JP2006115779A - 貯留タンク - Google Patents

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Susumu Fukui
享 福井
Satoru Kato
哲 加藤
Yasuhito Nakanishi
康仁 中西
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Abstract

【課題】上蓋を開閉したときにタンク内部に雨水が浸入し難い貯留タンクを提供すること。
【解決手段】上部に開口部を有し、該開口部を開閉可能な蓋60aを開いたときに、貯留タンク60の上方に位置させることができるひさし部60a1を蓋60aから出入可能に設けた粉体、粒体及び流体を含む内容物を貯留するための貯留タンク60である。該貯留タンク60は施肥装置や薬剤散布装置等の粉粒体繰出し装置等に用いられる。
【選択図】図9

Description

本発明は、施肥装置や薬剤散布装置等の粉粒体繰出し装置等に用いられる粉粒体などを貯留する貯留タンクに関する。
粉粒体貯留タンクは、その上面を開閉する蓋を備え、該蓋をあけてタンク内部に肥料や薬剤などの粉粒体を収納し、必要なときに外部に取り出して使用する。たとえば、粉粒体貯留タンク内の粉粒体をその下側に設けた繰出部によって繰り出し、繰り出された粉粒体をエアチャンバから供給されるエアによって圃場まで搬送するようにした粉粒体繰出し装置の一部として利用する。前記粉粒体繰出し装置は田植機に付属した施肥機として用いることがある。
前記施肥機は屋外で使用されることが多く、粉粒体貯留タンクの上蓋を屋外で開閉することも多くなる。
なお、本明細書では施肥装置や薬剤散布装置の前進方向を向いて左右方向をそれぞれ左、右と言い、前進方向を前、後退方向を後と言うことにする。
特願2004−81099号公報
上記特許文献1に記載された粉粒体繰出し装置の粉粒体貯留タンクは、屋外で上蓋を開閉したときに、タンク内部に雨水が浸入し易いことがある。タンク内部に雨水が浸入すると、肥料や薬剤などの粉粒体が固化したり、変質することがある。
そこで、本発明の課題は、上蓋を開閉したときにタンク内部に雨水が浸入し難い貯留タンクを提供することである。
本発明の上記課題は、上部に開口部を有し、該開口部を開閉可能な蓋60aを備えた粉体、粒体及び流体を含む内容物を貯留するための貯留タンク60において、蓋60aを開いたときに、貯留タンク60の上方に位置させることができるひさし部60aを蓋60aから出入可能に設けた貯留タンク60により解決される。
なお、本発明の貯留タンク60は肥料や薬剤などの粉体、粒体に限らず、固体、流体などの内容物を屋外で補充したり、入れ替えたりする場合に有用な貯留タンク60として利用できる。
上記粉体と粒体は目安として直径が数センチメートル以下の不定形固形物であり、上記粉体は粒体より粒径が小さい固形物をいうこととし、流体とは液体又は固形物を含む液体をいうものとする。
本発明によれば、蓋60aを開けて貯留タンク60内へ内容物を供給するとき、雨水が貯留タンク60内に入るのをひさし部60aで防止できる。また、ひさし部60aを蓋60aから出入可能に設けたので、通常時は、ひさし部60aを蓋60aに収納する状態にしておけば、嵩張ることがない。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明の貯留タンク60を用いた一実施例である施肥装置を装着した施肥装置付き乗用型田植機を表している。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10、10及び左右一対の後輪11、11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13、13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13、13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10、10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18、18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18、18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11、11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、第一ベルト伝動装置21及びHST23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13、13に伝達されて前輪10、10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18、18に伝達されて後輪11、11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構27によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10、10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するように成っている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38、38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41、41を備えている。