JP2006110031A - 回転リール装置 - Google Patents

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大亮 野崎
Hideki Yamashita
秀樹 山下
Shunichi Nakano
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Abstract

【課題】 リールテープのリール本体への巻き付け作業効率を向上し、線膨張に起因するリールテープの長手方向の伸縮があっても確実に隙間なく巻き付けることができ、かつリールテープ両端部同士の重なりによる図柄領域への侵食を防止する。
【解決手段】 パチスロ機の遊技の進行に際して重要な図柄変動パターン演出を実行する図柄変動部316の構造において、リール本体12にリールテープ14を巻き付けるとき、リールテープ14の環境温度、湿度等の影響による線膨張(伸長/収縮)があっても、1周回したときの両端部の図柄30(数字の「1」と「21」)のピッチが、他の図柄間のピッチと同一となるように折り曲げ位置を設定すると共に、当該伸長があっても、重なり代34が図柄30を付与する固有の領域32を侵食せず、かつ、収縮があっても、スリット孔28が見えるような隙間を生じさせないような寸法設定を行ったため、見栄えがよく、かつ端末処理の不具合による所謂目押しの目印ができることがない。
【選択図】 図7

Description

本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシン等の遊技機に用いられ、遊技の進行を演出するための図柄が付与された回転リール装置に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定数の遊技媒体を投入し、始動レバーを操作することで、当該遊技に対する役の当落抽選が実行されると共に、周面に複数の図柄が表示された複数列(一般的には3列)の図柄変動リール(回転リール装置のリール本体)が回転することにより、所謂、図柄の変動表示を開始するようになっている。
図柄変動リールには、その周面に巻き付けられたリールテープには複数の図柄が付与されており、それぞれの図柄変動リールが回転することで、各図柄が所定の周期で遊技者の目視可能位置を通過する。
上述した始動レバーの操作によって回転する3列の図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを遊技者が操作することで、ほぼ遊技者の意図する時期に停止される。
ここで、前記始動レバーの操作時に内部抽選が実行されて当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選に当選している場合に、当該当選に対応する図柄が揃った時点で入賞となり、権利行使がなされる。
また、内部抽選の結果が外れの場合には、図柄変動リールは当選役に対応する図柄の組み合わせを表示しないように所謂すべり制御が実行されて停止される。
なお、仮に内部抽選の結果が当たりであっても、図柄変動リールが当選役に対応する図柄で停止表示さなかった場合は、入賞とならず、上記権利行使はなされない。
ここで、図柄変動リールは、骨組みであるリール本体の周方向に沿って帯状のリールテープを巻き付けることで構成されており、前記図柄は、リールテープに予め印刷等で付与された構造となっている。
一般にリールテープの長手方向(巻き付け方向)の寸法は、リール本体の周長よりも長くしておき、各図柄毎に設けたマークとリール本体側のマークとを位置合わせしながら、巻き付け、さらに両端部が重なるようにして貼り付けている(特許文献1参照)。
ところが、このような巻き付けを行うと、複数のマークを全て位置合わせしなければならず、作業が煩雑である。
また、重なり部分については、特に言及されていないが、例えば、バックライト等で透過照明するような場合、重なり部分の透過度が低くなり、回転中に光量差を生じさせる原因となる。
また、重なり領域を解消するため、リールテープの両端をそれぞれ折り曲げて、リール本体のフレームに設けたスリット孔へ差し込み、さらに折り曲げて抜け止めを施す構成とした図柄変動リールが提案されている(特許文献2参照)。
これにより、リールテープには、周方向に亘り、重なり部分がなくなり、バックライト等による透過照明があっても、光量差を生じさせることがない。
特開2002−17945公報 特開2002−200256公報
しかしながら、上記特許文献2では、重なり部分が存在しないという反面、境界が目立つという不具合がある。また、パチスロ機自体の設置環境の違いによる温度変動に起因するリールテープの線膨張(長手方向の伸縮)に関して考慮されいないため、折り曲げ位置が不適切となり、巻き付けの際に弛みが生じたり、緊張しすぎたりする可能性がある。
さらに、折り曲げてスリット孔へ挿入した部分(端末処理部)が大きく、バックライトで透過照射するときの妨げとなる可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、リールテープのリール本体への巻き付け作業効率を向上し、線膨張に起因するリールテープの長手方向の伸縮があっても確実に隙間なく巻き付けることができ、かつリールテープ両端部同士の重なりによる図柄領域への侵食を防止することができる回転リール装置を得ることが目的である。
