JP2006123564A - 自動車用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動車用空調装置から発生する騒音の低減を図るものである。
【解決手段】 導入する空気をエバポレータ5、ヒータコア7を通して所定の温調し、所定の吹出モードに従って、ベント吹出用開口8、左右サイドベント吹出用開口9、足元吹出用開口10、デフロスト吹出用開口11から車室内空間12に吹出す自動車用空調装置において、前記温調した空気を左右のサイドベント吹出に送るサイドベント吹出用通路16a,16bを備えている。この両通路16a,16bに、該通路16a,16bを連通させる連絡通路17を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】 導入する空気をエバポレータ5、ヒータコア7を通して所定の温調し、所定の吹出モードに従って、ベント吹出用開口8、左右サイドベント吹出用開口9、足元吹出用開口10、デフロスト吹出用開口11から車室内空間12に吹出す自動車用空調装置において、前記温調した空気を左右のサイドベント吹出に送るサイドベント吹出用通路16a,16bを備えている。この両通路16a,16bに、該通路16a,16bを連通させる連絡通路17を設ける。
【選択図】 図2
Description
この発明は、低騒音化を図った自動車用空調装置に関する。
近年、エンジン騒音の低下等や車室内の気密化の向上から車室内の低騒音化が進んでいるので、自動車用空調装置から発せられる騒音も乗員にとっては耳ざわりとなってきている。騒音源としては、送風機の回転による加圧空気が送風機ケースとから生じる騒音、加えてエバポレータ、ヒータコア、複雑な空気流路等の通過の騒音、さらに乱流となって、振動を空調ケースに与えて発生する騒音等がある。
この対策として、特許文献1に示すように、ファン2より下流側部位に、このファンで発生した騒音を減衰させる吸音材Dが設けられ、この吸音材Dにより低周波数領域の振動エネルギーを減衰するようにして騒音を低減せしめていた。また、特許文献2に示すように、樹脂ダクトに共鳴室2aを形成して騒音の低減を図っていた。
特許第2503215
特開平7−251628
前記特許文献1にあっては、吸音材Dが、空気流の高周波領域の振動エネルギーを減衰させる多孔質弾性材料からなり、前記内壁面に被着された厚板と、非多孔質弾性材料からなり、自身の表面が前記空気流に面するようにして前記厚板の表面に貼着され、前記空気流の低周波数領域の振動を受けたときに共振して前記厚板を変形させる薄板とからなり、前記厚板の変形によって前記低周波数領域の振動エネルギーを減衰させている。即ち、吸音材が新規であるが、吸音材を空調ケースに添着する技術的思想は古くからあり、低コスト化、省スペースに向いていない。また特許文献2にあっては、自動車用空調装置に用いられる具体例でなく、共鳴による消音機構が示されているにすぎない。
そこで、この発明は、コストアップを抑えつつ、騒音を低減させることを目的としている。
この発明に係る自動車用空調装置は、導入する空気を温調して所定の吹出モードに従って所定の吹出口から車室内に吹出す自動車用空調装置において、前記温調した空気を2つの吹出口に送る通路を備え、この両通路に、該両通路を連通させる連絡通路を設けたことにある(請求項1)。これにより、温調された空気が分離された2つの通路を通り2つの吹出口から車室内に吹出されるが、両通路と接続の連絡通路が共鳴室と等価作用をすることから、騒音が減衰される。また、連絡通路がデットスペースの利用であり、2つの吹出口に至る通路に風量のアンバランスがあった時には、風量の多い通路から風量の少ない通路に空気が流れ、配風バランス取りができ、2つの風量を均一化させることができる。それは、また、通気抵抗の低減にもつながっている。
また、この発明に係る自動車用空調装置は、導入する空気を温調して所定の吹出モードに従って所定の吹出口から車室内に吹出す自動車用空調装置において、前記温調した空気を左右のサイドベント吹出口に送る2つサイドベント通路に、該両サイドベント通路を連通する連絡通路を設けたことにある(請求項2)。即ち、連絡通路が左右のサイドベント吹出口に送る2つのサイドベント通路に、該両サイドベント通路を連通するように設けた例が示されている。この例でも前述した請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
さらに、この発明に係る自動車用空調装置は、導入する空気を温調して所定の吹出モードに従って所定の吹出口から車室内に吹出す自動車用空調装置において、前記温調した空気を2つのセンターベント吹出口に送る2つのセンターベント通路に、該両センサーベント通路を連通する連絡通路を設けたことにある(請求項3)。即ち、連絡通路が2つのセンターベント吹出口に送る2つのセンターベント通路に、該両センターベント通路を連通するように設けた例が示されている。この例でも、前述した請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
以上のように、この発明によれば、連絡通路が共鳴空間となり、2つの(左右の)吹出口に送る通路(サイドベント通路、センターベント通路)内の騒音が減衰され、吹出口より車室内に漏れる騒音が低減される。また、連絡通路は、デッドスペースの利用であるし、連絡通路の両通路との連通の効果として、両通路内の風量のアンバランスがあった時には、風量が均一化され、配風バランス取りができるし、この結果として、通風抵抗の低減効果も得ることができる。
以下、この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
図1,図2において、この発明の第1の実施例が示され、自動車用空調装置1は、空調ケース2の上流に送風機3が設けられ、この送風機3の回転により、車室内の内気を内気導入口(図示せず)と、車外の外気を外気導入口4とから選択的に導入している。この導入した空気は、エバポレータ5により冷却されて冷風となり、エアミックスドア6の開度に比して所定の比率によりヒータコア7により加熱されて温風となり、その後方で冷風と混合して所定の温度に温調されて、ベント吹出用開口8、左右サイドベント吹出用開口9、足元吹出用開口10、デフロスト吹出用開口11から、吹出モード別に車室内空間12に吹出されるものである。13,14,15は、吹出モードドアである。
