JP2006116701A - 押出成形品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】型成形や後加工によらずに、押出成形品そのものの押出成形と同時に任意の曲率を持たせることができるようにした押出成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】心材として二本の金属製のワイヤが埋設された押出成形品たるモールの中間成形品を押出成形するにあたり、少なくともいずれか一方のワイヤの長手方向での部位ごとの張力を可変制御する。裁断機にて所定長さに裁断された直後のモールに、それ自体に埋設されている二本のワイヤの張力差をもって曲率を付与する。
【選択図】 図3
【解決手段】心材として二本の金属製のワイヤが埋設された押出成形品たるモールの中間成形品を押出成形するにあたり、少なくともいずれか一方のワイヤの長手方向での部位ごとの張力を可変制御する。裁断機にて所定長さに裁断された直後のモールに、それ自体に埋設されている二本のワイヤの張力差をもって曲率を付与する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動車用のモール(モールディングとも称される)に代表されるような長尺な押出成形品の製造方法に関し、特に上記モール等の車体形状への追従性を良くするべく、モールそのものの押出成形と同時に二次元もしくは三次元的な曲率を付与することが可能な押出成形品の製造方法に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、自動車の車体のルーフ部に装着される樹脂製のモールは、多くの場合に均一断面形状で且つ長尺なものとして押出成形され、同時に内部には長手方向に沿って単一もしくは複数本の金属製の芯材が埋設されている。この芯材があることによってモール自体の収縮が抑制されるとともに形状安定性が向上し、車体への装着を効率良く行えることになる。なお、芯材の配置位置としては、モールそのものを所定の曲率をもたせながら車体形状に追従させた場合に、モールの断面において圧縮力も引張力も受けないいわゆる中立線上に設定されるのが一般的である。
その一方、上記のように均一断面形状として押出成形されたモールであっても、車体形状への追従性を一段と良好なものとするためにモールにも三次元的な曲げを施して、所定の曲率を持たせたものが要求される傾向にある。
このような場合には、付与すべき曲率の度合いに応じて局部的に金型による成形を行ったり、あるいは後加工としてベンダー等による曲げ加工もしくは癖付けを施すことが行われている。
特開2002−347533号公報
上記のようにモールに所定の曲率を付与するにあたり、曲率に応じた型成形を行っていたのでは押出成形本来の生産性を活かしきれずに製品のコストアップを招くことになるほか、後加工としてベンダー等による曲げ加工を施した場合には、工程数の増加により同様にコストアップが余儀なくされることとなって好ましくない。
特に、後加工としてベンダー等による曲げ加工を施す場合には、屈曲部位の曲率の度合いが大きくなる(曲率半径が小さくなる)と、モールに埋設された芯材が内部で折れることがあり、その結果としてモールの外表面に窪みが発生し、外観品質の低下を招くこととなって好ましくない。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、とりわけモールに代表されるような押出成形品に所定の曲率を具備させるにあたり、従来のような型成形や後加工によらずに、押出成形品そのものの押出成形と同時に任意の曲率を持たせることができるようにした押出成形品の製造方法を提供するものである。
本発明は、押出機の口金から芯材を送り出すのと並行してその芯材の周りに成形材料を押し出すことにより、長手方向に沿って複数の芯材が一体的に埋設された長尺な成形品を押出成形する方法として、複数の芯材のうち少なくともいずれか一つの芯材の張力と他の芯材の張力を異ならせた状態で送り出しながら押出成形することを特徴とする。
