JP2006114948A - 色順次方式投射型映像表示装置 - Google Patents

色順次方式投射型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
色順次方式投射型映像表示装置を複数台用いて、投射画像を重ね合わせて、高輝度な映像を表示した場合に、カラーブレイクアップ現象を低減する。
【解決手段】
基本色の光束をRGB表示サイクル期間内で規定された所定の色順次で時分割して発生させる時分割色光発生手段と、前記時分割色光発生手段からの色束を前記色光に対応した色映像信号により光強度変調して光学像を形成する1枚の映像表示素子と、前記光学像の投射画像を拡大して投影する投射手段とを備えたカラー表示を行う色順次方式投射型映像表示装置において、前記所定の色順次を可変する色順次制御手段を備える構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、色順次方式の投射型映像表示装置に関するものである。
近年、例えば液晶パネル等の表示素子(「ライトバルブ」ともいう)を用いて、光源からの光の透過光量または反射光量を映像信号に応じて変え(通常、この動作は「光強度変調」と呼ばれている)、光学像(画像)を形成し、表示素子上に形成された光学像(画像)を投射レンズで拡大して、例えば、スクリーンに表示する投射型映像表示装置が普及してきている。
投射型映像表示装置の表示方式には、大別して、2種類がある。一つは、光源からの白色光をR,G,B光の3色光に色分離手段で分離し、各色光をそれぞれに対応した3つの表示素子で光強度変調して、各色光の光学像を形成し、色合成手段で合成してカラー画像を得る表示方式(以下、「3板方式」と称する)であり、他方は、一つのフィールドを複数のサブフィールドに分け、サブフィールド毎に異なる色光の光学像を1つの表示素子で形成し、それら異なる色光の光学像を、人間の目に対する時間軸方向の積分作用を利用して混色させることによって、多色表示のカラー画像を得るフィールドシーケンシャル方式(以下、「色順次方式」と称する)である。
また、色順次方式投射型映像表示装置には、サブフィールド毎に異なる色光を発生させる方法として、周方向にR,G,Bの各フィルタ領域が設けられた円盤状のカラーフィルタを回転させる方式と、R光を出す光源とG光を出す光源とB光を出す3種類の光源を用いて、各光源の発光タイミングを制御する方式とがある。
色順次方式投射型映像表示装置に関しては、3種類の光源を用いたものとして、例えば特許文献1で開示されており、回転カラーフィルタを用いたものとして、例えば特許文献2で開示されている。色順次方式投射型映像表示装置は、通常、表示素子が1つであるため、構成が簡単であり、3板方式投射型映像表示装置に比べて、コストの点で有利である。
しかし、上記色順次方式投射型映像表示装置では、光源からの光束は、各色光に応じて、表示素子上の一つの画素を時分割でつまり時間的にずれて照射するので、3板方式投射型映像表示装置に比べて光源利用効率が悪い。従って、狭い部屋などで40〜70インチ程度の小型スクリーンを用いて画像表示する分にはよいが、広い部屋などで100インチ以上の大型スクリーンを使用して画像表示し、大勢の人に見せる場合には、明るさが充分とはいえなかった。
そこで、この問題を解決するため、複数の投射型映像表示装置を用い、それぞれの投射型映像表示装置から投射される画像を同一スクリーン上で重ね合わせて、高輝度な映像を表示する方法が提案されている。例えば、特許文献3や特許文献4などで開示されている。この方法を用いると、投射型映像表示装置の台数を増やした分、高輝度な画像を得ることができる。
特開2003−29720号公報 特開2001−188514号公報 特開平6−161404号公報 特開2002−152633号公報
一般に、フルカラー表示を行う色順次方式の投射型映像表示装置には、カラーブレイクアップ(色割れまたは色分離)現象と呼ばれる問題がある。カラーブレイクアップ現象とは、表示されるR,G,B3色の各画像に時間差があるため、視線移動した時や、高速で動く映像の場合に、本来の画像とは異なる表示色が認識される現象である。
そこで、通常、色順次方式の投射型映像表示装置においては、カラーブレイクアップ現象が目立たないようにするために、例えば特許文献1で開示されているように、1枚のカラー画像を表示するR→G→Bの表示期間を表示単位(以下、「RGB表示サイクル」と称する)として、入力される映像信号のフィールド周期にRGB表示サイクルを同期させながら、1フィールド期間に数回のRGB表示サイクルが含まれるように高速で色を切替えており、その表示サイクルは1台のみの場合に対して最適なように設定されている。その一例を図14に示す。図14では、1フィールド期間(1/60Hz)に表示期間が1/120HzのRGB表示サイクルが2つ含まれている。
したがって、1台のみで、狭い部屋などで使用する場合には、投射距離も短く、画像の拡大率も低ので、特に問題にはならない。
なお、特許文献2では、その図2で記述されているように、光源と、回転カラーフィルタと、表示素子からなる色順次表示部が3系統有り、各色順次表示部の間では、回転カラーフィルタのR,G,Bの配列順序がそれぞれずれており、例えば、あるサブフィールド期間では、第1の色順次表示部でR光の光学像が、第2の色順次表示部でG光の光学像が、第3の色順次表示部でB光の光学像がそれぞれ形成され、これらの光学像が1つに重ね合わされてカラー画像が表示される仕組みとなっている。従って、この投射型映像表示装置では、R光の光学像と、G光の光学像と、B光の光学像とが同時照射されるため、カラーブレイクアックを低減できる。しかし、色順次表示部が3系統もあり、コストが大幅にアップするという別の新たな課題が生じる。
ところで、上記特許文献3の方法のように、複数の色順次方式投射型映像表示装置から投射される画像を重ね合わせ、広い部屋などで大型スクリーンを使用して表示し、大勢の人に見せる場合、投射距離が長くなり、投射画像のサイズが大きくなる。投射画像のサイズが大きくなると、投射画素サイズも大きくなり、カラーブレイクアックも目立ち易くなる恐れがある。
