JP2006105301A - ブレーキケーブル接続装置 - Google Patents

ブレーキケーブル接続装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006105301A
JP2006105301A JP2004294059A JP2004294059A JP2006105301A JP 2006105301 A JP2006105301 A JP 2006105301A JP 2004294059 A JP2004294059 A JP 2004294059A JP 2004294059 A JP2004294059 A JP 2004294059A JP 2006105301 A JP2006105301 A JP 2006105301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake cable
clevis
operation lever
strut
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004294059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006105301A5 (ja
Inventor
Masami Fujiyama
正巳 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP2004294059A priority Critical patent/JP2006105301A/ja
Priority to EP05292079A priority patent/EP1645770B1/en
Priority to US11/245,328 priority patent/US7434668B2/en
Publication of JP2006105301A publication Critical patent/JP2006105301A/ja
Publication of JP2006105301A5 publication Critical patent/JP2006105301A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • F16D65/16Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
    • F16D65/22Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for pressing members apart, e.g. for drum brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/14Mechanical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/58Mechanical mechanisms transmitting linear movement
    • F16D2125/60Cables or chains, e.g. Bowden cables
    • F16D2125/62Fixing arrangements therefor, e.g. cable end attachments
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/58Mechanical mechanisms transmitting linear movement
    • F16D2125/68Lever-link mechanisms, e.g. toggles with change of force ratio
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20396Hand operated
    • Y10T74/20402Flexible transmitter [e.g., Bowden cable]
    • Y10T74/20462Specific cable connector or guide

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 連結ピンの抜け落ちを防止でき、連結ピンの差し込み深さの調整が不要なブレーキケーブル接続装置を提案すること。
【解決手段】 対向片22a,22bを有するストラット22に枢支した板状の操作レバー21に形成したケーブル接続溝21dに、ブレーキケーブル30のクレビス32の対向片32a,32a間に横架した連結ピン34を挿入するべくインナケーブル31を牽引するときは、連結ピン34がケーブル接続溝21dに移動するのを許容するように弾性変形する弾性部材15,16と、連結ピン34がケーブル接続溝21dから外れようとするときは、連結ピン34の通過を阻止する抜止部(21c,22c)とを具備した、ブレーキケーブル接続装置において、連結ピン34の差し込み過ぎを阻止する規制片22kをストラット22に設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、機械式ドラムブレーキのシュー拡張装置に関し、より詳細には、ストラットと操作レバーを主要部品として構成するブレーキ作動機構の操作レバーに、連結ピンを介してブレーキケーブルのクレビスを連結接続するブレーキケーブル接続装置に関するものである。
板状の操作レバーとストラットと枢支ピンおよび止めワッシャとから構成されるブレーキ作動機構に、インナケーブルとクレビスなどから構成されるブレーキケーブルを、連結ピンを介して接続したブレーキケーブル接続装置が知られており、操作レバーに形成したケーブル接続孔とクレビスに形成した係合孔に連結ピンを係合する構造が広く用いられている。
この操作レバーのケーブル接続孔をケーブル接続溝に変えた構造が提案されており、図24を基に従来例として説明する。
操作レバー71は遊端部71cにケーブル接続溝71dが形成され、ばね部材90がそのケーブル接続溝71dを封鎖するように付勢している。
ブレーキケーブル80のクレビス82を操作レバー71に連結するときは、クレビス82の係合孔82b,82b(一方のみを図示)をばね部材90の上方に位置させて想像線(二点鎖線)で示すように連結ピン84を係合し、つぎにインナケーブル81を牽引しながらばね部材90を弾性変形させ、実体として示すように連結ピン84をケーブル接続溝71d内に通過させて、ブレーキケーブル80の操作レバー71への接続が完了する。
