JP2006111909A - ボールミル装置、当該装置を用いた水素吸蔵合金粉末の製造方法、及び水素吸蔵合金粉末 - Google Patents

ボールミル装置、当該装置を用いた水素吸蔵合金粉末の製造方法、及び水素吸蔵合金粉末 Download PDF

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Abstract

【課題】高性能な水素吸蔵合金粉末を製造可能な高エネルギーなボールミル装置であって、装置を大型化することができ、工業化が可能なボールミル装置、当該装置を用いた水素吸蔵合金粉末の製造方法、及び水素吸蔵合金粉末を提供すること。
【解決手段】原料粉末及びボール20を装填可能であり、回転駆動される容器10を備え、容器内部10aには、複数の羽根31が取り付けられた回転体30が配設されており、当該容器10と当該回転体30が反対方向に回転するボールミル装置1であり、
この装置1は高エネルギーなミル装置でありながら、装置の大型化ないしは工業化が可能なボールミル装置となるため、このボールミル装置1を用いて原料粉末をメカニカルアロイングすることにより、高性能な水素吸蔵合金粉末を工業的レベルで製造することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールミル装置、当該装置を用いた水素吸蔵合金粉末の製造方法、及び水素吸蔵合金粉末に関する。
金属やセラミックなどの原料粉末を所望の粒径に粉砕して合金粉末を製造する手段としては、ボールミル装置が知られており、このボールミル装置は、その省力性や自動化性における利点から、実験室レベルから生産レベルまで広く用いられている。ボールミル装置は、粉砕用の容器に、被粉砕物である原料粉末と粉末を粉砕するためのボールとを入れ、密閉状態で回転装置に仕掛け、容器を適当な時間回転させて、ボールの運動に伴う摺り合わせや圧潰などにより粉体を粉砕して合金等を製造するものであり、遊星ボールミル装置、アタライタとも呼ばれる攪拌ボールミル装置、振動ボールミル装置、及び回転ボールミル装置などの種々のボールミル装置が使用されていた。
このように元来粉砕を目的に開発されたボールミル装置は、近年、水素吸蔵合金粉末の製造にも使用されている。水素吸蔵合金粉末は、水素を貯蔵したり、放出したりする特性を持つ金属であり、石油代替エネルギーとされる水素の利用実用化を促進するものとして期待されている。水素吸蔵合金の用途としては、水素貯蔵媒体やヒートポンプのほか、例えば、ニッケル水素電池(ニッケル水素化合物電池)などの金属・水素化物二次電池が提唱されている。
ここで、ボールミル装置を用いて原料粉末から水素吸蔵合金粉末を製造するには、合金化の際にメカニカルアロイングを行わせる必要がある。メカニカルアロイングは、2種類以上の金属粉体を、金属粉体の混合粉砕を繰り返すことにより固相反応させ、固体状態のまま均一な合金粒子を製造する方法であり、機械的エネルギーを利用することにより2種類以上の金属粉体をその融点より低い温度で合金・粉末化することができるため、上記の2法と比較して粉体内の組成が均質で、偏析が少ない合金粉体が得られるという特徴がある。
また、ボールミル装置により原料粉末の粉砕と同時にこのメカニカルアロイングを行うには、原料粉末に対して高い機械的エネルギー(以下、単に「高エネルギー」とすることもある)を付与することが望ましかった。前記したボールミル装置のうち、回転ボールミル装置は、一般に低エネルギー(低い機械的エネルギー)により粉砕対象を粉砕・微細化処理するミル装置と、また、振動ボールミル装置、遊星ボールミル装置、攪拌ボールミル装置(アタライタ)は、一般に高エネルギーにより粉砕対照を粉砕・微細化処理することができるミル装置として知られていた。そして、このようなボールミル装置を用いて製造された水素吸蔵合金粉末を得る技術が提供されていた(例えば、特許文献1および特許文献2)。
特開平5−343053号公報 特開平6−52855号公報
しかしながら、高エネルギーミル装置(高い機械的エネルギーで粉砕対象を粉砕・微細化するミル装置のこと。以下同)とされる遊星ボールミル装置、攪拌ボールミル装置(アタライタ)、及び振動ボールミル装置は、いずれも大型化が困難な構造であるため、水素吸蔵合金粉末の製造装置として実験室レベルでは使用されているものの、工業化が非常に困難であった。従って、これらのボールミル装置を用いて、水素吸蔵合金粉末を工業レベルで大量に生産することはできなかった。
