JP2006109603A - 無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、無停電電源システム、および、無停電電源用プログラム - Google Patents

無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、無停電電源システム、および、無停電電源用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源装置を提供すること。
【解決手段】 本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段(A/D変換器10j)と、本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段(A/D変換器10h)と、出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段(遅延ブロック100)と、出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段(遅延ブロック101)と、出力電圧Vと、第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、出力電圧Vと、第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段(制御回路10e)と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、無停電電源システム、および、無停電電源用プログラムに関する。
従来の無停電電源装置で、いわゆる常時インバータ方式の無停電電源装置では、商用電源が正常なとき商用電源からの交流電力を直流電力に変換して得た直流電力を交流電力に変換して負荷機器に出力し、商用電源が停電したときには、蓄電池からの直流電力を交流電力に変換して負荷機器に出力する。そして、この無停電電源装置は、電力変換用のインバータ回路と、このインバータ回路を構成する半導体スイッチング素子をPWM制御して商用電力と同期した交流電力を出力電力を調整しながらインバータ回路から出力させるためのPWM制御信号を発生するPWM制御信号発生手段を含むインバータ回路制御装置とを備えている。
大きな容量を必要とする場合には、この種の無停電電源装置を複数台数並列接続して運転することが行われている。また、高い信頼性を必要とするシステムにおいては、負荷容量を満たすのに必要な無停電電源装置の台数よりも多くの台数を並列運転する冗長システム構成とすることも行われている。複数台のインバータを並列運転する場合、1台のインバータの負荷分担率が極端に大きくなると、インバータに大きな負担がかかる場合がある。また保護回路が働いて、並列運転ができなくなる問題も発生する。
そして、無停電電源装置を複数台並列運転する場合には、各電源装置の出力電圧に振幅の差があると無効電流の横流電流が発生する。また出力電流に位相の差があると有効電流の横流電流が発生する。
そこで、負荷機器に出力される複数台数の無停電電源装置の合計電流を検出し、個々の無停電電源装置の電流値と比較し、この電流値が複数台の平均値となるように制御することにより、各無停電電源装置に公平に電力を供給させることが行われている。
また、特許文献1に示すように、各インバータ出力電圧波形間の位相差及び電圧差を検出し、位相差を抑制するように各インバータ出力電圧の周波数を補正し、電圧差を抑制するように各インバータ出力電圧の大きさを補正することも行われている。
特開平1−255475号公報(特許請求の範囲、要約書)
ところで、並列運転中に特定の無停電電源装置で故障が発生した場合には、当該装置を選択遮断する必要が生じる。しかしながら、上述した2つの従来の技術では、並列運転している互いの無停電電源装置間で信号をやりとりするための回路が必要となる。
そのため、当該回路が故障した場合や相互の信号線に断線、接触不良等の異常が発生した場合には、選択遮断ができないため、装置の信頼性が低下するという問題点がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、無停電電源システム、および、無停電電源用プログラムを提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明の無停電電源装置は、本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段と、本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段と、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段と、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段と、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vと、第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vと、第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段と、を有する。
このため、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源装置を提供することが可能になる。
