JP7338328B2 - データ構造、コンピュータプログラム及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
第1の発明は、画像の分類を示す複数のカテゴリと、前記カテゴリに対応付けられている複数の分岐情報であって、前記カテゴリに応じた単語と領域の色データとが対応付けられたコンピュータが取得する領域表示設定データを示す複数の分岐情報と、を含む、データ構造であって、コンピュータが、処理対象の画像から取得した前記カテゴリに基づいて1つの分岐情報を選択し、選択された前記分岐情報が示す、前記処理対象の画像に含まれる要素画像に係るキーワードに一致する前記領域表示設定データの前記単語に対応付けられた前記領域の色データを、前記要素画像を含む前記キーワードに対応した要素画像領域の色データに決定し、前記処理対象の画像に対して決定した前記領域の色データを施した前記要素画像領域を重畳させて表示する処理に用いられる、データ構造である。
第2の発明は、第1の発明のデータ構造において、前記コンピュータが、前記キーワードに一致する前記領域表示設定データの前記単語に対応付けられ、前記処理対象の画像に対して決定した前記領域の色データを施した前記要素画像領域を順番に重畳させて表示する処理に用いられる、前記領域の色データに係る表示の順番情報をさらに含む、データ構造である。
第3の発明は、第2の発明のデータ構造において、前記順番情報は、前記コンピュータが、操作信号を受信したタイミングで、又は、所定時間ごとに、前記処理対象の画像に対して決定した前記領域の色データを施した前記要素画像領域を順番に重畳させて表示する処理に用いられる、データ構造である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのデータ構造において、前記単語は、前記コンピュータが、前記処理対象の画像に対して決定した前記領域の色データを施した前記要素画像領域と共に重畳させて表示する処理に用いられる、データ構造である。
第5の発明は、処理対象の画像を分析して要素画像を含む矩形領域を抽出し、抽出した前記矩形領域に含まれる前記要素画像の特徴ごとに関連付いた単語を参照して説明文を生成し、生成した説明文から複数の語を抽出し、抽出した語の少なくとも一部をキーワードとして取得するキーワード取得手段と、前記キーワード取得手段によって取得した前記キーワードに対応した前記矩形領域を、キーワード領域として取得するキーワード領域取得手段と、前記キーワード領域取得手段によって取得した前記キーワードからカテゴリを取得するカテゴリ取得手段と、前記カテゴリ取得手段により取得された前記カテゴリと、前記キーワード取得手段により取得した前記キーワードとを用いて、対応する前記キーワード領域の表示態様を決定する態様決定手段と、前記画像に、前記態様決定手段により決定された表示態様の前記キーワード領域を強調して表示する画像編集出力手段と、を備える画像処理装置である。
<画像処理システム100>
図1は、第1実施形態に係る画像処理システム100の全体概要図及び端末4の機能ブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る画像処理装置1の機能ブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る画像処理装置1の領域表示設定記憶部33の例を示す図である。
画像処理装置1と端末4とは、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット回線等であり、有線であるか無線であるかを問わない。
画像処理装置1は、画像データが示す処理対象の画像に対して画像認識処理をすることにより、画像内の複数のオブジェクトの各々を表す複数のキーワードを取得する。また、画像処理装置1は、各々のオブジェクトを囲む範囲であって各々のオブジェクトを含む矩形領域を、キーワード領域として複数個取得する。さらに、画像処理装置1は、画像データが示す処理対象の画像が示す内容から処理対象の画像のカテゴリを取得する。そして、画像処理装置1は、取得したカテゴリに対応した領域表示設定データを、分岐情報を選択することで選択し、複数のキーワードの各々に対応する領域の色データを決定し、各々のキーワード領域に対して決定した色データによる色付けを行う。その後、画像処理装置1は、複数のキーワード領域を強調表示する。