接続後は、ばね部材90が操作レバー71のケーブル接続溝71dを封鎖するので、ブレーキケーブル80が操作レバー71から外れることはない。
しかし、連結ピン84をクレビス82に係合するときには、連結ピン84の差し込み深さを、想像線(二点鎖線)で示すように手作業により調整する必要があった。
さらに、インナケーブル81を牽引してブレーキケーブル80を操作レバー71に接続するまでは、自由状態となった連結ピン84が自重で抜け落ちる危険性があるため、想像線(二点鎖線)で示すように指先で保持する必要があった。
さらに、ブレーキケーブル80を挿入するときには、連結ピン84を差し込むことができる位置にクレビス82の係合孔82b,82bが来るように、クレビス82の挿入深さを上述した連結ピン84の差し込み深さを調整する手とは反対の手で調整する必要があった。(実体として指を図示)
さらに、別部品として独立した大きくて形状の複雑なばね部材90を必須の構成とするので、材料費だけでなく加工費もかかって製造コストが嵩むうえに、ばね部材90の組付け工程と誤組付けの確認工程の追加に伴う組付け工数の増加で組付けコストも嵩んだ。
特開2001−349359号公報(明細書段落0005−0021、図1−図4)
解決しようとする問題点は、ブレーキケーブルのクレビスを操作レバーに連結する作業が煩わしい点である。
本発明は、ブレーキケーブルのクレビスに連結ピンを差し込む作業において、手作業による煩わしさを軽減するため、連結ピンの差し込み深さを規制する規制片をストラットに設けたことを最も主要な特徴とする。
本願の第1発明に係るブレーキケーブル接続装置は、一方のブレーキシューに係合する係合部とこの係合部の近傍を起点に前記ブレーキシューから離間する方向に延出する対向片とを有するストラットと、前記対向片間の空間に収容され、この対向片の遊端部に回動可能に枢支される枢支部とこの枢支部の近傍で他方のブレーキシューに係合する係合部を有する操作レバーと、この操作レバーの遊端部に形成したケーブル接続溝に連結ピンを介して接続されるブレーキケーブルとを具備し、このブレーキケーブルを牽引すると、前記操作レバーが前記枢支部を支点にストラットと相対的に回動すると共に、双方が相互に離隔する方向に拡張するブレーキ作動機構のブレーキケーブル接続装置であって、前記ストラットの対向片の夫々と前記操作レバー間に形成された夫々の隙間内に、前記ブレーキケーブルのクレビスの対向片を挿入して、このクレビスの対向片に設けた係合孔を連結ピンが係合できる位置とし、この連結ピンを前記係合孔に係合した状態で、前記操作レバーの遊端部に前記ブレーキケーブルを接続すべく前記ブレーキケーブルをケーブル牽引方向に引くときは、前記連結ピンが前記操作レバーの接続溝に移動するのを許容するように弾性変形する弾性部材と、前記ブレーキケーブルが反ケーブル牽引方向に移動するときは、前記クレビスが前記操作レバーの遊端部からの外れるのを防止する抜止部とを具備するブレーキケーブル接続装置において、前記連結ピンを前記クレビスの係合孔に差し込むときに前記連結ピンの差し込み深さを規制する規制片を、前記ストラットに形成したことを特徴とするものである。
本願の第2発明に係るブレーキケーブル接続装置は、前記第1発明において、前記規制片を前記連結ピンが自重で以って移動する側に形成したことを特徴とするものである。
本願の第3発明に係るブレーキケーブル接続装置は、前記第1または2発明の何れかにおいて、前記クレビスの対向片の挿入位置を規制するストッパ部を、前記ストラットの規制片に併設したことを特徴とするものである。
本願の第4発明に係るブレーキケーブル接続装置は、前記第1乃至第3発明の何れかにおいて、前記ストラットは前記対向片を連結する橋絡部を具備しており、この橋絡部と操作レバーの遊端部とにより前記抜止部を構成したことを特徴とするものである。
本願の第5発明に係るブレーキケーブル接続装置は、前記第1乃至第4発明の何れかにおいて、前記弾性部材がシューリターンスプリングであることを特徴とするものである。
本願の第6発明に係るブレーキケーブル接続装置は、前記第1乃至第4発明の何れかにおいて、前記弾性部材がストラットと操作レバー間に掛け渡したレバーリターンスプリングであることを特徴とするものである。
本発明のブレーキケーブル接続装置は、ブレーキケーブルのクレビスに対して連結ピンの差し込み深さを調整する作業をなくすため、連結ピンの差し込み深さを規制する規制片を設けたので、連結ピンの先端が規制片に当接するまで差し込むだけの簡単な操作で、連結ピンを正確に係合でき、従来のように連結ピンの差し込み深さを調整する面倒な調整手間を省略することができるという利点がある。
さらに、連結ピンが自重で抜け落ちるのを防止するため、規制片を連結ピンが自重で以って移動する側に形成すれば、従来のように連結ピンを指先で保持する必要がないという利点がある。
さらに、クレビスの対向片の挿入位置を規制するストッパ部を、ストラットの規制片に併設すれば、クレビスの先端がストッパ部に当接するまでブレーキケーブルを挿入するだけの簡単な操作で、クレビスの係合孔が連結ピンの差し込みが容易な位置に来るので、従来のようにクレビスの対向片の挿入位置を調整する面倒な調整手間を省略することができるという利点がある。
さらに、抜止部を既存の部品で構成できたり、弾性部材も既存の部品を使用できたりするので、材料費だけでなく加工費もかからず、製造コストと組付けコストの低減が可能となる利点がある。
ブレーキケーブルのクレビスに連結ピンを差し込む作業において、手作業による煩わしさを軽減するという目的を、簡単な構造で実現した。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
<1>構成
図1〜図9を基に本発明の実施例1に係るブレーキケーブル接続装置について説明する。
図1は、ブレーキケーブル接続装置を具えた機械式ドラムブレーキ装置の正面図を示す。このドラムブレーキ装置は、車体の不動部(図1では図示せず)に固定されるバックプレート10上に、一対のブレーキシュー11,12がシューホールド機構13,13で以って可動的に装架されており、その一方隣接端がアンカー17に支承され、他方隣接端が連結部材14で連結されている。
両ブレーキシュー11,12間に張設した一対のシューリターンスプリング15,16により、両ブレーキシュー11,12の両端部は、アンカー17および連結部材14に当接保持されている。
