JP2006116507A - シュレッダー装置 - Google Patents

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Shogo Fujimura
省吾 藤村
Yasutaka Fujiwara
康高 藤原
Shunichi Yokomine
俊一 横峰
Yoshitada Hata
慶忠 畑
Hideo Yokota
英夫 横田
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Abstract

【課題】 コストアップや大型化を招来することなく、紙葉類とディスク体のように異なる種類の細断対象物を分けて細断及び収納することのできるシュレッダー装置を提供する。
【解決手段】 紙葉類投入部2aに投入された紙葉類は、細断部3の第1、第2カッター26,27の左側方から該カッター26,27の噛合部位(細断位置)に案内され、該カッター26,27に細断された後、その細断屑は右側に位置する屑箱4aに排出される。一方、ディスク体投入部2bに投入されたディスク体は、第1、第2カッター26,27の右側方から前記噛合部位に案内され、該カッター26,27に細断された後、その細断屑は左側に位置する屑箱4bに排出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙等のシート体及びディスク体を細断可能にするシュレッダー装置の技術分野に属する。
従来、下記特許文献1に示す紙等の紙葉類を細断するシュレッダー装置の他に、CD(Compact Disc)や光ディスク等のディスク体を細断するシュレッダー装置が市販されている。ディスク体を細断するシュレッダー装置は、細断対象物を投入するための上部投入口と、互いに噛合する一対のカッター刃の回転動作により投入された細断対象物を挟み込んで細断するカッター装置と、該カッター刃の下方に配置され、細断後の細断屑を収納する屑箱とを有して構成されている。
特開2002−18302号公報
近年、ディスク体の利用量の増大に伴い、紙葉類とディスク体との双方を細断できるシュレッダー装置の要請があるものの、1台のシュレッダー装置に、紙葉類の細断部と、ディスク体の細断部とを個別に設けると、細断対象物の種類に応じて1組のカッター刃が必要となる。これは、シュレッダー装置のコストアップや大型化を招来することとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コストアップや大型化を招来することなく、紙葉類とディスク体のように異なる種類の細断対象物を分けて細断及び収納することのできるシュレッダー装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、互いに噛合して回転する長尺のカッター刃の間に細断対象物を噛み込んで細断を行うシュレッダー装置において、異なる種類の第1、第2細断対象物が投入される、個別に設けられた第1投入部及び第2投入部と、第1、第2投入部から選択的に投入される第1、第2細断対象物をそれぞれ細断する、少なくとも一部のカッター刃を共通にしたカッター部と、第1細断対象物の細断と第2細断対象物の細断とで前記共通のカッター刃を逆方向に回転させる細断制御部と、前記カッター部の排出側に個別に設けられ、第1、第2細断対象物の細断屑を個別に収容する第1、第2収容部とを備えたことを特徴とするシュレッダー装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシュレッダー装置において、前記カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示するための操作部を備え、前記細断制御部は、前記操作部による指示内容にしたがって、前記カッター刃の回転動作を制御することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のシュレッダー装置において、前記第1、第2投入部への各細断対象物の投入を検知する投入センサを備え、前記細断制御部は、前記投入センサの検知結果に応じて前記カッター刃の回転方向を決定することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のシュレッダー装置において、前記カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示するための第1の操作部と、前記投入センサによる検知動作のオンオフを切換える第2の操作部とを備え、前記細断制御部は、前記第2の操作部により前記投入センサによる検知動作がオフされた場合に、前記第1の操作部が操作されると、前記細断制御部は、前記操作部による指示内容にしたがって、前記カッター刃の回転動作を制御することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のシュレッダー装置において、前記カッター部は、上下方向に配置された第1カッター刃と第2カッター刃とを備えてなり、前記両カッター刃の噛合部の左右一方側に第1投入部が、他方側に第2投入部が配置され、第1投入部の下部に第2収納部が、第2投入部の下部に第1収納部が配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のシュレッダー装置において、前記カッター部は、第2カッター刃を挟んで水平方向の一方側に第1カッター刃が、他方側に第3カッター刃がそれぞれ配置されてなり、前記第1、第2カッター刃の噛合部の上方に第1投入部が、前記第2、第3カッター刃の噛合部の上方に第2投入部が配置され、前記第1、第2カッター刃の噛合部の下方に第2収容部が、第2、第3カッター刃の噛合部の下方に第1収容部が配置されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のシュレッダー装置において、前記共通のカッター刃の回転動作に連動することにより、前記投入部に投入された細断対象物を前記カッター刃の噛合部までガイドするガイド位置と、前記ガイドを解除する退避位置との間で移動可能なガイド部材を投入部ごとに有し、前記ガイド部材は、当該ガイド部材に対応する投入部に投入されるべき細断対象物と異なる細断対象物の細断時には前記退避位置に退避することにより、その細断対象物の細断屑が当該ガイド部材に対応する投入部に向かって逆向きに案内されるのを防止し、且つ該細断屑を収容すべき収容部に案内する機能を有し、当該ガイド部材に対応する投入部に投入されるべき細断対象物の細断時には前記ガイド位置に位置し、投入された細断対象物を前記カッター刃の噛合部までガイドする機能を有することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のシュレッダー装置において、前記共通のカッター刃の回転動作に連動することにより、投入された細断対象物と異なる種類の細断対象物の細断屑を収容する収容部を閉塞し、且つ投入された細断対象物の細断屑を収容する収容部に向けて細断屑の移動を案内するように傾斜姿勢となる混入防止板が備えられていることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のシュレッダー装置において、前記細断対象物は、紙葉類及びディスク体であり、前記紙葉類が投入されるべき投入部は、波型形状のスリットを有しており、且つ前記スリットが延びる方向と直交する方向において、前記スリットを構成する一方の縁部における突出部と他方の縁部における突出部との間隔が、ディスク体の厚みより小さく設定されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、カッター部を、少なくとも一部のカッター刃を共通にする構成とし、第1細断対象物の細断と第2細断対象物の細断とでその共通のカッター刃を逆方向に回転させるようにしたので、異なる種類の細断対象物を細断するにあたり、前記共通のカッターが兼用される。これにより、細断対象物の種類に応じて細断部を備える構成に比して、シュレッダー装置のコストアップや大型化を防止又は抑制することができる。
なお、本発明は、第1細断対象物の細断と第2細断対象物の細断とで共通のカッター刃を逆方向に回転させる動作は、自動的に行う形態と手動で行う形態とを含む。
また、第1、第2細断対象物の細断屑を個別に収容する第1、第2収容部は、例えば異なる箱でそれぞれ各収容部を構成する形態の他に、1つの箱の中に仕切りを設けて各収容部を構成する形態も含む。
また、第1、第2細断対象物の細断屑を個別に収容する第1、第2収容部を備えたので、細断屑を分別しながら収納することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示するための操作部を備え、前記細断制御部は、前記操作部による指示内容にしたがって、前記カッター刃の回転動作を制御するようにしたので、手動で、カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1、第2投入部への各細断対象物の投入を検知する投入センサを備え、この投入センサの検知結果に応じて前記カッター刃の回転方向を決定するようにしたので、細断対象物の種類に応じて細断動作が自動的に行われる。
請求項4に記載の発明によれば、前記カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示するための第1の操作部と、前記投入センサによる検知動作のオンオフを切換える第2の操作部とを備え、前記細断制御部は、前記第2の操作部により前記投入センサによる検知動作がオフされた場合に、前記第1の操作部が操作されると、前記細断制御部は、前記操作部による指示内容にしたがって、前記カッター刃の回転動作を制御するようにしたので、自動でカッター刃の回転動作の開始及び停止を行う構成においても、手動によるカッター刃の回転動作の開始及び停止を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記カッター部を、上下方向に配置された第1カッター刃と第2カッター刃とを備えて構成し、両カッター刃の噛合部の左右一方側に第1投入部を、他方側に第2投入部を配置し、第1投入部の下部に第2収納部を、第2投入部の下部に第1収納部を配置したので、シュレッダー装置のコストアップや大型化を防止又は抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記カッター部を、第2カッター刃を挟んで水平方向の一方側に第1カッター刃を、他方側に第3カッター刃をそれぞれ配置して構成し、第1、第2カッター刃の噛合部の上方に第1投入部を、第2、第3カッター刃の噛合部の上方に第2投入部を配置し、第1、第2カッター刃の噛合部の下方に第2収容部を、第2、第3カッター刃の噛合部の下方に第1収容部を配置したので、シュレッダー装置のコストアップや大型化を防止又は抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、ガイド部材は、当該ガイド部材に対応する投入部に投入されるべき細断対象物と異なる細断対象物の細断時には前記退避位置に退避することにより、その細断対象物の細断屑が当該ガイド部材に対応する投入部に向かって逆向きに案内されるのを防止し、且つ該細断屑を収容すべき収容部に案内する機能を有し、当該ガイド部材に対応する投入部に投入されるべき細断対象物の細断時には前記ガイド位置に位置し、投入された細断対象物を前記カッター刃の噛合部までガイドする機能を有するようにしたので、当該ガイド部材に対応する細断対象物と異なる細断対象物の細断時にその細断される細断対象物の細断屑が当該ガイド部材に対応する投入部に詰まるのを防止するとともに、細断屑を収容すべき収容部により確実に案内することができる。
