JP2006130930A - インク吐出装置 - Google Patents
インク吐出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006130930A JP2006130930A JP2005373326A JP2005373326A JP2006130930A JP 2006130930 A JP2006130930 A JP 2006130930A JP 2005373326 A JP2005373326 A JP 2005373326A JP 2005373326 A JP2005373326 A JP 2005373326A JP 2006130930 A JP2006130930 A JP 2006130930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- generating means
- energy generating
- nozzle
- circulation space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
【解決手段】基板部材11上に設けられた複数の発熱抵抗体13と、発熱抵抗体13で発生した熱によってインクを加圧するためのインク液室と、インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズル17とを含むインク吐出装置において、各発熱抵抗体13の上部にノズル17を配置するとともに、ノズル17の発熱抵抗体13側の開口面をインク流入口17bとし、他方の開口面をインクの吐出口17aとすることにより、インク液室を別個独立に形成することなく、ノズル17の内部空間がインク液室を兼ねるようにし、支持部材14の高さがHであることにより高さHのインク流通空間部を形成し、吐出口17a及びインク流入口17bを含むノズル17の内部空間の最小開口長さをDmin としたときに、H<Dmin /√2の関係を満たすようにした。
【選択図】図1
Description
サーマル方式は、より具体的には、インク液室の一面を微小なノズルが形成されたノズルシートで覆うとともに、インク液室内には発熱抵抗体を設け、この発熱抵抗体の急速な加熱によってインク液室内のインクにインク気泡(バブル)を発生させ、このときの力によってインク液滴をノズルから吐出させる方式のものである。
さらにまた、ノズルシートgは、複数のノズルhが形成されたものであり、例えば、ニッケルによる電鋳技術により形成され、ノズルhの位置が発熱抵抗体cの位置と合うように、すなわちノズルhが発熱抵抗体cの真上に位置するようにバリア層fの上に貼り合わされている。
(1)インク液室bの内容積とノズルhの内容積との合算値が所定範囲内の誤差にあること、
(2)インク液滴の吐出時にインク液室b内の圧力が高くなった場合でも、半導体基板e、バリア層f及びノズルシートgの間が確実に接着されていて、その間からインクが漏れないこと、
(3)インク液滴の吐出時にインク液室bの内容積が変化しないこと、
等が求められる。
なお、以上は、ピエゾ方式の場合についても同様である。
以上のように、従来の構造では、加工精度と塵埃対策の困難性が高解像度化や高速印画の実現の妨げとなっていた。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズルとを含むインク吐出装置において、前記基板部材と前記ノズルを形成した部材との間に高さHのインク流通空間部を形成するとともに、各前記エネルギー発生手段の上部に前記吐出口が位置するように前記ノズルを配置し、ここで、前記ノズルの前記インク流通空間部側の開口面をインク流入口とし、他方の開口面を前記吐出口とすることにより、前記インク液室を別個独立に形成することなく、前記ノズルの内部空間が前記インク液室を兼ねるようにし、かつ、前記吐出口及び前記インク流入口を含む前記ノズルの内部空間の最小開口長さをDmin としたときに、H<Dmin /√2の関係を満たすようにしたことを特徴とする。
上記発明においては、エネルギー発生手段の上部には、ノズルが設けられており、ノズルの内部空間がインク液室を兼ねており、別個独立したインク液室は形成されていない。また、ノズルのエネルギー発生手段側の開口面がインク流入口となっており、他方の開口面がインクの吐出口となっている。そして、ノズルのエネルギー発生手段側の開口面からノズルにインクが入り込むとともに、このインクがエネルギー発生手段で発生したエネルギーによって加圧され、吐出口から吐出される。
また、インク流通空間部の高さHより小さい塵埃は、インク流通空間部内に進入し、ノズル内に入り込む可能性がある。しかし、ノズルの最小開口長さをDmin としたときのDmin /√2は、インク流通空間部の高さHより大きいので、インク流通空間部内に進入し、さらにノズル内に進入した塵埃は、インク液滴の吐出時等に、吐出口から外部に排出される。
(第1実施形態)
図1は、本発明のインク吐出装置を適用したプリンタヘッドチップ10を示す外観斜視図であって、中空部形成部材16を分解して示すものである。また、図2は、図1の発熱抵抗体13、支持部材14、吐出口17a及びインク流入口17bとの関係を詳細に示す平面図である。図2では、発熱抵抗体13上に、吐出口17a及びインク流入口17bを2点鎖線にて重ね合わせて図示している。さらに、図3は、図2のB−B断面を示す断面図であって、中空部形成部材16を併せて示すものである。なお、図1、図2及び図3は、それぞれ従来例の図16、図17及び図18に対応する図である。
さらにまた、支持部材14間の隙間L3(図3参照)は、従来例のインク液室bの幅L1(図18参照)にほぼ等しく、約25μm程度である。
この中空部17は、上記のフィルム状材料にエッチング、又はレーザー加工若しくは抜き加工等を施すこと等により形成されている。
また、隣接する中空部17の最短距離上もまた、インク流通空間部15をなすので、例えば図2中、ルートR1やR3に塵埃が停滞し、インクの流通が不十分になったとしても、隣接する中空部17側からのルートR2やR4からインクが流入するので、インクの供給が不十分になることはない。
次に、インクの吐出時に生じる衝撃波の影響について説明する。
