JP2006129310A - 複写装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 離れた位置にある読取り信号処理部から本体制御部への伝送において、伝送エラーが発生する状態にあることを利用者が容易に知ることができる複写装置を提供する。
【解決手段】 CCD11により画像を読み取り、読み取られた画像信号を処理する画像読み取りユニット3が本体制御部4から分離されている複写装置において、画像読み取りユニット3内に、画像データ送出の直前にダミーデータをケーブル6へ送出する読み取り制御ゲートアレイ14を備え、本体制御部4内に、前記ダミーデータを検出してそのダミーデータを所定の期待値と比較するダミーデータ検出回路24を備えた。そして、ダミーデータが前記期待値と異なると判定されたとき、システム制御部21は伝送エラーと判断し、エラー通知を行う構成にした。
【選択図】 図1
【解決手段】 CCD11により画像を読み取り、読み取られた画像信号を処理する画像読み取りユニット3が本体制御部4から分離されている複写装置において、画像読み取りユニット3内に、画像データ送出の直前にダミーデータをケーブル6へ送出する読み取り制御ゲートアレイ14を備え、本体制御部4内に、前記ダミーデータを検出してそのダミーデータを所定の期待値と比較するダミーデータ検出回路24を備えた。そして、ダミーデータが前記期待値と異なると判定されたとき、システム制御部21は伝送エラーと判断し、エラー通知を行う構成にした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、読み取られた画像信号を処理する読み取り信号処理部が本体制御部から分離されている複写装置に係り、特に、読み取り信号処理部から本体制御部への伝送エラーを検出できる複写装置に関する。
複写装置では、原稿上の画像を読み取る際、原稿面からの反射光を光電変換デバイスであるCCDまで導き、そのCCDの搭載されている読み取り系基板上で読み取り信号処理部がCCDから出力された微小アナログ信号を増幅し、さらに、デジタル画像データに変換し、そのデジタル画像データを読み取り系基板から離れた位置にある本体制御部へケーブルを介して伝送している。画像読み取り系基板が本体制御部から離れてしまうのは、CCDを設ける位置が読み取り機構系から決まってしまうからであり、読み取り信号処理部を読み取り系基板に設けるのは、そのようにして微小アナログ信号を増幅しなければ伝送エラーがさらに生じやすくなるからである。
このように、微小アナログ信号を増幅しても、読み取り系基板と本体制御部とが離れているので、ノイズの影響を受けやすく、したがって、伝送エラーが生じる可能性は相変わらず高くなる。特に、近年では、画像読み取り装置を本体から分離する構成の複写装置も提供されているので、そのような場合には読み取り信号処理部が本体制御部からますます離れ、したがって、ますます伝送エラーが起こりやすくなる。
しかしながら、従来においては伝送エラーが生じたとしてもそれを検出する手段がなく、読み取ったテスト画像を印刷出力してみて異常があるか否かにより判断するほかなかった。
このように、微小アナログ信号を増幅しても、読み取り系基板と本体制御部とが離れているので、ノイズの影響を受けやすく、したがって、伝送エラーが生じる可能性は相変わらず高くなる。特に、近年では、画像読み取り装置を本体から分離する構成の複写装置も提供されているので、そのような場合には読み取り信号処理部が本体制御部からますます離れ、したがって、ますます伝送エラーが起こりやすくなる。
しかしながら、従来においては伝送エラーが生じたとしてもそれを検出する手段がなく、読み取ったテスト画像を印刷出力してみて異常があるか否かにより判断するほかなかった。
なお、複写装置以外の分野における伝送エラー検出については以下に示すような特許文献記載の従来技術がある。
1つは、特許文献1に示された記録再生装置であり、この記録再生装置では、機器に適合しない規格の画像データが入力された場合、その旨を通知するとともに、その画像データがデコーダに入力されないようにする。具体的には、画像データが直接的に入力される経路にエラーチェッカを配し、そのエラーチェッカが、供給されたストリームからヘッダを抽出し、符号化パラメータをチェックすることによりシンタクス違反およびフォーマット違反を検出する。
また、特許文献2に示された画像符号化方法では、伝送エラーなどによってフレームのストリームが欠落したときにそれを検知する手段を提供している。
特開2001−169251公報
特開2003−78916公報
1つは、特許文献1に示された記録再生装置であり、この記録再生装置では、機器に適合しない規格の画像データが入力された場合、その旨を通知するとともに、その画像データがデコーダに入力されないようにする。具体的には、画像データが直接的に入力される経路にエラーチェッカを配し、そのエラーチェッカが、供給されたストリームからヘッダを抽出し、符号化パラメータをチェックすることによりシンタクス違反およびフォーマット違反を検出する。
