JP2006125626A - 調芯機能付軸受ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】軸線周りの円滑な回転変位を確保することができると共に、軸振れを良好に吸収することができ、且つ構造の簡略化及び組込性の容易化を図ることができると共に、転がり軸受に径方向予圧を容易に付与することができる調芯機能付軸受ユニットを提供する
【解決手段】調芯機能を備えた軸受ユニット30であって、転がり軸受31の外輪32の外周部に調芯機能を有する球面部33を一体に設け、該球面部33をゴム材又はエラストマー材とする。
【選択図】図1
【解決手段】調芯機能を備えた軸受ユニット30であって、転がり軸受31の外輪32の外周部に調芯機能を有する球面部33を一体に設け、該球面部33をゴム材又はエラストマー材とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば産業機械や自動車のステアリング等の回転支持部に用いられる調芯機能付軸受ユニットに関する。
図7は自動車のステアリングシャフト構造の一例を示したものであり、このステアリングシャフト1は、車両のレイアウトの関係から、上端にステアリングホイール2を装着したアッパーステアリングシャフト1aと、該アッパーステアリングシャフト1aの下端に自在継手3を介して連結された中間ステアリングシャフト1bとに分割されている。
中間ステアリングシャフト1bは車室4とエンジンルーム5を区画するトーボード(又はダッシュパネル)6を貫通してエンジンルーム5内に延在しており、その下端がエンジンルーム5内に配設されたステアリングギヤボックス7の入力部に自在継手8を介して連結されている。
ところで、中間ステアリングシャフト1bがトーボード6を貫通する部分(以下、回転支持部という)Aには、ステアリングシャフト1の操舵機能上、自己の軸線周りの円滑な回転変位が確保されること、及び軸振れを吸収して快適な操舵を実現することができる軸受ユニットを用いることが必要である。
ところで、中間ステアリングシャフト1bがトーボード6を貫通する部分(以下、回転支持部という)Aには、ステアリングシャフト1の操舵機能上、自己の軸線周りの円滑な回転変位が確保されること、及び軸振れを吸収して快適な操舵を実現することができる軸受ユニットを用いることが必要である。
従来のこの種の軸受ユニットとしては、例えば、図8に示すように、前記回転支持部Aに転がり軸受9を配置し、該転がり軸受9の外輪10に外嵌されたゴム等の可撓性材料からなる防塵ブーツ11をトーボード6に固定した例(例えば特許文献1参照)や、図9に示すように、転がり軸受9の外輪10の外周部に調芯機能を有する凸状の球面部12を一体に設け、ケーシング13に凸球面部12に対応する凹球面部14を一体に設けた自動調芯機能付軸受ユニットを前記回転支持部Aに配置した例(例えば特許文献2参照)が開示されている。
特開平8−198122号公報
特開昭62−56614号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の軸受ユニットにおいては、ゴム等の可撓性材料からなる防塵ブーツ11を複雑に折り返す必要があるため構造が複雑となり、また、転がり軸受9に対してがたつきを抑えるための径方向予圧をかけにくいという問題がある。
一方、上記特許文献2に記載の軸受ユニットでは、転がり軸受9の外輪10の外周部に調芯機能を有する凸球面部12を設けた構造であるため構造は簡略化されるが、凸球面部12を比較的硬質な樹脂等で形成しているため組み込み難く、また、上述した径方向予圧をかけにくいという問題がある。
一方、上記特許文献2に記載の軸受ユニットでは、転がり軸受9の外輪10の外周部に調芯機能を有する凸球面部12を設けた構造であるため構造は簡略化されるが、凸球面部12を比較的硬質な樹脂等で形成しているため組み込み難く、また、上述した径方向予圧をかけにくいという問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、軸線周りの円滑な回転変位を確保することができると共に、軸振れを良好に吸収することができ、且つ構造の簡略化及び組込性の容易化を図ることができると共に、転がり軸受に径方向予圧を容易に付与することができる調芯機能付軸受ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、調芯機能を備えた軸受ユニットであって、転がり軸受の外輪の外周部及び内輪の内周部の内の少なくとも一方に調芯機能を有する球面部を一体に設け、該球面部をゴム材又はエラストマー材としたことを特徴とする。
