JP2006130604A - 切削装置の刃具摩耗の検出方法、検出装置及び切削装置 - Google Patents

切削装置の刃具摩耗の検出方法、検出装置及び切削装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は簡易な装置構成によって、切削工具の刃具摩耗をより正確に検出することが可能な切削装置の刃具摩耗の検出方法、検出装置を提供する。
【解決手段】 刃具摩耗検出装置を、切削加工音を集音する音信号入力部11と、この音信号を時間周波数信号に変換する信号変換部16と、この時間周波数信号から通常の切削加工音よりも高い周波数帯域に分布する第1異音成分候補信号を検出する第1異音成分候補検出部17と、所定の周波数幅及び時間幅で一定強度以上となる第2異音成分候補信号を検出する第2異音成分候補検出部18と、これら両異音候補成分信号が検出されたとき刃具摩耗の発生を判定する刃具摩耗判定部19と、を備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、切削装置の刃具の摩耗を検出する方法及び装置に関し、特に直流モータのコンミテータのセグメント間の溝を形成する切削装置の刃具の摩耗を検出する方法及び装置に関する。
刃具によってワークの切削加工を行なう切削装置では、刃具の摩耗により加工精度が低下することを防止するために刃具摩耗を管理する必要がある。従来の刃具摩耗の管理方法とには、図4に示すような仮想の刃具摩耗曲線を一律に適用して、刃具の使用回数により管理していた。例えば図4に示す例では、経験的に刃具が許容摩耗度に至る限界使用回数を求め、初期摩耗域の経過後から、限界使用回数の約8割の使用回数へ至るまでを、安定域として使用する。
また、切削加工の際に刃具を駆動させる電動機の電力の変化率又は波形パターンを検出して、刃具摩耗を検出する方法も考案されている。
また、下記特許文献1には、切削加工の際に発生する切削音を集音し、そのスペクトルピークの周波数の値から刃具摩耗を検出する工具交換装置が開示されている。また、下記特許文献2には、多数の刃具によるアコースティックエミッション信号(AE信号)を検出して、そのAE信号間の相関関係の有無を判定して刃具の寿命を検出する寿命検出方法が開示されている。
さらに、下記特許文献3には、刃具の切削音の平均値を用いることにより、突発的なノイズによる刃具の折損の誤検出を防止することが可能な工具監視装置が開示されている。また、下記特許文献4には、切削工具の切削音、切削振動及び切削応力などの複数の検出ファクターを使用して切削工具の摩耗状態を検出する工具摩耗の検出方法が開示されている。
さらにまた、下記特許文献5には、切削工具から等距離に設けたセンサにより切削音を集音して、その信号レベルと遅延時間の差に基づき外乱ノイズを除去するとともに、複数のバンドパスフィルタを用いて複数の周波数成分に分け、それぞれの信号レベルを抽出して周波数分布状態を検出して、異常状態の種類を判定する異常状態検出装置が開示されている。また、下記特許文献6には、バンドパスフィルタに切削音を通すことにより当該切削工具特有の信号成分を取り出し、その信号レベルに基づいて切削工具の摩耗を検出することにより外乱ノイズの影響を除去する摩耗検出方法を開示している。
実開平5−2863号公報 特開平5−169354号公報 特開平7−9305号公報 特開平7−308847号公報 特開2000−121426号公報 特開2002−59342号公報
しかしながら、上記の仮想刃具摩耗曲線による使用回数管理による方法では、同じ工程に使用される同形式の刃具であっても摩耗の程度に個体差があるため、全ての固体について一律に摩耗曲線を適用すると、刃具の摩耗を正確に検出することができず、また交換時期の効率が図れない、という問題がある。
また、上記の刃具を駆動させる電動機の電力を検出する方法では、小型モータのコンミテータの角セグメント間の溝を形成する微小切削では切削抵抗が小さいので、刃具摩耗の程度が電動機の電力変化に現われにくく、刃具摩耗を正確に検出することができない、という問題がある。
また、上記特許文献1による工具交換装置では、切削音のパワースペクトルのピークのみによって刃具摩耗を検出するため、正常音と異なる周波数の外乱ノイズの影響により誤検出が生じやすいという問題がある。また、上記特許文献2による寿命検出方法では、多数の刃具にAEセンサを設置する必要があるため機構構造が複雑となり、装置コストがかさむという問題がある。
