JP2006113528A - クリーニング装置、クリーニング装置の製造方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

クリーニング装置、クリーニング装置の製造方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】新品初期時のクリーニング装置においても、経時の場合と同様にクリーニングシートの感光体への捲き込みの生じないクリーニング装置、これを備えるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
【解決手段】移動可能な被クリーニング面と、被クリーニング面に対向配置されたクリーニングブラシA52と、被クリーニング面の移動方向に対して前記クリーニングブラシの下流に配置され、かつ、当接された被クリーニング面をクリーニングするクリーニングシートA51とを具備したクリーニング装置A5であって、新品時に、前記クリーニングブラシA52に所定量の粉体が保持されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機及びFAX等の電子写真方式の画像形成装置に関し、さらに詳しくは、移動可能な被クリーニング面をクリーニングするクリーニング装置およびその製造方法に関するものである。
潜像担持体(以下、「感光体」とも記す。)に静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化し、潜像担持体上に形成されたトナー画像を、直接的に、もしくは中間転写媒体を介して記録紙に転写し、転写されたトナー画像を記録紙上に定着して画像を得る画像形成装置は、複写装置やプリンタ等として広く知られている。このような画像形成装置においては、トナー画像の転写された後も潜像担持体や中間転写媒体に微量のトナーが残留しているので、このような残留トナーを除去するために潜像担持体のクリーニング装置が必要となる。残留トナーの除去には、クリーニングシート(ブレード)のエッジ部分を像担持体の表面、即ち担持面に押圧して残留トナーを「擦り取る」のが最も有効である。他には、ローラ状のブラシを像担持体の表面に所定の食い込み量をもって回転可能に設置し、残留トナーを「掻き取る」のも有効である。最近では、クリーニング装置のクリーニング力を向上させるために、ローラ状のクリーニングブラシを感光体の回転方向に対して上流側に設置し、クリーニング補助手段として用い、クリーニングシートをその下流に設置し、クリーニング主手段とすることが多い。
例えば、特許文献1では、転写後の感光体表面の残留トナーを掻き取るクリーニングブレードと、クリーニングブレードよりも感光体移動方向の上流側に配置され、残留トナーを粉砕して感光体上に微粒トナーを生成するクリーニングブラシとを備えたクリーニング装置および画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2では、画像形成装置の像担持体のクリーニング性を向上させるために、固形潤滑剤と、この固形潤滑剤と像担持体とに同時に当接して一方向に回転するブラシロールとを備えた潤滑剤塗布装置であって、そのブラシロールの固形潤滑剤からブラシロール回転方向下流側となる部位に当接する当接部材を配置し、この当接部材が、そのブラシロールと当接し終わる終点とそのブラシロールの像担持体と当接し始める始点とのなす角度が180°以上となる部位に配置する潤滑剤塗布装置が開示されている。
また、特許文献3では、ロール状に形成され、回転しつつ、トナー画像転写後の担持面に接触して担持面を摺擦するクリーニングブラシと、担持面の移動に関してクリーニングブラシよりも下流側において担持面に圧接し、残留トナーを担持面から掻き落とすクリーニングブレードと、クリーニングブラシに付着したトナーをクリーニングブラシから除去するためのフリッカ部材と、フリッカ部材に設けられた固形の潤滑剤を少なくとも有し、潤滑剤が、クリーニングブラシを介して像担持体の担持面に塗布されるクリーニング装置、及びこのクリーニング装置を備える画像形成装置が開示されている。
特開2001−188452号公報 特開2003−043885号公報 特開2001−235987号公報
しかしながら、新品のクリーニングブラシはクリーニング力が強いため、このような構成においては、下流に設置されたクリーニングシートへの残留トナーの入力が少ない。適量の残留トナーはクリーニングシートと像担持体との潤滑剤の役割を果しており、初期のクリーニング装置においては、クリーニングシートと像担持体との密着力が高くクリーニングシートの捲き込みが発生し易い状態となっている。それに対して経時では、クリーニングブラシに残留トナーが蓄積しクリーニング力が抑制されるため、クリーニングシートのエッジ部へ残留トナーが適度に入力されるようになるため捲き込みは発生しなくなる。
上記問題点に鑑み、本発明は、新品初期時のクリーニング装置においても、経時の場合と同様にクリーニングシートの感光体への捲き込みの生じないクリーニング装置の製造方法を提供することを課題とする。
また、新品初期時のクリーニング装置においても、経時の場合と同様にクリーニングシートの感光体への捲き込みの生じないクリーニング装置、これを備えるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
ここで、新品初期時とは、A4横を印刷し、通紙する枚数が、1000枚以下、走行距離にして約200m以下を指し、経時はそれ以上とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のことを特徴とする。
1.本発明のクリーニング装置の製造方法は、移動可能な被クリーニング面と、被クリーニング面に対向配置されたクリーニングブラシと、被クリーニング面の移動方向に対して前記クリーニングブラシの下流に配置され、当接して被クリーニング面をクリーニングするクリーニングシートとを具備したクリーニング装置の製造方法であって、新品時に、前記クリーニングブラシに所定量の粉体が保持される工程を含むことを特徴とする。
2.1に記載のクリーニング装置の製造方法において、前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシ長手方向に対して、前記クリーニングシートのクリーニング機能領域以上であることを特徴とする。
3.1または2に記載のクリーニング装置の製造方法において、前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシの周方向全域に亘っていることを特徴とする。
4.1ないし3のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、前記被クリーニング面が像担持体であって、該像担持体を介して前記クリーニングブラシへ粉体を入力する工程を含むことを特徴とする。
5.4に記載のクリーニング装置の製造方法において、前記像担持体に担持された粉体の単位面積当たりの重さが0.7mg/cm以下であることを特徴とする。
6.4または5に記載のクリーニング装置の製造方法において、前記像担持体に担持された粉体の単位面積あたりの重さが0.01mg/cm以上であることを特徴とする。
