JP2006120831A - 電源回路およびそれを用いたモータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーボアンプなどに使用される電源回路において、横置き電解コンデンサを複数個搭載する場合に、プリント基板面積を小さくし、モータ制御装置の小型化を実現することを目的とする。
【解決手段】コンデンサ保持具2に、プリント基板3から電解コンデンサ1を少しだけ浮かせるための突起部2cが数箇所設けてある。さらにその突起部2cにはプリント基板にはんだ付けするためのリード足2bを設けた。これにより、電解コンデンサをプリント基板から浮かせた状態で保持させることができるので、プリント基板上に電子部品やパターンを配置することができる。その結果プリント基板面積(縦×横)を小さくできるので、モータ制御装置の奥行き×高さのサイズを大きくすることのない小型のモータ制御装置を提供することができる。
【選択図】図1
【解決手段】コンデンサ保持具2に、プリント基板3から電解コンデンサ1を少しだけ浮かせるための突起部2cが数箇所設けてある。さらにその突起部2cにはプリント基板にはんだ付けするためのリード足2bを設けた。これにより、電解コンデンサをプリント基板から浮かせた状態で保持させることができるので、プリント基板上に電子部品やパターンを配置することができる。その結果プリント基板面積(縦×横)を小さくできるので、モータ制御装置の奥行き×高さのサイズを大きくすることのない小型のモータ制御装置を提供することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は防爆弁部を備えた電解コンデンサを実装した電源回路およびそれを搭載したサーボアンプやインバータ装置などのモータ制御装置に関するものである。
従来、この種の電源回路としては、例えば特許文献1に記載されているようなものがあった。図4は、前記特許文献に記載された従来の電源回路を示している。図4において、リード足2bが設けられたコンデンサ保持具2と横置き電解コンデンサ1のリード端子1bをプリント基板3にはんだ付けすることで電解コンデンサ1を保持させる。T1はコンデンサ長さである。ここで、電解コンデンサの防爆弁部1aとそれを覆うコンデンサ保持具2の内壁部2aとは隙間U1が確保された状態で保持されている。以上の構成により、電解液の漏れを抑制し、仮に電解液に引火しても窒息消化させることができる。また、横置きの電解コンデンサを安定に固定することができる。
図5は、横置き電解コンデンサ1とコンデンサ保持具2をプリント基板3に取り付ける方法の従来例である。
図6は、この電源回路において電解コンデンサを2個並べて配置した場合のモータ制御装置の例である。
特開2002−345262号公報(第5頁、図2、図5、図7)
しかしながら、上記従来の構成では、横置き電解コンデンサとプリント基板との間に隙間がないため、プリント基板のその部分には電子部品やパターンを配置させることができず、プリント基板配線に制約が生じるという課題があった。特に、図6のような電解コンデンサの必要容量から複数個搭載する必要がある場合には、プリント基板面積を必要以上に広く取る必要があった。ここでのプリント基板面積とは図4にQ2で示す縦寸法と図6にP2で示す横寸法を乗算したQ2×P2である。また、プリント基板が大きくなることによりモータ制御装置を構成する放熱器5や筐体7も大きくする必要があった。すなわち、モータ制御装置の奥行き(図6にB2で示す)または高さ(図4にH2で示す)またはその両方のサイズが大きくなってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するために、横置き電解コンデンサの保持具にプリント基板にはんだ付けするためのリード足部を突起部に設けたものであり、それにより、電解コンデンサをプリント基板から浮かせた状態で保持させることができるので、プリント基板上に電子部品やパターンを配置することができる。その結果プリント基板面積(縦×横)を小さくできるので、モータ制御装置の奥行き×高さのサイズを大きくすることのない小型のモータ制御装置を提供することができる。
上記課題を解決するために本発明は、同一方向からリード端子を引き出す電源平滑用の電解コンデンサと、プリント基板面に突出して形成された複数の突起部を有し、前記電解コンデンサのリード端子引き出し側とは反対側の防爆弁部を覆う様に形成されたコンデンサ保持具とを備え、前記突起部には前記プリント基板のパターンとはんだ付けするためのリード足部が形成されており、前記電解コンデンサを前記コンデンサ保持具の突起部により前記プリント基板面との間に空間を形成した状態で前記プリント基板面に搭載し、前記
リード端子とコンデンサ保持具のリード足部をプリント基板のパターンにはんだ付けして固定した電源回路である。
リード端子とコンデンサ保持具のリード足部をプリント基板のパターンにはんだ付けして固定した電源回路である。
