JP2006131002A - 車両点検システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車両点検に関連して必要な部品を選択できる車両点検システムを提供するものである。
【解決手段】 本発明の車両点検システムは、少なくともユーザー用端末、及び携帯端末からのアクセスにより車両の点検状況・判定結果などを表示させる車両点検システムにおいて、車両関連データベースに部品選択関連データファイルを追加し、このデータファイルは、作業工賃データと部品データが連携された少なくとも事前準備パターンファイル、要望部品パターンファイル、及び候補部品パターンファイルを備えた部品選択ファイルを有し、この部品選択ファイルから当該車両に必要とされる車両部品を、少なくとも部品名称、部品価格、工賃とを連携させて、適宜選択することができる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、車検などにおいて、点検・整備(以下単に点検と略記する)の必要データを適宜登録するための車両点検システムに関するものである。
車両の点検はいろいろな場面で行われている。例えば、ちょっとした簡単なものは、ガソリンスタンドやカー用品店などで行われ、最も本格的なものとして、車検が挙げられる。車検では、近年従来のように、対象車両を一旦整備場などに預けるというのではなく、申込み後、数十分〜数時間という、短時間で完了するシステムも普及してきている。
また、このような傾向に加えて、ユーザー側にあっても、点検の際、整備場などに全面的に任せるというのではなく、個々の点検内容に対する関心が高くなってきている。このため、ユーザー側により高い満足を与えるためには、点検内容を十分に説明することが必要とされる。ときには、ユーザー側から点検についての説明が積極的に要求されることもある。また、整備場側にあっても、より大きな説得力を得るため、ユーザーを点検の現場に立ち会わせて、説明することも検討されている。
このような観点から、本出願人には、既に、整備場などの場所において、システム的に車両受付エリア、顧客待合室エリア、及び車両点検・整備エリアなどの区分に分けて、車両受付エリアにはフロント端末を、顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間をオンライン接続する一方、フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、少なくともユーザー用端末と携帯端末とは同期させて、これらの両端末の車両点検項目における点検状況・判定結果などをリアルタイムに表示させるようにした車両点検システムを提案してある(特許文献1)。
特開2004−171378号公報
これにより、ユーザーは、車両の点検状況・判定結果などを、わざわざ整備場などの現場に立ち会うことなく、予め用意されたビデオ画像や説明文などを見て、リアルタイムに観察することができる。また、点検の担当者(検査員)にあっても、専門知識や説明能力、接客術などが十分なくとも、かなりの部分がシステム的に補われるという利点が得られる。
ところが、現在はすべての進歩が速く、ユーザー側にあっても、忙しいことが多く、人によっては、点検結果だけを迅速に見たい、問題のあった部分だけをより詳しく見たいなどの多面的な要求があった。
そこで、本出願人は、このような要求に答えるため、上記既出願のものに改良を加え、ユーザー用端末と携帯端末とを同期させて点検状況・判定結果などをリアルタイムに表示させる、ユーザーと検査員の同時参加型の「ライブモード(オンラインモード)」の他に、「ライブモード」が選択されなかった車両について、携帯端末により、検査員が予め各項目の点検状況・判定結果などを車両関連データベースに入力して保存する「端末プレモード(端末事前操作モード)」と、ユーザーがあとから、ユーザー用端末により、各項目の点検状況・判定結果などが保存された車両関連データベースから呼び出して、各項目の全点検結果をまとめて表示したり、或いは適宜項目の点検状況・判定結果を随時表示させる「プレイバックモード」を付け加えたものを改良型として出願してある。
今回の出願になる本発明は、この車両点検システムにおいて、点検予約時のユーザーからの部品交換の要望や、予約車両の車種、型式、購入の初年度、走行距離などの内容から事前に予想(想定)できる部品の発注、価格確認、さらには、点検結果による部品交換の必要性(例えば「NG」又は「注意」の発生など)に対して、簡単かつ迅速に対応するため、部品選択を管理する部品選択関連データファイルを追加し、さらなる利便性を図るものである。
請求項1記載の本発明は、少なくとも車両受付エリアと顧客待合室エリアと車両点検・整備エリアを有し、前記車両受付エリアにはフロント端末を、前記顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、前記車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間はオンライン接続する一方、前記フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、前記フロント端末、前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末をそれぞれ駆動させる一方、少なくとも前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末からのアクセスにより車両点検項目における点検状況・判定結果などを表示させる車両点検システムにおいて、
前記車両関連データベースに、部品選択を管理する部品選択関連データファイルを追加し、
前記部品選択関連データファイルは、作業工賃データと部品データが連携された少なくとも事前準備パターンファイル、要望部品パターンファイル、及び候補部品パターンファイルを備えた部品選択ファイルを有し、この部品選択ファイルから当該車両に必要とされる車両部品を、各点検項目毎に、少なくとも部品名称、部品価格と工賃とを連携させて、適宜選択することができることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項2記載の本発明は、前記部品選択ファイルのメイン画面には、「事前準備部品」の選択入力欄があり、当該メイン画面の項目欄である点検車両の車種、型式、購入の初年度、走行距離などの内容を参照して、リストアップ入力することを特徴とする請求項1記載の車両点検システムにある。
請求項3記載の本発明は、前記部品選択ファイルのメイン画面には、「要望部品」の選択入力欄があり、車両点検の受け付け時のユーザーの要望により、リストアップ入力することを特徴とする請求項1記載の車両点検システムにある。
請求項4記載の本発明は、前記部品選択ファイルのメイン画面に、部品発注用のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、前記「事前準備部品」又は「要望部品」のリストアップ入力後の部品発注リストが印刷できることを特徴とする請求項2、3又は4記載の車両点検システムにある。
請求項5記載の本発明は、前記部品選択ファイルのメイン画面に、部品発注用のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、前記「事前準備部品」又は「要望部品」のリストアップ入力後の部品発注リストが印刷できることを特徴とする請求項2、3又は4記載の車両点検システムにある。
請求項6記載の本発明は、前記「事前準備部品」又は「要望部品」の部品価格欄には、前記部品発注リストによる「部品見積書」又は「部品発注書」によって、最新の部品価格が入力されていることを特徴とする請求項4又は5記載の車両点検システムにある。
請求項7記載の本発明は、前記車両点検・整備エリアの携帯端末による点検結果の入力時、点検項目に対して「NG」又は「注意」が選択されると、その都度自動的に部品交換の「候補部品」を表示させると共に、その部品名称、部品価格と工賃とを連携表示させることを特徴とする請求項1記載の車両点検システムにある。
請求項8記載の本発明は、前記部品選択関連データファイルの点検詳細入力画面の点検項目名称エリアをクリックすると、連携された点検結果確定画面が表示されて、当該点検結果確定画面の点検結果のアクセス部を選択することにより、前記点検詳細入力画面の点検項目名称エリアを、点検結果に対応したカラー表示とすることを特徴とする請求項6記載の車両点検システムにある。
