JP2006131487A - 発酵肥料の製造方法および発酵肥料 - Google Patents

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Abstract

【課題】筍の水煮加工工場の廃棄物である筍皮および未採掘の筍が生長した若竹のいずれか一方または両方を主原料にして、さらには親竹を加えて、短期間、低コストで堆肥化し、筍皮および若竹、親竹の廃棄物処理とその有効活用をはかる。
【解決手段】筍皮と若竹のいずれか一方または両方、あるいはこれらに親竹を加えたものを主とした堆肥原料に、放線菌、光合成菌、糸状菌、乳酸菌、酵母、麹菌のいずれか1種以上を含む有用微生物を添加し、さらに必要に応じて発酵促進用助剤、水分調整剤、微生物の栄養剤の少なくとも1つを添加して混合攪拌することにより発酵肥料を製造する。筍皮や若竹を主原料として堆肥化することにより、筍皮や若竹に含まれる成長促進物質が含まれた発酵肥料となり、植物の成長促進に極めて効果的な肥料となる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、有機廃棄物を原料とした発酵肥料、とくに筍皮や若竹、親竹を主原料とした発酵肥料の製造技術に関する。
近年、有機廃棄物の処理は深刻な社会問題となっている。生ごみや家畜の糞尿等の有機物は、量が少ない場合は農地への還元や自然の分解のサイクルで十分な対応が可能であるが、大量になると公害源となっており、その処理には多大な経費がかけられている。
自然環境で堆肥の原料となる植物性繊維(セルロース)を野積みにしておくと、まず酵母菌、バクテリアが繁殖し、たんぱく質と糖からそれぞれアミノ酸と水、CO2を作りだす。この発酵が進んでくるとセルロースの山は発熱を始め、放線菌や糸状菌の活動を促し、繊維質が分解され肥料となる。健全な堆肥の熟成までの過程で邪魔な存在は、腐敗菌であり、この悪玉菌(嫌気性)が繁殖してしまうと亜硝酸や硫化性物質が発生し、不快な異臭を発生する。一般生ごみを対象にした堆肥製造方法においても、易分解性物質の初期分解時には好気性糸状菌や細菌が主に活動し、ヘミセルロースやセルロース分解期にはごく限られた高温性好気性の放線菌によりヘミセルロースを分解し、セルロースを露出させる。このときに酸素を盛んに吸収するため、そのまわりに酸素不足の環境が生まれ、嫌気性のセルロース分解菌がはたらき、セルロースを分解する酵素セルラーゼを作る。セルロースの分解がピークを超えると、徐々に発酵温度が下がり、リグニンの分解が始まる。リグニンの分解は、糸状菌の生成する細胞外酵素や担子菌や白色木材腐朽菌などにより行われる。また、菌の特性効果については、光合成細菌は廃棄物中に発生したアンモニア、硫化水素、メルカプタンや種々の炭化水素を消化させ悪臭源をなくすると同時にプロリン、メチオニン等の種々の有効なアミノ酸の生成を促進する作用を有し、乳酸菌は廃棄物の腐敗を防止する作用を有し、放線菌、酵母を用いると有害微生物の働きをおさえるグラム陽性菌群の微生物相が形成されるようになること等はよく知られていることである。
このように、有機物の堆肥化は自然環境の維持、資源の有効活用の観点から技術開発が盛んに進められており、廃棄物原料、発酵に用いる微生物菌の種類、製造方法などが種々考案されている。例えば特許文献1には菌の拮抗価、pH、密閉状態等について、特許文献2には低温環境下に適した糸状菌について、特許文献3には添加材として籾殻、酢酸含有物等を含んだ考案が示されている。微生物培養液についても、例えば特許文献4のようにポリマーをそのまま堆肥化促進剤として用いるもの等が考案されている。また、有機物原料についても野菜ごみ、木屑、動物糞等について多くの開示がある。
特開平5−170579号公報 特許第3485345号公報 特開2000−16889号公報 特開2003−192794号公報