図2に示すように、画像処理装置1は、制御部10と、記憶部30と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、画像処理装置1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
画像受信部11は、処理対象の画像データを受け付ける。ここで、画像受信部11が受け付ける画像データは、例えば、端末4が送信した、絵画を画像化した画像データである。なお、画像処理装置の画像記憶部32(後述する)に、予め多数の画像データを記憶している場合には、画像受信部11は、例えば、画像記憶部32から1つの画像データの指定を受け付けるものであってもよい。
例えば、画像データから画像に関する説明文を生成し、キーワード及びキーワード領域を取得するものであってもよい。制御部10は、例えば、公知の説明文生成ソフトウェアである“DenseCap”を使用して、画像に関する説明文を生成することができる。
なお、制御部10は、語を抽出する際に、「彼」や「これ」等の代名詞や、「側」や「製」等の接尾名詞、「中」や「一部」等の副詞可能名詞等を除外するようにしてもよい。
また、制御部10は、キーワードに対応するオブジェクトについて少なくとも一部を含んだキーワード領域を抽出する。ここで、制御部10は、“DenseCap”を用いて取得した矩形領域を、キーワード領域として抽出してもよい。
なお、カテゴリ取得部14が取得するカテゴリは、予め決められたカテゴリの候補の中から取得することが望ましい。そして、カテゴリの候補は、後述する領域表示設定記憶部33に記憶されている複数の領域表示設定データのカテゴリであることが望ましい。
画像編集部16は、態様決定部15で決定した表示態様を、キーワード領域に反映させることで、キーワード領域を強調させた強調画像を生成する。ここで、生成する強調画像は、複数のキーワード領域の各々について、キーワード領域に対する色付けをした画像である。また、生成する強調画像は、透過性を有するものであってもよい。そのようにすることで、画像に強調画像を重ねた場合であっても、ユーザは、強調画像の下にある画像についても視認できる。
画像出力部17は、元の画像に強調画像を重畳した編集後画像データを、端末4に対して出力する。このようにすることで、端末4では、元の画像に重ねて強調画像が表示される。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、画像記憶部32と、領域表示設定記憶部33とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、画像認識処理に関するソフトウェアの他、画像処理プログラム31aを記憶している。画像認識処理に関するソフトウェアは、例えば、上述した“DenseCap”等の公知の説明文生成ソフトウェアや、公知の自動翻訳ソフトウェアである。また、画像処理プログラム31aは、画像処理装置1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラムである。なお、画像処理プログラム31aは、公知の画像認識処理に関するソフトウェアを含むものであってもよい。
領域表示設定記憶部33は、キーワード領域の表示態様を決定するための領域表示設定データを記憶した記憶領域である。
図3の例では、カテゴリが、「風景画用」、「人物画用」、…である複数の領域表示設定データが、領域表示設定記憶部33に予め用意されて記憶されている。
領域表示設定データは、単語と、表示色とが対応付けられたデータ構造を有する。ここで、単語は、領域を強調表示する対象の語であり、カテゴリごとに予め決められている。また、表示色は、領域の色データであり、単語に対応付けて予め決められている。ここで、表示色は、色だけでなく、濃淡度合い等を含んでもよい。また、異なる単語に対応付けられた色データは、全てが異なる色である必要はなく、一部について同じ色であってもよい。
図1に示す端末4は、例えば、タブレットに代表されるコンピュータの機能を併せ持った携帯型の端末である。端末4は、その他、スマートフォンや携帯電話機等の携帯型の端末でもよいし、PC等の据置型の端末であってもよい。
端末4は、画像処理装置1に対して画像データを送信し、画像処理装置1から受信した編集後画像データを出力する。
