JP2006131069A - 台車保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝効果が高く、壊れにくく、また、運搬台車への着脱が容易な台車保護装置を提供する。
【解決手段】空気が封入された緩衝体10と、緩衝体10を2箇所において略直角に曲げたコの字状で、緩衝体10の中央部分の内側が基台4の前方外側面に沿い、緩衝体10のコの字形状の平行した対向部分の内側が基台4の左右外側面に沿うように、緩衝体10を着脱自在に保持する格納部14a、支持片14b、平面ファスナー15a,15bなどと、一面が開放された略直方体形状の空隙である収納部11aと、収納部11aに挿入された基台4の前輪5後方部分を、収納部11aの開放口の周囲付近において取り囲んで締め付けて固定するベルト16a,16bとを有し、着脱自在なよう、緩衝体10が基台4の外側面に沿って位置するように基台4に固定する装置取り付け部11とを備える台車保護装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を運搬する台車である運搬台車に装着する台車保護装置に関するものである。
従来、運搬台車に載せた積荷を保護するため、運搬台車の外側面に弾性合成樹脂製の緩衝具などを取り付けた運搬台車がある(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、主に運搬台車どうしの衝突の緩衝を目的とするため、運搬台車が人に衝突した場合には、けがをするおそれがあった。この問題を解決する、ゴム等の緩衝作用を保持する材質により成り立つ保持材の下端を運搬台車の下端より突出させて保護部を形成して足部を保護する保護部を備える運搬台車がある(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、基台(テーブル)が人、建造物などの物品に衝突した場合には、保護部がない運搬台車に比べて衝突の衝撃を和らげることができるが、十分でないおそれがあった。また、衝突の衝撃が積荷に伝わり、荷崩れをおこすおそれがあった。
更に、保持材の下端を運搬台車の下端より突出させるため、段差があった場合には、この保持材が邪魔になるとともに、運搬台車から落ちやすいという問題があった。更にまた、保持材が段差などにぶつかることによって、消耗、破損し、壊れやすいという問題があった。
また、運搬台車にこの保護装置を取り付ける場合には、運搬台車に保護装置をしっかりと固定しなければならず、取り付ける負担が大きいという問題があった。また、保護装置を頑強に運搬台車に固定すればするほど、壊れた場合などに、取り外す負担が増大するという問題があった。
特開2004−25948号公報 実用新案登録第3081946号公報
本発明の課題は、緩衝効果が高く、壊れにくく、また、運搬台車への着脱が容易な台車保護装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、衝撃緩和のために運搬台車(3)の基台(4)に装着する台車保護装置であって、流体が封入された弾性体(10a)を有する緩衝部(10)と、前記緩衝部が前記基台の外側面に沿って位置するよう、前記基台に着脱自在なように固定する装置取り付け部(11,21)とを備えること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の台車保護装置において、前記緩衝部は、空気が封入された弾性体を有すること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の台車保護装置において、前記緩衝部は、前記弾性体へ流体を出し入れするための開口部と、前記開口部を開閉自在なように閉鎖する流体出入り閉鎖部とを有し、前記弾性体に注入される流体の量に応じて膨張すること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、前記緩衝部は、棒状の袋に流体を封入した弾性体を有し、前記取り付け部は、前記緩衝部を着脱自在なように保持する保持部(14a,14b,15a,15b、23a,23b,24a,24b,25a,25b)を有すること