JP2006113325A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各色毎で発光効率の異なる電気光学素子を備えた電気光学装置において、その色毎の輝度のムラが無い表示品位の優れた電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 クロック信号CLKの2周期分の長さを有する連続パルス信号と各緑、赤及
び青用有機EL素子7G,7R,7Bの発光効率に応じてそのタイミングが設定された第1
〜第3単発パルス信号とで構成されたスタートパルス信号SPを走査線駆動回路用IC8に入力した。そして、走査線駆動回路用IC8は、連続パルス信号が入力されたときに、各緑、赤及び青用画素6G,6R,6Bを同期して選択し各画素6にデータ信号IDG,IDR,IDBを書き込ませ、その後、単発パルス信号が入力されたときに、発光効率が高い順に各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bを順次消灯するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
一般に、アクティブマトリクス駆動方式の電気光学装置は、各データ線と走査線との交差部に配設された画素に薄膜ダイオードや薄膜トランジスタなどのスイッチング素子を備えている。そして、走査線駆動回路からの走査信号によってスイッチング素子がオン・オフ制御され、スイッチング素子がオンされたタイミングと同期してデータ線駆動回路からデータ信号が供給されるようになっている。
ところで、アクティブマトリクス駆動方式の電気光学装置としてのフルカラー表示可能な有機エレクトロルミネッセンスディスプレイでは、赤、緑、青色の光を出射する有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた画素を備えている。この種の有機エレクトロルミネッセンスディスプレイでは、各赤、緑及び青色用有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率が異なる場合、たとえば、緑色用有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率が、他の赤又は青色用有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率よりも高い場合、各有機エレクトロルミネッセンス素子の発光期間を等しくすると、発光効率が異なるために色バランスが崩れてしまうという問題があった。
そこで、各画素の発光期間を制御する制御トランジスタを備え、その制御トランジスタを各色毎にその発光効率に基づいた期間だけオンさせるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−99019号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電気光学装置では、制御トランジスタを制御するための処理回路を各色毎に、即ち、赤、緑及び青色に対応して3系統の処理回路を作り込まなければならない。この場合、各処理回路をそれぞれ駆動させるためのクロック信号を色毎に供給しなければならなくなり、誤作動等が生じやすくなるという問題が生じる。また、色毎に処理回路をそれぞれ作り込まなければならないので、その分、回路規模が3倍となるために、電気光学装置全体の回路規模が大きくなってしまう。
本発明の目的は、各色毎で発光効率の異なる電気光学素子を備えた電気光学装置において、その色毎の輝度のムラが無い表示品位の優れた表示を可能とする電気光学装置及び電子機器を提供することである。
本発明の電気光学装置は、複数のデータ線に対して交差するように配線された複数の走査線の各々に対応して設けられ、スタート信号線からのスタート信号を、クロック信号に応答して順次シフトさせ、そのシフトさせた前記スタート信号に応答して対応する走査線に走査信号を出力するシフトレジスタを備え、前記走査信号が出力された前記各走査線上の各画素に前記データ線を介してデータ信号を供給し、前記データ信号に相対した駆動電流を前記画素に含まれた電気光学素子に供給するようにした電気光学装置において、前記スタート信号線に、スタート信号の他に、各走査線上に接続された異なる発光色の画素の消灯タイミング信号を出力する信号生成回路と、前記各走査線に対してそれぞれ設けられ、その走査線と対応するシフトレジスタからの出力信号とその対応するシフトレジスタに
隣接する複数のシフトレジスタからの出力信号に基づいて前記走査信号を生成するとともに、前記走査線上に接続された各画素について各発光色の画素毎に消灯タイミング信号を生成するデコーダ回路とを設けた。
これによれば、異なる発光色の画素毎に独立したタイミングで消灯させることができる。この結果、色毎にその発光効率が異なる場合は、その発光効率にあわせて消灯タイミングを決定することで色バランスが良好な電気光学装置を提供することができる。
しかも、本発明においては、1本のスタート信号線にスタート信号の他に、各発光色の画素の消灯タイミング信号を合わせて供給するようにしたので、従来のように、各色毎に消灯タイミング信号を供給するため配線を設ける必要はない。この結果、信号生成回路の配線ピッチを大きくすることができる。
また、各色毎にデコーダ回路を設ける必要はないので、各色毎にデコーダ回路を設けた場合に比べて、回路規模を小さくすることができる。
この電気光学装置において、前記電気光学素子は、緑色の光を出射する緑用電気光学素子、赤色の光を出射する赤用電気光学素子及び青色の光を出射する青用電気光学素子であり、前記異なる発光色の画素は、前記緑用電気光学素子を含んだ緑用画素、前記赤用電気光学素子を含んだ赤用画素及び前記青用電気光学素子を含んだ青用画素であり、前記デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素について前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素毎に独立した消灯タイミング信号を生成するものであってもよい。
これによれば、緑色、赤色及び青色の光をそれぞれ出射させて混合させることでフルカラー表示可能な電気光学装置において、各走査線上の緑色画素、赤色画素及び青色画素毎に独立してその対応する色の電気光学素子の消灯タイミングを制御することができる。従って、緑用電気光学素子、赤用電気光学素子及び青用電気光学素子の各発光効率が互いに異なり、例えば、緑用電気光学素子→赤用電気光学素子→青用電気光学素子の順に発光効率が低くなる場合では、緑用電気光学素子→赤用電気光学素子→青用電気光学素子の順に各電気光学素子を消灯させるようにする。このようにすることで、各緑、赤及び青用電気光学素子の発光効率が異なることに起因するホワイトバランスのずれを補正することができる。
この電気光学装置において、前記電気光学素子は、緑色の光を出射する緑用電気光学素子、赤色の光を出射する赤用電気光学素子及び青色の光を出射する青用電気光学素子であり、前記異なる発光色の画素は、前記緑用電気光学素子を含んだ緑用画素、前記赤用電気光学素子を含んだ赤用画素及び前記青用電気光学素子を含んだ青用画素であり、前記デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素のうちの2種類の画素にそれぞれ独立した消灯タイミング信号を生成するものであってもよい。
これによれば、緑色、赤色及び青色の光をそれぞれ出射させて混合させることでフルカラー表示可能な電気光学装置において、例えば、赤用電気光学素子及び青用電気光学素子の各発光効率が、緑用電気光学素子の発光効率より低い場合、デコーダ回路からは緑色画素、赤色画素及び青色画素のうちに2種類の画素、たとえば、緑色画素と、赤及び青色画素とに赤用電気光学素子及び青用電気光学素子を消灯させるタイミングを緑用電気光学素子を消灯させるタイミングより長くする消灯タイミング信号を出力するようにする。これにより、赤用電気光学素子及び青用電気光学素子の各発光効率が、緑用電気光学素子の発光効率より低い場合であっても、それに起因するホワイトバランスのずれを補正することができる。
この電気光学装置において、前記電気光学素子は、緑色の光を出射する緑用電気光学素子、赤色の光を出射する赤用電気光学素子及び青色の光を出射する青用電気光学素子であり、前記異なる発光色の画素は、前記緑用電気光学素子を含んだ緑用画素、前記赤用電気光学素子を含んだ赤用画素及び前記青用電気光学素子を含んだ青用画素であり、前記デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素にそれぞれ同じ消灯タイミング信号を生成するものであってもよい。
これによれば、緑色、赤色及び青色の光をそれぞれ出射させて混合させることでフルカラー表示可能な電気光学装置において、各緑、赤及び青用電気光学素子を消灯させるタイミングを同期させることができる。従って、緑、赤及び青用電気光学素子の各発光効率が、全て同じである場合、各発光効率に起因するホワイトバランスを崩すことなく制御することができる。
この電気光学装置において、前記シフトレジスタと前記デコーダ回路は、1つの走査線駆動回路用ICに実装され、前記走査線駆動回路用ICは、前記画素が形成されたパネル上に内蔵されていてもよい。
これによれば、シフトレジスタとデコーダ回路を1つの走査線駆動回路用ICに実装した。走査線駆動回路用IC内のシフトレジスタとデコーダ回路は、各走査線上に配置された各画素に共通に接続されている。従って、各緑、赤及び青用画素毎に、それぞれ3種類のシフトレジスタ及びデコーダを用意することないので、走査線駆動回路用IC自体を小型化することができる。この結果、走査線駆動回路用ICを形成するスペースを小さくし電気光学装置の挟額縁化を実現することができる。
この電気光学装置において、前記信号生成回路は、前記複数の走査線を所定の方向に順次選択させる旨の転送方向制御信号と、前記所定の方向とは反対の方向に順次選択させる旨の反転転送方向制御信号を出力し、前記シフトレジスタは、前記転送方向制御信号及び前記反転転送方向制御信号に基づいて前記走査信号を出力するようにしてもよい。
これによれば、転送方向制御信号または反転転送方向制御信号を切り換えて走査線駆動回路用ICに供給することで表示される画像の向きを反転させることができる。
この電気光学装置において、前記画素は、前記消灯タイミング信号に応じてオン・オフ制御することで前記電気光学素子の発光を停止する消灯用のトランジスタを備えていてもよい。
これによれば、画素の回路構成を簡素にすることができる。
この電気光学装置において、前記緑用電気光学素子、赤用電気光学素子、青用電気光学素子は、それぞれその発光層が有機材料で構成された有機エレクトロルミネッセンス素子であってもよい。
これによれば、各緑、赤及び青用電気光学素子が有機エレクトロルミネッセンス素子で構成された場合に対して、その色毎の電気光学素子の発光効率が異なることに起因するホワイトバランスのずれを補正することができる。
本実施形態の電子機器は、上記記載の電気光学装置を備えている。
これによれば、電気光学素子の発光効率が色毎で異なっても、発光デューティーを調整することでホワイトバランスを調整することができ、ホワイトバランスが取れて、かつ、表示品位の優れた表示が可能な電子機器を提供することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の有機ELディスプレイの上面図であり、図2は、有機ELディスプレイの電気的構成を説明するための図である。
図1に示すように、有機ELディスプレイ1は、表示パネル部2と、該表示パネル部2の一側(図1中下側)に接続されたフレキシブル回路基板3を備えている。表示パネル部2は、その略中央に表示部Rを、また、表示部Rを囲む外周部に非表示部Qを備えている。一方、フレキシブル回路基板3は、データ線駆動回路4及び信号生成回路5を備えている。
(表示部R)
図2に示すように、表示部Rには、行方向にn本の選択線LY1s,LY2s,…,LYnsが配線されている。選択線LY1s〜LYnsは、図2中上側から下側に向かって第1選択線LY1s、第2選択線LY2s、…、第n選択線LYnsの順に配線されている。また、表示部Rには、選択線LY1s〜LYnsに平行にそれぞれn本の緑用消灯制御線LY1G,LY2G,…,LYnG、赤用消灯制御線LY1R,LY2R,…,LYnR及び青用消灯制御線LY1B,LY2B,…,LYnBが配線されている。
そして、第1選択線LY1s、第1緑用消灯制御線LY1G、第1赤用消灯制御線LY1R及び第1青用消灯制御線LY1Bで一組の第1走査線LY1が構成され、第2選択線LY2s、
第2緑用消灯制御線LY2G、第2赤用消灯制御線LY2R及び第2青用消灯制御線LY2Bで一組の第2走査線LY2が構成され、…、第n選択線LYns、第n緑用消灯制御線LYnG
、第n赤用消灯制御線LYnR及び第n青用消灯制御線LYnBで一組の第n走査線LYnが
構成されている。
各第1〜第n選択線LY1s〜LYnsには、それぞれ2値(Hレベル、Lレベル)の電圧信号である選択信号SC(図9参照)が供給される。また、緑用消灯制御線LY1G〜LYnG、赤用消灯制御線LY1R〜LYnR及び青用消灯制御線LY1B〜LYnBには、それぞれ2値(Hレベル、Lレベル)の電圧信号である制御信号SG,SR,SB(図9参照)が供給される。
また、図2に示すように、表示部Rには、列方向にそれぞれm本の青用データ線LXB
、赤用データ線LXR、緑用データ線LXGが配線されている。各データ線LXB,LXR,LXGは、図2に示すように、左側から右側に向かって青用データ線LXB→赤用データ線LXR→緑用データ線LXG→青用データ線LXB→…の順に繰り返して配線されている。
青用データ線LXBには青用データ信号IDBが、赤用データ線LXRには赤用データ信
号IDRが、緑用データ線LXGには、緑用データ信号IDGが供給される。
さらに、表示部Rには、各青用データ線LXBに平行に青用電源線LZBが、各赤用データ線LXRに平行に赤用電源線LZRが、また、各緑用データ線LXGに平行に緑用電源線
LZGがそれぞれ配線されている。各青用電源線LZBには青用電源VBが、各赤用電源線
LZRには赤用電源VRが、また、各緑用電源線LZGには緑用電源VGが供給されるようになっている。
さらにまた、表示部Rには、各青用消灯制御線LY1B〜LYnBと各青用データ線LXB
との交差部に青用画素6Bが、各赤用消灯制御線LY1R〜LYnRと各赤用データ線LXRとの交差部に赤用画素6Rが、各緑用消灯制御線LY1G〜LYnGと各緑用データ線LXGとの交差部に緑用画素6Gがそれぞれ配置されている。
青用画素6Bは、発光層が有機材料で構成された青用有機EL素子7Bを備え、赤用画素6Rは、発光層が有機材料で構成された赤用有機EL素子7Rを備え、緑用画素6Gは、発
光層が有機材料で構成された緑用有機EL素子7Gを備えている。そして、互いに隣接し
