JP2006112528A - 伝動機構のバックラッシュ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピニオンやラックを2枚重ね構造にすることなく、噛合い箇所が2箇所に存在している伝動機構のバックラッシュを除去する。
【解決手段】 第1歯車1の噛合い歯が第2歯車3及びラック5のそれぞれの噛合い歯に2箇所で各別に噛み合っている。第1歯車1が、第2歯車3と噛み合った従動側平歯車15とラック5に噛み合ったピニオン12とを備えている。第1歯車1を、第2歯車3とラック5との両方に対する接近方向に変位可能でかつそれら両方に対する接近方向にばね材9によって常時弾発付勢された可動部材8に取り付ける。ばね材9にねじりコイルばねを用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク装置の光ピックアップの送り力を発生させるための伝動機構などに用いられるバックラッシュ除去装置に関する。
光ディスク装置では、モータの回転を、歯車列などの伝動機構を介してラックの直線運動に変換することによって光ピックアップの送り力を発生させるようにしたものがある。そして、光ディスク装置に採用されているこの種の伝動機構においては、寸法精度のばらつきなどによって、歯車列中の噛合い歯同士の噛合い箇所や、歯車とラックとの噛合い箇所に許容することのできない遊び(がたつき)が存在していると、その遊びがバックラッシュの原因になって動作性能が低下したり異音が発生したりすることになる。そこで、従来より、このようなバックラッシュを除去するための研究が種々行われている。
図5〜図8を参照して光ディスク装置に採用されていた従来例を説明する。なお、図5は要部の概略平面図、図6は図5のVI矢視図、図7は図5のVII部拡大図、図8は図5のVIII部拡大図である。
図5及び図6において、1は第1歯車、3は第2歯車、5はラックをそれぞれ示している。第1歯車1は、径小なピニオン12と径大な従動側平歯車15とを備えていて、そのうちの従動側平歯車15は、ピニオン12と同軸一体に樹脂で成形された主歯車16とこの主歯車16に同軸に重ね合わされた補助歯車17との2枚重ね構造になっていて、主歯車16と補助歯車17とが弾性体18により互いに反対向きに常時弾発付勢されている。そして、平歯車でなる第2歯車3と上記従動側平歯車15との噛合い箇所では、図8のように、第2歯車3の噛合い歯3aが、従動側平歯車15を形成している主歯車16の噛合い歯16aと補助歯車17の噛合い歯17aとにより弾圧状態で挟み付けられている。同図において、矢印a1は図5に示した弾性体18による主歯車16の付勢方向、矢印a2は同弾性体18による補助歯車17の付勢方向を示している。また、ラック5は、光ピックアップのベース6が取り付けられる主ラック51とこの主ラック51に重ね合わされた補助ラック52との2枚重ね構造になっていて、補助ラック52が弾性体53により常時一方向に弾発付勢されている。そして、ラック5とピニオン12との噛合い箇所では、図7のように、ピニオン12の噛合い歯12aが、ラック5を形成している主ラック51の噛合い歯51aと補助ラック52の噛合い歯52aとにより弾圧状態で挟み付けられている。同図において、矢印bは図5に示した弾性体53による補助ラック52の付勢方向を示している。
図6のように、この伝動機構では、第1歯車1はシャーシ7に固着された支軸71に回転自在に取り付けられ、第2歯車3はシャーシ7に固着されたモータ72の回転軸73に取り付けられている。
以上のように、この構成の伝動機構では、第1歯車1の従動側平歯車15とラック5とがそれぞれ2枚重ね構造になっていて、第2歯車3と従動側平歯車15との噛合い箇所では、図8のように第2歯車3の噛合い歯3aが主歯車16の噛合い歯16aと補助歯車17の噛合い歯17aとにより遊びを持たない状態に弾圧状態で挟み付けられており、また、ラック5とピニオン12との噛合い箇所では、図7のように、ピニオン12の噛合い歯12aが主ラック51の噛合い歯51aと補助ラック52の噛合い歯52aとにより遊びを持たない状態に弾圧状態で挟み付けられている。そのため、第2歯車3と従動側平歯車15との噛合い箇所、及び、ラック5とピニオン12との噛合い箇所の2箇所の両方でバックラッシュが除去される。したがって、この伝動機構でのバックラッシュが原因になって光ディスク装置の動作性能が低下したり異音が発生したりするという事態は起こりにくい。
