JP2006091951A - 車両点検システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車両点検システムにおけるスケジュール管理機能を提供するものである。
【解決手段】 本発明は、車両の点検を受け付ける車両点検システムにおいて、車両関連データベースに、車両点検のスケジュールを管理するスケジュール関連データファイル610を追加し、スケジュール関連データファイル610は、月間日付け欄641と各日付けに対応した点検種別欄642を備えた月間スケジュールファイル611と、これに連携されると共に、日別時刻欄651と各時刻に対応した点検種別欄652を備えた日別スケジュールファイル612とを有し、月間スケジュールファイル611の日付け、又は日別スケジュールファイル612の時刻に対応した点検種別欄641、652にアクセスでき、これにより、点検のスケジュールが簡単かつ迅速に行うことが可能となる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、車検などにおいて、点検・整備(以下単に点検と略記する)の必要データを適宜登録するための車両点検システムに関するものである。
車両の点検はいろいろな場面で行われている。例えば、ちょっとした簡単なものは、ガソリンスタンドやカー用品店などで行われ、最も本格的なものとして、車検が挙げられる。車検では、近年従来のように、対象車両を一旦整備場などに預けるというのではなく、申込み後、数十分〜数時間という、短時間で完了するシステムも普及してきている。
また、このような傾向に加えて、ユーザー側にあっても、点検の際、整備場などに全面的に任せるというのではなく、個々の点検内容に対する関心が高くなってきている。このため、ユーザー側により高い満足を与えるためには、点検内容を十分に説明することが必要とされる。ときには、ユーザー側から点検についての説明が積極的に要求されることもある。また、整備場側にあっても、より大きな説得力を得るため、ユーザーを点検の現場に立ち会わせて、説明することも検討されている。
このような観点から、本出願人には、既に、整備場などの場所において、システム的に車両受付エリア、顧客待合室エリア、及び車両点検・整備エリアなどの区分に分けて、車両受付エリアにはフロント端末を、顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間をオンライン接続する一方、フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、少なくともユーザー用端末と携帯端末とは同期させて、これらの両端末の車両点検項目における点検状況・判定結果などをリアルタイムに表示させるようにした車両点検システムを提案してある(特許文献1)。
特開2004−171378号公報
これにより、ユーザーは、車両の点検状況・判定結果などを、わざわざ整備場などの現場に立ち会うことなく、予め用意されたビデオ画像や説明文などを見て、リアルタイムに観察することができる。また、点検の担当者(検査員)にあっても、専門知識や説明能力、接客術などが十分なくとも、かなりの部分がシステム的に補われるという利点が得られる。
ところが、現在はすべての進歩が速く、ユーザー側にあっても、忙しいことが多く、人によっては、点検結果だけを迅速に見たい、問題のあった部分だけをより詳しく見たいなどの多面的な要求があった。
そこで、本出願人は、このような要求に答えるため、上記既出願のものに改良を加え、ユーザー用端末と携帯端末とを同期させて点検状況・判定結果などをリアルタイムに表示させる、ユーザーと検査員の同時参加型の「ライブモード(オンラインモード)」の他に、「ライブモード」が選択されなかった車両について、携帯端末により、検査員が予め各項目の点検状況・判定結果などを車両関連データベースに入力して保存する「端末プレモード(端末事前操作モード)」と、ユーザーがあとから、ユーザー用端末により、各項目の点検状況・判定結果などが保存された車両関連データベースから呼び出して、各項目の全点検結果をまとめて表示したり、或いは適宜項目の点検状況・判定結果を随時表示させる「プレイバックモード」を付け加えたものを改良型として出願してある。
今回の出願になる本発明は、上記既定案のものに特に限定されないが、この種の車両点検システムにおいて、車両点検種別の多様化、顧客サービスの多様化、点検担当者の効率的な割り振りなどにより益々煩雑化してきている、スケジュール管理にスムーズに対応するためのスケジュール関連データベースを追加し、さらなる利便性を図り、また、車両関連データベースの予約・受付け関連データファイルにも改良を施して、より一層の利便性を図るものである。
請求項1記載の本発明は、車両受付エリアにフロント端末を配置し、車両の点検を受け付ける車両点検システムにおいて、当該車両点検システムの車両関連データベースに、車両点検のスケジュールを管理するスケジュール関連データファイルを追加し、
前記スケジュール関連データファイルは、少なくとも月間日付け欄と各日付けに対応した点検種別欄を備えた月間スケジュールファイルと、前記月間スケジュールファイルに連携されると共に、少なくとも日別時刻欄と各時刻に対応した点検種別欄を備えた日別スケジュールファイルとを有し、前記月間スケジュールファイルの日付け、又は前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスできることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項2記載の本発明は、少なくとも車両受付エリアと顧客待合室エリアと車両点検・整備エリアを有し、前記車両受付エリアにはフロント端末を、前記顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、前記車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間はオンライン接続する一方、前記フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、前記フロント端末、前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末をそれぞれ駆動させる一方、少なくとも前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末からのアクセスにより車両点検項目における点検状況・判定結果などを表示させる車両点検システムにおいて、
前記車両関連データベースに、前記車両点検のスケジュールを管理するスケジュール関連データファイルを追加し、
前記スケジュール関連データファイルは、少なくとも月間日付け欄と各日付けに対応した点検種別欄を備えた月間スケジュールファイルと、前記月間スケジュールファイルに連携されると共に、少なくとも日別時刻欄と各時刻に対応した点検種別欄を備えた日別スケジュールファイルとを有し、前記月間スケジュールファイルの日付け、又は前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスできることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項3記載の本発明は、前記スケジュール関連データファイルに、前記車両関連データベースの予約・受付け関連データファイルを連携させ、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスしたとき、予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面に切り換わることを特徴とする請求項1又は2記載の車両点検システムにある。
請求項4記載の本発明は、前記スケジュール関連データファイルの日別スケジュールファイルと前記予約・受付け関連データファイルとの連携により、両ファイル間の共通の連携項目欄には、いずれのファイル側からもアクセスできることを特徴とする請求項3記載の車両点検システムにある。
請求項5記載の本発明は、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスすると、自動的に予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面に切り換わると共に、当該予約・受付け画面の連携項目欄に対応する時刻区間が登録されることを特徴とする請求項4記載の車両点検システムにある。