また、上記目的に加え、リールテープの端末処理部が、バックライト等の透過照明の妨げとなることを防止することができる回転リール装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、駆動力を受けて回転する軸芯部と、前記軸芯部周りの同心円上に配置された一対のリングフレームと、前記一対のリングフレーム間に掛け渡され前記同心円に沿って均等に設けられたラダーフレームと、前記一対のリングフレームの少なくとも一方を前記軸芯部と連結して支持するラジアルフレームと、で構成されたリール本体と、前記リール本体の前記一対のリングフレームに沿って巻き付けられ、前記ラダーフレームの配置ピッチを区切りとして、当該区切られた領域ピッチに対応して複数の図柄が付与された帯状のリールテープと、前記ラダーフレームの一部に設けられたスリット孔を備え、前記リールテープにおける巻き付け方向一端部からの前記リール本体の周長に基づく所定の寸法位置を折り曲げ位置として折り曲げられた他端部を、前記スリット孔へ挿通させることで、リール本体とリールテープとの相対位置を決める位置決め手段と、前記位置決め手段で位置決めされたリールテープにおける1周回の巻き付け後の一端部の先端が、前記スリット孔が設けられたラダーフレーム、並びに巻き付けが終了したリールテープに重ねられた状態となるように、前記リールテープを少なくとも前記リングフレームに対して接着固定して保持する保持手段と、を有している。
請求項1記載の発明によれば、リールテープの巻き付け方向一端部を基準として、リール本体の周長に基づいて所定の寸法位置を決め、この位置で折り曲げる。折り曲げ位置から他端部までを、ラダーフレームに設けられたスリット孔に挿通させることで、リールテープとリール本体との相対位置が決まる。
次に、リールテープを前記他端部から一端部にかけて徐々に一対のリングフレームに沿って巻き付けていく。
このとき、リングフレームに対して接着固定することで、リールテープとリングフレームとを一体化することができる。また、巻き付けが1周回して、リールテープの一端部が、折り曲げ位置よりもが挿通されたスリット孔へと至ると、少なくともこのスリット孔を塞ぐように巻き付けが終了したリールテープ上に重ねられるが、この重ね代は、ラダーフレーム上であるため、例えば、バックランプ等による透過照明の妨げとなることがない。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記リールテープには、前記一端部には1周回巻き付けときの他端部との重なり代が設けられ、中間部には前記図柄を付与するための図柄付与領域が設けられ、前記他端部には前記リールテープが線膨張により最大伸長又は最大収縮しても前記一端部を基準とした所定の寸法位置である前記折り曲げ位置を設定可能な所定範囲の折り曲げ代が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、リールテープに線膨張による伸長又は収縮が発生しても、リールテープの一端部を基準とした所定の寸法位置である前記折り曲げ位置が、折り曲げ代の範囲内となるため、折り曲げ位置が図柄付与領域に干渉することがなく、リールテープの折り曲げ、或いは重なりによって図柄の一部が隠れてしまうような不具合がない。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載の発明において、前記折り曲げられ、前記スリット孔に挿通されたリールテープの他端部が、平面状であり、かつその先端が前記軸芯に向けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、折り曲げ位置から他端部の先端までは、スリット孔に挿通されることになるが(以下、挿通領域という)、この挿通領域を平面形状とし、かつ先端を軸芯に向けるようにすることで、例えば、リール本体内に光源(バックライト)を設け、図柄付与領域を透過照明したときに、挿通領域が光を妨げることがなく、透過光量むらを回避することができる。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記リール本体とリールテープとが、線膨張率が近似する素材で形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、リール本体とリールテープとの線膨張率を近似させることで、リールテープに弛みが発生したり、緊張しすぎたりすることがなく、温度・湿度変化に依存することなく、適正な状態を維持することができる。
以上説明した如く本発明では、リールテープのリール本体への巻き付け作業効率を向上し、線膨張に起因するリールテープの長手方向の伸縮があっても確実に隙間なく巻き付けることができ、かつリールテープ両端部同士の重なりによる図柄領域への侵食を防止することができるという優れた効果を有する。
また、上記効果に加え、リールテープの端末処理部が、バックライト等の透過照明の妨げとなることを防止することができるという効果を得ることができる。
(全体構成)
