JP2006115871A - マスカラ付与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラ剤の付与とを同時に且つ簡便に行うことができ、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマになり難く、カールアップ効果が長続きするマスカラ付与装置を提供すること。
【解決手段】まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段2と、まつ毛にマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段3と、該マスカラ付着手段3にマスカラ剤を供給するマスカラ供給手段とを一体に有しており、前記マスカラ供給手段は、1枚のフィルム状マスカラ剤をマスカラ付着手段3に供給するようになしてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写又は熱融着により、まつ毛にマスカラ剤を付与するマスカラ付与装置に関する。
従来、まつ毛を形よく美麗に見せるためのマスカラ製品としては、液状ないしクリーム状のマスカラ剤をブラシ等でまつ毛に付与するものが主流であり、マスカラ剤のまつ毛への付与は、挟み込み式のまつ毛カーラー(ビューラー)でまつ毛を挟んで物理的にカールアップ(くせ付け)するか、又は電熱式のまつ毛カーラーでまつ毛を熱整形してカールアップした後、マスカラ剤をまつ毛にブラシで塗布することにより行なわれている。前記挟み込み式のまつ毛カーラーは、例えば、特開平9−173130号公報に開示されており、また、前記電熱式のまつ毛カーラーは、例えば、特開2002−28020号公報、特開平10−192037号公報に開示されている。
特開平9−173130号公報 特開2002−28020号公報 特開平10−192037号公報
しかし、挟み込み式のまつ毛カーラーにより、まつ毛を物理的にカールアップしようとしても、特に寝起きや雨の日等の湿度の高い状態では、なかなかカールアップせず、また、施術を重ねることによりまつ毛が傷付いたり、切れたり、抜けたりする問題もあった。また、電熱式のまつ毛カーラーでは、カールアップ自体は比較的容易に行うことができるものの、その後に、マスカラ剤をまつ毛にブラシで塗布する必要があり、施術が煩雑である点は改善されていない。
このように、従来は、まつ毛のカールアップ作業の後、別途マスカラ剤の付与を行っており、しかも液状又はクリーム状のマスカラ剤をブラシで塗布する作業を何回も行う必要があるため、作業が煩雑である。また、マスカラ剤の塗布後に更にまつ毛カーラーでまつ毛の形を整えることがあるが、その場合、まつ毛上に形成されたマスカラ剤の被膜を傷付けることになり、まつ毛に塗布されたマスカラ剤が経時的に涙等で流れ易くなる。更に、ブラシ等を用いてマスカラ剤を塗布するため、均一な塗布が難しく、ダマになり易い。また、ボリュームアップ効果を狙って、何度も重ね塗りが行われるが、反面、マスカラ剤の自重によりカールダウンを起こし易く、その結果、マスカラ塗布後のカールアップ効果も長続きしない。
従って、本発明の目的は、まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラ剤の付与とを同時に且つ簡便に行うことができ、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマになり難く、しかもカールアップ効果が長続きするマスカラ付与装置を提供することにある。
本発明は、まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段と、まつ毛にマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段にマスカラ剤を供給するマスカラ供給手段とを一体に有しており、前記マスカラ供給手段は、1枚のフィルム状マスカラ剤を前記マスカラ付着手段に供給するようになしてあるマスカラ付与装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のマスカラ付与装置によれば、まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラの付与とを同時に且つ簡便に行うことができ、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマになり難く、カールアップ効果が長続きする。