請求項6記載の本発明は、前記予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面の連携項目欄に対応する時刻区間への登録により、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄に、予約・受付けの点検車両の代表事項が登録されることを特徴とする請求項4記載の車両点検システムにある。
請求項7記載の本発明は、請求項1〜6から選ばれる1つにおいて、前記月間スケジュールファイルの月間スケジュール画面に、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記月間日付け欄の対応する日付けの点検種別欄の表示色を、予約状況に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項8記載の本発明は、請求項1〜7から選ばれる1つにおいて、前記日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、予約状況に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項9記載の本発明は、請求項1〜8から選ばれる1つにおいて、前記月間スケジュールファイルの月間スケジュール画面に、点検担当者用のアクセス部を設けると共に、点検担当者選定用の担当者選定ファイルを連携させ、この担当者選定ファイルにより選定した担当者名又は担当者記号が、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄に登録されることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項10記載の本発明は、前記点検担当者用のアクセス部へのアクセス時、前記日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、担当者選択のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、担当者選択に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする請求項9記載の車両点検システムにある。
請求項11記載の本発明は、請求項4〜8から選ばれる1つにおいて、前記予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面における連携項目欄の「入庫日欄」の近傍に、同じく連携項目欄で予約変更用の「作業スケジュール」のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、前記日別スケジュールファイルの前記「入庫日欄」に対応した日時の日別スケジュール画面に切り換わることを特徴とする車両点検システムにある。
請求項12記載の本発明は、前記日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、選択顧客のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記「作業スケジュール」のアクセス部にアクセスされたとき、前記「入庫日欄」の点検車両に対応する前記日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、前記選択顧客のサンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする請求項11記載の車両点検システムにある。
請求項1〜2の車両点検システムによると、スケジュール関連データファイルが追加され、このスケジュール関連データファイルは、少なくとも月間日付け欄と各日付けに対応した点検種別欄を備えた月間スケジュールファイルと、月間スケジュールファイルに連携されると共に、少なくとも日別時刻欄と各時刻に対応した点検種別欄を備えた日別スケジュールファイルとを有し、月間スケジュールファイルの日付け、又は日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスできるため、整備場において、結構面倒である、車両点検日の割り振りや車両点検時間(時刻)の割り振りを、効率的にかつ確実に行うことができる。つまり、点検整備の大幅な効率化が図れる。
請求項3の車両点検システムによると、スケジュール関連データファイルに、車両関連データベースの予約・受付け関連データファイルを連携させ、日別スケジュールファイルの時刻に対応した点検種別欄にアクセスしたとき、予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面に切り換わるため、日別スケジュールファイルの日時の予約状況を見た上で、空き時刻の点検種別欄にアクセスすれば、自動的に予約・受付け画面となり、直ちに予約・受付け作業を行うことができる。つまり、良好な使い勝手が得られる。
請求項4の車両点検システムによると、スケジュール関連データファイルの日別スケジュールファイルと予約・受付け関連データファイルとの連携により、両ファイル間の共通の連携項目欄には、いずれのファイル側からもアクセスできるため、いずれのファイル側にアクセスして所定の事項を登録すれば、他方のファイル側にも登録される。
つまり、連携項目欄(日別スケジュールファイルの点検種別欄に対応した時刻区間と予約・受付け関連データファイルの入庫日など)を、両ファイルに共通する内容欄としてリンクさせてあるため、一方のファイル側から登録すれば、他方のファイル側に自動的に登録される。従って、入力や訂正の手間が省け、同時に誤入力の防止効果も得られる。
請求項5の車両点検システムによると、日別スケジュールファイルの時刻に対応した点検種別欄にアクセスすると、自動的に予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面に切り換わると共に、予約・受付け画面の連携項目欄に対応する時刻区間が登録されるため、上記のように、入力や訂正の手間が省け、同時に誤入力の防止効果も得られる。
請求項6の車両点検システムによると、予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面の連携項目欄に対応する時刻区間への登録により、日別スケジュールファイルの時刻に対応した点検種別欄に、予約・受付けの点検車両の代表事項(例えば車両番号など)が登録されるため、入力や訂正の手間が省け、同時に誤入力の防止効果も得られる。
請求項7の車両点検システムによると、月間スケジュールファイルの月間スケジュール画面に、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部を設ける一方、月間日付け欄の対応する日付けの点検種別欄の表示色(例えば背景色など)を、予約状況に応じて、サンプルカラー表示部のサンプルカラーとするため、点検種別欄の表示色から、予約状況、空き日を、視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項8の車両点検システムによると、日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部を設ける一方、日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、予約状況に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとするため、点検種別欄の表示色から、予約状況、空き時刻(時間)を、視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項9の車両点検システムによると、月間スケジュールファイルの月間スケジュール画面に、点検担当者用のアクセス部を設けると共に、点検担当者選定用の担当者選定ファイルを連携させ、この担当者選定ファイルにより選定した担当者名又は担当者記号(例えば担当者など)が、日別スケジュールファイルの時刻に対応した点検種別欄に登録されるため、担当者選定の登録(入力、訂正など)が簡単できると共に、日別スケジュール画面から、予約状況とその点検担当者を、視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項10の車両点検システムによると、点検担当者用のアクセス部へのアクセス時、日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、担当者選択のサンプルカラー表示部を設ける一方、日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、担当者選択に応じて、サンプルカラー表示部のサンプルカラーとするため、点検種別欄の表示色から、アクセスする点検種別欄を、視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項11の車両点検システムによると、予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面における連携項目欄の「入庫日欄」の近傍に、同じく連携項目欄の「作業スケジュール」のアクセス部を設け、このアクセス部へのアクセスにより、日別スケジュールファイルの「入庫日欄」に対応した日時の日別スケジュール画面に切り換わるため、この日別スケジュール画面から、予約状況とその点検担当者を、視覚的に瞬時に判断することができる。