この場合において、所定長さの押出成形品全体に均一な曲率を付与するには、押出成形品の全長において複数の芯材のうち少なくともいずれか一つの芯材の張力と他の芯材の張力を異ならせた状態で送り出しながら押出成形する。その一方、押出成形品の長手方向の一部に曲率を付与するには、請求項2に記載のように、成形品の長手方向における任意の領域もしくは部位において、複数の芯材のうち少なくともいずれか一つの芯材の張力と他の芯材の張力を異ならせた状態で送り出しながら押出成形する。
より具体的には、請求項3に記載のように、長手方向に沿って複数の芯材が一体的に埋設された長尺な成形品を連続的に押出成形する押出工程と、押出成形された複数の成形品が連続した中間成形品を押出工程の後段側で冷却する工程と、冷却された中間成形品を冷却工程の後段側で一つの成形品の長さに裁断する裁断工程とを含んでいて、裁断工程で一つの成形品の長さに裁断したときに、その成形品に埋設されている芯材の張力差をもって成形品に所定の曲率を付与するものとする。
ここで、成形品に2本もしくはそれ以上の芯材を埋設することを前提として、各芯材の張力を個別に制御することにより、二次元的な曲率だけでなく三次元的な曲率を付与することももちろん可能である。
上記押出成形品の代表例である樹脂製のモールとしては、例えばルーフモール、ドアサッシュ部に配設されるドアモール、ドアウエスト部に配設されるドアウエストモール等を想定しており、また本発明はモール以外の例えばEPDM製のドアグラスラン等の押出成形にも適用可能である。
押出成形品の内部に埋設されることになる複数の芯材の配置位置は、製品となった段階で曲率を付与すべき方向等を考慮して予め決定するものとする。また、上記芯材は例えば断面形状が円形もしくは平板状の金属ワイヤとする。
したがって、本発明では、長尺なモール等の押出成形品を押出成形する際に、複数の芯材同士の張力を互いに異ならせた状態で押出成形すると、成形材料が冷却により固化して製品となった段階では、当然のことながら内部に埋設された複数の芯材の張力差をもって所定の曲率が付与されることになる。
請求項1〜3に記載の発明によれば、押出成形の段階で芯材の張力差をもって押出成形品に所定の曲率を付与することができるので、従来は必須とされた曲率付与のための型成形や後加工を廃止でき、工程数の削減を併せてコストダウンを図ることができる。
図2〜4は本発明のより具体的な実施の形態を示す図であり、図1に示すように自動車のルーフサイド部からフロント側およびリア側の各ピラー部に跨って配設されるルーフサイドモール1を押出成形する場合の例を示している。
図2の(A),(B)に示すように、押出成形品としてのルーフサイドモール(以下、単に「モール」という)1は意匠部としての頭部1aと脚部1bとをもってPVC等の樹脂成形材料にて断面変形C字状のものとして形成されており、一部には軟質のリップ1cが一体成形されているとともに、内部には芯材として二本の金属製のワイヤ2が長手方向に沿って埋設されている。そして、モール1には例えば曲率半径R1,R2の二次元の曲率が予め付与されており、図2の(B)に示すように車体側のルーフサイド部やピラー部の三次元形状に忠実に追従するように図示しないクリップ等を用いて装着される。ここでは、一方のワイヤ2bが埋設される側の端縁の曲率半径R1よりも他方のワイヤ2aが埋設される側の端縁の曲率半径R2の方が大きくなるような曲率が予め付与される。
なお、モール1は基本的にはその長手方向に沿って均一断面形状のものとして形成されるものの、必要に応じ同図(A)に示すように長手方向の一部では可変断面押出工法により部分的に脚部1bの高さが大きく成形される。
図3は上記モール1を連続的に押出成形するための製造ラインの概略構成を示している。
同図に示すように、押出機3は、押出機本体4と、その押出機本体4から可塑化された樹脂成形材料の供給を受けて所定の断面形状のモール1の中間成形品Wを押出成形する口金(ダイス)5とを備えている。押出機3の口金5の後段側には冷却用の水槽6が配置されているとともに、その入口側にサイジング型7が配置されており、さらにその後段側に引き取り機8と裁断機9が配置されている。