また、それぞれの投射型映像表示装置に入力する映像信号は同一である為、この映像信号のフィールド周期に同期している色の切替えタイミングも同一となり、複数の投射型映像表示装置は全て同じ色を投射し、同じタイミングで色が切替わる。このため、1色の表示時間は変化しないが、各色の輝度が高くなる為、カラーブレイクアップ現象が目立ちやすくなる恐れもある。
しかし、上記した特許文献3は、投射画像の歪低減に関する技術についてであり、また、特許文献4は画質調整や表示設定を容易に行えるようにする技術についてである。
このように、従来技術では、複数の色順次方式投射型映像表示装置を用いて、同一スクリーン上に投射画像を重ね合わせて表示する際のカラーブレイクアップ現象の低減技術については、言及されていない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたもので、その目的は、色順次方式の投射型映像表示装置において、投射型映像表示装置を複数台用いて、投射画像を重ね合わせて、高輝度な映像を表示した場合に、カラーブレイクアップ現象を低減することができる色順次方式投射型映像表示装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、基本色の光束をRGB表示サイクル期間内で規定された所定の色順次で時分割して発生させる時分割色光発生手段と、前記時分割色光発生手段からの色束を前記色光に対応した色映像信号により光強度変調して光学像を形成する1枚の映像表示素子と、前記光学像の投射画像を拡大して投影する投射手段とを備えたカラー表示を行う色順次方式投射型映像表示装置において、
前記所定の色順次を可変する色順次制御手段を備える構成とする。
そして、前記色順次方式投射型映像表示装置を複数台組み合わせて、同一スクリーンに各色順次方式投射型映像表示装置からの投射画像を重ね合わせる場合に、少なくとも2台または3台の前記色順次方式投射型映像表示装置を単位として、前記単位をなす各色順次方式投射型映像表示装置から投影される投射画像の色順次をそれぞれ異なるように設定する色順次指示手段を備え、前記色順次指示手段は前記色順次制御手段に色順次変更を指示し、前記単位をなす各色順次方式投射型映像表示装置の色順次をそれぞれ変えるようにする。
このように構成することにより、例えば、3台の前記色順次方式投射型映像表示装置を組み合わせて用いれば、各色順次方式投射型映像表示装置の色順次をそれぞれ異なるように、即ち、第1の色順次方式投射型映像表示装置の色順次をR→G→B、第2の色順次方式投射型映像表示装置の色順次を前記第1の色順次方式投射型映像表示装置の色順次を順方向(または逆方向)に1ステップシフトさせたB→R→G(またはG→B→R)、第3の色順次方式投射型映像表示装置の色順次を前記第1の色順次方式投射型映像表示装置の色順次を順方向(または逆方向)に2ステップシフトさせたG→B→R(またはB→R→G)とすることができるので、カラーブレイクアップ現象を低減することができる。
本発明によれば、色順次方式の投射型映像表示装置を複数用いて、投射画像を同一スクリーンに重ね合わせて高輝度な画像を表示する場合において、各色順次方式投射型映像表示装置の色順次を異ならせて、投射画像を常に2色以上で投影するため、カラーブレイクアップ現象を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。なお、各図において、同一機能を有する構成要素には同一符号を付して示し、一度述べた要素については、煩雑さを避けるために、繰り返した説明を省略する。また、表示素子として液晶パネルを用いるものとするが、特に、これに限定されるものではなく、例えば、微小ミラーであってもよい。
図1は本発明による第1の実施例を示す色順次方式投射型映像表示装置の概略構成図である。図1において、1は映像信号源であり、パソコンやチューナー、VTRなどの映像信号を出力するものである。10は本発明による色順次方式投射型映像表示装置、2はスクリーンである。映像信号入力端子61から入力された映像信号源1の映像信号は、色順次方式の投射型映像表示装置10によって、スクリーン2上に投射画像22が拡大されて投射され、画像3が形成される。
次に、色順次方式の投射型映像表示装置10の構成について述べる。投射型映像表示装置10において、11は入力された映像信号から同期信号とRGB信号を分離するRGB/同期分離回路、12はRGB/同期分離回路11で得られた垂直同期信号Vと水平同期信号から所定の各種のタイミング信号(例えばピクセルクロックPclk,基準クロックP,Prf,サブクロックPrd,Prdf等)を生成するタイミング信号生成回路で、基準クロックPは垂直同期信号Vに同期した、例えばフィールド周波数60Hzの所定倍周波数(例えば2倍の120Hz)のクロック、基準クロックPrfは垂直同期信号Vに同期した、例えばフィールド周波数60Hzのクロック、サブクロックPrdは基準クロックPに同期した基準クロックPの3倍の周波数を持つクロック、サブクロックPrdfは基準クロックPrfに同期した基準クロックPrfの3倍の周波数を持つクロックである。14はRGB/同期分離回路11で得られたRGB信号に対して所定の信号処理を行う映像信号処理回路で、表示素子(液晶パネル)で表示可能なアスペクト比の画素数に変換するとともに、カラーブレイクアップ現象を低減するために所定の走査速度(周波数)に変換(例えば2倍速変換)する画像メモリ(図示せず)を含む走査速度変換回路13と、ホワイトバランス,ブライトネス,コントラストなどを補正する画像補正処理回路15とからなる。走査速度変換回路13はR,G,B信号それぞれに対応した走査速度変換回路13R,13G,13Bからなり、走査速度(周波数)が変換された各色の映像信号(画像データ)は後述するマイクロプロセッサー18で制御された所定の色順次(例えばR→G→Bの順次)で時分割されて送出される。16は後述する光学ユニット30の表示素子である液晶パネル36を、映像信号処理回路14から時分割で送出される走査速度が変換された各色の映像信号に基づいて駆動する液晶パネル駆動回路、30は液晶パネル駆動回路16からの駆動信号に基づいて、液晶パネル36で、光源31からの透過光量または反射光量を変える光強度変調を行い、光学像を形成し、光学像を投射レンズ38で拡大してスクリーン2に投射する光学ユニットである。