JP2006122135A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来と異なる新規な演出用役物を有す遊技機を提供することにより、遊技の演出効果を高める。
【解決手段】 桜花を象った布状の可変形体17aを孔17cから出没させることにより、桜花である可変形体17aを窄めたり開いたりさせる。これにより、あたかも桜花を閉じたり開いたりさせるような演出を行うことができるので、突起物を稼動させて演出する場合やランプやLED等の発光体を点灯又は消灯させて演出する場合に比べて、斬新な演出効果を得ることができ、遊技の演出効果を向上させることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技状態に応じた報知動作を行う演出用役物を有する遊技機に関するものであり、パチンコ遊技機やアレンジボール遊技機等の弾球遊技機に適用して有効である。
遊技を演出する演出用役物として、遊技領域を流下する遊技球とは無関係に、板状の突起物を上下動作させるもの(例えば、特許文献1参照)や、蓋を閉じた状態と蓋を開けた状態とを切り換えるとともに、蓋を開けたときに露出するLEDを遊技状態に応じて制御するもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開2003−126456号公報 特開2004−16722号公報
しかし、板状の突起物を上下動させる特許文献1に記載の発明では、稼動する突起物の動きに面白味を持たせることは難しいので、遊技を演出するための役物としては面白味に欠ける。
また、特許文献2に記載の演出用役物は、LEDの点灯を遊技状態に応じて制御をするものであるが、遊技状態に応じてLEDの点灯を制御することは、比較的ありふれた演出であるので、特許文献2に記載の演出用役物も、遊技を演出するための役物としては面白味に欠ける。
本発明は、上記点に鑑み、従来と異なる新規な演出用役物を有す遊技機を提供することにより、遊技の演出効果を高めることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、遊技状態に応じた報知動作を行う演出用役物(17)を有する遊技機であって、演出用役物(17)は、外力により変形するとともに、外力が解除されたときに元の形状に復元する可変形体(17a)と、可変形体(17a)が変形する前の大きさより小さい大きさの孔(17c)が設けられた有孔体(17b)と、可変形体(17a)が孔(17c)から出没するように可変形体(17a)及び有孔体(17b)のうち少なくとも一方を変位させるアクチュエータ(17d)とを有して構成されていることを特徴とする。
これにより、突起物を稼動させて演出する場合(特許文献1に記載の発明)に比べて、演出用役物(17)に面白味を持たせることできるとともに、ランプやLED等の発光体を点灯又は消灯させて演出する場合(特許文献2に記載の発明)に比べて、斬新な演出効果を得ることができので、遊技の演出効果を特許文献1及び2に比べてより一層向上させることができる。
請求項2に記載の発明では、アクチュエータ(17d)は、可変形体(17a)を有孔体(17b)に対して変位させることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明では、可変形体(17a)は、複数枚の花弁を象った布状のものであることを特徴とする。
これにより、ランプやLED等の発光体を点灯又は消灯させてあたかも花を閉じたり開いたりさせる演出に比べて、演出用役物(17)をより本物に近いイメージの花とすることができるので、演出効果を高めながら、遊技者に対して和み感を与えることができる。
請求項4に記載の発明では、有孔体(17b)は、複数個の孔(17c)が設けられた板状の部材であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明では、孔(17c)と同数の可変形体(17a)を有し、複数の可変形体(17a)は、有孔体(17b)と略平行に配置された可動体(17e)に固定されており、さらに、アクチュエータ(17d)は、可動体(17e)を有孔体(17b)に対して変位させることを特徴とする。
これにより、複数の演出用役物(17)を同時に稼動させることができる。
請求項6に記載の発明では、アクチュエータ(17d)は、通電状態と非通電状態とを切り換えることにより稼動する電磁ソレノイドであることを特徴とするものである。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態(特に、第1実施形態)に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は、上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプの弾球遊技機(以下、単に遊技機という)に本発明を適用したものであり、以下、本発明の実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。