請求項12の車両点検システムによると、日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、選択顧客のサンプルカラー表示部を設ける一方、「作業スケジュール」のアクセス部にアクセスされたとき、「入庫日欄」の点検車両に対応する日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、選択顧客のサンプルカラー表示部のサンプルカラーとするため、選択顧客の表示と「入庫日欄」の点検車両に対応した点検種別欄の表示色から、予約変更車両の状況を、視覚的に瞬時に判断することができる。
本発明の車両点検システムにおいて、全体の概略構成は図1の如くであり、図2〜図11は上記した改良型を示す。ユーザーと検査員が1対1でリアルタイムで対応する「ライブモード」系統は主として図2によって示し、検査員が事前に各項目の点検を行う「端末プレモード」系統と、ユーザーがあとから点検項目の点検状況や判定結果を見る「プレイバックモード」系統とは主として図8によって示してある。また、今回の追加部分については、上記図1の他に図12〜図22において示してある。
図1の車両点検システムは、整備場などに導入されて、車検などの際、威力を発揮するシステムであって、少なくとも車検などの点検を希望するユーザーが受け付けを行うための車両受付エリアAと、受け付けの完了したユーザーが待機して、自車の点検の状況を見聞きするための顧客待合室エリアBと、検査員(通常整備技術者)が対象車両に対して、点検を行うための車両点検・整備エリアCを有する。
上記車両受付エリアAには、受け付け時に所定の必要事項などを入力するためのフロント端末(受け付け端末)10が配置してあり、また、顧客待合室エリアBには、ユーザーが居て(アシスタントの同伴も可)、必要により、ユーザーが所定の入力、例えば要整備項目などに対する応答などを行うためのユーザー用端末20が配置してある。さらに、車両点検・整備エリアCには、検査員が点検項目のチェック、ユーザー側との応答入力などをするための携帯端末30が配置されている。そして、ユーザーが、「ライブモード」と「プレイバックモード」のいずれを選択するかは、車検の予約の際や、入庫時に確認して、フロント端末10などから、その旨を、後述する車両関連データベース60に登録する。勿論、この登録は、後にフロント端末10などによって、変更することもできる。
そして、また、これらの各端末10〜30間は、ランケーブル41などによりオンライン接続され、また、例えばサーバ50を介して、種々の必要とされる車両関連データベース60とも接続されている。
この車両関連データベース60としては、例えば、車両の車種や形式、車両番号などの車両データ、ユーザー特有の顧客データ、これまでのユーザーの点検履歴などの車両点検・整備データ、車検で必要とされる点検項目を点検順に並べるなどした車両点検項目手順ファイル、予め映像化してある、車両点検項目部位画像データや部品及び点検部位説明画像データ、部品及び点検部位の働きや機能などを判り易い説明文で文章化した部品及び点検部位説明文データ、デジタルカメラなどで対象車両の部品及び点検部位を映像化した部品及び点検部位実車画像データ、種々のコメントなどを音声出力するための音声ガイドデータなどが挙げられる。
これらの各データやファイルは、必要により適宜取捨選択して、各端末10〜30側に取り込むことができる。なお、車両関連データベース60は、上記サーバ50の設置を省略して、例えばフロント端末10やユーザー用端末20側などに直接付設することも可能である。
上記携帯端末30は、携帯可能であれば、有線方式のものでもよいが、検査員の点検の作業内容からすると、検査員は拘束されることなく、自由に動き回れることが必要であるため、無線方式であるPDAなどの使用が好ましい。
この本車両点検システムでは、希望するユーザーに対して、例えば上記フロント端末10側と、ランケーブル41、モデムやルーターなどの接続機器70、インターネット回線などの通信回線42を介して、顧客側端末80と接続させることができる。この接続により、車検の予約や点検後の各種データの伝送、連絡、メンテナンスなどを、データ通信やメール通信などで行うことができる。なお、携帯端末30を無線方式とした場合には、ランケーブル41の一部に送受信器31を接続し、また、他のエリアや部署において、本車両点検システムを利用する場合には、ランケーブル41の一部に必要とされる他の端末90を適宜接続すればよい。
このような本車両点検システムの「ライブモード」において、特に特徴とする点は、携帯端末30とユーザー用端末20とを、少なくとも車両点検項目手順について、後述するように、プログラム的(ソフト的)に同期させてあることである。
例えば、車検の場合、点検の必要とされる項目としては、少なくとも56項目ほどあるわけであるが、この各項目を、検査員側において、予め作業し易い順序で並べた車両点検項目手順ファイルを準備し、このファイルを、携帯端末30と同時にユーザー用端末20側にも読み込ませる。そして、検査員が車両点検項目手順ファイルに従って、点検を進め、各項目の点検状況・判定結果などを、適宜携帯端末30側に入力させれば、この状況が、直ちにユーザー用端末20側にも同期して、リアルタイムに表示されるのである。
この携帯端末30とユーザー用端末20との同期関係を、より詳しく説明すると以下の次の如くである。先ず、携帯端末30側で、点検を開始すれば、上記車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに基づいて、最初の車両点検項目が、携帯端末30及びユーザー用端末20のそれぞれのモニター画面に表示される。
このとき、ユーザー用端末20のモニター画面側には、車両関連データベース60中の車両点検項目部位画像データから、対応する項目部分の画像が自動的に表示される。これにより、ユーザーは、現在の点検項目の内容を視覚的に、かつ、容易に把握することができる。
また、上記携帯端末30側には、車両点検項目の他に、併せて、検査員が行った点検状況・判定結果である、「OK」や「NG」、「注意」などの欄(チェック欄や入力欄)が表示される。これらの欄において、検査員が、「OK」の欄を選択すれば、ユーザー用端末20のモニター画面側にも、「OK」の欄が同期して表示され、自動的に次の車両点検項目に進む。
一方、検査員が、要整備との判断により、「NG」や「注意」の欄を選択した場合、ユーザー用端末20のモニター画面側には、例えば「注意」、「説明」などの欄が表示される。このとき、同時に、車両関連データベース60中の音声ガイドデータから、例えば「・・・の項目について、「NG」又は「注意」の判定がなされました。」などの音声ガイドが行われる。ここで、ユーザーがモニター画面の「説明」の欄をマウスなどで選択すれば、車両関連データベース60中の部品及び点検部位説明画像データから、該当する部分の画像が自動的に表示される。この予め映像化した画像は、対象車両そのものではないが、同一車種のものであるため、ユーザーは、ほぼ自車と同等の認識を得ることができる。
また、このとき、車両関連データベース60中の部品及び点検部位説明文データから、該当する部分の説明文も表示される。この説明文は、上記のように、該当する部分の働きや機能などを判り易い形で説明されているため、ユーザーは容易に問題の所在を知ることができる。例えば説明文としては、ブレーキハッドの磨耗の例をとると、磨耗が生じる原因やこのまま使い続けるとどうなるのかなどを例示的に説明してある。
