JP2006128784A - エリア検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 来場者の要求に応じて展示会場等の区画に関する情報を、ネットワークを介して送信すると共に、主催者等に来場者のアクセス状況を提示する。
【解決手段】 個別のタグ識別子を含む信号を発信する無線タグ50と、所定の区画毎に設置された受信機20と、所定の区画を特定するデータと、所定の区画に関する詳細データと、受信機20の受信機識別子との対応関係を登録した第1のデータベースと、同一の区画(受信機識別子)に所定時間以上滞在していた来場者の情報(タグ識別子)を登録した第2のデータベースとが記憶された管理装置10とを備える。このエリア検知システムは、タグ識別子を含む要求情報が端末40から管理装置10に送信された場合に、タグ識別子に対応して第2のデータベースに登録された受信機識別子を求め、受信機識別子に対応した所定の区画の詳細データを第1のデータベースから取り出して、端末40に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば展示会場の来場者に無線タグを保持させて、来場者の訪問エリアを検出し、端末からの要求に応じて来場者の訪問エリアに関する情報を提供するエリア検知システムに関する。
従来より、例えば特許文献1に記載された現在位置特定システムのように、各種の展示会場の各区域に無線タグ用の受信機を設け、来場者に無線タグを保持させることによって、来場者の各区域に対する進入及び退出を検出することができることが知られている。また、この現在位置特定システムでは、各受信機によって無線タグの検知時刻を蓄積することによって、来場者が入場した時から、何れの区域(会場)に立ち寄ったかを示す履歴を作成している。また、従来において、特許文献2に記載されているように、来場者が立ち寄った区域の資料を送付するための技術が知られている。
特開2001−317958号公報 特開2003−58619号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、無線タグを保有した来場者のメリットとしては、展示会場内における現在地表示や目的地表示、資料の送付等であり、更には、無線タグによって飲食物の提供や割引を受けることができるというものであった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、来場者の要求に応じて展示会場等の区画に関する情報を、ネットワークを介して送信すると共に、主催者等に来場者のアクセス状況を提示することができるエリア検知システムを提供することを目的とする。
本発明に係るエリア検知システムは、個別のタグ識別子を含む信号を発信するタグと、所定の区画毎に設置され、タグから発信された信号を受信した場合に、このタグのタグ識別子及び予め記憶しておいた個別の受信機識別子を含む情報を送信する受信機と、所定の区画を特定するデータと、この所定の区画に関する詳細データと、この所定の区画に設置された受信機の受信機識別子との対応関係を登録した第1のデータベースと、受信機から受信したタグ識別子と、このタグ識別子を送信した受信機の受信機識別子とを対応付けて登録した第2のデータベースとが記憶された管理装置とを備える。
そして、このエリア検知システムにおいて、受信機は、タグからタグ識別子を受信する度に、このタグ識別子と時刻とを対応付けて蓄積して、同一のタグが同一の区画に滞在した滞在時間が所定時間以上である場合に、このタグ識別子と受信機識別子とを管理装置に送信し、管理装置は、受信機から受信したタグ識別子及び受信機識別子を第2のデータベースに登録する。又は、このエリア検知システムにおいて、管理装置は、受信機からタグ識別子及び受信機識別子を受信する度に、このタグ識別子と受信機識別子と時刻とを対応付けて蓄積し、第1のデータベースを参照して蓄積した受信機識別子に対応した所定の区画を特定し、同一のタグが同一の区画に滞在した滞在時間が所定時間以上である場合に、このタグ識別子と受信機識別子とを第2のデータベースに登録しても良い。
これによって、管理装置には、同一の区画に滞在したタグを保持した来場者を識別するためのタグ識別子を蓄積することができる。
このようなエリア検知システムは、タグ識別子を含む要求情報が端末から送信された場合に、このタグ識別子に対応して第2のデータベースに登録された受信機識別子を求め、この受信機識別子に対応した所定の区画の詳細データを第1のデータベースから取り出して、端末に送信することによって、上述の課題を解決する。
本発明に係るエリア検知システムよれば、同一のタグが同一の区画に所定時間以上に亘って滞在したことを第2のデータベースに登録しておき、タグ識別子を含む要求を端末から送信して管理装置で受信した場合に、第2のデータベースを参照して、来場者が滞在した区画に関する情報をネットワーク網経由で提供することができる。したがって、このエリア検知システムによれば、来場者が興味を持って滞在した区画に関する情報を、要求に応じて提供することができると共に、端末から管理装置へのアクセス状況を主催者や出展者に提示することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、例えば図1に示すように構成されたエリア(区画)検知システムに適用される。以下の説明では、展示会を開催するに際して、主催者によって所定の区画である複数のエリア及び当該各エリアを使用する出展者が決定された後に、展示会場への来場者に無線タグ50を保持させて、無線タグ50の移動履歴を管理し、当該移動履歴に基づいて来場者に各種情報を提供するエリア検知システムについて説明する。
[エリア検知システムの構成]