本実施形態のようなサーマル方式のインク液滴の吐出においては、1個の発熱抵抗体13の1回の吐出に必要な瞬時電力は、0.5W〜0.8W程度と、比較的大きい電力を要する。したがって、本実施形態のように発熱抵抗体13を多数並設したような場合、一度に多数の中空部17から同時にインクを吐出すると、消費電力が極めて大きくなってしまうとともに、過度の発熱が生じることから、一度に多数の中空部17から同時にインクを吐出することを行わない。
よって、同時に駆動する発熱抵抗体13を適切に選択することにより、中空部17からのインクの吐出時の衝撃波が他の中空部17に与える影響を実用上支障がない程度にすることができる。
また、本実施形態では、中空部17の最小開口長さを、支持部材14の高さL4より大きく形成している。これは、以下の理由による。
平面距離で支持部材14間をすり抜けてしまうような大きさの塵埃、すなわち横幅がL3未満の塵埃については、支持部材14間をすり抜けてしまう。しかし、塵埃の高さが支持部材14の高さL4以上の大きさであれば、その塵埃は、支持部材14間を通過して中空部17の下側(発熱抵抗体13上)に到達することはできないので、結局、インク流通空間部15内に進入することはない。
続いて、隣接する発熱抵抗体13の中心間距離P1と、発熱抵抗体13のインク流通空間部15側の表面から吐出口17aの中心までの最短距離P2との関係について説明する。
図3に示すように、隣接する発熱抵抗体13の中心間距離をP1とし、発熱抵抗体13の表面から吐出口17aの中心までの最短距離をP2とする。
しかし、高解像度を要求するもの、例えば1200dpi程度のものでは、発熱抵抗体13の中心間距離P1は短く、約20μm程度となる。したがって、従来の構成では、高解像度に対応するには、構造上、限界が生じてくる。一方、本発明においては、中空部17にはある程度の強度が必要であるとともに、インク液滴の吐出の構造上、中空部17のある程度の高さが必要となるが、バリア層fが存在しない分、高解像度の対応が可能となる。よって、本実施形態では、従来例と異なり、P1/P2<1の関係を満たすものとなる。
次に、支持部材14の配置形態について説明する。
図1に示した支持部材14の配置は、上述したように、1つの発熱抵抗体13の四隅近傍に発熱抵抗体13を囲むように配置されている。しかし、必ずしもこのような配置に限られるものではなく、支持部材14の形状、大きさ、配置数、配置パターン等は、種々のものが挙げられる。
図7〜図10は、支持部材14の配置形態を示す平面図であって、発熱抵抗体13と支持部材14との位置関係を示すとともに、吐出口17a及びインク流入口17bを2点鎖線にて重ね合わせて図示したものである。
さらに図10では、各支持部材14列ごとに、支持部材14の大きさが異なるように形成されている。図10において、上段の支持部材14列の支持部材14Aが最も小さく、次いで中段の支持部材14列の支持部材14Bが小さい。そして、下段の支持部材14列の支持部材14Cが最も大きい。
図11は、本発明の第2実施形態であるプリンタヘッドチップ10Aを示す外観斜視図であって、中空部形成部材16Aを分解して示すものであり、第1実施形態の図1に相当するものである。
第2実施形態では、基板部材11上には発熱抵抗体13が第1実施形態と同様に形成されているが、支持部材14は、基板部材11上には形成されていない。
支持部材14は、発熱抵抗体13が形成された基板部材11上に中空部形成部材16Aが積層されたときに、第1実施形態と同一位置に配置されるように、中空部形成部材16Aに形成されている。
よって、接着層の数が少なくなるので、プリンタヘッドチップ10A全体の厚みの寸法精度をより高精度にすることができる。さらに、接着層の数が少なくなるので、強度上の信頼性を高くすることができる。
その他の構成等は、第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
図12は、プリンタヘッドチップ10Bを複数並設して、ラインプリンタ用のプリンタヘッドとした場合の例を示す平面図である。なお、図12において、支持部材14及び壁18を実線で図示している。
この例では、各プリンタヘッドチップ10Bの支持部材14は、3段の支持部材14列を備えている。また、プリンタヘッドチップ10Bは、第2実施形態で示したように、中空部形成部材16A側に支持部材14を形成したものである。したがって、基板部材11上には、発熱抵抗体13のみが設けられている。
このように形成すれば、直線状に多数のプリンタヘッドチップ10Bが配列された(直線状に吐出口17aが配列された)ラインプリンタ用のプリンタヘッドを形成することができる。
これに対し、本実施形態では、基板部材11側には隔壁等が存在しないので、基板部材11のつなぎ目における発熱抵抗体13の配置間隔の精度を確保するだけで足りる。
図13は、本発明の第3実施形態であるプリンタヘッドチップ10Cを示す断面図であり、第1実施形態の図3に相当する図である。
第3実施形態では、エネルギー発生手段として、第1実施形態の発熱抵抗体13の代わりに、振動板21並びに上部電極22及び下部電極24を設けたものであり、静電吐出方式によるものである。また、上部電極22と下部電極24との間には、空気層23が設けられている。その他の構造は、第1実施形態と同様である。
図14は、本発明の第4実施形態であるプリンタヘッドチップ10Dを示す断面図であり、第1実施形態の図3に相当する図である。
第4実施形態では、エネルギー発生手段として、第1実施形態の発熱抵抗体13の代わりに、両面に電極を有するピエゾ素子25と振動板21との積層体を設けたものであり、ピエゾ方式によるものである。その他の構造は、第1実施形態と同様である。
11 基板部材
12 半導体基板
13 発熱抵抗体(エネルギー発生手段)
14 支持部材
15 インク流通空間部
16 中空部形成部材
17 中空部(ノズル)
17a 吐出口
17b インク流入口
18 壁
Claims (19)
- 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、
前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズルと
を含むインク吐出装置において、
前記基板部材と前記ノズルを形成した部材との間に高さHのインク流通空間部を形成するとともに、各前記エネルギー発生手段の上部に前記吐出口が位置するように前記ノズルを配置し、
ここで、