端末4は、制御部40と、記憶部50と、タッチパネルディスプレイ57と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部40は、処理対象の画像データを、画像処理装置1に対して送信する。また、制御部40は、画像処理装置1から受信した編集後画像データを、タッチパネルディスプレイ57に表示させる。
タッチパネルディスプレイ57は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザからの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介して画像処理装置1との間で通信を行うためのインタフェースである。
次に、処理対象の画像に強調画像を重畳した編集後画像データを生成し、端末4に表示させる処理について説明する。
図4は、第1実施形態に係る画像処理システム100の画像データ処理を示すフローチャートである。
図5及び図9は、第1実施形態に係る画像処理装置1での処理の具体例を示す図である。
図6は、第1実施形態に係る画像処理装置1の画像認識処理を示すフローチャートである。
図7は、第1実施形態に係る画像処理装置1の画像記憶部32の例を示す図である。
図8は、第1実施形態に係る画像処理装置1の画像編集処理を示すフローチャートである。
図5(A)は、画像処理装置1に対して送信した、処理対象の画像データが示す画像60の例である。
図4のS11において、画像処理装置1の制御部10(画像受信部11)は、処理対象の画像データを受信する。
S12において、画像処理装置1の制御部10は、画像認識処理を行う。
ここで、画像認識処理について、図6に基づき説明する。
S21において、制御部10(キーワード領域取得部13)は、オブジェクトの確信度を算出する。これは、オブジェクトの認識度合に応じたものであり、例えば、輪郭がぼやけているオブジェクトは、確信度が低い値になる。
S22において、制御部10(キーワード領域取得部13)は、オブジェクトを含む矩形領域を抽出する。制御部10(キーワード領域取得部13)は、例えば、算出した確信度が閾値以上のものについて、矩形領域を抽出する。
図5(B)は、画像60に対して“DenseCap”を使用した場合の結果画像61及びキャプション62の例である。“DenseCap”では、画像60のオブジェクトを含む矩形領域ごとに文を出力する。矩形領域は、上述したように、オブジェクトごとに抽出するために、画像60内に重なって複数生成される。よって、矩形領域に対応して、文も複数生成される。なお、画像60の画素数が640px(ピクセル)である場合には、“DenseCap”は、約80個のキャプション62を生成する。
図5(C)は、キャプション62を翻訳した説明文63の例を示す。
その後、制御部10は、処理を図4に移す。
S14において、制御部10は、画像編集処理を行う。
図8のS30において、制御部10(態様決定部15)は、取得したカテゴリに一致する領域表示設定データを、領域表示設定記憶部33から取得する。領域表示設定記憶部33には、カテゴリ別に複数の領域表示設定データが記憶されている。そこで、制御部10は、領域表示設定記憶部33に記憶されている複数の領域表示設定データから、取得したカテゴリに一致するカテゴリの領域表示設定データを取得する。
S33において、制御部10(画像編集部16)は、決定した表示色の色データを各々のキーワード領域に施した強調画像を生成する。
S34において、制御部10(画像編集部16)は、生成した強調画像を、元の画像に重畳させて、編集後画像データを生成する。
また、キーワード領域70aと、キーワード領域70dとは、重なっている。このような場合、面積の大きいキーワード領域70aが、キーワード領域70dよりも下になるように階層状態で示されてもよい。
その後、制御部10は、処理を図4に移す。
S16において、端末4の制御部40は、編集後画像データを受信して、タッチパネルディスプレイ57に出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
(1)画像内のオブジェクトを含むキーワード領域を含む強調画像を生成し、画像に重畳して表示する。よって、画像の内容を一見して分かりやすく表すことができる。
(2)強調画像は、透過性を有するものであるため、重畳した場合であっても元の画像を見ることができる。
また、“DenseCap”を使用することで、オブジェクトを含む矩形領域や説明文を簡単に生成でき、説明文からキーワードを簡単に選定できる。