請求項9記載の本発明は、前記部品選択関連データファイルの点検入力画面の各点検ブロック項目欄に対応して、少なくとも「点検詳細入力」、「判定」の一つの項目欄があることを特徴とする請求項7記載の車両点検システムにある。
請求項10記載の本発明は、前記部品選択関連データファイルの点検入力画面の各点検ブロック項目欄に対応した「判定」の項目欄にあっては、前記点検結果に対応したカラー表示として表示される特徴とする請求項8記載の車両点検システムにある。
請求項11記載の本発明は、前記車両点検・整備エリアの携帯端末による点検結果の入力時、全点検項目に対して「NG」又は「注意」の有無を選択し、その後、部品交換の「候補部品」を表示させると共に、その部品価格と工賃とを連携表示させることを特徴とする請求項1記載の車両点検システムにある。
請求項12記載の本発明は、前記部品交換の「候補部品」を表示させる際、事前準備パターンファイルからの事前準備部品、要望部品パターンファイルからの要望部品及び候補部品パターンファイルからの候補部品が同一部品名称として競合したとき、前記事前準備部品又は要望部品が優先して表示させることを特徴とする請求項7又は11記載の車両点検システムにある。
請求項1の車両点検システムによると、部品選択関連データファイルが追加され、この部品選択関連データファイルは、作業工賃データと部品データが連携された少なくとも事前準備パターンファイル、要望部品パターンファイル、及び候補部品パターンファイルを備えた部品選択ファイルを有し、この部品選択ファイルから当該車両に必要とされる車両部品を、各点検項目毎に、少なくとも部品名称、部品価格と工賃とを連携させて、適宜選択することができる。このため、整備場において、検査員の負担が軽減でき、また、ユーザーへのタイムリーな部品価格や工賃などの提示が可能となる。
請求項2の車両点検システムによると、部品選択ファイルのメイン画面には、「事前準備部品」の選択入力欄があり、当該メイン画面の項目欄である点検車両の車種、型式、購入の初年度、走行距離などの内容を参照して、リストアップ入力することができるため、能率よく、点検車両に適した部品を事前に準備することができる。
請求項3の車両点検システムによると、部品選択ファイルのメイン画面には、「要望部品」の選択入力欄があり、車両点検の受け付け時のユーザーの要望により、リストアップ入力することができるため、能率よく、点検車両の要望部品を事前に準備することができる。
請求項4の車両点検システムによると、部品選択ファイルのメイン画面に、部品選択用のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、部品選択一覧画面が表示されて、この部品選択一覧画面からの選択により前記「事前準備部品」又は「要望部品」のリストアップ入力ができるため、入力ミスなどなく、簡単に部品入力することができる。
請求項5の車両点検システムによると、部品選択ファイルのメイン画面に、部品発注用のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、前記「事前準備部品」又は「要望部品」のリストアップ入力後の部品発注リストが印刷できるため、部品発注を簡単かつ迅速に行うことができる。
請求項6の車両点検システムによると、「事前準備部品」又は「要望部品」の部品価格欄(金額欄)には、前記部品発注リストによる「部品見積書」又は「部品発注書」によって、最新の部品価格が入力されているため、より確実で、かつ、最新の実勢価格をタイムリーに知ることができる。
請求項7の車両点検システムによると、車両点検・整備エリアの携帯端末による点検結果の入力時、点検項目に対して「NG」又は「注意」が選択されると、その都度自動的に部品交換の「候補部品」を表示させると共に、その部品価格と工賃とを連携表示させるため、「NG」又は「注意」の点検結果が出た時、点検員は、何ら煩わされることなく、自動的に表示された「候補部品」から選択設定することができる。
請求項8の車両点検システムによると、部品選択関連データファイルの点検詳細入力画面の点検項目名称エリアをクリックすると、連携された点検結果確定画面が表示されて、当該点検結果確定画面の点検結果のアクセス部を選択することにより、前記点検詳細入力画面の点検項目名称エリアを、点検結果に対応したカラー表示とするため、検査員は、このカラー表示により、点検結果(例えば「NG」では赤色の背景カラー表示、「注意」では黄色の背景カラー表示など)を視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項9の車両点検システムによると、部品選択関連データファイルの点検入力画面の各点検ブロック項目欄に対応して、少なくとも「点検詳細入力」、「判定」の一つの項目欄があるため、点検員は、これらの項目欄の入力状態(表示状態)から、作業の進捗状況を視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項10の車両点検システムによると、部品選択関連データファイルの点検入力画面の各点検ブロック項目欄に対応した「判定」の項目欄にあっては、点検結果に対応したカラー表示として表示されるため、検査員は、この項目欄の入力状態と、カラー表示の両方から、判定結果を視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項11の車両点検システムによると、車両点検・整備エリアの携帯端末による点検結果の入力時、全点検項目に対して「NG」又は「注意」の有無を選択し、その後、部品交換の「候補部品」を表示させると共に、その部品価格と工賃とを連携表示させるため、検査員によって、取り敢えず全点検項目に対して点検を行い、後から「NG」又は「注意」の部品に対して、部品交換の「候補部品」を選択設定することができる。
つまり、本車両点検システムの場合、検査員による点検形態としては、上述のように、「ライブモード」、「端末プレモード」、「プレイバックモード」があるが、ユーザーがリアルタイムで関与する「ライブモード」の場合において、先ず全点検項目に対する点検を行い、ユーザーにはその点検結果を見てもらい、「NG」又は「注意」の部品に対して、連続して集中的に部品選択を行うこともできる。これにより、比較的短時間で部品選択が完了する。このため、見てるユーザーの飽きなどを抑える効果も期待できる。
請求項12の車両点検システムによると、部品交換の「候補部品」を表示させる際、事前準備パターンファイルからの事前準備部品、要望部品パターンファイルからの要望部品及び候補部品パターンファイルからの候補部品が同一部品名称として競合したとき、前記事前準備部品又は要望部品が優先して表示させることができるため、最新の実勢価格が入力された部品、ユーザーの望む要望部品が優先して選択されることになる。つまり、より実情にあった部品選択が可能となる。
本発明の車両点検システムにおいて、全体の概略構成は図1の如くであり、図2〜図11は上記した改良型を示す。ユーザーと検査員が1対1でリアルタイムで対応する「ライブモード」系統は主として図2によって示し、検査員が事前に各項目の点検を行う「端末プレモード」系統と、ユーザーがあとから点検項目の点検状況や判定結果を見る「プレイバックモード」系統とは主として図8によって示してある。また、今回の追加部分については、上記図1の他に図12〜図30において示してある。
図1の車両点検システムは、整備場などに導入されて、車検などの際、威力を発揮するシステムであって、少なくとも車検などの点検を希望するユーザーが受け付けを行うための車両受付エリアAと、受け付けの完了したユーザーが待機して、自車の点検の状況を見聞きするための顧客待合室エリアBと、検査員(通常整備技術者)が対象車両に対して、点検を行うための車両点検・整備エリアCを有する。
上記車両受付エリアAには、受け付け時に所定の必要事項などを入力するためのフロント端末(受け付け端末)10が配置してあり、また、顧客待合室エリアBには、ユーザーが居て(アシスタントの同伴も可)、必要により、ユーザーが所定の入力、例えば要整備項目などに対する応答などを行うためのユーザー用端末20が配置してある。さらに、車両点検・整備エリアCには、検査員が点検項目のチェック、ユーザー側との応答入力などをするための携帯端末30が配置されている。そして、ユーザーが、「ライブモード」と「プレイバックモード」のいずれを選択するかは、車検の予約の際や、入庫時に確認して、フロント端末10などから、その旨を、後述する車両関連データベース60に登録する。勿論、この登録は、後にフロント端末10などによって、変更することもできる。