このエリア検知システムは、展示会場を主催する主催者や出展者に操作される管理装置10と、展示会場を区分するエリアごとに設けられた複数の受信機20A、20B、20C・・・(以下、総称する場合には、単に「受信機20」と呼ぶ。)とが、有線又は無線の閉鎖されたネットワーク回線30を介して接続されている。また、このエリア検知システムは、展示会場への来場者に貸し出されて保持される無線タグ50を備える。更に、このエリア検知システムは、例えばインターネット等の汎用的なネットワーク網を介して管理装置10とリクエスト端末40とが通信接続可能となっている。
リクエスト端末40は、来場者によって操作されるパーソナルコンピュータであって、管理装置10とネットワーク網を介して接続される。このリクエスト端末40は、展示会場の来場者自身が保持していた無線タグ50固有のタグ識別子や、予め管理装置10に記憶されたタグ識別子を特定するデータを含む要求を管理装置10に送信する。これに応じて、リクエスト端末40は、要求に含めたタグ識別子等が適正な場合に、要求に応じた展示物等の詳細な表示データを受信することができ、来場者に閲覧させることができる。
受信機20は、展示会場を構成するエリアごとに設けられている。この各エリアは、例えば、展示物である商品が陳列されているブースであり、各出展者によって管理されている。また、各エリアは、隣接するエリアと区域が設定されており、当該区域内への来場者の進入口及び退出口や、エリア内に存在する無線タグ50が検出可能な位置に受信機20が設けられている。
無線タグ50は、例えば展示会場への各来場者に配布されたカード内に埋め込まれている。この無線タグ50は、内部に電池を備えて所定期間毎に信号を発信するアクティブタグ、又は、内部に電池が備えられておらず、受信機20からの質問電波の電気エネルギーを利用して信号を発信するパッシブタグの何れかで構成されている。この無線タグ50は、固有のタグ識別子を記憶しており、当該固有のタグ識別子を含む信号を発信する。この固有のタグ識別子は、各来場者を識別するための情報であって、受信機20に読み取られて、管理装置10に送信される。
管理装置10は、図2に示すように、CPU11に、主催者や出展者への操作インターフェースである情報入力部12と、ネットワーク回線30を介して複数の受信機20と接続されたデータ受信部13と、リクエスト端末40と通信接続されるデータ通信制御部14と、履歴管理データベース15,タグ−個人情報データベース16,受信機−エリア情報データベース17とが接続されて構成されている。ここで、履歴管理データベース15、タグ−個人情報データベース16及び受信機−エリア情報データベース17は、ハードディスク装置等の大容量記憶手段からなり、管理装置10に備えられる場合のみならず、管理装置10とネットワーク接続されたデータサーバに記憶されていても良い。
データ受信部13は、ネットワーク回線30を介して複数の受信機20と接続され、受信機20によって検知した無線タグ50のタグ識別子及び個別の受信機識別子を含む情報を受信する。この受信した情報は、CPU11によって履歴管理データベース15に記憶される。
情報入力部12は、例えばキーボード、マウス、通信I/F、無線タグ50用のリーダや、各種表示手段からなり、表示画面を参照して情報入力処理が行われる。この情報入力部12に入力された情報は、CPU11に入力され、タグ−個人情報データベース16,受信機−エリア情報データベース17に記憶される。また、主催者や出展者が履歴管理データベース15、タグ−個人情報データベース16及び受信機−エリア情報データベース17の内容を閲覧、修正等を行う場合には、情報入力部12に要求が入力される。
この情報入力部12に入力される情報としては、区分けされた各エリアを特定するエリア識別情報、各無線タグ50を識別するタグ識別子、来場者を識別する個人情報が挙げられる。このエリア識別情報は、各エリアを区分した時に主催者によって任意に決定される。また、タグ識別子は、来場者に保持させる各無線タグ50内に記憶されたタグ識別子と同一の情報が主催者によって入力される。更に、個人情報は、来場者が来場した時に、来場者が登録受付紙面に記入した個人情報を代行者が入力した情報や、展示会場において来場者がコンピュータを使用して入力したデータによって生成される。
また、情報入力部12に入力される情報としては、各エリア内に関する情報であって、出展物である商品名や商品価格等のエリア内情報(区画情報)が出展者によって入力される。
履歴管理データベース15(第2のデータベース)は、図3(a)に示すように、滞在時間情報51と、受信機20から受信した受信機識別子52及びタグ識別子53とが対応付けられて構成されている。また、履歴管理データベース15は、各タグ識別子53(来場者)ごとに、滞在時間情報51及び受信機識別子52を時系列に羅列した行動履歴として構成されていても良い。
受信機−エリア情報データベース17(第1のデータベース)は、図3(b)に示すように、受信機識別子61とエリア識別情報62とエリア詳細情報63とが対応付けられて構成されている。この受信機識別子61は、受信機20を設置した時に、当該受信機20内部に記憶されている受信機識別子が入力されることによって生成される。また、エリア識別情報62は、各エリアを識別する文字列が任意に決定されたものである。更に、エリア詳細情報63は、出展者によって入力された商品名や商品価格等に関する情報であって、リクエスト端末40からの要求に応じて送信する情報である。このエリア詳細情報63は、後述するが、各エリアに関する概要を表示させるデータと、各エリアに関する詳細を表示させるデータとに区分されている。
そして、受信機−エリア情報データベース17は、各エリアと、各エリアについてのエリア詳細情報63と当該各エリアに実際に配設した受信機20との対応関係を一致させるように構築される。このような受信機−エリア情報データベース17は、履歴管理データベース15のように更新はされずに、固定したデータベースとなっている。
