JP2009254806A - 箸ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】 箸の上部にヒンジやバネなどで一体にされた箸は、箸先が握り方で揃わなく、指先に障害を持つ人達には使い辛い物であった。また、これらは、箸先が揃うようにするためにはヒンジ部の隙間をきつくする必要があり、錆や物が詰まって動きが悪くなること等の課題があった。また、分解しづらいものが多かった。
【解決手段】 2本の箸36の上部を輪ゴム3の力で平板状の2枚の板41、42の間に挟み、輪ゴム3を使って箸36の上部が支点ストッパーで一定間隔となり輪ゴム3の収縮力で少しの角度で箸先を開く作用をさせ、2枚の平板41、42、が箸36の動きを輪ゴム3の収縮力で一定平面内に規制するため、箸36を握るだけで箸先が揃い合わさる箸ホルダーとなる。本箸ホルダーは、日常の箸や割り箸などにも装着でき、太さに関係なく使え、使い勝手が良く、分解できるので清潔に保ちやすいなどの効果がある。
【選択図】図4

Description

本発明は、通常の箸では持つのが困難な人用に箸の上部で接触して箸が可動する支点部を有する特殊箸で、手や指に障害のある方には、有効な自助具で、指先の動きが悪くなった方や利き手の骨折などで使えなくなった方、箸を使ったことのない外国人の方が箸で食事が取れるようにするための道具、また旅行や外食時に持ち運びに便利な箸の自助具に関するものである。
従来、通常の箸では持つのが困難な人用の専用箸として箸の上部で連結して可動するヒンジ部と摺動部を有する特殊箸で自助具として市販されているものがある。また、箸の上部をバネ性のある樹脂や金属で2本の箸を一体に連結された特殊箸も市販されている。
これらの特殊箸を使う人は、旅行や外食時にもマイ箸としてこれらの特殊箸を持ち歩く必要があり、箸箱が大きくなり持ち運び時には嵩張ってしまった。
また、急に利き腕や利き手に骨折などの負傷をして、不自由になった方で食事を取ることが必要になった人には、日頃自分が使っている通常の市販の箸や外食時に出される割り箸などを使うことは、難しく、スプーンやフォークを持ってこれらに対応しなくてはならなかった(例えば、非特許文献1参照)。
また、負傷したのが主婦の場合には、食事を作る際にスプーンやフォークだけでは料理が難しく、特に揚げ物などの料理には利き手でない方で使える箸が必要であった。
又、従来技術である実公昭63−20391号公報(特許文献1)には、箸の補助具であるが、2枚の板の間隔が一定に形成されており、箸の太さをその間隔に合わせた専用の箸しか使用できず、上下の板は3辺で一体に固定されているために内面では箸を装着した際に箸の面との間に常に何がしかの隙間が存在する構成である。
箸の太さが細い物を装着した際には、箸先が隙間の量の5〜6倍の変位量で揃わなくなり、又逆に箸の太さの太いものは、この箸の補助具には装着できず使えない欠点が存在する。
他に、特開2006−110284号公報(特許文献2)は、箸補助具であるが、ガイド凹部と支え凸部とストッパー部を一体に形成した物で、ガイド凹部の隙間は一定の間隔で形成されており、箸の太さは、その間隔に合わせた専用の箸にしか使用できない箸補助具であり、前記と同様の欠点が存在する。
自助具ハンドブック{(財団法人テクノエイド協会編)の第14頁〜第16頁}
実公昭63−20391号公報(実用新案登録請求の範囲の欄、考案の詳細な説明の欄、及び図1〜図8を参照) 特開2006−110284号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1a〜図3cを参照)
しかしながら、自助具として使われるこれら特殊箸は、箸の上部で連結して可動するヒンジ部を有する特殊箸の場合、高価であり、2本の箸が一体に連結されており、箸の可動ヒンジ部などに塵などが挟まってしまった場合や金属製の可動ヒンジ部では錆びてしまった場合などにはその場で分解して綺麗に洗い流すことが難しかった。
これらの特殊箸のヒンジ部には箸先の動きを一定にさせるために可動ヒンジの摺動部を広くし、その隙間を狭く調整して作り上げる必要があった。従って、この摺動部に食べ物などが誤って挟まった時には箸の動きが悪くなり、手の不自由な方には、その時には使いづらいものであった。
また、バネ性のある樹脂や金属で2本の箸を一体に連結された箸もあるが、これは、比較的安価に入手できるが、不自由な手で握ると箸先にずれを生じ、食物を摘み上げることが難しくなるなどの欠点があった。
更に、手の動きに障害が出た人に少しでも動く指先の機能回復をさせるには、不自由な手でも使える箸が必要で、こうした人が自分で箸が使えるためには、箸先が常に合わさり簡単な動作で食物をしっかり挟める必要があった。また、太さの異なる箸でも装着でき、常に箸先が合わさる動きをする物で安価にでき、分解清掃が容易でしかもメンテナンスの容易な物が必要であった。
上記課題を解決するための本発明の第1の発明は、請求項1に記載された通り一般に市販されていて日頃使い慣れている箸が使える箸ホルダーであり、次のようなものである。
少なくとも片面に平らな平板部を有する2枚の板の平板部で箸の上部の近傍を挟む2枚の板と、該板の箸先側の端部近傍において2本の箸の内側で当たり所要幅を保ち箸が当る部分を支点にして回動する支点ストッパーを該板に一体または別体に形成した支点ストッパーと、該2枚の板を介して該箸の上部を挟む弾性体と、該箸の上部を挟んで支点ストッパーに押し当てる弾性体で構成した箸ホルダーで、該箸を使用する際に該箸の上部が弾性体の弾性力により箸の上部を平板部で挟み、該箸の上部を弾性体によって挟んで支点ストッパーに押し当て箸先を広げ、該箸の中間部を握ると該箸の上部が支点ストッパーを支点にして旋回して箸の上部で支点ストッパーに押し当てる弾性体を押し広げ、尚且つ、他方の弾性体が平板部において箸の上部を挟むために摺動部において常に隙間が無くなり、該箸の動きが上板と下板の平板部によって一定平面内に拘束され、該箸の上部は一定平面内の動きに規制されて摺動し、箸先が一定方向の動きに規制され直線状の箸または同じ方向に反りがある箸が装着されているものであれば箸の太さに関係せず常に箸先が合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成である。
尚、該上板及び下板に形成する平板部は、上板及び下板の短手方向の両辺の近傍において2箇所に分けて平板部を一定平面に形成するか外縁部に平板部を形成し、その中間部は、凹ました場合にも同様の働きがあることは言うまでもない。
更に、本発明の箸ホルダーの外形形状は、以下に図示した如く直線状に拘ることはなく、楕円形やその他曲線との組み合わせ形状でも平板部が形成できる形状であれば良く、外観形状を規定するものではない。説明上分かり易くする目的で矩形を主体に図示し、説明する。
また、支点ストッパーの寸法は、一般の使用状態である平板部内に支点ストッパーを形成する場合には、該箸の太さ寸法より若干少ない寸法の高さで作り、平板部外に支点ストッパーを形成する場合には、高さ寸法は大きくても良く、又、その幅寸法は1〜4cmの幅で形成するのが良いが、箸先で小さいものだけを摘む専用の箸ホルダーの場合には1cmより少なくても良く、また、大物の煮物用では8cm程度のものでも良い。但し、長さを規定するものではない。
