JP2006114992A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006114992A
JP2006114992A JP2004297879A JP2004297879A JP2006114992A JP 2006114992 A JP2006114992 A JP 2006114992A JP 2004297879 A JP2004297879 A JP 2004297879A JP 2004297879 A JP2004297879 A JP 2004297879A JP 2006114992 A JP2006114992 A JP 2006114992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
data
group
personal
telephone directory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004297879A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Kishida
二郎 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2004297879A priority Critical patent/JP2006114992A/ja
Publication of JP2006114992A publication Critical patent/JP2006114992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

【課題】個人情報を保護しつつ、同一の宛先情報の重複登録を排除できる通信端末装置を提供する。
【解決手段】MFP装置1では、ユーザに専用の個人電話帳71とともに、グループに所属するユーザのみに利用可能とされるグループごとのグループ電話帳72と、ユーザに無関係に利用可能な汎用電話帳73とが存在する。したがって、特定ユーザ以外への漏洩を防止すべき宛先情報は個人電話帳71で管理することができ、グループ外のユーザへの漏洩を防止すべき宛先情報はグループ電話帳72で管理することができ、保護が不要な宛先情報は汎用電話帳73で管理することができる。このため、保護すべきレベルで宛先情報をユーザ間で共有でき、共有可能な同一の宛先情報が複数の個人電話帳71に重複登録されることを排除できる。また、ユーザ認証には指紋認証が採用されるため保護すべき個人情報が確実に保護される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ認証を行う機能を有する通信端末装置に関する。
従来より、ユーザから入力されるパスワード等の認証情報に基づいて、当該ユーザが利用権限を有するユーザか否かを確認するユーザ認証機能を有する通信端末装置として、MFP装置(複合機)が知られている。MFP装置では、このようなユーザ認証機能を利用することで、利用権限のない不特定多数の人間の不正利用が防止されるようになっている。
また、ユーザごとに専用の電話帳データである個人電話帳をユーザIDと関連付けてMFP装置内に記憶しておき、ユーザ認証の結果が肯定的なときは、そのユーザのユーザIDに対応する個人電話帳を読み出すことで、個人電話帳をその対応するユーザのみに利用させることもなされている。このような個人電話帳は、対応するユーザ以外の他のユーザには利用できないため、保護が必要な電子メールアドレスなどの個人情報の他人への漏洩が防止される。
なお、本発明に関連する技術を開示する先行技術文献として、下記の文献がある。
特開2003−233725号公報
ところで、上記のようなユーザ認証は一般にユーザIDとパスワードとに基づいてなされるようになっている。しかしながら、不正行為などにより一旦パスワードが他人に漏れると、その他人に個人情報が容易に漏洩するおそれがあった。
またところで、上記のような個人電話帳をユーザIDごとに準備したとき、同一の電子メールアドレスが重複して複数の個人電話帳に登録されることがある。しかしながら、このような同一要素の重複した登録は、上限が存在するメモリの記録容量を無駄に使用することになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、個人データの他人への漏洩を確実に防止するとともに、保護が不要な同一要素の複数の個人データ間での重複を排除できる通信端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、通信端末装置であって、ユーザの身体的特徴に基づいてユーザ認証を行う生体認証手段と、ユーザに無関係な汎用データを前記ユーザ認証の結果にかかわらず利用可能とする一方で、ユーザ専用の個人データを前記ユーザ認証の結果が肯定的なときのみ利用可能とする利用制限手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の通信端末装置において、前記利用制限手段は、前記ユーザ認証の結果が肯定的なときは、ユーザが所属するグループにおいて共有されるグループデータをさらに利用可能とする。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の通信端末装置において、前記汎用データ及び前記個人データは、データ送信先の候補としての複数の宛先情報を記録した電話帳データである。
請求項1ないし3の発明によれば、ユーザを確実に識別できる身体的特徴に基づくユーザ認証を行い、そのユーザ認証の結果が肯定的なときのみユーザ専用の個人データを利用可能とするため、個人データの他人への漏洩が防止され、個人データが確実に保護される。これとともに、汎用データの存在により、保護が不要な同一の要素が複数の個人データ間において重複することを排除できる。