先ず、遊技機1本体の概略構造について図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は遊技機1の正面図であり、図2は遊技盤7の詳細図である。
遊技機1の前面部は、図1に示すように、主として外枠(本体枠)2、中枠(図示せず。)、前面枠3、上皿部4、下皿部5及び発射ハンドル6等が設けられており、前面枠3内には、遊技盤7が配設されている。
ここで、中枠は、外枠2の左端側に設けられたヒンジ(図示せず。)を介して開閉可能に外枠2に組み付けられ、前面枠3は、中枠の前面に配置された状態で中枠の左端側にて中枠に対して開閉可能に支持されている。
また、上皿部4は、中枠の前面であって、かつ、前面枠3の下側に配置されて中枠の左端側にて中枠に開閉可能に支持されており、この上皿部4には、上皿部4に溜まった遊技球を下皿部5流下させるための排出口(図示せず。)及びこの排出口を開閉するための玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタンが設けられている。
一方、上皿部4の下方に設けられた下皿部5には、下皿部5に貯留された遊技球を遊技機1から排出するめの排出口(図示せず。)や灰皿(図示せず。)等が設けられている。
また、発射ハンドル6は、下皿部5の右側に配置されて遊技球の発射装置ユニット(図示せず。)を操作する操作手段であり、この発射ハンドル6には、遊技者が発射ハンドル6に触れていることを検知するタッチスイッチや遊技球の発射を一時的に停止させる発射停止スイッチ等が設けられている。
なお、前面枠3には、遊技を演出するため照明3a〜3eが設けられており、こられの照明3a〜3eは、ランプやLED等(本実施形態では、LED)を光源としたもので、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
また、本実施形態に係る遊技盤7は、周知のパチンコ機とほぼ同様であり、この遊技盤7には、図2に示すように、遊技盤7の表面に設けられた外レール7aと内レール7bとにより略円形状の遊技領域7cが形成されており、この遊技領域7c内には、中央装置8と、第一種始動口(普通電動役物)9、変動入賞装置10、入賞口11、12、及び多数本の障害釘13等が設けられている。
中央装置8は、遊技領域7cの略中央部に位置し、可変表示手段である液晶表示装置8aを有して構成されている。液晶表示装置8aは、特別図柄を変動又は停止表示する領域と演出用の図柄を表示する領域とが設けられ、遊技球が第一種始動口9(以下、始動口9と略す。)に入球すると、その表示される図柄が変動した後、停止表示される。
そして、例えば普通図柄作動ゲート14を遊技球が通過すると、表示される図柄が変動して、所定時間経過後に1種類の奇数数字が停止表示され、例えば特別図柄として「7」が停止表示されると、始動口9が所定時間(例えば、0.5秒)開放される。
なお、普通図柄作動ゲート14内には、普通図柄作動ゲート14を遊技球が通過したか否かを検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチS1(図3参照)が配設されている。
始動口9は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉することにより、入球口を開閉するもので、その内部には、遊技球の通過を検知する第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチS2(図3参照)、及び翼片部を作動させるための第一種始動口(普通電動役物)ソレノイドC1(図3参照)が備えられている。
変動入賞装置10は、大入賞装置15及び2個の入賞口12を有して構成されており、大入賞装置15は、変動入賞装置10の略中央に位置して帯状に開口した大入賞口15a、この大入賞口15aを開放・閉鎖する開閉板15b、この開閉板15bを開閉するための大入賞口ソレノイドC2(図3参照)、大入賞口15aに入賞した後に遊技球が通過する特定領域であるV入賞口及び一般入賞口(図示せず。)、並びに入賞球を検知する入賞球検知スイッチS3(図3参照)等から構成されている。
また、遊技盤7の最下部には、始動口9及び入賞口11、12、15aのいずれにも入賞しなかった遊技球を遊技盤7外に排出するためのアウト口16が設けられ、そのアウト口16の下部には、遊技領域7cに到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止するためのバック球防止部材16aが設けられている。
また、遊技盤7領域7c内には、複数個の演出用役物17が設けられており、この演出用役物17は、複数枚の花弁を象った布状の物(以下、この布状の物を可変形体17aという。)を遊技状態に応じて開いたり窄めたりすることにより、遊技状態の報知動作を行うものである。なお、この演出用役物17の詳細は後述する。
次に、遊技機1の電子制御装置20の概略を、図3に示すブロック図に基づいて説明する。
電子制御装置20は、主制御部21と、主として賞球の払出制御を行う払出制御部22、特別図柄の表示を制御する特別図柄制御部23、並びに演出用の音声及び照明を制御する音声・ランプ制御部24等の副制御部とを有して構成されている。
