JP2006127247A - 可変電圧発生回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より少ない抵抗で、必要な出力電圧の調整精度を得ることができる可変電圧発生回路を提供する。
【解決手段】 それぞれ4つの抵抗Rが直列接続された第1〜第4の直列抵抗体を含む可変抵抗回路11,12,13,14がある。第1の可変抵抗回路11の出力電圧(第1の電圧)として4種類のうちのいずれかを選択する。第1の電圧を分圧する第2の可変抵抗回路12の出力電圧(第2の電圧)として4種類のうちのいずれかを選択する。第2の電圧を分圧する第3の可変抵抗回路13の出力電圧(第3の電圧)として4種類のうちのいずれかを選択する。そして、第3の電圧を分圧する第4の可変抵抗回路14の出力として4種類のうちのいずれかを選択して出力電圧Voutとする。出力電圧Voutとして256(=4)種類の電圧値のいずれかを選択することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電圧値が異なる複数種類の電圧を発生する可変電圧発生回路であって、特に、液晶表示装置を駆動するのに必要な駆動電圧を生成するための電圧を発生するのに適する可変電圧発生回路に関する。
単純マトリクス型の液晶表示パネルを駆動する駆動回路は、走査電極(行電極またはコモン電極とも呼ばれる。)および信号電極(データ電極、列電極またはセグメント電極とも呼ばれる。)に印加する電圧として複数レベルの電圧を発生する必要がある。例えば、駆動法としてIAPT(Improved ALT & Pleshko Technique)を用いる場合には、6レベルの電圧が必要である。一般に、複数種類の電圧は、入力電圧を分圧して駆動電圧を作成する駆動電圧生成回路によって作成される(例えば、特許文献1参照。)。駆動電圧生成回路は、入力電圧を昇圧して所望のレベルの駆動電圧を得るための昇圧回路を含むこともある。
特開2001−4976号公報(図1)
液晶表示装置において、輝度調整等のために駆動電圧を変更できるように、駆動電圧生成回路への入力電圧を変更可能な可変電圧発生回路が設けられることがある。そのような可変電圧発生回路は、例えば、図17に示すように構成される。図17に示す構成では、基準電圧Vrefと接地レベルとの間に、調整用抵抗(固定抵抗)R、ディジタル可変抵抗回路(以下、電子ボリュームという。)100および分圧用の2つの抵抗Rが設けられている。そして、可変抵抗回路100の下端の電圧が出力電圧Vout1となり、その電圧が2つの抵抗Rで分圧された電圧が出力電圧Vout2となる。出力電圧Vout1,出力電圧Vout2は、ボルテージホロア接続された演算増幅器21,22を介して駆動電圧生成回路に出力される。
電子ボリューム100は、図18に例示するように、多数の抵抗Rが直列接続されたものと、外部から与えられる制御信号に応じて、使用する抵抗を選択するための選択回路(スイッチ)30とを含む。選択回路30が選択する抵抗の個数を変えることによって、B点の電位すなわち出力電圧Vout1を変更することができる。
電子ボリューム100に印加される電圧の最大値が1Vであるとすると、抵抗Rが256個使用されている場合には、出力電圧Vout1を、約4(1/255)mVの間隔で可変することができる。すなわち、電子ボリューム100において、約4mVの調整精度を得ることができる。
しかし、換言すれば、電子ボリューム100に印加される電圧の最大値(全ての抵抗Rが端子A,B間で接続される場合の電圧)が例えば1Vである場合に、約4mVの調整精度を得るには、256個の抵抗Rを必要とする。さらに高い調整精度を得るには、より多くの抵抗が必要になる。液晶表示装置を小型化する等の目的で、駆動回路は、可変電圧発生回路および駆動電圧生成回路も含めて1チップLSIに集積化されることが多いが、多数の抵抗Rを集積化しようとすると、LSIのサイズが大きくなる。その結果、液晶表示装置の小型化が阻害される。
そこで、本発明は、より少ない抵抗で、必要な出力電圧の調整精度を得ることができる可変電圧発生回路を提供することを目的とする。
本発明による可変電圧発生回路は、複数の抵抗が直列接続された直列抵抗体が複数段設けられ、直列抵抗体のそれぞれに対応して、直列抵抗体におけるいずれかの抵抗を選択する選択回路が設けられ、複数の直列抵抗体のうち最終段の直列抵抗体を除く直列抵抗体に対応する選択回路が、選択した抵抗の高電位側の電位を次段の直列抵抗体の上端に与えるとともに、選択した抵抗の低電位側の電位を次段の直列抵抗体の下端に与え、最終段の直列抵抗体に対応する選択回路が、選択した抵抗の高電位側の電位を出力電圧として出力することを特徴とする。
選択回路は、複数の抵抗のうちのいずれかの高電位側を演算増幅器を介して次段の直列抵抗体の上端または出力電圧を出力する演算増幅器に接続する第1の選択回路と、複数の抵抗のうちのいずれかの低電位側を演算増幅器を介して次段の直列抵抗体の下端に、または下側基準点に接続する第2の選択回路とを含むように構成されていてもよい。
それぞれの選択回路が対応する直列抵抗体におけるいずれの抵抗を選択するのかを示す2進データの制御データを出力する制御部と、制御データをデコードした制御信号を各選択回路に出力するデコーダとを備え、第1の選択回路が、抵抗の高電位側を次段の直列抵抗体の上端または出力電圧を出力する演算増幅器に接続させる状態と切り離す状態とのいずれかに設定可能であって、複数の抵抗のそれぞれの高電位側に1対1に接続されている接続/遮断回路を含み、第2の選択回路が、抵抗の低電位側を演算増幅器を介して次段の直列抵抗体の下端に、または下側基準点に接続させる状態と切り離す状態とのいずれかに設定可能であって、複数の抵抗のそれぞれの低電位側に1対1に接続されている接続/遮断回路を含み、接続/遮断回路のそれぞれが、デコーダからの制御信号に従って、いずれかの状態に設定するように構成されていてもよい。
初段の直列抵抗体における上端には第1の調整用抵抗を介して基準電圧が印加され、下側基準点は、第2の調整用抵抗を介して接地レベルに接続されているように構成されていてもよい。