ところで生ごみには、一般家庭で日常的に少量発生する生ごみと事業所で大量に発生する生ごみとがある。これらの生ごみの一部は家庭や事業所単位で、あるいは自治体単位でコンポスト処理されて有機肥料とされているものもある。
事業所で大量に発生し、適切な処理方法がないまま廃棄処分されている有機廃棄物の例として、筍の皮がある。筍は季節的な産品であり、ごく一部は掘り出した皮付きの状態で一般消費者に販売されるが、大部分は筍の水煮加工を行う事業所で皮を取り除いた水煮の状態で通年販売されている。筍の水煮加工を行う事業所においては、一度に大量の筍の皮が発生するので、この筍の皮の処理が大きな問題となる。
筍の水煮加工工場においては、水煮前後に筍の皮、穂先および根元等の商品としない部分(本明細書ではこれらを総称して筍皮という)が取り除かれ、これらが不要物として廃棄処分されている。廃棄された大量の筍皮は、発酵力が大きく、腐敗臭を発生して問題となる。また、季節的なものであるので廃棄処理に多くの経費をかけられないという問題もあり、筍の水煮加工工場で発生する大量の筍皮を発酵肥料とすることは従来行われていない。
一方、近年の筍堀り従事者の老齢化と人手不足にともなって、食用筍の採掘をしないまま放置され、またその後成長した若竹の伐採をしないまま親竹になるまで放置されている管理不十分な竹林が目立つようになってきた。竹林の管理が不十分であると、竹の侵攻が進んで保水力が低下し、また、隣接する杉、ヒノキなどの他木への被害が起こり、きれいな山が喪失してしまうという、自然環境面からゆるがせにできない問題がある。
本発明が解決すべき課題は、筍の水煮加工工場の廃棄物である筍皮および未採掘の筍が生長した若竹のいずれか一方または両方を主原料にして、さらには親竹を加えて、短期間、低コストで堆肥化し、筍皮および若竹、親竹の廃棄物処理とその有効活用をはかることにある。
本発明者らは、筍皮は発熱発酵性が大きいこと、筍皮や若竹には竹の驚異的な成長を支えるジベレリンをはじめ、カイネチン、チロシンといった成長促進物質が含まれていることから、筍皮や若竹を主原料として堆肥化すれば、廃棄物対策と併せて植物の生育に効果的な発酵肥料となり得る、という知見に基づいて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、筍皮と若竹のいずれか一方または両方を主とした堆肥原料に、有用微生物の少なくとも1種を混合して発酵肥料を製造する方法である。ここで前記有用微生物としては、放線菌、光合成菌、糸状菌、乳酸菌、酵母、麹菌のなかからいずれか1種以上を含むものとすることができる。また前記有用微生物としては、Bacillus、Pseudomonas、Rhodobacter、Streptomyces、Pichia、Saccharomycopsis、Aspergillusのいずれか1種以上、好ましくは2種以上を含むものとすることが望ましい。さらに、前記堆肥原料に、発酵促進用助剤と水分調整剤と微生物の栄養剤の少なくとも1つを添加することができる。
また本発明に係る発酵肥料の製造方法は、筍皮と若竹のいずれか一方または両方を主とした堆肥原料に、有用微生物を添加し、さらに発酵促進用助剤と水分調整剤と微生物の栄養剤の少なくとも1つを添加し、混合撹拌する第1次工程と、その後前記堆肥原料の追加混合と切り返し撹拌を複数回繰り返す第2次工程と、前記堆肥原料の追加を中止して切り返し撹拌を複数回繰り返す第3次工程と、その後常温で放置する第4次工程を含む製造方法とすることもできる。ここで、前記の第1次工程から第3次工程を分けることなく、最初から堆肥原料を所定の割合に配合して、複数回の切り返し攪拌を行うようにしてもよい。
上記のいずれの製造方法においても、発酵速度、肥料成分からいえば、堆肥原料中の筍皮と若竹のいずれか一方または両方の占める割合は5%以上で、20%以上が好ましく、40%以上であればさらに好ましい。また前記堆肥原料に、さらに親竹を添加することもできる。親竹を添加した場合は、筍皮と若竹のいずれか一方または両方の占める割合が5%以上、望ましくは20%以上、さらに望ましくは40%以上で、さらに親竹を加えた割合が50%以上とするのがよい。
