JP2006114909A - フラッシュ・モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】CRIが高い白色光を実現可能なフラッシュ・モジュールを提供する。
【解決手段】フラッシュ・モジュールは、第1の一次光を放射し、第1の波長変換オーバーレイ(102)を有し、第1の波長変換オーバーレイ(102)は、マトリクス材(122)と、マトリクス材(122)中に分散させた第1の複数の量子ドット(114、116、118)を備えた第1の光源(204)と、第2の色の光を発する第2の光源と、を備える。
【選択図】図1A

Description

本発明はフラッシュ・モジュールに関するものであり、より具体的には白色光を作るフラッシュ・モジュールに関する。
光は撮像する為に必要不可欠なものであり、光の性質は結果として得られる画像の質に影響する。例えば、撮像に用いられる光源の色は画像の色相に影響する。光源の色は、その色温度と演色評価数(CRI)により特徴付けられる場合が多い。色温度とは、光源が提供する光を所定温度において黒体放射源が放射する光に対する比較で示したものである。例えば、100ワットの白熱電球は約2,870K(ケルビン)の色温度を持っているが、これは白熱電球が放射する光が、黒体が2,870Kに熱された場合とほぼ同じ色(一般に黄色がかった白色)であることを意味する。
色温度は、写真撮影において正しい種類のフィルムを決定する上で、そして撮像アプリケーション向けに適正な光源を指定する上で有用である。例えば昼光用フィルムは、昼光又はストロボ光のように5,500Kの色温度を持つ光源と共に用いられるように色バランスが考えられている(例えば、画像中の被写体の色を正確に再生するようになっている)。タングステンフィルムは、しばしば「温かさ」を描写するオレンジ色光である3,200Kの色温度を持つ光源と共に用いられるように色バランスが考えられている。ステージの照明、食べ物撮影用の照明及び家庭の照明は代表的な温かい光源と言える。このような光源が、昼光用フィルムで撮像される被写体の照明に用いられた場合、その画像はオレンジ色がかった色合いになることが多い。同様に、タングステンフィルムがストロボ光もしくは昼光で照明されている被写体の撮像に用いられた場合、その画像は青みがかった色合いとなる。
しかしながら、同じ色温度の光源でも放射する光の品質には大きなばらつきが生じ得る。ある光源は連続スペクトルを持つものである一方で、他の光源はそのスペクトル中のわずかな狭い帯域の光しか放射しないものであったとしても、これらは両方とも同じ色温度を持ち得るのである。光源の品質を判定する上で有用なのはCRIである。CRI値を判定するには、観測者が評価する光源の下、及びそれと同じ色温度を持つ黒体源(白熱灯等)の光の下で8つの標準パステルカラーを見る。簡単に説明すると、CRIの計算は、観測者達が2つの光の下で見た色の見え方の異なる範囲の推定値を平均化することにより行われる。CRIは、同じ色温度を持つ2つの光源を比較する場合にのみ用いることが出来る。これは、同じ色の光を放射する光源間での品質を特徴付けるものとして機能している。CRIの最高値は100である。
ストロボ管は、フィルム上へと撮像する場合、又はディジタル撮像デバイスを利用する場合の被写体の照明用に1950年代からカメラマン達に使われてきた。代表的なストロボ管にはキセノン等の気体、又は複数気体の組み合わせが用いられており、管の中には両端に電極、そして中間には金属製トリガプレートがある。その電極に電圧が印加されてストロボ管中の気体が電離する。電子は電離した気体中を流れ、気体イオンを励起して可視光を放射させる。放射された光は一般に、気体中の原子遷移レベルに対応した非常に狭い波長帯域にある。したがってストロボ管から放射された光は基本的に固定されたものである。
LEDは、その中を電流が流れた場合に光を放射することが出来る半導体デバイスである。LEDは、電子ディスプレイ、交通信号及びビデオ信号等の多くのアプリケーションに使われている。LEDは単色光を放射する。基本的に単色光源の光出力を特性付ける一手法として、放射光の半値全幅(FWHM)値によるものがある。FWHMとは、最高(ピーク)放射の2分の1のところで測ったスペクトル幅である。LEDが放射する光のFWHMは、代表的には約20〜50nmという狭い範囲に入る。一部のアプリケーションにおいては、FWHMの幅を広げ、放射光のピーク波長をシフトする為にLEDに燐光体が使用されている。