因みに、図3中、実線の矢印は信号が流れる信号ラインを示し、破線の矢印は、各制御部21〜24への電源供給経路を示しており、電源からの電力は、先ず、電源受電基板25に供給され、電源ユニット26で所定電圧に変換された後、分電基板26から各制御部21〜24に供給される。
そして、主制御部21の入出力回路部(図示せず。)には、普通図柄作動ゲート通過検知スイッチS1、始動口入賞検知スイッチS2、入賞球検知スイッチS3、入賞口11、12に遊技球が入賞か否か検知する検知スイッチS4等の遊技球検知手段、並びに各種ソレノイドC1、C2等が接続されている。
なお、入賞球検知スイッチS1、S3は、中継基板28を介して主制御部21の入出力回路部に接続され、始動口入賞検知スイッチS2、7セグメント等の表示装置にて構成された普通図柄表示装置8b、各種ソレノイドC1、C2、及び普通図柄作動ゲート通過検知スイッチS1は、中継基板28を介さずに直接、主制御部21の入出力回路部に接続されている。
また、音声・ランプ制御部24のコネクタ出力部(図示せず。)には、演出用のランプ及びLEDに装着された各種ランプ基板24a及び各種LED基板25b、並びに演出用の音声を出力するスピーカ(図示せず。)を駆動する音声出力基板24c等が接続されており、これらの各基板に接続されたランプ、LED及びスピーカは、ゲームの進行状況に応じて点灯・消灯又は点滅等の作動を行う。
また、払出制御部22には、賞球を払い出す賞球払出装置22a、遊技球を遊技盤7内に発射するための発射装置制御部22b及び払出用端子基板22cが接続されており、この払出用端子基板22cには、発射停止スイッチ、タンク球切れ検知スイッチ及び補給球切れ検知スイッチ等の図示しない各種スイッチが接続されている。
次に、演出用役物17の構造及びその作動ついて、図4〜図6に基づいて説明する。
なお、図4(a)は、桜花を象った可変形体17aが開いた状態における演出用役物17の構造を示す説明図であり、図4(b)は図4(a)の上面図であり、図5(a)は桜花を象った可変形体17aが閉じた状態における演出用役物17の構造を示す説明図であり、図5(b)は図5(a)の上面図であり、図6は演出用役物17の主要構成部品の部品図である。
可変形体17aは、外力により変形するとともに、前記外力が解除されたときに、ほぼ元の形状に復元するもので、本実施形態では、図4(b)に示すように、化学繊維等からなる布状の不織布を複数枚の花弁を象った桜花形状としたものを採用している。
プレート17bは、図6に示すように、可変形体17aが変形する前、つまり桜花をなす可変形体17aが閉じる前の大きさより小さい大きさの孔17cが設けられた有孔体であり、この孔17cは、後述するソレノイド17d側、つまり可変形体17aが窄むように変形する際に可変形体17aが移動する側に向かうほど孔径が縮小するようなテーパ状に形成されている。
なお、本実施形態に係るプレート17bは、アクリル板等の樹脂製の板以状の部材に、複数個(例えば、3個)の孔17cを設けて、複数個の桜花(可変形体17a)を同時に開閉するようにしている。
また、ソレノイド17dは、図4(a)及び図5(a)に示すように、可変形体17aが孔17cから出没するように可変形体17a及び有孔体17bのうち少なくとも一方を変位させるアクチュエータであり、本実施形態では、可変形体17aをプレート17bに対して変位させて、可変形体17aを孔17cから出没させている。
具体的には、可動体をなす可動プレート17eをプレート17bと略平行に配置した状態で、複数個(本実施形態では、3個)の可変形体17aを可動プレート17eに固定するとともに、この可動プレート17eをソレノイド17dにて紙面上下方向に変位させるものである。
ソレノイド17dは、電磁吸引力と弾性手段をなすコイルバネ17hとの力の釣り合いを利用して可動プレート17eを変位させるもので、本実施形態では、非通電時においては、図4(a)に示すように、コイルバネ17hの弾性力により可動プレート17eがプレート17bに接触した状態となり、一方、通電時においては、図5(a)に示すように、電磁吸引力がコイルバネの弾性力を上回って可動プレート17eをプレート17bから引き離すように変位させる。因みに、ソレノイド17dへの通電・非通電は、電子制御装置20により制御されている。
なお、図4(a)及び図5(a)において、スペーサ17fは、プレート17bとストッパプレート17gとの間隔を保持するとともに、可動プレート17eの変位を案内するガイド部材を兼ねるもので、本実施形態では、アクリル等の樹脂からなる円柱部材にてスペーサ17fを構成している。
また、プランジャプレート17jは、ストッパプレート17gよりソレノイド17d側に配置されてソレノイド17dのプランジャ(可動鉄心)17kと一体的に稼動するものであり、このプランジャプレート17jは、ストッパプレート17gを貫通する連結部材17mを介して可動プレート17eに連結されている。