本発明の特徴は、筍皮と若竹のいずれか一方または両方、あるいはこれらに親竹を加えたものを主とした堆肥原料に、放線菌、光合成菌、糸状菌、乳酸菌、酵母、麹菌のいずれか1種以上を含む有用微生物を添加し、必要に応じて発酵促進用助剤、水分調整剤、微生物の栄養剤の少なくとも1つを添加し、混合攪拌して発酵肥料を製造することにある。これにより、筍皮および若竹、親竹の廃棄物処理とその有効活用をはかることができる。筍皮や若竹を主原料として堆肥化することにより、筍皮や若竹に含まれる成長促進物質が含まれた発酵肥料となり、植物の成長促進に極めて効果的な肥料となる。
筍皮を主原料とした場合は、筍水煮加工工場で大量に発生する筍皮を産業廃棄物として廃棄処理することなく、低コストで発酵肥料とすることができ、筍水煮加工工場における廃棄物処理上の問題を解消するとともに、筍皮を有効活用することができる。
また、筍皮に若竹を加えて主原料とした場合は、若竹に多く含まれる成長促進物質が、水煮によって筍皮中の成長促進物質が減少する分を補うという効果がある。
筍の産出と若竹の伐採は季節的に限られるが、水煮した筍や伐採した若竹を保存しながら筍皮と若竹を堆肥原料として逐次使用することで、発酵肥料製造ラインとしての年間操業を可能とすることができる。一般に筍水煮加工工場では、春先に採掘された筍を水煮して大容量の缶に詰めて保存し、それを必要に応じて開缶して加工パック詰め商品とすることで年間操業を行っている。この加工パック詰め工程でその都度あらたに不要物となる筍皮が発生するので、これを堆肥原料として逐次使用することができる。また、予め取り除いた筍皮をまとめて乾燥保存し、これを逐次使用するようにすることもできる。また、伐採した若竹はサイロ等に初期状態を確保しながら保存し、これを逐次使用するようにすることもできる。労働面からみれば、筍を掘るのは短時日でかつ重労働であるのに対して、若竹の伐採は軽作業で作業期間にも余裕があるので、竹林管理が容易になるという効果もある。
本発明の最大の特徴は、筍皮と若竹のいずれか一方または両方、あるいはこれらに親竹を加えたものを堆肥原料の主原料とすることにある。筍皮と若竹のいずれか一方または両方の堆肥原料中に占める好ましい割合は5%以上、望ましくは20%以上、さらに望ましくは40%以上であり、さらに親竹を添加する場合は、筍皮と若竹のいずれか一方または両方の占める割合が5%以上、望ましくは20%以上、さらに望ましくは40%以上で、さらに親竹を加えた割合が50%以上とする。筍皮や若竹、親竹以外の堆肥原料としては、野菜屑、食品絞り粕、食品屑、籾殻、草木その他の有機物原料を少量使用することができる。また、必要に応じて貝殻、骨粉、水産加工廃棄物等の肥料成分としての物質を添加してもよい。堆肥原料の50%以上を筍皮や若竹、親竹のいわゆる竹成分とすることで、他の竹成分以外のものを堆肥原料とする発酵肥料との差別化ができ、トレーサビリティの点からも安心な発酵肥料となる。また、堆肥原料に最適の発酵方法、とくに混合する有用微生物群のなかの最適な微生物を選定することができる。
ここで、若竹とは親竹となる以前の成長過程の竹を指し、食用筍として掘らずにおいたため成長して食用にはならなくなったもので、およそ竹の枝が出る前迄のものである。わが国で最も多い孟宗竹でいえば、生育場所によって差異があるが、通常高さ1〜4m程度(地表から出て約1週間から1ヶ月)迄のものをいう。親竹とはそれ以上成長したもので、通常1年以上経過した竹質が硬くなった竹である。およそ1年生までの竹は親竹としての機能はなく、また竹質が柔らかいので若竹に分類しても良く、およそ2年生以上の竹質が硬い親竹と区別して、特に新竹という名称で呼ぶこともある。このように分類法は定まったものではなく、竹の性状から呼ぶことが多い。
