JP2006106845A - 文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法 - Google Patents

文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】文書データによって構成される文書画像を被表示部に表示し、当該表示された文書画像を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成するのに好適な文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステムを提供する。
【解決手段】プレゼンテーションシステム1を、文書データの表示内容におけるプレゼンテーション発表者の意図する強調箇所を判断するための強調箇所判断情報に基づき、文書データの表示内容の概要を作成する文書概要作成装置2と、文書データによって構成される文書画像をスクリーン5に投射表示する表示装置3と、文書概要作成装置2において作成された概要データを取得し、当該概要データによって構成される画像を自己の表示部に表示する複数の情報処理装置4と、表示装置3から光投射される文書画像を表示するスクリーン5とを含んだ構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、文書データによって構成される文書画像を被表示部に表示し、当該表示された文書画像を利用してプレゼンテーションを行うシステムに係り、特に、文書画像の表示内容の概要を作成するのに好適な文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法に関する。
データプロジェクタ等の光投射型表示装置を用いて、新製品の画像や新規プロジェクトのスケジュール表などをスクリーン上に光投射表示して、その表示された画像を聴講者に見せながらプレゼンテーションを行うシステムがある。このようなシステムにおいて、例えば、複数の会社の人間が集まって製品発表を行うような場合は、各社の発表者毎に様々なツールによって作成された表示データを持ちよることになる。そして、各発表者が発表順に従い、光投射型表示装置に接続されたPC等を操作して各自の持ちよった表示データに応じたアプリケーションソフトを起動操作することにより、スクリーン上に表示データに応じた画像が光投射表示される。発表者は、このようにして表示された表示データをマウスカーソルやレーザポインタ等で指しながらプレゼンテーションを進行する。一方、聴講者は、発表が終わった後に、他人(会社の仲間など)への説明や復習のために、発表時に配布された資料を読むことがしばしばある。このような場合に、資料全てを読み直すのでは無く、発表者が意図する重要箇所や聴講者が興味を持った部分など、ポイントを絞り込んで読めることが理想である。しかしながら、重要箇所を抽出したり、この抽出結果をまとめる作業は、発表者ならばともかく、聴講者にとっては容易くないのが現状である。
そこで、従来、文書データの内容を、読み手に容易に把握させるための技術として、特許文献1に記載の文書編集装置、特許文献2に記載の文書処理システムおよびその方法、特許文献3に記載のキーワード自動抽出方法および装置、特許文献4に記載の抄録文編集装置がある。
特許文献1の文書編集装置は、一連の文書を構成する文書データから当該文書を構成する単語あるいは文節を抽出し、抽出した単語あるいは文節に対応する関連キーワードを前記文書データから抽出し、関連キーワードから対応する前記単語あるいは前記文節へリンクを張って前記関連キーワードに対応するハイパーテキストデータを生成するとともに、文書データに対応する単語あるいは文節から対応する関連キーワードへリンクを張って前記文書データに対応する元文書ハイパーテキストデータを生成する。
また、特許文献2の文書処理システムおよびその方法は、読み手の意図、レベル、状況に合わせて文書を再処理、表示する文書処理装置を設けており、ネットワークを介して書き手用端末から読み手用端末に文書が送信される際に、意図を明確にする意図明確化部、意図を解釈する意図解釈部、文書処理基本部、知識ベース、情報ファイル等を用いて、読み手の意図、状況を明確にし、その意図に従って作成済の文書を読み手に適合するように再構成する。
また、特許文献3のキーワード自動抽出方法および装置は、キーワードを抽出するためのデータとなる文書が記録されている文書ファイルと、文字列の出現頻度を計算するNグラム頻度情報計算部と、文書ファイルの文書に含まれる文字列の重要度を計算する文字列重要度計算部と、文書ファイルから抽出された文字列とその文字列の重要度が記録される文字列重要度テーブルと、文字列重要度テーブルから無意味な文字列を排除しキーワード候補を抽出する文字列選別部と、文字列選別部によって抽出されたキーワード候補が記録されるキーワード候補テーブルとで構成されている。
また、特許文献4の抄録文編集装置は、被編集文章中の特定語句によってその文章特性を判定する。これにより判定不可能であれば、特許文献5に記載された装置によって抄録文を編集した後の重要文の分布状態を解析し、その分布状態にしたがって文章特性を判定する。これら判定された文章特性にしたがって、特許文献5の装置によって抄録文を編集するか、特定語句に対応する抄録文編集を行うようにする。
特開2003−58529号公報 特開平4−261105号公報 特開平8−320873号公報 特開平10−340265号公報 特開平7−013967号公報
しかしながら、上記特許文献1の文書編集装置においては、一連の文書を構成する文書データから文書を構成する単語あるいは文節を抜き出して、その単語あるいは文節の意味を補足するリンクを付加する方法であるため、文書を精読する際には有効な手段であるが、大まかな概要を把握する手法としては利用し難い。同様に、文書の書き手の意図を含んだ概要を生成し、読み手に伝える方法としては適切であるとは言い難い。
また、上記特許文献2の文書処理システムおよびその方法においては、文書の要約を作成する方法として、読み手ごとに、それぞれ興味ある分野のキーワードを登録しておき、入力された自然言語の中に当該キーワードが含まれているか否かを判定し、当該判定結果に基づき要約の作成を行ったり、予め指定したキーワードと類義語辞書を利用して、類義語判定を行い、当該判定結果に基づき要約の作成を行ったりするため、これらの手法では、書き手は、常に文書を作成する際に、単語や文章に対して、「意図」の意味付けをする必要がある。また、読み手の「意図」や、読み手が指定したキーワードで文書を再構成するので、必ずしも書き手の意図が読み手に伝わらないといった問題点がある。
また、上記特許文献3のキーワード自動抽出方法および装置においては、キーワードの重要度がキーワードの出現頻度と高い相関がある場合には有効な手法であるが、相関がない場合には、まったく意味のない要約が作成される可能性がある。
また、上記特許文献4の抄録文編集装置においては、キーワードに依存して、抄録文を生成するため、読み手が適切なキーワードを認知してない場合には、意味のある抄録文を生成することができない。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、文書データによって構成される文書画像を被表示部に表示し、当該表示された文書画像を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成するのに好適な文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の文書概要作成装置は、
文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する装置であって、
前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出手段と、
前記強調箇所抽出手段の抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成手段と、
前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを記憶する概要データ記憶手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、強調箇所抽出手段によって、前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータが抽出される。強調箇所に該当するデータが抽出されると、概要データ作成手段によって、強調箇所抽出手段の抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データが作成される。そして、作成された概要データは、概要データ記憶手段に記憶される。
従って、プレゼンテーションシステムにおける、文書画像の表示内容に含まれる強調箇所を抽出して表示内容の概要を作成するようにしたので、プレゼンテーション発表者の意図する内容部分が抽出されやすく、このような内容により概要が作成されるので、プレゼンテーション発表者の意図する内容部分を中心とした概要を作成することができるという効果が得られる。
ここで、文書データは、文字情報、画像情報、文字や画像のパレット情報、文書や画像のレイアウト情報(レイアウトテンプレート情報)などから構成される。つまり、文書データとしては、ワープロソフト等で作成された文書データ等が含まれる。また、文書データの中には文字情報のみで構成されるものもある。以下、発明2の文書概要作成装置、発明17及び18の文書概要作成プログラム、並びに発明30及び31の文書概要作成方法において同じである。
また、強調箇所とは、例えば、文字のサイズ、色、形状、装飾等に加え、特定の単語、特定の記号などの文書中の文字に係わる箇所の他、画像のサイズ、色、形状等の文書中の画像に係わる箇所、文書画像の表示状態から導出される箇所、発表者の行動や言動から導出される箇所、聴講者の文書画像の閲覧状態から導出される箇所などであり、プレゼンテーションに用いる文書データに特有の条件から判断される。以下、発明2の文書概要作成装置、発明17及び18の文書概要作成プログラム、並びに発明30及び31の文書概要作成方法において同じである。
〔発明2〕 一方、上記目的を達成するために、本発明に係る発明2の文書概要作成装置は、
文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する装置であって、
前記文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報を記憶する強調箇所判断情報記憶手段と、
前記文書データを取得する文書データ取得手段と、
前記文書データ取得手段によって取得された文書データと、前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶された強調箇所判断情報とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出手段と、
前記強調箇所抽出手段の抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成手段と、
前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを記憶する概要データ記憶手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報が強調箇所判断情報記憶手段に記憶される。文書データ取得手段によって、文書データが取得される。文書データが取得されると、強調箇所抽出手段によって、文書データ取得手段によって取得された文書データと、強調箇所判断情報記憶手段に記憶された強調箇所判断情報とに基づき、文書データから強調箇所に該当するデータが抽出される。強調箇所に該当するデータが抽出されると、概要データ作成手段によって、強調箇所抽出手段の抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データが作成される。そして、作成された概要データは、概要データ記憶手段に記憶される。
従って、プレゼンテーションシステムにおける、文書画像の表示内容に含まれる強調箇所を抽出して表示内容の概要を作成するようにしたので、プレゼンテーション発表者の意図する内容部分が抽出されやすく、このような内容により概要が作成されるので、プレゼンテーション発表者の意図する内容部分を中心とした概要を作成することができるという効果が得られる。
〔発明3〕 更に、発明3の文書概要作成装置は、発明2の文書概要作成装置において、
前記強調箇所判断情報は、文字画像に係る表示内容に対する前記強調箇所の判断基準を示す情報を含むことを特徴としている。
このような構成であれば、文字画像に係る表示内容に対する前記強調箇所の判断基準を示す情報によって、文書画像の表示内容における強調箇所を抽出することができる。
従って、文字のサイズ、色、形状、装飾等に加え、特定の単語、特定の記号などの文書中の文字に係わる強調箇所を抽出して概要を作成することができるという効果が得られる。
〔発明4〕 更に、発明4の文書概要作成装置は、発明2又は3の文書概要作成装置において、
前記文書データによる各表示内容毎の前記表示部への表示時間を取得する表示時間取得手段を備え、
前記強調箇所判断情報として、前記表示時間取得手段によって取得された表示時間と、これに該当する表示内容の情報とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴としている。
このような構成であれば、表示時間取得手段によって、文書データによる各表示内容毎の前記表示部への表示時間が取得される。表示時間が取得されると、当該表示時間と、これに対応する表示内容とが対応付けられて強調箇所判断情報記憶手段に記憶される。
従って、例えば、表示時間の長い表示内容ほど強調されていると判断するなど、表示時間を考慮して表示内容における強調箇所を判断するようにしたので、発表者の意図する表示内容を強調箇所として抽出しやすくなる。これにより、発表者の意図する内容を中心とした概要を作成し易いという効果が得られる。
〔発明5〕 更に、発明5の文書概要作成装置は、発明2乃至4のいずれか1の文書概要作成装置において、
前記表示部に表示された表示結果の任意箇所を指し示すことが可能な指示手段によって、前記任意箇所を指し示した際の指示軌跡を取得する指示軌跡取得手段を備え、
前記強調箇所判断情報として、前記指示軌跡取得手段によって取得された指示軌跡と、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴としている。
このような構成であれば、指示軌跡取得手段によって、例えば、プレゼンテーションの発表者が、表示部に表示された表示結果の任意箇所を指し示すことが可能な指示手段によって、前記任意箇所を指し示した際の指示軌跡が取得される。指示軌跡が取得されると、当該指示軌跡と、これに該当する表示箇所とが対応付けられて強調箇所判断情報記憶手段に記憶される。
従って、例えば、指示軌跡がなぞった箇所を強調箇所と判断するなど、指示軌跡の形状や指示位置等を考慮して強調箇所を判断するようにしたので、発表者の意図する表示内容を強調箇所として抽出しやすくなる。これにより、発表者の意図する内容を中心とした概要を作成し易いという効果が得られる。
ここで、指示手段は、指示棒、レーザポインタ、マウス等であり、表示部に表示された表示内容の任意の箇所を発表者等が指し示すことができる手段である。以下、発明21の文書概要作成プログラム、及び発明34の文書概要作成方法において同じである。
また、指示軌跡とは、指示棒の先端、レーザポインタの光点、マウス操作に追従して動くマウスカーソルなどの位置情報から構成されるものである。指示棒やレーザポインタであれば、その指示地点を撮影して入手される情報であり、マウスカーソルであれば、マウスの接続されたPC等の情報処理機器において、文書画像におけるマウスカーソル位置の座標情報として入手できる。以下、発明21の文書概要作成プログラム、及び発明34の文書概要作成方法において同じである。
〔発明6〕 更に、発明6の文書概要作成装置は、発明2乃至5のいずれか1の文書概要作成装置において、
音声のデータを取得する音声データ取得手段を備え、
前記強調箇所判断情報として、前記プレゼンテーション中において、前記音声データ取得手段によって取得された音声のデータと、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴としている。
このような構成であれば、音声データ取得手段によって、例えば、プレゼンテーションの発表者が、当該プレゼンテーション中に発声した音声のデータが取得される。音声のデータが取得されると、当該音声のデータと、これに該当する表示箇所とが対応付けられて強調箇所判断情報記憶手段に記憶される。}
従って、例えば、発表者の発言の中で、繰り返した回数の多い文言や、抑揚に変化のあった文言など、発表者のプレゼンテーション中の発声内容を考慮して表示内容における強調箇所を判断するようにしたので、発表者の意図する表示内容を強調箇所として抽出しやすくなる。これにより、発表者の意図する内容を中心とした概要を作成し易いという効果が得られる。
〔発明7〕 更に、発明7の文書概要作成装置は、発明6の文書概要作成装置において、
前記強調箇所抽出手段は、前記音声データから導出される音の高さを示す数値が所定値以上の場合に、その音声データに対応する表示箇所のデータを、強調箇所と判断して前記文書データから抽出することを特徴としている。
このような構成であれば、強調箇所抽出手段によって、音声データから導出される音の高さを示す数値が所定値以上の場合に、その音声データに対応する表示箇所のデータが、強調箇所と判断されて文書データから抽出される。
従って、音声データにおける音の高さを考慮して表示内容のおける強調箇所を判断することができるという効果が得られる。例えば、他の箇所より声の高くなった箇所の内容は、発表者が強調したい内容であると判断する。
〔発明8〕 更に、発明8の文書概要作成装置は、発明2乃至7のいずれか1の文書概要作成装置において、
前記概要の構成に係る作成条件を設定する作成条件設定手段を備え、
前記概要データ作成手段は、前記強調箇所抽出手段の抽出結果と、前記作成条件とに基づき、当該作成条件に応じた構成の前記概要データを作成することを特徴としている。
このような構成であれば、作成条件設定手段によって、概要の構成に係る作成条件が設定される。作成条件が設定されると、概要データ作成手段によって、強調箇所抽出手段の抽出結果と、作成条件とに基づき、当該作成条件に応じた構成の概要データが作成される。
従って、例えば、概要に文書データの表紙ページを含める、概要の総枚数を設定枚数以内にするといったように、概要の構成に係る条件を作成条件として設定し、設定された作成条件に応じた構成の概要を作成するようにしたので、概要作成者の意図する構成の概要を作成できるという効果が得られる。
〔発明9〕 更に、発明9の文書概要作成装置は、発明2乃至8のいずれか1の文書概要作成装置において、
前記強調箇所判断情報の適用条件を設定する適用条件設定手段を備え、
前記強調箇所抽出手段は、前記文書データと、前記適用条件に応じた前記強調箇所判断情報とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出することを特徴としている。
このような構成であれば、適用条件設定手段によって、強調箇所判断情報の適用条件が設定される。適用条件が設定されると、強調箇所抽出手段によって、文書データと、適用条件に応じた強調箇所判断情報とに基づき、文書データから強調箇所に該当するデータが抽出される。
従って、例えば、文字の設定種類によって強調箇所を判断する場合などに、強調箇所として判断する設定種類毎にレベルを設定し、このレベルの閾値を適用条件として設定することで、閾値以上のレベルの設定種類を強調箇所として判断して抽出するといったことが可能となる。つまり、設定された適用条件に応じて強調箇所判断情報の適用内容を変更するようにしたので、概要作成者の意図する構成の概要を作成し易くできるという効果が得られる。
〔発明10〕 更に、発明10の文書概要作成装置は、発明2乃至9のいずれか1の文書概要作成装置において、
副表示部と、
前記概要データ記憶手段に記憶された概要データによって構成される画像を前記副表示部に表示する概要画像表示手段を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、概要画像表示手段によって、概要データ記憶手段によって記憶された概要データによって構成される画像が副表示部に表示される。
従って、作成された概要を手元の副表示部に表示してすぐに確認することができるという効果が得られる。
〔発明11〕 一方、上記目的を達成するために、発明11の表示装置は、
発明2乃至9のいずれか1の文書概要作成装置と、
前記文書データによって構成される文書画像を前記表示部に表示する文書画像表示手段と、前記文書概要作成装置によって作成された前記概要データを外部機器に出力する概要データ出力手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、文書画像表示手段によって、文書データによって構成される文書画像が前記表示部に表示される。一方、概要データ出力手段によって、前記文書概要作成装置によって作成された前記概要データが外部機器に出力される。
従って、プレゼンテーションシステムにおける、プロジェクタ等の表示装置に文書概要作成装置の機能を含ませることができるという効果が得られる。
〔発明12〕 一方、上記目的を達成するために、発明12のプレゼンテーションシステムは、
表示装置と、発明2乃至9のいずれか1の文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、