さらに、上記特許文献3による工具監視装置では、切削音信号の平均化により切削音信号の時間的特徴量が失われてしまうために、摩耗音特有の瞬間的な特徴量を捉えることができず、摩耗音の正確な検出が困難であるという問題がある。また、上記特許文献4による工具摩耗の検出方法では、複数のファクターを使用するため装置構成が複雑になるという問題がある。
さらにまた、上記特許文献5による異常状態検出装置では、バンドパスフィルタを使用するため、予め定められた各周波数帯域内のスペクトル強度しか検出することができず、摩耗音の特徴量(例えば音信号の周波数の分布や時間的推移)を捉えることが困難であり、これら特徴量を正確に捉えようとすれば多数のバンドパスフィルタを必要とするため装置構成が複雑になるという問題がある。またノイズ除去を等距離に配置したセンサ間の信号の相関により行なっているため、センサから等距離の位置に発生したノイズを除去することができず誤検出の可能性が高い。
また、上記特許文献6による摩耗検出方法は、フィルタリングされた切削工具音特有の信号成分の信号レベルのみによる検出であり、摩耗音特有の特徴量を捉えることができず摩耗音の正確な検出が困難である。また歯数の多い切削工具に使用する場合には、個々の刃毎に劣化度合いが異なる状況もあるため、バンドパスフィルタの通過周波数帯域を効率よく絞り込むことが困難であるという問題がある。
上記問題点を鑑みて、本発明は簡易な装置構成によって、切削工具の刃具摩耗をより正確に検出することが可能な切削装置の刃具摩耗の検出方法、検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、切削加工音を集音してこの音信号を時間周波数信号に変換し、この時間周波数信号から、通常の切削加工音よりも高い周波数帯域に分布する第1異音成分候補信号と、所定の周波数幅及び時間幅で一定強度以上となる第2異音成分候補信号とを検出して、これら両異音成分候補信号が検出されたとき、刃具摩耗の発生を判定する。
この検出原理は、刃具摩耗の発生時には、刃具とワークとのスリップ音が発生するために通常の切削加工音よりも高い周波数帯域に上記第1異音成分が発生し、また、ワークから削りクズが分離する際に削りクズとワークとが破断するため、音圧が大きくかつ比較的狭帯域及び短時間の破断音である上記第2異音成分が発生する、という見地に基づくものである。
すなわち、本発明の第1形態に係る切削装置の刃具摩耗の検出方法は、刃具による切削加工時に生じる被検査音を採取した音信号を入力する音信号入力ステップと、この音信号を、時間周波数領域における該音信号の信号強度を示す時間周波数信号に変換する信号変換ステップと、変換された時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に分布する第1異音成分候補信号を検出する第1異音成分候補検出ステップと、変換された時間周波数信号から、所定の閾値強度以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ閾値強度以上となる周波数帯域幅が所定の閾値周波数帯域幅以下であり、かつ閾値強度以上となる時間幅が所定の閾値時間幅以下となる第2異音成分候補信号を検出する第2異音成分候補検出ステップと、第1及び第2異音成分候補検出ステップにおいて、第1及び第2異音成分候補信号がそれぞれ検出されるとき、刃具が摩耗していると判定する刃具摩耗判定ステップと、を有する。
また、本発明の第2形態に係る切削装置の刃具摩耗の検出装置は、刃具による切削加工時に生じる被検査音を採取した音信号を入力する音信号入力部と、この音信号を、時間周波数領域における該音信号の信号強度を示す時間周波数信号に変換する信号変換部と、変換された時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に分布する第1異音成分候補信号を検出する第1異音成分候補検出部と、変換された時間周波数信号から、所定の閾値強度以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ閾値強度以上となる周波数帯域幅が所定の閾値周波数帯域幅以下であり、かつ閾値強度以上となる時間幅が所定の閾値時間幅以下となる第2異音成分候補信号を検出する第2異音成分候補検出部と、第1及び第2異音成分候補検出部によって、第1及び第2異音成分候補信号がそれぞれ検出されるとき、刃具が摩耗していると判定する刃具摩耗判定部と、を備える。
