JP2006125419A - ロータリダンパ - Google Patents

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Masaru Mishima
勝 三島
Nobumichi Hanawa
伸道 塙
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Abstract

【課題】 たとえば、自動二輪車における前輪側のサスペンション機構を形成して前輪の振れを円滑に減衰し得るのはもちろんのこと、搭載性や外観を悪くさせないようにする。
【解決手段】 ハウジング1内に揺動可能に収装のベーン4によって画成される左右の油室R1,R2のいずれか一方あるいは両方に連通して左右の油室R1,R2に収容の作動油における油温の上昇時にこの油温の上昇に伴い増大した体積分の作動油を流入させるアキュムレータ7を有してなるロータリダンパにおいて、アキュムレータ7がベーン4の揺動方向を含む平面に沿うようにハウジング1に配在されてなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ロータリダンパに関し、特に、油温補償用のアキュムレータを有するロータリダンパにおける改良に関する。
たとえば、四輪車におけるサスペンション機構を形成する油圧緩衝器がロータリダンパからなる場合には、この油圧緩衝器が筒型のダンパからなる場合に比較して、車内容積のいたずらな減少を回避できる点で有利になると言い得る。
一方、凡そ油圧利用のダンパにあっては、作動油における油温が上昇すると、この作動油が増大し、この作動油の増大がダンパにおける内部油圧を高圧化し、甚だしい場合には、シールを破損させるなどして作動油の漏れを招来させ、ダンパの利用を不能にすることがある。
そこで、たとえば、特許文献1には、ロータリダンパにおいて、作動油における油温が上昇して作動油の体積が増大する場合には、この増大した分の作動油が油温補償機構を形成するアキュムレータに流入し得るとした提案が開示されている。
それゆえ、この特許文献1に開示の提案によれば、ロータリダンパにおいて、作動油の油温の上昇による内部油圧の異常な高圧化を回避でき、シールを破損などさせてロータリダンパの利用を不能にするような不具合の招来を未然に回避できることになる。
特開平8−177928号公報(明細書中の段落0005,同0007,同0011,同0012,図5,図6)
しかしながら、上記した特許文献1に開示の提案にあっては、ロータリダンパが嵩張ることになり、たとえば、自動二輪車におけるステアリング機構への利用に向かないと指摘される可能性がある。
すなわち、周知のように、自動二輪車におけるステアリング機構がロータリダンパを有する場合には、シミーなどに起因する自動二輪車の前輪における言わばいたずらの振れをこのロータリダンパで減衰し、自動二輪車の走行性を安定させることが可能になる。
そこで、自動二輪車におけるステアリング機構がロータリダンパを有するようにするが、このとき、上記した特許文献1に開示のロータリダンパにあっては、ベーンを枢支する基軸たるシャフトが内部に油温補償機構を形成するアキュムレータを有してなるとしている。
それゆえ、このロータリダンパにあっては、アキュムレータを備える分、シャフトが太く形成されるか、あるいは、長く形成されることになり、しかも、シャフトは、ベーンの揺動方向を含む平面に鉛直になるように配在されてベーンに枢着されるから、勢いロータリダンパがいわゆる縦方向あるいは横方向に嵩張ることになる。
そして、このロータリダンパが自動二輪車におけるステアリング機構に利用される場合には、嵩張るがゆえに搭載性を悪くするばかりでなく、凡そ二輪車のステアリング機構がいわゆる開放構造に形成されているから、看る者をしてその配在状況が容易に看取でき、外観を悪くする不具合がある。
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、たとえば、自動二輪車におけるステアリング機構を形成して前輪の振れを減衰し得るのはもちろんのこと、搭載性や外観を悪くさせずして、その汎用性の向上を期待するのに最適となるロータリダンパを提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるロータリダンパの構成を、請求項1にあっては、ハウジング内に揺動可能に収装のベーンによって画成される左右の油室のいずれか一方あるいは両方に連通して左右の油室に収容の作動油における油温の上昇時にこの油温の上昇に伴い増大した体積分の作動油を流入させるアキュムレータを有してなるロータリダンパにおいて、アキュムレータがベーンの揺動方向を含む平面に沿うようにハウジングに配在されてなるとする。