両ブレーキシュー11,12間を拡張作動するブレーキ作動機構20は、図2〜図5に示すように板状の操作レバー21と、ストラット22と、枢支ピン23および止めワッシャ24とから構成され、アンカー17の立設部17aに隣接して両ブレーキシュー11,12間に介挿されている。
アンカー17は、立設部17aと座部17bとを断面略L字形に形成してなり、この座部17bがバックプレート10を間に挟んで取付けボルト40,40にナット(図示せず)を螺合して車体の不動部100に固定される。
操作レバー21の遊端部21cに接続されて、車室内の駐車ブレーキレバー(図示せず)の操作力を操作レバー21に伝達するブレーキケーブル30は、インナケーブル31、クレビス32およびアウタケーシング33などから構成され、クレビス32が連結ピン34を介して操作レバー21に連結される。
以降に本発明の構成を詳述する。
操作レバー21は一枚の板体からなり、その一方端部に一方のブレーキシュー11が係合するシュー係合溝21bと、枢支ピン23を挿通する枢支孔21aを形成している。
ストラット22は1枚の板体から成り、長手方向の両端間に橋絡部22cを設けると共に、コ字形に折曲して操作レバー21を収容する一対の対向片22a,22bを形成している。
さらに、対向片22a,22bの図3および図4における左方側を重合して溶接等で以って密着接合し、長手方向の両端間には、操作レバー21の遊端部21cおよびブレーキケーブル30のクレビス32の対向片32a,32aを収容可能な幅広の空間22hが形成し、この空間22hに続いて幅狭の空間22jを形成している。
また、対向片22a,22bの重合部にシュー係合溝22eを形成し、幅狭の空間を形成した右方側には枢支孔22d,22dを形成している。
上述した操作レバー21は、枢支孔22d,21a,22dの順に挿通してその先端に止めワッシャ24を取着した枢支ピン23により、相対回転可能にストラット22に枢支されている。
操作レバー21の遊端部21cの図3および図4における上方側には、連結ピン34を介してクレビス32を連結するケーブル接続溝21dを形成すると共に、クレビス32に係止した連結ピン34を仮置きする座面21eを形成する。
橋絡部22cを図3で示すように傾斜させて形成することにより、ブレーキケーブル30を操作レバー21に接続するときに、クレビス32の対向片32a,32aの先端がこの傾斜面に沿って円滑に案内されるようになっている。
また、橋絡部22cには操作レバー21の遊端部21cと協働して抜止部を構成する突部22fを形成し、その突部22fの両側にはブレーキケーブル30の構成部材であるクレビス32の対向片32a,32aが通過するのを許容する段差部22g,22gを形成している。
ストラット22の橋絡部22cと操作レバー21の遊端部21cとの関係は、操作レバー21が弾性部材としてのシューリターンスプリング15,16のばね力に抗して回動するときは連結ピン34の通過を許容し、ブレーキケーブル30がケーブル接続溝21dから外れようとするときは、連結ピン34が橋絡部22cと遊端部21c間を通過できないように設定する。
ここで、橋絡部22cの段差部22g,22gは、クレビス32の係合孔32b,32bに連結ピン34を係合できる位置までブレーキケーブル30を挿入するときに、クレビス32の図3における左方側への傾き量を小さく抑えるために機能する。
傾き量が大きいと、連結ピン34を係合できる位置が図3における左方側に大きく変位し、連結ピン34を仮置きする座面21eも左方側に変位するので、操作レバー21の遊端部21cが長くなる。延いてはブレーキ作動機構20の全体が長くなるので、コストやレイアウト性に影響する。
なお、上述したストラット22の橋絡部22cの傾斜面および段差部22g,22gは必須となるものではない。
本発明は、ブレーキケーブル30を操作レバー21に接続する作業において、連結ピン34をブレーキケーブル30のクレビス32に係合するときの連結ピン34の差し込み深さを一定に規制するために、ストラット22に規制片22kを設けたものである。
この規制片22kは、クレビス32の係合孔32b,32bを図3〜図5におけるストラット22の上方に位置させた状態で、連結ピン34をストラット22の一側から差し入れたときに、連結ピン34の差し込み過ぎを阻止する部位として機能させるもので、ストラット22の対向片22a,22bの何れか一方に、反ケーブル牽引方向へ向けて形成する。
本例では、図1および図2に示すように、ブレーキ作動機構20がドラムブレーキの中心を通る水平線よりも上側に配設される場合において、規制片22kをブレーキ中心側の対向片22bに形成した場合を示す。
規制片22kは上述した連結ピン34の移動を制止する機能を発揮し得る形態であればよいから、規制片22kの形成位置、大きさ、形状等については図示した形態に限定されるものではない。
ブレーキケーブル30は、図3〜図5に示すように、インナケーブル31やアウタケーシング33等から構成され、ドラムブレーキ側の一端部はつぎのように配設されている。
ブレーキケーブル30の一端部は、アンカー17の座部17bに一端を固着したガイドパイプ35に内挿して配設され、アウタケーシング33のケーシングキャップ33aをガイドパイプ35の他端に嵌挿し、止めリング36で以って止着する。
図4に示すように、インナケーブル31の端部に固着したクレビス32は、操作レバー21を収容可能な間隔を隔てて設けた一対の対向片32a,32aを有し、各対向片32a,32aには連結ピン34を挿通する係合孔32b,32bを同一軸線上に形成している。
一対の対向片32a,32aの間に形成される溝の深さは、操作レバー21の遊端部21cを収容したときにクレビス32の係合孔32b,32bが操作レバー21の遊端部21cの図3〜図5における上方に露出し得るだけの十分な深さを有している。
連結ピン34はクレビス32の対向片32a,32aの先端部に掛け渡されて操作レバー21の遊端部21cに形成したケーブル接続溝21dの内周面に直接摺接する部材で、その全長はストラット22の対向片22a,22b間の幅よりも短く、かつクレビス32の係合孔32b,32bに挿通して対向片32a,32a間を横架可能で、かつ、その連結ピン34の一端がストラット22の対向片22a,22bのどちらかの内面に当接してもクレビス32の係合孔32b,32bとの間に掛かり代を有する長さに設定する。
<2>ブレーキケーブルの接続手順
つぎに図6〜図9を参照しながらブレーキケーブル30を操作レバー21に接続する手順について説明する。
インナケーブル31を指で抓み、その端部に固着したクレビス32をガイドパイプ35の内側経由でストラット22内に挿入する。