また、特許文献2に示された画像符号化方法では、伝送エラーなどによってフレームのストリームが欠落したときにそれを検知する手段を提供している。
前記したように、従来の複写装置においては、伝送エラーが生じたとしてもそれを検出する手段がなく、読み取った画像に異常があるか否かにより判断するほかなかった。なお、特許文献1および特許文献2に示されているように、複写装置を構成するユニット間でない装置間については伝送エラーの検出が行われているが、このような伝送エラー検出方法は複写装置を構成するユニット間の伝送エラー検出方法としては適切でない。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、複写装置を構成する読み取り信号処理部と本体制御部との間の伝送エラーを検出できるようにして、読み取り信号処理部が本体制御部から分離され伝送エラーが起こりやすい状況下で、利用者は伝送エラーが発生する状態にあることを容易に知ることができる複写装置を提供することにある。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、複写装置を構成する読み取り信号処理部と本体制御部との間の伝送エラーを検出できるようにして、読み取り信号処理部が本体制御部から分離され伝送エラーが起こりやすい状況下で、利用者は伝送エラーが発生する状態にあることを容易に知ることができる複写装置を提供することにある。
前記した課題を解決するために、請求項1記載の発明では、画像読み取り手段により読み取られた画像信号を処理する読み取り信号処理部が本体制御部から分離されている複写装置において、前記読み取り信号処理部内にダミーデータを伝送経路を介して送出するダミーデータ伝送手段を備え、前記本体制御部内に、前記ダミーデータを検出するダミーデータ検出手段と、該ダミーデータ検出手段により検出されたダミーデータを所定の期待値と比較する比較手段とを備えた。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータを画像データと同じデータ形式で伝送する構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行う構成にした。
また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明において、原稿が複数ページである場合、ダミーデータの送出および検出を各ページの原稿読み取りの直前に行う構成にした。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記比較手段により前記ダミーデータが前記期待値と異なると判定されたとき、伝送エラーと判断し、エラー通知を行う構成にした。
また、請求項6記載の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明において、伝送エラーと判断されたとき、画像読み取り動作を停止する構成にした。
また、請求項7記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記画像読み取り手段および前記読み取り信号処理部を含む画像読み取り装置と本体制御部を含む本体とがそれぞれ別の筺体内に実装されている構成にした。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータを画像データと同じデータ形式で伝送する構成にした。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行う構成にした。
また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明において、原稿が複数ページである場合、ダミーデータの送出および検出を各ページの原稿読み取りの直前に行う構成にした。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記比較手段により前記ダミーデータが前記期待値と異なると判定されたとき、伝送エラーと判断し、エラー通知を行う構成にした。
また、請求項6記載の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明において、伝送エラーと判断されたとき、画像読み取り動作を停止する構成にした。
また、請求項7記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記画像読み取り手段および前記読み取り信号処理部を含む画像読み取り装置と本体制御部を含む本体とがそれぞれ別の筺体内に実装されている構成にした。