その一方、口金5の前段側には芯材としてモール1に埋設されることになるワイヤ2a,2bを送り出すための二つのワイヤ送り出し装置10,11が配置されている。各ワイヤ送り出し装置10,11は、予めワイヤ2aまたは2bが幾重にも巻き付けられているワイヤリール12と、そのワイヤリール12からワイヤ2aまたは2bを繰り出しながら口金5側へ送給するワイヤ送り出しローラ13a,13bと、送り出しコントローラ14とを有しており、一方のワイヤ送り出しローラ13aはブレーキ機能付きの可変速モータ15にて回転駆動される。
そして、各ワイヤ送り出しローラ13a,13bによるワイヤ2aまたは2bの送り出し量は上位のライン制御装置16からの指令により送り出しコントローラ14を介して可変制御される一方、各ワイヤ走行経路に付設されたロータリーエンコーダ17により各ワイヤ2a,2bの実送り出し量がリアルタイムで測長されてライン制御装置16に取り込まれるようになっている。
したがって、口金5の背面側から芯材としてのワイヤ2a,2bを連続供給すると、それと同期してワイヤ2a,2bが埋設されたモール1の中間成形品Wが口金5から連続的に押出成形され、さらに中間成形品Wは後段の引き取り機8にて連続的に引き取られることになる。このような一連の過程において、口金5から押出成形された中間成形品Wは冷却用の水槽6内に送り込まれるとともに、水槽6の入口側のサイジング型7を通過することでその形状精度が高められ、さらに水槽6内を通過する過程で冷却固化される。そして、水槽6を通過した中間成形品Wは先に述べたように引き取り機8にて引き取られ、さらにそれに同期して後段の裁断機9にて所定長さに裁断されて、図4に示すように一本の連続した中間成形品Wから多数のモール1,1‥が得られることになる。
ここで、本実施の形態では、モール1の中間成形品Wを押出成形する際にそれに埋設されることになる二本のワイヤ2a,2b相互間での張力を積極的に可変制御し、裁断機9にて裁断されるまでは複数本のモール1,1‥が連続した真直な中間成形品Wとして取り扱うものの、一本ごとのモール1に裁断した際には、各モール1に埋設されている二本のワイヤ2a,2b相互間での各部位ごとの張力差をもってモール1自体に先に述べたような所定の曲率R1,R2が付与されることになる。
より詳しくは、図3において口金5から押し出される中間成形品Wの押出成形長さは、その中間成形品Wに埋設されることになるワイヤ2a,2bの送り出し長さとしてロータリーエンコーダ17にて測長されてライン制御装置16に逐次取り込まれるようになっている。その一方、ライン制御装置16には、押出成形すべきモール1の一本毎の長さデータのほか、一本のモール1に付与すべき長手方向での部位毎の曲率データと各ワイヤ2a,2bに付与すべき部位ごとの張力データひいてはその張力制御のためのモータ電流値との相関データが予め記憶設定されていて、押出成形中のモール1の長さ位置に応じて上記モータ電流値が逐次呼び出されて各モータ15に付与され、もって各モータ15の回転数(回転速度)もしくはトルクを積極的に可変制御し、それによってモール1に埋設されるべき二本のワイヤ2a,2b個々の張力、つまりは二本のワイヤ2a,2b相互間の張力が可変制御されることになる。
ここでは、図2に基づいて説明したように、一方のワイヤ2bが埋設される側の端縁の曲率半径R1よりも他方のワイヤ2aが埋設される側の端縁の曲率半径R2の方が大きくなるような曲率を付与するものであるから、例えば一方のワイヤ2aの張力が常に一定となるようにワイヤ送り出しローラ13a,13bの回転状態を制御する一方で、他方のワイヤ2bの張力をそのワイヤ2bが埋設されるべきモール1の長手方向での部位毎に積極的に変化させ、少なくとも長手方向での特定の部位での張力が一方のワイヤ2aの張力よりも大きくなるように積極的に可変制御する。ただし、モール1に付与すべき曲率R1,R2の度合いによっては他方のワイヤ2bの一部で上記一方のワイヤ2aと同じ張力となることも当然にある。また、モール1に付与すべき曲率の方向によっては、双方のワイヤ2a,2bの張力を個別的且つ積極的に可変制御することももちろん可能である。
