JP2006127322A - 顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法 - Google Patents

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正信 溝口
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Tsukasa Kawazoe
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Abstract

【課題】
待ち行列の待ち時間をより短縮し、待ち行列における優先性を考慮した平等性を向上させることができる顧客移動制御システムを提供する。
【解決手段】
送受信装置3と、情報処理装置2と、認識装置4とを具備する顧客移動制御システムを用いる。送受信装置3は、人に携帯され属性情報を格納した機器10が所定の領域に入るとき、属性情報を無線通信により受信する。情報処理装置2は、送受信装置3からネットワーク8を介して受信した属性情報に基づいて、人の行動に関する決定を行う。認識装置4は、情報処理装置2からネットワーク8を介して受信した属性情報の少なくとも一部と決定に関する決定情報5とに基づいて、決定情報5を人に認識させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法に関し、特に、顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法に関する。
空港、港湾、駅、銀行、郵便局、病院、役所、イベント会場、劇場、テーマパークなどにおいて、待ち行列が発生することが知られている。例えば、空港では、チケット発券カウンタ、チェックインカウンタ、手荷物検査所、出入国審査所、税関などで、待ち行列が発生する。待ち行列の発生する場所では、待つ人間の間の平等性を確保するために、例えば、単一待ち行列+複数窓口(フォーク型)の待ち行列管理を行っている。しかし、手荷物検査、出入国審査などでは複数待ち行列+複数窓口のため、到着順序とサービス順序が一致せず、不公平感が生じる恐れがある。
今後、空港では、セキュリティーの強化などでさらに長い待ち行列が発生する恐れがある。発生した待ち行列に迅速に対応して、待ち時間を減らし、空港利用客の満足度向上を行うことが必要である。さらに、順序入れ替わり(到着順序とサービス順序が不一致)などによる不公平感を解消することが必要である。一方、ファーストクラス利用客のような多額の料金を支払った乗客への優先サービスは、より拡充される可能性がある。
空港以外において、従来このような待ち行列は、顧客に番号札を取ってもらい順序を管理している。そのため、サービスを受けようとする者が自ら整理券を受け取るという煩わしさがある。また、整理券を受け取るのを忘れた場合、サービスが受けられない場合がある。
待ち行列の待ち時間をより減らすことが可能な技術が望まれる。待ち行列における、多額の料金を支払った乗客などへ与えられる優先性を考慮しながら、平等性をより向上させることができる技術が求められる。待ち行列における利用客(顧客)の満足度を向上する技術が望まれる。
関連する技術として、特開2002−183261号公報に、空港内旅客捜索装置が開示されている。この空港内旅客捜索装置は、複数の無線感知装置と、旅客管理装置と、旅客捜索端末とを備えたことを特徴とする。複数の無線感知装置は、空港内を複数のゾーンに区分したときの各ゾーンごとに配置され、搭乗券を所持した旅客が前記ゾーンを移動する度ごとに、旅客が所持する搭乗券に付された無線タグから発信される無線タグ信号を感知し、その無線タグ信号に含まれる無線タグIDをゾーンに付されたゾーンIDおよび感知時刻情報と共に送信する。旅客管理装置は、各無線感知装置から送信された無線タグID、ゾーンIDおよび感知時刻情報を受信し、それらの受信情報を蓄積するデータベースを有する。旅客捜索端末は、捜索対象の旅客が所持している搭乗券に付された無線タグの無線タグIDを検索キーとして前記旅客管理装置を介して前記データベースを検索し、前記捜索対象の旅客が空港内で最終的に立寄ったゾーンを前記時刻情報と共に表示する。
特開2001−297392号公報に、コンテナ運搬車輌の管理装置および管理方法が開示されている。このコンテナ運搬車輌の管理装置は、コンテナターミナル入口ゲートにおける混雑を防止する。コンテナを運搬するトレーラにコンテナ番号や行先などの物流情報を入力した無線IC書類タグをセットする。コンテナの搬入・搬出のためにコンテナターミナルに入場しようとするトレーラの通路の上流側にチェックゲートを設ける。該チェックゲートに無線IC書類タグと交信する無線アンテナを設ける。チェックゲートとコンテナターミナル入口ゲートとの間の通路にトレーラが一時的に待避する待機場を設ける。コンテナターミナル入口ゲートの付近にトレーラの混雑状況を監視するゲート混雑監視装置を設ける。ゲート混雑監視装置からの情報により入口ゲートが混雑しているか否かを判断し、上記無線IC書類タグをセットしたトレーラに待機場に待避するか否かの情報を送信するコンピュータを設ける。
特開平5−216898号公報に、整理券発行機が開示されている。この整理券発行機は、それぞれ異なる種類の窓口業務を行う複数のサービス窓口を備えた機関において用いられ、各窓口毎に独立した整理番号を、前記窓口の種類とともに、順番に整理券に印字して発行する。予想待ち時間算出手段と、操作手段と、印字制御手段とを具備することを特徴とする。予想待ち時間算出手段は、各窓口毎に、現時点から処理されるまでの予想待ち時間を算出する。操作手段は、同一の顧客が複数の窓口での処理を希望する場合には、前記複数の窓口を指定して前記整理券の発行を指示することが可能である。印字制御手段は、該操作手段により前記複数の窓口が指定された場合には、1枚の整理券に、各窓口の種類とともに、前記予想待ち時間の少ない順に各窓口の整理番号を印字して発行する。
特開2002−183261号公報 特開2001−297392号公報 特開平5−216898号公報
従って、本発明の目的は、待ち行列の待ち時間をより短縮することが可能な顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、待ち行列における優先性を考慮した平等性を向上させることが可能な顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、待ち行列における利用客(顧客)の満足度を向上することが可能な顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
従って、上記課題を解決するために、本発明の顧客移動制御システムは、送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)と、情報処理装置(2/2a/102/202)と、認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1/207)とを具備する。送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)は、人に携帯され属性情報を格納した機器(10/10/110/210)が所定の領域(P/例示:P2/Pa/Pb)に入るとき、その属性情報を無線通信により受信する。情報処理装置(2/2a/102/202)は、送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)からネットワーク(8/8/108/208)を介して受信したその属性情報に基づいて、その人の行動に関する決定を行う。認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1/207)は、情報処理装置(2/2a/102/202)からネットワーク(8/8/108/208)を介して受信したその属性情報の少なくとも一部とその決定に関する決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)とに基づいて、決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)をその人に認識させる。
本発明により、所定の領域内に入る顧客等の人数を把握することが出来、待ち行列の長さを把握することができる。それにより、顧客等の行動を指定することで、待ち行列の長さを管理・制御することができる。また、所定の領域内に入る顧客を到着順に把握することができるので、到着順に移動先に移動させることで、順序入れ替わり(到着順序とサービス順序が不一致)などによる不公平感を解消することができる。
上記の顧客移動制御システムにおいて、情報処理装置(2/2a/102)は、その属性情報に基づいて、複数の移動先候補(5/例示:3−3/105)からその人の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)を決定する。認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)が、受信したその属性情報の少なくとも一部と移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とに基づいて、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)をその人に認識させる。
本発明において、所定の領域内の顧客等の移動先(5など)が複数ある場合、その移動先を制御することで、移動先での待ち行列の長さを管理・制御することができる。
上記の顧客移動制御システムにおいて、認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の近傍に設けられその属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とその属性情報の少なくとも一部とを表示する表示装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)である。
本発明により、顧客等の移動先(5など)が表示装置(4など)に明記されるので、顧客等の移動を的確に制御できる。
上記の顧客移動制御システムにおいて、情報処理装置(2/2a/102)は、所定の領域(P/例示:P2/Pa)に滞留する人数又は複数の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、複数の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の数を増加又は減少させる。
本発明により、顧客等の移動先(5など)での人数が滞留しないように移動先(5など)の数を制御することができる。それにより、待ち行列の長さを管理・制御することができる。
上記の顧客移動制御システムにおいて、情報処理装置(202)は、送受信装置(例示:203−1)からネットワーク(208)を介して受信したその属性情報に基づいて、その人の使用する座席(229の一部)を決定する。その認識装置は、その属性情報の少なくとも一部とその座席(229の一部)が記載された券を発行する発券機(207)である。
本発明により、座席指定していない顧客等でも、到着順に発券を受けることができる。
上記の顧客移動制御システムにおいて、機器(10/10/110/210)は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される。
本発明において、上記のように機器(10など)は無線通信可能であることが好ましい。
上記の顧客移動制御システムにおいて、そのRFIDタグ、そのRFIDカードは、チケット、搭乗券、パスポート、預金通帳、診察券及び住民基本台帳カードのいずれか一つに含まれる。
本発明において、上記のようなものにRFIDタグ等が含まれていることは、特別に携帯するものが増えないので、利用者にとって利用しやすく好ましい。
上記課題を解決するために本発明の情報処理装置は、データ管理部(24/24/124/224)と、判定部(25/64/125/225)と、認識装置管理部(27/27/127/226)とを具備する。データ管理部(24/24/124/224)は、人に携帯され属性情報を格納した機器(10/10/110/210)が所定の領域(P/例示:P2/Pa/Pb)に入るとき、その属性情報を無線通信により受信する送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)から、ネットワーク(8/8/108/208)を介してその属性情報を受信する。判定部(25/64/125/225)は、その属性情報に基づいて、その人の行動に関する決定を行う。認識装置管理部(27/27/127/226)は、その属性情報の少なくとも一部とその決定に関する決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)とを、ネットワーク(8/8/108/208)を介して、決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)をその人に認識させる認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1/207)へ送信する。
上記の情報処理装置において、判定部(25/64/125/225)は、その属性情報に基づいて、複数の移動先候補(5/例示:3−3/105)からその人の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)を決定する。認識装置管理部(27/27/127/226)は、その属性情報の少なくとも一部と移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とを認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)へ送信する。
上記の情報処理装置において、認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の近傍に設けられその属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とその属性情報の少なくとも一部とを表示する表示装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)である。
上記の情報処理装置において、所定の領域(P/Pa)に滞留する人数又は複数の移動先(例示:5−1/例示:105−1)の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、複数の移動先(例示:5−1/例示:105−1)の数を増加又は減少させる装置管理部(26/126)を更に具備する。
上記の情報処理装置において、判定部(225)は、送受信装置(例示:203−1)からネットワーク(208)を介して受信したその属性情報に基づいて、その人の使用する座席(229の一部)を決定する。認識装置管理部(226)は、その属性情報の少なくとも一部と座席(229の一部)とを認識装置(207)へ送信する。
上記の情報処理装置において、機器(10/10/110/210)は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される。