請求項8に記載の発明によれば、前記共通のカッター刃の回転動作に連動することにより、投入された細断対象物と異なる種類の細断対象物の細断屑を収容する収容部を閉塞し、且つ投入された細断対象物の細断屑を収容する収容部に向けて細断屑の移動を案内するように傾斜姿勢となる混入防止板を備えたので、細断動作により発生した細断対象物の細断屑がこの細断対象物と異なる種類の細断対象物に対応する収納部に混入するのを防止することができるとともに、該細断屑を対応する収納部に確実に収容することができる。
請求項9に記載の発明によれば、前記紙葉類が投入されるべき投入部は、波型形状のスリットを有し、且つ前記スリットが延びる方向と直交する方向において、前記スリットを構成する一方の縁部における突出部と他方の縁部における突出部との間隔を、ディスク体の厚みより小さく設定したので、紙葉類が投入されるべき投入部へのディスク体の誤投入を防止することができる。
以下、本発明に係るシュレッダー装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るシュレッダー装置の第1の実施形態の構成を示す一側面図、図2は、その平面図である。なお、以下の説明において、図1の紙面表裏方向をシュレッダー装置の前後方向、図1の左右方向をシュレッダー装置の左右方向、図1の上下を方向シュレッダー装置の上下方向というものとする。
図1に示すように、シュレッダー装置1は、立直した装置本体1aを有し、装置本体1aの上部に細断対象物を投入するための投入部2を備えるとともに、装置本体1a内に細断対象物を細断する細断部3と、細断部3による細断動作により生じた細断屑を収納する収納部4とが内装されている。
シュレッダー装置1は、紙等の紙葉類と、フロッピーディスク(登録商標)やコンパクトディスク等の記録媒体としてのディスク体との2種類の細断対象物が細断可能とされており、図1に示すように、投入部2には、細断対象物の種類に応じて投入口が備えられている。すなわち、投入部2は、装置本体1aの上部に、紙葉類を投入するための紙葉類投入部2aと、ディスク体を投入するためのディスク体投入部2bとが上下方向に配列して設けられている。
細断部3は、紙葉類又はディスク体が予め決められた投入部に投入されたとき、すなわち、紙葉類投入部2aには紙葉類が、ディスク体投入部2bにはディスク体が投入されたときに、その細断対象物を細断するものであり、図1の点線で示すように、シュレッダー装置1の前後方向に伸びる一対のカッター(後述する第1、第2カッター26,27)が互いに噛合した状態で上下に配置されて構成されている。細断部3の構成については後で詳述する。
収納部4は、種類の異なる細断対象物(紙葉類とディスク体)の細断屑を分別して収納するため、左右にそれぞれ屑箱4a,4bを有してなり、右側に位置する屑箱4aは、紙葉類の細断屑を収納するための屑箱であり、左側に位置する屑箱4bは、ディスク体の細断屑を収納するための屑箱である。
図1の矢印Aで示すように、紙葉類投入部2aに投入された紙葉類は、細断部3の第1、第2カッター26,27の左側方から該カッター26,27の噛合部位に案内され、該カッター26,27で細断された後、その細断屑は右側に位置する屑箱4aに排出される。
一方、ディスク体投入部2bに投入されたディスク体は、図1の矢印Bで示すように、第1、第2カッター26,27の右側方から前記噛合部位に案内され、該カッター26,27で細断された後、その細断屑は左側に位置する屑箱4bに排出される。
図2に示すように、装置本体1aの前面は、左右方向の一端部が図略の蝶番等により回動自在に軸支され、他端部が開放可能に構成された開閉扉1bが設けられており、この開閉扉1bを開放することで、収納部4が外部に露出し、装置本体1aから屑箱4a,4bが取り出し可能となる。
なお、装置本体1aの上面適所には、操作パネルが設置されており、この操作パネルには、該シュレッダー装置1の主電源のオン/オフを行う電源ボタン52、細断動作中である旨を報知するための細断ランプ53、屑箱4a,4b内の細断屑の満杯の有無や、細断能力を超える紙葉類が投入口2に投入された場合に、細断部3により噛み込んだ紙を一旦外部に排出することを促すべく報知を行うための停止/逆転ランプ54が備えられている(図9参照)。
図3は、シュレッダー装置1の内部構造を示す側面視図、図4は、シュレッダー装置1から投入部2を取り外した状態の該シュレッダー装置1の構成を示すための図である。
図3に示すように、紙葉類投入部2aの左端部には、紙葉類投入部2aに投入された紙葉類を細断部3に向けて搬送する搬送装置5が備えられている。搬送装置5は、無端ベルト6が複数のプーリ7a(少なくとも1つは駆動プーリ)に張設されてなる搬送体と、無端ベルト6の一部位に押し付けられた状態で該無端ベルト6の走行により回転する搬送ローラ7bとを有して構成されている。なお、搬送ローラ7bは、トルクリミッター付きの逆回転ローラとし、捌き機能を持たせても良い。
載置板8は、傾斜して配置され、紙葉類を載置するものであり、下端部分には上方に鈍角で曲折された曲折案内部8aが設けられている。曲折案内部8aは、紙葉類投入部2aに誤って投入されたディスク体の移動を塞き止めて、紙葉類投入部2aから細断部3への入り込みを規制する機能を有する。また、無端ベルト6がL字状の周回路を有して張設されていることも、ディスク体の誤投入を阻止するものである。
搬送装置5においては、無端ベルト6が矢印Dの方向に走行することにより、搬送ローラ7bは反時計回りに回転し、この搬送ローラ7bと無端ベルト6とに挟持された紙葉類は、その挟持された位置から右斜め下方に搬送される。
載置板8の左端部近傍であってその裏面側には、紙葉類投入部2aへの紙葉類の投入を検知する投入センサ9が備えられている。投入センサ9は、光を検知媒体とする投受光器を備えてなり、載置板8の適所に形成された図略の穴を介して、反射光の有無により紙葉類投入部2aへの紙葉類の投入の有無を検知する。
すなわち、紙葉類投入部2aに紙葉類が投入されていないときには、投入センサ9から無端ベルト6に向けて投光されるが、該無端ベルト6は、低反射性、例えば黒色とされているため、受光器には反射光が入射されない、又は入射光のレベルが所定値に達しない。一方、紙葉類投入部2aに紙葉類が投入されると、該紙葉類によって受光器には前記所定値以上の反射光が入射される。この原理を用いて、投入センサ9は、紙葉類投入部2aに紙葉類の投入の有無を検知する。
ディスク体投入部2bは、下方への傾斜面1cとその上方のフレーム1dとを有してなり、投入口2bの近傍には、ディスク体投入部2bへのディスク体の投入の有無を検知する投入センサ10が設置されている。本実施形態では、投入センサ10は、投入センサ9は略同様の構成を有する。
第1、第2カッター26,27の左右両側には、細断対象物を第1、第2カッター26,27の噛合部位に案内する案内板11,12が備えられている。案内板11は、搬送装置5で搬送された紙葉類を第1、第2カッター26,27の噛合部位の左側方からその噛合部位に案内する機能を有するものであり、案内板12は、ディスク体投入部2bから投入されたディスク体を第1、第2カッター26,27による噛合部位の右側方からその噛合部位に案内する機能を有するものである。
案内板11,12は、略同様の構成を有するものであり、シュレッダー装置1の前後方向に延びる板部11a,12aと、この板部11a,12aの板面から立直する連結部11b,12bとを備えて構成されており、連結部11b,12bは、前記板部11a,12aにおける前記前後方向の一端部(フレーム13b側(図4参照)の端部)に形成されている。
案内板11は、連結部11bにおいて、図略のバネ等の付勢部材により図3の実線で示す位置から破線で示す位置に向けて反時計回りの方向に付勢された状態で、図4に示すように、シュレッダー装置1の前後に位置するフレーム13a,13bに架け渡された回転軸14に回動自在に軸支されている。案内板12は、連結部12bにおいて、図略のバネ等の付勢機構により、図3の破線で示す位置から実線で示す位置に向けて時計回りに付勢された状態で、同じくフレーム13a,13bに架け渡された回転軸15に回動自在に軸支されている。
そして、紙葉類が紙葉類投入部2aから投入されたときには、案内板11が図3の破線で示す案内位置に位置させて紙葉類の移動を案内する一方、案内板12は、図3の破線で示す退避位置に位置させる。このように、案内板12を退避位置に位置させるのは、該案内板12を案内位置に位置させ続けることで、細断動作により飛散した紙葉類の細断屑が案内板12によりディスク体投入部2bに逆方向に案内され、ディスク体投入部2bがその細断屑によって詰まるのを防止するとともに、案内板12を前記退避位置に位置させることで、該案内板12によってその飛散した紙葉類の細断屑を紙葉類用の屑箱4aに案内させるためである。
また、ディスク体がディスク体投入部2bから投入されたときには、案内板12が図3の実線で示す案内位置に位置してディスク体の移動を案内する一方、案内板11は、図3の実線で示す退避位置に位置する。このように、案内板11が退避位置に位置するのは、紙葉類が紙葉類投入部2aから投入された場合に、案内板12が退避位置に位置させる場合と略同様の理由である。
以上のように、案内板11,12は、投入された紙葉類やディスク体を第1、第2カッター26,27の噛合部位に案内する機能の他に、飛散した細断屑により紙葉類投入部2aディスク体投入部2bが詰まるのを防止する機能と、その細断屑を適切な屑箱に案内する機能とを有する。
なお、案内板11,12の退避位置への回動は、第1、第2カッター26,27と連動して回転する後述の回転レバー16(図6等参照)により行われる。なお、回転レバー16は、図3では図面の視認性を考慮して図示していない。
細断部3は、図3、図4に示すように、モータユニット17と、動力伝達機構18と、カッターユニット19と、セパレータ20とを備えて構成されている。モータユニット17、カッターユニット19及びセパレータ20は、フレーム13a,13b間に配設されており、動力伝達機構18は、奥側に位置するフレーム13aの外面側に配設されている。
モータユニット17は、フレーム13aの内壁面に取り付けられたモータ21と、このモータ21で発生した回転駆動力を所定の減速比で減速する減速機22とを備えてなる。
動力伝達機構18は、減速機22の出力をカッターユニット19に伝達するものであり、減速機22の出力軸とカッターユニット19(後述の第2カッター27)の一端部を支持するフレーム13aの外面側とに取り付けられたスプロケット23,24と、これらのスプロケット23,24に架け渡されたチェーン25とを備えて構成されている。
カッターユニット19は、フレーム13a,13bの間に設けられており、フレーム13a,13bに水平軸周りで回転可能に支持された長尺状の第1、第2カッター26,27が上下に配置されてなる。
図5に示すように、第1、第2カッター26,27は、それぞれ所定径の軸体に軸方向に切削加工等を施して一定の間隔で大径部を形成し、さらにこの大径部に周方向に一定間隔で谷部29a,30aを穿設して複数枚の細断刃29,30を形成してなるものである。第1、第2カッター26,27は、大径部が相手側のカッターの大径部間に嵌り込む(噛み合う)ような位置関係を有して配置されている。