上記課題を解決するための本発明の第2の発明は、請求項2に記載された通り一般に市販されていて日頃使い慣れている箸が使える箸ホルダーであり、次のようなものである。
箸の上部近傍を上板と下板からなる両面または片面が平らな平板部を有する2枚の板の平板部で挟み、下板において平板部の長手方向の箸先側の片方の端部近傍で該箸の上部の近傍が2本の箸の内側で当たり所要幅を保つための支点ストッパーを形成または固着し、この2枚の板の長手方向の両辺に伸縮性の輪ゴムがかけられる1ヶ所または複数ヶ所で対を成す溝を夫々の板の両辺に形成し、形成する該溝の深さは該箸を使用する際に該箸の上部が1個または複数個の輪ゴムを伸ばして嵌め込んで該輪ゴムの収縮力により箸の上部を挟み、箸先を広げられる深さの溝として形成し、下板に形成する支点ストッパーを上板の範囲内に形成または固着する場合には該支点ストッパーの高さは該箸の上部が上板と下板の平板部の間に常に挟めるように該箸の上部の太さ寸法より若干少ない寸法で形成するか、又は、該箸の上部の寸法より大きい寸法で形成した時には上板に相対する位置において孔または凹みや切り欠きなどの逃げ部分を形成し、該箸を使用する際には、該上板と該下板を該支点ストッパーが内側に挟まるように平板部を合わせて該溝に該輪ゴムを嵌め込み、該輪ゴムの収縮力によって2本の箸の上部を上板と下板の間に挟み、且つ、支点ストッパーの両側に組み合わせ、該輪ゴムの収縮力によって該溝において2本の箸を両側より内側に挟み込んで箸先を広げ、該箸の中間部を握ると該箸の上部が支点ストッパーを支点にして旋回して輪ゴムを伸ばし、尚且つ、該輪ゴムが上板と下板の平板部で箸の上部を挟みつけ、該箸の動きが上板と下板の平板部によって一定平面内に拘束され、該箸の上部が一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が一定方向の動きに規制されて合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成である。
更に、上板と下板の材料が柔らかい材料の場合や変形しやすいなどの特性のある合成樹脂などの材料を使用した場合には、下板の平板部側の支点ストッパーの立ち上がり部を除く部分において一定平面となる平板部を箸の上端部近傍と支点ストッパー近傍において2箇所に分けて平板部を一定平面に形成し、その中間部を若干凹ました場合や上板にも同様に2箇所に分けて平板部を形成した場合にも同様の働きがあり上板や下板が輪ゴムの力で湾曲してもより強力に箸の上部の動きを一定平面に規制するために平板部を形成すると良いことは言うまでもない。同様に上板や下板の周縁部に平板部を形成しても良いことは言うまでもない。しかし、上板と下板が曲りに対する強度が強い場合には、これらの板が一定平面を保てれば中間部に凹みのある平板部は必要としないことは言うまでもない。
また、支点ストッパーを平板部の内に形成する場合には、支点ストッパーの寸法は、該箸の太さ寸法より若干少ない寸法の高さと所要の幅は、1〜3cm前後の幅で形成するのが良いが、箸先で小さいものだけを摘む専用の箸ホルダーの場合には1cmより少なくても良く、大きいもの用には3cm以上の幅でも良い。
また、支点ストッパーの高さ寸法が箸の上部の寸法より大きい場合には、上板の相対する位置において孔又は凹みや切り欠きなどの逃げ部分を形成して箸の上部が上板と下板平板部に常に接触できる大きさの孔や深さの凹みにすることは言うまでもなく、支点ストッパーの形成する位置は下板の端部の外側に形成することもでき該支点ストッパーの高さは箸の上部の太さ寸法より高く出来ることは言うまでもない。更に、下板に形成した支点ストッパーも下板と共に上板の平らな面の側から上板の内部に入り込むように上板を下板の形状に合わせて凹み部を形成し、箸を挿入しない場合には下板が上板の内部に嵌まり込み箸置きとしても使えるように出来ることは言うまでもない。
また、支点ストッパーは下板に形成するのではなく逆に上板に同様に形成してもよいことは言うまでもない。
また、本発明の箸ホルダーでは、輪ゴムの伸縮により上板と下板の間隔が箸の太さにより追随して調整され、常にそれらの平板部と箸の上部が接触し摺動するために箸の太さの影響で箸先が揃わず狂って変化することはなく割り箸でも一般の市販の箸でも使える効果がある。
また、本発明の上板を使わずに下板に輪ゴムを強力にするか複数個所にかけるなどしても箸ホルダーとして使えることは言うまでもないが、箸を箸ホルダーの輪ゴムに通しづらくなる欠点があるが本発明の意図する目的は達成できるため本発明の範囲内であることは言うまでもないが、箸先が握る力の掛けようでは揃わなくなる弱点がある。また、上板と下板とを説明上区分しているが上下逆に製作しても同じであることは言うまでもない。
上記課題を解決するための本発明の第3の発明は、請求項3に記載された通り一般に市販されていて日頃使い慣れている箸が使える箸ホルダーであり、次のようなものである。
請求項2に記載の箸ホルダーに加えて、箸の上部において2本の箸の内側で当たる支点ストッパーと該箸の上端部で当たるストッパーを支点ストッパーの幅より若干少ない幅で、また、支点ストッパーとストッパーの高さは該箸の太さ寸法の約半分強の高さ寸法で上板と下板からなる2枚の板の短手方向の両辺の端部近傍で隣り合う位置において上板と下板を合わせた時に滑合する状態で夫々に形成または固着し、上板と下板の2枚の板の長手方向の両辺に伸縮性の輪ゴムがかけられる1ヶ所または複数ヶ所で対を成す溝を形成し、尚且つ、該箸の上部が1個または数個の該輪ゴムを伸ばして嵌め込んだ時に該輪ゴムの収縮力により箸の上部を挟みこめる深さの溝を形成し、下板の上面側の支点ストッパーとストッパーの立ち上がり部を除く部分において一定平面となる平板部を形成し、該上板と該下板の夫々の支点ストッパーとストッパーを内側に挟むように滑合する状態で噛み合わせて該溝に該輪ゴムを嵌め込み、該箸を使用する際には該輪ゴムの収縮力によって2本の箸の上部を上板と下板の平板部の間に挟み支点ストッパーの両側に組み合わせ、該輪ゴムの収縮力によって支点ストッパーとストッパーの間の該溝にて2本の箸を両側より内側に挟み込み、該箸の中間部を握ると該箸の上部が支点ストッパーを支点にして旋回し平板部で箸の上部の動きが上板と下板の平板部の一定平面内に拘束され、箸の上部が該平板部によって一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成である。
本構成によると、該箸ホルダーは下板の平板部の一定平面内で箸の上部を常に一定平面に押し付けて動くように上板を介して輪ゴムの力で規制されるために一体の箸先は同様に動きを規制され、箸を握ると箸が直線状のものであれば常に箸先が合わさり揃うことになる。また、該平板部には輪ゴムの力で箸の上部が押し付けられるが、平板部の撓みを考慮して平板部の中間部に窪みや段差状の凹みを付け箸の上部がより強く両側の平板部で挟まれ動きを強く一定平面内に規制されるようにするのも良いことは言うまでもない。
この場合に使用される箸は、箸ホルダーに挟まれる部分で箸の外側が直線状であるものが望ましい。また、箸そのものは、2本の箸に曲りの無い物が好ましいが、手の不自由な方用には箸先の内側が少し平らな部分を作り数ミリ幅の平らな面が合わさる箸先でその外側には少し傾斜するように先を尖らせて箸先で食物を突くと食物が割れる箸先形状にするのが良い。更に、箸の上部の断面形状は、箸に曲がりが無ければ四角や丸状の物でも6角や8角などでも良く断面形状に拘らない。但し、極度に手の不自由な方用の専用の箸として使う場合には箸の上部だけは、箸が回りづらいので角型が使い良い。