一方、装置構造が平易で大型化の容易な回転式ボールミル装置は、大型化が容易であり、生産効率も良好であることから、これを水素吸蔵合金粉末の製造装置として使用する試みもなされていたが、実際に回転式ボールミル装置で水素吸蔵合金粉末を製造しようとしても、原料粉末のメカニカルアロイングをうまく行うことができず、合金化を図ることができなかった。
従って、本発明の目的は、高性能な水素吸蔵合金粉末を製造可能な高エネルギーなボールミル装置であって、装置を大型化することができ、工業化が可能なボールミル装置、当該装置を用いた水素吸蔵合金粉末の製造方法、及び水素吸蔵合金粉末を提供することにある。
前記した目的を達するために、本発明のボールミル装置は、原料粉末及びボールを装填可能であり、回転駆動される容器を備えたボールミル装置であって、容器内部には、複数の羽根が取り付けられた回転体が配設されており、当該容器と当該回転体が反対方向に回転することを特徴とするものである。
この本発明のボールミル装置は、回転駆動される容器を備えるとともに、この容器内部には、複数の羽根が取り付けられた回転体が配設されており、この容器とこの回転体が反対方向に回転する構成を採用している。
従って、ボールミル装置の運動時には、容器の回転運動により原料粉末が舞い上がり、均一に混合されることに加えて、この容器と回転体が反対方向に回転することにより、容器の回転運動による遠心力によってせり上がったボールが回転体に取り付けられた回転羽によって叩きつけられることになる。これにより、容器内部の下部で叩きつけられたボールが媒体となって原料粉末に強力な圧延、せん断作用を加えることができる。
よって、本発明のボールミル装置は高エネルギーな装置となり、各種原料粉末の粉砕・微細化に好適に対応できるととともに、例えば、このボールミル装置を用いて水素吸蔵合金粉末を製造する場合であっては、原料粉末に対してメカニカルアロイング処理を効率的に施すことができ、高性能、高純度な水素吸蔵合金粉末を調製することができることとなる。
そして、本発明のボールミル装置は、前記のような構成を採用するので、大型化が容易となり、高エネルギーなミル装置でありながら、装置の大型化ないしは工業化が可能なボールミル装置となり、更には、高性能、高純度な水素吸蔵合金粉末を大量に調製することができるミル装置となる。
本発明のボールミル装置は、前記容器の形状が円筒状であり、横置きされていることが好ましい。
この本発明によれば、ボールミルを構成する容器の形状を円筒状として、かつ、容器を横置きにするようにしているので、容器を効率的に回転させることができるため、容器内部の粉砕対象である原料粉末を均一に粉砕・微細化できるとともに、高い機械的エネルギーを効率的に原料粉末に付与することができ、前記した本発明の効果をより一層好適に奏することができる。
本発明の水素吸蔵合金粉末の製造方法は、前記した本発明のボールミル装置を用いて水素吸蔵合金粉末を製造する方法であって、前記容器内部に原料粉末及びボールを装填し、容器と回転体を反対方向に回転させて前記した原料粉末をメカニカルアロイングすることを特徴とする。
この本発明の水素吸蔵合金粉末の製造方法は、本発明のボールミル装置を用いて、このボールミル装置を構成する容器内部に原料粉末とボールを入れ、容器と回転体を回転方向に回転させてメカニカルアロイングを行わせるようにしているので、粉砕・微細化に際して粉砕対象である原料粉末に対して高い機械的エネルギーを付与することができ、原料粉末に対するメカニカルアロイング処理、水素吸蔵能が高く、高純度及び高性能の水素吸蔵合金粉末を得ることができ、更には、このような水素吸蔵合金粉末の大量生産も可能となる。
本発明の水素吸蔵合金粉末の製造方法は、前記したメカニカルアロイングの時間を30時間以上とすることが好ましく、メカニカルアロイングの時間を50〜100時間とすることが特に好ましい、
この本発明によれば、水素吸蔵合金粉末を製造するに際してメカニカルアロイングの時間を30時間以上、特に50〜100時間としているので、原料粉末のメカニカルアロイング処理が効率よく行われることになり、水素吸蔵能が高く、高純度及び高性能の水素吸蔵合金粉末をより一層好適に得ることができる。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、前記した本発明の水素吸蔵合金の製造方法により得られたことを特徴とし、特に、Ti(チタン)−Fe(鉄)系水素吸蔵合金粉末であることが好ましい。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、メカニカルアロイング処理が効率よく実施される前記した本発明の製造方法により得られるので、水素吸蔵能が高く、高純度及び高性能の水素吸蔵合金粉末をより一層効率よく得ることができ、特に、かかる効果を奏するTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を好適に提供することができる。