上記の第1異音成分候補の検出は、上記の所定の周波数帯域において変換された前記時間周波数信号の強度の平均を算出して、その平均が所定の平均強度よりも強いとき第1異音候補信号成分の存在を検出することとしてよい。
また、上記の第2異音成分候補の検出は、時間周波数信号から、閾値強度以上の信号強度を有し、かつ閾値強度以上となる周波数帯域幅が閾値周波数帯域幅以下であり、かつ閾値強度以上となる時間幅が閾値時間幅以下となる信号であって、かつ、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に含まれる信号を、第2異音成分候補信号として検出することにより行なってよい。
本発明により、個々の刃具の切削音に基づきそれぞれの摩耗量を検出するので、摩耗量に個体差があっても、それぞれの刃具の摩耗量を正確に検出することが可能である。
また切削音に基づいて摩耗量を検出するため、小型モータのコンミテータの各セグメント間の溝を形成するような切削抵抗が小さい微小切削でも、摩耗量を検出することが可能である。
また本発明では、切削音の音信号を時間周波数信号に変換して、時間軸情報を伴った周波数とスペクトル強度の3次元解析を行ない摩耗音の特徴を捉えて判定を行なうことにより、人間による感応評価と同じような検出が可能となり、摩耗音の正確な検出を行なうとともに、外乱ノイズの影響による誤検出を防止することを可能とする。特に切削の間に高い周波数領域にて、比較的広い周波数帯域及び長時間に亘って発生するスリップ音と、比較的狭い周波数帯域で短時間内に発生する破断音の双方を検出することにより、摩耗音の正確な検出が可能となる。
また本発明に係る検出装置は、切削音の音信号を集音するマイク部と、入力される音信号を時間周波数信号に変換して摩耗音の特徴を捉えて判定する演算手段(例えばプログラマブル・コントローラなど)と、からなる簡易な装置構成で実現可能であり、摩耗音検出に要する装置コストを低減することが可能である。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、本実施例に係る切削装置の全体構成図である。以下の説明では、直流モータのコンミテータのセグメント間の溝を形成する切削装置を例示するが、本発明はこれに限定されることなく、種々の切削装置に適用可能である。
切削装置1は、ワークであるコンミテータWのセグメント間の溝を形成する刃具31と、刃具31に回転力を与えるためのモータ部32と、モータ部32を制御するモータ制御部33と、刃具31がコンミテータWを切削する際に生じる切削加工音(切削音)を分析して刃具31の摩耗を検出する刃具摩耗検出装置と、を備えている。
刃具摩耗検出装置は、マイク部11と、増幅器12と、アナログディジタル変換器13と、記憶部14と、ノイズ検出部15と、連続ウェーブレット変換(CWT)部16と、第1異音成分候補検出部17と、第2異音成分候補検出部18と、刃具摩耗検出部19と、表示器20と、警報器21と、から構成される。
マイク部11は、モータ制御部33がモータ部32により刃具31を回転させて、コンミテータWを切削する際に発生させるタイミング信号に同期して切削音を集音し、そのアナログ音信号を検出装置内へ入力する。
増幅器12は、マイク部11により生成されたアナログ音信号を所定の定格の入力信号に増幅する。アナログディジタル変換器13は、増幅器12により増幅されたアナログ音信号を所定のサンプリング周期でサンプリングしてディジタル音信号に変換する。そして、記憶部14はこのディジタル音信号を記憶する。記憶部14はメモリ素子やハードドライブ装置等により実現することとしてよい。
ノイズ検出部15は、記憶部14に記憶された入力音信号と、予め測定された既知の外乱ノイズ(電動ドライバー音、エアブロア音、工場内放送音など)とを比較して、入力音信号が既知の外乱ノイズであるか否かを判定する。そして、既知の外乱ノイズである場合には、記憶部14に記憶された入力音信号を破棄し、再び切削音を集音させる。