そして、また、これらの各端末10〜30間は、ランケーブル41などによりオンライン接続され、また、例えばサーバ50を介して、種々の必要とされる車両関連データベース60とも接続されている。
この車両関連データベース60としては、例えば、車両の車種や形式、車両番号などの車両データ、ユーザー特有の顧客データ、これまでのユーザーの点検履歴などの車両点検・整備データ、車検で必要とされる点検項目を点検順に並べるなどした車両点検項目手順ファイル、予め映像化してある、車両点検項目部位画像データや部品及び点検部位説明画像データ、部品及び点検部位の働きや機能などを判り易い説明文で文章化した部品及び点検部位説明文データ、デジタルカメラなどで対象車両の部品及び点検部位を映像化した部品及び点検部位実車画像データ、種々のコメントなどを音声出力するための音声ガイドデータなどが挙げられる。
これらの各データやファイルは、必要により適宜取捨選択して、各端末10〜30側に取り込むことができる。なお、車両関連データベース60は、上記サーバ50の設置を省略して、例えばフロント端末10やユーザー用端末20側などに直接付設することも可能である。
上記携帯端末30は、携帯可能であれば、有線方式のものでもよいが、検査員の点検の作業内容からすると、検査員は拘束されることなく、自由に動き回れることが必要であるため、無線方式であるPDAなどの使用が好ましい。
この本車両点検システムでは、希望するユーザーに対して、例えば上記フロント端末10側と、ランケーブル41、モデムやルーターなどの接続機器70、インターネット回線などの通信回線42を介して、顧客側端末80と接続させることができる。この接続により、車検の予約や点検後の各種データの伝送、連絡、メンテナンスなどを、データ通信やメール通信などで行うことができる。なお、携帯端末30を無線方式とした場合には、ランケーブル41の一部に送受信器31を接続し、また、他のエリアや部署において、本車両点検システムを利用する場合には、ランケーブル41の一部に必要とされる他の端末90を適宜接続すればよい。
このような本車両点検システムの「ライブモード」において、特に特徴とする点は、携帯端末30とユーザー用端末20とを、少なくとも車両点検項目手順について、後述するように、プログラム的(ソフト的)に同期させてあることである。
例えば、車検の場合、点検の必要とされる項目としては、少なくとも56項目ほどあるわけであるが、この各項目を、検査員側において、予め作業し易い順序で並べた車両点検項目手順ファイルを準備し、このファイルを、携帯端末30と同時にユーザー用端末20側にも読み込ませる。そして、検査員が車両点検項目手順ファイルに従って、点検を進め、各項目の点検状況・判定結果などを、適宜携帯端末30側に入力させれば、この状況が、直ちにユーザー用端末20側にも同期して、リアルタイムに表示されるのである。
この携帯端末30とユーザー用端末20との同期関係を、より詳しく説明すると以下の次の如くである。先ず、携帯端末30側で、点検を開始すれば、上記車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに基づいて、最初の車両点検項目が、携帯端末30及びユーザー用端末20のそれぞれのモニター画面に表示される。
このとき、ユーザー用端末20のモニター画面側には、車両関連データベース60中の車両点検項目部位画像データから、対応する項目部分の画像が自動的に表示される。これにより、ユーザーは、現在の点検項目の内容を視覚的に、かつ、容易に把握することができる。
また、上記携帯端末30側には、車両点検項目の他に、併せて、検査員が行った点検状況・判定結果である、「OK」や「NG」、「注意」などの欄(チェック欄や入力欄)が表示される。これらの欄において、検査員が、「OK」の欄を選択すれば、ユーザー用端末20のモニター画面側にも、「OK」の欄が同期して表示され、自動的に次の車両点検項目に進む。
一方、検査員が、要整備との判断により、「NG」や「注意」の欄を選択した場合、ユーザー用端末20のモニター画面側には、例えば「注意」、「説明」などの欄が表示される。このとき、同時に、車両関連データベース60中の音声ガイドデータから、例えば「・・・の項目について、「NG」又は「注意」の判定がなされました。」などの音声ガイドが行われる。ここで、ユーザーがモニター画面の「説明」の欄をマウスなどで選択すれば、車両関連データベース60中の部品及び点検部位説明画像データから、該当する部分の画像が自動的に表示される。この予め映像化した画像は、対象車両そのものではないが、同一車種のものであるため、ユーザーは、ほぼ自車と同等の認識を得ることができる。
また、このとき、車両関連データベース60中の部品及び点検部位説明文データから、該当する部分の説明文も表示される。この説明文は、上記のように、該当する部分の働きや機能などを判り易い形で説明されているため、ユーザーは容易に問題の所在を知ることができる。例えば説明文としては、ブレーキハッドの磨耗の例をとると、磨耗が生じる原因やこのまま使い続けるとどうなるのかなどを例示的に説明してある。
要整備部分の説明は、必要により同伴するアシスタントにとっても、極めて専門的で高度の知識が必要とされるため、通常は大きな負担が強いられる訳であるが、この説明文の表示により、アシスタントの負担が大幅に軽減される。さらに、この説明文中には、交換時の概略費用、作業時間なども補足的に含ませることができる。これらの補足的な説明文は、自動的に表示させたり、或いは、選択により適宜表示させることもできる。
さらに、「説明」の欄を選択したユーザー用端末20のモニター画面には、「整備」、「保留」、「次回」などの欄も併せて表示させる。このため、上記該当する部分の画像や説明文により、ユーザーは問題の所在を十分認識した上で、上記いずれかの欄を選択することができる。
これらの「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択すると、その選択された欄と同じ欄表示が、携帯端末30側もに表示される。このため、検査員は、これを見た上で、次の車両点検項目に進めばよい。
また、検査員が、「NG」や「注意」の判定をした場合、実車の該当する部分を、小型で携帯可能なデジタルカメラなどで撮像し、その画像を直接ユーザー用端末20側に持ち込んで、入力させたり、或いは、一旦携帯端末30に取り込んで、ユーザー用端末20に伝送させてユーザーに観察させることもできる。この場合、ユーザー側には、より直接的で、かつ、大きな説得力を与えることができる。また、ユーザーは、この実車の状況を見ながら、アシスタントが同伴するときには、相談するなどして、より適切な判断をすることができる。
また、上記点検項目手順の順序については、その都度プログラム的(ソスト的)に変更したり、或いは、車両点検項目手順ファイルとして、例えば予め幾つかのパターンを用意して選択することもできる。これにより、検査員は、自らの作業がし易い順序としたり、整備場などの検査機器側のレイアウトなどに対応させた形で、最適の順序とすることができる。
そして、上記のような手順を繰り返して、全点検項目が完了したら、その結果をまとめて、ユーザー用端末20のモニター画面に全体検査結果画面などとして表示させる。また、必要により車両の診断カルテとして出力してユーザーに提供することができる。さらに、これらの検査結果は、最終的には車両関連データベース60中の車両点検・整備データとして自動的に保存される。
このような本車両点検システムにおける流れ(フロー)について、図示すると、図2の如くである。また、携帯端末30とユーザー用端末20とを対比させて、これらの同期関係を図示すると、図3〜図5の如くである。
図2のフローにおいて、ステップ101〜105に掛けては、上述したように、携帯端末30とユーザー用端末20に所定のデータが読み込まれて、点検の準備が整えられる。そして、ステップ107では、整備結果、要整備の有無が判断され、「OK」の場合には、ステップ108に進み、一定時間、ユーザー用端末20の画面に表示した後、ステップ109のに進み、全点検項目が完了していないときには、ステップ103に戻り、次の点検項目に進む。