以下、本発明の実施の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のボールミル装置の一形態を示す、一部を透視状態で描いた平面図、図2は正面図である。また、図3は図1のIII−III断面図であり、容器と回転体の回転状態を示している。
ここで、図1〜図3中、1はボールミル装置、10は容器、10aは容器内部、11は胴部、12は側面部、20はボール、30は回転体、31は羽根、32は回転軸、33は基部、40は回転装置、41はモーター、42は伝達軸、43はローラー、44は補助ローラー、45は固定部、46は固定台、50はモーター、をそれぞれ示す。
この図1〜図3に示すように、本発明のボールミル装置1は、その内部に図示しない原料粉末、及びボール20を装填可能であり、回転駆動される容器10を備え、この容器内部10aには、複数の羽根31が取り付けられた回転体30が配設されることを基本構成とする。
そして、図3に示されるように、ボールミル装置1の運動時には、容器10と、容器内部に配設された回転体30が反対方向に回転することにより、原料粉末がボール20により好適に粉砕・合金化されることに加えて、容器10が回転することによる遠心力により原料粉末は舞い上げられるとともに、回転体30に取り付けられた羽根31が容器10と反対方向に回転することにより、容器内部10aの下部で強力な圧延、せん断作用を加えることができる。従って、本発明のボールミル装置1は高エネルギーなボールミル装置となり、例えば、水素吸蔵合金粉末を製造する場合であっても、原料粉末に対してメカニカルアロイング処理を効率的に施すことができ、高性能な水素吸蔵合金粉末を調製することができる。
ここで、本発明のボールミル装置1を構成する容器10は、原料粉末及びボール20が収納され、全体が回転される。本実施形態に示す容器10は、円筒形状の部材であり、胴部11と2面の側面部12により形成されており、横置きされてなる。容器1の内径は200〜400mm程度、胴部の長さは200〜400mmとすることができ、また、容積も、6000〜50000cm程度とすることができる。本発明のボールミル装置1は、このように内径、胴部の長さや容積を比較的大きくすることができ、工業化に適したものである。なお、これらの数値はあくまでも例示であり、本発明のボールミル装置1の構成はこれらの数値に限定されることがないことは言うまでもない。
容器10を構成する材料は、特に制限はないが、ステンレス、クロム、タングステン、アルミナ、ジルコニア等とすることができ、特にステンレスとすることが好ましい。容器10はこれらの材料を用いて、公知の製造方法、例えば、熱間加工、鋳塊からの切削加工等により製造することができる。
この容器10の回転は、回転装置40の回転運動が容器に伝達されることにより行われる。容器10を回転駆動するこの回転装置40は、本実施形態にあっては、モーター41と、伝達軸42と、ローラー43からなり、モーター41の回転運動により伝達軸42が回転するとともに、容器下部に配設されたローラー43が回転し、この回転運動が容器10に伝達されて、容器10が回転することになる。ここで、容器10の回転数は、50〜200rpm程度となるようにすればよい。
なお、図1〜図3に示した本実施形態のボールミル装置1にあっては、容器下部にはローラー43とともに補助ローラー44が配設され、容器1の回転を好適に行われる。また、このローラー43及び補助ローラー44は、回転運動を伝達する伝達軸42を支持する固定部45とともに、固定台46に支持固定されている。
また、容器内部10aには、ボールミルを実施するためのボール20が装填される。このボール20は、容器10を構成する材料と同様に、ステンレス、クロム、タングステン、アルミナ、ジルコニア等とすることができ、特にステンレス等とすることが好ましい。