以下、本発明のマスカラ付与装置を、その好ましい一実施形態(第1実施形態)について図面を参照しながら説明する。
第1実施形態のマスカラ付与装置1は、図7に示すように、まつ毛Cを挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段2と、まつ毛Cにマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段3と、該マスカラ付着手段3にマスカラ剤を供給するマスカラ供給手段とを一体に有しており、前記マスカラ供給手段は、1枚のフィルム状マスカラ剤Mをマスカラ付着手段3に供給するようになしてある。また、カールアップ手段2は、マスカラ付着手段3を兼ねている。
ここに、1枚のフィルム状マスカラ剤とは、1回の使用ごとに独立のフィルム状のマスカラ剤を用いることを意味し、連続長尺のリボン状のマスカラ剤を用いるものと区別される。
第1実施形態のマスカラ付与装置1について詳述する。カールアップ手段2(マスカラ付着手段3を兼ねる)は、図1〜図7に示すように、加熱面51を有する加熱ヘッド5と、加熱ヘッド5の加熱面51に対応する形状の当接面61を有するヘッド受け部6とを備えている。これら加熱ヘッド5とヘッド受け部6との間には、フィルム状マスカラ剤Mが配置され、また、まつ毛Cを挟むために適当な間隙が設けられる。そして、これらの間でまつ毛を挟むことができるように、加熱ヘッド5及びヘッド受け部6の少なくとも一方は可動である。即ち、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61とが密着離反自在に構成されている。
ここに、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61とが密着することには、加熱面51と当接面61とが直接密着する場合の他、図7に示すように、加熱面51と当接面61とがフィルム状マスカラ剤M及びまつ毛Cを介在させて間接的に密着する場合も含まれる。
前記マスカラ供給手段は、1回のマスカラ付与操作ごとに、1枚ずつのフィルム状マスカラ剤Mをマスカラ付着手段3に装填するものである。本実施形態におけるマスカラ供給手段は、フィルム状マスカラ剤Mを、手で摘んで加熱ヘッド5の加熱面51に載置するものであるが、その他に、例えば、多数枚のフィルム状マスカラ剤が収納された専用容器からフィルム状マスカラ剤を1枚ずつ繰り出して、マスカラ付着手段に装填する態様も挙げられる。
そして、本実施形態のマスカラ付与装置1においては、図7に示すように、マスカラ組成物の塗工面を有するフィルム状マスカラ剤Mを、加熱ヘッド5とヘッド受け部6との間における加熱ヘッド5の加熱面51側に、マスカラ組成物の塗工面をヘッド受け部6の当接面61に向けた状態で配し、まつ毛Cを、フィルム状マスカラ剤Mの塗工面とヘッド受け部6の当接面61との間に位置するように挿入する。そして、まつ毛Cを、フィルム状マスカラ剤Mと共に、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で挟み付けて、加熱ヘッド5の加熱面51を加熱することにより、まつ毛Cを加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で所定形状にカールアップすると共に、フィルム状マスカラ剤Mのマスカラ組成物をまつ毛Cに熱転写又は熱融着するようになされている。
更に説明すると、第1実施形態のマスカラ付与装置1は、図1〜図3に示すように、略直方体状の装置本体11と、該装置本体11の上方に上下方向に移動可能に設けられたアーム部12とを備えている。
アーム部12は、図1〜図3に示すように、装置本体11の上部における両側面に位置する側片12A・12Aと、該上部における背面に位置する背片12Bと、装置本体11の上面及び加熱ヘッド5の上方に位置する上片12Cとを備えている。背片12Bには、アーム部12の上下動の際に用いるツマミ部12Dが形成されている。アーム部12の上片12Cの前端縁は、使用者の顔面(眉毛近傍)の形状に倣って、後端縁に向けて凹んだ形状となっている。上片12Cの下面には、図3に示すように、ヘッド受け部6が設けられている。
アーム部12は、装置本体11に対して上下動可能に取り付けられており、最上方に位置するときには、図1に示すように、ヘッド受け部6が加熱ヘッド5から離反し、最下方に位置するときには、図6(b)に示すように、ヘッド受け部6の当接面61が加熱ヘッド5の加熱面51に密着するようになっている。