クレビス32の対向片32a,32a間に形成された溝内に操作レバー21の遊端部21cを収容しながら、一対の対向片32a,32aがストラット22の対向片22a,22bと操作レバー21の遊端部21cの間に形成された夫々の隙間内に進入し、クレビス32の先端部がストラット22の橋絡部22cの案内面(前述した傾斜面)に至る。(図6)
クレビス32の先端部はストラット22の傾斜する橋絡部22cの案内面に沿って摺接し、クレビス32は操作レバー21の遊端部21cの先端へ向けて徐々に傾倒(所謂首振り)しながら進入を続ける。クレビス32の先端部が橋絡部22cの段差部22g,22g(図2および図4参照)に至ると段差部22g,22gに進入し、対向片32a,32aの側部がインナケーブル31の復元力により段差部22g,22gの下段に摺接しながら進入を続ける。
さらにインナケーブル31を押し込むと、クレビス32はその対向片32a,32aの係合孔32b,32bの全体がストラット22の開口部からすべて露出する位置に至る。
つぎに、規制片22kが形成されていない一側からクレビス32の係合孔32b,32bに連結ピン34を差し込んで一対の対向片32a,32aの開口部を封鎖する。
クレビス32の係合孔32b,32bのうち、ブレーキの中心側に位置する対向片32aの係合孔32bが規制片22kにより塞がれているので、強く差し込んでも連結ピン34の先端が規制片22kに当接してその移動が制止されるため、連結ピン34はクレビス32に対し常に一定の深さで差し込まれることになる(図7および図8)。
このように連結ピン34の先端がストラット22の規制片22kに当接するまで連結ピン34を差し込むだけの簡単な操作で、クレビス32の対向片32a,32a間に係合することができるので、従来のように連結ピン34の差し込み深さを指先で調整する面倒な調整手間を省略することができて、ブレーキケーブル30の接続作業性を改善することができる。
連結ピン34を係合孔32b,32bに係合後、シューリターンスプリング15,16による操作レバー21の戻し力に抗してインナケーブル31を牽引して、クレビス32の対向片32a,32a間に横架した連結ピン34を操作レバー21の遊端部21cのケーブル接続溝21dに収容して係合することができる。
図9を基に、図7および図8で示した連結ピン34の係合状態から、ブレーキケーブル30のクレビス32を操作レバー21の遊端部21cに連結させる過程について詳説する。
図9の想像線(二点鎖線)はインナケーブル31を牽引後でかつ操作レバー21が回動する前の操作レバー21の座面21eとブレーキケーブル30のクレビス32と連結ピン34を示し、この状態においてはストラット22の橋絡部22cの突部22fと操作レバー21の遊端部21c間に形成された隙間25が連結ピン34の直径より小さいので、連結ピン34は突部22fと座面21eに当接している。
この状態からインナケーブル31をさらに牽引すると、クレビス32に係合した連結ピン34が操作レバー21の座面21eを押し下げるため、操作レバー21は枢支ピン23(図9では図示せず)を中心にケーブル牽引方向に回動し、操作レバー21の回動に伴ってストラット22の突部22fと操作レバー21の遊端部21cの間に形成された隙間25が徐々に広げられていく。
インナケーブル31をさらに牽引すると操作レバー21はさらに回動し、クレビス32の対向片32a,32aの先端部がストラット22の橋絡部22cを通過すると、連結ピン34は操作レバー21のケーブル接続溝21d内に収容されて係合する。
インナケーブル31の牽引を解除した直後、操作レバー21はシューリターンスプリング15,16の戻し力を受けて反ケーブル牽引方向に回動して初期状態に復帰すると共に、ストラット22の橋絡部22cと操作レバー21の遊端部21cとの協働で構成する抜止部も初期状態に復帰する。
操作レバー21の遊端部21cにブレーキケーブル30のクレビス32を連結した以降は、図3に想像線(二点鎖線)で示すようにクレビス32の先端部がストラット22の橋絡部22cの裏面(案内面)に当接することで、操作レバー21に対するクレビス32の反ケーブル牽引方向へ向けた自由な移動を制限する。
この構造により、連結ピン34がクレビス32の係合孔32b,32bから抜け落ちる位置までクレビス32が移動することを阻止して、ドラムブレーキの運搬中においてブレーキケーブル30が操作レバー21から不用意に外れることがない。
このように操作レバー21の戻し力を弾性部材である既存のシューリターンスプリング15,16から得ることで、構成部品を新たに追加することなく、クレビス32が操作レバー21の遊端部21cから外れることを確実に防止することができる。
またブレーキケーブル30の交換等により、クレビス32と操作レバー21の連結を解除する場合は、図3に示す操作レバー21のみを工具等でケーブル牽引方向へ強制的に回動させて操作レバー21を押し下げた状態とし、この状態下でインナケーブル31を反ケーブル牽引方向へ押し込むとクレビス32から連結ピン34を簡単に抜き取ることができる位置に移動する。
以降に他の実施例について説明するが、その説明にあたり上述した実施例と実質的に同一に機能する部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
<1>構成
図10〜図16を基に実施例2に係るブレーキケーブル接続装置について説明する。
本例は、ブレーキケーブル30のクレビス32に設けた係合孔32b,32bを連結ピン34の差し込みが容易な位置に位置決めするためにクレビス32の過挿入防止作用をなすストッパ部22mをストラット22の規制片22kに一体に併設した例である。
図11および図13に示すように、本例では連結ピン34の差し込み過ぎを阻止するための規制片22kをブレーキの外側の対向片22aに形成した場合を示す。
本例におけるストラット22は、プレス加工で成形する際の展開形状を考慮し、図11〜図13に示すように前述した実施例1とは異なる箇所に橋絡部22cを形成している。
クレビス32の係合孔32b,32bを連結ピン34の差し込みが容易な位置に位置決めするためのストッパ部22mは、対向片22aに形成した規制片22kの先端部を他方の対向片22b側へ向けて屈曲して形成する。
ストッパ部22mの突出長さはクレビス32を構成する対向片32a,32aの一方または両方と当接可能な長さがあればよい。
本例ではストッパ部22mの全体形状をクレビス32の先端部の形状に合わせて円弧形に形成する場合を示すが、その全体形状は円弧形に限定されず、上記した位置決め機能を発揮できればよい。