本発明によれば、転がり軸受の外輪の外周部及び内輪の内周部の内の少なくとも一方に調芯機能を有する球面部を一体に設けているので、軸線周りの円滑な回転変位を確保することができると共に、軸振れを良好に吸収することができ、且つ構造の簡略化を図ることができる。
また、前記球面部を比較的柔軟なゴム材又はエラストマー材としているので、組込性の容易化を図ることができると共に、転がり軸受に径方向予圧を容易に付与することができる。
また、前記球面部を比較的柔軟なゴム材又はエラストマー材としているので、組込性の容易化を図ることができると共に、転がり軸受に径方向予圧を容易に付与することができる。
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態では、既に図7で説明した自動車用ステアリングシャフトの回転支持部に用いられる調芯機能付軸受ユニットを例に採る。
図1は、本発明の第1の実施の形態である調芯機能付軸受ユニットの一部を示す断面図である。図1に示される調芯機能付軸受ユニット30は、転がり軸受31の外輪32の外周部に調芯機能を有する凸状の球面部33を一体に設け、該凸球面部33をエラストマー材(又はゴム材)としている。
図1は、本発明の第1の実施の形態である調芯機能付軸受ユニットの一部を示す断面図である。図1に示される調芯機能付軸受ユニット30は、転がり軸受31の外輪32の外周部に調芯機能を有する凸状の球面部33を一体に設け、該凸球面部33をエラストマー材(又はゴム材)としている。
そして、自動車用ステアリングシャフト1の回転支持部Aに前記調芯機能付軸受ユニット30が配置され、転がり軸受31の内輪34に固定されたインナースリーブ35に中間ステアリングシャフト1bが内嵌されると共に、凸球面部33にアウタースリーブ36の凹球面部37を係合され、更に、アウタースリーブ36がハウジング38に固定されると共に、ハウジング38がトーボード6に固定されている。また、アウタースリーブ36の軸方向の両端側には、それぞれゴムシール部材39が装着されている。
転がり軸受31は、この実施の形態では、グリース潤滑の玉軸受を用いており、軸方向の両端部にはそれぞれシール部材40が装着されている。なお、シール部材40は軸方向の片方のみに設けて良く、また、シール部材40を設けない転がり軸受としてもよい。
インナースリーブ35は転がり軸受31の内輪34に樹脂等のインサート成形により一体に形成されており、外周部には転がり軸受31を固定する手段として軸方向に互いに離間配置された一対の突起41が円周方向に沿って設けられ、該一対の突起41間に内輪34を挟み込んで軸方向に押圧することで転がり軸受31がインナースリーブ35に固定されている。
インナースリーブ35は転がり軸受31の内輪34に樹脂等のインサート成形により一体に形成されており、外周部には転がり軸受31を固定する手段として軸方向に互いに離間配置された一対の突起41が円周方向に沿って設けられ、該一対の突起41間に内輪34を挟み込んで軸方向に押圧することで転がり軸受31がインナースリーブ35に固定されている。
中間ステアリングシャフト1bは軸受ユニット31のインナースリーブ35内に挿入されており、このインナースリーブ35の内周面には、インナースリーブ35の円周方向における中間ステアリングシャフト1bの位置ずれを防止するために、平面状の回り止め部57a,57b(図3参照)が形成されている。これらの回り止め部57a,57bはインナースリーブ35の内周面に相対向して形成されており、中間ステアリングシャフト1bの外周面には、上記回り止め部57a,57bと各々嵌合する平面部58a,58b(図5参照)が形成されている。中間ステアリングシャフト1bの外周面1b1(図5参照)は断面が円形状をなしており、この外周面1b1と前述した平面部58a,58bとの境界部は段部1b2となっている。
インナースリーブ35は合成樹脂材を射出成形して形成されており、このインナースリーブ35には、インナースリーブ35の軸方向における中間ステアリングシャフト1bの位置ずれを防止するために、ステアリングシャフト押え片59a,59b(図4参照)が設けられている。インナースリーブ35の内周面35a(図2参照)は断面が円形状をなしており、この内周面35aと前述した平面状回り止め部57a,57bとの間には、中間ステアリングシャフト1bの軸方向位置を位置決めするために、中間ステアリングシャフト1bの段部1b2と当接する段部35b(図2参照)が形成されている。