カメラ、ディジタル・カメラ、及び携帯電話やPDA等のカメラを含むデバイスに用いられているようなLEDフラッシュ・モジュールは、白色光フラッシュを作る為に燐光体変換型LEDを使っている。LEDフラッシュ・モジュールは一般に、1つ以上の青色LED(第一次放射源)と、この青色LED上に形成した燐光体(第二次放射源)とを有している。フラッシュ光のスペクトル成分は、燐光体の第二次放射とLEDの第一次放射により決定する。これらの技術を使うことにより、フラッシュ・モジュールは約3,500K〜8,500Kの範囲の色温度を得ている。しかしながら、CRIは通常、約65しかない。そのため、より高いCRIの白色光を提供するLEDフラッシュ・モジュールが望まれているのである。
第一次光を放射する第1の光源を有するフラッシュ・モジュールは、第1の色の光を提供する為に第1の光源の上に配置された第1の波長変換オーバーレイを有している。第1の波長変換オーバーレイは、マトリクス材料中に分散させた第1の複数の量子ドットを有する。フラッシュ・モジュールは更に、第2の色の光を提供する第2の光源をも有する。
図1Aは、本発明の実施例に使用される波長変換オーバーレイ102を含む発光デバイス100の側面図である。発光デバイスは、基板106、担体又はヘッダ上に搭載されたLEDチップ等の光源104を備える。代わりに半導体垂直共振器表面発光レーザー(VCSEL)等の他のタイプの光源を利用することも出来る。光源104は第1の電気接触パッド108にはんだ付け、又は他の方法(ダイアタッチ)により取り付けられている。ワイヤボンド110は光源104の電極(図示せず)を第二の電気接触パッド112に接続する。つまり、光源104の電極と第2の電気接触パッド112とをワイヤボンド110によって電気的に接続する。電気接触パッド108、112は、一部の実施例においては可変電流供給源である電源へと接続されている。
光源104は、比較的に狭い範囲の光を放射するLED(図示せず)を有する。一部の実施例においては、LEDは中心波長が450nm未満の青色LEDである。他の実施例においては、LEDは400nm未満の中心波長を持っており、更に他の実施例ではLEDは紫外線(UV)LEDである。一次放射の中心波長は、これがLEDデバイス100の波長変換オーバーレイ102中の量子ドット114、116、118を励起させるように選択されるもので、量子ドット用に選択される材料に依存する。図示した量子ドットのサイズは説明目的の為に大きく描かれている。
波長変換オーバーレイ102は、マトリクス材122中に分散させた複数の量子ドット114、116、118を有している。好適なマトリクス材とは一般に、LEDが放射する光の波長、及び量子ドット114、116、118が放射する光の波長に対して透明なものである。マトリクス材としては例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ゾル・ゲル、UV硬化性樹脂及びエポキシ等の熱硬化性樹脂が挙げられる。波長変換オーバーレイ102は、光源104上にフィルム・コーティング、キャスティング、ドローイング、モールディング又は他の手法により設けられる。一部の実施例においては、マトリクス材との親和性を強化する為、及び/又は、マトリクス材における量子ドットの集塊、即ち凝集を阻止する為、及び/又は、量子ドットを安定化させる為、及び/又は二次放射を向上させる為に、量子ドットの一部又は全てが、ある材料によりコーティングされている。
量子ドットへのコーティング材としては、有機キャップ、シェル、又は二酸化シリコン(SiO2)ナノ粒子等のガラス材から成るキャップ、を用いることが出来る。有機キャップはAg2S及びCd(OH)2(Cd2+は高いpHにおいて選択的に不動態化する)を用いて量子ドット上に形成することが出来る。次に有機色素を付着させて量子ドットの表面を不動態化することにより量子ドットの表面改質が施される。一例として、CdSe界面活性剤は不安定であり、これをSe+及びCd2+の順次塗布で置き換え、これによりシード(元の量子ドット)を大きくすることが出来る。Cd2+が多量に含まれる表面の場合、これをPh−Se-で処理することが出来、有機コーティングが表面に共有結合する。このように分子粒子を孤立させることを、「キャップする」と言う。既知の分子キャップ・タイプとしては、ミッシェル液、硫黄ベースの硫黄終端(sulpher−based thio−terminations)、リン酸終端(phosphate−terminations)、ピリジンやピラジン等の窒素終端(nitrogen−terminations)、複鎖リガンドから成るデンドロン・キャップが挙げられる。
シェルとは、内部コア材(量子ドット)上のコーティングである。一般に、シェルを構成するコーティング材は酸化物又は硫化物ベースである。シェル/コア材の例としては、TiO2/CdS、ZnO/CdSe、ZnS/CdS及びSnO2/CdSeである。CdSeコア材は更にZnS、ZnSe又はCdSでもコーティングすることが出来、そうすることによりCdSeの光変換効率は大幅に改善される。
