JP2006119920A

JP2006119920A - 情報端末装置

Info

Publication number: JP2006119920A
Application number: JP2004307215A
Authority: JP
Inventors: Yasuyuki Hirouchi; 康之廣内; Yoshinori Hatakeyama; 義則畠山
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2004-10-21
Filing date: 2004-10-21
Publication date: 2006-05-11

Abstract

【課題】利用者に特別の負担を掛けることなく、全ての年齢の利用者が使い易い情報端末装置を提供する。
【解決手段】携帯電話機１は、利用者の顔画像を取得するカメラ部４および画像生成部２１と、顔画像によって年齢を判断するための年齢判定用データ記憶部１２と、年齢ごとに異なる操作画面を記憶する操作画面データ記憶部１３と、画像生成部２１によって取得した顔画像を年齢判定用データ記憶部１２と比較して利用者の年齢を判定する年齢判定部２２と、年齢判定部２２によって判定された年齢に基づいて操作画面データ記憶部１３から表示する操作画面を選択する画面選択部２３とを備える。
【選択図】図２

Description

本発明は、顔画像を利用した情報端末装置に関し、特に、顔画像から判定した利用者の
年齢に応じて表示する操作画面を換えて年齢に合った操作方法を提供する情報端末装置に関する。

従来より、情報端末装置の一つである携帯電話機は、広く普及し、様々な年齢の多くの人々によって利用されている。携帯電話機が提供するサービスは、電話だけでなく、人物認証を含む便利なサービスが実用化されて、生活に欠かせない道具となってきたが、その反面、操作が複雑になり使い方が分かり難くなったため、高齢者や子供向けに簡単に操作できるよう機能を限定したメニュー設定ができる携帯電話機や、始めから電話及びメールしか使えない携帯電話機も発売されている。

また、人物認証では暗証番号などによって本人確認を行う方法が知られているが、暗証番号を記憶するなどの利用者の負担を軽減するために、カメラによって撮影した顔画像を予め登録した顔画像情報と照合して利用者を認証する認識装置、又は携帯電話機を使った認証システムなどもある（例えば、特許文献１、特許文献２参照）。

特許文献１の顔画像認識装置は、年齢層別の平均顔画像、又は各年齢層の顔画像の特徴を示す固有ベクトルなどを保持する登録情報保持部と、登録情報保持部を参照して画像入力部から得られた顔画像と一番類似度が高いと判定された年齢層を顔画像の人物の年齢とする年齢推定部を備えて構成され、自動販売機などに取り付けて所定年齢未満の者の操作を拒否させることができる。

特許文献２の生体情報画像認証システムでは、情報端末装置の一つである携帯電話機、ホームＬＡＮシステム、電話局、及びホームＬＡＮの利用者の顔データなどを記憶する照合用辞書を備える顔画像認証センタサーバなどで構成され、携帯電話機の備えるカメラで撮影した利用者の顔画像が照合用辞書に登録されている顔画像によって認証された場合に、当該携帯電話機の指示に従ってホームＬＡＮシステムの利用を許可することができる。
特開２００１−２５６４９６号公報（段落［００８１］−［００８６］、図８）特開２００３−２８１０９９号公報（段落［００２９］−［００３６］、図７）

しかしながら、従来の認証装置は、顔画像を使ったサービスが利用者の認証に留まっている。また、高齢者や子供向けに簡単に操作できるよう機能を限定したメニュー設定ができる携帯電話機においては、メニュー設定に手間がかかるため、それを必要とする老齢者や子供が利用することはほとんど無く、電話とメールしかできない携帯電話機は、携帯電話機の持つ他の便利な機能が利用できないという問題があった。

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、利用者に特別の負担を掛けることなく、全ての年齢の利用者が使い易い情報端末装置を提供することを目的とする。

本発明の情報端末装置は、利用者の顔画像を取得する画像取得手段と、顔画像によって年齢を判断するための年齢判定用データ記憶手段と、前記年齢ごとに異なる操作画面を記憶する操作画面記憶手段と、前記画像取得手段によって取得した顔画像を前記年齢判定用データ記憶手段と比較して前記利用者の年齢を判定する年齢判定手段と、前記年齢判定手段によって判定された年齢に基づいて前記操作画面記憶手段から表示する操作画面を選択する表示調整手段、又は、前記年齢判定手段によって判定された年齢に基づいて報知手段を調整する報知調整手段の少なくとも一つの調整手段を具備する構成を取る。