7.4ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が3mg/cm以上であることを特徴とする。
8.4ないし7のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が20g/cm以下であることを特徴とする。
9.4ないし8のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、前記クリーニングブラシへ供給される粉体量が、中央部≦端部となることを特徴とする。
10.1ないし9のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、前記粉体がトナーであることを特徴とする。
11.本発明のクリーニング装置は、移動可能な被クリーニング面と、被クリーニング面に対向配置されたクリーニングブラシと、被クリーニング面の移動方向に対して前記クリーニングブラシの下流に配置され、当接して被クリーニング面をクリーニングするクリーニングシートとを具備したクリーニング装置であって、新品時に、前記クリーニングブラシに所定量の粉体が保持されていることを特徴とする。
12.1に記載のクリーニング装置の製造方法において、前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシ長手方向に対して、前記クリーニングシートのクリーニング機能領域以上であることを特徴とする。
13.11または12に記載のクリーニング装置の製造方法において、前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシの周方向全域に亘っていることを特徴とする。
14.11ないし13のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、前記被クリーニング面が像担持体であって、該像担持体を介して前記クリーニングブラシへ粉体を入力することを特徴とする。
15.14に記載のクリーニング装置において、前記像担持体に担持された粉体の単位面積当たりの重さが0.7mg/cm以下であることを特徴とする。
16.14または15に記載のクリーニング装置において、前記像担持体に担持された粉体の単位面積あたりの重さが0.01mg/cm以上であることを特徴とする。
17.14ないし16のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が3mg/cm以上であることを特徴とする。
18.14ないし17のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が20g/cm以下であることを特徴とする。
19.14ないし18のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブラシへ供給される粉体量が、中央部≦端部となることを特徴とする。
20.11ないし19のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブラシの密度が5千本/inch以上であることを特徴とする。
21.11ないし20のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブラシの密度が20万本/inch以下であることを特徴とする。
22.11ないし21のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記粉体がトナーであることを特徴とする。
23.11ないし21のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記トナーが、所謂イエロートナーであることを特徴とする。
24.11ないし21のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記トナーが、前記クリーニングブラシの色と略反対色である
ことを特徴とする。
25.11ないし24のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記トナーが、粉砕トナーであることを特徴とする。
26.11ないし24のいずれかに記載のクリーニング装置において、前記トナーが、重合トナーであることを特徴とする。
27.潜像を担持する転写部材を備える転写装置であって、前記転写装置は、11ないし26のいずれかに記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする。
28.少なくとも潜像を担持する像担持体と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニング手段は、11ないし26のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特徴とする。
29.潜像を担持する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、像担持体表面の可視像を転写部材に転写する転写手段と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、前記画像形成装置は、28に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする。
30.潜像を担持する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、像担持体表面の可視像を転写部材に転写する転写手段と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、前記クリーニング手段は、11ないし26のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特徴とする。
31.29または30に記載の画像形成装置において、前記転写手段は、27に記載の転写装置であることを特徴とする。
本発明により、新品初期時のクリーニング装置においても、経時の場合と同様にクリーニングシートの感光体への捲き込みの生じないクリーニング装置の製造方法を提供することができる。
また、新品初期時のクリーニング装置においても、経時の場合と同様にクリーニングシートの感光体への捲き込みの生じないクリーニング装置、これを備えるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明はこの発明の最良の形態の例であって、いわゆる当業者は特許請求の範囲内で、変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、以下の説明が特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図1により、本発明に係る画像形成装置の全体構成を説明する。胴内排紙型画像形成装置の略中央に画像形成部(A)が配置され、この画像形成部(A)のすぐ下方に給紙部(B)が配置されている。必要に応じ別の給紙装置を下部に増設することができる。画像形成部(A)の上方には、排紙収納部(D)を隔てて原稿を読み取る、読み取り部(C)が配設されている。画像形成部(A)と読み取り部(C)との空間部が排紙収納部(D)として、形成され画像形成された記録媒体(以下、「用紙」と記す)が排紙収納される。