本発明の電源回路によれば、横置きの電解コンデンサの電解液の漏れを抑制し、仮に電解液に引火しても窒息消化させることができるとともに、プリント基板上に電子部品やパターンを配置できるためプリント基板面積(縦×横)が小さく出来、モータ制御装置の奥行き×高さの小型化を実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電源回路である。図1において図4、図5、図6と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。コンデンサ保持具2には、プリント基板3から電解コンデンサ1を少しだけ浮かせるための突起部2cが数箇所設けてある。さらにその突起部2cにはプリント基板にはんだ付けするためのリード足2bが設けてある。これにより、電解コンデンサ1をプリント基板3から浮かせた状態で固定できる。図2aは、電解コンデンサを2個保持できるコンデンサ保持具の例である。この例では、突起部が4箇所設けてある。図2bはこの保持具の底面図である。図2cはコンデンサ保持具への取り付け説明図であり、リード端子側に壁2dを設けた図である。図3は、前記コンデンサ保持具を搭載したモータ制御装置の例である。以上の構成より、横置き電解コンデンサ1とそれに対向するプリント基板3との間には空間部S1が確保できる。これによりこの空間部S1に電子部品やパターンを配置できるのでプリント基板を有効に利用でき、プリント基板の面積を小さく抑えることができる。またこの電源回路を用いたモータ制御装置の奥行きB1と高さH1のサイズを抑えることができ、モータ制御装置の小型化を実現することができる。図1、図3、図4、図6よりプリント基板の面積を比較すると、
Q1×P1<Q2×P2となる。また、製品のサイズを比較すると、S1部分に配置する部品のサイズが小さく、幅W1をあまり大きくする必要がない場合には
B1×H1×W1<B2×H2×W2を実現できる。尚、今回の実施例は電解コンデンサが2個の場合について説明したが、1個の場合や3個以上の場合も同様である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電源回路である。図1において図4、図5、図6と同じ構成については同じ符号を用い、説明を省略する。コンデンサ保持具2には、プリント基板3から電解コンデンサ1を少しだけ浮かせるための突起部2cが数箇所設けてある。さらにその突起部2cにはプリント基板にはんだ付けするためのリード足2bが設けてある。これにより、電解コンデンサ1をプリント基板3から浮かせた状態で固定できる。図2aは、電解コンデンサを2個保持できるコンデンサ保持具の例である。この例では、突起部が4箇所設けてある。図2bはこの保持具の底面図である。図2cはコンデンサ保持具への取り付け説明図であり、リード端子側に壁2dを設けた図である。図3は、前記コンデンサ保持具を搭載したモータ制御装置の例である。以上の構成より、横置き電解コンデンサ1とそれに対向するプリント基板3との間には空間部S1が確保できる。これによりこの空間部S1に電子部品やパターンを配置できるのでプリント基板を有効に利用でき、プリント基板の面積を小さく抑えることができる。またこの電源回路を用いたモータ制御装置の奥行きB1と高さH1のサイズを抑えることができ、モータ制御装置の小型化を実現することができる。図1、図3、図4、図6よりプリント基板の面積を比較すると、
Q1×P1<Q2×P2となる。また、製品のサイズを比較すると、S1部分に配置する部品のサイズが小さく、幅W1をあまり大きくする必要がない場合には
B1×H1×W1<B2×H2×W2を実現できる。尚、今回の実施例は電解コンデンサが2個の場合について説明したが、1個の場合や3個以上の場合も同様である。
また、今回の実施例ではコンデンサ保持具2に壁2eを設けた例を示したが、横置き電解コンデンサの長さが短い場合には壁2eはなくてもよい。但し、壁2eは、電解コンデンサ1のスリーブとプリント基板3上の電子部品との絶縁を取る必要がある場合に有効である。
また、今回の図1、図2の例ではコンデンサ保持具2の電解コンデンサ1のリード端子側に壁2dを設けた例を示したが、これは電解コンデンサ1の防爆弁部1aが開いた時にその圧力で保持具から飛び出そうとする電解コンデンサのストッパーの役目がある。ここで、電解コンデンサが飛び出しても支障がない場合には壁2dはなくてもよい。
また、コンデンサ保持具2をリフロー炉の最高温度以上の熱変形温度特性を有する合成樹脂材料で構成することにより電解コンデンサのリード端子のはんだ付けを手はんだではなく自動フローはんだが可能となるので、より簡単に電解コンデンサをプリント基板に固定させることができる。上記樹脂の例として、PPSは成形性に優れた熱可塑性樹脂でありながら、熱変形温度は260℃以上あるため、通常のはんだより高いリフロー炉の温度設定(240℃程度)が要求される鉛フリーはんだを使用した場合でも、熱変形を生じることがないので、好適である。
また、今回の図1、図2の例ではコンデンサ保持具2の電解コンデンサ1のリード端子側に壁2dを設けた例を示したが、これは電解コンデンサ1の防爆弁部1aが開いた時にその圧力で保持具から飛び出そうとする電解コンデンサのストッパーの役目がある。ここで、電解コンデンサが飛び出しても支障がない場合には壁2dはなくてもよい。
また、コンデンサ保持具2をリフロー炉の最高温度以上の熱変形温度特性を有する合成樹脂材料で構成することにより電解コンデンサのリード端子のはんだ付けを手はんだではなく自動フローはんだが可能となるので、より簡単に電解コンデンサをプリント基板に固定させることができる。上記樹脂の例として、PPSは成形性に優れた熱可塑性樹脂でありながら、熱変形温度は260℃以上あるため、通常のはんだより高いリフロー炉の温度設定(240℃程度)が要求される鉛フリーはんだを使用した場合でも、熱変形を生じることがないので、好適である。