尚、上板と下板は、合成樹脂を射出成形などで支点ストッパーとストッパーや溝などを同時に一体に形成する方法が良いが、各部分を夫々に作って加工し、接着剤などで接着して一体に形成しても良いことは、言うまでもない。従って、これらの各部分は、異なる材質のもので作ってもよい。
更に、上記課題を解決するための本発明の第3の発明は、次に記載する一部の修正を加える事により日頃使い慣れている箸がより使いやすく概観も良い箸ホルダーとなり、次のように構成を一部修正しても良い。
請求項3記載の箸ホルダーの構成において上板の底面側に一定平面となる平板部を形成し、上板と下板を重ね合わせた時に下板のストッパーにストッパー箸当り面と支点ストッパーに支点ストッパー箸当り面、及び、上板のストッパーにストッパー箸当り面を形成し、これら片側3つの箸当り面が両側において夫々に直線状に平面を形成し、ストッパーの幅寸法が支点ストッパーの幅寸法より狭く形成し、上板の支点ストッパーと下板の支点ストッパーの幅寸法とが略同じ幅寸法で支点ストッパー箸当り面と対称方向の支点ストッパー箸当り面を形成し、夫々のストッパーの高さを箸の上部の太さ寸法より若干少ない寸法で形成し、上板の下側の支点ストッパーとストッパーの立下り部を除く部分において一定平面となる平板部を形成し、該上板の平板部と該下板の平板部の間に箸を挟み込んだ時に輪ゴムの収縮力を利用して該箸を一定面内に平板部によって押さえ込み、下板のストッパーのストッパー箸当り面と支点ストッパーの支点ストッパー箸当り面、及び、上板のストッパーのストッパー箸当り面に箸の上部を溝に嵌った輪ゴムの収縮力によって外側から内側へ押し当て、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ると該箸が支点ストッパー箸当り面の鋭角部の位置を支点にして夫々の平板部間で一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成も可能である。
尚、上板と下板の支点ストッパーとストッパーの位置関係が図11及び図20に点線で図示されたものは、夫々の間で2箇所の摺動面となっているが、上板支点ストッパーに下板支点ストッパーの裏側で別の摺動面を形成して上板ストッパーと下板ストッパーの間では摺動面を形成せず夫々のストッパーの高さを箸の太さの半分より少し少なめの高さにして同じ位置関係で突き当て式の上板ストッパーと下板ストッパーを形成しても同じ働きをする箸ホルダーとすることが出来ることは、言うまでもない。
また、支点ストッパーをストッパーより広い幅で形成して箸当り面に箸の上部が夫々の両側で輪ゴムの力で引き寄せられた時に箸が箸先で広がるように支点ストッパーとストッパーの夫々の寸法を決め、また、箸当り面の傾斜角度を決めるのが良い。但し、細かい物を選別する特別な場合に使用する箸ホルダーでは、逆に箸先が少し狭くなるように寸法を決めるのが良い。特に支点ストッパーの幅などの寸法は規定しないが一般の箸に使う場合には1cm〜3cm前後が良い。特殊箸の場合には、その幅が更に増減しても良いことは言うまでもない。
また、上板の平板部や下板の平板部以外の外側の表面には凹凸で外国人や子供が好むデザインやキャラクターなどを付けることや、印刷やラベルなどで宣伝文を表示することも良く、箸が輪ゴムの力で上板と下板に挟まれ摺動する内側の平板部の周縁部のみが平面に保たれていれば他の部位で図示された形状を変更することもあってよいことは、言うまでもない。
また、該平板部には輪ゴムの力で箸の上部が押し付けられるが、上板や下板の平板部の撓みを考慮して平板部の中間部に窪みや段差状の凹みを付け、箸の上部がより強く両側の平板部で挟まれ動きを強く一定平面内に規制されるようにするのも良いことは言うまでもない。
また、平板部の内側の平面において箸の上部を挟み込むが、支点ストッパーとストッパーの端部などの近傍において支点ストッパーとストッパーに平行な細い線状の平面を作りその内側や外側に少しの凹みを持たせても箸の上部の動きが一定面内に規制できる物であれば同様の作用があり本発明の目的として同様に有効であることは言うまでもない。
また、その場合、細い線状の平面は、直線でなく箸の旋回する軌跡に合わせて形成しても良く、一定平面内であれば直線状に拘ることなく曲線状に形成しても良いことは言うまでもない。
上記課題を解決するための本発明の第4の発明は、請求項4に記載された通り一般に市販されていて日頃使い慣れている箸が使える箸ホルダーであり、次のようなものである。
請求項2または請求項3に記載の箸ホルダーにおいて形成する支点ストッパーやストッパーを下板または上板の何れかの一方にのみに形成し、支点ストッパーやストッパーの夫々の高さ寸法を箸の太さ寸法より高い寸法で形成し、支点ストッパーやストッパーに箸が当る面を夫々に形成し、相対する他方の板に支点ストッパーやストッパーを通す部分として孔や凹み、または、切り欠き部などを形成するか、または、支点ストッパーとストッパーの間に入る少し狭い広さの板とするなどし、前記と同様に上板と下板の平板部との間に箸を挟み込んだ時に該溝に嵌め込んだ輪ゴムの収縮力で該箸を一定の方向に押さえ込み、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ると該箸が支点ストッパー箸当り面の鋭角部の位置を支点にして上板と下板の平板部の間で一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成である。
尚、支点ストッパーやストッパーを通す孔を形成する場合には、例えば図16に示す位置関係で支点ストッパーやストッパーが通るように凹みまたは貫通する孔の寸法を決めるのが良い。また、切り欠き部を形成する場合には、例えば図15に示す位置関係で切り欠き寸法を支点ストッパーやストッパーが通るように決めるのが良い。また、支点ストッパーやストッパー高さ方向の断面は平行面を有する四辺形でなく、円柱形を当り面として円柱形の支点ストッパーやストッパーを箸当り面の位置を外側にして4箇所に立てることでも同様の働きを得ることができることは、言うまでもなく、形に拘ることではない。
更に、他方の板を支点ストッパーとストッパーの間に入る広さの板とするなどして凹みや切り欠き部などを設けずに広さの異なる平らな面を有する2枚の板で作ることもできるが支点ストッパーとストッパーを平らな面の外側に即ち端面の外側に形成し略同じ広さの平らな面を有する2枚の板で作ることもできることは言うまでもない。また、請求項1の場合においても同様に支点ストッパーを端面の外側に形成して同様に形成することが可能である。
また、これらの孔や切り欠きには、支点ストッパーやストッパーが通る際にスムースに動く程度の隙間があるのが良い。
更に、平板部の長手方向で中心線部に該箸の太さより若干少ない高さで平板に隙間を持たせる支持棒を上板または下板に形成しておくと箸を通しやすくする働きがあり、有効であり支持棒を形成しておくのが良いが、支持棒が無くても良いことは言うまでもない。
上記課題を解決するための本発明の第5の発明は、請求項5に記載された通り一般に市販されていて日頃使い慣れている箸が使える箸ホルダーであり、次のようなものである。