(4)画像内のオブジェクトを含むキーワード領域を含む強調画像を、領域表示設定記憶部33に記憶された領域表示設定データに基づいて生成する。画像処理プログラム31a自体に領域表示設定データを有さないものにしているため、プログラムを改変する必要がない。
また、カテゴリごとに領域表示設定データを用意することで、同じキーワードであっても表示色を異なるものにしたい場合には、異なるカテゴリの領域表示設定データを用いればよいため、使い勝手のよいシステムにできる。
第2実施形態では、キーワード領域の強調表示を、ユーザの操作にしたがってキーワードごとに順番に行うものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図11は、第2実施形態に係る画像処理装置201の領域表示設定記憶部233の例を示す図である。
図10に示す画像処理システム200は、画像処理装置201と、端末4とを備える。画像処理装置201と、端末4とは、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。
画像処理装置201は、画像認識処理によって、画像データが示す処理対象の画像から複数のキーワード及びキーワード領域を取得する。そして、画像処理装置201は、処理対象の画像のカテゴリに対応した領域表示設定データを選択し、複数のキーワードの各々に対応する領域の色データを決定し、各々のキーワード領域に対して決定した色データによる色付けを行う。その後、画像処理装置201は、領域表示設定データの順番にしたがって、キーワード領域を順番に強調表示する。
図10に示すように、画像処理装置201は、制御部210と、記憶部230と、通信インタフェース部39とを備える。
態様決定部215は、キーワード領域取得部13で取得した各キーワード領域の表示態様を、カテゴリ取得部14により取得したカテゴリと、キーワード領域取得部13で取得したキーワードとを用いて、領域表示設定記憶部233の領域表示設定データに基づいて決定する。ここで、表示態様は、例えば、キーワード領域に対する順番を含めた色付けである。
画像編集部216は、態様決定部215で決定した表示態様を、キーワード領域に反映させることで、キーワード領域を強調させた強調画像を生成する。ここで、生成する強調画像は、キーワード領域ごとに、キーワード領域に対する色付けをした画像である。そのため、生成する強調画像は、キーワードの数だけ存在する。また、画像編集部216は、強調画像に、強調画像に対応したキーワードの文字列を含ませる。
操作受付部218は、端末4での切替操作を受け付ける。
プログラム記憶部231は、画像処理装置201の制御部210が実行する各種機能を行うためのプログラムである画像処理プログラム231aを記憶している。
領域表示設定記憶部233は、キーワード領域の表示態様を決定するための領域表示設定データを記憶した記憶領域である。
ここで、順番情報は、表示をする際の順番を示すものであり、少なくとも単語に対応付けて予め決められている。
端末4の制御部40は、第1実施形態で説明した処理に加えて、タッチパネルディスプレイ57を介して受け付けた強調画像の切替要求を、画像処理装置201に対して送信する処理を行う。
次に、画像に強調画像を重畳して表示させる処理について説明する。
画像データ処理については、第1実施形態(図4)と同様であり、画像データ処理の中で行われる画像認識処理については、第1実施形態(図6)と同様である。
ここでは、第1実施形態と異なる処理である画像編集処理及び切替処理について、順番に説明する。
図13は、第2実施形態に係る画像処理装置201での処理の具体例を示す図である。
図12のS230からS232の処理は、第1実施形態(図8)のS30からS32の処理と同様である。
S233において、制御部210(態様決定部215、画像編集部216)は、決定した表示色の色データをキーワードごとに、キーワードに対応するキーワード領域に施し、キーワードの文字列を含んだ強調画像を生成する。制御部210は、本処理によって、キーワードの数だけ強調画像を生成する。
S234において、制御部210(画像編集部216)は、生成した強調画像のうち、領域表示設定記憶部233の領域表示設定データの順番が最も上位である1つの強調画像を、元の画像に重畳させて、編集後画像データを生成する。その後、制御部210は、本処理を終了し、画像データ処理のS15(図4参照)に移す。