前記文書概要作成装置と、前記情報処理装置とを通信回線を介して互いにデータ通信可能に接続し、
前記表示装置は、前記表示データによって構成される文書画像を表示部に表示する文書画像表示手段を備え、
前記文書概要作成装置は、前記概要データ記憶手段に記憶された前記概要データを、前記情報処理装置に送信する概要データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、前記文書概要作成装置から送信された前記概要データを受信する概要データ受信手段と、当該概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、表示装置における文書画像表示手段によって、表示データによって構成される文書画像が表示部に表示される。文書概要作成装置における概要データ送信手段によって、概要データ記憶手段に記憶された前記概要データが、前記情報処理装置に送信される。概要データが送信されると、情報処理装置における概要データ受信手段によって、文書概要作成装置から送信された前記概要データが受信される。そして、情報処理装置における概要画像表示手段によって、概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像が表示される。
従って、発明2乃至9のいずれか1の文書概要作成装置で作成された概要を、外部機器である情報処理装置において閲覧できるようにしたので、例えば、本システムを利用してプレゼンテーションを行うことで、プレゼンテーションが終了した後に文書概要作成装置で概要データを作成し、当該作成した概要データを聴講者の有する情報処理装置に送信することで、聴講者は作成した概要を手元の情報処理装置で閲覧することができる。これにより、聴講者は、プレゼンテーション後に、すぐに概要を見て、プレゼンテーション内容の復習をしたり、内容の理解を深めたりすることができるという効果が得られる。
〔発明13〕 一方、上記目的を達成するために、発明13のプレゼンテーションシステムは、
発明11の表示装置と、情報処理装置とを備え、
前記表示装置と、前記情報処理装置とを通信回線を介して互いにデータ通信可能に接続し、
前記表示装置における、前記概要データ出力手段は、前記文書データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信可能であると共に、前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信可能であり、
前記情報処理装置は、
前記表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信手段と、
前記文書データ受信手段によって受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示手段と、
前記表示装置から送信された前記概要データを受信する概要データ受信手段と、
前記概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示手段と、を備えることを特徴としている。
このような構成であれば、表示装置における概要データ出力手段によって、文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信可能であると共に、概要データ作成手段によって作成された概要データを通信回線を介して情報処理装置に送信可能である。
また、情報処理装置における、文書データ受信手段によって、表示装置から送信された文書データが受信され、文書画像副表示手段によって、文書データ受信手段によって受信した文書データによって構成される文書画像が表示される。一方、情報処理装置における、概要データ受信手段によって、表示装置から送信された概要データが受信され、概要画像表示手段によって、概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像が表示される。
従って、発明11の表示装置で作成された概要を、外部機器である情報処理装置において閲覧できるようにしたので、例えば、本システムを利用してプレゼンテーションを行うことで、プレゼンテーションが終了した後に文書概要作成装置で概要データを作成し、当該作成した概要データを聴講者の有する情報処理装置に送信することで、聴講者は作成した概要を手元の情報処理装置で閲覧することができる。これにより、聴講者は、プレゼンテーション後に、すぐに概要を見て、プレゼンテーション内容の復習をしたり、内容の理解を深めたりすることができるという効果が得られる。
〔発明14〕 更に、発明14のプレゼンテーションシステムは、発明13のプレゼンテーションシステムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記文書画像副表示手段によって表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測手段と、
前記表示時間計測手段によって計測された表示時間の情報と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成手段と、
前記閲覧情報生成手段によって生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信手段と、を備え、
前記表示装置は、
前記情報処理装置からの前記閲覧情報を受信する閲覧情報受信手段を備え、
前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信手段によって受信した閲覧情報を前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴としている。
このような構成であれば、情報処理装置における、表示時間計測手段によって、文書画像副表示手段によって表示された各文書画像の表示時間が計測され、閲覧情報生成手段によって、表示時間計測手段によって計測された表示時間の情報と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報が生成され、閲覧情報送信手段によって、閲覧情報生成手段によって生成された閲覧情報が前記表示装置に送信される。
また、表示装置における閲覧情報受信手段によって、情報処理装置からの前記閲覧情報が受信される。表示装置は、閲覧情報が受信されると、当該受信した閲覧情報を、強調箇所判断情報として、前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する。
従って、プレゼンテーションの聴講者が情報処理装置を備えている場合に、聴講者側が表示部に表示された内容を手元の装置で閲覧した時間を測定して、この閲覧時間と表示内容とを対応付けた閲覧情報を生成し、この閲覧情報を強調箇所判断情報として用いるようにしたので、例えば、閲覧時間の長い表示内容ほど強調されていると判断するなど、聴講者の閲覧時間を考慮して表示内容における強調箇所を判断するようにしたので、聴講者の意図する表示内容を強調箇所として抽出し概要を作成することができるので、他の聴講者の注目している箇所を把握することができるという効果が得られる。
〔発明15〕 一方、上記目的を達成するために、発明15の文書概要作成装置は、
文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要を作成する文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、前記文書概要作成装置において作成した前記概要データによって構成される画像を前記情報処理装置において表示するプレゼンテーションシステムに適用可能な、前記文書概要作成装置であって、
発明2乃至9のいずれか1の文書概要作成装置に、更に、前記概要データ記憶手段によって記憶された前記概要データを、前記情報処理装置に送信する概要データ送信手段を備えたことを特徴としている。
本発明は、発明12のプレゼンテーションシステムにおける文書概要作成装置であり、発明12のプレゼンテーションシステムと同等の作用効果が得られる。
〔発明16〕 一方、上記目的を達成するために、発明16の表示装置は、
請求項11記載の表示装置において、
前記概要データ出力手段は、前記文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信可能であると共に、前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信可能であり、
前記情報処理装置からの、当該情報処理装置における前記文書画像の表示時間と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を受信する閲覧情報受信手段を備え、
前記強調箇所判断情報記憶手段は、前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信手段によって受信した閲覧情報を記憶することを特徴としている。
本発明は、発明14のプレゼンテーションシステムにおける表示装置であり、発明14のプレゼンテーションシステムと同等の作用効果が得られる。
〔発明17〕 一方、上記目的を達成するために、発明17の情報処理装置は、
表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信手段と、
前記文書データ受信手段によって受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示手段と、
前記表示装置から送信された、前記文書画像の表示内容の概要を構成する概要データを受信する概要データ受信手段と、
前記概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示手段と、
前記文書画像副表示手段によって表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測手段と、
前記表示時間計測手段によって計測された表示時間の情報と、該当情報に該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成手段と、
前記閲覧情報生成手段によって生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信手段と、を備えることを特徴としている。
本発明は、発明14のプレゼンテーションシステムにおける情報処理装置であり、発明14のプレゼンテーションシステムと同等の作用効果が得られる。
〔発明18〕 一方、上記目的を達成するために、発明18の文書概要作成プログラムは、
文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成するためのプログラムであって、
前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明1の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明19〕 一方、上記目的を達成するために、発明19の文書概要作成プログラムは、
文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成するためのプログラムであって、
前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
前記文書データ取得ステップにおいて取得された文書データと、前記文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報が記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明2の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明20〕 更に、発明20の文書概要作成プログラムは、発明19の文書概要作成プログラムにおいて、
前記強調箇所判断情報は、文字画像に係る表示内容に対する前記強調箇所の判断基準を示す情報を含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明3の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明21〕 更に、発明21の文書概要作成プログラムは、発明19又は20の文書概要作成プログラムにおいて、
前記文書データによる各表示内容毎の前記表示部への表示時間を取得する表示時間取得ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記表示時間取得ステップにおいて取得された表示時間と、これに該当する表示内容の情報とを対応付けて強調箇所判断情報記憶手段に記憶する強調箇所判断情報記憶ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明4の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明22〕 更に、発明21の文書概要作成プログラムは、発明19乃至21のいずれか1の文書概要作成プログラムにおいて、
前記表示部に表示された表示結果の任意箇所を指し示すことが可能な指示手段によって、前記任意箇所を指し示した際の指示軌跡を取得する指示軌跡取得ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記指示軌跡取得ステップにおいて取得された指示軌跡と、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する強調箇所判断情報記憶ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明5の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明23〕 更に、発明23の文書概要作成プログラムは、発明19乃至22のいずれか1の文書概要作成プログラムにおいて、
音声のデータを取得する音声データ取得ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記プレゼンテーション中において、前記音声データ取得ステップにおいて取得された音声のデータと、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する強調箇所判断情報記憶ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明6の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明24〕 更に、発明24の文書概要作成プログラムは、発明23の文書概要作成プログラムにおいて、
前記強調箇所抽出ステップにおいては、前記音声データから導出される音の高さを示す数値が所定値以上の場合に、その音声データに対応する表示箇所のデータを、強調箇所と判断して前記文書データから抽出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明7の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明25〕 更に、発明25の文書概要作成プログラムは、発明19乃至24のいずれか1の文書概要作成プログラムにおいて、
前記概要の構成に係る作成条件を設定する作成条件設定ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記概要データ作成ステップにおいては、前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果と、前記作成条件とに基づき、当該作成条件に応じた構成の前記概要データを作成することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明8の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明26〕 更に、発明26の文書概要作成プログラムは、発明19乃至25のいずれか1の文書概要作成プログラムにおいて、
前記強調箇所判断情報の適用条件を設定する適用条件設定ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
前記強調箇所抽出ステップにおいては、前記文書データと、前記適用条件に応じた前記強調箇所判断情報とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出することを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明9の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明27〕 更に、発明27の文書概要作成プログラムは、発明19乃至26のいずれか1の文書概要作成プログラムにおいて、
前記概要データ記憶手段に記憶された概要データによって構成される画像を副表示部に表示する概要画像表示ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明10の文書概要作成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明28〕 一方、上記目的を達成するために、発明28の表示装置制御プログラムは、
発明19乃至26のいずれか1の文書概要作成プログラムと、
前記文書データによって構成される文書画像を被表示部に表示する文書画像表示ステップと、
前記文書概要作成装置によって作成された前記概要データを外部機器に出力する概要データ出力ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムと、を含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明11の表示装置と同等の作用および効果が得られる。
〔発明29〕 一方、上記目的を達成するために、発明29の文書概要作成装置制御プログラムは、
文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要を作成する文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、前記文書概要作成装置において作成した前記概要によって構成される画像を前記情報処理装置において表示するプレゼンテーションシステムに適用可能な、前記文書概要作成装置を制御するためのプログラムであって、
前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、前記表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から前記概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記情報処理装置に送信する概要データ送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明12のプレゼンテーションシステムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明30〕 一方、上記目的を達成するために、発明30の表示装置制御プログラムは、
表示装置を制御するためのプログラムであって、
文書データを取得する文書データ取得ステップと、
前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、当該文書データによって構成される文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
前記文書データによって構成される文書画像を表示部に表示する文書画像表示ステップと、
前記文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信する一方、前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から前記概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信する概要データ出力ステップと、
前記情報処理装置からの、当該情報処理装置における前記文書画像の表示時間と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を受信する閲覧情報受信ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信ステップにおいて受信した閲覧情報を前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する閲覧情報記憶ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする表示装置制御プログラム。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明14のプレゼンテーションシステムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明31〕 一方、上記目的を達成するために、発明31の情報処理装置制御プログラムは、
情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信ステップと、
前記文書データ受信ステップにおいて受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示ステップと、