本発明において用いる有用微生物は、有害物質を含まず、前記発酵プロセスにおいて活性を示すものであればよい。例えば、筍皮を主原料に多く含む配合では発酵が早期に始まって約75℃に上昇し、切り返し攪拌が不足すると約45℃に低下するので、高温好気性菌を主体にして、嫌気性菌を含む2種以上の微生物を組合せて使用することが望ましい。
実際に用いる有用微生物としては、嫌気性微生物と好気性微生物が共存した有用微生物で、放線菌、光合成菌、乳酸菌、糸状菌、酵母、麹菌のいずれか1種以上を含むものであることが好ましい。これらの微生物のなかで、放線菌としてはStreptomyces、Streptoverticillium、Nocardia、Micromonospora、Rhodococcus、Actinomyces、Corynebacterium、光合成菌としてはChlorobium、Chromatium、Chloroflexus、Rhodospirillum、Rhodopseudomonas、Rhodobacter、Acetobacter、Azotobacter、Rhizobium、Methlomonas、乳酸菌としてはPropionibacterium、Lactobacillus、Pediococcus、Streptococcus、Micrococcus、Leunostoc、糸状菌としてはAspergillus、Mucor、Trichodema、酵母に属するものとしてはPichia、Saccharomyces、Candida、細菌としてはBacillus、Cellulomonas、Celluribrio、Cytohaga、Clostridium、Desuifotomaculumのなかから選定して使用するのが望ましい。
現在市販品として、EM、トーマス、オーレス、アクトTG、サイオン、バイムフード、ウロンC、NK−52、コフナ、アーゼロン、バイオファーティ、リーワンなどの商品名で多数の堆肥化促進剤が販売されている。しかしこれらの市販品は、その主成分である微生物の内容に関して、例えば有用微生物、グラム陽性、グラム陰性、好気性、嫌気性、拮抗性など種々の表現があり、学術的、定量的表現は十分でないものが多い。本発明では堆肥原料の主原料が筍皮や若竹と特定されているので、堆肥原料を分解発酵させる環境に最適な微生物を選定することが可能である。そして、上述のそれぞれの微生物が活性を示すための空気、温度、湿度等の条件を考慮して、堆肥原料の分解発酵に最適な原料処理条件を設定するのがよい。例えば、一般にpHが5以下、10以上では堆肥化の反応速度は小さいので、中性に近い領域とするのが好ましい。
さらに、筍皮や若竹を主原料とする堆肥原料に、有用微生物とともに、発酵促進用助剤と水分調整剤と微生物の栄養剤の1つ以上を添加することもできる。本発明において好適に使用できる発酵促進用助剤としては家畜糞や木酢液、竹酢液があり、水分調整剤としては竹細片、木屑、炭化物、酢酸あるいはプロピオン酸含有材等があり、微生物の栄養剤としては米糠等が挙げられる。ここで鶏糞あるいは米糠は窒素分の補給を兼ねて微生物の活性化を助け、竹細片は水分調整と脱臭の作用があり、木酢液や竹酢液は肥料成分の添加のほかに難分解性有機物の細胞外皮を軟化させ、pHの低下の防止と発酵促進、悪臭物質分解の作用がある。
以下に本発明に係る発酵肥料製造プロセスの一例を示す。
(1)第1次工程
孟宗竹の筍皮を主原料とし、家畜糞、竹細片(親竹を約3mm角程度に破砕したもの)、米糠を添加した水分約60%の堆肥原料に有用微生物を混合し攪拌する。
(2)第2次工程
堆肥床の温度が約75℃に上昇した時点で最初の筍皮とほぼ同量の筍皮を追加混合し、切り返し攪拌する。約1日後にさらに同量の筍皮を追加混合し、切り返し攪拌する。
筍皮の追加混合と切り返し攪拌を合計4回繰り返すと、堆肥床のなかの筍皮の比率が約94%になる。なお、使用する筍皮は水煮後2〜3日自然放置して水切り自然乾燥したものが大半で、これに水煮前の生の筍皮を一部含むものであるが、水分が多い場合は全体の水分が約60%になるように竹細片で調整する。