装置本体11の前面〔図3(b)における左面〕の下半分には、図3(a)に示すように、加熱ヘッド5の加熱面51の加熱用の電源として、2個の乾電池Bが取り付けられている。そして、装置本体11の前面下半分には、乾電池Bを閉蓋するための電池カバー13が設けられている。また、加熱面51の加熱温度をまつ毛のカールアップ及びマスカラ剤の熱転写又は熱融着に適した温度に調節する温度調節機能(図示せず)及び加熱面51の加熱時間を調節するタイマー回路(図示せず)を備えている。
装置本体11の前面上部には、図1及び図3に示すように、加熱ヘッド5が設けられている。加熱ヘッド5は、その全体又は一部が金属等の電気抵抗物からなり、発熱可能となっている。加熱ヘッド5の上面は、図3〜図5に示すように、加熱面51となっている。
加熱ヘッド5の形状について詳述する。
加熱ヘッド5の前面は、図5(b)に示すように、まつ毛の生え際の形状に適合するように、平面視で背面に向けて凹んだ湾曲形状を有している。加熱ヘッド5の幅L1は、1回の施術で片方のまつ毛のカールアップ及びマスカラ付与を完了させることを重視するならば、まつ毛の生え際の幅と同等ないしはより広く、例えば30mm〜40mmとする。
加熱ヘッド5の加熱面51の両端部には、係合溝52が設けられている。係合溝52は、フィルム状マスカラ剤Mを加熱ヘッド5の加熱面51に載置する際に、フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2が挿入されて、両者を係合するものである。この際、フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2の背面側M3が係合溝52の背面係止部52Aに引っ掛かるようになっている。
加熱ヘッド5の前面の平面方向の凹みの大きさL2は、一般的なまつ毛の生え際の形状(平面視で緩やかに湾曲した形状)に合わせて、例えば1mm〜10mmとする。4mm〜6mmがより好ましい。
加熱ヘッド5の前面は、図5(a)に示すように、正面視で幅方向中央部が上方に向けて凸の湾曲形状を有している。加熱ヘッド5の前面の上下方向の凸の大きさL3は、一般的なまつ毛の生え際の形状に合わせて、例えば1mm〜5mmとする。2mm〜4mmがより好ましい。
加熱ヘッド5の加熱面51は、図3(c)及び図5(c)に示すように、側面視で前面から背面に向けて上がる傾斜形状を有している。加熱ヘッド5の加熱面51の傾斜角度θ〔図3(c)参照〕は、所望のカールアップ形状に応じて適宜設定されるが、例えば10度〜20度とする。
加熱ヘッド5の奥行き幅L4〔図5(c)参照〕は、まつ毛の長さよりも長く設計することが好ましく、例えば10mm〜15mmとする。
また、加熱ヘッド5全体が回動して加熱面51の装置本体11に対する傾斜角度を変更でき、使用者の好みに合わせてカールアップ角度を変更できるようになっている。
ヘッド受け部6は、合成樹脂等からなり、ヘッド受け部6の当接面61は、加熱ヘッド5の加熱面51に対応する形状及び大きさを有している。前述した加熱部5についての好ましい形状及び大きさの範囲は、ヘッド受け部6にも適用される。
アーム部12の上片12Cにおける下面の前端縁寄りには、図3に示すように、下方に立設する複数本の櫛歯からなる櫛部7が設けられており、まつ毛にくし通り効果をもたらすことができるようになっている。尚、櫛部7は、図3以外の図面においては図示を省略している。
装置本体11の前面上半分の内部には、スイッチ(図示せず)が設けられており、該スイッチは、アーム部12の上下動に連動して上下動するようになっている。そして、アーム部12を加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61とが密着する迄下げると、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61とを離反させると、加熱がオフとなるようになっている。その結果、第1実施形態のマスカラ付与装置1においては、加熱ヘッド5は、まつ毛Cを、フィルム状マスカラ剤Mと共に、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で挟み付けた状態下〔図7(b)参照〕に、加熱がオンとなり、加熱ヘッド5とヘッド受け部6とを離反させた状態下〔図7(a)参照〕に、加熱がオフとなるようになっている。また、加熱がオンになると、加熱面51は、前記温度調節機能により、まつ毛のカールアップ及びマスカラ剤の熱転写又は熱融着に適した温度に調節されるようになっており、また、加熱時間が過多になると、前記タイマー回路により、加熱面51の加熱が停止するようになっている。