請求項2〜請求項4のうち、いずれか1項に記載の箸ホルダーに加えて、形成する支点ストッパーのみを下板の平板部の中間部に形成し、上板と下板の夫々の平板部の両端部近傍において該支点ストッパーの幅寸法より相対する溝の底間の寸法が広い溝即ち溝自体が浅い溝と、幅寸法より相対する溝の底間の寸法が狭い溝即ち溝自体深い溝のどちらかを1対ずつ形成し、前記と同様に上板の平板部と下板の平板部の間に箸を挟み込んだ時に2箇所の該溝に夫々に輪ゴムをかけ、輪ゴムの収縮力で該箸を一定の方向に押さえ込み、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ることにより該箸が支点ストッパーの箸先側の箸当り面の角の位置を支点にして上板と下板の平板間で一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成である。
尚、請求項4または請求項5による該支点ストッパーの高さ寸法を箸の太さ寸法より高い寸法で形成した場合には、他方の上板に相対する平板部の中間部の位置において支点ストッパーを通す孔または凹みを形成するが、それらの位置関係については、支点ストッパーを通す孔を形成する場合には、図22、または図24に示す位置関係で支点ストッパーが滑合するように孔寸法を決めるのが良い。
また、支点ストッパーの高さ方向の断面は平行面を有する台形でなく、2本の円柱形の支点ストッパーを当り面として2箇所に立てることでも同様の働きを得ることができることは、言うまでもなく、菱形や楕円など形に拘るものではない。
また、溝の深さの浅い側と深い側の差によって箸の開き角度を調整し、輪ゴムの強さを加減して箸の握る力を調整できることは言うまでもない。
該箸の上部が該箸ホルダーに挟み込まれ平板内で支点ストッパー側に押し当てられる箸当り面は、図22では平面であるが、2本の円柱形の支点ストッパーとした場合には、曲面となる。また、箸を平板部と平板部と輪ゴムの間に1本ずつ通す時に箸が通しやすいように箸の太さ寸法より少し少なめの高さを有する支持棒を中心線上の両端部近傍に一体に形成もしくは固着しておくのも良い。
また、上板に支点ストッパーを通す凹みを形成する場合には箸を通しやすくする支持棒の代わりに凹みの深さを浅くして同様の働きをさせることも可能であることは言うまでもない。
また、この場合、上板を外して輪ゴムを強くし、下板と2箇所の輪ゴムだけで箸ホルダーとしても使えることは言うまでもないが、箸先が握る力の掛けようでは揃わなくなる弱点がある。
本発明に係る箸ホルダーは、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)本発明の箸ホルダーでは、並行する平板部とストッパーによって弾性体や輪ゴムの伸縮力で箸の上部が常に一定平面内で一定方向にしか動かないように規制されて摺動するために箸の先が常に一定の位置で合わさる動きと箸先が揃う働きをする。そのため、不自由な手で箸を握っても箸先は一定の方向に挟み込まれ動き揃うために小さな物でも摘み易い効果がある。
(2)箸ホルダー内で挟まれた箸の上部の間に塵や食物などが詰まっても弾性体や輪ゴムが伸びて平板部を広げるために箸の上部が容易に平板部内で摺動できるのでヒンジ部を有する箸の補助具のように動きが悪くなることは無い。
(3)一般に市販されている割り箸や日頃使っている箸などに本発明の箸ホルダーを使って組み合わせれば、急に怪我などで利き手が使えなくなった場合、もう一方の動きが不自由な手で箸を握るだけで食物などを摘まみあげることが出来る。
また、健常者と一緒に外出した場合、箸ホルダーのみを携帯しての外食も割り箸で食事ができ、旅行時にも嵩張らないので良い。
(4)本発明の箸ホルダーは、構造が簡単な形状で、合成樹脂などの射出成形で安価に製作でき、輪ゴムも一般で市販されているものを何回か巻きつければよく、安価にホルダーが作れる。
(5)本発明の箸ホルダーは、分解が容易で、清潔に洗いやすいものである。また、輪ゴムは、一般に市販されている物で良く、汚れれば容易に交換できる。また、劣化しても交換しやすく、費用も殆んどかからない。箸は、太さの異なる使い捨ての割り箸でも該箸ホルダーに装着できる。
(6)本発明の箸ホルダーは箸と組み合わせて実際には使用するが、手に機能障害等で麻痺が残る人には機能回復訓練をする自助具としても有効で、また、脳梗塞を患って手に障害のある人のリハビリ用としても役立つ。
(7)手の機能障害が進む人には、溝に輪ゴムのかける位置を支点ストッパー側に寄せることや輪ゴムを巻きつける回数を少なくして箸を握る時の力を少なく調整できるため、必要握力を弱くも強くも調整できるので本発明の箸ホルダーは、1個だけで幅広く対応できる。
(8)箸を使ったことの無い外国人や箸を上手に使えない子供達にも本発明の箸ホルダーを付けた箸では、上手に箸を使うことができ、箸の使い方の訓練用にも使える。また、上板や下板の表面にキャラクターやラベルなどを貼り付けることや一体に形成して可愛くもできる。
(9)子供達に従来の箸の自助具を与えた場合、子供達が箸で遊び箸を広げて分解して元に復元できなくなって壊れるケースが多かったが、しかし、本発明の箸ホルダーを使わせた場合には、箸を広げると輪ゴムが伸びて箸が外れ、輪ゴムを外すと分解でき、箸ホルダー自体は壊れることが少なく、再度、組み立てで復元できる効果がある。
また、子供達には、本発明の箸ホルダーの箸の動きは、「平面内で動く2本の直線は、必ず交わる原理」で分かり易く、物理や幾何の基礎の勉強に利用することができる。
(10)箸ホルダーの平板部に手を怪我した人達がかかる病院名を表示したラベルなどを貼って宣伝することも可能で、安価に出来るのでこれらの人が容易に病院からも購入し活用できるなど効果が期待できる。
(11)箸を本発明の箸ホルダーに逆方向に装着することができ、極度に手が麻痺したり痙攣したりする障害者には本発明の箸ホルダーでは食物を輪ゴムの力でクリップの如く挟み、箸を使って食事ができる効果がある。
(12)本発明の箸ホルダーは、箸を装着しない状態では、箸置きとしても使え、外国人に日本料理を出す時に箸が使えない人には使い方を教えて箸で食事してもらえるため、外国での日本料理店などでも活用できる。
本発明の第1実施例の箸ホルダーに箸を装着した状態を示す正面図である。 図1の右側面図である。 図1における中心線部における箸ホルダーの部分断面図で拡大図である。 本発明の第2実施例の箸ホルダーに箸を装着した状態を示す正面図である。 図4の右側面図である。 図4における中心線B−Bの矢印方向の箸ホルダーの断面を示す部分拡大図である。 本発明の第2実施例における、別態様の一実施例の箸ホルダーの平面図である。 図7の箸ホルダーの側面図である。 図7及び図8に示す箸ホルダーの上板の底面図である。 図7及び図8に示す箸ホルダーの下板の平面図である。 本発明の第3実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。 上記の図11の箸ホルダーの正面拡大図である。 図11及び図12に示す箸ホルダーの上板の平面拡大図である。 図13に示す箸ホルダーの正面拡大図である。 図14に示す箸ホルダーの底面拡大図である。 図11及び図12に示す箸ホルダーの下板の平面拡大図である。 図16に示す箸ホルダーの下板の正面拡大図である。 図17に示す箸ホルダーの下板の底面拡大図である。 図11及び図12に示した輪ゴムの正面拡大図である。 本発明の第3実施例における、別態様の一実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。 図20に示す箸ホルダーの正面拡大図である。 本発明の第4実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。 図22に示す箸ホルダーの正面拡大図である。 本発明の第5実施例の箸ホルダーと箸を装着した状態を示す平面図である。 図24の箸ホルダーと箸を装着した状態を示す正面図である。 図24における中心線A−Aの矢印方向の箸ホルダーの断面図である。