上記課題を解決するために本発明の顧客移動制御方法は、(a)送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)が、人に携帯され属性情報を格納した機器(10/10/110/210)が所定の領域(P/例示:P2/Pa/Pb)に入るとき、その属性情報を無線通信により受信するステップと、(b)情報処理装置(2/2a/102/202)が、送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)からネットワーク(8/8/108/208)を介して受信したその属性情報に基づいて、その人の行動に関する決定を行うステップと、(c)認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1/207)が、情報処理装置(2/2a/102/202)からネットワーク(8/8/108/208)を介して受信したその属性情報の少なくとも一部とその決定に関する決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)とに基づいて、決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)をその人に認識させるステップとを具備する。
上記の顧客移動制御方法において、(b)ステップは、(b1)情報処理装置(2/2a/102)が、その属性情報に基づいて、複数の移動先候補(5/例示:3−3/105)からその人の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)を決定するステップを備える。(c)ステップは、(c1)認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)が、受信したその属性情報の少なくとも一部と移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とに基づいて、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)をその人に認識させるステップとを備える。
上記の顧客移動制御方法において、(c1)ステップは、(c11)その認識装置としての表示装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)が、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の近傍に設けられその属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とその属性情報の少なくとも一部とを表示するステップを備える。
上記の顧客移動制御方法において、(d)情報処理装置(2/2a/102)が、所定の領域(P/例示:P2/Pa)に滞留する人数又は複数の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、複数の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の数を増加又は減少させるステップを更に具備する。
上記の顧客移動制御方法において、(b)ステップは、(b2)情報処理装置(202)が、送受信装置(例示:203−1)からネットワーク(208)を介して受信したその属性情報に基づいて、その人の使用する座席(229の一部)を決定するステップを備える。(c)ステップは、(c2)その認識装置としての発券機(207)が、その属性情報の少なくとも一部と座席(229の一部)が記載された券を発行するステップを備える。
上記の顧客移動制御方法において、機器(10/10/110/210)は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される。
上記の顧客移動制御方法において、そのRFIDタグ、そのRFIDカードは、チケット、搭乗券、パスポート、預金通帳、診察券及び住民基本台帳カードのいずれか一つに含まれる。
上記課題を解決するために本発明のは、
(a)データ管理部(24/24/124/224)が、人に携帯され属性情報を格納した機器(10/10/110/210)が所定の領域(P/例示:P2/Pa/Pb)に入るとき、その属性情報を無線通信により受信する送受信装置(3/例示:3−2/103/例示:203−1)から、ネットワーク(8/8/108/208)を介してその属性情報を受信するステップと、(b)判定部(25/64/125/225)が、その属性情報に基づいて、その人の行動に関する決定を行うステップと、(c)認識装置管理部(27/27/127/226)が、その属性情報の少なくとも一部とその決定に関する決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)とを、ネットワーク(8/8/108/208)を介して、決定情報(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1/229一部)をその人に認識させる認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1/207)へ送信するステップとを具備する方法をコンピュータに実行させるプログラム。
上記のプログラムにおいて、(b)ステップは、(b1)判定部(25/64/125/225)は、その属性情報に基づいて、複数の移動先候補(5/例示:3−3/105)からその人の移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)を決定するステップを備える。(c)ステップは、(c1)認識装置管理部(27/27/127/226)は、その属性情報の少なくとも一部と移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とを認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)へ送信するステップを備える。
上記のプログラムにおいて、認識装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)の近傍に設けられその属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、移動先(例示:5−1/例示:3−3−1/例示:105−1)とその属性情報の少なくとも一部とを表示する表示装置(例示:4−1/例示:4−3−1/例示:104−1)である。
上記のプログラムにおいて、(d)装置管理部(26/126)が、所定の領域(P/Pa)に滞留する人数又は複数の移動先(例示:5−1/例示:105−1)の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、複数の移動先(例示:5−1/例示:105−1)の数を増加又は減少させるステップを更に具備する。
上記のプログラムにおいて、(b)ステップは、(b2)判定部(225)が、送受信装置(例示:203−1)からネットワーク(208)を介して受信したその属性情報に基づいて、その人の使用する座席(229の一部)を決定するステップを備える。(c)ステップは、(c2)認識装置管理部(226)が、その属性情報の少なくとも一部と座席(229の一部)とを認識装置(207)へ送信するステップを備える。
上記のプログラムにおいて、機器(10/10/110/210)は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される。
本発明により、待ち行列の待ち時間をより短縮し、待ち行列における優先性を考慮した平等性を向上させることができる。そして、待ち行列における利用客(顧客)の満足度を向上することが可能となる。
以下、本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法の第1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を、空港における待ち行列の制御に適用した例について説明する。ただし、港湾、駅、銀行、郵便局、役所、イベント会場、劇場、テーマパークなどにおいても適用可能である。
図1は、本発明の顧客移動制御システムの第1の実施の形態の概略を示す概念図である。ここでは、空港の手荷物検査所においてセキュリティーゲートで手荷物検査を受ける場合の顧客移動制御システムを説明する。顧客移動制御システム1は、情報処理装置2、ゲート3、表示装置4(−i、i=1〜n:nは自然数、表示装置等の数)、セキュリティーゲート5(−i、i=1〜n:nは自然数、セキュリティーゲート等の数)を具備する。
乗客は、RFID(Radio Frequency Identification)タグ10付の搭乗券を携帯しながら、ゲート3を通過して、手荷物検査所の領域Pに進入する。ここで、RFIDタグ10は、乗客の属性を示す属性情報を格納している。属性情報は、例えば、乗客の氏名(例示:銭形平蔵)、搭乗便名(例示:AA101便)、エコノミークラス(E)/ファーストクラス(F)(例示:E)である。ゲート3は、RFIDタグ10との無線通信によりRFIDタグ10から属性情報を受信する。
情報処理装置2は、空港管理システム9から取得した各便の搭乗者数や搭乗時刻に基づいて、予めセキュリティーゲート5の担当する乗客の属性(例示:便名、エコノミークラス/ファーストクラス)を設定しておく。例えば、セキュリティーゲート5−1はAA101便及びBB202便の乗客用、セキュリティーゲート5−2はCC303便の乗客用、セキュリティーゲート5−3は全便共通でファーストクラス/搭乗遅れの乗客用などである。対応する表示装置4−1はセキュリティーゲート5−1がAA101便及びBB202便用であることを表示し、表示装置4−2はセキュリティーゲート5−2がCC303便対応であることを表示する。表示装置4−3はセキュリティーゲート5−3がファーストクラス/搭乗遅れ対応であることを表示する。
情報処理装置2は、ゲート3からネットワーク8を介して受信した属性情報(例示:銭形平蔵、AA101便)に基づいて、複数のセキュリティーゲート5の候補から、その乗客の行くべきセキュリティーゲート5(例示:5−1)を選択する。そして、選択されたセキュリティーゲート5(例示:5−1)に対応する表示装置4(例示:4−1)に、その乗客の属性情報(例示:銭形平蔵)及びゲート3を通過した時刻(受信時刻)をネットワーク8を介して送信する。
表示装置4−1は、情報処理装置2から受信した属性情報(例示:銭形平蔵)及び受信時刻を、その乗客が認識できるように受信時刻順に表示する。音声でサポートしても良い。
乗客は、手荷物検査所の領域Pにおいて、各表示装置4を見ている。このうちAA101便の乗客A及びBB202便の乗客Bは、表示装置4−1に表示される属性情報(例示:氏名)を参照してセキュリティーゲート5−1へ向かう。CC303便の乗客Cは、表示装置4−2に表示される属性情報を参照してセキュリティーゲート5−2へ向かう。搭乗遅れの乗客Dは、表示装置4−3に表示される属性情報を参照してセキュリティーゲート5−3へ向かう。ファーストクラスの乗客Eは、表示装置4−3に表示される属性情報を参照してセキュリティーゲート5−3へ向かう。例えば、AA101便の銭形平蔵さんは表示装置4−1に「銭形平蔵」が表示されるのを参照してセキュリティーゲート5−1へ向かう。
このとき、情報処理装置2は、例えば、手荷物検査所の領域Pにおける各便ごとの乗客数等に基づいて、待ち行列が発生しないように、各便ごとにセキュリティーゲート5を割り付けるので、待ち行列を減少させることができる。乗客は、各便ごとに受信時刻順にセキュリティゲート5で検査を受けられるので、平等性が確保される。そして、ファーストクラスの乗客のような優先性の高い乗客に対しては、別のセキュリティゲート5を設けることで、優先性を考慮することができる。すなわち、RFIDタグ10を用いて乗客の属性を把握することで、優先性を考慮しつつ、平等性を高めることができる。
顧客移動制御システムを詳細に説明する。
図2は、本発明の顧客移動制御システムの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。上述のように顧客移動制御システムは、情報処理装置2、ゲート3、表示装置4(−i、i=1〜n)、セキュリティーゲート5(−i、i=1〜n)を具備する。それらは、互いにネットワーク8で双方向通信可能に接続されている。それらは、RFIDタグ10と情報の送受信を行いながら、待ち行列の制御を行う。ネットワーク8には、空港を管理する空港管理システム9が接続されている。
RFIDタグ10は、乗客が予約した搭乗券に組み込まれ、乗客に関する属性情報を有している。属性情報は、航空会社等により割り振られる乗客のID(例示:30332Z)、乗客の氏名(例示:銭形平蔵)、搭乗する航空機の便名(例示:AA101便)、出発時刻(例示:14:00)出発地名(例示:XX)、到着地名(例示:YY)、ファーストクラスF/エコノミークラスE(例示:E)、に例示される。RFIDタグ10は、通信部11、制御部12、記憶部13を備えている。
通信部11は、RFIDタグ10に内蔵された通信機能ブロックである。通信アンテナ11に例示される。ゲート3やセキュリティゲート5と無線による情報通信を行う。
制御部12は、RFIDタグ10に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPU(central processing unit)やMPU(Micro processing unit)に例示される。記憶部13の情報の入出力、通信部11を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部13は、RFIDタグ10に内蔵された情報記憶機能ブロックである。RAM(Random Access Memory)やROM(Read only memory)に例示される。通信部11を介して非接触で情報の書込みが可能である。書込まれた情報を記憶領域に格納する。情報を格納する記憶領域の設定は任意に変更可能である。記憶部13の記憶領域は、情報の書き換えが可能な領域と、一度書込んだ情報の書き換えが不可能な領域とを含む。情報の書き換えが不可能な領域には、航空会社が予約時に入力する属性情報15を格納する。情報の書き換えが可能な領域には、空港で入出力される手続に関する手続情報16を格納する。手続情報は、例えば、ゲートを通過した時刻や、手続済みを示す情報に例示される。
ゲート3は、乗客が通過可能な門である。そこを通過するRFIDタグ10と情報処理装置2との情報通信を媒介するとともに、そこを通過する乗客を確認する。ゲート3は、通信部31、通信部32、警報器30a及び赤外線検出部30bを備える。
通信部31は、ゲート3に内蔵された通信機能ブロックである。リーダ/ライタに例示される。RFIDタグ10と無線による情報通信を行う。通信部32は、ゲート3に内蔵された他の通信機能ブロックである。情報処理装置2とネットワーク8を介して情報通信を行う。赤外線検出部30bは、ゲート3を通過する乗客(人)を確認する。そのデータは、通信部32を介して情報処理装置2へ出力される。警報器30aは、情報処理装置2からの指令に基づいて警告を発する又は警報を鳴らす。
情報処理装置2は、ワークステーションやパーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。RFIDタグ10の情報に基づいて、後述のセキュリティゲート5における待ち行列の制御を行う。情報処理装置2は、通信部21、制御部22、記憶部23を備える。
通信部21は、情報処理装置2に内蔵された通信機能ブロックである。ゲート3及びネットワーク8を介してRFIDタグ10と、ネットワーク8を介して表示装置4、セキュリティゲート5及び空港管理システム9と情報通信を行う。
制御部22は、情報処理装置2に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。記憶部23の情報の入出力、RFIDタグ10と表示装置4とセキュリティゲート5とに関する情報処理、通信部21を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部23は、情報処理装置2に内蔵された情報記憶機能ブロックである。HD(Hard Disc)に例示される。情報処理装置2が受信する情報を格納している。