要整備部分の説明は、必要により同伴するアシスタントにとっても、極めて専門的で高度の知識が必要とされるため、通常は大きな負担が強いられる訳であるが、この説明文の表示により、アシスタントの負担が大幅に軽減される。さらに、この説明文中には、交換時の概略費用、作業時間なども補足的に含ませることができる。これらの補足的な説明文は、自動的に表示させたり、或いは、選択により適宜表示させることもできる。
さらに、「説明」の欄を選択したユーザー用端末20のモニター画面には、「整備」、「保留」、「次回」などの欄も併せて表示させる。このため、上記該当する部分の画像や説明文により、ユーザーは問題の所在を十分認識した上で、上記いずれかの欄を選択することができる。
これらの「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択すると、その選択された欄と同じ欄表示が、携帯端末30側もに表示される。このため、検査員は、これを見た上で、次の車両点検項目に進めばよい。
また、検査員が、「NG」や「注意」の判定をした場合、実車の該当する部分を、小型で携帯可能なデジタルカメラなどで撮像し、その画像を直接ユーザー用端末20側に持ち込んで、入力させたり、或いは、一旦携帯端末30に取り込んで、ユーザー用端末20に伝送させてユーザーに観察させることもできる。この場合、ユーザー側には、より直接的で、かつ、大きな説得力を与えることができる。また、ユーザーは、この実車の状況を見ながら、アシスタントが同伴するときには、相談するなどして、より適切な判断をすることができる。
また、上記点検項目手順の順序については、その都度プログラム的(ソスト的)に変更したり、或いは、車両点検項目手順ファイルとして、例えば予め幾つかのパターンを用意して選択することもできる。これにより、検査員は、自らの作業がし易い順序としたり、整備場などの検査機器側のレイアウトなどに対応させた形で、最適の順序とすることができる。
そして、上記のような手順を繰り返して、全点検項目が完了したら、その結果をまとめて、ユーザー用端末20のモニター画面に全体検査結果画面などとして表示させる。また、必要により車両の診断カルテとして出力してユーザーに提供することができる。さらに、これらの検査結果は、最終的には車両関連データベース60中の車両点検・整備データとして自動的に保存される。
このような本車両点検システムにおける流れ(フロー)について、図示すると、図2の如くである。また、携帯端末30とユーザー用端末20とを対比させて、これらの同期関係を図示すると、図3〜図5の如くである。
図2のフローにおいて、ステップ101〜105に掛けては、上述したように、携帯端末30とユーザー用端末20に所定のデータが読み込まれて、点検の準備が整えられる。そして、ステップ107では、整備結果、要整備の有無が判断され、「OK」の場合には、ステップ108に進み、一定時間、ユーザー用端末20の画面に表示した後、ステップ109のに進み、全点検項目が完了していないときには、ステップ103に戻り、次の点検項目に進む。
一方、要整備のときには、ステップ110〜111に進み、ユーザーは、ユーザー用端末20のモニター画面で、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択入力する。これらの過程を通じて、全点検項目が完了した場合、上記ステップ108の判断を介して、ステップ112〜113に進み、車両点検は終了する。なお、要整備時には、必要によりステップ114で、実車の不良部分をデジタルカメラなどで映像化して、取り込むこともできる。
また、図3の携帯端末30において、モニター画面の「開始」の欄を、検査員がチェック入力すれば、点検が開始される。この開始により、点検項目が定まると、ユーザー用端末20のモニター画面には、車両関連データベース60の車両点検項目部位画像データから、該当する画像201が表示される。
この点検項目における点検の結果、図4の携帯端末30において、「OK」や「NG」、「注意」などの欄を、検査員がチェック入力すれば、これが直ちにユーザー用端末20のモニター画面も表示される。特に要整備の「NG」や「注意」のチェック入力時には、同時に、ユーザー用端末20のモニター画面に対して、車両関連データベース60の部品及び点検部位説明画像データから、該当する画像202が背景画面として表示され、さらに、音声ガイドデータから、音声ガイダンスが流れる。さらに、「説明」の欄も表示される。
この「説明」の欄を、ユーザーや必要により同伴するアシスタントがチェック入力すると、図4の拡大モニター画面210に示すように、要整備の部品や部位に対する、説明文欄211が自動的に表示される。この欄中には、部品や部位の働きや機能などの判り易い説明文212の他に、部品や部位の構成部分を示すイメージ(写真や図)213なども表示され、さらに、交換時の概略費用、作業時間の欄214も表示される。
また、図5の携帯端末30において、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかが選択されると、次の点検項目に進む。そして、全点検項目が完了すると、図5の拡大モニター画面220に示すように、ユーザー用端末20のモニター画面には、全検査結果画面が表示される。
このモニター画面220を、さらに拡大すると、図6の如くである。この画面では、ほぼ中央に車両の図(写真も可)221が表示され、その周囲には、例えばエンジンルーム−全25項目、外廻り−1項目、室内−9項目、下廻り−全14項目、足廻り−全17項目などの大区分表示欄222があり、これらの下段には、検査結果の欄222a が付設してある。この検査結果の欄222a には、全項目−OKや1項目−NGなどが表示される。さらに、下欄には、他の項目欄223、例えばブレーキ、駐車ブレーキ、スピード、サイドスリップ、ヘッドライト、排ガスなどの欄があり、これらの下段には、検査結果の欄223a が付設してある。この検査結果の欄223a には、OKやNGなどが表示される。従って、ユーザーは、この画面から、自車の状態を、総合的、かつ、視覚的に知ることができる。
本車両点検システムの場合、検査結果は、車両関連データベース60中の車両点検・整備データとして保存されるため、必要により車両の診断カルテを簡単に作成することができる。診断カルテ300の一例を示すと、図7の如くである。
この診断カルテ300には、点検結果の欄310、アドバイス欄320、ディスクパットなどの部品状態の表示欄330、整備推奨部位などの画像表示欄340などが設けてある。ユーザーは、これによって、自車の状態を的確に把握することができ、その後の点検や部品交換などの参考とすることができる。
一方、本車両点検システムにおいて、ユーザーが「プレイバックモード」を選択した車両については、検査員は、携帯端末30により「端末プレモード」を選択する。そして、携帯端末30により、点検を開始すれば、上記車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに基づいて、最初の車両点検項目が、携帯端末30のモニター画面に表示される。この「端末プレモード」も、基本的には、ユーザーとの1対1のリアルタイムのやり取りがないだけで、上述した「ライブモード」と同様の作業が行われる。
この点検・整備により、問題がなければ、検査員は携帯端末30の車両点検項目において「OK」の欄を選択する。問題があるとき、例えば要整備事項については、検査員は「NG」や「注意」などの欄を選択する。そして、必要な場合には、その部分(不良部品・部位)をデジタルカメラなどにより映像化を行う。
なお、この部分については、後述するように、ユーザー用端末20側の「プレイバックモード」の表示において、該当部品・部位の画像表示、説明文表示などが表示されるため、ユーザーは、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択することになる。
この「端末プレモード」の流れ(フロー)は、図8(左寄り)に示した如くで、ステップ401〜405の手順によって行われる。この「端末プレモード」の導入により、検査員は、ユーザー側の都合に左右されることなく、都合のいい時間や他の仕事の合間などにおいて、適宜作業を進めることが可能となる。従って、高い柔軟性が得られる。また、ユーザー側と同期してアクセスする必要がなくなるため、幾つかの点検項目を連続して進めた上で、それらの点検状況・判定結果などをまとめて、車両関連データベース60側に登録することもできる。これにより、作業の大幅な効率化が図られる。