本発明によれば、利用者に特別の負担を掛けることなく、全ての年齢の利用者が使い易い情報端末装置を提供することができる。

以下、本発明の実施の形態について、情報端末装置として携帯電話機を例にし、図面を使って詳細に説明する。実施の形態１は、年齢に応じて表示する操作画面を自動的に換えて年齢に合った操作方法を提供するもので、実施の形態２は、年齢に応じて報知条件を自動的に換えて年齢に合った報知動作を行うものである。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。図１に示すように、携帯電話機１は、ＬＣＤ(Liquid Crystal Display)などで構成される表示部２と、テンキーなどのキー群によりなる操作部３と、利用者の顔画像などを撮影するためのカメラ部４と、アンテナ５を介して基地局（図示せず）と無線通信を行う無線通信部６と、マイク７及びスピーカ８を接続して着信時の音による通知処理、及び受話、又は送話時の音声処理を行う音声処理部９と、振動で着信などを伝える駆動回路からなる振動部１０と、制御プログラム１１、年齢別の平均顔画像データなどを記憶する年齢判定用データ記憶部１２、及び年齢層別に複数の操作画面データを記憶する操作画面データ記憶部１３などを格納するＲＯＭ１４と、必要に応じて読み込まれたプログラム並びにデータなどを一時的に記憶するＲＡＭ１５とをそれぞれＣＰＵ１６に接続して備える。

ＣＰＵ１６は、ＲＯＭ１４に格納された制御プログラム１１を必要に応じてＲＡＭ１５上に読み込み、携帯電話機１の上述の構成要素を制御してカメラ部４で撮影した顔画像を用いて利用者の年齢を判定する処理、及び判定した年齢に応じて操作画面を選択して表示する処理などを実行する。

図２は、本発明の実施の形態１に係る制御プログラムの機能ブロック図である。図２において、制御プログラム１１は、カメラ部４によって画像を取り込み、取り込んだ画像から顔画像データを生成する画像生成部２１と、生成された顔画像データを年齢判定用データ記憶部１２に記憶された年齢別の平均顔画像データなどと比較して利用者の年齢を判定する年齢判定部２２と、年齢判定部２２で判定した年齢に応じて操作画面データ記憶部１３から表示する操作画面を選択する画面選択部２３と、画面選択部２３で選択された操作画面を表示部２に表示する表示制御部２４などからなる。

図３は、本発明の実施の形態１に係る操作画面データ記憶部の構成例を示す図である。例えば、操作画面データ記憶部１３は、年齢別に電話機能と他の便利な機能を多く表示した一連の一般用操作画面データ３１群からなる一般用操作画面データ部３２、複雑な機能を除いて、電話機能に絞って表示した一連の高齢者用画面データ３３群からなる高齢者用操作画面データ部３４、漢字に振り仮名を添えた一連の子供用操作画面データ３５群からなる子供用操作画面データ部３６を備える。

図４は、本発明の実施の形態１に係る操作画面の例を示す図であり、図４（ａ）は、一般用操作画面の例、図４（ｂ）は、高齢者用操作画面の例、図４（ｃ）は、子供用操作画面の例である。一般用操作画面４１は、図３の一般用操作画面データ３１を表示したもので、例えば、電話機能以外に、メール機能、ウエブ機能、及び決済機能などが表示される。高齢者用操作画面４２は、高齢者用操作画面データ３３を表示したもので、電話機能のみが大きな文字で表示され、連絡を取ることが多い自宅などにワンタッチで電話を掛けられるように、操作ボタンの割付を変えて分かり易く表示してある。子供用操作画面４３は、子供用操作画面データ３５を表示したもので、振り仮名を添えて表示してある。

以上のように構成された携帯電話機１の動作について説明する。図５は、本発明の実施の形態１に係る携帯電話機の動作を説明するフロー図である。携帯電話機１は制御プログラム１１によって制御され、制御プログラム１１は、図２に示すような機能ブロックからなる。制御プログラム１１の画像生成部２１は、カメラ部４によって撮影された画像を取り込み（ＳＴ１０１）、取り込んだ画像から顔画像データを生成する（ＳＴ１０２）。