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、前記緩衝部は、前記基台の厚さと略同様の幅を有し、前記取り付け部は、一面が開放された略直方体形状の空隙である空隙部(11a,21a)を有し、前記空隙部に前記基台の前方部分を、開放された開放面から挿入して包み込んで固定し、前記保持部は、前記基台に固定されている場合に、前記基台の前方外側面、前記基台の左右外側面の3つの外側面のうち、いずれか1又は複数の面に対抗する前記空隙部の直方体形状の空隙を形成する面又はこの面に対抗する外側の面のうちの、一又は複数の面に対して前記緩衝部を押さえつけるように前記緩衝部を保持すること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の台車保護装置において、前記取り付け部は、前記空隙部に挿入された基台の前方部分を、前記開放口の周囲付近において取り囲んで締め付けて固定する締め付け部(16a,16b、26a,26b)を有すること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の台車保護装置において、前記取り付け部は、前記空隙部に前記基台の前方から前記運搬台車の前輪後方までを開放面から挿入し、前記空隙部は、前記基台に固定されている場合に下方となる面に前記運搬台車の前輪(5)を外部に取り出すための開口部(13a)を有し、前記締め付け部は、前記運搬台車の前輪後方において、前記開放面の周囲部分で基台を取り囲んで締め付けること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載の台車保護装置において、前記取り付け部は、主に一枚のシート状の素材を変形することによって形成され、前記保持部は、前記取り付け部の一枚のシート状素材の上に前記緩衝部をコの字状で配置し、この配置されたコの字状の緩衝部によって区切られた前記シート状素材の3方の外側部分を、それぞれ折り返して前記シート状素材の内側部分に係合し、前記緩衝部を包み込んで保持し、前記締め付け部は、前記シート状素材の内側部分と、折り返された3つの部分との間に前記基台の前方部分を挿入し、前記折り返された3つの部分を、これらの部分の中央側に引き寄せて締め付けるベルト部(26a,26b,27a,27b,28a,28b)を有し、前記空隙部は、前記シート状素材の内側部分、前記折り返された3つの部分及び前記ベルト部に囲まれる空隙によって形成されること、を特徴とする台車保護装置(2)である。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、前記保持部は、前記基台に取り付けられている場合に、前記緩衝部を2箇所において略直角に曲げたコの字状で、前記緩衝部の中央部分の内側が前記基台の前方外側面に沿い、前記緩衝部のコの字形状の平行した対向部分の内側が前記基台の左右外側面に沿うように、前記緩衝部を保持すること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、主にシート状の素材で形成され、折りたたみ可能であること、を特徴とする台車保護装置(1,2)である。
以上説明したように、本発明による台車保護装置によれば、以下のような効果がある。
(1)流体が注入された弾性体を有する緩衝部を基台の外側面に沿って位置するように、基台に着脱自在に固定することによって、台車の基台が衝突した場合の衝撃吸収力が強く、緩衝効果を著しく向上するとともに、壊れ難く、製造コストを低減する。特に、人に衝突した場合でも十分な緩衝効果を得る。着脱自在なように基台に固定することによって、取り外しても台車を使用でき、交換も自在となり、利便性を向上する。特に、気体が注入された弾性体を有する場合には、緩衝部の重量が軽くなり、取り扱いが容易となる。
(2)特に、空気が封入された弾性体を備えることによって、一層、製造コストを低減し、封入された流体が外部に漏れだした場合の安全性を確保する。
(3)また、緩衝部が、開口部と、流体出入り閉鎖部とを備えることによって、緩衝部への流体の注入量を変え、緩衝部の緩衝効果を調節することができる。また、緩衝部が封入される流体の量に応じて膨張することによって、使用しない場合に小さくした状態で緩衝部を扱うことができ、利便性を向上する。特に、流体が空気とすることによって、より高い効果を得ることが可能となる。