画像形成部(A)では、ドラム状をした感光体(A1)の周囲に、感光体(A1)の表面に帯電処理を行う帯電装置(A2)、画像情報を感光体表面にレーザ光で照射する露光装置(A8)、感光体(A1)の表面に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置(A3)、感光体(A1)上で現像されたトナー像を用紙に転写する転写装置(A4)、転写後感光体表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置(A5)等がそれぞれ配置されている。近年では、メンテナンスの容易さから、感光体(A1)、クリーニング装置(A5)と、及び/又は帯電装置(A2)、現像装置(A3)とを一体に構成して画像形成装置本体にプロセスカートリッジ(PC)として組み込んでいる。トナー像を得た用紙上のトナーを定着処理する定着装置(A6)が用紙の搬送経路での下流に配置されている。定着装置を通過した用紙は排紙ローラ(A7)を経て排紙収納部(D)排紙収納される。
給紙部(B)においては、未使用の用紙が収容されており、給紙ローラ(B1)の回転により、最上紙は給紙カセットから送り出され、レジストローラ(A9)へと搬送される。レジストローラ(A9)は用紙の搬送を一時止め、感光体表面のトナー像と用紙の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始するよう制御される。
読み取り部(C)では、コンタクトガラス(C2)上に載置される原稿(不図示)の読み取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り走行体(C1)が往復移動する。この読み取り走行体(C1)により走査された画像情報は、レンズ(C3)の後方に設置されているCCD(C4)に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。画像処理された信号に基づいて、露光装置A8のレーザダイオード(不図示)の発光により感光体(A1)の表面に静電潜像が形成される。レーザダイオードからの光信号は、公知ポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至る。
トナー像を得た用紙上のトナーを定着処理する定着装置(A6)が用紙の搬送経路での下流に配置されている。定着装置を通過した用紙は排紙ローラ(A7)を経て排紙収納部D排紙収納される。
図2は、本発明に係る画像形成装置に備えられるプロセスカートリッジを示す図である。 次に、図2よりプロセスカートリッジを説明する。プロセスカートリッジ(PC)内には、感光体(A1)を中心として、帯電装置(A2)、現像装置(A3)、クリーニング装置(A5)が筐体に一体的に組み込まれている。クリーニング装置(A5)は、ウレタンゴムを主成分とするクリーニングシート(A51)と、感光体(A1)の回転方向に対して上流に配置されたクリーニングブラシ(A52)とからなる。クリーニングシート(A51)は、感光体の回転方向に対してリーディング方向に感光体に当接している。ここで「リーディング」方向とは、いわゆる「カウンター」方向のことであり、感光体表面の移動方向に対して上流側にシートのカット面を向ける姿勢のことをいう。また、クリーニングシート(A51)は、感光体の回転方向に対して順方向に感光体に当接してもよい。順方向とは、感光体表面の移動方向に対して下流側にシートのカット面を向ける姿勢のことをいう。
プロセスカートリッジ化することにより、メンテナンスの面で有利であり、上記に起因した部品又は装置に起因した故障を起こした場合、プロセスカートリッジを交換するだけで、早期に原状回復させることができるため、サービス時間の短縮が行える。また、感光体のクリーニング性を良好にすることにより、プロセスカートリッジの高寿命化に大きく寄与する。
本発明の画像形成装置に用いられるトナーは、粉砕トナーまたは重合トナーが用いられる。重合トナーは、例えば、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーである。以下に、トナーの構成材料及び製造方法の例を挙げて説明する。
(変性ポリエステル)
本発明に係るトナーはバインダ樹脂として変性ポリエステル(i)を含む。変性ポリエステル(i)としては、ポリエステル樹脂中にエステル結合以外の結合基が存在したり、またポリエステル樹脂中に構成の異なる樹脂成分が共有結合、イオン結合などで結合した状態をさす。具体的には、ポリエステル末端に、カルボン酸基、水酸基と反応するイソシアネート基などの官能基を導入し、さらに活性水素含有化合物と反応させ、ポリエステル末端を変性したものを指す。
変性ポリエステル(i)としては、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との反応により得られるウレア変性ポリエステルなどが挙げられる。イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)としては、多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合物で、かつ活性水素基を有するポリエステルを、さらに多価イソシアネート化合物(PIC)と反応させたものなどが挙げられる。上記ポリエステルの有する活性水素基としては、水酸基(アルコール性水酸基及びフェノール性水酸基)、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基などが挙げられ、これらのうち好ましいものはアルコール性水酸基である。
ウレア変性ポリエステルは、以下のようにして生成される。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)および3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、および(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
多価イソシアネート化合物(PIC)としては、脂肪族多価イソシアネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなど);イソシアネート類;前記ポリイソシアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
