JP2006144491A - Pc構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、ポストテンション方式PC構造物にグラウトを注入する際、グラウトの先流れによって生じる空気溜まりを除去し、グラウトが完全に充填されたPC構造物を確実・容易に構成するグラウト注入工法を提供する。
【解決手段】 空気溜まり発生のおそれがある区間に1又は複数本のグラウトホースを分岐・立設するとともに、前記グラウトホースに2つの開閉弁を持つ密閉容器を接続し、かつ密閉容器に接続した真空ポンプによってあらかじめ密閉容器内を減圧し、その後圧送ポンプを運転してグラウトをケーブルシース内に注入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース内に空気を閉じ込めた状況になった時点で、前記密閉容器のグラウトホースが接続された開閉弁を開いて空気溜まりの空気、滲出ブリージング水を吸引・除去しながら、グラウトの注入を継続する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ポストテンション方式PC構造物、特に外ケーブル等PCケーブルの一部がコンクリート構造体外に配設されてなるPC構造物のシース内へのグラウト注入工法において、グラウト注入の際にケーブルシースの下降部で生じるグラウトの先流れによって発生する空気溜まりを除去し、ケーブルシース内にグラウトの不充填箇所のないPCケーブルを確実・容易に提供できるグラウト注入工法に関する。
橋梁、高架橋、建築物等のPC構造物、特にポストテンション方式PC構造物においては、PC鋼材を緊張・定着した後にケーブルシース又はダクトの内壁とPC鋼材との間にセメントと水と混和剤との混合物であるグラウトが注入・充填されるが、このグラウトの注入・充填を効果的に行うためには、流動性がよく、かつ注入から硬化するまでの間にそれぞれの材料が分離しないという性質を持つグラウトが望ましい。しかし、セメントと水とに間に存在する比重差が、ケーブルシース又はダクト内でグラウトが硬化する間にセメントを下側に沈降分離させ、その上側に残った水分(ブリージング水)が蒸発することによって空隙部(空気溜まり)が生じる場合があり、この空隙部に長年月間に外部水が侵入するとPC鋼材を腐食させ、断線させるおそれがある。
そこで流動性がよく、ブリージングの少ないグラウト材が開発されてはいるが、これらグラウト材も作業現場でその都度セメントと水と混和剤を混合し、ミキサで混練して製造されており、また、グラウトの注入・充填が圧送ポンプによる圧入で行われることから、グラウト混練時と圧入時に空気が巻き込まれたり、注入圧によってブリージングが生じたりするという問題がある。そこでケーブルシース又はダクトのグラウト排出側に真空ポンプを接続して稼働し、ケーブルシース又はダクト内の空気を吸引して空気溜まりの発生を抑制するとともにグラウト注入側に接続した圧送ポンプの圧入効果を高めようとする発明も行われている。
ケーブルシース内へのグラウト注入時に、ケーブルシース内に空気溜まりが発生しやすい要因としてケーブルシースの下降部でグラウトの先流れがある。つまり、図7の空気溜まり生成の説明図の(a)に示すように、グラウトGがケーブルシース2内を下から上へ向かって流入する際には、グラウトGはケーブルシース2内に充満して進行するため空隙(空気溜まりB)が生じることはないが、ケーブルシースの下降部ではグラウトGは図7(b)に示すようにケーブルシース2の内壁下側に沿って流下して行き、図7(c)に示すようにケーブルが下げ止まった所のケーブルシース2の管内全面を満たすことになるので、下降部のケーブルシース2の内壁上側に空気が閉じ込められ、その後グラウトGは閉じ込められた空気を圧縮しながら図7(d)に示すように上方へ蓄積されていき、ケーブルシース2の下降部の高所付近に空気溜まりBを発生させることになる。
このグラウトGの先流れによって生じる空気溜まりBの防止策としては、通常、ケーブルシース2の下降部の高所付近手前に排気用グラウトホース9a、9b(図8参照)を配設し、この排気用グラウトホース9a、9bから、ケーブルシース2内に取り残された空気をグラウトGがケーブルシース2内に蓄積・上昇するに従って順次排出させる方法が採られている。この排気用のグラウトホース9a、9bによる残留空気の排気は、有効な手段ではあるが、グラウトホース9a、9bの取付位置、取付本数、内径、高さ等によって空気溜まりBが消失するか、残留するかが決まる不安定さがある。
また、ケーブルシース2内に大きな空気溜まりBの発生が予測される場合は、残された空気溜まりBの空間にグラウトGを再注入するためのグラウトホース10を排気用のグラウトホース9a、9bに併せて配設して対応する(図9参照)。
特許第3584024号公報 特開2004−100274号公報 特開2000−64618号公報
ケーブルシースのグラウト排出側に真空ポンプを接続し、前記ケーブルシース内を減圧しつつケーブルシースのグラウト注入側に接続した圧送ポンプによってグラウトを注入する真空引き工程を含むグラウト注入工法は、ケーブルシース内の空気が希薄になることから、発生する空気溜まりも極めて小さなものとなりその効果は高い。
しかし、外ケーブル等PCケーブルの一部がコンクリート構造体外に配設されてなるPC構造物の場合にはPCケーブルが外気に曝されているため、真空ポンプによってケーブルシース内を減圧すると、外気圧によってケーブルシースが押しつぶされ、グラウトを注入できない事態となるおそれがあるので、このような場合には真空引き工程を含むグラウト注入工法は使用できない。
