JP2006118559A - 真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム - Google Patents

真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006118559A
JP2006118559A JP2004305341A JP2004305341A JP2006118559A JP 2006118559 A JP2006118559 A JP 2006118559A JP 2004305341 A JP2004305341 A JP 2004305341A JP 2004305341 A JP2004305341 A JP 2004305341A JP 2006118559 A JP2006118559 A JP 2006118559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
thermal conductivity
insulating material
vacuum heat
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004305341A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Shingo
正志 新郷
Masato Sasaki
正人 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004305341A priority Critical patent/JP2006118559A/ja
Publication of JP2006118559A publication Critical patent/JP2006118559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

【課題】真空断熱材の断熱性能を簡単に確認することができ、真空断熱材が保冷容器などに設けられている場合であっても、容易に短時間で測定できる真空断熱材、及び、その断熱性能の確認方法を提供する。
【解決手段】真空断熱材1は、密閉空間20内の圧力に応じて熱伝導率が変化する熱伝導率測定部材12が設けられており、熱伝導率測定部材12の熱伝導率を測定することによって密閉空間20内の圧力の確認をすることができる。したがって、密閉空間20内の圧力の確認が容易となり、真空断熱材1の断熱性能の確認がしやすい。
【選択図】図2

Description

本発明は、保冷容器などに用いることができる真空断熱材や、真空断熱材の断熱性能の確認方法に関するものである。
近年、冷凍食品などの普及に伴い保冷を必要とする冷凍商品の配送が増加している。このような配送は、冷凍商品の工場から卸業者(物流センター)などへの大口配送と、卸業者からスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどへの小口配送とに区分して行われるのが一般的である。
ところで、卸業者からスーパマーケットやコンビニエンスストアなどへ冷凍商品を配送する小口配送では、冷凍商品を配送先毎に区別して保冷容器に収納して配送される。
従来より、保冷容器としては、発泡ポリスチレンや硬質発泡ウレタンフォームなどの簡易な断熱材を用い、チャックや面ファスナなどを用いて蓋の開閉を行うものが多用されている。
また、一方で、断熱性能に優れる真空断熱材が開発されている。このような真空断熱材は特許文献1などに開示されている。
特許文献1に開示された真空断熱材は、ガスバリア性を有する積層フィルム材で製された二枚の外被材を重ね合わせて三方をシールし、外被材の間に断熱コア材(芯材)を挿入する。そして、外被材の内部を減圧しつつ残る一方をシールして真空封入して形成される。
特許文献1などに開示されている真空断熱材は、外被材の内部が真空状態に維持されるため、従来の断熱材に比べて断熱性能が著しく高い。従って、特許文献1に開示された真空断熱材を保冷容器などに採用することにより、保冷性能を向上させた保冷容器とすることができる。
特開2003−172493号公報
真空断熱材は真空度が高いほど断熱効果が優れる。そして、継続使用などによって、真空度が低下して断熱性能が低下することがある。そのため、通常の断熱材と異なり、破損などによって真空度が低下すると、熱伝導率が大きくなり、断熱性能が大きく低下することがあった。
そして、保冷容器などに用いられている真空断熱材の熱伝導率が大きくなると、保冷容器の使用時に、保冷対象である商品の温度が上昇しやすくなり、商品の品質低下につながる。
通常、断熱性能を確認するには、真空断熱材の一方の面に発熱体を設置し、裏面の温度を測って、温度差やエネルギー量などにより、真空断熱材の熱伝導率を測定している。この方法では、真空断熱材全体が熱的に平衡状態となること、すなわち、真空断熱材の温度分布の変化がなくなる状態で測定しなければならず、このため測定に時間がかかる。また、この方法では、真空断熱材の両側の温度を測定する必要があるので、測定しにくいものである。
また、測定対象の真空断熱材を真空近くまで減圧し、減圧の前後の状態との比較を行い、減圧によって内部のガスが排出するなどして発生する寸法変化などによって、真空断熱材の密閉空間の圧力を調べる方法があるが、減圧に時間がかかるものであり、また、精度良い測定ができなかった。さらに、保冷容器に使用されている真空断熱材などにこの方法を用いる場合には、真空断熱材を取り出すなどしなければ測定できず、手間がかかってしまう。
したがって、多数の保冷容器を使用している場合、全てを、使用の度ごとに断熱性能を確認するということは、実際上できなかった。