て配置された青用画素6B、赤用画素6R及び緑用画素6Gで一つの画素6を構成している
また、図2に示すように、一本の選択線LY1s〜LYnsは、行方向に沿って配置された全ての青用画素6B、赤用画素6R及び緑用画素6Gに共通して接続される。また、青用消
灯制御線LY1B〜LYnBは青用画素6Bに、赤用消灯制御線LY1R〜LYnRは赤用画素6
Rに、緑用消灯制御線LY1G〜LYnGは緑用画素6Gに、それぞれ個別に接続されている
本実施形態では、各有機EL素子7B,7R,7Gは互いにその発光効率が異なっている
。そして、本実施形態では、説明の便宜上、緑用有機EL素子7Gの発光効率は、赤用有
機EL素子7Rの発光効率に比べて2倍高く、青用有機EL素子7Bの発光効率に比べて4倍高いものとして以下説明する。
次に、緑、赤、青用画素6G,6R,6Bの構成を説明する。各緑、赤、青用画素6G,6R,6Bは、本実施形態では、公知の画素を構成している。以下の説明では、緑、赤及び青用画素6G,6R,6Bは基本的に同じ回路構成なので、緑用画素6Gについてのみ説明し、他の赤又は青用画素6R,6Bについてはその説明を省略する。
図3は、第1選択線LY1sと緑用データ線LXGとの交差部に配置された緑用画素6G
の回路構成を示す。
緑用画素6Gは、駆動トランジスタQd、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1
,Qsw2、消灯トランジスタQL、緑用有機EL素子7G及び保持キャパシタCoを有して
いる。駆動トランジスタQdはPチャネルTFTより構成されている。第1及び第2スイ
ッチングトランジスタQsw1,Qsw2及び消灯トランジスタQLはそれぞれNチャネルTF
Tより構成されている。
駆動トランジスタQdは、そのドレイン端子が消灯トランジスタQLのドレイン端子に接続され、消灯トランジスタQLのソース端子は緑用有機EL素子7Gの陽極に接続されて
いる。緑用有機EL素子7Gの陰極は接地されている。消灯トランジスタQLのゲート端
子は第1緑用消灯制御線LY1Gに接続されている。消灯トランジスタQLは、第1緑用消
灯制御線LY1Gを介して供給されるHレベルの緑用制御信号SGが供給されることで駆動トランジスタQdのドレイン端子と緑用有機EL素子7Gの陽極との電気的に接続し、Lレベルの制御信号SGが供給されることで駆動トランジスタQdのドレイン端子と緑用有
機EL素子7Gの陽極との電気的に遮断する。そして、消灯トランジスタQLがオン状態
になると、駆動トランジスタQdのオン状態に基づく駆動電流Idが緑用有機EL素子7Gに供給されるようになっている。
駆動トランジスタQdのソース端子は緑用電源線LZGに接続され緑用電源VGが供給さ
れている。また、駆動トランジスタQdのソース/ゲート間には保持キャパシタCoが接
続されている。さらに、駆動トランジスタQdのゲート/ドレイン間には第2スイッチン
グトランジスタQsw2が接続され、そのゲート端子は第1選択線LY1sに接続されている
。また、駆動トランジスタQdのドレイン端子は第1スイッチングトランジスタQsw1の
ドレイン端子に接続され、その第1スイッチングトランジスタQsw1のソース端子は緑用
データ線LXGに接続されている。第1スイッチングトランジスタQsw1のゲート端子は第1選択線LY1sに接続されている。そして、Hレベルの選択信号SCが供給されて第1選択線LY1sが選択されると、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2は、このHレベルの選択信号SCに応答して同期してオン状態になる。また、Lレベルの選択信号SCが供給されて第1選択線LY1sが非選択されると、第1及び第2スイッチングトラ
ンジスタQsw1,Qsw2は、このLレベルの選択信号SCに応答して同期してオフ状態になる。
次に、緑用画素6Gの動作をプログラム期間、発光期間及び消灯期間に分けて簡単に説
明する。
1.書き込み期間Tp
いま、Hレベルの選択信号SCが供給されて第1選択線LY1sに選択されると、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオン状態に設定される。第2スイッチングトランジスタQsw2がオン状態になることで駆動トランジスタQdがダイオード接続される。このとき、Lレベルの緑用制御信号SGが供給されて消灯トランジスタQLがオフ状
態に設定されている。
このタイミングで、緑用データ線LXGにデータ信号IDGが供給される。すると、データ信号IDGが駆動トランジスタQd→第1スイッチングトランジスタQsw1→緑用データ
線LXGという経路で同画素6Gに流れ込み、データ信号IDGの書き込みが実行される。
2.発光期間To
前記状態から、選択信号SCがLレベルに立ち下がり、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオフ状態に設定される。このとき、緑用制御信号SGがHレベル
に立ち上がり、消灯トランジスタQLがオン状態に設定される。すると、データ信号IDGに対応した電荷が保持キャパシタCoに保持され、その保持された電荷量に応じた電圧で駆動トランジスタQdのゲート端子が押し上げられる。この結果、駆動トランジスタQd
のソース/ドレインに、データ信号IDGに対応した大きさの駆動電流Idが流れる。そして、この駆動電流Idは、駆動トランジスタQd→消灯トランジスタQL→緑用有機EL素
子7G→接地という経路で流れ、緑用有機EL素子7Gが駆動電流Idに応じた輝度で発光を開始する。
3.消灯期間Tq
後記する緑色発光期間To経過後に、緑用制御信号SGがLレベルに立ち下がると、消
灯トランジスタQLがオフ状態に設定される。この結果、駆動トランジスタQdと緑用有機EL素子7Gとが電気的に遮断され、駆動電流Idの供給が停止し、緑用有機EL素子7Gが消灯する。そして、次のプログラム期間Tpが終了するまで緑用有機EL素子7Gは消灯し続ける。
尚、緑用画素6Gは、他の各青用画素6B及び赤用画素6Rとともに選択線LY1sに共通
して接続されているので、選択線LY1sが選択されたタイミングで各青用画素6B、赤用
画素6R及び緑用画素6Gは一斉に同期してデータ信号IDB,IDR,IDGの書き込みを
開始する。また、緑用画素6Gは、第1緑用消灯制御線LYG1に接続されているので、他
の走査線LY1を構成する他の第1赤用消灯制御線LYR1及び第1青用消灯制御線LYB1に供給される制御信号SR,SBに左右されず、Lレベルの制御信号SGが供給されるタイミングに応じて消灯される。
(信号生成回路5)
次に、信号生成回路5について説明する。信号生成回路5は、外部装置(図示せず)から図8に示すようなクロック信号CLK及び転送方向制御信号DIR(及びその反転転送方向制御信号/DIR)を入力する。信号生成回路5は、クロック信号CLKに基づいたスタートパルス信号SPを生成し走査線駆動回路用IC8に出力する。
スタートパルス信号SPは、図8に示すように、1フレーム(1F)周期において、最初に出力される連続パルス信号SP1と、同連続パルス信号SP1後に出力される3つの単
発パルス信号SP2a,SP2b,SP2cとから構成されている。
連続パルス信号SP1は、クロック信号CLKの2周期(=2T)分の長さのHレベルを有する。連続パルス信号SP1は、2周期(2T)分の長さのHレベルのうちの後半のクロック
信号CLKの1周期(=T)間で選択線LY1s〜LYnsにHレベルの選択信号SCを出力させ、連続パルス信号SP1の立下がりのタイミングで各画素6G,6R,6Bの有機EL素子7G,7R,7Bの発光を同時に開始させるための信号である。
単発パルス信号SP2a,SP2b,SP2cは、発光した各有機EL素子7B,7R、7Gを
順次消灯させるタイミングを決定するための信号であって、クロック信号CLKの半周期(
=T/2)分の長さのHレベルを有する電圧信号である。第1単発パルス信号SP2 aは
、緑用有機EL素子7Gを消灯させるための信号であり、第2単発パルス信号SP2bは、
赤用有機EL素子7Rを消灯させるための信号であり、第3単発パルス信号SP2cは、青
用有機EL素子7Bを消灯させるための信号である。
本実施形態では、スタートパルス信号SPは、連続パルス信号SP1の立下りから第1
単発パルス信号SP2aの立下りまでの期間Ta、連続パルス信号SP1の立下りから第2単発パルス信号SP2bの立下りまでの期間Tb、連続パルス信号SP1の立下りから第3単発パルス信号SP2cの立下りまでの期間Tcについて、前記各有機EL素子7B,7R,7Gの発光効率によって決められていて、以下の関係が成り立つ。
4Ta=2Tb=Tc
これにより、緑用有機EL素子7Gの発光期間を、赤用有機EL素子7Rの発光期間の1/2倍とし、また、青用有機EL素子7Bの発光期間の1/4倍としている。また、本実
施形態のスタートパルス信号SPは、連続パルス信号SP1の立下りから第3単発パルス
信号SP2cの立下りまでの期間Tcが1フレーム(1F)期間の70%となる信号である
転送方向制御信号DIR(及びその反転転送方向制御信号/DIR)は、選択線LY1s〜LYnsを選択する順序を決定するための信号であって、2値(Hレベル、Lレベル)の電圧信号である。本実施形態では、信号生成回路5は、選択線LY1s〜LYnsを第1選択線LY1s→第2選択線LY2s→…→第n選択線LYns→第1選択線LY1s→…の順序で、即ち、図2の表示部R上において上側から下側に順次選択させる場合は、Hレベルの転送方向制御信号DIR及びLレベルの反転転送方向制御信号/DIRを出力する。一方、信号生成回路5は、選択線LY1s〜LYnsを第n選択線LYns→…→第2選択線LY2s→第1選択線LY1s→第n選択線LYns→…の順序で、即ち、表示部R上において下側から上側に順次選択させる場合は、Lレベルの転送方向制御信号DIR及びHレベルの反転転送方向制御信号/DIRを出力する。そして、信号生成回路5は、転送方向制御信号DIR(及びその反転転送方
向制御信号/DIR)を走査線駆動回路用IC8に出力する。
尚、本実施形態の信号生成回路5は、Hレベルの転送方向制御信号DIR及びLレベルの
反転転送方向制御信号/DIRを出力して、選択線LY1s〜LYnsを第1選択線LY1s→第
2選択線LY2s→…→第n選択線LYns→第1選択線LY1s→…の順序で、即ち、図1の表示部R上において上側から下側に順次選択するように設定されている。
(データ線駆動回路4)
データ線駆動回路4は、図2に示すように、それぞれm個の青用単一ラインドライバ25B、赤用単一ラインドライバ25R、緑用単一ラインドライバ25Gを備えている。青用
単一ラインドライバ25Bは青用データ線LXBに接続され、赤用単一ラインドライバ25Rは赤用データ線LXRに接続され、緑用単一ラインドライバ25Bは緑用データ線LXGに
接続されている。
各単一ラインドライバ25B,25R,25Gは、その内部にデジタル・アナログ変換回
路を備え、図示しない外部回路から画像データDを入力する。そして、各単一ラインドライバ25B,25R,25Gは、入力された画像データDをデータ信号IDB,IDR,IDGに変換する。データ線駆動回路4は、走査線駆動回路用IC8から出力される選択信号SCのタイミングでデータ信号IDB,IDR,IDGを一斉に出力する。
(非表示部Q)
図1及び図2に示すように、非表示部Qには、走査線駆動回路用IC8が備えられている。図4に示すように、走査線駆動回路用IC8は、各走査線LY1〜LYnに対応したn個のデコーダ10と該デコーダ10に接続したn+1個のシフトレジスタ11とを備えている。
デコーダ10は、図4中上側から下側に向かって(即ち、表示部R上の上側から下側に向かって)、第1デコーダ10a、第2デコーダ10b、第3デコーダ10c、第4デコー
ダ10d、…の順に配置されている。シフトレジスタ11は、図4中上側から下側に向か
って(即ち、表示部R上の上側から下側に向かって)、第1シフトレジスタ11a、第2
シフトレジスタ11b、第3シフトレジスタ11c、第4シフトレジスタ11d、第5シフ
トレジスタ11e、…の順に配置されている。
各シフトレジスタ11は、クロック信号供給線L1と接続され、信号生成回路5からの
クロック信号CLKを入力する。また、各シフトレジスタ11は、転送方向制御信号供給線
L2a及び反転転送方向制御信号供給線L2bに接続され、信号生成回路5からの転送方向制御信号DIR及び反転転送方向制御信号/DIRを入力する。本実施形態の信号生成回路5は、前記したように、Hレベルの転送方向制御信号DIR及びLレベルの反転転送方向制御信号
/DI R入力する。
また、第1シフトレジスタ11aは、スタートパルス信号供給線L3を介してスタートパルス信号SPを入力する。そして、第1シフトレジスタ11aは、スタートパルス信号SPと同じ出力信号F2を次段の第2シフトレジスタ11bに、第2シフトレジスタ11bはその次段の第3シフトレジスタ11cに、…、順次クロック信号CLKに応答して出力す
るようになっている。
詳述すると、図5に示すように、各シフトレジスタ11は、第1及び第2制御用トランスミッションゲートTG1,TG2、波形整形回路部12、出力回路部13、判断回路部14を備えている。尚、説明の便宜上、第1シフトレジスタ11aを代表して説明する。
第1制御用トランスミッションゲートTG1は、判断回路部14から出力される出力信
号SZがLレベルである場合に導通状態になり、クロック信号供給線L1を介してクロッ
ク信号CLKの入力を許可し、波形整形回路部12に送る。また、第1制御用トランスミッ
ションゲートTG1は、出力信号SZがHレベルである場合にハイインピーダンス状態に
なり、クロック信号CLKの入力を禁止する。
第2制御用トランスミッションゲートTG2は、出力信号SZがHレベルである場合に
導通状態になり、波形整形回路部12に接地電位Vgを入力させる。また、第2制御用ト
ランスミッションゲートTG2は、出力信号SZがLレベルである場合にハイインピーダ
ンス状態になり、接地電位Vgの入力を禁止する。つまり、第2制御用トランスミッショ
ンゲートTG2は、第1制御用トランスミッションゲートTG1がハイインピーダンス状態である場合に、導通状態になり、波形整形回路部12に接地電位Vgを入力させる。
波形整形回路部12は、第1制御用トランスミッションゲートTG1を介して入力され
たクロック信号CLKの波形形状を整形するとともに、出力回路部13にクロック信号CLKに応じた第1及び第2制御信号K1,K2を出力する。具体的には、波形整形回路部12は、本実施形態においては、7個のインバータ15a〜15gから構成されている。
第1及び第2インバータ15a,15bの入力端子は、第1制御用トランスミッションゲートTG1に接続されている。第1インバータ15aの出力端子は、第3インバータ15cの入力端子に接続されている。
第2インバータ15bの出力端子は、第4インバータ15dの入力端子に接続されている。第4インバータ15dの出力端子は、第5インバータ15eの入力端子に接続されている。また、第1インバータ15aの出力端子は、第6インバータ15fを介して第5インバータ15eの入力端子に接続されている。第4インバータ15dの出力端子は、第7インバータ15gを介して第3インバータ15cの入力端子に接続されている。