本発明によれば、より少ない抵抗で、必要な出力電圧の調整精度を得ることができる効果がある。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明による可変電圧発生回路の構成を示す回路構成図である。図1に例示する構成では、基準電圧Vrefと接地レベルとの間に、第1の調整用抵抗(固定抵抗)R、ディジタル可変抵抗回路(以下、電子ボリュームともいう。)10および第2の調整用抵抗(固定抵抗)Rが設けられている。電子ボリューム10の出力電圧Voutは、出力電圧Vout1として、ボルテージホロア接続された演算増幅器(出力電圧を出力する演算増幅器)20を介して、例えば液晶表示装置の駆動回路における駆動電圧生成回路に出力される。また、演算増幅器20の出力電圧Vout1が2つの抵抗Rで分圧された電圧が出力電圧Vout2として駆動電圧生成回路に出力される。そして、電子ボリューム10の高電位側であるA点を上側基準点とし、低電位側であるB点を下側基準点とする。また、上側基準点の電位を上側基準レベルといい、下側基準点の電位を下側基準レベルという。
図2は、電子ボリューム10の構成例を模式的に示す模式図である。図2に示すように、電子ボリューム10には、それぞれ4つの抵抗Rが直列接続された第1〜第4の直列抵抗体を含む回路(以下、可変抵抗回路という。)11,12,13,14が存在する。本実施の形態では、全ての可変抵抗回路11,12,13,14における全ての抵抗Rの抵抗値は同じである。ただし、全ての抵抗Rの抵抗値が同じであることは本発明において必須のことではない。第1の可変抵抗回路11の上端UT0の電位は、図1に示すA点の電位である。また、第1の可変抵抗回路11の下端をUB0とする。
そして、第1の可変抵抗回路11におけるいずれかの抵抗Rの上側の電位が第2の可変抵抗回路12における上端UT1の電位とされ、下側の電位が第2の可変抵抗回路12における下端UB1の電位とされる。つまり、第2の可変抵抗回路12における上端UT1および下端UB1に、4種類の電位のうちのいずれかを任意に設定可能である。図2では、第1の可変抵抗回路11における上から2番目の抵抗Rの電位が第2の可変抵抗回路12に設定される様子が破線で例示されている。
また、第2の可変抵抗回路12におけるいずれかの抵抗Rの上側の電位が第3の可変抵抗回路13における上端UT2の電位とされ、下側の電位が第3の可変抵抗回路13における下端UB2の電位とされる。つまり、第3の可変抵抗回路13における上端UT2および下端UB2に、4種類の電位のうちのいずれかを任意に設定可能である。図2では、第2の可変抵抗回路12における上から2番目の抵抗Rの電圧が第3の可変抵抗回路13に設定される様子が破線で例示されている。
さらに、第3の可変抵抗回路13におけるいずれかの抵抗Rの上側の電位が第4の可変抵抗回路14における上端UT3の電位とされ、下側の電位が第4の可変抵抗回路14における下端UB3の電位とされる。つまり、第4の可変抵抗回路14における上端UT3および下端UB3に、4種類の電位のうちのいずれかを任意に設定可能である。図2では、第3の可変抵抗回路13における上から2番目の抵抗Rの電圧が第4の可変抵抗回路14に設定される様子が破線で例示されている。
そして、第4の可変抵抗回路14におけるいずれかの抵抗Rの上側の電位が出力電圧Voutとして出力される。なお、その抵抗Rの下側は、図1におけるB点に相当する。また、それぞれの可変抵抗回路11,12,13,14において、次段の可変抵抗回路に設定される電位または出力電圧を取り出すために抵抗Rを選択する選択回路が設けられているが、図2では記載省略されている。
図3〜図6は、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14の具体的な構成例を示す回路図である。図3は、第1の可変抵抗回路11の構成例を示す回路図である。図3に示すように、第1の可変抵抗回路11には、4つの抵抗111,112,113,114のそれぞれの上側(高電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ121,122,123,124を有する第1の選択回路としての第1のスイッチ回路120と、4つの抵抗111,112,113,114のそれぞれの下側(低電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ131,132,133,134を有する第2の選択回路としての第2のスイッチ回路130とが設けられている。スイッチ回路120,130における各スイッチは、例えばアナログスイッチで形成される。
第1のスイッチ回路120における第1〜第4のスイッチ121,122,123,124の入力側は、抵抗111,112,113,114の上側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器140の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ121,122,123,124において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器140の出力側は、第2の可変抵抗回路12の上端UT1に接続される。また、第2のスイッチ回路130における第1〜第4のスイッチ131,132,133,134の入力側は、抵抗111,112,113,114の下側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器150の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ131,132,133,134において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器150の出力側は、第2の可変抵抗回路12の下端UB1に接続される。
なお、4つの抵抗111,112,113,114は、図2に示す第1の可変抵抗回路11における各抵抗Rに相当するものである。また、本実施の形態では、第1〜第4のスイッチ121,122,123,124のうちのいずれか1つがオン状態に制御され、第1〜第4のスイッチ131,132,133,134のうちのいずれか1つがオン状態に制御される。また、第1のスイッチ回路120において第m1(m1=1〜4のいずれか)のスイッチがオン状態になるときには、第2のスイッチ回路130においても第m1のスイッチがオン状態になるように制御される。従って、第1のスイッチ回路120および第2のスイッチ回路130によって、抵抗111,112,113,114のうちのいずれかの抵抗が選択され、選択された抵抗の上側の電位と下側の電位とが、第2の可変抵抗回路12に設定される。なお、第1のスイッチ回路120において第m1のスイッチがオン状態になる場合に、第2のスイッチ回路130において、第p1(p1>m1)のスイッチがオン状態になるように制御することもできるように構成してもよい。