一方、要整備のときには、ステップ110〜111に進み、ユーザーは、ユーザー用端末20のモニター画面で、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択入力する。これらの過程を通じて、全点検項目が完了した場合、上記ステップ108の判断を介して、ステップ112〜113に進み、車両点検は終了する。なお、要整備時には、必要によりステップ114で、実車の不良部分をデジタルカメラなどで映像化して、取り込むこともできる。
また、図3の携帯端末30において、モニター画面の「開始」の欄を、検査員がチェック入力すれば、点検が開始される。この開始により、点検項目が定まると、ユーザー用端末20のモニター画面には、車両関連データベース60の車両点検項目部位画像データから、該当する画像201が表示される。
この点検項目における点検の結果、図4の携帯端末30において、「OK」や「NG」、「注意」などの欄を、検査員がチェック入力すれば、これが直ちにユーザー用端末20のモニター画面も表示される。特に要整備の「NG」や「注意」のチェック入力時には、同時に、ユーザー用端末20のモニター画面に対して、車両関連データベース60の部品及び点検部位説明画像データから、該当する画像202が背景画面として表示され、さらに、音声ガイドデータから、音声ガイダンスが流れる。さらに、「説明」の欄も表示される。
この「説明」の欄を、ユーザーや必要により同伴するアシスタントがチェック入力すると、図4の拡大モニター画面210に示すように、要整備の部品や部位に対する、説明文欄211が自動的に表示される。この欄中には、部品や部位の働きや機能などの判り易い説明文212の他に、部品や部位の構成部分を示すイメージ(写真や図)213なども表示され、さらに、交換時の概略費用、作業時間の欄214も表示される。
また、図5の携帯端末30において、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかが選択されると、次の点検項目に進む。そして、全点検項目が完了すると、図5の拡大モニター画面220に示すように、ユーザー用端末20のモニター画面には、全検査結果画面が表示される。
このモニター画面220を、さらに拡大すると、図6の如くである。この画面では、ほぼ中央に車両の図(写真も可)221が表示され、その周囲には、例えばエンジンルーム−全25項目、外廻り−1項目、室内−9項目、下廻り−全14項目、足廻り−全17項目などの大区分表示欄222があり、これらの下段には、検査結果の欄222a が付設してある。この検査結果の欄222a には、全項目−OKや1項目−NGなどが表示される。さらに、下欄には、他の項目欄223、例えばブレーキ、駐車ブレーキ、スピード、サイドスリップ、ヘッドライト、排ガスなどの欄があり、これらの下段には、検査結果の欄223a が付設してある。この検査結果の欄223a には、OKやNGなどが表示される。従って、ユーザーは、この画面から、自車の状態を、総合的、かつ、視覚的に知ることができる。
本車両点検システムの場合、検査結果は、車両関連データベース60中の車両点検・整備データとして保存されるため、必要により車両の診断カルテを簡単に作成することができる。診断カルテ300の一例を示すと、図7の如くである。
この診断カルテ300には、点検結果の欄310、アドバイス欄320、ディスクパットなどの部品状態の表示欄330、整備推奨部位などの画像表示欄340などが設けてある。ユーザーは、これによって、自車の状態を的確に把握することができ、その後の点検や部品交換などの参考とすることができる。
一方、本車両点検システムにおいて、ユーザーが「プレイバックモード」を選択した車両については、検査員は、携帯端末30により「端末プレモード」を選択する。そして、携帯端末30により、点検を開始すれば、上記車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに基づいて、最初の車両点検項目が、携帯端末30のモニター画面に表示される。この「端末プレモード」も、基本的には、ユーザーとの1対1のリアルタイムのやり取りがないだけで、上述した「ライブモード」と同様の作業が行われる。
この点検・整備により、問題がなければ、検査員は携帯端末30の車両点検項目において「OK」の欄を選択する。問題があるとき、例えば要整備事項については、検査員は「NG」や「注意」などの欄を選択する。そして、必要な場合には、その部分(不良部品・部位)をデジタルカメラなどにより映像化を行う。
なお、この部分については、後述するように、ユーザー用端末20側の「プレイバックモード」の表示において、該当部品・部位の画像表示、説明文表示などが表示されるため、ユーザーは、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択することになる。
この「端末プレモード」の流れ(フロー)は、図8(左寄り)に示した如くで、ステップ401〜405の手順によって行われる。この「端末プレモード」の導入により、検査員は、ユーザー側の都合に左右されることなく、都合のいい時間や他の仕事の合間などにおいて、適宜作業を進めることが可能となる。従って、高い柔軟性が得られる。また、ユーザー側と同期してアクセスする必要がなくなるため、幾つかの点検項目を連続して進めた上で、それらの点検状況・判定結果などをまとめて、車両関連データベース60側に登録することもできる。これにより、作業の大幅な効率化が図られる。
次に、ユーザーが「プレイバックモード」を選択した場合には、ユーザーをあとで(例えば後日の来店したとき、或いは当日でも検査終了の頃合いに)顧客待合室エリアBに導き、アシスタントなどが立ち会って、ユーザー用端末20を起動させる。
このとき、ユーザーの都合や希望を聞き、各点検項目の全点検結果を一度にまとめて表示するか、或いは、適宜項目(全項目も可)についての点検状況・判定結果、即ち点検結果を随時表示するかを選択してもらう。勿論、最初全点検結果をまとめ表示し、それを見た結果、改めてユーザーが、要整備事項や注意事項などの問題のある部品・部位、或いは、特に関心のある部品・部位について随時表示を希望することも可能であり、また、その逆も可能である。この場合、最初の表示形態を一旦終了した後、次の別の表示形態を開始すればよい。
なお、このユーザーの対象車両については、上述したように、通常検査員が、携帯端末30による「端末プレモード」によって事前に点検しているため、殆どの点検項目については、その点検状況・判定結果などとして、車両関連データベース60に保存されている。
この「プレイバックモード」の流れ(フロー)も、基本的には、上述した「ライブモード」時における、ユーザー用端末20での操作と同様であるが、「プレイバックモード」では、ユーザーのより多彩な要求や便宜に答えるため、独自の構成を取り入れてある。より具体的には、図8(中央及び右寄り)に示した如くである。以下図8の流れに添って説明する。
先ず、ステップ501でユーザー用端末20に対象車両を呼び出し、ステップ502により、全点検結果をまとめ表示すか、適宜項目の点検結果を随時表示するかについて、ユーザーの都合や希望を聞く。
ユーザーがまとめ表示を選択すれば、ステップ503に進み、全点検結果をユーザー用端末20のモニター画面に表示させる。このモニター画面は、「ライブモード」で表示される、図6の全体検査結果画面220とほぼ同様である。これにより、ユーザーは自車の状況を一見して的確に知ることができる。また、この際、全点検結果を基にして診断カルテ300(上記図7と同様の書類)を作成して、ユーザーに提供することもできる。これらのサービスに対して、ユーザーが了解したら、ステップ504に進み、まとめ表示は終了する。
ユーザーがステップ502において、点検結果を随時表示を選択したら、ステップ505に進む。ここで、通常ユーザー用端末20のモニター画面には、車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに従って、順次点検項目の結果が呼び出されるわけであるが、そのとき、未だ検査員による点検が完了していない場合があるため、ステップ506において、結果入力が完了しているか否を判断する。結果入力完了がないときには、ステップ507に進み、点検項目内容のみ示し、結果は「点検中」として表示する。この後は、ステップ507aに進んで、「待機」か、「別項目」の選択を行う。「待機」を選択した場合には、点検が完了した時点で、ステップ508に進む。一方、「別項目」を選択した場合には、ステップ505に戻り、所望の検査項目に進めばよい。なお、後述するように、モニター画面に、「前へ」、「次へ」のクリック欄を設けて、適宜検査項目に移ることもできる。