前記表示装置から送信された前記表示内容の概要を構成する概要データを受信する概要データ受信ステップと、
前記概要データ受信ステップにおいて受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示ステップと、
前記文書画像副表示ステップにおいて表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測ステップと、
前記表示時間計測ステップにおいて計測された表示時間の情報と、当該情報に該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成ステップと、
前記閲覧情報生成ステップにおいて生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、発明14のプレゼンテーションシステムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明32〕 一方、上記目的を達成するために、発明32の文書概要作成方法は、
文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する方法であって、
前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明1の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明33〕 一方、上記目的を達成するために、発明33の文書概要作成方法は、
文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する方法であって、
前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
前記文書データ取得ステップにおいて取得された文書データと、前記文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報が記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明2の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明34〕 更に、発明34の文書概要作成方法は、発明33の文書概要作成方法において、
前記強調箇所判断情報は、文字画像に係る表示内容に対する前記強調箇所の判断基準を示す情報を含むことを特徴としている。
これにより、発明3の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明35〕 更に、発明35の文書概要作成方法は、発明33又は34の文書概要作成方法において、
前記文書データによる各表示内容毎の前記表示部への表示時間を取得する表示時間取得ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記表示時間取得ステップにおいて取得された表示時間と、これに該当する表示内容の情報とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する強調箇所判断情報記憶ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明4の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明36〕 更に、発明36の文書概要作成方法は、発明33乃至35のいずれか1の文書概要作成方法において、
前記表示部に表示された表示結果の任意箇所を指し示すことが可能な指示手段によって、前記任意箇所を指し示した際の指示軌跡を取得する指示軌跡取得ステップを含み、
前記強調箇所判断情報記憶ステップにおいては、前記強調箇所判断情報として、前記指示軌跡取得ステップにおいて取得された指示軌跡と、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する強調箇所判断情報記憶ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明5の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明37〕 更に、発明37の文書概要作成方法は、発明33乃至36のいずれか1の文書概要作成方法において、
音声のデータを取得する音声データ取得ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記プレゼンテーション中において、前記音声データ取得ステップにおいて取得された音声のデータと、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する強調箇所判断情報記憶ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明6の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明38〕 更に、発明38の文書概要作成方法は、発明37の文書概要作成方法において、
前記強調箇所抽出ステップにおいては、前記音声データから導出される音の高さを示す数値が所定値以上の場合に、その音声データに対応する表示箇所のデータを、強調箇所と判断して前記文書データから抽出することを特徴としている。
これにより、発明7の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明39〕 更に、発明39の文書概要作成方法は、発明33乃至38のいずれか1の文書概要作成方法において、
前記概要の構成に係る作成条件を設定する作成条件設定ステップを含み、
前記概要データ作成ステップにおいては、前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果と、前記作成条件とに基づき、当該作成条件に応じた構成の前記概要データを作成することを特徴としている。
これにより、発明8の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明40〕 更に、発明40の文書概要作成方法は、発明33乃至39のいずれか1の文書概要作成方法において、
前記強調箇所判断情報の適用条件を設定する適用条件設定ステップを含み、
前記強調箇所抽出ステップにおいては、前記文書データと、前記適用条件に応じた前記強調箇所判断情報とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出することを特徴としている。
これにより、発明9の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明41〕 更に、発明41の文書概要作成方法は、発明33乃至39のいずれか1の文書概要作成方法において、
前記概要データ記憶手段に記憶された概要データによって構成される画像を副表示部に表示する概要画像表示ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
これにより、発明10の文書概要作成装置と同等の効果が得られる。
〔発明42〕 一方、上記目的を達成するために、発明42の表示装置制御方法は、
発明33乃至39のいずれか1の文書概要作成方法において、
前記文書データによって構成される文書画像を被表示部に表示する文書画像表示ステップと、
前記文書概要作成装置によって作成された前記概要データを外部機器に出力する概要データ出力ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムと、を更に含むことを特徴としている。
これにより、発明11の表示装置と同等の効果が得られる。
〔発明43〕 一方、上記目的を達成するために、発明43の文書概要作成装置制御方法は、
文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要を作成する文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、前記文書概要作成装置において作成した前記概要によって構成される画像を前記情報処理装置において表示するプレゼンテーションシステムに適用可能な、前記文書概要作成装置を制御するための方法であって、
前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、前記表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記情報処理装置に送信する概要データ送信ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明12のプレゼンテーションシステムと同等の効果が得られる。
〔発明44〕 一方、上記目的を達成するために、発明44の表示装置制御方法は、
表示装置を制御するための方法であって、
文書データを取得する文書データ取得ステップと、
前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、当該文書データによって構成される文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
前記文書データによって構成される文書画像を表示部に表示する文書画像表示ステップと、
前記文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信する一方、前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から前記概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信する概要データ出力ステップと、
前記情報処理装置からの、当該情報処理装置における前記文書画像の表示時間と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を受信する閲覧情報受信ステップと、
前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信ステップにおいて受信した閲覧情報を前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する閲覧情報記憶ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明14のプレゼンテーションシステムと同等の効果が得られる。
〔発明45〕 一方、上記目的を達成するために、発明45の情報処理装置制御方法は、
情報処理装置を制御するための方法であって、
表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信ステップと、
前記文書データ受信ステップにおいて受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示ステップと、
前記表示装置から送信された前記表示内容の概要を構成する概要データを受信する概要データ受信ステップと、
前記概要データ受信ステップにおいて受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示ステップと、
前記文書画像副表示ステップにおいて表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測ステップと、
前記表示時間計測ステップにおいて計測された表示時間の情報と、当該情報に該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成ステップと、
前記閲覧情報生成ステップにおいて生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信ステップと、を含むことを特徴としている。
これにより、発明14のプレゼンテーションシステムと同等の効果が得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図22は、本発明に係る文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法を、文書データから構成される文書画像を表示部に表示し、その表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムに適用したものである。
本実施の形態においては、プレゼンテーション中における文書画像の表示時間、プレゼンテーション中における発表者のマウス操作による文書画像上のマウスポインタ軌跡、強調箇所と判断する文字の情報等の文書データ中の強調箇所を判断するための強調箇所判断情報を用いて、文書データから強調箇所に該当するデータを抽出し、当該抽出結果に基づき文書画像の表示内容の概要を作成する。
次に、本発明に係るプレゼンテーションシステム1の構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係るプレゼンテーションシステム1の構成を示す概観図である。
プレゼンテーションシステム1は、図1に示すように、文書データ及び強調箇所判断情報に基づき、文書データの表示内容の概要を作成する文書概要作成装置2と、文書データによって構成される文書画像をスクリーン5に投射表示する表示装置3と、文書概要作成装置2において作成された概要データを取得し、当該概要データによって構成される画像を自己の表示部に表示する複数の情報処理装置4と、表示装置3から光投射される文書画像を表示するスクリーン5とを含んだ構成となっている。そして、文書概要作成装置2は、表示装置3及び複数の情報処理装置4と互いにデータ通信可能に接続されている。
更に、図2に基づき、文書概要作成装置2の詳細な構成を説明する。図2は、文書概要作成装置2の詳細構成を示すブロック図である。
文書概要作成装置2は、図2に示すように、データ通信部2aと、文書データ取得部2bと、表示時間情報生成部2eと、マウスポインタ軌跡記録部2fと、表示時間測定部2mとを含んだ構成となっている。
データ通信部2aは、外部装置からの文書データを受信したり、概要データを情報処理装置4に送信したりするなど、文書概要作成装置2とデータ通信可能な装置との間のデータ送受信を行う機能を有している。
文書データ取得部2bは、外部装置からの文書データをデータ通信部2aを介して取得したり、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体を介して文書データを取得したりする機能を有している。
表示時間情報生成部2eは、データ制御部2cからの表示時間情報生成命令や文書画像の表示内容の切替指示等に応じて、表示時間測定部2mに文書データにおける各ページ毎の画像の表示時間の測定をさせ、その測定結果と対応するページの文書データの情報とを対応付けてなる表示時間情報を生成する機能を有している。
表示時間測定部2mは、表示時間情報生成部2eからの指示に応じて、タイマにより文書画像の表示時間の測定を行う機能を有している。
マウスポインタ軌跡記録部2fは、プレゼンテーションの発表者が、プレゼンテーションの最中に図示しないマウスを操作することにより、後述する表示部2lに表示されたスクリーン5の表示内容と同じ文書画像上を移動するマウスポインタの位置情報(座標)を記録する機能を有している。つまり、発表者が、マウスポインタによって表示内容における注目箇所等を指し示しながらプレゼンテーションを行っているときの、マウスポインタの位置情報を逐次記録する。
文書概要作成装置2は、更に、データ制御部2cと、データ記憶部2dと、画像表示処理部2kと、表示部2lとを含んだ構成となっている。
データ制御部2cは、表示時間情報生成部2eによって生成された表示時間情報、文書データ取得部2bによって取得した文書データ、マウスポインタ軌跡記録部2fの記録結果等の各種データをデータ記憶部2dに記憶したり、データ記憶部2dに記憶された各種データを各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したりするなど、文書概要作成装置2におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。更に、発表者からの概要データ作成指示等の各処理のトリガとなる指示に応じて、各構成要素に対して指示に対応する命令を与える機能を有している。
データ記憶部2dは、表示時間情報、マウスポインタ軌跡などの強調箇所判断情報、文書データ、概要データ等の各種データを記憶する機能を有している。
画像表示処理部2kは、表示指示のあった文書データの文書画像やメッセージ画像等を表示部2lに表示するために、文書データやメッセージデータ等を画像信号に変換する機能を有している。
表示部2lは、画像表示処理部2kからの画像信号に基づき、文書画像を表示すると共に、画像表示処理部2kからの同じ画像信号を通信ケーブルを介して表示装置3に伝送する機能を有している。
文書概要作成装置2は、更に、概要レベル設定部2gと、強調箇所抽出部2hと、概要データ作成部2iと、概要データ配信部2jとを含んだ構成となっている。
概要レベル設定部2gは、作成する概要に表紙ページを含めるか否かを設定したり、作成する概要の総ページ数を設定したり、強調箇所と判断する表示時間の閾値を設定したり、強調箇所と判断する文字情報の閾値(フォントサイズ等)を設定したりするなど、作成する概要の構成に係る条件(以下、構成条件と称す)、及び強調箇所の抽出に係る強制箇所判断情報の適用に係る条件(以下、適用条件)を設定する機能を有している。ここで、本実施の形態において、概要レベルの設定は、発表者が、図示しないマウスやキーボード等の入力デバイスを用いて設定することになる。また、本実施の形態においては、概要レベル設定部2gにおいて、強調箇所の抽出に用いる強調箇所判断情報の種類の設定(後述するモード設定)を行うことも可能となっている。
強調箇所抽出部2hは、発表者からの概要データの作成指示に応じて動作し、概要レベル設定部2gの設定内容と、当該設定内容に応じた強調箇所判断情報とに基づき、文書データから強調箇所に該当するデータを抽出する機能を有している。
概要データ作成部2iは、強調箇所抽出部2hの抽出結果と、概要レベル設定部2gの設定内容とに基づき、文書画像の表示内容の概要を作成する機能を有している。具体的には、強調箇所に該当するデータを抽出されたデータの単位(ページ単位、文章単位等)に応じてまとめた概要データを作成する。例えば、強調箇所がページ単位であれば、抽出した全ページのデータをひとまとめにしたファイルが概要データとなり、強調箇所が文章単位であれば、抽出した複数の文章を各ページに割り振り、1ページで足りない場合は次のページを作成する等を行い、最終的に作成されたデータをひとまとめにしたファイルが概要データとなる。
概要データ配信部2jは、概要データ作成部2iにおいて作成された概要データを、データ通信部2aを介して情報処理装置4に送信する機能を有している。
ここで、文書概要作成装置2は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
また、本実施の形態においては、プレゼンテーションの発表者が、文書概要作成装置2の使用者であるとして説明を行う。
更に、図3に基づき、表示装置3の詳細な構成を説明する。図3は、表示装置3の詳細構成を示すブロック図である。
表示装置3は、図3に示すように、画像信号受信部3aと、データ制御部3bと、データ記憶部3cと、画像投射部3dとを含んだ構成となっている。
画像信号受信部3aは、文書概要作成装置2の表示部2lに表示された文書画像と同じ画像の画像信号を通信ケーブルを介して取得する機能を有している。
データ制御部3bは、画像信号受信部3aにおいて取得した画像信号のデータをデータ記憶部3cに記憶したり、画像信号受信部3aを介して受信した画像信号を画像投射部3dに伝送したり、各構成要素間のデータの授受を制御したりするなど、表示装置3におけるデータの流れを統括制御する機能を有している。
データ記憶部3cは、文書画像データ等の各種データを記憶する機能を有している。
画像投射部3dは、データ制御部3bからの画像信号に基づき、公知の液晶プロジェクタと同様の原理によって、当該画像信号によって構成される画像をスクリーン5に光投射する機能を有している。具体的には、超高圧水銀ランプやキセノンランプ等から成る光源と、照射面で一様な照度分布を得るためのフライアイレンズと、画像信号に基づき、入射した光の波長領域のうちRGB3原色の輝度をそれぞれ変調する色変調部と、色変調部から入射した光を主表示部5に光投射する投射部とで構成されている。
色変調部は、透過率を独立に制御可能な複数の画素をマトリクス状に配列した構成の3枚の液晶ライトバルブと、フィールドレンズと、特定色の光のみを透過しそれ以外の光を反射するダイクロイックミラーと、ミラーと、入射した各色の光を合成するダイクロイックプリズムとで構成されている。
投射部は、投射レンズにより、入射光をスクリーン5に拡大投射するように構成されている。
画像信号受信部3aで受信した画像信号に基づいて画像を表示するので、文書概要作成装置2の表示部2lの表示内容と同じ文書画像がわずかなタイムラグでスクリーン5に表示されることになる。
ここで、表示装置3は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
更に、図4に基づき、情報処理装置4の詳細な構成を説明する。図4は、情報処理装置4の詳細構成を示すブロック図である。
情報処理装置4は、図4に示すように、データ通信部4aと、概要データ取得部4bと、データ制御部4cと、データ記憶部4dと、概要画像表示処理部4eと、表示部4fとを含んだ構成となっている。