制御部23は、プログラム61としてのデータ管理部24、属性情報判定部25、装置管理部26、表示装置管理部27を含む。
データ管理部24は、記憶部23に関するデータの入出力を管理する。属性情報判定部25は、RFIDタグ10から取得した属性情報に基づいて、そのRFIDタグ10が属すべきセキュリティーゲート5を判定(選択)する。そして、選択されたセキュリティーゲート5へその属性情報を出力する。装置管理部26は、セキュリティゲート5の属性の割り当てや、総数を管理する。表示装置管理部27は、選択されたセキュリティーゲート5に対応する表示装置4にその属性情報を表示させる。
記憶部23は、データベース62としての乗客データベース(以下「乗客DB」)28、装置データベース(以下「装置DB」)29を含む。乗客DB28は、RFIDタグ10を携帯する乗客に関する情報を格納している。装置DB29は、セキュリティーゲート5に関する情報を格納している。
セキュリティゲート5は、手荷物を検査する検査機器である。手荷物検査用X線装置及び人体検査用金属探知機に例示される。通信部51、55、制御部52、機能部53、表示部54を備える。
通信部51は、セキュリティゲート5に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク8を介して情報処理装置2と情報通信を行う。
制御部52は、セキュリティゲート5に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。表示部54の情報の表示、機能部53における検査機能の駆動、通信部51、55を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
機能部53は、セキュリティゲート5に内蔵された検査機能ブロックである。手荷物検査用X線装置本体及び人体検査用金属探知機本体に例示される。そこを通過する手荷物や人体に付属の機器に関して検査を行い、検査結果を表示又は音声で管理者へ知らせる。
表示部54は、セキュリティゲート5に内蔵された表示機能ブロックである。検査結果等を表示する。
通信部55は、セキュリティゲート5に内蔵された他の通信機能ブロックである。RFIDタグ10と無線による情報通信を行う。通信部55は、リーダ/ライタに例示される。
表示装置4は、対応するセキュリティゲート5の近傍に設けられ、そのセキュリティゲート5で検査する乗客の属性情報(例示:氏名、検査の順番)を表示する。平面型のディスプレイに例示される。通信部41及び表示部42を備える。
通信部41は、表示装置4に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク8を介して情報処理装置2と情報通信を行う。
表示部42は、表示装置4に内蔵された表示機能ブロックである。そのセキュリティゲート5で検査する乗客の属性情報(例示:氏名、検査の順番)等を表示する。
空港管理システム9は、空港を管理する情報システムである。ワークステーションに例示される情報処理装置である。通信部91及びフライトスケジュールデータベース92(以下「フライトスケジュールDB」)を備える。
通信部91は、空港管理システム9に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク8を介して情報処理装置2と情報通信を行う。
フライトスケジュールDBは、空港で発着する航空機に関する情報と乗客の情報とを関連付けて格納している。
本発明では、RFIDタグ10により得られた属性情報に基づいて、乗客のグループ分けを行い、グループごとにセキュリティゲート5を割り振っている。それにより、乗客の人数の多いグループに対してはセキュリティゲート5を多く割り当て、乗客の人数の少ないグループに対してはセキュリティゲート5を少なく割り当てることで、待ち行列に関わる平等性を確保することができる。また、属性情報に優先度の情報を含ませ、優先度の高い乗客に対しては別のセキュリティゲート5を割り振ることで、優先度も考慮することが可能となる。
図3は、RFIDタグ10に格納された属性情報15を示す表である。属性情報15は、搭乗券の予約の際に航空会社が格納する。予約者としての乗客の情報及び予約便に関する情報を含む。乗客の情報としては、航空会社が割り振る乗客ID15−1、乗客の氏名15−2が例示される。予約便に関する情報としては、搭乗する航空機の便名15−3、出発時刻15−4、出発地15−5、到着地15−6、クラス(ファーストF/エコノミーE)15−7、航空会社が乗客に応じて付ける優先度15−8に例示される。
図4は、乗客DB28に格納された情報を示す表である。乗客DB28は、属性情報と手続情報とを関連付けて格納している。属性情報は、図3で示すように、乗客ID28−2、氏名28−3、便名28−4、出発時刻28−5、出発地28−6、到着地28−7、クラス28−8、優先度28−9に例示される。手続情報は、乗客が搭乗券を予約した日時28−1、乗客がゲート3を通過して属性情報が受信された受信時刻28−13、手続としてのセキュリティゲート5での検査が終了したことを示す検査済28−10、検査終了時刻を示す終了時刻28−11に例示される。ゲート28−12は、ゲートの種類を示し、ここでは手荷物検査所のゲート3を示す。ゲート28−12と受信時刻28−13とは、通過情報28−14として、ゲート3を通過した情報として格納される。ゲート3のようなゲートが、その他にもある場合には、そのゲート特定する名称やIDとしてのゲート28−12’と、そのゲートで属性情報を受信した受信時刻28−13’とが、通過情報28−14と同様にして、通過情報28−14’として順に格納されていく。
図5は、装置DB29に格納された情報を示す表である。装置DB29は、装置としてのセキュリティゲート5を示す情報と、関連する情報とを関連付けて格納している。セキュリティゲート5を示す情報は、セキュリティゲートID29−1に例示される。セキュリティゲートID29−1は、複数のセキュリティゲート5の各々に個別に付けられている。関連する情報は、そのセキュリティゲート5が開いているか、閉鎖されているかを示す開/閉29−2、そのセキュリティゲート5が対象としている乗客の属性(情報)としての対象属性情報29−3、そのセキュリティゲート5が取り扱うことができる(待ち行列として許される)適正な人数の範囲としての適正処理人数範囲29−4、複数のセキュリティゲート5の優先度29−5に例示される。
図6は、フライトスケジュールDB92に格納された情報を示す表である。フライトスケジュールDBは、空港で発着する航空機に関する情報と乗客の情報とを関連付けて格納している。空港で発着する航空機に関する情報は、出発時刻92−1、便名92−2、出発地92−3、到着地92−4に例示される。乗客の情報は、搭乗者数92−5に例示される。
次に、本発明の顧客移動制御方法の第1の実施の形態(顧客移動制御システムの第1の実施の形態の動作)について説明する。図7及び図8は、本発明の顧客移動制御方法の第1の実施の形態の動作を示すフロー図である。
(1)ステップS01:
乗客は予め搭乗券を予約する。航空会社の入力機器は、その予約に基づいて、通信部11を介して、搭乗券のRFIDタグ10に乗客の属性情報を入力する。RFIDタグ10の制御部12は、記憶部13に属性情報を格納する。乗客は、その搭乗券を航空会社から受け取る。属性情報は、乗客ID(例示:30332Z)、氏名(例示:銭形平蔵)、便名(例示:AA101便)、出発時刻(例示:14:00)出発地(例示:XX)、到着地(例示:YY)、クラス(例示:E)、に例示される。
(2)ステップS02:
乗客は、RFIDタグ10付の搭乗券を携帯しながら、ゲート3を通過して、手荷物検査所の領域Pに進入する。そのとき、RFIDタグ10の制御部12は、ゲート3の通信部31からの質問電波に応答して、記憶部13の属性情報を読み出す。そして、通信部11を介して、ゲート3へ送信する。ゲート3は、通信部31を介して、属性情報を受信する。そして、通信部32及びネットワーク8を介して、情報処理装置2へ送信する。ゲート3は同時に、ゲート3を通過する乗客を赤外線検出器30aで検出し、乗客通過情報として情報処理装置2へ送信する。情報処理装置2は、通信部21を介して属性情報及び乗客通過情報を受信する。
(3)ステップS03:
情報処理装置の制御部22のデータ管理部24は、属性情報が適正か否かを判定する。
(4)ステップS04:
その属性情報が正確に読み取れない場合、読み取った情報が不適正(例示:フォーマットが異なる、通過が禁止された属性情報)場合、乗客通過情報はあるが属性情報がない場合、警告情報を生成する。警告情報は、情報処理装置2や関係者の情報端末の表示装置(図示されず)に警告音と共に表示される他、警報器30aへ出力される。警報器30aは、警告(例示:もう一度ゲートを通過しなおしてください)を発したり、警報を鳴らす。
(5)ステップS05:
属性情報が適正な場合、情報処理装置の制御部22のデータ管理部24は、属性情報を、その受信時刻と共に記憶部23の乗客DB28に格納する。
(6)ステップS06:
データ管理部24は、通信部21及びネットワーク8を介して、受付確認情報をゲート3へ送信する。ゲート3は、通信部32を介して、受付確認情報を受信する。そして、通信部31を介して、RFIDタグ10へ、受付確認情報を送信する。RFIDタグ10は、通信部11を介して、受付確認情報を受信する。受付確認情報は、属性情報の受信確認及び受信時刻を示す。
(7)ステップS07:
RFIDタグ10の制御部12は、受付確認情報を手続情報の一つとして記憶部10に格納する。
(8)ステップS08:
情報処理装置2の制御部22の属性情報判定部25は、受信された属性情報を乗客DB28から読み出す。そして、読み出した属性情報と、セキュリティーゲートDB29の対象属性情報29−3とを比較して、属性情報が一致するセキュリティーゲートID29−1を検索する。一致するセキュリティーゲートID29−1に対応するセキュリティゲート5を、その乗客の行くべきセキュリティーゲート5(例示:5−1)を選択する。一致するものが複数ある場合、優先度29−5が高いものを選択する。
例えば、「便名」が一致するセキュリティゲート5−1と、「クラス(ファーストクラス)」が一致するセキュリティゲート5−3とがある場合、優先度29−5が高いセキュリティゲート5−3が選択される。
(9)ステップS09:
表示装置管理部27は、セキュリティーゲート5−1に対応する表示装置4(例示:4−1)に、通信部21及びネットワーク8を介して、少なくとも受信時刻28−13及び氏名28−3を含む属性情報(例示:28−1「12:10」、28−3「銭形平蔵」)を、表示する情報を示す表示情報として送信する。
(10)ステップS10:
属性情報判定部25は、セキュリティーゲート5−1に、通信部21及びネットワーク8を介して、、少なくとも受信時刻28−13及び氏名28−3を含む属性情報(例示::28−1「12:10」、28−3「銭形平蔵」、28−4「AA101便」、28−5「14:00」、28−6「XX」、28−7「YY」、28−8「E」)を、検査対象を示す検査対象情報として送信する。
(11)ステップS11:
表示装置4−1の表示部42は、通信部41を介して受信した表示情報を受信時刻28−13順に表示する。
(12)ステップS12:
情報処理装置2の装置管理部26は、乗客DB28及びセキュリティーゲートDB29を参照して、手荷物検査所の各セキュリティーゲート5における待ち行列の乗客の数を見積もる。そして、各乗客の数が適正か否かを判定する。適正でない場合、ステップS13へ進む。
例えば、乗客DB28の受信時刻28−13及び検査済28−10を参照すると、手荷物検査所に居る、ある便名の航空機の乗客の人数が計算される。一方、セキュリティーゲートDB29の対象属性情報29−3及び適正処理人数範囲29−4を参照すると、その便名に対応するセキュリティーゲートの適正処理人数範囲が分かる。両者を比較すれば、各セキュリティーゲートの乗客の数が適正か否かを判定できる。
(13)ステップS13:
装置管理部26は、乗客の数が不適正な場合、セキュリティーゲート5の数を増加または減少させる。
乗客の数が多い場合、例えば、以下のように対応する。閉鎖中のセキュリティーゲート5を開く指令を、閉鎖中のセキュリティーゲート5及び管理部門へ出力する。または、乗客の数の少ない複数のセキュリティゲート5同士を、適正処理人数範囲29−4を満たすようにしながら統合させ、空いたセキュリティゲート5を振り分ける指令を、関係するセキュリティーゲート5及び管理部門へ出力する。
乗客の数が少ない場合、例えば、以下のように対応する。他の乗客の少ないセキュリティーゲート5を、適正処理人数範囲29−4を満たすようにしながら統合し、一つのセキュリティーゲート5を閉鎖する指令を、閉鎖するセキュリティーゲート5及び管理部門へ出力する。
(14)ステップS14:
乗客は、表示装置4−1(例示)に自分の属性情報が表示されていることを確認する。そして、その表示装置4−1に対応するセキュリティーゲート5−1(例示)へ向かう。RFIDタグ10の制御部12は、セキュリティーゲート5−1からの質問電波に応答して、記憶部13の属性情報を読み出す。そして、通信部11を介して、セキュリティーゲート5−1へ送信する。セキュリティーゲート5−1は、通信部54を介して、属性情報を受信する。
(15)ステップS15:
セキュリティーゲート5−1の制御部52は、受信した属性情報(S14)を、検査対象情報(S10)に含まれる属性情報と比較する。一致する検査対象情報(S10)がある場合、ステップS17へ向かう。
(16)ステップS16:
制御部52は、一致する検査対象情報(S10)が無い場合、検査を行わない旨の表示(検査不可)を表示部54へ表示する。セキュリティーゲート5−1の担当者は、他のセキュリティーゲート5を指示する。
(17)ステップS17:
セキュリティーゲート5−1の検査部53は、セキュリティー検査を行う。
(18)ステップS18:
検査部53は、通信部55を介して、検査終了及び検査終了時刻を示す検査済情報を、RFIDタグ10へ送信する。
(19)ステップS19:
RFIDタグ10の制御部12は、通信部11を介して、検査済情報を受信する。そして、手続情報の一つとして記憶部10に格納する。
(20)ステップS20:
検査部53は、通信部51及びネットワーク8を介して、検査済情報を、情報処理装置2へ送信する。
(21)ステップS21:
情報処理装置2の制御部22のデータ管理部24は、ネットワーク8及び通信部21を介して、検査済情報を受信する。そして、検査済情報を記憶部23の乗客DB28の検査済28−10及び終了時刻28−11に格納する。
(22)ステップS22:
表示装置管理部27は、セキュリティーゲート5−1に対応する表示装置4−1に、通信部21及びネットワーク8を介して、表示を消去する表示消去情報を送信する。
(23)ステップS23:
表示装置4−1の表示部42は、通信部41を介して受信した表示消去情報に基づいて、対象となる表示を消去する。
このような動作により、顧客移動制御方法を実行することができる。
上記実施の形態では、RFIDタグ10は、図3に示す属性情報を格納し、ゲート3で情報処理装置2へ送信している。しかし、それらを予め情報処理装置2(乗客DB28)に格納しておいても良い。その場合、RFIDタグ10には乗客の氏名及びIDを情報として格納しておく。乗客DB28とRFIDタグ10とは、氏名及びIDで関連付けられることになる。そして、手続情報をRFIDタグ10に格納させなくても、上記の顧客移動制御方法を実施することができる。
上記実施の形態では、RFIDタグ10は、搭乗券に組み込まれているが、パスポートに組み込まれていても良い。その場合、RFIDタグ10は、氏名及びパスポート番号を前段落の氏名及びIDとして使用することができる。そして、前段落のようにすれば、上記の顧客移動制御方法を実施することができる。
同様に、氏名及びIDを無線通信できさえすれば、携帯電話や携帯情報端末を用いることも可能である.