タグ−個人情報データベース16は、図3(c)に示すように、タグ識別子71と個人情報72とが対応付けられて構成されている。タグ識別子71は、来場者に貸し出す予定の無線タグ50に記憶されたタグ識別子であり、個人情報72は、上述のように来場者が紙面に記入した個人情報であって、名前、メールアドレス等が挙げられる。
そして、タグ−個人情報データベース16は、来場者の個人情報と無線タグ50との対応関係とを一致させるように構築される。このようなタグ−個人情報データベース16は、履歴管理データベース15のように更新はされずに、固定したデータベースとなっている。
データ通信制御部14は、リクエスト端末40との間で通信処理を行うと共に、CPU11の制御に従って、エリア詳細情報63を用いた表示データ(Webページ)を作成してリクエスト端末40に返信するものである。このデータ通信制御部14は、図4に示すように、CPU11と接続された要求管理部81と、表示データ作成部82と、通信I/F83とで構成されている。
このデータ通信制御部14は、ネットワーク網を介してリクエスト端末40から表示データの要求情報が送られると、当該要求情報に含まれるタグ識別子や個人情報を取り出して、要求管理部81に出力する。そして、要求管理部81は、認証処理によって正規のアクセスである場合には、タグ識別子や個人情報をCPU11に出力し、CPU11からのエリア詳細情報等を表示データ作成部82に出力する。このとき、CPU11は、タグ識別子や個人情報と履歴管理データベース15との内容とを比較して、履歴管理データベース15に登録されている来場者であると判定した場合には、要求された表示データとなるエリア詳細情報63を受信機−エリア情報データベース17から読み出して、データ通信制御部14に出力する。
そして、データ通信制御部14は、CPU11からエリア詳細情報63を入力すると、当該エリア詳細情報63をリクエスト端末40に表示させるWebページ等の表示データに変換して、通信I/F83で送信させる。
[エリア検知システムのエリア検知処理]
つぎに、上述したように構成されたエリア検知システムにより、無線タグ50を保持した来場者の立ち寄ったエリア及び時間を検知して、履歴管理データベース15に来場者の行動履歴を登録するエリア検知処理について説明する。先ず、無線タグ50がアクティブタグである場合のエリア検知処理について図5を参照して説明し、次に、無線タグ50がパッシブタグである場合のエリア検知処理について図6乃至図7を参照して説明する。なお、図5,図7はあくまでも処理の一例であって、同一の無線タグ50が同一のエリアに滞在したことを検出できれば、図5,図7の処理手順に限定されず、他のあらゆる処理手順であっても良い。
なお、無線タグ50がアクティブタグである場合には、定期的に無線タグ50からタグ識別子を含む信号を発信しているので、受信機20は、当該信号を受信するための構成のみとなっている。
アクティブタグを使用した場合のエリア検知処理は、図5のステップS1において、受信機20により、アクティブタグである無線タグ50から定期的に発信される信号を受信したか否かを判定し、受信していないと判定した場合には、ステップS1の判定を繰り返し、受信したと判定した場合にはステップS2に処理を進める。
次に受信機20は、ステップS2において、ステップS1で受信した信号に含まれるタグ識別子を取り出して一時的に保存する。
次に受信機20は、ステップS3において、所定時間に亘って同一のタグ識別子を含む信号を受信したか否かを判定することによって、同一の無線タグ50から発信された信号を所定時間に亘って検知したか否かを判定する。ここで、所定時間とは、来場者が単にエリアを通過した場合を除くような時間であって、来場者が出展物に興味を持ってあるエリアに留まっていたと推定される経験値(例えば4分程度)や、無線タグ50からの信号受信回数が設定されている。また、この所定時間は、各エリアのフロア面積に応じて受信機20ごとに異なる時間を設定している。
そして、受信機20は、同一の無線タグ50から発信された信号を所定時間に亘って検知していないと判定した場合にはステップS1に処理を戻す。ここで、受信機20は、ステップS2で保存した信号受信時刻又は信号受信回数と、タグ識別子とを保存しておく。一方、受信機20は、同一の無線タグ50から発信された信号を所定時間に亘って検知したと判定した場合には、ステップS4に処理を進める。
次に受信機20は、ステップS4において、ステップS3での判定対象となったタグ識別子に、自身の受信機識別子及び滞在時間を付加した情報I1をネットワーク回線30を介して管理装置10に送信して、ステップS1に処理を戻す。これにより、受信機20は、ステップS3の判定によって、同一のエリアに滞在していた来場者を管理装置10に通知する。
なお、ステップS1及びステップS2の処理を単一のエリアに設置された複数の受信機20で行い、複数の受信機20のうち、ある受信機20がマスターとなり、当該マスターによって複数の受信機20で検出したタグ識別子を収集してステップS3の処理を行うことによって、来場者が同一のエリアに所定時間以上に亘って滞在していたことを検知しても良い。
一方、管理装置10は、図3(c)に示したようなタグ−個人情報データベース16が記憶されており(ステップS11)、ステップS12において、CPU11及びデータ受信部13により、受信機20から送信された情報I1を受信したか否かを判定している。これに対し、受信機20がステップS4においてタグ識別子及び受信機識別子を含む情報I1を送信した場合には、ステップS12において、データ受信部13によって受信機20からの情報I1を受信したと判定して、ステップS13に処理を進める。
次に管理装置10のCPU11は、ステップS13において、ステップS12にて受信した情報I1からタグ識別子、受信機識別子及び滞在時間を取り出して、履歴管理データベース15に登録する。
つぎに、無線タグ50がパッシブタグである場合のエリア検知処理について説明する。