箸の上部の近傍が2本の箸の内側で当たるストッパーと下方向へ少し間隔をあけて当たる支点ストッパーを上板と下板からなる2枚の平板部の短手方向の両辺の端部近傍に夫々に形成または固着し、上板と下板の長手方向の両辺に伸縮性の弾性体、例えば輪ゴムがかけられる1ヶ所または複数ヶ所で対を成す溝で該箸の上部が該輪ゴムを伸ばして嵌め込んで該輪ゴムの収縮力により箸の上部を挟みこめる深さの溝を形成し、該上板と該下板の夫々のストッパーと支点ストッパーを内側に滑合して挟めるように形成し、これらを噛み合わせて該溝に該輪ゴムを嵌め込み、輪ゴムの収縮力によって上板と下板と2本の箸を組み合わせ、該箸を使用する際には該箸の上部を上板と下板の夫々の平板部の間に挟み、該輪ゴムの収縮力によってストッパーと支点ストッパーの間の溝にて2本の箸を両側より内側に挟み込む構成とし、更に、該箸ホルダーにおいて上板と下板を重ね合わせた時に下板のストッパーにストッパー箸当り面と支点ストッパーに支点ストッパー箸当り面、及び、上板のストッパーにストッパー箸当り面のこれら3つの箸当り面が両側で夫々に直線状に平行面を形成し、ストッパーの幅寸法が支点ストッパーの幅寸法より狭く形成し、上板の支点ストッパーと下板の支点ストッパーの幅寸法とが略同じ幅寸法で支点ストッパー箸当り面と対称方向の支点ストッパー箸当り面を形成し、夫々のストッパーの高さを箸の上部の太さ寸法より若干少ない寸法で形成し、上板の平板部と下板の平板部の間に箸を挟み込んだ時に輪ゴムの収縮力を利用して該箸を一定面内に平板部によって押さえ込み、下板のストッパーのストッパー箸当り面と支点ストッパーの支点ストッパー箸当り面、及び、上板のストッパーのストッパー箸当り面に箸の上部を溝に嵌った輪ゴムの収縮力によって外側から内側へ押し当て、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ると該箸が支点ストッパー箸当り面の鋭角部の位置を支点にして平板間で一定方向の動きに輪ゴムの押し付け力によって規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃う箸ホルダーとする構成が良い。
尚、夫々のストッパーの高さについては、一例として、一般の割り箸の上部の太さ寸法が4.5mm程度あるためにそれより若干少ない寸法の4mm程度の高さで形成し、上板の平板部と下板の平板部の間に箸を挟み込んだ時に輪ゴムの収縮力を利用して該箸を一定の面内の平板部によって押さえ込み、溝の深さは、箸の上部が輪ゴムの収縮で押されてストッパーと支点ストッパーの箸当り面に押し付けられる深さの溝に形成し、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ると該箸が支点ストッパー箸当り面の鋭角部の位置を支点にして平板間で摺動し箸先が揃う箸ホルダーとするのが良い。この箸ホルダーでは、箸の太さが4mm以上のものであれば割り箸や一般の箸で10mm程度のものまで使うことができる。
尚、割り箸には該箸ホルダーを使用しないのであれば、ストッパーと支点ストッパーの高さは、使用しようとする箸の太さより若干少ない寸法で作ればよいので、男用の塗り箸では、8mm程度にしても良いことは言うまでもない。
また、このものは、料理用の大きな箸用として割り箸を割らずに2膳を使って縦に使うと広い面で摘める特殊な箸ホルダーとすることも出来る。
以下、本発明の一実施例を添付の図面で詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例である箸ホルダーに箸を装着した状態の正面図である。本図においては上板46の下側に箸36を挟んで下板47があり、箸先を広げる始点ストッパーの働きを兼ねる金属板バネ48で上板46と2本の箸36と下板47とを弾性力によって挟み、C型バネ50の弾性力によって2本の箸36の上部で外側より該箸を金属板バネ48に形成した支点ストッパー部49に押し当てた状態を示す使用状態の箸ホルダーの組み立て正面図である。尚、箸36は、一般の箸であり、本発明の箸ホルダーの発明部分ではないので箸36が入る場所を想定して2点鎖線で表示した。
図2は、図1の右側面図である。上板46と下板47の略中央部で金属板バネ48が挟み箸36の上部が上板平板部62と下板平板部63の間に挟まった状態を図示したが実際には箸と平板部との間には隙間は発生しない。また、C型バネ50の端部で箸36の上部が2本の箸36を内側に押し当てている部分を表す一例として示す。C型バネ50の傾きや方向、更に形状などは図示したものに限定するものではなく同様の働きをするものであれば、バネの形状や材質、または、押え付ける場所などを問わないことは、言うまでもない。
図3は、図1の中心線部における箸ホルダーの縦方向の断面拡大図である。支点ストッパー部49は、2本の箸36の間に当る部分で、金属板バネ48の板幅で形成した一例で箸36に当る部分を示す。また、支点ストッパー49は、別に単独の部品で箸36に取り付ける構造にしても良いことは言うまでもない。
箸36は、前記と同様に上部を部分的に2点鎖線で表示した。C型バネ50の端部が仮想線で示した箸36の上部を押している状態を示す。
尚、背面図は、図1と略同じ図面、左側面図は、図2と略同じ図面となるので省略する。
次に、本発明の他の実施例を添付の図面で詳細に説明する。
図4は、本発明の第2実施例の箸ホルダーに箸を装着した状態の正面図である。上板41に2ヶ所の溝45を形成し、また、下板支点ストッパー43を上板41の端部近傍において点線部に示す位置で下板42に一体に形成し、同様に下板42にも2ヶ所の溝45を形成し、溝45の深さは、箸の上部が輪ゴム3などの弾性体(以下、輪ゴムという)の収縮で押されて下板支点ストッパー43に押し付けられる深さに形成し、箸36を上板41と下板42の間に挟み、平板に形成した該溝45に輪ゴム3を引き伸ばして嵌めた状態を示す使用状態の箸ホルダーの組み立て正面図である。尚、箸36は、一般の箸であり、本発明の箸ホルダーの発明部分ではないので箸36が入る場所を想定して2点鎖線で表示した。
尚、下板支点ストッパー43は下板42に図3に示す如く別体ではなく、一体に形成された状態を図4には示したが、支点ストッパーを別体で形成する際には、箸の上部において何れかの箸に専用の支点ストッパーを例えば装着するなどしても可能であることは言うまでもない。
図5は、図4の右側面図である。下板42にも溝45は対を成すように形成し、下板42の下板平板部44に沿って箸36の上部が輪ゴム3の収縮力で上板41を介して挟まれた状態を示す使用状態の箸ホルダーの組み立て右側面図である。一定平面をなす下板平板部44と上板平板部61によって箸36の箸先が一定面内で動き合わさることを示す。箸36は、前記と同様に2点鎖線で表示した。