これらリンク40、41、41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a、…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a、…に供給すると苗送りベルト51b、…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a、…に供給された苗を苗植付具52aで圃場に植付ける苗植付装置52、…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ53、53等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56、56がそれぞれ設けられている。これらフロート55、56、56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55、56、56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52、…により苗が植付けられる。各フロート55、56、56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥装置5は、肥料貯留タンク60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61、…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62、…でフロート55、56、56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63、…まで導き、施肥ガイド63、…の前側に設けた作溝体64、…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。電動モータ66で駆動のブロア67で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ68を経由して施肥ホース62、…に吹き込まれ、施肥ホース62、…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
以下、図3〜図8に示す施肥装置本体部の各部の構成について説明する。
肥料貯留タンク60は各条共用で、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられている。肥料貯留タンク60の下部は施肥条数分に分岐して漏斗状になっており、その下部が繰出部61、…の上端に接続されている。肥料貯留タンク60は、左右方向に長い施肥フレーム70に支持された左右2箇所の回動アーム71に取り付けられていて、この回動アーム71の下端部を支点に後方に回動させて繰出部61、…から分離させられるようになっている。回動アーム71は外側から1条目の繰出部と2条目の繰出部との間に配置されている(左右対称位置に2つ設けられている)。肥料貯留タンク60の下部を肥料繰出部61、…の上端に接続した通常位置では、係止具72により肥料貯留タンク60を固定しておく。
繰出部61は、肥料貯留タンク60内の肥料を下方に繰り出す2個の繰出ロール73A、73Bを内蔵している。これらの繰出ロール73A、73Bは、外周部に溝状の凹部74、…が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。繰出ロール73A、73Bが図6の矢印方向に回転することにより、肥料貯留タンク60から落下供給される肥料が凹部74に収容されて下方に繰り出される。両繰出ロール73A、73Bにより繰り出された肥料は、下端の吐出口61aから吐出される。
図示例の繰出ロール73A、73Bの凹部の数は6個であり、両者の凹部の位相が異ならせてある。このため、両繰出ロール73A、73Bの凹部が交互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口61aから吐出される肥料の量が時間的に均等化されている。いずれかの繰出ロール73A又は73Bを繰出軸75から外して位相を適当に変更して付け直すことにより、両繰出ロール73A、73Bの凹部の位相を等しくすることもできる。これで、圃場に点状に肥料を散布する場合に適用可能となる。
また、繰出部61の内部には、凹部74が下方に移動する側(前側)の繰出ロール73の外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。このブラシ76によって繰出ロール73A、73Bの凹部74に肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール73A、73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
さらに、ブラシ76の上側には、繰出ロール73A、73Bの上方に突出して肥料貯留タンク60から繰出部61に肥料が落下供給されないようにする繰出停止シャッタ77A、77B(図7)が設けられている。繰出停止シャッタ77A、77Bは、繰出部ケース78のスライド支持部79(図6)にスライド自在に支持されていて、ケース外の前端部に形成された把手77aをつかんでスライドさせるようになっている。