図4は、第2の可変抵抗回路12の構成例を示す回路図である。図4に示すように、第2の可変抵抗回路12には、4つの抵抗211,212,213,214のそれぞれの上側(高電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ221,222,223,224を有する第1の選択回路としての第1のスイッチ回路220と、4つの抵抗211,212,213,214のそれぞれの下側(低電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ231,232,233,234を有する第2の選択回路としての第2のスイッチ回路230とが設けられている。スイッチ回路220,230における各スイッチは、例えばアナログスイッチで形成される。
第1のスイッチ回路220における第1〜第4のスイッチ221,222,223,224の入力側は、抵抗211,212,213,214の上側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器240の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ221,222,223,224において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器240の出力側は、第3の可変抵抗回路13の上端UT2に接続される。また、第2のスイッチ回路230における第1〜第4のスイッチ231,232,233,234の入力側は、抵抗211,212,213,214の下側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器250の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ231,232,233,234において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器250の出力側は、第3の可変抵抗回路13の下端UB2に接続される。
なお、4つの抵抗211,212,213,214は、図2に示す第2の可変抵抗回路12における各抵抗Rに相当するものである。また、第1〜第4のスイッチ221,222,223,224のうちのいずれか1つがオン状態に制御され、第1〜第4のスイッチ231,232,233,234のうちのいずれか1つがオン状態に制御される。また、第1のスイッチ回路220において第m2(m2=1〜4のいずれか)のスイッチがオン状態になるときには、第2のスイッチ回路230においても第m2のスイッチがオン状態になるように制御される。従って、第1のスイッチ回路220および第2のスイッチ回路230によって、抵抗211,212,213,214のうちのいずれかの抵抗が選択され、選択された抵抗の上側の電位と下側の電位とが、第3の可変抵抗回路13に設定される。なお、第1のスイッチ回路220において第m2のスイッチがオン状態になる場合に、第2のスイッチ回路230において、第p2(p2>m2)のスイッチがオン状態になるように制御することもできるように構成してもよい。
図5は、第3の可変抵抗回路13の構成例を示す回路図である。図5に示すように、第3の可変抵抗回路13には、4つの抵抗311,312,313,314のそれぞれの上側(高電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ321,322,323,324を有する第1の選択回路としての第1のスイッチ回路320と、4つの抵抗311,312,313,314のそれぞれの下側(低電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ331,332,333,334を有する第2の選択回路としての第2のスイッチ回路330とが設けられている。スイッチ回路320,330における各スイッチは、例えばアナログスイッチで形成される。
第1のスイッチ回路320における第1〜第4のスイッチ321,322,323,324の入力側は、抵抗311,312,313,314の上側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器340の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ321,322,323,324において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器340の出力側は、第4の可変抵抗回路14の上端UT3に接続される。また、第2のスイッチ回路330における第1〜第4のスイッチ331,332,333,334の入力側は、抵抗311,312,313,314の下側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器350の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ331,332,333,334において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器350の出力側は、第4の可変抵抗回路14の下端UB3に接続される。
なお、4つの抵抗311,312,313,314は、図2に示す第3の可変抵抗回路13における各抵抗Rに相当するものである。また、本実施の形態では、第1〜第4のスイッチ321,322,323,324のうちのいずれか1つがオン状態に制御され、第1〜第4のスイッチ331,332,333,334のうちのいずれか1つがオン状態に制御される。また、第1のスイッチ回路320において第m3(m3=1〜4のいずれか)のスイッチがオン状態になるときには、第2のスイッチ回路330においても第m3のスイッチがオン状態になるように制御される。従って、第1のスイッチ回路320および第2のスイッチ回路330によって、抵抗311,312,313,314のうちのいずれかの抵抗が選択され、選択された抵抗の上側の電位と下側の電位とが、第4の可変抵抗回路14に設定される。なお、第1のスイッチ回路320において第m3のスイッチがオン状態になる場合に、第2のスイッチ回路330において、第p3(p3>m3)のスイッチがオン状態になるように制御することもできるように構成してもよい。
図6は、第4の可変抵抗回路14の構成例を示す回路図である。図6に示すように、第4の可変抵抗回路14には、4つの抵抗411,412,413,414のそれぞれの上側(高電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ421,422,423,424を有する第1の選択回路としての第1のスイッチ回路420と、4つの抵抗411,412,413,414のそれぞれの下側(低電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ431,432,433,434を有する第2の選択回路としての第2のスイッチ回路430とが設けられている。スイッチ回路420,430における各スイッチは、例えばアナログスイッチで形成される。
