JP2006130909A - 多層被覆プロピレン樹脂製配管部材 - Google Patents

多層被覆プロピレン樹脂製配管部材 Download PDF

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Abstract

【課題】2次純水製造装置や半導体製造装置内配管などの半導体関連の配管部材に用いて好適な多層被覆プロピレン樹脂配管部材を提供する。
【解決手段】基材管2の外表面に被覆層3を設ける。基材管2の外形を20mm、肉厚を1.9mmに形成する。被覆層3は基材管2の外表面に設けられ、内側から順に接着層4、塩化ビニリデン系樹脂層5及び保護層6を形成する。接着層4は、基材管2の外表面に樹脂層5を接着させるためもので、ウレタン系樹脂の接着剤からなり、膜厚は10μmに形成する。塩化ビニリデン系樹脂層5は、塩化ビニリデンとメチルアクリレート共重合樹脂からなり、膜厚を25μmに形成する。保護層6は、多層被覆プロピレン樹脂製管1の外表面を着色するために、塩化ビニリデン系樹脂層5の外表面に形成し、ウレタン系樹脂の塗料からなり、膜厚は30μmに形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、上下水道、住宅設備または食品、医薬、化学、半導体産業などの分野に用いられる多層被覆樹脂製配管部材に関するものであり、さらに詳しくは、有機物や金属イオンの溶出が少なく、あらゆる湿度雰囲気下において優れた酸素バリア性を有し、配管に加わる応力や変形によって被覆層が剥離しない多層被覆樹脂製配管部材に関するものである。
純水や超純水などの流体は、例えば、医薬関連や半導体関連の装置や設備などで用いられ、その配管部材として、有機物や金属イオンの溶出が少ない樹脂製配管部材が使用されている。そのような樹脂製配管部材として、有機物や金属イオンの溶出を低減するために特別の配合設計がなされた超純水用の塩化ビニル樹脂製配管部材が知られている。
しかしながら、特に、半導体製造過程においては、例えば、超純水に含まれる極微量の金属イオンが製品品質や生産性などに大きな影響を与えるため、有機物や金属イオンの溶出がより少ない樹脂製配管部材が求められている。そのような配管部材として、フッ化ビニリデン樹脂製配管部材が知られているが、フッ化ビニリデン樹脂には、成形時腐食性ガスを発生するので専用の成形設備が必要であり、発生するガスは人体に有害であるため作業環境も悪く、また非常に高価であるという問題があり、その解決策としてプロピレン製配管部材が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、プロピレン樹脂配管部材はプロピレン樹脂の酸素透過係数が大きく、配管部材壁を介して大気中から流体へ酸素が溶解する度合いが他の樹脂製配管部材に比べて非常に大きいために、装置内配管部材の一部、排水処理工程の配管部材などの配管部材としては用いられているものの、被処理水の前処理工程、1次純水製造装置、2次純水製造装置(サブシステム)などの、例えば、溶存酸素量5ppb以下が要求される設備の配管部材としてはほとんど用いられていないのが現状である。
以上の問題点を解決する手段として、配管部材を多層化し、その一層に酸素バリア性を有している材料を適用した構成とすることで、大気中の酸素などの気体が配管部材の壁を通して流体へ浸透するのを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この文献に開示された方法によると、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂よりなる酸素バリア層を管の外側または外側寄りの層に構成することにより、大気中の酸素などの気体が管壁を通して浸透するのを防止して樹脂製管に酸素バリア性を付与できるというものであった。
配管技術2003年8月号、85頁(日本工業出版) 特許第3305469号
しかしながら、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂で形成された層においては、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂は乾燥雰囲気下では良好な酸素バリア性を発現するが、湿度の高い雰囲気下では酸素バリア性が著しく低下するという問題を有しているために、実際に管が用いられる環境下においては、十分な酸素バリア性が得られないという問題があった。
実際に使用される工場や装置内においては、多湿な雰囲気下で使用されることも少なくない。このような雰囲気下では、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂の酸素バリア性は著しく低下する。さらに、長期的に多湿な雰囲気下において用いられる場合には、より酸素バリア性が低下するという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、有機物や金属イオンの溶出が少なく、あらゆる湿度雰囲気下において優れた酸素バリア性を有し、配管に加わる応力や変形によって被覆層が剥離することなく、また製造が容易で安価な配管部材を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、プロピレン樹脂を基材とする多層被覆配管部材であって、被覆層の少なくとも一層は塩化ビニリデン樹脂及び/または塩化ビニリデン共重合樹脂を含む樹脂層(以下、塩化ビニリデン系樹脂層と略記する。)であることを第1の特徴とする。