量子ドット114、116、118は、一般的にはナノメートル単位であり、非常に小さく、例えばセレン化カドミウム(CdSe)、硫化亜鉛(ZnS)、テルル化カドミウム(CdTe)、硫化カドミウム(CdS)、リン化カドミウム(CdPo)、セレン化亜鉛(ZnSe)、テルル化亜鉛(ZnTe)、リン化亜鉛(ZnPo)、硫化マグネシウム(MgS)、セレン化マグネシウム(MgSe)、テルル化マグネシウム(MgTe)、セレン化鉛(PbSe)、硫化鉛(PbS)、テルル化鉛(PbTe)、硫化水銀(HgS)、セレン化水銀(HgSe)、テルル化水銀(HgTe)、硫化セレン化カドミウム(Cd(S1-xSex))といった無機結晶材料、又はBaTiO3、PbZrO3、PbZrzTi1-z3、BaxSr1-xTiO3、LaMnO3、CaMnO3、又はLa1-xCaxMnO3といった金属酸化物群から成るものである。例えばCdSeの量子ドットは代表的には約1.9nm(約465nm±10nmの光を放射する)〜約6.7nm(約640nm±10nmの光を放射する)である。量子ドットの二次放射波長はその組成とサイズに依存する。
通常、量子ドットは、好適に照明された場合に量子ドットの集合体が単一色を放射するように、大きさを注意深く調整されている。量子ドットの狭い放射帯域幅は、強い特性色を提供することから従来の用途にあっては望ましいのである。スペクトルの可視領域での放射を生じる量子ドット(コアシェルタイプの量子ドットを含む)はEvident Technolgies,Inc.(ニューヨーク州トロイ)から販売されている。
しかしながら、波長変換オーバーレイ102中の量子ドット114、116、118は、発光デバイス100からの放射が広帯域となるように、異なる二次放射波長を持つものが選択されている。一部の実施例においては、量子ドットを従来の燐光体材料と組み合わせて波長変換オーバーレイ中に設けることにより、デバイスの出力スペクトルにおける欠落、もしくは低下した部分の光出力を増大している。他の実施例においては、量子ドットを従来の燐光体材料と組み合わせて波長変換オーバーレイ中に設けることにより、LEDの波長範囲が拡張されている(例えば従来の赤色放射燐光体に可能な波長を超えて波長を拡張した赤色LED等)。更に他の実施例においては、従来の燐光体がうまく作用しなかった領域へとLED出力を拡張する為の量子ドット分布が採用されているが、これは例えば青色放射量子ドットを青色発光LEDと共に使うことにより放射波長を拡張しているのである。このようなデバイスは、これまで弱かった、又は抜けていた色を提供し、組み合わせた赤色・緑色・青色LEDデバイスのスペクトルを根本的に充填するものであることから、良好なCRIが所望される場合に有用である。量子ドットはしばしば、特定の特性色を得る為にサイズを調整されているが、本発明の実施例においては、サイズの分布を量子ドットからの光出力の幅を広げる為に利用しているのである。
一実施例においては、量子ドットは同じ材料から成るが、しかしこれらは異なるサイズに作られている。全ての量子ドットが同じ波長の光により励起することが出来るように同じ材料から異なるサイズの量子ドットを製作することが望ましく、また、LEDの一次放射波長は波長変換オーバーレイ中の量子ドットを励起するように選択されている。
波長変換オーバーレイ102はオプションとして、マトリクス122中に分散させた従来の燐光体粒子124、126を含んでいるものであっても良い。従来の燐光体粒子は、異なる(多くの場合にはより短い)波長を持つ光により照射(励起)された場合に光を放射する光輝性材料で構成する。青色光で励起する赤色放射燐光体の例としては;CaS:Eu2+、Mn2+(650nm);SrS:Eu2+(610nm);(Zn、Cd)S:Ag+(600nm);Mg4GeO5.5:Mn4+(650nm);及びZnSe:Cu、Cl(620〜630nm)が挙げられる。青色光で励起する橙色放射燐光体の例としてはZnSeS:Cu、Cl(590〜600nm)が挙げられる。青色光で励起する黄緑色放射燐光体の例としては、CaS:Ce3+(520〜580nm)が挙げられる。青色光で励起する緑色放射燐光体の例としては;ZnS:Cu+(550nm);SrGa24:Eu2+(535nm);イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG):Ce3+(550nm);及びBaSrGa47:Eu(540nm)が挙げられる。UV光(約365〜420nm)で励起する青色放射燐光体の例としては、BaAl16Mg227(BAM)(450nm)が挙げられる。UV光で励起する緑色放射燐光体の例としては、ZnS:Cu、Al(540nm)が挙げられる。UV光で励起する赤色放射燐光体の例としては;Y22S:Eu(628nm);及びMg4GeO5.5F:Mn(650nm)が挙げられる。