図12および図13に示すように本例では規制片22kを形成する側とは別の対向片22bから舌片22nを屈曲して形成し、その舌片22nから突部22fを前述した実施例1とは逆にケーブル牽引方向へ向けて屈曲している。なお、突部22fは操作レバー21のケーブル接続溝21dの上方へ延出し、この突部22fと操作レバー21の遊端部21c間に形成される隙間25を連結ピン34の直径よりも小さくなるようにしている。これにより、ブレーキケーブル接続後にクレビス32が反ケーブル牽引方向に移動するのを規制し、ブレーキケーブル30が操作レバー21から不用意に外れるのを防止し得る。
また、操作レバー21の側面に案内部21fを隆起して形成しているので、ブレーキケーブル30を操作レバー21に接続する作業時にクレビス32の先端部を案内部21fに沿わせて円滑に案内できる。
なお、本例のドラムブレーキは、図10に示すようにブレーキ作動機構20をブレーキの中心を通る水平線よりも下側に配設しており、規制片22kは、ブレーキケーブル接続作業の初期段階で連結ピン34がその自重で抜け落ちるのを阻止するためにブレーキの外側に配置している。また、一対のブレーキシュー11,12をバックプレート10上に装架するシューホールド機構13,13はコイルばね形式を採用しているが、シューホールド機構は実施例1および実施例2以外の形式でもよい。
<2>ブレーキケーブルの接続手順
つぎに図15および図16を参照しながら本例におけるブレーキ作動機構20を構成する操作レバー21の遊端部21cにブレーキケーブル30のクレビス32を連結する手順について説明する。
インナケーブル31を指で抓み、その端部に固着したクレビス32をガイドパイプ35の内側経由でストラット22内に挿入する。
クレビス32の対向片32a,32a間に形成された溝内に操作レバー21の遊端部21cを収容しながら、一対の対向片32a,32aがストラット22の対向片22a,22bと操作レバー21の遊端部21cの間に形成された夫々の隙間内に進入し、クレビス32の進入過程において、クレビス32の先端部は操作レバー21の側面に設けた案内部21fに沿って案内されながら、ストラット22に形成したストッパ部22mへ向けて誘導される。
クレビス32の先端部がストラット22のストッパ部22mに当接するとクレビス32の係合孔32b,32bが位置決めされ、図15に一方の係合孔32bを示すように、係合孔32b,32bの全体がストラット22の開口部からすべて露出する位置に至る。
このように本例ではクレビス32に先端部がストラット22のストッパ部22mに当接するまでインナケーブル31を押し込むだけの操作で以って、クレビス32の係合孔32b,32bを連結ピン34の差し込みが容易な位置に位置決めすることができる。
つぎに、規制片22kが設けられていない一側から、連結ピン34の先端がストラット22の規制片22kに当接するまで、クレビス32の係合孔32b,32bに連結ピン34を差し込む。
規制片22kが連結ピン34の差し込み過ぎを阻止する機能を発揮することは前述した実施例1と同様である。
連結ピン34を係合後、シューリターンスプリング15,16による操作レバー21の戻し力に抗してインナケーブル31を牽引して、クレビス32の対向片32a,32a間に横架した連結ピン34を操作レバー21のケーブル接続溝21dに収容して係合することができる。
図16を基に、図15で示した連結ピン34の係合状態から、ブレーキケーブル30のクレビス32を操作レバー21の遊端部21cに連結させる過程について詳説する。
図16の想像線(二点鎖線)はインナケーブル31を牽引後でかつ操作レバー21が回動する前の操作レバー21の座面21eとブレーキケーブル30のクレビス32と連結ピン34を示し、この状態においてはストラット22の舌片22nに設けた突部22fと操作レバー21の遊端部21c間に形成された隙間25が連結ピン34の直径より小さいので、連結ピン34は突部22fと座面21eに当接している。
この状態からインナケーブル31をさらに牽引すると、クレビス32に係合した連結ピン34が操作レバー21の座面21eを押し下げるため、操作レバー21は枢支ピン23(図16では図示せず)を中心にケーブル牽引方向に回動し、操作レバー21の回動に伴ってストラット22の突部22fと操作レバー21の遊端部21cの間に形成された隙間25が徐々に広げられていく。
インナケーブル31をさらに牽引すると操作レバー21はさらに回動し、この隙間25が連結ピン34の径より大きくなり、連結ピン34は隙間25を通過してケーブル接続溝21d内に収容されて係合する。
インナケーブル31の牽引を解除した直後、操作レバー21はシューリターンスプリング15,16の戻し力を受けて反ケーブル牽引方向に回動して初期状態に復帰すると共に、ストラット22の突部22fと操作レバー21の遊端部21cとの協働で構成する抜止部も初期状態に復帰することで、ブレーキケーブルが操作レバー21のケーブル接続溝21dから不用意に外れることを確実に防止することができる。
図17〜図19を基に、実施例3に係るブレーキケーブル接続装置について説明する。
既述した実施例1および実施例2は、操作レバー21に戻し力を発生させる弾性部材が、既存部品であるシューリターンスプリングである場合について説明したが、弾性部材は本例のように独立したレバーリターンスプリング50であってもよい。
レバーリターンスプリング50は図19に示すように、V字形に配置される一対の腕部51,52と、これら一対の腕部51,52の収束側をループ状に屈曲したコイル部53とからなるねじりコイルばねで、各腕部51,52の自由端部を直角に折り返して長さの異なるフック部54,55を夫々形成している。
レバーリターンスプリング50の装着方法について説明すると、図17および図18に示すように、コイル部53をストラットの一側に配置し、そのコイル部53からストラット22と操作レバー21の枢支部に向けて一対の腕部51,52を配置し、この腕部51,52の先端に夫々折曲形成した長いフック部54と短いフック部55とを夫々ストラット22の一対の対向片22a,22bと操作レバー21とに掛止することで、レバーリターンスプリング50の復元力で以って操作レバー21に反ケーブル牽引方向へ向けた戻し力を発生させている。
本例においても前述した実施例1および実施例2と同様に、規制片22kが連結ピン34の差し込み過ぎを阻止する機能を発揮すると共に、ストラット22の突部22fと操作レバー21の遊端部21cの間に形成される隙間25が連結ピン34の直径よりも小さく保たれることで、クレビス32が操作レバー21の遊端部21cから不用意に外れることを確実に防止することができる。
本例にあっては、インナケーブル31の牽引を解除した直後、操作レバー21が反ケーブル牽引方向に回動して初期状態に復帰する戻し力を、実施例1および実施例2のシューリターンスプリングに代えてレバーリターンスプリング50から得ることになる。