前記樹脂層の厚さが、3〜200μmであることを第2の特徴とし、前記樹脂層の塩化ビニリデンの含有率が25〜96%であることを第3の特徴とする。
前記樹脂層が接着層を介して被覆されていることを第4の特徴とし、前記接着層がウレタン系樹脂であることを第5の特徴とする。
前記樹脂層がスプレーコーティング法で形成されていることを第6の特徴とし、半導体関連の配管部材として用いられることを第7の特徴とする。
本発明に用いられる配管部材の基材はプロピレン樹脂であり、配管部材に酸素バリア性を付与する被覆層は塩化ビニリデン系樹脂層であることを特徴とする。なお、該配管部材としては、管、管継手類、バルブおよび駆動部材等の配管部材などを挙げることができる。
前記プロピレン樹脂は有機物や金属イオンの溶出が非常に少ない樹脂であり、2次純水製造装置(サブシステム)の配管部材用樹脂として用いることができ、容易に且つ安価に入手できる樹脂である。プロピレン樹脂は一般に使用されている有機物や金属イオンの溶出が少ないホモポリマーやコポリマーが好適なものとして挙げられる。
また、基材への接着をより強固にするために、例えば、耐水ペーパーや砂などで基材の外表面を荒らし物理的に接着強度を補ったり、プラズマ放電やコロナ放電などの電気放電処理や火炎処理などで基材の外表面を処理し化学的に接着強度を補ったり、さらには電気放電処理や火炎処理後にシランカップリング剤や過酸化水素水などで基材の外表面を化学的に処理し接着強度を補ったりするなどの方法を実施してもよい。
樹脂層を形成する樹脂は、塩化ビニリデン樹脂及び/または塩化ビニリデン共重合樹脂であり、これらは単独または併用で使用することができる。該樹脂はラテックスまたは有機溶剤溶液状態で使用される。塩化ビニリデン共重合樹脂は、塩化ビニリデンと共重合可能な単量体との共重合樹脂であり、該単量体としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリロニトリルなどが好適なものとして挙げられる。
また、本発明は塩化ビニリデン系樹脂層の厚さは、3〜200μmの範囲に設定することが望ましく、好ましくは5〜150μmである。配管部材が有効な酸素バリア性を有するためには3μm以上の厚さが望ましく、配管部材として有効な可とう性を保持するためには200μm以下であることが望ましい。
また、塩化ビニリデン系樹脂層の塩化ビニリデンの含有率が25〜96%であることが望ましく、好ましくは30〜95%である。配管部材が酸素バリア性を有するためには25%以上の含有率が望ましく、配管部材として可とう性を保持するためには96%以下の含有率であることが望ましい。尚、塩化ビニリデン樹脂または塩化ビニリデン共重合樹脂には、本発明の目的を損なわない範囲で各種の添加剤を含有することができる。添加剤の例としては、水酸化ナトリウム、アンモニア水等のPH調節剤、シリコーン、ワックス類等の消泡剤、ポリビニルアルコール、水溶性セルロース誘導体、アクリル酸系共重合体塩等の増粘剤、界面活性剤等が挙げられる。
塩化ビニリデン系樹脂層は接着層を介して被覆されていることが望ましい。接着層を介さない場合には、プロピレン樹脂基材を前記樹脂層で十分な強度で被覆できない場合があり、また、配管部材の変形、流体圧力の漸次的変化、ウォーターハンマーによる急激な流体圧力の変化などが発生した場合、プロピレン樹脂基材の伸縮により前記樹脂層が剥離する場合がある。
なお、接着層4は、ウレタン系樹脂を用いることが好適であるが、他にもアクリル系やシリコーン系、ゴム系を使用することができる。
接着層4がウレタン系樹脂であることが好適である理由は、ウレタン系樹脂は伸縮性に富むので、前記配管部材の変形などが吸収され、塩化ビニリデン系樹脂層5が剥離することを抑制できるからである。
本発明の被覆層を形成する方法は、スプレーコーティング、ダイコーティング、リバースコーティング、ディップコーティングなどの方法があるが、中でもスプレーコーティング法にて形成することが望ましい。スプレーコーティング法により塩化ビニリデン系樹脂層を均一に薄く容易に形成することができ、配管部材変形時に樹脂層に割れや欠けが生じず、十分な酸素バリア性を得ることができる。ディップコーティング法でもスプレーコーティング法同様の被覆層を形成することが可能であるが、例えば、管などの長大な製品をコーティングする時には小型の設備で容易にコーティングできるスプレーコーティングのほうが好ましい。
本発明の配管部材は、有機物や金属イオンの溶出が少ないプロピレン樹脂の基材層と、どのような湿度雰囲気下にあっても高い酸素バリア性を有する塩化ビニリデン系樹脂層にて構成されているので、例えば、2次純水製造装置や半導体製造装置内配管などの半導体関連の配管部材として好適である。