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303とを備えて構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304の上部には、立体的な装飾ランプ304Aも左右方向に設けられている。また、装飾ランプ304近傍には、演出用の音声等を再生するためのスピーカ305R、305Lが設けられている。
装飾部304の表示パネル部312は、演出用の動画像を表示するための液晶表示装置313と、回胴表示図柄を表示するための表示窓314とを備えている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
この表示窓314の内部には、3個の回胴リール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。なお、この図柄変動部316の詳細については後述する。
また、表示窓314の下部には、このパチスロ機300の遊技媒体であるメダルの払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面(テーブル306A)の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また、上面左端部からは順にクレジットの払い戻しをする際に押下操作される精算ボタン103、1枚ベット(投入)ボタン352A、マックスベット(最大投入)ボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順に始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とを備えている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、回転を停止した場合に表示窓314から見える図柄のうち、後述する有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが遊技の結果を示す。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
さらに、この始動レバー354による操作タイミングは、後述する内部抽選のタイミングとなっており、当該始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
(図柄変動部316の構成)
図2に示される如く、図柄変動部316は、3セットのリールユニット10A、10B、10Cが軸線方向に配列された構造とされている。
各リールユニット10A、10B、10Cには、リール本体12とリールテープ14とで構成された前述のリール350A、350B、350Cが設けられており、このリール350A、350B、350Cの一部(各リールにおいて3図柄分)が表示窓314(図1参照)から露見されるようになっている。
以下、リールユニット10A、10B、10Cは同一構造であるため、その内の1つのリールユニット10A(以下、単に「リールユニット10」という)を例にとり構造を説明する。
図3に示される如く、リールユニット10は、主要部が薄型円形のベースブラケット16を備えており、その中心部には、ステッピングモータ18が取り付けられている。
ステッピングモータ18の回転軸には、リール本体12を構成する軸芯20が取り付けられている。軸芯20は円筒形状で、その周面からは、半径方向に90°ピッチで4本のラジアルフレーム22が取り付けられている。なお、軸芯20とラジアルフレーム22とは樹脂一体成形であってもよい。
ラジアルフレーム22の先端部には、一対のリングフレーム24の内の一方(一方のリングフレーム24)が取り付けられている。
一対のリングフレーム24の他方(他方のリングフレーム24)は、前記ベースブラケット16に近接して設けられ、かつ前記一方のリングフレーム24と同軸上とされている。この一対のリングフレーム24は、複数のラダーフレーム26によって連結されている。この一対のリングフレーム24と複数のラダーフレーム26、並びに前記軸芯20により、円筒形状輪郭の骨組みである前記リール本体12が構成される。また、上記構成によって、前記軸芯20及びステッピングモータ18は、このリール本体12の内方空間側に位置することになる。
なお、前記ラダーフレーム26は、一対のリングフレーム24の周方向に沿って、均一のピッチで配設されており、その間隔は、リールテープ14に付与された図柄ピッチと同一となっている。
ここで、ステッピングモータ18の駆動力で軸芯20が回転すると、リール本体12が回転する。
前記複数のラダーフレーム26の内の1つには、リール本体12の軸線方向と平行なスリット孔28が設けられている。このスリット孔28には、リールテープ14の端部が挿入されるようになっている(図4参照)。
図5(A)に示される如く、リールテープ14は、全長Lが757.7(寸法公差+0/−1.0)mmの帯状のシート体であり、その長手方向に亘って、複数の図柄が付与されている。なお、図5(A)では、図柄自体を矩形枠30で囲まれた数字で示している(以下、図柄30という)。さらに、図5に示すリールテープ14においては、幅方向両端部に、図柄30が均等に配列されていることを明確にするための目盛を付しているが、実際には、この目盛は不要である。