また、本発明の無停電電源装置は、上述の発明に加えて、第1の遅延手段は、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを1周期分遅延してVodとして出力し、第2の遅延手段は、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを1周期分遅延してVidとして出力し、判定手段は、VからVidを減算した値ΔVと、VからVodを減算した値ΔVとを求め、ΔVからΔVを減算した値にΔVを乗算した値が正の値をとる場合には、本装置が故障していると判定し、負の値をとる場合には本装置は正常であると判定する。このため、簡単な演算によって迅速かつ確実に本装置の故障を検出することが可能になる。
また、本発明の無停電電源装置は、上述の発明に加えて、判定手段の演算結果から低域周波数成分のみを抽出するための低域通過フィルタをさらに有するようにしている。このため、故障発生から故障検出までの時間を調整することが可能になる。
また、本発明の無停電電源装置は、上述の発明に加えて、演算結果を所定の閾値と比較する比較手段をさらに有し、判定手段が、比較手段の比較結果に応じて、本装置が正常または異常であることを判定するようにしている。このため、誤検出を防止することが可能になる。
また、本発明の無停電電源装置は、上述の発明に加えて、判定手段によって本装置が故障していると判断された場合には、本装置と負荷との接続を遮断する遮断手段をさらに有する。このため、故障が発生した場合には、本装置を迅速に遮断し、他の健全な装置に影響を与えないようにすることが可能になる。
また、本発明の無停電電源装置の制御方法は、本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出し、本装置の出力電圧Vを検出し、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させてVodとし、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させてVoiとし、検出された出力電圧Vと、所定量だけ遅延された出力電圧Vodと、検出された出力電圧Vと、所定量だけ遅延された出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する。
このため、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源装置の制御方法を提供することが可能になる。
また、本発明の無停電電源システムは、複数の無停電電源装置が負荷に対して並列に接続された無停電電源システムにおいて、各無停電電源装置は、本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段と、本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段と、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段と、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段と、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vと、第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vと、第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段と、を有している。
このため、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源システムを提供することが可能になる。
また、本発明の無停電電源装置用プログラムは、本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段、本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段、第1の検出手段によって検出された出力電圧Vと、第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、第2の検出手段によって検出された出力電圧Vと、第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段、としてコンピュータを機能させるようにしている。
このため、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源装置用プログラムを提供することが可能になる。
本発明は、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡りをなくして、故障発生時に確実かつ迅速に選択遮断することが可能な無停電電源装置、無停電電源装置の制御方法、無停電電源システム、および、無停電電源装置用プログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムの構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムは、無停電電源装置10〜60を有しており、これらは並列母線80を介して相互に接続されて並列運転を行い、負荷70(例えば、ホストコンピュータ等)に対して電力を供給する。