光学ユニット30の光源31は、図2のように、光の3原色である3つの基本色のうちの異なる基本色をそれぞれ発光する赤色発光ダイオード(以下、発光ダイオードを「LED」と省略する)31Rと緑色LED31Gと青色LED31Bを、互い違いに2次元状に配列した面発光の光源である。17は光源31を構成する各赤色LED31R,緑色LED31G,青色LED31Bを後述するマイクロプロセッサー18で指定される所定の色順次で時分割して駆動するLED光源駆動回路、18は操作キー19または図示しないリモートコントロールユニットによるユーザ操作に基づいて、内蔵するプログラム(図示せず)に従って、投射型映像表示装置全体のシステム制御を行うマイクロプロセッサー(以下、「マイコン」と省略する)である。65は複数の色順次方式の投射型映像表示装置を組み合わせて使用する場合に、組み合わせられた投射型映像表示装置間で画像補正情報,制御(コマンド)情報や応答(レスポンス)情報等のやりとりを行う情報入出力端子である。
以上のように構成された色順次方式の投射型映像表示装置の動作について、以下述べる。なお、説明を容易とするため、便宜上、カラーブレイクアップ現象を低減するためのRGB表示サイクルは、入力映像信号のフィールド周波数fv=60Hzの2倍の120Hzとする。つまり、上記した走査速度を2倍とする。しかし、これに限定されるものではなく、もっと高速度であってもよいことはいうまでもない。
映像信号入力端子61から入力された映像信号は、RGB/同期分離回路11で同期信号とRGB信号とに分離され、RGB信号は映像信号処理回路14に、また同期信号はタイミング信号生成回路12にそれぞれ入力される。
映像信号処理回路14に入力されたRGB信号は、走査速度変換回路13で、タイミング信号生成回路12からの各種のタイミング信号(例えばピクセルクロックPclk,基準クロックP,サブクロックPrd等)に基づいて、走査速度(周波数)が2倍とされ、走査速度(周波数)が2倍に変換された各色の画像データは、マイコン18からの制御による所定の色順次(例えばR→G→Bの順次)で時分割されて送出され、画像補正処理回路15で所定の画像補正が施されて、液晶パネル駆動回路16に加えられ、液晶パネル36上に時分割で各色の光学像が形成される。
なお、画像補正処理回路15で施された画像補正処理情報はマイコン18に内蔵される図示しないメモリに格納される。
一方、LED光源駆動回路17には、タイミング信号生成回路12からフィールド周波数fv=60Hzの2倍のクロックである基準クロックPや、基準クロックPに同期した、その3倍の周波数を持つサブクロックPrdが加えられ、LED光源駆動回路17は、各LED31R,31G,31Bが基準クロックPや基準クロックPに同期して、マイコン18で制御された所定の色順次(例えばR→G→Bの順次)で時分割して発光するように駆動する。
従って、液晶パネル36上に形成された各色の光学像に同期して、光源31を構成するR,G,Bの各LEDのうち、光学像の色に対応したLEDを発光させることができる。
即ち、マイコン18は、走査速度変換回路13で走査速度変換された各R,G,Bの映像信号が所定の色順次で時分割されて、液晶パネル駆動回路16へ送出されるように、走査速度変換回路13を制御するとともに、走査速度変換された各色の映像信号の送出に同期して、つまり、送出された色映像信号により光学像が形成される液晶パネル36での光強度変調に同期して、光源31を構成するところの、光の3原色のうちの各基本色をそれぞれ発光する各LED31R,31G,31Bのうち、該色映像信号に対応した色のLEDが発光するように、LED光源駆動回路17を制御する。例えば、液晶パネル36で赤色映像信号による光学像を形成する場合、これに同期して、赤色LEDが発光するようにLED光源駆動回路17を制御する。
以上述べた液晶パネルに形成された光学像と光源の発光のタイミングについて、図3を用いて説明する。図3は、投射画像22の表示色と、基準クロックPと、サブクロックPrdとのタイミング関係を示すものである。ここで、表示単位であるRGB表示サイクル期間をTとする。
図3において、元の映像信号の1フィールド期間(1/60Hz)に表示単位であるRGB表示サイクルが2つ含まれ、走査速度(周波数)は2倍の120Hzとされている。このRGB表示サイクル期間T(1/120Hz)は基準クロックPに同期しており、更にRGB表示サイクル期間Tは基準クロックPの3倍の周波数(360Hz)であるサブクロックPrdに同期して、3つの区間(各区間の長さはT/3)に分割されている。そして、各RGB表示サイクル期間T内において、基準クロックP,サブクロックPrdに同期して、マイコン18による制御に基づいて、所定の色順次(ここではR→G→Bの色順次)で、R光学像の形成とR発光→G光学像の形成とG発光→B光学像の形成とB発光が次々に行われている。
本発明は、以上のように構成された色順次方式の投射型映像表示装置を複数台用いて、同一スクリーン上に投射画像を重ね合わせ、明るい画像を得る場合、カラーブレイクアップ現象を低減するために、RGB表示サイクル期間T内における上記した色順次、例えばR→G→Bの色順次を投射型映像表示装置毎に異なるようにすることに特徴がある。
まず、2台の色順次方式の投射型映像表示装置10と10を用いて、図4のように、同一スクリーン2上に投射画像22と22を重ね合わせた画像3を形成する場合における、色順次について、図5で説明する。
なお、図4において、4は映像信号源1からの映像信号を各投射型映像表示装置10,10の映像信号入力端子61,61に分配する分配器である。また、以下では、各投射型映像表示装置10の構成要素をそれぞれ区別して説明する必要がある場合には、要素を示す符号の後に1,2,3…の数字の添字を付して示す。
図5は、2台の投射型映像表示装置を用いた場合におけるそれぞれの投射画像の色順次の一実施例を示すものである。図5において、22は第1の投射型映像表示装置10から投射される投射画像、22は第2の投射型映像表示装置10から投射される投射画像である。基準クロックP,サブクロックPrdは入力映像信号の垂直同期信号に同期しているので、同一と見なせ、添え字を省略している。