前記図柄30は、背景画像(通常は白色ベース)を含めると、図柄30(数字の「1」)に想像線で示すように、それぞれ固有の領域32を持っている(他の図柄の固有の領域の図示は省略)。
この固有の領域32を設定することで、隣接する図柄の重なりを回避することができる。
上記リールテープ14は、前記リール本体12(図4参照)の一対のリングフレーム24の外周に沿って巻き付けられている。なお、巻き付けの際、リングフレーム24には、接着剤が塗布され、リールテープ14とは接着剤によって固着される。
ここで、図5(B)に示される如く、リールテープ14の一端部(図柄30(数字の「21」)側端部)には、リールテープ14をリングフレーム24に沿って1周回巻き付けたときの他端部(図柄30(数字の「1」)側端部)と重なる重なり代34が設けられている。この重なり代34のリールテープ長手方向寸法Mは、3.00mmに設定されている。
この重なり代34は、前述の図柄30を付与する固有の領域32には含まれないようになっている。
一方、図5(C)に示される如く、リールテープ14の前記他端部には、図柄30(数字の「1」)に隣接して、前記重なり代34と重ねられる最も短い寸法の被重なり代36が設けられている。この被重なり代36のリールテープ長手方向寸法Nは1.00mmに設定され、この被重なり代36には、リールテープ14の線膨張による伸長又は収縮があっても、前記重なり代34が必ず重ねられることになる。これにより、リールテープ14を巻き付けたときの隙間の発生を防止するようになっている。
また、リールテープ14における前記被重なり代36に連続して、折り曲げ代38が設けられている。
この折り曲げ代38の領域は、折り曲げ位置Aを含んでおり、当該折り曲げ位置で略90°折り曲げられるようになっている。
折り曲げ位置によって折り曲げられた部分は、前記ラダーフレーム26のスリット孔28に挿通されることで、リール本体12とリールテープ14との相対位置が決まり、この状態で、1周回巻き付けられるようになっている。
ここで、折り曲げ位置Aは、リールテープ14の前記一端部(図柄30(数字の「21」側端部)からの計測することで決定しており、基本的には、巻き付け完了後における、図柄30(数字の「1」)と図柄30(数字の「21」)とのピッチ寸法が、他の図柄30間のピッチ寸法と同一となるように設定される。
ところで、リールテープ14が周囲の環境温度、湿度等により線膨張した場合、全長が伸長又は収縮することがある。
このため、この線膨張に起因する伸長又は収縮を考慮して、前記基本的な寸法を設定する必要があり、本実施の形態では、以下の条件を設定している。
(1) 第1の条件
リールテープ14が最も伸長しても、重なり代34が被重なり代36を超えて図柄(数字の「1」)の固有の領域30に干渉しない寸法
(2) 第2の条件
リールテープ14が最も収縮しても、重なり代34と被重なり代36との間に隙間が生じない(言い換えれば、重なり代34が被重なり代36に届く)寸法
上記の条件を確保する前記一端部からの寸法位置を折り曲げ位置とすると、当該折り曲げ位置は、実質的に、折り曲げ代38の領域の範囲内であり、かつ、前記被重なり代36との境界から最大伸長量の寸法分以上離れた位置となる。
(遊技仕様/制御系)
図6には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が概略的に示されている。
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル投入部320から投入されたメダルを識別し、メダルの投入数や種類(不正又は純正)等を出力するメダルセレクタ102が接続されると共に、始動レバー354、上述したリール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356C、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A並びに遊技を中止する際に遊技機内部に貯留(クレジット)したメダルを戻すための精算ボタン103が、それぞれ操作状態を検出する不図示のセンサ等を介して接続されている。
また、主制御部100は、CPUを含んで構成される主制御回路110を備えており、主制御回路110には、主として遊技の進行状況等を一時的に記憶するRAM128と、各種プログラム等が記憶されたROM130と、が接続されると共に、主制御回路110の動作の基準となるクロックパルスを生成するクロックパルス発生回路124が分周器126を介して接続されている。
また、主制御回路110には、乱数発生器120及び乱数サンプリング回路122が接続されている。主制御回路110は、分周器126を介して入力されたクロックパルスに同期して乱数発生器120を制御して順次乱数を発生させ、乱数サンプリング回路122では、当該乱数発生器120により発生された乱数を取得してサンプリングする。
パチスロ機300では、始動レバー354による操作タイミングで大役、小役等の当落を決定する内部抽選が主制御部100により行われるようになっており、主制御回路110では、始動レバー354が操作されると上記乱数サンプリング回路122に対して、乱数の取得、サンプリング及び出力を指示し、これにより乱数サンプリング回路122から入力された乱数に応じて抽選結果を導出する。
