JP2006125246A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の吸気分流路を備えた内燃機関において、吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を正確に求めて機関制御を正確に行う。
【解決手段】 スロットル弁17上流の吸気ダクト13を複数の吸気分流管13,13に分割し、各吸気分流管13,13内に熱式エアフローメータ41,41を取り付ける。スロットル弁17を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出し、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、算出されたスロットル弁通過空気量のうち対応する分流比に応じて定まる量ずつ空気が各吸気分流管13,13を流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定し、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を推定する。推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
空燃比を目標空燃比に正確に一致させるためには、筒内に吸入される空気量である筒内吸入空気量、特に吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を正確に求めることが必要である。そこで、スロットル弁下流の吸気通路を吸気管と称すると、吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を吸気管についての計算モデルを用いて予測するようにした内燃機関が従来より知られている。
このような計算モデルを用いると計算を簡素化することができる。ところが、計算モデルによる計算結果には誤差が含まれるのが一般的であるので、この計算誤差を除去する必要がある。
そこで、スロットル弁を通過する空気量をスロットル弁通過空気量と称し、エアフローメータにより検出される吸入空気量をエアフローメータ検出空気量と称すると、機関吸気通路内を流通する吸入空気量を検出するためのエアフローメータを設け、現在のスロットル弁通過空気量を現在のスロットル開度に基づいて算出し、現在のスロットル弁通過空気量と上述の計算モデルとから現在の筒内吸入空気量を算出し、算出された現在の筒内吸入空気量だけ空気が吸気通路内を流通したときのエアフローメータ検出空気量を推定し、推定されたエアフローメータ検出空気量と上述の計算モデルとから現在の筒内吸入空気量を推定し、算出された現在の筒内吸入空気量と、推定された現在の筒内吸入空気量との差だけ、予測された吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を補正して最終的な吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を算出し、最終的な吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量に基づいて機関制御を行うようにした内燃機関が公知である(特許文献1参照)。
即ち、算出された現在の筒内吸入空気量と、推定された現在の筒内吸入空気量との差は計算モデルの誤差を表しており、予測された吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量をこの差だけ補正すれば、補正された値は正確に吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を表しているということになる。
特開2002−97994号公報 特開2000−320391号公報
ところで、例えばスロットル弁上流の吸気通路内に配置されたエアクリーナに目詰まりが生ずると、十分な量の空気を機関に供給できなくなる場合がある。そこで、スロットル弁上流の吸気通路を複数の吸気分流路に分割し、各吸気分流路内にエアクリーナを配置することが考えられている。この場合、各吸気分流路を流通する空気の量は必ずしも同一ではないので、筒内吸入空気量を正確に求めるためには、各吸気分流路内にエアフローメータを配置するのが好ましい。
しかしながら、上述の特許文献1では、エアフローメータが一つの場合における筒内吸入空気量の算出方法を開示するのみであり、エアフローメータが複数の場合には、筒内吸入空気量を算出するために新たな方法が必要となる。
そこで本発明は、複数の吸気分流路を備えた内燃機関において、吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を正確に求めて機関制御を正確に行うことができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために1番目の発明によれば、スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出する算出手段と、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、該算出されたスロットル弁通過空気量のうち対応する分流比に応じて定まる量ずつ空気が各吸気分流路を流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定すると共に、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を推定する推定手段と、該推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備している。
また、2番目の発明によれば1番目の発明において、各エアフローメータが空気への放熱量に基づき空気量を検出する熱式エアフローメータから構成されており、前記推定手段は、前記算出されたスロットル弁通過空気量のうちそれぞれの分流比に応じて定まる量ずつ空気が各吸気分流路を流通したと仮定したときの各エアフローメータの放熱量を推定すると共に、該推定された放熱量から前記各エアフローメータ検出空気量を推定する。
また、3番目の発明によれば2番目の発明において、前記推定手段は、前記各エアフローメータの放熱量を対応する時定数でもって推定し、各時定数は対応するエアフローメータの出力電圧に基づいて算出される。