入力音信号と既知の外乱ノイズとの比較を行なうに際し、ノイズ検出部15は、例えば、CWT部16によって時間周波数信号に変換された音信号成分のうち、所定信号強度以上となる音信号成分が示す時間周波数平面上の領域を画定し、該領域の周波数帯域、周波数帯域幅、時間幅、面積、真円度、方向性、該領域における信号強度積分値などといった音信号成分の特徴量を抽出し、この特徴量と、既知の外乱ノイズについて予め抽出されている基準特徴量とを比較して、入力音信号が既知の外乱ノイズであるか否かを判定してもよい。
CWT部16は、記憶部14に記憶された入力音信号に連続ウェーブレット変換を施すことにより、時間周波数領域における入力音信号の信号強度を示す時間周波数信号に変換する。CWT部16は、連続ウェーブレット変換に代えて短時間フーリエ変換によって入力音信号を時間周波数信号に変換することとしてよい。
第1異音成分候補検出部17は、変換された前記時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域FWoよりも高周波帯域に定められた第1周波数帯域FWiに分布する第1異音成分候補信号を検出する。この第1周波数帯域FWiは、刃具31の摩耗時に生じる刃具31とワークWとのスリップ音が発生する周波数帯域に応じて定められる。
これにより、第1異音成分候補検出部17は、刃具摩耗時に生じるスリップ音である第1異音成分の候補信号を検出することが可能である。
第2異音成分候補検出部18は、変換された前記時間周波数信号から、所定の閾値強度Ith以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ閾値強度It以上となる周波数帯域幅Δfbが所定の閾値周波数帯域幅Δfbt以下であり、かつ閾値強度It以上となる時間幅Δtが所定の閾値時間幅Δtt以下となる第2異音成分候補信号を検出する。
または、第2異音成分候補検出部18は、第2異音成分候補信号を、上記周波数帯域FWoよりも高周波帯域に定められた第2周波数帯域内のみから検出することとしてもよい。
すなわち、第2異音成分候補検出部18は、変換された前記時間周波数信号から、上記周波数帯域FWoよりも高周波帯域に定められた第2周波数帯域内に含まれる、所定の閾値強度Ith以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ閾値強度It以上となる周波数帯域幅Δfbが所定の閾値周波数帯域幅Δfbt以下であり、かつ閾値強度It以上となる時間幅Δtが所定の閾値時間幅Δtt以下となる第2異音成分候補信号を検出することとしてもよい。なお、第2周波数帯域を第1周波数帯域FWiと同じ周波数帯域に定めてもよく或いは別個に定めてもよい。以下の説明では第2周波数帯域と第1周波数帯域とを同じ周波数帯域FWiに定めることとする。
ここで、第2周波数帯域は、ワークから削りクズが分離するときにクズとワークとが破断する破断音が発生する周波数帯域に応じて定められる。また閾値強度Itは、かかる破断音が発生する比較的大きな音圧に応じて定められ、閾値周波数帯域幅Δfbt及び閾値時間幅Δttは、それぞれ破断音が発生する比較的狭い帯域幅及び短い時間幅に応じて定められる。
これにより、第2異音成分候補検出部18は、ワークWから削りクズが分離するときにクズとワークWとが破断する破断音である、第2異音成分の候補信号を検出することが可能である。
刃具摩耗検出部19は、第1異音成分候補検出部17及び第2異音成分候補検出部18によって、前記第1及び第2異音成分候補信号がそれぞれ検出されるとき、刃具31が摩耗していると判定する。
そして、表示器20は、刃具摩耗検出部19による摩耗検出の結果を表示し、警報器15は刃具摩耗検出部19により摩耗が検出された場合にオペレータに警報を行う。
図1では、刃具摩耗検出装置内の要素、増幅器12、アナログディジタル変換器13、記憶部14、ノイズ検出部15、連続ウェーブレット変換(CWT)部16、第1異音成分候補検出部17、第2異音成分候補検出部18、及び刃具摩耗検出部19を分けて示したが、これらは同一のプログラマブルコントローラ内に一体に形成することも可能である。
図2は、本発明の実施例に係る刃具摩耗の検出方法のフローチャートである。
ステップS41において、モータ制御部33がモータ部32を回転させ、刃具31をコンミテータWに接触させて切削を開始する。そしてステップS42において、マイク部11は、モータ制御部33が発生させるタイミング信号に同期して切削音の集音を行なう。
マイク部11によって生成されたアナログ音信号は、増幅器12を介して所定の定格の入力信号に増幅され、その後、アナログディジタル変換器13を介してディジタル音信号に変換される。変換されたディジタル音信号は記憶部14に記憶される。