前記ノズルの前記インク流通空間部側の開口面をインク流入口とし、他方の開口面を前記吐出口とすることにより、前記インク液室を別個独立に形成することなく、前記ノズルの内部空間が前記インク液室を兼ねるようにし、
かつ、前記吐出口及び前記インク流入口を含む前記ノズルの内部空間の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
各前記エネルギー発生手段の上部に配置され、前記エネルギー発生手段側の開口面がインク流入口であり、他方の開口面がインクを吐出するための吐出口である筒状の中空部を形成した中空部形成部材とを備え、
ここで、
前記基板部材と前記中空部形成部材との間に前記インク流入口に連通するインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の高さをH、前記中空部の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、
前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口と
を含むインク吐出装置において、
各前記エネルギー発生手段の上部に配置され、前記エネルギー発生手段側の開口面から入り込んだインクを、前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによって加圧し、他方の開口面から吐出させるようにした、前記インク液室と前記吐出口とを兼ねた筒状の中空部を形成した中空部形成部材を備え、
ここで、
前記基板部材と前記中空部形成部材との間に前記インク流入口に連通するインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の高さをH、前記中空部の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のインク吐出装置において、
前記インク流通空間部は、複数の前記エネルギー発生手段のうち隣接する前記エネルギー発生手段の最短距離上の空間に設けられている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のインク吐出装置において、
前記インク流通空間部は、複数の異なる方向から前記エネルギー発生手段側にインクが送られるように形成されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、
前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズルと
を含むインク吐出装置において、
前記基板部材と前記ノズルを形成した部材との間に高さHのインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の一部には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が配置され、さらに、各前記エネルギー発生手段の上部に前記吐出口が位置するように前記ノズルを配置し、
ここで、
前記ノズルの前記インク流通空間部側の開口面をインク流入口とし、他方の開口面を前記吐出口とすることにより、前記インク液室を別個独立に形成することなく、前記ノズルの内部空間が前記インク液室を兼ねるようにし、
かつ、前記吐出口及び前記インク流入口を含む前記ノズルの内部空間の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
各前記エネルギー発生手段の上部に配置され、前記エネルギー発生手段側の開口面がインク流入口であり、他方の開口面がインクを吐出するための吐出口である筒状の中空部を形成した中空部形成部材とを備え、
ここで、
前記基板部材と前記中空部形成部材との間に前記インク流入口に連通するインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の高さをH、前記中空部の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにし、
かつ、前記インク流通空間部の一部には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が配置されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、
前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口と
を含むインク吐出装置において、
各前記エネルギー発生手段の上部に配置され、前記エネルギー発生手段側の開口面から入り込んだインクを、前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによって加圧し、他方の開口面から吐出させるようにした、前記インク液室と前記吐出口とを兼ねた筒状の中空部を形成した中空部形成部材を備え、
ここで、
前記基板部材と前記中空部形成部材との間に前記インク流入口に連通するインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の高さをH、前記中空部の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにし、
かつ、前記インク流通空間部の一部には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が配置されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のインク吐出装置において、
前記エネルギー発生手段は、前記基板部材上に並設されており、
前記支持部材は、前記エネルギー発生手段の並設方向に沿って複数配置されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のインク吐出装置において、
前記エネルギー発生手段は、前記基板部材上に並設されており、
前記支持部材を前記エネルギー発生手段の並設方向に沿って複数配置した支持部材列が複数配列され、
1の前記支持部材列における前記支持部材の配置間隔と、他の1の前記支持部材列における前記支持部材の配置間隔とが異なるようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のインク吐出装置において、