そこで、本発明は、ポストテンション方式PC構造物、特に外ケーブル等PCケーブルの一部がコンクリート構造体外に配設されてなるPC構造物において、ケーブルシースの下降部でグラウトの先流れによって生じる空気溜まりに残留した空気や空気溜まりに滲出するブリージング水を吸引・除去し、グラウトが完全に注入・充填されたPCケーブルを確実・容易に構成できるグラウト注入工法を提供することを課題としている。
本発明者等は、上記課題を下記の手段によって解決した。
(1)ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2にグラウトホース5を1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5に真空ポンプ4を接続しておき、前記圧送ポンプ3を運転してグラウトを注入し、注入されたグラウトが先流れを起こして前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記真空ポンプ4を運転し、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を吸引・除去し、さらに圧送ポンプ3によるグラウト圧入を継続することにより、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(2)ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース2内へのグラウト注入工法において、
グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2に複数本のグラウトホース5を分岐・立設するとともに、前記複数のグラウトホース5を1本の集合管6に接続し、さらに前記集合管6に真空ポンプ4を接続しておき、前記圧送ポンプ3を運転してグラウトを注入し、注入されたグラウトが先流れを起こして前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記真空ポンプ4を運転し、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を吸引・除去し、さらに圧送ポンプ3によるグラウト圧入を継続することにより、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(3)ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2にグラウトホース5を1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5を第1と第2の2つの開閉弁V1、V2を有する密閉容器7の第1の開閉弁VIに接続し、また、前記密閉容器7の第2の開閉弁V2に真空ポンプ4を接続し、前記第1の開閉弁V1を閉じ第2の開閉弁V2を開いた状態で真空ポンプ4を運転して密閉容器7内を減圧した後、前記第2の開閉弁V2を閉じ、次いで前記圧送ポンプ3を運転してケーブルシース2内にグラウトを圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記第1の開閉弁V1を開き、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を減圧された密閉容器7内に吸引して、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(4)ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2に複数本のグラウトホース5を分岐・立設するとともに、前記複数のグラウトホース5を1本の集合管6に接続し、さらに前記集合管6を第1と第2の2つの開閉弁V1、V2を有する密閉容器7の第1の開閉弁V1に接続し、また、前記密閉容器7の第2の開閉弁V2に真空ポンプ4を接続し、前記第1の開閉弁V1を閉じ第2の開閉弁V2を開いた状態で真空ポンプ3を運転して密閉容器7内を減圧した後、前記第2の開閉弁V2を閉じ、次いで前記圧送ポンプ3を運転してグラウトをケーブルシース2内に圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記第1の開閉弁V1を開き、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を前記減圧された密閉容器7に吸引し、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(5)密閉容器7が、その内部を減圧したとき大気圧に耐えられる強度・形状・構造を有する透明素材で作られ、かつ内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されてグラウトの洗浄除去を容易にしてなることを特徴とする前項(3)又は(4)に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(6)密閉容器の容積が、グラウトの粘性、吐出量、ケーブルシース及びホースの内径、ホースの長さ、ケーブルシース下降部の傾斜角度、空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース下降部に発生する空気溜まりの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んで設定されたものであることを特徴とする前項(3)〜(5)のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(7)密閉容器7の第1の開閉弁V1とグラウトホース5又は集合管6との接続、及び密閉容器7の第2の開閉弁V2と真空ポンプ4との接続