ところで、ピニオンを分割してラックを噛合い箇所で挟み付けることによってバックラッシュを除去する技術(たとえば特許文献1参照)、ピニオンをラックに近付く方向に弾発付勢しておくことによってバックラッシュを除去するようにした光ピックアップの移送装置についての技術(たとえば特許文献2参照)などが公知である。また、固定軸回りで揺動可能なスイングアームにピニオンを取り付け、そのピニオンをラックに近付ける方向にスイングアームを弾発付勢しておくことによってバックラッシュを除去するようにしたピニオン・ラック機構も公知である(たとえば特許文献3参照)。
特開2002−98221号公報 特開2004−178766号公報 特開2004−44620号公報
しかしながら、図5〜図8を参照して説明した従来例では、第2歯車3と従動側平歯車15との噛合い箇所、及び、ラック5とピニオン12との噛合い箇所の2箇所の両方でバックラッシュが除去されるものではあるけれども、従動側平歯車15やラック5に2枚重ね構造を採用しているので、補助歯車17や補助ラック52、弾性体18,53などが余分に必要になってそれだけ部品点数が増え、組立工程も複雑化して価格が高く付くという問題があった。
これに対し、特許文献1に記載されている技術は、ピニオンを2枚重ね構造としてラックとの1箇所の噛合い箇所のバックラッシュを除去するに過ぎない。また、特許文献2に記載されている技術は、ピニオンをラックに近付く方向に弾発付勢してバックラッシュを除去するようにしてあるので、ピニオン又はラックを2枚重ね構造とする必要性はないものの、特許文献1のものと同様にピニオンとラックとの1箇所の噛合い箇所のバックラッシュを除去するに過ぎない。さらに、特許文献3に記載されている技術も、ピニオンを取り付けたスイングアームを弾発付勢してピニオンをラックに弾圧させることによってバックラッシュを除去するものである点で特許文献2のものと同様である。また、この特許文献3には、スイングアームに取り付けたピニオンに回転を伝達するための従動ギヤを、スイングアームの揺動軸線と同心に配備したモータの駆動ギヤに噛み合わせてあるので、従動ギヤと駆動ギヤとの噛合い箇所では遊びに起因するバックラッシュが発生するという問題がある。
本発明は以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、ピニオンやラックを2枚重ね構造にする必要性をなくするものでありながら、噛合い歯同士の噛合い箇所が2箇所に存在している場合に、簡単な構成を採用するだけで2箇所の噛合い箇所での遊びを無くすることができて、伝動機構の伝動経路全体からバックラッシュを除去することのできる伝動機構のバックラッシュ防止装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、光ディスク装置の光ピックアップの送り力を発生させるための伝動機構に特に好適に採用することのできる上記バックラッシュ防止装置を提供することを目的とする。
本発明に係る伝動機構のバックラッシュ除去装置は、第1歯車の噛合い歯が、定位置で回転運動を行う第2歯車又は直線運動を行うラックから選ばれる2つの伝動部材のそれぞれの噛合い歯に2箇所で各別に噛み合っている。そして、上記第1歯車が、2つの上記伝動部材の両方に対する接近方向に変位可能でかつそれら両方に対する接近方向に常時弾発付勢された可動部材に取り付けられている。
この構成であれば、2つの伝動部材のうちの一方側伝動部材と他方側伝動部材との両方の噛合い歯のそれぞれに第1歯車の噛合い歯が密着してそれら2箇所の噛合い箇所での遊びがなくなってバックラッシュが除去される。この発明において、2つの伝動部材のうち、両方が第2歯車であっても、両方がラックであっても、一方が第2歯車で他方がラックであってもよい。
本発明では、上記第1歯車が単一のばね材によって上記接近方向に常時弾発付勢されていることが望ましく、これによれば、ばね材の必要数が最少限度に抑えられる。