図5から明らかなように、投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次はRGB表示サイクル期間TでR→G→Bであるが、投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、投射画像22に対してT/3だけ位相がずれた(進んだ)、つまりR→G→Bの循環(以下、単に「RGB循環」と省略する)を順方向に1ステップ進ませ(シフトさせ)、Bから始めたB→R→Gとしている。従って、位相のずれがT/3であるので、投射画像22と投射画像22の各色の色切替えのタイミングは一致し、投射画像22と投射画像22の画像色光はRGB表示サイクル内の3分割された各分割表示区間で互いに異なっている。第1の投射型映像表示装置10がR光の投射画像を出力する時は、第2の投射型映像表示装置10はB光の投射画像を出力し、以下同様に、第1の投射型映像表示装置10がG光の投射画像を出力する時は、第2の投射型映像表示装置10はR光の投射画像を出力し、第1の投射型映像表示装置10がB光の投射画像を出力する時は、第2の投射型映像表示装置10はG光の投射画像を出力して、常にR,G,Bの内の2色の画像が同時に表示され、単色で表示されることはない。したがって、カラーブレイクアップ現象は発生するが、この時カラーブレイクアップ現象にて観察される色は、従来観察される単色ではなく、2色の混色された画像であるため、本来の色とカラーブレイクアップ現象にて表示される色の差が小さく、従来の場合よりも目立ちにくい。また、2台の投射型映像表示装置10,10の投射画像を重ね合わせている為、表示される画像3の輝度は、2台の投射型映像表示装置10,10の輝度の合計となり、1台のみを使用した場合の約2倍の輝度を得ることができる。
上記した色順次をR→G→BからB→R→Gに変更するために、本実施例では、操作キー19に、マスター/スレーブ設定キー19a、左方向キー19b、右方向キー19c、決定キー19d等を備えている。
マスター/スレーブ設定キー19aは、複数の色順次方式投射型映像表示装置を組み合わせて使用する場合、相互に関連して動作するように、相互動作を支配するマスター機器と支配されるスレーブ機器を設定するものである。マスター/スレーブ設定キー19aが操作されると、まず、組み合わせて使用しないモードを意味する「単独」が表示部(図示せず)にまたはスクリーンへの投射画像で表示される。ここで、右方向キー19cを操作すると、操作する毎に「単独」→「マスター」→「スレーブ1」→「スレーブ2」→「スレーブ3」…と変化するので、右方向キー19cと逆方向に変化する左方向キー19bとを用いて所望のモードにした後、決定キー19dでモードを決定する。
「マスター」と設定された場合は、マイコン18は色順次を例えばR→G→Bと設定し、「スレーブ1」と設定された場合には、マイコン18は色順次を例えばB→R→Gと設定する。即ち、マイコン18は、映像信号処理装置14の走査速度変換回路13およびLED光源駆動回路17に対して、設定モードに応じた所定の色順次を指示する。
このようにして、図5に示すような色順次での時分割表示が可能となる。
また、上記したように、色順次を設定するには、ユーザの操作キー設定に基づいて、マイコンで映像信号処理回路とLED光源駆動回路に所定の色順次を指示すればよく、大規模な回路変更は不要であり、大きなコストアップを招くことなく、カラーブレイクアップを低減することができる色順次方式の投射型映像表示装置を提供できる。
ところで、図4において、第1の投射型映像表示装置10がマスター、第2の投射型映像表示装置10がスレーブ1と設定された場合、投射画像22と投射画像22の画質が同一となるように、映像信号処理回路14での画像補正状態を第2の投射型映像表示装置10でも共有するのが好ましい。そこで、第1の投射型映像表示装置10の情報入出力端子65と第2の投射型映像表示装置10の情報入出力端子65を接続して、第1の投射型映像表示装置10のマイコン18内の図示しないメモリに格納されている画像補正情報を第2の投射型映像表示装置10に送り、そのマイコン18内の図示しないメモリに格納させ、画像補正情報を共有するようにする。
なお、第1の投射型映像表示装置10と第2の投射型映像表示装置10とが情報のやりとり(通信)を行う場合、スレーブ機器のIDアドレスを付して送信する。つまり、マスターである第1の投射型映像表示装置10がスレーブ1である第2の投射型映像表示装置10に情報を送信するときは、スレーブ1に対応したIDアドレスを付して情報を送り、また、スレーブ1である第2の投射型映像表示装置10がマスターである第1の投射型映像表示装置10に情報を送信するときも、スレーブ1に対応したIDアドレスを付して情報を送るようにするのはいうまでもない。
以上の説明では、マスターやスレーブの設定モードに従って、色順次をかえるようにした。しかし、スレーブ機器は、電源オン時と任意のキー操作時および所定時間間隔で、マスター機器に対して、例えば「オン」しているステータス情報を通信路を介して送信するようにすれば、マスター機器は、スレーブのIDアドレスからスレーブの接続台数を容易に検出することができるので、通信路を介して、マスター機器からスレーブ機器に対して色順次を指示するようにしてもよい。
また、マスター/スレーブ設定キーを用いず、操作する毎に、色順次がRGB→BRG→GBRとサイクリックに変わる色順次設定キーを用いてもよいことはいうまでもない。
上記第1の実施例は、組み合わせ台数を2台としたが、次に、組み合わせ台数を3台とした第2の実施例について述べる。なお、以下の図示では、図1〜図5に同一な機能を有する要素には同一符号を付して示し、その説明を省略する。
3台の色順次方式の投射型映像表示装置10,10,10を用いて、図6のように、同一スクリーン2上に投射画像22と22と22を重ね合わせた画像3を形成する場合における、色順次について、図7で説明する。なお、説明の都合上、投射型映像表示装置10をマスター、投射型映像表示装置10をスレーブ1、投射型映像表示装置10をスレーブ2とする。