ステップS43において、ノイズ検出部15は、記憶部14に記憶された入力音信号と、予め測定された既知の外乱ノイズとを比較して、入力音信号が既知の外乱ノイズであるか否かを判定し、既知の外乱ノイズである場合には、記憶部14に記憶された入力音信号を破棄し、再びステップS42に戻ってマイク11に切削音を集音させる。
ステップS43にて入力音信号が既知の外乱ノイズでないと判定されると、ステップS44において、CWT部16は、記憶部14に記憶された入力音信号に連続ウェーブレット変換を施し、時間周波数領域における入力音信号の信号強度を示す時間周波数信号に変換する。図3(A)には、摩耗の生じていない正常の(通常の)刃具31による切削音に係る入力音信号の時間周波数信号を示し、図3(B)には、摩耗の生じた刃具31による切削音に係る入力音信号の時間周波数信号を示す。
図3において、時間周波数信号の強弱の分布はグレースケール画像の明度の分布によって示され、図示する例では、グレースケール画像の明度が大きくなるにつれ、時間周波数信号が強くなることを示している。
図3(A)に示すとおり、正常の刃具31による切削音の時間周波数信号では、信号成分の殆どは周波数帯域FWoに分布し、それより高い周波数帯域には分布していない。
これに対して摩耗の生じた刃具31による切削音の時間周波数信号では、図3(B)に示すとおり、切削中である時刻t0〜t1間に亘って、周波数帯域FWi内に比較的弱い信号成分B(第1異音成分に相当)が広く分布しており、かつ周波数帯域FWi内に、比較的強い強度と、狭い周波数帯域幅及び時間幅とを有する信号成分P1及びP2(第2異音成分に相当)が生じている。
再び図2に戻り、ステップS45において、第1異音成分候補検出部17は、上記のとおり、変換された前記時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域FWoよりも高周波帯域に定められた第1周波数帯域FWiに分布する第1異音成分候補信号の存在を検出する。
図3(B)に示すように、摩耗の生じた刃具31による切削音の第1周波数帯域FWi内には、比較的弱い信号成分B(第1異音成分に相当)が生じているので、第1異音成分候補検出部17は、時間周波数信号の強度の周波数帯域FWiにおける平均値を算出し、平均値が所定平均強度よりも強いとき、第1異音成分候補信号が存在すると検出する。
または、第1異音成分候補検出部17は、周波数帯域FWi内において時間周波数信号が所定強度を超えている時間周波数平面上の領域を求め、かかる領域の面積が所定面積より大きいとき第1異音成分候補信号が存在すると検出することとしてもよい。
再び図2に戻り、ステップS45において第1異音成分候補信号が存在が検出された場合には、ステップS46へ移動して第2異音成分候補信号を検出し、第1異音成分候補信号が存在が検出されない場合には、刃具摩耗判定部19は、ステップS48において刃具が摩耗していない(正常である)と判定する。
ステップS46において、第2異音成分候補検出部18は、上記のとおり、変換された前記時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域FWoよりも高周波帯域に定められた周波数帯域FWiに含まれる、所定の閾値強度Ith以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ閾値強度It以上となる周波数帯域幅Δfbが所定の閾値周波数帯域幅Δfbt以下であり、かつ閾値強度It以上となる時間幅Δtが所定の閾値時間幅Δtt以下となる第2異音成分候補信号の存在を検出する。
再び図2に戻り、ステップS46において第2異音成分候補信号が検出された場合には、刃具摩耗判定部19はステップS47において刃具が摩耗していると判定し、第2異音成分候補信号が存在が検出されない場合には、刃具摩耗判定部19はステップS48において刃具が摩耗していない(正常である)と判定する。
本発明は、切削装置の刃具の摩耗を検出する方法及び装置に広く適用可能であるが、特に直流モータのコンミテータのセグメント間の溝を形成する切削装置の刃具の摩耗を検出する方法及び装置に好適に適用可能である。