そこで、本発明は、真空断熱材の断熱性能を簡単に確認することができ、真空断熱材が保冷容器などに設けられている場合であっても、容易に短時間で測定できる真空断熱材、及び、その断熱性能の確認方法を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明の真空断熱材は、密閉空間内の圧力に応じて熱伝導率が変化する熱伝導率測定部材が設けられており、熱伝導率測定部材の熱伝導率を測定することによって密閉空間内の圧力の確認をすることが可能となるものである。
これによって、密閉空間内の圧力の確認が容易となり、真空断熱材の断熱性能の確認がしやすい。
また、上記目的を達成するため、本発明の断熱容器は、上記の真空断熱材を用いて内部空間が設けられている。
これによって、断熱容器に用いられている真空断熱材の密閉空間内の圧力の確認が容易となり、断熱性能の確認がしやすい。
本発明の真空断熱材によれば、断熱性能の確認が、容易に短時間ですることができる。
請求項1に記載の発明は、外被材と、芯材と、前記芯材よりも薄い熱伝導率測定部材とを有し、前記外被材は、前記芯材及び前記熱伝導率測定部材を覆って、内部を減圧した状態で密閉空間を形成しているものであり、前記熱伝導率測定部材は、前記密閉空間内の圧力に応じて熱伝導率が変化するものであり、前記熱伝導率測定部材の熱伝導率を測定することによって前記密閉空間内の圧力の確認をすることが可能であることを特徴とする真空断熱材であるので、熱伝導率測定部材によって、密閉空間内の圧力の確認を容易に行うことができ、真空断熱材の断熱性能を確認しやすい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明における熱伝導率測定部材に、不織布を用いるので、製作がしやすい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明に加えて、密閉空間に設けられる吸熱部材を有し、熱伝導率測定部材が外被材と前記吸熱部材との間に設けられており、前記吸熱部材が前記熱伝導率測定部材と比べて熱伝導率及び比熱が大きいものであるので、外被材側から加熱して行う断熱性能の確認の際に、吸熱部材の温度変化が小さく測定精度が向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明に加えて、密閉空間に設けられる吸熱部材を有し、熱伝導率測定部材が外被材と前記吸熱部材との間に設けられており、前記外被材側を加熱して、その熱が前記熱伝導率測定部材から前記吸熱部材へと伝熱する場合に、一定時間経過後に前記熱伝導率測定部材の温度分布が平衡状態となった時、前記吸熱部材の温度変化が実質的にないことを特徴とするので、外被材側を加熱して熱伝導率を測定する場合に、吸熱部材の温度を測定する必要がない。ここで、吸熱部材の温度変化が実質的にないとは、有意差のないほど温度変化が小さいか、温度変化があっても熱伝導率を測定する上で、影響のない範囲の温度変化である。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、熱伝導率測定部材と芯材との間に、吸熱部材が配置されているものであり、外被材側から加熱して行う断熱性能の確認の際に、芯材の影響を受けにくい。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、熱伝導率測定部材の位置が、外被材の縁付近であって芯材とは離れているものであり、熱伝導率測定部材が邪魔になりにくい。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱材を用いた断熱容器であって、内部空間が形成され、前記内部空間と外部との間に前記真空断熱材が配置されていることを特徴とする断熱容器であり、断熱容器の断熱性能の確認が容易である。
請求項8に記載の発明は、大きさの異なる真空断熱材を複数用いて内部空間が設けられている断熱容器であって、一番小さい真空断熱材に請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱材を用いたことを特徴とする断熱容器であり、断熱性能が低下しやすい一番小さい真空断熱材に、熱伝導率測定部材を設けられているので、断熱性能の確認の精度が向上する。
請求項9に記載の発明は、内部空間を小さくするように折りたたむことができることが可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載の断熱容器であり、商品を入れていない場合にはコンパクトになり、輸送に便利である。
請求項10に記載の発明は、真空断熱材と内部空間の間に検査窓が設けられ、前記検査窓は熱伝導率測定部材に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の断熱容器であり、外被材側から加熱して行う断熱性能の確認の際に、測定作業がしやすい。
請求項11に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱材の熱伝導率測定部材を、外被材側から加熱して前記熱伝導率測定部材の熱伝導率を測定して、密閉空間内の圧力の確認をし、前記真空断熱材の断熱性能を調べることを特徴とする真空断熱材の断熱性能確認方法であり、真空断熱材の断熱性能を調べることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項7から10のいずれか一項に記載の断熱容器を複数使用する使用者が、コンピューターと接続された装置によって、真空断熱材の断熱性能を調べ、断熱容器を使用者に供給することができる供給者にその結果を送信し、供給者が断熱性能が低下している断熱容器を把握することが可能であることを特徴とする断熱容器利用システムであり、断熱性能が低下している場合には、供給者がすぐに別の断熱容器を使用者に送ることができる。