次に、ユーザーが「プレイバックモード」を選択した場合には、ユーザーをあとで(例えば後日の来店したとき、或いは当日でも検査終了の頃合いに)顧客待合室エリアBに導き、アシスタントなどが立ち会って、ユーザー用端末20を起動させる。
このとき、ユーザーの都合や希望を聞き、各点検項目の全点検結果を一度にまとめて表示するか、或いは、適宜項目(全項目も可)についての点検状況・判定結果、即ち点検結果を随時表示するかを選択してもらう。勿論、最初全点検結果をまとめ表示し、それを見た結果、改めてユーザーが、要整備事項や注意事項などの問題のある部品・部位、或いは、特に関心のある部品・部位について随時表示を希望することも可能であり、また、その逆も可能である。この場合、最初の表示形態を一旦終了した後、次の別の表示形態を開始すればよい。
なお、このユーザーの対象車両については、上述したように、通常検査員が、携帯端末30による「端末プレモード」によって事前に点検しているため、殆どの点検項目については、その点検状況・判定結果などとして、車両関連データベース60に保存されている。
この「プレイバックモード」の流れ(フロー)も、基本的には、上述した「ライブモード」時における、ユーザー用端末20での操作と同様であるが、「プレイバックモード」では、ユーザーのより多彩な要求や便宜に答えるため、独自の構成を取り入れてある。より具体的には、図8(中央及び右寄り)に示した如くである。以下図8の流れに添って説明する。
先ず、ステップ501でユーザー用端末20に対象車両を呼び出し、ステップ502により、全点検結果をまとめ表示すか、適宜項目の点検結果を随時表示するかについて、ユーザーの都合や希望を聞く。
ユーザーがまとめ表示を選択すれば、ステップ503に進み、全点検結果をユーザー用端末20のモニター画面に表示させる。このモニター画面は、「ライブモード」で表示される、図6の全体検査結果画面220とほぼ同様である。これにより、ユーザーは自車の状況を一見して的確に知ることができる。また、この際、全点検結果を基にして診断カルテ300(上記図7と同様の書類)を作成して、ユーザーに提供することもできる。これらのサービスに対して、ユーザーが了解したら、ステップ504に進み、まとめ表示は終了する。
ユーザーがステップ502において、点検結果を随時表示を選択したら、ステップ505に進む。ここで、通常ユーザー用端末20のモニター画面には、車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに従って、順次点検項目の結果が呼び出されるわけであるが、そのとき、未だ検査員による点検が完了していない場合があるため、ステップ506において、結果入力が完了しているか否を判断する。結果入力完了がないときには、ステップ507に進み、点検項目内容のみ示し、結果は「点検中」として表示する。この後は、ステップ507aに進んで、「待機」か、「別項目」の選択を行う。「待機」を選択した場合には、点検が完了した時点で、ステップ508に進む。一方、「別項目」を選択した場合には、ステップ505に戻り、所望の検査項目に進めばよい。なお、後述するように、モニター画面に、「前へ」、「次へ」のクリック欄を設けて、適宜検査項目に移ることもできる。
ステップ506において、結果入力が完了しているときには、ステップ508に進み、ユーザー用端末20のモニター画面に対応する点検項目(N)の点検内容と結果を表示する。この「プレイバックモード」では、上記したように、検査員側の携帯端末30と同期してアクセスする必要がなくなるため、モニター画面において、「ライブモード」とは多少異なる独自の画面構成としてある。
つまり、「プレイバックモード」のモニター画面としては、例えば図9に示すように、画面下方寄りに、「前へ」、「次へ」、「一時停止」、「詳細表示」などの欄(アクセス欄)215が設けてある。なお、このモニター画面は、基本的には「ライブモード」で示した図4のモニター画面に対応するものである。
このため、ユーザー側は、「前へ」又は「次へ」を適宜クリックすることで、その方向にモニター画面を適宜遷移させることができる。従って、車両関連データベース60中の車両点検項目手順ファイルに従って、全点検項目を順繰りに見ていくだけではなく、見たい部分(部品、部位)をじっくりと見たり、或いは、一度見た部分に戻って繰り返して見たり、興味のない部分などは飛ばして見ることもできる。また、閲覧の効率化を図るため、一つの点検項目に対するモニター画面の開示時間は、予め設定してあり、その時間が経過すると自動的に、次の点検項目のモニター画面に遷移するようにしてある。
しかし、上記のように、じっくり見たいときには、「一時停止」にアクセスすれば(クリックすれば)、自動遷移を停止させることができる。なお、「一時停止」を再度クリックすれば、モニター画面が次の点検項目に遷移し、当該欄の表示は「停止解除」に変わるようにしてある。
ステップ508の点検内容と結果に対して、要整備や注意の判定がなされている場合には、これをステップ509で判断し、ステップ510に進み、モニター画面には、車両関連データベース60側から不良部品、部位についての画像や説明文が表示される。これによって、ユーザーは、その相当部分を簡単かつ的確に知ることができる。しかし、これらの点について、さらに詳しく知りたい場合には、モニター画面の上記「詳細表示」の欄をクリックすればよい。
そうすると、上述した「ライブモード」における図4のモニター画面の場合と同様(当該画面の「説明」の欄をチェックした場合と同様)、図9の拡大モニター画面210に示すように、要整備の部品や部位に対する、説明文欄211が自動的に表示される。この欄中には、部品や部位の働きや機能などの判り易い説明文212の他に、部品や部位の構成部分を示すイメージ(写真や図)213なども表示され、さらに、交換時の概略費用、作業時間の欄214も、タイムリーに表示されるようになっている。
ユーザーは、これらの状況を見て、ステップ511に進み、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを選択することになる。この選択は、ユーザー用端末20を通じて、車両関連データベース60側に登録される。なお、この登録データは、検査員は、携帯端末30による「端末プレモード」で閲覧(確認)することができるため、「整備」が選択された場合、当該作業を進めることができる。
一方、ステップ509において、要整備や注意などの問題がない場合には、ステップ512に進み、ユーザー用端末20には、モニター画面に該当する部品、部位の画像と「OK」を表示させる。ユーザーは、この画面を確認的な意味で見ることとなる。この後は、ステップ513において、全検査項目の閲覧(確認)が完了した否かを判断し、まだ完了前であれば、上記ステップ505に戻り、次の検査項目について上記と同様の手順を繰り返すことになる。
ステップ513において、全検査項目の閲覧が完了した場合には、ステップ514でユーザー用端末20に全検査項目の完了を表示させ、ステップ515でユーザーがチェック欄の「了解」を選択すれば、上記ステップ502に戻り、「プレイバックモード」の終了となる。
なお、上記した「ライブモード」や「プレイバックモード」において、該当する検査項目が要整備や注意の判定がなされた場合、ユーザー用端末20のモニター画面に、車両関連データベース60側から不良部品、部位についての画像や説明文などを表示し、ステップ111やステップ511で、ユーザーに、これらの点について、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを適宜選択することを求めているが、実際には、この判断を、短時間でかつユーザーが独自に行うことは簡単ではないため、図10や図11に示す、ステップ111aやステップ511aのように、取り敢えず、ユーザーの了解を取るか、或いは、所定の時間経過を待って、次のステップに進むよにすることもできる。そして、このような要整備や注意の検査項目については、後で別途アシスタント(相談員)を同伴させるなどして、まとめてユーザーに判断してもらうこともできる。勿論この場合には、これらの検査項目に対応した、「整備」、「保留」、「次回」のいずれかを適宜選択するモニター画面が別途表示できるようにして行う。