なお、本実施形態では、プランジャプレート17jは、プランジャ17kの先端に形成された傘状の鍔部17nとコイルバネ17hとによって挟まれた状態になっており、以下のようにしてプランジャプレート17jはプランジャ17kと一体的に稼動する。
すなわち、ソレノイド17dに通電されてプランジャ17kが紙面下方側に変位したときは、プランジャプレート17jは鍔部17nに係止された状態でプランジャ17kと共に紙面下方側に変位する。一方、ソレノイド17dへの通電が遮断されたときは、コイルバネ17hは、プランジャプレート17jを紙面上方側に変位させる弾性力をプランジャプレート17jに作用させ、かつ、プランジャ17kは、鍔部17nによりプランジャプレート17jに係止されているので、プランジャ17kは、プランジャプレート17jと共に紙面上方側に変位する。
また、可動プレート17eのプランジャ17k側には、可動プレート17eと一体的に変位する突起部17pが設けられており、この突起部17pは、可動プレート17eの変位を案内するガイド部材を構成している。
因みに、本実施形態では、プレート17b、ストッパプレート17g及びプランジャプレート17j等は、ビス等の機械的締結手段により固定又は連結され、可変形体17aは可動プレート17eに圧入固定されているが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、接着剤や溶着等のその他方法により固定又は連結してもよいことは言うまでもない。
次に、演出用役物17の作動について説明する。
1.可変形体17aが孔17cから出ている(桜花が開花している)場合
ソレノイド17dへの通電を遮断する。これにより、可動プレート17eは、プランジャプレート17jと共に紙面上方側に変位するので、図5(a)に示すようにプレート17bの孔17c内に陥没した状態で収納されていた可変形体17aが、図4(a)に示すように孔17cから出現する。
このとき、孔17cの大きさは、可変形体17aの大きさより小さいため、可変形体17aが孔17cの中に収納された状態では、可変形体17aは周囲(孔17cの外縁)から拘束力を受けて、図5(b)に示すように、あたかも桜花が閉じているように窄んだ状態となるのに対して、可変形体17aが孔17cから出現すると、可変形体17aに作用する拘束力が解除されるため、図4(b)に示すように、可変形体17aが元の桜花形状に復元し、あたかも桜花が開いたような状態となる。
2.可変形体17aが孔17c内に収納されている(桜花が閉じている)場合
ソレノイド17dに通電する。これにより、可動プレート17eは、プランジャプレート17jと共に紙面下方側に変位するので、図4(a)に示すように孔17cから出現していた可変形体17aが、図5(a)に示すようにプレート17bの孔17c内に陥没した状態で収納される。
このため、可変形体17aは、可変形体17aの大きさより小さい孔17cに収納された状態となるので、可変形体17aは周囲(孔17cの外縁)から拘束力を受けて、図5(b)に示すように、あたかも桜花が閉じているように窄んだ状態となる。
そして、本実施形態では、「スーパーリーチ」や「大当り」等の遊技状態、又は遊技球の払い出し状態及び特別図柄の表示状態等に応じてソレノイド17dへの通電を制御して、桜花の開花状態、つまり演出用役物17の状態を制御する。
次に電子制御装置20にて実行される賞球動作の概略を説明する。
先ず、主制御部21は、払出制御部22を作動指令対象とする指令信号として所定個数の賞球個数データを、その検知順に払出制御部22に送信し、払出制御部22は、主制御部21からの賞球個数データを受け取り、賞球払出信号の送信により賞球払出装置22aを作動させる。
具体的には、主制御部21は、入賞球検知スイッチS3により遊技球が大入賞口15aを通過したことを検知した場合には15個、第一種始動口入賞検知スイッチS2により始動口9を通過したことを検知した場合には6個、それ以外の場合(例えば、入賞口12に遊技球が入賞したことを検知した場合等)には10個を賞球個数データとして払出制御部22に送信し、払出制御部22は、この受信した賞球個数データに対応する個数の遊技球を払い出す。
また、主制御部21は、上述の各種検知スイッチの出力に基づいて遊技状態を判断して、その遊技状態に基づいて当否判定を行うとともに、その判定結果に応じた図柄表示態様で画面表示制御を行うためのデータを読み込む。
具体的には、主制御部21は、始動口入賞検知スイッチS2、入賞球検知スイッチS3等の検知結果、及び特別図柄当否判定乱数の取得値等に基づいて、遊技が行われているか否か、遊技は行われているものの始動入賞がない状態(いわゆる、変動準備状態)であるか否か、始動入賞があった状態であるか否か、又は特別遊技状態であるか否か等を判断する。
このとき、例えば始動入賞が検知されると乱数値に基づいて当否判定が行われ、その判定結果に応じた特別図柄の変動(リーチ表示態様を含む。)、又は確定等の表示態様制御のためのデータが読み込まれ、この読み込まれたデータは、特別図柄制御部23に送信される。
なお、主制御部21により実行されるジョブの概要は、例えば特開2004−261496号公報に記載されている弾球遊技機と同様であるので、本明細書では、主制御部21により実行されるジョブの説明を省略する。