以下さらに本発明の具体的な実施の形態について説明する。なお、この実施の形態によって発明が限定されるものでない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の真空断熱材の斜視図である。図2は、図1に示す真空断熱材のA−A断面の要部を示す断面図である。図3は、図2を拡大して断熱性能の測定する状態を示した断面図である。図4は同実施の形態の真空断熱材を用いた保冷容器(断熱容器)を示した斜視図である。
本発明の実施の形態1の真空断熱材1は、図1に示されており、外被材10、芯材11、熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13を有している。そして、後述するように真空断熱材1には、真空に近い状態まで減圧された密閉空間20が形成され、保冷容器(断熱容器)25などの断熱層として用いられる。
外被材10はシート状であり、2枚の外被材10の外周部の端部同士を密着させてシールし、密閉空間20が形成される。この密閉空間20に芯材11及び熱伝導率測定部材12が配置されている。また、外被材10が芯材11及び熱伝導率測定部材12を覆う状態となっている。
外被材10は、ガスバリア層の内外に熱溶着層および保護層を積層して形成されるラミネートフィルムが用いられている。そして、外被材10は、アルミニウムなどの金属箔や、金属または無酸化物の蒸着されたフィルムをガスバリア層とし、ガスバリア層の内面側に、無延伸ポリプロピレン等のフィルムを熱溶着層として積層すると共に、ガスバリア層の外面側に、ナイロンやポリエチレンテレフタレートなどのフィルムを保護層として積層したラミネートフィルムを用いて形成したものを採用することができる。
芯材11は、圧縮された状態でも芯材11の内部の隙間を維持することができるものであり、具体的には、グラスウールなどの繊維材をバインダーを用いてボード状に加熱成形したものや、シリカの粉末などを用いることができる。
芯材11の形状は、長方形状の板状であり、その大きさは外被材10の大きさよりも小さい。
熱伝導率測定部材12は、圧縮した状態でも熱伝導率測定部材12の内部の隙間を維持することができるものであり、密閉空間20の圧力によって、熱伝導率が変化するものである。また、熱伝導率測定部材12の形状は、芯材11よりも小さく、薄いものである。
熱伝導率測定部材12は、不織布などが用いられているが、密閉空間20内の圧力に応じて熱伝導率が変化するものであればよく、密閉空間20で減圧された状態で、空隙を形成するものであればよい。そして、不織布以外に、芯材11と同様な材質ものや、多孔質媒体や織布なども用いることができる。
熱伝導率測定部材12の厚みは、100μm程度であり、10μm〜200μmが望ましい。熱伝導率測定部材12が厚すぎると、熱伝導率の測定の際に平衡状態となるまでに時間がかかり、薄すぎると、密閉空間20の圧力による熱伝導率の変化が小さくなってしまって測定精度が低下するおそれがあるが、上記範囲であれば、密閉空間20の圧力による熱伝導率の変化が測定でき、温度の状態が短時間で平衡状態となって短時間に測定できる。
本実施の形態の真空断熱材1は、図2、図3に示されるように、芯材11と熱伝導率測定部材12とが重ね合わせられた状態で、外被材10に覆われている。そして、芯材11と熱伝導率測定部材12との間に、吸熱部材13が設けられている。
吸熱部材13は、熱を吸熱することができるものであり、芯材11や熱伝導率測定部材12と比べて、熱伝導率が大きく、比熱が大きい材質ものを用いている。吸熱部材13の材質は、金属やセラミックなどが用いられている。そのため、後述する熱伝導率の測定の際に、外被材10側から加える熱によって、熱伝導率測定部材12に接触している部分の温度が上昇しにくく、精度の良い測定を行うことができる。
吸熱部材13は密閉空間20に設けられているので、吸熱部材13の材質として金属を用いる場合は、減圧された密閉空間20でガスを放出しにくいステンレスが好ましい。
また、熱伝導率測定部材12付近の層構造は、順に、外被材10、熱伝導率測定部材12、吸熱部材13、芯材11、外被材10となっている。そして、芯材11側から見ると、吸熱部材13は熱伝導率測定部材12を遮蔽している。
真空断熱材1は、2枚の外被材10の間に熱伝導率測定部材12、吸熱部材13、芯材11を配置して、外被材10の縁をシールし、内部できる密閉空間20の空気を抜いて減圧し、減圧した状態で完全に密閉して製作される。
そして、真空断熱材1は、熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13が設けられている点を除いては、従来技術の真空断熱材と同様な構造であり、同様の方法によって製作される。
次に、真空断熱材1の熱伝導率を測定する方法について説明する。
図5は、測定用センサ、データ記録部、コンピュータを示す模式図である。図6は、熱伝導率測定部材と外被材の厚み方向の温度分布を示す特性図である。図7は、測定センサの表面部の温度と密閉空間の圧力の関係を示す特性図である。
真空断熱材1の熱伝導率は、図3、図5に示されるように、測定用センサ15が用いて行われる。そして、測定用センサ15には、ヒータ40、熱流センサ41及び断熱部42が設けられている。また、図5に示されるように、測定用センサ15はデータ記録部16とコンピュータ17と接続している。
ヒータ40は、熱を発生することができるものである。そして、ヒータ40で発生した熱は熱流センサ41を通過して、熱流センサ41の表面部41aへ伝達される。
また、熱流センサ41は、時間当たりに流れる熱量を測定することができるものであり、ヒータ40側の境界部41bの温度と、表面部41aの温度を測定し、この温度差などから上記熱量を算出することができる。
測定用センサ15の断熱材42は断熱性の優れる部材であり、ヒータ40の熱を周りから放熱しないようにして、ヒータ40の熱を熱流センサ41の表面部41a側へと効率的に伝達するために設けられるものである。
データ記録部16は、真空断熱材1の熱伝導率のデータなどを記録・表示する装置である。また、コンピュータ17は、真空断熱材1の熱伝導率の測定の際に、ヒータ40の加熱際の熱量や加熱時間の制御を行い、また、熱流センサ41で流れる熱量の算出したり、これらの測定値から熱伝導率の演算を行うことができる。