したがって、例えば、操作レバー21の操作ストロークに余裕がなく遊びが少ないブレーキの場合、言い換えれば、実施例1および実施例2に示す構成の成立が困難な場合に、レバーリターンスプリング50を追加するだけの簡単な構造で、実施例1および実施例2と同様の効果を得ることができるという利点がある。
図20〜図23に実施例4に係るブレーキケーブル接続装置を示す。
本例は操作レバー21の遊端部21cに連結したブレーキケーブル30のクレビス32が操作レバー21から外れるのを阻止する手段として、図23に示すような専用部品のストッパスプリング60を適用している。
<1>ストッパスプリング
ストッパスプリング60は図23に示すように、断面L字状に折曲した基部61と、この基部61から延在する細長の帯片62と、後述する回り止め片64とから構成し、ストラット22の対向片22a,22bの何れか一方と操作レバー21間に介在する基部61には、枢支ピン23を介して枢着するための係止孔63を形成している。
ストラット22の舌片22nと操作レバー21の間に介在させる帯片62は、図21および図22に示すように操作レバー21のケーブル接続溝21dの一部にはみ出す先端部62aを有する。
本例では連結ピン34の抜け出しを協働で構成する対象部材が既述した実施例1〜実施例3と異なり、操作レバー21のケーブル接続溝21dの一部にはみ出たストッパスプリング60の先端部62aと操作レバー21の遊端部21cとの協働で構成する。この両者間の隙間25を連結ピン34の直径よりも小さく設定することは、既述した実施例1〜実施例3と同じである。
上述したストッパスプリング60の特性はストラット22の舌片22nとの協働により、ストッパスプリング60の回動方向によって帯片62が弾性変形する始点を異ならしめて帯片62のばね定数の強弱を変化させ得るもので、連結ピン34付きのクレビス32を操作レバー21に連結するときにおける帯片62のばね乗数に対し、操作レバー21のケーブル接続溝21dへ係止させた後に連結ピン34付きのクレビス32が操作レバー21から外れようとするときにおける帯片62のばね定数が圧倒的に大きくなるように構成する。
回り止め片64は、図21および図22に示すように操作レバー21の下端部に向けて基部61から延設する。その先端部を操作レバー21の板厚方向に折曲して、操作レバー21の側面に係合する係止部64aを形成し、ストッパスプリング60が操作レバー21に対し相対的に大きく回動することのないようにする。
<2>ストッパスプリングの作用
つぎにブレーキ作動機構20に枢着したストッパスプリング60の作用について説明する。
上述した構成のブレーキ作動機構20に対し、外部から図21に示すガイドパイプ35を経由してブレーキケーブル30のクレビス32を挿入し、ストラット22内を通過させ、既述した実施例と同様にストラット22に形成した規制片22kを用いて、クレビス32に連結ピン34を挿入する。
この状態では、ストッパスプリング60の先端部62aと操作レバー21の遊端部21cの間に形成される隙間25が連結ピン34の直径よりも小さく、連結ピン34は隙間25を通過することができない。
ここで、インナケーブル31を軽く牽引すると、連結ピン34がストッパスプリング60の先端部62aに当接し、その帯片62がその中間と操作レバー21との当接部P1から先でケーブル牽引方向に弾性変形することに伴い隙間25が押し広げられる。
隙間25が連結ピン34の直径より大きくなることで連結ピン34が隙間25を通過して操作レバー21のケーブル接続溝21d内に収容されて係合が完了する。
連結ピン34が隙間25を通過した直後、ストッパスプリング60の帯片62は自己復元力で以って初期位置に復帰してその先端部62aが操作レバー21のケーブル接続溝21d内に張り出す。
この状態から、連結ピン34が操作レバー21のケーブル接続溝21dから外れようとするときには、ストッパスプリング60の帯片62がこの帯片62の途中とストラット22の突部22fとの当接部P2から先で反ケーブル牽引方向に弾性変形しようとするが、ばねとしての始点が帯片62の先端62aから比較的近い位置にあることから、帯片62の弾性ばね定数が極端に大きくなり、連結ピン34が通過できる程は弾性変形させることができない。
このような構造により、ドラムブレーキ装置の搬送中においてクレビス32が操作レバー21から外れるのを防止することができる。
実施例1に係わるブレーキケーブル接続装置を装備したドラムブレーキの一例を示す平面図 図1の要部拡大図 図2のIII−III断面図 実施例1に係わるブレーキケーブルの接続装置の分解斜視図 図2のV−V断面図 実施例1に係わるブレーキケーブルの接続装置の作用説明図であって、クレビスがストラットの傾斜する橋絡部に当接した状態を示す図 ブレーキケーブルの接続装置の作用説明図であって、クレビスの係合孔をストラットから露出させた状態を示す図 図7のVIII−VIII断面図であって、クレビスの係合孔に連結ピンを差し込む状態を示す図 クレビスを操作レバーに連結するときの拡大説明図 実施例2に係わるブレーキケーブルの接続装置を装備したドラムブレーキの一例を示す平面図 図10の要部拡大図 図11のXII−XII断面図 実施例2に係わるブレーキケーブルの接続装置の分解斜視図 図12のXIV−XIV断面図 実施例2に係わるブレーキケーブルの接続装置の作用説明図であって、ストラットから露出させたクレビスの係合孔に連結ピンを差し込む状態を示す図 クレビスを操作レバーに連結するときの拡大説明図 実施例3に係わるブレーキケーブルの接続装置の一例を示す平面図 図17のXVIII−XVIII断面図 実施例3に係わるブレーキケーブルの接続装置のレバーリターンスプリングの斜視図 実施例4に係わるブレーキケーブルの接続装置の一例を示す平面図 図20のXXI−XXI断面図 実施例4に係わるブレーキケーブルの接続装置の作用説明図であって、クレビスを操作レバーに連結するときの拡大説明図 実施例4に係わるブレーキケーブルの接続装置のストッパスプリングの斜視図 従来のブレーキケーブル接続装置の作用説明図であって、クレビスの係合孔をストラットから露出させ、クレビスの係合孔に連結ピンを差し込んで指先で保持した状態と、連結ピンの抜け出しを防止しながらインナケーブルを牽引して連結ピンをケーブル接続溝内に収容した状態を示す図
符号の説明
10・・・・・・・バックプレート
11,12・・・・ブレーキシュー
13・・・・・・・シューホールド機構
14・・・・・・・連結部材
15,16・・・・シューリターンスプリング