無線タグ50としてパッシブタグを使用した場合には、受信機20は、無線タグ50を検知するための質問電波を発信する発信器と、無線タグ50からの応答電波を受信する受信器を備えることになる。
また、無線タグ50としてパッシブタグを使用した場合には、図6に示すように、出入口が設けられた閉領域としてエリアa,エリアbを構成し、各出入口に受信機20A〜20Fを設ける必要がある。これは、無線タグ50が質問電波の電気エネルギーによって動作するために、無線タグ50を確実に検知するためである。なお、同一のエリアに複数の出入口が設けられた場合、受信機−エリア情報データベース17に記憶された各受信機20の受信機識別子61に対するエリア識別情報62は、同じとなる。
更に、無線タグ50を受信機20で確実に検出するためには、受信機20が出入口を通過している期間内に受信機20から質問電波を発信する必要があるが、このために、エリア検知システムとしては、出入口ごとに、当該出入口を通過する人物を検出する人物センサを設けている。すなわち、各エリアの出入り口には、受信機20のみならず、人物センサも組で設置されていることになる。なお、この例では、人物センサを使用した場合を説明するが、これに限らず、各受信機20から、人物の接近を検出できるような周期で質問電波を出力することができる場合には、質問電波の応答によって出入口を通過する人物を検出することができ、この場合には、人物センサを設けなくても良い。
このようなエリア検知システムにおけるエリア検知処理は、図7に示すように、先ずステップS21において、受信機20により、タグ識別子を含む応答電波を無線タグ50から受信したか否かを判定する。このとき、受信機20は、接続された人物センサによって人体を検出したことを示すセンサ信号を入力したことに応じて、質問電波を発信する。そして、出入口を通過する人物が来場者であって、無線タグ50を保持している場合には、当該無線タグ50が質問電波の電気エネルギーを消費して、応答電波を発信する。
そして、受信機20は、タグ識別子を含む応答電波を受信していない場合には、ステップS21の判定を繰り返し、タグ識別子を含む応答電波を受信したと判定した場合には、ステップS22に処理を進める。
次に受信機20は、ステップS22において、ステップS21で受信したタグ識別子及び自身の受信機識別子とを含む情報I1を、ネットワーク回線30を介して管理装置10に送信して、ステップS21に処理を戻す。これにより、受信機20は、あるエリアに進入又はあるエリアから退出した来場者を管理装置10に通知する。
一方、管理装置10は、上述したように同一のエリアの出入口に設けられた複数の受信機20の受信機識別子61に対応したエリア識別情報62を同一の情報に登録した受信機−エリア情報データベース17を用意しておき(ステップS31)、図3(c)に示したようなタグ−個人情報データベース16が記憶されている(ステップS32)。
このような状態で、管理装置10は、ステップS33において、CPU11及びデータ受信部13により、受信機20から送信された情報I1を受信したか否かを判定している。これに対し、受信機20がステップS22においてタグ識別子及び受信機識別子を含む情報I1を送信した場合には、ステップS33において、データ受信部13によって受信機20からの情報I1を受信したと判定して、ステップS34に処理を進める。
CPU11は、ステップS34において、ステップS33で受信したと判定した情報I1に含まれるタグ識別子及び受信機識別子に、図示しないタイマの計時時刻であるタイムスタンプTMPを付加して、図示しないメモリに一時的に保存する。
これにより、管理装置10は、タグ識別子及び受信機識別子を含む情報を蓄積することによって、図8に示すように、一時保存データを作成する。この一時保存データは、受信機20から情報I1を受信する度に追加される各データ番号に対応させて、受信したタグ識別子及び受信機識別子、エリア識別情報、受信時刻(タイムスタンプTMP)、後述のエリア検知処理によって生成される進入/退出フラグからなるデータが記憶される。
次にCPU11は、ステップS35において、ステップS34で一時的に保存したタイムスタンプTMPが付加されたタグ識別子と同一のタグ識別子に付加されたタイムスタンプTMPのうち、ステップS34で一時的に保存したタイムスタンプTMPから直前のタイムスタンプTMP’を検索して、存在するか否かを判定する。そして、CPU11は、ステップS34で一時的に保存したタイムスタンプTMPから直前のタイムスタンプTMP’が存在しないと判定した場合にはステップS33に処理を戻し、存在すると判定した場合には、ステップS36に処理を進める。
次にCPU11は、ステップS36において、ステップS34で一時的に保存したタイムスタンプTMPが付加された受信機識別子に対応したエリア識別情報と、タイムスタンプTMP’が付加された受信機識別子に対応したエリア識別情報とを、受信機−エリア情報データベース17から読み出す。そして、CPU11は、互いのエリア識別情報を比較して、同一のエリアを示すものか否かを判定する。これにより、タイムスタンプTMPで受信した情報I1と、タイムスタンプTMP’で受信した情報I1とが同じエリアに同一の来場者が存在していたことによるものであるか否かを判定する。
そして、CPU11は、タイムスタンプTMPで受信した情報I1と、タイムスタンプTMP’で受信した情報I1とが同じエリアに同一の来場者が存在していたことによるものあると判定した場合には、ステップS33に処理を戻し、違うエリアであると判定した場合には、ステップS37に処理を進める。
次にCPU11は、ステップS37において、タイムスタンプTMP’からタイムスタンプTMPに亘って来場者が異なるエリアに移動したことになるので、タイムスタンプTMP’に対応した進入/退出フラグを退出(OUT)を示す値に設定する。