また、第1、第2カッター26,27の細断刃29,30は、互いに半ピッチだけ位相がずらされており、これにより、山部と谷部とが細断領域Lで軸方向に交互に配列されることで、細断対象物を効果的に細断するものである。
第1、第2カッター26,27の端部のうちフレーム13側の端部には、それぞれ同一歯数のギヤ28が互いに噛合した状態で取り付けられており(図4には、第1カッター26に取り付けられたギヤ28のみ図示)、第2カッター27は、この一対のギヤ28を介して第1カッター26と同一速度で、且つ第1カッター26と逆方向に従動回転する。なお、第2カッター27の一端部は、ベアリング37(図8参照)によりフレーム13bに回転自在に軸支されている。
モータ21は、紙葉類の細断時には、第1カッター26を反時計回りに(第2カッター27を時計回りに)回転させる一方、ディスク体の細断時には、第1カッター26を時計回りに(第2カッター27を反時計回りに)回転させる。モータ21による回転駆動は、後述の制御部55(図9参照)により行われる。
図3に戻り、セパレータ31,32は、第1、第2カッター26,27の周方向一部にそれぞれ対応して複数の突起が形成され、各カッター26,27の大径部間に嵌入する構造を備えた部材であり、細断刃29,30の各間隙に挟まった細断屑を、前記第1、第2カッター26,27の噛合部位から外れた位置で除去する。セパレータ31は上方に、セパレータ32は下方にそれぞれ延設され、フレーム13a,13b間に架け渡された支持軸33,34がその延設部を貫通して、セパレータ31,32は、フレーム13a,13bに固定されている。
以上の構成に加えて、シュレッダー装置1には、異なる種類の細断対象物の細断屑が屑箱4a,4bに混入するのを防止する細断屑混入防止機構35が備えられている。図6は、図4の矢印Cの方向から見た図である。
図4、図6に示すように、細断屑混入防止機構35は、第2カッター27のフレーム13b側の端部に取り付けられた前述の回転レバー16と、フレーム13bに形成されたガイド用長穴14aと、第2カッター27の下方に配置された混入防止板36とを備えてなる。なお、細断屑混入防止機構35のうち、混入防止板36に動力を伝達する機構は、手前側のフレーム13b及びその外面側に配設されている。
回転レバー16は、互いに反対方向に延びる第1レバー部16aと第2レバー部16bとを有する長尺板状の部材であり、第1レバー部16aは、案内板11,12の位置(姿勢)を変更させるためのものであり、第2レバー部16bは、混入防止板36の位置(姿勢)を変更させるためのものである。
第2レバー部16bの先端部には、シュレッダー装置1の前後方向(図6の表裏方向)にスライド軸38が内方に突設され、このスライド軸38は、フレーム13bに形成されたガイド用長穴14aに貫通している。ガイド用長穴14aは、左右方向に延びる円弧状の穴であり、中央部が両端部より下方に湾曲した形状を有する。
混入防止板36は、フレーム13a,13b間に配設された湾曲状の板状部材である。混入防止板36の左右方向における両端部には、曲折形成されてなるフック部36a,36bが設けられており、フック部36a,36bは、混入防止板36の端部が鋭角的に下面側に曲折され、さらに曲折された部分の先端側が下面側に曲折されてなる。
一方、フレーム13a,13bには、ガイド用長穴14aの両端部近傍位置に棒状のストッパ39,40が、また、ガイド用長穴14aの中央部近傍位置には棒状の固定軸41がそれぞれ架け渡されており、これらのストッパ39,40及び固定軸41は、混入防止板36が所定の姿勢のときに、混入防止板36のフック部36a,36bと係合するように構成されている。
このような構成を有する細断屑混入防止機構35にあっては、回転レバー16が回転すると、そのスライド軸38を介して混入防止板36の姿勢が変更されるようになっている。
今、混入防止板36が図6のX1で示す姿勢であるものとする。この状態から、回転レバー16が時計回りに回転すると、スライド軸38は、ガイド用長穴14aに挿通した状態で左方に移動し、図6のX2で示す位置で混入防止板36に当接する。そして、回転レバー16の時計周りの回転に伴い、スライド軸38は、その位置で混入防止板36を下方からすくい上げ、混入防止板36のフック部36aと固定軸41との係合を解除する。
さらに回転レバー16が時計回りに回転すると、図6のX3で示すように、スライド軸38が混入防止板36のフック部36aに係合した後、スライド軸38により混入防止板36がフック部36aで左側に引っ張られることにより、図7のX4で示すように、混入防止板36のフック部36bとストッパ41との係合が解除され、混入防止板36は、右斜め下方に垂れ下がる姿勢となる。
その後、混入防止板36は、固定軸41上に乗った状態でスライド軸38により引き上げられ、図7のX5で示すように、スライド軸38がガイド用長穴14aの左端部に当接すると略同時に、混入防止板36のフック部36aがストッパ40に係合し、且つフック部36bが固定軸41と係合する。
これにより、混入防止板36が、右斜め下方に傾斜した姿勢に固定される。後述するように、この姿勢は、紙葉類の細断時に形成され、紙葉類の細断屑がディスク体の細断屑用の屑箱4bに混入するのが防止されるとともに、紙葉類の細断時に飛散する細断屑が、混入防止板36の表面上を滑り落ちて紙葉類用の屑箱4aに案内される。
また、この状態から、回転レバー16が反時計回りに回転すると、スライド軸38がガイド用長穴14aの左端部から右端部に移動し、この過程で、混入防止板36の姿勢が、図7に示す右斜め下方に傾斜した姿勢から図6に示す右斜め上方に傾斜した姿勢に変更される。
ところで、回転レバー16の回転は、スライド軸38の移動範囲(ガイド用長穴14aの形成範囲)に限られているため、回転レバー16は、この移動範囲においてのみ第2カッター27とともに回転し、スライド軸38がガイド用長穴14aの左端部又は右端部に当接したときには、スライド軸38に過度の負荷が作用しないように、第2カッター27の回転力が回転レバー16に伝達しないようにする必要がある。このような構成を実現するため、本実施形態では、次に説明するようなトルクレス機構42が備えられている。
図8(a)は、トルクレス機構42の構成を示す一部断面図であり、図8(b)は、図8(a)のX−X線矢視断面図である。
トルクレス機構42は、トルク伝達ピン43と、トルク入力スリーブ44と、トルクリミッター45と、トルク出力スリーブ46とを有して構成されている。
トルク伝達ピン43は、第2カッター27のカッター軸27aの先端部適所に形成された孔271に嵌入する棒状の部材であり、第2カッター27のカッター軸27aから径方向に所定長さだけ突出した状態で取り付けられている。
トルク入力スリーブ44は、第2カッター27のカッター軸27aの先端部に相対回転可能に外嵌する略円筒状の部材であり、Cリング47により抜け止めされている。トルク入力スリーブ44は、ベアリング37側の端部に切欠き部44aを有しており、トルク伝達ピン43は、この切欠き部44aを介して径方向外方に突出する。第2カッター27の回転により、トルク伝達ピン43が切欠き部44aを構成する周方向の端部に当接すると、第2カッター27のカッター軸27aに発生したトルクがトルク伝達ピン43を介してトルク入力スリーブ44に伝達され、これにより、トルク入力スリーブ44は、第2カッター27と一体的に回転する。
また、トルク伝達ピン43が、切欠き部44aを構成する周方向の端部に当接しない間、換言すれば、第2カッター27のカッター軸27aがトルク入力スリーブ44に対して相対回転し、トルク伝達ピン43が切欠き部44a内を移動している間は、カッター軸27aに発生したトルクはトルク入力スリーブ44に伝達されない。
トルクリミッター45は、トルク入力スリーブ44に外嵌する円環状の部材であり、トルク出力スリーブ46は、トルクリミッター45に相対回転可能に外嵌する中空の円筒形状を有する部材である。トルクリミッター45は、トルク出力スリーブ46との間において周方向に最大静止摩擦力以上の力が作用すると、トルク出力スリーブ46に対して相対回転するようになっている。トルク出力スリーブ46には、回転レバー16が固着状態で外嵌している。
そして、トルクレス機構42においては、回転レバー16のスライド軸38がガイド用長穴14aの端部以外の位置に位置するとき、トルク伝達ピン43がトルク入力スリーブ44の切欠き部44aを構成する周方向の一方の端部に当接し、第2カッター27のカッター軸27aに発生したトルクが、トルク伝達ピン43を介してトルク入力スリーブ44に伝達される。このとき、トルクリミッター45とトルク出力スリーブ46との間においては、周方向に最大静止摩擦力以上の力は作用しないため、トルク入力スリーブ44、トルクリミッター45、トルク出力スリーブ46及び回転レバー16は、第2カッター27と一体的に回転する。
そして、回転レバー16のスライド軸38が、ガイド用長穴14aの端部(右端部又は左端部)に当接すると、回転レバー16の回転は規制される一方、第2カッター27に発生したトルクは、トルクリミッター45まで伝達されるから、トルクリミッター45とトルク出力スリーブ46との間において周方向に最大静止摩擦力以上の力が作用する。このため、トルクリミッター45はトルク出力スリーブ46に摺接しながら相対回転し、第2カッター27のカッター軸27aのトルクがトルク出力スリーブ46に伝達されない。
このような構成により、第2カッター27は回転を継続させつつ、スライド軸38とフレーム13a(ガイド用長穴14aの端部部分)との間に過度な負荷が作用することなく回転レバー16は回転を停止させる構成が実現される。
ここで、前述したように、シュレッダー装置1は、細断能力を超える紙葉類が投入口2に投入された場合には、細断部3で噛み込んだ紙葉類を外部に排出するようになっている旨前述した。この場合、第2カッター27をそれまでの回転方向とは逆の方向に所定の角度だけ回転させる(以下、この回転動作をオートリバースという)ことになるが、この第2カッター27の逆回転に伴って回転レバー16も逆方向に回転することは好ましくない。それは、第2カッター27の逆回転に伴って回転レバー16も逆方向に回転すると、混入防止板36が現状の姿勢に維持されなくなり、オートリバース後に引き続いて投入される細断対象物の細断動作を開始するに際し、混入防止板36の姿勢を前記現状の姿勢に戻すためにその開始が遅延したり、屑箱に異なる種類の細断対象物の細断屑が混入したりする虞があるからである。
そこで、回転レバー16が、オートリバース時に行われる第2カッター27の所定角度の逆回転動作に連動しないように、トルク入力スリーブ44における切欠き部44aの周方向の長さが第2カッター27による逆回転の角度(前記所定角度)に対応する長さに設定されている。
すなわち、切欠き部44aの周方向の一方の端部に当接していたトルク伝達ピン43が、第2カッター27の逆回転により他方の端部に向けて移動するまでの間、すなわち第2カッター27が所定角度の逆回転動作を行っている間、第2カッター27のカッター軸27aのトルクがトルク入力スリーブ44に伝達されないようにしている。
次に、図6に戻って、回転レバー16の第1レバー部16aの機能について説明する。
案内板11,12の回転軸14,15には、フレーム13bを挟んでその外面側に、一方向にやや長尺の平板状のレバー48,49が固定して取り付けられている。レバー48,49には、回転軸14,15と反対側の端部において外側に突出するピン48a,49aが設けられており、回転レバー16の第1レバー部16aは、このピン48a,49aに当接して案内板11,12を回転させるようになっている。