データ通信部4aは、文書概要作成装置2からの概要データを受信するなど、情報処理装置4とデータ通信可能な装置との間のデータ送受信を行う機能を有している。
概要データ取得部4bは、データ通信部4aを介して文書概要作成装置2から送信された概要データを取得する機能を有している。
データ制御部4cは、概要データ取得部4bにおいて取得した概要データをデータ記憶部4dに記憶したり、その他データ通信部4aを介して取得したデータをデータ記憶部4dに記憶したり、各構成要素間のデータの授受を制御したりするなど、情報処理装置4におけるデータの流れを統括制御する機能を有している。
データ記憶部4dは、概要データ等の取得データや、その他処理に必要なデータ等の各種データを記憶する機能を有している。
概要画像表示処理部4eは、表示指示のあった概要データの画像を表示部2lに表示するために、概要データを画像信号に変換する機能を有している。
表示部4fは、概要画像表示処理部4eからの画像信号に基づき、概要データによって構成される画像(以下、概要画像と称す)を表示する機能を有している。
ここで、情報処理装置4は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
また、本実施の形態においては、プレゼンテーションの聴講者が、情報処理装置4の使用者であるとして説明を行う。
更に、文書概要作成装置2は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す概要データ作成処理を実行するようになっている。
図5は、文書概要作成装置2における概要データ作成処理を示すフローチャートである。
概要データ作成処理は、CPUによって実行されると、図5に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、データ制御部2cにおいて、文書データ取得部2bを介して、文書データを取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)はステップS120に移行する。
ステップS102に移行した場合は、データ制御部2cにおいて、ステップS100で取得した文書データをデータ記憶部2dに記憶してステップS104に移行する。
ステップS104では、データ制御部2cにおいて、発表者からの概要データの作成指示があったか否かを判定し、指示があったと判定された場合(Yes)はステップS106に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。ここで、概要データの作成指示は、発表者が入力デバイスを用いて、データ記憶部2dに記憶された文書データの中から任意の文書データを選択して概要データの作成指示をすることで行われる。
ステップS106に移行した場合は、データ制御部2cからの命令に応じて、概要レベル設定部2gにおいて、表示部2lに概要レベルの設定用画像を表示させ、マウス等の入力デバイスにより発表者からの概要レベルの設定入力を受け付けてステップS108に移行する。ここで、本実施の形態においては、設定内容として、強調箇所の抽出に用いる強調箇所判断情報の種類(モードにより選択可能)、各強調箇所判断情報の適用条件の設定、表示ページを含むか否か、概要の総ページ数等の構成条件などが設定可能となっている。
ステップS108では、概要レベル設定部2gにおいて、発表者による概要レベルの設定が完了したか否かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)はステップS110に移行し、そうでない場合(No)はステップS106に移行して設定入力の受付を続行する。
ステップS110に移行した場合は、強調箇所抽出部2hにおいて、概要レベルの設定内容及び強調箇所判断情報に基づき、文書データから強調箇所に該当するデータを抽出する抽出処理を実行してステップS112に移行する。
ステップS112では、データ制御部2cにおいて、強調箇所抽出部2hからの成功情報又は失敗情報に基づき、強調箇所の抽出処理が成功したか否かを判定し、成功したと判定された場合(Yes)はステップS114に移行し、そうでない場合(No)はステップS100に移行する。
ステップS114に移行した場合は、概要データ作成部2iにおいて、強調箇所抽出部2hの抽出結果及び概要レベル設定部の設定内容に基づき、概要データの作成処理を実行してステップS116に移行する。
ステップS116では、データ制御部2cにおいて、概要データの作成処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)はステップS118に移行し、そうでない場合(No)はステップS114に移行する。
ステップS118に移行した場合は、概要データ配信部2jにおいて、概要データ作成部2iにおいて作成された概要データをデータ通信部2aを介して情報処理装置4に配信してステップS100に移行する。
一方、ステップS100において、文書データが取得されずステップS120に移行した場合は、データ制御部2cにおいて、データ記憶部2dの記憶内容に基づき、文書データがあるか否かを判定し、文書データがあると判定された場合(Yes)は、ステップS104に移行し、そうでない場合(No)は、発表者が概要データの作成指示を行えない状態にしてステップS100に移行する。
次に、図6に基づき、ステップS110の強調箇所抽出処理を詳細に説明する。
図6は、文書概要作成装置2における、強調箇所抽出処理を示すフローチャートである。
強調箇所抽出処理は、概要レベルの設定内容及び強調箇所判断情報に基づき、文書データから強調箇所に該当するデータを抽出する処理であって、ステップS110において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
ステップS200では、データ制御部2cを介して、データ記憶部2dから文書データを読み出してステップS202に移行する。
ステップS202では、データ制御部2cを介して、データ記憶部2dから概要レベルの設定情報を読み出し、設定内容を確認してステップS204に移行する。
ステップS204では、設定モードに応じた強調箇所判断情報が取得されているか否かを判定し、取得されていると判定された場合(Yes)はステップS206に移行し、そうでない場合(No)はステップS216に移行する。
ステップS206に移行した場合は、データ制御部2cを介して、データ記憶部2cから設定モードに応じた強調箇所判断情報を読み出してステップS208に移行する。
ステップS208では、適用条件の設定があるか否かを判定し、適用条件の設定があると判定された場合(Yes)はステップS210に移行し、そうでない場合(No)はステップS212に移行する。
ステップS210に移行した場合は、ステップS206で読み出した強調箇所判断情報及び設定された適用条件に基づき、ステップS200で読み出した文書データから強調箇所を抽出してステップS212に移行する。
ステップS212では、抽出が成功したことを示す成功情報をデータ制御部2cに伝送すると共に、データ制御部2cを介して、抽出結果をデータ記憶部2dに記憶して処理を終了する。
一方、ステップS214に移行した場合は、ステップS206で読み出した強調箇所判断情報に基づき、ステップS200で読み出した文書データから強調箇所を抽出してステップS212に移行する。
また、ステップS204において、設定モードに応じた強調箇所判断情報が無く、ステップS216に移行した場合は、データ制御部2c及び画像表示処理部2kを介して、該当する強調箇所判断情報が無いことを示すメッセージを表示部2lに表示させてステップS218に移行する。
ステップS218では、強調箇所の抽出処理が失敗したことを示す失敗情報を、データ制御部2cに伝送して処理を終了する。
次に、図7に基づき、ステップS114の概要データ作成処理を詳細に説明する。
図7は、文書概要作成装置2における、概要データ作成処理を示すフローチャートである。
概要データ作成処理は、強調箇所抽出部2hの抽出結果及び概要レベルの設定内容に基づき、概要データを作成する処理であって、ステップS114において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
ステップS300では、データ制御部2cを介して、データ記憶部2dから強調箇所の抽出結果のデータを読み出してステップS302に移行する。
ステップS302では、データ制御部2cを介して、データ記憶部2dから概要レベルの設定内容を読み出し、設定内容に構成条件の設定があるか否かを判定し、設定があると判定された場合(Yes)はステップS304に移行し、そうでない場合(No)はステップS306に移行する。
ステップS304に移行した場合は、ステップS300で読み出した抽出結果と、構成条件の設定内容とに基づき、概要データを作成してステップS306に移行する。
ステップS306では、概要データの作成が完了したことをデータ制御部2cに通知すると共に、データ制御部2cを介して、概要データをデータ記憶部2dに記憶して処理を終了する。
一方、ステップS308に移行した場合は、ステップS300で読み出した抽出結果に基づき、概要データを作成してステップS306に移行する。
次に、図8に基づき、文書概要作成装置2における、表示時間情報生成処理を詳細に説明する。
図8は、文書概要作成装置2における、表示時間情報生成処理を示すフローチャートである。
表示時間情報生成処理は、CPUによって実行されると、図8に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
ステップS400では、データ制御部2cにおいて、発表者からのプレゼンテーション開始指示があったか否かを判定し、開始指示があったと判定された場合(Yes)はステップS402に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS402に移行した場合は、データ制御部2cにおいて、表示部2lに文書画像が表示されているか否かを判定し、表示されていると判定された場合(Yes)は、表示時間情報生成部2eに表示時間情報生成命令を伝送してステップS404に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS404に移行した場合は、表示時間情報生成部2eにおいて、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから表示部2lで表示されている文書画像の文書データを読み出してステップS406に移行する。
ステップS406では、表示時間情報生成部2eにおいて、表示時間測定部2mのタイマを作動させて表示時間の測定を開始しステップS408に移行する。
ステップS408では、データ制御部2cにおいて、表示部2lの表示内容が切り替えられたか否かを判定し、切り替えられたと判定された場合(Yes)は、そのことを表示時間情報生成部2eに通知してステップS410に移行し、そうでない場合(No)は、そのことを表示時間情報生成部2eに通知してステップS420に移行する。
ステップS410に移行した場合は、表示時間情報生成部2eにおいて、表示時間測定部2mの測定時間を記憶してステップS412に移行する。
ステップS412では、表示時間情報生成部2eにおいて、表示時間測定部2mのタイマのカウント値をクリアしてステップS414に移行する。
ステップ414では、表示時間情報生成部2eにおいて、表示時間測定部2mのタイマを作動して切替後の画像の表示時間の測定を開始してステップS416に移行する。
ステップS416では、表示時間情報生成部2eにおいて、ステップS404で読み出した文書データと、ステップS410で記憶した表示時間とに基づき、表示時間と、文書データにおける当該表示時間に対応する部分のデータとを対応付けて表示時間情報を生成してステップS418に移行する。
ステップS418では、表示時間情報生成部2eにおいて、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに、ステップS416で生成した表示時間情報を記憶してステップS408に移行する。
一方、ステップS408において、文書画像の表示内容が切り替わらず、ステップS420に移行した場合は、データ制御部2cにおいて、文書画像の投射処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)は、そのことを表示時間情報生成部2eに通知してステップS422に移行し、そうでない場合(No)は、そのことを表示時間情報生成部2eに通知してステップS430に移行する。
ステップS422に移行した場合は、表示時間情報生成部2eにおいて、表示時間測定部2mの測定時間を記憶してステップS424に移行する。
ステップS424では、表示時間情報生成部2eにおいて、ステップS404で読み出した文書データと、ステップS422で記憶した表示時間とに基づき、表示時間と、文書データにおける当該表示時間に対応する部分のデータとを対応付けて表示時間情報を生成してステップS426に移行する。
ステップS426では、表示時間情報生成部2eにおいて、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに、ステップS424で生成した表示時間情報を記憶してステップS428に移行する。
ステップS428では、データ制御部2cにおいて、発表者からのプレゼンテーション終了指示があったか否かを判定し、終了指示があったと判定された場合(Yes)はステップS400に移行し、そうでない場合(No)はステップS402に移行する。
一方、ステップS420において、文書画像の表示処理が終了せずに、ステップS430に移行した場合は、表示時間の測定を継続してステップS408に移行する。
次に、図9に基づき、文書概要作成装置2における、マウスポインタ軌跡記録処理を詳細に説明する。
図9は、文書概要作成装置2における、マウスポインタ軌跡記録処理を示すフローチャートである。
マウスポインタ軌跡記録処理は、CPUによって実行されると、図9に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS500では、データ制御部2cにおいて、発表者からのプレゼンテーション開始指示があったか否かを判定し、開始指示があったと判定された場合(Yes)はステップS502に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS502に移行した場合は、データ制御部2cにおいて、表示部2lに文書画像が表示されているか否かを判定し、表示されていると判定された場合(Yes)は、マウスポインタ軌跡記録部2fにポインタ軌跡記録命令を伝送してステップS504に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS504に移行した場合は、マウスポインタ軌跡記録部2fにおいて、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから表示部2lで表示されている文書画像の文書データを読み出してステップS506に移行する。
ステップS506では、マウスポインタ軌跡記録部2fにおいて、表示画面上のマウスポインタの現在位置情報及び時間情報を取得し、これら位置情報及び時間情報を、位置情報に対応する表示内容と対応付けてなるマウスポインタ軌跡情報を記録してステップS508に移行する。
ステップS508では、データ制御部2cにおいて、発表者からのプレゼンテーション終了指示があったか否かを判定し、終了指示があったと判定された場合(Yes)はステップS510に移行し、そうでない場合(No)はステップS506に移行する。
ステップS510では、マウスポインタ軌跡記録部2fにおいて、マウスポインタ軌跡情報をデータ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶してステップS500に移行する。
更に、表示装置3は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図10のフローチャートに示す文書画像の表示処理を実行するようになっている。
図10は、表示装置3における文書画像の表示処理を示すフローチャートである。
文書画像の表示処理は、CPUによって実行されると、図10に示すように、まず、ステップS600に移行するようになっている。
ステップS600では、データ制御部3bにおいて、画像信号受信部3aを介して文書概要作成装置2からの画像信号を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS602に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで判定処理を継続する。
ステップS602に移行した場合は、データ制御部3bにおいて、取得した画像信号のデータをデータ記憶部3cに記憶してステップS604に移行する。ここで、画像信号データを一時記憶して画像投射部3dの性能に合わせた加工をしてから、加工後の画像信号を画像投射部3dに伝送することが可能である。
ステップS604では、画像投射部3dにおいて、データ制御部3bからの画像信号に基づき、文書画像をスクリーン5に向けて拡大投射する投射処理を実行してステップS600に移行する。
更に、情報処理装置4は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図11のフローチャートに示す概要画像の表示処理を実行するようになっている。
図11は、情報処理装置4における概要画像の表示処理を示すフローチャートである。
概要画像の表示処理は、CPUによって実行されると、図11に示すように、まず、ステップS700に移行するようになっている。
ステップS700では、概要データ取得部4bにおいて、データ通信部4aを介して文書概要作成装置2から概要データを取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS702に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS702に移行した場合は、データ制御部4cにおいて、概要データ取得部4bにおいて取得した概要データをデータ記憶部4dに記憶してステップS704に移行する。
ステップS704では、データ制御部4cにおいて、聴講者の図示しない操作部の操作により、概要画像の表示指示があったか否かを判定し、表示指示があったと判定された場合(Yes)はステップS706に移行し、そうでない場合(No)はステップS700に移行する。
ステップS706に移行した場合は、概要画像表示処理部4eにおいて、データ制御部4cを介してデータ記憶部4dから概要データを読み出してステップS708に移行する。
ステップS708では、概要画像表示処理部4eにおいて、概要データに基づき、概要画像の信号を生成し、当該信号により表示部4fに概要画像を表示してステップS710に移行する。
ステップS710では、データ制御部4cにおいて、概要画像の表示処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS700に移行し、そうでない場合(No)はステップS708に移行して表示処理を継続する。
次に、図12〜図22に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
本実施の形態においては、文書データから強調箇所を抽出するモードとして、(1)文書データの各ページ毎の表示内容(以下、スライドと称す)の表示時間に基づき強調箇所を抽出する表示時間モードと、(2)文書画像に含まれる文字の設定内容(フォントサイズ、下線、斜体等)に基づき強調箇所を抽出するフォントモードと、(3)プレゼンテーション中におけるマウスポインタの位置及び軌跡に基づき強調箇所を抽出するマウス軌跡モードとの3種類が設定可能となっている。
ここで、図12は、表示時間モード選択時の概要レベルの設定例を示す図であり、図13は、スライドの表示時間情報の一例を示す図であり、図14は、抽出結果の一例を示す図である。
また、図15は、フォントモード選択時の概要レベルの設定例を示す図であり、図16は、フォント設定種類に対する強調レベルの一例を示す図であり、図17は、抽出結果の一例を示す図であり、図18は、概要データの一例を示す図である。
また、図19は、マウスポインタ軌跡に対する強調レベルの一例を示す図であり、図20は、マウスポインタ軌跡の記録例を示す図であり、図21(a)及び(b)は、マウスポインタの移動軌跡の一例を示す図であり、図22は、概要データの一例を示す図である。
まず、文書概要作成装置2は、図示しないデータサーバ等の外部装置又は図示しないDVD−ROMやUSBメモリ等の記憶媒体などから文書データ取得部2bを介して文書データを取得する(ステップS100)。文書データ取得部2bにおいて文書データが取得されると、データ制御部2cにおいて、取得した文書データをデータ記憶部2dに記憶する(ステップS102)。これにより、発表者は、概要データの作成指示が行えるようになる。本実施の形態において、作成指示は、表示部2lに作成指示ボタンを表示させ、発表者がマウス等の入力デバイスで作成指示ボタンを押下すると、次に、データ記憶部2dに記憶された文書データの一覧を表示し、発表者が一覧の中から任意の文書データを選択して、実行ボタンを押下することでデータ制御部2cに対して作成指示が発行される仕組みとする。
つまり、データ制御部2cにおいて、作成指示が発行されたと判定されると(ステップS104)、概要レベルの設定処理へと移行する。
以下、図12〜図14に基づき、強調箇所の抽出モードとして、表示時間モードが設定された場合の動作を説明する。