次にCPU11は、ステップS38において、タイムスタンプTMP’が付加されたタグ識別子と同一のタグ識別子及びエリア識別情報と対応し、タイムスタンプTMP’から直前のタイムスタンプTMP’’を検索して、存在するか否かを判定する。すなわち、タイムスタンプTMP’に対応した進入/退出フラグを退出とし、当該進入/退出フラグを進入とするデータが存在するか否かを判定し、存在する場合には、ステップS40に処理を進める。
一方、CPU11は、存在しないと判定した場合には、退出時のデータのみが検出され、進入時のデータが検出されていない不合理が発生したので、ステップS39においてエラー処理を行う。このエラー処理としては、ステップS37にて退出とされた進入/退出フラグに対応したデータを削除する処理や、当該データにエラーであることを示す情報を付加する処理のことである。
ステップS40において、CPU11は、ステップS38で検出したタイムスタンプTMP’’よりも時間的に前に蓄積され、タイムスタンプTMP’’に対応したタグ識別子及びエリア識別情報と同じタグ識別子及びエリア識別情報のタイムスタンプTMP’’’を検索して、存在するか否かを判定する。
そして、存在すると判定した場合には、ステップS41において、タイムスタンプTMP’’’をタイムスタンプTMP’’に変更して、再度ステップS40の処理を繰り返す。すなわち、進入/退出フラグが退出とされた来場者が何時から同じエリアに滞在していたかを判定するために、順次時間的に古いデータを使用してステップS40で判定処理を行わせる。一方ステップS40において、存在しないと判定した場合には、ステップS42に処理を進める。
ステップS42において、CPU11は、ステップS40での処理対象となっていたタイムスタンプTMP’’に対応した進入/退出フラグの値を「進入(IN)」を示す値に設定する。そして、CPU11は、進入に設定された進入/退出フラグに対応した時刻情報を入域時刻と認識する。
次にCPU11は、ステップS43において、ステップS42にて進入に設定された進入/退出フラグに対応する時刻情報と、ステップS37にて退出に設定された進入/退出フラグを時刻情報との時間差を求めて、当該エリアでの滞在時間を計算する。
次にCPU11は、ステップS44において、ステップS43にて計算した滞在時間が所定時間以上であるか否かを判定する。この所定時間とは、来場者が単にエリアを通過した場合を除くような時間であって、来場者が出展物に興味を持ってあるエリアに留まっていたと推定される経験値(例えば4分程度)や、無線タグ50からの信号受信回数が設定されている。また、この所定時間は、各エリアのフロア面積に応じて受信機20ごとに異なる時間を設定している。
そして、CPU11は、滞在時間が所定時間以上ではないと判定した場合にはステップS33に処理を戻し、滞在時間が所定時間以上であると判定した場合には、ステップS45に処理を進めて、滞在時間情報51として滞在時間を登録し、ステップS36〜ステップS43で処理対象となっていた受信機識別子及びタグ識別子を履歴管理データベース15に登録する。なお、ステップS44で滞在時間が所定時間以上に満たなかった場合や、ステップS45で登録が完了した場合には、ステップS36〜ステップS43で処理対象となっていたデータは、図8の一時保存データから削除されることになる。
つぎに、図8に示すように、データ番号(1)〜(5)に対応して、タグ識別子及び受信機識別子、エリア識別情報、タイムスタンプTMPが時系列に蓄積される場合に、上述したエリア検知処理によって、来場者があるエリアに滞在していたことを判定して履歴管理データベース15に登録することが実現可能であることについて説明する。なお、以下の説明では、図6に示すように、タグ識別子「YYY」の無線タグ50を保持した来場者がエリアaに進入及び退出してエリアbに進入すると共に、タグ識別子「ZZZ」の無線タグ50を保持した来場者がエリアaに進入及び退出した場合を例にとって説明する。
先ず、タグ識別子「YYY」及び受信機識別子「20A」を受信した場合(ステップS33)、CPU11は、当該タグ識別子「YYY」及び受信機識別子「20A」にデータ番号(1)を付与し、データ番号(1)に対応させて、タイマ回路の計時時刻を時刻「10:00」(タイムスタンプTMP)として記憶すると共に、受信機−エリア情報データベース17から受信機識別子「20A」に対応したエリア識別情報を読み出してエリア「a」を記憶する(ステップS34)。そして、CPU11は、ステップS35において、データ番号(1)よりも時間的に直前であって同一タグ識別子のタイムスタンプTMP’を検索しても、存在しないのでステップS33の処理に戻る。
次に、タグ識別子「ZZZ」及び受信機識別子「20A」を受信した場合(ステップS33)、CPU11は、当該タグ識別子「ZZZ」及び受信機識別子「20A」にデータ番号(2)を付与し、データ番号(2)に対応させて、タイマ回路の計時時刻を時刻「10:00」(タイムスタンプTMP)として記憶すると共に、受信機−エリア情報データベース17から受信機識別子「20A」に対応したエリア識別情報を読み出してエリア「a」を記憶する(ステップS34)。そして、CPU11は、ステップS35において、データ番号(2)のタイムスタンプTMPよりも、直前時刻のタイムスタンプTMP’(データ番号(1))が存在するが、同一タグ識別子ではないので、ステップS33の処理に戻る。
次に、タグ識別子「YYY」及び受信機識別子「20C」を受信した場合(ステップS33)、CPU11は、当該タグ識別子「YYY」及び受信機識別子「20C」にデータ番号(3)を付与し、データ番号(3)に対応させて、タイマ回路の計時時刻を時刻「10:05」(タイムスタンプTMP)として記憶すると共に、受信機−エリア情報データベース17から受信機識別子「20C」に対応したエリア識別情報を読み出してエリア「a」を記憶する(ステップS34)。そして、CPU11は、ステップS35において、データ番号(3)のタイムスタンプTMPよりも、直前時刻のタイムスタンプTMP’で、同一タグ識別子がデータ番号(1)に存在しているが、エリア「a」が同じなので(ステップS36)、ステップS33の処理に戻る。