第1及び第2インバータ15a,15bの入力端子に入力されたクロック信号CLKは、そ
のHレベル及びLレベルが適当な値に整形され、第3インバータ15cの出力端子からク
ロック信号CLKと同相であって波形整形された第1制御信号K1として、また、第5インバータ15eの出力端子からクロック信号CLKと反転した相であって波形整形された第2制御信号K2として出力される。
そして、第1制御用トランスミッションゲートTG1が導通状態(第2制御用トランス
ミッションゲートTG2がハイインピーダンス状態)である場合、Lレベルのクロック信
号CLKが入力されると、波形整形回路部12は、Lレベルの第1制御信号K1を、また、Hレベルの第2制御信号K2を出力する。また、Hレベルのクロック信号CLKが入力されると、波形整形回路部12は、Hレベルの第1制御信号K1を、また、Lレベルの第2制御信
号K2を出力する。
一方、第1制御用トランスミッションゲートTG1がハイインピーダンス状態(第2制
御用トランスミッションゲートTG2が導通状態)である場合、第1及び第2インバータ
15a,15bの入力端子にはLレベル(接地電位Vg)が入力される。従って、波形整形
回路部12は、Lレベルの第1制御信号K1を、また、Hレベルの第2制御信号K2を出力する。
出力回路部13は、波形整形回路部12から出力された第1及び第2制御信号K1,K2に基づいて駆動制御される4個の第1クロックドインバータ16aと、転送方向制御信号DIRまたは反転転送方向制御信号/DIRに基づいて駆動制御される4個の第2クロックドイ
ンバータ16bとを備えている。
第1制御信号K1に基づいて駆動制御される2個の第1クロックドインバータ16a1の
うち、その一方の第1クロックドインバータ16a1の入力端子U1は、反転転送方向制御
信号/DIRに基づいて駆動制御される2個の第2クロックドインバータ16b1のうちの一
方の第2クロックドインバータ16b1の出力端子U2に接続されている。そして、その第
1クロックドインバータ16a1の出力端子U3は同第2クロックドインバータ16b1の入
力端子U4に接続されている。
一方、2個の第1クロックドインバータ16a1の他方は、その入力端子U5が、転送方
向制御信号DIRに基づいて駆動制御される2個の第2クロックドインバータ16b2の一方
の第2クロックドインバータ16b2の出力端子U6に接続されている。そして、その第1
クロックドインバータ16a1の出力端子U7は同第2クロックドインバータ16b2の入力
端子U8に接続されている。
第2制御信号K2に基づいて駆動制御される2個の第1クロックドインバータ16a2の
うち、その一方第1クロックドインバータ16a2の入力端子U9は、転送方向制御信号DIRに基づいて駆動制御される2個の第2クロックドインバータ16b2の一方の第2クロックドインバータ16b2の出力端子U10に接続されている。そして、その第1クロックドインバータ16a2の出力端子U11は同第2クロックドインバータ16b2の入力端子U12に接続されている。
一方、他方の第1クロックドインバータ16a2は、その入力端子U13が、反転転送方向制御信号/DIRに基づいて駆動制御される他方の第2クロックドインバータ16b1の出力
端子U14に接続されている。そして、その第1クロックドインバータ16a2の出力端子U15は同第2クロックドインバータ16b1の入力端子U16に接続されている。
そして、図5に示すように、第1クロックドインバータ16a1と第2クロックドインバータ16b1とで構成される2組の単位回路C1a,C2aと、第1クロックドインバータ16a2と第2クロックドインバータ16b2とで構成される2組の単位回路C1b,C2bは、交互に配置され互いに直列に接続されている。
即ち、図5中、最上段に位置する第1単位回路C1aは、その下段に位置する第2単位回路C1bに、同第2単位回路C1bはその下段に位置する第3単位回路C2bに、同第3単位回路C2bはその下段に位置する第4単位回路C2aに接続されている。
そして、第1単位回路C1aの入力端子は、スタートパルス信号供給線L3に接続され、
第4単位回路C2aの出力端子は、次段のシフトレジスタ11bに接続されている。また、
第1単位回路C1aの入力端子と、第4単位回路C2aの出力端子は、判断回路部14の入力端子にそれぞれ独立して電気的に接続されている。さらに、第2単位回路C1bの出力端子と第3単位回路C2bの入力端子の接続点(以下、「ノード」という)Wは、後段のデコーダ10aに接続されている。
本実施形態においては、転送方向制御信号DIRはHレベル、転送方向制御信号DIRはLレベルであるので、第1及び第3単位回路C1a,C2bの各第2クロックドインバータ16b
はハイインピーダンス状態であり、第2及び第4単位回路C1b,C2aの各第2クロックドインバータ16bはアクティブとなっている。
判断回路部14は、出力回路部13(第4単位回路C2a)からの出力信号F2及びスタ
ートパルス信号SPに応じて第1及び第2制御用トランスミッションゲートTG1,TG2の導通状態またはハイインピーダンス状態を制御する。判断回路部14は、本実施形態では2入力のノア回路14aと等価な電子回路で構成されている。そして、ノア回路14aの入力端子には、前記したように、前記第1単位回路C1aの入力端子と、前記第4単位回路C2aの出力端子が接続されている。
従って、判断回路部14は、第1単位回路C1aにLレベルのスタートパルス信号SPが入力され、且つ、第4単位回路C2aの出力信号F2がLレベルである場合にのみ、第1制
御用トランスミッションゲートTG1をハイインピーダンス状態にし、それ以外は導通状
態にするための信号を出力する。
次に、シフトレジスタ11の駆動方法について説明する。
まず、スタートパルス信号SPが、暫くLレベルである場合(図8中第1の期間Taに
相当)、判断回路部14には、Lレベルのスタートパルス信号SP及びLレベルの出力信号F2が入力されるので、Hレベルの出力信号SZが出力される。その結果、第1制御用
トランスミッションゲートTG1はハイインピーダンス状態、第2制御用トランスミッシ
ョンゲートTG2は導通状態になるので、クロック信号CLKの入力が禁止され、波形整形回路部12にはLレベルの電圧信号(接地電位Vg)が入力される。すると、波形整形回路
部12からは、Lレベルの第1制御信号K1及びHレベルの第2制御信号K2が出力される。このときの出力回路部13の等価回路を図6(a)に示す。
すると、図6(a)に示すように、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態に、第2単位回路C1bの第1クロックドインバータ16aはアクティブになる。この場合、先の期間でLレベルのスタートパルス信号SPが第1単位回路C1aに入力されていたため、第2単位回路C1bの第2クロックドインバータ16bの入
力端子U12には、Hレベルの電圧信号が入力され、その電圧信号が第2単位回路C1bに保持されている。そして、Lレベルの出力信号F1が後段のデコーダ10aへ出力される。
また、このとき、図6(a)に示すように、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16aはアクティブに、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態になる。この結果、第2単位回路C1bに保持された電圧信号に応じたLレベルの出力信号F2が判断回路部14及び次段のシフトレジスタ11bへ出力される。
その後、連続パルス信号SP1が入力されると(図8中第2の期間Tbに相当)、判断
回路部14はLレベルの出力信号SZを出力し、第1制御用トランスミッションゲートTG1が導通状態になり、第2制御用トランスミッションゲートTG2がハイインピーダンス状態になる。この結果、クロック信号CLKが第1制御用トランスミッションゲートTG1を介して波形整形回路部12に入力される。そして、Hレベルのクロック信号C LKが入力されると、波形整形回路部12からHレベルの第1制御信号K1及びLレベルの第2制御信
号K2が出力される。このときの出力回路部13の等価回路を図6(b)に示す。
すると、図6(b)に示すように、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aはアクティブに、第2単位回路C1bの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態になるので、Hレベルの出力信号F1が後段のデコーダ10aへ出力される。
また、このとき、図6(b)に示すように、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態に、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ
16aはアクティブになる。すると、第4単位回路C2aは、ラッチ回路として機能し、先
に第4単位回路C2aに入力された電圧信号に基づいてLレベルの出力信号F2を判断回路
部14及び次段のシフトレジスタ11bに出力する。
その後、継続して連続パルス信号SP1のHレベルの電圧信号が入力された状態で、Lレベルのクロック信号CLKが入力する(図8中第3の期間Tcに相当)。すると、波形整形回路部12からLレベルの第1制御信号K1が、Hレベルの第2制御信号K2が出力される。この結果、再び、出力回路部13は図6(a)に示した等価回路となり、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aは、ハイインピーダンス状態に、第2単位回路C1bの第1クロックドインバータ16aは、アクティブになる。このとき、第2単位回路C1bはラッチ回路として機能し、先に第2単位回路C1bに入力されたLレベルの電圧信号に基づいてHレベルの出力信号F1を後段のデコーダ10aへ出力する。
また、このとき、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16aはアクティブに
、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態になる
ので、Hレベルの出力信号F2が判断回路部14及び次段のシフトレジスタ11bへ出力す
る。
その後、継続して連続パルス信号SP1の後半部分であるHレベルの信号が入力され、その状態で、Hレベルのクロック信号CLKが入力する(図8中第4の期間Tdに相当)。すると、判断回路部14からLレベルの出力信号SZが出力され、第1制御用トランスミッションゲートTG1が導通状態を維持して、第2制御用トランスミッションゲートTG2がハイインピーダンス状態になる。この結果、Hレベルのクロック信号CLKが入力されると
、波形整形回路部12からHレベルの第1制御信号K1及びLレベルの第2制御信号K2が出力される。
すると、再び、出力回路部13は図6(b)に示した等価回路となり、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aはアクティブにし、第2単位回路C1bの第2クロッ
クドインバータ16bはハイインピーダンス状態になるので、前記と同様にしてHレベル
の出力信号F1が後段のデコーダ10aへ出力される。
また、このとき、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16aはハイインピー
ダンス状態に、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ16aはアクティブになる
ので、第4単位回路C2aは、再びラッチ回路として機能する。そして、このとき、先に第2単位回路C1bに保持されていたLレベルの電圧信号に基づいて第4単位回路C2aの第2クロックドインバータ16bにLレベルの電圧信号が入力される。そして、その入力され
たLレベルの電圧信号に基づいたHレベルの出力信号F2が判断回路部14及び次段のシ
フトレジスタ11bに出力される。
続いて、Lレベルのクロック信号CLKが入力すると(図8中第5の期間Teに相当)、波形整形回路部12からLレベルの第1制御信号K1及びHレベルの第2制御信号K2が出力される。
すると、再び、図6(a)に示したように、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態に、第2単位回路C1bの第1クロックドインバータ
16aはアクティブになる。すると、第2単位回路C1bは、再びラッチ回路として機能し
て、Hレベルの出力信号F1を後段のデコーダ10aへ出力し続ける。
また、このとき、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16aはアクティブに
、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態になる
ので、Hレベルの出力信号F2を判断回路部14及び次段のシフトレジスタ11bに出力する。
その後、連続パルス信号SP1が立下り、Lレベルのスタートパルス信号SPが入力される(図8中第6の期間Tfに相当)。すると、判断回路部14からLレベルの出力信号
SZが出力され、第1制御用トランスミッションゲートTG1が導通状態を維持して、第
2制御用トランスミッションゲートTG2がハイインピーダンス状態になる。そして、H
レベルのクロック信号CLKが入力されると、波形整形回路部12からHレベルの第1制御
信号K1及びLレベルの第2制御信号K2が出力される。
すると、図6(b)に示したように、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aはアクティブに、第2単位回路C1bの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態になるので、Lレベルの出力信号F1が後段のデコーダ10aへ出力される。
また、このとき、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16aはハイインピー
ダンス状態に、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ16aはアクティブになる
ので、第4単位回路C2aは、再びラッチ回路として機能する。そして、このとき、先に第4単位回路C2aの第2クロックドインバータ16bに入力されたLレベルの電圧信号に基
づいてHレベルの出力信号F2が判断回路部14及び次段のシフトレジスタ11bへ出力される。
その後、継続してLレベルのスタートパルス信号SPが入力される(図8中第7の期間Tgに相当)。すると、判断回路部14からLレベルの出力信号SZが出力され、第1制
御用トランスミッションゲートTG1が導通状態を維持して、第2制御用トランスミッシ
ョンゲートTG2がハイインピーダンス状態になる。