繰出部61の吐出口61aには、前後方向に連通する接続管80(図3)が接続されている。そして、この接続管80の後端部に施肥ホース62(図5)が接続されている。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥フレーム70の下端部が係合しているので、施肥ホース62が接続管80から抜けにくい。一方、各条の接続管80の前端部はエアチャンバ68(図4、図5)の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア67(図3、図4)に接続されており、該ブロア67からのエアがエアチャンバ68を経由し接続管80から施肥ホース62に吹き込まれるようになっている。なお、ブロア67は、図3、図4に仮想線で示すように、そのエア吐出口67aをエア切替管81から外して機体内方に回動収納できる構成としている。
エアチャンバ68は、接続管80が取り付けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とすると、エアチャンバ68を簡単に分解、組み立てできるので、繰出部61を一体的に取り外してのメンテナンスが容易である。ゴム管68aの長さを一対の繰出部の間隔よりも長くしておくと、樹脂管68bからゴム管68aを抜きやすい。
また、繰出部ケース78の背面部には、肥料貯留タンク内の肥料を取り出すための肥料排出口83(図6)が形成されている。この肥料排出口83には、上端側を支点にして開閉自在な排出シャッタ84が取り付けられている。各繰出部の肥料排出口83は、繰出部61の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管85に接続されている。肥料回収管85の左端部は、前記エア切替管81を介してブロア67に接続されている。エア切替管81は二股状の管であって、一方にエアチャンバ68が接続され、他方に肥料回収管85が接続されている。エア切替管81にはエア切替部としてのエア切替シャッタ86が設けられ、ブロア67から吹き出されるエアをエアチャンバ68側に供給する状態と肥料回収管85側に供給する状態とに切り替えられようになっている。エア切替シャッタ86はエアチャンバ68と肥料回収管85の間の前後中央部にあるので、両者へのエア供給が安定している。肥料回収管85の右端部は肥料回収口87になっている。
図8は上記各シャッタ84、…、86の開閉機構を示す図である。肥料回収口87の近傍に肥料回収レバー90が回動自在に設けられている。この肥料回収レバー90の回動支点軸90aと同軸上に、繰出部61の前側に配置された左右方向に長いシャッタ開閉伝達軸91(図6)が設けられている。シャッタ開閉伝達軸91には扇形プレート92が取り付けられており、この扇形プレート92に形成された円弧状の長穴92aに、肥料回収レバー90に固着されたピン90bが遊嵌している。シャッタ開閉伝達軸91には各繰出部ごとに開閉ギヤ93が取り付けられ、該ギヤ93が排出シャッタ84の回動軸84aに取り付けた半円形ギヤ94と噛み合っている。なお、半円形ギヤ94の端部には当該ギヤ94の歯よりも径の大きいストッパ部94aが形成されているので、両ギヤ93、94の噛み合いが外れることはない。また、肥料回収レバー90には、エア切替ワイヤ95の一端が繋がれている。エア切替ワイヤ95の他端は、エア切替シャッタ86の回動軸86aに取り付けたアーム96に付勢手段である引張りスプリング97を介して繋がれている。
肥料回収レバー90を回動操作すると、エア切替ワイヤ95が引かれてエア切替シャッタ86を切り替え、ブロア67から引き出されるエアが肥料回収管85に供給されるようになる。肥料回収レバー90の回動操作量が少ないうちは、ピン90bが長穴92aの中を移動するだけにすぎないので、シャッタ開閉伝達軸91は回動しない。しかしながら、肥料回収レバー90を一定量以上回動操作すると、ピン90bが扇形プレート92に係合し、シャッタ開閉伝達軸91が回動する。これにより、排出シャッタ84、…が開き、肥料貯留タンク60内の肥料が肥料回収管85に排出される。つまり、1本のレバー90の操作だけでエア切替シャッタ86及び排出シャッタ84、…を操作することができる。しかも、必然的に、始めにエアが肥料回収管85に供給され、その後で肥料が肥料回収管85に排出されるのである。このため、肥料回収管85での肥料の搬送が円滑に行われ、肥料回収管85での肥料詰まりが生じない。また、肥料回収レバー90が肥料回収口87の近傍に設けられているので、肥料回収容器等を肥料回収口87の下側に容易に確保でき、さらに肥料回収の状況を確認しながら作業を行え好都合である。
肥料回収レバー90はレバーガイド98に沿って回動操作するようになっている。このレバーガイド98にはガイド穴98a、98bが形成されており、肥料回収レバー90の撓みを利用して肥料回収レバー90の係合部(図示せず)をガイド穴98a、98bに係合させることにより、肥料回収レバー90をエア切替シャッタ86だけが切り替えられる位置P1(図8)と、エア切替シャッタ86及び排出シャッタ84、…の両方が切り替えられる位置P2とに固定することができるようになっている。肥料回収レバー90を上記以外の位置にも停止させられるようにし、排出シャッタ84の開度を無段階又は段階的に調節できるようにしてもよい。
従って、肥料回収時にはブロア67より気流搬送される肥料は肥料回収管85を流れ、排出口87からスムーズに肥料が排出される。
なお、エア切替シャッタ86は上下方向を向く回動軸86aを中心に回動するので、エア切替シャッタ86の開閉操作時の抵抗が変動しない。また、肥料回収時には引張りスプリング97の張力に抗して強制的にエア切替シャッタ86を切り替えるようにしているので、肥料回収時におけるエア切替シャッタ86の気密性が良好である。