第1のスイッチ回路420における第1〜第4のスイッチ421,422,423,424の入力側は、抵抗411,412,413,414の上側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器20の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ421,422,423,424において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。また、第2のスイッチ回路430における第1〜第4のスイッチ431,432,433,434の入力側は、抵抗411,412,413,414の下側に1対1に接続され、出力側はB点(図1参照)に相当する。
なお、4つの抵抗411,412,413,414は、図2に示す第4の可変抵抗回路14における各抵抗Rに相当するものである。また、本実施の形態では、第1〜第4のスイッチ421,422,423,424のうちのいずれか1つがオン状態に制御され、第1〜第4のスイッチ431,432,433,434のうちのいずれか1つがオン状態に制御される。また、第1のスイッチ回路420において第m4(m4=1〜4のいずれか)のスイッチがオン状態になるときには、第2のスイッチ回路430においても第m4のスイッチがオン状態になるように制御される。従って、第1のスイッチ回路420および第2のスイッチ回路430によって、抵抗411,412,413,414のうちのいずれかの抵抗が選択され、選択された抵抗の上側の電圧が出力電圧Voutとして出力される。なお、第1のスイッチ回路420において第m4のスイッチがオン状態になる場合に、第2のスイッチ回路430において、第p4(p4>m4)のスイッチがオン状態になるように制御することもできるように構成してもよい。
図7は、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14における各スイッチを制御するための構成例を示すブロック図である。例えば、液晶表示装置に組み込まれている制御部としてのMPU(Micro Processing Unit)40、または液晶表示装置に対して制御信号や表示データを与える制御部としてのMPU40にバス接続されたデコーダ50が設けられる。データバスの幅は例えば8ビットである。MPU40は、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14においていずれのスイッチをオン状態にするのかを示す制御データをデコーダ50に与える。なお、制御部としてのMPU40は、例示であって、いずれのスイッチをオン状態にするのかを示す制御データを出力する回路であれば、制御部はMPU40に限られない。
デコーダ50から、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14におけるそれぞれのスイッチをオン状態にするのかオフ状態にするのかを示す制御状態を指定する制御信号を伝達するための出力信号線が、それぞれのスイッチに接続されている。図3〜図6に示す例では、計32本の出力信号線がデコーダ50と電子ボリューム(可変抵抗回路)10との間に配線されている。
また、MPU40には、可変電圧発生回路の出力電圧を指定するための、具体的には電子ボリューム10の出力電圧を指定するための電圧指定信号を出力する調整手段(図示せず)が接続されている。調整手段は、例えば、検査員などによって操作される回転型のスイッチであり、スイッチの設定に応じた値の電圧指定信号を出力する。そして、MPU40は、電圧指定信号の値に応じた制御データ(2進データ)をデコーダ50に出力する。
図8は、MPU40がデコーダ50に出力する制御データと、デコーダ50から第1〜第4の可変抵抗回路11〜14の各スイッチに出力される32本の制御信号との関係の一例を示す説明図である。D7〜D0の欄内のデータが制御データを示し、スイッチ121〜434の欄内のデータが制御信号を示す。図8に示す例では、制御データは8ビット構成であり、上位2ビット(D7およびD6)で第1の可変抵抗回路11における各スイッチの制御状態を指定する。また、次の2ビット(D5およびD4)で第2の可変抵抗回路12における各スイッチの制御状態を指定する。また、次の2ビット(D3およびD2)で第3の可変抵抗回路13における各スイッチの制御状態を指定する。そして、下位2ビット(D1およびD0)で第4の可変抵抗回路14における各スイッチの制御状態を指定する。図8において、スイッチに関する各欄における「1」はオン状態を表し、「0」はオフ状態を表す。
例えば、制御データのD7〜D0が、”10101010”である場合には、第1の可変抵抗回路11においてスイッチ122とスイッチ132とがオン状態になって、抵抗112が選択される。すなわち、抵抗112の上側の電位が第2の可変抵抗回路12の上端UT1の電位になり、抵抗112の下側の電位が第2の可変抵抗回路12の下端UB1の電位になる。また、第2の可変抵抗回路12においてスイッチ222とスイッチ232とがオン状態になって、抵抗212が選択される。すなわち、抵抗212の上側の電位が第3の可変抵抗回路13の上端UT2の電位になり、抵抗212の下側の電位が第3の可変抵抗回路13の下端UB2の電位になる。また、第3の可変抵抗回路13においてスイッチ322とスイッチ332とがオン状態になって、抵抗312が選択される。すなわち、抵抗312の上側の電位が第4の可変抵抗回路14の上端UT3の電位になり、抵抗312の下側の電位が第4の可変抵抗回路14の下端UB3の電位になる。
そして、第4の可変抵抗回路14においてスイッチ422とスイッチ432とがオン状態になって、抵抗412が選択される。すなわち、抵抗412の上側の電位が、電子ボリューム10の出力電圧Voutになる。
なお、MPU40が、例えば調整手段からの電圧指定信号の値に応じた制御データを出力するので、調整手段の設定を変更することによって、制御データの内容を任意に変えることができる。
また、8ビット構成の制御データにおける2ビットで第1〜第4の可変抵抗回路11〜14のそれぞれについてのスイッチをオン状態にするのかオフ状態にするのかの指定を行っていることになるが、8ビットにおけるそれぞれの2ビットの位置は上記の例に限られず、それぞれの2ビットを、8ビット中のどこに割り当ててもよい。