表示時間モードが設定された場合は、概要レベルの設定画面として、図12に示すような画面が表示される(ステップS106)。この場合は、概要レベルとして、強調箇所と判断する表示時間(適用条件)と、概要の総枚数(表示時間モードの場合は適用条件、それ以外は構成条件)と、表紙を概要に含めるか否か(適用条件)とが指定可能となっている。図12に示すように、表示時間を設定せず、概要の総枚数及び表紙を概要に含める設定を行い概要レベルの設定を完了する。概要レベルの設定内容は設定モード(ここでは、表示時間モード)と共に、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶される。これにより、データ制御部2cにおいて、概要レベルの設定が完了したと判定され(ステップS108)、強調箇所抽出部2hにおいて、強調箇所の抽出処理が開始される(ステップS110)。
強調箇所の抽出処理が開始されると、強調箇所抽出部2hは、作成指示に対応した文書データ及び概要レベルの設定内容を、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから読み出す(ステップS200)。次に、読み出した設定内容から設定モードを確認する。ここでは、表示時間モードが設定されているので、強調箇所抽出部2hにおいて、データ記憶部2dの記憶内容に基づき、読み出した文書データに対応した表示時間情報が取得されているか否かを判定することになる。ここで、表示時間情報は、プレゼンテーションの終了後に取得可能な情報であるので、プレゼンテーション終了前において、表示時間モードによる強調箇所の抽出処理は不可能であり、その旨を示すメッセージを表示部2lに表示し(ステップS216)、抽出処理が失敗したことを示す失敗情報をデータ制御部2cに伝送する(ステップS218)。一方、プレゼンテーション終了後であり、表示時間情報を取得済みであれば、強調箇所抽出部2hは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから表示時間情報を読み出す(ステップS206)。
本実施の形態において、表示時間情報は、図13に示すように、測定した表示時間と、この時間に対応する文書データを構成する各スライドの番号(ページ番号)とが一対一に対応付けられたデータ構造となっている。また、本実施の形態においては、図13に示すように、文書データは、スライド1〜12の12ページのスライドを含む構成となっており、発表者は、基本的にスライド1〜12の昇順に各スライドをスクリーン5に表示させながらプレゼンテーションを行う。なお、スライドは昇順に表示しつつも、途中で前のページに戻ることもあり得るので、このような場合に、本実施の形態においては、表示時間の測定は、以前測定された表示時間に今回の測定時間を加える積算方式を用いる。
一方、表示時間情報の生成処理は、プレゼンテーションの開始及び文書画像の表示をトリガとして、表示時間情報生成部2eにおいて行われる。例えば、プレゼンテーションの開始を示す情報を発行する「開始ボタン」を表示部2lに表示させ、発表者が、プレゼンテーションを行うときに、マウスやキーボード等の入力デバイスを用いて、「開始ボタン」を押下することにより、プレゼンテーションの開始を示す信号がデータ制御部2cに伝送されるような仕組みを構成する。この構成により、発表者によって「開始ボタン」が押下されると、データ制御部2cにおいて、プレゼンテーションが開始されたと判定され(ステップS400)、発表者の表示指示により、表示部2lに文書画像が表示されると、データ制御部2cにおいて表示部2lに文書画像が表示されたと判定される(ステップS402)。表示時間情報生成部2eは、プレゼンテーションの開始及び文書画像の表示をトリガとして、まず、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから現在表示されている文書画像に対応した文書データを読み出すと共に(ステップS404)、表示時間測定部2mに、表示部2lに表示された文書画像の表示時間の測定を開始させる(ステップS406)。表示時間の測定は、表示部2lの表示内容が切り替わる毎に(ステップS408)、測定時間の記憶(ステップS410)、表示時間測定部2mのタイマのクリア(ステップS412)、タイマにより次の表示内容の時間測定開始(ステップS414)の順で行われる。一方、表示時間が記憶されると、表示時間情報生成部2eにおいて、当該記憶された表示時間と対応する表示内容(スライド)の情報とを対応付けて表示時間情報を生成する(ステップS416)。生成された表示時間情報は、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶される(ステップS418)。この表示時間情報生成処理は、プレゼンテーションが終了するまで繰り返し行われることになる。また、本実施の形態においては、表示時間情報生成処理が行われている間は、強調箇所の抽出処理が出来ないようになっている。
強調箇所抽出部2hは、データ記憶部2dから表示時間情報の読み出しに成功すると、更に、概要レベルの設定内容から、強調箇所判断情報の適用条件が設定されているか否かを判定する(ステップS208)。ここでは、適用条件として「総枚数(4枚)」及び「表紙も概要に含む」が設定されているので、これら適用条件と表示時間情報とに基づき、表紙のスライドと、表示時間の長い方から順に上位3ページ分のスライドとが文書データから抽出される(ステップS210)。抽出結果は、表紙であるスライド1と、表示時間が65秒のスライド3と、表示時間が50秒のスライド10と、表示時間が42秒のスライド5との計4枚となる。これら抽出結果は、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶され、また、抽出処理が成功したことを示す成功情報がデータ制御部2cに伝送される。
データ制御部2cにおいて、強調箇所抽出部2hからの成功情報に基づき、強調箇所の抽出処理が成功したと判定されると(ステップS112)、概要データ作成部2iにおいて、概要データの作成処理が開始される(ステップS114)。
概要データの作成処理が開始されると、概要データ作成部2iは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから強調箇所抽出部2hの抽出結果及び概要レベルの設定内容を読み出す(ステップS300)。概要レベルの設定内容から、構成条件が設定されているか否かを判定し(ステップS302)、ここでは、適用条件のみが設定されているので、構成条件は無いと判定される。従って、抽出結果のみに基づき概要データが作成される。概要データは、図14に示すように、スライド番号の若い順にページ番号が付された、表紙であるスライド1、スライド3、スライド5及びスライド10の4枚のスライドにより構成されたファイルとなる。作成された概要データは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶されると共に、概要データ作成処理が完了したことをデータ制御部2cに通知する。
データ制御部2cにおいて、概要データの作成処理が完了したと判定されると(ステップS116)、概要データ配信部2jにおいて、概要データの配信処理が開始される。
概要データの配信処理が開始されると、概要データ配信部2jは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから概要データを読み出し、当該読み出した概要データを、データ通信部2aを介して、情報処理装置4に向けて配信する(ステップS118)。ここで、概要データ配信部2jは、予め記憶された情報処理装置4のIPアドレス等の固有情報に基づき概要データの配信を行う。
一方、情報処理装置4は、データ通信部4a及びデータ制御部4cを介して、文書概要作成装置2からの概要データを取得すると(ステップS700)、当該取得した概要データをデータ記憶部4dに記憶する(ステップS702)。
情報処理装置4の所有者によって図示しない操作部が操作され、データ制御部4cにおいて、概要画像の表示指示があったと判定されると(ステップS704)、概要画像表示処理部4e及び表示部4fによる概要画像の表示処理が開始される。
概要画像の表示処理が開始されると、概要画像表示処理部4eは、データ制御部4cを介してデータ記憶部4dから概要データを読み出し(ステップS706)、当該読み出した概要データに基づき、概要画像信号を生成し、当該生成した概要画像信号を表示部4fに供給して概要画像を表示する(ステップS708)。
次に、図15〜図18に基づき、強調箇所の抽出モードとして、フォントモードが設定された場合の動作を説明する。
フォントモードが設定された場合は、概要レベルの設定画面として、図15に示すような画面が表示される(ステップS106)。この例では、概要レベルとして、強調箇所を判断する強調レベルの閾値(適用条件)と、表紙を概要に含めるか否か(適用条件)とが設定可能となっている。図15に示すように、「強調レベル5」を設定し、「表紙を概要に含める」を設定して概要レベルの設定を完了する。概要レベルの設定内容は設定モード(ここでは、フォントモード)と共に、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶される。これにより、データ制御部2cにおいて、概要レベルの設定が完了したと判定され(ステップS108)、強調箇所抽出部2hにおいて、強調箇所の抽出処理が開始される(ステップS110)。
強調箇所の抽出処理が開始されると、強調箇所抽出部2hは、作成指示に対応した文書データ及び概要レベルの設定内容を、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから読み出す(ステップS200)。次に、読み出した設定内容から設定モードを確認する。ここでは、フォントモードが設定されているので、強調箇所抽出部2hにおいて、データ記憶部2dの記憶内容に基づき、フォントモードに対応した強調箇所判断情報が記憶されているか否かを判定することになる。ここで、フォントモードに対応した強調箇所判断情報は、プレゼンテーション中に取得される情報とは異なり、事前に用意しておける情報であるので、プレゼンテーション前において概要データを作成することも可能である。本実施の形態においては、事前にデータ記憶部2dに記憶しておいたとして、強調箇所抽出部2hは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dからフォントモードに対応した強調箇所判断情報を読み出す(ステップS206)。フォントモードに対応した強調箇所判断情報は、図16に示すように、フォント設定種類とその強調レベルとが対応付けられたデータ構造となっている。
更に、概要レベルの設定内容から、強調箇所判断情報の適用条件が設定されているか否かを判定する(ステップS208)。ここでは、適用条件として「強調レベルの閾値」と、「表紙を概要に含む」とが設定されているので、表紙となるスライドが抽出されると共に、強調レベルの閾値と、図16に示す強調レベルとが比較され、閾値よりも大きいレベルのフォント設定種類に対応した箇所が文書データ中から抽出される(ステップS210)。例えば、図17に示すように、表紙であるスライド1が抽出され、スライド2から強調レベル8のフォント設定種類に対応した文字列が抽出され、スライド6から強調レベル5のフォント設定種類に対応した文字列が抽出され、スライド9から強調レベル8に対応した文字列が抽出されたとする。これら抽出結果は、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶され、また、抽出処理が成功したことを示す成功情報がデータ制御部2cに伝送される。
データ制御部2cにおいて、強調箇所の抽出処理が完了したと判定されると(ステップS112)、概要データ作成部2iにおいて、概要データの作成処理が開始される(ステップS114)。
概要データの作成処理が開始されると、概要データ作成部2iは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから強調箇所抽出部2hの抽出結果及び概要レベルの設定内容を読み出す(ステップS300)。概要レベルの設定内容から、構成条件が設定されているか否かを判定し(ステップS302)、この例では、適用条件のみ設定可能であるので構成条件は無いと判定される。従って、抽出結果のみに基づき概要データが作成される。概要データは、図18に示すように、表紙であるスライド1と、抽出した文字列をまとめた構成のスライドとにより構成されたファイルとなる。作成された概要データは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶されると共に、概要データ作成処理が完了したことをデータ制御部2cに通知する。
ここで、概要データ配信部2jにおける概要データの配信処理と、情報処理装置4における概要画像の表示処理は、上記時間情報モードの動作例と同様であるので説明を省略する。
次に、図19〜図22に基づき、強調箇所の抽出モードとして、マウス軌跡モードが設定された場合の動作を説明する。
この例では、概要レベルとして、強調箇所を判断する強調レベルの閾値(適用条件)のみを設定可能とし、「強調レベル5」が設定されたとする。概要レベルの設定内容は設定モード(ここでは、マウス軌跡モード)と共に、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶される。これにより、データ制御部2cにおいて、概要レベルの設定が完了したと判定され(ステップS108)、強調箇所抽出部2hにおいて、強調箇所の抽出処理が開始される(ステップS110)。
強調箇所の抽出処理が開始されると、強調箇所抽出部2hは、作成指示に対応した文書データ及び概要レベルの設定内容を、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから読み出す(ステップS200)。次に、読み出した設定内容から設定モードを確認する。ここでは、マウス軌跡モードが設定されているので、強調箇所抽出部2hにおいて、データ記憶部2dの記憶内容に基づき、マウス軌跡モードに対応した強調箇所判断情報が記憶されているか否かを判定することになる。ここで、マウスポインタ軌跡情報は、プレゼンテーションの終了後に取得可能な情報であるので、プレゼンテーション終了前において、マウス軌跡モードによる強調箇所の抽出処理は不可能であり、その旨を示すメッセージを表示部2lに表示し(ステップS216)、抽出処理が失敗したことを示す失敗情報をデータ制御部2cに伝送する(ステップS218)。一方、強調箇所抽出部2hは、プレゼンテーション終了後であり、マウスポインタ軌跡情報を取得済みであれば、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dからマウスポインタ軌跡情報を読み出す(ステップS206)。本実施の形態において、マウスポインタ軌跡情報は、図19に示すように、ポインタ軌跡動作と、当該軌跡動作の強調レベルとが対応付けられたデータ構造となっている。
一方、マウスポインタ軌跡情報の記録処理は、上記した表示時間時間情報生成処理と同様にプレゼンテーションの開始及び文書画像の表示をトリガとして、マウスポインタ軌跡記録部2fにおいて行われる。マウスポインタ軌跡記録部2fは、プレゼンテーションの開始及び文書画像の表示をトリガとして、まず、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから現在表示されている文書画像に対応した文書データを読み出すと共に(ステップS404)、表示部2lに表示された文書画像上のマウスポインタの位置情報及び現在の時間情報を取得し、これらの情報と、位置情報に対応した表示内容とを対応付けて記録する(ステップS506)。マウスポインタの位置情報と時間情報は、例えば、図20に示すように、空間座標(x,y)と、各空間位置における時間情報とが対応付けられた構成となる。図20の例のように、時間情報は、マウスポインタの表示位置の取得開始を「0」としてカウントを開始するタイマによって測定される時間を用いるようにする。この場合、タイマは、表示部2lの表示内容が切り替わるまでカウントを続行し、表示内容が切り替わるとカウントをクリアして再度「0」からカウントを再開することになる。上記したマウスポインタ軌跡情報の記録処理は、プレゼンテーションが終了するまで行われる。データ制御部2cにおいて、プレゼンテーションが終了したと判定されると(ステップS508)、マウスポインタ軌跡記録部2fにおいて、記録されたマウスポインタ軌跡情報を、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶する(ステップS510)。
強調箇所抽出部2hは、データ記憶部2dからマウスポインタ軌跡情報の読み出しに成功すると、更に、概要レベルの設定内容から、強調箇所判断情報の適用条件が設定されているか否かを判定する(ステップS208)。ここでは、適用条件として「強調レベル5」が設定されているので、この適用条件とマウスポインタ軌跡情報とに基づき、文書データから強調箇所が抽出される(ステップS210)。
本実施の形態においては、図21(a)に示すように、プレゼンテーション題目1のスライドにおいて、このスライドに含まれる文字列2に対し、図19に示す強調レベル6のポインタ軌跡動作に該当するマウスポインタ軌跡情報が記録され、図21(b)に示すように、プレゼンテーション題目2のスライドにおいて、このスライドに含まれる文字列6に対し、図19に示す強調レベル5のポインタ軌跡動作に該当するマウスポインタ軌跡情報が記録されたとする。従って、強調箇所抽出部2hにおいては、いずれも、適用条件として設定された強調レベルの閾値5以上である条件を満たすので、これらは強調箇所として判断される。この判断結果に基づき、本実施の形態においては、図21(a)に示すスライドのデータから、文字列2と、プレゼンテーション題目1の文字列とに該当するデータを抽出し、図21(b)に示すスライドから、文字列6と、プレゼンテーション題目2の文字列とに該当するデータを抽出する。これら抽出結果は、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶され、また、抽出処理が成功したことを示す成功情報がデータ制御部2cに伝送される。
データ制御部2cにおいて、強調箇所の抽出処理が完了したと判定されると(ステップS112)、概要データ作成部2iにおいて、概要データの作成処理が開始される(ステップS114)。
概要データの作成処理が開始されると、概要データ作成部2iは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dから強調箇所抽出部2hの抽出結果及び概要レベルの設定内容を読み出す(ステップS300)。概要レベルの設定内容から、構成条件が設定されているか否かを判定し(ステップS302)、この例では、適用条件のみ設定可能であるので構成条件は無いと判定される。従って、抽出結果のみに基づき概要データが作成される。概要データは、図22に示すように、上記抽出した文字列を1つのスライドにまとめた構成のファイルとなる。作成された概要データは、データ制御部2cを介してデータ記憶部2dに記憶されると共に、概要データ作成処理が完了したことをデータ制御部2cに通知する。
ここで、概要データ配信部2jにおける概要データの配信処理と、情報処理装置4における概要画像の表示処理は、上記時間情報モードの動作例と同様であるので説明を省略する。
このようにして、本実施の形態では、プレゼンテーションに用いる文書データの、表示時間、文字の設定種類、プレゼンテーション中における発表者のマウス操作によるマウスポインタ軌跡等のプレゼンテーションシステムに特化した情報に基づいて、文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要データを生成するので、プレゼンテーション発表者の意図する内容をまとめた概要が作成しやすくなる。
上記第1の実施の形態において、文書データ取得部2bは、発明2の文書データ取得手段に対応し、強調箇所抽出部2hは、発明1、2、7、8及び9のいずれか1の強調箇所抽出手段に対応し、概要データ作成部2iは、発明1、2及び8のいずれか1の概要データ作成手段に対応し、データ記憶部2dは、発明1、2、12、15、29及び43のいずれか1の概要データ記憶手段と、発明2、4、5、6、19、21、22、23、29、33、35、36、37及び43のいずれか1の強調箇所判断情報記憶手段とに対応し、表示時間情報生成部2e及び表示時間測定部2mは、発明4の表示時間取得手段に対応し、マウスポインタ軌跡記録部2fは、発明5の指示軌跡取得手段に対応し、概要レベル設定部2gは、発明8の作成条件設定手段と、発明9の適用条件設定手段とに対応し、概要データ配信部2j及びデータ通信部2aによる概要データの送信処理は、発明12又は15の概要データ送信手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、画像投射部3dは、発明12の文書画像表示手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、データ通信部4a及び概要データ取得部4bによる概要データの取得処理は、発明12の概要データ受信手段に対応し、概要画像表示処理部4e及び表示部4fによる概要画像の表示処理は、発明12の概要画像表示手段に対応する。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS100は、発明19、29、33及び43のいずれか1の文書データ取得ステップに対応し、ステップS106は、発明25若しくは39の作成条件設定ステップ、又は発明26若しくは40の適用条件設定ステップに対応し、ステップS110は、発明18、19、24、25、26、29、32、33、38、39、40及び43のいずれか1の強調箇所抽出ステップに対応し、ステップS114は、発明18、19、25、29、32、33、39及び43のいずれか1の概要データ作成ステップに対応し、ステップS118は、発明29又は43の概要データ送信ステップに対応し、ステップS400〜ステップS430は、発明21又は35の表示時間取得ステップ及び強調箇所判断情報記憶ステップに対応し、ステップS500〜ステップS510は、発明22又は36の指示軌跡取得ステップ及び強調箇所判断情報記憶ステップに対応する。
