JP2006110284A - 箸補助具 - Google Patents

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JP2006110284A
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Kazumi Ogawa
一三 小川
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Abstract

【課題】通常用途の箸を障害者等が容易に使えるようにする箸補助具を提供する。
【解決手段】 箸補助具に、両側面に箸を嵌め込む第1のガイド凹部1、前記第1のガイド凹部1中に前記箸が長さ方向に滑らかな支え運動をするための支え凸部2、前記箸後部に前記箸の長さを揃えるためのストッパ部3を備えた。
【選択図】図1a

Description

本発明は通常用途の箸を障害者等が容易に使えるようにする箸補助具に関するものである。
通常用途の箸と共に用いる箸補助具としては、実開平5−23977、特開平6−296541、特開平5−15430が提案されているが、いずれも箸が離れずに開閉できることだけを目的にしており、実際の使用では大きな問題となる、箸先の不揃い、捩れ防止に関する具体的技術開示はない。
箸用補助具として、箸に着脱可能な補助具が知られている(特許文献1、2および3参照)。
実開平5−23977号公報 特開平6−296541号公報 特開平5−15430号公報 特許3016144号公報
指先の機能に問題のある障害者、指先の機能が低下した高齢者、箸を使い慣れない外国人、指先の機能が未発達な幼児にとって、通常の箸を使用することは困難を伴う場合が多く、本来楽しいはずの食事が苦痛になることもある。そのため、専用の箸が考案されている(例えば、特許文献4参照)が、機能的には優れているものの、保管や持ち運びを考えると不便であった。また、通常の箸に装着する補助具も考案されているが、箸先の不揃い、捩れ防止に対する配慮に欠けるため、端先を微妙にコントロールすることができず機能的に問題があった。また、このような多くの箸は使用時以外は箸先が大きく開いた状態となり、箸の置き場所に困ることが多かった。
箸補助具に、両側面に箸を嵌め込む第1のガイド凹部、前記第1のガイド凹部中に前記箸が長さ方向に滑らかなシーソー運動をするための支え凸部、前記箸後部に前記箸の長さを揃えるためのストッパ部を備えた。
ストッパ部3により箸5の長さが揃えられ、第1のガイド凹部1が、箸先6が捩れずに箸5を保持することを容易にするので、使用者は、箸5の開閉及び箸先6のコントロールをするだけで、箸を使うことができる。更に、ストッパ部3の第2のガイド凹部4を用いれば、箸先6が捩れる可能性はより低減できるので、箸先6のコントロールは更に容易になる。また、弾性体8を用いることにより、箸5を開く動作はより簡単になり、更にそのセット位置を変えることにより、箸先6を閉じた状態で固定でき、箸置き等へ乗せることが可能になる。
図1aは請求項1の実施例、図1bはその使用例である。
使用例について説明する。箸5は第1のガイド凹部1に嵌め込まれ、箸後端7がストッパ部3に当たるようにセットされる。使用者はこの状態から、通常の通り、箸を使用することができる。ストッパ部3により箸5の長さが揃えられ、第1のガイド凹部1が、箸先6が捩れずに箸5を保持することを容易にするため、使用者は、箸5の開閉及び箸先6のコントロールに集中することができる。
図2aは請求項2の実施例、図2bはその使用例である
使用例について説明する。箸5は第1のガイド凹部1に嵌め込まれ、箸後端7がストッパ部3の第2のガイド凹部4に挿入するようにセットされる。使用者はこの状態から、通常の通り、箸を使用することができる。ストッパ部3により箸5の長さが揃えられ、第1のガイド凹部1とストッパ部3の第2のガイド凹部4が、箸先6が捩れずに箸5を保持することをより容易にするので、使用者は、箸5の開閉及び箸先6のコントロールに集中することができる。
図3a、図3b、図3cは請求項3の1実施例の使用例である。セットの仕方は、図1b、図2bと同様である。異なるのは、弾性体8が装着されていることである。なお、弾性体8の弾性強度を適宜選択することにより、箸5の開閉強度を、使用者個別に調整することができる。以下に、使用例について説明する。
図3aは、箸5の開閉角度を大きくしたい場合、例えば掴む対象が大きい場合等の、弾性体8のセット位置である。弾性体8はよりストッパ部3寄りにセットされる。使用者はこの状態から、通常の通り、箸を使用することができる。ストッパ部3により箸5の長さが揃えられ、第1のガイド凹部1とストッパ部3の第2のガイド凹部4が、箸先6が捩れずに箸5を保持することをより容易にする、更に弾性体8が箸5の第1のガイド凹部1からの脱落を防止し、使用者が閉めようとする力を緩めれば箸先6が開くよう動作するので、使用者は、箸5を閉じること及び箸先6のコントロールに集中することができる。
図3bは、箸5の開閉角度を小さくしたい場合、例えば掴む対象が小さい場合(麺類等)等の、弾性体8のセット位置である。弾性体8はより支え凸部2寄りにセットされる。使用者はこの状態から、通常の通り、箸を使用することができる。ストッパ部3により箸5の長さが揃えられ、第1のガイド凹部1とストッパ部3の第2のガイド凹部4が、箸先6が捩れずに箸5を保持することをより容易にする、更に弾性体8が箸5の第のガイド凹部1からの脱落を防止し、使用者が閉めようとする力を緩めれば箸先6が開くよう動作するので、使用者は、箸5を閉じること及び箸先6のコントロールに集中することができる。
図3cは、箸5を閉じた状態で保持したい場合、例えば箸置きに置きたい場合等の、弾性体8のセット位置である。弾性体8は支え凸部2近傍にセットされる。
本発明の実施例1。 本発明の実施例1の使用例。 本発明の実施例2。 本発明の実施例2の使用例 本発明の実施例3の使用例1。 本発明の実施例3の使用例2。 本発明の実施例3の使用例3。
符号の説明
1 第1のガイド凹部
2 支え凸部
3 ストッパ部
4 第2のガイド凹部
5 箸
6 箸先
7 箸後端
8 弾性体

Claims (3)

  1. 通常用途の箸と共に用いる箸補助具において、両側面に前記箸を嵌め込む第1のガイド凹部、前記第1のガイド凹部中に前記箸が長さ方向に滑らかなシーソー運動をするための支え凸部、前記箸後部に前記箸の長さを揃えるためのストッパ部、を備えたことを特徴とする、箸補助具。
  2. 前記ストッパ部に、前記箸後部が嵌め込まれる第2のガイド凹部を備え、前記箸先の捩れを防止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の箸補助具。
  3. 前記支え凸部と前記ストッパ部の間に、前記箸と前記箸補助具を一緒に束ねる弾性体を備え、前記箸先の開閉角度及び強度を制御するようにしたことを特徴とする請求項1−2記載の箸補助具。
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