ステップ506において、結果入力が完了しているときには、ステップ508に進み、ユーザー用端末20のモニター画面に対応する点検項目(N)の点検内容と結果を表示する。この「プレイバックモード」では、上記したように、検査員側の携帯端末30と同期してアクセスする必要がなくなるため、モニター画面において、「ライブモード」とは多少異なる独自の画面構成としてある。
つまり、「プレイバックモード」のモニター画面としては、例えば図9に示すように、画面下方寄りに、「前へ」、「次へ」、「一時停止」、「詳細表示」などの欄(アクセス欄)215が設けてある。なお、このモニター画面は、基本的には「ライブモード」で示した図4のモニター画面に対応するものである。
このため、ユーザー側は、「前へ」又は「次へ」を適宜クリックすることで、その方向にモニター画面を適宜遷移させることができる。従って、車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに従って、全点検項目を順繰りに見ていくだけではなく、見たい部分(部品、部位)をじっくりと見たり、或いは、一度見た部分に戻って繰り返して見たり、興味のない部分などは飛ばして見ることもできる。また、閲覧の効率化を図るため、一つの点検項目に対するモニター画面の開示時間は、予め設定してあり、その時間が経過すると自動的に、次の点検項目のモニター画面に遷移するようにしてある。
しかし、上記のように、じっくり見たいときには、「一時停止」にアクセスすれば(クリックすれば)、自動遷移を停止させることができる。なお、「一時停止」を再度クリックすれば、モニター画面が次の点検項目に遷移し、当該欄の表示は「停止解除」に変わるようにしてある。
ステップ508の点検内容と結果に対して、要整備や注意の判定がなされている場合には、これをステップ509で判断し、ステップ510に進み、モニター画面には、車両関連データベース60側から不良部品、部位についての画像や説明文が表示される。これによって、ユーザーは、その相当部分を簡単かつ的確に知ることができる。しかし、これらの点について、さらに詳しく知りたい場合には、モニター画面の上記「詳細表示」の欄をクリックすればよい。
そうすると、上述した「ライブモード」における図4のモニター画面の場合と同様(当該画面の「説明」の欄をチェックした場合と同様)、図9の拡大モニター画面210に示すように、要整備の部品や部位に対する、説明文欄211が自動的に表示される。この欄中には、部品や部位の働きや機能などの判り易い説明文212の他に、部品や部位の構成部分を示すイメージ(写真や図)213なども表示され、さらに、交換時の概略費用、作業時間の欄214も、タイムリーに表示されるようになっている。
ユーザーは、これらの状況を見て、ステップ511に進み、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択することになる。この選択は、ユーザー用端末20を通じて、車両関連データベース60側に登録される。なお、この登録データは、検査員は、携帯端末30による「端末プレモード」で閲覧(確認)することができるため、「整備」が選択された場合、当該作業を進めることができる。
一方、ステップ509において、要整備や注意などの問題がない場合には、ステップ512に進み、ユーザー用端末20には、モニター画面に該当する部品、部位の画像と「OK」を表示させる。ユーザーは、この画面を確認的な意味で見ることとなる。この後は、ステップ513において、全検査項目の閲覧(確認)が完了した否かを判断し、まだ完了前であれば、上記ステップ505に戻り、次の検査項目について上記と同様の手順を繰り返すことになる。
ステップ513において、全検査項目の閲覧が完了した場合には、ステップ514でユーザー用端末20に全検査項目の完了を表示させ、ステップ515でユーザーがチェック欄の「了解」を選択すれば、上記ステップ502に戻り、「プレイバックモード」の終了となる。
なお、上記した「ライブモード」や「プレイバックモード」において、該当する検査項目が要整備や注意の判定がなされた場合、ユーザー用端末20のモニター画面に、車両関連データベース60側から不良部品、部位についての画像や説明文などを表示し、ステップ111やステップ511で、ユーザーに、これらの点について、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを適宜選択することを求めているが、実際には、この判断を、短時間でかつユーザーが独自に行うことは簡単ではないため、図10や図11に示す、ステップ111aやステップ511aのように、取り敢えず、ユーザーの了解を取るか、或いは、所定の時間経過を待って、次のステップに進むよにすることもできる。そして、このような要整備や注意の検査項目については、後で別途アシスタント(相談員)を同伴させるなどして、まとめてユーザーに判断してもらうこともできる。勿論この場合には、これらの検査項目に対応した、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを適宜選択するモニター画面が別途表示できるようにして行う。
また、上記の各検査項目におけるユーザー用端末20のモニター画面については、図4や図9のような画面を一つの例として示してあるが、本発明は、勿論これに限定されず、必要により種々のモニター画面を予め用意しておくことができる。例えば、ユーザー用端末20の起動時に表示されるエントランス画面や対象車両データなどを設定する開始画面(ウエルカム画面)を適宜レイアウトで設け、点検の進行画面にあっても、点検結果画面や計測結果画面などを導入することができる。車両点検の場合、例えば、ブレーキディスクやドラムでは、ブレーキバッドの磨耗状態を単に点検して確認するのみであるため、これに対しては、確認欄(チェック欄)を中心とした点検結果画面の導入がよく、また、排気ガス検査では、実際に排気ガスを計測する必要があるため、計測結果画面の導入が好ましい。これらの使い分けにより、見や易く、検査内容が把握し易いという利点が得られる。
このような本発明の車両点検システムによると、次のような優れた効果が得られる。
先ず、少なくとも車両受付エリアと顧客待合室エリアと車両点検・整備エリアを有し、車両受付エリアにはフロント端末を、顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間はオンライン接続する一方、フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、フロント端末、ユーザー用端末、及び携帯端末をそれぞれ駆動させる一方、少なくともユーザー用端末、及び携帯端末からのアクセスにより車両点検項目における点検状況・判定結果などを表示させることができるため、ユーザー用端末と携帯端末の同期駆動の他に、それぞれの独立駆動も可能となり、高い汎用性が得られる。特にそれぞれの独立駆動時には、検査員とユーザーは常時1対1で対応する必要がなくなるため、下記のように、それぞれ大きな自由度が得られる。
また、携帯端末が、無線方式でオンライン接続されているため、検査員は、何ら拘束されることなく、自由に動き回れる。これにより、大きな作業性の低下を招くことなく、従来とほぼ同様の形で、車両の点検を行うことができる。
また、車両関連データベースとして、車両データ、顧客データ、車両点検・整備データ、車両点検項目手順ファイル、車両点検項目部位画像データ、部品及び点検部位説明画像データ、部品及び点検部位説明文データ、デジタルカメラなどの部品及び点検部位実車画像データ、音声ガイドデータが用意されているため、車検などの殆どすべての点検に迅速に対応することができる。