〔第2の実施の形態〕
以下、本発明の第2の実施の形態を図面に基づき説明する。図23〜図33は、本発明に係る文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る文書概要作成装置、表示装置、情報処理装置、プレゼンテーションシステム、文書概要作成プログラム、文書概要作成装置制御プログラム、表示装置制御プログラム、情報処理装置制御プログラム、文書概要作成方法、文書概要作成装置制御方法、表示装置制御方法及び情報処理装置制御方法を、文書データから構成される文書画像を表示部に表示し、その表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムに適用したものである。
本実施の形態においては、プレゼンテーション中における発表者の音声データ、プレゼンテーション中における情報処理装置での文書画像の閲覧時間等の文書データ中の強調箇所を判断するための強調箇所判断情報を用いて、文書データから強調箇所に該当するデータを抽出し、当該抽出結果に基づき文書画像の表示内容の概要を作成する。
次に、本発明に係るプレゼンテーションシステム6の構成を図23に基づき説明する。図23は、本発明に係るプレゼンテーションシステム6の構成を示す概観図である。
プレゼンテーションシステム6は、図23に示すように、文書データ及び強調箇所判断情報に基づき、文書データの表示内容の概要を作成すると共に、文書データによって構成される文書画像をスクリーン5に投射表示する表示装置7と、表示装置7において作成された概要データを取得し、当該概要データによって構成される画像を自己の表示部に表示する情報処理装置8を複数と、表示装置7から光投射される文書画像を表示するスクリーン5とを含んだ構成となっている。そして、表示装置7は、複数の情報処理装置8と互いにデータ通信可能に接続されている。
更に、図24に基づき、表示装置7の詳細な構成を説明する。図24は、表示装置7の詳細構成を示すブロック図である。
表示装置7は、図24に示すように、データ通信部7aと、文書データ取得部7bと、音声データ取得部7eと、音声情報生成部7fと、閲覧情報取得部7gとを含んだ構成となっている。
データ通信部7aは、外部装置からの文書データを受信したり、文書データや概要データ等を情報処理装置8に送信したりするなど、表示装置7とデータ通信可能な装置との間のデータ送受信を行う機能を有している。
文書データ取得部7bは、外部装置からの文書データをデータ通信部7aを介して取得したり、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体を介して文書データを取得したりする機能を有している。
音声データ取得部7eは、マイク等の集音デバイスにより、プレゼンテーションにおける発表者の音声データを取得する機能を有している。
音声情報生成部7fは、データ制御部7cからの音声情報生成命令に応じて、音声データ取得部7eに、音声データの取得処理を行わせて、その取得結果と対応するページの文書データの情報とを対応付けてなる音声情報を生成する機能を有している。
閲覧情報取得部7gは、情報処理装置8からの閲覧情報を、データ通信部7aを介して取得する機能を有している。
表示装置7は、更に、データ制御部7cと、データ記憶部7dと、画像投射部7lとを含んだ構成となっている。
データ制御部7cは、音声情報生成部7fによって生成された音声情報、文書データ取得部7bによって取得した文書データ、閲覧情報取得部7gによって取得した閲覧情報等の各種データをデータ記憶部7dに記憶したり、データ記憶部7dに記憶された各種データを各構成要素に伝送したり、各構成要素間のデータ授受を制御したりするなど、表示装置7におけるデータの流れを統括性御する機能を有している。更に、発表者からの概要データ作成指示等の各処理のトリガとなる指示に応じて、各構成要素に対して指示に対応する命令を与える機能を有している。
データ記憶部7dは、音声情報、閲覧情報などの強調箇所判断情報、文書データ、概要データ等の各種データを記憶する機能を有している。
画像投射部7lは、公知の液晶プロジェクタと同様の原理によって、表示指示のあった文書データの文書画像やメッセージ画像等をスクリーン5に光投射する機能を有している。
表示装置7は、更に、概要レベル設定部7hと、強調箇所抽出部7iと、概要データ作成部7jと、概要データ配信部7kとを含んだ構成となっている。
概要レベル設定部7hは、作成する概要に表紙ページを含めるか否かを設定したり、作成する概要の総ページ数を設定したり、強調箇所と判断する音声の強調レベルの閾値を設定したり、強調箇所と判断する閲覧時間の閾値を設定したりするなど、作成する概要の構成条件、及び適用条件を設定する機能を有している。
強調箇所抽出部7iは、発表者からの概要データの作成指示に応じて動作し、概要レベル設定部7hの設定内容と、当該設定内容に応じた強調箇所判断情報とに基づき、文書データから強調箇所に該当するデータを抽出する機能を有している。
概要データ作成部7jは、強調箇所抽出部7iの抽出結果と、概要レベル設定部7hの設定内容とに基づき、文書画像の表示内容の概要を作成する機能を有している。
概要データ配信部7kは、概要データ作成部7jにおいて作成された概要データを、データ通信部7aを介して情報処理装置8に送信する機能を有している。
ここで、概要レベル設定部7h、強調箇所抽出部7i、概要データ作成部7j及び概要データ配信部7kは、取り扱うデータや処理内容が多少異なるだけで、上記第1の実施の形態における、概要レベル設定部2g、強調箇所抽出部2h、概要データ作成部2i及び概要データ配信部7kと略同等の機能を有している。
また、表示装置7は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
また、本実施の形態においては、プレゼンテーションの発表者が、表示装置7の使用者であるとして説明を行う。
更に、図25に基づき、情報処理装置8の詳細な構成を説明する。図25は、情報処理装置8の詳細構成を示すブロック図である。
情報処理装置8は、図25に示すように、データ通信部8aと、文書データ取得部8bと、データ制御部8cと、データ記憶部8dと、文書画像表示処理部8eと、表示部8fと、閲覧情報生成部8gと、閲覧時間測定部8hと、概要データ取得部8iと、概要画像表示処理部8jとを含んだ構成となっている。
データ通信部8aは、表示装置7からの文書データや概要データ等を受信するなど、情報処理装置8とデータ通信可能な装置との間のデータ送受信を行う機能を有している。
文書データ取得部8bは、データ通信部8aを介して表示装置7から送信された文書データを取得する機能を有している。
データ制御部8cは、文書データ取得部8bにおいて取得した文書データをデータ記憶部8dに記憶したり、概要データ取得部8bにおいて取得した概要データをデータ記憶部8dに記憶したり、閲覧情報生成部8gにおいて生成された閲覧情報をデータ記憶部8dに記憶したり、各構成要素間のデータの授受を制御したりするなど、情報処理装置8におけるデータの流れを統括制御する機能を有している。
データ記憶部8dは、文書データ及び概要データ等の取得データや、その他処理に必要なデータ等の各種データを記憶する機能を有している。
文書画像表示処理部8eは、表示指示のあった文書データの画像を表示部8fに表示するために、文書データを画像信号に変換する機能を有している。
表示部8fは、文書画像表示処理部8e及び概要画像表示処理部8jからの画像信号に基づき、文書データによって構成される文書画像及び概要データによって構成される概要画像を表示する機能を有している。
閲覧情報生成部8gは、データ制御部8cからの閲覧情報の生成命令に応じて、閲覧時間測定部8hに、表示部8fに表示された文書画像の各ページ毎の表示時間(以下、閲覧時間と称す)を測定させ、当該測定結果と、これに対応する表示内容の情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する機能を有している。
閲覧時間測定部8hは、閲覧情報生成部8gからの指示に応じて、表示部8fに表示された文書画像の各ページ毎の表示時間(以下、閲覧時間と称す)をタイマにより測定する機能を有している。
概要データ取得部8iは、データ通信部8aを介して表示装置7から送信された概要データを取得する機能を有している。
概要画像表示処理部8jは、表示指示のあった概要データの画像を表示部8fに表示するために、概要データを画像信号に変換する機能を有している。
ここで、情報処理装置8は、図示しない、プロセッサと、RAM(Random Access Memory)と、専用のプログラムの記憶されたROM(Read Only Memory)とを備えており、プロセッサにより専用のプログラムを実行することにより上記各部の機能を果たす。また、上記各部は、専用のプログラムのみでその機能を果たすもの、専用のプログラムによりハードウェアを制御してその機能を果たすもの等が混在している。
また、本実施の形態においては、プレゼンテーションの聴講者が、情報処理装置8の使用者であるとして説明を行う。
更に、表示装置7は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図26のフローチャートに示す概要データ作成処理を実行するようになっている。以下、発表者が表示装置7の使用者であるとして説明を行う。
図26は、表示装置7における概要データ作成処理を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、上記第1の実施の形態における、図5のフローチャートにおいて、閲覧情報の取得処理が追加されたのみであるので、以下では、追加部分を含むステップS800〜ステップS806の説明のみ行う。
概要データ作成処理は、CPUによって実行されると、図26に示すように、まず、ステップS800に移行するようになっている。
ステップS800では、データ制御部8cにおいて、文書データ取得部8bを介して、文書データを取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS802に移行し、そうでない場合(No)はステップS804に移行する。
ステップS802に移行した場合は、データ制御部8cにおいて、ステップS800で取得したデータをデータ記憶部8dに記憶してステップS804に移行する。
ステップS804では、データ制御部8cにおいて、閲覧情報取得部7gを介して、情報処理装置4からの閲覧情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS806に移行し、そうでない場合(No)はステップS824に移行する。
ステップS806に移行した場合は、データ制御部8cにおいて、ステップS804で取得した閲覧情報をデータ記憶部8dに記憶してステップS808に移行する。
これ以降の、ステップS808〜ステップS824の処理は、上記第1の実施の形態における、図5のフローチャートのステップS104〜ステップS120の処理と同様であるので説明を省略する。
また、ステップS814の強調箇所抽出処理は、上記第1の実施の形態における、図6のフローチャートと同様の処理となるので説明を省略する。
また、ステップS820の概要データ作成処理は、上記第1の実施の形態における、図7のフローチャートと同様の処理となるので説明を省略する。
但し、上記第1の実施の形態とは、ステップS814の強調箇所抽出処理において用いる強調箇所判断情報が異なるため、その具体的内容については、以降に記載する、実施の形態の動作において説明する。
次に、図27に基づき、表示装置7における、音声情報生成処理を詳細に説明する。
図27は、表示装置7における、音声情報生成処理を示すフローチャートである。
音声情報生成処理は、CPUによって実行されると、図27に示すように、まず、ステップS900に移行するようになっている。
ステップS900では、データ制御部7cにおいて、発表者からのプレゼンテーション開始指示があったか否かを判定し、開始指示があったと判定された場合(Yes)は、開始を示す信号及び文書データをデータ通信部7aを介して情報処理装置8に送信してステップS902に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS902に移行した場合は、データ制御部7cにおいて、スクリーン5に文書画像が表示されているか否かを判定し、表示されていると判定された場合(Yes)は、音声情報生成部7fに音声情報生成命令を伝送してステップS904に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS904に移行した場合は、音声情報生成部7fにおいて、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dからスクリーン5に表示されている文書画像の文書データを読み出してステップS906に移行する。
ステップS906では、音声情報生成部7fにおいて、音声データ取得部7eに音声データの取得処理を開始させてステップS908に移行する。音声データの取得は、発表者がプレゼンテーションに用いるマイクに入力された音声を、図示しないA/D変換器に入力してA/D変換し、このデジタルデータに変換された音声データを取得する。
ステップS908では、音声データ取得部7eにおいて、音声データを取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS910に移行し、そうでない場合(No)はステップS914に移行する。
ステップS910に移行した場合は、音声情報生成部7fにおいて、ステップS908で取得した音声データと、スクリーン5の表示内容に該当する文書データの情報とを対応付けてなる音声情報を生成してステップS912に移行する。音声情報の生成においては、取得した音声データを音声認識によりテキスト化し、表示された文書画像中に含まれる文言の中から、発表者の発声した文言と一致するものを抽出する。そして、抽出した文言と音声データから導出される音声レベル(dB)とを対応付けることで音声情報を生成する。
ステップS912では、音声情報生成部7fにおいて、ステップS910で生成した音声情報を、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶してステップS908に移行する。
一方、ステップS908において、音声データが取得されずにステップS914に移行した場合は、データ制御部7cにおいて、発表者からのプレゼンテーション終了指示があったか否かを判定し、終了指示があったと判定された場合(Yes)は、終了を示す信号をデータ通信部7aを介して情報処理装置8に送信してステップS900に移行し、そうでない場合(No)はステップS908に移行する。
更に、情報処理装置8は、CPUによって、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図28のフローチャートに示す閲覧情報の生成処理を実行するようになっている。
図28は、情報処理装置8における、閲覧情報生成処理を示すフローチャートである。
閲覧情報生成処理は、CPUによって実行されると、図28に示すように、まず、ステップS1000に移行するようになっている。
ステップS1000では、データ制御部8cにおいて、文書データ取得部8bを介して表示装置7からの文書データ及び開始信号を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1002に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS1002に移行した場合は、データ制御部8cにおいて、文書データ取得部
8bで取得した文書データを、データ記憶部8dに記憶してステップS1004に移行する。
ステップS1004に移行した場合は、データ制御部8cにおいて、表示部8fに文書画像が表示されているか否かを判定し、表示されていると判定された場合(Yes)は、閲覧情報生成部8gに閲覧情報生成命令を伝送してステップS1006に移行し、そうでない場合(No)は判定処理を継続する。
ステップS1006に移行した場合は、閲覧情報生成部8gにおいて、データ制御部8cを介してデータ記憶部8dから表示部8fで表示されている文書画像の文書データを読み出してステップS1008に移行する。
ステップS1008では、閲覧情報生成部8gにおいて、閲覧時間測定部8hのタイマを作動させて閲覧時間の測定を開始しステップS1010に移行する。
ステップS1010では、データ制御部8cにおいて、表示部2lの表示内容が切り替えられたか否かを判定し、切り替えられたと判定された場合(Yes)は、そのことを閲覧情報生成部8gに通知してステップS1012に移行し、そうでない場合(No)は、そのことを閲覧情報生成部8gに通知してステップS1022に移行する。
ステップS1012に移行した場合は、閲覧情報生成部8gにおいて、閲覧時間測定部8hの測定時間を記憶してステップS1014に移行する。
ステップS1014では、閲覧情報生成部8gにおいて、閲覧時間測定部8hのタイマのカウント値をクリアしてステップS1016に移行する。
ステップ1016では、閲覧情報生成部8gにおいて、閲覧時間測定部8hのタイマを作動して切替後の画像の表示時間の測定を開始してステップS1018に移行する。
ステップS1018では、閲覧情報生成部8gにおいて、ステップS1006で読み出した文書データと、ステップS1012で記憶した閲覧時間とに基づき、閲覧時間と、文書データにおける当該閲覧時間に対応する部分のデータとを対応付けて閲覧情報を生成してステップS1020に移行する。
ステップS1020では、閲覧情報生成部8gにおいて、データ制御部8cを介してデータ記憶部8dに、ステップS1018で生成した表示時間情報を記憶してステップS1010に移行する。
一方、ステップS1010において、文書画像の表示内容が切り替わらず、ステップS1022に移行した場合は、データ制御部8cにおいて、文書画像の表示処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)は、そのことを閲覧情報生成部8gに通知してステップS1024に移行し、そうでない場合(No)は、そのことを閲覧情報生成部8gに通知してステップS1034に移行する。
ステップS1024に移行した場合は、閲覧情報生成部8gにおいて、閲覧時間測定部8hの測定時間を記憶してステップS1026に移行する。
ステップS1026では、閲覧情報生成部8gにおいて、ステップS1006で読み出した文書データと、ステップS1024で記憶した閲覧時間とに基づき、閲覧時間と、文書データにおける当該閲覧時間に対応する部分のデータとを対応付けて閲覧情報を生成してステップS1028に移行する。
ステップS1028では、閲覧情報生成部8gにおいて、データ制御部8cを介してデータ記憶部8dに、ステップS1026で生成した閲覧情報を記憶してステップS1030に移行する。
ステップS1030では、データ制御部8cにおいて、表示装置7からの終了信号を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1032に移行し、そうでない場合(No)はステップS1000に移行する。
ステップS1032に移行した場合は、データ制御部8cにおいて、データ記憶部8dに記憶された、ステップS1030の終了信号に対応した閲覧情報を読み出し、当該読み出した閲覧情報を、データ通信部8aを介して表示装置7に送信してステップS1000に移行する。
一方、ステップS1022において、文書画像の表示処理が終了せずに、ステップS1034に移行した場合は、閲覧時間の測定を継続してステップS1010に移行する。
次に、図29〜図33に基づき、本実施の形態の動作を説明する。
本実施の形態においては、文書データから強調箇所を抽出するモードとして、(1)プレゼンテーション中における発表者の発声内容に基づき強調箇所を抽出する音声情報モードと、(2)情報処理装置8における文書データの各ページ毎の表示内容(以下、スライドと称す)の閲覧時間に基づき強調箇所を抽出する閲覧時間モードとが設定可能となっている。
ここで、図29は、音声レベルに対する強調レベルの設定例を示す図であり、図30(a)及び(b)は、スライド中の文字列に対応付けられた音声レベルの一例を示す図であり、図31は、音声情報モードにおける概要データの一例を示す図である。
また、図32は、情報処理装置8における文書データにおけるスライド毎の閲覧時間の一例を示す図であり、図33は、閲覧時間モードにおける概要データの一例を示す図である。
ここで、以降は、上記第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明を行う。
以下、図29〜図31に基づき、強調箇所の抽出モードとして、音声情報モードが設定された場合の動作を説明する。