本発明によれば、請求項1記載の発明では、画像読み取り手段により読み取られた画像信号を処理する読み取り信号処理部が本体制御部から分離されている複写装置において、その読み取り信号処理部から伝送経路へダミーデータを送出し、本体制御部では、そのダミーデータを検出し、検出されたダミーデータを所定の期待値と比較することができるので、伝送エラーが生じる状態であることを検出でき、したがって、利用者は伝送エラーが発生する状態にあることを容易に知ることが可能になる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータを画像データと同じデータ形式で伝送できるので、受信側の回路構成が簡単になる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行うことができるので、ダミーデータ送出時に伝送エラーが発生したことを以って後続の原稿読み取り時の画像データ転送においても伝送エラーが発生すると判断できる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータを画像データと同じデータ形式で伝送できるので、受信側の回路構成が簡単になる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明において、ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行うことができるので、ダミーデータ送出時に伝送エラーが発生したことを以って後続の原稿読み取り時の画像データ転送においても伝送エラーが発生すると判断できる。
また、請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明において、原稿が複数ページである場合、ダミーデータの送出および検出を各ページの原稿読み取りの直前に行うことができるので、原稿が複数ページの場合もダミーデータ送出時に伝送エラーが発生したことを以って後続の当該ページの原稿読み取り時の画像データ転送においても伝送エラーが発生すると判断できる。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発明において、ダミーデータが期待値と異なると判定されたとき、伝送エラーと判断し、エラー通知を行うことができるので、利用者は伝送エラーが発生する状態にあることを容易に知ることができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明において、伝送エラーと判断されたとき、画像読み取り動作を停止できるので、無駄なコピー動作を実行しないで済む。
また、請求項7記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の発明において、画像読み取り手段および読み取り信号処理部を含む画像読み取り装置と本体制御部を含む本体とがそれぞれ別の筺体内に実装されているので、そのような伝送エラーの生じやすい構成で請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の発明において、ダミーデータが期待値と異なると判定されたとき、伝送エラーと判断し、エラー通知を行うことができるので、利用者は伝送エラーが発生する状態にあることを容易に知ることができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発明において、伝送エラーと判断されたとき、画像読み取り動作を停止できるので、無駄なコピー動作を実行しないで済む。
また、請求項7記載の発明では、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の発明において、画像読み取り手段および読み取り信号処理部を含む画像読み取り装置と本体制御部を含む本体とがそれぞれ別の筺体内に実装されているので、そのような伝送エラーの生じやすい構成で請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の発明の効果を得ることができる。
以下、図面により本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対位置などは特定的な記載がない限りこの説明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の一実施形態を示す複写装置制御系の構成ブロック図である。図示したように、この複写装置制御系は、原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置を構成している画像読み取りユニット(画像読み取り基板)3および本体制御部4を備え、さらに、印刷用紙上への画像形成を制御する図示しない画像形成制御部を備える。また、画像読み取りユニット3は、入力された光量を電気信号に変換するCCD11、サンプルホールド処理や信号増幅などを行うアナログ信号処理回路12、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器13、読み取り制御を行う読み取り制御ゲートアレイ14などを備える。