なお、内部抽選が当たり(役当選)の場合は、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作により当たり図柄が揃うと、遊技者は各図柄に応じた数のメダルを獲得できるほか、揃った図柄に応じて遊技者に有利な遊技状態となる。
ここで、役には小役と大役とがある。このうち、大役には、ビッグボーナス(以下、適宜「BB」という)及びレギュラーボーナス(以下、適宜「RB」という)があり、それぞれに対応する遊技においては遊技者に対する有利さの度合いが異なる。RBに対応する遊技(以下、適宜「RBゲーム」という)は複数回の小役ゲームにより構成されており、BBに対応する遊技(以下、適宜「BBゲーム」という)は、その遊技状態中に、複数回のRBゲームを含んで構成されている。このため、当然、小役ゲームよりもRBゲームの方が、RBゲームよりもBBゲームの方が、遊技者にとってより有利な遊技状態となる。
また、主制御部100には、モータ駆動回路132が接続されており、当該モータ駆動回路132には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cを介してそれぞれ左、中、右の各リール350A、350B、350Cが接続されている。
さらに、主制御部100には、3個のリール350A、350B、350Cの回転位置を検出するためのリール位置検出回路134が接続されており、主制御部100では、各リール350A、350B、350Cの位置を常時把握することができるようになっている。
また、パチスロ機300では、上記始動レバー354による操作タイミングで図柄変動部316による図柄変動を開始するようになっており、主制御部100は、始動レバー354が操作されると、モータ駆動回路132を介したリールモータ106A、106B、106Cの駆動をそれぞれ開始し、3個のリール350A、350B、350Cをそれぞれ回転させると共に、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる操作に基づいて、3個のリール350A、350B、350Cの回転を停止させる。
ここで、主制御部100では、上記停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作に基づいてリール350A、350B、350Cの回転を停止させる際、内部抽選の結果に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄が有効ライン上に停止する停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらし(蹴飛ばし)、外れ図柄配列で停止するように制御する。
また、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合でも、所定図柄数内であれば、意図的にこの当たり図柄が有効ライン上に揃って停止するように停止位置をずらす(引き込み)制御を行う。
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、内部抽選の結果と遊技の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となることで、遊技者の取りこぼしを可能な範囲で防いでいる。
また、主制御部100には、パチスロ機300内部に設けられたホッパー138を作動させるためのホッパー駆動回路136が接続されている。ホッパー138にはメダルが貯留されており、主制御部100では、リール位置検出回路134からの出力により特定された停止図柄に応じて、ホッパー駆動回路136を介したホッパー138からのメダルの払い出しが実行される。
さらに、ホッパー138近傍には、ホッパー138から払出されるメダルを検出するメダル検出センサ140が配設されており、払出完了信号回路142を介して主制御部100に接続されている。払出完了信号回路142では、メダル検出センサ140からの検出信号に基づいて払出が完了したか否かが判定され、払出が完了したと判定された時点で払出完了信号が生成されて主制御部100に入力される。
主制御部100では、払出完了信号回路142から払出完了信号が入力されるとホッパー駆動回路136を介してホッパー138によるメダルの払出しを終了する。
さらに、主制御部100には、表示ランプ駆動回路144が接続されており、当該表示ランプ駆動回路144を介して前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315C及び有効化ライン等の表示ランプ146の点灯及び消灯を制御する。
一方、主制御部100には、副制御部150が接続されており、主制御部100は副制御部150に対して、随時制御状態を示すコマンド信号を入力する。なお、本実施の形態では、主制御部100と副制御部150との間の通信としては、主制御部100から副制御部150に対する一方的な通信だけが実行され、副制御部150から主制御部100に対する通信は一切行うことができない構成となっている。