本発明において、フィルム状マスカラ剤Mは、例えばマスカラ組成物がフィルム材の表面に塗工されてなるものである。
第1実施形態におけるフィルム状マスカラ剤Mの構成について詳述する。フィルム状マスカラ剤Mは、図9に示すように、下層から、ベースフィルムb、アンダー層c及びマスカラ剤層dの順に積層された3層積層体であり、ベースフィルムb側に熱が加わると、主にアンダー層c中で溶融剥離が起こり、マスカラ剤層dがアンダー層cの一部と共に、まつ毛に転写されるようになっている。
フィルム状マスカラ剤Mは、手で摘む等して、マスカラ付着手段3の加熱ヘッド5に装填されるため、適度な曲げ弾性率を有していることが好ましい。フィルム状マスカラ剤Mの曲げ弾性率は、好ましくは100MPa〜5000MPa、更に好ましくは1000MPa〜3000MPaとする。かかる曲げ弾性率は、ASTM(米国材料試験協会規格)測定法 D790にて規定される。
ベースフィルムbは、フィルム状マスカラ剤Mの基材であり、熱に強く転写層の特性を引き出す物性を有するものが用いられる。ベースフィルムbの素材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン等の合成高分子フィルム、コンデンサー紙等が挙げられる。ベースフィルムbの膜厚は、好ましくは10μm〜200μm、更に好ましくは20μm〜100μmとする。本実施形態におけるベースフィルムbは、25μm厚のポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。
アンダー層cは、図9に示すように、ベースフィルムbとマスカラ剤層dとの介在層であり、造膜性があり、熱溶融時の凝集力が小さいものが用いられる。
アンダー層cは、その一部(例えば50重量%〜95重量%)が溶融剥離してマスカラ剤層dと共に、好ましくは膜厚1μm〜30μm、更に好ましくは膜厚1μm〜10μmでマスカラ剤を被覆するように、まつ毛に熱転写される。そのためには、転写前のアンダー層cの膜厚を、好ましくは1μm〜50μm、更に好ましくは1μm〜20μmとする。アンダー層cの形成剤としては、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス等のワックス成分、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール等の樹脂材料等が挙げられる。
アンダー層cのより好ましい組成は、その一部をマスカラ剤層dと共にまつ毛に転写する上で、上記ワックス成分100重量部に対して、上記樹脂材料0重量部〜20重量部である。
本実施形態におけるアンダー層cは、10μmの厚みであって、低分子ポリエチレンワックス及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる。
マスカラ剤層dは、図9に示すように、アンダー層cの上層として形成され、まつ毛に熱転写される層であり、造膜性、着色性、熱応答性のほか、耐水性、付着性、カール保持性及び安全性に優れたものが用いられる。
マスカラ剤層dを構成するマスカラ組成物は、まつ毛表面に付着した被覆膜として、好ましくは膜厚10μm〜200μm、更に好ましくは膜厚20μm〜100μmとなるように、まつ毛に熱転写される。そのためには、熱転写前のマスカラ剤層dの膜厚を、好ましくは20μm〜300μm、更に好ましくは50μm〜200μmとする。
マスカラ剤層dの形成剤としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリアミド、アクリル樹脂、石油樹脂等の樹脂材料、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、エステルワックス、カルナウバワックス、ラノリンワックス、モンタンワックス等のワックス成分、無機顔料、有機顔料、染料等の着色剤が挙げられる。
マスカラ剤層dのより好ましい組成は、前記実施形態のマスカラ付与装置1を用いて前記フィルム状マスカラ剤Mのマスカラ剤層dをまつ毛に転写する上で、上記樹脂材料100重量部に対して、上記ワックス成分0重量部〜10重量部、及び上記着色剤1重量部〜20重量部である。
本実施形態におけるマスカラ剤層dは、70μmの厚みであって、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ウレタン変性ラノリンワックス及び黒酸化鉄からなる。
フィルム状マスカラ剤におけるマスカラ組成物は、形状記憶ポリマーを含有していてもよい。形状記憶ポリマーとしては、ポリウレタン系(三菱重工社製ダイアリイ)、ポリイソプレン系、スチレンブタジエン系、ポリエチレン系のもの等が挙げられる。本実施形態においては、ポリウレタン系形状記憶ポリマー(ポリシス社製)を含有している。