すなわち、図6に示すように、スライド軸38がガイド用長穴14aの右端部に位置するとき(ディスク体の細断時)、第1レバー部16aは、ピン48aに当接し、案内板11に作用する付勢力に抗してレバー48を時計回りに回転させ、これにより案内板11を退避位置に位置させる一方、案内板12は、時計回りの方向に作用する付勢により案内位置に位置する。これにより、案内板12は、ディスク体投入部2bに投入されたディスク体を、第1、第2カッター26,27の噛合部位に向けて右側方から案内する。
また、図7に示すように、スライド軸38がガイド用長穴14aの左端部に位置するとき(紙葉類の細断時)、第1レバー部16aは、ピン48bに当接し、案内板12に作用する付勢力に抗してレバー49を反時計回りに回転させ、これにより案内板12を退避位置に位置させる一方、案内板11は、反時計回りの方向に作用する付勢により案内位置に位置する。これにより、案内板11は、紙葉類投入部2aに投入された紙葉類は、第1、第2カッター26,27の噛合部位に向けて左側方から案内する。
このように、回転レバー16の第1レバー部16aは、レバー48のピン48a及びレバー49のピン49aを介して、案内板11,12を回転させる機能を有する。
図3に戻り、シュレッダー装置1内部の適所には、屑箱3に細断屑が満杯になったことを検出する満杯検知センサ50,51が備えられている。屑箱4a内の細断屑(紙葉類の細断屑)の満杯を検出する満杯検知センサ50は屑箱4aの上方適所に、屑箱4b内の細断屑(ディスク体の細断屑)の満杯を検出する満杯検知センサ51は、屑箱4bの上方適所にそれぞれ取り付けられている。
満杯検知センサ50,51は、例えばフォトセンサからなり、放射状に光を出力する発光部と該発光部の近傍位置で反射光を受光する受光部とを備えて構成された反射型センサである。満杯検知センサ50,51は、発光点から所定距離離間した位置まで放射状に広がる検出領域、つまり受光部における検知レベルが設定されており、紙葉類の細断屑が満杯状態であると判断すべき高さは、屑箱4a,4bの上縁部より低い位置であってその検出領域内に設定されている。これにより、満杯検知センサ50,51は、紙葉類の細断屑が前記所定の高さまで堆積すると、屑箱4a,4bが満杯状態になったものと検出する。
図9は、シュレッダー装置1の電気的な構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、シュレッダー装置1は、図1〜図8にそれぞれ示したものに相当する投入センサ9,10、モータ21、第1カッター26及び満杯検知センサ50,51と、前述の電源ボタン52、細断ランプ53、停止/逆転ランプ54と、例えば制御プログラムを記憶するROMや一時的にデータを記憶するRAMからなる記憶部が内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御部55とを備える。
制御部55は、上述した投入センサ9,10、モータ21、満杯検知センサ50,51、細断ランプ53、停止/逆転ランプ54の駆動を関連付けて制御するべく、機能的に、投入検知信号受信部56、満杯検知信号受信部57、細断制御部58及び点灯制御部59を備える。
投入検知信号受信部56は、紙葉類投入部2a又はディスク体投入部2bに紙葉類又はディスク体が投入されると、投入センサ9,10から出力される投入検知信号を受信するものである。
満杯検知信号受信部57は、満杯検知センサ50,51から出力される満杯検知信号(細断対象物の細断屑の検出信号)を受信するものである。
細断制御部58は、投入検知信号受信部56により投入検知信号が受信されると、細断部3に細断動作を行わせるべくモータ21を回転させるものである。細断制御部58は、紙葉類投入部2aに紙葉類が投入された旨の信号を受信したときには、モータ21を正回転させ、図3において第1カッター26を反時計回りに、第2カッター27を時計回りに回転させる一方、ディスク体投入部2bにディスク体が投入された旨の信号を受信したときには、モータ21を逆回転させ、図3において第1カッター26を時計回りに、第2カッター27を反時計回りに回転させる。
また、細断制御部58は、満杯検知信号受信部57により満杯検知信号が受信されると、細断部3による細断動作を禁止するものである。細断制御部58は、紙葉類の細断中に紙葉類用の屑箱4aが満杯になった旨の信号を受信したときには、モータ21を前記逆回転させて細断部3により噛み込んだ紙葉類を紙葉類投入部2aから排出させた後、モータ21の作動を停止して細断を禁止する一方、ディスク体の細断中にディスク体用の屑箱4bが満杯になった旨の信号を受信したときには、細断中のディスク体の細断が完了した後、モータ21の作動を停止して細断部3による細断動作を禁止する。
このように、ディスク体の細断中にあっては、ディスク体用の屑箱4bが満杯になった場合でも細断中のディスク体の細断動作を継続させるのは、紙葉類の場合と同様に、細断中のディスク体をディスク体投入部2bから排出するようにすると、その細断によって生じたディスク体の破片が飛散する虞があるからであり、シュレッダー装置1及びその周囲の美観や安全性を考慮したものである。
また、細断制御部58は、細断能力を超える紙葉類が紙葉類投入部2aに投入されたときには、モータ21を前記逆回転させて紙葉類を紙葉類投入部2aから排出させる。
点灯制御部59は、細断制御部58により細断部3の細断動作が停止されたことを受けて、その旨を報知するべくシュレッダー装置1の上面に設けられた停止/逆転ランプ54を点灯させるものである。
図10は、制御部55の細断処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、投入検知信号受信部56が投入検知信号を受信すると(ステップ♯1でYES)、細断制御部58は、細断対象物が紙葉類であるか否かを判断する(ステップ♯2)。その結果、紙葉類である場合には(ステップ♯2でYES)、細断制御部58は、モータ21を正回転させ、第1カッター26を反時計回りに、第2カッター27を時計回りに回転させる(ステップ♯3)。
これにより、スライド軸38がガイド用長穴14a内を右端側に移動(図6、図7参照)し、この移動に伴って、混入防止板36は、図3、図6に示すように、ディスク体用の屑箱4bの上方に覆い被さるような位置に位置し、飛散する紙葉類の細断屑がその屑箱4bに混入するのを防止して、紙葉類用の屑箱4aに案内する。また、回転レバー16の第1レバー16aがピン49aに当接してレバー49を反時計回りに回転させ、案内板12を退避位置に位置させる。
ステップ♯2において細断対象物がディスク体である場合には(ステップ♯2でNO)、細断制御部58は、モータ21を逆回転させ、第1カッター26を時計回りに、第2カッター27を反時計回りに回転させる(ステップ♯4)。
これにより、スライド軸38がガイド用長穴14a内を左端側に移動し、この移動に伴って、混入防止板36は、図3、図7に示すように、紙葉類用の屑箱4aの上方に覆い被さるような位置に位置し、飛散するディスク体の細断屑がその屑箱4aに混入するのを防止して、ディスク体用の屑箱4bに案内する。また、回転レバー16の第1レバー16aがピン48aに当接してレバー48を時計回りに回転させ、案内板11を退避位置に位置させる。
投入検知信号受信部56による投入検知信号の受信中は、細断制御部58は、ステップ♯2〜♯4の動作を繰り返し行い、投入検知信号受信部56により投入検知信号が受信されなくなると(ステップ♯1でNO)、細断制御部58は、モータ21の回転を停止する(ステップ♯5)。
図11は、制御部55の満杯検出処理の一例を示すフローチャートである。なお、この処理は、図10に示す制御部55の細断処理に割り込んで行われる処理の一例である。
図11に示すように、満杯検知信号受信部57が満杯検知信号を受信すると(ステップ♯11でYES)、細断制御部58は、屑箱4a又は4bが満杯状態になったものと判定する(ステップ♯12)。このとき、細断中の細断対象物が紙葉類である場合には(ステップ♯13でYES)、モータ21を前記逆回転させて紙葉類を紙葉類投入部2aから排出させた後、細断部3による細断動作を禁止し(ステップ♯14)、細断中の細断対象物がディスク体である場合には(ステップ♯13でYES)、細断制御部58は、細断中のディスク体の細断を完了させた後、細断部3による細断動作を禁止する(ステップ♯15)。そして、点灯制御部59は、細断制御部58により細断部3の細断動作が禁止された旨を報知するべく、停止/逆転ランプ54を点滅させる(ステップ♯17)。
以上のように、異なる細断対象物の細断を1対のカッター(第1、第2カッター26,27)で兼用したので、異なる細断対象物に応じて1対のカッターを備える構成に比して、シュレッダー装置1の大型化やコストアップを抑制することができる。
また、1対のカッター26,27に対して細断対象物の種類に応じた方向から細断対象物を細断位置に搬送し、その搬送方向に応じて、前記1対のカッターの回転方向を設定するとともに、その1対のカッターによる細断屑の排出側にそれぞれ屑箱を設置したので、細断動作により生じた細断屑を、細断対象物の種類に分別して収納することができる。
さらに、カッター26,27の回転に連動する混入防止板36を備えたので、屑箱に異なる細断対象物の細断屑が混入するのを防止し、細断屑を適切な屑箱に案内することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に加えて、あるいは前記実施形態に代えて次の形態(1)〜(16)に説明する変形形態も採用可能である。
(1)前記第1の実施形態における細断屑混入防止機構35に代えて、例えば次のような構成を有する細断屑混入防止機構でもよい。図12は、細断屑混入防止機構の他の変形形態を示す図である。なお、以下に説明する各変形形態の構成を示す図においては、図面に視認性のため、一部の部材(例えばセパレータ等)の図示を省略している。
本実施形態の細断屑混入防止機構60は、前記第1の実施形態における細断屑混入防止機構35と比較して、混入防止板の構成と回転レバーの回転に伴う混入防止板の動き方が異なるものであり、それ以外の点については略同様である。したがって、その相違点について主に説明することとし、また、同一又は略同様の部材等については、前記第1の実施形態と同一の符号を付するものとする。
図12に示すように、混入防止板61は、平板状の部材であり、その板面に垂直な平面で切った断面をみたとき、面方向に長さの異なる2つの空洞部(第1空洞部61a、第2空洞部61b)が形成されている。第1空洞部61aには、回転レバー16の先端部に取り付けられたスライド軸38が貫通し、一方、第2空洞部61bには、固定軸41が貫通している。また、フレーム13bには、第1の実施形態と略同様のガイド用長穴14aが形成されており、スライド軸38は、このガイド用長穴14aを貫通している。
なお、ディスク体投入部2dは、第1の実施形態におけるディスク体投入部2bと同様の構成を有するものであり、また、図12に示すシュレッダー装置は、前記第1の実施形態のような搬送装置5を備えておらず、紙葉類投入部2cは、細断部3に対してディスク体投入部2dと反対側に(細断部3に対してディスク体投入部2dと左右対称となるような位置に)設けられている。紙葉類投入部2cは、ディスク体投入部2dと同様の構成を有しており、下方への傾斜面1eとその上方のフレーム1fとを備えてなる。この紙葉類投入部2cに紙葉類が投入されると、傾斜面1eと案内板11の板部11bの板面を滑落して細断部3の細断位置に案内される。