図6は、図4における中心線B−Bの矢印方向の箸ホルダーの縦方向断面部分拡大図である。下板42の端部近傍において下板支点ストッパー43を一体に形成し、下板支点ストッパー43の高さは、箸36の上部の太さ寸法より若干少ない寸法で形成することを表示した。また、下板支点ストッパー43の高さは、箸36の上部の太さ寸法より大きい寸法で形成する際には、上板41に相対する部分に凹みや孔を開けて対応することが出来ることは言うまでもない。また、箸36を挟む上板41と下板42の外側の表面は平面状でなく凹凸を持ったデザインを付けてもよく、更に、ラベルや印刷などで表示することも出来ることは言うまでもない。
箸36は、前記と同様に上部を部分的に2点鎖線で表示した。
尚、背面図は、図4と線対称で略同じ図面、左側面図は、図5と線対称で略同じ図面、上面図と正面図は、図4〜図6により判断できるので省略する。
また、上板41の広さを下板42より広くし同時に厚さを厚くして下板42と下板支点ストッパー43が上板41の平らな面の中央部に凹みを付けて格納できる形状に上板41を形成することも可能で、箸36を装着しない時には、箸置きとして使用し、箸36を装着時には図4〜図6の如くなることは言うまでもない。
図7は、本発明の第2実施例における、別態様の一実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。上板51に角型の溝54を上面と両側面に形成し下板52の幅に合わせて溝54を形成し、また、上板51の底面には下板52が嵌まり込み格納できるように底面の外縁部に上板平板部53を残し上板51の底面図の図9に示す如く下板格納凹部55と支点ストッパー用凹部56と下板52はね出し用凹部57を形成し、下板52を底面の凹部に輪ゴムで格納した状態を示す平面図である。
図8は、図7の側面図である。内面で見えない部分は、点線で表示した。
これらの底面図は省略するが、より分かり易くするために上板51の底面図と下板52の上面図を次に解説する。
図9は、上板51のみの底面図であり上板平板部53がコの字状に向かい合って外縁部に形成し、内部は凹状に下板52が嵌まり込み、下板52はね出し用凹部57に下板52の端部を押し込むと下板52に一体に形成した支点ストッパー58側の端部が下板平板部53より下側にはね出す働きをする。箸ホルダーに箸を装着する時には、はね出した部分に箸の上部を支点ストッパー58の両側に挿入し、輪ゴム59の内側を通して他方の平板部53より少し出して箸を装着する。箸の使い方は、前記の箸ホルダーと同じである。
図7と図8に示す箸ホルダーは、箸を装着していない時には、箸置きとしても使え他用途にも使うことが出来る。
図10は、下板52の平面図で上面が下板平板部60を形成し支点ストッパー58を下板52に一体に形成した一例である。
尚、輪ゴム59については、図面を省略する。
また、上板51や下板52の平板部以外の表面は直線で図示してあるが、嵌め込む際に支障が無ければ曲線でも表面に凹凸が付いていても良く、本発明の範囲であることは言うまでもない。
図11は、本発明の第3実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。上板1に2ヶ所の溝5を形成し、また、上板ストッパー6と上板支点ストッパー7を両端部の点線部に示す位置で一体に形成し、同様に下板2にも2ヶ所の溝5を形成し、溝5の深さは、箸の上部が輪ゴム3の収縮で押されて上板ストッパー6と下板支点ストッパー12に押し付けられる深さに形成し、また、下板ストッパー11と下板支点ストッパー12を滑合するように点線の位置において平板部側に形成して該溝5に輪ゴム3を引き伸ばして嵌めた状態を示す。箸の上部を嵌め込む前の箸ホルダーの組み立て平面図である。
図12は、上記の第3実施例の図11の箸ホルダーの正面拡大図である。上板平板部4と下板平板部10の面を上板ストッパー6と下板ストッパー11および上板支点ストッパー7と下板支点ストッパー12が夫々に若干の隙間を隔てて支え、上板1と下板2の夫々の溝5に輪ゴム3が嵌められた状態を示す。ストッパーと支点ストッパーの高さは、通常に使う目的の箸の上部の太さの約半分強で、割り箸に使う場合を考慮して一般に細い割り箸が平板部の間に挟める程度の高さのものが良い。実際に輪ゴム3を嵌めた状態では、下板ストッパー11と上板1の平板部4の間の隙間を図面上は表記したが同様に他の3箇所にも隙間は、なく突き当てた状態となる。上板1と下板2が別部品であることを示すために敢えて突き当てた部分にも隙間を図示した。
また、図12の正面図の底面の形状は、図11の平面図と略同じ形状であるため底面図を省略する。
図13は、本発明の第3実施例の図11及び図12に示す箸ホルダーの上板1の平面拡大図である。溝5が2ヶ所で1対に形成された状態を示す。
図14は、本発明の第3実施例の図13に示す箸ホルダーの上板1の正面図で拡大図である。上板ストッパー6と上板支点ストッパー7の位置を上板1の両端部で上板平板部4に垂直方向に一体に形成した状態を示す一例である。
尚、該上板平板部4には、一定平面を形成した状態で図示したが、溝5の辺りの中央部を段差状に凹まして上板1の撓みを考慮するものでも良いことは言うまでもない。
図15は、本発明の第3実施例の図14に示す箸ホルダーの底面拡大図である。上板ストッパー6と上板支点ストッパー7の位置とストッパー箸当り面8と支点ストッパー箸当り面9の傾斜面の形成状態を示す一例である。
図16は、本発明の第3実施例の図12に示す箸ホルダーの下板2の平面拡大図である。下板ストッパー11と下板支点ストッパー12の位置を下板2の両端部近傍に形成しストッパー箸当り面13と支点ストッパー箸当り面14の傾斜面の形成状態と溝5が2ヶ所に形成された状態を示す一例である。
図17は、本発明の第3実施例の図16に示す箸ホルダーの下板2の正面拡大図である。下板ストッパー11と下板支点ストッパー12の位置において下板平板部10に垂直方向に一体に形成した状態を示す一例である。
これらの下板ストッパー11と下板支点ストッパー12の位置の外側に上板ストッパー6と上板支点ストッパー7が嵌り込むが、軽く動けるように若干の隙間が発生するように下板ストッパー11と下板支点ストッパー12の位置と隙間を決める。
尚、該下板平板部10には、一定平面を形成した状態で図示したが、溝5の辺りの中央部を段差状に凹まして下板2の撓みを考慮するものでも良いことは言うまでもない。
図18は、本発明の第3実施例の図17に示す箸ホルダーの下板2の底面拡大図である。溝5は、V字状の形状で略同形状の一対の溝を示したが、輪ゴム3がかけられるものであれば形状の如何を問わない。また、溝の数は、片側に複数個のものを両側に形成しても良い。対を成す複数の溝に輪ゴム3を1個かける時に、支点ストッパーに近い一対の溝の場合には、握力の低下した障害を持つ方に適している。一対の溝のみの箸ホルダーの場合には、同様に握力の低下した人用として輪ゴム3の力の弱いものを使い分けても良い。輪ゴム3の強さは、一般に市販されている輪ゴムの本数で強度の調整が出来、また、輪ゴムを複数回に重ねて巻きつけて強くもでき、巻き付けの回数と本数で強弱の調整ができる。
図19は、本発明の実施例である図4、図5、図11及び図12等に示した弾性体の輪ゴム3の正面図で拡大図である。輪ゴム自体の断面形状は、円形や四角形など何でも良い。また、輪ゴムそのものは、本発明に使用する構成要素ではあるが、本発明の対象物ではない。一般に市販されている輪ゴムを2重3重に巻き付けて使用することもできる。また別に、弾性体として金属製のコイルバネで特別に作っても良く、伸縮が出来るものであれば材質の如何を問わない。また、輪ゴム3は、図19の正面図に示した円形に拘ることが無く楕円形や他の形状でも良い。従って、輪ゴム3の平面図、底面図、及び、断面図は省略する。