図7は、3台の色順次方式の投射型映像表示装置を用いた場合におけるそれぞれの投射画像の色順次の一実施例を示すものである。
図7から明らかなように、マスターである投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次はRGB表示サイクル期間TでR→G→Bであるが、スレーブ1である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、投射画像22に対してT/3だけ位相がずれた(進んだ)、つまりRGB循環を順方向に1ステップ進ませ(シフトさせ)、Bから始めたB→R→G、スレーブ2である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、投射画像22に対して2T/3だけ位相がずれた(進んだ)、つまりRGB循環を順方向に2ステップ進ませ(シフトさせ)、Gから始めたG→B→Rとしている。従って、投射画像22と投射画像22と投射画像22の各色の色切替えのタイミングは一致するとともに、投射画像22と投射画像22と投射画像22の画像色光はRGB表示サイクル内の3分割された各分割表示区間で互いに異なっている。そして、RGB表示サイクル期間Tの3分割された各分割表示区間、例えば時刻tにおける区間では、第1の投射型映像表示装置10がG光の投射画像を出力し、第2の投射型映像表示装置10はR光の投射画像を出力し、第3の投射型映像表示装置10はB光の投射画像を出力する。つまり、本実施例では、常にR,G,Bの3色の投射画像が同時に表示される。このため、カラーブレイクアップ現象は発生しない。また、3台の投射型映像表示装置10,10,10の投射画像を重ね合わせている為、表示される画像3の輝度は、3台の投射型映像表示装置10,10,10の輝度の合計となり、1台のみを使用した場合の約3倍の輝度を得ることができる。
次に、組み合わせ台数を4台とした第3の実施例について述べる。なお、以下の図示では、図1〜図5に同一な機能を有する要素には同一符号を付して示し、その説明を省略する。
4台の色順次方式の投射型映像表示装置10,10,10,10を用いて、図8のように、同一スクリーン2上に投射画像22と22と22と22を重ね合わせた画像3を形成する場合における、色順次について、図8で説明する。なお、説明の都合上、投射型映像表示装置10をマスター、投射型映像表示装置10をスレーブ1、投射型映像表示装置10をスレーブ2、投射型映像表示装置10をスレーブ3とする。
図9は、4台の色順次方式の投射型映像表示装置を用いた場合におけるそれぞれの投射画像の色順次の一実施例を示すものである。なお、図9において、サブクロックPrdは省略している。
図9から明らかなように、マスターである投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次はRGB表示サイクル期間TでR→G→Bであるが、スレーブ1である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、投射画像22に対してT/3だけ位相がずれたB→R→G、スレーブ2である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、投射画像22に対して2T/3だけ位相がずれたG→B→Rとしている。ここまでは第2の実施例に同じである。スレーブ3である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、投射画像22に対して3T/3だけ位相がずれた(進んだ)、つまりRGB循環を順方向に3ステップ進ませ(シフトさせ)て、一巡して元に戻ったR→G→Bである。
従って、本実施例では、投射画像22と投射画像22と投射画像22とで常にR,G,Bの3色の投射画像が同時に表示されるとともに、投射画像22の色光のみが他と異なる。このため、カラーブレイクアップ現象が僅かに観察され得るが、従来に比べて大幅に低減することができる。
また、4台の投射型映像表示装置10,10,10,10の投射画像を重ね合わせている為、表示される画像3の輝度は、4台の投射型映像表示装置10,10,10,10の輝度の合計となり、1台のみを使用した場合の約4倍の輝度を得ることができる。
以下、同様にして、5台・・・n台と投射型映像表示装置の数を多くしたシステムも可能である。
このとき、第5の投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、マスターの投射画像22の色順次に対してRGB循環を(5−1)ステップ進ませ(シフトさせ)た、つまり第4の投射型映像表示装置の投射画像22の色順次に対してRGBの循環を1ステップ進ませ(シフトさせ)たものとし、以下同様に、第nの投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、第(i−1)の投射型映像表示装置の投射画像22i−1の色順次に対してRGBの循環を1ステップ進ませ(シフトさせ)たものとする。
このようなアルゴリズムとすることにより、第iの投射型映像表示装置10と第(i+3)の投射型映像表示装置10i+3は同じ色順次となる。
したがって、4台以上の投射型映像表示装置を用いたシステムの場合は、常にRGBの3色が表示される為、カラーブレイクアップ現象は僅かに観察される程度であり、従来に比べて大幅に低減することができる。また、n台の投射型映像表示装置を用いたシステムでは、1台のみを使用した場合の約n倍の輝度を得ることができる。
以上述べた実施例では、RGB表示サイクル期間Tを3分割した各R,G,Bの分割表示区間の時間長はそれぞれ同じT/3であるとしたが、各分割表示区間の時間長が異なる投射型映像表示装置を複数組み合わせるシステムの場合であっても、本発明は適用可能である。
この場合の代表実施例として、3台の色順次方式の投射型映像表示装置10,10,10を用い第4の実施例について、図10を用いて説明する。本実施例では、3台の投射型映像表示装置10,10,10を用いて、図6のように、同一スクリーン2上に投射画像22と22と22を重ね合わせた画像3を形成する場合における、色順次について、図10で説明する。なお、説明の都合上、投射型映像表示装置10をマスター、投射型映像表示装置10をスレーブ1、投射型映像表示装置10をスレーブ2とする。