また、4番目の発明によれば前記課題を解決するために、スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出する算出手段と、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、該算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定すると共に、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を求める推定手段と、該推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備している。
また、5番目の発明によれば4番目の発明において、各エアフローメータが空気への放熱量に基づき空気量を検出する熱式エアフローメータから構成されており、前記推定手段は、前記算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータの放熱量を推定すると共に、各推定された放熱量から前記各エアフローメータ検出空気量を推定する。
また、6番目の発明によれば5番目の発明において、前記推定手段は、前記各エアフローメータの放熱量をそれぞれ対応する時定数でもって推定し、各時定数はエアフローメータ検出空気量の平均値に基づいて算出される。
また、7番目の発明によれば前記課題を解決するために、スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出する算出手段と、エアフローメータが故障したか否かを判断する手段と、一部のエアフローメータが故障したと判断されたときには、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、該算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定すると共に、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を求める推定手段と、該推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備している。
また、8番目の発明によれば7番目の発明において、各エアフローメータが空気への放熱量に基づき空気量を検出する熱式エアフローメータから構成されており、前記推定手段は、前記算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータの放熱量を推定すると共に、各推定された放熱量から前記各エアフローメータ検出空気量を推定する。
また、9番目の発明によれば前記課題を解決するために、スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量に基づき、各吸気分流路を流通した空気量を推定すると共に、これら推定された空気量の合計値から、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量を推定する推定手段と、該推定されたスロットル弁通過空気量に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備している。
また、10番目の発明によれば9番目の発明において、エアフローメータの出力電圧とエアフローメータ検出空気量との関係が予め求められて記憶されており、前記推定手段は、エアフローメータの出力電圧と該記憶されている関係とから各エアフローメータ検出空気量を算出すると共に、該算出された各エアフローメータ検出空気量から前記各エアフローメータの放熱量を推定する。
複数の吸気分流路を備えた内燃機関において、吸気弁閉弁時における筒内吸入空気量を正確に求めて機関制御を正確に行うことができる。
図1は本発明を火花点火式内燃機関に適用した場合を示している。しかしながら、本発明を圧縮着火式内燃機関に適用することもできる。
図1を参照すると、1は例えば四つの気筒を備えた機関本体、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は吸気弁、7は吸気ポート、8は排気弁、9は排気ポート、10は点火栓をそれぞれ示す。吸気ポート7は対応する吸気枝管11を介してサージタンク12に連結され、サージタンク12は吸気ダクト13を介して複数、例えば二つの吸気分流管13,13に連結される。各吸気分流管13,13にはエアクリーナ14,14がそれぞれ取り付けられる。各吸気枝管11内には燃料噴射弁15が配置され、吸気ダクト13内にはステップモータ16により駆動されるスロットル弁17が配置される。この場合、スロットル弁17上流の吸気ダクト13が複数の吸気分流管13,13に分割されているということにもなる。なお、本明細書では、スロットル弁17下流の吸気ダクト13、サージタンク12、吸気枝管11、及び吸気ポート7を吸気管IMと称している。
一方、排気ポート11は排気マニホルド18及び排気管19を介して触媒コンバータ20に連結され、この触媒コンバータ20は図示しないマフラを介して大気に連通される。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備する。スロットル弁17にはスロットル開度θtを検出するためのスロットル開度センサ40が取り付けられる。また、各吸気分流管13,13には各吸気分流管13,13内を流通する吸入空気流量を検出するためのエアフローメータ41,41が取り付けられる。これらエアフローメータ41,41内には大気温度Ta(K)を検出するための大気温センサがそれぞれ内蔵されている。更に、例えば吸気分流管13には大気圧Pa(kPa)を検出するための大気圧センサ42が取り付けられる。アクセルペダル43にはアクセルペダル43の踏み込み量ACCを検出するための負荷センサ44が接続される。アクセルペダル43の踏み込み量ACCは要求負荷を表している。これらセンサ40,41,41,42,44の出力信号はそれぞれ対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ45が接続される。CPU34ではクランク角センサ45の出力パルスに基づいて機関回転数NEが算出される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して点火栓10、燃料噴射弁15、及びステップモータ16にそれぞれ接続され、これらは電子制御ユニット30からの出力信号に基づいて制御される。なお、エアフローメータ41(j=1,2)により検出される吸入空気流量をエアフローメータ検出空気流量mtafm(g/sec)と称する。