また、本体制御部4は、プログラムに従ってこの複写装置全体の制御を行うCPUを有するシステム制御部21、プログラムやデータを記憶するメモリ22、画像読み取りユニット3から送られてきた画像データを受け取って各種画像処理を施す画像処理制御ゲートアレイ23を備える。なお、この画像処理制御ゲートアレイ23は画像読み取りユニット3から送られてきたダミーデータを検出するダミーデータ検出回路24を内蔵している。
図1は本発明の一実施形態を示す複写装置制御系の構成ブロック図である。図示したように、この複写装置制御系は、原稿上の画像を読み取る画像読み取り装置を構成している画像読み取りユニット(画像読み取り基板)3および本体制御部4を備え、さらに、印刷用紙上への画像形成を制御する図示しない画像形成制御部を備える。また、画像読み取りユニット3は、入力された光量を電気信号に変換するCCD11、サンプルホールド処理や信号増幅などを行うアナログ信号処理回路12、アナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器13、読み取り制御を行う読み取り制御ゲートアレイ14などを備える。
また、本体制御部4は、プログラムに従ってこの複写装置全体の制御を行うCPUを有するシステム制御部21、プログラムやデータを記憶するメモリ22、画像読み取りユニット3から送られてきた画像データを受け取って各種画像処理を施す画像処理制御ゲートアレイ23を備える。なお、この画像処理制御ゲートアレイ23は画像読み取りユニット3から送られてきたダミーデータを検出するダミーデータ検出回路24を内蔵している。
画像読み取り装置は、前記画像読み取りユニット3に加え、その入力側に図2および図3に示した読み取り機構部5を備える。図示したように、その読み取り機構部5は、シェーディング補正をするための基準白板31、および原稿を載せる原稿台であるコンタクトガラス32を備え、さらに、そのコンタクトガラス32の下方には、図3に示したように、光源33および図示しないミラーを搭載したキャリッジを備え、そのキャリッジが動くことにより原稿上の画像を読み取る。
具体的には、光源33から出た光が原稿面に照射され、その反射光がミラーおよび集光レンズを介してCCD11に導かれ、電気信号、つまりアナログ画像信号に変換される。このアナログ画像信号は、CCD11と同一基板上に配置されたアナログ信号処理回路12においてサンプルホールド処理や増幅処理を施され、A/D変換器13によりデジタル画像信号、つまり画像データに変換される。さらに、その画像データは、本体制御部4内の画像処理制御ゲートアレイ23に送られ、シェーディング処理、フィルタ処理、ガンマ変換処理などを施される。そして、画像形成制御部内の書き込み部に送られ、印刷用紙への画像形成が行われる。
なお、この実施形態の複写装置では、請求項記載の画像読み取り手段が読み取り機構部5とCCD11から構成され、読み取り信号処理部がCCD11を除く画像読み取りユニット3により実現され、ダミーデータ伝送手段が読み取り制御ゲートアレイ14により実現され、ダミーデータ検出手段および比較手段がダミーデータ検出回路24により実現される。
以下、本発明の各実施例について説明する。
具体的には、光源33から出た光が原稿面に照射され、その反射光がミラーおよび集光レンズを介してCCD11に導かれ、電気信号、つまりアナログ画像信号に変換される。このアナログ画像信号は、CCD11と同一基板上に配置されたアナログ信号処理回路12においてサンプルホールド処理や増幅処理を施され、A/D変換器13によりデジタル画像信号、つまり画像データに変換される。さらに、その画像データは、本体制御部4内の画像処理制御ゲートアレイ23に送られ、シェーディング処理、フィルタ処理、ガンマ変換処理などを施される。そして、画像形成制御部内の書き込み部に送られ、印刷用紙への画像形成が行われる。
なお、この実施形態の複写装置では、請求項記載の画像読み取り手段が読み取り機構部5とCCD11から構成され、読み取り信号処理部がCCD11を除く画像読み取りユニット3により実現され、ダミーデータ伝送手段が読み取り制御ゲートアレイ14により実現され、ダミーデータ検出手段および比較手段がダミーデータ検出回路24により実現される。
以下、本発明の各実施例について説明する。
図4はこの実施例の複写装置を示す構成ブロック図である。図示したように、この複写装置は、画像読み取り装置1と画像形成装置を含む本体2から構成され、画像読み取り装置1は前記した画像読み取りユニット3を含み、本体2は本体制御部4を含む。なお、画像読み取り装置1と本体2とは別筺体になっている。したがって、画像読み取りユニット3と本体制御部4とは離れており、画像読み取りユニット3内の読み取り制御ゲートアレイ14と本体制御部4内の画像処理制御ゲートアレイ23とがケーブル6で接続されている。
前記において、画像読み取り装置1と本体2とが同一筺体内にあってもよい。ただし、この場合でも画像読み取りユニット3は本体制御部4から離れてしまう。それは、CCD11を設ける位置が読み取り機構部5の構造から決まってしまうからであり、アナログ信号処理回路12など読み取り信号処理部を画像読み取りユニット3に設けるのは、そうしなければ伝送エラーがさらに生じやすくなるからである。
