JP2006110971A - しおり - Google Patents

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JP2006110971A
JP2006110971A JP2004329763A JP2004329763A JP2006110971A JP 2006110971 A JP2006110971 A JP 2006110971A JP 2004329763 A JP2004329763 A JP 2004329763A JP 2004329763 A JP2004329763 A JP 2004329763A JP 2006110971 A JP2006110971 A JP 2006110971A
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Yasumasa Nakane
康政 中根
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Abstract

【課題】 書籍のページ間に挿入されるしおりにおいて、ページに簡単かつしっかりと固定でき、ページ間に挟んでも書籍の膨らみを最小限に抑えられるしおりを提供する。
【解決手段】 樹脂材料を用いて、全体が約1mmの薄板構造を成し、回転させながら差し込むだけでページを挟み、クリップ部の弾性力により、簡単かつしっかりと固定することを可能にするための折り返し形状のクリップ部を設けたしおりである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、簡単にページに固定することができるしおりに関する。
書籍を読むことを中断し、後でその続きから読むために、中断したときのページを分かり易くするためのしおりには、例えば、紙片に穴を開けてひもを付けた、いわゆる、ページ間に挟むだけのタイプ、あるいは、背表紙上端部に取り付けたひもをページ間に挟むタイプ、また、ページを挟み、ページに固定するタイプ等がある。
紙片に穴を開けてひもを付けたタイプや、背表紙上端部に取り付けたひもをページ間に挟むタイプでは、書籍を落下させ、ページが開いてしまうと、しおりがページ間から外れてしまう恐れがある。
また、ページを挟み、ページに固定するタイプでは、しっかりと固定できる構造にすれば、固定するときが面倒になり、固定し易くすればしおりの厚さが厚くなり、ページ間に挟んだときに書籍が非常に膨らんでしまう。
本発明は、このような点を鑑みてなされたもので、ページに簡単かつしっかりと固定でき、ページ間に挟んでも書籍の膨らみを最小限に抑えられるしおりを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係るしおりは、硬質塩化ビニール等の樹脂材料を用いて、全体が約1mmの薄板構造を成し、書籍のページの上端にクリップ溝を位置合わせし、回転させながら差し込むだけでページを挟み、クリップ部の弾性力により、簡単かつしっかりと固定することを可能にするための折り返し形状のクリップ部を設けたものである。
また、クリップ部折り返し先の先端形状をV字形状にすることで、折り返し先の内側、外側を紙片がスムーズに通過できるようにしたものである。
以上のように、本発明に係るしおりは、書籍のページの上端にクリップ溝を位置合わせし、回転させながら差し込むだけでページを挟み、クリップ部の弾性力により、簡単かつしっかりと固定することを可能にしたしおりを提供できる。
そのため、書籍を落下させ、ページが開いても、しおりがページ間から外れてしまうことがなくなる。
また、全体が約1mmの薄板構造のため、ページ間に挟んでも、書籍の膨らみは最小限に抑えられる。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
本実施形態のしおりは、図1に示すように、カードサイズの約85mm×54mmの大きさで、全体の厚さは約1mmである。図1には、製作上の簡便さを考慮して、3層構造のものを示してある。一体成型による製造も可能であり、どちらの場合も、本発明を実施する形態を満足するものである。
五つの部品、主板1、小スペーサ2、大スペーサ3、クリップ板4、ポケット板5から成り、主板1に小スペーサ2と大スペーサ3を、小スペーサ2にクリップ板4を、大スペーサ3にポケット板5をそれぞれ接合することにより構成される。ポケット板5には、長穴形状のスライド孔6が設けてある。
上記の五つの部品は、劣化を抑制し、より永く使用できるために、硬めの材質、例えば、硬質塩化ビニール等の樹脂材料を用いる。また、必要に応じて、一部あるいは全部を透明な材質を用いることとする。
図2に、正面図(a)と断面図(b)および拡大図(c)を示す。クリップ部7とポケット部8とに分けられ、クリップ部7は、主板1と小スペーサ2とクリップ板4で構成される。主板1とクリップ板4との間には、小スペーサ2と同じ厚さのクリップ隙間9が設けられる。また、クリップ板4は、図に示すように、V字形状を成している。
ポケット部8は、主板1と大スペーサ3とポケット板5で構成される。主板1とポケット板5との間には、大スペーサ3と同じ厚さのポケット10が設けられる。ポケット板5には、ポケット10に挿入したものをスライドして取り出し易くするためのスライド孔6が形成されている。
クリップ板4とポケット板5は、クリップ溝11が形成されるように、約2mmの間隔をあけて配置される。