また、携帯端末側において、端末プレモードを選択したとき、車両点検項目手順ファイルに従って点検を進め、各項目の点検状況・判定結果などを車両関連データベースに予め入力して保存することができるため、検査員は、ユーザー側の都合に左右されることなく、都合のいい時間や他の仕事の合間などにおいて、適宜作業を進めることが可能となり、高い柔軟性が得られる。また、ユーザー側と同期してアクセスする必要がなくなるため、幾つかの点検項目を連続して進めた上で、それらの点検状況・判定結果などをまとめて、車両関連データベース側に登録することもできる。これにより、作業の大幅な効率化が図られる。
また、ユーザー用端末において、プレイバックモードを選択したとき、各項目の点検状況・判定結果などが予め保存された車両関連データベースから呼び出して、各項目の全点検結果をまとめて表示させることができるため、ユーザーは、短時間で、広範な自車の状況を知ることができる。これは、忙しいユーザーにとっては良好な表示形態と言える。
また、ユーザー用端末において、プレイバックモードを選択したとき、各項目の点検状況・判定結果などが予め保存された車両関連データベースから呼び出して、適宜項目の点検結果を随時表示させることができるため、ある程度点検に興味や関心のあるユーザーにとっては、全点検項目を順繰りに見ていくだけではなく、見たい部分(部品、部位)をじっくりと見たり、或いは、一度見た部分に戻って繰り返して見たり、興味のない部分などは飛ばして見ることもできる。つまり、ユーザーのより多彩な要求や便宜に答えることができる。
このように本車両点検システムによると、検査員による点検形態としては、「ライブモード」、「端末プレモード」、「プレイバックモード」があり、適宜選択できるようになっている。そして、これらの各モードにおいて、ユーザーからの要望や、予約車両の車種、型式、購入の初年度、走行距離などの内容から事前に予想できる部品の発注、価格確認、さらには、点検結果による部品交換の必要性(例えば「NG」又は「注意」の発生など)に対して、必要な部品を選択する必要がある。また、この場合、現状の部品価格(実勢価格)や工賃などもタイムリーに提示する必要がある。
このため、図1に示すように、車両関連データベースに部品選択を管理する部品選択関連データファイル700を追加してある。また、車両受付エリアAのフロント端末10で使用される予約・受付け関連データファイル620にも、部品選択関連データファイル700側との連携(リンク)において、改良を施してある。なお、610はスケジュール関連データファイルである。
部品選択関連データファイル700の部品選択ファイル710は、図12に示すように、点検項目データ711、部品・工賃関連データ712、予約内容ファイル713、事前準備パターンファイル714、要望部品パターンファイル715、候補部品パターンファイル716、点検結果データ717などを有し、連携されている。さらに、予約内容ファイル713には車両データ713a、顧客データ713b、予約データ713cが連携され、事前準備パターンファイル714、要望部品パターンファイル715及び候補部品パターンファイル716にはそれぞれ作業工賃データ714a、715a、716a及び部品データ714b、715b、716bが連携されている。これらのデータやファイルにおいて、車両関連データベース側の他のものと重複するものは共用することができる。
上記事前準備パターンファイル714、要望部品パターンファイル715、及び候補部品パターンファイル716において、それぞれの部品データ714b、715b、716bは、例えば車両関連データベース側の車両データ中に保存されている部品マスターデータから抽出されたものからなる。そして、後述するように、部品データ714bには、事前準備パターンファイル714により「事前準備部品」の選択が行われると、その事前準備部品が保存される。部品データ715bには、要望部品パターンファイル715により「要望部品」の選択が行われると、その要望部品が保存される。部品データ716bには、候補部品パターンファイル716により「候補部品」の選択が行われると、その候補部品が保存される。さらに、後述するように、点検項目に対して「NG」又は「注意」の判定がなされ、部品交換の必要が生じたとき、例えば部品マスターデータ中で同一名称の部品について、「事前準備部品」、「要望部品」、「候補部品」の間で競合した場合、プログラム的に「事前準備部品」及び「要望部品」が「候補部品」より優先的に表示されるように設定してある。後述するように、「事前準備部品」及び「要望部品」には、「部品見積書」又は「部品発注書」によって、最新の実勢価格が入力保存される。
また、事前準備パターンファイル714、要望部品パターンファイル715、及び候補部品パターンファイル716において、それぞれの作業工賃データ714a、715a、716aにあっても、適宜更新される。特に「事前準備部品」や「要望部品」に選択された部品の場合、「部品見積書」又は「部品発注書」による最新の実勢価格の入力時、工賃データにあっても、適宜最新の工賃に更新、保存される。
このようなシステム構造にあって、部品選択の流れ(フロー)を中心にして説明すると、図13〜図14の如くである。先ず、ユーザーからの点検の予約・受付けの終了後、検査員は、ステップ701で、図15に示すような、部品選択ファイル710のメイン画面720、即ち、「事前準備・部品発注書」の画面を開く。この操作は、フロント端末10によって行う。
この「事前準備・部品発注書」の画面を開くには、例えば、図16に示すような、メニュ画面630から、No.2の作業進捗エリア633を選択して、アクセス(クリック)する。なお、No.3はスケジュールエリア631、No.4は予約受付けエリア632である。そうすると、図17に示すような、「作業進捗」のサブ画面730が表示される。この画面には、作業段階を示す複数の項目欄731があって(「事前」、「入庫」、「点検」、「結果」など)、その「事前」にアクセス(クリック)すれば、上記「事前準備・部品発注書」のメイン画面(トップ画面)720が開かれる。
この「事前準備・部品発注書」のメイン画面720は、図18に示すような、予約・受付け関連データファイル620の予約・受付け画面660の項目欄と共通する項目欄、例えば「顧客」、「車両番号」、「車種」、「走行距離」などは連携(リンク)項目としてあるため、わざわざ入力する必要はなく、自動的に入力されるようになっている。
次に、ステップ702に進み、「事前準備・部品発注書」のメイン画面720において、検査員が部品発注用のアクセス部721である「事前準備部品」にアクセス(クリック)して、部品発注用の選択入力欄721aを開く。ここで、検査員は、点検車種の「車種」、「走行距離」、購入の「初年度」、「形式」などを考慮して、部品選択用のアクセス部722である、「消耗品」や「コード表」を選択し、アクセス(クリック)する。
そうすると、図19や図20に示すような、部品リスト表(部品選択一覧画面)723、724が開くため、上記「車種」などの条件内容を念頭において、必要と想定される部品を、このリスト表の中から選択し、確定すればよい。この部品選択は、各画面左欄のチェック枠723a、724aをクリックし、その確定や中止は、「確定」や「中止」のアクセス部(アイコン)723b、724bをクリックすればよい。
これによって、簡単かつ迅速に所望の部品を、「事前準備・部品発注書」の選択入力欄721aに入力することができる。従って、入力ミスなどの恐れもなく、検査員の負担は大幅に軽減される。
このとき、事前にユーザーから「要望部品」の要請があれば、「事前準備・部品発注書」のメイン画面720の部品発注用のアクセス部725である「要望部品」にアクセス(クリック)して、部品発注用の選択入力欄を開き、上記と同様にして、「要望部品」を入力すればよい。
このようにして、必要部品がリストアップされたら、ステップ703において、部品発注リスト、例えば、図21や図22に示すような、「部品見積書」のリスト741や、「部品発注書」のリスト742を印字(プリント)して、部品商(部品会社)に送付すればよい。これにより、ステップ704の部品商からのリストが入手され、最新の実勢価格が得られる。この部品価格を工賃と共に、ステップ705において、所望の部品データや作業工賃データとして入手し、保存する。また、これにより、部品の最新の実勢価格が得られる。
このような事前準備の作業が完了したら、「事前準備・部品発注書」のメイン画面720を閉じて終了する。この「終了」や上記リストの印刷などは、このメイン画面720の上縁寄りの対応するアクセス部(アイコン)726により行えばよい。