本発明の実施例に係る切削装置の構成図である。 本発明の実施例に係る刃具摩耗の検出方法のフローチャートである。 (A)は正常な刃具による切削音信号の時間周波数信号を示す図であり、(B)は摩耗した刃具による切削音信号の時間周波数信号を示す図である。 仮想の刃具摩耗曲線を示す図である。
符号の説明
1 切削装置
11 マイク部
31 刃具
32 モータ
W ワーク

Claims (7)

  1. 刃具による切削加工時に生じる被検査音を採取した音信号を入力する音信号入力ステップと、
    前記音信号を、時間周波数領域における該音信号の信号強度を示す時間周波数信号に変換する信号変換ステップと、
    変換された前記時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に分布する第1異音成分候補信号を検出する第1異音成分候補検出ステップと、
    変換された前記時間周波数信号から、所定の閾値強度以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ前記閾値強度以上となる周波数帯域幅が所定の閾値周波数帯域幅以下であり、かつ前記閾値強度以上となる時間幅が所定の閾値時間幅以下となる第2異音成分候補信号を検出する第2異音成分候補検出ステップと、
    前記第1及び第2異音成分候補検出ステップにおいて、前記第1及び第2異音成分候補信号がそれぞれ検出されるとき、前記刃具が摩耗していると判定する刃具摩耗判定ステップと、
    を有することを特徴とする切削装置の刃具摩耗の検出方法。
  2. 前記第1異音成分候補検出ステップは、前記所定の周波数帯域において変換された前記時間周波数信号の強度の平均を算出し、該平均が所定平均強度よりも強いとき前記第1異音成分候補信号の存在を検出することを特徴とする、請求項1に記載の検出方法。
  3. 前記第2異音成分候補検出ステップは、前記時間周波数信号から、前記閾値強度以上の信号強度を有し、かつ前記閾値強度以上となる周波数帯域幅が前記閾値周波数帯域幅以下であり、かつ前記閾値強度以上となる時間幅が前記閾値時間幅以下となる信号であって、かつ、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に含まれる信号を、前記第2異音成分候補信号として検出することを特徴とする、請求項1に記載の検出方法。
  4. 刃具による切削加工時に生じる被検査音を採取した音信号を入力する音信号入力部と、
    前記音信号を、時間周波数領域における該音信号の信号強度を示す時間周波数信号に変換する信号変換部と、
    変換された前記時間周波数信号から、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に分布する第1異音成分候補信号を検出する第1異音成分候補検出部と、
    変換された前記時間周波数信号から、所定の閾値強度以上の信号強度を有する第2異音成分候補信号であって、かつ前記閾値強度以上となる周波数帯域幅が所定の閾値周波数帯域幅以下であり、かつ前記閾値強度以上となる時間幅が所定の閾値時間幅以下となる第2異音成分候補信号を検出する第2異音成分候補検出部と、
    前記第1及び第2異音成分候補検出部によって、前記第1及び第2異音成分候補信号がそれぞれ検出されるとき、前記刃具が摩耗していると判定する刃具摩耗判定部と、
    を備えることを特徴とする切削装置の刃具摩耗の検出装置。
  5. 前記第1異音成分候補検出部は、前記所定の周波数帯域において変換された前記時間周波数信号の強度の平均を算出し、該平均が所定平均強度よりも強いとき前記第1異音成分候補信号の存在を検出することを特徴とする、請求項4に記載の検出装置。
  6. 前記第2異音成分候補検出部は、前記時間周波数信号から、前記閾値強度以上の信号強度を有し、かつ前記閾値強度以上となる周波数帯域幅が前記閾値周波数帯域幅以下であり、かつ前記閾値強度以上となる時間幅が前記閾値時間幅以下となる信号であって、かつ、通常の切削加工音の周波数帯域よりも高周波帯域に定められた所定の周波数帯域内に含まれる信号を、前記第2異音成分候補信号として検出することを特徴とする、請求項4に記載の検出装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載の刃具摩耗の検出装置を備えることを特徴とする切削装置。
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