本発明において、手荷物検査所の領域Pに入った乗客は、ゲート3を通過した時点で受信時刻28−13で把握することができる。一方、その領域Pから出て行く乗客は、セキュリティゲート5を通過した時点で検査済28−10又は終了時刻28−11で把握することができる。これらのことから、両乗客の人数の差を取れば、領域Pでの乗客の滞留数を把握することができる。
本発明において、受信時刻28−13及び終了時刻28−11を参照すれば、セキュリティーゲート5における通過にかかる時間(平均的な時間、個々の乗客の時間)や、セキュリティゲート5の処理能力(処理速度)を把握することができる。その処理能力と現在待ち行列の何番目に居るかの情報とに基づいて、現在待ち行列の中で自分の順番を待つ人(各個人)がどれだけの時間待たなくてはならないかが推定できる。
本発明において、ファーストクラスの利用者のような優先的サービスを受けられる乗客については、専用のセキュリティゲート5を設ける。そして、RFIDタグ10からの属性情報を用いて、表示装置4でその乗客を専用のセキュリティゲート5へ誘導することにより、その乗客を優先的に取り扱うことができる。
本発明において、乗客DB28を用いれば、時間とともに変化する待ち行列の状態を記録することができる。また統計処理することで,待ち行列の発生する状況の推定、待ち行列抑制のための手法、またその手法の有効性などをデータマイニングすることが可能となる。
本発明では、乗客がゲート3を通過した時刻に基づいて、セキュリティゲート5において検査することになるの、順序入れ替わり(到着順序とサービス順序が不一致)などによる不公平感を解消することができる。また、待ち行列の長さが長すぎる場合、他のセキュリティーゲートを開くなどセキュリティゲート5の数を増加させるように自動的に指令を出すことができる。それにより、発生した待ち行列を迅速に減らし、待ち時間を減らすことができる。
本発明では、RFIDタグ10の属性情報を取得できない場合や、不適切な属性情報の場合、警報で知らせることができる。すなわち、セキュリティーを向上させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法の第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を、空港における待ち行列の制御に適用した例について説明する。ただし、港湾、駅、銀行、郵便局、役所、イベント会場、劇場、テーマパークなどにおいても適用可能である。
図9は、本発明の顧客移動制御システムの第2の実施の形態の概略を示す概念図である。ここでは、空港の手荷物検査所においてセキュリティーゲートで手荷物検査を受ける場合の顧客移動制御システムを説明する。顧客移動制御システム1は、情報処理装置2、ゲート3、通信装置6、誘導装置7、セキュリティーゲート5(−i、i=1〜n:nは自然数、セキュリティーゲート等の数)を具備する。
乗客は、乗客の属性を示す属性情報を格納したRFIDタグ10付の搭乗券を携帯しながら、ゲート3を通過して、手荷物検査所の領域Pに進入する。ゲート3は、RFIDタグ10との無線通信によりRFIDタグ10から属性情報を受信する。
情報処理装置2は、空港管理システム9から取得した各便の搭乗者数や搭乗時刻に基づいて、予めセキュリティーゲート5の担当する乗客の属性を設定しておく。RFIDタグ10を有する乗客は最寄の誘導装置7に乗車する。誘導装置7は、情報処理装置2との通信により、乗客の行くべきセキュリティーゲート5を取得する。そして、乗客をそのセキュリティーゲート5−2へ誘導する。
このとき、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。加えて、誘導装置7を用いるので、顧客満足度を向上させることができる。
顧客移動制御システムを詳細に説明する。
図10は、本発明の顧客移動制御システムの第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。顧客移動制御システムは、表示装置4が誘導装置7に変更されている他は第一の実施の形態と同じである。
誘導装置7は、電動カートのような低騒音、無公害の輸送手段である。乗客のRFIDタグ10の属性情報に基づいて、通信装置6を介した情報処理装置2との通信により、乗客の行くべきセキュリティーゲートを取得する。そして、その場所へ乗客を誘導する。誘導装置7は、誘導ロボットやベルトコンベヤでも良い。誘導装置7は、通信部71、制御部72、駆動部73を備えている。
通信部71は、誘導装置7に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク8に接続された通信装置6と無線による情報通信を行う。また、RFIDタグ10と通信し、その属性情報を読み取る。
制御部72は、誘導装置7に内蔵された演算処理機能ブロックである。駆動部73の駆動、通信部71を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
駆動部73は、誘導装置7に内蔵された駆動機能ブロックである。制御部72の制御により、誘導装置7を移動させて、目的のセキュリティーゲートへ向う。
その他は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
次に、本発明の顧客移動制御方法の第2の実施の形態(顧客移動制御システムの第2の実施の形態の動作)について説明する。図11〜図12は、本発明の顧客移動制御方法の第2の実施の形態の動作を示すフロー図である。
ステップS81〜ステップS88は、第1の実施の形態のステップS01〜ステップS08と同じであるのでその説明を省略する。
(9)ステップS89:
乗客は最寄の誘導装置7に乗車する。誘導装置7の通信部71は、その乗客のRFIDタグ10の属性情報を読み取る。
(10)ステップS90:
誘導装置7の制御部72は、情報処理装置2へ、その属性情報を有する乗客の行くべきセキュリティゲートを問い合せる問合せ情報を送信する。
(11)ステップS91:
情報処理装置2の属性情報判定部25は、その属性情報を有する乗客の行くべきセキュリティゲートとして選択されたセキュリティーゲート5−1(例示)を示す誘導情報を誘導装置7へ返信する。
(12)ステップS92
属性情報判定部25は、その属性情報に対応するセキュリティーゲート5−1に、属性情報を、検査対象を示す検査対象情報として送信する。
(13)ステップS93:
誘導装置7は、その属性情報を有する乗客の行くべきセキュリティゲート5−1へ乗客を乗せて向う。
ステップS94〜S105は、第1の実施の形態のステップS12〜S23と同じであるのでその説明を省略する。
このような動作により、顧客移動制御方法を実行することができる。
上記実施の形態でも第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。加えて、誘導装置を用いているので、顧客満足度を向上させることが可能となる。誘導装置での移動により、乗客の移動時間をより的確に見積もることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法の第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を、空港における乗客の位置検出及び誘導に適用した例について説明する。ただし、港湾、駅、銀行、郵便局、役所、イベント会場、劇場、テーマパークなどにおいても適用可能である。
図13は、本発明の顧客移動制御システムの第3の実施の形態の概略を示す概念図である。ここでは、空港における乗客の位置検出及び誘導を行う場合の顧客移動制御システムを説明する。顧客移動制御システムは、情報処理装置2a、ゲート3−1〜3−10を具備する。
乗客は、RFIDタグ10付の搭乗券を携帯しながら、ゲート3−1を通り、チェックインカウンタある領域P1へ入る。次に、ゲート3−2を通り、通路Aのある領域P2へ入る。続いて、ゲート3−3を通り、手荷物検査所のある領域P3へ入る。その後、ゲート3−4を通り、通路Bのある領域P4へ入る。次に、ゲート3−5を通り、ピープルムーバのある領域P5へ入る。続いて、ゲート3−6を通り、通路Cのある領域P6へ入る。その後、ゲート3−7を通り、通路Dのある領域P7へ入る。次に、ゲート3−8を通り、搭乗ゲートのある領域P8へ入る。そして、ゲート3−9又はゲート3−10を通り、航空機A又は航空機Bに搭乗する。ゲート3−1〜3−10は、RFIDタグ10との無線通信によりRFIDタグ10から属性情報を受信する。
情報処理装置2は、ゲート3−1〜3−10からネットワーク8を介して属性情報(例示:銭形平蔵、14:00、AA101便)を受信する。そして、その属性情報に基づいて、その乗客がどこにいるかを確認できる。情報処理装置2は、更に、空港管理システム9から、ネットワーク8を介してフライトスケジュールを受信する。そして、属性情報とフライトスケジュールとから、搭乗遅れの人を検索する。搭乗遅れの人がいた場合には、各ゲート3において優先ゲートを開設する。優先ゲートであること及び搭乗遅れの人の名前は、各ゲート3に対応して設けられている表示装置4に表示する。音声でサポートしても良い。これにより、搭乗遅れの人に対して、自動的に優先ゲートを設置することができる。搭乗遅れの人は、優先ゲートを利用して、早期搭乗を図ることが出来る。
顧客移動制御システムを詳細に説明する。
図14は、本発明の顧客移動制御システムの第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。上述のように顧客移動制御システムは、情報処理装置2a、ゲート3−1〜3−10、表示装置4−1〜4−10を具備する。それらは、互いにネットワーク8で双方向通信可能に接続されている。それらは、RFIDタグ10と情報の送受信を行いながら、待ち行列の制御を行う。ネットワーク8には、空港を管理する空港管理システム9が接続されている。
RFIDタグ10、空港管理システム9は、については、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
ゲート3−1〜3−10の各々は、空港内の各領域ごとに設けられ乗客が通過可能なゲートである。そこを通過するRFIDタグ10と情報処理装置2との情報通信を媒介する。ゲート3−1〜3−10の各々は、更に複数のサブゲート(例示:3−2について3−2−1〜3−2−3など)を有している。それらは、第1の実施の形態のセキュリティゲート5のように属性情報に対応して割り振られても良い。ゲート3−1〜3−10(及びそれらのサブゲート)については、第1の実施の形態のゲート3と同様であるのでその説明を省略する。ただし、ゲートの数や領域の数は、この例に限定されない。
情報処理装置2aは、ワークステーションやパーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。RFIDタグ10の情報に基づいて、ゲート3−1〜3−10における優先度の制御を行う。情報処理装置2aは、通信部21a、制御部22a、記憶部23aを備える。
通信部21aは、情報処理装置2aに内蔵された通信機能ブロックである。ゲート3−1〜3−10及びネットワーク8を介してRFIDタグ10と、ネットワーク8を介して表示装置4−1〜4−10及び空港管理システム9と情報通信を行う。
制御部22aは、情報処理装置2に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。記憶部23aの情報の入出力、RFIDタグ10と表示装置4とセキュリティゲート5とに関する情報処理、通信部21aを用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部23aは、情報処理装置2に内蔵された情報記憶機能ブロックである。HDに例示される。情報処理装置2が受信する情報を格納している。
制御部23aは、プログラム61aとしてのデータ管理部24、表示装置管理部27、優先度判定部63及び時間計算部65を含む。
時間計算部65は、乗客DB28を参照して、空港内の移動経路に対して移動にかかる所要時間を計算する。優先度判定部63は、計算された所要時間に基づいて、乗客が搭乗遅れになっているか否かを判定する。搭乗遅れになっている場合、その乗客が通るべき残りのゲート3(例示:乗客が領域P2にいる場合、ゲート3−3〜3−10)の全てに優先ゲート(例示:3−3−1、3−5−1など)を設定する。データ管理部24は、記憶部23aに関するデータの入出力を管理する。表示装置管理部27は、搭乗遅れの場合、残りのゲート3(例示:乗客が領域P2にいる場合、ゲート3−3〜3−10)に対応する表示装置4(例示:ゲート4−3〜4−10)又はそのサブゲートに対応するサブ表示装置4(4−3−1、4−5−1など)にその属性情報を表示させる。
記憶部23aは、データベース62としての乗客データベース(以下「乗客DB」)28、経路データベース(以下「経路DB」)64を含む。乗客DB28は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。経路DB64は、空港内の各区間での所要時間に関する情報を格納している。
表示装置4−1〜4−10は、対応するゲート3−1〜3−10の近傍に設けられ、そのゲート3−1〜3−10を通過することが許される乗客の属性情報(例示:氏名、通過の順番)を表示する。平面型のディスプレイに例示される。通信部41及び表示部42を備える。表示装置4−1〜4−10の各々は、ゲート3のサブゲート(例示:3−2について3−2−1〜3−2−3など)に対応して複数のサブ表示装置(例示:4−2について4−2−1〜4−2−3など)を有していも良い。
通信部41は、表示装置4に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク8を介して情報処理装置2と情報通信を行う。表示部42は、表示装置4に内蔵された表示機能ブロックである。そのゲート3−1〜3−10を通過することが許される乗客の属性情報(例示:氏名、検査の順番)等を表示する。
本発明では、RFIDタグ10により得られた属性情報に基づいて、乗客が搭乗遅れであるか否かを判定し、搭乗遅れのある場合には、各ゲート3−1〜3−10の各々において、搭乗遅れの乗客が利用する優先ゲートを割り振る。それにより、搭乗遅れの乗客が、優先して各ゲート3を通過でき、早期搭乗が可能となる。