それゆえ、請求項1の発明にあっては、アキュムレータがベーンを枢支させる基軸たるシャフト内に配在されないから、シャフトをいたずらに大径化させたり長尺化させることがなく、ロータリダンパを縦方向あるいは横方向にいたずらに嵩張らせないようにすることが可能になる。
そして、ロータリダンパを嵩張らせないようにし得るから、全体的に看て、ロータリダンパの小型化や重量の軽減化が可能になり、自動二輪車への搭載性を良くすることになる。
その結果、この発明によれば、たとえば、自動二輪車におけるステアリング機構を形成して前輪の振れを減衰し得るのはもちろんのこと、搭載性や外観を悪くさせないことが可能になる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるロータリダンパにあっては、自動二輪車のステアリング機構を形成するとし、その作動するところで、シミーなどの前輪に入力される振れを減衰するとしている。
すなわち、この発明によるロータリダンパは、外観からすると、図1に示す平面を呈すると共に図2に示す正面を呈するとし、ハウジング1が、図示しないが、たとえば、自動二輪車における前輪を保持するフロントフォークの上端部に連結されたアッパーブラケットに一体的に保持され、このハウジング1から液密構造下に突出する基軸たるシャフト2が、たとえば、連結部材3を介して、同じく図示しないが、自動二輪車における車体側に連結されるとしている。
それゆえ、このロータリダンパにあっては、自動二輪車において、たとえば、ハンドル操作されることで、車体側に対してフロントフォークを保持するアッパーブラケット側が揺動されるときには、相対的に看て、ハウジング1内でシャフト2が回動するようになり、後述するところであるが、このシャフト2に枢着されているベーン4(図3参照)がハウジング1内で揺動し、所定の減衰作用が実現されることになる。
つぎに、この発明によるロータリダンパの構造を看ると、図3に示すように、ハウジング1内にシャフト2に枢着されたベーン4で画成される左右の油室R1,R2を有してなるとしている。
そして、このロータリダンパにあって、左右の油室R1,R2は、図4にも示すように、ハウジング1に原理的にいわゆるクロス状に開穿されたポート(符示せず)で連通されていて、ベーン4の揺動時に広狭するとしている。
このとき、ポートの開口端P1,P3が油室R1に開口すると共に、ポートの開口端P2,P4が油室R2に開口するとし、ポートのいわゆる交差部にソレノイド減衰バルブ5(図4参照)が配在され、また、このソレノイド減衰バルブ5にリリーフ弁6(図4参照)が並列されてなるとしている。
また、ソレノイド減衰バルブ5およびリリーフ弁6の構成については、所定の作用を具現化できる限りには、自由な構成が選択されて良く、図示するところでは、ソレノイド減衰バルブ5は、ソレノイド(符示せず)への励磁およびその解除で進退してバルブ開度を制御するポペット5aを有する構造に形成され、リリーフ弁6は、背後から附勢バネ6aで附勢された鋼球6bが開口を開放可能に塞ぐ構造に形成されてなるとしている。
それゆえ、このロータリダンパあっては、たとえば、図3中において、ベーン4の左側への揺動で一方の油室R1が狭くなるときには、開口端P1からポートに流出した作動油がソレノイド減衰バルブ5を介してポートの開口端P4に至り、他方の油室R2に流入することになる。
また、上記と反対に、図3中において、ベーン4の右側への揺動で他方の油室R2が狭くなるときには、開口端P2からポートに流出した作動油がソレノイド減衰バルブ5を介してポートの開口端P3に至り、一方の油室R2に流入することになる。
そして、作動油がソレノイド減衰バルブ5を通過するときに、所定の減衰作用が具現化され、また、この減衰作用は、たとえば、ソレノイド減衰バルブ5におけるソレノイドへの通電量の制御で自在に強弱できることになる。
なお、このロータリダンパにおける減衰作用の発現に関しては、図示しないが、ベーン4が左右の油室R1,R2の連通を許容するオリフィスを有しており、ベーン4の揺動時にこのオリフィスを作動油が通過することで所定の減衰作用が発現されるとしても良いことはもちろんである。
また、減衰作用を発現させる減衰バルブの構成についてだが、上記したソレノイド減衰バルブ5のように減衰作用を可変とするものに代えて、いわゆる固定型の減衰バルブが配在されるとしても良く、さらには、ベーン4とハウジング1との間における隙間流れを利用するとしても良い。
ちなみに、ハウジング1内におけるベーン4の揺動速度が異常に速くなり、それゆえ、ソレノイド減衰バルブ5を通過し得ない作動油の流れが発現される場合には、このソレノイド減衰バルブ5に並列するリリーフ弁6を作動油が通過していわゆる反対側の油室に流入することになる。
ところで、この発明によるロータリダンパにあっても、油温補償機構を形成するアキュムレータ7を有してなるとしており、このとき、図示するところでは、上記したリリーフ弁6のいわゆる下流側に配在されてなるとしている。