(4)緩衝部を着脱自在なように保持することによって、緩衝部の交換もでき、緩衝部が壊れた場合には、緩衝部を交換すれば、引き続き使用することができる。また、緩衝部を装着している状態はもちろん、付けていない状態でも台車を使用することができる。
(5)略直方体形状の空隙である空隙部に基台の前方部分を挿入し、包み込んで固定することによって、台車保護装置のずれを防止して確実に基台に固定する。また、台車保護装置の台車からの着脱を容易化する。更に、緩衝部を面に対して押さえつけるように保持することによって、容易かつ確実に緩衝部を固定する。更にまた、緩衝部は、基台の厚さと同様の幅を有することによって、使用時の上下方向へのずれを防止し、容易かつ確実に緩衝部を固定する。また、衝突しやすい外側面のみに沿って緩衝部を固定するなど、いずれの外側面が衝突した場合の衝撃を緩和するかを任意に設定することが可能となる。
(6)特に、空隙部の開放面の周囲で基台の前方部分を取り囲んで締め付けて固定することによって、容易に基台に固定することが可能となる。
(7)特に、前輪後方で締め付けて固定することによって、締め付けられた部分が前輪に引っかかり、台車保護装置が抜け落ちることを確実に防止する。
(8)取り付け部が主に一枚のシート状の素材を変形することによって形成されることによって、使用していない場合の保存が容易となり、利便性を向上する。また、台車保護装置の重量を軽くするとともに、製造コストを低減する。
(9)一つの緩衝部をコの字状にし、基台の前方外側面、左右側面に沿うように保持することによって、製造コストを低減することが可能となる。また、左右側面に対応する面において緩衝部を保持すれば、前方側面に対応する面において緩衝部を保持しなくても固定することができる。また、空隙部を形成する面に対して緩衝部を外側方向へ押さえつけるように保持することによって、常に外向きで台車基台の側面に保持され、上下、左右、前後のいずれの方向にもずれ難く、かつ、外れにくい。
(10)主にシート状の素材で形成されることによって、折り畳んで保存が容易となるとともに、重量の軽減、製造コストを低減する。また、シート状の柔らかい素材を主とすることによって、緩衝効果を一層高める。更に、台車への着脱も容易である。
本発明は、緩衝効果が高く、壊れにくく、また、運搬台車への着脱が容易な台車保護装置を提供するという目的を、空気が封入された弾性体を有する緩衝部と、緩衝部を2箇所において略直角に曲げたコの字状で、緩衝部の中央部分の内側が基台の前方外側面に沿い、緩衝部のコの字形状の平行した対向部分の内側が基台の左右外側面に沿うように、緩衝部を着脱自在に保持する保持部と、緩衝部が基台の外側面に沿って位置するよう、一面が開放された略直方体形状の空隙である空隙部と、空隙部に挿入された基台の前輪後方部分を、空隙部の開放口の周囲付近において取り囲んで締め付けて固定する締め付け部とを有し、着脱自在なように基台に固定する装置取り付け部とを備える台車保護装置によって実現する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による台車保護装置の実施例1の使用例を示す斜視図である。なお、図1の図中の左上隅の楕円内は、取り付け装置11の一部を、同図の矢印Aで示す位置をX−Y軸を含む平面で切断して示した斜視図である。
図2は、図1の状態の台車保護装置を、下側から見上げるようにして示した説明図(斜視図)である。
図1に示すように、台車保護装置1は、緩衝帯10と、緩衝体10を台車3に取り付けるための取り付け装置11とを備え、衝撃緩和のために運搬台車3の基台4に装着する台車保護装置である。
取り付け装置11は、主にターポリンなどのシート状の合成繊維から生成されている。
取り付け装置11は、基台4の前方(台車3の進行方向。以下同じ。)の略半分を覆うことができるように、一方向に開放された略直方体に形成した袋形状を有する。
取り付け装置11は、台車3に取付けられたときに基台4の上面を覆う上覆い部12、下面を覆う下覆い部13、前方及び左右側方の3つの外側面を覆う側面部14などから形成され、一面に開口部を有する略直方体の袋形状を有している。
