じ込められた空気を前記減圧された複数の密閉容器6のすべてまたは一部内に吸引し、さらに、同密閉容器6内の圧力が圧送ポンプ3のグラウト注入圧と均衡するまで前記グラウトホース5及び密閉容器6内にグラウトGを吸引してケーブルシース2内に空気溜まりVのないPC構造物1を構築するものである。
PC構造物によっては、PC構造物1内にケーブルシースが複数の山部を形成して配置され、グラウトGの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められるおそれのある箇所が2箇所以上存在する場合がある。この場合には、図4に示すように、それぞれの箇所のケーブルシース2に複数のグラウトホース5を連通・分岐・立設し、かつ前記グラウトホース5の先端を密閉容器に連通・挿着させ、真空ポンプの運転によって減圧される前記密閉容器6内にケーブルシース内に閉じ込められた空気を吸引できるようにしておく必要がある。
図4は、ケーブルシース2に立設した複数のグラウトホース5を1つの密閉容器6に連通・挿着した構成の場合を示したが、複数のグラウトホース5にそれぞれ密閉容器6を連通・挿着した場合も、複数の山部ごとに対応しておく必要がある。
また、図5に示すように密閉容器に開閉弁7を備えた排気口を配設し、ケーブルシース内のグラウト排出側に接続した真空ポンプ4とは異なる独立の第2の真空ポンプ(図示せず)の接続を可能にしておき、密閉容器6による残留空気の吸引が不十分な場合も、前記第2の真空ポンプを該排気口に接続して運転するとともに、前記密閉容器6の排気口の開閉弁7を開いて残留空気を完全に排除するようにしておくことも好ましい。
ケーブルシースに立設した複数のグラウトホースを1つの密閉容器に連通・装着した実施例の構成図 密閉容器にグラウトホースと接続する集合管を設置した実施例の説明図 ケーブルシースに立設した複数のグラウトホース各々に密閉容器をそれぞれ連通・挿着した実施例の構成図 コンクリート構造体内にケーブルシースが複数の山部を形成して配設された場合の本発明のグラウト注入工法の説明図 開閉弁を備えた排気管を有する密閉容器を使用した実施例の構成図 空気溜まり生成説明図 空気溜まりの残留空気排気構造の説明図 空気溜まりの残留空気の排気と空気溜まりへのグラウト注入構造の説明図 特許第3584024号公報開示の真空ホースを備えたグラウト注入工法の要部の説明図
符号の説明
1:PC構造物
2:ケーブルシース
3:圧送ポンプ
4:真空ポンプ
5:グラウトホース
6:密閉容器
7:開閉弁
8:集合管
11a、11b:排気用グラウトホース
12:再注入用グラウトホース
13:真空ホース
G:グラウト
V:空気溜まり

Claims (8)

  1. ポストテンション方式PC構造物のケーブルシースのグラウト注入側に圧送ポンプを、排出側に真空ポンプを接続し、前記真空ポンプを連続運転してケーブルシース内を常に減圧しつつ前記圧送ポンプを連続運転してケーブルシース内にグラウトを注入・充填する真空引き工程を含むグラウトの注入工法において、
    グラウト注入時にグラウトの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められる恐れのあるケーブルシースの頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通分岐するグラウトホースを複数本立設してその上端をPC構造物上面に引き出し、かつ前記複数本のグラウトホースの上端をPC構造物上面に配設された1つの密閉容器に連通・挿着しておくことによって、ケーブルシースと連通した前記密閉容器内が前記真空ポンプの作動によって減圧されて減圧容器になるのを利用して、前記ケーブルシースの頂上部ないし下降部に閉じ込められた空気を前記減圧容器内に吸引し、さらに、同容器内の気圧が圧送ポンプのグラウト注入圧と均衡するまで前記ホース及び密閉容器内にグラウトを吸引することを特徴とするPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  2. ポストテンション方式PC構造物のケーブルシースのグラウト注入側に圧送ポンプを、排出側に真空ポンプを接続し、前記真空ポンプを連続運転してケーブルシース内を常に減圧しつつ前記圧送ポンプを連続運転してケーブルシース内にグラウトを注入・充填する真空引き工程を含むグラウトの注入工法において、
    グラウト注入時にグラウトの先流れによってケーブルシース内に空気が閉じ込められる恐れのあるケーブルシースの頂上部ないし下降部に、あらかじめ上方に向かって連通分岐するグラウトホースを複数本立設してその上端をPC構造物上面に引き出し、かつ前記立設された複数本のグラウトホースの各々にPC構造物の上面に配設された密閉容器をそれぞれ連通・挿着しておくことによって、ケーブルシースと連通した前記密閉容器内が前記真空ポンプの作動によって減圧されて減圧容器になるのを利用して、前記ケーブルシースの頂上部ないし下降部に閉じ込められた空気を前記減圧容器内に吸引し、さらに、同容器内の気圧が圧送ポンプのグラウト注入圧と均衡するまで前記ホース及び密閉容器内にグラウトを吸引することを特徴とするPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  3. 真空ポンプによって密閉容器内が−0.05〜−0.1MPaに減圧されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  4. 真空ポンプによって密閉容器内が−0.06〜−0.09MPaに減圧されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  5. 密閉容器が、その内部を減圧したとき大気圧に耐えられる強度・形状・構造を有する透明素材で作られ、かつ内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されてグラウトの洗浄除去を容易にされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  6. 密閉容器の容積が、グラウトの粘性、吐出量、ケーブルシース及びホースの内径、ホースの長さ、ケーブルシース下降部の傾斜角度、空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース下降部に発生する空気溜まりの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んで設定されたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  7. 密閉容器が複数のグラウトホースの挿着部を有し、前記挿着部にグラウトホースを螺着等の気密接続手段により着脱自在に挿着してなり、また挿着部の数が挿着するグラウトホースの数を上回る場合には、グラウトホースが装着されない挿着部に密閉容器の気密を保持するための栓体を挿着してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  8. 密閉容器が開閉弁を備えた排気口を有し、ケーブルシースのグラウト排出側に接続した真空ポンプとは異なる独立の第2の真空ポンプに接続可能にしてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のPC構造物における真空引き工程を含むケーブルシース内へのグラウト注入工法。
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