図15は、経路DB64に格納された情報を示す表である。経路DB64は、区間を特定する区間64−1と、その区間を移動するのにかかる所要時間64−2とを関連付けて格納している。区間64−1は、ゲート3−1〜3−10の各々の間の区間である。ゲート3−1とゲート3−2との間の区間(チェックインカウンタの領域)や、ゲート3−2とゲート3−3との間の区間(手荷物検査所の領域)に例示される。所要時間64−2は、複数の乗客が当該区間を移動するのに実際にかかった時間に基づいて、見積もられる。見積もり方法は、例えば、直前の十人の乗客の所要時間の平均を取る方法に例示される。予め設定されている時間を用いても良い。
次に、本発明の顧客移動制御方法の第3の実施の形態(顧客移動制御システムの第3の実施の形態の動作)について説明する。図16は、本発明の顧客移動制御方法の第3の実施の形態の動作を示すフロー図である。
(1)ステップS51:
乗客は予め搭乗券を予約する。航空会社の入力機器は、その予約に基づいて、通信部11を介して、搭乗券のRFIDタグ10に乗客の属性情報を入力する。RFIDタグ10の制御部12は、記憶部13に属性情報を格納する。乗客は、その搭乗券を航空会社から受け取る。属性情報は、乗客ID(例示:30332Z)、氏名(例示:銭形平蔵)、便名(例示:AA101便)、出発時刻(例示:14:00)出発地(例示:XX)、到着地(例示:YY)、クラス(例示:E)、に例示される。
(2)ステップS52:
乗客は、RFIDタグ10付の搭乗券を携帯しながら、ゲート3−1を通過して、チェックインカウンタの領域P1に進入する。そのとき、RFIDタグ10の制御部12は、ゲート3−1の通信部31からの質問電波に応答して、記憶部13の属性情報を読み出す。そして、通信部11を介して、ゲート3−1へ送信する。ゲート3−1は、通信部31を介して、属性情報を受信する。そして、通信部32及びネットワーク8を介して、情報処理装置2へ送信する。情報処理装置2は、通信部21を介して属性情報を受信する。
(3)ステップS53:
情報処理装置2の制御部22のデータ管理部24は、属性情報を、その受信時刻と共に記憶部23の乗客DB28に格納する。
(4)ステップS54:
データ管理部24は、通信部21及びネットワーク8を介して、受付確認情報をゲート3−1へ送信する。ゲート3−1は、通信部32を介して、受付確認情報を受信する。そして、通信部31を介して、RFIDタグ10へ、受付確認情報を送信する。RFIDタグ10は、通信部11を介して、受付確認情報を受信する。受付確認情報は、属性情報の受信確認及び受信時刻を示す。
(5)ステップS55:
RFIDタグ10の制御部12は、受付確認情報を手続情報の一つとして記憶部10に格納する。
(6)ステップS56:
情報処理装置2の制御部22の時間計算部65は、全てのゲート3−1〜3−10について、直前の20人の乗客について、乗客DB28からゲート28−12、受信時刻28−13(通過情報28−14)を取得し、所要時間を計算する。例えば、チェックインカウンタの領域P1での所要時間は、ゲート3−1の受信時刻28−13と、ゲート3−2の受信時刻28−2との差を取れば、算出できる。それを直前の20人の乗客について行い、その平均で所要時間を計算する。それを、チェックインカウンタの領域P1(区間64−1)における所要時間64−2として、経路DB64に格納する。これを、全ての区間64−1について行う。
(7)ステップS57:
時間計算部65は、属性情報を発信したRFIDタグ10を有する乗客が、搭乗ゲート(ゲート3−9又はゲート3−10)に到達する時刻を見積もる。これは、その乗客の現在位置(例示:ゲート3−1)及び現在時刻と、経路DB64の所要時間64−2をその乗客の経路分(例示:領域P2から領域P8までの分)だけ合計した所要時間とを加えて算出する。
(8)ステップS58:
優先度判定部63は、その乗客が搭乗遅れになっている、又は搭乗遅れになる可能性があるか否かを判定する。ここで、搭乗遅れとは、その乗客の乗る便の出発時刻に既になっている場合である。これは、その乗客の現在位置及び現在時刻と、出発時刻との比較で判断できる。搭乗遅れになる可能性とは、その乗客が搭乗ゲートに通常の方法で到達するまでに、出発時刻になると予想される場合である。これは、S57で見積もられた搭乗ゲートに到達する時刻と、出発時刻との比較で判断できる。
搭乗遅れになっている、又は搭乗遅れになる可能性がある場合、当該乗客を優先して移動させる必要がある。そのため、その乗客のために優先ゲート(例示:3−3−1、3−5−1)を設定する。ステップS59へ進む。搭乗遅れになっていない、且つ搭乗遅れになる可能性が無い場合、ステップS61へ進む。
(9)ステップS59:
表示装置管理部27は、設定された優先ゲート(例示:3−3−1、3−5−1)に対応する表示装置(例示:4−3−1、4−5−1)に、通信部21及びネットワーク8を介して、少なくとも氏名28−3、便名28−4及び到着地28−7を含む属性情報(例示:28−3「銭形平蔵」、28−4「AA101便」、28−5「14:00」、28−7「YY」)を、表示情報として送信する。
(10)ステップS60:
優先ゲート(例示:3−3−1、3−5−1)に対応する表示装置(例示:4−3−1、4−5−1)の表示部42は、通信部41を介して受信した表示情報を表示する。その乗客が優先ゲートを通過する際のRFIDタグ10、ゲート3及び情報処理装置2の動作は、S51からS55の通りである。
(11)ステップS61:
属性情報判定部25は、その乗客がゲート3−9又はゲート3−10に達していない場合には、その乗客のRFIDタグ10の監視を続ける。プロセスは、ステップS52へ戻る。その乗客がゲート3−9又はゲート3−10に達している場合には、その乗客のRFIDタグ10の監視を終了する。
このような動作により、顧客移動制御方法を実行することができる。
本発明において、上記の例では搭乗遅れの乗客に優先ゲートを設ける場合を示しているが、ファーストクラスのような優先的なサービスを受けさせる乗客に対しても、同様に優先ゲートを設けることができる。この場合、ファーストクラスの乗客であることは、属性情報のクラス15−7、乗客DB28の28−8で確認できる。
本発明では、空港などのように基本的に一方向に旅客や荷物が流れる場合、その順路をゲート3により、いくつかの領域に分けている。それにより、各ゲート間の通過人数を検出することで、そのゲート間に滞留する乗客の人数を把握することができる。それにより、その領域の待ち行列の人数を推定することができる。
本発明において、属性情報を把握することができるので、各乗客個人がどの領域(ゲート間)にいるのかを検知することが可能となる。それにより、その領域にある音声、または映像機器でその個人の名前を呼び出すことができる。加えて、その個人が犯罪者や危険人物の場合、警備員を配備して同人を隔離することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法の第4の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を、銀行における待ち行列の制御に適用した例について説明する。ただし、空港、港湾、駅、郵便局、病院、役所、イベント会場、劇場、テーマパークなどにおいても適用可能である。
図17は、本発明の顧客移動制御システムの第4の実施の形態の概略を示す概念図である。ここでは、銀行の待合場所において順番を待つ場合の顧客移動制御システムを説明する。顧客移動制御システムは、情報処理装置102、入口103(−1〜2)、表示装置104(−1〜p:pは自然数、表示装置の数)、窓口端末105(−1〜p:pは自然数、窓口端末の数)を具備する。
顧客は、RFIDタグ110付の通帳を携帯しながら、入口103を通過して、待合場所の領域Paに進入する。ここで、RFIDタグ110は、顧客の属性を示す属性情報を格納している。属性情報は、例えば、顧客の氏名(例示:銭形平蔵)、顧客ID(例示:ABC123)である。入口103は、RFIDタグ110との無線通信によりRFIDタグ110から属性情報を受信する。
情報処理装置102は、入口103からネットワーク108を介して受信した属性情報(例示:銭形平蔵、ABC123)と属性情報を受信した受信時刻とに基づいて、受信時刻順に顧客が窓口(端末105)で対応してもらえるようする。すなわち、窓口が空くと、その窓口端末105(例示:105−1)に対応する表示装置104(例示:104−1)に、受信時刻の一番早い顧客の属性情報(例示:銭形平蔵、ABC123)を、ネットワーク8を介して送信する。
表示装置104(例示:104−1)は、情報処理装置102から受信した属性情報(例示:銭形平蔵、ABC123)を、その顧客が認識できるように表示する。音声でサポートしても良い。
顧客は、待合場所の領域Paにおいて、各表示装置104を見ている。そして、表示装置104のいずれかにおいて表示される属性情報(例示:銭形平蔵、ABC123)を参照して、窓口へ向かう。なお、通帳を持っていない顧客のみ、番号札発行機107を用いる。顧客は、待合場所の領域Paのどこにいても、銀行に到着した順に窓口へいけるので、平等性が確保される。加えて、多くの場合、番号札を取る手間を省くことができる。
このとき、情報処理装置102は、待合場所の領域Paにおける顧客の数等に基づいて、待ち行列が長くならないように、窓口(端末105)の数を増減させることができる。それにより、待ち行列を減少させることができる。
顧客移動制御システムを詳細に説明する。
図18は、本発明の顧客移動制御システムの第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。上述のように顧客移動制御システムは、情報処理装置102、入口103、表示装置104−k(k=1〜p:pは自然数、表示装置の数)、窓口端末105−k、番号札発行機107を具備する。それらは、互いにネットワーク108で双方向通信可能に接続されている。それらは、RFIDタグ110と情報の送受信を行いながら、待ち行列の制御を行う。
RFIDタグ110は、顧客の通帳に組み込まれ、顧客に関する属性情報を有している。キャッシュカード(マネーカード)に組み込まれていても良い。属性情報は、銀行等により割り振られる顧客のID(例示:ABC123)、顧客の氏名(例示:銭形平蔵)、優先度(例示:優先ランクA)、に例示される。RFIDタグ110は、通信部111、制御部112、記憶部113を備えている。
通信部111は、RFIDタグ110に内蔵された通信機能ブロックである。通信アンテナに例示される。入口103と無線による情報通信を行う。
制御部112は、RFIDタグ110に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。記憶部113の情報の入出力、通信部111を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部113は、RFIDタグ110に内蔵された情報記憶機能ブロックである。RAMやROMに例示される。通信部111を介して非接触で情報の書込みが可能である。書込まれた情報を記憶領域に格納する。情報を格納する記憶領域の設定は任意に変更可能である。記憶部113の記憶領域は、情報の書き換えが可能な領域と、一度書込んだ情報の書き換えが不可能な領域とを含む。情報の書き換えが不可能な領域には、属性情報115を格納する。情報の書き換えが可能な領域には、銀行で入出力される手続に関する手続情報116を格納する。手続情報は、例えば、入口103を通過した時刻に例示される。
入口103は、乗客が通過可能な門であり、そこを通過するRFIDタグ110と情報処理装置102との情報通信を媒介する。入口103は、通信部131及び通信部132とを備える。
通信部131は、入口103に内蔵された通信機能ブロックである。リーダ/ライタに例示される。RFIDタグ110と無線による情報通信を行う。通信部132は、入口103に内蔵された他の通信機能ブロックである。情報処理装置102とネットワーク108を介して情報通信を行う。
情報処理装置102は、ワークステーションやパーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。RFIDタグ110の情報に基づいて、窓口における待ち行列の制御を行う。情報処理装置102は、通信部121、制御部122、記憶部123を備える。
通信部121は、情報処理装置102に内蔵された通信機能ブロックである。入口103及びネットワーク108を介してRFIDタグ110と、ネットワーク108を介して表示装置104、窓口端末105と情報通信を行う。
制御部122は、情報処理装置102に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。記憶部123の情報の入出力、RFIDタグ110と表示装置104と窓口端末105とに関する情報処理、通信部121を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部123は、情報処理装置102に内蔵された情報記憶機能ブロックである。HDに例示される。情報処理装置102が受信する情報を格納している。
制御部123は、プログラム161としてのデータ管理部124、属性情報判定部125、装置管理部126、表示装置管理部127を含む。
データ管理部124は、記憶部123に関するデータの入出力を管理する。属性情報判定部125は、受信した属性情報が入口103を通過したRFIDタグ110から取得したものか、番号札発行機107から取得したものかを判定する。そして、顧客(RFIDタグ110)を導く窓口(端末105)を複数の窓口(端末105)のうちから選択する。装置管理部126は、窓口端末105の総数を管理する。表示装置管理部127は、選択された窓口(端末105)に対応する表示装置104に、その属性情報を表示させる。
記憶部123は、データベース162としての顧客データベース(以下「顧客DB」)128、装置データベース(以下「装置DB」)129を含む。顧客DB128は、RFIDタグ110を携帯する顧客に関する情報を格納している。装置DB129は、窓口(端末105)に関する情報を格納している。
窓口端末105は、銀行の窓口に設けられ、その窓口業務に用いられる情報処理端末である。パーソナルコンピュータに例示される。通信部151、155、制御部152、記憶部153、表示部154を備える。
通信部151は、窓口端末105に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク108を介して情報処理装置102と情報通信を行う。