また、本実施の形態では、デコーダ50から、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14に対して、それぞれのスイッチをオン状態にするのかオフ状態にするのかを示す制御信号を伝達するための出力信号線が32本設けられている。すなわち、デコーダ50から全てのスイッチに対して、1対1に出力信号線が設けられている。しかし、図8に示すように、それぞれの第1〜第4の可変抵抗回路11〜14における第1のスイッチ回路に与えられるデータと第2のスイッチ回路に与えられるデータとは同じである。例えば、第1の第4の可変抵抗回路11に関して、スイッチ121〜124についてのデータと、スイッチ131〜134についてのデータとは同じである。従って、デコーダ50からは16本の出力信号線を引き出し、デコーダ50の外でそれぞれの出力信号線を2つに分岐させて、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14における第1のスイッチ回路と第2のスイッチ回路とに制御信号を与えるように構成してもよい。
以上に説明したように、本実施の形態の電子ボリューム10では、第1の可変抵抗回路11において第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第1の可変抵抗回路11の出力電圧(第1の電圧とする。)を任意に選択することができる。また、第1の電圧を分圧する第2の可変抵抗回路12においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、
第2の可変抵抗回路12の出力電圧(第2の電圧とする。)を任意に選択することができる。さらに、第2の電圧を分圧する第3の可変抵抗回路13においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第3の可変抵抗回路13の出力電圧(第3の電圧とする。)を任意に選択することができる。そして、第3の電圧を分圧する第4の可変抵抗回路14においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第4の可変抵抗回路14の出力(電子ボリューム10の出力電圧Vout)を任意に選択することができる。
すなわち、電子ボリューム10の出力電圧Voutとして少なくとも256(=4)種類の電圧値のいずれかを選択することができ、図17および図18に示す電子ボリューム100による調整精度と同程度以上の調整精度を得ることができる。そして、図17および図18に示す構成では256個の抵抗が必要であったのに対して、本実施の形態では、16個の抵抗で済ませることができる。なお、本実施の形態では、32個のスイッチ、デコーダ50および7個の演算増幅器140,150,240,250,340,350,20が必要になるが、いずれもトランジスタ回路で形成することができるので、電子ボリューム10をLSIに集積化する際に、図17および図18に示す電子ボリューム100を集積化する場合に比べて、LSIチップにおける電子ボリューム10の専有面積は小さくなる。すなわち、LSIのサイズを小さくすることができる。また、図17および図18に示す電子ボリューム100を集積化する場合と同程度の専有面積が許容されるのであれば、本実施の形態の場合よりも多くの抵抗を使用することができるので、電圧の調整精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
より多くの抵抗を使用すれば、電圧の調整精度を向上させることができるのであるが、一例として、図9に、第1の実施の形態の構成に対して、第5の可変抵抗回路15を付加した構成を示す。
その場合には、第4の可変抵抗回路14は、図10に示すように構成される。第1の実施の形態の第4の可変抵抗回路14(図6参照)と異なることは、第1の実施の形態では第1のスイッチ回路420の出力側が演算増幅器20に接続され第2のスイッチ回路430の出力側がB点に相当していたのに対して、本実施の形態では、第1のスイッチ回路420の出力側が演算増幅器440を介して第5の可変抵抗回路15の上端UT4に接続され、第2のスイッチ回路430の出力側が演算増幅器450を介して第5の可変抵抗回路15の下端UB4に接続されることである。
図11は、第5の可変抵抗回路15の構成例を示す回路図である。図11に示すように、第5の可変抵抗回路15には、4つの抵抗511,512,513,514のそれぞれの上側(高電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ521,522,523,524を有する第1の選択回路としての第1のスイッチ回路520と、4つの抵抗511,512,513,514のそれぞれの下側(低電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第4のスイッチ531,532,533,534を有する第2の選択回路としての第2のスイッチ回路530とが設けられている。スイッチ回路520,530における各スイッチは、例えばアナログスイッチで形成される。なお、抵抗511,512,513,514の抵抗値は、第1〜第4の可変抵抗回路11〜14における各抵抗の抵抗値と同じである。ただし、抵抗値が同じであることは、本発明において必須のことではない。
第1のスイッチ回路520における第1〜第4のスイッチ521,522,523,524の入力側は、抵抗511,512,513,514の上側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器20の入力側に接続されている。そして、第1〜第4のスイッチ521,522,523,524において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。また、第2のスイッチ回路530における第1〜第4のスイッチ531,532,533,534の入力側は、抵抗511,512,513,514の下側に1対1に接続され、出力側はB点(図1参照)に相当する。
第1〜第4のスイッチ521,522,523,524のうちのいずれか1つがオン状態に制御され、第1〜第4のスイッチ531,532,533,534のうちのいずれか1つがオン状態に制御される。また、第1のスイッチ回路520において第m5(m5=1〜4のいずれか)のスイッチがオン状態になるときには、第2のスイッチ回路530においても第m5のスイッチがオン状態になるように制御される。従って、第1のスイッチ回路520および第2のスイッチ回路530によって、抵抗511,512,513,514のうちのいずれかの抵抗が選択され、選択された抵抗の上側の電圧が出力電圧Voutとして出力される。なお、第1のスイッチ回路520において第m5のスイッチがオン状態になる場合に、第2のスイッチ回路530において、第p5(p5>m5)のスイッチがオン状態になるように制御することもできるように構成してもよい。