本発明では、2つの上記伝動部材の一方が平歯車であり、他方がラックであって、それらの伝動部材の噛合い歯に対する上記第1歯車の噛合い歯の2箇所の噛合い箇所の第1歯車の回転軸線に対する開き角度が直角又は略略直角になるように第1歯車と2つの伝動部材とが配置されていて、上記ばね材による可動部材に対する弾発付勢方向が、上記2箇所の噛合い箇所相互の中間箇所を向いているという構成を採用することが望ましい。これによれば、2箇所の噛合い箇所で噛合い歯同士が噛み込んで噛合い歯に無理な力が加わるという事態が抑制される。また、2箇所の噛合い箇所での噛合い状態が安定して動力の伝達が円滑に安定して行われる。
本発明において、上記ばね材は、輪線部が定位置に保持されて、一端が上記可動部材のばね受部に係止され、他端が固定側部材のばね受部に係止されたねじりコイルばねでなるという構成を採用することが可能であり、これによれば、ばね材にコイルばねを用いた場合よりもコストダウンを図りやすくなる。
本発明では、上記第1歯車が、第2歯車としての上記平歯車に噛み合った径大な平歯車と、上記ラックに噛み合った径小なピニオンとを同軸に有してなるいう構成を採用することが可能であり、これによると、図5又は図6を参照して説明した従来の伝動機構の補助歯車17と補助ラック52と2つの弾性体18,53を省略した上で、ねじりコイルばねと可動部材とを追加するだけでバックラッシュを除去した伝動機構を構成することが可能である。
本発明に係る伝動機構のバックラッシュ除去装置は、第1歯車の噛合い歯が、定位置で回転運動を行う第2歯車又は直線運動を行うラックから選ばれる2つの伝動部材のそれぞれの噛合い歯に2箇所で各別に噛み合っている伝動機構において、2つの上記伝動部材のうちの一方が、モータの回転軸に固着された第2歯車としての駆動側平歯車であり、そのうちの他方が、光ディスク装置の光ピックアップの送り力を発生させるラックであって、上記第1歯車が、上記駆動側平歯車と噛み合った径大な従動側平歯車とこの従動側平歯車と同軸に一体形成されて上記ラックに噛み合ったピニオンとを備えてなると共に、この第1歯車が、上記駆動側平歯車と上記ラックとの両方に対する接近方向に変位可能でかつそれら両方に対する接近方向にばね材によって常時弾発付勢された可動部材に取り付けられ、上記駆動側平歯車に対する上記従動側平歯車の噛合い箇所と上記ラックに対する上記ピニオンの噛合い箇所との2箇所の噛合い箇所の第1歯車の回転軸線に対する開き角度が直角又は略直角になるように上記第1歯車と上記従動側平歯車と上記ラックとが配置され、上記ばね材による可動部材に対する弾発付勢方向が、上記2箇所の噛合い箇所相互の中間箇所を向き、かつ、そのばね材は、上記可動部材が取り付けられたシャーシに具備されている係止突部に輪線部が定位置に嵌合保持され、一端が上記可動部材のばね受部に係止され、他端が上記シャーシに具備されたばね受部に係止されたねじりコイルばねでなる、という構成を採用することが可能である。これによれば、光ディスク装置の光ピックアップの送り性能が向上する。
以上のように、本発明によれば、ピニオンやラックを2枚重ね構造にする必要がなくなり、噛合い歯同士の噛合い箇所が2箇所に存在している伝動機構のバックラッシュが除去されるので、図5又は図6で参照した従来例に比べて構成が簡単になって伝動機構による動力伝達性能が向上する。また、光ディスク装置にこの発明を適用したものでは、バックラッシュがなくなることにより光ピックアップの指定位置での動作精度が向上する。
図1は光ディスク装置に適用した本発明の実施形態に係る伝動機構のバックラッシュ除去装置の要部の概略平面図、図2は図1のII矢視図、図3は可動部材の概略斜視図、図4は可動部材の付勢状態を説明するための平面図であり、以下では、図5〜図8を参照して説明した従来例と比較しながらこの実施形態を説明する。
この実施形態では、従来例で用いられていた補助歯車17と、補助ラック52と、2つの弾性体18,53とが省略されている。そのため、第1歯車1は、1枚構造の径大な従動側平歯車15と径小なピニオン12とを同軸に樹脂で一体成形することによって形成されていると共に、ラック5も1枚構造になっている。一方、この実施形態では、図3に示した樹脂成形体でなる可動部材8と図1や図4などに示したねじりコイルばねでなるばね材9が追加されている。