また、上記の各検査項目におけるユーザー用端末20のモニター画面については、図4や図9のような画面を一つの例として示してあるが、本発明は、勿論これに限定されず、必要により種々のモニター画面を予め用意しておくことができる。例えば、ユーザー用端末20の起動時に表示されるエントランス画面や対象車両データなどを設定する開始画面(ウエルカム画面)を適宜レイアウトで設け、点検の進行画面にあっても、点検結果画面や計測結果画面などを導入することができる。車両点検の場合、例えば、ブレーキディスクやドラムでは、ブレーキバッドの磨耗状態を単に点検して確認するのみであるため、これに対しては、確認欄(チェック欄)を中心とした点検結果画面の導入がよく、また、排気ガス検査では、実際に排気ガスを計測する必要があるため、計測結果画面の導入が好ましい。これらの使い分けにより、見や易く、検査内容が把握し易いという利点が得られる。
このような本発明の車両点検システムによると、次のような優れた効果が得られる。
先ず、少なくとも車両受付エリアと顧客待合室エリアと車両点検・整備エリアを有し、車両受付エリアにはフロント端末を、顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間はオンライン接続する一方、フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、フロント端末、ユーザー用端末、及び携帯端末をそれぞれ駆動させる一方、少なくともユーザー用端末、及び携帯端末からのアクセスにより車両点検項目における点検状況・判定結果などを表示させることができるため、ユーザー用端末と携帯端末の同期駆動の他に、それぞれの独立駆動も可能となり、高い汎用性が得られる。特にそれぞれの独立駆動時には、検査員とユーザーは常時1対1で対応する必要がなくなるため、下記のように、それぞれ大きな自由度が得られる。
また、携帯端末が、無線方式でオンライン接続されているため、検査員は、何ら拘束されることなく、自由に動き回れる。これにより、大きな作業性の低下を招くことなく、従来とほぼ同様の形で、車両の点検を行うことができる。
また、車両関連データベースとして、車両データ、顧客データ、車両点検・整備データ、車両点検項目手順ファイル、車両点検項目部位画像データ、部品及び点検部位説明画像データ、部品及び点検部位説明文データ、デジタルカメラなどの部品及び点検部位実車画像データ、音声ガイドデータが用意されているため、車検などの殆どすべての点検に迅速に対応することができる。
また、携帯端末側において、端末プレモードを選択したとき、車両点検項目手順ファイルに従って点検を進め、各項目の点検状況・判定結果などを車両関連データベースに予め入力して保存することができるため、検査員は、ユーザー側の都合に左右されることなく、都合のいい時間や他の仕事の合間などにおいて、適宜作業を進めることが可能となり、高い柔軟性が得られる。また、ユーザー側と同期してアクセスする必要がなくなるため、幾つかの点検項目を連続して進めた上で、それらの点検状況・判定結果などをまとめて、車両関連データベース側に登録することもできる。これにより、作業の大幅な効率化が図られる。
また、ユーザー用端末において、プレイバックモードを選択したとき、各項目の点検状況・判定結果などが予め保存された車両関連データベースから呼び出して、各項目の全点検結果をまとめて表示させることができるため、ユーザーは、短時間で、広範な自車の状況を知ることができる。これは、忙しいユーザーにとっては良好な表示形態と言える。
また、ユーザー用端末において、プレイバックモードを選択したとき、各項目の点検状況・判定結果などが予め保存された車両関連データベースから呼び出して、適宜項目の点検結果を随時表示させることができるため、ある程度点検に興味や関心のあるユーザーにとっては、全点検項目を順繰りに見ていくだけではなく、見たい部分(部品、部位)をじっくりと見たり、或いは、一度見た部分に戻って繰り返して見たり、興味のない部分などは飛ばして見ることもできる。つまり、ユーザーのより多彩な要求や便宜に答えることができる。
次に、車両点検システムのスケジュール管理機能について述べる。
先ず、図1に示すように、車両関連データベースに車両点検のスケジュールを管理するスケジュール関連データファイル610を追加してある。また、車両受付エリアAのフロント端末10で使用される予約・受付け関連データファイル620にも改良を施してある。
スケジュール関連データファイル610は、図12に示すように、月間スケジュールファイル611と、これに連携(リンク)された日別スケジュールファイル612、及び担当者選定ファイル613を有する。日別スケジュールファイル612には、予約内容ファイル612a、予約パターンファイル612bなどが連携され、さらに、これらには必要なデータが連携させてある。例えば予約内容ファイル612aでは、車両データ612a1、顧客データ612a2、予約データ612a3などである。なお、車両データ612a1や顧客データ612a2は、車両関連データベース側のものと共用してもよい。また、予約パターンファイル612bでは、点検作業の業務形態である、曜日別タイムデータ612b1、休日パターンデータ612b2、週間パターンデータ612b3、点検作業の種別である作業種別データ612b4、予約の有無や台数をサンプルカラーで表示する予約台数表示パターンデータ612b5などである。また、担当者選定ファイル613には、担当者データ613a1、選択当事者やその他の当事者などを表示する担当者表示パターンデータ613a2などが連携させてある。
このようなシステム構造にあって、スケジュール管理の流れ(フロー)は、図13の如くである。先ず、ユーザーからの点検の予約・受付けがあると、ステップ601で、月間スケジュールファイル611にアクセスし、要望日の空き状況を表示して確認する。
具体的には、車両受付エリアAのフロント端末10によって、例えば、図14に示すような、メニュ画面630から、・3のスケジュールエリア631を選択して、アクセス(クリック)する。そうすると、図15に示すような、月間スケジュールファイル611の月間スケジュール画面640が表示される。
月間スケジュール画面640には、少なくとも画面中段寄りの横方向に、月間日付け欄641があり、また、画面左側には、各日付けに対応した点検種別欄642(例えば立会車検、預り車検、一般整備、12ケ月点検、6ケ月点検、3ケ月点検など)がある。さらに、月間日付け欄641の右寄りの上方には、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部643が設けてある。具体的には、例えば予約あり(黄色)、4台以上(水色)、8台以上(赤色)としてある。なお、予約なしは白色(無色)としてある。そして、月間日付け欄641の対応する日付けの点検種別欄642の表示色(例えば背景色)を、予約状況に応じて、サンプルカラー表示部643のサンプルカラーと同じになるようにしてある。因みに、同画面で、4月14日、16日、19日は立会車検に予約があり、4月17日は4台以上の予約があり、4月21日は8台以上の予約がある。また、19日には預り車検、一般整備にも予約がある。
従って、フロント端末10のオペレータは、ステップ602で、満杯でなければ、要望日の対応する点検種別欄642にアクセス(ダブルクリック)する。例えば要望日が4月19日の場合、予約があるものの4台未満であるため、追加予約の可能性が、サンプルカラーの背景色から分かる。上記アクセスにより、ステップ603に進み、図16に示すように、連携された日別スケジュールファイル612の日別スケジュール画面650に自動的に切り換わる。
日別スケジュール画面650は、上段寄りの画面は、月間スケジュール画面640のままで、中段から下段に掛けて構成され、中段寄りの横方向に、日別時刻(時間)欄651があり、また、画面左側に、各時刻に対応した点検種別欄652(例えば立会車検、預り車検、一般整備、12ケ月点検、6ケ月点検、3ケ月点検など)がある。さらに、日別時刻欄651の右寄りの上方には、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部653を設けてある。具体的には、例えば予約なし(無色)、予約あり(黄色)、予約あり(複数、赤色)としてある。また、予約変更時機能する選択顧客(橙色)の表示部も設けてある。そして、日別時刻欄651の対応する時刻の点検種別欄652の表示色(例えば背景色)を、予約状況に応じて、サンプルカラー表示部653のサンプルカラーと同じになるようにしてある。
従って、フロント端末10のオペレータは、ステップ604で、空き時間帯をアクセス(ダブルクリック)する。そうすると、ステップ605に進み、図17に示すように、連携された車両関連データベースの予約・受付け関連データファイル620の予約・受付け画面660に自動的に切り換わる。このとき、空き時間帯を、例えば13時とすれば、予約・受付け画面660の入庫日欄661には、自動的に指定した日時の時刻が入力される。また、点検種別に応じて、予約・受付け画面660の予約種別欄662には、予約種別(例えば立会車検など)が自動的に入力される。