燐光体粒子124、126の直径は代表的には約1ミクロン〜80ミクロン、より一般的には約5〜30ミクロンである。非量子燐光体はシリカコーティングを施した燐光体粒子であっても、施していないものであっても良い。燐光体粒子にシリカコーティングを施した場合、燐光体粒子をマトリクス材と混合した際の燐光体粒子のクラスタ化、即ち凝集を低減することが出来る。燐光体粒子がクラスタ化、即ち凝集してしまうと、不均一な色分布を持つ発光デバイスとなってしまう可能性がある。
ある実施例においては、青色LEDが従来の燐光体の励起に用いられており、UV−LEDが量子ドットの励起に用いられている。一部の実施例においては、UV−LEDは、従来の燐光体を有する1つ以上の青色LEDの波長を埋める、及び/又は拡張する量子ドットを有する波長変換オーバーレイである。例えばフラッシュ・モジュールは、600nm〜650nm範囲の光を放射する赤色LEDを有するものが望ましい。これは、例えば各々が50nmよりも大きい半値全幅を持ち、一方が630nmに放射のピーク波長を持ち、他方が610nmに放射のピーク波長を持つ2つの従来の燐光体を組み合わせることにより可能である。しかしながら、従来の燐光体では放射をスペクトルの濃い赤部分へと伸ばすことは困難である。赤色LEDの放射に濃い赤の成分を提供する為に、つまりスペクトルの濃い赤部分へと伸ばす為に、材料及びサイズを選択した量子ドットが用いられる。代わりに、650nmを超える波長で放射する量子ドットを、赤色放射燐光体を有する波長変換LEDデバイスと共に作動するUV−LED上のオーバーレイに含ませても良い。
他の例では、青色LEDを使ってより広い青色放射を得る為に量子ドットが用いられる。昼光の色温度である6,500K程度の色温度においては、必要となる青色光は相対的に少ない。赤:緑:青色LEDを用いたフラッシュ・モジュールにおいては、約6,500Kの色温度を得る為に3:6:1の割合が採用されている。即ち、緑色LEDのピーク出力パワーが任意単位6、赤色LEDのピーク出力パワーが任意単位3、及び青色LEDのピーク出力パワーが任意単位1である。青色光を作ることは容易であるが、その場合はごく狭い帯域幅となり、これが特にいずれかの色温度においてフラッシュ・モジュールが到達し得るCRIに影響を与えるのである。つまりCRIの限界値を低くする。
青色LEDにより励起される赤色燐光体を例に挙げると、610nmのピーク波長を持つ第1の燐光体と630nmのピーク波長を持つ第2の燐光体とを含む波長変換オーバーレイの場合、量子ドットを使うことで放射スペクトルの長波長側の端を底上げする、及び/又は拡張することが出来る。例えば、50nmのFWHMの場合、655nm(630nm+1/2FWHM)の放射強度は630nmの強度の1/2である。655nm以上の波長を放射する量子ドットを加えることにより長波長側の放射が底上げされ、一部の色温度においてより優良なCRIを得ることになる。一実施例においては、例えば640、660及び680nmの放射ピーク波長を持つ量子ドット等、個別サイズにグループ化した量子ドットが利用されている。
他の実施例においては、量子ドットは例えば約4.0nm〜4.8nm等で基本的に連続的なサイズ分布を持っている。ある実施例においては、サイズ分布はスペクトルに応じて部分的な高低を付けるように選択されており、例えば量子ドットからの放射が燐光体からの放射とかぶる領域では小さく、従来の燐光体からの放射とのかぶりが小さい、又は無い領域では大きくなっている。一部の実施例においては、サイズ分布が、異なるサイズの量子ドットにおける量子収量(変換効率)のばらつきを考慮して選択されている。他の実施例においては、複数の量子ドットは、各々がLEDからの光の一次波長によって励起する異なる材料から成る量子ドットである。更に他の実施例においては、量子ドットのサイズ及び材料の両方が、1つの波長変換オーバーレイ中で変化している。つまり、サイズ及び材料の両方が異なる量子ドットを1つの波長変換オーバーレイに有する。
ミクロン単位の様々な粒子サイズについて基本的に一定である従来の燐光体吸収スペクトルと異なり、1つの特定材料から成る量子ドットの吸収スペクトルは粒子サイズにより変化する。一部のケースにおいては、大型(例えば赤色放射)量子ドットはより小さな(例えば青色放射)量子ドットから放射された光を吸収することから、青色及び赤色放射量子ドットの両方を波長変換オーバーレイ中に含むLEDからは青色出力が低減されることになる。よってフラッシュライト又は他の白色光の用途に用いる為に赤色、緑色、青色、又は他色のLEDデバイスを設計する上で、量子ドットをその吸収された光のスペクトルと同一の部分において放射する燐光体と組み合わせることが望ましいのである。