事前準備作業の終了後、本来の点検作業に入る。ここで、先ず、ステップ710により、点検準備を行う。それには、メニュ画面630から、No.2の作業進捗エリア633を選択して、アクセス(クリック)する。そうすると、図17に示すような、「作業進捗」のサブ画面730が表示される。この画面で、項目欄731の「点検」にアクセス(クリック)すれば、図23に示すような、サブメニュ画面750が開かれるため、画面右欄のアクセス欄751から、「車種情報」を選択して、必要な点検準備の作業を行えばよい。
この後、ステップ711に進み、点検を実施する。この点検実施も、上記のステップ710と同様、サブメニュ画面750を開き、アクセス欄751から、「点検入力」を選択する。そうすると、図24に示すような、点検入力画面760が表示される。
この画面では、本車両点検システムの改良型として、点検の項目欄761をブロック化(例えば7ブロック化)して点検ブロック項目欄としてあり、作業の進捗状況や判定などの項目欄762には、それらの結果が表示されるようになっている。例えば項目欄762には、「データ送信」、「点検完了」、「点検詳細入力」、「判定」などがあり、各欄の作業前には、単なる空欄として表示されるが、作業の終了後は、プログラムの連携機能により、送信後は「送信済」と、点検完了後は「完了」と、判定によっては「OK」、「注意」、「要整備」などと自動的に入力表示される。また、「注意」では背景色が黄色でカラー表示され、「要整備」では背景色が赤色でカラー表示される。従って、点検員は、作業の進捗状況や判定などの結果を視覚的に瞬時に判断することができる。
この点検入力画面760で、例えば「受入点検」の「点検詳細入力」にアクセス(クリック)すると、図25に示すような、受入点検の点検詳細入力画面760Aが表示される。ここで、点検員は、この画面に従って、ステップ711の点検実施を行う。
点検の結果、点検項目が「NG」又は「注意」となった場合、点検員が、点検詳細入力画面760Aの点検項目名称エリア(名称記載枠内)にアクセス(クリック)すれば、図26に示すような、点検結果確定画面770が表示されるため、この画面で、「NG」のときは「要整備」のアクセス部771を、「注意」のときは「注意」のアクセス部772をアクセス(クリック)すればよい。なお、点検結果確定画面770の「OK」のアクセス部773は確定済みの「NG」や「注意」の点検項目を、「OK」に戻すためのものである。
そうすると、ステップ713に進み、図27に示すような、部品詳細入力画面780が開く。ここで、「NG」や「注意」となった点検項目に対応した「候補部品」が、関連部品としてセットで、部品名称欄781に表示される。この部品詳細入力画面780には、部品価格や工賃に関する項目欄があって、部品価格や工賃などが自動的に表示される。つまり、具体的な項目欄としては、「数量/作業区分」、「単価/指数」、「部品金額/技術料」、「交換時期/発生理由」などがある。
ここでいう「候補部品」は、通常候補部品パターンファイル716により保存されている部品、所謂「候補部品」であるが、同一部品名称の部品に対して、事前準備パターンファイル714により「事前準備部品」が選択されているとき、或いは、要望部品パターンファイル715により「要望部品」が選択されているときには、これらの「事前準備部品」や「要望部品」も含まれる。そして、競合するときには、上記「交換時期/発生理由」の発生理由に示すように、プログラム的に「要望部品」、「事前準備部品」、「候補部品」の順に自動的に表示されるようにしてある。
つまり、部品選択はユーザー中心にして行われ、また、「事前準備部品」や「要望部品」にあっては、「部品見積書」又は「部品発注書」によって、最新の部品価格が入力されているため、最新の実勢価値をタイムリーに表示することができる。なお、「要望部品」については、ユーザーの要望であるため、「NG」や「注意」以外の点検結果であっても、部品交換することになる。
従って、点検員は、ステップ714で、選択用のアクセス部782にアクセス(クリック)して、必要な部品を選択すればよい。つまり、点検員は、関連部品として、絞り込まれたセット部品の中から選択するのみでよい。従って、点検員は、高度の熟練も必要なく、極めて容易に部品選択を行うことができる。そして、確定用のアクセス部(アイコン)783をアクセス(クリック)すれば、点検詳細入力画面760Aに戻るため、次の部品について、点検を行えばよい。
このようにして、ステップ715に示すように、すべての「NG」や「注意」の点検項目について点検を繰り返す。そして、すべての点検項目について点検が終了すると、ステップ716に進み、図28に示すような、点検結果表画面790が自動的に開かれる。
この点検結果表画面790には、少なくとも部品名称欄791、発生理由欄792、実施欄793、数量/作業区分欄794a、単価/指数欄794b、部品金額/技術料欄794c、金額欄794d、さらに、金額/所要時間などの集計欄795として、本日分、後日分、総計欄がある。従って、点検員は、部品交換に伴う金額や所要時間などをタイムリーに知ることができる。また、ステップ717では、この点検結果表画面790に基づき、図29に示すように、点検結果表リスト790Aを印刷することができる。この印刷物は、そのまま以下に述べるユーザー用の説明資料として使用できる。
この後、ステップ718に進み、上記迄の点検結果に基づき、立会点検のユーザーに対して、携帯端末30により、適宜説明することができる。この際、ユーザーからの要望などにより、ステップ719では、上記点検結果を適宜変更することができる。
以上の点検実施では、点検項目に「NG(要整備)」や「注意」の判定が出たとき、その都度部品詳細入力画面780に切り換わって、「候補部品」を選択設定する場合であった。従って、次の「NG(要整備)」や「注意」の判定までは、ある程度の間(時間)が生じる。
ところが、本車両点検システムにおいて、検査員による点検形態が「ライブモード」の場合で、先ず全点検項目に対して点検を行い、「NG」又は「注意」の点検項目に対して、点検員が「候補部品」を選択させた方が望ましい場合がある。つまり、ユーザーには点検結果だけの見てもらい、「NG」又は「注意」の部品に対して、連続して集中的に部品選択を行うこともできる。これにより、比較的短時間で部品選択が完了する。このため、見てるユーザーの飽きなどを抑える効果も期待できる。
この点検形態では、上記した図23のサブメニュ画面750において、画面左側の項目欄752の「部品選択」を、予め「部品入力時」に設定しておく。なお、上記「NG(要整備)」や「注意」の都度「候補部品」を選択設定する場合には、「部品選択」が図示のように、「点検入力時」と設定してある。これらの選択は、アクセス部(「参照」)753により選択設定する。
「部品選択」が「部品入力時」に設定されていると、上記点検詳細入力画面760Aにおいて、点検結果確定画面770により、点検項目を「NG」や「注意」に確定したとき、直ちに点検詳細入力画面760Aに戻る。このため、このようにして全ての点検項目について先ず点検を終了させる。
全ての点検項目の点検が終了したら、上記した図23のサブメニュ画面750を開き、画面右欄のアクセス欄751から、「部品入力」を選択する。そうすると、図30に示すような、部品入力画面780Aが開く。この画面の左側の項目欄785には、ブロック化された部品名称欄があり、これに対応して、右側の項目欄786には、作業進捗段階を示す、「判定」、「部品詳細入力」、「選択」などが設けてある。
この画面の項目欄786の場合、「判定」、「選択」などでは、各欄の作業前には、単なる空欄として表示されるが、作業の終了後は、プログラムの連携機能により、「判定」欄の判定後は「要整備」、「注意」、「要望」、「前準備」などと、「選択」欄の選択後は「有」などと自動的に入力表示される。また、「判定」欄の「要整備」、「注意」、「要望」、「前準備」などでは、それぞれの背景色がカラー表示としてある。従って、点検員は、作業の進捗状況や判定などの結果を視覚的に瞬時に判断することができる。
この部品入力画面780Aから、「判定」欄の「要整備」、「注意」などに対応する「「詳細入力」を選択すれば、上記した部品詳細入力画面780が開くため、上記と同様にして、この画面から「候補部品」を選択すればよい。このとき、立ち会いユーザーの場合には、点検員の携帯端末30を見せながら、選択させることができる。
なお、以上の説明は、点検項目をブロック化した場合について説明してきたが、本発明の車両点検システムは、点検項目を単一ブロックとした改良前のものにも適用できることは勿論のことである。