また、袋形状の取り付け装置11の内側の空隙は、側面部14と平行な壁となる支持片14bによって、側面部14の各側面内側に形成されるコの字型の筒状の空隙である格納部14aと、その内側に形成される、一方が開放された略直方体形状の空隙である装着部11aとの二つの空隙に、区分けされる。
格納部14aは、緩衝体10を収納するための空隙であり、装着部11aは、基台4の前方部分を挿入するための空隙である。
支持片14bは、側面部14の内側に、前方、左右側方の側面部14の各側面に平行に、その内側にそれぞれ設けられている前方支持片、左支持片及び右支持片の3つの支持片を有している。各支持片14bは、外側面と同様の幅のシート状の帯形状を有し、その下端は、下覆い部13の前方及び左右側方の端から緩衝体10の幅程度内側の位置にそれぞれ固定されている。各支持片の上端には、平面ファスナー15bが固定されており、下端と対抗する上覆い部12の位置に固定されている平面ファスナー15aと係合する(後述する図4及び図5参照。)。
下覆い部13には、基台4の下面に取付けられている前輪5を外部に露出するための切欠き13aが設けられている。下覆い部13には、切欠き13aを挟んで後方寄りの部分で、係合具付きベルト16a,16bが取付けられている。係合具付きベルト16a,16bは、装着部11aの開放された面の周囲付近において、基台4の前方部分を取り囲んで締め付けて固定する。係合具付きベルト16aと16bは、少なくとも片方のベルトの長さが調節可能であって、それぞれの先端部に取付けられている係合具同士は、対向状態での挿入によって、二つのベルトを着脱自在に係合させることができる。
図3は、コの字状にした緩衝体の例を示す斜視図である。
図3に示すように、緩衝体10は、棒状の袋10aに流体が封入された弾力性を有する弾性体である。この袋10aは、合成繊維の布など、厚みのない平面的なものが主な材料となっている。封入する流体は、気体、液体のいずれであってもよく、本実施例においては、空気を封入している。
また、緩衝体10は、袋10aに前記弾性体へ流体を出し入れするための注入口と、この注入口を開閉自在なように閉鎖する蓋とを有し(図示しない。)、前記弾性体に注入される流体の量に応じて膨張する。
本実施例において、袋10aは、一枚地のウレタンターポリンを素材とする直径50mmのエアーチューブを用いた。
取り付け装置11の収納部14a内に保持されている緩衝体10の位置は、図1及び図2において図中の二点鎖線で示す。
緩衝体10は、図3の二点鎖線で示す棒状の姿勢から実線で示すように二箇所で折り曲げ、コの字状にして取り付け装置11の収納部14a内に挿入する。
図4及び図5は、図1の図中の矢印Bの位置で、Y−Z軸を含む平面で、取り付け装置11の一部を切断して示した断面図である。図4は、収納部14aが開放されている状態であり、図5は、支持片14bによって収納部14aが閉じられ、緩衝体10が収納部14a内に保持された状態である。図5に示すように、支持片14bは、上覆い部に固定されている平面ファスナー14aと係合することによって、取り付け装置11の外側面の内側の面に対して、緩衝体10を押さえつけるように支持し、固定する。また、図4に示すように、平面ファスナー14a,14bの係合を外すことによって、緩衝体10の着脱が可能となる。
図2に示すように、取り付け装置11を台車3に装着する場合は、基台4の下面に取付けられている前輪5の後方で、係合具付きベルト16aと16bの係合具同士を結合し、下覆い部13の切欠き13aを挟む対向部分を引き締めて、装着部11aの開放面周囲を締め付け、基台4を締め付ける。
こうすれば、取り付け装置11に装着されている緩衝体10の中央部分が、基台4の前方外側面に沿い、緩衝体10のコの字形状の平行した対向部分が、基台4の左右外側面の前方寄りの部分に沿う位置に固定される。
この固定により、取り付け装置11が外れて落下するのを防ぐとともに、係合具付きベルト16a、16bを取り付けた根元付近まで、緩衝体10を基台4の側面に固定し、正面方向、及び横方向の衝突に備えることができる。