一実施例においては、LEDはスペクトルの可視領域にある光を放射し、波長変換オーバーレイ102はLEDからの光の一部が、LEDデバイス100の全体的な放射スペクトルへと寄与するようになっている。つまり、LEDからの光と波長変換オーバーレイ102との光によってLEDデバイス100の光が構成される。
他の実施例においては、波長変換オーバーレイ102は基本的に完全にLEDを覆っており、感知し得る量の光が波長変換オーバーレイを通過することは出来ない。一部の実施例においては、LEDは完全に覆われてはおらず、元の放射(例えば青色LEDからの青色光)の一部が波長変換されたLEDの全体の総合放射に含まれるようになっている。更に他の実施例においては、LEDは人の目に見える範囲の外にあるUV光を放射するUV−LEDである。この場合、元のUV放射はLEDデバイス100の可視放射スペクトルに寄与しないものであり、また、変換されていないUV光は有害でもある為、一般には全てのUV一次放射は二次放射へと変換されることが望ましい。
UV光は広い範囲の量子ドット材を励起するに十分な短い波長を持ち、また、短波長の光は量子ドットによってよりよく吸収され易いことから、UV−LEDは様々な量子ドット材を有する波長変換オーバーレイの照明には特に望ましいものである。このことから、たとえ効率の悪いUV−LEDであっても、異なる種類の量子ドットを有する波長変換オーバーレイを用いた発光デバイスの光源としては望ましいと言える。UV光源はまた、量子ドット材の選択においても、設計により大きな自由度を与える。
他の実施例においては、発光デバイスの波長変換コーティングの量子ドットを励起する為に用いられるLEDは、400nm以下のピーク波長を持っている。一般に、量子ドットはより短い波長での吸収が高い為、短波長光源を使えばより高い強度の二次放射を作ることが出来る。しかしながら、400nm波長を持つ光は可視スペクトルの端部にあり、波長変換オーバーレイによって吸収されなかった一次放射は、発光デバイス・アレイのCRIにはあまり貢献することはない。つまり、CRIをさほど大きくすることができない。ピーク波長が400nm程度の光源を使う場合、一部の実施例においては全体の総合放射のCRIを改善する為に青色量子ドット又は青色燐光体等の青色二次放射体が望ましい。
図1Bは、第1の波長変換オーバーレイ102’を第2の波長変換オーバーレイ130と共に用いた本発明の他の実施例に基づく発光デバイス100’の側面図である。第2の波長変換オーバーレイ130は、マトリクス中に分散させた従来の燐光体材料の層である。この実施例においては、第2の波長変換オーバーレイ130は、波長変換コーティング102’中の量子ドット114’、116’、118’により吸収されにくい波長の二次放射を放出する波長変換材料を有する。第2の波長変換オーバーレイ130は、光源104を薄く覆うものであり、元の光が第2の波長変換オーバーレイ130を通過して第1の波長変換オーバーレイ102’中の量子ドット114’、116’、118’を励起することが出来る。
他の実施例においては、上部の波長変換オーバーレイが従来の燐光体を有しており、下部の波長変換オーバーレイが、上部の波長変換オーバーレイにより実質的に吸収されることのない光を放射する量子ドットを有している。更に他の実施例においては、光は可視光であり、従来の燐光体層を透過する光の一部分が波長変換コーティングをも透過し、発光デバイス100’の全体的な放射スペクトルに寄与する。下部の波長変換オーバーレイから放射された変換(二次放射)光は、上部の波長変換オーバーレイには実質的に吸収されないものであることが望ましい。
従来の燐光体層を量子ドットと光源との間に配置することにより、量子ドットからの二次放射が従来の燐光体により再吸収されてしまうことを回避することができる。代わりに、長いピーク波長を持つ光を放射する量子ドットを、より短いピーク波長を持つ量子ドットの「下」(光源とこの量子ドットの間)に配置することにより、長波長量子ドットによる短波長二次放射の再吸収を回避しても良い。
図2は、本発明の一実施例に基づくフラッシュ・モジュール200を描いたものである。複数のLEDデバイス202、204、206が作動することにより、フラッシュ・モジュール200からは基本的に白色の光が作られる。各LEDデバイスは、ボンディングワイヤ212、214、216により担体210へと電気的に接続されたLEDチップ203、205、207を有する。ボンディングパッド及び電気トレースは図を簡略化して示す為に省いた。第1のLEDデバイス202は青色LED、又は青色波長変換LED、又はUV−LEDである。第2のLEDデバイス204は緑色、又は黄緑色波長変換LED、第3のLEDデバイス206は赤色波長変換LEDである。一実施例においては、各LEDデバイス202、204、206は、赤色:緑色:青色光に所望の比率を得る為に各デバイスからの光出力をそれぞれ制御することが出来るように別個にバイアスをかけられている。一実施例においては、赤:緑:青色光の比は3:6:1である。