そして、口金5から連続的に押出成形される中間成形品Wの長さは先に述べたロータリーエンコーダ17にてリアルタイムで測長されていることから、ライン制御装置16側では、予め記憶設定されている一本ごとのモール1の長さデータをもとに、押出成形途中の中間成形品Wに含まれる複数のモール1それぞれの始終端部を特定することは可能であり、押出成形中の中間成形品Wに含まれる特定のモール1の始端部データを基準として、押出成形の進捗に併せて長手方向での各部位毎の曲率データに応じたモータ電流値を順次呼び出しては各ワイヤ送り出しローラ13a,13bの回転を制御して、二本のワイヤ2a,2b相互間の張力を可変制御する。
この場合、モール1たる中間成形品Wに埋設されるべきワイヤ2a,2bの張力をその長手方向で部位ごとに積極的に可変制御したとしても、口金5からサイジング型7までの間では押し出された樹脂成形材料が十分に固化していない故に、ワイヤ送り出しローラ13a,13bからサイジング型7までの間ではそのスパン内のワイヤ2a,2bに部位ごとに付与される張力が平均化されてしまうことになる。その一方、口金5から押し出されたモール1の中間成形品Wはサイジング型7を経て水槽6内の冷却水にて冷却された瞬間に樹脂成形材料が固化し、中間成形品Wに埋設されているワイヤ2a,2bもまたその瞬間に所定の張力を有したままで一体化される。つまり、中間成形品Wがサイジング型7を通過して水槽6に入った瞬間にその形状とそれに埋設されているワイヤ2a,2bの張力とが初めて凍結性を有することになる点を考慮し、モール1の長手方向での各部位での張力を、中間成形品Wがサイジング型7を通過して水槽6に入った瞬間のタイミングで、先に述べたようなワイヤ送り出しローラ13a,13bの回転をもって積極的に可変制御するものとする。
また、この場合において、各ワイヤ送り出しローラ13a,13bの回転制御をもって各ワイヤ2a,2bの張力を可変制御したとしても、張力の異なる二本のワイヤ2a,2bは口金5からの中間成形品Wの押し出しに同期していわば1:1の関係をもって走行していることになり、各ロータリーエンコーダ17はモール1たる中間成形品Wの実押出成形長さをリアルタイムで測長している。
さらに、二本のワイヤ2a,2b相互間の張力を積極的に可変制御したとしても、中間成形品Wはそれらのワイヤ2a,2bに付与されるべき張力よりも大きな引き取り力をもって引き取り機8にて引き取られており、水槽6内での冷却をもって中間成形品Wの形状およびそれに埋設されているワイヤ2a,2bの張力が凍結性を有する状態となっても、中間成形品Wは引き取り機8による引き取り力をもって真直状態で走行している。
引き取り機8の後段の裁断機9には、中間成形品Wがモール一本分の長さ分だけ送り出される毎にそのタイミングでライン制御装置16から駆動指令が与えられることから、その裁断動作をもって中間成形品Wから所定の長さのモール1が順次切り出されることになる。
すなわち、ライン制御装置16には、口金5からの中間成形品Wの押出成形長さが各ワイヤ2a,2bの送り出し長さとしてロータリーエンコーダ17にてリアルタイムで測長された上でその測長データがで取り込まれており、ライン制御装置16は中間成形品Wの押出成形長さとしてモール一本分の長さが得られる度に上記のような裁断機9の駆動指令を出力する。それによって、一本の連続したものとして押し出された中間成形品Wは、図4に示したように所定長さの複数のモール1,1‥と化することになる。
裁断機9にて裁断されたモール1は、それに埋設された二本のワイヤ2a,2b相互間に所定の張力差が生じていることから、裁断機9にて裁断されてそれまでの引き取り機8による引き取り力が解除された瞬間に、上記の張力差により湾曲して、図2に示したような曲率が付与されることになる。
このように本実施の形態によれば、従来と同等の押出成形のプロセスを経るだけで、押出成形されて且つ所定の長さに裁断されたモール1に直ちに所定の曲率を付与することができ、曲率付与のための後加工等を一切必要としないことになる。