(3)第3次工程
筍皮の添加を止めると堆肥床の温度が約45℃に下降するので、ここで1週間に1回の割合で切り替えし攪拌する。これを約4回繰り返す。
(4)第4次工程
上記の堆肥床を常温で約1ケ月放置する。
以上の工程を経て、約2ヶ月で筍皮を主原料とした発酵肥料がつくられる。もちろん、この製造プロセスは一例であり、原料としての筍や若竹、親竹の種類は孟宗竹に限定されるものではなく、また、堆肥原料の配合割合、堆肥床の水分、温度、pH、混合攪拌、送風等の条件を調節することにより、反応速度や所要期間を調節することもできる。また、この製造プロセスは、混合手段と、切返し撹拌を行う手段とを備え、さらに必要に応じて、水分、温度、送風、脱臭などの発酵状態を制御表示する手段、原料調整手段、発酵肥料の選別、秤量、梱包手段等を備えた堆肥製造装置を使用して実施することができる。
水煮後2〜3日自然放置で乾燥した筍皮6.5kg、鶏糞1.4kg、豚糞1kg、竹細片3.6kg、米糠0.36kgを堆肥原料とし、これにBacillus、Pseudomonas、Rhodobacter、Streptomyces、Pichia、Saccharomycopsis、Aspergillusを主構成とする微生物0.14kg(1×108個/g)を混合し撹拌した。
約2日すると堆肥床の温度が約75℃に上がるので、最初の筍皮と同量の6.5kgの筍皮を追加混合して切り返し攪拌した。堆肥床の温度は約45℃に下がるが、切り返しによる発酵が進んで再び昇温する。1日後に堆肥床の筍皮と同量の13kgの筍皮を追加混合して切り返し攪拌した。さらに1日後に堆肥床の筍皮と同量の26kgの筍皮を追加混合して切り返し攪拌した。さらに1日後に堆肥床の筍皮と同量の52kgの筍皮を追加混合して切り返し攪拌した。以上の4回の筍皮の追加混合で、堆肥床全量のなかの筍皮の占める割合は約94%となった。
この時点で筍皮の追加を中止し、さらに1週間後に切り返し攪拌した。この切り返し攪拌を合計4回実施した。
その後約1月間自然放置して堆肥化を終了した。
上記によって得られた発酵肥料は、悪臭を発することがなく、長期安定性も良く、むしろ時間の経過とともに熟成がさらに進み良質の肥料となった。2ヶ月自然放置後の発酵肥料の成分分析結果は、N:0.134%、P:0.98%、K:0.91%、Ca:0.51%、Mg:0.19%であった。ここで、Nについてはアンモニア態窒素0.05%、硝酸態窒素0.09%であった。
上記の発酵肥料について施肥効果を調べた。この実施例の発酵肥料25%を混ぜた畑(A)と、市販堆肥25%を混ぜた畑(B)と、何も施肥しない畑(C)にそれぞれミニトマト4cmの苗を栽培して、2ヶ月経過後の観察結果を比較した。その結果、畑(A)のミニトマトの生育は畑(B)に比べても旺盛であり、茎径は下部から先端まで太く、葉は枚数が多く、濃緑色で勢いがよく、全体的に葉が覆い茂っていた。また、結実数も多く、生育期間も長かった。このように、この実施例の発酵肥料を用いると、その生育が高い部位まで旺盛であり、生育を持続する効果が極めて高いことが確認された。
家畜糞として鶏糞を1.8kg、牛糞を0.6kg使用し、微生物としてBacillus、Streptomyces、Streptoverticillium、Nocardia、Micromonospora、Rhodopseudomonas、Rhodospirillum、Chromatium、Chloroflexus、Aspergillus、Mucor、Saccharomyces 、Candidaを主構成とする微生物を使用し、そのほかは実施例1と同じ条件で発酵肥料を製造した。その結果、実施例1の場合と同様に、2ヶ月で良好な発酵肥料が得られた。
筍皮として水煮後の筍皮95%と生の筍皮5%の割合の筍皮を使用し、家畜糞として鶏糞のみを2.4kg使用し、微生物として市販品アープ・トーマス・オルガ菌(アープ・トーマス・オルガ研究所製)を使用し、そのほかは実施例1と同じ条件で発酵肥料を製造した。その結果、実施例1の場合と同様に、2ヶ月で良好な肥料が得られた。