ステアリングシャフト押え片59a,59bは平板状に形成されており、これらステアリングシャフト押え片59a,59bの先端部には、中間ステアリングシャフト1bの平面部58a,58bに向かって突出する突起部43(図1参照)がそれぞれ設けられている。また、ステアリングシャフト押え片59a,59bはインナースリーブ35と一体に樹脂成形されており、これらステアリングシャフト押え片59a,59bの両側には、ステアリングシャフト押え部材59a,59bをインナースリーブ35の径方向に弾性変形させるために、それぞれスリット42(図4参照)がインナースリーブ35の一端から中央部に向かって形成されている。
凸球面部33はエラストマーを使用して転がり軸受31の外輪32の外周面に射出成形により一体に形成されており、この凸球面部33はアウタースリーブ36の凹球面部37にタイトに係合して、径方向のがたつきが生じないように球面摺動する調芯機構を形成している。すなわち、凸球面部33および凹球面部37は、中間ステアリングシャフト1bの操作時における角度変位を吸収するために、球面滑り軸受を構成している。なお、凸球面部33と凹球面部37との摺接部にはグリース等の潤滑剤を塗布するのが好ましい。
ここで、エラストマーは柔らかすぎると耐荷重性に劣り、逆に硬度が高すぎると転がり軸受31に径方向の予圧をかけ難くなる。また、軸受ユニット30のアウタースリーブ36の凹球面部37への挿入、組み立て性においても、エラストマーが柔らかいと組み込みやすいが、硬度と弾性率が上がるにつれ、組み立て難くなる。従って、エラストマーは硬さがデュロメーターDスケールで40〜75が好ましく、60〜72がより好ましい。また、弾性率では、70〜1500MPaが好ましく、300〜1500MPaがより好ましい。
アウタースリーブ36の凹球面部37と外径面との間の軸方向両端面には全周溝44が形成されており、この全周溝44により該全周溝44と凹球面部37との間に弾性リップ部45が形成されて転がり軸受31に径方向予圧が付与できるようになっている。なお、弾性リップ部45は、軸受ユニット30を圧入しやすくするために周方向で1箇所以上の切欠きを設けるようにしてもよい。また、前記全周溝44は、後述するゴムシール部材39の装着溝としても用いられる。
アウタースリーブ36の凹球面部37の少なくとも一方のエッジ部には、軸受ユニット30の軸方向の圧入を容易にするために、円周方向に沿って例えばR状の面取り部46を設けることが好ましい。
アウタースリーブ36の外周部の軸方向先端(図1の左端)には軸方向に延びる腕部47が円周方向に略等間隔で複数カ所設けられており、腕部47の先端にはハウジング38の固定用爪48が設けられ、また、アウタースリーブ36の外周部の軸方向中間部にはハウジング38の凹部49に挿入される回り止め用の突起50が設けられている。腕部47はアウタースリーブ36と一体に樹脂成形されている。
アウタースリーブ36の外周部の軸方向先端(図1の左端)には軸方向に延びる腕部47が円周方向に略等間隔で複数カ所設けられており、腕部47の先端にはハウジング38の固定用爪48が設けられ、また、アウタースリーブ36の外周部の軸方向中間部にはハウジング38の凹部49に挿入される回り止め用の突起50が設けられている。腕部47はアウタースリーブ36と一体に樹脂成形されている。
アウタースリーブ36の外周部の軸方向基端(図1の右端)には径方向外方に突出するフランジ部51が円周方向に沿って設けられており、このフランジ部51と前記突起50との間にはアクリルゴム等の弾性材52が円周方向に沿って設けられている。この弾性材52をハウジング38の段部53で軸方向及び径方向内方に押しつぶすことにより、アウタースリーブ36がハウジング38にがたつくことなく固定される。
ゴムシール部材39は芯金54とゴム等の弾性部55とを備えており、軸受ユニット30の凸球面部33が傾いても干渉しないことと、シール面の浮き上がりを防止するため、軸方向の外方に膨らむ形状とされている。
そして、このゴムシール部材39はアウタースリーブ36の全周溝44に圧入されて芯金54とアウタースリーブ36間での圧縮により保持され、かかる保持状態で内径側のシールリップ部56がインナースリーブ35の外周面に摺接する。この場合、シールリップ部56とインナースリーブ35との摺接部にはグリース等の潤滑剤を塗布することが好ましい。