また、本実施形態では、案内板11,12の回転軸14,15上には、その回転軸14,15から垂直な方向に突出する突起11c,12cが、1つ又は軸方向に所定間隔を介して複数形成されており、ディスク体の細断時には、案内板11の突起11cの先端部が紙葉類投入部2cの開口部位に位置して、該投入口2cへの紙葉類の投入を阻止し、紙葉類の細断時には、案内板12の突起12cの先端部がディスク体投入部2dの開口部位に位置して、該投入口2dへのディスク体の投入を阻止するようになっている。
次に、図13,図14を参照して、回転レバー16の回転に伴う混入防止板61の動作について説明する。なお、図13,14においては、図面の視認性のため、混入防止板61の動作説明に要する部材を主に図示しており、また、フレーム13の奥側に位置する部材は点線で示している。
今、混入防止板61が図13の1点鎖線で示す位置に位置するものとする。この状態は、混入防止板61がディスク体用の屑箱4bの上方に位置する紙葉類の細断時の状態であり、細断により飛散する紙葉類の細断屑がディスク体用の屑箱4bに混入するのを板面61cで防止し、その細断屑を紙葉類の屑箱4aに案内する。なお、混入防止板61の各端部をP端、Q端というものとする。
この状態から、ディスク体の細断を行う場合には、回転レバー16を反時計回りに回転させる。これにより、回転レバー16上のスライド軸38は、混入防止板61のガイド用長穴14a内を左端部から右端部に向けて移動しつつ、混入防止板61の空洞部61a内をQ端側に相対的に移動する一方、フレーム13b(図4参照)に設けられた固定軸41は、混入防止板61の空洞部61b内をQ端側からP端側にそれぞれ相対的に移動する。その結果、混入防止板61は、右斜め下方に傾斜した姿勢から、図13の実線で示すように、直立姿勢となる。
さらに回転レバー16を反時計回りに回転させると、スライド軸38は、混入防止板61のガイド用長穴14a内をさらに左端部から右端部に向けて移動しつつ、図14に示すように、混入防止板61の空洞部61a内をQ端側からP端側に相対的に移動するとともに、固定軸41は、混入防止板61の空洞部61b内をP端側からQ端側に相対的に移動する。その結果、混入防止板61は、1点鎖線で示す直立姿勢から、実線で示す右斜め上方に傾斜した姿勢となる。
これにより、混入防止板61が紙葉類用の屑箱4aの上方に位置する状態となり、ディスク体の細断動作により飛散するその細断屑が紙葉類用の屑箱4aに混入するのを板面61dで防止し、その細断屑をディスク体の屑箱4aに案内することができる。
なお、紙葉類の細断時には、図14の実線で示す姿勢から図13の1点鎖線で示す姿勢に変化させることで、紙葉類の細断動作により飛散するその細断屑がディスク体用の屑箱4bに混入するのを板面61cで防止し、その細断屑を紙葉類の屑箱4bに案内することができる。
特に本実施形態においては、ディスク体の細断時と紙葉類の細断時とで、混入防止板61が細断部3に対し表裏反転するから、第1の実施形態に比して異なる種類の細断対象物の細断屑が屑箱に混入するのをより確実に防止することができる。
すなわち、細断対象物の細断を行うと、その細断動作により発生する細断屑は帯電し、これにより、発生した静電気力によってその細断屑が混入防止板61の表面に付着する場合がある。そして、例えば図14の実線で示すように、紙葉類用の屑箱4aの上方に位置する姿勢(ディスク体の細断時)のときには、帯電した細断屑の大半は、混入防止板61のうちこの時点で細断部3に対向する板面61dに付着することとなる。
ここで、静電気力により混入防止板61の表面に付着した細断屑は、時間の経過とともに放電し、混入防止板61との間で作用する静電気力は極めて小さくなっていき、やがてその静電気力は作用しなくなる。したがって、細断屑に作用する重力により、混入防止板61の板面61dに付着していた紙葉類の細断屑は、その板面61dを滑落していき、細断屑用の屑箱4bに収納される。あるいは、この状態から、混入防止板61がディスク体用の屑箱4bの上方に位置する状態(図13に示す状態、ディスク体の細断時)に遷移する過程において、及び図13の1点鎖線で示すように混入防止板61の板面61dが紙葉類の屑箱4aに対向したときに、ディスク体用の屑箱4aに向けて落下することとなる。
このように、本実施形態の混入防止板61にあっては、静電気力により混入防止板61に付着した紙葉類の細断屑が、常に、紙葉類用の屑箱4aに案内されるようになっているから、混入防止板61に付着した紙葉類の細断屑がディスク体用の屑箱4bに混入するのを防止することができる。また、紙葉類用の屑箱4aの上方に位置する状態(ディスク体の細断時)においても、ディス体用の屑箱4bの上方に位置する状態(紙葉類の細断時)と同様である。
これにより、本実施形態では、細断動作により帯電しその静電気力により混入防止板61の表面に付着した細断屑の混入をも防止することができ、第1の実施形態に比して異なる種類の細断対象物の細断屑が屑箱に混入するのをより確実に防止することができる。
(2)細断屑混入防止機構は、前記第1の実施形態及び変形形態(1)の他に、次のような構成でもよい。図15,図16は、細断屑混入防止機構の別の変形形態を示す図である。なお、本実施形態においても、一部の部材の図示を省略して相違点について主に説明することとし、また、同一又は略同様の部材等については、前記第1の実施形態と同一の符号を付するものとする。
図15に示すように、細断屑混入防止機構62は、第2カッター27のカッター軸27a上に配置された回転レバー63と、混入防止板64と、フレーム13bに形成された円弧状のガイド用長穴14aとを有して構成されている。混入防止板64は、その板面の適所から突出する板状の突出部64aを有しており、この突出部64aと回転レバー63の第2レバー部63b(図16参照)とが、フレーム13bのガイド用長穴14aを貫通するスライド軸65の両端で連結されている。これにより、回転レバー63の回転に伴って、混入防止板64がガイド用長穴14aに沿って移動する。
ディスク体の細断時、混入防止板64は、図16の仮想線で示すように、紙葉類用の屑箱4aの上方に位置し、ディスク体の細断屑が紙葉類用の屑箱4aに混入するのを防止し、その細断屑をディスク体用の屑箱4bに案内する。また、紙葉類の細断時には、混入防止板64は、図16の実線で示すように、ディスク体用の屑箱4bの上方に位置し、紙葉類の細断屑がディスク体用の屑箱4bに混入するのを防止し、その細断屑を紙葉類用の屑箱4aに案内する。
なお、本実施形態では、案内板11,12の駆動構造も第1の実施形態と異なっている。すなわち、第1の実施形態では、回転レバー16の第1レバー部16aが、案内板11,12の回転軸14,15に固定して取り付けられたレバー48,49のピン48a,49aに当接して、案内板11,12の姿勢変更を行わせる構成であったが、本実施形態では、案内板11,12及び回転レバー63をリンク機構で連結し、回転レバー63の回転に連動してリンク機構を介して案内板11,12の姿勢を変更させる構造となっている。
具体的には、本実施形態における案内板11,12の駆動構造は、図16に示すように、複数のリンクプレート66〜69を有してなり、リンクプレート66の一端部は案内板11の連結ピン70aに、リンクプレート69の一端部は、案内板12の連結ピン70bにそれぞれ固定して取り付けられている。また、リンクプレート66,67、リンクプレート67,68、リンクプレート68,69は、それぞれ連結ピン70c,70d,70eにより回転自在に連結されている。さらに、回転レバー63の第1レバー部63aは、リンクプレート67,68と連結ピン70eにより回転自在に連結されている。
そして、ディスクの細断時には、回転レバー63が図16の仮想線で示す姿勢のときにリンク機構は図16の仮想線で示す状態となり、案内板11は退避位置に、案内板12は、投入されたディスク体を細断部3に案内する案内位置にそれぞれ位置する。この状態から紙葉類の細断動作を行うときには、回転レバー63が時計周りに回転し、リンク機構は、図16の1点鎖線で示す状態から実線で示す状態に変化する。
すなわち、回転レバー63が時計周りに回転することにより、リンクプレート68は連結ピン70eを介して右側に押され、リンクプレート67は連結ピン70eを介して左側に引っ張られる。これにより、リンクプレート66,69は、連結ピン70a,70bを回転中心としてそれぞれ反時計回りに回転し、これに伴い、案内板12は反時計回りに回転して退避位置に位置し、案内板11は反時計回りに回転して案内位置に位置する。
図17は、細断屑混入防止機構及び案内板駆動構造の他の変形形態を示す図である。
図17に示すように、細断屑混入防止機構71は、第2カッター27のカッター軸27a上に配置された回転レバー72と、フレーム13bに形成された円弧状のガイド用長穴14aと、混入防止板73とを有して構成されている。
回転レバー72は、該レバー72の軸中心から突出する板状の第1レバー部72aと、扇型形状の第2レバー部72bとを有する部材である。混入防止板73は、ガイド用長穴14aの形状に沿って湾曲した板状の部材である。混入防止板73の裏面(第2カッター27と対向する面と反対側の面)に、ガイド用長穴14aを貫通するスライド軸74が固着されており、このスライド軸74により第2レバー部72bと混入防止板73とが連結されている。これにより、回転レバー72の回転に伴って、混入防止板73がガイド用長穴14aに沿って移動する。なお、回転レバー72の回転に伴う混入防止板73の詳細な動作については、前記各実施形態と略同様であるから、その説明は省略する。
本実施形態の案内板駆動構造は、図15等で示すリンク機構とやや構造が異なるリンク機構で構成されている。すなわち、案内板駆動構造は、板状の複数のリンクプレート75〜77を有し、リンクプレート75の一端部は、案内板11の連結ピン78aに、リンクプレート77の一端部は、案内板12の連結ピン78bにそれぞれ固定して取り付けられている。また、リンクプレート76の各端部には、リンクプレート75,77がそれぞれ連結ピン78c,78dに回動自在に連結されている。
また、リンクプレート76の適所には外方に突出するピン77a,77bが取り付けられており、第1レバー部72aは、時計回りに回転したときにはピン77bに当接し、反時計回りに回転したときにはピン77aに当接するように構成されている。
このような構成において、ディスク体の細断時には、回転レバー72及びリンク機構が図17に示す状態となり、案内板12が、投入されたディスク体を細断部3に案内する案内位置に位置する。また、紙葉類の細断時には、回転レバー72が時計周りに回転するのに伴って、リンク機構は、図18の実線で示す状態に変化する。
すなわち、回転レバー72が時計周りに回転すると、第1レバー部72aはピン77bを押し、リンクプレート76は右側に移動し、リンクプレート75,77は、連結ピン78a,78bを回転中心として反時計周りに回転する。これに伴い、案内板11は反時計回りに回転し、案内位置に位置するとともに、案内板12は反時計回りに回転し、退避位置に位置する。
図19は、細断屑混入防止機構の別の変形形態を示す図である。
図19に示すように、細断屑混入防止機構79は、レバー80と、扇型の第1,第2ギヤ81,82と、混入防止板83,84と、ガイド用長穴14b〜14eと、回転レバー85,86とを有して構成されている。
レバー80は、フレーム13bの外面側において第2カッター27のカッター軸27a上に配置されており、外周縁部にギヤ歯が形成された円盤状のギヤ部80aと、このギヤ80aの外周縁部の所定位置から径方向外方に突出する棒状のレバー部80bとを有する部材である。