ここで、モール1に付与すべき曲率が比較的単純である場合、例えば長手方向での個々の部位毎の曲率の度合いがそれほど問題とならずに全体として所定の曲率を有していれば足りるようなモール1の場合には、押出成形中の二本のワイヤ2a,2b間の張力差が常に一定となるように個々のワイヤ2a,2bの張力を制御するようにすることももちろん可能である。
図5は本発明の第2の実施の形態を示す図である。
この第2の実施の形態では、図5のほか図3を参照すると明らかなように、先に述べたワイヤ送り出しローラ13a,13bをテンションローラとして用い、エアシリンダもしくは油圧シリンダ等のテンションアクチュエータ20の出力をもって各ワイヤ2a,2bに所定の張力と真直性とが付与されるようになっている。したがって、ワイヤ2a,2bの送り出し制御は積極的にはなされず、口金5からの押出成形に同期してあくまで引き取り機8による引き取り力にて各ワイヤ2a,2bが口金に供給される。
この場合において、上記テンションアクチュエータ20の出力を積極的に可変制御することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果が得られることになる。
なお、上記各実施の形態ではモール1の製造を例にとって説明したが、当然のことながら本発明は上記モール1以外の長尺な押出成形品、例えば原則としてその断面形状が均一断面形状であるドアグラスラン、ウインドモール、ドアウエストウエザーストリップ等の製造にも適用することができる。
1…ルーフサイドモール(押出成形品)
2a,2b…ワイヤ(芯材)
3…押出機
5…口金
6…水槽
7…サイジング型
8…引き取り機
9…裁断機
10,11…ワイヤ送り出し装置
13a,13b…ワイヤ送り出しローラ
14…送り出しコントローラ
15…モータ
16…ラン制御装置
W…中間成形品
2a,2b…ワイヤ(芯材)
3…押出機
5…口金
6…水槽
7…サイジング型
8…引き取り機
9…裁断機
10,11…ワイヤ送り出し装置
13a,13b…ワイヤ送り出しローラ
14…送り出しコントローラ
15…モータ
16…ラン制御装置
W…中間成形品
Claims (5)
- 押出機の口金から芯材を送り出すのと並行してその芯材の周りに成形材料を押し出すことにより、長手方向に沿って複数の芯材が一体的に埋設された長尺な成形品を押出成形する方法であって、
複数の芯材のうち少なくともいずれか一つの芯材の張力と他の芯材の張力を異ならせた状態で送り出しながら押出成形することを特徴とする押出成形品の製造方法。 - 成形品の長手方向における任意の領域もしくは部位において、複数の芯材のうち少なくともいずれか一つの芯材の張力と他の芯材の張力を異ならせた状態で送り出しながら押出成形することを特徴とする請求項1に記載の押出成形品の製造方法。
- 長手方向に沿って複数の芯材が一体的に埋設された長尺な成形品を連続的に押出成形する押出工程と、
押出成形された複数の成形品が連続した中間成形品を押出工程の後段側で冷却する工程と、
冷却された中間成形品を冷却工程の後段側で一つの成形品の長さに裁断する裁断工程と、
を含んでいて、
裁断工程で一つの成形品の長さに裁断したときに、その成形品に埋設されている芯材の張力差をもって成形品に所定の曲率を付与することを特徴とする請求項1または2に記載の押出成形品の製造方法。 - 上記芯材が金属ワイヤであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の押出成形品の製造方法。
- 上記押出成形品は自動車の車体に装着されるモールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の押出成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004303630A JP2006116701A (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | 押出成形品の製造方法 |
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