次に、タグ識別子「YYY」及び受信機識別子「20D」を受信した場合(ステップS33)、CPU11は、当該タグ識別子「YYY」及び受信機識別子「20D」にデータ番号(4)を付与し、データ番号(4)に対応させて、タイマ回路の計時時刻を時刻「10:06」(タイムスタンプTMP)として記憶すると共に、受信機−エリア情報データベース17から受信機識別子「20D」に対応したエリア識別情報を読み出してエリア「b」を記憶する(ステップS34)。そして、CPU11は、データ番号(4)のタイムスタンプTMPよりも、直前時刻のタイムスタンプTMP’で同一タグ識別子「YYY」がデータ番号(3)に存在し(ステップS35)、エリアが異なるので(ステップS36)、データ番号(4)の進入/退出フラグを「退出」に設定する(ステップS37)。
次に、CPU11は、タイムスタンプTMP’のデータ番号(3)よりも時間的に前であって、データ番号(3)と同一タグ識別子「YYY」及びエリア「a」のデータを検索すると、データ番号(1)を検出することができ、当該データ番号(1)の時刻をタイムスタンプTMP’’に設定する(ステップS38)。そして、タイムスタンプTMP’’よりも時間的に前で、データ番号(1)及びデータ番号(3)と同じタグ識別子「YYY」及びエリア「a」のデータを検索しても検出できないので(ステップS40)、ステップS42に処理を進める。
次にCPU11は、タイムスタンプTMP’’のデータ番号(1)の進入/退出フラグを「進入」に設定し(ステップS42)、データ番号(1)の時刻情報からデータ番号(3)の時刻情報までの滞在時間として5分を計算し(ステップS43)、所定時間の4分を超えているので(ステップS44)、タグ−個人情報データベース16に追加する(ステップS45)。
なお、データ番号(5)に対応したデータを生成した場合であっても、上述のようにステップS33〜ステップS45の処理を行うことによって、データ番号(2)の進入/退出フラグを「進入」に設定すると共に、データ番号(5)の進入/退出フラグを「退出」に設定することができる。
このように、管理装置10は、無線タグ50としてパッシブタグを使用した場合には、来場者を所定の出入り口から進入及び退出させるようにエリアを構築して、各エリアからの進入及び退出を検出して、滞在時間を算出することによって、どの無線タグ50がどのエリアに滞在したか否かを随時履歴管理データベース15に登録することができる。
[情報提示処理]
つぎに、上述したように、来場者がどのエリアに滞在したかを登録した履歴管理データベース15を参照して、リクエスト端末40から管理装置10へのアクセスによって、リクエスト端末40に情報を提示する処理について説明する。
リクエスト端末40は、来場者が管理装置10に記憶された情報を取り出すための端末である。このリクエスト端末40としては、ネットワーク網を介して管理装置10に通信接続可能な端末であれば、展示会場に設置された端末でも、来場者の自宅や勤務先の端末でも良い。
このリクエスト端末40は、来場者によってタグ識別子や、当該タグ識別子を一意に特定することができるデータが入力される。このリクエスト端末40は、タグ識別子を特定することができる文字列をキーボート等によって入力するものであっても良く、ICカードリーダによって入力するものであっても良い。
また、タグ識別子を一意に特定することができるデータとは、来場者の氏名及びパスワードや、管理装置10側から電子メール等で通知した所定のURLなどであって、データ通信制御部14の要求管理部81によって認証可能なデータであればよい。このようなタグ識別子を一意に特定するデータは、タグ−個人情報データベース16にタグ識別子71及び個人情報72と対応して記憶しておくものとする。
そして、リクエスト端末40は、来場者の操作に従って入力されたタグ識別子又はタグ識別子を一意に特定するデータを含む要求情報を管理装置10に送信する。
これに対し、管理装置10は、要求情報をデータ通信制御部14の通信I/F83で受信すると、要求管理部81により、要求情報に含まれるタグ識別子又はタグ識別子を一意に特定するデータと、タグ−個人情報データベース16に記憶されたデータとを比較して、タグ−個人情報データベース16に登録された正規なアクセスであるか否かを判定する。そして、要求管理部81によって正規なアクセスであると判定した場合には、タグ識別子をCPU11に出力する。
CPU11は、タグ識別子が要求管理部81から入力されると、このタグ識別子と同一のタグ識別子53に対応した滞在時間情報51及び受信機識別子52を履歴管理データベース15から読み出す。次に、CPU11は、読み出した受信機識別子52に対応するエリア識別情報62及びエリア詳細情報63を受信機−エリア情報データベース17から読み出して、データ通信制御部14に出力する。このように、CPU11は、来場者が出展会場を訪問した時の行動を示す履歴情報として、時刻情報ごとのエリア識別情報62及びエリア詳細情報63をデータ通信制御部14に送信する。
データ通信制御部14は、要求管理部81によってCPU11からの行動の履歴情報である時刻情報ごとのエリア識別情報62及びエリア詳細情報63を入力し、表示データ作成部82に出力する。
表示データ作成部82は、リクエスト端末40に送信する表示データとして、例えば図9に示すように、滞在日時欄、エリア名のエリア概要(テーマ)欄、出展者(企業)名欄、詳細情報表示欄を一覧表示するデータを作成する。このとき、表示データ作成部82は、滞在時間情報51から滞在日時を作成し、エリア詳細情報63を参照して、エリア詳細情報63のうち、エリア概要であるエリア名の出展テーマ、出展者名を作成する。なお、展示会が数日に亘る場合には、来場者の訪問日も含めて滞在日時を作成する。また、エリア概要としては、テーマに限らず、ブース名と商品名であっても良い。更に、出展者名のみでエリア概要が想定されるような場合には、エリア名欄を設けなくても良い。