また、特に請求項2の発明によれば、グループに所属するユーザ間において同一の要素を共有できるため、グループ内にて保護が不要な同一の要素がグループ内の複数の個人データ間において重複することを排除できる。
また、特に請求項3の発明によれば、データ送信先に係る情報を必要に応じて保護できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.概要>
図1は、本発明の実施の形態に係る通信端末装置であるMFP装置1の概略構成を示すブロック図である。MFP装置1は、ファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能などの複数の機能を有する複合機として構成されている。
ファクシミリ機能は、送信対象となる画像データを入力し、「電話番号」あるいは「電子メールアドレス」(以下、総称して「宛先情報」という。)によって特定される外部端末としての相手先装置に、当該画像データを送信する機能である。データ送信先に「電話番号」が設定されたときは、MFP装置1は、公衆電話交換網(PSTN)3を利用するG3ファクシミリ装置として機能する。一方、データ送信先に「電子メールアドレス」が設定されたときは、MFP装置1は、インターネット22(及びLAN21)を利用するインターネットファクシミリ装置として機能する。
コピー機能は、紙媒体の原稿の内容を画像データとして取得し、その画像データを印刷用紙に印刷することで原稿の内容を複写する機能である。また、スキャナ機能は紙媒体の原稿の内容を画像データとして取得する機能であり、プリンタ機能はデータを印刷用紙に印刷する機能である。
また、MFP装置1は、ファクシミリ機能の一部の機能として電話帳機能を有している。電話帳機能とは、ユーザが所定の操作を行うことにより、MFP装置1内に予め記憶された電話帳データから宛先情報を呼び出し、呼び出した宛先情報をデータ送信先に設定する機能である。
さらに、MFP装置1は、ユーザが電話帳機能を利用する際に必要に応じて、当該ユーザが利用権限を有するユーザか否かを確認し、さらに、そのユーザを特定(個人識別)するユーザ認証を行うユーザ認証機能も有している。MFP装置1を日常的に利用することが想定されるユーザについては予め利用権限が与えられている。そして、これらの利用権限を有するユーザ(以下、「正規ユーザ」という。)ごとに固有の識別コードとしてのユーザIDが付与されている。
以下、このような機能を有するMFP装置1の構成及び処理について詳細に説明する。
<2.構成>
図1に示すように、MFP装置1は、装置全体を制御するための主制御部(CPU)10を備えている。MFP装置1の各処理部は、この主制御部10に対してバスライン11を介して電気的に接続される。これにより、各処理部は、主制御部10の制御下において動作するとともに、処理部同士の間でのデータやコマンドの送受信も可能となっている。
操作パネル8は、ユーザインタフェースとして機能する処理部である。図2は、操作パネル8の外観構成を示す図である。図2に示すように、操作パネル8には、各種情報の表示を行う液晶ディスプレイで構成された表示部81が設けられている。表示部81は、タッチパネル機能を有しており、情報の表示とともにユーザ操作を受け付けることも可能となっている。
また、操作パネル8には、各種のユーザ操作を受け付けるために必要な操作ボタン群83〜88が設けられている。操作ボタン群83〜88には、決定のための決定ボタン83、キャンセルのためのキャンセルボタン84、各種情報を入力するテンキー85、動作開始を指示するスタートボタン86、動作停止を指示するストップボタン87、及び、電話帳ボタン88等が含まれている。これらの操作ボタン群83〜88と、タッチパネルとしての表示部81との操作により、必要なコマンドやデータをMFP装置1へ入力することが可能とされている。電話帳機能を利用してデータ送信先に宛先情報を設定する処理(送信先設定処理)は、表示部81の左側に配置される電話帳ボタン88の押下によりなされるようになっている。
また、表示部81の右側には、ユーザの指紋情報を入力するための指紋センサ89が配置される。指紋センサ89は、そのセンサ面に置かれたユーザの指を走査してその指紋のパターンを読み取り、指紋情報として取得する。指紋情報の取得方式としては、レンズ等を介して指紋の陰影を指紋情報として取得する光学式や、指紋の凹凸によって異なる電荷量に基づいて指紋情報を取得する静電容量式(半導体式)などがあるが、いずれの方式を採用してもよい。指紋センサ89は、ユーザ認証に用いられることになる。
図1に戻り、画像読取部41は、CCD等のラインセンサによって紙媒体の原稿を走査して読み取り、当該原稿に係る白黒あるいはカラーの画像データを取得する処理部である。この画像読取部41により、スキャナ機能、並びに、ファクシミリ機能及びコピー機能における画像取得機能が実現される。
印刷部42は、電子写真方式等によって画像データ及び文字列等を印刷用紙に印刷する処理部である。この印刷部42により、プリンタ機能、並びに、ファクシミリ機能及びコピー機能における画像印刷機能が実現される。
NCU(ネットワーク制御回路)43及びファックスモデム44は、G3ファクシミリ装置としての通信機能を実現する処理部である。すなわち、NCU43は、アナログの公衆電話交換網3の直流ループの閉結及び開放などの動作を行うハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム44を公衆電話交換網3に接続する。また、ファックスモデム44は、G3ファクシミリ通信用の画像データを変調及び復調する。MFP装置1がG3ファクシミリ装置として機能する場合には、NCU43及びファックスモデム44により、相手先装置との間で画像データの送受信がなされる。