図4に示す開閉ギヤ93と半円形ギヤ94との噛み合いに予め融通性を持たせておくと、各条のギヤの組み付けに多少の誤差があっても、各条の排出シャッタ84の動作タイミングに狂いが出ず、確実に排出シャッタ84が閉じるようにすることができる。
一方、肥料回収レバー90を図8に示す施肥作業位置にすると「ON」になるスイッチを設けると共に、各畦クラッチレバー110L、110C、110R(図4)をクラッチ入り位置にすると「ON」になるスイッチを各々設けて、これらスイッチの検出により、肥料回収レバー90が肥料排出位置(肥料回収レバー90が施肥作業位置でない時)で全ての畦クラッチレバー110L、110C、110Rがクラッチ入りの時(施肥作業時)に、肥料回収レバー90が施肥作業位置でないことを警報するハンドル34下方のモニター部に設けたランプを点灯するか若しくはブザーを鳴らすように制御装置で制御している。これは、肥料回収レバー90を図8のP2位置にして肥料回収作業をした後、肥料回収レバー90をP2位置にしたまま、メインスイッチを切って作業を中断し、後に(後日)、施肥・植付け作業を行なう時に肥料回収レバー90をP2位置にしたまま施肥・植付け作業をすると施肥作業が行なえないまま植付け作業をしてしまう不具合を防止するためで、肥料回収レバー90をP2位置にしたままでメインスイッチを入れるとランプが点灯するか若しくはブザーが鳴って作業者に肥料回収レバー90が施肥作業位置になっていないことを知らせ、即座に作業者は肥料回収レバー90を施肥作業位置に操作して前記のような不具合を未然に防止でき作業性が良い。
繰出部ケース78は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−F(図5)で、下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割されている。繰出ロール73A、73B及び排出シャッタ84(肥料排出口83)は固定部分78aに設けられている。一方、ブラシ76及び繰出停止シャッタ77は離脱部分78bに設けられている。肥料貯留タンク60が接続される上部開口部及び吐出口61aは分割されていないので、両者の気密性が良好に保たれる。
肥料貯留タンク60を最も後方に回動させると、側面視で前記離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外に肥料貯留タンクが位置するようになっている。このため、離脱部分78bを無理なく離脱させられる。また、分割面F−F(図5)の延長先はエアチャンバ68の上端よりも下側に位置するとともに、側面視で離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外にエアチャンバ68が位置している。このため、離脱部分78bを取り外した状態で、走行車体2上から繰出ロール73A、73Bのメンテナンスを行いやすい。
上記肥料貯留タンク60の上部には開閉可能な蓋60aが取り付けられているが、図9に示すように蓋60aを開いたときに、タンク60内に雨水がはいらないように、タンク60の上方に位置させることができるひさし部60aを蓋60aから出入可能に設けた。
通常はひさし部60aを邪魔にならないように収納する。前記収納のためには、ひさし部60aは、タンク60の側面図を示す図9(a)のようにスライド式にして蓋60aの上にひさし部60aを収納する方式あるいは図9(b)に示すように蓋60aの上にひさし部60aを折り畳んで収納する方式とする。従って、通常時は蓋60aの上にひさし部60aを収納しておけば、ひさし部aがあっても邪魔にならず、必要に応じてひさし部60aを蓋60aから引き出すことができる。
また、図10(a)、図10(b)にタンク60の一部斜視図を示すように、貯留タンク60の開閉式蓋60aを二つ折りに折りたたみ可能な構成にして、しかもその開放側の端部に折り返し部60aを設けた構成にしても良い。図10(a)は蓋60aを開いたときの斜視図を示し、図10(b)は蓋60aを折り畳んでタンク60の上面を閉じたときの斜視図を示す。折り返し部60aがあると蓋60aを開いたときに雨水がタンク60内に流れ込むことを防ぎ、また、蓋60aを折り畳んでタンク60の上面を閉じると蓋60aが嵩張らない。
また、貯留タンク蓋60aを図11の一部斜視図に示すように、開けたときに両側壁部60aを含めて雨よけとなる蓋60aを設けても良い。
さらに図12に示すように、苗載台51の裏側に苗載台51の上端からさらに前上方に延長自在で、かつ通常時は、苗載台51の裏側に収納された雨よけ51cを設けても良い。
田植機を用いて雨天時に作業中には貯留タンク60を開放して肥料などを搬入するときにタンク60内に水が入らないように、苗載台51の上端から雨よけ51cを引き出してタンク60の上方を覆うようにする。
なお、苗植付時でないときには、苗載台51は粉粒体貯留タンク60の上方にその上端部が上昇しているので、苗載台51の上端から雨よけ51cを引き出せば、雨よけ51cで十分タンク60の上方を覆うことができる。
また、通常、苗載台51の上端部にはスノコ状のロング苗載台102(図1、図2)を備えているが、ロング苗載台102をスノコ状でなく板状にすることで、苗載台51を最上方位置に移動させた状態では貯留タンク60の上方を覆うことができるので、雨よけ効果がある。
また、図13に示すように貯留タンク蓋60aの開閉用軸60aに蓋60aが45度程度まで開いた状態に保持できるトルクスプリング60aを設けておけば、蓋60aが約45度開いた状態で止まるのでタンク60内に雨が入りにくくなると同時に苗載台51のロング苗載台102との干渉が少なくなるため、苗植付部4をより前方に配置し易くなる。