第1,第2ギヤ81,82は、円弧部分にギヤ歯が形成された平板状のギヤであり、フレーム13a,13b(図4参照)に架け渡された回転軸87,88により回転可能に軸支されている。第1、第2ギヤ81,82は、それぞれレバー80のギヤ部80aと噛合しており、レバー80が例えば時計回りに回転すると、第1、第2ギヤ81,82は、回転軸87,88を中心として反時計回りに回転する。
回転レバー85,86は、フレーム13a,13b間において回転軸87,88に固定して連結されており、混入防止板84,85の適所にそれぞれ形成された係合穴83a,84aに常時係合している。また、各混入防止板83,84の裏面(第2カッター27と対向する面と反対側の面)には、フレーム13bのガイド用長穴14b〜14eを貫通するスライド軸89〜92が固着されている。
ガイド用長穴14b,14eは、上下に延びる長穴であり、第2カッター27の左右に設けられている。また、ガイド用長穴14cは、屈曲部を有する右下がり形状の長穴であり、ガイド用長穴14bの下方に形成されている。ガイド用長穴14dは、屈曲部を有する右上がり形状の長穴であり、ガイド用長穴14eの下方に形成されている。
このような構成において、紙葉類の細断時には、第1、第2ギヤ81,82とレバー80とが図19に示す位置にそれぞれ位置する、また、スライド軸89はガイド用長穴14eの最上端部に、スライド軸90はガイド用長穴14dの最右端部に位置し、混入防止板83は直立姿勢となる一方、スライド軸91はガイド用長穴14bの最下端部に、スライド軸92はガイド用長穴14cの最右端部に位置し、混入防止板84は、該混入防止板84がとり得る姿勢の中で右下方に最も緩やかに傾斜した姿勢となり、混入防止板84は、飛散した紙葉類の細断屑を紙葉類用の屑箱4aに案内する。
この状態から、ディスク体の細断動作を行うため、第2カッター27が反時計回りに回転すると、これに伴って、レバー80(ギヤ部80a)は、反時計周りに回転する。このとき、図20(a)に示すように、第1ギヤ81は、回転軸87を回転中心として時計回り(矢印Aの方向)に回転し、これにより、回転レバー85は、回転軸88を回転中心として時計回り(矢印Bの方向)に回転する。また、第2ギヤ88は、回転軸88を回転中心として時計回り(矢印Eの方向)に回転し、これにより、回転レバー86は、回転軸87を回転中心として時計回り(矢印Fの方向)に回転する。
混入防止板83は、回転レバー85と係合穴83aとの係合を介して該回転レバー85により下方に押されるため、スライド軸89は、ガイド用長穴14e内を下方(矢印Cの方向)に、スライド軸90は、ガイド用長穴14d内を左方(矢印Dの方向)に移動し、混入防止板83は、直立姿勢から傾斜姿勢となり、その傾斜角が小さくなっていく。
一方、混入防止板84は、回転レバー86と係合穴84aとの係合を介して該回転レバー86により上方に押し上げられるため、スライド軸91は、ガイド用長穴14b内を上方(矢印Gの方向)に、スライド軸92は、ガイド用長穴14c内を左方(矢印Hの方向)に移動し、混入防止板84は、傾斜角が大きくなっていく。
そして、図20(b)に示すように、スライド軸89がガイド用長穴14eの最下端部に、スライド軸90がガイド用長穴14dの最左端部に位置すると略同時に、スライド軸91がガイド用長穴14bの最上端部に、スライド軸92がガイド用長穴14cの最左端部に位置し、このとき、混入防止板83は、該混入防止板83がとり得る姿勢の中で左下方に最も緩やかに傾斜した姿勢となる一方、混入防止板84は直立姿勢となり、混入防止板83は、飛散したディスク体の細断屑をディスク体用の屑箱4bに案内し、混入防止板84は、紙葉類用の屑箱4aの上方に覆いかぶさる。
なお、レバー80のレバー部80bの機能は、図6等で示した回転レバー16の第1レバー部16aと略同様の機能を有するものであるため、その機能及び動作の説明は省略する。
(3)回転レバー16,63,71等にトルクを伝達するための構成は、前述のもの(図8)の他に、例えば次のような構成でもよい。
図21に示すトルク伝達構造は、スリーブベアリング94と、トルク入力スリーブ95と、トルクリミッター96と、トルク出力スリーブ97と、1対のギヤ98,99とを備えて構成されている。スリーブベアリング94、トルク入力スリーブ95、トルクリミッター96及びトルク出力スリーブ97は、それぞれ円筒形状を有しており、スリーブベアリング94は、第2カッター27のカッター軸27aに外嵌し、トルク入力スリーブ95は、スリーブベアリング94に外嵌する。さらに、トルクリミッター96は、トルク入力スリーブ95に外嵌し、トルク出力スリーブ97は、トルクリミッター96に外嵌する。
トルク出力スリーブ97には、前記のような回転レバー16(例えば図6、図12等参照)が取り付けられている。トルク出力スリーブ97とトルクリミッター96とは、相対回転可能に構成されており、これらの部材間に最大静止摩擦力以上の力が作用したときに、トルクリミッター96とトルク出力スリーブ97とは相対的に回転する。
一方、図21には図示していない第1カッター26の回転軸には、第1ギヤ98が固定して取り付けられていると共に、この第1ギヤ98と第2ギヤ99とが噛合している。第1ギヤ98と第2ギヤ99との歯数の比は、例えば1:5とされており、第2ギヤ99には、第1ギヤ98の回転が減速して伝達される。
第2ギヤ99のトルク出力スリーブ97側の面の適所には、トルク伝達ピン100が取り付けられている一方、トルク入力スリーブ95は、第2ギヤ99側の端面に突起95aが形成されており、トルク伝達ピン100は、第2ギヤ99の回転により、トルク入力スリーブ95の突起95aに当接し得るようになっている。
このトルク伝達構造においては、トルク入力スリーブ95には、第2カッター27のカッター軸27aから直接トルクが伝達される構成ではなく、第2ギヤ99が、第1カッター26のカッター軸から第1ギヤ98を介してトルクの伝達を受け、第2ギヤ99のトルク伝達ピン100がトルク入力スリーブ95の突起95aに当接することにより、トルク入力スリーブ95にトルクが伝達されるようになっている。そして、トルク入力スリーブ95からトルクリミッター96を介して、トルク出力スリーブ97にトルクが伝達され、回転レバー16が回転する。
そして、回転レバー16に取り付けられたスライド軸38がガイド用長穴14aの端部に当接すると、トルク入力スリーブ95を介してトルクが伝達されているトルクリミッター96とトルク出力スリーブ97との間に最大静止摩擦力以上の力が作用し、トルクリミッター96は、トルク出力スリーブ97に対して相対回転し、トルク出力スリーブ97には、トルクが伝達されなくなる。
ところで、このようなトルク伝達構造においては、第1カッター26の回転が減速してトルク入力スリーブ95に伝達されるようになっているため、オートリバースを行う場合の、第1,第2カッター26,27の逆回転動作の回転数を多く設定することができる。
すなわち、前述のように第1ギヤ98と第2ギヤ99との歯数の比が、例えば1:5であると仮定したとき、前記逆回転動作によって、第2ギヤ99のトルク伝達ピン100がそれまで当接していたトルク入力スリーブ95の突起95aの一方の端面から他方の端面に当接するまでの間に、第1、第2カッター26,27は、その第2ギヤ99の回転角度の5倍の角度だけ回転することとなる。この間は、第2ギヤ99のトルク伝達ピン100とトルク入力スリーブ95の突起95aとは当接していないため、トルク入力スリーブ95、延いてはトルク出力スリーブ97にはトルクは伝達されず、回転レバー16は回転しない。
このように、図21に示すトルク伝達構造においては、オートリバース時の第1,第2カッター26,27の回転数を多く設定することができるため、オートリバース時に、紙葉類を外部に完全に(確実に)排出することができる。
(4)回転レバー16,63,71等にトルクを伝達するための構成は、前述のもの(図8、図21参照)の他に、例えば次のような構成でもよい。
図22に示すトルク伝達構造は、トルクリミッター101とトルク出力スリーブ102とソレノイド103とを有して構成されている。トルクリミッター101及びトルク出力スリーブ102は、それぞれ円筒形状を有しており、トルクリミッター101は、第2カッター27のカッター軸27aに外嵌し、トルク出力スリーブ102は、トルクリミッター101に外嵌する。
ソレノイド100は、トルク出力スリーブ102の外周面の一部位に対向して設置されている。トルク出力スリーブ102の外周面の適所には、穴部102aが形成されており、ソレノイド103のプランジャ103aは、この穴部102aに嵌合可能となっている。
このようなトルク伝達構造において、ソレノイド103のプランジャ103aをトルク出力スリーブ102の穴部102aに嵌合させることにより、トルクリミッター101とトルク出力スリーブ102との間には、最大静止摩擦力を超える力が作用し、トルクリミッター101がトルク出力スリーブ102に対して相対回転する。これにより、回転レバー16,63,71等の回転を停止することができる。
また、ソレノイド103のプランジャ103aが吸引されると、第2カッター27のトルクがトルクリミッター101を介してトルク出力スリーブ102に伝達される。これにより、回転レバー16,63,71等を回転させることができる。
この構成にあっては、例えば投入センサ9,10等の検知信号に基づいて、ソレノイド103の動作を前記制御部55により制御することとなる。
(5)前記各実施形態においては、細断部3が、一対のカッター26,27が互いに噛合した状態で上下に配置して構成されたものについて説明したが、これに限られず、次のような構成を有する細断部を備えたシュレッダー装置も本発明に含まれる。
図23,図24は、本実施形態のシュレッダー装置の構成を示す図である。本実施形態のシュレッダー装置は、前記第1の実施形態等と比べて、投入部及び細断部の構成が主に異なるものであり、それ以外の構成については略同様であるから、相違点について説明することとする。なお、図23の表裏をシュレッダー装置の前後、図23の左右をシュレッダー装置の左右、図23の上下をシュレッダー装置の上下というものとする。
図23に示すように、シュレッダー装置200は、前記各実施形態と同様に、細断対象物を投入するための投入部201と、細断対象物を細断する細断部202と、細断部202による細断動作により生じた細断屑を収納する収納部203とを有する構成を備えており、特に、細断部202の構成が前記各実施形態と大きく異なっている。
投入部201は、紙葉類を投入するための紙葉類投入部204と、ディスク体を投入するためのディスク体投入部205とが、シュレッダー装置本体201aの上面において左右に並んで設けられている。投入部201には、シャッター206が備えられており、シャッター206に取り付けられたつまみ207でシャッター206を左右いずれかの位置に位置させることで、一方の投入口が開放し、他方の投入口が閉塞する。
紙葉類投入部204においては、ディスク体の誤投入を防止するため、図25に示すように、該ディスク体が変形しないことを利用して、該投入口24を構成する面に複数の屈曲部205a〜205cを備え、ディスク体が該紙葉類投入部204に投入された場合には、この屈曲部205a〜205cでディスク体が引っ掛かり、このディスク体が細断部202に搬送されるのを防止するようにしている。なお、図示していないが、本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の構成を有する投入センサが備えられている。