図3のように、可動部材8は、平板部81の略中央に、頂部に係止部82aを有する2つ割り構造の支軸82が上向きに突設されているのに対し、その平板部81の一端部と他端部とにフック状の係止突起83,84が下向きに設けられ、さらに、平板部81の1つのコーナ部に突起でなるばね受部85が備わっている。一方、図4のように、シャーシ7の2箇所には、2つの係止突起83,84が各別に嵌合保持される開口75,78が開設されている。このうち、一方側の開口75は長孔状に形成されていて、一方側の係止突起83がその開口75内でその開口75の長手方向に変位することができるようになっていると共に、その係止突起83を嵌合させるときに用いられる張出口75aを有している。これに対し、他方側の開口78は円弧状に形成されていて、一方側の開口75に嵌合保持された係止突起83を中心として他方側の係止突起84が揺動変位することができるようになっていると共に、他方側の係止突起84を嵌合させるときに用いられる張出口78aを有している。
図1又は図2のように、第1歯車1は、その中心孔を可動部材8の2つ割り構造の支軸82に嵌合してその支軸82の頂部の係止部82aを係止させて抜け止めすることにより、支軸82に回転自在に取り付けられる。また、可動部材8は、シャーシ7の2つの開口75,78のそれぞれに備わっている張出口75a,78aを利用して2つの係止突起83,84を開口75,78に各別に嵌合させることによってシャーシ7に取り付けられる。そして、この取付状態では、一方側の係止突起83が一方側の開口75の長手方向に変位し得る範囲内で可動部材8が変位可能であり、しかも、他方側の係止突起84が他方側の開口78内で揺動し得る範囲内で可動部材8が揺動可能である。
可動部材8の支軸82に取り付けられた第1歯車1は、図1又は図2のように、その従動側平歯車15が第2歯車3としての平歯車に噛み合わされ、そのピニオン12がラック5に噛み合わされる。なお、第2歯車3は、従来例と同様に、シャーシ7に固着されたモータ72の回転軸73に取り付けられている。そして、この実施形態では、従動側平歯車15と駆動側平歯車としての第2歯車3との噛合い箇所及びピニオン12とラック5との噛合い箇所の2箇所の第1歯車1の回転軸線に対する開き角度θが直角又は略直角になるように、第1歯車1と第2歯車3とラック5とが配置されている。また、図1又は図4のように、ねじりコイルばねでなるばね材9は、その輪線部91がシャーシ7に切起し形成された係止突部79aに定位置で嵌合保持され、その一端92が可動部材8のばね受部85に係止され、その他端93がシャーシ7に具備されたばね受部79bに係止されていて、このばね材9の付勢力がばね受部85を介して可動部材8に付与されるようになっている。しかも、可動部材8に付与されるばね材85の弾発付勢方向は、上記2箇所の噛合い箇所相互の中間箇所を向いている。したがって、図4に示したように、ばね受部85に加わる付勢力をFとすると、2箇所の噛合い箇所には、同図及び図2に示したように、その付勢力Fの分力としての付勢力F1,F2が作用するようになる。この点をさらに詳しく説明すると、ばね材9の付勢によって従動側平歯車15が駆動側平歯車としての第2歯車3に噛み合ってそれらの噛合い歯15a,3a同士が遊びを有しない状態で密着した状態では、可動部材8がばね材9の付勢により一方側の係止突起83を中心として揺動するので、ピニオン12がラック5に噛み合ってそれらの噛合い歯12a,5a同士が遊びを有しない状態で密着する。そのため、2箇所の噛合い箇所で遊びがなくなってバックラッシュが除去される。
その他の構成は、図5又は図6の従来例と同様であるので、同一又は相応する部分に同一符号を付してある。
この実施形態は光ディスク装置に適用した事例であるけれども、本発明に係るバックラッシュ防止装置は、光ディスク装置の伝動機構に限定されず、他の装置の伝動機構にも適用することが可能である。また、この実施形態では、第1歯車1に噛み合う2つの伝動部材が第2歯車3とラック5とでなるけれども、この点は、2つの伝動部材の両方が第2歯車であっても、その両方がラックであってもよい。