が、螺着等の気密接続手段により着脱自在になされることを特徴とする前項(3)〜(6)のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(8)ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部でグラウトの先流れによってケーブルシース2内に生じた空気溜まりにグラウトから分離して滲出したブリージング水を空気溜まりに残留した空気とともに吸引・除去することを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(9)ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部でグラウトの先流れによってケーブルシース2内に生じた空気溜まりに、グラウト攪拌時にグラウト内に混入した微小気泡が滲出して発生する空気をも吸引・除去することを特徴とする前項(1)〜(8)のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
(ア)請求項1の発明によれば、
グラウトの先流れによって空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシースにグラウトホースを1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホースに真空ポンプを接続しておき、前記圧送ポンプを運転してグラウトを注入し、注入されたグラウトが先流れを起こして前記ケーブルシース内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記真空ポンプを運転し、先流れによってケーブルシース内に閉じ込められた空気を吸引・除去しするので、ケーブルシース内にグラウトが完全に充填されたPC構造物が提供できる。
(イ)請求項2の発明によれば、
グラウトの先流れによって空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシースに複数本のグラウトホースを分岐・立設するとともに、前記複数のグラウトホースを1本の集合管に接続し、さらに前記集合管に真空ポンプを接続しておき、前記圧送ポンプを運転してグラウトを注入し、注入されたグラウトが先流れを起こして前記ケーブルシース内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記真空ポンプを運転し、先流れによってケーブルシース内に閉じ込められた空気を吸引・除去するので、空気溜まりの発生場所があらかじめ特定できない場合でも、ケーブルシースに分岐・立設した複数のグラウトホースのいずれか1本又は2本以上が、前記空気溜まり発生場所に適応し、ケーブルシース内にグラウトが完全に充填されたPC構造物を提供することができる。
(ウ)請求項3の発明によれば、
グラウトの先流れによって空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシースにグラウトホースを1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5を第1と第2の2つの開閉弁を有する密閉容器の第1の開閉弁に接続し、また、前記密閉容器の第2の開閉弁に真空ポンプを接続し、前記第1の開閉弁を閉じ第2の開閉弁を開いた状態で真空ポンプを運転して密閉容器内を減圧した後、前記第2の開閉弁を閉じ、前記圧送ポンプを運転してケーブルシース内にグラウトを圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記第1の開閉弁を開くだけで、先流れによってケーブルシース内に閉じ込められた空気を減圧された密閉容器内に吸引でき、容易な操作でケーブルシース内にグラウトが完全に充填されたPC構造物を提供できる。
(エ)請求項4の発明によれば、
グラウトの先流れによって空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシースに複数本のグラウトホースを分岐・立設するとともに、前記複数のグラウトホースを1本の集合管に接続し、さらに前記集合管を第1と第2の2つの開閉弁を有する密閉容器の第1の開閉弁に接続し、また、前記密閉容器の第2の開閉弁に真空ポンプを接続し、前記第1の開閉弁を閉じ第2の開閉弁を開いた状態で真空ポンプを運転して密閉容器内を減圧した後、前記第2の開閉弁を閉じ、前記圧送ポンプを運転してグラウトをケーブルシース内に圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記第1の開閉弁を開くだけで先流れによってケーブルシース内に閉じ込められた空気を前記減圧された密閉容器に吸引でき、空気溜まりの発生場所があらかじめ特定できない場合でも、ケーブルシースに分岐・立設した複数のグラウトホースのいずれか1本又は2本以上が、前記空気溜まり発生場所に適応し、また、第1の開閉弁を開くという容易な操作でケーブルシース内にグラウトが完全に充填されたPC構造物を提供することができる。
(オ)請求項5の発明によれば、
密閉容器が、その内部を減圧したとき大気圧に耐えられる強度・形状・構造を有する透明素材で作られているので密閉容器内に吸引されたグラウトが目視でき、ケーブルシース内へグラウトが完全に注入されたことが確認でき、真空ポンプの停止のタイミングが的確に捉えられる。
また密閉容器の内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されているので、密閉容器内に吸引されたグラウトの洗浄・除去が容易であり、密閉容器を繰り返し使用することできる。