本発明に係る車両点検システムの一実施例になる全体を示した概略説明図である。 本車両点検システムにおけるフローを示した図である。 本車両点検システムにおける携帯端末とユーザー用端末との同期関係を示した図である。 本車両点検システムにおける携帯端末とユーザー用端末との同期関係を示した図である。 本車両点検システムにおける携帯端末とユーザー用端末との同期関係を示した図である。 本車両点検システムにおけるユーザー用端末のモニター画面に表示される全検査結果画面を示した拡大図である。 本車両点検システムにおける車両の診断カルテを示した拡大図である。 本車両点検システムにおける別のフローを示した図である。 本車両点検システムにおけるユーザー用端末のモニター画面の一例を示した図である。 図2のフローの応用例を示した部分図である。 図8のフローの応用例を示した部分図である。 本車両点検システムの部品選択関連データファイルにおける部品選ファイルの連携関係を示した概略説明図である。 本車両点検システムにおける部品管理のフローの前段を示した概略説明図である。 本車両点検システムにおける部品管理のフローの後段を示した概略説明図である。 本車両点検システムにおける部品選択ファイルのメイン画面の説明図である。 本車両点検システムにおけるメニュ画面の説明図である。 本車両点検システムにおけるサブ画面の説明図である。 本車両点検システムにおける予約・受付け画面の説明図である。 本車両点検システムにおける部品リスト表(部品選択一覧画面)の説明図である。 本車両点検システムにおける他の部品リスト表(部品選択一覧画面)の説明図である。 本車両点検システムにおける部品発注リストの説明図である。 本車両点検システムにおける他の部品発注リストの説明図である。 本車両点検システムにおけるサブメニュ画面の説明図である。 本車両点検システムにおける点検入力画面の説明図である。 本車両点検システムにおける点検詳細入力画面の説明図である。 本車両点検システムにおける点検結果確定画面の説明図である。 本車両点検システムにおける部品詳細入力画面の説明図である。 本車両点検システムにおける点検結果表画面の説明図である。 本車両点検システムにおける点検結果表リストの説明図である。 本車両点検システムにおける部品入力画面の説明図である。
符号の説明
A・・・車両受付エリア、B・・・顧客待合室エリア、C・・・車両点検・整備エリア、10・・・フロント端末、20・・・ユーザー用端末、30・・・携帯端末、41・・・ランケーブル、50・・・サーバ、60・・・車両関連データベース、620・・・予約・受付け関連データファイル、630・・・メニー画面、700・・・部品選択関連データファイル、710・・・部品選択ファイル、713・・・事前準備パターンファイル、714・・・要望部品パターンファイル、715・・・候補部品パターンファイル、720・・・メイン画面、721・・・部品発注用のアクセス部、722・・・部品選択用のアクセス部、723、724・・・部品選択一覧画面、725・・・部品発注用のアクセス部、730・・・サブ画面、741、742・・・部品発注リスト、750・・・サブメニュ画面、760・・・点検入力画面、760A・・・点検詳細入力画面、770・・・点検結果確定画面、780・・・部品詳細入力画面、780・・・点検結果表画面、780A・・・部品入力画面

Claims (12)

  1. 少なくとも車両受付エリアと顧客待合室エリアと車両点検・整備エリアを有し、前記車両受付エリアにはフロント端末を、前記顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、前記車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間はオンライン接続する一方、前記フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、前記フロント端末、前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末をそれぞれ駆動させる一方、少なくとも前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末からのアクセスにより車両点検項目における点検状況・判定結果などを表示させる車両点検システムにおいて、
    前記車両関連データベースに、部品選択を管理する部品選択関連データファイルを追加し、
    前記部品選択関連データファイルは、作業工賃データと部品データが連携された少なくとも事前準備パターンファイル、要望部品パターンファイル、及び候補部品パターンファイルを備えた部品選択ファイルを有し、この部品選択ファイルから当該車両に必要とされる車両部品を、各点検項目毎に、少なくとも部品名称、部品価格、工賃とを連携させて、適宜選択することができることを特徴とする車両点検システム。
  2. 前記部品選択ファイルのメイン画面には、「事前準備部品」の選択入力欄があり、当該メイン画面の項目欄である点検車両の車種、型式、購入の初年度、走行距離などの内容を参照して、リストアップ入力することを特徴とする請求項1記載の車両点検システム。
  3. 前記部品選択ファイルのメイン画面には、「要望部品」の選択入力欄があり、車両点検の受け付け時のユーザーの要望により、リストアップ入力することを特徴とする請求項1記載の車両点検システム。
  4. 前記部品選択ファイルのメイン画面に、部品選択用のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、部品選択一覧画面が表示されて、この部品選択一覧画面からの選択により前記「事前準備部品」又は「要望部品」のリストアップ入力ができることを特徴とする請求項2又は3記載の車両点検システム。
  5. 前記部品選択ファイルのメイン画面に、部品発注用のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、前記「事前準備部品」又は「要望部品」のリストアップ入力後の部品発注リストが印刷できることを特徴とする請求項2、3又は4記載の車両点検システム。
  6. 前記「事前準備部品」又は「要望部品」の部品価格欄には、前記部品発注リストによる「部品見積書」又は「部品発注書」によって、最新の部品価格が入力されていることを特徴とする請求項4又は5記載の車両点検システム。
  7. 前記車両点検・整備エリアの携帯端末による点検結果の入力時、点検項目に対して「NG」又は「注意」が選択されると、その都度自動的に部品交換の「候補部品」を表示させると共に、その部品価格と工賃とを連携表示させることを特徴とする請求項1記載の車両点検システム。
  8. 前記部品選択関連データファイルの点検詳細入力画面の点検項目名称エリアをクリックすると、連携された点検結果確定画面が表示されて、当該点検結果確定画面の点検結果のアクセス部を選択することにより、前記点検詳細入力画面の点検項目名称エリアを、点検結果に対応したカラー表示とすることを特徴とする請求項6記載の車両点検システム。
  9. 前記部品選択関連データファイルの点検入力画面の各点検ブロック項目欄に対応して、少なくとも「点検詳細入力」、「判定」の一つの項目欄があることを特徴とする請求項7記載の車両点検システム。
  10. 前記部品選択関連データファイルの点検入力画面の各点検ブロック項目欄に対応した「判定」の項目欄にあっては、前記点検結果に対応したカラー表示として表示される特徴とする請求項8記載の車両点検システム。
  11. 前記車両点検・整備エリアの携帯端末による点検結果の入力時、全点検項目に対して「NG」又は「注意」の有無を選択し、その後、部品交換の「候補部品」を表示させると共に、その部品価格と工賃とを連携表示させることを特徴とする請求項1記載の車両点検システム。
  12. 前記部品交換の「候補部品」を表示させる際、事前準備パターンファイルからの事前準備部品、要望部品パターンファイルからの要望部品及び候補部品パターンファイルからの候補部品が同一部品名称として競合したとき、前記事前準備部品又は要望部品が優先して表示させることを特徴とする請求項7又は11記載の車両点検システム。
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