また、耐熱性を上げるためにベースフィルムの下層、即ちマスカラ剤を塗布した面と反対の面に耐熱層を設けてもよい。耐熱層としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が用いられ、具体的にはシリコーン変性ブチラール樹脂が例示される。
また、フィルム状マスカラ剤としては、マスカラ剤をまつ毛に熱融着させるようにしたフィルム状マスカラ剤を用いることもできる。このようなフィルム状マスカラ剤Mとしては、例えば、図10に示すように、ベースフィルムb上にマスカラ剤層dが積層された2層積層体が挙げられる。このフィルム状マスカラ剤Mは、ベースフィルムbの下面に熱が加わると、マスカラ剤層dがベースフィルムb上で溶融又は軟化し、まつ毛に熱溶着されるようになっている。
ベースフィルムbは、前記熱転写タイプの3層積層体について述べたフィルム状マスカラ剤Mにおけるベースフィルムbと同様のものが用いられる。
マスカラ剤層dとしては、造膜性、着色性、熱応答性のほか、耐水性、付着性、カール保持性及び安全性に優れたものが用いられる。
マスカラ剤層dを形成する材料としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリアミド、アクリル樹脂、石油樹脂、テルペン系樹脂等の樹脂材料;パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、石油ワックス、エステルワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス、蜜ロウ等のワックス成分;無機顔料、有機顔料、染料等の着色剤が挙げられる。好適な熱溶融性又は熱軟化性を示すために、融点が50〜80℃のワックス成分を含有することが好ましい。ここに、融点はJIS K−2235に準拠して測定されるものである。
本実施形態におけるマスカラ剤層dは、70μmの厚みであって、エチレン−酢酸ビニル共重合体、パラフィンワックス、カルナウバワックス及び黒酸化鉄からなる。
マスカラ剤層dのより好ましい組成は、熱により溶融又は軟化したマスカラ剤をまつ毛に付着させる上で、上記ワックス成分100重量部に対して、上記樹脂材料0.1重量部〜90重量部、上記着色剤1重量部〜20重量部である。
マスカラ剤層dは、前記熱転写タイプの場合と同様に、形状記憶ポリマーを含有していてもよい。
マスカラ剤は、まつ毛表面に付着した被覆膜として、好ましくは膜厚10μm〜200μm、更に好ましくは膜厚20μm〜100μmとなるように、まつ毛に熱融着される。
従って、熱溶融前のマスカラ剤層dの膜厚は、好ましくは20μm〜300μm、更に好ましくは50μm〜200μmとする。
フィルム状マスカラ剤Mは、加熱ヘッド5の加熱面51の表面形状又はヘッド受け部6の当接面61の表面形状に倣った形状を有していることが好ましい。本実施形態のマスカラ付与装置1における加熱ヘッド5の加熱面51及びヘッド受け部6の当接面61の表面形状は、前述したような三次曲面を有しているため、フィルム状マスカラ剤Mも加熱ヘッド5の加熱面51又はヘッド受け部6の当接面61の三次曲面の形状に倣って三次曲面を有していることが好ましい。
本実施形態におけるフィルム状マスカラ剤Mは、図11(a)に示すように、平面視で加熱ヘッド5の加熱面51の平面視形状と略同じ形状を有している。フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2は、加熱ヘッド5の係合溝52の形状に対応した形状となっており、フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2を加熱ヘッド5の係合溝52に前面側から挿入すると、フィルム状マスカラ剤Mの両端部M2の背面側M3が加熱ヘッド5の係合溝52の背面係止部52Aに当接して引っ掛かるようになっている。
フィルム状マスカラ剤Mには、図4及び図11(a)に示すように、その表面形状が加熱ヘッド5の加熱面51又はヘッド受け部6の当接面61の表面形状に倣った形状に変形し易くするための切り込みM1が形成されている。切り込みM1は、フィルム状マスカラ剤Mの周縁に複数個形成されている。
このような形状のフィルム状マスカラ剤Mは、連続フィルム状のマスカラ剤を打ち抜いたり、切り抜いたりして製造することができる。その場合には、図11(b)に示すように、隙間なく配置した状態で打ち抜き又は切り抜きをすると、フィルム材の切断ロスを生じないため好ましい。