紙葉類投入部204の先端部は、第1カッター217と第2カッター218との噛合部位の近傍まで延設されており、紙葉類投入部204に投入された紙葉類は、その噛合部位まで案内される。また、ディスク体投入部205の先端部は、第1カッター217と第3カッター219との噛合部位の近傍まで延設されており、投入されたディスク体は、その噛合部位まで案内される。
図24に示すように、本実施形態のシュレッダー装置200における細断部202は、モータユニット208と、動力伝達機構209と、カッターユニット210と、図略のセパレータとを備えて構成されている。
モータユニット208は、前記第1の実施形態と同様の構成を有するものであるため、詳細な説明は省略する。なお、モータユニット208の回転方向は、前記第1の実施形態の説明で述べた制御部55により制御される。
動力伝達機構209は、減速機211の出力をカッターユニット210に伝達するものであり、減速機211の出力軸とカッターユニット210(後述の第2カッター218)の一端部とにそれぞれ取り付けられたスプロケット212,213と、これらのスプロケット212,213に懸架されたチェーン214とを備えて構成されている。これにより、第2カッター218に動力伝達機構209を介して駆動力が伝達される。
カッターユニット210は、フレーム215,216に回転可能に支持された長尺状の第1〜第3カッター217〜219が左右方向(水平方向)に並べて配置されており、隣接するもの同士が互いに噛合した構成とされている。第1〜第3カッター217〜219の構成は、前記第1の実施形態における第1、第2カッター26,27と略同様である。
第1、第2カッター217,218のフレーム215側の端部には、それぞれギヤ220,221が互いに噛合した状態で取り付けられており、第2カッター218には、これらのギヤ220,221を介してトルクが伝達され、第2カッター218は、第1カッター217に同一速度で逆方向に回転する。また、第1、第3カッター217,219のフレーム216側の端部には、それぞれギヤ222,223が互いに噛合した状態で取り付けられており、第3カッター27には、これらのギヤ222,223を介してトルクが伝達され、第3カッター27は、これらのギヤ222,223を介して第1カッター217に同一速度で逆方向に回転する。
ところで、本実施形態においては、第1〜第3カッター217〜219の隣接する細断刃間の間隔は、細断する細断対象物に応じて設定されている。すなわち、図24に示すように、第1、第2カッター217,218の隣接する細断刃間の間隔は、大きく細断すると情報(紙葉類に記載されている内容)が読み取られる可能性がある紙葉類を細断するために非常に狭く設定されている一方、比較的大きく細断しても情報(記憶内容)が読み取られず、また、紙葉類に比して大きな細断トルクが必要となるディスク体を細断する第3カッター219については、隣接する細断刃間の間隔が第1、第2カッター217,218における前記間隔に比して大きく設定されている。
さらに、この第3カッター219においては、軸方向の略中央位置を境として、隣接する細断刃間の間隔が異なっている。これは、第3カッター219の細断刃のうち、細断刃間の間隔が大きい方の細断刃(図24の下側の細断刃)によって、例えばフロッピーディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)等、変形しにくいディスク体を細断し、前記細断刃間の間隔が小さい方の細断刃(図24の上側の細断刃)によって、例えばフィッシュフィルム等、変形のしやすさの点で紙葉類とディスク体との中間となる細断対象物を細断するようになっている。このように、細断対象物の変形のしやすさに応じて、細断刃の刃数(隣接する刃間の間隔)を設定するとよい。
なお、この場合、ディスク体投入部205において、ディスク体を投入する部分とフィッシュフィルム等を投入する部分とを区別するための表示や仕切りを設けたり、ディスク体用の屑箱と前記フィルム類用の屑箱とを、シュレッダー装置の前後方向に並べて配置したりするとよい。
紙葉類投入部204に紙葉類が投入されると、第1カッター217は反時計回りに、第2カッター218は時計周りにそれぞれ回転することにより、その紙葉類を噛み込んで細断する。また、ディスク体投入部205にディスク体が投入されると、第1カッター217は時計回りに、第3カッター219は反時計周りにそれぞれ回転することにより、そのディスク体を細断する。
なお、図示していないが、紙葉類投入部204への紙葉類の投入及びディスク体投入部205へのディスク体の投入は、前記第1の実施形態におけるセンサと同様のセンサにより検出する。セパレータは、前記第1の実施形態と同様の構成を有するものであるため、詳細な説明は省略する。
図23に示すように、細断部202は、一対のプーリ224,225と、無端ベルト226と、平板状の混入防止板228とを有する。プーリ224,225は、フレーム215の外面側において設けられており、これらのプーリ224,225には、無端ベルト226が巻きつけられている。
一方のプーリ224は、第1カッター217のカッター軸(図示せず)に一体的に取り付けられており、第1カッター217の回転方向に応じた方向に無端ベルト226が走行する。すなわち、第1カッター217が時計回りに回転すると、無端ベルト226は、矢印の方向に走行し、第1カッター217が反時計回りに回転すると、無端ベルト226は、矢印の方向と反対方向に走行する。
また、他方のプーリ225は、フレーム215,216間に回転自在に架け渡された回転軸227に一体的に取り付けられているとともに、混入防止板228の左右方向における略中心位置と回転軸227とが固着されており、プーリ225の回転方向と同じ方向に回転軸227、延いては混入防止板228が回転する。
このような構成により、紙葉類が紙葉類投入部204に投入されると、第1カッター217は反時計回りに回転するため、無端ベルト226は、矢印の方向と反対方向に走行し、プーリ225及び回転軸227は反時計回りに回転し、その結果、混入防止板228は、右斜め上方に傾斜する姿勢となる。これにより、細断部202から落下してくる紙葉類の細断屑を紙葉類用の屑箱229に案内するとともに、飛散した紙葉類の細断屑がディスク体用の屑箱230に混入するのを防止することができる。
また、ディスク体がディスク体投入部205に投入されると、第1カッター217が時計回りに回転するため、無端ベルト226は、矢印の方向に走行して、プーリ225及び回転軸227は反時計回りに回転し、その結果、混入防止板228は、右斜め下方に傾斜する姿勢となる。これにより、細断動作により落下してくるディスク体の細断屑をディスク体用の屑箱230に案内するとともに、飛散したディスク体の細断屑が紙葉類用の屑箱229に混入するのを防止することができる。
なお、本実施形態においても、図21に示すようなトルク伝達機構や図22に示すトルク伝達構造を採用することができる。
図21に示すトルク伝達機構を採用する場合、第1カッター217及び第2カッター218の関係が図21等に示す第1カッター26,27の関係となるように構成するとともに、第1カッター217及び第3カッター219の関係が同じく図21等に示す第1カッター26,27の関係となるように構成すればよい。また、図22に示すトルク伝達構造を採用する場合、第1カッター217の先端部に、図22に示すようにトルクリミッター101、トルク出力スリーブ102及びソレノイド103を備えればよい。これにより、オートリバース機能を実現することができる。
混入防止板228を前述のように動作させる構成は、図23に示す構成に限られず、例えば、図26,図27に示すような構成であってもよい。なお、図23,24と同一の部材については同一の符号を付している。
図26に示す構成においては、前述のプーリ224,225及び無端ベルト226に代えて、第1カッター217のカッター軸に一体的に取り付けられた回転レバー231が備えられている。
回転レバー231は、第1カッター軸217のカッター軸(図示せず)上に配置されており、上方に延びる第1レバー部231aと下方に延びる第2レバー部231bとを備えてなる部材である。第1レバー部231aの先端部には、紙葉類投入部204及びディスク体投入部205を択一的に開放するシャッター206のつまみ207が、所定の回動支点Oで回動自在に取り付けられている。
第2レバー部231bの先端部は、紙面表裏方向に延びるピン232を挟むように2股形状とされており、ピン232は、この2股形状に形成されるスペースS内を移動可能となっている。
また、図23に示す実施形態と同様、前後のフレーム215,216に回転自在に架け渡された回転軸227を有し、この回転軸227と平板状の混入防止板228の左右方向における略中心位置とが固着されている。そして、この回転軸227とピン232とは、これらに交差する連結バー233により連結されている。
このような構成により、図26に示す状態からつまみ207が右側に引き寄せられると(ディスク体投入部205が閉塞されると)、図27(a)に示すように、回転レバー231は、右斜め上に傾斜した姿勢となる。また、これに伴い、ピン232は、回転軸227を回転中心として反時計回りに回転し、連結バー233を介して回転軸227が反時計周りに回転する結果、混入防止板228は、右斜め上方に傾斜する姿勢となる。
そして、つまみ207が右側に移動されることで開放された紙葉類投入部204に紙葉類が投入されると、第1カッター217が反時計回りに、第2カッター218が時計回りに回転する。これにより、紙葉類が第1、第2カッター217,218により噛み込まれ細断される。また、混入防止板218により、細断部202から落下してくる紙葉類の細断屑が紙葉類用の屑箱229に案内されるとともに、飛散した紙葉類の細断屑がディスク体用の屑箱230に混入するのが防止される。
また、図26に示す状態からつまみ207が左側に移動されると(紙葉類投入部204が閉塞されると)、図27(b)に示すように、回転レバー231は、左斜め上に傾斜した姿勢となる。また、これに伴い、ピン232は、回転軸227を回転中心として時計回りに回転し、連結バー233を介して回転軸227が時計周りに回転する結果、混入防止板228は、左斜め上方に傾斜する姿勢となる。
そして、つまみ207が左側に移動されることで開放されたディスク体投入部205にディスク体が投入されると、第1カッター217が時計回りに、第3カッター219が反時計回りに回転する。これにより、ディスク体が第1、第3カッター217,219により噛み込まれ細断される。また、混入防止板218により、細断動作により落下してくるディスク体の細断屑がディスク体用の屑箱230に案内されるとともに、飛散したディスク体の細断屑が紙葉類用の屑箱230に混入するのが防止される。
なお、この場合、投入口への細断対象物の投入を検知するセンサを備え、このセンサからの検知信号に基づき、第1〜第3カッター217〜219の回転制御を行うようにしてもよいし、あるいは、シャッター206やつまみ207の存在を所定の位置で検知するセンサを備え、検知されるシャッター206やつまみ207の位置に応じて、第1〜第3カッター217〜219の回転制御を行うようにしてもよい。
(6)ディスク体の誤投入を防止するため、紙葉類投入口を構成する面を次のように構成してもよい。図28は、紙葉類投入部の外観図である。