ボール20の仕様(大きさや数)は、粉砕対象となる原料粉末の種類や、使用される容器10の容量等によって適宜決定されるが、一般に、直径がφ10mm〜φ30mm程度のものを使用することが好ましい。また、この場合のボール20の数量は1000〜10個程度とすることが好ましい。ボール20の大きさはすべて同じものを使用してもよく、また、異なる大きさのものであってもよい。
なお、このボール20と原料粉末は、容器10の胴部11や側面部12に形成された図示しない開口部を通じて出し入れすることができる。
本発明のボールミル装置1は、容器内部10aに、複数の羽根31を備えた回転体30を配設している。
図1〜図3に示すように、本実施形態のボールミル装置1にあっては、回転体30は、回転軸32に対して羽根31が約90度毎に4枚取り付けられることによりなり、また、回転軸32の一端32aは、容器外部のモーター50と連接されている。そして、モーター50の回転運動が回転軸32に伝達されることにより、回転体30が容器内部10aで回転可能となる。ここで、回転体30の回転数は、200〜900rpm程度とすればよい。
なお、回転軸32のもう一端32bは、本実施形態にあっては、図1〜図3に示すように、容器10の側面部12を貫通し、容器外部に飛び出ている。
また、回転体30と容器10の回転数の関係は、両者の回転数を同じにしてもよく、また、両者の回転数を異なるようにしてもよい。ここで、回転体30と容器10の回転数を異なるようにする場合にあっては、容器10の回転数を回転体30の回転数より遅くすることが好ましく、これにより、より高エネルギーなボールミル装置1となり、高性能な水素吸蔵合金粉末を大量に製造可能となる。
図4は、容器内部10aに配設される回転体30を示した平面図であり、図5は図4のV−V断面図である。図4及び図5に示すように、本実施形態における回転体30は、回転軸32における容器内部10aに位置する部分の周囲に円筒状の基部33が形成されて、更にその周囲に板状の羽根31が約90度毎に4枚取り付けられている構成となっている。
ここで、羽根31のサイズは、容器10のサイズなどにより適宜決定することができるが、例えば、容器10を前記した大きさ(内径:200〜400mm程度、胴部の長さ:
200〜400mm程度)とした場合にあっては、羽根31の幅Hは30〜100mm程度、長さLは190〜390mm程度とすればよい。
なお、羽根31の先端31aは、図5では平坦な形状としているが、これには制限されず、例えば、先端の形状を鋭角状や半円状としてもよい。
また、この回転体30を構成する材料は、特に制限はないが、鋳鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、タングステン、工具鋼等とすることができ、特に、工具鋼とすることが好ましく、これらの材料を用いて、公知の製造方法、例えば、鋳造、熱間加工、切削加工、熱処理等により製造することができる。
なお、本実施形態の回転体30は、前記のように回転軸32、円筒状の基部33及び板状の羽根31から構成されているが、回転軸32、基部33及び羽根31をあらかじめ製造した後、これらを組み合わせて一体化させるにしてもよく、当初からこれらを一体化させて製造するようにしてもよい。
このような構成からなる本発明のボールミル装置1は、各種原料粉末の粉砕・微細化に広く適用でき、粉砕対象となる原料粉末としては、例えば、金属系、セラミックス系、またはこれらの複合材料等が挙げられる。
特に、本発明のボールミル装置1は、高エネルギーな装置であり、原料粉末に対してメカニカルアロイング処理を効率的に施すことができるため、水素吸蔵合金粉末の製造装置として使用することが好ましく、高性能、高純度な水素吸蔵合金粉末を調製することができることとなる。
本発明のボールミル装置1を用いて水素吸蔵合金粉末を製造する方法を、原料粉末としてTi(チタン)及びFe(鉄)を用いて、Ti−Fe(チタン−鉄)系の水素吸蔵合金粉末を製造する方法を例として、図1〜図3を用いて説明する。
まず、容器内部10aの図示しない開口部から、原料粉末となるTi(チタン)及び鉄(Fe)の粉末を装填する。原料粉末における両者の配合比は、Ti:Fe=40:60〜60:40とすればよく、45:55〜55:45とすることが好ましい。
なお、原料粉末には、Ti及びFeのほか、本発明の目的や効果に影響を与えない範囲において、Pd、Mn、Al、Co、V、Cr、Mo、Ni、Zr、Nb及びBeよりなる群の中から選ばれる1種または2種以上の金属粉末を添加することができる。
また、開口部から、原料粉末とともにボール20も装填する。ボール20は、ステンレス製の、大きさとして、直径が10〜30mmのものを、1000〜10個装填するようにすればよい。