次に、本実施形態に係る遊技機1の特徴を述べる。
本実施形態では、可変形体17aを窄めたり開いたりさせて、あたかも桜花を閉じたり開いたりさせて演出を行うので、突起物を稼動させて演出する場合(特許文献1に記載の発明)に比べて、演出用役物17に面白味を持たせることでき、遊技の演出効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、可変形体17aを窄めたり開いたりさせて、あたかも桜花を閉じたり開いたりさせて演出を行うので、ランプやLED等の発光体を点灯又は消灯させて演出する場合(特許文献2に記載の発明)に比べて、斬新な演出効果を得ることができ、遊技の演出効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、桜花に似せた布状の可変形体17aを開閉させるので、ランプやLED等の発光体を点灯又は消灯させてあたかも桜花を閉じたり開いたりさせる演出に比べて、演出用役物17をより本物に近いイメージの桜花とすることができ、演出効果を高めながら、遊技者に対して和み感を与えることができる。
また、本実施形態では、可動プレート17eにて複数個の可変形体17aを同時に変位させるので、複数個の演出用役物17、つまり複数個の桜花を同時に開花又は閉じたりすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、電磁式のソレノイド17dにより本発明係るアクチュエータを構成したが、本実施形態は、図7に示すように、電動モータ18a及び複数個のカム18b〜18dにてアクチュエータを構成したものである。
すなわち、本実施形態では、電動モータ18aが回転すると、これに機械的に連動して各カム18b〜18dは、紙面と垂直な軸周りに回転する。そして、各カム18b〜18dが反時計回り(左向き)に回転すると、プランジャ18e〜18gが各カム18b〜18dに押されて紙面左側に移動し、可変形体17aが孔17cから出現する。
逆に、各カム18b〜18dが時計回り(右向き)に回転すると、プランジャ18e〜18gは各カム18b〜18dに押し戻されるようにして紙面右側に移動し、可変形体17aが孔17cに陥没するように収納される。
また、本実施形態では、各カム18b〜18dの形状を相互に相違させることにより、可変形体17aが孔17cから出現するとき(桜花が開花するとき)は、複数の可変形体17aがほぼ同時に孔17cから出現し、一方、可変形体17aが孔17cに収納されるとき(桜花が閉じるとき)は、複数の可変形体17aが順番に孔17cに収納されるようにしている。因みに、本実施形態では、紙面上方側の可変形体17aから順に孔17cに収納されるように構成されている。
ところで、本実施形態では、カム18b〜18dを用いて電動モータ18aの回転運動を往復運動に変換したが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えばリンク機構等によりアクチュエータを構成してもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、桜花を象った布状の可変形体17aにて演出用役物17を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、多数本の線状の可変形体17aを孔17cに対して出没させてもよい。
また、上述の実施形態では、一枚のプレート17bに複数個の孔17cを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、一枚のプレート17bに1個の孔17cを設けてもよい。
また、上述の実施形態では、板状の部材(プレート17b)に孔17cを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば孔17cが設けられた有孔体を筒状としてもよい。
また、上述の実施形態では、孔17cが設けられた有孔体(プレート17b)に対して可変形体17aを変位させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、これとは逆に、可変形体17aに対して有孔体(プレート17b)を変位させてもよい。
また、上述の実施形態では、ソレノイド17dに非線形特性を有する円錐コイルバネを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常の線形コイルバネやその他のバネ手段を用いてもよい。
また、上述の実施形態では、プランジャプレート17jは、プランジャ17kの先端に形成された傘状の鍔部17nとコイルバネ17hとによって挟まれた状態になっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばプランジャプレート17jとプランジャ17kとをビス等の締結手段によって固定してもよい。
また、上述の実施形態では、演出用役物17を単に遊技領域内7cとしたが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば中央装置8の内側で液晶装置8aの上部としてもよい。なお、このような部位に演出用役物17を配置すれば、遊技球の影響を受け難い演出用役物17の損傷等を未然に防止できる。