次に、第1実施形態のマスカラ付与装置1の好ましい一使用態様について、図4〜図8を参照して説明する。第1実施形態のマスカラ付与装置1において、図4に示すように、フィルム状マスカラ剤Mを手で摘み、その両端部M2を加熱ヘッド5の係合溝52に挿入して、フィルム状マスカラ剤Mを加熱面51に載置する。次に、図8(a)に示すように、マスカラ付与装置1の装置本体11を手Hで持ち、図7(a)及び図8(a)に示すように、フィルム状マスカラ剤Mの塗工面と、アーム部12の上片12Cの下面に設けられたヘッド受け部6の当接面61との間に、まつ毛Cを配置する。
この状態で、図8(b)に示すように、例えば人差し指をアーム部12のツマミ部12Dに掛けてアーム部12を下げて、図7(b)に示すように、まつ毛Cを、フィルム状マスカラ剤Mと共に、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で挟み付ける。この際、まつ毛Cは、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で所定形状にカールアップされる。同時に、前記スイッチ(図示せず)も下方に移動し、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、加熱面51が加熱される。その結果、まつ毛のカールアップ形状が固定されると共に、フィルム状マスカラ剤Mのマスカラ剤層dがまつ毛Cに熱転写される。
このように、第1実施形態のマスカラ付与装置1によれば、アーム部12を下げるだけで、まつ毛Cが、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で所定形状にカールアップされると共に、フィルム状マスカラ剤Mのマスカラ組成物がまつ毛Cに熱転写される。この際、まつ毛に傷を付けることなく、マスカラ剤がまつ毛Cに均一に付着する。従って、第1実施形態のマスカラ付与装置1によれば、まつ毛のカールアップとまつ毛へのマスカラ剤の付与とを同時に且つ簡便に行うことができると共に、まつ毛に付与されたマスカラ剤が滲み難く、ダマになり難く、カールアップ効果が長続きする。
また、第1実施形態のマスカラ付与装置1によれば、1枚ずつ使い切りのフィルム状マスカラ剤を用いているため、長尺状のフィルム状マスカラ剤が用いられるマスカラ付与装置に比して、長尺状のフィルム状マスカラ剤を装填するための機構が不要となり、装置の構成が簡易である。
更に、加熱ヘッド5及びヘッド受け部6の前面が平面視で背面に向けて凹んだ湾曲形状を有しており、加熱ヘッド5の加熱面51及びヘッド受け部6の当接面61が側面視で前面から背面に向けて上がる傾斜形状を有しており、加熱ヘッド5及びヘッド受け部6の前面が上下方向の凸形状を有しているため、一般的なまつ毛の生え際の形状に対応して一回の施術で、まつ毛を、根元から先端に向けて上がった好ましいカールアップ形状にカールアップすることができる。
マスカラ剤として、形状記憶ポリマーを含有しているものを用いると、まつ毛のカールアップ形状が特に維持され易い。また、櫛部7により、マスカラ剤の転写したまつ毛Cがブラッシングされ、まつ毛1本1本を離間させることができると共に、溶融状態のマスカラ剤が延びてマスカラ付与後のまつ毛の形状が綺麗になる。また、アーム部12を下げれば、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、操作が簡便である。
次に、本発明のマスカラ付与装置の第2実施形態について、図12を参照して説明する。第2実施形態の説明においては、主として第1実施形態とは異なる点について説明し、特に説明しない点については、第1実施形態に関する説明が適宜適用される。第2実施形態のマスカラ付与装置1は、第1実施形態のマスカラ付与装置1に比して、装置本体の高さが低く、その代わりに装置本体の奥行が大きい点及び加熱ヘッド5とヘッド受け部6との密着離反構造が、主として異なる。
第2実施形態における装置本体14は、正面視で前面16から背面に向けて延びる形態を有しており、高さ方向に小型化された構成となっている。また、装置本体14の前面16上部には、加熱ヘッド5が設けられている。装置本体14の内部には、加熱ヘッド5の加熱面51の加熱用の乾電池(図示せず)が収納されている。