制御部152は、窓口端末105に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。窓口業務に関わる情報処理(図示されず)、表示部154の情報の表示、記憶部153の情報の入出力、通信部151を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部153は、窓口端末105に内蔵された情報記憶機能ブロックである。HDに例示される。窓口端末105が受信する情報を格納している。
表示部154は、窓口端末105に内蔵された表示機能ブロックである。窓口業務に関わる情報処理作業、結果等を表示する。
通信部155は、窓口端末105に内蔵された他の通信機能ブロックである。RFIDタグ110と無線による情報通信を行う。通信部155は、リーダ/ライタに例示される。
表示装置104は、対応する窓口端末105の近傍に設けられ、その窓口端末105で対応する顧客の属性情報(例示:氏名、顧客ID)を表示する。平面型のディスプレイに例示される。通信部141及び表示部142を備える。
通信部141は、表示装置104に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク108を介して情報処理装置102と情報通信を行う。
表示部142は、表示装置104に内蔵された表示機能ブロックである。その窓口端末105で対応する顧客の属性情報(例示:氏名、顧客ID)等を表示する。
番号札発行機107は、待合場所の領域Pa内に設けられ、通帳を忘れた顧客や新規の顧客のために番号札を発行する。通信部171及び発行部172を備える。
通信部171は、番号札発行機107に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク108を介して情報処理装置102と情報通信を行う。
発行部172は、番号札発行機107に内蔵された番号札発行機能ブロックである。その番号札を発行すると共に、通信部171、ネットワーク108を介してそ、の番号を示す属性情報を情報処理装置102へ送信する。
本発明では、RFIDタグ110により得られた属性情報に基づいて、顧客の到着した順番を把握し、その順番に対応して顧客を窓口に案内する。それにより、顧客が番号札を取る煩わしさを著しく低減できると共に、待ち行列に関わる平等性を確保することができる。また、属性情報に優先度の情報を含ませ、第1の実施の形態のように、優先度の高い顧客に対して、別の専用の窓口端末105を設けることにすれば、優先度も考慮することが可能となる。
図19は、RFIDタグ10に格納された属性情報115を示す表である。属性情報115は、通帳発行の際に銀行が格納する。顧客に関する情報を含む。顧客に関する情報としては、銀行が割り振る顧客ID115−1、顧客の氏名115−2、その顧客が受けられる優先サービスのレベルの優先度115−3が例示される。
図20は、顧客DB28に格納された情報を示す表である。顧客DB28は、属性情報と手続情報とを関連付けて格納している。属性情報は、図20で示すように、顧客ID128−1、氏名128−2、顧客が入口103を通過して属性情報が受信された受信時刻128−3、情報処理装置102に窓口を指示された受付時刻128−4、窓口業務が終了したことを示す終了時刻128−5に例示される。
図21は、装置DB129に格納された情報を示す表である。装置DB129は、装置としての窓口端末105を示す情報と、関連する情報とを関連付けて格納している。窓口端末105を示す情報は、窓口ID129−1に例示される。窓口ID129−1は、複数の窓口端末105の各々に個別に付けられている。関連する情報は、その窓口端末105が開いているか、閉鎖されているかを示す開/閉129−2に例示される。
次に、本発明の顧客移動制御方法の第4の実施の形態(顧客移動制御システムの第4の実施の形態の動作)について説明する。図22及び図23は、本発明の顧客移動制御方法の第4の実施の形態の動作を示すフロー図である。
顧客は予め通帳を銀行で作ってもらう。その際、銀行の入力機器は、通信部111を介して、通帳のRFIDタグ110に顧客の属性情報を入力する。RFIDタグ110の制御部112は、記憶部113に属性情報を格納する。顧客は、そのRFIDタグ110付きの通帳を銀行から受け取る。属性情報は、乗客ID(例示:ABC123)、氏名(例示:銭形平蔵)、優先度(例示:C)、に例示される。
(1)ステップS31:
顧客は、RFIDタグ110付の通帳を携帯しながら、入口103を通過して、銀行内の待合場所の領域Paに進入する。そのとき、RFIDタグ110の制御部112は、入口103の通信部131からの質問電波に応答して、記憶部113の属性情報を読み出す。そして、通信部111を介して、入口103へ送信する。入口103は、通信部131を介して、属性情報を受信する。そして、通信部132及びネットワーク108を介して、情報処理装置102へ送信する。情報処理装置102は、通信部121を介して属性情報を受信する。
ただし、通帳を忘れた顧客や新規の顧客については、入口103を経由して待合場所の領域Paに侵入後、番号札発行機107から番号札を取る。番号札発行機107の発行部171は、番号札取出信号を受信(S30’)して、その番号札の番号を顧客IDとする属性情報を、通信部172及びネットワーク108を介して情報処理装置102へ送信する。情報処理装置102は、通信部121を介して属性情報を受信する(S31’)。
(2)ステップS32:
情報処理装置102の制御部122のデータ管理部124は、属性情報を、その受信時刻と共に記憶部123の顧客DB128の受信時刻128−3に格納する。
(3)ステップS33:
属性情報判定部125は、その属性情報がRFIDタグ110からのものか、番号札からのものかを判定する。その属性情報がRFIDタグ110からのものの場合にはステップS34、35実行後に、番号札からのものの場合にはそのままで、それぞれステップS36へ進む。
(4)ステップS34:
その属性情報がRFIDタグ110からのものの場合、属性情報判定部125は、通信部121及びネットワーク108を介して、受付確認情報を入口103へ送信する。入口103は、通信部132を介して、受付確認情報を受信する。そして、通信部131を介して、RFIDタグ110へ、受付確認情報を送信する。RFIDタグ110は、通信部111を介して、受付確認情報を受信する。受付確認情報は、属性情報の受信確認及び受信時刻を示す。
(5)ステップS35:
RFIDタグ110の制御部112は、受付確認情報を記憶部10に格納する(上書きする)。
(6)ステップS36:
情報処理装置102の制御部122のデータ管理部124は、複数の窓口端末105のうちのいずれか(例示:105−1)からの窓口空き情報を受信する(図示されず)。これにより、属性情報判定部125は、窓口に空きができたことを検出する。窓口空き情報は、その窓口端末105−1(例示、以下同じ)での顧客対応が終了したときに、当該窓口端末105から出力される。
属性情報判定部125は、顧客DB128に格納された顧客ID128−1のうち、未だ窓口を指示されていない(受付時刻128−4が未入力の)顧客であって、受信時刻128−3が一番古い顧客を検出する。
(7)ステップS37:
表示装置管理部27は、空きの窓口に対応する窓口端末105−1に対応する表示装置104−1に、通信部121及びネットワーク108を介して、少なくとも受信時刻128−3及び氏名128−2を含む属性情報(例示:128−1「ABC123」、128−3「12:10」、128−2「銭形平蔵」)を、表示する情報を示す表示情報として送信する。
(8)ステップS38:
属性情報判定部125は、窓口端末105−1に、通信部121及びネットワーク108を介して、少なくとも顧客ID128−1、受信時刻128−3及び氏名128−2を含む属性情報(例示:128−1「ABC123」、128−3「12:10」、128−2「銭形平蔵」)を、顧客を示す顧客情報として送信する。
(9)ステップS39:
表示装置104−1の表示部142は、通信部141を介して受信した表示情報を表示する。
(10)ステップS40:
情報処理装置102の装置管理部126は、顧客DB128を参照して、待ち行列の顧客の待ち時間を見積もる。そして、窓口の数が適正か否かを判定する。適正でない場合、ステップS41へ進む。
顧客の待ち時間の見積もり方法としては、例えば、顧客DB128を参照して、窓口対応が終了した顧客の待ち時間(受付時刻128−4と受信時刻128−3との差)を、直前20人について求め、その平均から見積もることができる。窓口の数が適正か否かは、見積もられた待ち時間が、予め設定された適正待ち時間の範囲に入っているか否かで判定する。適正待ち時間の範囲は、記憶部123に格納されている。
(11)ステップS41:
装置管理部126は、窓口の数が不適正な場合、窓口の数を増加または減少させる。
窓口の数が多い場合、窓口の数を減らす指令を、関係する窓口端末105及び管理部門へ出力する。
窓口の数が少ない場合、窓口の数を増やす指令を、関係する窓口端末105及び管理部門へ出力する。
(12)ステップS42:
顧客は、表示装置104−1に自分の属性情報が表示されていることを確認する。そして、その表示装置104−1に対応する窓口(窓口端末105−1)へ向かう。RFIDタグ110の制御部112は、窓口端末105−1からの質問電波に応答して、記憶部113の属性情報を読み出す。そして、通信部111を介して、窓口端末105−1へ送信する。窓口端末105−1は、通信部155を介して、属性情報を受信する。
(13)ステップS43:
窓口端末105−1の制御部152は、受信した属性情報(S42)を、顧客情報(S38)に含まれる属性情報と比較する。一致する顧客情報がある場合、ステップS45へ向かう。
(14)ステップS44:
制御部152は、一致する顧客情報が無い場合、窓口対応を行わない旨の表示を表示部154へ表示する。窓口端末105−1の担当者は、他の窓口端末105−1を指示する。
(15)ステップS45:
窓口端末105−1の担当者は、顧客に対して窓口対応を行う。
(16)ステップS46:
担当者の入力により、制御部152は、通信部151及びネットワーク108を介して、窓口対応終了及び窓口対応終了時刻を示す対応済情報を、情報処理装置102へ送信する。
(17)ステップS47:
情報処理装置102の制御部122のデータ管理部124は、ネットワーク108及び通信部121を介して、対応済情報を受信する。そして、対応済情報を記憶部123の顧客DB128の終了時刻128−5に格納する。
(18)ステップS48:
表示装置管理部27は、窓口端末105−1に対応する表示装置104−1に、通信部121及びネットワーク108を介して、表示を消去する表示消去情報を送信する。
(19)ステップS49:
表示装置104−1の表示部142は、通信部141を介して受信した表示消去情報に基づいて、対象となる表示を消去する。
このような動作により、顧客移動制御方法を実行することができる。
本発明において、待合場所の領域Paに入った顧客は、入口103を通過した時点で受信時刻128−3で把握することができる。一方、窓口対応の終わった顧客は、窓口端末105の処理を終了した時点で終了時刻128−5で把握することができる。これらのことから、両顧客の人数の差を取れば、領域Paでの顧客の滞留数を把握することができる。
本発明において、顧客DB128を参照して、受信時刻128−3及び終了時刻128−5を参照すれば、窓口業務の所要時間(平均的な所要時間、個々の顧客の所要時間)や、個々の窓口の処理能力(処理速度)を把握することができる。それにより、時間とともに変化する待ち行列の状態を記録することができる。また統計処理することで、待ち行列の発生する状況の推定、待ち行列抑制のための手法、またその手法の有効性などをデータマイニングすることが可能となる。
本発明において、優先的扱うべき顧客がいる場合には、専用の優先窓口(優先窓口用の窓口端末105)を設ける。そして、RFIDタグ110の属性情報の優先度115−3を検出して、表示装置104でその顧客を優先窓口用の窓口端末105へ誘導することにより、その顧客を優先的に取り扱うことができる。
本発明では、顧客が入口103を通過した時刻に基づいて、窓口端末105において検査することになるの、順序入れ替わり(到着順序とサービス順序が不一致)などによる不公平感を解消することができる。また、待ち行列の長さが長すぎる場合、他の窓口を開くなどその数を増加させるように自動的に指令を出すことができる。それにより、発生した待ち行列を迅速に減らし、待ち時間を減らすことができる。
上記実施の形態では、RFIDタグ110が、通帳に組み込まれている。これを、空港に応用する場合には、搭乗券やパスポートに組み込むことが考えられる。病院の場合には、診察券に組み込むことが考えられる。役所の場合には、住民基本台帳カードに組み込むことが考えられる。郵便局の場合には、郵貯カードに組み込むことが考えられる。これは、第1、第2及び第3の実施の形態においても同様である。
(第5の実施の形態)
本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法の第5の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。ここでは、本発明の顧客移動制御システム及び顧客移動制御方法を、鉄道における待ち行列の制御に適用した例について説明する。ただし、空港、港湾、銀行、郵便局、病院、役所、イベント会場、劇場、テーマパークなどにおいても適用可能である。
図24は、本発明の顧客移動制御システムの第5の実施の形態の概略を示す概念図である。ここでは、鉄道の駅において乗車券の発行を受ける場合の顧客移動制御システムを説明する。顧客移動制御システムは、情報処理装置202、改札口203(−1〜q:qは自然数、改札口の数)、整理券発行機207を具備する。
乗客は、予め、自身の情報端末205を用い、ネットワーク209を介して情報処理装置202にアクセスし、乗車区間、禁煙/喫煙、窓側/通路側などの希望を示す予約情報を登録しておく。乗客は、RFIDタグ210付の乗車券(自由席)の発行を受ける。
乗客は、RFIDタグ210付のカードを携帯しながら、改札口203を通過して、駅構内の領域Pbに進入する。ここで、RFIDタグ10は、乗客の属性を示す属性情報を格納している。属性情報は、例乗客の氏名(例示:銭形平蔵)、乗客のID(例示:ABC123)に例示される。属性情報は、予約情報を含んでいても良い。改札口203は、RFIDタグ210との無線通信によりRFIDタグ210から属性情報を受信する。