そして、Lレベルのクロック信号CLKが入力されると、波形整形回路部12からLレベ
ルの第1制御信号K1が、Hレベルの第2制御信号K2が出力される。
すると、図6(a)に示したように、第1単位回路C1aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダンス状態に、第2単位回路C1bの第1クロックドインバータ16aはアクティブになるので、第2単位回路C1bは、再びラッチ回路として機能する。そして、このとき、先に入力されたLレベルのスタートパルス信号SPに基づいてLレベルの出力信号F1を後段のデコーダ10aに出力し続ける。
また、このとき、前記と同様に、第3単位回路C2bの第1クロックドインバータ16a
はアクティブに、第4単位回路C2aの第1クロックドインバータ16aはハイインピーダ
ンス状態になる。すると、Lレベルの出力信号F2を判断回路部14及び次段のシフトレ
ジスタ11bに出力する。
従って、シフトレジスタ11aは、図8に示すように、スタートパルス信号SPに同期
した出力信号F1を順次後段のデコーダ10aに出力するとともに、次段のシフトレジスタ11bにクロック信号CLKの1周期(1T)遅れた出力信号F2を出力する。
また、第1〜第3単発パルス信号SP2a,SP2b,SP2cについても、前記と同様に、クロック信号CLKのタイミングに従って順次後段のデコーダ10に出力するとともに、次
段のシフトレジスタ11にクロック信号CLKの1周期(1T)遅れて出力する。
次に、デコーダ10について説明する。図4に示すように、各デコーダ10は、前段の隣接する3個のシフトレジスタ11に接続している。デコーダ10は、各シフトレジスタ11から出力される第1出力信号F1に基づいて選択線LY1s〜LYnsを選択駆動して各画素6のデータ信号IDG,IDR,IDBの書き込みを実行させるための選択信号SCを
出力する。また、デコーダ10は、各シフトレジスタ11から出力される第1出力信号F1に基づいて、各有機EL素子7G,7R,7Bの発光及び消灯の各制御を行うための制御
信号SG,SR,SBを出力する。
以下、説明の便宜上、各デコーダ10は、全て基本的に同じ回路構成を有しているので、代表して第1デコーダ10aについてのみ説明する。
図7に示すように、第1デコーダ10aは、前段に配置された第1〜第3シフトレジス
タ11a〜11cに接続され、各出力信号F1を入力するようになっている。尚、以下では
説明の便宜上、第1シフトレジスタ11aからの出力信号F1を第1出力信号F1aとし、第
2シフトレジスタ11bからの出力信号F2を第2出力信号F1bとし、第3シフトレジス
タ11cからの出力信号F1を第3出力信号F1cとする。
第1デコーダ10aは、転送方向制御信号DIRに基づいて制御される第1〜第4走査方向制御用トランスミッションゲートTGa,TGb,TGc,TGdを備えている。第1及び第4走査方向制御用トランスミッションゲートTGa,TGdは、それぞれHレベルの転送方
向制御信号DIRが入力されると導通状態になり、Lレベルの転送方向制御信号DIRが入力されるとハイインピーダンス状態になる。第2及び第3走査方向制御用トランスミッションゲートTGb,TGcは、それぞれLレベルの転送方向制御信号DIRが入力されると導通状
態になり、Hレベルの転送方向制御信号DIRが入力されるとハイインピーダンス状態にな
る。
また、第1デコーダ10aは、第1アンド回路20を備えている。第1アンド回路20
は、2入力のアンド回路であって、その一方の入力端子には第1及び第3走査方向制御用トランスミッションゲートTGa,TGcを介して第1出力信号F1a又は第3出力信号F
1cが入力される。他方の入力端子には第2出力信号F1bが入力される。第1アンド回路20の出力端子は、第1バッファ21aを介して第1選択線LY1sに接続されている。そ
して、第1アンド回路20は、各出力信号F1a,F1b,F1cに基づいて第1選択線LY1sに選択信号SCを出力する。
本実施形態においては、常時Hレベルの転送方向制御信号DIRが入力されているので、
第1及び第4走査方向制御用トランスミッションゲートTGa,TGdは導通状態になり、第2及び第3走査方向制御用トランスミッションゲートTGb,TGcはハイインピーダンス状態に設定されている。従って、第1アンド回路20には、その一方の入力端子に第1出力信号F1aが、また、他方の入力端子には第2出力信号F1bが入力される。
そして、第1アンド回路20は、第1及び第2出力信号F1a,F1bがともにHレベルであるときに、第1選択線LY1sにHレベルの選択信号SCを出力し、同選択線LY1sを選択する。つまり、第1デコーダ10aは、本実施形態においては、同第1デコーダ10aに連続パルス信号SP1が供給されたときにのみ第1選択線LY1sにHレベルの選択信号
SCを出力し、第1選択線LY1sに接続された各画素6の第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2(図3参照)をオン状態にする。
また、第1デコーダ10aは、第2アンド回路22、緑用制御回路23G、赤用制御回路23R、青用制御回路23B、電圧制御用ナンド回路24を備えている。
第2アンド回路22は、3入力のアンド回路であって、その第1入力端子は第1走査方向制御用トランスミッションゲートTGa及び第3走査方向制御用トランスミッションゲ
ートTGcにインバータ回路22aを介して接続され、第1出力信号F1a又は第3出力信号F1cの反転信号が入力するようになっている。第2入力端子には第2出力信号F1bが入力するようになっている。第3入力端子には第2走査方向制御用トランスミッションゲートTGb及び第4走査方向制御用トランスミッションゲートTGdにインバータ回路22aを介して接続され、第1出力信号F1a又は第3出力信号F1cの反転信号が入力するようになっている。
本実施形態においては、前記したように、Hレベルの転送方向制御信号DIRが供給され
ているので、第2アンド回路22の第1入力端子には第1走査方向制御用トランスミッションゲートTGaを介して第1出力信号F1aが、また、第3入力端子には第4走査方向制御用トランスミッションゲートTGdを介して第3出力信号F1cが入力される。
従って、本実施形態の第2アンド回路22は、第1及び第3出力信号F1a,F1cがともにLレベルで、且つ第2出力信号F1bがHレベルである場合のみHレベルの第1制御
信号SS1を出力し、他の場合ではLレベルの第1制御信号SS1を出力する。つまり、第2アンド回路22は、本実施形態においては、第1〜第3単発パルス信号SP2a,SP2b,SP2cを入力した場合のみ、Hレベルの第1制御信号SS1を出力する。
電圧制御用ナンド回路24は、2入力のナンド回路であって、その第1入力端子には第
2出力信号F1bが入力するようになっている。また、その第2入力端子には第2走査方
向制御用トランスミッションゲートTGb及び第4走査方向制御用トランスミッションゲ
ートTGdに接続され、第1出力信号F1a又は第3出力信号F1cが入力するようになっ
ている。本実施形態においては、前記したように、Hレベルの転送方向制御信号DIRが供
給されているので、電圧制御用ナンド回路24の第2入力端子には第4走査方向制御用トランスミッションゲートTGdを介して第3出力信号F1cが入力する。
そして、本実施形態の電圧制御用ナンド回路24は、第2及び第3出力信号F1b,F
1cがともにHレベルである場合のみLレベルの第2制御信号SS2を出力し、他の場合ではHレベルの第2制御信号SS2を出力する。つまり、電圧制御用ナンド回路24は、本
実施形態においては、連続パルス信号SP1を入力した場合のみ、Lレベルの第2制御信
号SS2を出力する。
緑用制御回路23Gは、第1制御信号SS1及び第2制御信号SS2を入力する。また、
緑用制御回路23Gは、第1及び第2インバータ25a,25bを介して緑用消灯制御線L
Y1Gに接続されている。そして、緑用制御回路23Gは、第1制御信号SS1及び第2制御信号SS2に基づいて、連続パルス信号SP1の立下りのタイミングで緑用有機EL素子7Gを発光させ、また、第1単発パルス信号SP2aの立下りのタイミングで緑用画素6Gの有機EL素子7Gを消灯させる機能を有する。
詳しくは、緑用制御回路23Gは、制御用インバータ26、第1制御用トランスミッシ
ョンゲート27a、第1制御信号生成用ナンド回路28a、第1制御用クロックドインバータ29a、第1電圧生成用トランジスタ30aを備えている。
第1制御用トランスミッションゲート27aは、第1制御信号SS1により制御され、Lレベルの第1制御信号SS1が入力されると導通状態になり、Hレベルの第1制御信号S
S1が入力されるとハイインピーダンス状態になる。制御用インバータ26は、第1制御
信号SS1を反転させ、第1制御信号生成用ナンド回路28aに出力する。
第1制御信号生成用ナンド回路28aは、2入力のナンド回路であって、制御用インバ
ータ26から出力された前記第1制御信号SS1を反転させた信号と、他方の入力端子に
入力される第1設定電圧V1がともにHレベルのときにのみLレベルの電圧信号を出力する。第1制御信号生成用ナンド回路28aの出力端子は制御用クロックドインバータ29aを介して前記第1制御信号生成用ナンド回路28aの他方の入力端子及び第1制御用トラ
ンスミッションゲート27aに接続されている。
また、制御用クロックドインバータ29aの出力端子には、第1電圧生成用トランジス
タ30aのドレインが接続され、電圧生成用トランジスタ30aのソースには電源電圧V
H1が供給されている。この電源電圧VH1は、緑用画素6Gの消灯トランジスタQLをオン状態にさせるためのHレベルの制御信号SGのための電源電圧である。第1電圧生成用トランジスタ30aは、P型MOSトランジスタで構成されている。
制御用クロックドインバータ29a及び電圧生成用トランジスタ30aは、第2制御信号SS2により駆動制御される。Hレベルの第2制御信号SS2が入力されると、制御用クロックドインバータ29aはアクティブになるとともに、電圧生成用トランジスタ30aはオフになる。すると、第1制御信号生成用ナンド回路28aから出力された電圧信号が制御
用クロックドインバータ29aにより反転され、その反転された電圧信号が第1制御用ト
ランスミッションゲート27aに出力される。一方、Lレベルの第2制御信号SS2が入力されると、制御用クロックドインバータ29aはハイインピーダンス状態になるとともに
、電圧生成用トランジスタ30aはオン状態になる。すると、電源電圧VH1が第1制御用
トランスミッションゲート27aに出力される。
従って、緑用制御回路23Gは、Lレベルの第1制御信号SS1を入力すると、第1制御用トランスミッションゲート27aが導通状態になる。この状態で、Lレベルの第2制御
信号SS2を入力すると、電源電圧VH1が第1制御用トランスミッションゲート27aを
介して緑用制御信号SGとして出力する。つまり、第1制御信号SS1がLレベルであっ
て、且つ第2制御信号SS2がLレベルである場合、緑用制御回路23Gは、Hレベルの緑用制御信号SGを出力する。
また、このとき、第1制御信号生成用ナンド回路28aの前記他方の入力端子に入力さ
れる第1設定電圧V1は、Hレベルに設定される。従って、一端、緑用制御回路23Gは、Hレベルの緑用制御信号SGを出力すると、第2制御信号SS2がHレベルになり電圧生
成用トランジスタ30aがオフ状態になっても、Lレベルの第1制御信号SS1が入力されている間はHレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける。
また、緑用制御回路23Gは、Hレベルの第1制御信号SS1を入力すると、第1制御用トランスミッションゲート27aはハイインピーダンス状態になる。そして、その状態で
Hレベルの第2制御信号SS2が入力されると、第1制御信号生成用ナンド回路28aの一方の入力端子には制御用インバータ26を介してLレベルの電圧信号が入力されているので、同第1制御信号生成用ナンド回路28aからHレベルの電圧信号が出力され、制御用
クロックドインバータ29aを介して第1制御用トランスミッションゲート27aにLレベルの電圧信号が供給される。すると、第1制御信号生成用ナンド回路28aの第1設定電
圧V1はLレベルに設定される。従って、一端、緑用制御回路23Gは、Lレベルの緑用
制御信号SGを出力すると、緑用制御回路23Gは、Lレベルの第1制御信号SS1が入力されている間はLレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける。
赤用制御回路23Rは、第3及び第4インバータ25c,25dを介して赤用消灯制御線
LY1Rに接続されている。赤用制御回路23Rは、第1インバータ25a及び第1制御用ナンド回路23aを介して緑用制御回路23Gと接続されている。第1制御用ナンド回路23aは、第2アンド回路22からの第1制御信号SS1、及び、第1インバータ25aを介し
て入力される電圧信号(緑用制御信号SGの反転信号)が、ともにHレベルであるときのみLレベルの第3制御信号SS3を出力する回路である。そして、赤用制御回路23Rは、第3制御信号SS3に基づいて、連続パルス信号SP1の立下りのタイミングで赤用有機EL素子7Rを発光させ、また、第2単発パルス信号SP2bの立下りのタイミングで赤用有
機EL素子7Rを消灯させる機能を有する。
詳しくは、赤用制御回路23Rは、第2制御用トランスミッションゲート27b、第2制御信号生成用ナンド回路28b、制御用クロックドインバータ29b、第2電圧生成用トランジスタ30bを備えている。
第2制御信号生成用ナンド回路28bは、第1制御用ナンド回路23aから出力される第3制御信号SS3と、その他方の端子に入力される第2設定電圧V2とがともにHレベルのときにのみLレベルの電圧信号を出力する。第2制御信号生成用ナンド回路28bの出力
端子は制御用クロックドインバータ29bを介して前記第2制御信号生成用ナンド回路2
8bの他方の端子及び第2制御用トランスミッションゲート27bに接続されている。また、制御用クロックドインバータ29bの出力側端子には、第2電圧生成用トランジスタ3
0bのドレインが接続され、第2電圧生成用トランジスタ30bのソースには電源電圧VH2が供給されている。この電源電圧VH2は、赤用画素6Rの消灯トランジスタQLをオン状態にさせるためのHレベルの制御信号SGの電源電圧である。第2電圧生成用トランジスタ30bは、p型MOSトランジスタで構成されている。
制御用クロックドインバータ29b及び第2電圧生成用トランジスタ30bは、第2制御信号SS2により駆動制御される。Hレベルの第2制御信号SS2が入力されると、制御用クロックドインバータ29bはアクティブになるとともに、第2電圧生成用トランジスタ
30bはオフになる。この結果、第2制御信号生成用ナンド回路28bから出力された電圧信号は反転され、その反転された電圧信号が第2制御用トランスミッションゲート27b
に出力される。一方、Lレベルの第2制御信号SS2が入力されると、制御用クロックド