空気は吸気分流管13,13内をそれぞれ流通し、次いで吸気ダクト13内で合流する。このときの吸入空気全量に対する、各吸気分流管13,13内をそれぞれ流通する空気の量の割合を分流比と称すると、図1に示される内燃機関では吸気分流管13,13の分流比r,r(r>0,Σr=1)がそれぞれ予め定められている。
図1に示される内燃機関では、燃料噴射量QFは例えば次式(1)に基づいて算出される。
QF=kAF・KL (1)
ここで、kAFは空燃比設定係数を、KLは機関負荷率(%)をそれぞれ示している。
空燃比設定係数kAFは目標空燃比を表す係数であり、目標空燃比が大きくなると即ちリーンになると小さくなり、目標空燃比が小さくなると即ちリッチになると大きくなる。この空燃比設定係数kAFは機関運転状態例えば要求負荷及び機関回転数の関数として予めROM32内に記憶されている。
一方、機関負荷率KLは各気筒の筒内に充填された空気の量を表すものであり、例えば次式(2)により定義される。
Figure 2006125246
この式(2)において、Mcは吸気行程完了時において各気筒の筒内に充填されている空気の量である筒内充填空気量(g)を、DSPは機関の排気量(リットル)を、NCYLは気筒数を、ρastdは標準状態(1気圧、25℃)における空気の密度(約1.2g/リットル)を、それぞれ示している。これら定数をkkでもってひとまとめにして表すと、筒内充填空気量Mcは次式(3)のようにも表される。
Mc=KL/kk (3)
更に、吸気管IMから筒内に吸入される空気の流量を筒内吸入空気流量mc(g/sec)と称し、吸気弁閉弁時における筒内吸入空気流量mcを閉弁時筒内吸入空気流量mcfwd(g/sec)と称すると、筒内充填空気量Mcは次式(4)のようにも表される。
Mc=mcfwd・tiv (4)
ここで、tivは各気筒において吸気行程1回に要する時間(sec)を表している。
従って、実際の空燃比を目標空燃比に正確に一致させるためには、機関負荷率KL又は筒内充填空気量Mc又は閉弁時筒内吸入空気流量mcfwdを正確に求ればよいことになる。以下では、閉弁時筒内吸入空気流量mcfwdを求める場合を説明する。なお、吸気弁閉弁時は現在ないし計算時よりもある時間tfwdだけ先であるので、本発明による実施例では時間tfwdだけ先の筒内吸入空気流量mcfwdを予測しているということになる。
次に、図3及び図4を参照しつつ図2を参照して本発明による実施例の閉弁時筒内吸入空気流量mcfwdの予測方法をまず概略的に説明する。
吸気管IM内の圧力を吸気管圧力Pm(kPa)と称し、吸気弁閉弁時の吸気管圧力Pmを閉弁時吸気管圧力Pmfwd(kPa)と称すると、本発明による実施例では閉弁時吸気管圧力Pmfwdが予測され、予測された閉弁時吸気管圧力Pmfwdと吸気弁モデルとから閉弁時筒内吸入空気流量mcfwdが予測される。
閉弁時吸気管圧力Pmfwdを求めるために、順モデルを用いることもできるし逆モデルを用いることもできる(後述する)。図2は順モデルを用いた場合を示しており、この場合には閉弁時吸気管圧力Pmfwdは次式(5)に基づいて算出される。
Pmfwd=Pmvlv+(Pmafm−Pmcrtsm) (5)
ここで、Pmvlvは仮の閉弁時吸気管圧力(kPa)を、Pmcrtsmは後述するmttamsmから算出される現在の吸気管圧力(kPa)を、Pmafmはエアフローメータ検出空気流量mtafmの合計値mtafm(=Σmtafm)から算出される現在の吸気管圧力(kPa)を、それぞれ表している。
仮の閉弁時吸気管圧力Pmvlvには計算誤差が含まれており、この計算誤差は(Pmafm−Pmcrtsm)で表すことができる。そこで本発明による実施例では、仮の閉弁時吸気管圧力Pmvlvを(Pmafm−Pmcrtsm)でもって補正することにより、最終的な閉弁時吸気管圧力Pmfwdを算出するようにしている。
仮の閉弁時吸気管圧力Pmvlvは次のようにして算出される。まず、吸気弁閉弁時のスロットル開度θtである閉弁時スロットル開度θtvlvが算出される。次いで、この閉弁時スロットル開度θtvlvと、前回の処理サイクルで算出されたPmvlvと、スロットルモデルとからmttamvlvが算出される。スロットル弁17を通過する空気流量をスロットル弁通過空気流量mt(g/sec)と称すると、このmttamvlvは吸気弁閉弁時のスロットル弁通過空気流量である閉弁時スロットル弁通過空気流量(g/sec)を表している。次いで、閉弁時スロットル弁通過空気流量mttamvlvと吸気管モデルとから仮の閉弁時吸気管圧力Pmvlvが算出される。
一方、現在の吸気管圧力Pmcrtsmは次のようにして算出される。まず、スロットル開度センサ40により検出された現在のスロットル開度θtcrtと、前回の処理サイクルで算出されたPmcrt(後述する)と、スロットルモデルとから、現在のスロットル開度θtcrtから算出される現在のスロットル弁通過空気流量mttam(g/sec)が算出される。次いで、mttamとAFM(エアフローメータ)モデルとからmttamsmが算出される。このmttamsmは、上述したmttamだけ空気が吸気通路内を流通したと仮定したときの、現在のエアフローメータ検出空気流量(g/sec)の合計値を表している。次いで、このmttamsmと吸気管モデルとからPmcrtsmが算出される。また、上述したmttamと吸気管モデルとからPmcrtが算出される。このPmcrtは、mttamから算出される現在の吸気管圧力Pmcrt(kPa)を表している。
更に、現在の吸気管圧力Pmafmはエアフローメータ検出空気流量合計値mtafmと吸気管モデルとから算出される。
このように本発明による実施例では、スロットルモデル、AFMモデル、吸気管モデル、及び吸気弁モデルといった計算モデルを用いて閉弁時筒内吸入空気流量mcfwd(g/sec)が算出される。次に、これら計算モデルについて説明する。
まずスロットルモデルについて説明する。このスロットルモデルはスロットル弁通過空気流量mtを算出するのに用いられる。