LANインターフェース45は、インターネットファクシミリ装置としての通信機能を実現する処理部である。すなわち、LANインターフェース45は、主制御部10及び各処理部をLAN21に接続するためのインターフェース回路であり、プロトコル変換などの処理を行う。
LAN21には、MFP装置1の他にメールサーバやルータ装置等が接続されており、このルータ装置を介してLAN21とインターネット22とが接続される。このようなネットワーク構成により、MFP装置1は、LAN21やインターネット22に接続された他の通信端末との間で、データの送受信を行うことが可能となっている。MFP装置1がインターネットファクシミリ装置として機能する場合には、LANインターフェース45により、画像メールが添付された電子メールがLAN21上のメールサーバとの間で送受信される。この電子メールはさらにインターネット22上の多数のメールサーバを経由して相手先装置との間で送受信される。
ROM5は、各種の固定的なデータやプログラムなどを記憶する記憶装置である。主制御部10の各種の処理機能や制御機能は、ROM5に記憶されたプログラムに従って主制御部10が演算処理を行うことによりソフトウェア的に実現される。この主制御部10の機能には、ユーザ認証機能が含まれている。
画像メモリ6は、主として画像データを記憶する記憶装置であり、DRAMなどの読出及び書込のいずれも可能なメモリで構成される。画像読取部41によって取得された画像データ、及び、ファクシミリ機能によって受信された画像データは、この画像メモリ6に格納される。
データメモリ7は、適宜変更される各種のデータを記憶する記憶装置であり、フラッシュメモリやMRAMなどの読出及び書込のいずれも可能な不揮発性のメモリで構成される。
データメモリ7には、電話帳機能に用いられる電話帳データ74が記憶される。この電話帳データ74には、電話帳機能において呼出対象となる、データ送信先の候補としての複数の宛先情報が登録されている。MFP装置1では、このような電話帳データ74として、個人電話帳71、グループ電話帳72及び汎用電話帳73の3種類が存在している。
個人電話帳71は、正規ユーザのそれぞれに専用の電話帳データであり、正規ユーザに対応付けされたユーザIDごとに準備される。また、グループ電話帳72は、正規ユーザが所属するグループ内にて共用される電話帳データであり、正規ユーザの所属先となるグループごとに準備される。また、汎用電話帳73は、ユーザに無関係な電話帳データであり、MFP装置1において一つのみが準備される。なお、個人電話帳71及びグループ電話帳72は、ユーザIDごとあるいはグループごとに存在しているため、総称して「類別電話帳」ともいう。
また、データメモリ7には、さらに、ユーザデータ75と指紋認証データ76とが記憶されている。ユーザデータ75は、正規ユーザに関しての各種情報を登録した複数のレコードからなるテーブル形式のデータである。ユーザデータ75の各レコードにおいては、一のユーザIDに対して、氏名、所属グループ、個人電話帳71の識別名称などが関連付けられている。したがって、ユーザデータ75を参照することで、ユーザIDから、そのユーザに対応する個人電話帳71や、そのユーザの所属しているグループ(さらには、そのグループに対応するグループ電話帳72)を特定することができるようになっている。
指紋認証データ76は、ユーザ認証に用いられるデータである。MFP装置1では、ユーザ認証として指紋情報に基づく指紋認証が採用されており、この指紋認証において指紋認証データ76が用いられる。指紋認証データ76は、複数のレコードから構成されており、その一のレコードごとに、ユーザIDと指紋情報とが関連付けられている。正規ユーザの指紋情報は、予め指紋センサ89により取得されて指紋認証データ76に登録されている。
指紋認証では、指紋情報の入力がユーザに対して要求され、これに応じて指紋センサ89において取得された指紋情報が、指紋認証データ76に予め登録された指紋情報と照合される。そして、取得された指紋情報が指紋認証データ76のいずれかの指紋情報と一致した場合は、指紋認証の結果が肯定的とされる。指紋情報の照合アルゴリズムとしては、パターンマッチング法、マニューシャ法、周波数解析法などがあるがいずれが採用されてもよい。指紋認証の結果が肯定的な場合はさらに、一致した指紋情報に基づいて指紋認証データ76がさらに参照されて、その指紋情報に関連付けられたユーザIDが取得され、これにより正規ユーザの特定(個人識別)がなされることになる。
<3.送信先設定処理>
次に、電話帳機能を利用してデータ送信先に宛先情報を設定する送信先設定処理について説明する。図3は、送信先設定処理の流れを示す図である。この送信先設定処理は、特に断らない限り主制御部10によってなされることになる。
前述したように、この送信先設定処理は、表示部81の電話帳ボタン88を押下することにより開始される。電話帳ボタン88が押下されると、まず、電話帳データ74の種類をユーザに選択させる選択画面が表示部81に表示される。より具体的には、図4に示すように、汎用電話帳73と類別電話帳(個人電話帳71及びグループ電話帳72)とのいずれかをユーザに選択させる画面が表示される(ステップS11)。このような画面に従って、ユーザにより汎用電話帳73と類別電話帳とのいずれかが選択される。
汎用電話帳73は、ユーザに無関係な汎用データであることから、どのようなユーザが利用してもよい。つまり、汎用電話帳73は、ユーザ認証の結果にかかわらず利用可能としてよく、ユーザ認証は不要である。