図2は、図1に示す無停電電源装置10の詳細な構成例を示すブロック図である。なお、無停電電源装置20〜60は、無停電電源装置10と同様の構成を有しているので、無停電電源装置10を例に挙げて説明を行う。この図に示すように、無停電電源装置10は、コンバータ10a、蓄電池10b、インバータ10c、PWM(Pulse Width Modulation)ドライブ回路10d、制御回路10e、インダクタ10f、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)10g、A/D(Analog to Digital)変換器10h、ローパスフィルタ10i、A/D変換器10j、キャパシタ10k、および、スイッチ10mを有している。
ここで、コンバータ10aは、商用電力を直流電力に変換する変換装置である。蓄電池10bは、例えば、鉛蓄電池によって構成され、コンバータ10aから出力された直流電力によって充電され、停電の際にはインバータ10cに対して電力を供給する。
インバータ10cは、コンバータ10aから出力された直流電力または蓄電池から出力された直流電力を交流電力に変換して出力する変換装置である。PWMドライブ回路10dは、制御回路10eの制御に応じてインバータ10cを駆動する。
判定手段としての制御回路10eは、A/D変換器10h,10jからの出力に応じて、PWMドライブ回路10dを制御する。また、制御回路10eは、後述するように装置が故障したと判断した場合にはスイッチ10mをオフの状態にし、負荷70との接続を遮断する。
インダクタ10fは、キャパシタ10kとともにローパスフィルタを構成し、交流電圧の高周波成分を遮断し、低周波成分を透過する。
第2の検出手段の一部としてのローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)10gは、インバータ10cの出力電圧Vに含まれている低域成分(ナイキスト周波数以下の成分)のみを通過させ、それ以上の高域成分を遮断する。第2の検出手段の一部としてのA/D変換器10hは、ローパスフィルタ10gの出力をサンプリングするとともに、対応するディジタル信号に変換して出力する。
第1の検出手段の一部としてのローパスフィルタ10iは、インダクタ10fの出力電圧Vに含まれている低域成分(ナイキスト周波数以下の成分)のみを通過させ、それ以上の高域成分を遮断する。第1の検出手段の一部としてのA/D変換器10jは、ローパスフィルタ10iの出力をサンプリングするとともに、対応するディジタル信号に変換して出力する。
遮断手段としてのスイッチ10mは、本装置が故障した場合に選択遮断するためのスイッチであり、インバータ10cからの電力を遮断する場合にはオフの状態とされ、それ以外の場合にはオンの状態とされる。
図3は、図1に示す制御回路10eの詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、制御回路10eは、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c、I/F(Interface)11d、および、バス11eを有している。
ここで、CPU11aは、ROM11bに格納されている制御用プログラム11b1にしたがって装置の各部を制御する制御回路である。ROM11bは、制御用プログラム11b1およびその他のプログラムおよびデータ等を格納しており、CPU11aからの要求に応じて必要なプログラムまたはデータを読み出して供給する半導体記憶装置である。
RAM11cは、CPU11aが各種演算処理を実行する際に、処理途中のプログラムやデータを一時的に格納する半導体記憶装置である。I/F11dは、A/D変換器10h,10jその他の回路から供給されるデータの表現形式を適宜変換して入力する。
バス11eは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、I/F11dを相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする接続線群である。
図4は、図3に示す制御用プログラム11b1が実行された場合に実現される機能ブロックを示す図である。この図に示すように、制御用プログラム11b1によって実現される機能ブロックは、遅延ブロック100,101、加減算ブロック102〜104、乗算ブロック105を有している。ここで、第1の遅延手段としての遅延ブロック100は、A/D10jから出力されるインダクタ10fの出力電圧Vを1周期分だけ遅延してVodとして出力する。第2の遅延手段としての遅延ブロック101は、A/D10hから出力されるインバータ10cの出力電圧Vを1周期分だけ遅延してVidとして出力する。
加減算ブロック102は、A/D10jから出力されているインダクタの出力電圧Vの値から、遅延ブロック100の出力(1周期前の出力電圧V)の値を減算した結果を出力する。加減算ブロック103は、A/D10hから出力されているインバータ10cの出力電圧Vの値から、遅延ブロック101の出力(1周期前の出力電圧V)の値を減算した結果を出力する。
加減算ブロック104は、加減算ブロック103の出力値から、加減算ブロック102の出力の値を減算した結果を出力する。乗算ブロック105は、加減算ブロック102の出力値と加減算ブロック104の出力値とを乗算した結果を出力する。なお、図4に示す機能ブロックの処理の詳細については後述する。