本実施の形態の電子ボリューム10では、第1の可変抵抗回路11において第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第1の可変抵抗回路11の出力電圧(第1の電圧とする。)を任意に選択することができる。また、第1の電圧を分圧する第2の可変抵抗回路12においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第2の可変抵抗回路12の出力電圧(第2の電圧とする。)を任意に選択することができる。また、第2の電圧を分圧する第3の可変抵抗回路13においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第3の可変抵抗回路13の出力電圧(第3の電圧とする。)を任意に選択することができる。さらに、第3の電圧を分圧する第4の可変抵抗回路14においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第4の可変抵抗回路14の出力電圧(第4の電圧とする。)を任意に選択することができる。そして、第4の電圧を分圧する第5の可変抵抗回路15においても第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに4種類のうちのいずれかを選択でき、第5の可変抵抗回路15の出力電圧(電子ボリューム10の出力電圧Vout)として4種類のうちのいずれかを任意に選択することができる。すなわち、20個の抵抗を備えた電子ボリューム10の出力電圧Voutとして少なくとも1024(=210)種類の電圧値のいずれかを選択することができる。
本実施の形態でも、第1〜第5の可変抵抗回路11〜15における各スイッチを制御するための構成として、図7に示す構成を使用することができる。
なお、第1〜第5の可変抵抗回路11〜15を設けたときに、それほど高い調整精度を要求されない場合があることを考慮して、例えば、第5の可変抵抗回路15を使用しないようにすることができるように構成してもよい。その場合、例えば、MPU40等の指示にもとづいて第1〜第5の可変抵抗回路11〜15にイネーブル/ディスエーブル信号を与える回路を設け、第5の可変抵抗回路15にディスエーブル信号を与えることによって、第4の可変抵抗回路14から出力電圧Voutを取り出せるようにしたり、第4の可変抵抗回路14の出力電圧を第5の可変抵抗回路15とは異なる回路(例えば固定抵抗、そこから出力電圧Voutを取り出す)に接続するようにすればよい。
図12は、本実施の形態において、MPU40がデコーダ50に出力する制御データと、デコーダ50から第1〜第5の可変抵抗回路11〜15の各スイッチに出力される40本の制御信号との関係の一例を示す説明図である。図12に示す例では、制御データは10ビットで構成される。データバスが8ビット構成である場合には、MPU40からデコーダ50に出力される制御データとして2バイトが必要になるが、例えば、2バイト目の上位2ビットをD9,D8とし、1バイト目を図12に示すD7〜D0とすればよい。
図12に示す例では、10ビットのうちの上位2ビット(D9およびD8)で第5の可変抵抗回路15における各スイッチの制御状態を指定する。また、次の2ビット(D7およびD6)で第1の可変抵抗回路11における各スイッチの制御状態を指定する。次の2ビット(D5およびD4)で第2の可変抵抗回路12における各スイッチの制御状態を指定する。次の2ビット(D3およびD2)で第3の可変抵抗回路13における各スイッチの制御状態を指定する。そして、下位2ビット(D1およびD0)で第4の可変抵抗回路14における各スイッチの制御状態を指定する。図12において、スイッチに関する各欄における「1」はオン状態を表し、「0」はオフ状態を表す。
なお、10ビット構成の制御データにおける2ビットずつで第1〜第5の可変抵抗回路11〜15のそれぞれについてのスイッチをオン状態にするのかオフ状態にするのかの指定を行っていることになるが、10ビットにおけるそれぞれの2ビットの位置は上記の例に限られず、それぞれの2ビットを、10ビット中のどこに割り当ててもよい。
MPU40は、第1の実施の形態の場合と同様に、例えば調整手段からの電圧指定信号の値に応じた制御データを出力する。その結果、調整手段の設定を変更することによって、制御データの内容を任意に変えることができる。従って、電子ボリューム10の出力電圧Voutとして少なくとも1024(=2)種類の電圧値のいずれかを選択することができる。
また、デコーダ50から、第1〜第5の可変抵抗回路11〜15に対して、それぞれのスイッチをオン状態にするのかオフ状態にするのかを示す制御信号を伝達するための出力信号線が40本設けられていてもよいが、すなわち、デコーダ50から全てのスイッチに対して、1対1に出力信号線が設けられていてもよいが、図12に示すように、第1〜第5の可変抵抗回路11〜15における第1のスイッチ回路に与えられるデータと第2のスイッチ回路に与えられるデータとは同じである。従って、デコーダ50からは20本の出力信号線を引き出し、デコーダ50の外でそれぞれの出力信号線を2つに分岐させて、第1〜第5の可変抵抗回路11〜15における第1のスイッチ回路と第2のスイッチ回路とに制御信号を与えるように構成してもよい。
(実施の形態3)
上記の各実施の形態では、それぞれの可変抵抗回路(直列抵抗体を含む回路)において直列接続されている抵抗の数として4を例示したが、その数は4に限られない。また、可変抵抗回路の数として4および5を例示したが、その数も、4および5に限られない。すなわち、図13に示すように、可変抵抗回路の数を任意の数にすることができ、また、可変抵抗回路において直列接続されている抵抗の数を任意の数にすることができる。なお、図13に示す構成では、(n+1)個の可変抵抗回路が設けられていることになる。さらに、各可変抵抗回路(直列抵抗体を含む回路)の直列接続されている抵抗の数を、前段とその後に続く可変抵抗回路とで均一にしなくてもよい。