装置本体14の上方には、その上面を被覆するように、回動アーム部15が設けられている。回動アーム部15の下面における前端寄りには、ヘッド受け部6が設けられている。また、回動アーム部15は、その後端寄りにおいて、装置本体14の後端に対し、回動自在に連結されている。回動アーム部15は、上向きに回動させると、図12(b)に示すように、装置本体14に設けられた加熱ヘッド5と、回動アーム部15に設けられたヘッド受け部6とが離反し、下向きに回動させると、図12(a)に示すように、加熱ヘッド5とヘッド受け部6とが密着するようになっている。また、回動アーム部15を、加熱ヘッド5とヘッド受け部6とが密着するように、下向きに回動させると、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、回動アーム部15を上向きに回動させて、加熱ヘッド5とヘッド受け部6とを離反させると、加熱がオフとなるようになっている。
第2実施形態のマスカラ付与装置1の一使用態様について説明する。先ず、回動アーム部15を上方に回動させて、加熱ヘッド5とヘッド受け部6とを離反させる。次に、加熱ヘッド5の加熱面51にフィルム状マスカラ剤M(図示せず)を載置する。この状態で、装置本体14を手で持ち、使用者の目に接近させて、まつ毛の下方に、フィルム状マスカラ剤Mを配置させる。そして、回動アーム部15を下方に回動させて、まつ毛を、フィルム状マスカラ剤Mと共に、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で挟み付ける。
この際、まつ毛は、加熱ヘッド5の加熱面51とヘッド受け部6の当接面61との間で所定形状にカールアップされる。同時に、加熱ヘッド5の加熱がオンとなり、加熱ヘッド5の加熱面51が加熱される。その結果、まつ毛のカールアップ形状が固定されると共に、フィルム状マスカラ剤Mのマスカラ組成物が溶融し、まつ毛に熱転写又は熱融着される。
本発明のマスカラ付与装置は、前記実施形態及びその使用態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
本発明のマスカラ付与装置は、まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段と、まつ毛にマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段にマスカラ剤を供給するマスカラ供給手段とを一体に有しており、前記マスカラ供給手段は、1枚のフィルム状マスカラ剤を前記マスカラ付着手段に供給するようになしてあるマスカラ付与装置であればよい。必ずしも、カールアップ手段が、マスカラ付着手段を兼ねていなくてもよい。
加熱ヘッドとヘッド受け部とが密着離反自在な構成としては、種々の構成を採用することができる。
加熱ヘッドにフィルム状マスカラ剤を載置固定する形態は、前記実施形態における形態に制限されない。また、ヘッド受け部側にも1枚のフィルム状マスカラ剤を載置固定できる構成としておき、まつ毛を上下から2枚のフィルム状マスカラ剤で挟み込むようにすることも可能である。
前記実施形態においては、加熱ヘッドとヘッド受け部とを密着させると、加熱ヘッドの加熱がオンになる構成であるが、両者を密着させる前に予め加熱ヘッドを加熱可能な構成を採用してもよい。このような構成からなるカールアップ手段(兼マスカラ付着手段)によれば、加熱ヘッドとヘッド受け部との間でまつ毛を挟み込む前から加熱ヘッドを加熱しておき、その状態下に、加熱ヘッドとヘッド受け部との間でまつ毛を挟み込むことができる。
フィルム状マスカラ剤が加熱ヘッドの加熱面又はヘッド受け部の当接面の表面形状に倣うようにする手段としては、前記実施形態におけるフィルム状マスカラ剤のように切り込みを形成する形態に制限されない。例えば、図13に示すように、表面形状が加熱ヘッドの加熱面又はヘッド受け部の当接面の表面形状に倣った形状に形成されているフィルム状マスカラ剤が挙げられる。このようなフィルム状マスカラ剤を用いた場合には、自ずと、フィルム状マスカラ剤の表面形状が加熱ヘッドの加熱面又はヘッド受け部の当接面の表面形状に倣うことになる。このようなフィルム状マスカラ剤には、更に切り込みを形成し、フィルム状マスカラ剤の表面形状と加熱ヘッドの加熱面又はヘッド受け部の表面形状とのずれを調整できるようにすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す正面斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す背面斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は加熱ヘッドの模式的側面図である。 図4は、加熱ヘッドにフィルム状マスカラ剤を装填する状態を示す斜視図である。 