真空断熱材1の熱伝導率を測定する場合には、真空断熱材の温度が、室温付近の温度となっている状態で行う。例えば、真空断熱材1を使用した直後の場合には、真空断熱材1の温度が低くなっているが、このような場合には真空断熱材1が室温まで上昇するまで、十分時間をおいた後に測定を行う。
測定を始めるには、まず、図3に示すように、測定用センサ15を真空断熱材1の熱伝導率測定部材12付近の外被材10に、熱流センサ41の表面部41aを押しつけるようにして接触させる。
そして、この状態でヒータ40を加熱する。この熱により、熱流センサ41の表面部41aに接触している外被材10が加熱され、さらに、熱伝導率測定部材12が加熱される。そうして、この熱は、外被材10から、熱伝導率測定部材12を経て、吸熱部材13へと熱が流れる。
ヒータ40の加熱をした状態で一定の時間が経過すると、熱伝導率測定部材12は熱的に平衡状態となり、熱伝導率測定部材12の温度分布の変化がほとんどなくなる。なお、ヒータ40の熱は吸熱部材13によって吸収されるが、吸熱部材13は比熱や熱伝導率が大きく、測定開始から熱伝導率測定部材12の温度分布が平衡状態になるまでの間は、吸熱部材13の温度はほとんど上昇しない。そして、測定の開始と、熱伝導率測定部材12の温度分布が平衡状態となった時との温度差は実質的にない。
なお、本実施の形態の熱伝導率測定部材12では、上記のような厚みのものを用いているので、平衡状態となるまでの時間は短い。
次に、熱伝導率の算出方法の一例を示す。熱伝導率測定部材12が熱的に平衡状態となった状態の、熱流センサ41に流れる熱量Q(W)と、表面部41aの温度T1(℃)から、熱伝導率測定部材12と外被材10の部分の熱伝導率K1(W/mK)を算出する。具体的な算出方法としては、室温T2(℃)、熱伝導率測定部材12と外被材10の厚みL(m)、表面部41aの面積S(m2)として、以下に示す式1で算出される。
K1=Q×L/((T1−T2)×S)・・・・(式1)
なお、これは、吸熱部材13の温度上昇はほとんどなく、吸熱部材13の温度はT2で一定として算出している。
また、図6に、熱伝導率測定部材12と外被材10の厚み方向の温度を示している。そして、実線は正常な真空断熱材1の温度分布であり、点線は密閉空間20の圧力が上昇して真空度が低下した真空断熱材1を同条件で測定したときの温度分布である。
このように、真空断熱材1の密閉空間20の圧力が上昇して真空度が低下した場合には、外被材10の熱伝導率に差が無く、かかる部分のグラフの傾きは同じであるが、熱伝導率測定部材12の部分の熱伝導率が大きくなって、かかる部分のグラフの傾きが小さくなる。そして、いずれの場合にも吸熱部材13の温度T2は同じであるので、密閉空間20の圧力が上昇すると表面部41aの温度T1が下がる。
図7には、表面部41aの温度T1と、密閉空間20の圧力Pの関係を示している。このように、表面部41aの温度T1と密閉空間20の圧力Pとは対応しており、表面部41aの温度T1の低下の有無によって、密閉空間20の圧力Pの上昇の有無がわかる。
芯材11の熱伝導率は、密閉空間20の圧力Pに依存するものであり、熱伝導率測定部材12と同様に、密閉空間20の圧力Pが上昇している場合には、芯材11の熱伝導率が大きくなる。したがって、密閉空間20の圧力Pが上昇していることがわかると、熱伝導率測定部材12と同じ密閉空間20にある芯材11の熱伝導率が大きくなったかどうかがわかる。
本実施の形態の測定方法では、熱伝導率測定部材12の熱伝導率の上昇を調べて、密閉空間20の圧力Pを確認し、真空断熱材1の芯材11の熱伝導率が大きくなったかどうか、すなわち、断熱性能が低下したかどうかを知ることができる。さらに、密閉空間20の圧力Pと、真空断熱材1全体の熱伝導率との関係をあらかじめ調べておくことにより、真空断熱材1全体の熱伝導率を確認することができる。
そして、芯材11の材質や厚みなどが違うものであっても、熱伝導率測定部材12を同じものを用いることにより、圧力Pを確認することができるので、多くの種類の真空断熱材1の断熱性能の確認を、同じ条件で確認することができる。
上記の測定結果から行う熱伝導率の測定値の演算などは、コンピュータ17によって行われ、この結果は、データ記録部16によって記録したり、表示したりすることができる。そして、測定者は、異常がないかを確認することができる。
また、真空断熱材1では、真空断熱材1の表面に測定用センサ15を短時間触れるだけで、真空断熱材1の熱伝導率が大きくなったかどうかがわかるので、以下に示すような保冷容器25に真空断熱材1を用い、上記の方法で熱伝導率を確認することにより、保冷容器25の保冷性能の低下を調べることができる。
したがって、今までは、多くの保冷容器25を使用している場合に、全ての保冷容器25の断熱性能が確認できなかったが、本実施の形態の真空断熱材1を用い、上記方法によって確認することが可能となる。
なお、以下の内容は、常温よりも温度が低い商品の保冷を行うための保冷容器25に関するものであるが、常温よりも温度が高い商品の保温を行うための保温容器など、断熱容器に使用することができる。
そして、図4に示される保冷容器25は、商品を入れることのできる内部空間32を有するものであり、保冷容器25には、外部との断熱のために真空断熱材1が用いられている。
保冷容器25は、全体が直方体状の容器であり、蓋部30と本体部31を有している。本体部31は、底面部35と4つの側面部36とを有して、上部は開口状であり、蓋部30は本体部31の開口を選択的に閉じることができ、開閉することができる。
また、本体部31には、底面部35と4つの側面部36に囲まれた内部空間32を有しており、この内部空間32に保冷の必要な商品を入れることができる。