図14は、可変抵抗回路において直列接続されている抵抗の数を8にした場合の第1の可変抵抗回路11の構成例を示す回路図である。図8に示すように、第1の可変抵抗回路11には、8つの抵抗111,112,113,114,115,116,117,118のそれぞれの上側(高電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第8のスイッチ121,122,123,124,125,126,127,128を有する第1の選択回路としての第1のスイッチ回路120と、8つの抵抗111,112,113,114,115,116,117,118のそれぞれの下側(低電位側)を選択するか否か決めるための第1〜第8のスイッチ131,132,133,134,135,136,137,138を有する第2の選択回路としての第2のスイッチ回路130とが設けられている。スイッチ回路120,130における各スイッチは、例えばアナログスイッチで形成される。
第1のスイッチ回路120における第1〜第8のスイッチ121〜128の入力側は、抵抗111〜118の上側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器140の入力側に接続されている。そして、第1〜第8のスイッチ121〜128において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器140の出力側は、第2の可変抵抗回路12の上端UT1に接続される。また、第2のスイッチ回路130における第1〜第8のスイッチ131〜138の入力側は、抵抗111〜118の下側に1対1に接続され、出力側は、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器150の入力側に接続されている。そして、第1〜第8のスイッチ131〜138において、オン状態では、入力側と出力側とが接続される。演算増幅器150の出力側は、第2の可変抵抗回路12の下端UB1に接続される。
上記の各実施の形態の場合と同様に、第1〜第8のスイッチ121〜128のうちのいずれか1つがオン状態に制御され、第1〜第8のスイッチ131〜138のうちのいずれか1つがオン状態に制御される。また、第1のスイッチ回路120において第l1(l1=1〜8のいずれか)のスイッチがオン状態になるときには、第2のスイッチ回路130においても第l1のスイッチがオン状態になるように制御される。従って、第1のスイッチ回路120および第2のスイッチ回路130によって、抵抗111〜118のうちのいずれかの抵抗が選択され、選択された抵抗の上側の電位と下側の電位とが、第2の可変抵抗回路12に設定される。なお、第1のスイッチ回路120において第l1のスイッチがオン状態になる場合に、第2のスイッチ回路130において、第q1(q1>l1)のスイッチがオン状態になるように制御することもできるように構成してもよい。
第i(i:1〜n、nは2以上の自然数)の可変抵抗回路の出力電圧が入力される第(i+1)の可変抵抗回路を、第iの可変抵抗回路に対する次段の可変抵抗回路とし、第nの可変抵抗回路を最終段の可変抵抗回路とすると、次段の可変抵抗回路(最終段を除く)は、図14に示す第1の可変抵抗回路11と同様に構成される。第nの可変抵抗回路では、図6や図11に示す構成と同様に、第1のスイッチ回路の出力側が、いずれも、ボルテージホロア接続された演算増幅器20の入力側に接続され、第2のスイッチ回路の出力側がB点(図1参照)に接続される。
本実施の形態でも、それぞれの可変抵抗回路における各スイッチを制御するための構成として、図7に示す構成を使用することができる。
図15および図16は、本実施の形態において、MPU40がデコーダ50に出力する制御データと、デコーダ50からそれぞれの可変抵抗回路の各スイッチに出力される制御信号との関係の一例を示す説明図である。ここでは、第1〜第3の可変抵抗回路(3段の可変抵抗回路)が設けられ、それぞれの可変抵抗回路において8つの抵抗が直列接続されている場合を例にする。従って、抵抗の総数は24であり、スイッチの総数は抵抗の数の倍の48である。D7〜D0およびD8の欄内のデータが制御データを示し、スイッチ121〜338の欄内のデータが制御信号を示す。
また、図15および図16において、スイッチ121〜128は、第1の可変抵抗回路において抵抗の上側を選択する第1のスイッチ回路におけるスイッチであり、スイッチ131〜138は、第1の可変抵抗回路において抵抗の下側を選択する第2のスイッチ回路におけるスイッチであるとする。スイッチ221〜228は、第2の可変抵抗回路において抵抗の上側を選択する第1のスイッチ回路におけるスイッチであり、スイッチ231〜238は、第2の可変抵抗回路において抵抗の下側を選択する第2のスイッチ回路におけるスイッチであるとする。スイッチ321〜328は、第3の可変抵抗回路において抵抗の上側を選択する第1のスイッチ回路におけるスイッチであり、スイッチ331〜338は、第3の可変抵抗回路において抵抗の下側を選択する第2のスイッチ回路におけるスイッチであるとする。
そして、ここでは、デコーダ50からは24本の出力信号線を引き出し、デコーダ50の外でそれぞれの出力信号線を2つに分岐させて、第1〜第3の可変抵抗回路における第1のスイッチ回路と第2のスイッチ回路とに制御信号を与えるように構成されている場合を例にする。
第1〜第3の可変抵抗回路のそれぞれにおいて、第1の(上側電位の)選択回路、第2の(下側電位の)選択回路ともに、8種類の電位から1種類の電位を選択させる必要があるので、第1〜第3の可変抵抗回路のそれぞれについて3ビットの制御データが必要である。よって、MPU40からデコーダ50に出力される制御データは9ビット構成である。図15および図16に示す例では、D7〜D5の3ビットが第1可変抵抗回路についての制御データに割り当てられ、D4〜D2の3ビットが第2可変抵抗回路についての制御データに割り当てられ、D1,D0,D8の3ビットが第3可変抵抗回路についての制御データに割り当てられている。データバスが8ビット構成である場合には、MPU40からデコーダ50に出力される制御データとして2バイトが必要になるが、例えば、2バイト目の上位1ビットをD8とし、1バイト目をD7〜D0とすればよい。
MPU40は、上記の各実施の形態の場合と同様に、例えば調整手段からの電圧指定信号の値に応じた制御データを出力する。その結果、調整手段の設定を変更することによって、制御データの内容を任意に変えることができる。従って、24個の抵抗を用いて電子ボリューム10の出力電圧Voutとして512(=8)種類の電圧値のいずれかを選択することができる。
