JP2006111472A - 水素製造システム及び水素製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱効率を向上させ、排水処理上の問題点を解消し、装置自体のコンパクト化も図ることのできる水素製造システム及び水素製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 改質触媒を充填した反応管内に水素分離膜で区切られた水素透過部を有し、かつ該反応管の外側に燃焼ガス通路を有する水素分離型リフォーマ1によって、炭化水素又は含酸素炭化水素を原料として水蒸気改質反応を行わせて水素を製造する水素製造システムにおいて、上記水素分離型リフォーマ1の出口ガス6を減圧するための減圧手段7と、該減圧手段7を経た出口ガスを改質するための出口改質器8とを備え、該出口改質器8を経た出口ガス6を水素分離型リフォーマ1の燃焼器10で燃焼させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水素製造システム及び水素製造方法に関する。
水素分離型リフォーマを用いた水素製造システムではメタンやメタノール等の炭化水素や含酸素炭化水素からなる原料ガスを、水蒸気改質反応とCOシフト反応によって主に水素と二酸化炭素に分解し、発生した水素をリフォーマに内蔵された水素分離膜を通して選択的に分離するようにしている。
このような水素分離型リフォーマでは、原料ガスをスチームと混合し混合ガスとする。そして、混合ガスを反応温度まで加熱して高温反応ガスとし、触媒層に導入する。触媒層では原料ガスが水素、一酸化炭素及び二酸化炭素に分解される。
これら分解ガスのうち水素だけが例えばパラジウム合金からなる水素分離膜を通して透過部に分離される。未反応ガス(出口ガス)は、熱交換器において冷却水によって冷却後低温未反応ガスとする。水分を凝結させて除去するためである。そして、気液分離装置で水を分離した後、前記燃料用原料ガスと混合される。混合したガスは、水素分離型リフォーマの燃焼器(バーナ)に導入され燃焼される(特許文献1)。
しかし、上記未反応ガスは、従来低発熱量のガスであった。さらに、前述のように冷却器によって冷却し、気液分離を行う必要があった。加えて、冷却するために熱効率が下がり、気液分離装置で分離した水にはCO2が溶け込んでおり、pHが低く、排水処理上問題を生じるおそれもあった。
特許第3035038号公報
本発明は、熱効率を向上させ、排水処理上の問題点を解消し、装置自体のコンパクト化も図ることのできる水素製造システム及び水素製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、改質触媒を充填した反応管内に水素分離膜で区切られた水素透過部を有し、かつ該反応管の外側に燃焼ガス通路を有する水素分離型リフォーマによって、炭化水素又は含酸素炭化水素を原料として水蒸気改質反応を行わせて水素を製造する水素製造システムにおいて、上記水素分離型リフォーマの出口ガスを減圧するための減圧手段と、該減圧手段を経た出口ガスを改質するための出口改質器とを備え、該出口改質器を経た出口ガスを水素分離型リフォーマの燃焼器で燃焼させるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る水素製造システムは、その一実施の形態で、上記出口改質器を上記燃焼器で得られる燃焼熱で加熱するようにしている。
本発明は、別の側面で、水素製造方法であり、改質触媒を充填した反応管内に水素分離膜で区切られた水素透過部を有し、かつ該反応管の外側に燃焼ガス通路を有する水素分離型リフォーマによって、炭化水素又は含酸素炭化水素を原料として水蒸気改質反応を行わせて水素を製造する水素製造方法において、上記水素分離型リフォーマの出口ガスを減圧し、減圧後、出口改質器によって出口ガスを改質し、改質した出口ガスを水素分離型リフォーマの燃焼器で燃焼させるようにしたことを特徴とする。
本発明に係る水素製造方法は、その一実施の形態で、上記出口改質器を上記燃焼器で得られる燃焼熱で加熱するようにしている。