図28に示すように、紙葉類投入部240の開口部は、複数の屈曲部を有して構成されている。すなわち、紙葉類投入部240を構成する部材の縁部241,242は、平行に山部と谷部とが交互に形成されたジグザグ形状とされている。また、隣接する一方の縁部241における山部(突出点A)と他方の縁部242における山部(突出点B)とのX方向の距離(例えば図中点Aと点BとのX方向の間隔)が、ディスク体の厚みより小さく設定されている。これにより、紙葉類投入部240内へのディスク体の投入を防止することができる。
(7)前記各実施形態において、紙葉類投入口への紙葉類の投入と、ディスク体投入部へのディスク体の投入とが同時に行われた場合には、例えば、投入センサにより先に検知された方の細断対象物を細断するように細断部の制御を行うようにしたり、あるいは、投入検知の有無に関わらず、細断部による細断動作を禁止したりするようにするとよい。
(8)細断部に備えられるカッターの細断刃の形状は図5に示すものに限らず、例えば、図29に示すように、刃先角度を鋭角に形成(矢印Xの部分)してもよい。
(9)上記実施形態では、投入センサや満杯検知センサは前述のように光を検知媒体とするものに限られるものではなく、赤外線や超音波等を検知媒体とするセンサ等、種々のものが採用可能である。
(10)搬送装置5は、搬送装置5内で紙詰まりを起こした紙葉類を除去できるように、搬送装置5内部が露出可能に構成とするとよい。
(11)前記第1の実施形態においては、紙葉類用の屑箱4a及びディスク体の屑箱4bのいずれか一方でも細断屑が満杯になると、細断対象物の種類に拘わらず細断部3による細断動作を禁止するようにしたが、これに限らず、満杯になった方の屑箱に対応する細断対象物の細断動作のみを禁止するようにしてもよい。
(12)混入防止板は、例えばポリカーボネートやゴム等、柔軟性を有し、帯電しにくい素材で構成するとよい。
(13)混入防止板の姿勢を変更させる回転レバーを備えた前記各実施形態においては、一方のフレーム側にのみ1つの回転レバーを備えるようにしたが、他方のフレーム(動力伝達機構を備える側のフレーム)にも同じような構成を有する回転レバーを備えて混入防止板を姿勢の変更を該混入防止板の前後方向における両端部で行わせるように構成すると、混入防止板に作用する力のバランス(力学的なバランス)をとることができるため、混入防止板の姿勢の変更をよりスムーズに行うことができる。
(14)本発明は、細断対象物として前述の紙葉類とディスク体とに限られるものではなく、材質の異なる2以上の細断対象物の細断構造と、細断対象物ごとの細断屑の分別構造とを提案するものである。したがって、例えば、紙と樹脂製フィルムとを細断する場合や、単一の材質で構成された細断対象物と、2以上の材質で構成された細断対象物とを細断する場合等に本発明は採用可能である。
(15)前記実施形態においては、細断対象物の投入を検知して自動的にカッター26,27を回転や停止等させるものであるが、これに限らず、前述のような投入センサを設けずに、例えば装置本体1aの上面適所に設置された操作パネルに、細断、細断停止、逆回転の指示を行うためのスイッチやボタン等の操作部を備え、手動でシュレッダー装置1を動作(カッター26,27の回転動作、停止動作、逆回転動作)させるようにしてもよい。あるいは、前記投入センサと操作部との両方を備え、次のように、シュレッダー装置1を動作させるようにしてもよい。
すなわち、例えば、細断対象物の投入を検知して自動的にカッター26,27を回転や停止等させる自動モードと、該自動モードを解除し、操作者の指示にしたがってカッター26,27を回転や停止等を行う手動モードとを選択するボタン等を操作部に備え、自動モードでは、投入センサの検知信号にしたがってカッター26,27の回転動作等を行う一方、手動モードでは、カッター26,27を回転や停止等を指示するためのボタン等の操作(操作者の操作)の指示にしたがってカッター26,27を回転や停止等を行う構成が想定できる。
また、前述のような2つのモードを備えずに、通常は、投入センサの検知信号に基づいて自動的にカッター26,27を回転や停止等させるとともに、カッター26,27の回転動作の停止を指示する操作ボタンと、細断能力を超える紙葉類が投入口に投入されたことにより細断中にカッター26,27の回転動作が停止した場合に、そのカッター26,27を逆回転させる指示を行う操作ボタンとを備え、これらの操作ボタンの操作があったときには、投入センサ等の検知信号に拘わらず、その操作内容(割り込み指示)にしたがって、カッター26,27の回転動作の停止やカッター26,27の逆回転動作を行うようにする構成も想定することができる。
(16)前記各実施形態における細断部は、細断対象物を異なる2つの方向に細断する構成のものに限らず、細断対象物を1つの方向に細断する構成でもよい。
本発明に係るシュレッダー装置の第1の実施形態の構成を示す一側面図である。 本発明に係るシュレッダー装置の第1の実施形態の構成を示す平面図である。 シュレッダー装置2の詳細な内部構成を示す図である。 シュレッダー装置の上方から見た該シュレッダー装置の詳細な内部構成を示す図である。 細断刃の構成を示す図である。 図4の矢印Cの方向から見た図である。 細断屑混入防止機構等の動作を示す図である。 トルクレス機構の構成を示す図である。 シュレッダー装置の電気的な構成を示すブロック図である。 制御部の細断処理を示すフローチャートである。 制御部の満杯検出処理を示すフローチャートである。 細断屑混入防止機構の他の変形形態を示す図である。 変形形態(2)における回転レバーの回転に伴う混入防止板の動作の説明図である。 同じく変形形態(2)における回転レバーの回転に伴う混入防止板の動作の説明図である。 細断屑混入防止機構の変形形態を示す図である。 同じく細断屑混入防止機構の変形形態を示す図である。 細断屑混入防止機構及び案内板駆動構造の他の変形形態を示す図である。 細断屑混入防止機構及びリンク機構の動作を示す図である。 細断屑混入防止機構の別の変形形態を示す図である。 細断屑混入防止機構及びリンク機構の動作を示す図である。 トルク伝達構造の変形形態を示す図である。 トルク伝達構造の変形形態を示す図である。 変形形態(5)のシュレッダー装置の構成を示す一側面図である。 変形形態(5)のシュレッダー装置の構成を示す平面図である。 紙葉類投入口の構成を示す図である。 カッターを3本有するシュレッダー装置の変形形態を示す図である。 図26に示すシュレッダー装置の動作を示す図である。 紙葉類投入口の他の構成を示す外観図である。 細断刃の他の構成を示す図である。
符号の説明
2a,204,240 紙葉類投入口
2b,205 ディスク体投入部
4a,4b,229,230 屑箱
26,27,217〜219 カッター
9,10 投入センサ
11,12 案内板
16,63,73 回転レバー
14a〜14e ガイド用長穴
35,60,62,71,79 細断屑混入防止機構
36,61,64,73,83,84,228 混入防止板
42 トルクレス機構

Claims (9)

  1. 互いに噛合して回転する長尺のカッター刃の間に細断対象物を噛み込んで細断を行うシュレッダー装置において、
    異なる種類の第1、第2細断対象物が投入される、個別に設けられた第1投入部及び第2投入部と、
    第1、第2投入部から選択的に投入される第1、第2細断対象物をそれぞれ細断する、少なくとも一部のカッター刃を共通にしたカッター部と、
    第1細断対象物の細断と第2細断対象物の細断とで前記共通のカッター刃を逆方向に回転させる細断制御部と、
    前記カッター部の排出側に個別に設けられ、第1、第2細断対象物の細断屑を個別に収容する第1、第2収容部と
    を備えたことを特徴とするシュレッダー装置。
  2. 前記カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示するための操作部を備え、前記細断制御部は、前記操作部による指示内容にしたがって、前記カッター刃の回転動作を制御することを特徴とする請求項1に記載のシュレッダー装置。
  3. 前記第1、第2投入部への各細断対象物の投入を検知する投入センサを備え、前記細断制御部は、前記投入センサの検知結果に応じて前記カッター刃の回転方向を決定することを特徴とする請求項1に記載のシュレッダー装置。
  4. 前記カッター刃の回転動作の開始及び停止を指示するための第1の操作部と、前記投入センサによる検知動作のオンオフを切換える第2の操作部とを備え、前記細断制御部は、前記第2の操作部により前記投入センサによる検知動作がオフされた場合に、前記第1の操作部が操作されると、前記細断制御部は、前記操作部による指示内容にしたがって、前記カッター刃の回転動作を制御することを特徴とする請求項3に記載のシュレッダー装置。
  5. 前記カッター部は、上下方向に配置された第1カッター刃と第2カッター刃とを備えてなり、前記両カッター刃の噛合部の左右一方側に第1投入部が、他方側に第2投入部が配置され、第1投入部の下部に第2収納部が、第2投入部の下部に第1収納部が配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシュレッダー装置。
  6. 前記カッター部は、第2カッター刃を挟んで水平方向の一方側に第1カッター刃が、他方側に第3カッター刃がそれぞれ配置されてなり、
    前記第1、第2カッター刃の噛合部の上方に第1投入部が、前記第2、第3カッター刃の噛合部の上方に第2投入部が配置され、
    前記第1、第2カッター刃の噛合部の下方に第2収容部が、第2、第3カッター刃の噛合部の下方に第1収容部が配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のシュレッダー装置。
  7. 前記共通のカッター刃の回転動作に連動することにより、前記投入部に投入された細断対象物を前記カッター刃の噛合部までガイドするガイド位置と、前記ガイドを解除する退避位置との間で移動可能なガイド部材を投入部ごとに有し、前記ガイド部材は、当該ガイド部材に対応する投入部に投入されるべき細断対象物と異なる細断対象物の細断時には前記退避位置に退避することにより、その細断対象物の細断屑が当該ガイド部材に対応する投入部に向かって逆向きに案内されるのを防止し、且つ該細断屑を収容すべき収容部に案内する機能を有し、当該ガイド部材に対応する投入部に投入されるべき細断対象物の細断時には前記ガイド位置に位置し、投入された細断対象物を前記カッター刃の噛合部までガイドする機能を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のシュレッダー装置。
  8. 前記共通のカッター刃の回転動作に連動することにより、投入された細断対象物と異なる種類の細断対象物の細断屑を収容する収容部を閉塞し、且つ投入された細断対象物の細断屑を収容する収容部に向けて細断屑の移動を案内するように傾斜姿勢となる混入防止板が備えられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のシュレッダー装置。
  9. 前記細断対象物は、紙葉類及びディスク体であり、前記紙葉類が投入されるべき投入部は、波型形状のスリットを有しており、且つ前記スリットが延びる方向と直交する方向において、前記スリットを構成する一方の縁部における突出部と他方の縁部における突出部との間隔が、ディスク体の厚みより小さく設定されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のシュレッダー装置。
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