前記において、読み取り制御ゲートアレイ14は読み取った画像データとダミーデータとを切り替えて転送する機能を持つ。ダミーデータは任意に定めてよいが、例えば、画像データが8ビット階調のデータとすると、1ビットごとに変化する“10101010”=170(d)というようなデータである。つまり、問題としている伝送エラーが生じた場合には必ずデータのビットずれなどが発生すると考えられるので、得られるデータは、170(d)以外になる。このような検出を行うために、本体制御部4側の画像処理制御ゲートアレイ23内には、送られてきたダミーデータを期待値(ここでは170(d))と比較して異なる値か否かを検出するダミーデータ検出回路24を備えている。
前記において、画像読み取り装置1と本体2とが同一筺体内にあってもよい。ただし、この場合でも画像読み取りユニット3は本体制御部4から離れてしまう。それは、CCD11を設ける位置が読み取り機構部5の構造から決まってしまうからであり、アナログ信号処理回路12など読み取り信号処理部を画像読み取りユニット3に設けるのは、そうしなければ伝送エラーがさらに生じやすくなるからである。
前記において、読み取り制御ゲートアレイ14は読み取った画像データとダミーデータとを切り替えて転送する機能を持つ。ダミーデータは任意に定めてよいが、例えば、画像データが8ビット階調のデータとすると、1ビットごとに変化する“10101010”=170(d)というようなデータである。つまり、問題としている伝送エラーが生じた場合には必ずデータのビットずれなどが発生すると考えられるので、得られるデータは、170(d)以外になる。このような検出を行うために、本体制御部4側の画像処理制御ゲートアレイ23内には、送られてきたダミーデータを期待値(ここでは170(d))と比較して異なる値か否かを検出するダミーデータ検出回路24を備えている。
図5に、ダミーデータ伝送のタイミングチャートを示す。この実施例では、前記した読み取り制御ゲートアレイ14と画像処理制御ゲートアレイ23に対して、システム制御部21内のCPUが伝送エラーの確認を行うためのゲート信号/GATE1を図5に示したように送出する。つまり、GATE1がアクティブな“Low”期間、読み取り制御ゲートアレイ14はダミーデータを送出し、ダミーデータ検出回路24は期待値との比較を行う。
例えば、期待値から外れたデータの有無をチェックしたり、外れたデータの個数や外れ量を検出したりするのである。なお、図5に示した例では、ダミーデータの送出に続いてシェーディング補正のためのシェーディングデータを送出し、その後に画像データを送出している。ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行うので、ダミーデータ送出時に伝送エラーが発生したことを以って原稿読み取り時の画像データ転送においても伝送エラーが発生すると判断できるのである。
また、この実施例ではダミーデータを画像データ(ビデオ信号)と同じデータ形式で伝送している。そうすることにより、受信側である画像処理制御ゲートアレイ23の構成が簡単になるからである。
こうして、この実施例によれば、伝送エラーが起こりやすい分離された状況下にある画像読み取りユニット3と本体制御部4との間で行われる画像データ転送時に伝送エラーを検出でき、したがって、利用者が伝送エラーの発生を知ることが可能になる。また、その際、前記したようなエラー検出によりエラーの程度を推し量ることが可能であり、したがって、検出されたエラーに対する適切な対処・対応が可能になる。
例えば、期待値から外れたデータの有無をチェックしたり、外れたデータの個数や外れ量を検出したりするのである。なお、図5に示した例では、ダミーデータの送出に続いてシェーディング補正のためのシェーディングデータを送出し、その後に画像データを送出している。ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行うので、ダミーデータ送出時に伝送エラーが発生したことを以って原稿読み取り時の画像データ転送においても伝送エラーが発生すると判断できるのである。
また、この実施例ではダミーデータを画像データ(ビデオ信号)と同じデータ形式で伝送している。そうすることにより、受信側である画像処理制御ゲートアレイ23の構成が簡単になるからである。
こうして、この実施例によれば、伝送エラーが起こりやすい分離された状況下にある画像読み取りユニット3と本体制御部4との間で行われる画像データ転送時に伝送エラーを検出でき、したがって、利用者が伝送エラーの発生を知ることが可能になる。また、その際、前記したようなエラー検出によりエラーの程度を推し量ることが可能であり、したがって、検出されたエラーに対する適切な対処・対応が可能になる。
実施例2では、実施例1において、伝送エラーが検出されたとき、その旨を利用者に通知する。図6に、実施例2の動作フローを示す。以下、図6に従って、この実施例の動作フローを説明する。