本発明によれば、熱効率を向上させ、排水処理上の問題点を解消し、装置自体のコンパクト化も図ることのできる水素製造システム及び水素製造方法が提供される。
以下に、本発明を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、都市ガスなどの炭化水素と水蒸気を原料として、水蒸気改質反応によって水素を製造するとともに、水素のみを選択的に透過する水素分離膜を用いて、高純度の水素を製造する水素分離型リフォーマを用いた水素製造システム及び水素製造方法を提供するものである。原料ガスとしては、都市ガス、メタン、プロパン、灯油、ジメチルエーテル等の炭化水素又は含酸素炭化水素を原料とする。
図1に、本発明に係る水素製造システム及び水素製造方法についてその一実施の形態を概念的に示す。
本実施の形態では、メタンやメタノール等の炭化水素や含酸素炭化水素からなる原料ガス2を、水素分離型リフォーマ1の改質触媒層3で、水蒸気改質反応とCOシフト反応によって主に水素と二酸化炭素に分解する。発生した水素4は、リフォーマ1に内蔵された水素分離膜5を通して選択的に分離するようにしている。
水素を除いた出口ガス6は、混入するH2、シフトし切れていないCO、CO2、未反応CH4、及び生成したH2Oを含む。出口ガス6は、400〜500℃、0.5〜0.99MPa(ゲージ圧)である。本実施の形態では、そのままの温度で、この出口ガス6を圧力調整弁(減圧手段)7で大気圧(0MPa)まで減圧する。
減圧した出口ガスを出口改質器8に導入する。出口改質器8は、燃焼炉9内に設けられている。燃焼炉9は、水素改質反応を進めるために燃料用原料ガスを燃焼させるバーナ(燃焼器)10を備えている。バーナ10の燃焼熱により、出口改質器8は、600〜900℃に保持される。出口改質器8では、例えばメタンを例に取ると、以下の反応で水素生成側に反応がシフトする。
CH4 + H2O → CO + 3H2 + 206kJ/mol
これは、このような水蒸気改質反応が、吸熱反応であり、モル数が増加する反応なので、高温、減圧下で反応が進行するためである。
このようにして、出口ガスの改質を行うことによって、水分の割合を減少させ、出口ガスの発熱量を上げることができる。したがって、従来のような気液分離が不要となり、冷却器(20℃程度までの冷却)も不要となる。よって、全体の熱効率が上がり、装置全体もコンパクト化する。さらに、冷却によるドレン水も発生せず、低pHの排水に係る問題も生じない。
なお、出口改質器8は、改質触媒として、Ni系又はRu系の成型触媒を用いることが好適である。コスト面及びガスとの接触効率を考慮すると、Ni系でかつペレット状のものが好適である。
使用条件としては、リフォーマ1以上の温度で1000℃未満の温度、圧力はリフォーマ1より低く、低いほど好適である。ガス空間速度(GHSV)は、1,000〜12,000h-1の範囲で平衡組成を得られるものであれば高いほど好ましい。
改質された出口ガスは、高温、高発熱量で、水蒸気濃度も低く、バーナ10に空気11と共に導入され、燃焼される。燃焼排ガスは、改質触媒層3を加熱した後、排出される。なお、出口改質器8は、燃焼炉9に設置しているためバーナ10までの配管を短くすることができる。
次に、図1の実施の形態に係る水素製造システムを含み、さらに周辺の機器も含めた水素製造システムの実施の形態を、図2を参照して説明する。
図2で、メタン等の炭化水素からなる原料ガス20は、ガス中のイオウ分を脱硫器21で除去後、脱硫原料ガス22はリフォーマ23の燃焼器24へ供給するガス25と、改質触媒層26側へ供給するガス27とに分割される。ガス27はスチーム28と混合する。該混合ガス29を混合ガス予熱器30で反応温度まで加熱して高温反応ガス31とし、触媒層26へ導入する。触媒層26では改質反応によって原料ガス20が水素、一酸化炭素及び二酸化炭素に分解される。
これら分解ガスのうち水素だけが例えばパラジウム合金からなる水素分離膜32を通して透過部33に分離される。