図10は、3台の色順次方式投射型映像表示装置を用いた場合における各投射画像の色順次の一実施例を示すものである。図10に示すように、RGB表示サイクル期間T内の3分割された各R,G,Bの分割表示区間の時間長は、それぞれ異なっている。人間の視感度はR,G,B光に対して、G光を一番明るく感じ、次にB光、R光の順序となっている。そこで、明るさを等しくするために、Gの分割表示区間を最も短く、B,Rの順序で分割表示区間の長さを長くしている。但し、RGBの循環は図7と同じである。
マスターである投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、RGB表示サイクル期間Tで、基準クロックPに同期して、まずRが表示され、次にGが表示され、最後にBが表示される。スレーブ1である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、各R,G,Bの分割表示区間の時間長を変えずに、RGB表示サイクル期間T内のRGB循環を1ステップ進ませ、基準クロックPに同期して、先ずBが表示され、次にRが表示され、最後にGが表示される。スレーブ2である投射型映像表示装置10の投射画像22の色順次は、同様に、各R,G,Bの分割表示区間の時間長を変えずに、RGB表示サイクル期間T内のRGB循環を2ステップ進ませ、基準クロックPに同期して、先ずGが表示され、次にBが表示され、最後にRが表示される。
従って、例えば、時刻tでは、R,G,Bの3色の投射画像が同時に表示されるが、時刻tでは、RとGの2色の投射画像が表示される。
これにともない、常にR,G,Bの3色の投射画像が同時に表示されないので、場合によって、カラーブレイクアップ現象が僅かに観察される場合があるが、従来に比べてカラーブレイクアップ現象を大幅に低減することできる。また、輝度は1台のみを使用した場合の約3倍の輝度を得ることができる。
本実施例では、3台の投射型映像表示装置を組み合わせた場合について述べたが、2台や4台以上であっても、同様に、カラーブレイクアップ現象を低減することができることはいうまでもない。
例えば、2台の投射型映像表示装置を組み合わせた場合、そのときの色順次は、図10の投射画像22と22の色順次で示される。各色の分割表示区間の時間長が異なるので、RGB表示サイクル期間T内の大部分では異なる2色で同時表示されるが、分割表示区間の境界近傍では単色で表示されることになる。例えば、時刻tでは、R,Gの2色の投射画像が同時に表示されるが、時刻tでは、Rのみの投射画像が表示される。これにともない、カラーブレイクアップ現象が観察される場合があるが、この場合であっても、従来に比べてカラーブレイクアップ現象を低減することできる。
以上述べた第1の実施例〜第4の実施例では、基本色の光束を所定の色順次で時分割して発生させる時分割色光発生手段として、R光とG光とB光を所定の色順次で時分割発光させるカラー光源(LED光源)を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、光源からの白色光のうちのR,G,Bの光をそれぞれ透過する複数のフィルタを有する円盤が回転する回転カラーフィルタを用いてもよい。
また、実施例1乃至4では、各投射型映像表示装置の色順次はRGB循環を順方向に進ませ(シフトさせ)るものとしたが、これに限定されるものではなく、RGB循環を逆方向にシフトさせるようにしてもよいことはいうまでもない。
また、実施例1乃至4では、走査速度を2倍としたが、本発明によれば、カラーブレイクアップ現象を低減させることができるので、走査速度を例えば標準走査速度に低減させることも可能となる。この場合、特に、時分割色光発生手段として回転カラーフィルタを用いた場合、回転カラーフィルタの回転速度を低減できるので、回転カラーフィルタで生じる風切り音などの騒音を低減することができる。
3台の色順次方式の投射型映像表示装置を用いて、図6のように、同一スクリーン上に異なる基本色の投射画像を重ね合わせる第2の実施例では、走査速度を2倍としたが、常にR,G,Bの3色の投射画像が同時に表示されるので、カラーブレイクアップ現象は発生せず、走査速度を標準走査速度とすることが可能となる。
図11は、各投射型映像表示装置における投射画像の色順次の第5の一実施例を示す図で、1フィールドを3つのサブフィールドに分割した場合の色順次を示すものである。なお、Prfは標準走査速度における基準クロック(周波数60Hz)で、Prdfはそのサブクロック(周波数180Hz)である。
図11では、1フィールド期間Tfは3つのサブフィールドに分割されており、サブフィールド期間単位で、各投射画像22の基本色が互いに異なっている。
ところで、上記では、各投射型映像表示装置で投射画像の色がR→G→Bの循環を描くようにしたが、投射画像22はR,投射画像22はG,投射画像22はBと固定してもよい。しかし、液晶パネルには通常僅かの画素欠陥がある。各投射画像の色を固定すると、例えば投射画像22に画素欠陥があり、その画素欠陥が照射光を透過または反射しない場合、その欠陥画素ではR色が常にないので、表示色が不自然となり、目立つ。もし、R→G→Bの循環を描くようにしておけば、不足色光が固定されないので、画素欠陥を目立たなくすることができる。
以上述べた実施例1乃至5では、色順次方式投射型映像表示装置毎に同一映像信号に基づいて、時間方向に3分割された色順次の異なるR,G,B色の投射画像を重ね合わせて1つの画像を形成していたが、マスターから各スレーブ機器に対して基本色の異なる色映像信号を供給して、同時にR,G,B色の投射画像を重ね合わせて1つの画像を形成する第6の実施例について、図11に示す色順次で同一スクリーン上に投射画像を投射し、重ね合わせて画像とする3台の色順次方式投射型映像表示装置を用いたシステムで,図11,図12,図13を参照しながら述べる。なお、以下の図示では、図1〜図5,図11に同一な機能を有する要素には同一符号を付して示し、その説明を省略する。また、走査速度は標準速度とし、マスター(100)の投射画像を22,スレーブ1(100)の投射画像を22,スレーブ2(100)の投射画像を22とする。