また、上述の実施形態では、可変形体17aとして化学繊維等からなる布状の不織布を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば薄い塩化ビニルで傘状としてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明をパチンコ機に適用したが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、その他の弾球遊技機等にも適用することができる。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るパチンコ機の正面図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機における遊技盤の正面図である。 本発明の実施形態に係るパチンコ機の電気系のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る演出用役物の拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る演出用役物の拡大図である。 本発明の第1実施形態に係る演出用役物の部品である。 本発明の第2実施形態に係る演出用役物の説明図である。
符号の説明
1…遊技機、2…外枠、3…前面枠、3a…照明、4…上皿部、5…下皿部、
6…発射ハンドル、7…遊技盤、7a…外レール、7b…内レール、
7c…遊技領域、8…中央装置、8a…液晶表示装置、8b…液晶表示装置
8b…普通図柄表示装置、9…始動口、9…第一種始動口、9a…タッチスイッチ、
10…変動入賞装置、11…始動口9及び入賞口、11…入賞口、12…入賞口、
14…普通図柄作動ゲート、15…大入賞装置、15a…大入賞口、
15b…開閉板、16…アウト口、16a…バック球防止部材、17…演出用役物、
17a…可変形体、17b…プレート、17c…孔、17d…ソレノイド、
17e…可動プレート、17f…スペーサ、17g…ストッパプレート、
17h…コイルバネ、17j…プランジャプレート、17k…プランジャ、
17m…連結部材、17n…鍔部、17p…突起部、17s…始動口入賞検知スイッチ、
20…電子制御装置、21…主制御部、22…払出制御部、22a…賞球払出装置、
22c…発射装置制御部22b及び払出用端子基板、22c…払出用端子基板、
23…特別図柄制御部、24…音声・ランプ制御部、25…電源受電基板、
26…電源ユニット、26…分電基板、28…中継基板、C1…ソレノイド、
C2…大入賞口ソレノイド、S1…及び普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ、
S1…入賞球検知スイッチ、S1…普通図柄作動ゲート検知スイッチ、
S1…普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ、S2…始動口入賞検知スイッチ、
S2…第一種始動口入賞検知スイッチ、S2…入賞検知スイッチ、
S3…入賞球検知スイッチ。

Claims (6)

  1. 遊技状態に応じた報知動作を行う演出用役物を有する遊技機であって、
    前記演出用役物は、
    外力により変形するとともに、前記外力が解除されたときに元の形状に復元する可変形体と、
    前記可変形体が変形する前の大きさより小さい大きさの孔が設けられた有孔体と、
    前記可変形体が前記孔から出没するように前記可変形体及び前記有孔体のうち少なくとも一方を変位させるアクチュエータとを有して構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記アクチュエータは、前記可変形体を前記有孔体に対して変位させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可変形体は、複数枚の花弁を象った布状のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記有孔体は、複数個の前記孔が設けられた板状の部材であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 前記孔と同数の前記可変形体を有し、
    前記複数の可変形体は、前記有孔体と略平行に配置された可動体に固定されており、
    さらに、前記アクチュエータは、前記可動体を前記有孔体に対して変位させることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記アクチュエータは、通電状態と非通電状態とを切り換えることにより稼動する電磁ソレノイドであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の遊技機。
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