音声情報モードが設定された場合に、本実施の形態においては、概要レベルとして、図29に示すように、音声レベルに対して設定された強調レベルに対する閾値(適用条件)を設定できる。つまり、強調箇所の抽出において、設定された強調レベル以上の音声レベルに対応する箇所が強調箇所として判断されることになる。ここでは、概要レベルとして、強調レベルの閾値「7」が設定されたとする。概要レベルの設定内容は設定モード(ここでは、音声情報モード)と共に、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶される。これにより、データ制御部7cにおいて、概要レベルの設定が完了したと判定され(ステップS812)、強調箇所抽出部7iにおいて、強調箇所の抽出処理が開始される(ステップS814)。
強調箇所の抽出処理が開始されると、強調箇所抽出部7iは、作成指示に対応した文書データ及び概要レベルの設定内容を、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから読み出す(ステップS200)。次に、読み出した設定内容から設定モードを確認する。ここでは、音声情報モードが設定されているので、強調箇所抽出部7iにおいて、データ記憶部7dの記憶内容に基づき、読み出した文書データに対応した音声情報が取得されているか否かを判定することになる。ここで、音声情報は、プレゼンテーションの終了後に取得可能な情報であるので、プレゼンテーション終了前において、音声情報モードによる強調箇所の抽出処理は不可能であり、その旨を示すメッセージをスクリーン5(あるいは、図示しない表示部)に表示し(ステップS216)、抽出処理が失敗したことを示す失敗情報をデータ制御部7cに伝送する(ステップS218)。一方、強調箇所抽出部7iは、プレゼンテーション終了後であり、音声情報を取得済みであれば、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから音声情報を読み出す(ステップS206)。
一方、音声情報の生成処理は、プレゼンテーションの開始及び文書画像の表示をトリガとして、音声情報生成部7fにおいて行われる。プレゼンテーションの開始は、上記第1の実施の形態と同様に、発表者によって「開始ボタン」が押下されると、データ制御部7cにおいて、プレゼンテーションが開始されたと判定され(ステップS900)、発表者の表示指示により、スクリーン5に文書画像が表示されると、データ制御部7cにおいてスクリーン5に文書画像が表示されたと判定される(ステップS902)。音声情報生成部7fは、プレゼンテーションの開始及び文書画像の表示をトリガとして、まず、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから現在表示されている文書画像に対応した文書データを読み出すと共に(ステップS904)、音声データ取得部7eに音声データの取得処理を開始させる(ステップS906)。音声データ取得部7eにおいて、音声データの取得が開始されると、発表者が所持するマイクに入力された発表者の音声をA/D変換して音声データを生成し、これを取得する(ステップS908)。音声データが取得されると、音声情報生成部7fにおいて、音声認識によって音声データの文言を認識し、表示された文書画像中に認識された文言に対応する文字列が含まれている場合は、音声データから導出される音声レベルと、対応する文字列とを対応付けて音声情報を生成する(ステップS910)。音声情報が生成されると、当該音声情報を、データ制御部7cを介してデータ記憶部に記憶する(ステップS912)。この音声情報生成処理は、プレゼンテーションが終了するまで繰り返し行われることになる。また、本実施の形態においては、音声情報生成処理が行われている間は、強調箇所の抽出処理が出来ないようになっている。
強調箇所抽出部7iは、データ記憶部7dから音声情報の読み出しに成功すると、更に、概要レベルの設定内容から、強調箇所判断情報の適用条件が設定されているか否かを判定する(ステップS208)。ここでは、適用条件として「強調レベルの閾値4」が設定されているので、この適用条件と音声情報とに基づき、音声データから強調箇所を抽出する(ステップS210)。強調レベルの閾値は「7」であるので、図29より、音声レベルが70[dB]以上の文字列が全て抽出されることになる。図30(a)に示す例では、プレゼンテーション題目1のスライドに含まれる、文字列1〜3が65[dB]、文字列4及び5が73[dB]となっており、図30(b)に示す例では、プレゼンテーション題目2のスライドに含まれる、文字列6及び7が78[dB]、文字列8〜10が60[dB]となっている。本実施の形態においては、プレゼンテーション題目1のスライドに含まれる、プレゼンテーション題目1の文字列と、文字列4及び5とに対応するデータが強調箇所として抽出され、プレゼンテーション題目2のスライドに含まれる、プレゼンテーション題目2の文字列と、文字列6及び7とに対応するデータが強調箇所として抽出される。これら抽出結果は、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶され、また、抽出処理が成功したことを示す成功情報がデータ制御部7cに伝送される。
データ制御部7cにおいて、強調箇所抽出部7iからの成功情報に基づき、強調箇所の抽出処理が成功したと判定されると(ステップS816)、概要データ作成部7jにおいて、概要データの作成処理が開始される(ステップS818)。
概要データの作成処理が開始されると、概要データ作成部7jは、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから強調箇所抽出部7iの抽出結果及び概要レベルの設定内容を読み出す(ステップS300)。概要レベルの設定内容から、構成条件が設定されているか否かを判定し(ステップS302)、ここでは、適用条件のみが設定されているので、構成条件は無いと判定される。従って、抽出結果のみに基づき概要データが作成される。概要データは、図31に示すように、プレゼンテーション題目1の文字列と、文字列4及び5と、プレゼンテーション題目2の文字列と、文字列6及び7とが1枚のスライドにまとめられた構成のファイルとなる。作成された概要データは、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶されると共に、概要データ作成処理が完了したことをデータ制御部7cに通知する。
ここで、概要データ配信部7kにおける概要データの配信処理と、情報処理装置8における概要画像の表示処理は、上記第1の実施の形態における、概要データ配信部2jの概要データの配信処理と、情報処理装置4の概要画像の表示処理と同様であるので説明を省略する。
次に、図32及び図33に基づき、強調箇所の抽出モードとして、閲覧時間モードが設定された場合の動作を説明する。
この場合は、概要レベルとして、強調箇所と判断する閲覧時間(適用条件)と、概要の総枚数(閲覧時間モードの場合は適用条件、それ以外は構成条件)と、表紙を概要に含めるか否か(適用条件)とが設定可能となっている。ここでは、閲覧時間を設定せず、概要の総枚数(4枚)及び表紙を概要に含める設定を行い概要レベルの設定を完了する。概要レベルの設定内容は設定モード(ここでは、閲覧時間モード)と共に、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶される。これにより、データ制御部7cにおいて、概要レベルの設定が完了したと判定され(ステップS812)、強調箇所抽出部7iにおいて、強調箇所の抽出処理が開始される(ステップS814)。
強調箇所の抽出処理が開始されると、強調箇所抽出部7iは、作成指示に対応した文書データ及び概要レベルの設定内容を、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから読み出す(ステップS200)。次に、読み出した設定内容から設定モードを確認する。ここでは、閲覧時間モードが設定されているので、強調箇所抽出部7iにおいて、データ記憶部7dの記憶内容に基づき、読み出した文書データに対応した閲覧情報が取得されているか否かを判定することになる。ここで、閲覧情報は、プレゼンテーションの終了後に、情報処理装置8から取得可能な情報であるので、プレゼンテーション終了前において、閲覧時間モードによる強調箇所の抽出処理は不可能であり、その旨を示すメッセージをスクリーン5(あるいは、図示しない表示部)に表示し(ステップS216)、抽出処理が失敗したことを示す失敗情報をデータ制御部7cに伝送する(ステップS218)。一方、強調箇所抽出部7iは、プレゼンテーション終了後であり、音声情報を取得済みであれば、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから音声情報を読み出す(ステップS206)。
本実施の形態において、閲覧情報は、図32に示すように、測定した閲覧時間と、この時間に対応する文書データを構成する各スライドの番号(ページ番号)とが一対一に対応付けられたデータ構造となっている。
一方、閲覧情報の生成処理は、情報処理装置8において行われる処理であり、表示装置7からのプレゼンテーションの開始信号をトリガとして、閲覧情報生成部8gにおいて行われる。つまり、データ制御部8cにおいて、開始信号を取得したと判定されると、表示部7においてプレゼンテーションが開始されたと判定され(ステップS1000)、聴講者の表示指示により、表示部8fに文書画像が表示されると、データ制御部8cにおいて表示部8fに文書画像が表示されたと判定される(ステップS1004)。閲覧情報生成部8gは、まず、データ制御部8cを介してデータ記憶部8dから現在表示されている文書画像に対応した文書データを読み出すと共に(ステップS1006)、閲覧時間測定部8hに、表示部8fに表示された文書画像の閲覧時間の測定を開始させる(ステップS1008)。閲覧時間の測定は、表示部8fの表示内容が切り替わる毎に(ステップS1010)、測定時間の記憶(ステップS1012)、閲覧時間測定部8hのタイマのクリア(ステップS1014)、タイマにより次の表示内容の閲覧時間測定開始(ステップS1016)の順で行われる。一方、閲覧時間が記憶されると、閲覧情報生成部8gにおいて、当該記憶された閲覧時間と対応する表示内容(スライド)の情報とを対応付けて閲覧情報を生成する(ステップS1018)。生成された閲覧情報は、データ制御部8cを介してデータ記憶部8dに記憶される(ステップS418)。この閲覧情報生成処理は、表示装置7からの終了信号を取得するまで繰り返し行われることになる。終了信号を取得すると、データ制御部8cにおいて、当該終了信号に対応した閲覧情報を、データ記憶部8dから読み出し、当該読み出した閲覧情報を、データ通信部8aを介して表示装置7に送信する。
強調箇所抽出部7iは、データ記憶部7dから閲覧情報の読み出しに成功すると、更に、概要レベルの設定内容から、強調箇所判断情報の適用条件が設定されているか否かを判定する(ステップS208)。ここでは、適用条件として「総枚数(4枚)」及び「表紙も概要に含む」が設定されているので、これら適用条件と図32に示す閲覧情報とに基づき、表紙のスライドと、閲覧時間の長い方から順に上位3ページ分のスライドとが文書データから抽出される(ステップS210)。抽出結果は、表紙であるスライド1と、閲覧時間が65秒のスライド3と、閲覧時間が50秒のスライド10と、閲覧時間が42秒のスライド5との計4枚となる。これら抽出結果は、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶され、また、抽出処理が成功したことを示す成功情報がデータ制御部7cに伝送される。
データ制御部7cにおいて、強調箇所抽出部7iからの成功情報に基づき、強調箇所の抽出処理が成功したと判定されると(ステップS816)、概要データ作成部7jにおいて、概要データの作成処理が開始される(ステップS818)。
概要データの作成処理が開始されると、概要データ作成部7jは、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dから強調箇所抽出部7iの抽出結果及び概要レベルの設定内容を読み出す(ステップS300)。概要レベルの設定内容から、構成条件が設定されているか否かを判定し(ステップS302)、ここでは、適用条件のみが設定されているので、構成条件は無いと判定される。従って、抽出結果のみに基づき概要データが作成される。概要データは、図33に示すように、スライド番号の若い順にページ番号が付された、表紙であるスライド1、スライド3、スライド5及びスライド10の4枚のスライドにより構成されたファイルとなる。作成された概要データは、データ制御部7cを介してデータ記憶部7dに記憶されると共に、概要データ作成処理が完了したことをデータ制御部7cに通知する。
ここで、概要データ配信部7kにおける概要データの配信処理と、情報処理装置8における概要画像の表示処理は、上記第1の実施の形態における、概要データ配信部2jの概要データの配信処理と、情報処理装置4の概要画像の表示処理と同様であるので説明を省略する。
このようにして、本実施の形態では、プレゼンテーション中における発表者の音声データといったプレゼンテーションシステムに特化した情報に基づいて、文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要データを生成するので、プレゼンテーション発表者の意図する内容をまとめた概要が作成しやすくなる。
更に、プレゼンテーション中における情報処理装置8における聴講者の文書画像の閲覧時間といったプレゼンテーションシステムに特化した情報に基づいて、文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要データを生成するので、聴講者の意図する内容を反映した概要を作成することができる。
上記第2の実施の形態において、文書データ取得部7bは、発明2の文書データ取得手段に対応し、強調箇所抽出部7iは、発明1、2、7、8及び9のいずれか1の強調箇所抽出手段に対応し、概要データ作成部7jは、発明1、2、8、13及び16のいずれか1の概要データ作成手段に対応し、データ記憶部7dは、発明1、2及び30のいずれか1の概要データ記憶手段と、発明2、4、5、6、14、16、19、21、22、23、30、33、35、36、37及び44のいずれか1の強調箇所判断情報記憶手段とに対応し、音声データ取得部7eは、発明6の音声データ取得手段に対応し、概要レベル設定部7hは、発明8の作成条件設定手段と、発明9の適用条件設定手段とに対応し、概要データ配信部7k及びデータ通信部7aによる概要データの送信処理は、発明11、13及び16のいずれか1の概要データ出力手段に対応し、閲覧情報取得部7gは、発明14又は16の閲覧情報受信手段に対応し、画像投射部7lは、発明11の文書画像表示手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、データ通信部8a及び文書データ取得部8bによる文書データの取得処理は、発明13又は17の文書データ受信手段に対応し、データ通信部8a及び概要データ取得部8iによる概要データの取得処理は、発明13又は17の概要データ受信手段に対応し、文書画像表示処理部8e及び表示部8fによる文書画像の表示処理は、発明13、14及び17のいずれか1の文書画像副表示手段に対応し、概要画像表示処理部8j及び表示部8fによる概要画像の表示処理は、発明13又は17の概要画像表示手段に対応し、閲覧時間測定部8hは、発明14又は17の表示時間計測手段に対応し、閲覧情報生成部8gは、発明14又は17の閲覧情報生成手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態において、ステップS800は、発明19、30、33及び44のいずれか1の文書データ取得ステップに対応し、ステップS804は、発明30又は44の閲覧情報受信ステップに対応し、ステップS810は、発明25若しくは39の作成条件設定ステップ、又は発明26若しくは40の適用条件設定ステップに対応し、ステップS814は、発明18、19、24、25、26、30、32、33、38、39、40及び44のいずれか1の強調箇所抽出ステップに対応し、ステップS818は、発明18、19、25、30、32、33、39及び44のいずれか1の概要データ作成ステップに対応し、ステップS822は、発明29又は43の概要データ送信ステップに対応し、ステップS900〜ステップS914は、発明23又は37の音声データ取得ステップ及び強調箇所判断情報記憶ステップに対応する。
また、上記第2の実施の形態において、ステップS1000は、発明31又は45の文書データ受信ステップに対応し、ステップS1008,S1016は、発明31又は45の表示時間計測ステップに対応し、ステップS1018,ステップS1026は、発明31又は45の閲覧情報生成ステップに対応し、ステップS1032は、発明31又は45の閲覧情報送信ステップに対応する。
なお、上記第1の実施の形態において、文書概要作成装置2が表示時間の測定及び表示時間情報の生成処理を行う構成を説明したが、これに限らず、表示装置3が表示時間測定部及び表示時間情報生成部を備え、文書概要作成装置2は、表示装置3から表示時間情報を取得する構成としても良いし、表示時間の測定及び表示時間情報の生成処理を行う装置を別途設けるようにしても良い。
また、上記第1の実施の形態において、発表者側の管理下にある文書概要作成装置2において作成された概要データを、聴講者側の管理下にある情報処理装置4において閲覧する構成を説明したが、これに限らず、例えば、文書概要作成装置2における、表示時間測定部、表示時間情報生成部、マウスポインタ軌跡記録部等の強調箇所判断情報を生成する機能部を有した装置を設け、当該装置から強調箇所判断情報を取得して概要データを生成すると共に、概要画像を表示できる装置を聴講者が所持するといったように、概要データの作成機能を有した装置を聴講者側が所持するような構成にしても良い。
また、上記実施の形態において、表示時間モード、マウス軌跡モード、音声情報モード、閲覧時間モードなどの中から1種類のモードを選択し、このモードに応じた強調箇所判断情報を用いて強調箇所の抽出処理を行うようにしたが、これに限らず、複数のモードを組み合わせ、複数の強調箇所判断情報を用いて文書データから強調箇所の抽出を行うようにしても良い。
また、上記実施の形態において、図5〜11、27及び図28のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
本発明に係るプレゼンテーションシステム1の構成を示す概観図である。 文書概要作成装置2の詳細構成を示すブロック図である。 表示装置3の詳細構成を示すブロック図である。 情報処理装置4の詳細構成を示すブロック図である。 文書概要作成装置2における概要データ作成処理を示すフローチャートである。 文書概要作成装置2における、強調箇所抽出処理を示すフローチャートである。 文書概要作成装置2における、概要データ作成処理を示すフローチャートである。 文書概要作成装置2における、表示時間情報生成処理を示すフローチャートである。 文書概要作成装置2における、マウスポインタ軌跡記録処理を示すフローチャートである。 表示装置3における文書画像の表示処理を示すフローチャートである。 情報処理装置4における概要画像の表示処理を示すフローチャートである。 表示時間モード選択時の概要レベルの設定例を示す図である。 スライドの表示時間情報の一例を示す図である。 抽出結果の一例を示す図である。 フォントモード選択時の概要レベルの設定例を示す図である。 フォント設定種類に対する強調レベルの一例を示す図である。 抽出結果の一例を示す図である。 概要データの一例を示す図である。 マウスポインタ軌跡に対する強調レベルの一例を示す図である。 マウスポインタ軌跡の記録例を示す図である。 (a)及び(b)は、マウスポインタの移動軌跡の一例を示す図である。 概要データの一例を示す図である。 本発明に係るプレゼンテーションシステム6の構成を示す概観図である。 表示装置7の詳細構成を示すブロック図である。 情報処理装置8の詳細構成を示すブロック図である。 表示装置7における概要データ作成処理を示すフローチャートである。 表示装置7における、音声情報生成処理を示すフローチャートである。 情報処理装置8における、閲覧情報生成処理を示すフローチャートである。 音声レベルに対する強調レベルの設定例を示す図である。 (a)及び(b)は、スライド中の文字列に対応付けられた音声レベルの一例を示す図である。 音声情報モードにおける概要データの一例を示す図である。 情報処理装置8における文書データにおけるスライド毎の閲覧時間の一例を示す図である。 閲覧時間モードにおける概要データの一例を示す図である。
符号の説明
1,6…プレゼンテーションシステム, 2…文書概要作成装置,2a…データ通信部, 2b…文書データ取得部, 2c…データ制御部, 2d…データ記憶部, 2e…表示時間情報生成部, 2f…マウスポインタ軌跡記録部, 2g…概要レベル設定部, 2h…強調箇所抽出部, 2i…概要データ作成部, 2j…概要データ配信部, 2k…画像表示処理部, 2l…表示部, 3…表示装置,3a…画像信号受信部, 3b…データ制御部, 3c…データ記憶部, 3d…画像投射部, 4…情報処理装置,4a…データ通信部, 4b…概要データ取得部, 4c…データ制御部, 4d…データ記憶部, 4e…概要画像表示処理部, 4f…表示部, 5…スクリーン, 7…表示装置, 7a…データ通信部, 7b…音声データ取得部, 7c…データ制御部, 7d…データ記憶部, 7e…音声データ取得部, 7f…音声情報生成部, 7g…閲覧情報取得部, 7h…概要レベル設定部, 7i…強調箇所抽出部, 7j…概要データ作成部, 7k…概要データ配信部, 7l…画像投射部, 8…情報処理装置, 8a…データ通信部, 8b…文書データ取得部, 8c…データ制御部, 8d…データ記憶部, 8e…文書画像表示処理部8e, 8f…表示部, 8g…閲覧情報生成部, 8h…閲覧時間測定部, 8i…概要データ取得部, 8j…概要画像表示処理部