図12は、第6の実施例を示す色順次方式投射型映像表示装置の概略構成図で、図13は、図12に示す色順次方式投射型映像表示装置を3台用いたシステム構成図である。
図12において、本実施例の色順次方式投射型映像表示装置100は、図1に示すものと異なり、映像信号処理回路140は、走査速度変換回路13からの各色の映像信号を外部に出力するか、内部の画像補正処理回路15側へ導くかを切り替えるスイッチ40と、外部から入力された色映像信号と内部の色映像信号とを切り替えるスイッチ41を含む。42は内部の同期信号か外部の同期信号かを切り替えるスッチである。
スイッチ42は色順次方式投射型映像表示装置がマスターの場合は、マイコン180により内部側のV,H同期信号が選択され、スレーブの場合は、入力コネクタ71の入力端子71c,71dから入力されるV,H同期信号が選択される。なお、RGB/同期信号分離回路11からのV,H同期信号はスイッチ42の内部側端子に接続されるとともに、出力コネクタ70の出力端子70c,70dにそれぞれ接続される。
スイッチ40は、各色映像信号をそれぞれ切り替えるスイッチ40R,40G,40Bからなり、マスターの場合、タイミング信号生成回路12からのタイミング信号例えばサブクロックPrdf(180Hz)に同期して、マイコン180からの制御の基で、スイッチ40R,40G,40Bの一つが内部(m:マスター)側に、他の2つが外部(a:スレーブ1、b:スレーブ2)側に切り替わる。例えば、色順次が図11の投射画像22で示すR→G→Bのループを循環する場合、Rを表示する場合は、スイッチ40Rはm側、スイッチ40Gはスレーブ2のb側,40Bはスレーブ1のa側となり、GとBの色映像信号は出力コネクタ70のスレーブ1の出力端子70とスレーブ2の出力端子70へそれぞれ導かれる。以下同様に、色順次に応じて、マスターでその時に表示される色以外の色映像信号が出力コネクタ70の出力端子70と出力端子70へ導かれる。なお、走査速度変換回路13からは各色映像信号が同時にスイッチ40へ出力される。これは、図示しない各R,G,B用の画像メモリから同時に読み出すことにより実現できる。3板方式では通常行われる処理である。
スイッチ41は、マイコン180の制御により、マスターの場合は内部色映像信号(m:マスター)側を選択し、スレーブの場合は入力コネクタ71のスレーブ1の入力端子70またはスレーブ2の入力端子70から入力される色映像信号を選択する。
出力コネクタ70は、スレーブ1とスレーブ2の色映像信号をそれぞれ出力する出力端子70,70と、V,H同期信号の出力端子70,70とからなり、また、入力コネクタ71は、外部から入力されるスレーブ1,スレーブ2の色映像信号の入力端子71,71と、外部から入力されるV,H同期信号の入力端子71,71とからなる。
マイコン180は、操作キー19または図示しないリモートコントロールユニットによるユーザ操作に基づいて、内蔵するプログラム(図示せず)に従って、投射型映像表示装置全体のシステム制御を行うものである。マスターの場合は、スイッチ42を制御して、RGB/同期信号分離回路11からの同期信号がタイミング信号生成回路12に入力されるようにする。そして、走査速度変換回路13を制御して各色映像信号が同時にスイッチ40へ出力されるようにするとともに、スイッチ40を制御して、マスター機器がその時に表示する所定の色順次の色映像信号がm側に接続されるように、またそうでない他の2つの色映像信号が図11で示す色順次でスレーブ1,スレーブ2の出力端子70,70に導かれるようにする。また、スイッチ41がm側を選択するように制御する。従って、マスターの場合、その時に表示する所定の色順次の色映像信号は液晶パネル駆動回路16に導かれる。また、スレーブ機器のマイコンに対して、マスターのマイコンは、情報入出力端子65を介して、そのスレーブ機器の色順次(例えばマスターがR→G→Bの場合、スレーブ1はB→R→G、スレーブ2はG→B→R)情報を送信する。
色順次方式投射型映像表示装置がスレーブの場合、マイコン180はスレーブ1かスレーブ2かに応じて、スイッチ41がスレーブ1またはスレーブ2に対応した端子aまたはb側のいずれかを選択するように制御する。また、スイッチ42が入力コネクタ71の入力端子71c,71dから入力された同期信号V,Hを選択するように制御する。また、情報入出力端子65を介してマスターからの色順次情報に基づいて、マスターから入力された色映像信号に対応した色で光源31が発光するように、LED光源駆動回路17を制御する。
以上のように構成された3台の色順次方式投射型映像表示装置を図13のように接続した場合、映像信号源1からマスターである色順次方式投射型映像表示装置100に入力された映像信号は、マスターのマイコン180により、スイッチ40とスイッチ41がm側を選択するように制御され、液晶駆動回路16に導かれて、図11に示す色順次でスクリーン2に投射画像22が投射される。また、この時、マイコン180は、出力コネクタ70の出力端子70a1,70b1に、図11に示す各スレーブ機器に対応した色順次の色映像信号が出力されるように、スイッチ40を制御するとともに、各スレーブ機器にその機器の色順次を情報入出力端子65を介して送付する。なお、映像信号入力端子61から入力された映像信号からRGB/同期信号分離回路11で分離された同期信号V,Hは、マイコン180の制御によりスイッチ42が内部側に切り替えられ、タイミング信号生成回路12に導かれ、種々のタイミング信号が生成される。
マスターである色順次方式投射型映像表示装置100の出力コネクタ70の出力端子70a1から出力されたスレーブ1用の色映像信号は、スレーブ1である色順次方式投射型映像表示装置100の入力コネクタ71の入力端子71a2に入力される。スレーブ1のマイコン180は、スイッチ41が端子aを選択するように制御するので、入力端子71a2に入力された色映像信号は液晶パネル駆動回路16に導かれ、液晶パネル36が駆動されて、投射画像22がスクリーン2に投射される。また、色順次方式投射型映像表示装置100の出力コネクタ70の出力端子70c1,70d1から出力されたスレーブ用の同期信号V,Hは、入力コネクタ71の入力端子71c2,71d2に入力される。マイコン180はスイッチ42が外部同期信号側を選択するように制御するので、同期信号V,Hはタイミング信号生成回路12に入力され、タイミング信号生成回路12で生成された各種のタイミング信号は各回路に供給される。また、情報入出力端子65を介しての色順次(図11ではB→R→G)指示に従って、マスターから入力された色映像信号に対応した色で光源31が発光するように、LED光源駆動回路17を制御する。