多価イソシアネート化合物(PIC)の比率は、イソシアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が悪化する。[NCO]のモル比が1未満では、ウレア変性ポリエステルを用いる場合、そのエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の多価イソシアネート化合物(PIC)構成成分の含有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.5wt%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40wt%を超えると低温定着性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有されるイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
次に、ポリエステルプレポリマー(A)と反応させるアミン類(B)としては、2価アミン化合物(B1)、3価以上の多価アミン化合物(B2)、アミノアルコール(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。
2価アミン化合物(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上の多価アミン化合物(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコール(B3)としては、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリジン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2を超えたり1/2未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
また、ウレア変性ポリエステル中には、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が悪化する。
本発明で用いられる変性ポリエステル(i)は、ワンショット法、プレポリマー法により製造される。変性ポリエステル(i)の重量平均分子量は、通常1万以上、好ましくは2万〜1000万、さらに好ましくは3万〜100万である。この時のピーク分子量は1000〜10000が好ましく、1000未満では伸長反応しにくくトナーの弾性が少なくその結果耐ホットオフセット性が悪化する。また10000を超えると定着性の低下や粒子化や粉砕において製造上の課題が高くなる。変性ポリエステル(i)の数平均分子量は、後述の変性されていないポリエステル(ii)を用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。(i)単独の場合は、数平均分子量は、通常20000以下、好ましくは1000〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性及びフルカラー装置に用いた場合の光沢性が悪化する。
変性ポリエステル(i)を得るためのポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
尚、生成するポリマーの分子量は、THFを溶媒としゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定することができる。
(未変性ポリエステル)
本発明においては、前記変性されたポリエステル(i)単独使用だけでなく、この(i)と共に、未変性ポリエステル(ii)をバインダ樹脂成分として含有させることもできる。(ii)を併用することで、低温定着性及びフルカラー装置に用いた場合の光沢性が向上し、単独使用より好ましい。(ii)としては、前記(i)のポリエステル成分と同様な多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)との重縮合物などが挙げられ、好ましいものも(i)と同様である。また、(ii)は無変性のポリエステルだけでなく、ウレア結合以外の化学結合で変性されているものでもよく、例えばウレタン結合で変性されていてもよい。(i)と(ii)は少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、(i)のポリエステル成分と(ii)は類似の組成が好ましい。(ii)を含有させる場合の(i)と(ii)の重量比は、通常5/95〜80/20、好ましくは5/95〜30/70、さらに好ましくは5/95〜25/75、特に好ましくは7/93〜20/80である。(i)の重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
(ii)のピーク分子量は、通常1000〜10000、好ましくは2000〜8000、さらに好ましくは2000〜5000である。1000未満では耐熱保存性が悪化し、10000を超えると低温定着性が悪化する。(ii)の水酸基価は5以上であることが好ましく、さらに好ましくは10〜120、特に好ましくは20〜80である。5未満では耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。(ii)の酸価は1〜5が好ましく、より好ましくは2〜4である。ワックスに高酸価ワックスを使用するため、バインダは低酸価バインダが帯電や高体積抵抗につながるので二成分系現像剤に用いるトナーにはマッチしやすい。
バインダ樹脂のガラス転移点(Tg)は通常35〜70℃、好ましくは55〜65℃である。35℃未満ではトナーの耐熱保存性が悪化し、70℃を超えると低温定着性が不十分となる。ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、本発明のトナーにおいては、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
尚、ガラス転移点(Tg)は、示差走査熱量計(DSC)によって測定することができる。
(着色剤)
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
着色剤は樹脂と複合化されたマスターバッチとして用いることもできる。マスターバッチの製造、またはマスターバッチとともに混練されるバインダ樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体、あるいはこれらとビニル化合物との共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
(荷電制御剤)
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
荷電制御剤の使用量は、バインダ樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダ樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、0.2〜5重量部の範囲がよい。10重量部を超える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、荷電制御剤の効果を減退させ、現像ローラとの静電気的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
(離型剤)