本発明は、以上説明した構成、製造方法の配管部材であり、これにより以下の優れた効果が得られる。
(1)純水、超純水などの流体が直接接する内層がプロピレン樹脂からなるので、有機物や金属イオンの溶出が非常に少なく、被覆層の少なくとも1層が塩化ビニリデン系樹脂層からなるので、あらゆる湿度雰囲気下においても配管部材の壁を通して酸素などの気体が浸透しにくいので、流体中の溶存酸素量の増加を抑制することができるため、流体汚染や流体性質変化などによる流体の要求特性の低下という問題がなくなるため、純水、超純水などの流体の配管部材として好適に用いることができる。
(2)配管部材の変形などにより、樹脂層の剥離、割れ、欠けなどが発生せず、優れた酸素バリアを有する。
(3)塩化ビニリデン系樹脂層をスプレーコーティング法で形成すると、均一に薄く容易に形成することができ、配管部材変形時に樹脂層に割れや欠けが生じず、十分な酸素バリア性を得ることができる。
(4)プロピレン樹脂と塩化ビニリデン系樹脂層とからなるので、純水、超純水などの流体の配管部材を安価に提供できる。
(5)流体が、例えば、塩酸などであった場合には、塩化水素ガスの管内表面から外表面への透過を抑制できるため、配管雰囲気の悪化や金属製配管附帯設備への腐食による設備動作不良などを防止できる。
(6)温水や熱水の循環によるセントラルヒーティングや集中フロアヒーティング等の設備、その他の温水や熱水の供給、循環、排出設備などでは、プロピレン樹脂製配管部材壁を介して大気中からパイプ内を流れる温水や熱水に酸素ガスや炭酸ガスなどが溶解することを抑制できるため、熱交換器やポンプなどの装置における金属部分での腐食の発生を防止できる。
以下に、本発明の実施例を示す管について図1乃至図2を参照して説明するが、本発明が本実施例に限定されないことは言うまでもない。図1は、多層被覆プロピレン樹脂製管を示す斜視図であり、図2は図1のA−A線に沿う縦断面図である。
図において、1は多層被覆プロピレン樹脂製管である。管1は基材管2の外表面に被覆層3を設けたもので、その各々の構成は下記の通りである。(図2参照)。
2は基材管であるプロピレン樹脂製の管である。基材管2の外形は20mm、肉厚は1.9mmに形成されている。
3は基材管2の外表面に設けられた被覆層であり、内側から順に接着層4、塩化ビニリデン系樹脂層5及び保護層6から形成されている。
接着層4は、基材管2の外表面に塩化ビニリデン系樹脂層5を接着させるためもので、ウレタン系樹脂の接着剤からなり、膜厚は10μmに形成されている。
塩化ビニリデン系樹脂層5は、塩化ビニリデンとメチルアクリレート共重合樹脂からなり、膜厚は25μmに形成されている。
保護層6は、管1の外表面を着色するために、塩化ビニリデン系樹脂層5の外表面に形成されており、ウレタン系樹脂の塗料からなり、膜厚は30μmに形成されている。
保護層6は、例えば、着色による意匠付与、配管材料の耐候性付与、外部から加わる衝撃力に対しての耐性付与、配管内部の流体の冷却を防止する保温性付与などを目的として設けられるものであるが、特に必要性がなければ、保護層6は設けなくても良い。
本実施の形態では基材として管を使用しているが、配管部材であればいずれでもよく、継手、バルブおよびバルブ駆動部材等の配管部材のなどに使用してもよい。
管1の被覆層3の各層は、膜厚を制御可能で、製法が容易なスプレーコーティング法により形成されている。スプレーコーティング法を用いることによって、均一に薄く容易に形成することができ、配管部材変形時に5に割れや欠けが生じず、十分な酸素バリア性を得ることができる。
また、スプレーコーティング法で層を形成するため、すでに設置後のプロピレン樹脂製配管部材であっても必要に応じて容易に酸素バリア性を得ることができる。また、被覆層3を形成済みで設置後の配管部材であっても、必要に応じて再度スプレーコーティングにより被膜層3を設けることによって、さらに高い酸素バリア性を得ることも可能となる。
本発明の配管部材は、有機物や金属イオンの溶出が少ないプロピレン樹脂の基材管2と、どのような湿度雰囲気下にあっても高い酸素バリア性を有する塩化ビニリデン系樹脂層5にて構成されているので、例えば、2次純水製造装置や半導体製造装置内配管などの半導体関連の配管部材として好適である。
次に、本実施の形態の管1の配管部材壁を酸素が透過する場合の酸素バリア作用を説明する。
まず、配管部材内部に純水が流れると、基材管2の内部に含まれている酸素が、基材管2の内表面に接している流体に微量づつ溶解する。次に、基材管2の内部に含まれている酸素が流体に溶解し始めると、基材管2の内部がポーラスな状態となるため、基材管2の外表面に形成されている接着層4に含まれていた酸素が基材管2にも分散し、やがて基材管2の内表面から流体に微量づつ溶解する。このように管1の内表面から流体へ気体が溶解することで、基材管2及び接着層4の内部から順次気体が供給され、流体へ酸素が溶解し、流体の溶存酸素量が増加する。しかし、塩化ビニリデン系樹脂層5の内部にはほとんど酸素が含まれておらず、また外表面から内表面へ酸素が透過しにくい結晶化構造となっているために外表面から接着層4への酸素の透過も起こり難い。このことから、流体への酸素の溶解が抑制され、流体に含まれる溶存ガスが増加しない構造となっている。