これは、日別スケジュールファイル612と予約・受付け関連データファイル620を連携(リンク)させ、日別スケジュール画面650の日別時刻欄651の時刻区間(例えは上記空き時間帯)と予約・受付け画面660の入庫日欄661、及び日別スケジュール画面650の点検種別欄652と予約・受付け画面660の予約種別欄662とが、プログラム的にリンクされた「連携項目欄」として設定されているからである。このため、これらの項目欄の一方に入力すれば、他方にはわざわざ入力する必要はない。これにより、入力の手間が省け、効率的な作業が行える。同時に誤入力の防止にもなる。
この予約・受付け画面660への切り換わりにより、ステップ606に進み、フロント端末10のオペレータは、必要な事項を、この予約・受付け画面660に入力すればよい。例えば、顧客コード、顧客名、車両コード、車両番号などである。特に本例では、車両番号欄663にあっては、上記した入庫日欄661、日別時刻欄651の時刻区間との間で、プログラム的に「連携項目欄」として設定してあるため、図16に示すように、点検の時刻区間に車両番号が「代表事項」として、自動的に入力される。つまり、点検の時刻区間にわざわざ車両番号などを入力する必要はない。これにより、入力の手間が省け、効率的な作業が行える。同時に誤入力の防止にもなる。
このようにして、予約・受付け画面660へ必要な事項を入力すれば、ステップ606の予約・受付けは完了する。
次に、点検担当者を決める作業スケジュールについて述べる。
先ず、ステップ610で、現状の日別スケジュール画面650を表示させる。この場合、上記と同様、図14に示す、メニュ画面630から、・3のスケジュールエリア631を選択して、アクセス(クリック)する。そうすると、図15に示す、月間スケジュール画面640から、日別スケジュール画面650に進むことができる。
この状態で、ステップ611に進み、月間スケジュール画面640の上段左寄りの点検担当者用のアクセス部(担当アイコン)644にアクセス(クリック)する。そうすると、図18に示すような、担当者設定画面(ホンプアップ画面)670が担当者選定ファイル613による画面として表示される。ここで、担当者選択用タブ671をアクセス(クリック)すれば、担当者セレクト画面672が現れるため、このなかから担当者名をセレクトすればよい。
そうすると、担当整備者欄673にセレクトされた担当者名が入力される。なお、セレクト画面672にいない担当者の場合には、直接担当整備者欄673にキーボードから入力することもできる。この後、確定のアクセス部674をアクセス(クリック)すれば、担当者が確定する。勿論、中止のアクセス部675や、その他の担当者用の参照のアクセス部675にアクセスすることもできる。
次に、ステップ612に進み、日別スケジュール画面650において、割り付けたい車両欄にアクセス(クリック)すれば、図19〜図20に示すように、点検の時刻区間の部分に、具体的には、車両番号の上に「担当者名」、例えば立会車検の場合「平林直樹」が割り込み表示される。なお、「担当者名」は記号化した「担当者記号」で表示してもよい。
担当者設定時には、点検担当者用のアクセス部644にアクセスすることにより、日別スケジュール画面650に担当者選択のサンプルカラー表示部654、例えば選択当事者(橙色)、他の当事者(灰色)などが表示され一方、日別時刻欄651の対応する時刻の点検種別欄652の表示色(例えば灰色)も、担当者選択に応じて、サンプルカラー表示部のサンプルカラー(橙色)となる。
従って、フロント端末10のオペレータは、このサンプルカラー表示部654の色と、点検種別欄652の表示色(背景色)とを見て(比較して)、視覚的に担当者を割り振りることができる。つまり、上記のように、例えば「平林直樹」を担当者に設定すれば、この時間帯がサンプルカラー(橙色)となる。図19のように、「平林直樹」が預り車検も担当していれば、この時間帯もサンプルカラー(橙色)の表示となる。
このようにして、ある車両の点検担当者が決まると、上記した「連携項目欄」と同様の機能により、月間スケジュール画面640の整備担当者欄646及び予約・受付け画面660の整備担当者欄664にも、自動的に入力される。
ステップ613で、この担当者の割り振りを繰り返せば、担当者設定は完了する。そして、ステップ614のように、必要であれば、図21に示すような、担当者別スケジュール表680を印字することもできる。
このように本車両点検システムでは、担当者選定の登録(入力、訂正など)が簡単でき、また、日別スケジュール画面650から、予約状況とその点検担当者を、視覚的に瞬時に判断することができる。つまり、整備場などにおいて、一人の点検担当者に過度の負担が掛かったりすることなく、点検担当者の人員に応じた合理的な割り振りを簡単かつ迅速に行うことが可能となる。
この車両点検システムにおいて、当初から予約・受付け画面660を開くには、図14に示す、メニュ画面630から、・4の予約・受付けエリア632を選択して、アクセス(クリック)すればよい。一旦予約した内容の変更などが、この画面からも行える。
上記予約の変更にあたっては、特に予約日時の変更の場合には、図22に示すような、フローチャートによって、簡単かつ確実に対応することができる。
先ず、S621で、予約の変更時には、日別スケジュール画面650を開き、この画面の該当車両の欄(点検の時刻区間の車両番号)をクリックする。
通常予約の変更にあたっては、電話などで対応するわけであるが、そのとき、フロント端末10のオペレータは、この日別スケジュール画面650を見ながら、該当する車両番号をクリックするのみでよい。
そうすると、S622のように、連携した該当車両の予約・受付け画面660が、その連携機能により、自動的に開かれる。そこで、オペレータは、その日時と該当車両が視覚的に確認できる。つまり、入庫日欄661の指定した日時と車両番号欄663の車両番号から確認できる。
この状態下で、S623に進み、入庫日欄661の近傍(右横)の予約変更用の「作業スケジュール」のアクセス部(アイコン)665をクリックする。そうすると、S624のように、アクセス部665は、連携項目欄として、日別スケジュールファイル612の時刻区間と連携させてあるため、自動的に日別スケジュール画面650に戻る。
このとき、日別時刻欄651の右寄りの上方のサンプルカラー表示部653の選択顧客(橙色)と変更(該当)する車両番号部分の背景色が同色のサンプルカラーに変わる。これにより、オペレータは、その作業内容(予約変更作業)と該当車両を明確にかつ瞬時に判断することができる。
そして、ユーザーより受けた予約変更日の状況(他車両の予約状況の有無)を確認するため、S625に進み、月間スケジュール画面640の日付欄647の日付変更アクセス部647a(「矢印」アイコン)をクリックして、対応日を呼び出すか、或いは、月間スケジュール画面640の月間日付け欄641から対応日を直接クリックする。
そうすると、S626のように、確認した日別スケジュール画面650が開かれ、他車両の予約状況の有無が確認できる。予約変更しようとする時間が空いていれば、その空欄(時刻区間)をクリックする。これ迄の行為は、オペレータは電話で応答しながら、容易に対応することができる。
このクリックにより、S627のように、予約・受付け画面660に切り換わり、入庫日欄661には、自動的に指定した日時の時刻区間が入力される。これにより、以前の日時は削除され、入力ミスなどなく、確実に変更した日時を確定することができる。この確定した日時を目視して、それでよければ、例えば、保存する。
このようにして、予約の変更に対して、簡単かつ確実に対応することができる。