つぎに、本実施の形態に係る無停電電源システムが故障時において、遮断する場合の動作について説明する。以下では、2台の無停電電源装置10,20が並列運転している場合の故障検出動作について説明した後、6台の無停電電源装置10〜60の選択遮断動作について説明する。
説明を簡略化するために、まず、2台の無停電電源装置10,20が並列運転している場合を想定する。この場合において、故障を検出するための物理量として、以下の式1に示すphを導入する。この式において、Δvi1は無停電電源装置10のインバータの1周期前の出力と現在の出力の差分(周回差)であり、Δvi2は無停電電源装置20のインバータの1周期前の出力と現在の出力の差分(周回差)である。すなわち、インバータの出力電圧vの周期がTである場合にΔvi1=vi1(t)−vi1(t−T)、Δvi2=vi2(t)−vi2(t−T)である。
Figure 2006109603
ところで、式1には、無停電電源装置10と無停電電源装置20の双方のインバータ出力電圧の周回差Δvi1,Δvi2が含まれているので、式1の物理量にて選択遮断動作を行わせるには、他の装置の情報を必要とする。自身の情報のみで選択遮断動作を実現するために、これらの一方を消去することを考える。ここで、無停電電源装置の電圧検出系(ローパスフィルタ10g,10iおよびA/D変換器10h,10j)の応答速度を、無停電電源装置の出力フィルタを構成するインダクタ10fおよびキャパシタ10kの応答速度よりも遅く設定しておけば、出力電圧Vの周回差Δv(=v(t)−v(t−T))、出力電圧vi1,vi2の周回差Δvi1,Δvi2との間には、以下の関係が成立する。
Figure 2006109603
したがって、Δvi1とΔvとの差分は以下の式で表される。
Figure 2006109603
よって、式2、式3を式1に代入すると、以下の式4を得る。
Figure 2006109603
したがって、この式4から係数4を除いて物理量phを以下のように再度定義する。
Figure 2006109603
以下に無停電電源装置10の場合で、選択遮断動作について説明する。
まず、無停電電源装置10が正常な場合に、並列運転している無停電電源装置の負荷70が増加方向に変動したとき、出力電圧は減少するのでΔvは負の値をとり、インバータ出力電圧も同様に減少するのでΔvi1も負の値をとる。ところで、Δvの絶対値の大きさは、無停電電源装置の出力フィルタを構成するリアクトル10fのためにΔvi1の大きさよりも大きくなる。したがって、ph<0となる。すなわち、正常運転時に負荷70が増加した場合にはph<0となる。
逆に、無停電電源装置10が正常な場合に、並列運転している無停電電源装置の負荷70が減少方向に変動したとき、出力電圧は増加するのでΔvは正の値をとり、インバータ出力電圧も同様に増加するのでΔvi1も正の値をとる。ところで、Δvの絶対値の大きさは、無停電電源装置の出力フィルタを構成するリアクトル10fのためにΔvi1の大きさよりも大きくなる。したがって、ph<0となる。すなわち、正常運転時に負荷70が減少した場合にはph<0となる。
一方、無停電電源装置10が異常な場合(または故障した場合)に、そのインバータ出力電圧が増大すると無停電電源装置の出力電圧も増大するのでΔvi1およびΔvは正となる。また、式2より、Δvの大きさはΔvi1の大きさより小さい。したがって、ph>0となる。すなわち、無停電電源装置10に出力電圧が増大する異常等が発生した場合にはph>0となる。
逆に、無停電電源装置10が異常な場合(または故障した場合)に、そのインバータ出力電圧が減少すると無停電電源装置の出力電圧も減少するのでΔvi1およびΔvは負となる。また、式2より、Δvの大きさはΔvi1の大きさより小さい。したがって、ph>0となる。すなわち、無停電電源装置10に出力電圧が減少する異常等が発生した場合にはph>0となる。
以上に示したように、無停電電源装置10のインバータ10cの出力電圧vi1の周回差Δvi1と、出力電圧vの周回差Δvとによる物理量phを算定し、これが正の値である場合には自機が故障していると判断し、これが負の値である場合には、自機は正常であると判断することができる。このため、自機のみの情報により、故障の発生を検出することができることから、並列運転している無停電電源装置間で信号線の渡り(相互接続)をなくすことができるので、故障発生時には確実かつ迅速に選択遮断することが可能となる。なお、式5のΔvi1をΔvi2に置換すれば無停電電源装置20の故障判定用の物理量を得ることができる。
なお、以上では、簡略化のために無停電電源装置10,20の2台を並列運転する場合を例に挙げて説明したが、3台以上の無停電電源装置を並列運転する場合であっても前述の物理量phを用いることにより、自機が故障しているか否かを判定することができる。すなわち、第n番目の無停電電源装置に注目した場合に、当該装置が故障しているか否かを判定するためには自機のインバータの出力電圧vinの周回差Δvinと、出力電圧vの周回差Δvとの差分に出力電圧vの周回差Δvを乗算した値(=Δv(Δvin−Δv))が正である場合には自機が故障しており、それ以外の場合には自己以外が故障しているか負荷変動によるものと判断することができる。図4に示す機能ブロックは、このような原理にもとづくものである。
つぎに、無停電電源装置10〜60を並列接続した場合の選択遮断動作について説明する。