保冷容器25は、商品を入れないときに折りたたむことのできる折りたたみ式である。なお、折りたたみの位置は、図示していないが、公知技術の保冷容器の構造を採用することができる。また、保冷容器25は、全体に剛性があって折りたたみができないものであっても良い。
真空断熱材1が本体部31の少なくとも1ヵ所の側面部36に配置されている。なお、図4には図示していないが、本体部31の底面部35や他の3つの側面部36、及び、蓋部30にも断熱材が設けられており、この断熱材として、真空断熱材1を用いても良く、熱伝導率測定部材12が設けられていない従来技術の真空断熱材を用いても良い。また、真空断熱材1を蓋部30のみに設けることができる。
そして、真空断熱材1は内部空間32と外部との間に配置され、内部空間32は、真空断熱材1や従来技術の真空断熱材によって囲まれており、外部との断熱が行われる。
また、図4に示されるように、本体部31には検査窓33が設けられている。検査窓33は、内部空間32側に開口する孔でありであり、検査窓33の位置は真空断熱材1の熱伝導率測定部材12に対応する位置である。検査窓33は、内部空間32側に設けられているので、保冷容器25の保冷性能が低下しにくい。
そして、保冷容器25の保冷性能を調べる場合には、検査窓33から露出している熱伝導率測定部材12付近の外被材10に測定センサ15を接触させて、上記で説明した測定方法により、表面部41aの温度T1や熱伝導率を測定して、密閉空間20の圧力Pを測定する。
その結果、表面部41aの温度T1が低く、熱伝導率が大きく、密閉空間20の圧力Pが大きい場合には、保冷性能が低下していることがわかる。
保冷容器25に用いられている全ての断熱材が、熱伝導率測定部材12を有する本実施の形態の真空断熱材1である場合には、全ての真空断熱材1の熱伝導率を確認することができるが、一部の断熱材に熱伝導率測定部材12を有する真空断熱材1を用い、この真空断熱材のみ測定しても良い。一部に設ける場合には、保冷容器25に用いられている真空断熱材の中で、一番小さいものに熱伝導率測定部材12を設けることが望ましい。これは、真空断熱材の大きさが小さいほど、劣化の際の圧力上昇の程度が大きくなり、断熱性能の確認しやすいからである。
なお、検査窓33を設けずに、真空断熱材1を取り出して熱伝導率を測定しても良い。
また、保冷容器25の真空断熱材1の熱伝導率が上昇し、保冷性能が低下したことがわかった場合、この保冷容器25を使用しないようにする必要がある。
多くの保冷容器25を使用する場合、どの保冷容器25の保冷性能が低下したかどうかが、後でわからなくなることがある。そこで、各保冷容器25に識別番号等の識別記号を付与し、上記した熱伝導率の測定して、この識別記号と、熱伝導率の測定結果を合わせて管理することもできる。
さらに、この識別記号の付与する方法として、ICタグを用いても良い。そして、保冷容器25に固有の識別記号を有するICタグを取り付けて、熱伝導率の測定の際に、ICタグの読み取りを行うことで、保冷容器25の型などの情報と共に測定結果を取り扱うことができ、短時間に効率的に作業を行うことができる。
なお、ICタグは、記録部分があり、非接触の無線通信によって、この記録部分の読み取りを行うことができるものである。ICタグは、保冷容器25の本体部31に設けても良く、真空断熱材1に設けても良い。
さらに、熱伝導率の測定を行う際に用いるコンピュータ17を、インターネットなどのネットワークや回線に接続して、コンピュータ17間の間のデータの送受信を行うようにして、一元管理や相互管理を行うようにしても良い。
そして、保冷容器25を複数使用する使用者と、保冷容器25を供給することのできる供給者の間で、上記データの送受信を行うようにして、断熱性能が低下している場合には、別の保冷容器25を使用者に送るようにしてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の真空断熱材2について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2の真空断熱材の斜視図である。図9は、図8に示す真空断熱材のB−B断面の要部を示す断面図である。
真空断熱材2は、図8、図9に示されており、実施の形態1の真空断熱材1と同様に、外被材10、芯材11、熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13を有している。そして、真空断熱材1には、真空に近い状態まで減圧された密閉空間20が形成されており、この密閉空間20に芯材11及び熱伝導率測定部材12が配置されている。
真空断熱材2の熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13は、芯材11に重ねた状態で配置されているのではなく、芯材11とは離れた外被材10の縁付近に配置している。そして、芯材11と熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13との間に空洞状の接続部50が設けられており、外被材11で形成される同じ密閉空間20に、芯材11、熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13が配置されて、これらの部材の圧力が同じとなっている。
真空断熱材2では、熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13が、芯材11に重ねられておらず、外被材10の縁に設けられているので、熱伝導率測定部材12及び吸熱部材13が邪魔になりにくい。
なお、真空断熱材2の、熱伝導率の測定方法や、保冷容器25に用いて使用する内容については、実施の形態1の真空断熱材1と同様である。
(実施の形態3)
また、図10、図11には、本発明の実施の形態3の真空断熱材3が示されている。
図10は、本発明の実施の形態3の真空断熱材の斜視図である。図11は、図10に示す真空断熱材のC−C断面の要部を示す断面図である。図12は、図11を拡大して断熱性能の測定する状態の要部を示した断面図である。
真空断熱材3は、上記の実施の形態1,2の真空断熱材1,2とは異なり、吸熱部材13は設けられておらず、外被材10、芯材11及び熱伝導率測定部材12を有している。
熱伝導率測定部材12は、芯材11とは離れた外被材10の縁付近に配置しており、外被材10に挟まれた状態である。そして、空洞状の接続部50が設けられており、外被材11で形成される同じ密閉空間20に、芯材11及び熱伝導率測定部材12が配置されて、これらの部材の圧力が同じとなっている。
そして、真空断熱材3の熱伝導率を測定する場合には、図12に示されるように、ヒータ部材55と熱流センサ部材56とを用いて行われる。
ヒータ部材55は、ヒータ57と断熱部58とが設けられ、ヒータ57は、外被材10に接触させる接触部57aを除いて断熱部58に覆われている。熱流センサ部材56は熱流センサ59と断熱部60が設けられ、熱流センサ59は外被材10に接触させる接触部61と、接触部61と反対側に設けられた対向部62とを除いて、断熱部60に覆われている。
なお、ヒータ部材55や熱流センサ部材56は、上記実施の形態と同様に、データ記録部16やコンピュータ17と接続されている。
そして、ヒータ57を加熱して、その熱が外被材10と外被材10に挟まれた熱伝導率測定部材12を伝達して、熱流センサ59へ伝達される。そして、熱流センサ59で測定された時間当たり伝達された熱量と、温度差などによって、外被材10と熱伝導率測定部材12の熱伝導率を測定する。そして、真空断熱材3の密閉空間20の圧力Pが上昇している場合には、この熱伝導率が大きくなり、熱伝導率測定部材12と同じ密閉空間20にある芯材11の熱伝導率が大きくなっていることがわかる。
真空断熱材3では、熱伝導率測定部材12が芯材11に重ねられておらず、外被材10の縁に設けられているので、熱伝導率測定部材12が邪魔になりにくい。
以上のように、本発明にかかる真空断熱材は、熱伝導率の確認が容易であり、保冷の必要な業務用の小口配送の保冷容器や、家庭用の保冷容器などの断熱材として用いることができる。
本発明の実施の形態1の真空断熱材の斜視図 図1に示す真空断熱材のA−A断面の要部を示す断面図 図2を拡大して断熱性能の測定する状態を示した断面図 本発明の実施の形態1の真空断熱材を用いた保冷容器を示した斜視図 本発明の実施の形態1の真空断熱材の断熱性能の確認に使用する測定用センサ、データ記録部、コンピュータを示す模式図 本発明の実施の形態1の真空断熱材の熱伝導率測定部材と外被材の厚み方向の温度分布を示す特性図 本発明の実施の形態1の真空断熱材の測定センサの表面部の温度と密閉空間の圧力の関係を示す特性図 本発明の実施の形態2の真空断熱材の斜視図 図8に示す真空断熱材のB−B断面の要部を示す断面図 本発明の実施の形態3の真空断熱材の斜視図 図10に示す真空断熱材のC−C断面の要部を示す断面図 図11を拡大して断熱性能の測定する状態の要部を示した断面図
符号の説明
1,2,3 真空断熱材
10 外被材
11 芯材
12 熱伝導測定部材
13 吸熱部材
17 コンピュータ
20 密閉空間
25 保冷容器(断熱容器)
32 内部空間
33 検査窓

Claims (12)

  1. 外被材と、芯材と、前記芯材よりも薄い熱伝導率測定部材とを有し、前記外被材は、前記芯材及び前記熱伝導率測定部材を覆って、内部を減圧した状態で密閉空間を形成しているものであり、前記熱伝導率測定部材は、前記密閉空間内の圧力に応じて熱伝導率が変化するものであり、前記熱伝導率測定部材の熱伝導率を測定することによって前記密閉空間内の圧力の確認をすることが可能であることを特徴とする真空断熱材。
  2. 熱伝導率測定部材は、不織布が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。
  3. 密閉空間に設けられる吸熱部材を有し、熱伝導率測定部材は外被材と前記吸熱部材との間に設けられており、前記吸熱部材は前記熱伝導率測定部材と比べて熱伝導率及び比熱が大きいものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の真空断熱材。
  4. 密閉空間に設けられる吸熱部材を有し、熱伝導率測定部材は外被材と前記吸熱部材との間に設けられており、
    前記外被材側を加熱して、その熱が前記熱伝導率測定部材から前記吸熱部材へと伝熱する場合に、一定時間経過後に前記熱伝導率測定部材の温度分布が平衡状態となった時、前記吸熱部材の温度変化が実質的にないことを特徴とする請求項1又は2に記載の真空断熱材。
  5. 熱伝導率測定部材と芯材との間に、吸熱部材が配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の真空断熱材。
  6. 熱伝導率測定部材の位置は、外被材の縁付近であって芯材とは離れていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の真空断熱材。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱材を用いた断熱容器であって、内部空間が形成され、前記内部空間と外部との間に前記真空断熱材が配置されていることを特徴とする断熱容器。
  8. 大きさの異なる真空断熱材を複数用いて内部空間が設けられている断熱容器であって、一番小さい真空断熱材に請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱材を用いたことを特徴とする断熱容器。
  9. 内部空間を小さくするように折りたたむことができることが可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載の断熱容器。
  10. 真空断熱材と内部空間の間に検査窓が設けられ、前記検査窓は熱伝導率測定部材に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の断熱容器。