本発明に係る車両点検システムの一実施例になる全体を示した概略説明図である。 本車両点検システムにおけるフローを示した図である。 本車両点検システムにおける携帯端末とユーザー用端末との同期関係を示した図である。 本車両点検システムにおける携帯端末とユーザー用端末との同期関係を示した図である。 本車両点検システムにおける携帯端末とユーザー用端末との同期関係を示した図である。 本車両点検システムにおけるユーザー用端末のモニター画面に表示される全検査結果画面を示した拡大図である。 本車両点検システムにおける車両の診断カルテを示した拡大図である。 本車両点検システムにおける別のフローを示した図である。 本車両点検システムにおけるユーザー用端末のモニター画面の一例を示した図である。 図2のフローの応用例を示した部分図である。 図8のフローの応用例を示した部分図である。 本車両点検システムのスケジュール関連データファイルの連携関係を示した概略説明図である。 本車両点検システムにおけるスケジュール管理のフローを示した概略説明図である。 本車両点検システムにおけるメニー画面の説明図である。 本車両点検システムにおける月間スケジュール画面の説明図である。 本車両点検システムにおける日別スケジュール画面の説明図である。 本車両点検システムにおける予約・受付け画面の説明図である。 本車両点検システムにおける担当者設定画面の説明図である。 本車両点検システムにおける日別スケジュール画面の説明図である。 図19の部分拡大説明図である。 本車両点検システムにおける担当者別のスケジュール表である。 本車両点検システムにおける予約変更のフローを示した概略説明図である。
符号の説明
A・・・車両受付エリア、B・・・顧客待合室エリア、C・・・車両点検・整備エリア、10・・・フロント端末、20・・・ユーザー用端末、30・・・携帯端末、41・・・ランケーブル、50・・・サーバ、60・・・車両関連データベース、610・・・スケジュール関連データファイル、620・・・予約・受付け関連データファイル、611・・・月間スケジュールファイル、612・・・日別スケジュールファイル、630・・・メニー画面、640・・・月間スケジュール画面、641・・・月間日付け欄、642・・・各日付けに対応した点検種別欄、643・・・サンプルカラー表示部、650・・・日別スケジュール画面、651・・・日別時刻欄、652・・・各時刻に対応した点検種別欄、653・・・サンプルカラー表示部、654・・・サンプルカラー表示部、660・・・予約・受付け画面、661・・・入庫日欄、665・・・「作業スケジュール」のアクセス部

Claims (12)

  1. 車両受付エリアにフロント端末を配置し、車両の点検を受け付ける車両点検システムにおいて、当該車両点検システムの車両関連データベースに、車両点検のスケジュールを管理するスケジュール関連データファイルを追加し、
    前記スケジュール関連データファイルは、少なくとも月間日付け欄と各日付けに対応した点検種別欄を備えた月間スケジュールファイルと、前記月間スケジュールファイルに連携されると共に、少なくとも日別時刻欄と各時刻に対応した点検種別欄を備えた日別スケジュールファイルとを有し、前記月間スケジュールファイルの日付け、又は前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスできることを特徴とする車両点検システム。
  2. 少なくとも車両受付エリアと顧客待合室エリアと車両点検・整備エリアを有し、前記車両受付エリアにはフロント端末を、前記顧客待合室エリアにはユーザー用端末を、前記車両点検・整備エリアに携帯端末をそれぞれ配置し、これらの各端末間はオンライン接続する一方、前記フロント端末又はユーザー用端末のいずれかに直接又はサーバを介して、車両関連データベースを接続し、かつ、前記フロント端末、前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末をそれぞれ駆動させる一方、少なくとも前記ユーザー用端末、及び前記携帯端末からのアクセスにより車両点検項目における点検状況・判定結果などを表示させる車両点検システムにおいて、
    前記車両関連データベースに、前記車両点検のスケジュールを管理するスケジュール関連データファイルを追加し、
    前記スケジュール関連データファイルは、少なくとも月間日付け欄と各日付けに対応した点検種別欄を備えた月間スケジュールファイルと、前記月間スケジュールファイルに連携されると共に、少なくとも日別時刻欄と各時刻に対応した点検種別欄を備えた日別スケジュールファイルとを有し、前記月間スケジュールファイルの日付け、又は前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスできることを特徴とする車両点検システム。
  3. 前記スケジュール関連データファイルに、前記車両関連データベースの予約・受付け関連データファイルを連携させ、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスしたとき、予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面に切り換わることを特徴とする請求項1又は2記載の車両点検システム。
  4. 前記スケジュール関連データファイルの日別スケジュールファイルと前記予約・受付け関連データファイルとの連携により、両ファイル間の共通の連携項目欄には、いずれのファイル側からもアクセスできることを特徴とする請求項3記載の車両点検システム。
  5. 前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄にアクセスすると、自動的に予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面に切り換わると共に、当該予約・受付け画面の連携項目欄に対応する時刻区間が登録されることを特徴とする請求項4記載の車両点検システム。
  6. 前記予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面の連携項目欄に対応する時刻区間への登録により、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄に、予約・受付けの点検車両の代表事項が登録されることを特徴とする請求項4記載の車両点検システム。
  7. 請求項1〜6から選ばれる1つにおいて、前記月間スケジュールファイルの月間スケジュール画面に、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記月間日付け欄の対応する日付けの点検種別欄の表示色を、予約状況に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする車両点検システム。
  8. 請求項1〜7から選ばれる1つにおいて、前記日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、予約の有無、及び予約台数に応じた複数のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、予約状況に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする車両点検システム。
  9. 請求項1〜8から選ばれる1つにおいて、前記月間スケジュールファイルの月間スケジュール画面に、点検担当者用のアクセス部を設けると共に、点検担当者選定用の担当者選定ファイルを連携させ、この担当者選定ファイルにより選定した担当者名又は担当者記号が、前記日別スケジュールファイルの時刻に対応した前記点検種別欄に登録されることを特徴とする車両点検システム。
  10. 前記点検担当者用のアクセス部へのアクセス時、前記日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、担当者選択のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、担当者選択に応じて、前記サンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする請求項9記載の車両点検システム。
  11. 請求項4〜8から選ばれる1つにおいて、前記予約・受付け関連データファイルの予約・受付け画面における連携項目欄の「入庫日欄」の近傍に、同じく連携項目欄で予約変更用の「作業スケジュール」のアクセス部を設け、当該アクセス部へのアクセスにより、前記日別スケジュールファイルの前記「入庫日欄」に対応した日時の日別スケジュール画面に切り換わることを特徴とする車両点検システム。
  12. 前記日別スケジュールファイルの日別スケジュール画面に、選択顧客のサンプルカラー表示部を設ける一方、前記「作業スケジュール」のアクセス部にアクセスされたとき、前記「入庫日欄」の点検車両に対応する前記日別時刻欄の対応する時刻の点検種別欄の表示色を、前記選択顧客のサンプルカラー表示部のサンプルカラーとすることを特徴とする請求項11記載の車両点検システム。
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