無停電電源装置10〜60が並列運転している場合に、無停電電源装置10のインバータ10cが故障し、出力電圧vi1が大きくなった場合を想定する。その場合、加減算ブロック103の出力であるΔvi1が増大し、加減算ブロック102の出力であるΔvが多少増大することから(Δv<Δvi1となるので)、加減算ブロック104の出力である(Δvi1−Δv)は正の所定の値をとる。この結果、乗算ブロック105の出力であるΔv(Δvi1−Δv)も正の所定の値をとる(ph>0となる)。この結果、CPU11aは、自機が故障したと判断し、スイッチ10mをオフの状態にする。その結果、無停電電源装置10から負荷70への電力の供給が遮断され、他の無停電電源装置20〜60は動作状態を継続する。このとき、無停電電源装置20〜60は、無停電電源装置10が負担していた電力を分担して負担することになる。
一方、無停電電源装置20(または無停電電源装置30〜60のいずれか)が故障した場合を想定すると、無停電電源装置10の加減算ブロック103の出力であるΔvi1は変化せず、加減算ブロック102の出力Δvが多少増加することから(Δv>Δvi1であるので)、加減算ブロック104の出力である(Δvi1−Δv)は負の所定の値をとる。この結果、乗算ブロック105の出力であるΔv(Δvi1−Δv)も負の所定の値をとる(ph<0となる)。この結果、CPU11aは、他機が故障したと判断し、スイッチ10mをオンの状態に保つ。このとき、無停電電源装置20は、前述の場合と同様に自機が故障したと判断してスイッチ20m(不図示)をオフの状態にする。その結果、無停電電源装置20から負荷70への電力の供給が遮断されることになる。このとき、無停電電源装置10,30〜60は、無停電電源装置20が負担していた電力を分担して負担することになる。
図5〜8は、2台の無停電電源装置10,20を並列運転した場合に、無停電電源装置10が故障したときの動作をシミュレーションした結果を示す図である。
まず、図5および図6は、負荷70が非線形負荷(整流器負荷)の場合のシミュレーション結果を示す図であり、図5は、無停電電源装置10,20の出力電流を示し、図6は、出力電圧を示す図である。この例では、0.105[sec]の手前で無停電電源装置10が故障しており、図5(A)に示すように、無停電電源装置10では、その直後にマイナス方向の電流が流れた後に、選択遮断されて電流が流れない状態となる。図5(B)に示すように、無停電電源装置20では、0.105[sec]の手前からプラス方向の電流が流れ、それ以降はそれまでと同様に周期的な電流が流れる。なお、無停電電源装置20は、無停電電源装置10が選択遮断された後は、その分だけ電流の負担が増加するので、電流値が増加している。図6は、出力電圧vの変化を示す図である。この図に示すように出力電圧vは、故障が発生した直後は電圧値に乱れが生じるが、それ以降はそれまでと同じ電圧となっている。
つぎに、図7および図8は、負荷70が線形負荷(抵抗負荷)の場合のシミュレーション結果を示す図であり、図7は、無停電電源装置10,20の出力電流を示し、図8は、出力電圧を示す図である。この例でも、0.105[sec]の手前で無停電電源装置10が故障しており、図7(A)に示すように、無停電電源装置10では、その直後にマイナス方向の電流が流れた後に、選択遮断されて電流が流れない状態となる。図7(B)に示すように、無停電電源装置20では、0.105[sec]の手前からプラス方向の電流が流れ、それ以降はそれまでと同様に周期的な電流が流れる。なお、無停電電源装置20は、無停電電源装置10が選択遮断された後は、その分だけ電流の負担が増加するので、電流値が増加している。図8は、出力電圧vの変化を示す図である。この図に示すように出力電圧vは、故障が発生した直後は電圧値に乱れが生じているが、それ以降はそれまでと同じ電圧となっている。
図9は、投入角と検出時間と負荷変動に対する動作の良否を確認するためのシミュレーション結果を示す図である。図9(A)は、負荷70が非線形負荷(整流器負荷)である場合に対するシミュレーション結果を示している。ここで、投入角は、出力電圧vに対する負荷変動(故障)を発生させるタイミングを示している。この例では、投入角を0〜270度の間で変更している。検出時間は、負荷変動を発生してから検出されるまでの時間を示している。また、負荷変動状況は、負荷を0%→100%に変動した場合および負荷を100%→0%に変動した場合のそれぞれの投入角における動作の良否(誤動作の有無)を示している。図9(A)に示すように非線形負荷の場合には、負荷の変動および投入角に拘わらず誤動作なしに正常に動作している。
一方、図9(B)は、負荷70が線形負荷(抵抗負荷)である場合に対するシミュレーション結果を示している。この図に示すように、線形負荷の場合も同様に、負荷の変動および投入角に拘わらず誤動作なしに正常に動作している。
以上に説明したように、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムでは、インバータの出力電圧の周回差Δvと、出力電圧の周回差Δvとを用いて自機が故障しているか否かを判定するようにしたので、他機との間で情報交換をすることなく、故障の有無を判断することが可能になるので、自機に故障が発生した場合には迅速に遮断することが可能になる。また、他機と通信する必要がなくなるので、通信用の回路を設ける必要がなくなり、信頼性を高めることが可能になる。