LEDデバイスのうちの少なくとも1つは、実質的にそのLEDの色を放射する量子ドットを含んでいる。例えば、赤色波長変換LEDデバイス206はピーク放射波長およびFWHMを持つ赤色放射燐光体と、その赤色放射燐光体のピーク放射波長からFWHMの約半分以上のピーク放射波長を持つ量子ドットを有している。これにより赤色波長変換LEDのスペクトルが拡張し、フラッシュ・モジュール200からのフラッシュ光のCRIが改善される。つまりフラッシュ・モジュール200のCRIを良くすることができる。代わりに、他のLEDデバイスも量子ドットを含んでいても良い。一実施例においては、LEDデバイスの各々が量子ドットを含んでいる。
青色量子ドットは、青色放射燐光体では困難であった青色LEDからの光のスペクトル拡張を行うことができる。量子ドット材料は、しばしば放射ピークに比較的に近い(一部のケースでは約25nm)吸収ピーク(極大値)を示す場合がある。よって青色放射LEDからの一次光は、波長が約25nm(以上)長い他の青色光へと変換される。このような放射スペクトルの拡張は、フラッシュ・モジュール200が放射するフラッシュ光のCRIを改善する。
作動時には、フラッシュ・モジュールからの光が白色に見えるように赤色、緑色及び青色LEDデバイスが調和して作動する。換言すると、赤色、緑色及び青色光が混合され、フラッシュ・モジュールから所望の色温度と高いCRIを持つ光が提供される。一実施例においては、フラッシュ時に赤色、緑色及び青色LEDデバイスの各々へと供給されるバイアス(電流)を調節することにより、フラッシュ・モジュールの色温度を約3,500K〜約8,500Kの間で調節することが出来る。一実施例においては、フラッシュ・モジュール中の1つ以上のLEDデバイスのオーバーレイにおいて量子ドットが燐光体材料と組み合わせられていることにより、65よりも高いCRIで、約3,500K〜約8,500Kの間で選択可能な色温度を提供することが出来る。一部の実施例においては、フラッシュ・モジュールは80よりも高いCRIで、約3,500K〜約8,500Kの間で選択可能な色温度を提供することが出来る。他の実施例においては、フラッシュ・モジュールは少なくとも95のCRIで、約6,500Kの選択色温度を提供するように制御可能である。例えば、より低い色温度が所望される場合、赤色LEDデバイスへの電流を、青色及び緑色LEDデバイスへの電流に比して増大させる。色温度は低下するが、より赤色成分の多い光は、「より暖かい」と表現されることが多い。従来の燐光体と量子ドットの組み合わせは、フラッシュ・モジュールからの混合した総合放射により、高いCRIを提供することが出来る。
様々な量子ドットは幅広い波長により励起される。例えば、青色光により励起する量子ドットもあれば、UV光により励起される量子ドットもある。量子ドットをフラッシュ・モジュール又は広い範囲の波長出力が所望される他の光学系に利用することで、量子ドットの材料と粒子サイズに応じて異なる色の放射が可能となる。適切な量子ドットを選択することにより、所望の色温度と高いCRIを併せ持った(混合した)光出力を得ることが出来る。例えば、1色以上の光デバイス(青色、緑色又は赤色LED、又は色変換LED)に量子ドットを有するフラッシュ・モジュールにより作られる色スペクトルを選択して日光と一致させることにより、正しい色の画像を撮影することが可能となるのである。スペクトルは量子ドットのサイズ及び/又は材料を制御することにより選択することが出来る。
一実施例においては、フラッシュ・モジュールは青色発光LED、青色放射量子ドットと組み合わせた青色発光LED、青色放射量子ドット及び/又は青色放射燐光体と組み合わせたUV−LED、緑色及び/又は黄緑色放射燐光体とオプションとして緑色放射量子ドットと組み合わせた青色発光LED又はUV−LED、及び1つ以上の赤色放射燐光体及びオプションとして赤色放射量子ドットと組み合わせた青色発光又はUV−LEDを有している。3つの異なる色(青色、緑色及び赤色等)を持つ3つの別個の光源をフラッシュ・モジュールに設けることは、各色を個々に制御して選択した色温度を作ることが出来ることから望ましいのである。代わりに、フラッシュ・モジュールは青色及び緑色等のような2色を組み合わせた第一の光源と、赤色光源と、を有するものであっても良い。第一及び第二の光源への電流は所望の色温度を得るように個々に制御される。