図3に示されるように、スロットル弁17上流の圧力及び温度を大気圧Pa及び大気温度Taとし、スロットル弁17下流の圧力及び温度を吸気管圧力Pm及び吸気管温度Tmと考えると、スロットル弁通過空気流量mtはスロットル弁17を通過する空気の線速度vt(m/sec)を用いて次式(6)のように表される。
mt=μt・At・vt・ρm (6)
ここで、μtはスロットル弁17における流量係数を、Atはスロットル弁17の開口面積(m)を、ρmはスロットル弁17下流即ち吸気管IM内における空気密度(kg/m)を、それぞれ表している。
また、スロットル弁17の前後における空気についてのエネルギ保存則は次式(7)で表される。
/2+Cp・Tm=Cp・Ta (7)
更に、スロットル弁17の無限遠上流では吸気管断面積が無限大でありかつ空気流速がゼロであることを考えると、スロットル弁17前後における空気についての運動量保存則は次式(8)で表される。
ρm・v=Pa−Pm (8)
従って、スロットル弁17上流における状態方程式(Pa=ρa・R・Ta、ここでρaはスロットル弁17上流即ち大気における空気密度(kg/m))、及びスロットル弁17下流における状態方程式(Pm=ρm・R・Tm)と、上述の式(6)(7)(8)とから、スロットル弁通過空気流量mtは次式(9)により表される。
Figure 2006125246
なお、流量係数μt及び開口面積Atはそれぞれスロットル開度θtの関数として実験により予め求められており、図5(A),(B)に示されるマップの形で予めROM32内に記憶されている。
mttamvlvを算出すべきときにはスロットルモデルにおいて(mt,θt,Pm)が(mttamvlv,θtvlv,Pmvlv)とされ、mttamを算出すべきときにはスロットルモデルにおいて(mt,θt,Pm)が(mttam,θtcrt,Pmcrt)とされる。
ここで、閉弁時スロットル開度θtvlvの推定方法について簡単に説明する。本発明による実施例では、アクセルペダル43の踏み込み量ACCに基づいて基本目標スロットル開度が算出され、予め定められた遅延時間だけ経過するとこの基本目標スロットル開度が目標スロットル開度とされ、実際のスロットル開度がこの目標スロットル開度に一致するようにスロットル弁17が制御される。言い換えると、目標スロットル開度はアクセルペダル43の踏み込み量ACCの変化に対し遅延時間だけ遅延して変化される。このようにすると、現在の目標スロットル開度と、現在から遅延時間だけ先の時点における目標スロットル開度とがわかっているので、現在から遅延時間だけ先の時点までの間に実際のスロットル開度θtがどのように変化するかがわかることになり、従って閉弁時スロットル開度θtvlvを推定できることになる。なお、遅延時間は上述した時間tfwdがとりうる時間よりも長く設定されている。
次に、吸気管モデルについて説明する。この吸気管モデルは吸気管圧力Pm、吸気管温度Tm、及び圧力温度比PBYT(=Pm/Tm)を算出するのに用いられる。
本発明による実施例の吸気管モデルでは、吸気管IMについての質量保存則及びエネルギ保存則に着目している。即ち、図4に示されるように、吸気管IM内に流入する空気の流量はスロットル弁通過空気流量mt(g/sec)であり、吸気管IMから流出して筒内CYL(図2)に流入する空気の流量は筒内吸入空気流量mcであるから、吸気管IMについての質量保存則及びエネルギ保存則は次式(10),(11)でそれぞれ表される。
Figure 2006125246
ここで、Mmは吸気管IM内に存在する空気の質量(g)を、tは時間を、Vmは吸気管IMの容積(m)を、Rは気体定数を、Teは排気マニホルド18内の排気ガスの温度である排気管温度(K)を、それぞれ表している。更に、Cvは空気の定容比熱を、Cpは空気の定圧比熱をそれぞれ表している。
状態方程式(Pm・Vm=Mm・R・Tm)、マイヤーの関係式(Cp=Cv+R)、及び比熱比κ(=Cp/Cv)を用いると、上述の式(10),(11)はそれぞれ次式(12),(13)のように書き換えられる。
Figure 2006125246
従って、これら式(12),(13)を逐次解いていけば、吸気管圧力Pm及び圧力温度比PBYTを算出することができ、更に吸気管温度Tmを算出することができる(Tm=Pm/PBYT)。実際の計算では式(12),(13)は計算時間間隔Δt及び計算回数を表すパラメータiを用いて次式(14),(15)のように表される。
Figure 2006125246
ここで、比熱比κ、気体定数R、及び吸気管容積Vmは一定値であり、大気温度Taは大気温センサにより検出される。
式(12),(13)又は式(14),(15)における筒内吸入空気流量mcは吸気弁モデルを用いて算出される。次に、吸気弁モデルについて説明する。
本発明による実施例の吸気弁モデルでは、筒内吸入空気流量mcと吸気管圧力Pmとの間に直線関係があることが理論的及び経験的に確かめられていることから、次式(16)を用いて筒内吸入空気流量mcが算出される。
mc=(Ta/Tm)・(ka・Pm−kb) (16)
ここで、ka,kbは機関運転状態、例えば機関回転数に応じて定まる係数である。
Pmvlvを算出すべきときには吸気管モデル及び吸気弁モデルにおいて(mt,mc,Pm,Tm)が(mttamvlv,mcvlv,Pmvlv,Tmvlv)とされる。ここで、mcvlv,Tmvlvはmttamvlvから算出される吸気弁閉弁時の筒内吸入空気流量及び吸気管温度をそれぞれ表している。Pmcrtを算出すべきときには吸気管モデル及び吸気弁モデルにおいて(mt,mc,Pm,Tm)が(mttam,mccrt,Pmcrt,Tmcrt)とされる。ここで、mccrt,Tmcrtはmttamから算出される現在の筒内吸入空気流量及び吸気管温度をそれぞれ表している。Pmcrtsmを算出すべきときには吸気管モデル及び吸気弁モデルにおいて(mt,mc,Pm,Tm)が(mttamsm,mccrtsm,Pmcrtsm,Tmcrtsm)とされる。ここで、mccrtsm,Tmcrtsmはmttamsmから算出される現在の筒内吸入空気流量及び吸気管温度をそれぞれ表している。Pmafmを算出すべきときには吸気管モデル及び吸気弁モデルにおいて(mt,mc,Pm,Tm)が(mtafm,mcafm,Pmafm,Tmafm)とされる。ここで、mcafm,Tmafmはmtafmから算出される現在の筒内吸入空気流量及び吸気管温度をそれぞれ表している。
上述したように、最終的な閉弁時筒内吸入空気流量mcfwdを算出するのにも吸気弁モデルが用いられる。この場合、(mc,Pm,Tm)が(mcfwd,Pmfwd,Tmfwd)とされる。ここで、Tmfwdは吸気弁閉弁時の吸気管温度を表している。