図5は、加熱ヘッドを示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は(b)に示すC−C断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置を示す正面斜視図で、(a)は加熱ヘッドにフィルム状マスカラ剤を装填した状態を示す図、(b)は(a)に示す状態からアーム部を下方に配置した状態を示す図である。 図7は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置の一使用態様における加熱ヘッドとヘッド受け部との位置関係を示す模式的断面図で、(a)は加熱ヘッドとヘッド受け部とが離反した状態を示す図、(b)は加熱ヘッドとヘッド受け部とが密着した状態を示す図である。 図8は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置の一使用態様を示す図で、(a)はアーム部が上方に配置された状態で、加熱ヘッド(フィルム状マスカラ剤)とヘッド受け部との間にまつ毛を挿入した状態を示す図〔図7(a)対応図〕、(b)はアーム部を下方に配置し、加熱ヘッドとヘッド受け部との間にまつ毛を挟んだ状態を示す図〔図7(b)対応図〕である。 図9は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置におけるフィルム状マスカラ剤の積層構造を示す模式的断面図である。 図10は、熱融着タイプのフィルム状マスカラ剤の積層構造を示す模式的断面図である。 図11は、本発明の第1実施形態のマスカラ付与装置におけるフィルム状マスカラ剤を示す平面図で、(a)はその単体を示す図、(b)はその製造過程(切断過程)を示す図である。 図12は、本発明の第2実施形態のマスカラ付与装置を示す正面斜視図で、(a)は回動アーム部を下方に位置させた状態を示す図、(b)は回動アーム部を上方に回動させた状態を示す図である。 図13は、フィルム状マスカラ剤の別の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 マスカラ付与装置
11装置本体
12 アーム部
13 電池カバー
2 カールアップ手段
3 マスカラ付着手段
5 加熱ヘッド
51 加熱面
6 ヘッド受け部
61 当接面
7 櫛部
C まつ毛
F 顔
H 手
M フィルム状マスカラ剤


Claims (4)

  1. まつ毛を挟んで所定形状にカールアップするカールアップ手段と、まつ毛にマスカラ剤を熱転写又は熱融着により付着させるマスカラ付着手段と、該マスカラ付着手段にマスカラ剤を供給するマスカラ供給手段とを一体に有しており、
    前記マスカラ供給手段は、1枚のフィルム状マスカラ剤を前記マスカラ付着手段に供給するようになしてあるマスカラ付与装置。
  2. 前記マスカラ付着手段は、加熱面を有する加熱ヘッドと、該加熱ヘッドの該加熱面に対応する形状の当接面を有するヘッド受け部とを備え、該加熱ヘッドの該加熱面と該ヘッド受け部の該当接面とが密着離反自在に構成されており、
    前記フィルム状マスカラ剤を、前記加熱ヘッドと前記ヘッド受け部との間における該加熱ヘッドの前記加熱面側に、該フィルム状マスカラ剤の塗工面を該ヘッド受け部の前記当接面に向けた状態で配し、まつ毛を、前記フィルム状マスカラ剤の前記塗工面と前記ヘッド受け部の前記当接面との間に配した状態で、該まつ毛を、前記フィルム状マスカラ剤と共に、前記加熱ヘッドの前記加熱面と前記ヘッド受け部の前記当接面との間で挟み付けて、該加熱ヘッドの該加熱面を加熱することにより、該まつ毛を該加熱ヘッドの該加熱面と前記ヘッド受け部の前記当接面との間で所定形状にカールアップすると共に、前記フィルム状マスカラ剤のマスカラ組成物を該まつ毛に熱転写又は熱融着するようになされている請求項1記載のマスカラ付与装置。
  3. 前記加熱ヘッドは、まつ毛を、前記フィルム状マスカラ剤と共に、該加熱ヘッドの前記加熱面と前記ヘッド受け部の前記当接面との間で挟み付けた状態下に、加熱がオンとなり、前記加熱ヘッドと前記ヘッド受け部とを離反させた状態下に、加熱がオフとなる請求項2記載のマスカラ付与装置。
  4. 前記フィルム状マスカラ剤に、その表面形状が前記加熱ヘッドの前記加熱面又は前記ヘッド受け部の前記当接面の表面形状に倣った形状に変形し易くするための切り込みが形成されている請求項2又は3に記載のマスカラ付与装置。

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