副制御部150には、液晶制御回路152が接続されており、液晶制御回路152では、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示状態を制御する。
また、副制御部150には、ランプ駆動回路156が接続されており、当該ランプ駆動回路156を介して装飾ランプ304Aに内蔵されているランプ112等の点灯を制御する。
さらに、副制御部150には、スピーカ駆動回路154が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
副制御部150では、主制御部100のパチスロ機300の制御状態に応じて、LCD313、スピーカ305及びバックライト158や装飾ランプ304Aに内蔵されたランプ112等による報知演出を実行する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(リールテープ巻き付け作業手順)
パチスロ機300の表示窓314から露見する図柄変動部316は、それぞれ駆動源(ステッピングモータ18)を備えた3セットのリールユニット10A、10B、10Cを連結して構成する。
これにより、リールユニット10A、10B、10Cのそれぞれに設けられたリール350A、350B、350Cが表示窓314の内側で回転し、図柄変動パターン演出を行うことができる。
このリール350A、350B、350Cは、リール本体12にリールテープ14を巻き付けることで構成されている。リールテープ14には、前記変動する図柄30が付与されているため、正確に巻き付けることが重要となる。
すなわち、リールテープ14の弛み、ゆがみ等はもちろんであるが、巻き付け時の両端の処理により、隙間が生じたり、必要以上に重なり部分が発生して、これが、見栄えを悪くすると共に、図柄変動パターンを停止するための目印になり、遊技性を損なう可能性がある(端末処理不良)。
そこで、本実施の形態では、リールテープ14をリール本体12に対して位置決め基準となる折り曲げ位置A(図5(C)参照)を正確に設定し、かつ、環境温度、湿度等によるリールテープ14の線膨張に起因する伸長、収縮までも考慮し、リールテープ14の巻き付け後の前記端末処理不良を解消した。
以下、リールテープ14の巻き付け手順を説明する。
まず、全長L(757.7(寸法公差+0/−1.0)mm)のリールテープ14の一端部(図柄30「数字の「21」側端部)に重なり代34(寸法M=3.00mm)を設ける。
また、リールテープ14の他端部(図柄30(数字の「1」側端部)に、折り曲げ代38と、この折り曲げ代38に連続して、巻き付け完了後に前記重なり代34と重なる被重なり代36(寸法N=1.00mm)を設ける。
この被重なり代36と、前記重なり代34との間に21個の固有の領域32が均一ピッチで設定され、それぞれに図柄30が付与(印刷)される。
次に、リールテープ14の一端部(図柄30(数字の「21」側端部)を基準として、リール本体12の周長に対応した寸法(所定の寸法)を測定し、この位置を折り曲げ位置A(図5(C)参照)として設定する。
ここで、所定の寸法は、予め設定した第1の条件及び第2の条件に基づいて決められており、折り曲げ位置Aは、前記折り曲げ代38の領域内に属する。
(1) 第1の条件
リールテープ14が最も伸長しても、重なり代34が被重なり代36を超えて図柄(数字の「1」)の固有の領域32に干渉しない寸法
(2) 第2の条件
リールテープ14が最も収縮しても、重なり代34と被重なり代36との間に隙間が生じない(言い換えれば、重なり代34が被重なり代36に届く)寸法
折り曲げ位置が決まると、この折り曲げ位置で略90°折り曲げ、折り曲げ位置から端部までをラダーフレーム26のスリット孔28へ挿通する。また、このとき、リングフレーム24の外周(また、必要に応じてラダーフレーム26)に接着剤を塗布しておき、リールテープ14をリングフレーム24の周面に沿って巻き付けていく。
1周回すると、リールテープ14の一端部(図柄30(数字の「21」側端部)がスリット孔28まで到達し、重なり代34が被重なり代36に重ねられ、巻き付けが完了する。
上記リールテープ14の構成、巻き付け手順により、リールテープ14は、その両端の間に隙間が生じることなく巻き付けることができる。
また、この巻き付け時において、リールテープ14が標準状態(図7(B)参照)ではなく、線膨張によって伸長(図7(A)参照)又は収縮(図7(C)参照)している場合、折り曲げ位置を設定するときにその伸長分又は収縮分オフセットされているため、重なり代34と被重なり代36との重なり具合に変化はなく、図柄30(数字の「1」)と図柄30(数字の「21」)とのピッチ寸法を、他の図柄間のピッチ寸法と同一とすることができる(図7(A)乃至(C)の基準位置参照)。
さらに、重なり代34(被重なり代36)を少なくすることができ、かつ重なり部分をラダーフレーム26と対向する範囲内とすることができるため、例えば、リール本体12の内方に光源(バックライト)を配し、透過照明するような構造であっても、重なり部分と非重なり部分との透過光量差が、遊技者に認識されることはなく、見栄えが向上すると共に、所謂目押しの目印となることもない。