まず、利用者の操作によりコピー開始指示が入力される(S1)。これにより、システム制御部21内のCPUは読み取り制御ゲートアレイ14およびダミーデータ検出回路24に対してゲート信号/GATE1を送出する(S2)。なお、ADF(自動ドキュメントフィーダ)を用いて複数枚の原稿を連続して読み取る場合、原稿間で同様のゲート信号/GATE1を送出する。
こうして、ゲート信号/GATE1のタイミングで読み取り制御ゲートアレイ14はダミーデータを送出し、そのダミーデータを取得したダミーデータ検出回路24は期待値との比較を行う(S3)。そして、ダミーデータ検出回路24は、伝送エラーを検出すると(S4でY)、システム制御部21内のCPUにそれを通知し、CPUは操作部またはネットワークなどで接続された端末装置に対してエラー発生の表示を行うように通知する。これにより、伝送エラーを示す表示が行われる(S5)。
一方、ステップS4において、伝送エラーが検出されなかった場合には(S4でN)、続いて、原稿読み取りを開始する(S6)。
こうして、この実施例によれば、伝送エラーが検出されたとき、その旨を利用者に通知できるので、利用者は伝送エラーの発生を容易に知ることができる。
まず、利用者の操作によりコピー開始指示が入力される(S1)。これにより、システム制御部21内のCPUは読み取り制御ゲートアレイ14およびダミーデータ検出回路24に対してゲート信号/GATE1を送出する(S2)。なお、ADF(自動ドキュメントフィーダ)を用いて複数枚の原稿を連続して読み取る場合、原稿間で同様のゲート信号/GATE1を送出する。
こうして、ゲート信号/GATE1のタイミングで読み取り制御ゲートアレイ14はダミーデータを送出し、そのダミーデータを取得したダミーデータ検出回路24は期待値との比較を行う(S3)。そして、ダミーデータ検出回路24は、伝送エラーを検出すると(S4でY)、システム制御部21内のCPUにそれを通知し、CPUは操作部またはネットワークなどで接続された端末装置に対してエラー発生の表示を行うように通知する。これにより、伝送エラーを示す表示が行われる(S5)。
一方、ステップS4において、伝送エラーが検出されなかった場合には(S4でN)、続いて、原稿読み取りを開始する(S6)。
こうして、この実施例によれば、伝送エラーが検出されたとき、その旨を利用者に通知できるので、利用者は伝送エラーの発生を容易に知ることができる。
この実施例では、実施例1または実施例2において、伝送エラーが検出されたとき、原稿読み取り動作を停止する。図7に、実施例3の動作フローを示す。以下、図7に従って、この実施例の動作フローを説明する。
まず、利用者の操作によりコピー開始指示が入力される(S11)。これにより、システム制御部21内のCPUは読み取り制御ゲートアレイ14およびダミーデータ検出回路24に対してゲート信号/GATE1を送出する(S12)。なお、ADFを用いて複数枚の原稿を連続して読み取る場合、原稿間で同様のゲート信号/GATE1を送出する。
こうして、ゲート信号/GATE1のタイミングで読み取り制御ゲートアレイ14はダミーデータを送出し、そのダミーデータを取得したダミーデータ検出回路24は期待値との比較を行う(S13)。そして、ダミーデータ検出回路24は、伝送エラーを検出すると(S14でY)、システム制御部21内のCPUにそれを通知し、それによりCPUは画像読み取り装置側へ原稿読み取り指令を出すのを中止する(S15)。
一方、ステップS14において、伝送エラーが検出されなかった場合には(S14でN)、続いて、原稿読み取りを開始する(S16)。
なお、図7に示した動作フローでは、伝送エラー表示を行なっていないが、実施例2と同様に伝送エラー表示も行う構成が可能である。
こうして、この実施例によれば、伝送エラーが検出されたとき、原稿読み取り動作を停止できるので、無駄なコピー動作を実行しないで済む。
まず、利用者の操作によりコピー開始指示が入力される(S11)。これにより、システム制御部21内のCPUは読み取り制御ゲートアレイ14およびダミーデータ検出回路24に対してゲート信号/GATE1を送出する(S12)。なお、ADFを用いて複数枚の原稿を連続して読み取る場合、原稿間で同様のゲート信号/GATE1を送出する。
こうして、ゲート信号/GATE1のタイミングで読み取り制御ゲートアレイ14はダミーデータを送出し、そのダミーデータを取得したダミーデータ検出回路24は期待値との比較を行う(S13)。そして、ダミーデータ検出回路24は、伝送エラーを検出すると(S14でY)、システム制御部21内のCPUにそれを通知し、それによりCPUは画像読み取り装置側へ原稿読み取り指令を出すのを中止する(S15)。
一方、ステップS14において、伝送エラーが検出されなかった場合には(S14でN)、続いて、原稿読み取りを開始する(S16)。
なお、図7に示した動作フローでは、伝送エラー表示を行なっていないが、実施例2と同様に伝送エラー表示も行う構成が可能である。
こうして、この実施例によれば、伝送エラーが検出されたとき、原稿読み取り動作を停止できるので、無駄なコピー動作を実行しないで済む。