このように本実施例によれば、取り付け装置11は、空気が注入された棒状の袋10aを有する緩衝体10を基台4の外側面に沿って位置するように、基台4に着脱自在に固定するため、台車3の基台4が衝突した場合の衝撃吸収力が強く、緩衝効果を著しく向上するとともに、壊れ難く、製造コストを低減することが可能となった。特に、人に衝突した場合でも十分な緩衝効果を得ることが可能となった。
また、取り付け装置11は、基台4から着脱自在であるため、取り外した状態でも台車を使用でき、交換も自在となり、利便性を向上することが可能となった。
更に、緩衝体10の重量が軽いため、台車保護装置1を装着しても台車3の取り回しが楽であるなど、利便性を向上することが可能となった。更にまた、緩衝体10から空気が漏れだした場合にも安全性を維持することが可能となった。また、緩衝体10への空気の注入及び放出が自在であって、緩衝体10への空気の注入量を変え、緩衝体10の緩衝効果を調節することが可能となった。更に、使用しない場合には、空気を全て放出し、小さくした状態で緩衝体10を扱うことができ、利便性を向上することが可能となった。更にまた、空気が漏れても、ポンプなどの機器を使用しなくても息で補充することができ、利便性を向上することが可能となった。
また、緩衝体10は、着脱自在なため、緩衝体10の交換も自在で、緩衝体10が壊れた場合には、緩衝体10を交換すれば、引き続き使用することが可能となった。更に、緩衝体10を装着している状態はもちろん、外している状態でも台車を使用することが可能となった。
更にまた、台車保護装置1は、略直方体形状の空隙である収納部11aに基台の前方部分を挿入し、包み込んで固定するため、使用時のずれを防止し、確実に基台4に固定することが可能となった。また、台車保護装置1の台車3からの着脱が容易となった。更にまた、緩衝体10を面に対して押さえつけるように保持し、また、緩衝体10は、基台4の厚さと同様の幅を有するため、使用時の上下方向へのずれを防止し、容易かつ確実に緩衝体10を固定することが可能となった。
更に、収納部11aの開放面の周囲で、係合具付きベルト16a,16bによって基台の4前方部分を取り囲んで締め付けて固定するため、容易に基台4に固定することが可能となった。特に、前輪5後方で締め付けて固定することによって、締め付けられた部分が前輪に引っかかり、台車保護装置1が抜け落ちることを確実に防止することが可能となった。
更にまた、緩衝体10及び取り付け装置11部が主にシート状の素材から形成されるため、折り畳むなど、使用していない場合の保存が容易となり、利便性を向上することが可能となった。また、台車保護装置の重量を軽くするとともに、製造コストを低減することが可能となった。
更に、一つの緩衝体10をコの字状にし、基台4の前方外側面、左右側面に沿うように保持することによって、部品数を少なくし、製造コストを低減することが可能となった。
図6は、本発明による台車保護装置の実施例2を、基台4に装着し下から見上げた状態で示す説明図(斜視図)である。
図7は、図6の台車保護装置の取り付け装置21を展開して示した裏面図である。
図8及び図9は、図6の図中の矢印Cの位置で、取り付け装置21の一部をY−Z軸を含む平面で切断して示した断面図である。図8は、取り付け装置21の端部を緩衝体10の外周の半分に沿って折り返した状態を示し、図9は、さらに丸めてその先端部をシート内面の対向部分に係合した状態を示している。
台車保護装置2は、緩衝体10と、取り付け装置21などとを備えている。
取り付け装置21は、一枚のシート状の素材を変形することによって形成される。取り付け装置21を使用する場合に、図7に示す状態のものの上に、図3の実線で示すような、コの字状に折り曲げた緩衝体10を置き、取り付け装置21の前方(図7の下側)、及び左右両側方の部分を、緩衝体10の外周側面に沿って折り返し(図8)、折り返したそれぞれの先端部に固定されている平面ファスナー23b,24b,25bをシート面の対向部分に固定されている平面ファスナー23a,24a,25aに係合することにより(図9)、緩衝体10を包み込んで保持することができる。つまり、一枚のシート状の素材上に配置されたコの字状の緩衝体10によって区切られた取り付け装置21の3方の外側部分を、それぞれ折り返してシート状素材の内側部分に係合し、緩衝体10を保持することが可能となる。