更に、金属製の板バネによって上板1と下板2とを挟み込むバネと箸を支点ストッパーとストッパーに押し付ける2種類のバネを図1〜図3に示した一例の如く同様に製作して本発明の箸ホルダーに使用できることは言うまでもない。
要は、1つのバネが下板2の平板部10に箸の上部を押し付け、また、別のバネが箸の上部を支点ストッパーとストッパーに押し付ける働きをする物であれば本発明の狙いと同じ働きをするのでバネの形状には、拘らないことは言うまでもない。
図20は、本発明の第3実施例における、別態様の一実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。上板15に溝17及び溝18を各一対形成し、上板ストッパー19と上板支点ストッパー21を両端部の近傍に一体に形成し、下板16に溝17及び溝18を各一対形成し、下板ストッパー20と下板支点ストッパー22を両端部の近傍において上板ストッパー19と上板支点ストッパー21の内側に位置し嵌り込む状態で一体に形成し、輪ゴム3が各溝に嵌められ、上板ストッパー19のストッパー箸当り面8と下板ストッパー20のストッパー箸当り面13及び下板支点ストッパー22のストッパー箸当り面14が略直線上の平面を形成し、上板支点ストッパー21の幅は重なり合う面の下板支点ストッパー22の重なり合う面の幅と略同じ寸法で支点ストッパー箸当り面14は逆方向の面を形成し、夫々の溝の深さは前記と同様に箸の上部が押し込める深さの溝に形成した箸ホルダーの平面図である。
図21は、図20の正面拡大図である。また、輪ゴム3の収縮力によって実際には、上板ストッパー19及び上板支点ストッパー21と下板16の下板平板部10の間に図示上は、隙間を書いたが実際には隙間が殆んど無い状態である。同様に下板ストッパー20及び下板ストッパー20と上板15の上板平板部4の間の隙間も実際には隙間が殆んど無い状態である。上板15と下板16は、別部品であることを示した。また、実際には、箸ホルダーの長辺側の長さは30〜50mm程度に作るのが良いが、大きさを制限や規定するものではないことは言うまでもない。また、ストッパーと支点ストッパーの高さは割り箸が挟める程度の高さにするのが良い。また、輪ゴムを2箇所にすることにより箸の上部が上板平板部4と下板平板部10の間に強く挟まれ箸を握った際に箸先がずれるのを防ぎ強める作用が高まる効果が期待できる。また、夫々の溝の間隔は可能な限り広い方が箸先のずれを防止できる効果が期待できる。
一対の溝の場合には、その分輪ゴムの使用本数を増やして強くし平板部の強度を高めるなどして同様に箸先がずれるのを防ぐ作用を強化させる必要がある。また、図21の正面図の底面の形状は、図20の平面図と略同じ形状であるので底面図を省略する。
図22は、本発明の請求項5に対応する第4実施例の箸ホルダーの平面拡大図である。
上板23に溝27及び溝28を各一対で両端部近傍に形成し、下板24に一体に形成した支点ストッパー25を若干の隙間を持って通す孔26を形成した上板23の上方から見た平面拡大図である。溝27は、箸先が広がるように箸の上部を押え込むために溝28より深く形成し、下板24に一体に形成した支点ストッパー25の箸当り面を箸先が広がるように傾斜角度を持たせたもので、輪ゴム29は一般に市販の輪ゴムを2重に巻き、一方の輪ゴム30は一般に市販の輪ゴムを3重に巻き付けた状態の一例を示すものである。
また、図22に示した支点ストッパー25は、2等辺の台形であるが、丸や菱形など支点の役目をするものであれば代えても良い。孔26は、貫通した状態で形成するが、孔26の代わりに上板の孔26の部分を厚く盛り上げて支点トッパー25の先端が入り込む凹みに変えても良いことは言うまでもない。凹みの深さは、比較的細い割り箸を使う際にも上板平板部4と下板平板部10の間に箸が挟める程度の余裕を持った深さのものが良い。
図23は、図22の正面拡大図である。
下板24に一体に形成した支点ストッパー25と上板23の平板部4を箸の太さより少し低い支持棒31と支持棒32を両端の中央近傍に一体に形成した状態を示す。これらの支持棒31及び32は、箸を装着し易くする働きをする。しかし、箸を事前に上板平板部4と下板平板部10の間に支点ストッパー25の両側に沿わせて挟み込み、輪ゴム29と輪ゴム30を後で嵌め込んで使用すれば支持棒31と支持棒32は、下板24に形成しなくても良いことは言うまでもない。また、図23の正面図の底面の形状は、図22の平面図の孔26と支点ストッパー25が点線表示となり他は略同じ位置で略同じ形状であるので底面図を省略する。
図24は、本発明の請求項4に対応する第5実施例の箸ホルダーに箸を装着した状態を示す平面図である。
箸ホルダーの上板33に広幅の溝35を一対に形成し、以下に記す図25に示す下板34にも広幅の溝35を一対に形成し輪ゴム3で箸36を使用状態に組み合わせた状態を示す平面図である。箸36は、一般の箸であり、本発明の箸ホルダーの発明部分ではないので2点鎖線で表示した。
輪ゴム3の力で上板33と下板34の下板平板部10の間に箸の上部が挟まれ下板34に形成されたストッパー37と支点ストッパー38の箸当り面で一定の開き角度で箸が開いた状態を示す。上板33にはストッパー37と支点ストッパー38を通す孔を形成し、そこにストッパー37と支点ストッパー38が貫通して嵌め込まれて使用された状態を示す。
図25は、図24の箸ホルダーと箸を装着した状態を示す正面図である。
輪ゴム3の力で上板33と下板34の下板平板部10の間に箸の上部が挟まれストッパー37と支点ストッパー38の箸当り面で一定の平面内で箸36が開いた状態を示し、箸36を摘んだ時にも箸先は、合わさることを示す。
広幅の溝35は、図面上では中間部に輪ゴム3を嵌めているが、握力の低下した人には、輪ゴム3の位置を箸先の方に寄せて使えるため箸ホルダーは握力の低下に合わせて調整できる効果がある。
図26は、図24における中心線A−Aの矢印方向の箸ホルダーの断面図である。
ストッパー37と支点ストッパー38の実際の使用時における状態を示している。
また、図25の正面図の底面図は、図24の平面図の孔40と支点ストッパー38、及び、ストッパー37と孔39が点線表示となり他は略同じ位置で略同じ形状であるので底面図を省略する。
又、上板と下板の平板部の間の隙間を箸が装着し易いように支持棒をどちらかの板に形成しても良いことは言うまでもない。
図20と図21、及び、図22と図23に例示した箸ホルダーのように2箇所に輪ゴム3、29、30がかけられる場合においては、上板を省略し使わなくても輪ゴム3、29、30を強くすることで箸36の上部15及び23を下板平板部10に引き付けて一定平面内に摺動させることになり、上板15及び23を省いても箸ホルダーを構成できるが、輪ゴム3、29、30をかける溝の位置は両端部近傍に近くした方がよく、本発明の意図する範囲内であることは言うまでもないが、箸先が握る力の掛けようでは揃わなくなる弱点がある。
箸だけでなく、物品を挟み付けてA地点からB地点に移動することのできる各種器具にも利用することができる。また、箸置きとしても利用できる。