(カ)請求項6の発明によれば、
密閉容器の容積が、グラウトの粘性、吐出量、ケーブルシース及びホースの内径、ホースの長さ、ケーブルシース下降部の傾斜角度、空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース下降部に発生する空気溜まりの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んで設定されているので、容器内を所定の圧力まで減じておけば、密閉容器の第1の開閉弁を開くことのみによってケーブルシース内に完全にグラウトが充填されたPC構造物を提供できる。
(キ)請求項7の発明によれば、
密閉容器の第1の開閉弁とグラウトホース又は集合管との接続、及び密閉容器の第2の開閉弁と真空ポンプとの接続が、螺着等の気密接続手段により着脱自在になされるので、あらかじめ減圧した密閉容器を作業弁場に持ち込みグラウトホースに接続すれば、真空ポンプを作業現場に配設することなく、空気溜まりに取り残された空気、及びブリージング水を吸引・除去し、ケーブルシース内にグラウトが完全に充填されたPC構造物を提供できる。
(ク)請求項8の発明によれば、
ポストテンション方式PC構造物のケーブルシース内に圧送ポンプによってグラウトを圧入・充填する際、ケーブルシースの下降部でグラウトの先流れによって生じた空気溜まりにグラウトから分離して滲出したブリージング水を空気溜まりに残留した空気とともに吸引・除去するので、ケーブルシース内により完全にグラウトが充填されたPC構造物が提供できる。
(ケ)請求項9の発明によれば、
ポストテンション方式PC構造物のケーブルシース内に圧送ポンプによってグラウトを圧入・充填する際、ケーブルシースの下降部でグラウトの先流れによって生じた空気溜まりに、グラウト攪拌時にグラウト内に混入した微小気泡が滲出して発生する空気をも吸引・除去するので、ケーブルシース内により完全にグラウトが充填されたPC構造物が提供できる。
本発明の実施の形態を実施例の図によって説明する。
図1は本願請求項1の発明の実施例の構成図、図2は図1の実施例のグラウト注入工程の説明図、図3は本願請求項2の発明の実施例の構成図、図4は本願請求項3の発明の実施例の構成図、図5は図4の実施例のグラウト注入工程の説明図、図6は本願請求項4の発明の実施例の構成図である。
図において1はPC構造物、1’はコンクリート構造体、2はケーブルシース、3は圧送ポンプ、4は真空ポンプ、5はグラウトホース、6は集合管、7は密閉容器、8、8’は排出グラウトの貯蔵容器、V1は第1の開閉弁、V2は第2の開閉弁、Bは空気溜まり、Gはグラウトを示す。
図1に示す本願発明の第1の実施例は、ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトGを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
圧送ポンプ3によってケーブルシース2内にグラウトGを圧入する際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりBが発生するおそれのある区間のケーブルシース2にグラウトホース5を1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5に真空ポンプ4を接続しておき、図2(a)に示すように真空ポンプ4を停止した状態で前記圧送ポンプ3を運転してグラウトGをケーブルシース2内に注入し、注入されたグラウトGが先流れを起こして前記ケーブルシース2に空気が閉じ込められ空気溜まりBが生じた時点で図2(b)に示すように前記真空ポンプ4を運転し、前記空気溜まりBに閉じ込められた空気、及びこの空気溜まりBに滲出したブリージング水を吸引・除去しながら、圧送ポンプ3によるグラウト圧入を継続して、図2(c)に示すようなケーブルシース2内にグラウトGが完全に充填されたPCケーブルを完成させる。
なお、空気溜まりBに閉じ込められた空気を排出した後に真空ポンプ4によって吸引されるグラウトGは、排出グラウトの貯蔵容器8’に貯蔵され真空ポンプ4には影響を与えない。
なお、排出グラウトの貯蔵容器8’は、使用後グラウトを洗浄・除去して再使用できるよう内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されていることが好ましい。
図3に示す本願発明の第2の実施例は、実施例1に示した構成でのグラウト注入工法において、
ケーブルシース2下降部に生じる空気溜まりBの発生箇所があらかじめ特定できない場合に、空気溜まりBの発生が予測される位置に複数のグラウトホース5(図3では3本)を分岐・立設し、前記複数のグラウトホース5を1本の集中管6に接続して対応しようとするものである。
ケーブルシース2内に空気溜まりBが発生する位置は、グラウトの粘性、ケーブルシース2の長さや内径、勾配、ケーブルシースに挿通されるPC鋼材の外径や形状、圧送ポンプの能力などさまざまな要因によって左右されるので、長いケーブルシース2では空気溜まりBの発生場所をあらかじめ予測するのは難しく、本実施例のように空気溜まりの発生が予測される区間に複数のグラウトホース5を配設しておくことは好ましい。
図4に示す本願発明の第3の実施例は、ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
圧送ポンプ3によってケーブルシース2にグラウトGを圧入する際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりBが発生するおそれのある区間のケーブルシース2にグラウトホース5を1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5を第1と第2の2つの開閉弁V1、V2を有する密閉容器7の第1の開閉弁V1に接続し、また、前記密閉容器の第2の開閉弁V2に真空ポンプ4を接続し、