容器内部10aに原料粉末及びボール20を装填したら、図示しない開口部を閉じて密封状態とした後、モーター41,50を稼働させることにより容器10及び容器内部10aに配設された回転体30を回転させてメカニカルアロイングを行うようにする。容器10の回転数は、50〜200rpm程度、回転体30の回転数は200〜900rpm程度とすればよく、また、容器10と回転体30は、回転方向を反対にして回転される。
このような条件で容器10及び回転体30が回転方向を反対にして回転すると、原料粉末であるTiとFeは、ボール20により好適に粉砕・合金化されることに加えて、容器10が回転することによる遠心力により原料粉末を舞い上げ、均一に混合する作用と、回転体30に取り付けられた羽根31によりボール20が叩き付けられることによって、容器内部10aの下部で叩き付けられたボール20が媒体となって原料粉末に強力な圧延、せん断作用を加えられることとなる。これにより、高エネルギーなボールミル装置1となり、Ti−Fe系水素吸蔵合金粉末を製造する場合であっても、原料粉末に対してメカニカルアロイング処理が効率的に施されることとなる。
また、このようなメカニカルアロイングの時間は、30時間以上とすることが好ましく、50〜100時間程度とすることが特に好ましい。メカニカルアロイング処理する時間(処理時間)をこの程度とすることにより、原料粉末に対してメカニカルアロイング処理が十分に行われ、合金化もスムースに進み、高性能なTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を得ることができる。
これに対して、メカニカルアロイングの時間が30時間より短いと、原料粉末のメカニカルアロイング処理が十分でなく、高性能な水素吸蔵合金粉末を得ることができない場合がある。一方、メカニカルアロイングの時間が100時間より長い場合にあっては、原料粉末のメカニカルアロイング処理の進行は横這いとなり、製造コストだけが増大することになるため、概ね50〜100時間程度とすればよい。
そして、原料粉末の粉砕・微細化に加え、かかるメカニカルアロイング処理を行うことにより、平均粒径が1〜10μm程度のTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を好適に得ることができる。平均粒径がかかる範囲内であれば、水素吸蔵能等の諸特性にも優れるとともに、分級工程等の余計な後工程も必要なく、製造コストを最小限に抑えることができるTi−Fe系水素吸蔵合金粉末となる。
なお、前記したTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を製造するにあたっては、容器内部10aの雰囲気を、アルゴン、窒素、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気または水素ガス雰囲気とすることが好ましく、特にアルゴンガス雰囲気の状態とすることが好ましい。容器内部10aの雰囲気をかかる状態にすることにより、TiやFeといった原料粉末の酸化を防止することができ、高純度かつ高性能のTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を高収率で製造することができる。
また、原料粉末であるTiやFeに対しては、本発明の目的や効果に影響を与えない範囲において、熱処理、表面処理、酸洗処理等の前処理、及び製造されたTi−Fe系水素吸蔵合金粉末に対して、前記前処理と同様の後処理を行ってもよい。
そして、水素吸蔵合金粉末の製造にあたっては、容器内部10aの壁面に原料粉末や製造された水素吸蔵合金粉末が付着することによって回収率が低下することが問題となる場合があるが、その際には、容器10と回転体30を同じ方向に回転させれば、容器内部10aの壁面に付着した粉末を回収することができる。これは、メカニカルアロイングを実施した後に適宜行ってもよいが、また、メカニカルアロイングを実施中に行うようにしてもよい。
このような本実施形態のボールミル装置1によれば、回転駆動される容器10を備えるとともに、この容器内部10aには、複数の羽根31が取り付けられた回転体30が配設されており、この容器10と回転体30が反対方向に回転する構成であるため、高エネルギーな装置となり、各種原料粉末の粉砕・微細化に好適に対応できるととともに、例えば、このボールミル装置1を水素吸蔵合金粉末を製造する装置として使用する場合であっては、原料粉末に対してメカニカルアロイング処理を効率的に施すことができ、高性能、高純度な水素吸蔵合金粉末を調製することができる。