1 画像読み取り装置、2 本体、3 画像読み取りユニット、4 本体制御部、5 読み取り機構部、6 ケーブル、11 CCD、12 アナログ信号処理回路、13 A/D変換器、14 読み取り制御ゲートアレイ、21 システム制御部、22 メモリ、23 画像処理制御ゲートアレイ、24 ダミーデータ検出回路
Claims (7)
- 画像読み取り手段により読み取られた画像信号を処理する読み取り信号処理部が本体制御部から分離されている複写装置において、前記読み取り信号処理部内にダミーデータを伝送経路を介して送出するダミーデータ伝送手段を備え、前記本体制御部内に、前記ダミーデータを検出するダミーデータ検出手段と、該ダミーデータ検出手段により検出されたダミーデータを所定の期待値と比較する比較手段とを備えたことを特徴とする複写装置。
- 請求項1記載の複写装置において、ダミーデータを画像データと同じデータ形式で伝送する構成にしたことを特徴とする複写装置。
- 請求項1記載の複写装置において、ダミーデータの送出および検出を原稿読み取りの直前に行う構成にしたことを特徴とする複写装置。
- 請求項1記載の複写装置において、原稿が複数ページである場合、ダミーデータの送出および検出を各ページの原稿読み取りの直前に行う構成にしたことを特徴とする複写装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の複写装置において、前記比較手段により前記ダミーデータが前記期待値と異なると判定されたとき伝送エラーと判断し、エラー通知を行う構成にしたことを特徴とする複写装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の複写装置において、伝送エラーと判断されたとき画像読み取り動作を停止する構成にしたことを特徴とする複写装置。
- 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の複写装置において、前記画像読み取り手段および前記読み取り信号処理部を含む画像読み取り装置と本体制御部を含む本体とがそれぞれ別の筺体内に実装されている構成であることを特徴とする複写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004317349A JP2006129310A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 複写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004317349A JP2006129310A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 複写装置 |
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JP2006129310A true JP2006129310A (ja) | 2006-05-18 |
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ID=36723472
Family Applications (1)
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JP2004317349A Pending JP2006129310A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 複写装置 |
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JP (1) | JP2006129310A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021083011A (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | キヤノン株式会社 | 原稿読取装置 |
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2004
- 2004-10-29 JP JP2004317349A patent/JP2006129310A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021083011A (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | キヤノン株式会社 | 原稿読取装置 |
JP7391626B2 (ja) | 2019-11-21 | 2023-12-05 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置 |
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