インバータ29bはハイインピーダンス状態となるとともに、第2電圧生成用トランジス
タ30bはオンになり、電源電圧VH2が第2制御用トランスミッションゲート27bに出
力される。
従って、赤用制御回路23Rは、Hレベルの第3制御信号SS3を入力すると、第2制御用トランスミッションゲート27bが導通状態になる。この状態で、赤用制御回路23Rは、Lレベルの第2制御信号SS2を入力すると、Hレベルの電源電圧VH2が第2制御用トランスミッションゲート27bを介して赤用制御信号SRとして出力する。つまり、第3
制御信号SS3がHレベルであって、且つ第2制御信号SS2がLレベルである場合、赤用制御回路23Rは、Hレベルの赤用制御信号SRを出力する。
このとき、第2制御信号生成用ナンド回路28bの前記他方の入力端子に入力される第
2設定電圧V2は、Hレベルに設定される。従って、一端、赤用制御回路20Rは、Hレベルの赤用制御信号SRを出力すると、第2制御信号SS2がHレベルになり電圧生成用ト
ランジスタ30bがオフ状態になっても、Hレベルの第3制御信号SS3が入力されている間はHレベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。
また、赤用制御回路23Rは、Lレベルの第3制御信号SS3を入力すると第2制御用トランスミッションゲート27bはハイインピーダンス状態になる。そして、その状態でH
レベルの第2制御信号SS2が入力されると、第2制御信号生成用ナンド回路28bの一方の入力端子にはHレベルの第3制御信号SS3が入力されているので、同第2制御信号生
成用ナンド回路28bからHレベルの電圧信号が出力され、制御用クロックドインバータ
29bを介して第2制御用トランスミッションゲート27bにLレベルの電圧信号が供給される。すると、第2制御信号生成用ナンド回路28bの前記他方の入力端子にはLレベル
の電圧信号が入力され、これにより、第2設定電圧V2はLレベルに設定される。従って
、一端、赤用制御回路23Rは、Lレベルの赤用制御信号SRを出力すると、赤用制御回
路23Rは、Lレベルの第3制御信号SS3が入力されている間はLレベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。
青用制御回路23Bは、第2バッファ21bを介して青用消灯制御線LY1Bに接続されている。青用制御回路23Bは、第3インバータ25c及び第2制御用ナンド回路23bを介
して赤用制御回路23Rと接続されている。第2制御用ナンド回路23bは、第1制御信号SS1、及び、第3インバータ25cを介して出力される電圧信号(赤用制御信号SRの反
転信号)が、ともにHレベルであるときのみLレベルの第4制御信号SS4を出力する回
路である。そして、青用制御回路23Bは、第2制御信号SS2及び第4制御信号SS4に
基づいて、連続パルス信号SP1の立下りのタイミングで青用有機EL素子7Bを発光さ
せ、また、第3単発パルス信号SP2cの立下りのタイミングで青用有機EL素子7Bを消
灯させる機能を有する。
詳しくは、青用制御回路23Bは、第3制御用トランスミッションゲート27c、第3制
御信号生成用ナンド回路28c、制御用クロックドインバータ29c、第3電圧生成用トランジスタ30cを備えている。
第3制御信号生成用ナンド回路28cは、第2制御用ナンド回路23bから入力される第4制御信号SS4と、その他方の入力端子に入力される第3設定電圧V3がともにHレベルのときにのみLレベルの電圧信号を出力する。第3制御信号生成用ナンド回路28cの出
力端子は制御用クロックドインバータ29cを介して前記他方の入力端子及び第3制御用
トランスミッションゲート27cに接続されている。また、制御用クロックドインバータ
29cの出力側端子には、第3電圧生成用トランジスタ30cのドレインが接続され、電圧生成用トランジスタ30cのソースには電源電圧VH3が供給されている。この電源電圧
VH3は、青用画素6Bの消灯トランジスタQLをオン状態にさせるためのHレベルの制御信号SBのための電源電圧である。第3電圧生成用トランジスタ30cは、p型MOSト
ランジスタで構成されている。
制御用クロックドインバータ29c及び第3電圧生成用トランジスタ30cは、第2制御信号SS2により駆動制御される。Hレベルの第2制御信号SS2が出力されると、制御用クロックドインバータ29cはアクティブ、第3電圧生成用トランジスタ30cはオフになるとともに、第3制御信号生成用ナンド回路28cから出力された電圧信号は反転され、
その反転された電圧信号が第3制御用トランスミッションゲート27cに出力される。一
方、Lレベルの第2制御信号SS2が出力されると、制御用クロックドインバータ29cはハイインピーダンス状態になるとともに、第3電圧生成用トランジスタ30cはオンにな
り、第3電源電圧VH3を第3制御用トランスミッションゲート27cに出力する。
従って、青用制御回路23Bは、Hレベルの第4制御信号SS4を入力すると、第3制御用トランスミッションゲート27cが導通状態になる。この状態で、青用制御回路23Bは、Lレベルの第2制御信号SS2を入力すると、第3電圧生成用トランジスタ30cがオン状態になるとともに、制御用クロックドインバータ29cがハイインピーダンス状態にな
る。この結果、第3電圧生成用トランジスタ30cからHレベルの電源電圧VH3が第3制御用トランスミッションゲート27cを介して青用制御信号SBとして出力する。つまり
、第4制御信号SS4がHレベルであって、且つ第2制御信号SS2がLレベルである場合、青用制御回路23Bは、Hレベルの青用制御信号SBを出力する。
このとき、第3制御信号生成用ナンド回路28cの前記他方の入力端子に入力される第
3設定電圧V3は、Hレベルに設定される。従って、一端、青用制御回路20Bは、Hレベルの青用制御信号SBを出力すると、第2制御信号SS2がHレベルになり電圧生成用ト
ランジスタ30cがオフ状態になっても、Hレベルの第4制御信号SS4が入力されている間はHレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。
また、青用制御回路23Bは、Lレベルの第4制御信号SS4を入力すると第3制御用トランスミッションゲート27cはハイインピーダンス状態になる。そして、その状態でH
レベルの第2制御信号SS2が入力されると、第3制御信号生成用ナンド回路28cの一方の入力端子にはHレベルの第4制御信号SS4が入力されているので、同第3制御信号生
成用ナンド回路28cからHレベルの電圧信号が出力され、制御用クロックドインバータ
29cを介して第3制御用トランスミッションゲート27cにLレベルの電圧信号が供給される。すると、第3制御信号生成用ナンド回路28cの前記他方の入力端子にはLレベル
の電圧信号が入力され、これにより、第3設定電圧V3はLレベルに設定される。従って
、一旦、青用制御回路23Bは、Lレベルの青用制御信号SBを出力すると、青用制御回
路23Bは、Lレベルの第4制御信号SS4が入力されている間はLレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。
次に、デコーダ10の駆動方法について説明する。
まず、前段のシフトレジスタ11a,11b,11cから全てLレベルである第1〜第3
出力信号F1a,F1b,F1cを入力する(図9中第1期間T1に相当)。この状態では、第
1アンド回路20には、Lレベルの第1及び第2出力信号F1a,F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。
また、このとき、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電
圧制御用ナンド回路24からHレベルの第2制御信号SS2が出力される。このとき、初
期条件として、各制御回路23G,23R,23Bの各第1,第2及び第3設定電圧V1,V2,V3は全てLレベルに設定されているとする。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、第1制御用トランスミッションゲート
27aが導通状態となる。そして、制御用インバータ26を介してHレベルの電圧信号が
第1制御信号生成用ナンド回路28aに入力されるので、第1制御用トランスミッション
ゲート27aを介してLレベルの緑用制御信号SGが出力される。この結果、各緑用画素
6Gの消灯トランジスタQLはオフ状態になり、各緑用有機EL素子7Gは消灯している。
赤用制御回路23Rにおいては、第3制御信号SS3はLレベルなので、第2制御用トランスミッションゲート27bがハイインピーダンス状態となる。このとき、第2制御用ト
ランスミッションゲート27bより画素6側の赤用消灯制御線LY1RがLレベルであれば
、各赤用画素6Rの消灯トランジスタQLがオフ状態になり、各赤用有機EL素子7Rは消
灯している。
青用制御回路23Bにおいては、第4制御信号SS4はLレベルなので、第3制御用トランスミッションゲート27cがハイインピーダンス状態となる。このとき、第3制御用ト
ランスミッションゲート27cより画素6側の青用消灯制御線LY1BがLレベルであれば
、各青用画素6Bの消灯トランジスタQLがオフ状態になり、各青用有機EL素子7Bは消
灯している。
続いて、図9中、第2期間T2に入り、前段の第1シフトレジスタ11aからHレベル
の第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信号
F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力され
る。
この状態では、第1アンド回路20にはHレベルの第1出力信号F1a及びLレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、このとき、Lレベルの第1制御信号SS1及びHレベルの第2制御信号SS2が緑用制御回路23Gに入力されるので、同緑用制御回路23Gは、Lレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける。この結果、各緑用有機EL素子7Gは消灯し続ける。
また、赤用制御回路23Rにおいては、Lレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が赤用制御回路23Rに入力されるので、同赤用制御回路23Rは、Lレ
ベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。この結果、各赤用有機EL素子7Rは消灯して
いる。また、青用制御回路23Bにおいては、Lレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が青用制御回路23Bに入力されるので、同青用制御回路23Bは、
Lレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。この結果、各青用有機EL素子7Bは消灯
している。
続いて、図9中、第3期間T3に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Hレベ
ルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからHレベルの第2出力信
号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力さ
れる。
この状態では、第1アンド回路20には、ともにHレベルの第1及び第2出力信号F1a,F1bが入力されるので、Hレベルに選択信号SCが出力される。この結果、第1選択線LY1sにHレベルの選択信号SCが出力され、これにより、各画素6の全ての第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2gはオンになりデータ信号IDG,IDR,IDBの書き込みが開始される。
また、この状態では、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また
、電圧制御用ナンド回路24からHレベルの第2制御信号SS2が出力されているので、
同緑用制御回路23Gは、Lレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける。この結果、各緑
用有機EL素子7Gは消灯し続ける。
また、赤用制御回路23Rにおいては、Lレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が赤用制御回路23Rに入力されるので、同赤用制御回路23Rは、Lレ
ベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。この結果、各赤用有機EL素子7Rは消灯して
いる。また、青用制御回路23Bにおいては、Lレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が青用制御回路23Bに入力されるので、同青用制御回路23Bは、
Lレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。この結果、各青用有機EL素子7Bは消灯
している。
続いて、図9中、第4期間T4に入り、前段の第1シフトレジスタ11aからLレベル
の第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからHレベルの第2出力信号
F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからHレベルの第3出力信号F1cが出力され
る。この状態では、第1アンド回路20にはLレベルの第1出力信号F1a及びHレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。従って、このタイミングでデータ信号IDG,IDR,IDBの書き込みが終了する。
また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナ
ンド回路24からLレベルの第2制御信号SS2が出力される。すると、緑用制御回路2
3Gにおいては、第1制御信号SS1はLレベルであり、第2制御信号SS2はLレベルと
なるので、同緑用制御回路23Gは、Hレベルの緑用制御信号SGを出力する。この結果
、各緑用画素6Gの消灯トランジスタQLがオン状態になり、書き込まれたデータ信号IDGに応じて各緑用有機EL素子7Gが点灯を開始する。このとき、第1制御信号生成用ナンド回路28aの第1設定電圧V1は、Hレベルに設定される。
また、このとき、第1制御用ナンド回路23aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したLレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1