本発明に係る伝動機構のバックラッシュ除去装置の要部の概略平面図である。 図1のII矢視図である。 可動部材の概略斜視図である。 可動部材の付勢状態を説明するための平面図である。 従来例の要部の概略平面図である。 図5のVI矢視図である。 図5のVII部拡大図である。 図5のVIII部拡大図である。
符号の説明
1 第1歯車
3 第2歯車(駆動側平歯車)
3a 第2歯車の噛合い歯
5 ラック
5a ラックの噛合い歯
7 シャーシ
8 可動部材
9 ばね材
12a ピニオンの噛合い歯(第1歯車の噛合い歯)
15a 従動側平歯車の噛合い歯(第1歯車の噛合い歯)
72 モータ
79a 係止突部
79b,85 ばね受部
91 ばね材の輪線部
92 ばね材の一端
93 ばね材の他端
θ 開き角度

Claims (6)

  1. 第1歯車の噛合い歯が、定位置で回転運動を行う第2歯車又は直線運動を行うラックから選ばれる2つの伝動部材のそれぞれの噛合い歯に2箇所で各別に噛み合っている伝動機構において、
    2つの上記伝動部材のうちの一方が、モータの回転軸に固着された第2歯車としての駆動側平歯車であり、そのうちの他方が、光ディスク装置の光ピックアップの送り力を発生させるラックであって、
    上記第1歯車が、上記駆動側平歯車と噛み合った径大な従動側平歯車とこの従動側平歯車と同軸に一体形成されて上記ラックに噛み合ったピニオンとを備えてなると共に、この第1歯車が、上記駆動側平歯車と上記ラックとの両方に対する接近方向に変位可能でかつそれら両方に対する接近方向にばね材によって常時弾発付勢された可動部材に取り付けられ、上記駆動側平歯車に対する上記従動側平歯車の噛合い箇所と上記ラックに対する上記ピニオンの噛合い箇所との2箇所の噛合い箇所の第1歯車の回転軸線に対する開き角度が直角又は略直角になるように上記第1歯車と上記従動側平歯車と上記ラックとが配置され、
    上記ばね材による可動部材に対する弾発付勢方向が、上記2箇所の噛合い箇所相互の中間箇所を向き、かつ、そのばね材は、上記可動部材が取り付けられたシャーシに具備されている係止突部に輪線部が定位置に嵌合保持され、一端が上記可動部材のばね受部に係止され、他端が上記シャーシに具備されたばね受部に係止されたねじりコイルばねでなることを特徴とする伝動機構のバックラッシュ除去装置。
  2. 第1歯車の噛合い歯が、定位置で回転運動を行う第2歯車又は直線運動を行うラックから選ばれる2つの伝動部材のそれぞれの噛合い歯に2箇所で各別に噛み合っている伝動機構において、
    上記第1歯車が、2つの上記伝動部材の両方に対する接近方向に変位可能でかつそれら両方に対する接近方向に常時弾発付勢された可動部材に取り付けられていることを特徴とする伝動機構のバックラッシュ除去装置。
  3. 上記第1歯車が単一のばね材によって上記接近方向に常時弾発付勢されている請求項2に記載した伝動機構のバックラッシュ除去装置。
  4. 2つの上記伝動部材の一方が平歯車であり、他方がラックであって、それらの伝動部材の噛合い歯に対する上記第1歯車の噛合い歯の2箇所の噛合い箇所の第1歯車の回転軸線に対する開き角度が直角又は略略直角になるように第1歯車と2つの伝動部材とが配置されていて、上記ばね材による可動部材に対する弾発付勢方向が、上記2箇所の噛合い箇所相互の中間箇所を向いている請求項3に記載した伝動機構のバックラッシュ除去装置。
  5. 上記ばね材は、輪線部が定位置に保持されて、一端が上記可動部材のばね受部に係止され、他端が固定側部材のばね受部に係止されたねじりコイルばねでなる請求項4に記載した伝動機構のバックラッシュ除去装置。
  6. 上記第1歯車が、第2歯車としての上記平歯車に噛み合った径大な平歯車と、上記ラックに噛み合った径小なピニオンとを同軸に有してなる請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載した伝動機構のバックラッシュ除去装置。
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