図3は、本発明の実施例に基づく撮像システム300のブロック図である。撮像システム300は、カメラ312と光モジュール314とを備える。光モジュール314は、赤色、緑色及び/又は青色発光LEDデバイス等、1つ以上の選択色を持った1つ以上の発光デバイスを有する。少なくとも1つの発光デバイスは複数の量子ドットを有する波長変換オーバーレイを持つものである。
一実施例においては、光モジュールは、赤色LED、又は赤色変換LEDR1、R2、RN、青色LED又は青色変換LEDB1、B2、BN、及び緑色LED又は緑色変換LEDG1、G2、GNをそれぞれに少なくとも1つづつ有している。一部の実施例においては、少なくとも1つのカラーLEDは、燐光体と組み合わせた量子ドットを有している。代わりに、青色LED又はUV−LED等の追加LEDが、赤色、青色及び/又は緑色LEDのスペクトルを補填する、又は拡張する為の1つ以上の色を放射する量子ドットを有しても良い。光モジュールからの光の空間分布を制御する為にレンズ及び/又はリフレクタのような撮像素子328をオプションとして光モジュールに有しても良い。
カメラ312はフォトデテクタ・アレイ322を有するディジタル・カメラである。周辺光LAがレンズ315からフォトデテクタ・アレイ上に結像される。フォトデテクタ・アレイからの電気信号はプロセッサ324へと結合する。プロセッサ324は、個々に選択された電流(駆動信号)SR、SG、SBを対応する光エミッタへと供給するドライバ318へとリンク317を介して結合している。このドライバはフラッシュ・ユニット中の光モジュール314と一体となったものでも、オプションとしてカメラ又は外部モジュールと一体となったものでも良い。ドライバ318は、制御回路326が制御する一連の可変電流源を有する。LEDの光の量(光出力)は、これに供給された電流(駆動信号レベル等)による。つまり、LEDの出力は供給された電流に応じて変化する。対応する光エミッタの駆動信号を変化させることで制御可能な光源(LED)からの光出力量を選択的かつ個別に変化させ、これにより光モジュール314からの光のスペクトル分布を選択的に調節することが出来るのである。プロセッサ324は、また、カメラのシャッターが作動した場合に光モジュール314からのフラッシュLFを起動する為にトリガ・リンクを介してトリガ信号を送る。
一実施例においては、電気信号は、周辺光LA又は被写体313からの反射光LRの色温度を示すものである。代わりに、カメラはフィルム式のカメラであって、別個のフォトデテクタ320が被写体313からの光を計測するようになっていても良い。別個のフォトデテクタ320とは、カメラ外部にあるものでも、カメラと一体になったものでも良い。他の実施例においては、ユーザーがフラッシュ・モジュール314に所望の色温度を作らせる為の、又はフォトデテクタの計測した周辺光LAに基づいてプロセッサ324が確立した色温度を調節する為の、手動調節器330が設けられている。例えば、ユーザーが、被写体313の画像により暖かいトーンを与える為にフォトデテクタの計測した色温度を下げたいと望む場合等がある。更に他の実施例においては、撮像システムはフォトデテクタを有さず、光モジュールの色温度は手動で設定される。
放電(フラッシュ)中に赤色LEDSRに供給される電流は、この赤色LEDが全体の総合的な放射にどの程度の赤色光で寄与するかを決定するものである。つまり、撮影などに赤色光がどれくらい必要かによって、赤色LEDSRに供給される電流が決定される。例えば、赤色LEDがわずかに起動される場合、つまり赤色LEDの光が弱い場合、全体の総合放射の色温度は、赤色LEDが強く起動した場合、つまり赤色LEDの光が強い場合よりも高くなる。一実施例においては、赤色LEDへの電流を選択的に調節することにより、約5,500K(昼光用フィルムに好適)〜約3,200K(タングステン・フィルムに好適)の色温度を作ることが出来る。
他の色温度は、赤色LED又は他のLEDへと供給する電流量を変えることで得ることが出来る。他のアプリケーションにおいては、光モジュールの全体の総合放射の所望の色温度は、例えば色温度を低くすることによりモデルの顔色をより暖かく見せたりする等、所望の写真効果が得られるように選択される。LEDの他色は、光モジュールの色温度、特にはCRIの更なる制御を行うことでオプションで付加することが出来る。
図4Aは、カメラ412、レンズ415、フォトデテクタ420及びフラッシュ・モジュール414を備えた本発明の一実施例に基づく撮像システム410の等角図である。代わりにカメラに撮像用のフォトデテクタ・アレイを備えることで、フォトデテクタ420を省いても良い。図4Bは、携帯電話機442に組み込まれた本発明の他の実施例に基づく撮像システム440を描いた等角図である。携帯電話は、複数タイプの量子ドットを有し少なくとも1つの発光デバイスを有するフラッシュ・モジュール444と、結像レンズ446と、を備える。結像レンズは被写体の画像を携帯電話中にあるフォトデテクタ・アレイ(図示せず)上に収束する。フォトデテクタ・アレイはオプションとして被写体又は周辺光の色温度を測定する為に利用されるものであっても良い。携帯電話442はオプションとしてフラッシュ・モジュール444の色温度を手動で設定する為の制御部を有しても良い。