出口ガス34は、図1について説明したように圧力調整弁35を経て、出口改質器36を出て、前記燃料用原料ガス25と混合する。
そして、リフォーマ23の燃焼炉内に設けられた燃焼器(バーナ)24に導入され燃焼用の燃料とされる。燃焼器24からの燃焼ガスは燃焼側37を通過し改質触媒層26へ反応熱を供給後、燃焼排ガス38としてリフォーマ23から排出される。燃焼排ガス38はまず混合ガス予熱器30で熱交換し、次に空気予熱器39で空気を加熱後、ストリーム40となりベントから排出される。
一般に、熱交換の順序は加熱されるガスの加熱後の温度レベルの順序によって決まり、より高温まで加熱されるストリームを初めに加熱した方が熱効率上有利となる。この装置では原料ガスとスチームの混合ガス29をほぼ500℃まで、燃焼用空気41を100〜400℃まで加熱する必要がある。このため、まず混合ガス29を加熱し、次に燃焼用空気41を加熱している。
透過部33には不活性ガス42が熱交換器43で加熱され、高温不活性ガス44として供給される。リフォーマ23で発生する水素は該不活性ガス44によって払い出される。この分離水素ガスと不活性ガスとの混合ガス45は前記のごとく、熱交換器43において不活性ガス42を加熱し、次に、冷却器46で冷却水47によって冷却され水素ガスと不活性ガスの混合ガス48として取り出される。
混合ガス45の冷却には燃焼用空気41を用いることも考えられるが、混合ガス45中に水素を含むことから安全上問題となる。このため、冷却用のストリームとしては不活性ガス42かあるいは冷却水47が適切なものとなる。
燃焼用の空気21は空気予熱器39で加熱後、高温空気49となり燃焼器24へ送られる。
本実施の形態でも図1と同様に、改質された出口ガスは、高温、高発熱量で、水蒸気濃度も低く、燃焼器(バーナ)24に導入され、効率よく燃焼される。
本発明に係る水素製造システム及び水素製造方法の一実施の形態を示す概念図である。 本発明に係る水素製造システムの概略を周辺機器を含めて説明する概念図である。
符号の説明
1 水素分離型リフォーマ
2 原料ガス
3 改質触媒層
4 水素
5 水素分離膜
6 出口ガス
7 圧力調整弁
8 出口改質器
9 燃焼炉
10 バーナ
20 原料ガス
21 脱硫器
22 脱硫原料ガス
23 リフォーマ
24 燃焼器
26 改質触媒層
29 混合ガス
30 混合ガス予熱器
32 水素分離膜
33 透過部
34 出口ガス
35 圧力調整弁
36 出口改質器
39 空気予熱器
43 熱交換器
45 混合ガス
46 冷却器
48 混合ガス
49 高温空気

Claims (4)

  1. 改質触媒を充填した反応管内に水素分離膜で区切られた水素透過部を有し、かつ該反応管の外側に燃焼ガス通路を有する水素分離型リフォーマによって、炭化水素又は含酸素炭化水素を原料として水蒸気改質反応を行わせて水素を製造する水素製造システムにおいて、上記水素分離型リフォーマの出口ガスを減圧するための減圧手段と、該減圧手段を経た出口ガスを改質するための出口改質器とを備え、該出口改質器を経た出口ガスを水素分離型リフォーマの燃焼器で燃焼させるようにしたことを特徴とする水素製造システム。
  2. 上記出口改質器を上記燃焼器で得られる燃焼熱で加熱するようにしたことを特徴とする請求項1記載の水素製造システム。
  3. 改質触媒を充填した反応管内に水素分離膜で区切られた水素透過部を有し、かつ該反応管の外側に燃焼ガス通路を有する水素分離型リフォーマによって、炭化水素又は含酸素炭化水素を原料として水蒸気改質反応を行わせて水素を製造する水素製造方法において、上記水素分離型リフォーマの出口ガスを減圧し、減圧後、出口改質器によって出口ガスを改質し、改質した出口ガスを水素分離型リフォーマの燃焼器で燃焼させるようにしたことを特徴とする水素製造方法。
  4. 上記出口改質器を上記燃焼器で得られる燃焼熱で加熱するようにしたことを特徴とする請求項3記載の水素製造方法。
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