また、本発明のボールミル装置1は、容器10の形状が円筒状であり、容器10が横置きされていることにより、容器10を効率的に回転させることができるため、容器内部10aの粉砕対象である原料粉末を均一に粉砕・微細化できるとともに、高い機械的エネルギーを効率的に原料粉末に付与することができ、前記した効果をより一層好適に奏することができる。
そして、本発明のボールミル装置1は、高エネルギーなミル装置でありながら、装置の大型化ないしは工業化が可能なボールミル装置となり、これにより、高性能、高純度な水素吸蔵合金粉末を大量に調製することができる装置となる。
また、この本発明のボールミル装置1を用いて、容器内部10aにTi(チタン)とFe(鉄)の原料粉末とボール20を入れ、容器10と回転体30を回転方向に回転させてメカニカルアロイングを行わせるようにして水素吸蔵合金粉末を製造すれば、粉砕・微細化に際して粉砕対象である原料粉末に対して高い機械的エネルギーを付与することができ、原料粉末に対するメカニカルアロイング処理が好適に施され、水素吸蔵能が高く、高純度及び高性能のTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を得ることができる。更には、このようなTi−Fe系水素吸蔵合金粉末の大量生産も可能となる。
更には、前記したメカニカルアロイングの時間を30時間以上とすれば、原料粉末のメカニカルアロイング処理が効率よく行われることになり、水素吸蔵能が高く、高純度及び高性能のTi−Fe系水素吸蔵合金粉末をより一層好適に得ることができる。
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。
前記した図1〜図3のボールミル装置1は、容器10の回転が、モーター41と、伝達軸42と、ローラー43からなる回転装置40の回転運動が容器に伝達されることにより行われる例を示したが、これには限定されず、例えば、モーターの回転運動を無端ベルト等で容器10に伝達して、容器10を回転させるようにしてもよい。
前記した実施形態では、図4及び図5に示すように、回転体30は、回転軸32における容器内部10aに位置する部分の周囲に円筒状の基部33が形成され、更にその周囲に略板状の羽根31が約90度毎に4枚取り付けられている構成であったが、これには限定されず、羽根31は例えば約60度毎に6枚取り付けてもよく、また、特に等間隔とせずランダムな間隔で所定の枚数を取り付けるようにしてもよい。
更には、羽根31の形状は、略板状が必須ではなく、任意の形状としてもよく、また、円筒状の基部33を配設せずに、回転軸32に羽根31を直接取り付けるようにしてもよい。
前記した実施形態にあっては、本発明のボールミル装置1を用いた水素吸蔵合金粉末の製造方法として、原料としてTi(チタン)とFe(鉄)を用いたTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を製造した例を示したが、これには限定されず、他の水素吸蔵合金粉末(例えば、
Mg−Ni系水素吸蔵合金粉末やLa−Ni系水素吸蔵合金粉末など)を製造してもよい。また、その場合における、原料粉末の配合比や製造条件等は、前記した実施形態で示した内容には制限されず、任意の条件等を適宜採用するようにしてもよい。更には、本発明のボールミル装置1の適用は、このような水素吸蔵合金粉末の製造のみには限定されず、各種原料粉末の粉砕・微細化に広く適用することができる。
その他、本発明の実施における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
以下、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例等の内容に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
水素吸蔵合金粉末の製造:
前記した図1〜図3の本発明のボールミル装置1を用いて、下記(1),(2)の手順により、Ti−Fe系水素吸蔵合金粉末を製造した。
(1)原料粉末の調製:
平均粒径が75μmのTi粉末(99.5%)(住友金属工業(株)製)及び平均粒径が75μmのFe粉末(99.7%)(住友金属工業(株)製)を、配合比を1:1として、原料粉末(総量1kg)とした。