また、リングフレーム24に対して接着剤によって固定しているため、リールテープ14の端末処理のための固定具も不要となる。なお、この場合、スリット孔28に挿通された部分は、平面形状であり、先端が軸芯20に向けられているため、ラダーフレーム26のスリット孔28に挿通された部分が、前記バックライト光源からの光を遮るような不具合がない。
(遊技の流れ)
図8には、主制御部100による通常遊技状態処理の流れを示すフローチャートが示されている。
まず、ステップ200では、ベット操作の完了待ちを行い、次のステップ202では、始動レバーの操作待ちを行う。
すなわち、メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、またはマックスベットボタン352Bの操作によりメダルのベットが完了するか、或いは、メダル投入部320からメダルを投入することによりベットが完了すると、始動レバー354の操作が可能となる。
次のステップ204では、内部抽選により当該遊技における役の当落を決定し、その後にステップ206に移行して、内部抽選の結果、大役に当選したか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合は、ストック情報を更新する必要があるものと判断してステップ208に移行し、ストック情報更新処理を実行し、その後にステップ210に移行する。
上記ストック情報更新処理においては、大役の種類に応じてストック情報を更新する。なお、当該ストック情報更新処理ルーチンの実行時に、他の大役がストック情報としてストックされていない場合には、当選した大役に入賞可能とするまでのRTゲーム回数を抽選により設定して遊技状態をRTゲーム状態に設定する。
一方、ステップ206で否定判定とされた場合は、内部抽選の結果に応じて、必要であれば適宜各小役のフラグ状態情報を更新記憶した後に、ステップ210に移行する。
ステップ210では、現在の遊技状態がRTの実行中であるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ212に移行して、RTゲーム回数を1回減算(デクリメント)し、その後にステップ214に移行してRTゲーム回数が0か否かを判定する。
ステップ214で肯定判定となった場合は大役が入賞可能な遊技状態にすべく、ステップ216に移行して遊技状態をボーナス内部中に設定し、その後にステップ218に移行する。
一方、ステップ214で否定判定となった場合は遊技状態はRT実行中のままでステップ218に移行する。
ステップ218では、リールの回転を開始し、その後にステップ220に移行してリール350A、350B、350Cのリール停止処理ルーチンを実行し、その後にステップ222に移行する。
すなわち、主制御部100では、始動レバー354が操作されると、この操作と同時に当り/外れの抽選がなされると共に、リール駆動制御部194の制御により、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、フラグメモリ192に記憶されている各種フラグの状態に応じて、滑り制御を加味して該当する図柄を所定位置に引き込むように、或いは所定位置から蹴飛ばすようにリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、何れかのフラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、何れのフラグも成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
ステップ222では、上述したようなリール停止処理の結果、停止図柄が当り図柄か否かを判定する入賞判定が実行され、その後にステップ224に移行して、入賞判定の結果何れかの役に入賞したと判定されたか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合は本通常遊技状態処理を終了する。
一方、ステップ224で肯定判定となった場合はステップ226に移行して、入賞した役に応じて予め設定されている所定のメダルの払出制御を実行し、その後にステップ228に移行する。
ステップ228では、入賞した役が大役であったか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合は本通常遊技状態処理を終了する。一方、当該判定が肯定判定となった場合には、ステップ230に移行して、ボーナスゲーム開始処理ルーチンを実行し、その後にステップ232に移行して、ボーナスゲーム処理を実行する。
すなわち、大役に入賞したと判定された場合には、その停止図柄に従って、ビッグボーナス又はレギュラーボーナスのボーナスゲームを実行し(権利行使)、その後にステップ234に移行する。
ここで、上記ボーナスゲーム開始処理ルーチン(ステップ230)では、入賞した大役のストック数をデクリメントする。なお、デクリメント後のストック情報に基づいて大役のストックがある場合には、次回、大役に入賞可能とするまでに実行すべきRTゲーム回数を抽選により設定して、次回実行する大役の種類を決定する。