したがって、図4に示す画面において汎用電話帳73が選択されたとき(ステップS12にてYes)は、ユーザ認証がなされることなく、そのまま汎用電話帳73がデータメモリ7から読み出され、表示部81に表示される(ステップS22)。そして、表示された汎用電話帳73から所望の宛先情報がユーザに選択されると、選択された宛先情報がデータ送信先に設定され(ステップS23)、送信先設定処理が終了する。
一方、類別電話帳は、ユーザ単位あるいはグループ単位のデータであり、その単位毎に保護されるべき宛先情報が含まれている。したがって、類別電話帳は、不正なユーザからの利用を制限する必要がある。すなわち、個人電話帳71に関しては、対応する正規ユーザのみが利用可能とし、正規ユーザであっても他のユーザには利用不可とする必要がある。また、グループ電話帳72に関しては、対応するグループに所属する正規ユーザのみに利用可能とし、当該グループに所属しないユーザには利用不可とする必要がある。
このため、図4に示す画面において類別電話帳が選択されたとき(ステップS12にてNo)は、続いて、ユーザ認証がなされるようになっている。すなわちまず、図5に示すように、表示部81において指紋情報の入力を促す画面が表示される(ステップS13)。
この画面の表示に従って指紋センサ89のセンサ面にユーザの指が置かれると指紋情報が取得され、取得された指紋情報及び指紋認証データ76に基づいて指紋認証がなされる(ステップS14)。この指紋認証の結果が否定的なときは(ステップS15にてNo)、主制御部10によって不正利用と判定され、表示部81にその旨を示す警告表示がなされて(ステップS16)、送信先設定処理が終了する。
一方、指紋認証の結果が肯定的なときは(ステップS15にてYes)、指紋情報からユーザIDが取得され、正規ユーザの特定(個人識別)がなされる(ステップS17)。続いて、図6に示すように、個人電話帳71とグループ電話帳72とのいずれかをユーザに選択させる画面が表示される(ステップS18)。
図6に示す画面において個人電話帳71が選択されたときは(ステップS19にてYes)、特定された正規ユーザのユーザIDに対応する個人電話帳71がデータメモリ7から読み出され、表示部81に表示される(ステップS20)。このような処理により、個人電話帳71は対応する正規ユーザのみに利用可能とされる。表示された個人電話帳71から所望の宛先情報がユーザに選択されると、選択された宛先情報がデータ送信先に設定され(ステップS23)、送信先設定処理が終了する。
一方、図6に示す画面においてグループ電話帳72が選択されたときは(ステップS19にてNo)、特定された正規ユーザが所属するグループに対応するグループ電話帳72がデータメモリ7から読み出され、表示部81に表示される(ステップS21)。このような処理により、グループ電話帳72は、対応するグループに所属する正規ユーザのみに利用可能とされる。表示されたグループ電話帳72から所望の宛先情報がユーザに選択されると、選択された宛先情報がデータ送信先に設定され(ステップS23)、送信先設定処理が終了することになる。
以上のようにMFP装置1では、正規ユーザに専用の個人電話帳71と、グループに所属する正規ユーザのためのグループ電話帳72と、ユーザに無関係な汎用電話帳73とが存在する。そして、個人電話帳71は、ユーザ認証の結果が肯定的なときのみ対応する正規ユーザに利用可能とされ、また、グループ電話帳72は、ユーザ認証の結果が肯定的なときのみ対応するグループに所属する正規ユーザに利用可能とされる。一方で、汎用電話帳73は、ユーザ認証の結果にかかわらず利用可能とされる。
したがって、特定の正規ユーザ以外への漏洩が防止されるべき宛先情報は個人電話帳71で管理することができ、グループ内での保護は不要だがグループ外のユーザへの漏洩が防止されるべき宛先情報はグループ電話帳72で管理することができ、さらに、保護が不要な宛先情報は汎用電話帳73で管理することができる。このため、個々の宛先情報に応じた保護レベルで宛先情報を的確に保護しつつ、同一の宛先情報をユーザ間で共有できる。これにより、共有可能な同一の宛先情報が、複数の個人電話帳71間において重複して登録されることを排除でき、データメモリ7の記録容量が無駄に使用されることを防止できる。
また、ユーザ認証においては、ユーザを確実に特定(個人識別)できる指紋認証が採用されるため、個人電話帳71に含まれる個人情報たる宛先情報が、対応するユーザ以外の他人へ漏洩することが防止され、保護すべき個人情報が確実に保護されることになる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、ユーザに対応付けられる個人データ、グループに対応付けられるグループデータ、及び、ユーザやグループに無関係な汎用データは電話帳データであったが、例えば、電子メールデータや、ログデータなどの他のデータであってもよい。
また、上記実施の形態では、ユーザ認証として指紋認証が採用されていたがこれに限定されず、虹彩、声紋、網膜、掌型、顔、手のひら静脈などのユーザの身体的特徴に基づくユーザ認証である生体認証であれば、どのような方式を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、ユーザ認証の結果が否定的なときはそのまま送信先設定処理を終了していたが、汎用電話帳73はユーザ認証の結果にかかわらず利用可能とすればよいため、このときにも汎用電話帳73を表示してユーザに利用させてもよい。
MFP装置の概略構成を示すブロック図である。 操作パネルの外観構成を示す図である。 送信先設定処理の流れを示す図である。 電話帳データの種類をユーザに選択させる画面を示す図である。 指紋情報の入力を促す画面を示す図である。 電話帳データの種類をユーザに選択させる画面を示す図である。
符号の説明
1 MFP装置
71 個人電話帳
72 グループ電話帳
73 汎用電話帳
74 電話帳データ