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダ樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダ樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えても良い。
(外添剤)
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が5×10−2μm以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上することより、所望の帯電レベルを得るために行われる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られて、さらに転写残トナーの低減が図られる。
酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にあることより、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量が0.3〜1.5wt%の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られ、すなわち、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られる。
次に、トナーの製造方法について説明する。ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
2)トナー材料液を界面活性剤、樹脂微粒子の存在下、水系媒体中で乳化させる。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ]−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及び金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を右する脂肪族1級、2級もしくは2級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6−C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
樹脂微粒子は、水系媒体中で形成されるトナー母体粒子を安定化させるために加えられる。このために、トナー母体粒子の表面上に存在する被覆率が10〜90%の範囲になるように加えられることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル微粒子1μm、及び3μm、ポリスチレン微粒子0.5μm及び2μm、ポリ(スチレン―アクリロニトリル)微粒子1μm、商品名では、PB−200H(花王社製)、SGP(総研社製)、テクノポリマーSB(積水化成品工業社製)、SGP−3G(総研社製)、ミクロパール(積水ファインケミカル社製)等がある。
また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
上記の樹脂微粒子、無機化合物分散剤と併用して使用可能な分散剤として、高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させても良い。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−β−ヒドロキシエチル、アクリル酸−β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−β−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。この中でも、分散体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。
3)乳化液の作製と同時に、アミン類(B)を添加し、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)との反応を行わせる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
4)反応終了後、乳化分散体(反応物)から有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得る。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
5)上記で得られたトナー母体粒子に、荷電制御剤を打ち込み、ついで、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子等の無機微粒子を外添させ、トナーを得る。
荷電制御剤の打ち込み、及び無機微粒子の外添は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行われる。
これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
このようにして得られたトナーを、本発明に係る画像形成装置に用いることで、画像品質の良い画像形成装置を提供することができる。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
(実施例1)
クリーニングシートは、東洋ゴム工業製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧20±10(g/cm)、当接角75±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには槌屋製の毛足長さ3mmの導電アクリルブラシを用い、感光体に対して食い込み量1mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを20ユニット準備した。その内10ユニットは、あらかじめクリーニングブラシに平均粒径6μmのイエロー粉砕トナーを十分塗布し、のこり10ユニットはなにもしなかった。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、35℃、80%の環境下で、A4サイズ横の白紙画像の連続通紙を1000枚行った。
この結果、ブラシに何もしなかったユニットでは、10ユニット中、3ユニットでシート捲れが発生し、イエロートナーを塗布したユニットでは、シート捲れが発生したものはなかった。
(実施例2)
クリーニングシートは、北辰工業製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧60±10(g/cm)、当接角75±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには槌屋製の毛足長さ2.5mmの絶縁PETブラシを用い、感光体に対して食い込み量0.5mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを20ユニット準備した。その内10ユニットは、あらかじめクリーニングブラシに平均粒径5μmの粉末状ステアリン酸カルシウムを十分塗布し、のこり10ユニットはなにもしなかった。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、35℃、80%の環境下でA4サイズ横の白紙画像の連続通紙を1000枚行った。