また、蓋60aが110度程度まで開くようなストッパ60aを設け、該ストッパ60aにより前記トルクスプリング60aの付勢力を規制させることで、晴天の日には肥料が入れやすいように蓋を大きく開放させることができる。
また、図14に示すように、貯留タンク60の上面開放部を覆うための吸湿シート60aをタンク60の開放端部に設けたシートローラ60aに巻き付けておき、貯留タンク60の上面を開放する毎に吸湿シートを剥がし、また貯留タンク60の上面を覆うときにはシートローラ60aから新しい吸湿シート60aを引き出してタンク60の上面を覆う防水カバーとして使用する。
本発明によれば肥料や薬剤等の粉粒体を貯留したタンク内に雨水が入り込まないようにすることができる粉粒体貯留タンクとして、農業機械だけでなく、建設機械、物流機械などのタンクとして利用できる。
本発明の実施例の施肥装置付き乗用型田植機の側面図である。 図1の施肥装置付き乗用型田植機の平面図である。 図1の施肥装置の(a)肥料回収管部分を省略した背面図、及び(b)伝動関係を省略した背面図である。 図1の施肥装置の平面図である。 図1の施肥装置の一断面の側面断面図である。 図1の施肥装置の粉粒体繰出部の側面断面図である。 図6のS−S断面図である。 図1の施肥装置の肥料回収レバー及びその関連部材の側面図である。 図1の施肥装置等に使用できる2種類の貯留タンクの一実施例の側面図である。 貯留タンクの一実施例の一部斜視図であり、図10(a)は蓋を開けた状態、図10(b)は蓋を閉じた状態を示す。 粉粒体貯留タンクの一実施例の一部斜視図であり、図11(a)は蓋を閉じた状態、図11(b)は蓋を開けた状態を示す。 図1の施肥装置等に使用できる貯留タンクと苗載台部分の側面図である。 図1の施肥装置等に使用できる貯留タンクの一実施例の側面図である。 図1の施肥装置等に使用できる貯留タンクの一実施例の側面図である。
符号の説明
1 施肥装置付き乗用型田植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 粉粒体繰出し装置(施肥装置) 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 15 メインフレーム
18 後輪ギヤケース 20 エンジン
21 第一ベルト伝動装置 23 HST
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27 施肥伝動機構 30 エンジンカバー
31 座席 32 フロントカバー
34 ハンドル 35 フロアステップ
36 リヤステップ 38 予備苗載台
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 45 スイングアーム
46 昇降油圧シリンダ 50 伝動ケース
51 苗載台 51a 苗取出口
51b 苗送りベルト 51c 雨よけ
52 苗植付装置 52a 苗植付具
53 線引きマーカ 55 センターフロート
56 サイドフロート 57 上下動検出機構
60 貯留タンク(肥料貯留タンク)
60a 蓋 60a ひさし部
60a 折り返し部 60a 蓋両側壁部
60a 蓋開閉用軸 60a トルクスプリング
60a ストッパ 60a 吸湿シート
60a シートローラ 61 繰出部
61a 吐出口 62 施肥ホース
63 施肥ガイド 64 作溝体
66 電動モータ 67 ブロア
67a エア吐出口 68 エアチャンバ
68a ゴム管 68b 樹脂管
70 施肥フレーム 71 回動アーム
72 係止具 73、73A、73B 繰出ロール
74 凹部 75 繰出軸
75a 角軸部 76 ブラシ
77、77A、77B 繰出停止シャッタ
77a 把手 78 繰出部ケース
78a 固定部分 78b 離脱部分
79 スライド支持部 80 接続管
81 エア切替管 83 肥料排出口
84 排出シャッタ 84a 回動軸
85 肥料回収管 86 エア切替シャッタ
86a 回動軸 87 肥料回収口
90 肥料回収レバー 90a 回動支点軸
90b ピン 91 シャッタ開閉伝達軸
92 扇型プレート 92a 長穴
93 開閉ギヤ 94 半円形ギヤ
94a ストッパ部 95 エア切替ワイヤ
96 アーム 97 引張りスプリング
98 レバーガイド 98a、98b ガイド穴
102 ロング苗載台
110L、110C、110R クラッチレバー

Claims (1)

  1. 上部に開口部を有し、該開口部を開閉可能な蓋60aを備えた粉体、粒体及び流体を含む内容物を貯留するための貯留タンク60において、
    蓋60aを開いたときに、貯留タンク60の上方に位置させることができるひさし部60aを蓋60aから出入可能に設けたことを特徴とする貯留タンク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007014264A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Iseki & Co Ltd 多条施用機
JP2009178080A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Kubota Corp 施肥装置付き田植機
JP2014183790A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Yanmar Co Ltd 施肥機

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