また、取り付け装置10は、一枚のシート状素材の内側部分と、折り返された3つの部分との間に基台4の前方部分を挿入し、折り返された3つの部分を、これらの部分の中央側に引き寄せて締め付ける係合具付きベルト26a、26b、27a、27bと、引っ張りベルト28a、28bを備えている。シート状素材の内側部分と、折り返された3つの部分と、係合具付きベルト26a、26b、27a、27b及び引っ張りベルト28a、28bとに囲まれる装着部21aに基台4の前方部分が挿入される。この基台4の前方部分の周囲を、係合具付きベルト26a、26b、27a、27b及び引っ張りベルト28a、28bで締め付けることによって台車保護装置2が基台4に固定される。
つまり、取り付け装置21を基台4に装着する場合は、図6に示すように、係合具付きベルト26a、26b、27a、27bと、引っ張りベルト28a、28bによって、取り付け装置21の下部を引き締めて、取り付け装置21を、所定の位置に固定することができる。
このとき、係合具付きベルト26aと26bの係合具同士は、直接結合させて基台4の中央寄りの部分を引き締めるが、係合具付きベルト27aと27bは、それぞれの先端を引っ張りベルト28a、あるいは28bの輪の部分を通過させてから係合具同士を結合させることによって、左右方向だけでなく、前面も基台4の中央方向に引き締めることができる。
このように本実施例によれば、実施例1と同様の効果に加え、台車保護装置2は、取り付け装置21が主に一枚のシート状の素材を変形することによって形成されることによって、使用していない場合の保存が容易となり、利便性を向上することが可能となった。また、台車保護装置2の重量を軽くするとともに、製造コストを低減することが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、緩衝体10は、1本の棒状の袋に空気を圧入したものとしたが、保護装置本体に内蔵する位置の前方、左右の側方毎に、三つに分けて別個のものとしてもよい。
また、緩衝体10に封入されている封入物も、空気以外の気体や、水その他の液体などの他の流体としてもよい。このように充填物の選択及び封入圧力を変えることによって、多様な衝撃力に対応することができる。
各実施例において、格納部14aを閉じて、緩衝体10を保持するために平面ファスナー15a、15b、23a、23b、24a、24b、25a、25bを用いているが、図10及び図11に示すように、一般にチャックといわれる線状ファスナー32を使用してもよい。
また、上覆い部22と基台4の上面との間に異物が混入するのを防ぐとともに、取り付け装置31のずれの防止に役立てるため、上覆い部22の後方端部に平面ファスナー33aを固定し、基台4の上面に固定されている平面ファスナーと係合するようにしてもよい。
台車保護装置を示す斜視図である(実施例1)。 図1の台車保護装置を下側から見た斜視図である(実施例1)。 コの字状にした緩衝体を示す斜視図である(実施例1)。 取り付け装置の断面図である(実施例1)。 取り付け装置の断面図である(実施例1)。 台車保護装置を下側から見た斜視図である(実施例2)。 台車保護装置を展開して示す平面図である(実施例2)。 取り付け装置の断面図である(実施例2)。 取り付け装置の断面図である(実施例2)。 台車保護装置を示す平面図である(変形例)。 台車保護装置を示す背面図である(変形例)。
符号の説明
1,2 台車保護装置
3 台車
4 基台
5 前輪
10 緩衝体
11、21 取り付け装置
11a、21a 装着部
12、22 上覆い部
13、23 下覆い部
14 側面部
14a 収納部
14b 支持片
15a、15b、23a、23b、24a、24b、25a、25b、33a 平面ファスナー
16a、16b、26a、26b、27a、27b 係合具付きベルト
28a、28b 引っ張りベルト
32 線状ファスナー

Claims (10)

  1. 衝撃緩和のために運搬台車の基台に装着する台車保護装置であって、
    流体が封入された弾性体を有する緩衝部と、
    前記緩衝部が前記基台の外側面に沿って位置するよう、前記基台に着脱自在なように固定する装置取り付け部とを備えること、
    を特徴とする台車保護装置。