このように作成された表示データは、例えばHTML(Hypertext Markup Language)形式等で作成され、通信I/F83を介してリクエスト端末40に送信される。これにより、リクエスト端末40では、図9に示すような来場者の滞在日時に対応した内容を表示させることができる。このように図9に示すような内容を表示させている場合に、リクエスト端末40は、マウス等が操作されて、詳細情報表示欄の要否ボタンが選択されると、詳細情報の表示要求情報を管理装置10に送信する。このとき、リクエスト端末40は、詳細情報の表示要求情報に対応した滞在日時、エリア名、出展者名等を含める。
これに対し、管理装置10は、例えばテーマAとテーマDについての詳細情報の表示用要求情報が送信された場合には、図10に示すような内容を表示させる表示データを作成する。すなわち、表示データ作成部82は、図9におけるテーマA及び企業Aのエリア識別情報62と、テーマD及び企業Dのエリア識別情報62を読み出して、各種詳細情報の表の要否を選択する表示データを作成する。そして、この表示データは、通信I/F83によってリクエスト端末40に送信されて表示処理される。
そして、図10に示すような内容を表示させている場合に、リクエスト端末40は、詳細情報表示欄の要否ボタンが選択されると、詳細情報の表示要求情報を管理装置10に送信する。この例では、テーマA及び企業Aに対応した商品名と概要についての要否ボタンが選択され、テーマD及び企業Dに対応した商品名と画像についての要否ボタンが選択されて、詳細情報の表示要求情報に、選択されたテーマ、企業、商品名等を含める。
これに対し、管理装置10は、データ通信制御部14により、来場者の滞在日時に対応して、展示タイトル欄及び出展者(企業)名欄を設け、当該各展示タイトル欄に企業Aについての商品名及び概要、企業Dについての商品名及び画像を含めた表示データを作成して、リクエスト端末40に送信して表示させる。
これにより、来場者は、自身が展示会場で滞在したエリアのうち、必要な詳細情報をリクエスト端末40上で確認することができる。
なお、このエリア検知処理では、管理装置10によって、来場者が同一のエリアに所定時間以上に亘って滞在していたことを検知しているが、これに限らず、単一のエリアに設置された複数の受信機20のうち、ある受信機20をマスターとし、当該マスターによって複数の受信機20で検出したタグ識別子を収集して、同一のタグ識別子が同一のエリアに滞在していたことを判定しても良い。このとき、マスターの受信機20は、時刻、タグ識別子を対応付けたデータを蓄積して、滞在時間が所定時間以上となったら、タグ識別子及び受信機識別子を管理装置10に送信するようにする。これにより、管理装置10は、所定時間以上に亘って同一エリアに滞在したタグ識別子を履歴管理データベース15に登録することができる。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明を適用したエリア検知システムによれば、同一の来場者が同一のエリアに所定時間以上に亘って滞在したことを履歴管理データベース15に登録しておき、タグ識別子を含む要求をリクエスト端末40から送信して管理装置10で受信した場合に、履歴管理データベース15を参照して、来場者が滞在したエリアに関する情報をネットワーク網経由で提供することができる。したがって、このエリア検知システムによれば、来場者が興味を持って滞在したエリアに関する情報を、要求に応じて提供することができると共に、リクエスト端末40から管理装置10へのアクセス状況を主催者や出展者に提示することができる。
また、このエリア検知システムによれば、無線タグ50としてアクティブタグを使用した場合には、図5に示したように、受信機20によって、同一の来場者が同一エリアに所定時間以上に亘って滞在していると判定した場合に、受信機20から管理装置10に信号を送信するので、受信機20を多数設けた場合であっても、通信トラフィックを抑制することができる。
更に、このエリア検知システムによれば、無線タグ50としてパッシブタグを使用した場合には、各エリアの出入り口に受信機20及び人物センサのみならず、カウンタ回路を設けることによって、人物センサでの検出出力をカウンタ回路で計数して、各エリアの来場者数も取得することができる。
更に、このエリア検知システムによれば、展示会場内に設置したリクエスト端末40からのみ管理装置10にアクセス可能とすることによって、汎用的な外部ネットワーク網を経由して管理装置10にアクセスさせる場合と比較して、通信制御設定やセキュリティ設定を簡単なものとして構築することができる。
このように、主催者にとっては、リクエスト端末40から管理装置10へのアクセスによってエリアに関する情報を提供することを条件として、来場者に無線タグ50を保持させるメリットを与えることができ、来場者の合意の上で無線タグ50を保持させることができるという利点がある。
また、出展者にとっては、タグ−個人情報データベース16に来場者の個人情報を登録するので、名前や電子メールアドレスによって再来乗者の判別も行うことができる。