情報処理装置202は、改札口203からネットワーク208を介して受信した属性情報(例示:銭形平蔵、ABC123)と予め登録されていた予約情報と鉄道の運行スケジュールとに基づいて、最も早く発車する鉄道の座席を自動的に予約する。乗客は、駅構内の整理券発行機207にRFIDタグ210を示す。整理券発行機207は、情報処理装置202による自動予約に基づいて、指定券(整理券)を発行する。これにより、航空機のシャトル便のように、自由席に並ばずに座れる。すなわち、乗客は、改札口203での属性情報の受信時刻順に指定券の発行を受けられるので、平等性が確保される。
顧客移動制御システムを詳細に説明する。
図25は、本発明の顧客移動制御システムの第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。上述のように顧客移動制御システムは、情報処理装置202、改札口203−l(l=1〜q:qは自然数、改札口の数)、整理券発行機207を具備する。それらは、互いにネットワーク208で双方向通信可能に接続されている。それらは、RFIDタグ210と情報の送受信を行いながら、待ち行列の制御を行う。情報処理装置202は、ネットワーク208とネットワーク209とを介して乗客の情報端末205と接続されている。
RFIDタグ210は、乗客が予約した乗車券(自由席)に組み込まれ、乗客に関する属性情報を有している。属性情報は、鉄道会社等により割り振られる乗客のID(例示:ABC123)、乗客の氏名(例示:銭形平蔵)、に例示される。RFIDタグ210は、通信部211、制御部212、記憶部213を備えている。
通信部211は、RFIDタグ210に内蔵された通信機能ブロックである。通信アンテナに例示される。改札口203整理券発行機207と無線による情報通信を行う。
制御部212は、RFIDタグ210に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。記憶部213の情報の入出力、通信部211を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部213は、RFIDタグ210に内蔵された情報記憶機能ブロックである。RAMやROMに例示される。通信部211を介して非接触で情報の書込みが可能である。書込まれた情報を記憶領域に格納する。情報を格納する記憶領域の設定は任意に変更可能である。記憶部213の記憶領域は、情報の書き換えが可能な領域と、一度書込んだ情報の書き換えが不可能な領域とを含む。情報の書き換えが不可能な領域には、鉄道会社が予約時に入力する属性情報215を格納する。
改札口203は、乗客がそこを通過するとき、乗客に携帯されたRFIDタグ210と情報処理装置202との情報通信を媒介する。改札口203は、通信部231及び通信部232とを備える。
通信部231は、改札口203に内蔵された通信機能ブロックである。リーダ/ライタに例示される。RFIDタグ210と無線による情報通信を行う。通信部232は、改札口203に内蔵された他の通信機能ブロックである。情報処理装置202とネットワーク208を介して情報通信を行う。
情報処理装置202は、ワークステーションやパーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。RFIDタグ210の情報に基づいて、駅構内における待ち行列の制御を行う。情報処理装置202は、通信部221、制御部222、記憶部223を備える。
通信部221は、情報処理装置2に内蔵された通信機能ブロックである。改札口203及びネットワーク208を介してRFIDタグ210と、ネットワーク208を介して整理券発行機207と、ネットワーク208及びネットワーク209を介して乗客の情報端末205と情報通信を行う。
制御部222は、情報処理装置202に内蔵された演算処理機能ブロックである。CPUやMPUに例示される。記憶部223の情報の入出力、RFIDタグ210と整理券発行機207と情報端末205とに関する情報処理、通信部221を用いた情報の送受信に関する情報処理を行う。
記憶部223は、情報処理装置202に内蔵された情報記憶機能ブロックである。HDに例示される。情報処理装置202が受信する情報を格納している。
制御部223は、プログラム261としてのデータ管理部224、属性情報判定部225、装置管理部26を含む。
データ管理部224は、記憶部223に関するデータの入出力を管理する。属性情報判定部225は、RFIDタグ210から取得した属性情報と事前に予約された予約情報とに基づいて、そのRFIDタグ210に鉄道の座席を割り当てる。装置管理部26は、割り当てられた座席用の指定券を発行する指令としての発券情報を整理券発行機207へ送信する。
記憶部223は、データベース262としての乗客データベース(以下「乗客DB」)228、運行データベース(以下「運行DB」)229を含む。乗客DB228は、RFIDタグ210を携帯する乗客に関する情報を格納している。運行DB229は、鉄道の運行に関する情報を格納している。
整理券発行機207は、乗客の改札口203通過順に、自由席を割り振る整理券を発行する。これにより、自由席は事実上指定券となる。通信部271、273、発行部272を備える。
通信部271は、整理券発行機207に内蔵された通信機能ブロックである。ネットワーク208を介して情報処理装置202と情報通信を行う。
発行部272は、整理券発行機207に内蔵された発券機能ブロックである。情報処理装置202の指令に基づいて、整理券の発行を行う。
通信部273は、整理券発行機207に内蔵された他の通信機能ブロックである。RFIDタグ210と無線による情報通信を行う。リーダ/ライタに例示される。
情報端末205は、乗客に属し、パーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。
本発明では、RFIDタグ210により得られた属性情報に基づいて、駅に到着した順番で自由席を割り振る。それにより、並ぶことなく自由席を確保することができる。到着順に自由席が割り振られるので平等性を確保することができる。
図26は、RFIDタグ10に格納された属性情報215を示す表である。属性情報215は、乗車券の予約の際に鉄道会社が格納する。予約者としての乗客に関する情報を含む。鉄道会社が割り振る乗客ID215−1、乗客の氏名215−2が例示される。属性情報215は、予約情報を含んでいても良い。
図27は、乗客DB228に格納された情報を示す表である。乗客DB228は、属性情報と予約情報と手続情報とを関連付けて格納している。属性情報は、乗客ID228−1、氏名228−2に例示される。予約情報は、乗車区間228−4、禁煙/喫煙228−5、窓側/通路側228−6に例示される。手続情報は、改札口203を通過してRFIDタグ210の属性情報を受信した受信時刻228−3に例示される。
図28は、運行DB229に格納された情報を示す表である。運行DB229は、運行スケジュールに関する情報と、車両に関する情報とを関連付けている。運行スケジュールに関する情報は、運行ID229−1、駅名229−2、出発時刻229−3、到着時刻229−4に例示される。車両に関する情報は、座席229−5、乗客ID229−6に例示される。
次に、本発明の顧客移動制御方法の第5の実施の形態(顧客移動制御システムの第5の実施の形態の動作)について説明する。図29は、本発明の顧客移動制御方法の第5の実施の形態の動作を示すフロー図である。
(1)ステップS71:
乗客は、情報端末205を用い、予めネットワーク209−208を介して、情報処理装置202へアクセスする。そして、鉄道の乗車に関して、乗車区間、禁煙/喫煙、窓側/通路側などの希望を示す予約情報を登録しておく。そして、乗客の属性情報(例示:乗客ID(例示:ABC123)、氏名(例示:銭形平蔵))の入力されたRFIDタグ210を含む乗車券を受け取る。情報処理装置202は、乗客DB228に乗客ID及び氏名と関連付けて予約情報を格納する。
(2)ステップS72:
乗客は、RFIDタグ210付の乗車券を携帯しながら、改札口203を通過する。複数の改札口203があるが、どれを通っても平等に取り扱われる。そのとき、RFIDタグ210の制御部212は、改札口203の通信部231からの質問電波に応答して、記憶部213の属性情報を読み出す。そして、通信部211を介して、改札口203へ送信する。改札口203は、通信部231を介して、属性情報を受信する。そして、通信部232及びネットワーク208を介して、情報処理装置202へ送信する。情報処理装置202は、通信部221を介して属性情報を受信する。
(3)ステップS73:
情報処理装置202の制御部222のデータ管理部224は、属性情報を、その受信時刻と共に記憶部223に一時的に格納する。
情報処理装置202の制御部222の属性情報判定部225は、その受信された属性情報(乗客ID、氏名)と、記憶部223の乗客DB228内の属性情報(乗客ID228−1、氏名228−2)とを比較する。そして、乗客DB228内に、同じ属性情報を含む情報が格納されていれば、その情報の受信時刻228−3に受信時刻を格納する。
(4)ステップS74:
属性情報判定部225は、運行DB229を参照して、最も早い時刻に発車する列車であって、その乗客の予約情報(例示:乗車区間、禁煙/喫煙、窓側/通路側)を満たす座席を抽出する。そして、その乗客に割り当てる。、予約情報の乗車区間に含まれる運行DB229の駅名229−2の座席229−5を予約済みとし、その乗客の属性情報から乗客ID229−6を入力する。
(5)ステップS75:
情報処理装置202の制御部222の装置管理部226は、割り当てられた列車及び座席に関する情報と属性情報とを発券情報として整理券発行機207へ送信する。
(6)ステップS76:
乗客は、整理券発行機207へ向かう。そして、RFIDタグ210の制御部212は、整理券発行機207の通信部273からの質問電波に応答して、記憶部213の属性情報を読み出す。そして、通信部211を介して、整理券発行機207へ送信する。整理券発行機207は、通信部273を介して、属性情報を受信する。
(7)ステップS77:
整理券発行機207の発行部272は、受信した発券情報(S75)に含まれる属性情報と、受信した属性情報(S76)とを比較する。一致しない場合、整理券を発券せずプロセスは終了する。
(8)ステップS78:
発行部272は、属性情報が一致するので、発券情報に対応する整理券(指定券)を発行する。
このような動作により、顧客移動制御方法を実行することができる。
上記実施の形態では、RFIDタグ210は、予約情報を格納せず、情報処理装置202において格納している。しかし、それらを予めRFIDタグ210に属性情報の一部として格納しておいても良い。その場合、RFIDタグ210を乗客DB228に照会する必要が無く、整理券の発券までの時間を短縮できる。
上記実施の形態では、RFIDタグ210は、乗車券に組み込まれているが、氏名及びIDを無線通信できさえすれば、携帯電話や携帯情報端末を用いることも可能である。
本発明において、乗客は、改札口203での属性情報の受信時刻順に指定券の発行を受けられるので、平等性が確保される。また、受信時刻順に指定券の発行を受けられるので、自由席であっても並ばずに席を確保することができ、順序入れ替わりによる不公平感を解消することができる。加えて、通常の指定席に比較して、時間が固定されていないので、駅に到着する時間に拘束されずに済む。
上記第3〜第5の実施の形態においても、第1及の実施の形態のステップS03及びステップS04のような属性情報の適正を調べるステップを入れることも可能である。それにより、セキュリティーが向上する。
上記第1〜第5の実施の形態は、互いに矛盾が生じない限り、組み合わせて実施することが可能である。そして、様々なケース(例示:空港、港湾、駅、銀行、郵便局、病院、役所、イベント会場、劇場、テーマパーク)に応用できる。
例えば、以下のような組み合わせで、実施することができる。
図30は、本発明の顧客移動制御システムの実施の形態の他の変形例の概略を示す概念図である。ここでは、テーマパーク(イベント会場)に適用した顧客移動制御システムを説明する。顧客移動制御システム1は、情報処理装置302、入口303−1、出口303−2、ゲート304−1〜304−3、ゲート305−1〜305−3、ゲート306−1〜306−3を具備する。
乗客は、RFIDタグ310付のチケットを携帯しながら、入口303−1を通過する。帰りは出口303−2を通過する。RFIDタグ310には、チケット購入時に属性情報(例示:性別:女性、年齢:20代、形態:3人グループ)が入力されている。入口303−1及び出口303−2において、無線通信を介して、情報処理装置302は、RFIDタグ310から属性情報を取得すると共に、その受信時刻(通過時刻)を取得する。これらにより、利用客の入場時刻、退場時刻、利用時間、来場者の種類が把握できる。
各アトラクションには、待ち行列に並ぶときに通るゲート304、待ち行列からアトラクションへ移るときに通るゲート305、アトラクションが終了したときに通るゲート306がそれぞれ設けられている。各ゲートを通るごとに、RFIDタグ310には手続情報として、各ゲートのID及び受信時刻(通過時刻)が格納される。同時に、情報処理装置302は、各ゲートから、利用者の属性情報、受信時刻(通過時刻)を取得する。これらにより、各アトラクションにおける待ち行列の長さ、待ち時間を把握することができる。それにより、比較的空いている(待ち時間の少ない)アトラクションを場内の掲示板に案内したり、アトラクションの運転能力(稼働台数、稼動間隔)などを増減させるような、利用者の便宜を図ることができ、利用客の分散を図ることもできる。
情報処理装置302は、テーマパーク(イベント会場)の全営業日、全営業時間にわたって、待ち時間の推移、待ち行列の長さの推移、アトラクション滞在時間、アトラクション入場回数、入場順序、などの情報を蓄積することができる。これらの情報は、設備投資(アトラクションの増設)や、インターネット309を介しての利用客への公開情報(例示:空いている日、空いている時間帯、空いているアトラクション)として利用することができる。