まず図5(a)に示すように前記密閉容器7の第1の開閉弁V1を閉じ第2の開閉弁V2を開いた状態で真空ポンプ4を運転して密閉容器7内を所定の圧力まで減圧した後、前記第2の開閉弁V2を閉じ、次いで図5(b)に示すように前記圧送ポンプ3を運転してケーブルシース2内にグラウトを圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で図5(c)に示すように前記密閉容器7の第1の開閉弁V1を開き、空気溜まりBに閉じ込められた空気、及びこの空気溜まりに滲出したブリージング水を、減圧された密閉容器7内に吸引して、ケーブルシース2内にグラウトが完全に充填されたPCケーブルを完成させる。
図6に示す本願発明の第4の実施例は、実施例3に示した構成でのグラウト注入工法において、
ケーブルシース2下降部に生じる空気溜まりBの発生箇所があらかじめ特定できない場合に、空気溜まりBの発生が予測される位置に複数のグラウトホース5(図6では3本)を分岐・立設し、前記複数のグラウトホース5を1本の集中管6に接続して対応しようとするものである。
ケーブルシース2内に空気溜まりBが発生する位置は、グラウトの粘性、ケーブルシース2の長さや内径、勾配、ケーブルシースに挿通されるPC鋼材の外径や形状、圧送ポンプの能力などさまざまな要因によって左右されるので、長いケーブルシース2では空気溜まりBの発生場所をあらかじめ予測するのは難しく、本実施例のように空気溜まりの発生が予測される区間に複数のグラウトホース5を配設しておくことは好ましい。
上記実施例3及び4で使用する密閉容器7は、その内部が真空ポンプ4によって減圧されたとき大気圧に耐えられる強度・形状・構造を有する透明素材で作られ、かつ内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されて、吸引によって侵入するグラウトの洗浄・除去を容易にしておくことが好ましく、また、密閉容器7の容積も、グラウトの粘性、吐出量、ケーブルシース及びホースの内径、ホースの長さ、ケーブルシース下降部の傾斜角度、空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース下降部に発生する空気溜まりの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んで設定されることが好ましい。
さらに、前記密閉容器7とグラウトホース5又は集合管6との接続、及び密閉容器7と真空ポンプ4との接続を、螺着など気密が保護される機構で着脱自在になされるよう構成しておけば、あらかじめ減圧された密閉容器7を作業弁場に持ち込んでグラウトホース5に接続すれば、真空ポンプ4を作業現場に持ち込まないで済むというメリットも生まれる。
さらにまた、前記集合管6には複数のグラウトホース5の挿着部を設けておき、該挿着部の数が挿着するグラウトホース5の数を上回る場合には、グラウトホース5の挿着されない挿着部に気密を保持するための栓体を螺着などの気密保持手段を挿着して使用するように構成しておくことが望ましい。
本発明は、PCケーブルが外気に曝される外ケーブルのみならず、グラウト注入を圧入ポンプのみで行うすべてのポストテンション方式のPC構造物のケーブルシース内へのグラウト注入に適用できる。
本願請求項1の発明の実施例構成図 図1の実施例のグラウト注入工程の説明図 本願請求項2の発明の実施例構成図 本願請求項3の発明の実施例構成図 図4の実施例のグラウト注入工程の説明図 本願請求項4の発明の実施例構成図 空気溜まり生成の説明図 空気溜まりの残留空気排気構造の説明図 空気溜まりの残留空気の排気と空気溜まりへのグラウト注入構造の説明図
符号の説明
1:PC構造物
1’:コンクリート構造体
2:ケーブルシース
3:圧送ポンプ
4:真空ポンプ
5:グラウトホース
6:集合管
7:密閉容器
8、8’:排出グラウトの貯蔵容器
9a、9b:排気用グラウトホース
10:再注入用グラウトホース
B:空気溜まり
G:グラウト
V1:第1の開閉弁
V2:第2の開閉弁

Claims (9)

  1. ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
    グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2にグラウトホース5を1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5に真空ポンプ4を接続しておき、前記圧送ポンプ3を運転してグラウトを注入し、注入されたグラウトが先流れを起こして前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記真空ポンプ4を運転し、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を吸引・除去し、さらに圧送ポンプ3によるグラウト圧入を継続することにより、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  2. ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
    グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2に複数本のグラウトホース5を分岐・立設するとともに、前記複数のグラウトホース5を1本の集合管6に接続し、さらに前記集合管6に真空ポンプ4を接続しておき、前記圧送ポンプ3を運転してグラウトを注入し、注入されたグラウトが先流れを起こして前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記真空ポンプ4を運転し、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を吸引・除去し、さらに圧送ポンプ3によるグラウト圧入を継続することにより、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  3. ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
    グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2にグラウトホース5を1本分岐・立設するとともに、前記グラウトホース5を第1と第2の2つの開閉弁V1、V2を有する密閉容器7の第1の開閉弁VIに接続し、また、前記密閉容器7の第2の開閉弁V2に真空ポンプ4を接続し、前記第1の開閉弁V1を閉じ第2の開閉弁V2を開いた状態で真空ポンプ4を運転して密閉容器7内を減圧した後、前記第2の開閉弁V2を閉じ、次いで前記圧送ポンプ3を運転してケーブルシース2内にグラウトを圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記第1の開閉弁V1を開き、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を減圧された密閉容器7内に吸引して、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  4. ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
    グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部で生じるグラウトの先流れによって、前記ケーブルシース2内に空気が閉じ込められて空気溜まりが発生するおそれのある区間のケーブルシース2に複数本のグラウトホース5を分岐・立設するとともに、前記複数のグラウトホース5を1本の集合管6に接続し、さらに前記集合管6を第1と第2の2つの開閉弁V1、V2を有する密閉容器7の第1の開閉弁V1に接続し、また、前記密閉容器7の第2の開閉弁V2に真空ポンプ4を接続し、前記第1の開閉弁V1を閉じ第2の開閉弁V2を開いた状態で真空ポンプ3を運転して密閉容器7内を減圧した後、前記第2の開閉弁V2を閉じ、次いで前記圧送ポンプ3を運転してグラウトをケーブルシース2内に圧入し、注入されたグラウトが先流れを起こし前記ケーブルシース2内に空気を閉じ込めた状況になった時点で前記第1の開閉弁V1を開き、先流れによってケーブルシース2内に閉じ込められた空気を前記減圧された密閉容器7に吸引し、ケーブルシース2内にグラウトを完全に充填できるようにしてなることを特徴とするPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  5. 密閉容器7が、その内部を減圧したとき大気圧に耐えられる強度・形状・構造を有する透明素材で作られ、かつ内壁面に剥離剤が塗布されるか、あるいは内壁面がテフロン加工、シリコン樹脂加工等の撥水処理が施されてグラウトの洗浄除去を容易にしてなることを特徴とする請求項3又は4に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  6. 密閉容器7の容積が、グラウトの粘性、吐出量、ケーブルシース及びホースの内径、ホースの長さ、ケーブルシース下降部の傾斜角度、空隙率等による先流れ度合、及びその結果としてのケーブルシース下降部に発生する空気溜まりの大きさ、さらに前記空気溜まりに加わる最終グラウト圧とから算定される値に十分な余裕を見込んで設定されたものであることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  7. 密閉容器7の第1の開閉弁V1とグラウトホース5又は集合管6との接続、及び密閉容器7の第2の開閉弁V2と真空ポンプ4との接続が、螺着等の気密接続手段により着脱自在になされることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  8. ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
    グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部でグラウトの先流れによってケーブルシース2内に生じた空気溜まりにグラウトから分離して滲出したブリージング水を空気溜まりに残留した空気とともに吸引・除去することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
  9. ポストテンション方式PC構造物1のケーブルシース2内に圧送ポンプ3によってグラウトを圧入・充填するケーブルシース内へのグラウト注入工法において、
    グラウト圧入の際、ケーブルシース2の下降部でグラウトの先流れによってケーブルシース2内に生じた空気溜まりに、グラウト攪拌時にグラウト内に混入した微小気泡が滲出して発生する空気をも吸引・除去することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のPC構造物におけるケーブルシース内へのグラウト注入工法。
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