年齢判定部２２は、生成された顔画像データから顔画像の特徴量を抽出し（ＳＴ１０３）、抽出した顔の特徴量と年齢判定用データ記憶部１２に記憶された年齢層別の顔画像の特徴量を比較して（ＳＴ１０４）、年齢層別に類似度を算出し（ＳＴ１０５）、類似度の最も高い年齢層を適応年齢として設定する（ＳＴ１０６）。

画像生成部２１及び年齢判定部２２の処理は、利用者が携帯電話機１を購入し、本人認証のために顔画像を登録する処理の前後に実行するとよいが、顔画像による認証を行うときに実行してもよい。

適応年齢層の設定が完了し、利用者によって操作画面の表示が要求されると（ＳＴ１０７；ＹＥＳ）、画面選択部２３は、ＳＴ１０６で設定された適応年齢層に従って表示する操作画面を選択する。適応年齢層が高齢者である場合は（ＳＴ１０８；ＹＥＳ）、操作画面データ記憶部１３の高齢者用操作画面データ部３４に記憶されている図４（ｂ）に示すような簡単に電話が掛けられる高齢者用操作画面４２を表示し（ＳＴ１０９）、適応年齢層が子供と判断されると（ＳＴ１１０；ＹＥＳ）、操作画面データ記憶部１３の子供用操作画面データ部３６に記憶されている図４（ｃ）に示すような振り仮名付きの子供用操作画面４３を表示する（ＳＴ１１１）。

適応年齢が高齢者及び子供以外の場合は（ＳＴ１０８；ＮＯ、ＳＴ１１０；ＮＯ）、操作画面データ記憶部１３の一般用操作画面データ部３２に記憶されている図４（ａ）に示すような一般用操作画面４１を表示する（ＳＴ１１２）。

このような実施の形態１によれば、顔画像を撮影した顔画像データを用いて、自動的に年齢に合った操作画面が表示されるので、利用者に負担を掛けることなく、高齢者にとっても、子供にとっても、一般の人にとっても使い易い携帯電話機を提供することができる。また、認証のための顔画像を利用しているので、年齢などを入力する操作がいらない。

尚、認証に関わりなく、適応年齢を設定するために顔画像を撮影するようにしてもよい。このようにすれば、利用者によって１つの携帯電話機１をそれぞれが便利な操作方法で使い分けることができる。

尚、高齢者用操作画面４２や子供用操作画面４３に、操作部３にある操作ボタンの配置情報と操作ボタンに割り当てられた機能の説明などを分かり易く表示してもよい。

（実施の形態２）
図６は、本発明の実施の形態２に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。図６において図１に示す実施の形態１に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図と同じ機能ブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。図６に示すように、実施の形態２の携帯電話機１００は、制御プログラム１１１が実施の形態１の携帯電話機１と異なるものになる。

図７は、本発明の実施の形態２に係る制御プログラムの機能ブロック図である。図７において図３に示す実施の形態１に係る制御プログラムの機能ブロック図と同じ機能ブロックについては同一の符号を付して説明を省略する。制御プログラム１１１は、図３に示す画像生成部２１と、年齢判定部２２に加え、年齢判定部２２で判定した年齢に応じてスピーカ８から出力される着信音又は着信メロディの音量を調整したり、振動部１０の振幅を調整して設定する条件調整部２５と、条件調整部２５で設定された音量又は振幅に従って音声処理部９を介してスピーカ８又は振動部１０を駆動させて着信を報知する報知制御部２６などからなる。

以上のように構成された携帯電話機１００の動作について説明する。図８は、本発明の実施の形態２に係る携帯電話機の動作を説明するフロー図である。図８において図５に示す実施の形態１に係る携帯電話機の動作を説明するフロー図と同じ処理ステップについては同一の符号を付して説明を省略する。

携帯電話機1００は、制御プログラム１１１によって制御され、制御プログラム１１１は、図７に示すような機能ブロックからなる。制御プログラム１１１の画像生成部２１及び年齢判定部２２によって、適応年齢層の設定が完了し、携帯電話機１００に着信があるとき（ＳＴ１２１；ＹＥＳ）、予め設定されている着信通知手段が音となっている場合（ＳＴ１２２；ＹＥＳ）、条件調整部２５は、適応年齢層が高齢であれば（ＳＴ１２３；ＹＥＳ）、音量を大きく調整し（ＳＴ１２４）、適応年齢層が高齢で無ければ（ＳＴ１２３；ＮＯ）、音量をそのままにする。報知制御部２６は、条件調整部２５で設定された音量に従って音声処理部９を介して指定された音のパターン又は楽曲をスピーカ８から出力する（ＳＴ１２５）。