この結果、ブラシに何もしなかったユニットでは、10ユニット中、3ユニットでシート捲れが発生し、ステアリン酸カルシウムを塗布したユニットでは、シート捲れが発生したものはなかった。
(実施例3)
クリーニングシートは、バンドー化学製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧25±10(g/cm)、当接角72±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには、東英産業製の毛足の長さ3mmの導電ナイロンブラシを用い、感光体に対して食い込み量1mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを20ユニット準備した。その内10ユニットは、あらかじめクリーニングブラシに平均粒径5μmの粉末状ステアリン酸亜鉛を十分塗布し、のこり10ユニットはなにもしなかった。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、35℃、80%の環境下でA4サイズ横の白紙画像の連続通紙を1000枚行った。
この結果、ブラシに何もしなかったユニットでは、10ユニット中2ユニットでシート捲れが発生し、ステアリン酸亜鉛を塗布したユニットでは、シート捲れが発生したものはなかった。
上述の実施例に見られるように、新品時にクリーニングブラシに所定量の粉体が保持されることで、新品初期時におけるクリーニングシートの捲きこみを防止できる。
さらに、粉体の保持範囲が、クリーニングブラシ長手方向に対して、クリーニングシートのクリーニング機能領域以上であること、クリーニングブラシの周方向全域に亘っていることにより、クリーニングシートの捲きこみをより確実に防止できる。
また、上記粉体が、トナーであることにより、取り扱いを容易にし、イエロートナーであることにより、万が一、転写紙にイエロートナーが転写しても、視認を困難にすることができる。また、このトナーが、クリーニングブラシの色と略反対色であることにより、工場などでの組立時に、クリーニングブラシにトナーが塗布されたかどうかを確認し易くすることができる。また、このトナーが、粉砕トナーであり、平均粒径が4μm以上であることにより、クリーニングシートをすり抜けて画像不良が発生することを確実に防止することができる。
(実施例4)
クリーニングシートは、東洋ゴム工業製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧20±10(g/cm)、当接角75±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには槌屋製の毛足長さ3mmの導電アクリルブラシを用い、感光体に対して食い込み量1mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを複数ユニット準備した。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、単位面積あたりのトナー量を変化させて入力し、製造不具合の有無を確認した。現像剤は、平均粒径6μmのイエロー粉砕トナーを使用した。結果、0.01mg/cm以下の時、入力途中でシート捲れが発生し、0.7mg/cm以上ではクリーニング不良が発生し、その他は問題無くきれいにプロセスカートリッジを製造することが出来た。
Figure 2006113528
(実施例5)
クリーニングシートは、北辰工業製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧60±10(g/cm)、当接角75±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには槌屋製の毛足長さ2.5mmの絶縁PETブラシを用い、感光体に対して食い込み量0.5mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを複数ユニット準備した。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、単位面積あたりのトナー量を変化させて入力し、製造不具合の有無を確認した。
現像剤は、平均粒径6μmのイエロー粉砕トナーを使用した。結果、0.01mg/cm以下の時、入力途中でシート巻込みが発生し、0.7mg/cm以上ではクリーニング不良が発生し、その他は問題無くきれいにプロセスカートリッジを製造することが出来た。
Figure 2006113528
(実施例6)
クリーニングシートは、バンドー化学製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧25±10(g/cm)、当接角72±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには、東英産業製の毛足の長さ3mmの導電ナイロンブラシを用い、感光体に対して食い込み量1mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを複数ユニット準備した。これらのユニットに平均粒径5.5μmのブラック粉砕トナーを、単位面積あたり0.5mg/cmのトナー量で入力し、それぞれのユニットに対し、総入力量を0.1mg/cm〜30mg/cmまで変化させて製造した。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、35℃、80%の環境下でA4サイズ横の白紙画像の連続通紙を1000枚行った。
その結果、総トナー量3.0mg/cm以下のユニットは途中でシート巻込みが発生し、それ以外は発生しなかった。
次に、同様の条件で、新たに複数のプロセスカートリッジを製造し、今度は実験室環境下でA4サイズ横通紙の10%チャート(転写紙の面積に対して10%分の画像を印字するよう仕組まれたテストパターン画像)の連続通紙を1000枚行った。その結果、総トナー量25mg/cm以上のユニットはトナー入力過多のためクリーニング不良が発生し、その他は発生しなかった。
Figure 2006113528
上述の実施例に見られるように、新品時にクリーニングブラシに所定量の粉体が保持されることで、新品初期時におけるクリーニングシートの捲きこみを防止できる。
さらに、粉体の保持範囲が、クリーニングブラシ長手方向に対して、クリーニングシートのクリーニング機能領域以上であること、クリーニングブラシの周方向全域に亘っていることにより、クリーニングシートの捲きこみをより確実に防止できる。
また、上記粉体が、トナーであることにより、取り扱いを容易にし、イエロートナーであることにより、万が一、転写紙にイエロートナーが転写しても、視認を困難にすることができる。また、このトナーが、クリーニングブラシの色と略反対色であることにより、工場などでの組立時に、クリーニングブラシにトナーが塗布されたかどうかを確認し易くすることができる。また、このトナーが、粉砕トナーであり、平均粒径が4μm以上であることにより、クリーニングシートをすり抜けて画像不良が発生することを確実に防止することができる。