76 指紋認証データ
88 電話帳ボタン
89 指紋センサ

Claims (3)

  1. 通信端末装置であって、
    ユーザの身体的特徴に基づいてユーザ認証を行う生体認証手段と、
    ユーザに無関係な汎用データを前記ユーザ認証の結果にかかわらず利用可能とする一方で、ユーザ専用の個人データを前記ユーザ認証の結果が肯定的なときのみ利用可能とする利用制限手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置において、
    前記利用制限手段は、前記ユーザ認証の結果が肯定的なときは、ユーザが所属するグループにおいて共有されるグループデータをさらに利用可能とすることを特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項1に記載の通信端末装置において、
    前記汎用データ及び前記個人データは、データ送信先の候補としての複数の宛先情報を記録した電話帳データであることを特徴とする通信端末装置。
JP2004297879A 2004-10-12 2004-10-12 通信端末装置 Pending JP2006114992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004297879A JP2006114992A (ja) 2004-10-12 2004-10-12 通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004297879A JP2006114992A (ja) 2004-10-12 2004-10-12 通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006114992A true JP2006114992A (ja) 2006-04-27

Family

ID=36383171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004297879A Pending JP2006114992A (ja) 2004-10-12 2004-10-12 通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006114992A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515724A (ja) * 2008-01-25 2011-05-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド モバイルデバイスのための生体測定スマートカード
JP2013041434A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Canon Inc 電子機器及びその制御方法
US8555399B2 (en) 2009-04-13 2013-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and method and storage medium
US8634828B2 (en) 2009-06-08 2014-01-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts based upon a user profile
US8639245B2 (en) 2009-06-08 2014-01-28 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for updating rules governing the switching of virtual SIM service contracts
US8649789B2 (en) 2009-06-08 2014-02-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts when roaming
US8676180B2 (en) 2009-07-29 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Virtual SIM monitoring mode for mobile handsets
US8811969B2 (en) 2009-06-08 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Virtual SIM card for mobile handsets
JP2015061086A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社リコー 伝送端末及びプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515724A (ja) * 2008-01-25 2011-05-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド モバイルデバイスのための生体測定スマートカード
US8555399B2 (en) 2009-04-13 2013-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and method and storage medium
US8634828B2 (en) 2009-06-08 2014-01-21 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts based upon a user profile