なお、この例では、同じキーワードのキーワード領域が複数ある場合に、複数のキーワード領域が色付けされているが、少なくとも1つのキーワード領域が色付けされたものであってもよい。
図14は、第2実施形態に係る画像処理装置201の切替処理を示すフローチャートである。
S240において、端末4の制御部40は、ユーザによる切替操作を受け付ける。ここで、ユーザによる切替操作としては、例えば、タッチパネルディスプレイ57に切替ボタン(図示せず)を表示させておき、切替ボタンに対するタッチ操作であってもよい。また、タッチパネルディスプレイ57に特に表示がされていない場合に、タッチパネルディスプレイ57の任意の場所におけるタッチ操作としてもよい。
S242において、画像処理装置201の制御部210(操作受付部218)は、切替操作信号を受信することで、切替操作を受け付ける。
S243において、画像処理装置201の制御部210(画像出力部217)は、端末4に出力する編集後画像データを選定する。制御部210は、例えば、端末4に直近で送信した編集後画像データの識別情報を、記憶部230に記憶しておく。そうすることで、制御部210は、端末4に直近で送信した編集後画像データに係る順番が次になる編集後画像データを、予め生成された編集後画像データから選定する。
S245において、端末4の制御部40は、編集後画像データを受信して、タッチパネルディスプレイ57に出力する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
そして、端末4に、図13に示す編集後画像282が表示されている状態で、さらにユーザが切替操作を行った場合、同様の処理によって、端末4には、図13に示す編集後画像283が、編集後画像282に代わって表示される。
(1)画像内のオブジェクトを含むキーワード領域と、オブジェクトを表すキーワードとを含む強調画像を、キーワードごとに生成し、画像に重畳して表示する。よって、キーワードと共にキーワードに関連する画像を強調した態様で表示するので、一見して分かりやすく表すことができる。
(2)キーワードごとの強調画像を、切替操作にしたがって順次変更して表示する。領域表示設定データの順番に表示するため、予め決められた優先順の高い強調画像から順番に示すことができる。よって、どのようなオブジェクトを含む画像であるかを、分かりやすく表すことができる。
(3)強調画像の表示と非表示とを切り替えることができ、強調画像によって画像の内容を分かりやすく示した後に、強調画像を非表示することで、元の画像を見やすくできる。
(1)各実施形態では、強調表示として、キーワード領域の表示色を例に説明したが、これに限定されない。領域表示設定データに、キーワード領域の表示色に代えて、又は、キーワード領域の表示色に加えて、例えば、キーワード領域の枠の線の太さのデータを記憶してもよい。
また、第2実施形態では、キーワードの文字列を表示するものを説明したが、領域表示設定データに、キーワードのフォントの大きさを、例えば、順番に応じて順番の早いほど大きなフォントにしたデータを記憶し、フォントの大きさを変更してもよい。
(4)各実施形態では、強調画像を透過性の有する画像であるとして元の画像に重ねるものを説明したが、これに限定されない。元の画像に強調した領域を表示するものであればよく、例えば、強調画像と元の画像とを合成した合成画像を生成してもよい。
(5)各実施形態では、画像処理装置の記憶部に、領域表示設定記憶部を備えるものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、画像処理装置に対して通信可能に接続された別サーバに、領域表示設定記憶部を備えてもよい。
(7)第2実施形態では、処理対象の画像と、強調画像とを重畳した複数の編集後画像データを予め生成し、切替操作を受け付けた場合に、編集後画像データを順番に選定して送信するものを例に説明したが、これに限定されない。切替操作を受け付けたことに応じて、次の順番の編集後画像データを生成して送信してもよい。
(9)各実施形態では、“DenseCap”を用いて処理を行うものを例に説明したが、これに限定されない。画像を分析可能な他の分類器を用いてもよい。
4 端末
10,210 制御部
12 キーワード取得部
13 キーワード領域取得部
14 カテゴリ取得部
15 態様決定部
16,216 画像編集部