17・・・・・・・アンカー
17a・・・・・・立設部
17b・・・・・・座部
20・・・・・・・ブレーキ作動機構
21・・・・・・・操作レバー
21a・・・・・・枢支孔
21b・・・・・・シュー係合溝
21c・・・・・・遊端部
21d・・・・・・ケーブル接続溝
21e・・・・・・座面
21f・・・・・・案内部
22・・・・・・・ストラット
22a,22b・・対向片
22c・・・・・・橋絡部
22d・・・・・・枢支孔
22e・・・・・・シュー係合溝
22f・・・・・・突部
22g・・・・・・段差部
22h・・・・・・幅広の空間
22j・・・・・・幅狭の空間
22k・・・・・・規制片
22m・・・・・・ストッパ部
22n・・・・・・舌片
23・・・・・・・枢支ピン
24・・・・・・・止めワッシャ
25・・・・・・・隙間
30・・・・・・・ブレーキケーブル
31・・・・・・・インナケーブル
32・・・・・・・クレビス
32a・・・・・・対向片
32b・・・・・・係合孔
33・・・・・・・アウタケーシング
33a・・・・・・ケーシングキャップ
34・・・・・・・連結ピン
35・・・・・・・ガイドパイプ
36・・・・・・・止めリング
40・・・・・・・取付けボルト
50・・・・・・・レバーリターンスプリング
51,52・・・・腕部
53・・・・・・・コイル部
54,55・・・・フック部
60・・・・・・・ストッパスプリング
61・・・・・・・基部
62・・・・・・・帯片
62a・・・・・・先端部
63・・・・・・・係止孔
64・・・・・・・回り止め部
64a・・・・・・係止部
100・・・・・・車両の不動部材

Claims (6)

  1. 一方のブレーキシューに係合する係合部とこの係合部の近傍を起点に前記ブレーキシューから離間する方向に延出する対向片とを有するストラットと、前記対向片間の空間に収容され、この対向片の遊端部に回動可能に枢支される枢支部とこの枢支部の近傍で他方のブレーキシューに係合する係合部を有する操作レバーと、この操作レバーの遊端部に形成したケーブル接続溝に連結ピンを介して接続されるブレーキケーブルとを具備し、このブレーキケーブルを牽引すると、前記操作レバーが前記枢支部を支点にストラットと相対的に回動すると共に、双方が相互に離隔する方向に拡張するブレーキ作動機構のブレーキケーブル接続装置であって、
    前記ストラットの対向片の夫々と前記操作レバー間に形成された夫々の隙間内に、前記ブレーキケーブルのクレビスの対向片を挿入して、このクレビスの対向片に設けた係合孔を連結ピンが係合できる位置とし、この連結ピンを前記係合孔に係合した状態で、前記操作レバーの遊端部に前記ブレーキケーブルを接続すべく前記ブレーキケーブルをケーブル牽引方向に引くときは、前記連結ピンが前記操作レバーの接続溝に移動するのを許容するように弾性変形する弾性部材と、
    前記ブレーキケーブルが反ケーブル牽引方向に移動するときは、前記クレビスが前記操作レバーの遊端部からの外れるのを防止する抜止部とを具備するブレーキケーブル接続装置において、
    前記連結ピンを前記クレビスの係合孔に差し込むときに前記連結ピンの差し込み深さを規制する規制片を、前記ストラットに形成したことを特徴とする、
    ブレーキケーブル接続装置。
  2. 請求項1において、前記規制片を前記連結ピンが自重で以って移動する側に形成したことを特徴とする、ブレーキケーブル接続装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記クレビスの対向片の挿入位置を規制するストッパ部を、前記ストラットの規制片に併設したことを特徴とする、ブレーキケーブル接続装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、前記ストラットは前記ストラットの対向片を連結する橋絡部を具備しており、この橋絡部と操作レバーの遊端部とにより前記抜止部を構成したことを特徴とする、ブレーキケーブル接続装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかにおいて、前記弾性部材がシューリターンスプリングであることを特徴とする、ブレーキケーブル接続装置。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れかにおいて、前記弾性部材がストラットと操作レバー間に掛け渡したレバーリターンスプリングであることを特徴とする、ブレーキケーブル接続装置。
JP2004294059A 2004-10-06 2004-10-06 ブレーキケーブル接続装置 Pending JP2006105301A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294059A JP2006105301A (ja) 2004-10-06 2004-10-06 ブレーキケーブル接続装置
EP05292079A EP1645770B1 (en) 2004-10-06 2005-10-06 Brake cable connecting apparatus for a drum brake
US11/245,328 US7434668B2 (en) 2004-10-06 2005-10-06 Brake cable connecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004294059A JP2006105301A (ja) 2004-10-06 2004-10-06 ブレーキケーブル接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006105301A true JP2006105301A (ja) 2006-04-20
JP2006105301A5 JP2006105301A5 (ja) 2007-11-15

Family

ID=35483498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004294059A Pending JP2006105301A (ja) 2004-10-06 2004-10-06 ブレーキケーブル接続装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7434668B2 (ja)
EP (1) EP1645770B1 (ja)