そして、このゴムシール部材39はアウタースリーブ36の全周溝44に圧入されて芯金54とアウタースリーブ36間での圧縮により保持され、かかる保持状態で内径側のシールリップ部56がインナースリーブ35の外周面に摺接する。この場合、シールリップ部56とインナースリーブ35との摺接部にはグリース等の潤滑剤を塗布することが好ましい。
なお、インナースリーブ35、アウタースリーブ36に使用される樹脂材料は、例えば6ナイロン、66ナイロン、46ナイロン、芳香族ナイロン等のナイロン樹脂や、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等が耐熱性、耐グリース性の点から好ましい。また、負荷される荷重により、ガラス繊維、カーボン繊維、ウィスカーなどの強化繊維を充填した材料を使用することが好ましい。
このようにこの実施の形態では、転がり軸受31の外輪32の外周部に調芯機能を有する凸球面部33を一体に設けた調芯機能付軸受ユニット30をステアリングシャフト1の回転支持部Aに配置しているので、ステアリングシャフト1の軸線周りの円滑な回転変位を確保することができると共に、軸振れを良好に吸収して快適な操舵を実現することができ、且つ構造の簡略化を図ることができる。
また、前記凸球面部33を比較的柔軟なゴム材又はエラストマー材で形成しているので、軸受ユニット30の組込性の容易化を図ることができると共に、転がり軸受31に対して該転がり軸受31のがたつきを抑制するための径方向予圧を容易に付与することができ、この結果、軸受ユニット30の耐久性の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。 たとえば、上述した第1の実施の形態では凸球面部33と凹球面部37とからなる球面滑り軸受を転がり軸受31の外周側に配置したものを例示したが、これに限定されるものではなく、図6に示す第2の実施の形態のように、凸球面部33と凹球面部37とからなる球面滑り軸受を転がり軸受31の内周側に配置してもよい。なお、図6において、符号61はC字状の外輪固定リング62と協働して転がり軸受31の外輪32をハウジング38に固定するための外輪固定溝で、この外輪固定溝61はハウジング38の内周面に形成されている。また、図6中63はC字状の外輪固定リング64と協働して転がり軸受31の内輪34をアウタースリーブ36に固定するための内輪固定溝で、この内輪固定溝63はアウタースリーブ36の外周面に形成されている。
また、第1の実施の形態では、インナースリーブ35を転がり軸受31の内輪34に樹脂等のインサート成形により一体に形成した場合を例示したが、必ずしもこのようにする必要はなく、例えばインナースリーブ35を機械加工で製作しても良く、この場合、インナースリーブ35の外周部に止め溝を設けて転がり軸受31をスナップリング等で軸方向に固定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、転がり軸受として玉軸受を例示したが、これに代えて、針状ころ軸受やその他の転がり軸受を採用してもよい。さらに、上記した各実施形態では中間ステアリングシャフト4を回転自在に支承する軸受ユニットに本発明を適用した場合を示したが、これに限られるものではなく、アッパーステアリングシャフトを回転自在に支承する軸受ユニットについても本発明を適用できる。
図1と同一構造の回転支持部Aを製作して、径方向及び軸方向のがたつきを調査した。
転がり軸受31は軸方向両端にシール部材40付の深溝玉軸受6905でグリース封入とした。
まず、転がり軸受31を金型内に固定した後、インナースリーブ35を射出成形で転がり軸受31の内輪34と一体に形成する。インナースリーブ35の樹脂材料としては、ガラス繊維25%含有66ナイロン(BASF社製、グレードA3WG5)を使用し、樹脂温度は295°Cで成形した。
転がり軸受31は軸方向両端にシール部材40付の深溝玉軸受6905でグリース封入とした。
まず、転がり軸受31を金型内に固定した後、インナースリーブ35を射出成形で転がり軸受31の内輪34と一体に形成する。インナースリーブ35の樹脂材料としては、ガラス繊維25%含有66ナイロン(BASF社製、グレードA3WG5)を使用し、樹脂温度は295°Cで成形した。
次に、転がり軸受31の外輪32の外周部に、硬さデュロメーターDスケールで63、弾性率400MPaのエラストマー(東レ・デュポン製、ハイトレル6347)を樹脂温度230°Cで成形して凸球面部33を形成した。
アウタースリーブ36は前記66ナイロンを使用して成形した後、該アウタースリーブ36の凹球面部37にインナースリーブ35、転がり軸受31、凸球面部33の一体品を軸方向に圧入して組み込んで回転支持部Aを構成した。この回転支持部A(アウタースリーブ36)をハウジング38に固定すると共に、インナースリーブ35に中間ステアリングシャフト1bを3°傾けた状態で内嵌固定し、図5の状熊で、30Nmのトルクを負荷して回転耐久試験を行った。
試験は、ステアリングホイール2を右に1回転し、正面に戻し、更に左に1回転し正面に戻すサイクルを1サイクルとし、100万回繰り返し後、軸方向と径方向のがたつきの増加量を計測したが、変化は見られなかった。
アウタースリーブ36は前記66ナイロンを使用して成形した後、該アウタースリーブ36の凹球面部37にインナースリーブ35、転がり軸受31、凸球面部33の一体品を軸方向に圧入して組み込んで回転支持部Aを構成した。この回転支持部A(アウタースリーブ36)をハウジング38に固定すると共に、インナースリーブ35に中間ステアリングシャフト1bを3°傾けた状態で内嵌固定し、図5の状熊で、30Nmのトルクを負荷して回転耐久試験を行った。
試験は、ステアリングホイール2を右に1回転し、正面に戻し、更に左に1回転し正面に戻すサイクルを1サイクルとし、100万回繰り返し後、軸方向と径方向のがたつきの増加量を計測したが、変化は見られなかった。
30 調芯機能付軸受ユニット
31 転がり軸受
32 外輪
33 凸球面部
34 内輪
31 転がり軸受
32 外輪
33 凸球面部
34 内輪
Claims (1)
- 調芯機能を備えた軸受ユニットであって、転がり軸受の外輪の外周部及び内輪の内周部の内の少なくとも一方に調芯機能を有する球面部を一体に設け、該球面部をゴム材又はエラストマー材としたことを特徴とする調芯機能付軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005231235A JP2006125626A (ja) | 2004-09-29 | 2005-08-09 | 調芯機能付軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004285204 | 2004-09-29 | ||
JP2005231235A JP2006125626A (ja) | 2004-09-29 | 2005-08-09 | 調芯機能付軸受ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006125626A true JP2006125626A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36720549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005231235A Pending JP2006125626A (ja) | 2004-09-29 | 2005-08-09 | 調芯機能付軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006125626A (ja) |
Cited By (2)
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US20170146066A1 (en) * | 2015-11-23 | 2017-05-25 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Dynamically aligning, maintenance free, radial insert ball bearing |
FR3066534A1 (fr) * | 2017-05-22 | 2018-11-23 | Safran Aircraft Engines | Ensemble pour turbomachine d'aeronef presentant un systeme de decouplage ameliore en cas de perte d'aube de soufflante |
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-
2005
- 2005-08-09 JP JP2005231235A patent/JP2006125626A/ja active Pending
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