また、家畜糞としての鶏糞と牛糞と豚糞の比較試験を行った。その結果では、鶏糞またはこれに牛糞を混合したものが、乾燥性、入手容易性等の点で最も優れていた。次いで、豚糞を混ぜたものが良好であった。これは家畜の飼料の差に起因するものと考えられる。とくに豚糞は水分が多く、牛糞は繊維質が多くて単独使用では好ましくなかった。しかし、水分や繊維質の多さによる不具合は、堆肥床の水分調整や切り返し攪拌の回数選定により実用的に問題ない程度に解消させることができる。
実施例1と同様な方法で、原料配合量をそれぞれ100倍とした量産実験を行った。ただし、微生物としては実施例1で得られた発酵肥料を使用し、家畜糞としては鶏糞のみを使用した。また、切り返し攪拌はパワーシャベルを用いて行った。実施例1の場合と同様に4回の筍皮の追加混合で、堆肥床全量のなかの筍皮の占める割合は約94%であった。その結果、大量の筍皮を、悪臭を発生することなく2ヶ月間で堆肥化することができ、実施例1の場合と同様に良好な発酵肥料を得ることができた。
微生物として下記の方法で採取培養した土着菌(以下、竹土着菌という)を用い、これに同量の鶏糞を加えたものを発酵剤として用い、実施例1と同様な方法で全量5.2トンの量産実験を行った。
(1)竹土着菌の採取
竹林で親竹(3〜4年物)を地表約15cmの高さで切断し、筒の中に栄養剤を投入して約1ヶ月置くと、白く菌種が増殖してくるのでこれを採取する。同定はしていないがいわゆる好気性微生物と考えられる。これを採取して竹土着菌として種床で培養する。
(2)竹土着菌の培養
米糠6lと竹土着菌30mlの混合物に、黒蜜6mlを600mlのぬるま湯で溶解した水溶液を散布して水分を調整し(手で握り締め開くと、数個に分散する程度が理想的)、数日置に攪拌する(水分不足のときは前記水溶液で調整する)。これを繰り返すと約1ヶ月で菌が蔓延し、温度も常温に低下して培養が完了する。その後、乾燥保存して種菌とする。
この竹土着菌を用いた実験の結果、他の実施例の場合と同様な良好な発酵肥料を製造することができた。
表1に示す7種の原料配合比(質量%)で、実施例5と同様な全量5.2トンの量産実験を行った。用いた微生物の種菌は上記の竹土着菌または実施例1〜4で得られた発酵肥料である。ここで、若竹は肉厚約5mm×長さ約2cmに破砕したものを用いた。また、親竹は前記約3mm角に破砕した竹細片を用いた。
Figure 2006131487
筍皮の配合量が少なくなり若竹の配合量が多くなるにつれて堆肥化に要する期間は長くなる傾向にあるものの、筍皮と若竹の合計量が80%以上である配合例1〜3の場合は、実施例5の場合と同程度の期間で同様の発酵肥料を製造することができた。若竹と竹細片の配合量が多い場合は、堆肥化に要する期間が長くなり、例えば、配合例6の場合では、配合例1の場合に比して堆肥化期間は約1週間長かった。筍皮と若竹の合計量が20%と少なくなる配合例8の場合はさらに長期間を要し、親竹の処理法としてみても、工業レベルではほぼ限界であった。なお、この堆肥化期間は、若竹を短時間ボイルするとか、加熱するとか、堆肥床の切り返し回数を増すとか、親竹の破砕条件を変更して分解しやすい形状にするとかの発酵条件を変更することによって短縮することができる。若竹だけで筍皮を含まない配合例9、10の場合は、若竹をボイルしたものを用いたが、主原料として筍皮を含む場合と比べると初期の発酵は遅かったが、発酵肥料が得られた。なお、配合例10の場合はさらに初期に約60℃に加熱した。微生物として竹土着菌を用いた配合例5の場合で得られた発酵肥料(水分50%)の分析結果は、N:1.0%、P:0.9%、K:1.8%、C:16.1%、C/N:16.5、Mg:0.7%、Ca:1.4%、Na:0.4%であった。この肥料成分は有害物質を含まないので飼料としても利用できるものであり、さらに、液状にして濃縮して利用することも可能である。