JP (1) JP2006105301A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8875847B2 (en) * 2005-08-09 2014-11-04 Nisshinbo Holdings, Inc. Mechanical brake actuator
US7261190B1 (en) * 2005-08-23 2007-08-28 Robert Bosch Gmbh Reaction lever for a parking brake
JP4721222B2 (ja) * 2006-01-11 2011-07-13 日清紡ホールディングス株式会社 機械式ブレーキ作動装置
US8267227B2 (en) * 2008-07-22 2012-09-18 Akebono Brake Corporation Lever assembly featuring blind cable assembly
US20110100772A1 (en) * 2009-11-05 2011-05-05 Akebono Corporation (North America) Cable end retention clip assembly and method
CN109238343B (zh) * 2018-10-09 2024-04-09 厦门大学 一种海洋探测装置的探测仪的回收方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001349359A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Akebono Brake Ind Co Ltd 機械式ドラムブレーキのレバーとケーブルの接続構造
JP2003301871A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Nippon Brake Kogyo Kk ドラムブレーキ装置
JP2004116742A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nisshinbo Ind Inc ブレーキケーブルの接続装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5720367A (en) * 1995-08-23 1998-02-24 Kelsey-Hayes Company Parking and emergency brake operating mechanism for dual mode drum brake assemlby
JP4468536B2 (ja) * 1999-04-01 2010-05-26 日清紡ホールディングス株式会社 操作ケーブルの接続装置
JP4371286B2 (ja) * 2000-04-12 2009-11-25 日清紡ホールディングス株式会社 操作ケーブルの接続装置
JP2002364688A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Nisshinbo Ind Inc ブレーキケーブル接続装置
JP4096105B2 (ja) * 2002-09-17 2008-06-04 日清紡績株式会社 ブレーキケーブルの接続装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001349359A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Akebono Brake Ind Co Ltd 機械式ドラムブレーキのレバーとケーブルの接続構造
JP2003301871A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Nippon Brake Kogyo Kk ドラムブレーキ装置
JP2004116742A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nisshinbo Ind Inc ブレーキケーブルの接続装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060070825A1 (en) 2006-04-06
US7434668B2 (en) 2008-10-14
EP1645770A2 (en) 2006-04-12
EP1645770B1 (en) 2007-12-12
EP1645770A3 (en) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3061645B1 (en) Vehicular seat slide device
EP1041301B1 (en) Connecting device for control cable
JP2006105301A (ja) ブレーキケーブル接続装置
JP4096105B2 (ja) ブレーキケーブルの接続装置
EP1752679B1 (en) Mechanical brake actuator
US7815018B2 (en) Mechanical brake actuator
JP2002364688A (ja) ブレーキケーブル接続装置
US8196713B2 (en) Mechanical type brake actuator for drum brake
US6435317B2 (en) Brake cable-connecting apparatus for drum brake
US6715378B1 (en) Connecting device for control cable
US20060075844A1 (en) Brake cable connecting apparatus for a drum brake device
JP2004116742A (ja) ブレーキケーブルの接続装置
JP4365204B2 (ja) 椅子の肘掛け等の高さ調節装置
JP2009270664A (ja) ドラムブレーキの機械式ブレーキ作動装置
JP2015083425A (ja) 車両用シートスライド装置
JP2016044692A (ja) ドラムブレーキの機械式ブレーキ作動装置
JP2009024827A (ja) 機械式ブレーキ作動装置
JP2008267554A (ja) 機械式ブレーキ作動装置及びその装置とブレーキケーブルの接続方法
US20090288922A1 (en) Mechanical brake actuator

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101116