次に、AFMモデルについて説明する。このAFMモデルはmttamsmを算出するのに用いられる。
まず、エアフローメータ41,41について説明する。各エアフローメータ41,41は図6(A)に示されるように、各吸気分流管13,13内を流通する空気の一部が導かれるバイパス流路41bを備えた分流式エアフローメータから構成されている。この場合、各吸気分流管13,13内を流通する空気はバイパス流路41b内を流通するバイパス流FBと、それ以外の主流路41m内を流通する主流FMとにより構成されることとなり、主流FMの流量は各吸気分流管13,13内を流通する空気の流量ないしスロットル弁通過空気流量mtに相当する。各エアフローメータ41,41はまた熱式エアフローメータから構成されており、バイパス流路41b内に配置された吸気温度検出用抵抗41a及び加熱用抵抗41cとを備えている。これら抵抗41a,41cは図6(B)に示されるように、アルミナからなりかつ周囲に白金線が巻き付けられたボビン41dを具備し、このボビン41dはリード線41eを介して支持体41fにより支持されている。ボビン41dはガラスコーティング41gにより覆われている。加熱用抵抗41cには、吸気温度検出用抵抗41aと加熱用抵抗41c間の温度差が一定に維持されるように電圧が印加される。このため、各吸気分流管13,13内を流通する空気の量が例えば増大すると、吸気温度検出用抵抗41aから空気への放熱量が増大し、その分だけ加熱用抵抗41cへの印加電圧が増大する。従って、加熱用抵抗41cへの印加電圧即ちエアフローメータ41,41の出力電圧に基づき、吸気分流管13,13内を流通する空気の量がわかることになる。
この場合、特に空気とボビン41d間及び空気と支持体41f間の熱伝導に起因して加熱用抵抗41cから空気への放熱には遅れがあり、従ってエアフローメータ41,41の出力には応答遅れが存在しうる。そこで本発明による実施例のAFMモデルでは、加熱用抵抗41cからの放熱がボビン41dからの放熱と支持体41fからの放熱とからなると考え、これらボビン41d及び支持体41fからの放熱量に着目している。
エアフローメータ41について、ボビン41dからの放熱量であって応答遅れのない放熱量である完全放熱量をWb、応答遅れのある放熱量である応答放熱量をwbで表し、支持体41fからの完全放熱量をWs、応答放熱量をwsで表すとすると、応答放熱量wb,wsは完全放熱量Wb,Wsを一次遅れ処理することにより次式(17),(18)のように表される。
dwb/dt=(Wb−wb)/τb (17)
dws/dt=(Ws−ws)/τs (18)
ここでτbはエアフローメータ41のボビン41dの応答放熱量wbについての時定数を、τsは支持体41fの応答放熱量wsについての時定数を、それぞれ表している。実際の計算では式(17),(18)は計算時間間隔Δt及び計算回数を表すパラメータiを用いて次式(19),(20)のように表される。
wb(i)=Δt・(Wb(i)−wb(i))/τb+wb(i−1) (19)
ws(i)=Δt・(Ws(i)−ws(i))/τs+ws(i−1) (20)
即ち、図7に示されるように、吸気ダクト13内を空気がG(g/sec)だけ流通したときのエアフローメータ検出空気流量合計値Gm(g/sec)には応答遅れが存在する。本発明による実施例では、GからGmを算出するモデルを順モデルと称し、GmからGを算出するモデルを逆モデルと称している。
順モデルを用いた場合のAFMモデルでは、吸気ダクト13内を流通する空気流量がGであると仮定したときのエアフローメータ検出空気流量合計値Gmが推定される。この場合、各吸気分流管13内を流通する空気流量G(g/sec)は分流比rを用いて次式(21)で表される。
=G・r (21)
次に、エアフローメータ検出空気流量合計値Gmの推定方法を説明する。まず、各吸気分流管13内を流通する空気流量がGであるときのボビン41d及び支持体41fからの完全放熱量Wb,Wsがそれぞれ算出される。空気流量Gと完全放熱量Wb,Wsとの関係は図8(A),(B)のマップの形で予め求められており、ROM32内に予め記憶されている。
次いで、時定数τb,τsがエアフローメータ41の出力電圧vに基づいて算出される。エアフローメータ出力電圧vと時定数τb,τsとの関係は図8(C),(D)のマップの形で予め求められており、ROM32内に予め記憶されている。次いで、式(19),(20)から応答放熱量wb,wsが算出される。次いで、応答放熱量wb,wsの和である応答放熱総量w(=wb+ws)が算出される。次いで、応答放熱総量wから各エアフローメータ検出空気流量Gmが算出される。応答放熱総量wとエアフローメータ検出空気流量Gmとの関係は例えば図8(E)のマップの形で予め求められており、ROM32内に予め記憶されている。
次いで、エアフローメータ検出空気流量合計値Gm(=ΣGm)が算出される。従って、各吸気分流管13内を流通する空気流量がGであると仮定したときの各エアフローメータ検出空気流量合計値Gmを推定しているということにもなる。
mttamsmを算出すべきときにはAFMモデルにおいて(G,Gm)が(mttam,mttamsm)とされる。
このように、AFMモデルから算出されるmttamsm及びエアフローメータ検出空気流量合計値mtafmは共に応答遅れを含んでおり、即ち同応答化されている。従って、mttamsmから算出されるPmcrtsmと、mtafmから算出されるPmafmも同応答化されている。このため、これらPmafm,Pmcrtsmの差(Pmafm−Pmcrtsm)は計算モデルの誤差を表している。その結果、式(5)から算出されるPmfwdは正確に閉弁時吸気管圧力を表しているということになる。また、放熱量の次元で応答遅れ補償が行われるので、閉弁時吸気管圧力Pmfwdを正確に算出できる。
一方、上述したエアフローメータ検出空気流量mtafmは図8(F)のマップを用いて算出される。即ち、エアフローメータ41の実際の出力電圧vから算出された空気流量gがエアフローメータ41のエアフローメータ検出空気流量mtafmとされる。
図9は本発明による実施例の燃料噴射量QFの算出ルーチンを示している。このルーチンは予め定められた設定時間毎の割り込みによって実行される。