(2)ボールミリング工程:
この原料粉末を、図1〜図3の構成の本発明のボールミル装置1(容器の直径:φ200mm、容器の容量:6×10cm)の図示しない開口部から、ボール20としてφ15mmの混合粉砕用ステンレス製ボール400個とともに容器内部10aに装填して、容器内部10aを不活性ガスとしてアルゴンガスを充填して、容器内をアルゴンガス雰囲気とした後、開口部を閉めて密閉状態とした。
そして、容器10の回転数を86rpm、回転方向を図3から見て反時計回り方向、回転体30の回転数を570rpm、回転方向を図3から見て時計回り方向として、メカニカルアロイング処理時間(回転時間)を30時間として、平均粒径が約5μmのTi−Fe系水素吸蔵合金粉末を製造した。
図6は、前記実施例1で得られたTi−Fe系水素吸蔵合金粉末のX線回折プロファイルを、X線回折装置(封入菅式縦形X線回折装置JDX−3530(日本電子(株)製)にて測定したグラフである。この図1から明らかなように、本発明のボールミル装置を用いて、実施例1により得られたTi−Fe系水素吸蔵合金粉末は、明らかなTi−Feのピーク(図中の丸○の位置)が検出される一方、金属原料粉末であるTi元素のピーク(図中の四角□の位置)やFe元素(図中の三角△の位置)のピークはほとんど検出されず、原料粉末であるTiとFeがほぼ完全にTi−Fe合金化して、高純度の水素吸蔵合金が得られていることが確認できた。
また、得られたTi−Fe系水素吸蔵合金粉末は、優れた水素吸蔵能を示し、水素ガスの吸蔵ないし放出による繰り返し使用によってもその形態が微粉化されにくく、耐久性にも優れる高性能なTi−Fe系水素吸蔵合金粉末であった。
そして、本発明のボールミル装置は、平易な構成であるため、高エネルギーなミル装置でありながら、装置の大型化ないしは工業化が可能であり、前記したような高性能、高純度な水素吸蔵合金粉末を大量に調製することができる装置となる。
本発明のボールミル装置は高エネルギーなボールミル装置であるため、各種原料粉末の
各種金属原料の粉砕・微細化に広く適用でき、特に、原料粉末の粉砕・微細化とともにメカニカルアロイングによる処理を必要とするような水素吸蔵合金粉末の製造に広く利用することができる。
本発明のボールミル装置の一態様を示した平面図である。 本発明のボールミル装置の一態様を示した正面図である。 図2のIII−III断面図である。 本発明のボールミル装置を構成する回転体の一態様を示した平面図である。 図4のV−V断面図である。 実施例1で得られたTi−Fe系水素吸蔵合金粉末のX線回折プロファイルを示したグラフである。
符号の説明
1 … ボールミル装置
10 … 容器
10a… 容器内部
11 … 胴部
12 … 側面部
20 … ボール
30 … 回転体
31 … 羽根
32 … 回転軸
33 … 基部
40 … 回転装置
41 … モーター
42 … 伝達軸
43 … ローラー
44 … 補助ローラー
45 … 固定部
46 … 固定台
50 … モーター

Claims (6)

  1. 原料粉末及びボールを装填可能であり、回転駆動される容器を備えたボールミル装置であって、
    容器内部には、複数の羽根が取り付けられた回転体が配設されており、
    当該容器と当該回転体が反対方向に回転することを特徴とするボールミル装置。
  2. 請求項1に記載のボールミル装置において、
    前記容器の形状が円筒状であり、横置きされていることを特徴とするボールミル装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のボールミル装置を用いて水素吸蔵合金粉末を製造する方法であって、
    前記容器内部に原料粉末及びボールを装填し、容器と回転体を反対方向に回転させて前記原料粉末をメカニカルアロイングすることを特徴とする水素吸蔵合金粉末の製造方法。
  4. 請求項3に記載の水素吸蔵合金粉末の製造方法において、
    前記メカニカルアロイングの時間を30時間以上とすることを特徴とする水素吸蔵合金粉末の製造方法。
  5. 前記請求項3または請求項4に記載の水素吸蔵合金の製造方法により得られたことを特徴とする水素吸蔵合金粉末。
  6. 請求項5に記載の水素吸蔵合金粉末において、
    Ti(チタン)−Fe(鉄)系水素吸蔵合金粉末であることを特徴とする水素吸蔵合金粉末。
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