なお、上記の各実施の形態における可変抵抗回路の数と抵抗の数とは例示であって、本発明によれば、可変抵抗回路の数をnとし、それぞれの可変抵抗回路における抵抗の数を均一にmとした場合に、n(nのm乗)種類の電圧値のいずれかを選択することができる。また、各可変抵抗回路における抵抗の数を、前段とその後に続く可変抵抗回路とで均一にしなくてもよい。例えば、3段の可変抵抗回路が設置され、それぞれl、m、n個の抵抗で構成すれば、l×m×n種類の電圧値のいずれかを選択することができる。また、第1および第2の実施の形態において、図1におけるA点の電位とB点の電位を、ここでの説明と同様の手段を用いて提供する回路構成(第1の(上側電位の)選択回路と第2の(下側電位の)選択回路とを同一の制御データで制御する構成)もとりうる。
また、多数段の可変抵抗回路を設けたときに、それほど高い調整精度を要求されない場合があることを考慮して、例えば、最終段から1つ以上を使用しないようにすることができるように構成してもよい。その場合、例えば、MPU40等の指示にもとづいて各可変抵抗回路にイネーブル/ディスエーブル信号を与える回路を設け、最終段から1つ以上の可変抵抗回路にディスエーブル信号を与えることによって、最終段から1つ以上の可変抵抗回路に対する前段の可変抵抗回路から出力電圧Voutを取り出せるようにしたり、最終段から1つ以上の可変抵抗回路に対する前段の可変抵抗回路の出力電圧を、それより後段の可変抵抗回路とは異なる回路(例えば固定抵抗、そこから出力電圧Voutを取り出す)に接続するようにすればよい。
上記の各実施の形態によれば、駆動電圧を生成するための電圧を発生する可変電圧発生回路を備えた液晶表示装置等の表示装置であって、可変電圧発生回路において、複数の抵抗が直列接続された直列抵抗体が複数段設けられ、かつ、直列抵抗体のそれぞれに対応して、直列抵抗体におけるいずれかの抵抗を選択する選択回路が設けられ、複数の直列抵抗体のうち最終段の直列抵抗体を除く直列抵抗体に対応する選択回路が、選択した抵抗の高電位側の電位を次段の直列抵抗体の上端に与えるとともに、選択した抵抗の低電位側の電位を次段の直列抵抗体の下端に与え、最終段の直列抵抗体に対応する選択回路が、選択した抵抗の高電位側の電位を出力電圧として出力するように構成されたことを特徴とし、駆動電圧をきめ細かく調整することができたり、可変電圧発生回路を含むICによる駆動回路のチップサイズを小さくすることができる表示装置を提供することができる。
本発明による可変電圧発生回路は、液晶表示装置を駆動するのに必要な駆動電圧を生成するための電圧を発生するのに適するが、本発明による可変電圧発生回路を、複数種類の電圧を必要とする他の用途に使用することもできる。
本発明による可変電圧発生回路の構成を示す回路構成図。 第1の実施の形態の構成例を模式的に示す模式図。 第1の可変抵抗回路の構成例を示す回路図。 第2の可変抵抗回路の構成例を示す回路図。 第3の可変抵抗回路の構成例を示す回路図。 第4の可変抵抗回路の構成例を示す回路図。 可変抵抗回路における各スイッチを制御するための構成例を示すブロック図。 第1の実施の形態におけるMPUがデコーダに出力する制御データと制御信号との関係の一例を示す説明図。 第2の実施の形態の構成例を模式的に示す模式図。 第4の可変抵抗回路の他の構成例を示す回路図。 第5の可変抵抗回路の構成例を示す回路図。 第2の実施の形態におけるMPUがデコーダに出力する制御データと制御信号との関係の一例を示す説明図。 第3の実施の形態の構成例を模式的に示す模式図。 第1の可変抵抗回路の他の構成例を示す回路図。 第3の実施の形態におけるMPUがデコーダに出力する制御データと制御信号との関係の一例を示す説明図。 第3の実施の形態におけるMPUがデコーダに出力する制御データと制御信号との関係の一例を示す説明図。 一般的な可変電圧発生回路の構成を示す回路図。 一般的な電子ボリュームの構成を示す回路図。
符号の説明
10 ディジタル可変抵抗回路(電子ボリューム)
11 第1の可変抵抗回路
12 第2の可変抵抗回路
13 第3の可変抵抗回路
14 第4の可変抵抗回路
15 第5の可変抵抗回路
111〜118、211〜214、311〜314、411〜414、511〜514 抵抗
120,220,320,420,520 第1のスイッチ回路
130,230,330,430,530 第2のスイッチ回路
20,140,150,240,250,340,350,440,450 演算増幅器

Claims (4)

  1. 複数種類の電圧値の電圧を出力することが可能な可変電圧発生回路において、
    複数の抵抗が直列接続された直列抵抗体が複数段設けられ、
    直列抵抗体のそれぞれに対応して、直列抵抗体におけるいずれかの抵抗を選択する選択回路が設けられ、
    複数の直列抵抗体のうち最終段の直列抵抗体を除く直列抵抗体に対応する選択回路は、選択した抵抗の高電位側の電位を次段の直列抵抗体の上端に与えるとともに、選択した抵抗の低電位側の電位を次段の直列抵抗体の下端に与え、
    最終段の直列抵抗体に対応する選択回路は、選択した抵抗の高電位側の電位を出力電圧として出力する
    ことを特徴とする可変電圧発生回路。
  2. 選択回路は、複数の抵抗のうちのいずれかの高電位側を演算増幅器を介して次段の直列抵抗体の上端または出力電圧を出力する演算増幅器に接続する第1の選択回路と、複数の抵抗のうちのいずれかの低電位側を演算増幅器を介して次段の直列抵抗体の下端に、または下側基準点に接続する第2の選択回路とを含む
    請求項1記載の可変電圧発生回路。
  3. それぞれの選択回路が対応する直列抵抗体におけるいずれの抵抗を選択するのかを示す2進データの制御データを出力する制御部と、制御データをデコードした制御信号を各選択回路に出力するデコーダとを備え、
    第1の選択回路は、抵抗の高電位側を次段の直列抵抗体の上端または出力電圧を出力する演算増幅器に接続させる状態と切り離す状態とのいずれかに設定可能であって、複数の抵抗のそれぞれの高電位側に1対1に接続されている接続/遮断回路を含み、
    第2の選択回路は、抵抗の低電位側を演算増幅器を介して次段の直列抵抗体の下端に、または下側基準点に接続させる状態と切り離す状態とのいずれかに設定可能であって、複数の抵抗のそれぞれの低電位側に1対1に接続されている接続/遮断回路を含み、
    前記接続/遮断回路のそれぞれは、前記デコーダからの制御信号に従って、いずれかの前記状態に設定する
    請求項2記載の可変電圧発生回路。
  4. 初段の直列抵抗体における上端には第1の調整用抵抗を介して基準電圧が印加され、
    下側基準点は、第2の調整用抵抗を介して接地レベルに接続されている
    請求項1、2または3記載の可変電圧発生回路。
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