制御用ナンド回路23aからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。すると、赤用制御回路23Rにおいては、第3制御信号SS3がHレベルであって、且つ第2制御信号SS2がLレベルとなるので、赤用制御回路23Rは、Hレベルの赤用制御信号SRを出力する。この結果、各赤用画素6Rの消灯トランジスタQLがオン状態になり、書き込まれたデータ信号IDRに応じて各赤用有機EL素子7Rが点灯を開始する。このとき、第2制御信号生成用ナンド回路28bの第2設定電圧V2は、Hレベルに設定される。
また、このとき、第2制御用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したLレベルの赤用制御信号SRが入力されるので、第2
制御用ナンド回路23bからはHレベルの第4制御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、第4制御信号SS4がHレベルであって、且つ第2制御信号SS2がLレベルとなるので、青用制御回路23Bは、Hレベルの青用制御信号SBを出力する。この結果、各青用画素6Bの消灯トランジスタQLがオン状態になり、
書き込まれたデータ信号IDBに応じて各青用有機EL素子7Bが点灯を開始する。このとき、第3制御信号生成用ナンド回路28cの第3設定電圧V3は、Hレベルに設定される。つまり、各画素6の有機EL素子7 G,7 R,7 Bはこのタイミングで一斉に発光を開始す
る。
続いて、図9中、第5期間T5に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベ
ルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信
号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからHレベルの第3出力信号F1cが出力さ
れる。
この状態では、第1アンド回路20にはLレベルの第1出力信号F1a及びHレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24か
らHレベルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、緑用制御回路23Gにおいては、Lレベルの第1制御信号SS1及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されているので、Hレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける
。この結果、各緑用有機EL素子7Gは点灯保持する。
このとき、第1制御用ナンド回路23aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したLレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用
ナンド回路23aからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。
赤用制御回路23Rにおいては、Hレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されているので、Hレベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。この結
果、各赤用有機EL素子7Rは点灯保持する。また、このとき、第2制御用ナンド回路2
3bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したLレベル
の赤用制御信号SRが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベルの第
4制御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されているので、Hレベルの青用制御信号SBを出力し続ける
。この結果、各青用有機EL素子7Bは点灯保持する。
その後、暫くして、図9中第6期間T6に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Hレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2
出力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが
出力される。
この状態では、第1アンド回路20にはHレベルの第1出力信号F1a及びLレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24か
らHレベルの第2制御信号SS2が出力される。すると、緑用制御回路23Gにおいては、Lレベルの第1制御信号SS1及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける。この結果、各緑用有機EL素子7Gは、引き続
き、発光し続ける。このとき、第1制御用ナンド回路23aにはLレベルの第1制御信号
SS1と、第1インバータ25aにより反転したLレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、Hレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの
第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。こ
の結果、各赤用有機EL素子7Rが発光し続ける。このとき、第2制御用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したLレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベルの第4制
御信号SS4が出力される。すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。この結果、引き続き、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
その後、図9中、第7期間T7に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベ
ルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからHレベルの第2出力信
号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力さ
れる。
この状態では、第1アンド回路20にはLレベルの第1出力信号F1a及びHレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からHレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24か
らHレベルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、第1制御用トランスミッションゲート
27aがハイインピーダンス状態になり、第1制御用トランスミッションゲート27aと緑用画素6GにHレベルの緑用制御信号SGが出力され続け、その結果、各緑用有機EL素
子7Gが発光し続ける。
このとき、第1制御信号生成用ナンド回路28aには、制御用インバータ26を介して
Lレベルの電圧信号が入力されることで同第1制御信号生成用ナンド回路28aからの出
力する電圧信号がLレベルからHレベルに反転し、その結果、制御用クロックドインバータ29aを介してLレベルの電圧信号が第1制御用トランスミッションゲート27aに供給される。また、このとき、第1制御用ナンド回路23aにはHレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したLレベルの緑用制御信号SGが入力されるので
、第1制御用ナンド回路23aからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、Hレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。こ
の結果、各赤用有機EL素子7Rが発光し続ける。このとき、第2制御用ナンド回路23bにはHレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したLレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベルの第4制
御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。こ
の結果、引き続き、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
続いて、図9中、第8期間T8に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベ
ルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信
号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからHレベルの第3出力信号F1cが出力さ
れる。
この状態では、第1アンド回路20には、ともにLレベルの第1及び第2出力信号F1a,F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24からHレベ
ルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、Lレベルの第1制御信号SS1が入力されるので、第1制御用トランスミッションゲート27aが導通状態になり、Lレベルの緑
用制御信号SGを出力する。その結果、各緑用画素6Gの消灯トランジスタQLがオフ状態になり、各緑用有機EL素子7Gは消灯する。また、このとき、第1制御用ナンド回路2
3aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したHレベル
の緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからはHレベルの第
3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、Hレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、引き続き、Hレベルの赤用制御信号SRを出力し
続ける。この結果、各赤用有機EL素子7Rが発光し続ける。また、このとき、第2制御
用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反
転したLレベルの赤用制御信号SRが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bから
はHレベルの第4制御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、引き続き、Hレベルの青用制御信号SBが出力さ
れ各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
そして、その後は、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力される。そして、前記と
同様にして、各緑用有機EL素子7Gは消灯保持し、各赤用有機EL素子7R及び各青用有機EL素子7Bはそれぞれ発光し続ける。
その後、暫くして、図9中、第9期間T9に入り、前段の第1シフトレジスタ11aか
ら、Hレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの
第2出力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力される。この状態では、第1アンド回路20にはHレベルの第1出力信号F1a及
びLレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナ
ンド回路24からHレベルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、緑用制御回路23Gにおいては、Lレベルの第1制御信号SS1及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Lレベルの緑用制御信号SGを出力し続ける。こ
の結果、引き続き、各緑用有機EL素子7Gは消灯し続ける。このとき、第1制御用ナン
ド回路23aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転した
Hレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからはHレ
ベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、Hレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの赤用制御信号SRを出力し続ける。こ
の結果、引き続き、各赤用有機EL素子7Rが発光し続ける。また、このとき、第2制御
用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反
転したLレベルの赤用制御信号SRが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bから
はHレベルの第4制御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの
第2制御信号SS2が入力されるので、Hレベルの青用制御信号SBを出力し続ける。こ
の結果、引き続き、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
続いて、図9中第10期間T10に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからHレベルの第2出力信
号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力さ
れる。
この状態では、第1アンド回路20にはLレベルの第1出力信号F1a及びHレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からHレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24か
らHレベルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、緑用制御回路23Gにおいては、第1制御用トランスミッションゲート27aがハイインピーダンス状態になり、第1制御用トランスミッションゲート27aと緑用画素