図9を参照すると、ステップ100ではPmvlvが算出され、続くステップ101ではPmcrtsmが算出され、続くステップ102ではPmafmが算出される。続くステップ103では式(5)から閉弁時吸気管圧力Pmfwdが算出され、続くステップ104では閉弁時筒内吸入空気流量mcfwdが算出され、続くステップ105では機関負荷率KLが算出される。続くステップ106では燃料噴射量QFが算出される。
図10は本発明による実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示している。このルーチンは図9のステップ101内で実行される。
図10を参照すると、ステップ110では各吸気分流管13内を流通した空気流量G(j=1,2)が式(21)から算出される。続くステップ111では、完全放熱量Wb,Wsが空気流量Gと、図8(A),(B)のマップでそれぞれ定義される関数f,fとからそれぞれ算出される。続くステップ112では時定数τb,τsがエアフローメータ41の出力電圧vと、図8(C),(D)のマップでそれぞれ定義される関数f,fとからそれぞれ算出される。続くステップ113では、式(19),(20)から応答放熱量wb,wsが算出される。続くステップ114では、応答放熱総量w(=wb+ws)が算出される。続くステップ115では、エアフローメータ検出空気流量Gmが応答放熱総量wと、図8(E)のマップで定義される関数fとから算出される。続くステップ116では、エアフローメータ検出空気流量合計値Gmが算出される(Gm=ΣGm)。図9のステップ101では、mttamがGとされ、図10のステップ116で算出されたGmがmttamsmとされる。
図10のルーチンを図11のように変更してもよい。この図11のルーチンは図10のステップ112がステップ112aに置換されている点を除いて、図10のルーチンと同じである。
ステップ112aでは、ステップ110で算出された空気流量Gに対応するエアフローメータ出力電圧Vが図8(F)のマップで定義される関数fから算出される。次いで、このエアフローメータ出力電圧Vと関数f,fとから時定数τb,τsが算出される。
次に、本発明による別の実施例を説明する。
本発明による別の実施例では、流量Gの空気が各吸気分流管13をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気流量Gmが推定され、エアフローメータ検出空気流量合計値Gm(=ΣGm)が推定される。この場合、n個の吸気分流管13及びエアフローメータ41(j=1,2,…,n)が設けられているとすると、各吸気分流管13内を流通する空気流量Gは互いにほぼ等しいのでこれをGx(g/sec)で表せば、Gxは次式(22)で表される。
Gx=G/n (22)
また、エアフローメータ41の完全放熱量Wb,Ws、応答放熱量wb,ws、時定数τb,τs,応答放熱総量w、エアフローメータ検出空気流量合計値Gm(j=1,2,…,n)も互いにほぼ等しいので、これらを順に、Wbx,Wsx,wbx,wsx,τbx,τsx,wx,Gmxで表すものとする。
図12は本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示している。図12のルーチンも図10のルーチンと同様に、図9のステップ101内で実行される。
図12を参照すると、まずステップ120では各吸気分流管13内を流通した空気流量Gxが式(22)から算出される。続くステップ121では、完全放熱量Wbx,Wsxが空気流量Gxと関数f,fとからそれぞれ算出される。続くステップ122ではエアフローメータ41の出力電圧vの平均値va(=Σv/n)が算出される。次いで、出力電圧平均値vaと関数f,fとから時定数τbx,τsxがそれぞれ算出される。続くステップ123では、式(19),(20)から応答放熱量wbx,wsxが算出される。続くステップ124では、応答放熱総量wx(=wbx+wsx)が算出される。続くステップ125では、エアフローメータ検出空気流量Gmxが関数fから算出される。続くステップ126では、エアフローメータ検出空気流量合計値Gmが算出される(Gm=Gmx・n)。
図12のルーチンを図13又は図14のように変更してもよい。
図13のルーチンは図12のステップ122がステップ122aに置換されている点を除いて、図12のルーチンと同じである。このステップ122aでは、エアフローメータ41の出力電圧vと関数f,fとから時定数τb,τsがそれぞれ算出される。次いで、時定数τbx,τsxが時定数τb,τsの平均値(=Στb/n,Στs/n)の形でそれぞれ算出される。
図14のルーチンは図12のステップ122がステップ122bに置換されている点を除いて、図12のルーチンと同じである。このステップ122bでは、ステップ120で算出された空気流量Gxに対応するエアフローメータ出力電圧Vxが関数fから算出される。次いで、このエアフローメータ出力電圧Vxと関数f,fとから時定数τbx,τsxがそれぞれ算出される。
次に、本発明による更に別の実施例を説明する。
上述した例えば図10に示される実施例では、エアフローメータ41の出力電圧vから時定数τb,τsが算出される。
このため、いずれか一つのエアフローメータ41が故障すると、当該エアフローメータ41の時定数τb,τsを算出することができなくなり、従って空気流量Gmを正確に算出することができなくなる。
そこで、本実施例では、エアフローメータ41が故障したか否かを判断し、一部のエアフローメータ41が故障したと判断されたときには、流量Gの空気が各吸気分流管13をほぼ均等に流通したと仮定し、このときの各エアフローメータ検出空気流量Gmを推定し、エアフローメータ検出空気流量合計値Gm(=ΣGm)を推定するようにしている。
図15は本発明による更に別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示している。図15のルーチンも図10のルーチンと同様に、図9のステップ101内で実行される。
図15を参照すると、まずステップ130では各吸気分流管13内を流通した空気流量Gxが式(22)から算出される。続くステップ131では、エアフローメータ41が故障しているか否かが判別される。例えばエアフローメータ41の出力電圧vが予め定められた下限値よりも低いときにエアフローメータ41が故障していると判断できる。すべてのエアフローメータ41が故障していないと判断されたときには次いでステップ132に進み、完全放熱量Wbx,Wsxが空気流量Gxと関数f,fとからそれぞれ算出される。続くステップ133ではエアフローメータ41の出力電圧vの平均値va(=Σv/n)が算出される。次いで、出力電圧平均値vaと関数f,fとから時定数τbx,τsxがそれぞれ算出される。次いでステップ137に進む。