17,217 画像出力部
30,230 記憶部
31a,231a 画像処理プログラム
32 画像記憶部
33,233 領域表示設定記憶部
60 画像
70 強調画像
80,281,282,283 編集後画像
100,200 画像処理システム
218 操作受付部
Claims (5)
- 制御部及び記憶部を備えるコンピュータで用いられ、前記記憶部に記憶される領域表示設定データのデータ構造であって、
画像の分類を示すカテゴリと、
単語と、
領域の色データと、
前記単語及び前記領域の色データに対応付けられている順番情報であって、表示をする際の順番を示す順番情報と、
を含み、
前記制御部が、
処理対象の画像から取得した前記カテゴリ及び前記順番情報に基づいて1つの単語を選択し、
選択された前記単語に一致する前記処理対象の画像に含まれる要素画像に係るキーワードの有無を確認し、
確認の結果、前記単語に一致した前記キーワードを有する場合に、前記単語に対応付けられた前記領域の色データを前記要素画像を含む前記キーワードに対応した要素画像領域に施した強調画像を、前記処理対象の画像に重畳して表示した後に、選択した前記単語に対応付けられている前記順番情報に応じて前記単語の次の単語を選択する
処理に用いられる、データ構造。 - 請求項1に記載のデータ構造において、
前記制御部が、操作信号を受信したタイミングで、又は、所定時間ごとに、前記単語に対応付けられた前記領域の色データを前記要素画像領域に施した強調画像を、前記処理対象の画像に重畳して表示する処理に用いられる、
データ構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のデータ構造において、
前記制御部が、前記単語に対応付けられた前記領域の色データを前記要素画像領域に施した強調画像と共に、前記単語を前記処理対象の画像に重畳して表示する処理に用いられる、
データ構造。 - 画像の分類を示すカテゴリと、単語と、領域の色データと、前記単語及び前記領域の色データに対応付けられている順番情報であって、表示をする際の順番を示す順番情報と、を含む領域表示設定データを記憶する記憶部を有するコンピュータに、
処理対象の画像から取得した前記カテゴリ及び前記記憶部に記憶された前記領域表示設定データの前記順番情報に基づいて1つの単語を選択し、
選択された前記単語に一致する前記処理対象の画像に含まれる要素画像に係るキーワードの有無を確認し、
確認の結果、前記単語に一致した前記キーワードを有する場合に、前記単語に対応付けられた前記領域の色データを前記要素画像を含む前記キーワードに対応した要素画像領域に施した強調画像を、前記処理対象の画像に重畳して表示した後に、選択した前記単語に対応付けられている前記順番情報に応じて前記単語の次の単語を選択する
処理を実行させるコンピュータプログラム。 - 画像の分類を示すカテゴリと、単語と、領域の色データと、前記単語及び前記領域の色データに対応付けられている順番情報であって、表示をする際の順番を示す順番情報と、を含む領域表示設定データを記憶する記憶部と、
処理対象の画像を分析して要素画像を含む矩形領域を抽出し、抽出した前記矩形領域に含まれる前記要素画像の特徴ごとに関連付いた単語を参照して説明文を生成し、生成した説明文から複数の語を抽出し、抽出した語の少なくとも一部をキーワードとして取得するキーワード取得手段と、
前記キーワード取得手段によって取得した前記キーワードに対応した前記矩形領域を、キーワード領域として取得するキーワード領域取得手段と、
前記キーワード領域取得手段によって取得した前記キーワードからカテゴリを取得するカテゴリ取得手段と、
前記カテゴリ取得手段が取得した前記カテゴリ及び前記記憶部に記憶された前記領域表示設定データの前記順番情報に基づいて1つの単語を選択する手段と、
選択された前記単語に一致する前記処理対象の画像に含まれる要素画像に係るキーワードの有無を確認する手段と、
確認の結果、前記単語に一致した前記キーワードを有する場合に、前記単語に対応付けられた前記領域の色データを前記要素画像を含む前記キーワードに対応した要素画像領域に施した強調画像を、前記処理対象の画像に重畳して表示した後に、選択した前記単語に対応付けられている前記順番情報に応じて前記単語の次の単語を選択する手段と、
を備える画像処理装置。
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