ステップ234では、次の大役のストックがあるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合は上記ボーナスゲーム開始処理によって設定された回数のRTゲームを実行すべく、ステップ236に移行して遊技状態をRT中に設定し、その後に本通常遊技状態処理を終了する。
一方、ステップ234で否定判定となった場合はステップ236の処理を実行することなく、本通常遊技状態処理を終了する。
以上説明した如く本実施の形態では、パチスロ機の遊技の進行に際して重要な図柄変動パターン演出を実行する図柄変動部316の構造において、リール本体12にリールテープ14を巻き付けるとき、リールテープ14の環境温度、湿度等の影響による線膨張(伸長/収縮)があっても、1周回したときの両端部の図柄30(数字の「1」と「21」)のピッチが、他の図柄間のピッチと同一となるように折り曲げ位置を設定すると共に、当該伸長があっても、重なり代34が図柄30を付与する固有の領域32を侵食せず、かつ、収縮があっても、スリット孔28が見えるような隙間を生じさせないような寸法設定を行ったため、見栄えがよく、かつ端末処理の不具合による所謂目押しの目印ができることがない。
また、スリット孔28に挿通された部分が平面形状であり、先端部が軸芯20に向けられているため、例えば、バックライト光源の光を遮るようなことがほとんどなく、透過光量むらを発生させることがない。
なお、本実施の形態では、リール本体12及びリールテープ14の材質について、特に言及しなかったが、線膨張による影響を軽減するためには、リール本体12及びリールテープ14の材質を同一とすることが好ましい。同一の材質でなくても、線膨張率が近似する材質であれば、その分、線膨張による影響を抑制することができる。
本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 図柄変動部単体の斜視図である。 リールユニット(リールテープ無し)の斜視図である。 リールユニットの斜視図である。 リールテープを展開したときの平面図である。 本実施の形態に係るパチスロ機の動作制御ブロック図である。 リールテープの折り曲げ位置を示す正面図である。 本実施の形態に係る主制御部で実行される通常遊技状態処理の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10A、10B、10C(10) リールユニット
12 リール本体
14 リールテープ
16 ベースブラケット
18 ステッピングモータ
20 軸芯
22 ラジアルフレーム
24 リングフレーム
26 ラダーフレーム
28 スリット孔
30 矩形枠
32 固有の領域
34 重なり代
36 被重なり代
38 折り曲げ代
300 パチスロ機
314 表示窓
316 図柄変動部
352A 1枚ベットボタン
352B マックスベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (4)

  1. 駆動力を受けて回転する軸芯部と、前記軸芯部周りの同心円上に配置された一対のリングフレームと、前記一対のリングフレーム間に掛け渡され前記同心円に沿って均等に設けられたラダーフレームと、前記一対のリングフレームの少なくとも一方を前記軸芯部と連結して支持するラジアルフレームと、で構成されたリール本体と、
    前記リール本体の前記一対のリングフレームに沿って巻き付けられ、前記ラダーフレームの配置ピッチを区切りとして、当該区切られた領域ピッチに対応して複数の図柄が付与された帯状のリールテープと、
    前記ラダーフレームの一部に設けられたスリット孔を備え、前記リールテープにおける巻き付け方向一端部からの前記リール本体の周長に基づく所定の寸法位置を折り曲げ位置として折り曲げられた他端部を、前記スリット孔へ挿通させることで、リール本体とリールテープとの相対位置を決める位置決め手段と、
    前記位置決め手段で位置決めされたリールテープにおける1周回の巻き付け後の一端部の先端が、前記スリット孔が設けられたラダーフレーム、並びに巻き付けが終了したリールテープに重ねられた状態となるように、前記リールテープを少なくとも前記リングフレームに対して接着固定して保持する保持手段と、
    を有する回転リール装置。
  2. 前記リールテープには、前記一端部には1周回巻き付けときの他端部との重なり代が設けられ、中間部には前記図柄を付与するための図柄付与領域が設けられ、前記他端部には前記リールテープが線膨張により最大伸長又は最大収縮しても前記一端部を基準とした所定の寸法位置である前記折り曲げ位置を設定可能な所定範囲の折り曲げ代が設けられていることを特徴とする請求項1記載の回転リール装置。
  3. 前記折り曲げられ、前記スリット孔に挿通されたリールテープの他端部が、平面状であり、かつその先端が前記軸芯に向けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転リール装置。
  4. 前記リール本体とリールテープとが、線膨張率が近似する素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の回転リール装置。
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