(実施例7)
クリーニングシートは、東洋ゴム工業製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧20±10(g/cm)、当接角75±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには槌屋製の毛足長さ3mm、表4に示すように、ブラシ毛密度を変えた導電アクリルブラシを用い、感光体に対して食い込み量1mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを複数ユニット組み立て、クリーニングブラシに平均粒径6μmのイエロー粉砕トナーを十分塗布した。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、35℃、RH80%の環境下で、A4サイズ横の白紙画像の連続通紙を1000枚行った。
結果は、表4に示すように、ブラシ毛密度が0.5万本/inch未満のユニットでシート捲れが発生し、その他は発生しなかった。
次に、同様の条件で、新たに複数のプロセスカートリッジを製造し、今度は、45℃、RH80%の環境下で放置試験を行った。その結果、20万本/inch以上のユニットではトナーによるブラシの目詰まりを起こしており、実験室環境下でA4サイズ横通紙の10%チャート(転写紙の面積に対して、10%分の画像を印字するよう仕組まれたテストパターン画像)の連続通紙を1000枚行うと、クリーニング不良が発生した。その他のユニットは目詰まりもなく、クリーニング不良も発生しなかった。
Figure 2006113528
(実施例8)
クリーニングシートは、北辰工業製の厚さ2mmとなるウレタンゴムシートを用い、感光体に対して当接圧60±10(g/cm)、当接角75±10(°)となるよう設置し、クリーニングブラシには槌屋製の毛足長さ2.5mm、ブラシ毛密度を変えた絶縁PETブラシを用い、感光体に対して食い込み量0.5mmとなるよう設置したプロセスカートリッジを複数ユニット準備し、クリーニングブラシに平均粒径5μmの粉末状ステアリン酸カルシウムを十分塗布した。これらのプロセスカートリッジをリコー製ImagioNeoC325へ投入し、35℃、RH80%の環境下で、A4サイズ横の白紙画像の連続通紙を1000枚行った。
結果は、表5に示すように、ブラシ毛密度が0.5万本/inch以下のユニットでシート捲れが発生し、その他は発生しなかった。
次に、同様の条件で、新たに複数のプロセスカートリッジを製造し、今度は、45℃、RH80%の環境下で放置試験を行った。その結果、やはり20万本/inch以上のユニットでは、トナーによるブラシの目詰まりを起こしており、実験室環境下でA4サイズ横通紙の10%チャート(転写紙の面積に対して、10%分の画像を印字するよう仕組まれたテストパターン画像)の連続通紙を1000枚行うと、実施例4同様クリーニング不良が発生した。その他のユニットは目詰まりもなく、クリーニング不良も発生しなかった。
Figure 2006113528
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明に係る画像形成装置に備えられるプロセスカートリッジを示す図である。
符号の説明
A 画像形成部
A1 感光体
A2 帯電装置
A3 現像装置
A4 転写装置
A5 クリーニング装置
A51 クリーニングシート
A52 クリーニングブラシ
A6 定着装置
A7 排紙ローラ
A8 露光装置
A9 レジストローラ
B 給紙部
B1 給紙ローラ
C 読み取り部
C1 読み取り走行体
C2 コンタクトガラス
C3 レンズ
C4 CCD
D 排紙収納部
PC プロセスカートリッジ

Claims (31)

  1. 移動可能な被クリーニング面と、
    被クリーニング面に対向配置されたクリーニングブラシと、
    被クリーニング面の移動方向に対して前記クリーニングブラシの下流に配置され、当接して被クリーニング面をクリーニングするクリーニングシートと
    を具備したクリーニング装置の製造方法であって、
    新品時に、前記クリーニングブラシに所定量の粉体が保持される工程を含む
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシ長手方向に対して、前記クリーニングシートのクリーニング機能領域以上である
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシの周方向全域に亘っている
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記被クリーニング面が像担持体であって、
    該像担持体を介して前記クリーニングブラシへ粉体を入力する工程を含む
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項4に記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記像担持体に担持された粉体の単位面積当たりの重さが0.7mg/cm以下である
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  6. 請求項4または5に記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記像担持体に担持された粉体の単位面積あたりの重さが0.01mg/cm以上である
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が3mg/cm以上である
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  8. 請求項4ないし7のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が20g/cm以下である
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  9. 請求項4ないし8のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記クリーニングブラシへ供給される粉体量が、中央部≦端部となる
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載のクリーニング装置の製造方法において、
    前記粉体がトナーである
    ことを特徴とするクリーニング装置の製造方法。
  11. 移動可能な被クリーニング面と、
    被クリーニング面に対向配置されたクリーニングブラシと、
    被クリーニング面の移動方向に対して前記クリーニングブラシの下流に配置され、当接して被クリーニング面をクリーニングするクリーニングシートと
    を具備したクリーニング装置であって、
    新品時に、前記クリーニングブラシに所定量の粉体が保持されている
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  12. 請求項11に記載のクリーニング装置において、