US8639245B2 (en) 2009-06-08 2014-01-28 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for updating rules governing the switching of virtual SIM service contracts
US8649789B2 (en) 2009-06-08 2014-02-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for switching virtual SIM service contracts when roaming
US8811969B2 (en) 2009-06-08 2014-08-19 Qualcomm Incorporated Virtual SIM card for mobile handsets
US8676180B2 (en) 2009-07-29 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Virtual SIM monitoring mode for mobile handsets
JP2013041434A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Canon Inc 電子機器及びその制御方法
JP2015061086A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社リコー 伝送端末及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4180313B2 (ja) Mfpユーザを生物測定学的に認証する方法及び装置
US7693298B2 (en) Image processing system having a plurality of users utilizing a plurality of image processing apparatuses connected to network, image processing apparatus, and image processing program product executed by image processing apparatus
US7624186B2 (en) Image processing system having management apparatus with processing section
US8037513B2 (en) Image processing system including plurality of image processing apparatuses used by plurality of users, image processing apparatus included in the image processing system
US8453259B2 (en) Authentication apparatus, authentication system, authentication method, and authentication program using biometric information for authentication
JP4446004B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像形成装置
JP4193123B2 (ja) 文書処理装置及び文書処理方法
US20090007232A1 (en) Information processing system and information processing apparatus
JP2011221847A (ja) 画像形成装置およびそれを備えてなる文書管理システム
JP2006114992A (ja) 通信端末装置
JP2008171317A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2005079973A (ja) 画像処理装置、管理サーバ、画像処理プログラムおよび情報処理プログラム
JP2008021222A (ja) 画像形成システム、画像形成装置およびユーザ認証方法
US8751410B2 (en) Charging system for charging for image processing conducted based on image data, image processing apparatus, and charging program embodied on computer readable medium
JP2010166112A (ja) 通信端末装置
JP5555642B2 (ja) 画像形成装置
JP2005062231A (ja) 画像形成装置
JP5176394B2 (ja) 通信装置、ネットワークシステム、通信装置の制御方法、およびコンピュータプログラム
JP2007243840A (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP4749023B2 (ja) 画像処理装置
JP2003189021A (ja) 情報処理装置
JP4895025B2 (ja) プリンタ及びプリンタの制御方法
JP2006334941A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006113675A (ja) ユーザ認証装置
JP7437470B2 (ja) 画像形成装置及びファイル管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512