図1は、本発明の顧客移動制御システムの第1の実施の形態の概略を示す概念図である。 図2は、本発明の顧客移動制御システムの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図3は、RFIDタグ10に格納された属性情報15を示す表である。 図4は、乗客DB28に格納された情報を示す表である。 図5は、装置DB29に格納された情報を示す表である。 図6は、フライトスケジュールDB92に格納された情報を示す表である。 図7は、本発明の顧客移動制御方法の第1の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の顧客移動制御方法の第1の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図9は、本発明の顧客移動制御システムの第2の実施の形態の概略を示す概念図である。 図10は、本発明の顧客移動制御システムの第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の顧客移動制御方法の第2の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図12は、本発明の顧客移動制御方法の第2の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図13は、本発明の顧客移動制御システムの第3の実施の形態の概略を示す概念図である。 図14は、本発明の顧客移動制御システムの第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図15は、経路DB64に格納された情報を示す表である。 図16は、本発明の顧客移動制御方法の第3の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図17は、本発明の顧客移動制御システムの第4の実施の形態の概略を示す概念図である。 図18は、本発明の顧客移動制御システムの第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図19は、RFIDタグ10に格納された属性情報115を示す表である。 図20は、顧客DB28に格納された情報を示す表である。 図21は、装置DB129に格納された情報を示す表である。 図22は、本発明の顧客移動制御方法の第4の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図23は、本発明の顧客移動制御方法の第4の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図24は、本発明の顧客移動制御システムの第5の実施の形態の概略を示す概念図である。 図25は、本発明の顧客移動制御システムの第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図26は、RFIDタグ10に格納された属性情報215を示す表である。 図27は、乗客DB228に格納された情報を示す表である。 図28は、運行DB229に格納された情報を示す表である。 図29は、本発明の顧客移動制御方法の第5の実施の形態の動作を示すフロー図である。 図30は、本発明の顧客移動制御システムの実施の形態の他の変形例の概略を示す概念図である。
符号の説明
1 顧客移動制御システム
2、2a、102、202、 情報処理装置
3、3−1〜3−10 ゲート
4(−1〜n)、104(−1〜p) 表示装置
5(−1〜n) セキュリティーゲート
6 通信装置
7 誘導装置
8、108、208、209 ネットワーク
9 空港管理システム
10、110、210 RFIDタグ
11、111、211 通信部
12、112、212 制御部
13、113、213 記憶部
21、121、221 通信部
22、122、222 制御部
23、123、223 記憶部
24、124、224 データ管理部
25、125、225 属性情報判定部
26、126、226 装置管理部
27、127、 表示装置管理部
28、228 乗客データベース
29、129、 装置データベース
30a 警報器
30b 赤外線検知器
31、32、131、132、231、232 通信部
41、141、 通信部
42、142、 表示部
51、55 通信部
52 制御部
53 機能部
54 表示部
61、161、261 プログラム
62、162、262 データベース
63 優先度判定部
64 経路データベース
91 通信部
92 フライトスケジュールデータベース
103 入口
105(−1〜p) 窓口端末
107 番号札発行機
128 顧客データベース
171 通信部
172 発行部
203(−1〜q) 改札口
205 情報端末
207 整理券発行機)
229 運行データベース
271、273 通信部
272 発行部

Claims (26)

  1. 人に携帯され属性情報を格納した機器が所定の領域に入るとき、前記属性情報を無線通信により受信する送受信装置と、
    前記送受信装置からネットワークを介して受信した前記属性情報に基づいて、前記人の行動に関する決定を行う情報処理装置と、
    前記情報処理装置からネットワークを介して受信した前記属性情報の少なくとも一部と前記決定に関する決定情報とに基づいて、前記決定情報を前記人に認識させる認識装置と
    を具備する
    顧客移動制御システム。
  2. 請求項1に記載の顧客移動制御システムにおいて、
    前記情報処理装置は、前記属性情報に基づいて、複数の移動先候補から前記人の移動先を決定し、
    前記認識装置が、受信した前記属性情報の少なくとも一部と前記移動先とに基づいて、前記移動先を前記人に認識させる
    顧客移動制御システム。
  3. 請求項2に記載の顧客移動制御システムにおいて、
    前記認識装置は、前記移動先の近傍に設けられ前記属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、前記移動先と前記属性情報の少なくとも一部とを表示する表示装置である
    顧客移動制御システム。
  4. 請求項2又は3に記載の顧客移動制御システムにおいて、
    前記情報処理装置は、前記所定の領域に滞留する人数又は前記複数の移動先の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、前記複数の移動先の数を増加又は減少させる
    顧客移動制御システム。
  5. 請求項1に記載の顧客移動制御システムにおいて、
    前記情報処理装置は、前記送受信装置からネットワークを介して受信した前記属性情報に基づいて、前記人の使用する座席を決定し、
    前記認識装置は、前記属性情報の少なくとも一部と前記座席が記載された券を発行する発券機である
    顧客移動制御システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の顧客移動制御システムにおいて、
    前記機器は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される
    顧客移動制御システム。
  7. 請求項6に記載の顧客移動制御システムにおいて、
    前記RFIDタグ、前記RFIDカードは、チケット、搭乗券、パスポート、預金通帳、診察券及び住民基本台帳カードのいずれか一つに含まれる
    顧客移動制御システム。
  8. 人に携帯され属性情報を格納した機器が所定の領域に入るとき、前記属性情報を無線通信により受信する送受信装置から、ネットワークを介して前記属性情報を受信するデータ管理部と、
    前記属性情報に基づいて、前記人の行動に関する決定を行う判定部と、
    前記属性情報の少なくとも一部と前記決定に関する決定情報とを、ネットワークを介して、前記決定情報を前記人に認識させる認識装置へ送信する認識装置管理部と
    を具備する
    情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記判定部は、前記属性情報に基づいて、複数の移動先候補から前記人の移動先を決定し、
    前記認識装置管理部は、前記属性情報の少なくとも一部と前記移動先とを前記認識装置へ送信する
    情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置において、
    前記認識装置は、前記移動先の近傍に設けられ前記属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、前記移動先と前記属性情報の少なくとも一部とを表示する表示装置である
    情報処理装置。
  11. 請求項9又は10に記載の情報処理装置において、
    前記所定の領域に滞留する人数又は前記複数の移動先の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、前記複数の移動先の数を増加又は減少させる装置管理部を更に具備する
    情報処理装置。
  12. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記判定部は、前記送受信装置からネットワークを介して受信した前記属性情報に基づいて、前記人の使用する座席を決定し、
    前記認識装置管理部は、前記属性情報の少なくとも一部と前記座席とを前記認識装置へ送信する
    情報処理装置。
  13. 請求項8乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記機器は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される
    情報処理装置。
  14. (a)送受信装置が、人に携帯され属性情報を格納した機器が所定の領域に入るとき、前記属性情報を無線通信により受信するステップと、
    (b)情報処理装置が、前記送受信装置からネットワークを介して受信した前記属性情報に基づいて、前記人の行動に関する決定を行うステップと、
    (c)認識装置が、前記情報処理装置からネットワークを介して受信した前記属性情報の少なくとも一部と前記決定に関する決定情報とに基づいて、前記決定情報を前記人に認識させるステップと
    を具備する
    顧客移動制御方法。
  15. 請求項14に記載の顧客移動制御方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b1)前記情報処理装置が、前記属性情報に基づいて、複数の移動先候補から前記人の移動先を決定するステップを備え、
    前記(c)ステップは、
    (c1)前記認識装置が、受信した前記属性情報の少なくとも一部と前記移動先とに基づいて、前記移動先を前記人に認識させるステップとを備える
    顧客移動制御方法。
  16. 請求項15に記載の顧客移動制御方法において、
    前記(c1)ステップは、
    (c11)前記認識装置としての表示装置が、前記移動先の近傍に設けられ前記属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、前記移動先と前記属性情報の少なくとも一部とを表示するステップを備える
    顧客移動制御方法。
  17. 請求項15又は16に記載の顧客移動制御方法において、
    (d)前記情報処理装置が、前記所定の領域に滞留する人数又は前記複数の移動先の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、前記複数の移動先の数を増加又は減少させるステップを更に具備する
    顧客移動制御方法。
  18. 請求項14に記載の顧客移動制御方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b2)前記情報処理装置が、前記送受信装置からネットワークを介して受信した前記属性情報に基づいて、前記人の使用する座席を決定するステップを備え、
    前記(c)ステップは、
    (c2)前記認識装置としての発券機が、前記属性情報の少なくとも一部と前記座席が記載された券を発行するステップを備える
    顧客移動制御方法。
  19. 請求項14乃至18のいずれか一項に記載の顧客移動制御方法において、
    前記機器は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される
    顧客移動制御方法。
  20. 請求項19に記載の顧客移動制御方法において、
    前記RFIDタグ、前記RFIDカードは、チケット、搭乗券、パスポート、預金通帳、診察券及び住民基本台帳カードのいずれか一つに含まれる
    顧客移動制御方法。
  21. (a)データ管理部が、人に携帯され属性情報を格納した機器が所定の領域に入るとき、前記属性情報を無線通信により受信する送受信装置から、ネットワークを介して前記属性情報を受信するステップと、
    (b)判定部が、前記属性情報に基づいて、前記人の行動に関する決定を行うステップと、
    (c)認識装置管理部が、前記属性情報の少なくとも一部と前記決定に関する決定情報とを、ネットワークを介して、前記決定情報を前記人に認識させる認識装置へ送信するステップと
    を具備する方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムにおいて、
    前記(b)ステップは、
    (b1)前記判定部が、前記属性情報に基づいて、複数の移動先候補から前記人の移動先を決定するステップを備え、
    前記(c)ステップは、
    (c1)前記認識装置管理部は、前記属性情報の少なくとも一部と前記移動先とを前記認識装置へ送信するステップを備える
    プログラム。
  23. 請求項22に記載のプログラムにおいて、
    前記認識装置は、前記移動先の近傍に設けられ前記属性情報の少なくとも一部を表示する、又は、前記移動先と前記属性情報の少なくとも一部とを表示する表示装置である
    プログラム。
  24. 請求項22又は23に記載のプログラムにおいて、
    (d)装置管理部が、前記所定の領域に滞留する人数又は前記複数の移動先の少なくとも一つに滞留する人数に基づいて、前記複数の移動先の数を増加又は減少させるステップを更に具備する
    プログラム。
  25. 請求項21に記載のプログラムにおいて、
    前記(b)ステップは、
    (b2)前記判定部が、前記送受信装置からネットワークを介して受信した前記属性情報に基づいて、前記人の使用する座席を決定するステップを備え、
    前記(c)ステップは、
    (c2)前記認識装置管理部は、前記属性情報の少なくとも一部と前記座席とを前記認識装置へ送信するステップを備える
    プログラム。
  26. 請求項21乃至25のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
    前記機器は、RFIDタグ、RFIDカード、携帯電話及び携帯情報端末のうちから選択される
    プログラム。
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