また、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムでは、電圧のみを参照して自機の故障を判断するようにしたので、カレントトランスを使用する必要がなくなるため、ノイズに対する耐性を高めることが可能になる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
図10は、図4に示す機能ブロックの他の構成例を示す図である。この例では、乗算ブロック105の後段に、比較ブロック110と閾値発生ブロック111が新たに追加されている。それ以外の構成は、図4の場合と同様である。ここで、比較手段としての比較ブロック110は、閾値発生ブロック111が発生する閾値と、乗算ブロック105からの出力を比較し、乗算ブロック105の出力が正の値であって、かつ、閾値発生ブロック111が発生する閾値以上である場合には、自機が故障している旨を示す遮断信号を発生する。なお、閾値発生ブロック111が発生する閾値としては、例えば、“25”程度の値を用いる。
このような実施の形態によれば、閾値を適切に設定することにより、誤動作を防止することが可能になる。
図11は、図4に示す機能ブロックのさらに他の実施の形態を示す図である。この例では、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)ブロック120が乗算ブロック105の後段に新たに追加されている。それ以外の構成は図4の場合と同様である。ここで、低域通過フィルタとしてのローパスフィルタブロック120は、以下の伝達関数を有し、乗算ブロック105の出力を平滑化して出力する。
Figure 2006109603
図12は、伝達関数に含まれる遮断角周波数ωの設定値と、検出時間との関係を示す図である。この図に示すように、ωの設定値が大きくなるほど検出時間が短くなるが、ω=8000の場合には誤動作を生じているので、この例では、ω<8000に設定することが望ましい。
このような実施の形態によれば、ローパスフィルタブロック120の伝達関数を設定することにより、故障が生じてから検出されるまでの時間を設定することが可能になるので、伝達関数を個々の装置に応じて設定することにより、誤動作を防止することが可能になる。
なお、以上の実施の形態では、6台の無停電電源装置10〜60によって無停電電源システムを構成する場合を例に挙げて説明したが、例えば、2〜5台または7台以上によって構成される無停電電源システムに本発明を適用可能であることはいうまでもない。
また、以上の実施の形態では、図4に示す機能ブロックをソフトウエア的に実現するようにしたが、ハードウエア的に実現することも可能である。
また、以上の実施の形態では、遅延ブロック100,101では、1周期分遅延するようにしたが、2周期分以上遅延するようにしたり、半周期分遅延して反転して使用するようにしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、無停電電源装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本発明は、並列運転を行う無停電電源装置に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る無停電電源システムの構成例を示す図である。 図1に示す無停電電源装置の構成例を示すブロック図である。 図2に示す制御回路の詳細な構成例を示す図である。 図3に示すROMに格納されている制御用プログラムを実行することにより実現される機能ブロックの例を示す図である。 2台の無停電電源装置に対して非線形負荷を接続して並列運転時に故障が発生した場合の出力電流を示す図であり、(A)は故障が発生した側の無停電電源装置の出力電流を示す図であり、(B)は故障が発生していない側の無停電電源装置の出力電流を示す図である。 2台の無停電電源装置に対して非線形負荷を接続して並列運転時に故障が発生した場合の出力電圧を示す図である。 2台の無停電電源装置に対して線形負荷を接続して並列運転時に故障が発生した場合の出力電流を示す図であり、(A)は故障が発生した側の無停電電源装置の出力電流を示す図であり、(B)は故障が発生していない側の無停電電源装置の出力電流を示す図である。 2台の無停電電源装置に対して線形負荷を接続して並列運転時に故障が発生した場合の出力電圧を示す図である。 2台の無停電電源装置を並列運転時に故障が発生した場合の投入角と検出時間およびそれぞれの投入角における動作の良否を示すシミュレーション結果であり、(A)は非線形負荷の場合のシミュレーション結果であり、(B)は線形負荷の場合のシミュレーション結果である。 図4に示す機能ブロックの他の構成例を示す図である。 図4に示す機能ブロックのさらに他の構成例を示す図である。 図11に示すローパスフィルタのωの設定値と検出時間との関係を示す図である。
符号の説明
10〜60 無停電電源装置
10e 制御回路(判定手段)
10g ローパスフィルタ(第2の検出手段の一部)
10h A/D変換器(第2の検出手段の一部)
10i ローパスフィルタ(第1の検出手段の一部)
10j A/D変換器(第1の検出手段の一部)
10m スイッチ(遮断手段)
100 遅延ブロック(第1の遅延手段)
101 遅延ブロック(第2の遅延手段)
110 比較ブロック(比較手段)
120 ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)

Claims (8)