6GにLレベルの緑用制御信号SGが出力され続け、その結果、各緑用有機EL素子7Gが消灯し続ける。このとき、第1制御用ナンド回路23aにはHレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したHレベルの緑用制御信号SGが入力されるので
、第1制御用ナンド回路23aからはLレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、第2制御用トランスミッションゲート27bがハイインピーダンス状態になり、赤用画素6RにHレベルの赤用制御信号SRが出力され
続け、その結果、各赤用有機EL素子7Rが発光し続ける。このとき、第2制御用ナンド
回路23bにはHレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したL
レベルの赤用制御信号SRが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベ
ルの第4制御信号SS4が出力される。
また、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されているので、引き続き、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
続いて、図9中、第11期間T11に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、L
レベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出
力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからHレベルの第3出力信号F1cが出
力される。
この状態では、第1アンド回路20には、ともにLレベルの第1及び第2出力信号F1a,F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24からHレベ
ルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、第1制御用トランスミッションゲート
27aが導通状態になり、Lレベルの緑用制御信号SGが出力される。その結果、各緑用
有機EL素子7Gは消灯し続ける。このとき、第1制御用ナンド回路23aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したHレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、第2制御用トランスミッションゲート27bが導通状態になり、Lレベルの赤用制御信号SRが出力される。その結果、各赤用有機EL
素子7Rが消灯する。このとき、第2制御用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したHレベルの赤用制御信号SRが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベルの第4制御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、引き続き、Hレベルの青用制御信号SBが出力さ
れ、その結果、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
そして、その後は、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力される。そして、前記と
同様にして、各緑用有機EL素子7G及び各赤用有機EL素子7Rはそれぞれ消灯保持し、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
その後、暫くして、図9中、第12期間T12に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Hレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号
F1cが出力される。
この状態では、第1アンド回路20にはHレベルの第1出力信号F1a及びLレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。
すると、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用
ナンド回路24からHレベルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、Lレベルの第1制御信号SS1及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Lレベルの緑用制御信号SGが出力され、
引き続き、各緑用有機EL素子7Gが消灯し続ける。このとき、第1制御用ナンド回路2
3aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したHレベル
の緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからはHレベルの第
3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、Hレベルの第3制御信号SS3及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Lレベルの赤用制御信号SRが出力され、引き続
き、各赤用有機EL素子7Rが消灯し続ける。このとき、第2制御用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したHレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベルの第4制御信
号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、Hレベルの第4制御信号SS4及びHレベルの第2制御信号SS2が入力されるので、Lレベルの青用制御信号SBが出力され、引き続
き、各青用有機EL素子7Bは発光し続ける。
続いて、図9中、第13期間T13に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、L
レベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからHレベルの第2出
力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出
力される。
この状態では、第1アンド回路20にはLレベルの第1出力信号F1a及びHレベルの第2出力信号F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からHレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24か
らHレベルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、第1制御用トランスミッションゲート
27aがハイインピーダンス状態になり、緑用画素6GにLレベルの緑用制御信号SGが出力され続け、その結果、各緑用有機EL素子7Gが消灯し続ける。このとき、第1制御用
ナンド回路23aにはHレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転
したHレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからは
Lレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、第2制御用トランスミッションゲート27bがハイインピーダンス状態になり、赤用画素6RにLレベルの赤用制御信号SRが出力され
続け、その結果、各赤用有機EL素子7Rが消灯し続ける。このとき、第2制御用ナンド
回路23bにはHレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したH
レベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはLレベ
ルの第4制御信号SS4が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、第3制御用トランスミッションゲート27cがハイインピーダンス状態になり、青用画素6BにHレベルの青用制御信号SBが出力され
続け、その結果、各青用有機EL素子7Bが発光し続ける。このとき、第4制御信号SS4はLレベルなので第2制御信号生成用ナンド回路28bから出力される電圧信号がLレベ
ルからHレベルになり、そのHレベルの電圧信号が制御用クロックドインバータ29aに
より反転してLレベルになる。そして、そのLレベルの電圧信号が第3制御用トランスミッションゲート27cに供給される。
続いて、図8中第14期間T14に入り、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレ
ベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力
信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからHレベルの第3出力信号F1cが出力
される。
この状態では、第1アンド回路20には、ともにLレベルの第1及び第2出力信号F1a,F1bが入力されるので、Lレベルに選択信号SCが出力される。また、第2アンド回路22からLレベルの第1制御信号SS1が、また、電圧制御用ナンド回路24からHレベ
ルの第2制御信号SS2が出力される。
すると、まず、緑用制御回路23Gにおいては、第1制御用トランスミッションゲート
27aが導通状態になり、Lレベルの緑用制御信号SGが出力される。その結果、各緑用
有機EL素子7Gは消灯し続ける。このとき、第1制御用ナンド回路23aにはLレベルの第1制御信号SS1と、第1インバータ25aにより反転したHレベルの緑用制御信号SGが入力されるので、第1制御用ナンド回路23aからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、赤用制御回路23Rにおいては、第2制御用トランスミッションゲート27bが導通状態になり、Lレベルの赤用制御信号SRが出力される。その結果、各赤用有機EL素子7Rは消灯し続ける。このとき、第2制御用ナンド回路23bにはLレベルの第1制御信号SS1と、第3インバータ25cにより反転したHレベルの赤用制御信号SRが入力されるので、第2制御用ナンド回路23bからはHレベルの第3制御信号SS3が出力される。
すると、青用制御回路23Bにおいては、第3制御用トランスミッションゲート27cが導通状態になり、Lレベルの青用制御信号SBが出力され各青用有機EL素子7Bは消灯
する。
そして、その後は、前段の第1シフトレジスタ11aから、Lレベルの第1出力信号F1aが出力され、第2シフトレジスタ11bからLレベルの第2出力信号F1bが出力され、第3シフトレジスタ11cからLレベルの第3出力信号F1cが出力される。そして、前記と
同様にして、各緑、赤及び青用有機EL素子7 G,7R,7Bは消灯し続ける。
従って、走査線駆動回路用IC8は、スタートパルス信号SPの連続パルス信号SP1のタイミングで各画素にデータ信号IDG,IDR,IDBを書き込ませるとともに、一斉
に各有機EL素子7G,7R,7Bを発光させる。そして、その後、各単発パルス信号SP2a〜SP2cのタイミングで各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bを、緑用有機EL素子7G→赤用有機EL素子7R→青用有機EL素子7Bの順に消灯させる。
このとき、前記したように、スタートパルス信号SPは、連続パルス信号SP1の立下
りから第1単発パルス信号SP2aの立下りまでの期間Ta、第2単発パルス信号SP2bの
立下りまでの期間Tb、第3単発パルス信号SP2cの立下りまでの期間Tcについて、Ta
=2Tb=4Tcとなるように設定された信号である。この期間Taは、前記したように、
緑用有機EL素子7Gの発光期間に相当する。同様に、期間Tbは赤用有機EL素子7Rの
発光期間に相当し、期間Tcは青用有機EL素子7Bの発光期間に相当する。
ここで、前記したように、各有機EL素子7B,7R,7Gは互いにその発光効率が異な
っており、本実施形態では、緑用有機EL素子7Gの発光効率は、赤用有機EL素子7Rの発光効率に比べて2倍高く、青用有機EL素子7Bの発光効率に比べて4倍高い。輝度は
発光期間に比例するので、緑用有機EL素子7Gは、青用有機EL素子7Bの発光効率に比べて4倍高くてもその発光期間が青用有機EL素子7Bの発光期間に比べて1/4倍であ
るので、緑用有機EL素子7Gと青用有機EL素子7Bの発光効率が異なることによる発光輝度の乖離が補正される。また、同様に、緑用有機EL素子7Gは、赤用有機EL素子7Rの発光効率に比べて2倍高くてもその発光期間が赤用有機EL素子7Rの発光期間に比べ
て1/2倍であるので、緑用有機EL素子7Gと赤用有機EL素子7Rの発光効率が異な
ることによる発光輝度の乖離が補正される。
尚、特許請求の範囲に記載のスタート信号は、例えば、本実施形態ではスタートパルス信号SPに対応している。特許請求の範囲に記載の消灯タイミング信号は、例えば、本実施形態では単発パルス信号SP2a,SP2b,SP2cに対応している。特許請求の範囲に記載の電気光学装置は、例えば、本実施形態では有機ELディスプレイに対応している。特許請求の範囲に記載の緑用電気光学素子は、例えば、本実施形態では緑用有機EL素子7Gに対応している。特許請求の範囲に記載の赤用電気光学素子は、例えば、本実施形態で
は赤用有機EL素子7Rに対応している。特許請求の範囲に記載の青用電気光学素子は、
例えば、本実施形態では青用有機EL素子7Bに対応している。特許請求の範囲に記載の
シフト回路は、例えば、本実施形態ではシフトレジスタ11に対応している。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、クロック信号CLKの2周期分の長さを有する連続パルス信
号SPaと各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bの発光効率に応じてそのタイミングが設定された第1〜第3単発パルス信号SP2a〜SP2cとで構成されたスタートパルス信号SPを走査線駆動回路用IC8に入力した。そして、走査線駆動回路用IC8は、連続パルス信号SP1が入力されたときに、各緑、赤及び青用画素6G,6R,6Bを同期し
て選択し各画素6にデータ信号IDG,IDR,IDBを書き込ませ、その後、単発パルス
信号SP2a〜SP2cが入力されたときに、発光効率が高い順に各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bを順次消灯するようにした。