本発明の電源回路およびそれを用いたモータ制御装置は、横置きの電解コンデンサの電
解液の漏れを抑制し、仮に電解液に引火しても窒息消化させることができるとともに、プリント基板上に電子部品やパターンを配置できるため、プリント基板面積(縦×横)が小さく出来、モータ制御装置の奥行き×高さの小型化を実現することができるので、防爆弁を備えた電解コンデンサを実装した電源回路およびそれを搭載したサーボアンプやインバータ装置などのモータ制御装置などの用途に有用である。
解液の漏れを抑制し、仮に電解液に引火しても窒息消化させることができるとともに、プリント基板上に電子部品やパターンを配置できるため、プリント基板面積(縦×横)が小さく出来、モータ制御装置の奥行き×高さの小型化を実現することができるので、防爆弁を備えた電解コンデンサを実装した電源回路およびそれを搭載したサーボアンプやインバータ装置などのモータ制御装置などの用途に有用である。
1 横置き電解コンデンサ
1a 防爆弁部
1b リード端子
2 コンデンサ保持具
2a 内壁
2b リード足
2c 突起部
2d、2e 壁
3 プリント基板
5 放熱器
6 パワー変換器
7 筐体
W1、W2 製品幅
H1、H2 製品高さ
B1、B2 製品奥行き
P1、P2 プリント基板横寸法
Q1、Q2 プリント基板縦寸法
S1 空間部
T1 電解コンデンサ長さ
U1 隙間
1a 防爆弁部
1b リード端子
2 コンデンサ保持具
2a 内壁
2b リード足
2c 突起部
2d、2e 壁
3 プリント基板
5 放熱器
6 パワー変換器
7 筐体
W1、W2 製品幅
H1、H2 製品高さ
B1、B2 製品奥行き
P1、P2 プリント基板横寸法
Q1、Q2 プリント基板縦寸法
S1 空間部
T1 電解コンデンサ長さ
U1 隙間
Claims (5)
- 同一方向からリード端子を引き出す電源平滑用の電解コンデンサと、プリント基板面に突出して形成された複数の突起部を有し、前記電解コンデンサのリード端子引き出し側とは反対側の防爆弁部を覆う様に形成されたコンデンサ保持具とを備え、前記突起部には前記プリント基板のパターンとはんだ付けするためのリード足部が形成されており、前記電解コンデンサを前記コンデンサ保持具の突起部により前記プリント基板面との間に空間を形成した状態で前記プリント基板面に搭載し、前記リード端子とコンデンサ保持具のリード足部をプリント基板のパターンにはんだ付けして固定したことを特徴とする電源回路。
- プリント基板と対向する電解コンデンサの外周部を覆う壁をコンデンサ保持具に設けた請求項1記載の電源回路。
- 電解コンデンサのリード端子側に対向する壁をコンデンサ保持具に設けた請求項1記載の電源回路。
- コンデンサ保持具をリフロー炉の最高温度以上の熱変形温度特性を有する合成樹脂材料で構成した請求項1記載の電源回路。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項記載の電源回路を搭載したモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004306664A JP2006120831A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | 電源回路およびそれを用いたモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004306664A JP2006120831A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | 電源回路およびそれを用いたモータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006120831A true JP2006120831A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36538435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004306664A Pending JP2006120831A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | 電源回路およびそれを用いたモータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006120831A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7672138B2 (en) | 2006-07-27 | 2010-03-02 | Denso Corporation | Electronic apparatus |
-
2004
- 2004-10-21 JP JP2004306664A patent/JP2006120831A/ja active Pending
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US7672138B2 (en) | 2006-07-27 | 2010-03-02 | Denso Corporation | Electronic apparatus |
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