このとき、このアキュムレータ7は、図示するところでは、フリーピストン7aで画成される油室R3とバネ7bを有する構造に形成されていて、油室R3の開口端部に上記のリリーフ弁6が臨在されるとしている。
それゆえ、図示するところでは、アキュムレータ7とリリーフ弁6とがあたかも一体化されたような態様を呈することになり、その分いたずらに容積を占有しないことになる利点がある。
以上のように、ロータリダンパが油温補償機構を形成するアキュムレータ7を有してなることで、左右の油室R1,R2に収容の作動油における油温が上昇して体積が増大することになるとき、この増大した分の作動油のアキュムレータ7への流入が許容されることになり、作動油の体積が増大することによる異常高圧化を解消することが可能になり、シールなどが破損することを未然に回避し得ることになる。
つぎに、このロータリダンパにあって、アキュムレータ7は、ベーン4の揺動方向を含む平面に沿うようにハウジング1に配在される、すなわち、その軸線がベーン4の揺動方向を含む平面に沿うようにハウジング1に連設されるとしている。
ちなみに、アキュムレータ7をハウジング1に連設するについて、その軸線がベーン4の揺動方向を含む平面に沿うようにすることは、図示するところでは、前記したソレノイド減衰バルブ5においても同様にしている。
すなわち、図示するところにあって、ソレノイド減衰バルブ5は、その軸線方向がベーン4の揺動方向を含む平面に沿うとされていて、アキュムレータ7の軸線方向と同一あるいはほぼ同一になるようにハウジング1に配在されるとしている。
それゆえ、まず、アキュムレータ7が、ハウジング1に配在されるとするから、このアキュムレータ7がベーン4を枢着させる基軸たるシャフト2内に配在されなくなり、その分、シャフト2をいたずらに大径化させたり長尺化させなくなり、ロータリダンパを縦方向あるいは横方向にいたずらに嵩張らせないようにすることが可能になる。
そして、ロータリダンパを嵩張らせないようにし得るから、全体的に看て、ロータリダンパの小型化や重量の軽減化が可能になり、自動二輪車への搭載性を良くすることになる。
このとき、図示するところでは、ロータリダンパは、上記のアキュムレータ7だけでなく、前記したソレノイド減衰バルブ5をもベーン4の揺動方向を含む平面に沿うように配在されるとし、しかも、両者がほぼ水平に並列される(図2参照)としているから、アキュムレータ7だけでなくソレノイド減衰バルブ5を有した態様でのコンパクト化が可能になることになる。
のみならず、図示するようにアキュムレータ7だけでなく、ソレノイド減衰バルブ5をもベーン4の揺動方向を含む平面に沿うように配在されるとする場合には、このアキュムレータ7およびソレノイド減衰バルブ5をハウジング1に連設させるための穴加工に際して、いわゆる部材の盛り代えをすることなく一連の作業で必要な二ヶ所の穴を開穿することが可能になり、作業工程数の削減を可能にする点からも有利になると言い得る。
前記したところでは、この発明によるロータリダンパが自動二輪車におけるステアリング機構を形成するとして説明したが、この発明に意図するところからすれば、この発明によるロータリダンパが自転車におけるステアリング機構を形成するとしても良いことはもちろんである。
また、この発明によるロータリダンパにおいて、アキュムレータ7にはハウジング1内にベーン4で画成される左右の油室R1,R2がそれぞれいわゆる直接連通するとしたが、この発明の意図するところからすれば、左右の油室R1,R2のいずれか一方の油室のみが直接アキュムレータ7に連通し、他方の油室は、一方の油室を経由してアキュムレータ7に連通するとしても良いことはもちろんである。
この発明によるロータリダンパを示す平面図である。 図1のロータリダンパの正面図である。 図2中のX1‐X1線位置で示す横断面図である。 図2中のX2‐X2線位置で示す横断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
4 ベーン
5 ソレノイド減衰バルブ
7 アキュムレータ
R1,R2 油室

Claims (2)

  1. ハウジング内に揺動可能に収装のベーンによって画成される左右の油室のいずれか一方あるいは両方に連通して左右の油室に収容の作動油における油温の上昇時にこの油温の上昇に伴い増大した体積分の作動油を流入させるアキュムレータを有してなるロータリダンパにおいて、アキュムレータがベーンの揺動方向を含む平面に沿うようにハウジングに配在されてなることを特徴とするロータリダンパ
  2. 軸線方向がアキュムレータの軸線方向と同一あるいはほぼ同一になるソレノイド減衰バルブをハウジングに有してなる請求項1に記載のロータリダンパ
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