本発明の推奨される実施例を詳細にわたって説明してきたが、当業者であればこれらの実施例には本願請求項に記載した本発明の範囲から離れることなく、これらの実施例に対し変更形態や改変形態が可能であることは明らかである。
本発明の実施例において利用される波長変換オーバーレイ102を含む発光デバイス100の側面図である。 本発明の実施例において利用される従来の燐光体層を組み合わせた波長変換オーバーレイを含む他の発光デバイスの側面図である。 本発明の一実施例に基づくフラッシュ・モジュールの図である。 本発明の実施例に基づく撮像システムのブロック図である。 カメラ、レンズ、フォトデテクタ及び本発明の一実施例に基づくフラッシュ・モジュールを含む撮像システムの等角図である。 携帯電話に組み込んだ本発明の他の実施例に基づく撮像システムの等角図である。
符号の説明
102:第一の波長変換オーバーレイ
114、116、118:第一の複数の量子ドット
122:マトリクス材
124:第一の燐光体
126:第二の燐光体
200:フラッシュ・モジュール
204:第一の光源
206;第二の光源

Claims (10)

  1. 第1の一次光を放射する第1の光源であって、前記第1の光源上に配置され、第1の色を提供する第1の波長変換オーバーレイを有し、前記第1の波長変換オーバーレイが、マトリックス材と、前記マトリックス材に分散させた第1の複数の量子ドットと、を有している、第1の光源と、
    第2の色の光を提供する第2の光源と、を備えることを特徴とするフラッシュ・モジュール。
  2. 前記第1の波長変換オーバーレイは、更に第1の燐光体を備えることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
  3. 前記第1の波長変換オーバーレイは、更に第2の燐光体を備えることを特徴とする請求項2に記載のフラッシュ・モジュール。
  4. 前記第1の複数の量子ドットは、
    前記第1の一次光により励起した場合に第1のピーク波長を放射する第1のタイプの量子ドットと、
    前記第1の一次光により励起した場合に第2のピーク波長を放射する第2のタイプの量子ドットと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
  5. 前記第1のタイプの量子ドットは、第1のタイプの量子ドット材料を備え、
    前記第2のタイプの量子ドットが、第2のタイプの量子ドット材料を備えることを特徴とする請求項4に記載のフラッシュ・モジュール。
  6. 前記第1の光源及び前記第2の光源の少なくとも一方は、紫外線発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
  7. 第3の色の光を提供する第3の光源を更に備え、
    前記第1の光源、第2の光源及び第3の光源からの光を混合することにより、略白色の光を提供することを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
  8. 前記第1の波長変換オーバーレイは、第1のピーク波長及び半値全幅を持つ第1の光を放射する燐光体を更に備え、
    前記第1の複数の量子ドットは、第2のピーク波長を持つ第2の光を放射するものであり、前記第1のピーク波長と前記第2のピーク波長との差が前記半値全幅の2分の1以上であることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
  9. 前記第1の波長変換オーバーレイは、第1のピーク波長を持つ第1の光を放射する第1の燐光体及び第2のピーク波長を持つ第2の光を放射する第2の燐光体を更に備え、
    前記第1の複数の量子ドットは、第3のピーク波長を持つ第3の光を放射するものであり、前記第3のピーク波長が前記第1のピーク波長と前記第2のピーク波長の間にあることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
  10. 前記第2の光源は、紫外線発光ダイオードであり、
    前記第2の波長変換オーバーレイは、青色放射燐光体を有することを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ・モジュール。
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