1・・・・上板 2・・・・下板
3・・・・輪ゴム 4・・・・上板平板部
5・・・・溝 6・・・・上板ストッパー
7・・・・上板支点ストッパー 8・・・・上板ストッパー箸当り面
9・・・・上板支点ストッパー箸当り面 10・・・・下板平板部
11・・・・下板ストッパー 12・・・・下板支点ストッパー
13・・・・下板ストッパー箸当り面 14・・・・下板支点ストッパー箸当り面
15・・・・上板 16・・・・下板
17・・・・溝 18・・・・溝
19・・・・上板ストッパー 20・・・・下板ストッパー
21・・・・上板支点ストッパー 22・・・・下板支点ストッパー
23・・・・上板 24・・・・下板
25・・・・下板支点ストッパー 26・・・・孔
27・・・・溝 28・・・・溝
29・・・・輪ゴム 30・・・・輪ゴム
31・・・・支持棒 32・・・・支持棒
33・・・・上板 34・・・・下板
35・・・・溝 36・・・・箸
37・・・・下板ストッパー 38・・・・下板支点ストッパー
39・・・・孔 40・・・・孔
41・・・・上板 42・・・・下板
43・・・・下板支点ストッパー 44・・・・下板平板部
45・・・・溝 46・・・・上板
47・・・・下板 48・・・・金属板バネ
49・・・・支点ストッパー部 50・・・・C型バネ
51・・・・上板 52・・・・下板
53・・・・上板平板部 54・・・・溝
55・・・・下板格納凹部 56・・・・支点ストッパー用凹部
57・・・・下板はね出し用凹部 58・・・・支点ストッパー
59・・・・輪ゴム 60・・・・下板平板部
61・・・・上板平板部 62・・・・上板平板部
63・・・・下板平板部

Claims (5)

  1. 少なくとも片面に平らな平板部を有する2枚の板の平板部で箸の上部の近傍を挟む2枚の板と、該板の箸先側の端部近傍において2本の箸の内側で当たり所要幅を保ち箸が当る部分を支点にして回動する支点ストッパーを該板に一体または別体に形成した支点ストッパーと、該2枚の板を介して該箸の上部を挟む弾性体と、該箸の上部を挟んで支点ストッパーに押し当てる弾性体で構成したことを特徴とする箸ホルダー。
  2. 箸の上部近傍を上板と下板からなる両面または片面が平らな平板部を有する2枚の板の平板部で挟み、下板において平板部の長手方向の箸先側の片方の端部近傍で該箸の上部の近傍が2本の箸の内側で当たり所要幅を保つための支点ストッパーを形成または固着し、この2枚の板の長手方向の両辺に伸縮性の輪ゴムがかけられる1ヶ所または複数ヶ所で対を成す溝を夫々の板の両辺に形成し、形成する該溝の深さは該箸を使用する際に該箸の上部が1個または複数個の輪ゴムを伸ばして嵌め込んで該輪ゴムの収縮力により箸の上部を挟み、箸先を広げられる深さの溝として形成し、下板に形成する支点ストッパーを上板の範囲内に形成または固着する場合には該支点ストッパーの高さは該箸の上部が上板と下板の平板部の間に常に挟めるように該箸の上部の太さ寸法より若干少ない寸法で形成するか、又は、該箸の上部の寸法より大きい寸法で形成した時には上板に相対する位置において孔または凹みや切り欠きなどの逃げ部分を形成し、該箸を使用する際には、該上板と該下板を該支点ストッパーが内側に挟まるように平板部を合わせて該溝に該輪ゴムを嵌め込み、該輪ゴムの収縮力によって2本の箸の上部を上板と下板の間に挟み、且つ、支点ストッパーの両側に組み合わせ、該輪ゴムの収縮力によって該溝において2本の箸を両側より内側に挟み込んで箸先を広げ、該箸の中間部を握ると該箸の上部が支点ストッパーを支点にして旋回して輪ゴムを伸ばし、尚且つ、該輪ゴムが上板と下板の平板部で箸の上部を挟みつけ、該箸の動きが上板と下板の平板部によって一定平面内に拘束され、該箸の上部が一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が一定方向の動きに規制されて合わさるように動き揃うことを特徴とする箸ホルダー。
  3. 箸の上部において2本の箸の内側で当たる支点ストッパーと該箸の上端部で当たるストッパーを支点ストッパーの幅より若干少ない幅で、また、支点ストッパーとストッパーの高さは該箸の太さ寸法の約半分強の高さ寸法で上板と下板からなる2枚の板の短手方向の両辺の端部近傍で隣り合う位置において上板と下板を合わせた時に滑合する状態で夫々に形成または固着し、上板と下板の2枚の板の長手方向の両辺に伸縮性の輪ゴムがかけられる1ヶ所または複数ヶ所で対を成す溝を形成し、尚且つ、該箸の上部が1個または数個の該輪ゴムを伸ばして嵌め込んだ時に該輪ゴムの収縮力により箸の上部を挟みこめる深さの溝を形成し、下板の上面側の支点ストッパーとストッパーの立ち上がり部を除く部分において一定平面となる平板部を形成し、該上板と該下板の夫々の支点ストッパーとストッパーを内側に挟むように滑合する状態で噛み合わせて該溝に該輪ゴムを嵌め込み、該箸を使用する際には該輪ゴムの収縮力によって2本の箸の上部を上板と下板の平板部の間に挟み支点ストッパーの両側に組み合わせ、該輪ゴムの収縮力によって支点ストッパーとストッパーの間の該溝にて2本の箸を両側より内側に挟み込み、該箸の中間部を握ると該箸の上部が支点ストッパーを支点にして旋回し平板部で箸の上部の動きが上板と下板の平板部の一定平面内に拘束され、箸の上部が該平板部によって一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃うことを特徴とする請求項2に記載の箸ホルダー。
  4. 箸ホルダーにおいて形成する支点ストッパーやストッパーを下板または上板の何れかの一方にのみに形成し、支点ストッパーやストッパーの夫々の高さ寸法を箸の太さ寸法より高い寸法で形成し、支点ストッパーやストッパーに箸が当る面を夫々に形成し、相対する他方の板に支点ストッパーやストッパーを通す部分として孔や凹み、または、切り欠き部などを形成するか、または、支点ストッパーとストッパーの間に入る広さの板とするなどし、前記と同様に上板と下板の平板部との間に箸を挟み込んだ時に該溝に嵌め込んだ輪ゴムの収縮力で該箸を一定の方向に押さえ込み、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ると該箸が支点ストッパー箸当り面の鋭角部の位置を支点にして上板と下板の平板部の間で一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃うことを特徴とする請求項2、または請求項3に記載の箸ホルダー。
  5. 箸ホルダーにおいて形成する支点ストッパーのみを下板の平板部の中間部に形成し、上板と下板の夫々の平板部の両端部近傍において該支点ストッパーの幅寸法より相対する溝の底間の寸法が広い溝即ち溝自体が浅い溝と、幅寸法より相対する溝の底間の寸法が狭い溝即ち溝自体深い溝のどちらかを1対ずつ形成し、前記と同様に上板の平板部と下板の平板部の間に箸を挟み込んだ時に2箇所の該溝に夫々に輪ゴムをかけ、輪ゴムの収縮力で該箸を一定の方向に押さえ込み、該箸を使用する際には該箸の中間部を握ることにより該箸が支点ストッパーの箸先側の箸当り面の角の位置を支点にして上板と下板の平板間で一定方向の動きに規制されて摺動し、箸先が合わさるように動き揃うことを特徴とする請求項1〜請求項4のうち、いずれか1項に記載の箸ホルダー。
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