複数の前記インク吐出装置を、各前記インク吐出装置の前記吐出口が直線状に並ぶように配置した
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、
前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズルと
を含むインク吐出装置において、
前記基板部材と前記ノズルを形成した部材との間に高さHのインク流通空間部を形成するとともに、前記ノズルを形成した部材の前記インク流通空間部側には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が前記ノズルを形成した部材と一体的に形成され、さらに、各前記エネルギー発生手段の上部に前記吐出口が位置するように前記ノズルを配置し、
ここで、
前記ノズルの前記インク流通空間部側の開口面をインク流入口とし、他方の開口面を前記吐出口とすることにより、前記インク液室を別個独立に形成することなく、前記ノズルの内部空間が前記インク液室を兼ねるようにし、
かつ、前記吐出口及び前記インク流入口を含む前記ノズルの内部空間の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
各前記エネルギー発生手段の上部に配置され、前記エネルギー発生手段側の開口面がインク流入口であり、他方の開口面がインクを吐出するための吐出口である筒状の中空部を形成した中空部形成部材とを備え、
ここで、
前記基板部材と前記中空部形成部材との間に前記インク流入口に連通するインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の高さをH、前記中空部の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにし、
かつ、前記中空部形成部材の前記インク流通空間部側には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が前記中空部形成部材と一体的に形成されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによってインクを加圧するためのインク液室と、
前記インク液室内で加圧されたインクを吐出するための吐出口と
を含むインク吐出装置において、
各前記エネルギー発生手段の上部に配置され、前記エネルギー発生手段側の開口面から入り込んだインクを、前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによって加圧し、他方の開口面から吐出させるようにした、前記インク液室と前記吐出口とを兼ねた筒状の中空部を形成した中空部形成部材を備え、
ここで、
前記基板部材と前記中空部形成部材との間に前記インク流入口に連通するインク流通空間部を形成するとともに、前記インク流通空間部の高さをH、前記中空部の最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにし、
かつ、前記中空部形成部材の前記インク流通空間部側には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が前記中空部形成部材と一体的に形成されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによって加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズルと
を含むインク吐出装置において、
前記基板部材と前記ノズルを形成した部材との間に高さHのインク流通空間部を形成したときに、
前記ノズルの最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 基板部材上に設けられた複数のエネルギー発生手段と、
前記エネルギー発生手段で発生したエネルギーによって加圧されたインクを吐出するための吐出口を有するノズルと
を含むインク吐出装置において、
前記基板部材と前記ノズルを形成した部材との間に高さHのインク流通空間部を形成したときに、
前記ノズルの最小開口長さをDmin としたときに、
H<Dmin /√2
の関係を満たすようにし、
かつ、前記インク流通空間部の一部には、前記インク流通空間部の高さをほぼ一定に確保する支持部材が配置されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項16に記載のインク吐出装置において、
前記エネルギー発生手段は、前記基板部材上に並設されており、
前記支持部材は、前記エネルギー発生手段の並設方向に沿って複数配置されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項16に記載のインク吐出装置において、
前記エネルギー発生手段は、前記基板部材上に並設されており、
前記支持部材を前記エネルギー発生手段の並設方向に沿って複数配置した支持部材列が複数配列されている
ことを特徴とするインク吐出装置。 - 請求項16に記載のインク吐出装置において、
前記エネルギー発生手段は、前記基板部材上に並設されており、
前記支持部材を前記エネルギー発生手段の並設方向に沿って複数配置した支持部材列が複数配列され、
1の前記支持部材列における前記支持部材の配置間隔と、他の1の前記支持部材列における前記支持部材の配置間隔とが異なるようにした
ことを特徴とするインク吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005373326A JP4211779B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | インク吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005373326A JP4211779B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | インク吐出装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001398156A Division JP3777594B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | インク吐出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006130930A true JP2006130930A (ja) | 2006-05-25 |