これに対し、少なくとも一つのエアフローメータ41が故障していると判断されたときには次いでステップ134に進み、パラメータm,hが決定される。ここで、mは故障していないエアフローメータ41の数を、hは故障していないエアフローメータ41の符号jをそれぞれ表している(m,h=1,2,…,n)。
続くステップ135では、完全放熱量Wbx,Wsxが空気流量Gxと関数f,fとからそれぞれ算出される。続くステップ136では故障していないエアフローメータ41の出力電圧vの平均値va(=Σv/m)が算出される。次いで、出力電圧平均値vaと関数f,fとから時定数τbx,τsxがそれぞれ算出される。次いでステップ137に進む。
ステップ137では、式(19),(20)から応答放熱量wbx,wsxが算出される。続くステップ138では、応答放熱総量wx(=wbx+wsx)が算出される。続くステップ139では、エアフローメータ検出空気流量Gmxが関数fから算出される。続くステップ140では、エアフローメータ検出空気流量合計値Gmが算出される(Gm=Gmx・n)。
なお、一部のエアフローメータ41が故障していると判断されたときには、エアフローメータ検出空気流量合計値mtafm(図2参照)は、故障していないエアフローメータ41のエアフローメータ検出空気流量mtafmの平均値(=Σmtafm/m)をn倍したものとして算出される。
図15のルーチンを図16のように変更してもよい。この図16のルーチンは図15のステップ136がステップ136aに置換されている点を除いて、図15のルーチンと同じである。
ステップ136aでは、ステップ130で算出された空気流量Gxに対応するエアフローメータ出力電圧Vxが関数fから算出される。次いで、このエアフローメータ出力電圧Vxと関数f,fとから時定数τbx,τsxがそれぞれ算出される。
なお、図16,17のステップ132,133は図12のステップ121,122に相当するものであり、従ってこれらステップ132,133を図13又は図14のように変更することもできる。
次に、図17を参照しながら、逆モデルを用いて閉弁時吸気管圧力Pmfwdを算出する場合を説明する。この場合には閉弁時吸気管圧力Pmfwdは次式(23)に基づいて算出される。
Pmfwd=Pmvlv+(Pmcrt−Pmcrt’) (23)
ここで、Pmvlv,Pmcrtは図2を参照して上述した順モデルの場合と同様である。Pmcrt’は空気流量mttam’(g/sec)から算出される現在の吸気管圧力(kPa)を表している。
逆モデルを用いる場合には、各エアフローメータ検出空気流量mtafmとAFMモデルとからスロットル弁通過空気流量mttam’が算出され、このスロットル弁通過空気流量mttam’と吸気管モデルとからPmcrt’が算出される。
各エアフローメータ検出空気流量mtafmは図7の空気流量Gmに対応し、スロットル弁通過空気流量mttam’は図7の空気流量Gに対応する。即ち、スロットル弁通過空気流量mttam’は応答遅れを含んでおらず、従って吸気管圧力Pmcrt’も応答遅れを含んでいない。一方、空気流量mttamから算出される吸気管圧力Pmcrtも応答遅れを含んでおらず、従ってPmcrt’およびPmcrtは同応答化されている。これらの差(Pmcrt−Pmcrt’)は計算モデルの誤差を表している。そこで、逆モデルを用いる場合には、仮の閉弁時吸気管圧力Pmvlvを(Pmcrt−Pmcrt’)でもって補正することにより、最終的な閉弁時吸気管圧力Pmfwdを算出するようにしている。
逆モデルを用いた場合のAFMモデルでは、各吸気分流管13内を流通する空気流量がGmであるときの吸気ダクト13内を流通する空気流量Gが推定される。
具体的には、まず各吸気分流管13内を流通する空気流量がGmであるときの応答放熱総量wが図8(E)のマップから算出される。次いで、ボビン41d及び支持体41fからの応答放熱量wb,wsがそれぞれ算出される。これら応答放熱量wb,wsは例えば応答放熱総量wに予め定められた係数kwb,kws(kwb,kws>0,kwb+kws=1)を乗算することによって算出できる(wb=w・kwb,ws=w・ksb)。次いで、時定数τb,τsがエアフローメータ41の出力電圧vと、図8(C),(D)のマップとから算出される。次いで、完全放熱量Wb,Wsが次式(24),(25)から算出される。
Wb(i)=wb(i)+τb・(wb(i)−wb(i−1))/Δt (24)
Ws(i)=ws(i)+τs・(ws(i)−ws(i−1))/Δt (25)
これら式(24),(25)は式(19),(20)から得ることができる。
次いで、完全放熱量Wb,Wsの和である完全放熱総量W(=Wb+Ws)が算出される。次いで、空気流量Gが算出される。完全放熱総量Wと空気流量Gとの関係は例えば図18のマップの形で予め求められており、ROM32内に予め記憶されている。
図19は逆モデルを用いた場合の燃料噴射量QFの算出ルーチンを示している。このルーチンは図9のステップ101,102,103がそれぞれ101a,102a,103aに置換されている点を除いて図9のルーチンと同じである。
ステップ101aではPmcrtが算出され、続くステップ102aではPmcrt’が算出され、続くステップ103aでは式(23)から閉弁時吸気管圧力Pmfwdが算出される。
図20は逆モデルを用いた場合の空気流量Gの算出ルーチンを示している。このルーチンは図19のステップ102a内で実行される。
図20を参照すると、ステップ150では各エアフローメータ41(j=1,2)の応答放熱総量wが算出される。続くステップ151では、応答放熱量wb,wsがそれぞれ算出される。続くステップ152では時定数τb,τsが算出される。続くステップ153では完全放熱量Wb,Wsが式(24),(25)から算出される。続くステップ154では完全放熱総量Wが式算出される。続くステップ155では完全放熱総量Wと、図18のマップで定義される関数fとから空気流量Gが算出される。続くステップ156では空気流量合計値Gが算出される(G=ΣG)。図19のステップ102aでは、mtafmがGmとされ、図20のステップ156で算出されたGがmttam’とされる。