  1. 本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段と、
    本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段と、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段と、
    上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段と、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vと、上記第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vと、上記第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段と、
    を有する無停電電源装置。
  2. 前記第1の遅延手段は、前記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを1周期分遅延してVodとして出力し、
    前記第2の遅延手段は、前記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを1周期分遅延してVidとして出力し、
    前記判定手段は、VからVidを減算した値ΔVと、VからVodを減算した値ΔVとを求め、ΔVからΔVを減算した値にΔVを乗算した値が正の値をとる場合には、本装置が故障していると判定し、負の値をとる場合には本装置は正常であると判定することを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  3. 前記判定手段の演算結果から低域周波数成分のみを抽出するための低域通過フィルタをさらに有することを特徴とする請求項2記載の無停電電源装置。
  4. 前記演算結果を所定の閾値と比較する比較手段をさらに有し、
    前記判定手段は、前記比較手段の比較結果に応じて、本装置が正常または異常であることを判定することを特徴とする請求項2記載の無停電電源装置。
  5. 前記判定手段によって本装置が故障していると判断された場合には、本装置と前記負荷との接続を遮断する遮断手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。
  6. 本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出し、
    本装置の出力電圧Vを検出し、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させてVodとし、
    上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させてVoiとし、
    検出された出力電圧Vと、所定量だけ遅延された出力電圧Vodと、検出された出力電圧Vと、所定量だけ遅延された出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする無停電電源装置の制御方法。
  7. 複数の無停電電源装置が負荷に対して並列に接続された無停電電源システムにおいて、
    各無停電電源装置は、
    本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段と、
    本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段と、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段と、
    上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段と、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vと、上記第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vと、上記第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段と、を有する、
    ことを特徴とする無停電電源システム。
  8. 本装置およびこれと並列に接続される他の無停電電源装置から負荷機器への出力電圧Vを検出する第1の検出手段、
    本装置の出力電圧Vを検出する第2の検出手段、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第1の遅延手段、
    上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vを所定量だけ遅延させる第2の遅延手段、
    上記第1の検出手段によって検出された出力電圧Vと、上記第1の遅延手段からの出力電圧Vodと、上記第2の検出手段によって検出された出力電圧Vと、上記第2の遅延手段からの出力電圧Vidと、の間で所定の演算を施すことにより本装置が故障しているか否かを判定する判定手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な無停電電源装置用プログラム。
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