これに対し、来場者にとっては、自身が興味を持って滞在したエリアの概要のみならず、詳細な情報も取得することによって、展示会場での報告書作成に貢献できるという利点、ショールーム等の展示会では商品画像、商品価格、在庫状況や納期を含む再検討ができ、特にシステムキッチン等の高価且つ大型な商品の再検討に有効となる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用したエリア検知システムの構成を示す図である。 本発明を適用したエリア検知システムにおける管理装置の構成を示すブロック図である。 管理装置に備えられるデータベースについて説明するための図であって、(a)は履歴管理データベースの構成、(b)は受信機−エリア情報データベースの構成、(c)はタグ−個人情報データベースの構成である。 管理装置に備えられたデータ通信制御部の構成を示すブロック図である。 本発明を適用したエリア検知システムにおいて、無線タグとしてアクティブタグを使用したエリア検知処理の処理手順を示すフローチャートである。 無線タグとしてパッシブタグを使用した場合に、各エリアに対する受信機の設置位置を説明するための図である。 本発明を適用したエリア検知システムにおいて、無線タグとしてパッシブタグを使用したエリア検知処理の処理手順を示すフローチャートである。 無線タグとしてパッシブタグを使用したエリア検知処理において、管理装置に蓄積するデータについて説明するための図である。 管理装置に要求を送信することによって、リクエスト端末に表示させる来場者が滞在したエリアの概要を示す図である。 管理装置に要求を送信することによって、リクエスト端末に表示可能な詳細データの一覧を示す図である。 管理装置に要求を送信することによって、リクエスト端末に表示される詳細なデータの一例を示す図である。
符号の説明
10 管理装置
11 CPU
12 情報入力部
13 データ受信部
14 データ通信制御部
15 履歴管理データベース(第2のデータベース)
16 タグ−個人情報データベース
17 受信機−エリア情報データベース(第1のデータベース)
20 受信機
30 ネットワーク回線
40 リクエスト端末
50 無線タグ
51 滞在時間情報
52,61 受信機識別子
53,71 タグ識別子
62 エリア識別情報
63 エリア詳細情報
72 個人情報
81 要求管理部
82 表示データ作成部
83 通信I/F

Claims (3)

  1. 個別のタグ識別子を含む信号を発信するタグと、
    所定の区画毎に設置され、前記タグから発信された信号を受信した場合に、このタグのタグ識別子及び予め記憶しておいた個別の受信機識別子を含む情報を送信する受信機と、
    前記所定の区画を特定するデータと、この所定の区画に関する詳細データと、この所定の区画に設置された前記受信機の受信機識別子との対応関係を登録した第1のデータベースと、前記受信機から受信したタグ識別子と、このタグ識別子を送信した前記受信機の受信機識別子とを対応付けて登録した第2のデータベースとが記憶された管理装置とを備え、
    前記受信機は、
    前記タグからタグ識別子を受信する度に、このタグ識別子と時刻とを対応付けて蓄積して、同一のタグが同一の区画に滞在した滞在時間が所定時間以上である場合に、このタグ識別子と受信機識別子とを前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記受信機から受信したタグ識別子及び受信機識別子を前記第2のデータベースに登録し、
    前記タグ識別子を含む要求情報が端末から送信された場合に、このタグ識別子に対応して前記第2のデータベースに登録された受信機識別子を求め、この受信機識別子に対応した所定の区画の詳細データを前記第1のデータベースから取り出して、前記端末に送信すること
    を特徴とするエリア検知システム。
  2. 予め記憶しておいた個別のタグ識別子を含む信号を発信するタグと、
    所定の区画毎に設置され、前記タグから発信された信号を受信した場合に、このタグのタグ識別子及び予め記憶しておいた個別の受信機識別子を含む情報を送信する受信機と、
    前記所定の区画を特定するデータと、この所定の区画に関する詳細データと、この所定の区画に設置された前記受信機の受信機識別子との対応関係を登録した第1のデータベースと、前記受信機から受信したタグ識別子と、このタグ識別子を送信した前記受信機の受信機識別子とを対応付けて登録した第2のデータベースとが記憶された管理装置とを備え、
    前記管理装置は、
    前記受信機からタグ識別子及び受信機識別子を受信する度に、このタグ識別子と受信機識別子と時刻とを対応付けて蓄積し、
    前記第1のデータベースを参照して蓄積した受信機識別子に対応した所定の区画を特定し、同一のタグが同一の区画に滞在した滞在時間が所定時間以上である場合に、このタグ識別子と受信機識別子とを前記第2のデータベースに登録し、
    前記タグ識別子を含む要求情報が端末から送信された場合に、このタグ識別子に対応して前記第2のデータベースに登録された受信機識別子を求め、この受信機識別子に対応した所定の区画の詳細データを前記第1のデータベースから取り出して、前記端末に送信すること
    を特徴とするエリア検知システム。
  3. 前記管理装置は、前記タグ識別子を含む要求情報が端末から送信された場合に、所定の区画の詳細データのうち、この区画の概要を示すデータを前記端末に送信し、この概要を示すデータよりも詳細なデータの要求情報を受信した場合に、所定の区画の詳細データのうち前記概要よりも詳細なデータを前記端末に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエリア検知システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009015725A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 来訪者情報収集システム
JP2011516935A (ja) * 2008-02-01 2011-05-26 コンソーシアム・ピー・インコーポレーテッド 位置追跡システムを使用し相互作用時間に基づいて対象の関連付けを実施するためのシステム及び方法

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