JP4211779B2 JP4211779B2 (ja) | 2009-01-21 |
Family
ID=36724870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005373326A Expired - Fee Related JP4211779B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | インク吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4211779B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05116317A (ja) * | 1991-10-29 | 1993-05-14 | Canon Inc | インク滴噴射記録ヘツド及びそれを用いる記録方法 |
JPH1029307A (ja) * | 1997-04-17 | 1998-02-03 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録装置 |
JPH10181021A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-07-07 | Canon Inc | インクジェットヘッド、インクジェットプリント装置、およびインクジェットプリント方法 |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005373326A patent/JP4211779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05116317A (ja) * | 1991-10-29 | 1993-05-14 | Canon Inc | インク滴噴射記録ヘツド及びそれを用いる記録方法 |
JPH10181021A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-07-07 | Canon Inc | インクジェットヘッド、インクジェットプリント装置、およびインクジェットプリント方法 |
JPH1029307A (ja) * | 1997-04-17 | 1998-02-03 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4211779B2 (ja) | 2009-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8454131B2 (en) | Ink jet print head | |
JPH07148925A (ja) | 液滴放出装置 | |
JP4827439B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド用基板および該基板を用いるインクジェット記録ヘッド | |
CN112297624B (zh) | 液体喷出头以及液体喷出装置 | |
TWI568597B (zh) | 具墨水進給孔橋接器的流體噴出裝置 | |
US7537311B2 (en) | Method and apparatus for ejecting liquid | |
US7850287B2 (en) | Liquid ejection apparatus | |
JP4325694B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
US20060227174A1 (en) | Inkjet head | |
JP4595659B2 (ja) | 液滴噴射装置及びその製造方法 | |
JP4211779B2 (ja) | インク吐出装置 | |
JP6772582B2 (ja) | インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 | |
US20070085881A1 (en) | Methods for improved micro-fluid ejection devices | |
JP5911264B2 (ja) | 液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP4765505B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
EP4140747A1 (en) | Liquid ejecting heat and method of manufacturing liquid ejecting head | |
JP2023077204A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP6710991B2 (ja) | インクジェットヘッドおよびインクジェット装置 | |
JP2020192780A (ja) | 吐出ヘッド | |
JP2023032352A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP2023148395A (ja) | 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 | |
JP2024021622A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 | |
JP2023046017A (ja) | 液体吐出ヘッド | |
JP2023032323A (ja) | 液体吐出ヘッド | |
JP2023032312A (ja) | 液体吐出ヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081007 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081020 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |