JP2006117411A - エレベータ群管理制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各エレベータが乗場呼びに応答するまでの予測到着時間の算出精度を向上する。
【解決手段】乗場呼び発生時に、先ず、各エレベータが乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の全ての階に対して仮想乗場呼びを登録し、仮想乗場呼びを通過するまでの通過時間を演算する(6)。次に、各階における仮想乗場呼びの通過時間と乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め(5)、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める(4)。そして、求められた各階の平均乗場呼び停止時間を基に、各階の予測到着時間を算出する(3)。最後に、算出された予測到着時間を基に発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する(2)。
【選択図】 図1
【解決手段】乗場呼び発生時に、先ず、各エレベータが乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の全ての階に対して仮想乗場呼びを登録し、仮想乗場呼びを通過するまでの通過時間を演算する(6)。次に、各階における仮想乗場呼びの通過時間と乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め(5)、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める(4)。そして、求められた各階の平均乗場呼び停止時間を基に、各階の予測到着時間を算出する(3)。最後に、算出された予測到着時間を基に発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する(2)。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるエレベータ群管理制御装置に係わり、特に、発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てることができるエレベータ群管理制御装置に関する。
一般に、複数のエレベータが設置され群管理制御運転が行われているビルにおいて、各階の乗場(エレベータホール)に取付けられた乗場呼び釦のボタン操作で上方又は下方の乗場呼びが登録されると、複数台のエレベータの中からその時点で最適なエレベータが選択され、該当乗場呼びに対して割当てられる。
より具体的には、新たに乗場呼びが発生した場合、現在時点で登録されているエレベータが目的階に到達するまでに発生する他の階の乗場呼び、かご呼び、かご位置、走行方向などの情報から、各階に対する各エレベータの予測到着時間を計算し、エレベータ毎に新規発生した乗場呼びに対する予測到着時間を含む割当評価値を演算し、その割当評価値の最適なエレベータに割当を出力する。
この方式においては、予測到着時間を正確に計算することが重要となる。ところが、正確な予測到着時間の算出に用いるかご呼びや乗場呼びの発生は、不確定な要素であり、それを正確に予測する事は不可能である。
そのため、過去の統計量に基づいてかご呼びの発生を予測するエレベータの群管理制御方法が特許文献1に報告されている。この特許文献1に報告されたエレベータの群管理制御方法においては、かご呼びの需要分布に基づき、各階の乗場(エレベータホール)に対する平均到着間隔と予測未応答時間の関係を求める。そして、この関係より、予測かご呼び登録数を算出し、かご呼び登録数に応じて前記需要分布の確率分布が等分になる階床を派生かご呼び階と予測し、これをかご到着時間に反映させることにより、各階の乗場(エレベータホール)に対する予測未応答時間計算の精度を向上させる。
その結果、かご呼びによる先着、予報変更、長待ち等の防止を図って、群管理制御のトータルな性能向上を実現できる。
特公平2―17472号公報
しかしながら上記のような方式においては、乗場呼びの登録後に発生する可能性のある他の階の乗場呼びについての考慮がされておらず、新規発生した乗場呼びに対する各エレベータの予測到着時間にずれが生じてしまう場合がある。図13を用いて詳細に説明する。
図13には、20階のビルで、A号機のエレベータが1階で待機中、B号機のエレベータが8階で戸開中で上方向に9階、10階のかご呼びにより走行中であった時に、新たに11階で上方向の乗場呼びが発生した場合が記載されている。
この場合、従来の方式では、11階の上方向乗場呼びに対する予測到着時間を求めると、A号機は1階から11階まで直行するとして20秒(1階床当たり2秒で走行するとして計算)、B号機は8階戸開時間5秒、9階までの走行時間2秒、9階の戸開時間5秒、10階までの走行時間2秒、10階の戸開時間5秒、11階までの走行時間2秒として計算すると合計21秒となり、わずかではあるが、A号機が先に到着すると予測される。したがって、11階の上方向乗場呼びに対してA号機が割当てられる。
ところが、2〜10階において乗場呼びが、A号機がその階を通過するまでの間に発生すると、A号機はその乗場呼びに応答する事となり、予測到着時間に大幅なずれを生じてしまう。結果として、A号機は、B号機より後に11階に到着することになり、11階の上方向乗場呼びに対してB号機を割当てていた方が、11階の乗客(利用者)の待ち時間を短くできた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、乗場呼び発生時に各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでの予測到着時間の算出精度を向上でき、新たに発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てでき、各階で乗場呼び操作を行った乗客(利用者)の待ち時間を短くでき、乗客(利用者)に対するサービスをより一層向上できるエレベータ群管理制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階で乗場呼びが発生すると、この乗場呼びに応答するための各エレベータの予測到着時間を求め、この予測到着時間が最も短いエレベータを該当乗場呼びに割当てるエレベータ群管理制御装置に適用される。
そして、上記課題を解消するために、本発明のエレベータ群管理制御装置においては、乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の全ての階に対して仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算する仮想乗場呼び通過時間演算手段と、各階の乗場呼びの発生確率を演算する乗場呼び発生確率演算手段と、各階における仮想乗場呼びの通過時間と乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める平均乗場呼び停止時間算出手段と、この求められた各階の平均乗場呼び停止時間を基に、各階の予測到着時間を算出する予測到着時間演算手段と、この予測到着時間演算手段で算出された各エレベータの発生した乗場呼びの発生階の予測到着時間を基に、発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する割当制御手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ群管理制御装置においては、乗場呼び発生時に各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階に対しても乗場呼びが発生するとし、エレベータがその仮想乗場呼びに停止する確率を求め、その乗場呼び停止確率と乗場呼び停止時間を乗算することにより平均乗場呼び停止時間を求め、各階の平均乗場呼び停止時間を求め各階の予測到着時間を算出している。
このように、乗場呼び発生時に各エレベータがこの乗場呼びに応答する(該当乗場呼びの発生階へ到達する)までに発生するであろう乗場呼び(仮想乗場呼び)をも考慮して予測到着時間を算出しているので、発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てできる。
また、別の発明のエレベータ群管理制御装置においては、上述した発明のエレベータ群管理制御装置に対して、乗場呼び発生時に、乗場呼びの発生していない階に対して仮に乗場呼びが発生した場合に、この仮の乗場呼びに対してどのエレベータが割当てられるかを示す割当号機テーブルを作成する割当号機テーブル作成手段を付加している。
さらに、仮想乗場呼び通過時間演算手段は、乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階のうち、割当号機テーブルにおいて該当エレベータに割当てられている階に対してのみ仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算するようにしている。
このように構成されたエレベータ群管理制御装置においては、乗場呼びの発生していない階に対して仮に乗場呼びが発生した場合にこの仮の乗場呼びに対してどのエレベータが割当てられるかを示す割当号機テーブルが作成されるので、仮想乗場呼び通過時間演算手段にて、割当号機テーブルにおいて該当エレベータに割当てられている階に対してのみ仮想乗場呼びを登録するので、割当号機テーブルで割当(指定)されたエレベータが各階を通過するまでの通過時間がより現実に近い値として算出される。
また、別の発明のエレベータ群管理制御装置においては、上述した発明のエレベータ群管理制御装置に対して、仮想乗場呼びの停止後に派生するかご呼びによる平均停止時間を算出する派生かご呼び平均停止時間算出手段を付加している。そして、予測到着時間演算手段は、求められた各階の平均乗場呼び停止時間と算出された派生かご呼びによる平均停止時間とを基に、各階の予測到着時間を算出する。
このように構成されたエレベータ群管理制御装置においては、仮想乗場呼びに応じてエレベータの停止後に派生するかご呼びをも考慮して各階の予測到着時間が算出されるので、より正確な予測到着時間に基づいて、発生した乗場呼びに割当てるエレベータが選択される。
また、別の発明のエレベータ群管理制御装置においては、上述した発明のエレベータ群管理制御装置に対して、上述した割当号機テーブル作成手段及び派生かご呼び平均停止時間算出手段を付加している。
このように構成されたエレベータ群管理制御装置においては、上述した仮の乗場呼びに対してのエレベータの割当効果と、仮想乗場呼びの停止後に派生するかご呼びに起因する停止時間の加算効果との2つの効果を奏することが可能である。
本発明のエレベータ群管理制御装置においては、乗場呼び発生時に各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階に対して乗場呼びが発生する事も考慮して予測到着時間を計算している。
したがって、新たに発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てでき、各階で乗場呼び操作を行った乗客(利用者)の待ち時間を短くでき、乗客(利用者)に対するサービスをより一層向上できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。
このエレベータシステムは、20階のビルにおいて、A号機とB号機とC号機との3台のエレベータが1階(1F)から20階(20F)までの各階に対してエレベータサービスを提供する。エレベータシステムは、図1に示すように、3台のエレベータの群管理制御を行う群管理制御装置7と、各々のエレベータを個別に制御する3個の単体制御装置8a、8b、8cと、ビルの1Fから20Fまでの各階の乗場(エレベータホール)に設けられた上方及び下方の乗場呼び釦1a〜1sとで構成されている。そして、各エレベータは乗客を乗せるかご9a、9b、9cを有している。
図1は本発明の第1実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。
このエレベータシステムは、20階のビルにおいて、A号機とB号機とC号機との3台のエレベータが1階(1F)から20階(20F)までの各階に対してエレベータサービスを提供する。エレベータシステムは、図1に示すように、3台のエレベータの群管理制御を行う群管理制御装置7と、各々のエレベータを個別に制御する3個の単体制御装置8a、8b、8cと、ビルの1Fから20Fまでの各階の乗場(エレベータホール)に設けられた上方及び下方の乗場呼び釦1a〜1sとで構成されている。そして、各エレベータは乗客を乗せるかご9a、9b、9cを有している。
例えばコンピュータで構成された群管理制御装置7内には、割当制御部2、予測到着時間演算部3、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5、仮想乗場呼び通過時間演算部6が設けられている。
割当制御部2は、各階の乗場呼び釦1a〜1sから乗場呼びを受けると、予測到着時間演算部3からの予測到着時間の情報を基に各号機(各エレベータ)の乗場呼びに対する予測到着時間を含む割当の評価演算を行い、単体制御装置8a、8b、8cの中から最適の号機に乗場呼びに対する割当を出力する。単体制御装置8a、8b、8cは割当を受けると、かご9a、9b、9cを乗場呼びの発生階に向けて走行させる。
予測到着時間演算部3は、現在登録されている乗場呼び及びかご呼びの情報と、乗場呼びの発生していない階に対しては、平均乗場呼び停止時間演算部4からの情報とに基づいて各階の予測到着時間を演算する。
平均乗場呼び停止時間演算手段4は、乗場呼び発生確率演算部5からの乗場呼び発生確率情報と、仮想乗場呼び通過時間演算部6からの仮想乗場呼びを通過するまでの時間をもとに平均乗場呼び停止時間を算出する。
次に、群管理制御装置7を構成する各部2〜6の詳細動作を順番に説明する。
最初に、仮想乗場呼び通過時間演算部6の動作を説明する。この実施形態装置においては、乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階に乗場呼びが発生することによりエレベータが停止することを予測する事が目的である。しかし、新たに乗場呼びが発生したとしても、エレベータが通過した後に発生した場合にはそのエレベータには割当てられない事となり、予測到着時間に影響を与えないから、エレベータが乗場呼びが発生した階を通過するまでの時間を算出する必要がある。
最初に、仮想乗場呼び通過時間演算部6の動作を説明する。この実施形態装置においては、乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階に乗場呼びが発生することによりエレベータが停止することを予測する事が目的である。しかし、新たに乗場呼びが発生したとしても、エレベータが通過した後に発生した場合にはそのエレベータには割当てられない事となり、予測到着時間に影響を与えないから、エレベータが乗場呼びが発生した階を通過するまでの時間を算出する必要がある。
そこで、仮想乗場呼び通過時間演算6が、乗場呼びの発生していない階に対して、エレベータがその乗場呼びの階を通過するまでの通過時間を計算する。エレベータが1階床走行あたり、2秒かかるとすると、図13に示したように、A号機のエレベータが1階で待機中、B号機のエレベータが8階で戸開中で上方向に9階、10階のかご呼びにより走行中であった時に、11階で上方向の乗場呼びが発生した状態においては、各エレベータの各階の通過時間を示す通過時間テーブル12は図2の通りとなる。
乗場呼び発生確率演算部5は、過去の学習データから、単位時間あたりの乗場呼びの発生頻度を乗場呼び毎(各階毎)に演算する。ここでは、計算を容易にするため、全階床の乗場呼びの発生頻度を100秒に1個とする。
次に、平均乗場呼び停止時間演算部4の動作を説明する。平均乗場呼び停止時間演算部4は仮想乗場呼び通過時間演算部6の通過時間テーブル12から得られる仮想乗場呼びの発生階の通過時間と、前記乗場呼び発生確率演算部5から得られる乗場呼び発生確率から、仮想乗場呼びに停止する確率を下記式により計算する。
仮想乗場呼び通過時間×乗場呼び発生確率=仮想乗場呼び停止確率
そしてこの算出した仮想乗場呼び停止確率と、乗場呼び停止時間から平均乗場呼び停止時間を下記式により計算する。
そしてこの算出した仮想乗場呼び停止確率と、乗場呼び停止時間から平均乗場呼び停止時間を下記式により計算する。
仮想乗場呼び停止確率×乗場呼び停止時間=平均乗場呼び停止時間
こうして求めたエレベータ毎の各階(各仮想乗場呼び)に対する平均乗場呼び停止時間を示す平均停止時間テーブル13は図3の通りとなる。
こうして求めたエレベータ毎の各階(各仮想乗場呼び)に対する平均乗場呼び停止時間を示す平均停止時間テーブル13は図3の通りとなる。
この実施形態装置においては、図3に示すように、例えばある階(6階)にエレベータが通過するまで10秒で乗場呼びの発生確率が100秒に1個で、乗場呼びに停止した場合の停止に要する時間が10秒であったとすると、その6階の乗場呼びに停止する確率は10(秒)×1/100=0.1(10%)であり、10回に1回は10秒間の停止に要する時間が加算される事となり、これを平均すると、6階の乗場呼びに対して、10(秒)×0.1(10%)=1秒の乗り場呼び停止時間がある。
次に、予測到着時間演算部3の動作を説明する。予測到着時間演算部3は乗場呼びの発生していない階に対しても、平均乗場呼び停止時間算出部4からの平均停止時間分は停止するものとして、各階の予測到着時間を計算する。各階の予測到着時間を示す予測到着時間テーブル14を図4に示す。
この実施形態装置においては、図4に示すように、例えば4階の予測到着時間は、A号機のエレベータがこの4階に直行してくる計算であれば、図2に示す通り6秒であるが、図3に示す通り、2階で0.2秒、3階で0.4秒の平均停止時間が加算されるため、実際の4階の予測到着時間は、図4の予測到着時間テーブル14に示すように、6秒+0.2秒+0.4秒=6.6秒と計算される。
割当制御部2は予測到着時間演算部3からの予測到着時間テーブル14から、各エレベータが今回発生した乗場呼びに応答するための予測到着時間を得て、この予測到着時間が最小のエレベータに乗場呼びの割当を行う。
以上説明したように、第1実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、乗場呼び発生時に各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに発生するであろう乗場呼び(仮想乗場呼び)も考慮して予測到着時間を算出しているので、発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てできる。
したがって、新たに発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てでき、各階で乗場呼び操作を行った乗客(利用者)の待ち時間を短くでき、乗客(利用者)に対するサービスをより一層向上できる。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1に示す第1実施形態のエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明を省略する。
図5は本発明の第2実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1に示す第1実施形態のエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明を省略する。
この第2実施形態のエレベータ群管理制御装置においては、コンピュータで構成された群管理制御装置7内には、割当制御部2、予測到着時間演算部3、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5、仮想乗場呼び通過時間演算部6a、割当号機テーブル作成部10が設けられている。
割当制御部2、予測到着時間演算部3、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5の基本動作は前述した第1実施形態のエレベータ群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
割当号機テーブル作成部10は、乗場呼び発生時に、乗場呼びの発生していない階に対して仮に乗場呼びが発生した場合に、この仮の乗場呼びに対してどのエレベータが割当てられるかを示す図6に示す割当号機テーブル15を作成する。
仮想乗場呼び通過時間演算部6aは、乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階のうち、割当号機テーブル15において該当エレベータに割当てられている階に対してのみ仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算して、図6に示す通過時間テーブル16を作成する。
次に、群管理制御装置7を構成する各部2〜6a、10の詳細動作を説明する。
図6に、仮想乗場呼び通過時間演算部6aにて作成された通過時間テーブル16と、割当号機テーブル作成部10にて作成された割当号機テーブル15を示す。この実施形態装置においては、20階建てのビルに、A号機は1階で無方向待機中、B号機は7階から5階のかご呼びを持ってDOWN方向に走行中に11階でUP方向乗場呼びが登録された場合を示す。
図6に、仮想乗場呼び通過時間演算部6aにて作成された通過時間テーブル16と、割当号機テーブル作成部10にて作成された割当号機テーブル15を示す。この実施形態装置においては、20階建てのビルに、A号機は1階で無方向待機中、B号機は7階から5階のかご呼びを持ってDOWN方向に走行中に11階でUP方向乗場呼びが登録された場合を示す。
この場合、A、B号機とも1階床走行あたり2秒かかるものとして計算し、B号機は5階のかご呼び停止により5秒停止するものとして計算している。またUP方向割当号機にについては5階のみB号機に割当てられるとなっているが、これは通過時間テーブル16をみても5階のみB号機の方が通過時間が短いことからも明らかである。
乗場呼び発生確率演算部5は、前述した第1実施形態と同様に、過去の学習データから、単位時間あたりの乗場呼びの発生頻度を乗場呼び毎(階毎)に演算する。ここでは、計算を容易にするため、全階の乗場呼びの発生頻度を100秒に1個とする。
次に、平均乗場呼び停止時間演算部4の動作を説明する。平均乗場呼び停止時間演算部4は、割当号機テーブル15により自号機に割当てられると判断された階についてのみ、仮想乗場呼び通過時間演算部6aの通過時間テーブル16から得られる仮想乗場呼び通過時間と、乗場呼び発生確率演算部5から得られる乗場呼び発生確率から、仮想乗場呼びに停止する確率を下記式により計算する。
仮想乗場呼び通過時間×乗場呼び発生確率=仮想乗場呼び停止確率
割当号機テーブル15により自号機に割当てられない階については停止確率0%となる。そして上記仮想乗場呼び停止確率と、乗場呼び停止時間から平均乗場呼び停止時間を下記式により計算する。
割当号機テーブル15により自号機に割当てられない階については停止確率0%となる。そして上記仮想乗場呼び停止確率と、乗場呼び停止時間から平均乗場呼び停止時間を下記式により計算する。
仮想乗場呼び停止確率×乗場呼び停止時間=平均乗場呼び停止時間
こうして求めた各階の平均乗場呼び停止時間を示す平均停止時間テーブル17を図7に示す。
こうして求めた各階の平均乗場呼び停止時間を示す平均停止時間テーブル17を図7に示す。
次に、予測到着時間演算部3により、図8に示す予測到着時間テーブル18が前述した手法で作成される。
この図8に示す第2実施形態の予測到着時間テーブル18と、図4に示す第1実施形態の予測到着時間テーブル18とを比較すると、第2実施形態においては5階の平均停止時間が見込まれなくなり5階より上方階の到着時間が全て0.8秒づつ減少している。
この図8に示す第2実施形態の予測到着時間テーブル18と、図4に示す第1実施形態の予測到着時間テーブル18とを比較すると、第2実施形態においては5階の平均停止時間が見込まれなくなり5階より上方階の到着時間が全て0.8秒づつ減少している。
このように、この第2実施形態においては、仮の乗場呼びがどのエレベータに割当てられるかによって最終の予測到着時間が変わってくる。したがって、このような場合でもより実際に近い予測到着時間を計算する事ができる。
(第3実施形態)
図9は本発明の第3実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1に示す第1実施形態のエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明を省略する。
図9は本発明の第3実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1に示す第1実施形態のエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明を省略する。
この第3実施形態のエレベータ群管理制御装置においては、コンピュータで構成された群管理制御装置7内には、割当制御部2、予測到着時間演算部3a、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5、仮想乗場呼び通過時間演算部6、派生かご呼び停止時間演算部11が設けられている。
割当制御部2、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5、仮想乗場呼び通過時間演算部6の基本動作は前述した第1実施形態のエレベータ群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
派生かご呼び停止時間演算部11は、仮想乗場呼びの停止後に派生するかご呼びによる各階の平均停止時間を算出し、図10に示す派生かご呼び平均停止時間テーブル19を作成する。
予測到着時間演算部3aは、平均乗場呼び停止時間算出部4で求められた各階の平均乗場呼び停止時間と算出された派生かご呼びによる平均停止時間とを基に、各階の予測到着時間を算出し、図11に示す予測到着時間テーブル20を作成する。
次に、群管理制御装置7を構成する各部2、3a〜6、11の詳細動作を説明する。
第1実施形態と同様に仮想乗場呼び通過時間演算部6で図2に示す通過時間テーブル12が作成され、平均乗場呼び停止時間算出部4で図3に示す平均停止時間テーブル13作成されたとする。
第1実施形態と同様に仮想乗場呼び通過時間演算部6で図2に示す通過時間テーブル12が作成され、平均乗場呼び停止時間算出部4で図3に示す平均停止時間テーブル13作成されたとする。
ここで派生かご呼びについても発生確率を考慮して考え、例えばエレベータが2Fの乗場呼びに応答した場合においては、3F〜20Fまでのかご呼びが発生する可能性がある。ここでは計算は簡略化するため、全階床一律の確率でかご呼びが1個のみ発生するものとして計算すると、各階にかご呼びを発生させる確率は1/18の確率となる。
ここで、かご呼びに応じる停止に5秒を要するとして計算すると、2階の乗場呼びが発生する確率が通過時間×1秒あたりの呼び発生確率として2秒×1/100であり、さらにそのうちの1/18の確率で3階に対するかご呼びが発生するので、3階に派生かご呼びで停止する確率は、2×1/100×1/18=0.001(0.1%)となる。そして、この確率によって3階の派生かご呼びによる平均停止時間は0.001×5=0.01秒(小数点第3桁四捨五入)となる。
同様に4階の派生かご呼びによる平均停止時間を算出する。まず2階の乗場呼びから4階の派生かご呼びにより停止する平均停止時間は3階と同様に0.01秒であり、次に3階の乗場呼びから4階の派生かご呼びにより停止する時間は、
4秒(3階通過までの時間)×1/100(3階呼び発生確率)×1/17(派生かご呼びが4階となる確率)×5秒(かご呼び停止時間)=0.01秒(小数点第3桁四捨五入)
となり、2階の乗場呼びによる派生かご呼び平均停止時間と3階の乗場呼びによる派生かご呼び平均停止時間を合計して、4階の派生かご呼びによる平均停止時間は、0.01秒+0.01秒=0.02秒となる。
4秒(3階通過までの時間)×1/100(3階呼び発生確率)×1/17(派生かご呼びが4階となる確率)×5秒(かご呼び停止時間)=0.01秒(小数点第3桁四捨五入)
となり、2階の乗場呼びによる派生かご呼び平均停止時間と3階の乗場呼びによる派生かご呼び平均停止時間を合計して、4階の派生かご呼びによる平均停止時間は、0.01秒+0.01秒=0.02秒となる。
同様に4階〜10階までの派生かご呼び平均停止時間を計算すると、図10に示す派生かご呼び平均停止時間テーブル19となる。これにより、予測到着時間演算部3aは、図3の平均停止時間テーブル13の各時間と、図10の派生かご呼び平均停止時間テーブル19の各時間とを加算し、図11に示す予測到着時間テーブル20を作成する。
このように、第3実施形態のエレベータ群管理制御装置においては、かご呼びの発生確率を全階一律としているため、派生かご呼びによる予測到着時間の影響は少なかったが、特定の階に需要が集中するような場合は影響も大きくなり、より正確にエレベータの予測到着時間を計算する事が可能となる。
(第4実施形態)
図12は本発明の第4実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1、図6、図9に示す第1、2、3実施形態のエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明を省略する。
図12は本発明の第4実施形態に係るエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1、図6、図9に示す第1、2、3実施形態のエレベータ群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明を省略する。
この第4実施形態のエレベータ群管理制御装置においては、コンピュータで構成された群管理制御装置7内には、割当制御部2、予測到着時間演算部3a、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5、仮想乗場呼び通過時間演算部6a、割当号機テーブル作成部10、派生かご呼び停止時間演算部11が設けられている。
割当制御部2、予測到着時間演算部3a、平均乗場呼び停止時間算出部4、乗場呼び発生確率演部5、仮想乗場呼び通過時間演算部6a、割当号機テーブル作成部10、派生かご呼び停止時間演算部11の動作は前述した第1〜3実施形態のエレベータ群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
このように構成された第4実施形態のエレベータ群管理制御装置においては、先に説明した第1、第2、第3の各実施形態のエレベータ群管理制御装置における各長所を加算した作用効果を奏することが可能となる。
したがって、最終の予測到着時間の算出精度が向上し、新たに発生した乗場呼びに応答するエレベータをより正確に割当てでき、各階で乗場呼び操作を行った乗客(利用者)の待ち時間を短くでき、乗客(利用者)に対するサービスをより一層向上できる。
1a〜1s…乗場呼び釦、2…割当制御部、3,3a…予測到着時間演算部、4…平均乗場呼び停止時間算出部、5…乗場呼び発生確率演算部、6,6a…仮想乗場呼び通過時間演算部、7…群管理制御装置、8a〜8c…単体制御装置、9a〜9c…かご、10…割当号機テーブル作成部、11…派生かご呼び平均停止時間演算部、12,16…通過時間テーブル、13,17…平均停止時間テーブル、14,18,20…予測到着時間テーブル、15…割当号機テーブル、19…派生かご呼び平均停止時間テーブル
Claims (4)
- 複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階で乗場呼びが発生すると、この乗場呼びに応答するための各エレベータの予測到着時間を求め、この予測到着時間が最も短いエレベータを該当乗場呼びに割当てるエレベータ群管理制御装置において、
前記乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の全ての階に対して仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算する仮想乗場呼び通過時間演算手段と、
各階の乗場呼びの発生確率を演算する乗場呼び発生確率演算手段と、
各階における前記仮想乗場呼びの通過時間と前記乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める平均乗場呼び停止時間算出手段と、
この求められた各階の平均乗場呼び停止時間を基に、各階の予測到着時間を算出する予測到着時間演算手段と、
この予測到着時間演算手段で算出された各エレベータの前記発生した乗場呼びの発生階の予測到着時間を基に、前記発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する割当制御手段と
を備えたエレベータ群管理制御装置。 - 複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階で乗場呼びが発生すると、この乗場呼びに応答するための各エレベータの予測到着時間を求め、この予測到着時間が最も短いエレベータを該当乗場呼びに割当てるエレベータ群管理制御装置において、
前記乗場呼び発生時に、乗場呼びの発生していない階に対して仮に乗場呼びが発生した場合に、この仮の乗場呼びに対してどのエレベータが割当てられるかを示す割当号機テーブルを作成する割当号機テーブル作成手段と、
前記乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階のうち、前記割当号機テーブルにおいて該当エレベータに割当てられている階に対してのみ仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算する仮想乗場呼び通過時間演算手段と、
各階の乗場呼びの発生確率を演算する乗場呼び発生確率演算手段と、
各階における前記仮想乗場呼びの通過時間と前記乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める平均乗場呼び停止時間算出手段と、
この求められた各階の平均乗場呼び停止時間を基に、各階の予測到着時間を算出する予測到着時間演算手段と、
この予測到着時間演算手段で算出された各エレベータの前記発生した乗場呼びの発生階の予測到着時間を基に、前記発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する割当制御手段と
を備えたエレベータ群管理制御装置。 - 複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階で乗場呼びが発生すると、この乗場呼びに応答するための各エレベータの予測到着時間を求め、この予測到着時間が最も短いエレベータを該当乗場呼びに割当てるエレベータ群管理制御装置において、
前記乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の全ての階に対して仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算する仮想乗場呼び通過時間演算手段と、
各階の乗場呼びの発生確率を演算する乗場呼び発生確率演算手段と、
各階における前記仮想乗場呼びの通過時間と前記乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める平均乗場呼び停止時間算出手段と、
前記仮想乗場呼びの停止後に派生するかご呼びによる平均停止時間を算出する派生かご呼び平均停止時間算出手段と、
前記求められた各階の平均乗場呼び停止時間と前記算出された派生かご呼びによる平均停止時間とを基に、各階の予測到着時間を算出する予測到着時間演算手段と、
この予測到着時間演算手段で算出された各エレベータの前記発生した乗場呼びの発生階の予測到着時間を基に、前記発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する割当制御手段と
を備えたエレベータ群管理制御装置。 - 複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階で乗場呼びが発生すると、この乗場呼びに応答するための各エレベータの予測到着時間を求め、この予測到着時間が最も短いエレベータを該当乗場呼びに割当てるエレベータ群管理制御装置において、
前記乗場呼び発生時に、乗場呼びの発生していない階に対して仮に乗場呼びが発生した場合に、この仮の乗場呼びに対してどのエレベータが割当てられるかを示す割当号機テーブルを作成する割当号機テーブル作成手段と、
前記乗場呼び発生時に、各エレベータがこの乗場呼びに応答するまでに通過する階のうちの乗場呼びが未登録の階のうち、前記割当号機テーブルにおいて該当エレベータに割当てられている階に対してのみ仮想乗場呼びを登録し、各エレベータが仮想乗場呼びの登録された各階を通過するまでの通過時間を演算する仮想乗場呼び通過時間演算手段と、
各階の乗場呼びの発生確率を演算する乗場呼び発生確率演算手段と、
各階における前記仮想乗場呼びの通過時間と前記乗場呼びの発生確率とを乗算して仮想乗場呼びの停止確率を求め、その仮想乗場呼びの停止確率に乗場呼びの停止時間を乗算して各階の平均乗場呼び停止時間を求める平均乗場呼び停止時間算出手段と、
前記仮想乗場呼びの停止後に派生するかご呼びによる平均停止時間を算出する派生かご呼び平均停止時間算出手段と、
前記求められた各階の平均乗場呼び停止時間と前記算出された派生かご呼びによる平均停止時間とを基に、各階の予測到着時間を算出する予測到着時間演算手段と、
この予測到着時間演算手段で算出された各エレベータの前記発生した乗場呼びの発生階の予測到着時間を基に、前記発生した乗場呼びに割当てるエレベータを選択する割当制御手段と
を備えたエレベータ群管理制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004308416A JP2006117411A (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | エレベータ群管理制御装置 |
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ID=36535665
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102139824A (zh) * | 2010-01-15 | 2011-08-03 | 东芝电梯株式会社 | 电梯群管理装置 |
CN114834982A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-08-02 | 武汉理工大学 | 基于数字孪生技术的电梯智能调度系统 |
Citations (3)
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JPH01192686A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-08-02 | Hitachi Ltd | エレベータ群の運行予定状況報知装置 |
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- 2004-10-22 JP JP2004308416A patent/JP2006117411A/ja active Pending
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