次に、本実態例の管の製造方法の一例を以下に示す。
(1) プロピレン樹脂を溶融押出成形し、基材となる管を形成する。
(2) 管内表面への不純物の付着を防止するために管両末端を密閉する。
(3) 基材管の外表面に、スプレーコーティング法により接着層を形成する。
(4) 次に、接着層の外表面に、スプレーコーティング法により、塩化ビニリデン系樹脂層を形成する。
(5) 最後に、スプレーコーティング法により保護層を形成する。
次に、上記で得られた本発明の多層被覆プロピレン樹脂製管の被覆層強度及び別に作製した多層被覆プロピレン樹脂製シートの酸素バリア性を確認するための評価試験を行った。その評価試験方法を以下に示す。
(1)1/2扁平試験
30mmの長さの多層被覆プロピレン樹脂製配管部材を、応力測定装置(島津製作所製 オートグラフ)にて、多層被覆プロピレン樹脂製配管部材の外径が1/2となるように扁平し、30秒保持後取り外し、基材管と被覆層の剥離や、被覆層の割れや欠けの有無を目視にて確認した。剥離、割れ、欠けが生じていない場合は「○」、剥離、割れ、欠けのいずれか一つが生じた場合は「△」、剥離、割れ、欠けの二つ以上が生じた場合は「×」とし、良好は「○」、不良は「△」「×」とした。
(2)酸素透過性試験
試験方法JIS K 7126に準拠する気体透過度試験(ヤナコ分析工業製 差圧式ガス透過率測定装置 GTR−30AS型)を行い、気体透過度及び/または気体透過係数を求めた。
[実験例1]
(a)塩化ビニリデン90重量部とメチルアクリレート10重量部からなる単量体混合物100重量部の内10重量部をイオン交換水100部、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム0.1部とオートクレーブ中で混合し、過硫酸ナトリウム0.07重量部を定量連続添加して50℃で2時間反応させた後、残りの単量体混合物90重量部とドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム0.6重量部を添加し重合した。これにドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを添加して20℃での表面張力が40mN/mになるように調整して、塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを調整した。この塩化ビニリデン系共重合体ラテックスの塩化ビニリデンの含有率は90%であった。
(b)上記の方法にて塩化ビニリデン系共重合体ラテックスの塩化ビニリデンとメチルアクリレートの単量体の混合割合を変え、塩化ビニリデンの含有率を変えた塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを得た。
(c)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)を押出成形機により外径20mm、肉厚1.9mmに成形したプロピレン樹脂製管の外表面に、厚さが10μmとなるように、スプレーコーティング法により、ウレタン系樹脂接着剤(三井武田ケミカル製 商品名:タケラックA−310と商品名:タケネートA−3の10:1混合物)を塗布し、50℃のオーブンで1時間硬化させ、接着層を形成した。
(d)(c)で得た管の接着層の表面に、スプレーコーティング法にて、上記(a)により得られた塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを任意の厚さで塗布し、塩化ビニリデン系樹脂層を形成した。これにより得られた多層被覆プロピレン樹脂製管を前記の1/2扁平試験にて評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2006130909
[実験例2]
(a)前記の方法と同様にして、塩化ビニリデンの含有率が96%の塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを得た。
(b)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)をロール成形機により厚さ1.9mmに成形したシートの片面に、厚さが10μmとなるように、スプレーコーティング法により、ウレタン系樹脂接着剤(三井武田ケミカル製 商品名:タケラックA−310と商品名:タケネートA−3の10:1混合物)を塗布し、50℃のオーブンで1時間硬化させ、接着層を形成した。
(c)(b)で得たシートの接着層の表面に、スプレーコーティング法にて、上記(a)により得られた塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを任意の厚さで塗布し、塩化ビニリデン系樹脂層を形成した。
(d)これにより得られた多層被覆プロピレン樹脂製シートを前記ガス透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表2に示す。