また、同様に、マスターである色順次方式投射型映像表示装置100の出力端子70b1から出力されたスレーブ2用の色映像信号は、スレーブ2である色順次方式投射型映像表示装置100の入力コネクタ71の入力端子71b3に入力される。スレーブ2のマイコン180は、スイッチ41が端子bを選択するように制御するので、入力端子71b3に入力された色映像信号は液晶パネル駆動回路16に導かれ、液晶パネル36が駆動されて、投射画像22がスクリーン2に投射される。一方、色順次方式投射型映像表示装置100の出力コネクタ70の出力端子70c1,70d1から出力されたスレーブ用の同期信号V,Hは、入力コネクタ71の入力端子71c3,71d3に入力される。マイコン180はスイッチ42が外部同期信号側を選択するように制御するので、同期信号V,Hはタイミング信号生成回路12に入力され、タイミング信号生成回路12で生成された各種のタイミング信号は各回路に供給される。また、情報入出力端子65を介しての色順次(図11ではG→B→R)指示に従って、マスターから入力された色映像信号に対応した色で光源31が発光するように、LED光源駆動回路17を制御する。
以上述べたように、各色順次方式投射型映像表示装置が動作して、1フィールド期間Tfが3分割された各分割表示区間毎にスクリーン2に投射画像22,22,22が同時に重ね合わせられ、各カラーの画像3が形成される。
なお、本実施例では、1フィルド期間を3分割した各サブフィールド毎に各カラー画像が形成されるが、例えば、フィールド(あるいはフレーム)毎にカラー画像を形成するようにしてもよいことはいうまでもない。
第1の実施例を示す色順次方式投射型映像表示装置の概略構成図である。 光源の構成図である。 投射画像22の表示色と基準信号Vref5とのタイミング関係を示す図である。 色順次方式投射型映像表示装置を2台用いたシステム構成図である。 各色順次方式投射型映像表示装置における投射画像の色順次の一実施例を示す図である。 色順次方式投射型映像表示装置を3台用いたシステム構成図である。 各色順次方式投射型映像表示装置における投射画像の色順次の第2の一実施例を示す図である。 色順次方式投射型映像表示装置を4台用いたシステム構成図である。 各色順次方式投射型映像表示装置における投射画像の色順次の第3の一実施例を示す図である。 各色順次方式投射型映像表示装置における投射画像の色順次の第4の一実施例を示す図である。 各色順次方式投射型映像表示装置における投射画像の色順次の第5の一実施例を示す図である。 第6の実施例を示す色順次方式投射型映像表示装置の概略構成図である。 図12に示す色順次方式投射型映像表示装置を3台用いたシステム構成図である。 カラーブレイクアップ現象を低減する従来技術を説明する図である。
符号の説明
1・・・映像信号源、2・・・スクリーン、3・・・画像、5・・・基準信号、10・・・投射型映像表示装置、11・・・RGB/同期信号分離回路、12・・・タイミング信号生成回路、13・・・走査速度変換回路、14・・・映像信号処理回路、15・・・画像補正処理回路、16・・・液晶パネル駆動回路、17・・・LED光源駆動回路、18・・・マイコン、19・・・操作キー、19a・・・マスター/スレーブ設定キー、19b・・・左方向キー、19c・・・右方向キー、19d・・・決定キー、22・・・投射画像、30・・・光学ユニット、31・・・光源、36・・・液晶パネル、38・・・投射レンズ、40・・・スイッチ、41・・・スイッチ、42・・・スイッチ、61・・・映像信号入力端子、65・・・情報入出力端子、70・・・出力コネクタ、71・・・入力コネクタ、140・・・映像信号処理回路、180・・・マイコン。

Claims (4)

  1. 所定の期間内で、赤色光と緑色光と青色光とを所定の順序で時分割して逐次循環的に発生させる時分割色光発生手段と、
    前記時分割色光発生手段からの色光を、該色光に対応した色映像信号により光強度変調して光学像を形成する映像表示素子と、
    前記光学像を拡大して投影する投射手段とを備えたカラー表示を行う色順次方式投射型映像表示装置において、
    前記時分割色光発生手段は、前記所定の順序の変更が可能なように構成したことを特徴とする色順次方式投射型映像表示装置。
  2. 所定の期間内で、赤色光と緑色光と青色光とを所定の順序で時分割して逐次循環的に発生させる時分割色光発生手段と、前記時分割色光発生手段からの色光を、該色光に対応した色映像信号により光強度変調して光学像を形成する映像表示素子と、前記光学像を拡大して投影する投射手段とを各々に備えた複数の色順次方式投射型映像表示装置であって、
    前記複数の色順次方式投射型映像表示装置のうちの少なくとも2台の色順次方式投射型映像表示装置からの光学像の色順序をそれぞれ異なるように設定する色順次指示手段とを有し、
    前記複数の色順次方式投射型映像表示装置からの光学像を同一スクリーンに重ね合わせて表示するように構成したことを特徴とする色順次方式投射型映像表示装置。
  3. 前記複数の色順次方式投射型映像表示装置は3台であり、
    前記色順次指示手段により、前記3台の色順次方式投射型映像表示装置各々からの光学像の色順序が、それぞれ異なるように設定されることを特徴とする請求項2に記載の色順次方式投射型映像表示装置。
  4. 前記時分割色光発生手段により発生する赤色光と緑色光と青色光の発生期間が各々異なるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の色順次方式投射型映像表示装置。
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