主板1と小スペーサ2とクリップ板4を合わせたクリップ厚さ12と主板1と大スペーサ3とポケット板5を合わせたポケット厚さ13が同じになるようにすることで、クリップ段差14が形成される。
ポケット10を設けないタイプを図3に示す。この場合、大スペーサ3とスライド孔6が無くなり、ポケット板5が大スペーサ3の厚さを加えた厚さになる。
本実施形態におけるしおりは以上の構成からなり、次にそのしおりの使用方法について説明する。
まず始めに、しおりを書籍に固定する方法について説明する。
図4に示すように、書籍15のしおりを挟むページを開き、書籍よりも上方の位置で、図のようにしおりを傾けた状態にし、上方からページ上端に向けてしおりを移動する。
図5に示すように、クリップ溝11にページ上端を挿入するように、ページ上端に位置合わせする。このとき、クリップ溝11の幅に相当する数ページがクリップ溝11に挿入された状態になる。図2で示したように、クリップ板4がV字形状を成しているため、数ページがスムーズに挿入される。V字形状ではなく、直線形状の場合は、クリップ板4の幅の中で挿入されるページ数に違いが出て、クリップ板4がページ上端に引っ掛かってしまい、スムーズに挿入されなくなる。
この状態から、紙面に向かって反時計回りに回転させながら下方に差し込む。
図6に示すように、図5の段階でクリップ溝11に挿入された数ページが、クリップ隙間9の奥まで挿入され、主板1とクリップ板4とで挟まれた状態になる。この時点で、クリップ板4は主板1から離れる方向に弾性変形し、挟まれた数ページは図2で示したクリップ段差14があるためにS字に湾曲され、変形した両者が戻ろうとする弾性力により、ページにしおりが固定される。
しおりを書籍15のページに固定し、ページ間に挟んだ状態の外観図を図7に示す。
なお、しおりを固定するページが開いたページの反対側の場合は、しおりの向き、傾けた角度、回転する方向が逆になる。
次に、ポケット部8の使用方法について説明する。
ポケット10に写真やメモ等を挿入するときは、図8に示すように、挿入片16をポケット10に差し込み、クリップ板4を内側に変形させながら挿入する。
挿入片16をポケット10から取り出すときは、図9に示すように、指でクリップ板4を内側に変形させた状態で、スライド孔6から別の指で挿入片16を取り出す方向にスライドすると、図2で示したクリップ板4のV字形状の先端部を挿入片16が乗り越える。後は、挿入片16のポケット10から外に出た部分を摘んで引き出す。クリップ板4がV字形状を成しているため、挿入片16をスムーズに取り出すことができる。V字形状ではなく、直線形状の場合は、挿入片16がクリップ板4に引っ掛かってしまい、挿入片16を取り出せなくなる。
次に平面部に印刷する場合について説明する。
印刷可能な平面部は図10に示す表面17、裏面18、クリップ面19の3面である。また、その他の面も可能である。
これらの3面に印刷するものは、使用者にとって興味深い内容ということになる。その数例を下記に示す。
・書籍の表紙のデザインと同じものや書籍の内容を表したもの
・会社やブランドのロゴマーク
・人気キャラクターや有名人の写真
・しおりの所有者を示す内容(氏名・住所・電話番号・メールアドレス・本人の写真等)
上記に限らず、その他使用者にとって興味深い内容が印刷可能である。
本発明の実施形態を示すしおりの斜視図 本発明の実施形態を示すしおりの平面図(a)は正面図、(b)はA−A断面図、(c)はB部拡大図 ポケットを設けないタイプの斜視図 しおりの使用方法を表した第1段階の図 しおりの使用方法を表した第2段階の図 しおりの使用方法を表した第3段階の図 しおりの使用方法を表した第4段階の図 ポケットに挿入片を挿入する方法を表した図 ポケットから挿入片を取り出す方法を表した図 印刷可能面を表したしおり本体表裏平面説明図
符号の説明
1…主板 , 2…小スペーサ
3…大スペーサ , 4…クリップ板
5…ポケット板 , 6…スライド孔
7…クリップ部 , 8…ポケット部
9…クリップ隙間 , 10…ポケット
11…クリップ溝 , 12…クリップ厚さ
13…ポケット厚さ , 14…クリップ段差
15…書籍 , 16…挿入片
17…表面 , 18…裏面
19…クリップ面

Claims (2)

  1. 書籍のページ間に挿入されるしおりにおいて、硬質塩化ビニール等の樹脂材料を用いて、全体が約1mmの薄板構造を成し、書籍のページの上端にクリップ溝を位置合わせし、回転させながら差し込むだけでページを挟み、クリップ部の弾性力により、簡単かつしっかりと固定することを可能にするための折り返し形状のクリップ部を設けたことを特徴とするしおり。
  2. クリップ部折り返し先の先端形状をV字形状にすることで、折り返し先の内側、外側を紙片がスムーズに通過できることを特徴とする請求項1記載のしおり。
JP2004329763A 2004-10-15 2004-10-15 しおり Pending JP2006110971A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103434298A (zh) * 2013-01-07 2013-12-11 张琴中 一种书签
JP3187661U (ja) * 2013-07-09 2013-12-12 正義 久保 ポケット付きしおり

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