Figure 2006130909
[実験例3]
(a)前記の方法と同様にして、表3に示す塩化ビニリデンの含有率の塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを得た。
(b)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)をロール成形機により厚さ1.9mmに成形したシートの片面に、厚さが10μmとなるように、スプレーコーティング法により、ウレタン系樹脂接着剤(三井武田ケミカル製 商品名:タケラックA−310と商品名:タケネートA−3の10:1混合物)を塗布し、50℃のオーブンで1時間硬化させ、接着層を形成した。
(c)(b)で得たシートの接着層の表面に、スプレーコーティング法にて、上記(a)により得られた塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを厚さが200μmとなるように塗布し、塩化ビニリデン系樹脂層を形成した。
(d)これにより得られた多層被覆プロピレン樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表3に示す。
Figure 2006130909
[実験例4]
(a)上記の方法と同様にして、塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを調整し、塩化ビニリデンの含有率が96%の塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを得た。
(b)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)をロール成形機により厚さ1.9mmに成形したシートの片面に、厚さが10μmとなるように、スプレーコーティング法により、ウレタン系樹脂接着剤(三井武田ケミカル製 商品名:タケラックA−310と商品名:タケネートA−3の10:1混合物)を塗布し、50℃のオーブンで1時間硬化させ、接着層を形成した。
(c)(b)で得たシートの接着層の表面に、厚さが40μmとなるように、スプレーコーティング法にて、上記(a)により得られた塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを塗布し、塩化ビニリデン系樹脂層を形成した。
(d)これにより得られた多層被覆プロピレン樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表4に示す。
[比較例1]
(a)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)をロール成形機により厚さ1.9mmに成形した。
(b)これにより得られたプロピレン樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表4に示す。
[比較例2]
(a)信越化学工業株式会社製の塩化ビニル樹脂(商品名:TKシリーズ、重合度700)をロール成形機により厚さ1.9mmのシートに成形した。
(b)これにより得られた塩化ビニル樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表4に示す。
[比較例3]
(a)呉羽化学工業株式会社製のフッ化ビニリデン樹脂(商品名:クレハKFポリマー KF1000)をロール成形機により厚さ1.9mmのシートに成形した。
(b)これにより得られたフッ化ビニリデン樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表4に示す。
Figure 2006130909
[実験例5]
(a)上記の方法にて塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを調製し、塩化ビニリデンの含有率が96%の塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを得た。
(b)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)をロール成形機により厚さ1.0mmに成形したシートの片面に、厚さが10μmとなるように、スプレーコーティング法により、ウレタン系樹脂接着剤(三井武田ケミカル製 商品名:タケラックA−310と商品名:タケネートA−3の10:1混合物)を塗布し、50℃のオーブンで1時間硬化させ、接着層を形成した。
(c)(b)で得たシートの接着層の表面に、厚さが20μmとなるように、スプレーコーティング法にて、上記(a)により得られた塩化ビニリデン系共重合体ラテックスを塗布し、塩化ビニリデン系樹脂層を形成した。
(d)これにより得られた多層被覆プロピレン樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表5に示す。
[比較例4〜5]