内燃機関の全体図である。 本発明による実施例の順モデルを用いた場合を説明するための図である。 スロットルモデルを説明するための図である。 吸気管モデルを説明するための図である。 スロットル弁の流量係数μt及び開口面積Atを示す線図である。 エアフローメータの詳細図である。 順モデル及び逆モデルを説明するための図である。 空気流量G等を示す線図である。 燃料噴射量QFの算出ルーチンを示すフローチャートである。 空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による実施例の逆モデルを用いた場合を説明するための図である。 空気流量Gを示す線図である。 本発明による別の実施例の燃料噴射量QFの算出ルーチンを示すフローチャートである。 本発明による別の実施例の空気流量Gmの算出ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 機関本体
13,13 吸気分流管
15 燃料噴射弁
17 スロットル弁
41,41 エアフローメータ

Claims (10)

  1. スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出する算出手段と、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、該算出されたスロットル弁通過空気量のうち対応する分流比に応じて定まる量ずつ空気が各吸気分流路を流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定すると共に、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を推定する推定手段と、該推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備した制御装置。
  2. 各エアフローメータが空気への放熱量に基づき空気量を検出する熱式エアフローメータから構成されており、前記推定手段は、前記算出されたスロットル弁通過空気量のうちそれぞれの分流比に応じて定まる量ずつ空気が各吸気分流路を流通したと仮定したときの各エアフローメータの放熱量を推定すると共に、該推定された放熱量から前記各エアフローメータ検出空気量を推定する請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記推定手段は、前記各エアフローメータの放熱量を対応する時定数でもって推定し、各時定数は対応するエアフローメータの出力電圧に基づいて算出される請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出する算出手段と、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、該算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定すると共に、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を求める推定手段と、該推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備した制御装置。
  5. 各エアフローメータが空気への放熱量に基づき空気量を検出する熱式エアフローメータから構成されており、前記推定手段は、前記算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータの放熱量を推定すると共に、各推定された放熱量から前記各エアフローメータ検出空気量を推定する請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記推定手段は、前記各エアフローメータの放熱量をそれぞれ対応する時定数でもって推定し、各時定数はエアフローメータ検出空気量の平均値に基づいて算出される請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
  7. スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量をスロットル開度に基づいて算出する算出手段と、エアフローメータが故障したか否かを判断する手段と、一部のエアフローメータが故障したと判断されたときには、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量であって、該算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータ検出空気量を推定すると共に、これら推定されたエアフローメータ検出空気量の合計値を求める推定手段と、該推定されたエアフローメータ検出空気量合計値に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備した制御装置。
  8. 各エアフローメータが空気への放熱量に基づき空気量を検出する熱式エアフローメータから構成されており、前記推定手段は、前記算出されたスロットル弁通過空気量の空気が各吸気分流路をほぼ均等に流通したと仮定したときの各エアフローメータの放熱量を推定すると共に、各推定された放熱量から前記各エアフローメータ検出空気量を推定する請求項7に記載の内燃機関の制御装置。
  9. スロットル弁上流の吸気通路が複数の吸気分流路に分割されている内燃機関において、各吸気分流路内に配置されたエアフローメータと、各エアフローメータにより検出される吸入空気量であるエアフローメータ検出空気量に基づき、各吸気分流路を流通した空気量を推定すると共に、これら推定された空気量の合計値から、スロットル弁を通過する空気量であるスロットル弁通過空気量を推定する推定手段と、該推定されたスロットル弁通過空気量に基づいて機関制御を行う制御手段とを具備した制御装置。
  10. エアフローメータの出力電圧とエアフローメータ検出空気量との関係が予め求められて記憶されており、前記推定手段は、エアフローメータの出力電圧と該記憶されている関係とから各エアフローメータ検出空気量を算出すると共に、該算出された各エアフローメータ検出空気量から前記各エアフローメータの放熱量を推定する請求項9に記載の内燃機関の制御装置。
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