従って、各単発パルス信号SP2a〜SP2cのタイミングを各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bの発光効率に応じて調整することで、発光効率が異なることによるホワ
イトバランスのずれを補正することができる。例えば、発光効率が緑用有機EL素子7G
→赤用有機EL素子7R→青用有機EL素子7Bの順に低下している場合においては、各有機EL素子7G,7R,7Bを一斉に発光させた後に、Lレベルの制御信号を緑用有機EL
素子7G→赤用有機EL素子7R→青用有機EL素子7Bの順にすらして供給するようにす
る。このようにすれば、発光効率が、例えば、緑用有機EL素子7G→赤用有機EL素子
7R→青用有機EL素子7Bの順に低下している場合であっても、各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bの発光効率のバラツキによる、色毎の輝度のムラが無い表示品位の
優れた表示をすることができる。
(2)本実施形態によれば、各デコーダ10及びシフトレジスタ11は、各走査線LY1〜LYnに配置された緑、赤及び青用画素6G,6R,6Bに共通して使用される。従って
、各緑、赤及び青用画素6G,6R,6B毎の3種類のシフトレジスタ及びデコーダを用意
することないので、走査線駆動回路用IC8を形成する非表示部Qの面積を小さくして有機ELディスプレイ1の挟額縁化を実現することができる。
(3)本実施形態によれば、各シフトレジスタ11は、第1及び第2制御用トランスミッションゲートTG1,TG2を備え、暫くLレベルのスタートパルス信号SPを入力している期間においては、クロック信号CLKの入力を禁止してLレベルの電圧信号(接地電位
Vg)が入力されるようにした。従って、暫くLレベルのスタートパルス信号SPを入力
している期間においては、クロック信号CLKは各シフトレジスタ11には供給されないの
で、信号生成回路5の負担を低減させることができる。
(3)本実施形態によれば、1本のスタートパルス信号供給線L3にスタートパルス信号SPの他に、各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bの消灯タイミングを与える
単発パルス信号SP2a〜SP2cを合わせて供給するようにした。従って、従来のように、各緑、赤及び青用有機EL素子の消灯タイミングを供給するため配線を設ける必要はない。この結果、信号生成回路5の配線ピッチを大きくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図10及び図11に従って説明する。この第2実施形態においては、上記第1実施形態とは異なり、赤用有機EL素子7Rの発光効率
と青用有機EL素子7Bの発光効率が等しく、且つ緑用有機EL素子7Gの発光効率が、各赤及び青用有機EL素子7R,7Bの発光効率に比べて2倍高い場合を想定している。そ
して、図10に示すように、本実施形態の各デコーダ10には、緑用制御回路23Gと青
用制御回路23Bとで構成されており、赤用制御回路23Rが設けられていない。そして、各走査線上の各緑用画素6G、赤用画素6R及び青用画素6Bのうちの2種類の画素である
赤用画素6Rと青用画素6Bとが共通の消灯制御線LY1G〜LYnGに接続され、赤及び青用画素6R,6Bはその消灯制御線LY1G〜LYnGを介して青用制御回路23Bに接続されて
いる。
そして、信号生成回路5は、図11に示すように、1フレーム(1F)周期において、最初に出力される連続パルス信号SP1と、同連続パルス信号SP1後に出力される2つの単発パルス信号SP2a,SP2bとから構成されるスタートパルス信号SPを出力する。第1単発パルス信号SP2aは、緑用有機EL素子7Gを消灯させる旨の信号であり、第2単発パルス信号SP2bは、赤及び青用有機EL素子7R,7Bを消灯させる旨の信号である。
本実施形態では、スタートパルス信号SPは、連続パルス信号SP1の立下りから第1
単発パルス信号SP2aの立下りまでの期間Ta、連続パルス信号SP1の立下りから第2単発パルス信号SP2bの立下りまでの期間Tbについて以下の関係が成り立つ。
Ta=2Tb
これにより、緑用有機EL素子7Gの発光期間を、赤及び青用有機EL素子7R,7Bの
発光期間の1/2倍としている。また、本実施形態のスタートパルス信号SPは、連続パルス信号SP1の立下りから第2単発パルス信号SP2bの立下りまでの期間Tbは、1フレーム(1F)期間の70%となる信号である。
そして、上記第1実施形態と同様にして、走査線駆動回路用IC8は、スタートパルス信号SPの連続パルス信号SPaのタイミングで各画素にデータ信号IDG,IDR,IDBを書き込ませるとともに、一斉に各有機EL素子7G,7R,7Bを発光させる。そして、その後、各単発パルス信号SP2a,SP2bのタイミングで各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bは、緑用有機EL素子7G→赤及び青用有機EL素子7R,7Bの順に消灯される。
従って、緑用有機EL素子7Gは、赤及び青用有機EL素子7R,7Bの発光効率に比べ
て2倍高くてもその発光期間が赤及び青用有機EL素子7R,7Bの発光期間に比べて1/2倍であるので、各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bの発光効率が異なること
によるホワイトバランスのずれを補正することができる。
(第3実施形態)
次に、第1及び第2実施形態で説明した電気光学装置としての有機ELディスプレイ1の電子機器の適用について図12に従って説明する。有機ELディスプレイ1は、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ等種々の電子機器に適用できる。
図12は、大型テレビ40の斜視図である。この大型テレビ40は、有機ELディスプレイ1を搭載した大型テレビ用の表示ユニット41と、スピーカー42と、複数の操作ボタン43とを備えている。この場合でも、有機ELディスプレイ1を用いた表示ユニット41は、輝度ムラの無い優れた画像表示ができる大型テレビを提供できる。
尚、発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
○上記第1実施形態では、緑用有機EL素子7G、赤用有機EL素子7R及び青用有機EL素子7Bはそれぞれ異なった発光効率を有していたが、そうではなく、緑用有機EL素
子7G、赤用有機EL素子7R及び青用有機EL素子7Bの発光効率が全て同じであっても
よい。この場合、デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素にそれぞれ同じ消灯タイミング信号を生成するものであってもよい。この場合、上記第1実施形態と同様にして、走査線駆動回路用IC8は、スタートパルス信号SPの連続パルス信号SPaのタイミングで各画素にデータ信号IDG,IDR,IDBを書き込ませるとともに、一斉に各有機EL素子7G,7R,7Bを発光させる。そして、その後、
全て同じタイミングで単発パルス信号SP2a,SP2b,SP2cを出力する。この結果、各緑、赤及び青用有機EL素子7G,7R,7Bは、同期して消灯される。従って、緑、赤及
び青用有機EL素子7G,7R,7Bの各発光効率が、全て同じである場合、各発光効率に
起因するホワイトバランスを崩すことなく制御することができる。
○上記第1及び第2実施形態では、電気光学素子として有機EL素子7G,7R,7Bに
適応したが、これに限定されるものではなく、たとえば、発光ダイオードであっても上記
各実施形態と同様な効果が得られる。
○上記実施形態では、有機EL素子7G,7R,7Bを備えた有機ELディスプレイに具
体化して好適な効果を得たが、有機ELディスプレイ以外の例えばデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたディスプレイ、電子放出素子を用いたディスプレイ(FED)やSED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)に具体化してもよ
い。また。電子写真装置の光ヘッド(光プリンタのヘッドやデジタルラボのヘッド)に使用してもよい。
有機ELディスプレイの上面図である。 有機ELディスプレイの電気的構成を説明するための図である。 画素を説明するための図である。 本発明の走査線駆動回路を説明するための図である。 シフトレジスタを説明するための図である。 (a),(b)は、シフトレジスタの動作を説明するための図である。 第1実施形態に係るデコーダを説明するための図である。 シフトレジスタにて出力された出力信号のタイミングチャートである。 第1実施形態に係る有機ELディスプレイの動作を説明するためのタイミングチャートである。 第2実施形態に係るデコーダを説明するための図である。 第2実施形態に係る有機ELディスプレイの動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3実施形態に係る電子機器としての大型テレビの斜視図である。
符号の説明
CLK…クロック信号、Id…駆動電流、IDB…青用データ信号、IDG…緑用データ信号、IDR…赤用データ信号、LXB…青用データ線、LXR…赤用データ線、LXG…緑用データ線、LY1〜LYn…走査線、L3…スタート信号線としてのスタートパルス信号供給線、SC…走査信号、SP…スタート信号としてのスタートパルス信号、SP2a,SP2b,SP2c…消灯タイミング信号としての単発パルス信号、1…電気光学装置としての有機ELディスプレイ、6…画素、6B…青用画素、6G…緑用画素、6R…赤用画素、7G…電気光学素子としての緑用有機EL素子、7R…電気光学素子としての赤用有機EL素子、7B…電気光学素子としての青用有機EL素子、10…デコーダ回路、11…シフト回路としてのシフトレジスタ、40…電子機器としての大型テレビ。

Claims (9)

  1. 複数のデータ線に対して交差するように配線された複数の走査線の各々に対応して設けられ、スタート信号線からのスタート信号を、クロック信号に応答して順次シフトさせ、そのシフトさせた前記スタート信号に応答して対応する走査線に走査信号を出力するシフトレジスタを備え、
    前記走査信号が出力された前記各走査線上の各画素に前記データ線を介してデータ信号を供給し、前記データ信号に相対した駆動電流を前記画素に含まれた電気光学素子に供給するようにした電気光学装置において、
    前記スタート信号線に、スタート信号の他に、各走査線上に接続された異なる発光色の画素の消灯タイミング信号を出力する信号生成回路と、
    前記各走査線に対してそれぞれ設けられ、その走査線と対応するシフトレジスタからの出力信号とその対応するシフトレジスタに隣接する複数のシフトレジスタからの出力信号に基づいて前記走査信号を生成するとともに、前記走査線上に接続された各画素について各発光色の画素毎に消灯タイミング信号を生成するデコーダ回路と
    を設けたことを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学素子は、緑色の光を出射する緑用電気光学素子、赤色の光を出射する赤用電気光学素子及び青色の光を出射する青用電気光学素子であり、
    前記異なる発光色の画素は、前記緑用電気光学素子を含んだ緑用画素、前記赤用電気光学素子を含んだ赤用画素及び前記青用電気光学素子を含んだ青用画素であり、
    前記デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素について前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素毎に独立した消灯タイミング信号を生成することを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学素子は、緑色の光を出射する緑用電気光学素子、赤色の光を出射する赤用電気光学素子及び青色の光を出射する青用電気光学素子であり、
    前記異なる発光色の画素は、前記緑用電気光学素子を含んだ緑用画素、前記赤用電気光学素子を含んだ赤用画素及び前記青用電気光学素子を含んだ青用画素であり、
    前記デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素のうちの2種類の画素にそれぞれ独立した消灯タイミング信号を生成することを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学素子は、緑色の光を出射する緑用電気光学素子、赤色の光を出射する赤用電気光学素子及び青色の光を出射する青用電気光学素子であり、
    前記異なる発光色の画素は、前記緑用電気光学素子を含んだ緑用画素、前記赤用電気光学素子を含んだ赤用画素及び前記青用電気光学素子を含んだ青用画素であり、
    前記デコーダ回路は、前記走査線上の各前記緑用画素、前記赤用画素及び前記青用画素にそれぞれ同じ消灯タイミング信号を生成することを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記シフトレジスタと前記デコーダ回路は、1つの走査線駆動回路用ICに実装され、
    前記走査線駆動回路用ICは、前記画素が形成されたパネル上に内蔵されていることを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記画素は、前記消灯タイミング信号に応じてオン・オフ制御することで前記電気光学
    素子の発光を停止する消灯用のトランジスタを備えていることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記信号生成回路は、前記複数の走査線を所定の方向に順次選択させる旨の転送方向制御信号と、前記所定の方向とは反対の方向に順次選択させる旨の反転転送方向制御信号を出力し、
    前記シフトレジスタは、前記転送方向制御信号及び前記反転転送方向制御信号に基づいて前記走査信号を出力することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項2乃至7のいずれか一つに記載の電気光学装置において、
    前記緑用電気光学素子、赤用電気光学素子、青用電気光学素子は、それぞれその発光層が有機材料で構成された有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする電気光学装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一つに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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