Claims (27)

  1. 文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する装置であって、
    前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出手段と、
    前記強調箇所抽出手段の抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成手段と、
    前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを記憶する概要データ記憶手段と、を備えることを特徴とする文書概要作成装置。
  2. 文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する装置であって、
    前記文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報を記憶する強調箇所判断情報記憶手段と、
    前記文書データを取得する文書データ取得手段と、
    前記文書データ取得手段によって取得された文書データと、前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶された強調箇所判断情報とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出手段と、
    前記強調箇所抽出手段の抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成手段と、
    前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを記憶する概要データ記憶手段と、を備えることを特徴とする文書概要作成装置。
  3. 前記強調箇所判断情報は、文字画像に係る表示内容に対する前記強調箇所の判断基準を示す情報を含むことを特徴とする請求項2記載の文書概要作成装置。
  4. 前記文書データによる各表示内容毎の前記表示部への表示時間を取得する表示時間取得手段を備え、
    前記強調箇所判断情報として、前記表示時間取得手段によって取得された表示時間と、これに該当する表示内容の情報とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の文書概要作成装置。
  5. 前記表示部に表示された表示結果の任意箇所を指し示すことが可能な指示手段によって、前記任意箇所を指し示した際の指示軌跡を取得する指示軌跡取得手段を備え、
    前記強調箇所判断情報として、前記指示軌跡取得手段によって取得された指示軌跡と、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の文書概要作成装置。
  6. 音声のデータを取得する音声データ取得手段を備え、
    前記強調箇所判断情報として、前記プレゼンテーション中において、前記音声データ取得手段によって取得された音声のデータと、これに該当する表示箇所とを対応付けて前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の文書概要作成装置。
  7. 前記強調箇所抽出手段は、前記音声データから導出される音の高さを示す数値が所定値以上の場合に、その音声データに対応する表示箇所のデータを、強調箇所と判断して前記文書データから抽出することを特徴とする請求項6記載の文書概要作成装置。
  8. 前記概要の構成に係る作成条件を設定する作成条件設定手段を備え、
    前記概要データ作成手段は、前記強調箇所抽出手段の抽出結果と、前記作成条件とに基づき、当該作成条件に応じた構成の前記概要データを作成することを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の文書概要作成装置。
  9. 前記強調箇所判断情報の適用条件を設定する適用条件設定手段を備え、
    前記強調箇所抽出手段は、前記文書データと、前記適用条件に応じた前記強調箇所判断情報とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出することを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の文書概要作成装置。
  10. 副表示部と、
    前記概要データ記憶手段に記憶された概要データによって構成される画像を前記副表示部に表示する概要画像表示手段を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の文書概要作成装置。
  11. 請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の文書概要作成装置と、
    前記文書データによって構成される文書画像を前記表示部に表示する文書画像表示手段と、 前記文書概要作成装置によって作成された前記概要データを外部機器に出力する概要データ出力手段と、を備えることを特徴とする表示装置。
  12. 表示装置と、請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、
    前記文書概要作成装置と、前記情報処理装置とを通信回線を介して互いにデータ通信可能に接続し、
    前記表示装置は、前記表示データによって構成される文書画像を表示部に表示する文書画像表示手段を備え、
    前記文書概要作成装置は、前記概要データ記憶手段に記憶された前記概要データを、前記情報処理装置に送信する概要データ送信手段を備え、
    前記情報処理装置は、前記文書概要作成装置から送信された前記概要データを受信する概要データ受信手段と、当該概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示手段と、を備えることを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  13. 請求項11記載の表示装置と、情報処理装置とを備え、
    前記表示装置と、前記情報処理装置とを通信回線を介して互いにデータ通信可能に接続し、
    前記表示装置における、前記概要データ出力手段は、前記文書データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信可能であると共に、前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信可能であり、
    前記情報処理装置は、
    前記表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信手段と、
    前記文書データ受信手段によって受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示手段と、
    前記表示装置から送信された前記概要データを受信する概要データ受信手段と、
    前記概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示手段と、を備えることを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  14. 前記情報処理装置は、
    前記文書画像副表示手段によって表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測手段と、
    前記表示時間計測手段によって計測された表示時間の情報と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成手段と、
    前記閲覧情報生成手段によって生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信手段と、を備え、
    前記表示装置は、
    前記情報処理装置からの前記閲覧情報を受信する閲覧情報受信手段を備え、
    前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信手段によって受信した閲覧情報を前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項13記載のプレゼンテーションシステム。
  15. 文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要を作成する文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、前記文書概要作成装置において作成した前記概要データによって構成される画像を前記情報処理装置において表示するプレゼンテーションシステムに適用可能な、前記文書概要作成装置であって、
    請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の文書概要作成装置に、更に、前記概要データ記憶手段によって記憶された前記概要データを、前記情報処理装置に送信する概要データ送信手段を備えたことを特徴とする文書概要作成装置。
  16. 請求項11記載の表示装置において、
    前記概要データ出力手段は、前記文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信可能であると共に、前記概要データ作成手段によって作成された前記概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信可能であり、
    前記情報処理装置からの、当該情報処理装置における前記文書画像の表示時間と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を受信する閲覧情報受信手段を備え、
    前記強調箇所判断情報記憶手段は、前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信手段によって受信した閲覧情報を記憶することを特徴とする表示装置。
  17. 表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信手段と、
    前記文書データ受信手段によって受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示手段と、
    前記表示装置から送信された、前記文書画像の表示内容の概要を構成する概要データを受信する概要データ受信手段と、
    前記概要データ受信手段によって受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示手段と、
    前記文書画像副表示手段によって表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測手段と、
    前記表示時間計測手段によって計測された表示時間の情報と、該当情報に該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成手段と、
    前記閲覧情報生成手段によって生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  18. 文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成するためのプログラムであって、
    前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする文書概要作成プログラム。
  19. 文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成するためのプログラムであって、
    前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
    前記文書データ取得ステップにおいて取得された文書データと、前記文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報が記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする文書概要作成プログラム。
  20. 文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要を作成する文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、前記文書概要作成装置において作成した前記概要によって構成される画像を前記情報処理装置において表示するプレゼンテーションシステムに適用可能な、前記文書概要作成装置を制御するためのプログラムであって、
    前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
    前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、前記表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
    前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から前記概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記情報処理装置に送信する概要データ送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする文書概要作成装置制御プログラム。
  21. 表示装置を制御するためのプログラムであって、
    文書データを取得する文書データ取得ステップと、
    前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、当該文書データによって構成される文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
    前記文書データによって構成される文書画像を表示部に表示する文書画像表示ステップと、
    前記文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信する一方、前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から前記概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信する概要データ出力ステップと、
    前記情報処理装置からの、当該情報処理装置における前記文書画像の表示時間と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を受信する閲覧情報受信ステップと、
    前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信ステップにおいて受信した閲覧情報を前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する閲覧情報記憶ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする表示装置制御プログラム。
  22. 情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信ステップと、
    前記文書データ受信ステップにおいて受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示ステップと、
    前記表示装置から送信された前記表示内容の概要を構成する概要データを受信する概要データ受信ステップと、
    前記概要データ受信ステップにおいて受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示ステップと、
    前記文書画像副表示ステップにおいて表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測ステップと、
    前記表示時間計測ステップにおいて計測された表示時間の情報と、当該情報に該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成ステップと、
    前記閲覧情報生成ステップにおいて生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信ステップとからなる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを含むことを特徴とする情報処理装置制御プログラム。
  23. 文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する方法であって、
    前記文書データから、前記文書画像の表示内容における強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、を含むことを特徴とする文書概要作成方法。
  24. 文書データによって構成される文書画像を表示部に表示し、当該表示結果を利用してプレゼンテーションを行うシステムにおける、前記文書画像の表示内容の概要を作成する方法であって、
    前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
    前記文書データ取得ステップにおいて取得された文書データと、前記文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報が記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、を含むことを特徴とする文書概要作成方法。
  25. 文書データによって構成される文書画像の表示内容の概要を作成する文書概要作成装置と、情報処理装置とを備え、前記文書概要作成装置において作成した前記概要によって構成される画像を前記情報処理装置において表示するプレゼンテーションシステムに適用可能な、前記文書概要作成装置を制御するための方法であって、
    前記文書データを取得する文書データ取得ステップと、
    前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、前記表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
    前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記情報処理装置に送信する概要データ送信ステップと、を含むことを特徴とする文書概要作成装置制御方法。
  26. 表示装置を制御するための方法であって、
    文書データを取得する文書データ取得ステップと、
    前記文書データ取得ステップにおいて取得した文書データと、当該文書データによって構成される文書画像の表示内容における強調箇所を判断するための強調箇所判断情報の記憶された強調箇所判断情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記文書データから前記強調箇所に該当するデータを抽出する強調箇所抽出ステップと、
    前記強調箇所抽出ステップにおける抽出結果に基づき、前記表示内容の概要を構成する概要データを作成する概要データ作成ステップと、
    前記文書データによって構成される文書画像を表示部に表示する文書画像表示ステップと、
    前記文書データを通信回線を介して情報処理装置に送信する一方、前記概要データの記憶された概要データ記憶手段から前記概要データを読み出し、当該読み出した概要データを前記通信回線を介して前記情報処理装置に送信する概要データ出力ステップと、
    前記情報処理装置からの、当該情報処理装置における前記文書画像の表示時間と、これに該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を受信する閲覧情報受信ステップと、
    前記強調箇所判断情報として、前記閲覧情報受信ステップにおいて受信した閲覧情報を前記強調箇所判断情報記憶手段に記憶する閲覧情報記憶ステップと、を含むことを特徴とする表示装置制御方法。
  27. 情報処理装置を制御するための方法であって、
    表示装置から送信された文書データを受信する文書データ受信ステップと、
    前記文書データ受信ステップにおいて受信した文書データによって構成される文書画像を表示する文書画像副表示ステップと、
    前記表示装置から送信された前記表示内容の概要を構成する概要データを受信する概要データ受信ステップと、
    前記概要データ受信ステップにおいて受信した前記概要データによって構成される画像を表示する概要画像表示ステップと、
    前記文書画像副表示ステップにおいて表示された各文書画像の表示時間を計測する表示時間計測ステップと、
    前記表示時間計測ステップにおいて計測された表示時間の情報と、当該情報に該当する文書画像情報とを対応付けてなる閲覧情報を生成する閲覧情報生成ステップと、
    前記閲覧情報生成ステップにおいて生成された閲覧情報を前記表示装置に送信する閲覧情報送信ステップと、を含むことを特徴とする情報処理装置制御方法。
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