筍皮の量を少なくした表2に示す原料配合比(質量%)で、実施例5と同様な全量5.2トンの量産実験を行った。用いた微生物の種菌は上記の竹土着菌で得られた発酵肥料である。ここで、竹は肉厚約2mmのチップに破砕したものを用いた。
Figure 2006131487
主原料として筍皮を含む場合と比べると初期の発酵は遅かったが、原料細片化と切り返し回数の増加の結果、約2ヶ月で発酵肥料が得られた。肥料の成分は実施例6に劣るものであったが、筍皮を含まず新竹だけで発酵肥料化できることは、筍が出始める前に親竹を伐採して整備したい現場の事情を考えれば好都合である。また、主原料として筍皮、新竹を含まない親竹(2年生以上の老竹)だけの比較例は2ヶ月では発酵肥料は得られなかった。
以上の各実施例の製造プロセスは、堆肥原料を多段階に分けて投入した例で、連続処理を想定したものである。しかし、原料の量、ラインスペース、コスト等からバッチ処理が有利な場合も考えられる。そこで、本実施例では、最初から所定の割合に配合した全原料を投入する方法(バッチ処理)で、全量5.2トンの量産実験を行った。原料配合比は実施例6の配合例1、配合例5、配合例6、配合例9と同じで、微生物の種菌は竹土着菌または実施例4で得られた発酵肥料である。これとは別に実施例6の配合例5で、3時間間隔で3回に分けて原料を投入する実験も行った。原料投入後、約3日に1回の頻度で切り返し攪拌を行った結果、約1ヶ月で発酵が終わり、その後約1ヶ月の熟成を経て、実施例6の場合と同様な発酵肥料が得られた。また、配合例5と同じ配合比で、原料の筍の種類を孟宗竹から真竹に変えて実験したところ、同様の結果が得られた。
本発明は、筍皮や若竹、親竹を主原料にして堆肥化し、発酵肥料とする方法であり、筍の水煮加工工場で発生する筍皮や竹林管理に付随して生じる若竹、親竹の廃棄物処理と有効活用に利用することができる。

Claims (9)

  1. 筍皮と若竹のいずれか一方または両方を主とした堆肥原料に、有用微生物の少なくとも1種を混合して製造することを特徴とする発酵肥料の製造方法。
  2. 前記有用微生物が放線菌、光合成菌、糸状菌、乳酸菌、酵母、麹菌のいずれかである請求項1記載の発酵肥料の製造方法。
  3. 前記有用微生物がBacillus、Pseudomonas、Rhodobacter、Streptomyces、Pichia、Saccharomycopsis、Aspergillusのいずれかである請求項1記載の発酵肥料の製造方法。
  4. 前記堆肥原料に、発酵促進用助剤と水分調整剤と微生物の栄養剤の少なくとも1つを添加する請求項1〜3のいずれかの項に記載の発酵肥料の製造方法。
  5. 筍皮と若竹のいずれか一方または両方を主とした堆肥原料に、有用微生物を添加し、さらに発酵促進用助剤と水分調整剤と微生物の栄養剤の少なくとも1つを添加し、混合撹拌する第1次工程と、その後前記堆肥原料の追加混合と切り返し撹拌を複数回繰り返す第2次工程と、前記堆肥原料の追加を中止して切り返し撹拌を複数回繰り返す第3次工程と、その後常温で放置する第4次工程を含む発酵肥料の製造方法。
  6. 前記堆肥原料に、さらに親竹を添加する請求項1〜5のいずれかの項に記載の発酵肥料の製造方法。
  7. 前記堆肥原料中の筍皮と若竹のいずれか一方または両方の占める割合が5%以上である請求項1〜6のいずれかの項に記載の発酵肥料の製造方法。
  8. 前記堆肥原料中の筍皮と若竹のいずれか一方または両方の占める割合が5%以上で、さらに親竹を加えた割合が50%以上である請求項6または7に記載の発酵肥料の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかの項に記載の方法で製造した発酵肥料。
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