前記左右ベント吹出用開口9と、前記デフロスト吹出用開口11への温調空気の配風切換構造は、図2に示され、空調ケース2の上方に左右サイドベント吹出用通路16a,16bが接続され、その接続位置に前記した吹出モードドア15a,15bがそれぞれ配され、この吹出モードドア15a,15bの開閉動作で温調空気の吹出が制御されている。
前記両左右サイドベント吹出用通路16a,16bは、連絡通路17を介して連通されている。この連絡通路17は空調ケース2に上方位置で、デッドスペース部位である。この連絡通路17は、所定の容積と有しており、左右サイドベント吹出用通路16a,16b内の騒音の所定の周波数と共鳴して、該騒音を減衰させる効果を持ち、左右の吹出口(図示せず)から車室内に漏れる騒音を低減させることができる。
また、連絡通路17は、左右サイドベント吹出用通路16a,16b内の風量のアンバランスがある際は、風量の多い通路側から風量の少ない通路に空気流れ、配風バランスを均等にできるし、この結果として通気抵抗の低減にも寄与することができる。
デフロスト吹出用開口11へのデフロスト吹出用通路18は、前記左右サイドベント吹出用通路16a,16bの空調ケース2への接続位置に挾まれて接続され、その接続位置に吹出モードドア15cが配されている。この吹出モードドア15cの開閉動作で温調空気の吹出しが制御される。
図3において、この発明の第2の実施例が示され、図1に示すベント吹出用開口8に接続して用いられる実施例で、図は横断面が表されている。この実施例は、センターベント吹出口が2つに分けられたもので、2つのセンターベント吹出口20a,20bに至るセンターベント吹出通路21a,21bが前記したベント吹出用開口8に接続されている。この例にあっても、両通路21a,21bが連絡通路22にて連通されている。このために、前記実施例1と同様な効果である共鳴作用による減衰の効果が得られるし、また両通路21a,21bの配風のアンバランスの修正も行われるものである。23は車両に搭載のオーディオ機器である。
1 自動車用空調装置
2 空調ケース
3 送風機
5 エバポレータ
7 ヒータコア
8 ベント吹出用開口
9 左右サイドベント吹出用開口
11 デフロスト吹出用開口
16a,16b 左右サイドベント吹出用通路
17 連絡通路
20a,20b センターベント吹出口
22 連絡通路
23 オーディオ機器
2 空調ケース
3 送風機
5 エバポレータ
7 ヒータコア
8 ベント吹出用開口
9 左右サイドベント吹出用開口
11 デフロスト吹出用開口
16a,16b 左右サイドベント吹出用通路
17 連絡通路
20a,20b センターベント吹出口
22 連絡通路
23 オーディオ機器
Claims (3)
- 導入する空気を温調して所定の吹出モードに従って所定の吹出口から車室内に吹出す自動車用空調装置において、
前記温調した空気を2つの吹出口に送る通路を備え、この両通路に、該両通路を連通させる連絡通路を設けたことを特徴とする自動車用空調装置。 - 導入する空気を温調して所定の吹出モードに従って所定の吹出口から車室内に吹出す自動車用空調装置において、
前記温調した空気を左右のサイドベント吹出口に送る2つサイドベント通路に、該両サイドベント通路を連通する連絡通路を設けたことを特徴とする自動車用空調装置。 - 導入する空気を温調して所定の吹出モードに従って所定の吹出口から車室内に吹出す自動車用空調装置において、
前記温調した空気を2つのセンターベント吹出口に送る2つのセンターベント通路に、該両センサーベント通路を連通する連絡通路を設けたことを特徴とする自動車用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004293401A JP2006123564A (ja) | 2004-09-30 | 2004-10-06 | 自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004286594 | 2004-09-30 | ||
JP2004293401A JP2006123564A (ja) | 2004-09-30 | 2004-10-06 | 自動車用空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006123564A true JP2006123564A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36718726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004293401A Pending JP2006123564A (ja) | 2004-09-30 | 2004-10-06 | 自動車用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006123564A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100263828A1 (en) * | 2008-05-29 | 2010-10-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicle heating ventilation and air conditioning unit |
-
2004
- 2004-10-06 JP JP2004293401A patent/JP2006123564A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100263828A1 (en) * | 2008-05-29 | 2010-10-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicle heating ventilation and air conditioning unit |
US8936069B2 (en) * | 2008-05-29 | 2015-01-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Vehicle heating ventilation and air conditioning unit |
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