尚、ＳＴ１２２において、着信通知手段に音と指定されているが、特に音のパターンお及び楽曲の指定が無い場合、ＳＴ１２４において、高齢者の好む楽曲から適当なものを選曲して着信メロディとする処理を加えてもよい。

着信通知手段が音ではなく（ＳＴ１２２；ＮＯ）、バイブとなっているとき（ＳＴ１２６；ＹＥＳ）、条件調整部２５は、適応年齢層が高齢であれば（ＳＴ１２７；ＹＥＳ）、振幅値を大きく設定し（ＳＴ１２８）、適応年齢層が高齢で無ければ（ＳＴ１２８；ＮＯ）、振幅をそのままにして、報知制御部２６は、条件調整部２５で設定された振幅に従って振動部１０を駆動させる（ＳＴ１２９）。

このような実施の形態２によれば、顔画像を利用して、高齢者に合った調整を行って着信が通知されるので、高齢者にとっても、一般の人にとっても使いやすく便利である。また、顔画像を利用しているので、設定などの操作する必要が無く子供や高齢者の負担を軽減することができる。

尚、図８の携帯電話機１００の動作を説明するフロー図では、着信時、条件調整部２５で音量又は振幅量を調整しているが、ＳＴ１０６の後に条件調整部２５の処理を行い、着信の前に音量又は振幅量を調整してもよい。

本発明にかかる情報端末装置は、カメラ機能を備え、利用者の年齢によって提供するサービスを変更することが購買意欲を促進する情報端末装置、例えば、プリクラ、カメラ付きのゲーム機、カメラ付きのジュークボックス、インターネットを使った商品紹介システム、インターネットを使った音楽、映画などのコンテンツ配信システムなどに用いるに好適である。

本発明の実施の形態１に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図本発明の実施の形態１に係る制御プログラムの機能ブロック図本発明の実施の形態１に係る操作画面データ記憶部の構成例を示す図本発明の実施の形態１に係る操作画面の例を示す図本発明の実施の形態１に係る携帯電話機の動作を説明するフロー図本発明の実施の形態２に係る携帯電話機の構成を示す機能ブロック図本発明の実施の形態２に係る制御プログラムの機能ブロック図本発明の実施の形態２に係る携帯電話機の動作を説明するフロー図

符号の説明

１、１００携帯電話機
２表示部
３操作部
４カメラ部
５アンテナ
６無線通信部
７マイク
８スピーカ
９音声処理部
１０振動部
１１、１１１制御プログラム
１２年齢判定用データ記憶部
１３操作画面データ記憶部
１４ＲＯＭ
１５ＲＡＭ
１６ＣＰＵ
２１画像生成部
２２年齢判定部
２３画面選択部
２４表示制御部
２５条件調整部
２６報知制御部
３１一般用操作画面データ
３２一般用操作画面データ部
３３高齢者用画面データ
３４高齢者用画面データ部
３５子供用操作画面データ
３６子供用操作画面データ部

Claims

利用者の顔画像を取得する画像取得手段と、
顔画像によって年齢を判断するための年齢判定用データ記憶手段と、
前記年齢ごとに異なる操作画面を記憶する操作画面記憶手段と、
前記画像取得手段によって取得した顔画像を前記年齢判定用データ記憶手段と比較して前記利用者の年齢を判定する年齢判定手段と、
前記年齢判定手段によって判定された年齢に基づいて前記操作画面記憶手段から表示する操作画面を選択する表示調整手段、
又は、前記年齢判定手段によって判定された年齢に基づいて報知手段を調整する報知調整手段の少なくとも一つの調整手段
を具備することを特徴とする情報端末装置。
前記年齢ごとに異なる操作画面とは、前記年齢が高齢者の場合、表示する操作を簡単なものに限定して大きな文字で表示した操作画面であり、前記年齢が子供の場合、表示する文字に振り仮名を付けた操作画面であることを特徴とする請求項１に記載の情報端末装置。
前記年齢判定手段は、顔画像による本人認証のために本人登録を行う前後に実行することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の情報端末装置。
前記年齢判定手段は、顔画像による本人認証を行う前後に実行することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の情報端末装置。