    前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシ長手方向に対して、前記クリーニングシートのクリーニング機能領域以上である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  13. 請求項11または12に記載のクリーニング装置において、
    前記粉体の保持範囲が、前記クリーニングブラシの周方向全域に亘っている
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  14. 請求項11ないし13のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記被クリーニング面が像担持体であって、
    該像担持体を介して前記クリーニングブラシへ粉体を入力する
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  15. 請求項14に記載のクリーニング装置において、
    前記像担持体に担持された粉体の単位面積当たりの重さが0.7mg/cm以下である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  16. 請求項14または15に記載のクリーニング装置において、
    前記像担持体に担持された粉体の単位面積あたりの重さが0.01mg/cm以上である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  17. 請求項14ないし16のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が3mg/cm以上である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  18. 請求項14ないし17のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニングブラシへ供給される単位長さ当たりの総粉体量が20g/cm以下である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  19. 請求項14ないし18のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニングブラシへ供給される粉体量が、中央部≦端部となる
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  20. 請求項11ないし19のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニングブラシの密度が5千本/inch以上である
    ことを特徴としたクリーニング装置。
  21. 請求項11ないし20のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニングブラシの密度が20万本/inch以下である
    ことを特徴としたクリーニング装置。
  22. 請求項11ないし21のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記粉体がトナーである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  23. 請求項11ないし21のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記トナーが、所謂イエロートナーである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  24. 請求項11ないし21のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記トナーが、前記クリーニングブラシの色と略反対色である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  25. 請求項11ないし24のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記トナーが、粉砕トナーであることを特徴とするクリーニング装置。
  26. 請求項11ないし24のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記トナーが、重合トナーであることを特徴とするクリーニング装置。
  27. 潜像を担持する転写部材を備える転写装置であって、
    前記転写装置は、請求項11ないし26のいずれかに記載のクリーニング装置を備える
    ことを特徴とする転写装置。
  28. 少なくとも潜像を担持する像担持体と、像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記クリーニング手段は、請求項11ないし26のいずれかに記載のクリーニング装置である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  29. 潜像を担持する像担持体と、
    像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、
    帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、
    像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、
    像担持体表面の可視像を転写部材に転写する転写手段と、
    転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項28に記載のプロセスカートリッジを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  30. 潜像を担持する像担持体と、
    像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、
    帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、
    像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、
    像担持体表面の可視像を転写部材に転写する転写手段と、
    転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    前記クリーニング手段は、請求項11ないし26のいずれかに記載のクリーニング装置である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  31. 請求項29または30に記載の画像形成装置において、
    前記転写手段は、請求項27に記載の転写装置である
    ことを特徴とする画像形成装置。
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