  2. 請求項1に記載の台車保護装置において、
    前記緩衝部は、空気が封入された弾性体を有すること、
    を特徴とする台車保護装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の台車保護装置において、
    前記緩衝部は、前記弾性体へ流体を出し入れするための開口部と、前記開口部を開閉自在なように閉鎖する流体出入り閉鎖部とを有し、前記弾性体に注入される流体の量に応じて膨張すること、
    を特徴とする台車保護装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、
    前記緩衝部は、棒状の袋に流体を封入した弾性体を有し、
    前記取り付け部は、前記緩衝部を着脱自在なように保持する保持部を有すること、
    を特徴とする台車保護装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、
    前記緩衝部は、前記基台の厚さと略同様の幅を有し、
    前記取り付け部は、一面が開放された略直方体形状の空隙である空隙部を有し、前記空隙部に前記基台の前方部分を、開放された開放面から挿入して包み込んで固定し、
    前記保持部は、前記基台に固定されている場合に、前記基台の前方外側面、前記基台の左右外側面の3つの外側面のうち、いずれか1又は複数の面に対抗する前記空隙部の直方体形状の空隙を形成する面又はこの面に対抗する外側の面のうちの、一又は複数の面に対して前記緩衝部を押さえつけるように前記緩衝部を保持すること、
    を特徴とする台車保護装置。
  6. 請求項5に記載の台車保護装置において、
    前記取り付け部は、前記空隙部に挿入された基台の前方部分を、前記開放口の周囲付近において取り囲んで締め付けて固定する締め付け部を有すること、
    を特徴とする台車保護装置。
  7. 請求項6に記載の台車保護装置において、
    前記取り付け部は、前記空隙部に前記基台の前方から前記運搬台車の前輪後方までを開放面から挿入し、前記空隙部は、前記基台に固定されている場合に下方となる面に前記運搬台車の前輪を外部に取り出すための開口部を有し、
    前記締め付け部は、前記運搬台車の前輪後方において、前記開放面の周囲部分で基台を取り囲んで締め付けること、
    を特徴とする台車保護装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の台車保護装置において、
    前記取り付け部は、主に一枚のシート状の素材を変形することによって形成され、
    前記保持部は、前記取り付け部の一枚のシート状素材の上に前記緩衝部をコの字状で配置し、この配置されたコの字状の緩衝部によって区切られた前記シート状素材の3方の外側部分を、それぞれ折り返して前記シート状素材の内側部分に係合し、前記緩衝部を包み込んで保持し、
    前記締め付け部は、前記シート状素材の内側部分と、折り返された3つの部分との間に前記基台の前方部分を挿入し、前記折り返された3つの部分を、これらの部分の中央側に引き寄せて締め付けるベルト部を有し、
    前記空隙部は、前記シート状素材の内側部分、前記折り返された3つの部分及び前記ベルト部に囲まれる空隙によって形成されること、
    を特徴とする台車保護装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、
    前記保持部は、前記基台に取り付けられている場合に、前記緩衝部を2箇所において略直角に曲げたコの字状で、前記緩衝部の中央部分の内側が前記基台の前方外側面に沿い、前記緩衝部のコの字形状の平行した対向部分の内側が前記基台の左右外側面に沿うように、前記緩衝部を保持すること、
    を特徴とする台車保護装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の台車保護装置において、
    主にシート状の素材で形成され、折りたたみ可能であること、
    を特徴とする台車保護装置。

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