  11. 請求項1から6のいずれか一項に記載の真空断熱材の熱伝導率測定部材を、外被材側から加熱して前記熱伝導率測定部材の熱伝導率を測定して、密閉空間内の圧力の確認をし、前記真空断熱材の断熱性能を調べることを特徴とする真空断熱材の断熱性能確認方法。
  12. 請求項7から10のいずれか一項に記載の断熱容器を複数使用する使用者が、コンピューターと接続された装置によって、真空断熱材の断熱性能を調べ、断熱容器を使用者に供給することができる供給者にその結果を送信し、供給者が断熱性能が低下している断熱容器を把握することが可能であることを特徴とする断熱容器利用システム。
JP2004305341A 2004-10-20 2004-10-20 真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム Pending JP2006118559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305341A JP2006118559A (ja) 2004-10-20 2004-10-20 真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305341A JP2006118559A (ja) 2004-10-20 2004-10-20 真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006118559A true JP2006118559A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36536639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004305341A Pending JP2006118559A (ja) 2004-10-20 2004-10-20 真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006118559A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641565B1 (ja) * 2010-08-02 2011-03-02 株式会社本宏製作所 センサ付真空断熱パネル
WO2012017903A1 (ja) * 2010-08-02 2012-02-09 株式会社本宏製作所 センサ付き真空断熱パネルとそのパネルを利用した断熱容器
JP2012132585A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2013525705A (ja) * 2010-04-30 2013-06-20 ヴァ−クー−テック アーゲー 断熱用真空シート材
KR101346515B1 (ko) 2011-08-04 2013-12-31 (주)엘지하우시스 진공홀 구조체 및 이를 구비한 진공단열재
US8882344B2 (en) 2012-02-01 2014-11-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Thermal insulation performance measurement apparatus and measurement method using the same
JP2019064735A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 奈津子 小川 保冷用包装材
CN111077179A (zh) * 2019-12-13 2020-04-28 蒋国政 一种环保材料隔热性能检测设备
JP2021000480A (ja) * 2015-01-28 2021-01-07 メディカル エンタープライゼス ディストリビューション、 エルエルシー 滅菌可能な手術器具用の断熱性電池筐体
JP2021134891A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 真空断熱体及びこの検査システム
KR20210138837A (ko) * 2020-05-12 2021-11-22 엔피씨(주) 보냉상자 및 보냉상자의 배송이력 추적방법
WO2022130920A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 Agc株式会社 真空断熱材、及び真空断熱容器、並びに圧力計測方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525705A (ja) * 2010-04-30 2013-06-20 ヴァ−クー−テック アーゲー 断熱用真空シート材
WO2012017903A1 (ja) * 2010-08-02 2012-02-09 株式会社本宏製作所 センサ付き真空断熱パネルとそのパネルを利用した断熱容器
JP2012031977A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Honko Mfg Co Ltd センサ付真空断熱パネル
JP4641565B1 (ja) * 2010-08-02 2011-03-02 株式会社本宏製作所 センサ付真空断熱パネル
JP2012132585A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Toshiba Corp 冷蔵庫
KR101346515B1 (ko) 2011-08-04 2013-12-31 (주)엘지하우시스 진공홀 구조체 및 이를 구비한 진공단열재
US8882344B2 (en) 2012-02-01 2014-11-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Thermal insulation performance measurement apparatus and measurement method using the same
US9618402B2 (en) 2012-02-01 2017-04-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Thermal insulation performance measurement apparatus and measurement method using the same
JP7096868B2 (ja) 2015-01-28 2022-07-06 メディカル エンタープライゼス ディストリビューション、 エルエルシー 滅菌可能な手術器具用の断熱性電池筐体
US11611123B2 (en) 2015-01-28 2023-03-21 DePuy Synthes Products, Inc. Battery enclosure for sterilizeable surgical tools having thermal insulation
JP2021000480A (ja) * 2015-01-28 2021-01-07 メディカル エンタープライゼス ディストリビューション、 エルエルシー 滅菌可能な手術器具用の断熱性電池筐体
CN112448093A (zh) * 2015-01-28 2021-03-05 德普伊新特斯产品公司 用于具有隔热的可灭菌手术工具的电池外壳
JP2019064735A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 奈津子 小川 保冷用包装材
CN111077179A (zh) * 2019-12-13 2020-04-28 蒋国政 一种环保材料隔热性能检测设备
JP2021134891A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 真空断熱体及びこの検査システム
JP7194899B2 (ja) 2020-02-28 2022-12-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 真空断熱体及びこの検査システム
KR20210138837A (ko) * 2020-05-12 2021-11-22 엔피씨(주) 보냉상자 및 보냉상자의 배송이력 추적방법
KR102391204B1 (ko) * 2020-05-12 2022-04-29 엔피씨(주) 보냉상자 및 보냉상자의 배송이력 추적방법
WO2022130920A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 Agc株式会社 真空断熱材、及び真空断熱容器、並びに圧力計測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6108180B2 (ja) 真空断熱材およびこれを用いた断熱筐体
JP2006118559A (ja) 真空断熱材、真空断熱材の断熱性能確認方法、断熱容器、並びに、断熱容器利用システム
US6771183B2 (en) Advanced thermal container
US7412846B2 (en) Isothermal transportation container
EP3392581B1 (en) Vacuum insulating element and a storage vessel with it
EP1291300A2 (en) Multi-layer core for vacuum insulation panel and insulated container including a vacuum insulation panel
JP5827097B2 (ja) 熱伝導率測定方法
JP2012171733A (ja) 物品配送システム
US20140010258A1 (en) Thermal conductivity measuring device and method of measuring the thermal conductivity
Wang et al. Investigation of the effect of thermal insulation materials on packaging performance
US20220341658A1 (en) System for evaluating the insulation properties of a thermally insulated transport unit
JP4573734B2 (ja) 保温搬送庫および保温搬送方法
JP2012180904A (ja) 断熱センサ類
JP2015169372A (ja) 断熱容器および断熱容器の製造方法
CN114040878A (zh) 恒温容器
JP5027882B2 (ja) 真空排気体内のガス圧力を決定するための方法および装置
JP2012180903A (ja) 折り曲げ断熱パネルとそれを使用した断熱容器
EP4317018A1 (en) Vacuum insulation container
US20230204164A1 (en) Management system for vacuum heat insulating body
CN108473210A (zh) 金属绝缘部件
JP4944567B2 (ja) 真空断熱物品及びその製造方法
JP2022110937A (ja) 輸送用保冷庫
JP2022110936A (ja) 輸送用保冷庫
JP2020037446A (ja) 収納箱
JP2001141178A (ja) 真空断熱材,断熱容器,断熱容器の製造方法,断熱箱体、および断熱パネル