(a)日本ポリプロ株式会社製のプロピレン樹脂(ノバテックPP 商品名:EA9)をロール成形機により厚さ1.0mmに成形したシートの片面に、厚さが10μmとなるように、スプレーコーティング法により、ウレタン系樹脂接着剤(三井武田ケミカル製 商品名:タケラックA−310と商品名:タケネートA−3の10:1混合物)を塗布し、50℃のオーブンで1時間硬化させ、接着層を形成した。
(b)(a)で得たシートの接着層の表面に、厚さが20μmとなるように、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(エチレン:32mol%および44mol%)層を形成した。
(c)これにより得られた多層被覆プロピレン樹脂製シートを前記酸素透過性試験にて酸素透過性を評価した。その結果を表5に示す。
Figure 2006130909
上記表1の結果より、本発明の多層被覆プロピレン樹脂製管は、被覆層の剥離、割れ、欠けに対する耐性が非常に優れていることが分かる。
上記表2の結果より、多層被覆プロピレン樹脂製シートにおける酸素透過係数は、塩化ビニリデン系樹脂層の厚さが厚くなるほど小さくなり、酸素バリア性がよいことが分かる。
上記表3の結果より、多層被覆プロピレン樹脂製シートにおける酸素透過係数は、塩化ビニリデンの含有率が多くなるほど小さくなり、酸素バリア性がよいことが分かる。
上記表4の結果より、プロピレン樹脂を塩化ビニリデン系樹脂を含む層で被覆することで、プロピレン樹脂の酸素バリア性が大幅に改善されることが分かる。
上記表4の結果より、塩化ビニル樹脂製シートの酸素透過係数は35.0×10−12であるが、表2および表3の結果より、多層被覆プロピレン樹脂製シートは、塩化ビニリデン含有率が96%であれば塩化ビニリデン系樹脂層の厚みが3μm以上で、また、塩化ビニリデン系樹脂層の厚さが200μmであれば塩化ビニリデンの含有率が25%以上で、酸素バリア性が塩化ビニル樹脂製シートより優れていることが分かる。
上記表4の結果より、フッ化ビニリデン樹脂製シート以上の酸素バリア性を有する多層被覆プロピレン樹脂製シートを得ることができることが分かる。
上記の結果から、多層被覆プロピレン樹脂製シートは、被覆層の構成を任意に変更することで、プロピレン樹脂製シートに塩化ビニル樹脂製シートと同等以上の良好な酸素バリア性やフッ化ビニリデン樹脂製シートと同等以上の優れた酸素バリア性を付与することができることが分かる。シートにおいてこのように優れた効果を得ることができるので、配管部材においても同様の効果を得ることができ、例えば同一口径の塩化ビニル樹脂製管やフッ化ビニリデン樹脂製管と同等以上の酸素バリア性を有する管を得ることができる。このように、本発明の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材は、酸素バリア性が非常に優れていることが分かる。
表5の結果より、本発明の多層被覆プロピレン樹脂シートは、高い湿度雰囲気下で優れた酸素バリア性を示していることから、あらゆる湿度雰囲気下で優れた酸素バリア性を有していることが分かる。従って、上記と同様に本発明の多層被覆プロピレン樹脂製管は、酸素バリア性が非常に優れていることが分かる。
本発明の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材を示す部分断面図である。 図1のA−A線に沿う縦断面図である。
符号の説明
1…多層被覆プロピレン樹脂製管
2…基材管
3…被覆層
4…接着層
5…塩化ビニリデン系樹脂層
6…保護層

Claims (7)

  1. プロピレン樹脂を基材とする多層被覆配管部材であって、被覆層の少なくとも一層は塩化ビニリデン樹脂及び/または塩化ビニリデン共重合樹脂を含む樹脂層であることを特徴とする多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
  2. 前記樹脂層の厚さが、3〜200μmであることを特徴とする請求項1に記載の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
  3. 前記樹脂層の塩化ビニリデンの含有率が25〜96%であることを特徴とする請求項1または2に記載の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
  4. 前記樹脂層が接着層を介して被覆されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
  5. 前記接着層がウレタン系樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
  6. 前記樹脂層がスプレーコーティング法で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
  7. 半導体関連の配管材料として用いられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の多層被覆プロピレン樹脂製配管部材。
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